JP2009212682A - 動的帯域割当方法及び動的帯域割当装置 - Google Patents

動的帯域割当方法及び動的帯域割当装置 Download PDF

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Abstract

【課題】各加入者側装置からの最低保証帯域での通信を保証し且つ各加入者側装置からの最大通過可能帯域以下での通信を可能とするように、帯域を動的に割り当てることができ、装置の製造コストを低減することができる動的帯域割当方法及び装置を提供する。
【解決手段】加入者側装置61が、制御機能部81に対して、局側設備80へのパケット送信を行う際の帯域を少なくとも1回要求し、制御機能部81が、加入者側装置毎に予め決められている最低保証帯域での送信を許可し、最大送信可能帯域の範囲内でパケットの送信に使用できる帯域を公平性を維持しつつ最大化させるように、各加入者側装置に使用を許可する帯域を割り当てるための制御データCBを生成し、制御機能部81が、各加入者側装置に制御データCBを送信することよって、各加入者側装置が使用できる帯域を通知し、加入者側装置が、通知された帯域でパケットPAを送信する。
【選択図】図5

Description

本発明は、各加入者(ユーザ)の端末から加入者側装置(ネットワーク機器)を介して局側設備に送信される情報(パケット)の帯域を動的に割り当てるために使用される動的帯域割当方法及び動的帯域割当装置に関するものである。
図1は、局側設備10と加入者の端末(例えば、PC)との間で加入者側装置(ネットワーク機器)11,…,14を介して通信する際の帯域割当の例を説明するための図である。局側設備10と加入者側装置11,…,14との間で使用できる帯域に制限がある場合には、図1に示されるように、各加入者側装置11,…,14は、局側設備10に対して通信を行う際の帯域等の、パラメータを申告する(ステップST1)。局側設備10は、各加入者側装置11,…,14からの申告が受入れ可能であれば、申告を許可し、受入れ不可能であれば、申告を拒否する(ステップST2)。各加入者側装置11,…,14は、局側設備10によって許可された帯域で通信を行い、許可されていない(違反した)帯域で通信すると、その情報は廃棄される(ステップST3)。なお、違反による廃棄を防止するため、各加入者側装置11,…,14が、送信前に、再度、局側設備10に送信を要求し、局側設備10から送信の許可、送信タイミング、及びチャネルの帯域等を受け取り、これらの情報に基づいて送信するという動作を繰り返す方法もある。本発明は、主として、図1におけるステップST3の動作である割り当てられた帯域での通信に関するが、ステップST1の動作である帯域の要求にも適用可能である。
図2は、図1に示される設備の具体例である光アクセス網を説明するための図である。図2に示されるように、この光アクセス網は、局側設備であるOLT(Optical Line Terminal)20と、加入者側装置であるONU(Optical Network Unit)21,…,24と、カプラ(スプリッタ)25と、ONU21,…,24とカプラ25とを接続する光ファイバ26a,…,26dと、OLT20とカプラ25とを接続する1本の光ファイバ27とを有している。各ONUは、上りの信号が、カプラ25で他のONUからの上り信号と衝突しないタイミングで、光信号を送出しなければならない。送出タイミングは、OLT20から各ONU21,…,24に通知される。
図3は、図1に示される設備の他の具体例であるCDMA無線アクセス設備を説明するための図である。図3に示される無線通信では、基地局(局側設備)30と加入者の端末31,…,34は、空間という共有伝送媒体と電波を用いて通信する。CDMAでは、周波数帯域を符号で分割してチャネル(例えば、CH1,…,CH4)として用意し、そのチャネルを時間で分割して通信している。これは、光CDMA技術を用いた光アクセスシステムでも同じである。
図1乃至図3に示されるような通信システムでは、各加入者側装置に帯域を割り当てる仕組みが重要である。この仕組みの実現に利用可能な技術である、2段階リーキーバケット方式が、例えば、非特許文献1に開示されている。また、UPC(Usage Parameter Control)によるATM(非同期転送モード)網におけるトラヒックマネージメント方式が、例えば、非特許文献2に開示されている。
図4は、リーキーバケット方式によるUPCを説明するための図である。この方式においては、情報(トラヒック若しくはパケット、又はトークン)を‘水’に、情報保持手段としてのキューを‘穴あきバケツ’に見立てた帯域制御モデルを用いて、帯域制御を説明している。図4に示されるように、この方式では、入力回線毎に、2段の‘穴あきバケツ’(キュー)41,42と、そこからの読み出し機能を使用する。入力される‘水’43は、1段目の‘穴あきバケツ’41に入力される。この入力される‘水’は、端末が送信を希望する情報であり、情報量は増減し、場合によりゼロになる。1段目の‘穴あきバケツ’41からは単位時間当たり一定量の‘水’が流れ出る(すなわち、単位時間当たりに定められた量の情報がキューから読み出される)。申告されたピークレートTpが1段目の‘穴あきバケツ’41の‘穴’41aの大きさ(単位時間当たりの読み出し情報量)に相当する。1段目の‘穴あきバケツ’41の容積41bが、ピークレートを違反する(超過する)‘水’の許容量を決定する。長時間に渡ってピークレートを違反する‘水’の入力が続くと、‘水’は1段目の‘穴あきバケツ’41から溢れて廃棄される。
2段目の‘穴あきバケツ’42の‘穴’42aの大きさ(単位時間当たりの読み出し情報量)が平均帯域(平均レート)の大きさに相当する。2段目の‘穴あきバケツ’42の容積42bは、‘穴’42aから出力される平均流量Taを違反する(超過する)‘水’の許容量を決定する。すなわち、2段目の‘穴あきバケツ’42の容積が、流入する‘水’(到着するパケット)の時間偏りの許容範囲を規定する。ある時間Pe内に到着した情報量Tpeが、Ta×Peを上回(すなわち、Tpe>Ta×Pe)の場合、違反トラヒックは、2段目の‘穴あきバケツ’42から溢れて廃棄される。
図4に示されるような仕組みは、各加入者側の加入者側装置(ネットワーク機器)に実装し、‘水’としてパケット(トラヒック)を入力するように構成することができる。しかし、上記非特許文献1及び2に示されるように、図4に示されるような仕組みを局側設備に各加入者分備え、各加入者側装置は局側設備からの制御データに応じてユーザデータの送信タイミング及び送信時間を制御するように構成することもできる。この場合には、‘穴あきバケツ’には、加入者からの通信帯域の申告や、加入者の端末に実装されたキュー内のトラヒック情報であるトークンが入力され、‘穴あきバケツ’からの出力は送信許可信号として加入者側装置(ONU)に送られ、加入者側において、許可された量だけトラヒックを出力する。
IEICE TRANS. COMMUN.、 Vol.E75−B、 No.2、 1992年2月、 Naoaki YAMANAKA他、 「Performance Limitation of Leaky Bucket Algorithm for Usage Parameter Control and Bandwidth Allocation Methods」、 pp.82−86. 電子情報通信学会論文誌、B−I、Vol.J76−B−I、No.3、1993年3月、山中直明他、「確定的UPCによるATM網トラヒックマネージメント方式」、pp.253−263. 特開平5−153154号公報
平均帯域と最大帯域でトラヒック量を規制する上記の通信システムでは、主として2つの課題がある。
第1の課題は、このような通信システムでは、帯域に無駄(未使用帯域)が生じてしまう可能性がある点である。図4に示される方式で、2段目の‘穴あきバケツ’42に対する平均帯域を越える‘水’の流入が長く続く場合、2段目の‘穴あきバケツ’42から‘水’が溢れて廃棄される。一方で、2段目の‘穴あきバケツ’42に流入する‘水’が少ない時間が非常に長く続けば、申告した平均値より遥かに少ない量のデータしか送信できない。
例えば、転送レートが平均1Mbit/sec、ピークレート(最大)が2Mbit/secの契約をしているユーザが、昨日は、64kbit/secの通信を1分間しかしなかったので、今日は、1.9Mbit/secの通信を20時間行いたい、と思っても、通常、ピークレートの時間は最大でも数十秒程度という契約と通信システムになっている場合が多く、平均値及びピークレートの同時契約では、この加入者の要求は認められない場合が多い。申告値を超えて流そうとしたトラヒックは廃棄されて当然であり、昨日もっと流せたのに流さなかった加入者が悪いという考え方は確かに成立する。
一方で、もし他の加入者が使っていない帯域が余っているなら、その帯域を使いたい加入者に使わせてあげても良いのではないか、という考え方も成立する。この考え方に基づくネットワークの使い方として、ABR(Available Bit Ratio)という手法がある。この手法では、加入者側装置が帯域を申告する際に、最低保証帯域と最大通過可能帯域を申告する。このような仕組みを実現する技術として、特許文献1に開示された技術がある。この技術では、「最低限帯域」と「最大限帯域」という文言を使用しているが、概念として、本発明の「最低保証帯域」と「最大通過可能帯域」とほぼ同じと考えることができる。ただし、特許文献1に示された技術は最低保証帯域を越える帯城の通信を行うことを加入者が希望した場合、全帯域から最低保証帯域を引いた残りの帯域が存在するか否か、及び、存在するならば帯域を与えて良いか否か、の判定を行い、その判定結果にしたがってATMスイッチを設定するもので、具体的にそのような動作を行うために帯域を割り当てる計算を行う仕組み等は記載されていない。
次に、第2の課題について説明する。上記通信システムでは、加入者側装置からの上り帯域に関して、加入者側装置は任意の全チャネル、全タイムスロットで信号を送信できる機能を有していることを前提としている。すなわち、例えば、CDMA通信を行う端末ならば、局側設備が受信可能な全系列のCDMA符号を作成可能なハードウェアとソフトウェアを実装することを前提としている。しかし、このように全チャネルでの送信が可能な実装では、装置の製造コストが高くなる可能性がある。送信可能なチャネルやタイムスロットを少なくしてコストを低減する構成では、割り当て可能なチャネルとタイムスロットに制約が生じてしまい、帯域の無駄が発生してしまうか、或いは、端末が大容量の信号を送信したいときに、帯域を共有する他の端末も大容量の信号を送信したい状況で、送信可能なトラヒックに制約が生じる可能性が高くなる。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、各加入者の端末から加入者側装置を介して局側設備に情報を送信する際に、各加入者側装置からの最低保証帯域での通信を保証し、且つ、各加入者側装置からの最大通過可能帯域以下での通信を可能とするように、帯域を動的に割り当てることができる動的帯域割当方法及び動的帯域割当装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、動的な帯域割当を実現しつつ、装置の製造コストを低減させることができる動的帯域割当方法及び動的帯域割当装置を提供することにある。
本発明の動的帯域割当方法は、複数の端末から各加入者側装置を介して局側設備にパケットを送信する際に、制御装置が前記各加入者側装置に情報の送信に使用できる帯域を割り当てるために使用される動的帯域割当方法であって、
前記各加入者側装置が、前記局側設備へのパケットの送信を行う際の帯域を、手動、又は、前記加入者側装置から、前記制御装置に対して、少なくとも1回、要求する帯域要求信号を送信するステップと、
前記制御装置が、前記加入者側装置毎に予め決められている最低保証帯域での送信を許可し、前記複数の加入者側装置の全体が送信に使用できる帯域から前記複数の加入者側装置の最低保証帯域の合計を差し引いた帯域である最大送信可能帯域の範囲内で、前記各加入者側装置がパケットの送信に使用できる帯域を最大化させるように、前記各加入者側装置に使用を許可する帯域を割り当てるための制御データを生成するステップと、
前記制御装置が、前記各加入者側装置に前記制御データを送信することよって、前記各加入者側装置が送信できる帯域を通知するステップと、
前記各加入者側装置が、前記制御装置によって通知された帯域でパケットを送信するステップとを有し、
前記制御データを生成する前記ステップは、前記制御装置内に前記加入者側装置毎に用意された第1の情報保持手段及び第2の情報保持手段の複数の組と、前記制御装置内に前記複数の加入者側装置に共通に用意された第3の情報保持手段と、制御手段とを用いて実行され、前記第1、第2、及び第3の情報保持手段のそれぞれは、一定時間間隔で一定量のトークンを出力部から出力する機能と保持されているトークンが所定量を超過したときに、超過したトークン又は保持されているトークンをオーバーフロー用出力部から出力する機能を有し、
前記制御データを生成する前記ステップは、
前記各組において、前記帯域要求信号に応じたトークンが前記第1の情報保持手段に入力されるステップと、
前記各組において、前記第1の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力させる動作がなされ、出力されたトークンが前記第2の情報保持手段に入力されるステップと、
前記各組において、前記第2の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力させる動作がなされるステップと、
前記各組における前記第2の情報保持手段のオーバーフロー用出力部から前記第3の情報保持手段にトークンが出力されるステップと、
前記制御手段が、前記第2の情報保持手段の出力部から出力されるトークンと前記第3の情報保持手段の出力部から出力されるトークンとに基づく前記制御データを、前記加入者側装置に送信するステップとを有することを特徴としている。
また、本発明の動的帯域割当装置は、
複数の端末から各加入者側装置を介して局側設備にパケットを送信する際に、制御装置が前記各加入者側装置に情報の送信に使用できる帯域を割り当てるために使用される動的帯域割当装置であって、
前記各加入者側装置に備えられ、前記制御装置に対して、少なくとも1回、前記局側設備へのパケットの送信を行う際の帯域を要求する帯域要求信号を送信する手段と、
前記制御装置に備えられ、前記加入者側装置毎に予め決められている最低保証帯域での送信を許可し、前記複数の加入者側装置の全体が送信に使用できる帯域から前記複数の加入者側装置の最低保証帯域の合計を差し引いた帯域である最大送信可能帯域の範囲内で、前記各加入者側装置がパケットの送信に使用できる帯域を最大化させるように、前記各加入者側装置に使用を許可する帯域を割り当てるための制御データを生成する手段と、
前記制御装置に備えられ、前記各加入者側装置に前記制御データを送信することよって、前記各加入者側装置が送信できる帯域を通知する手段と、
前記各加入者側装置に備えられ、前記制御装置によって通知された帯域でパケットを送信する手段とを有し、
前記制御データを生成する前記手段は、前記制御装置内に前記加入者側装置毎に用意された第1の情報保持手段及び第2の情報保持手段の複数の組と、前記制御装置内に前記複数の加入者側装置に共通に用意された第3の情報保持手段と、制御手段とを含み、前記第1、第2、及び第3の情報保持手段のそれぞれは、一定時間間隔で一定量のトークンを出力部から出力する機能と保持されているトークンが所定量を超過したときに、超過したトークン又は保持されているトークンをオーバーフロー用出力部から出力する機能を有し、
前記制御データを生成する前記手段において、
前記各組において、前記帯域要求信号に応じたトークンが前記第1の情報保持手段に入力され、
前記各組において、前記第1の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力させる動作がなされ、出力されたトークンが前記第2の情報保持手段に入力され、
前記各組において、前記第2の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力させる動作がなされ、
前記各組における前記第2の情報保持手段のオーバーフロー用出力部から前記第3の情報保持手段にトークンが出力され、
前記制御手段が、前記第2の情報保持手段の出力部から出力されるトークンと前記第3の情報保持手段の出力部から出力されるトークンとに基づく前記制御データを、前記加入者側装置に送信することを特徴としている。
本発明によれば、各加入者の端末から加入者側装置を介して局側設備に情報を送信する際に、各加入者側装置からの最低保証帯域での通信を保証し、且つ、各加入者側装置からの最大通過可能帯域以下での通信を可能とするように、帯域を動的に割り当てることができるという効果を得ることができる。また、各加入者は、共有する伝送媒体の能力を無駄なく使うことが可能となるので、構成の簡素化が可能になり、装置の製造コストを低減させることができるという効果を得ることができる。
《1》第1の実施形態
《1−1》第1の実施形態の構成
図5は、本発明の第1の実施形態に係る動的帯域割当装置の構成を概略的に示すブロック図である。図5には、複数の端末(例えば、PC)51,…,54から各加入者側装置(ネットワーク機器)61,…,64及びカプラ(スプリッタ)70を介して局側設備80に情報(トラヒック又はパケット)PAを送信するシステムが示されている。第1の実施形態に係る動的帯域割当装置は、各加入者側装置61,…,64と、局側設備80の制御機能部81とを主要な構成としている。制御機能部81は、局側設備80とは別の場所に設置された制御装置、又は、いずれかの加入者側に設置することも可能である。
各加入者側装置61,…,64は、入力IF91と、キュー92と、スイッチ(SW)93と、チャネル(CH)1の信号出力部94と、CH2の信号出力部95と、カプラ96と、波長合分波部97とを有している。また、各加入者側装置61,…,64は、信号分離機能部98と、制御機能部99と、出力IF100とを有している。例えば、端末51から出力されたパケットPAは、キュー92を介してスイッチ93に入力し、スイッチ93によってCH1の信号出力部94又はCH2の信号出力部95のいずれかに入力し、選択されたチャネルの信号がカプラ96及び波長合分波部97を通してカプラ70に送られる。カプラ70には、制御機能部99で生成された制御データ(制御データを含むパケット)CAも入力される。また、カプラ(スプリッタ)70を介して波長合分波部97に入力したパケットPB及び制御機能部99の制御データ(制御データを含むパケット)CBは、信号分離機能部98で分離され、パケットPBは出力IF100を介して端末51に送られる。信号分離機能部98から出力された制御データCBは制御機能部99に入力される。制御機能部99は、制御データCBに基づいて制御データを生成し、CH1の信号出力部94、CH2の信号出力部95、スイッチ93、キュー92、及び入力IF91に送る。
局側設備80は、スケジューラ82を含む制御機能部81と、送信機能部83と、信号分離機能部84とを有している。カプラ70を介して信号分離機能部84に入力された信号は、パケットPAと制御データCAに分離され、パケットPAは出力され、制御データCAは制御機能部81に送られる。送信機能部83には、パケットPBと、制御機能部81からの制御データCBが入力され、パケットPBと制御データCBは、カプラ(スプリッタ)70を介して波長合分波部97に入力する。なお、他の加入者側装置62,63,64も、加入者側装置と同様の構成を有している。ただし、図5においては、加入者側装置62,63,64の内部の構成を一部省略している。他の端末52,53,54からの信号も、端末51からの信号と同様に送信される。
図5に示されるシステムにおいては、各加入者側装置61,…,64が、制御機能部81に対して、局側設備80へのパケットの送信を行う際の帯域を要求する帯域要求信号を少なくとも1回送信し(予め1回送信する場合もあり、複数回送信する場合もある。また、加入者側装置又は制御装置から、手操作によって、帯域要求を入力する場合もある。)、次に、制御機能部81が、加入者側装置61,…,64毎に予め決められている最低保証帯域での送信を許可し、複数の加入者側装置61,…,64の全体が送信に使用できる帯域から複数の加入者側装置61,…,64の最低保証帯域の合計を差し引いた帯域である最大送信可能帯域の範囲内で、各加入者側装置61,…,64がパケットの送信に使用できる帯域を各加入者側装置の公平性を維持しつつ最大化(予め決められた規則に従いつつ最大化)させるように、各加入者側装置61,…,64に使用を許可する帯域を割り当てるための制御データCBを生成する。次に、制御機能部81が、各加入者側装置61,…,64に制御データCBを送信することよって、各加入者側装置61,…,64が送信できる帯域を通知する。次に、各加入者側装置61,…,64が、制御機能部81によって許可された帯域でパケットPAを送信する。
制御データCBを生成するステップは、制御機能部81内に加入者側装置61,…,64毎に用意された第1の情報保持手段及び第2の情報保持手段の複数の組(後述する図6に示す)と、制御機能部81内に複数の加入者側装置61,…,64に共通に用意された第3の情報保持手段(後述する図6に示す)と、制御手段(後述する図6に示す)とを用いて実行される。第1、第2、及び第3の情報保持手段のそれぞれは、一定時間間隔で一定量の情報(トークン)を出力部から出力する機能と保持されている情報が所定量を超過したときに、超過した情報又は保持されている情報をオーバーフロー用出力部から出力する機能を有している。
また、制御データCBを生成するステップは、前記各組において、帯域要求信号に応じた情報が第1の情報保持手段に入力されるステップと、前記各組において、第1の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつ情報を出力させる動作がなされ、出力された情報が第2の情報保持手段に入力されるステップと、前記各組において、第2の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつ情報を出力させる動作がなされるステップと、前記各組における第2の情報保持手段のオーバーフロー用出力部から第3の情報保持手段に情報が出力されるステップと、制御機能部81が、第2の情報保持手段の出力部から出力される情報と第3の情報保持手段の出力部から出力される情報とに基づく制御データを、加入者側装置61,…,64に送信するステップとを有する。
制御機能部81は、例えば、各加入者側装置61,…,64からのパケットPAの送信に関するタイミングを生成するタイミング信号生成出力回路を含み、制御データCBは、各加入者側装置61,…,64からのパケットPAの送信タイミング及び送信時間に関する情報を含む。
制御機能部81は、例えば、各加入者側装置61,…,64から送信されるパケットの重要度及び許容される遅延時間の少なくとも一方を判定する手段と、制御機能部81が、判定されたパケットの重要度及び/又は許容される遅延時間に応じて、加入者側装置61,…,64から送信される予定のパケットPAの送信の優先度を決定する手段とを有することができる。
また、制御機能部81は、例えば、各加入者側装置61,…,64から送信されるパケットの重要度及びエラー訂正による復旧可能性の少なくとも一方を判定する手段と、制御機能部81が、判定されたパケットの重要度が低い順又はエラー訂正による復旧可能性の高い順に、優先的に、第1、第2、及び第3の情報保持手段のオーバーフロー出力部からの情報の排出を実行する手段とを有することができる。
図6は、第1の実施形態に係る動的帯域割当装置の動作をリーキーバケットアルゴリズムを用いて説明するための図である。図6は、図5の制御機能部81の動作を説明するための図であり、後述する図7の構成に対応する。また、図6は、制御機能部81によって生成された制御データCBに基づいて動作する加入者側装置61,…,64の動作にも対応する。ただし、第1の実施形態においては加入者側装置61,…,64は、パケットの送信タイミングと送信時間を用いて、チャネル毎の帯域を割り当てている。このため、図面上は、図6に示す構成と、図5に示す加入者側装置61,…,64の構成とは、一対一に対応していない。図6を用いる以下の説明を、図5の制御機能部81の動作の説明に用いる場合には、各情報保持手段としての‘穴あきバケツ’に入力される情報はトークンである。しかし、図6を用いる以下の説明を、図5の加入者側装置61,…,64の動作の説明に用いる場合には、各情報保持手段としての‘穴あきバケツ’に入力される情報は、実際に加入者側から局側に流れるパケット(トラヒック)である。
図6には、各加入者#1,…,#4用の構成である、第1の情報保持手段111(112,…,114)と第2の情報保持手段121(122,…,124)との組からなる情報保持手段101(102,…,104)と、各加入者用の構成として備えられた第3の情報保持手段130と、共通する構成として備えられた情報合流手段140とを有している。
図6においては、情報保持手段を‘穴あきバケツ’で示し、情報(制御機能部80の説明の場合にはトークンであり、加入者側装置61,…,64の説明の場合にはパケット)を‘水’で示し、情報保持手段から出力される情報の転送可能帯域を‘穴あきバケツ’の‘穴’の大きさで示している。
第1の実施形態に係る動的帯域割当装置は、加入者の端末#1,…,#4毎に1つずつ用意される第1の情報保持手段である第1の‘穴あきバケツ’(最大帯域制限用キュー)111,…,114と、加入者の端末#1,…,#4毎に1つずつ用意される第2の‘穴あきバケツ’(最低帯域保証用キュー)121,…,124と、全加入者の端末#1,…,#4で共有する第3の‘穴あきバケツ’130と、第1の合流部141と、第2の合流部144と、第1の合流部141と第2の合流部144とを繋ぐ第1の管路142と、第3の‘穴あきバケツ’130と第2の合流部144とを繋ぐ第2の管路143と、第2の合流部144から通信装置150までの第3の管路145とから構成されている。なお、第1の合流部141及び第2の合流部144は、1つの合流部で実現することもできる。また、第1の合流部141、第1の管路142、第2の管路143、及び第2の合流部144は、図5に示される情報合流手段140を構成する。
各加入者の送信を希望する帯域を示す情報は、第1の‘穴あきバケツ’111,…,114に入力される。第1の‘穴あきバケツ’111,…,114の下部には、大きさd1A,d1B,d1C,d1Dの‘穴’111b,…,114bが開いており、単位時間当たり一定量の情報が第2の‘穴あきバケツ’121,…,124に注がれるように構成されている。下部の‘穴’111b,…,114bの大きさd1A,d1B,d1C,d1Dは、第1の‘穴あきバケツ’111,…,114から第2の‘穴あきバケツ’121,…,124に転送可能な単位時間当たりの最大情報量(転送レート)を示している。第1の‘穴あきバケツ’111,…,114の上部には、溢れた情報を流すための(第1の実施形態においては、廃棄するための)‘穴’111c,…,114cが開いており、この‘穴’の大きさは充分に大きく、どんな入力に対しても、溢れた‘水’はここから廃棄できる。なお、下部の‘穴’111b,…,114bの大きさd1A,d1B,d1C,d1Dは、互いに同じ大きさの場合と、異なる大きさの場合とがある。
第2の‘穴あきバケツ’121,…,124にも、下部と上部に‘穴’が開いており、下部の‘穴’121b,…,124bからは第1の合流部141に出力されるべき‘水’が流れ出るようになっており、上部の‘穴’121c,…,124cから溢れた‘水’は第3の‘穴あきバケツ’130に流れ出るようになっている。下部の‘穴’121b,…,124bの大きさd2A,d2B,d2C,d2Dは、各加入者(端末#1,…,#4)の最低保証帯域に等しい。上部の‘穴’121c,…,124cの大きさは充分に大きく、溢れた‘水’はすべてここを通って出力される。なお、下部の‘穴’121b,…,124bの大きさd2A,d2B,d2C,d2Dは、互いに同じ大きさの場合と、異なる大きさの場合とがある。
第3の‘穴あきバケツ’130にも、下部と上部に‘穴’が開いており、下部の‘穴’130bからは第2の合流部144に出力されるべき‘水’が、上部の‘穴’130cからは溢れた‘水’が流れ出る(第1の実施形態においては,廃棄される)ようになっている。下部の‘穴’130bの大きさはd3である。上部の‘穴’130cの大きさは充分に大きく、溢れた‘水’はすべてここを通って出力することができる。
第2の‘穴あきバケツ’121,…,124の下部の‘穴’121b,…,124bから流れ出た‘水’は、第1の合流部141で合流し、第1の管路142を通って第2の合流部144に流れ込む。第1の合流部141の下部の第1の管路142の太さd2は
d2=d2A+d2B+d2C+d2D
(さらに多くにの第2の‘穴あきバケツ’が存在する場合には、
d2=d2A+d2B+d2C+d2D+…)
となっており、第2の‘穴あきバケツ’121,…,124からの‘水’が過不足無く第2の合流部144に流れる仕組みとなっている。したがって、第2の‘穴あきバケツ’121,…,124の下部の‘穴’から出力された‘水’は、すべて必ず第2の合流部144に出力される。
第2の合流部144では、第3の‘穴あきバケツ’130の下部の‘穴’130bからの‘水’と、第1の合流部141からの‘水’が合流して、第3の管路145を通って伝送装置又はルータ等の上流側の通信装置150に入力される構成となっている。第3の‘穴あきバケツ’130から第2の合流部144までの第2の管路143の太さをd3とすると、第2の合流部144から通信装置150までの第3の管路145の太さd4は、(d2+d3)であり、通信装置150の転送能力と等しい。このため、第1の合流部141に入力された‘水’はすべて通信装置150から出力可能である。第2の管路143の太さd3は、(d4−d2)で求められる。すなわち、通信装置150の転送能力から、各加入者の最低保証帯域を引いた残りの帯域となる。全加入者の端末の最低保証帯域d2A,d2B,d2C,d2Dは、すべて通信装置150に入力され、残った帯域を全加入者が共有して使用する。
図7は、第1の実施形態に係る動的帯域割当装置の局側設備10の制御機能部81の構成を概略的に示すブロック図である。制御機能部81は、例えば、電子回路によって、図7に示すように構成できる。局側設備10である制御機能部81は、機能的には、トラヒックが実際に流れる端末側の装置、すなわち、帯域割当を実行する装置に対応した構成を有するが、局側設備10である制御機能部81にトラヒックが流れる訳ではない。
端末側の装置の図6の第1の‘穴あきバケツ’111,…,114は、局側設備である図7の第1のFIFOメモリ181,…,184に対応し、端末側の装置の図6の第2の‘穴あきバケツ’121,…,124は、局側設備である図7の第2のFIFOメモリ191,…,194に対応し、端末側の装置の図6の第3の‘穴あきバケツ’130は、局側設備である図7の第3のFIFOメモリ210に対応し、端末側の装置の図6の第1、第2の合流部141,144は、局側設備である図7の第1、第2の入力セレクタ221,222に対応している。なお、第1、第2の入力セレクタ221,222は1つの入力セレクタで構成することも可能である。要求ID入力IF161,…,164及び制御回路(タイミング信号生成出力回路)160は、FIFOメモリ及び入力セレクタを用いて制御データを出力させる。
《1−2》第1の実施形態の動作
図6に示す構成で、各加入者の送信要求を示すトークンは、第1の‘穴あきバケツ’111,…,114の上部から入力される。第1の‘穴あきバケツ’111,…,114の上部から入力されるトークンが、申告されたピークレート(最大転送可能情報量)d1A,…,d1D以下のトークンであれば、第1の‘穴あきバケツ’111,…,114に入力されたトークンは、第1の‘穴あきバケツ’111,…,114の下部の‘穴’111b,…,114bを通って第2の‘穴あきバケツ’121,…,124に送られる。第1の‘穴あきバケツ’111,…,114の上部から入力されるトークンが、ピークレートを越えるトークンである状態が長時間続いた場合、第1の‘穴あきバケツ’111,…,114に入力されたトークン又は保持されているトークンの一部は、第1の‘穴あきバケツ’111,…,114の上部の‘穴’111c,…,114cから廃棄される。
第2の‘穴あきバケツ’121,…,124に入力されたトークンのうち、最低保証帯域d2A,d2B,d2C,d2D以下のトークンは、下部の‘穴’121b,…,124bを通り、第1の合流部141と第2の合流部144を通って、すべてのトークンが通信装置150に送られる。第2の‘穴あきバケツ’121,…,124の上部から入力されるトークンが、最低保証帯域を越えるトークンである状態が長時間続いた場合、第2の‘穴あきバケツ’121,…,124に入力されたトークンの一部は、第2の‘穴あきバケツ’121,…,124の上部の‘穴’121c,…,124cから、第3の‘穴あきバケツ’130に送られる。
第3の‘穴あきバケツ’130に送られた各加入者からのトークンは、その合計が、通信装置150が転送できる帯域(第3の管路145の太さ)d4から最低保証帯域(管路141の太さ)d2を引いた残りの余剰帯域以下、すなわち、(d4−d2)以下であれば、通信装置150に送られる。これを越えるトークンは、一定時間保持された後、第3の‘穴あきバケツ’130の上部の‘穴’130cから廃棄される。
なお、第2の‘穴あきバケツ’121,…,124の上部に、2つの‘穴’を開け、一方を第3の‘穴あきバケツ’に、他方を廃棄用の‘穴’として、前者の‘穴’の大きさを調節することで、余剰帯域によって送ることができるトークン量を制限することができる。この構成は、後述する図11から流量計を除いた構成に等しい。
次に、端末側の装置の動作を、例えば、図7に示す制御機能部81で制御する場合を説明する。図7の装置は、局側に設置される局側設備である。図7の装置には、実際のユーザパケットが流れるのではない。図7の装置は、局側設備からの帯域問合せに応じて、加入者が申告した帯域の要求(要求ID)に対して、送信を許可するか否かを判定し、その結果を加入者の端末に通知する装置である。
図7の要求ID入力IF161,…,164を通して入力された各加入者からの要求IDは、書込端子から第1のFIFOメモリ(以後「FIFO」と記す)181,…,184に入力される。ここで、要求ID1個が、ある固定長の帯域を示す。なお、このような構成を取らず、可変長の帯域情報を格納し、その合計を計算する方法を用いても良い。
第1のFIFO181,…,184に既に格納された要求IDがあれば、今、書込まれた要求IDは、その最後尾(既に格納された要求IDの次の格納位置)に格納され、既に格納された要求IDが無ければ、今、書込まれた要求IDは、第1のFIFO内の先頭の格納位置に格納される。制御回路160は、一定時間間隔で、第1のFIFO181,…,184内の先頭の格納位置に格納された要求IDを、スイッチ201,…,204を介して第2のFIFO191,…,194の最後尾(既に格納された要求IDの次の格納位置)に転送し、第1のFIFO181,…,184内から転送した情報を消去し、以降の情報を1つずつ前方にシフトする。ここで、
{転送周期(回数/sec)}×{要求ID1個}
が示す情報(Byte)が、最大通過可能帯域となる。ただし、第2のFIFO191,…,194がフルに詰まっている場合、キャリー信号が第2のFIFO191,…,194から第1のFIFO181,…,184と制御回路160に送られ、その場合は、第1のFIFO181,…,184には転送されない。第2のFIFO191,…,194からは、同じく制御回路160からの制御データによって、周期的に先頭の要求IDが読み出され、第1及び第2の入力セレクタ回路221,222を介して出力される。出力された要求IDは、各加入者側装置(図5の61,…,64)に送られ、その要求IDに対応する情報は送信可能として、端末から局側設備に送られる。
{第2のFIFOから入力セレクタヘの転送周期(回数/sec)}
×{要求ID1個が示すトラヒック(Byte)}
が、最低保証帯域となる。
第1のFIFO181,…,184が大きい場合、まず第2のFIFO191,…,194が一杯になって、第1のFIFO181,…,184に対してキャリー信号が送られ、第2のFIFO191,…,194に転送できる要求IDは、第1のFIFO181,…,184から読み出される最低保証帯域と等しくなる。やがて、第1のFIFO181,…,184も一杯になり、溢れが生じそうになると、キャリー信号が制御回路に送られ、先頭の要求IDを第3のFIFO210に送る。第3のFIFO210に読み出す速度は、全加入者共通としたり、最低保証帯域の大きな加入者側装置に大きく割り当てるなど、システム運用者の運用ポリシに基づいて決定することができる。第3のFIFO210は全加入者側装置共通となっており、他の加入者側装置の要求IDで既に一杯の場合もある。第3のFIFO210も一杯になればキャリー信号が全加入者側装置の第1のFIFO181,…,184に送られ、第1のFIFO181,…,184は、一杯になり、これ以上は要求IDを受け付けられず、帯域要求は拒否と制御回路160が判定する。当然、その要求IDはFIFOには入れない。第3のFIFO210から第2の入力セレクタ222経由で出力される情報量は、
{全帯域}−{Σ(全加入者側装置の最低保証帯域)}
である。
《1−3》第1の実施形態の効果
以上に説明したように、第1の実施形態に係る動的帯域割当方法又は動的帯域割当装置を用いれば、簡単な構成で、各加入者が送信を希望する帯域に対して、最低保証帯域と最大通過可能帯域を指定した通信をするための帯域割当が可能になる。また、各加入者は、共有する伝送媒体の能力を無駄なく使うことが可能となる。
《1−4》第1の実施形態の変形例
上記説明においては、図7に示すように、動的帯域割当装置を電子回路を用いて構成した場合を説明したが、その一部又は全部をコンピュータ上のソフトウェアで実現してもよい。なお、このことは、後述する第2の実施形態以降にも当てはまる。
また、上記説明においては、第2の‘穴あきバケツ’から第3の‘穴あきバケツ’に送られるトークン、又は、第1の‘穴あきバケツ’及び第3の‘穴あきバケツ’から廃棄されるトークンは、‘穴あきバケツ’(キュー)に最後に入ってきたトークンとなっている。しかし、通信されるパケットの特性に応じて、廃棄されるトークンを選択する方法を採用することも可能である。具体的には、転送遅延時間の削減のためにトークンの優先度に応じて、‘穴あきバケツ’(キュー)に先に入ってきたトークンのうちの廃棄するトークン、及び、次段に送るトークンを決める方法がある。
また、他の方法として、FEC(Forward Error Correction)が適用される情報は回復できる可能性があるので、FECが適用された情報を選択して廃棄する方法もある。
さらに他の方法として、廃棄されるトークンが特定の宛先のトークンに集中しないようにするために、廃棄されるトークンを乱数を用いて決定する方法もある。
さらに他の方法として、トラヒックの重要度に応じて廃棄するトラヒックを決定しても良い。
なお、以上に説明したトークンの廃棄方法(加入者側装置においては、トラヒックの廃棄方法)は、以降のすべての例に対しても適用可能である。
図8は、第1の実施形態の変形例に係る動的帯域割当装置の構成を概略的に示すブロック図である。図8には、既に説明した図7の構成の変形例が示されている。図8において、図7の構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。図8は、パケットに複数の優先クラスを設けた場合の構成例である。図8において、第1の加入者用回路241は、第1〜第3の優先キュー用回路171a,171b,171c(パケットの優先度に応じ設けられた複数の手段)を有し、第4の加入者用回路244は、第1〜第3の優先キュー用回路174a,174b,174cを有している。図示していないが、他の加入者用回路も、同様の構成を有している。第1〜第3の優先キューは、優先度の高い順を示している。第1〜第3の優先キュー用回路のそれぞれには、図7に示される、加入者用回路171等と同様の構成が備えられる。このように、スイッチ231,…,234で選択される各加入者用回路241,…,244に優先キューをクラス別に複数系統設置し、優先度の高いキューから順にセレクタ221,222経由で出力し、優先キューの優先度に応じてセレクタで読み出す回数に差を付ける構成とする方法がある。なお、図8において、情報(図7においては、トークン)が流れる線は示しているが、制御データは図示していない。制御データの流れは、図7のような結線となる。
なお、必ずしも第1及び第2のセレクタ221,222は必要ではなく、第2及び第3のFIFOメモリの読出端子からの情報を、そのまま利用する構成を取ることもできる。また、セレクタ(又はスイッチ)221,222出力を複数にして送信チャネルと送信タイミング割当回路に接続することもできる。送信チャネル・タイミング割当回路は後述する第4の実施形態を用いて実現できる。
《2》第2の実施形態
《2−1》第2の実施形態の構成
本発明の第2の実施形態に係る動的帯域割当装置の全体構成は、第1の実施形態に係る動的帯域割当装置と同様であるので、第2の実施形態の説明においても図5を参照する。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る動的帯域割当装置の動作をリーキーバケットアルゴリズムを用いて説明するための図である。図9において、図6の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付している。第2の実施形態においては、第1の合流部141と第2の合流部142を結ぶ第1の管路142に流量計251が設置され、第3の‘穴あきバケツ’130と第2の合流部144とを繋ぐ第2の管路143に流量調節機252が設置された構成となっている。また、流量計251で計測された流量情報、又は、流量情報に基づく制御データは、流量調節機252に送られる構成となっている。
図9の構成モデルは、局側設備として、図10に示すような電子回路によって実現できる。図10の構成では、要求ID入力IF161,…,164において、入力されるトークン(トラヒック情報)が制御回路160中のトラヒック監視機能部231に送られ、トラヒックを監視することで、図9の流量計251の機能を持たせる。また、読み出し・転送周期動的調節機能部230によって、入力セレクタ221,222による第2のFIFOメモリ191,…,194及び第3のFIFOメモリ210からの情報の読み出し・転送タイミングを制御することで、流量調節機252のノズル径調整の機能を持たせる。
《2−2》第2の実施形態の動作
第2の実施形態では、流量計251によって、最低保証帯域を保証する第1の管路142を流れる情報の流量を計測し、その情報を流量調節機252に送る。そして、第1の管路142を流れる情報が、設定された最低保証帯域に満たない場合、その差を余剰帯域と見なし、第2の管路143上に設定された流量調節機252のノズルをその分だけ開く。
(第1の管路142の情報の流量)+(第2の管路143の情報の流量)
は、常に、通信装置の送信可能帯域d4以下となるように、流量調節機252のノズル径を調節する。
図9及び図10に示される動作は、局側設備の制御機能部80の動作として説明したが、加入者側装置61,…,64からパケット(トラヒック)を局側設備に送信する動作も、制御機能部80からの制御データCBに基づいて、同様に動作する。
《2−3》第2の実施形態の効果
以上に説明したように、第2の実施形態に係る動的帯域割当方法及び動的帯域割当装置を用いれば、第1の実施形態の効果に加え、加入者側装置の送信帯域が最低保証帯域以下の場合、最低保証帯域との差分として生じる空き帯域も使用することができ、より効率的なパケットの転送が可能となる。
《2−4》第2の実施形態の変形例
流量計251で情報の流量を観測してから流量調節機252のノズルの開度が変更されるまでには僅かであっても遅延時間が生じるのが普通である。流量計251で、流量が増えたことを確認してから慌てて流量調節機252のノズルを絞っても間に合わず、最低保証帯域のトークンの転送に遅延が生じてしまう可能性がある。
これを防ぐ方策としては、例えば、流量調節機252で開く量を、やや少なめにしておき、遅延時間があっても、第1の管路142を流れる流量を妨げる情報を第2の管路143になるべく流れないようにする方法がある。
また、流量調節機252のノズル開度を絞っても間に合わなかった分、第2の‘穴あきバケツ’に溜まった分の情報が流れ出るまでの時間、流量調節機のノズルを、
{d4−(第1の管路142の流量)}よりもさらに絞る操作を行い、その後、
{d4−(第1の管路142の流量)}になるようにノズルで絞られた管路の太さd3を再設定する動作をする装置構成を採る方法もある。
図11は、第2の実施形態の変形例に係る動的帯域割当装置をリーキーバケットアルゴリズムを用いて説明するための図である。図11において、図9の構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。図11に示されるように、図11の動的帯域割当装置においては、第2の情報保持手段121,…,124が、他のオーバーフロー用穴121d,…,124dを有する点、及び、流量調節機252に代えて、第2の情報保持手段121,…,124から第3の情報保持手段131までの間に流量計251の測定値に応じて最大通過情報量を変更する流量調節機261,…,264を備えた点が、図9の場合と相違する。図11の場合にも、図9の場合と同様の効果を得ることができる。この方式では、第2の‘穴あきバケツ’から溢れたトラヒックを第3の‘穴あきバケツ’経由で第2の合流部に送るのではなく、各管路の途中に流量調節機を置き、開度を調節すると共に、溢れたトラヒックは、そのまま廃棄する。こうすることで、ユーザ毎に、余剰帯域の利用優先度に差をつけることができる。
なお、第2の実施形態において、上記以外の点は、上記第1の実施形態の場合と同じである。
《3》第3の実施形態
《3−1》第3の実施形態の構成
本発明の第3の実施形態に係る動的帯域割当装置の全体構成は、第1の実施形態に係る動的帯域割当装置と同様であるので、第3の実施形態の説明においても図5を参照する。
図12は、本発明の第3の実施形態に係る動的帯域割当装置の動作をリーキーバケットアルゴリズムを用いて説明するための図である。図12において、図9の構成と同一又は対応するする構成には同じ符号を付している。第3の実施形態においては、第1の合流部141と第2の合流部142を結ぶ第1の管路142に流量計251が設置され、第3の‘穴あきバケツ’130と第2の合流部144とを繋ぐ第2の管路143に流量調節機が設置された構成となっている。また、流量計251で計測された流量情報、又は、流量情報に基づく制御データは、流量調節機252に送られる構成となっている。また、第3の‘穴あきバケツ’130と第2の合流部142を結ぶ第1の管路142に流量計281が設置され、第4の‘穴あきバケツ’280と第2の合流部144とを繋ぐ管路に流量調節機282が設置された構成となっている。また、流量計281で計測された流量情報、又は、流量情報に基づく制御データは、流量調節機282に送られる構成となっている。
第3の実施形態においては、第1の‘穴あきバケツ’111,…,114及び第3の‘穴あきバケツ’130の上部に設けられたオーバーフロー用の‘穴’から廃棄されるトークンを第4の‘穴あきバケツ’270に導き、第4の‘穴あきバケツ’270の下部に出力用の‘穴’を設け、その出力を第4の管路146を介して第2の合流部145に導く。また、第1の管路142に設けられた流量計251に加え、第2の管路に流量計281を設け、第2の管路の流量調節機281に加え、第4の管路146に流量調節機282を設けている。
上記構成モデルを電子回路で実装する際は、例えば、図13に示す局側の構成を採用する。すなわち、第2の実施形態の構成に加えて、第4の‘穴あきバケツ’270に相当する第4のFIFOメモリを実装し、第1及び第3のFIFOメモリから溢れた際に、第4のFIFOメモリに情報を転送するため、スイッチを第1のFIFOメモリの前段に加えると共に、同FIFOメモリ後段のスイッチの出力を増やし、第4のFIFOメモリにも導ける構成としている。
《3−2》第3の実施形態の動作
上記第3の実施形態のモデルの動作は、第2の実施形態の動作に準ずるが、以下の動作が加わる。流量調節機282のノズルは通常閉じている。したがって、第1の‘穴あきバケツ’111,…,114及び第3の‘穴あきバケツ’130から流入したトークンは通常、廃棄される。しかし、第1の管路142及び第2の管路を流れるトークンの合計が最大送信可能帯域d4より小さい場合、第2の合流部144に流入するトラヒックがd4以下となる範囲で、流量調節機282のノズル開度を大きくする。このモデルの動作は、第2の実施形態の場合と同様に、要求ID入力IF部で計測されトラヒック計測部で集計されるトラヒック情報を元に、読み出し・転送周期動的調節機能によって、メモリからの読み出しと転送のタイミングを制御すると共に、第1及び第3のFIFOメモリから要求IDが溢れ落ちそうな場合は、第4のFIFOメモリにこれを転送して救済する動作を指示させる。
《3−3》第3の実施形態の効果
以上に説明したように、第3の実施形態に係る動的帯域割当方法及び動的帯域割当装置を用いれば、第1及び第2の実施形態の効果に加え、従来廃棄されていた情報を廃棄せずに使用することができる。同様の効果は、第1の‘穴あきバケツ’の大きさを大きくすれば実現可能であるが、すべての第1の‘穴あきバケツ’(キュー)を大きくする必要があるため、メモリの使用効率が悪くなる欠点がある。第3の実施形態によれば、同様の救済を、より小さなキューの実装で実現できる。
なお、第3の実施形態において、上記以外の点は、上記第1及び第2の実施形態の場合と同じである。
《4》第4の実施形態
《4−1》第4の実施形態の構成
図14は、比較例の動的帯域割当装置の構成を概略的に示すブロック図であり、図15は、本発明の第4の実施形態に係る動的帯域割当装置の構成を概略的に示すブロック図である。図14及び図15において、図5(第1の実施形態)の構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。
図14及び図15には、複数の端末(図示せず)から各加入者側装置(ネットワーク機器)421,…,426又は431,…,436、及びカプラ(スプリッタ)70を介して局側設備80に情報(トラヒック又はパケット)PAを送信するシステムが示されている。
図14に示される比較例の各加入者側装置421,…,426は、入力IF91と、優先キュー92aと、非優先キュー92bと、スイッチ(SW)93と、チャネル(CH)1の信号出力部94と、CH2の信号出力部95と、カプラ96と、波長合分波部97と、信号分離機能部98と、制御機能部99と、出力IF100とを有している。図16に示される第4の実施形態の各加入者側装置431,…,436は、入力IF91と、優先キュー92aと、非優先キュー92bと、スイッチ(SW)93と、チャネル(CH)1の信号出力部94aと、CH2の信号出力部95bと、カプラ96と、波長合分波部97と、信号分離機能部98と、制御機能部99と、出力IF100とを有している。なお、優先キュー92aと、非優先キュー92bとは、図5に示すような1つのキュー92であってもよい。
図14に示されるように、比較例においては、複数の加入者側装置(図14には6台を示す)の中の第1及び第2の加入者側装置421,422は、パケットを保持するキュー92a又は92bと、キュー92a又は92bから出力されたパケットの送信用のチャネルとして第1チャネル(CH1の信号出力部)及び第2チャネル(CH2の信号出力部)とを有し、第3及び第4の加入者側装置は、パケットを保持するキュー92a又は92bと、キュー92a又は92bから出力されたパケットの送信用のチャネルとして第3チャネル(CH3の信号出力部)及び第4チャネル(CH4の信号出力部)とを有し、第5及び第6の加入者側装置425,426は、パケットを保持するキュー92a又は92bと、キュー92a又は92bから出力されたパケットの送信用のチャネルとして第5チャネル(CH5信号出力部)及び第6チャネル(CH6の信号出力部)とを有している。
図14の比較例では、加入者側装置から、局側に送る信号は、まず入力インタフェース(入力IF)91から、装置に入力される。次に、入力インタフェース91では、入力されたパケットを、優先すべきパケットか否かを判断し、優先すべきパケットであれば、優先キュー92aに、そうでなければ、非優先キュー92bに送出する。
優先キュー92a又は非優先キュー92bに入力されたパケットは、出力タイミング時に順次読み出され、スイッチ(SW)93を経由してCH1の信号出力部94又はCH2の信号出力部95から出力される。ここで重要なことは、第x(xは奇数)の加入者側装置と第(x+1)の加入者側装置は互いに第xチャネルと第(x+1)チャネルを共有していることである。例えば、最低保証帯域として送出されるタイミングで、第1の加入者側装置はCH1の信号出力部94から、第2の加入者側装置はCH2の信号出力部95から1パケットずつ出力される。しかし、最低保証帯域でないタイミングで、第1の加入者側装置に送出すべきパケットが複数存在し、第2の加入者側装置に送出すべきパケットが存在しない場合、第1の加入者側装置が優先キュー92a及び非優先キュー92bのいずれか一方又は両方から2パケットを読み出し、カプラ96、波長合分波部97を介してCH1の信号出力部94とCH2の信号出力部95の両方から同時に2パケット送信し、第2の加入者側装置からは送信しない。こうすることで、第2の加入者側装置が送信しないことによる帯域の無駄を防ぐ。なお、送出されるパケットは、まず、優先キュー92aのパケットから読み出され、優先キュー92aにパケットが存在しないとき、非優先キュー92bから読み出すようにしてもよく、このような制御が望ましい。
これに対し、第4の実施形態においては、図15に示されるように、複数の加入者側装置(図15には6台を示すが、3台以上であれば何台でもよい)の中の第k(kは1以上N以下の整数、Nは3以上の整数)の加入者側装置が、パケットを保持するキュー92a又は92bと、キュー92a又は92bから出力されたパケットの送信用のチャネルとして第kチャネルの信号出力部94a及び第(k+1)チャネルの信号出力部95aとを有し、第1乃至第(N−1)までの間の第kの加入者側装置は、制御データに基づいて、パケットを送信するチャネルを第kチャネル又は第(k+1)チャネルのいずれかに選択する手段(スイッチ93)を有し、第Nの加入者側装置は、前記制御データに基づいて、パケットを送信するチャネルを第Nチャネル又は第1チャネルのいずれかに選択する手段を有する。図15は、N=6の場合を示しているが、Nは他の数値であってもよい。このように、第4の実施形態の構成は、比較例の構成と似ているが、加入者xが送信できるチャネルはCHxの信号出力部とCH(x+1)の信号出力部となっている。ただし、加入者N(N=6)はCH(N)の信号出力部とCH1の信号出力部で送信する。このように周期的に送信可能なチャネルが1つずつずらして割り当てた構成となっている。
図15においては、例えば、端末から出力されたパケットPAは、キュー92a又は92bを介してスイッチ93に入力し、スイッチ93によってCH1の信号出力部94a又はCH2の信号出力部95aのいずれかに入力し、選択されたチャネルの信号がカプラ96及び波長合分波部97を通してカプラ70に送られる。カプラ70には、制御機能部99で生成された制御データCAも入力される。また、カプラ(スプリッタ)70を介して波長合分波部97に入力したパケットPB及び制御データCBは、信号分離機能部98で分離され、パケットPBは出力IF100を介して端末51に送られる。信号分離機能部98から出力された制御データCBは制御機能部99に入力される。制御機能部99は、制御データCBに基づいて制御データを生成し、CH1の信号出力部94a、CH2の信号出力部95a、スイッチ93、キュー92a,92b、及び入力IF91に送る。
局側設備80は、スケジューラ82を含む制御機能部81と、送信機能部83と、信号分離機能部84とを有している。カプラ70を介して信号分離機能部84に入力された信号は、パケットPAと制御データCAに分離され、パケットPAは出力され、制御データCAは制御機能部81に送られる。送信機能部83には、パケットPBと、制御機能部81からの制御データCBが入力され、パケットPBと制御データCBは、カプラ(スプリッタ)70を介して波長合分波部97に入力する。なお、図15においては、加入者側装置432以降の内部の構成を一部省略している。
《4−2》第4の実施形態の動作
第4の実施形態の動作を、図15を用いて説明する。局側設備80の制御機能部81は、加入者側装置に向けて、要求帯域の問い合わせ信号を送る。この信号は、送信機能部83で各加入者側装置に割り振られたチャネルの符号に符号化され、同じく符号化されたユーザデータと時間多重されて、加入者側装置に送られる。これら、加入者側装置向けの下り信号は、カプラ70で各加入者側装置に分配される。この下り光信号は、上り信号を送信するカプラ側に送られないように設置された波長合分波部97により信号分離機能部98に送られる。信号分離機能部98では、送られてきた信号から自分あての符号の信号を他の加入者側装置宛の信号から分離選択する。次に、制御データCBとユーザデータPBを分離して、ユーザデータPBを、出力IF100から出力する。制御データCBは制御機能部99に送られ、制御機能部99は、キューの状況を示した制御パケットを優先キュー92aに入れる。制御パケットはユーザデータと共に局側設備80に送られ、信号分離機能部84で、各加入者側装置別に分離された後、ユーザパケットPAは、上流側の通信装置に、制御パケットCAは制御機能部80に送られる。制御機能部80は、各加入者側装置から送られてきた制御パケットCAの情報を元に、スケジューラ82によって、各加入者側装置が上りのパケットをどのタイミングでどのチャネルから送信すべきかを計算する。計算結果は、制御パケットCBに格納され、加入者側装置に送られる。加入者側装置は、送信すべきチャネルとタイミングの情報に基づいて、スイッチ93とキュー92a,92bを操作し、定められた送信チャネルとタイミングで上り信号を送信する。
ここで、上りパケットの送信チャネルとタイミング、その際のキュー内部の状態について、比較例と比較しながら、図16及び図17を用いて説明する。図16及び図17に示すパケットはすべて非優先パケットであり、この時間帯に優先パケットは存在しないと仮定する。また、この加入者側装置では、送信チャネルの3倍の速度まで入力可能であり、送信できなかったパケットはキュー92bで送信を待つと仮定する。本発明の場合、パケットが各加入者側装置の加入者側IF91に図16の右側部分に示すように到着したと仮定する。例えば、第1の加入者側装置には、上り信号が、タイミングt00,t01,t02,t12,t20,t21,t22,t30,t32で到着している。到着したパケットは、図16の左側部分に示されたチャネルで送信される。例えば、第2の加入者側装置から送信するパケットであるパケット‘20’〜‘23’はCH2で送信され、パケット‘24’,‘25’は同じタイミングでチャネル1とチャネル2から送信される。パケット24が第2の加入者側装置に到着したとき、第1の加入者側装置よりも第2の加入者側装置の方が、より多くのパケットが送信待ちになっており、第1の加入者側装置に到着したパケットが存在しないため、制御機能部81は、第1の加入者側装置にt30での送信を止め、代わりに、第2の加入者側装置にチャネル1とチャネル2の両方で送信するように指示している。このような操作を行い、チャネルを共有する別の加入者側装置の送信が少ないとき、共有チャネルを多く使用することで、加入者装置の送信キューからパケットが溢れることを防止する。
図15に示す第4の実施形態でも、非優先キュー92bに関して、パケットが多く溜まっている加入者側装置のパケットを優先的に出力することで、キューからのパケットオーバーフローを防止する。ただし、第4の施形態では、図14の比較例と異なり、バッファの共有状態が異なる。比較例では、2人の加入者側装置が組をなし、2chを2台の加入者側装置が互いに持ち合っていた。そのため、一方の加入者側装置のトラヒックが多いときに、他方のトラヒックが多ければ、キューにパケットが早く蓄積し、溢れやすかった。ところが、第4の実施形態においては、固定された2台の加入者側装置が互いに同じ2chを共有するのではなく、第kの加入者番号を持つ加入者側装置が、一方のチャネルを第(k−1)の加入者番号を持つ加入者側装置と共有し、他方のチャネルを第(k+1)の加入者番号を持つ加入者側装置と共有するようにしている。このため、例えば、第1、第2、第3、第4の加入者側装置のチャネルが混んでいて、第5及び第6の加入者側装置のチャネルが空いていれば、混んでいる第1〜第4の加入者側装置のトラヒックを少しずつシフトして、第5及び第6の加入者側装置に振り向けることができる。例えば、チャネル2〜チャネル3は、パケット‘23’と‘33’を、1chずつシフトして送信している。このあおりを食らうチャネル4は、空いているチャネル5にパケット‘43’をシフトすることで、チャネル3からの入力を受けやすくなるように制御している。このような制御を行うことで、例えば、タイムスロットt30において、比較例ではキューに最大5パケット溜まっている加入者側装置が2つあるにも関わらず、本発明では、キューに最大4パケットしか溜まっていない。タイミングt40では、比較例で最大7パケット、本発明では5パケットである。このように、キューからのバッファオーバーフローが発生しにくくなっている。
このように、本発明を用いれば、帯域を効率的に使うことが可能で、キューからパケットが落ちにくくなる。しかし、そのためには、各加入者側装置は、どのタイミングで、どのチャネルから出力すれば良いかを決定するスケジューラ82の仕組みが重要である。以下に帯域を効率的に使うための方法を4つ説明する。
第1の方法は、到着したパケットについて、第kの加入者側装置のデフォルトのチャネルによってパケットを送信した場合と、他方のチャネルによってパケットを送信した場合とでキューのキュー長の最大値を判定し、キュー長の最大値がより小さくなるように、パケット送信に使用されるチャネルを切り換える方法である。図15においては、加入者番号がチャネル番号である出力がデフォルトとなっている。なお、他の実施形態として、1つの加入者側装置が3chを保有し、うち、その内の1ch又は2chをデフォルトとして、残りの2ch又は1chをシフト用に用いても良い。
第2の方法は、第kの加入者側装置のデフォルトのチャネルによってパケットを送信した場合と、他方のチャネルによってパケットを送信した場合とでキュー内に残る最も古いパケットの入力時刻を判定し、最新の時刻になるように、パケット送信に使用されるチャネルを切り換える方法である。すなわち、装置に到着したパケットを送出するのに、デフォルトのチャネルで出力するかシフトして出力するかのどちらが、より古いパケットを多く出力できるかを判断し、より古いパケットを多く出力できる割当を行うことで、パケットに溜まるのを防止する方法である。
第3の方法は、キュー長の最大値が同じと判定された場合に、第kの加入者側装置のデフォルトのチャネルによってパケットを送信した場合と、他方のチャネルによってパケットを送信した場合とでキュー内に残る最も古いパケットの入力時刻を判定し、この入力時刻が最新の時刻になるように、パケット送信に使用されるチャネルを切り換える方法である。これは、第1の方法と第2の方法を組合せる方法である。例えば、まず、キュー長が最大値が最小になるように割り当て、どちらも同じ場合には、より古いパケットを多く出力できる割当を行う。また、逆に、より古いパケットを多く出力できる割当を行い、シフトしてもしなくても同じ場合、キュー長がの最大値が最小になるように割り当てる。なお、キュー長の最大値が同じ場合、第kの加入者側装置のデフォルトのチャネルでパケットを送信した場合と、他のチャネルでパケットを送信した場合とでキュー内に残る最も古いパケットの入力時刻を判定し、最新の時刻になるように、パケット送信に使用されるチャネルを切り換えてもよい。
第4の方法は、各加入者側装置の各キューに到着したパケットの量を各加入者側装置間で比較し、最も多くのパケットが蓄積している加入者側装置からの送信を優先してチャネルの割当を行う方法である。パケットが到着してすぐに割当を行うのではなく、しばらく待って、その後の溜まり方を見極めた上で、帯域を最も効率的に使える割当を行う方法である。第4の方法に、第1〜第3の方法を組合せてもよい。
《4−3》第4の実施形態の効果
以上に説明したように、第4の実施形態に係る動的帯域割当方法又は動的帯域割当装置によれば、通信チャネルを共有する伝送系において、端末に実装される通信可能なチャネルが少ない場合でも、帯域を効率的に使用することが可能となり、効率的な伝送を行うことができる。
なお、第4の実施形態における局側設備は、上記した第1乃至第3の実施形態で説明した設備に限定されない。
《5》第5の実施形態
《5−1》第5の実施形態の構成
図18は、本発明の第5の実施形態に係る動的帯域割当装置の構成を概略的に示すブロック図である。第5の実施形態に係る動的帯域割当装置は、第2の実施形態に係る動的帯域割当装置の局側設備に、第4の実施形態に係る動的帯域割当装置の加入者側装置431,…,436を組み合わせた構成を有している。したがって、図18において、図10(第2の実施形態)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付し、また、図15(第4の実施形態)の構成と同一又は対応する構成には同じ符号を付す。なお、第1又は第3の実施形態において説明した動的帯域割当装置の局側設備に、第4の実施形態に係る動的帯域割当装置の加入者側装置431,…,436を組み合わせた構成とすることも可能である。
送信要求が受入れ可能か不可能かを判定する図10(第2の実施形態)と同様の構成を有する機能部が、図18の上側に描かれている。既に説明したように、第2の‘穴あきバケツ’(例えば、図9の符号121)に対応する第2のFIFO191から読み出される送信要求IDが、最低保証帯域から送信可能な情報として、スケジューラ82の最低保証帯域用送信チャネル・タイミング割当機能部501に送られ、第3のFIFOから読み出される送信要求IDが、共有帯域から送信可能な情報として、スケジューラ82の共有帯域用送信チャネル・タイミング割当機能部502に送られる。スケジューラ82内には、どの加入者側装置がどのチャネルで送信可能かを示す情報、及び、送信タイムスロットの基準時問等の情報が格納されたチャネル情報・加入者情報・時刻情報保持部503が備えられている。また、計算の結果、割り当てた、各加入者側装置が送信可能な送信チャネルと時間の情報は、送信可能チャネル・時刻情報記憶部504に格納され、制御回路160は、この情報をもとに、各加入者側装置に、送信可能なチャネルと送信を開始・終了すべき時刻の情報を伝える。加入者側装置431,…,436はこの情報に基づいて、指定されたチャネルと時刻に送信を開始する。送信可能なチャネルは、サイクリックに割り当てられている。
《5−2》第5の実施形態の動作
第5の実施形態に係る動的帯域割当装置の動作は、第2の実施形態及び第4の実施形態の場合に準じる。図19は、加入者側装置431,…,436から局側設備に送信される信号を時系列的に示す例である。各チャネルの最低保証帯域用に割り付けられたタイムスロットの時期は、常に周期的に固定的に割り当てられた加入者側装置431,…,436が送信に使用する。共有帯域用のタイムスロット(共有帯域用スロット)は、複数の加入者側装置431,…,436が共有し、加入者側装置431,…,436の送信要求に対して、誰に送信させるべきかを局側設備80が判断して通知する。最低保証帯域用のタイムスロットは、第2の‘穴あきバケツ’、又は、第2のFIFOから読み出される要求IDに対応し、その帯域の大きさに等しい。共有帯域用のタイムスロットは、第3の‘穴あきバケツ’、又は、第3のFIFOから読み出される要求IDに対応し、その帯域の大きさに等しい。ただし、第2の実施形態においても示したように、最低保証帯域に満たないトラヒックしか流れていない場合、第3の‘穴あきバケツ’にトラヒックが溜まっていたならば、これを送信する時間に充てることができる。
また、第4の実施形態で示した共有チャネル割当を行った場合、共有帯域用送信チャネル・タイミング割当機能部502では、特定の加入者側装置で要求帯域が大きい場合に輻輳を発生させないために、既に第4の実施形態において説明した第1〜第4の方法を用いて、送信チャネルを割り当てる。
《5−3》第5の実施形態の効果
以上に説明したように、第5の実施形態に係る動的帯域割当装置を用いれば、帯域を共有する加入者側装置431,…,436間で、最低保証帯域と最大通信可能帯域を指定した通信で使用する動的帯域割当が可能になると同時に、送信可能なチャネル数に制限がある通信システムで、幾つかの加入者側装置のトラヒックが多い場合でも、輻輳が生じにくいチャネル割り当て構成の通信システムができる。
なお、第5の実施形態において、上記以外の点は、上記第1乃至第4の実施形態の場合と同じである。
局側設備と加入者の端末との間で加入者側装置(ネットワーク機器)を介して通信する際の帯域割当の例を説明するための図である。 図1に示される設備の具体例である光アクセス網を説明するための図である。 図1に示される設備の他の具体例であるCDMA無線アクセス設備を説明するための図である。 リーキーバケット方式によるUPCを説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る動的帯域割当装置(端末側の装置及び局側設備)の構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態に係る動的帯域割当装置の動作をリーキーバケットアルゴリズムを用いて説明するための図である。 第1の実施形態に係る動的帯域割当装置のタイミング信号生成出力装置の構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態の変形例に係る動的帯域割当装置のタイミング信号生成出力装置の構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る動的帯域割当装置の動作をリーキーバケットアルゴリズムを用いて説明するための図である。 第2の実施形態に係る動的帯域割当装置のタイミング信号生成出力装置の構成を概略的に示すブロック図である。 第2の実施形態の変形例に係る動的帯域割当装置の動作をリーキーバケットアルゴリズムを用いて説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係る動的帯域割当装置の動作をリーキーバケットアルゴリズムを用いて説明するための図である。 第3の実施形態に係る動的帯域割当装置のタイミング信号生成出力装置の構成を概略的に示すブロック図である。 比較例の動的帯域割当装置の構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る動的帯域割当装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図14の比較例の動的帯域割当装置の動作を説明するための図である。 第4の実施形態に係る動的帯域割当装置の動作を説明するための図である。 本発明の第5の実施形態に係る動的帯域割当装置の構成を概略的に示すブロック図である。 第5の実施形態に係る動的帯域割当装置の動作を説明するための図である。
符号の説明
51,…,54 端末、 61,…,64 加入者側装置(ネットワーク機器)、 70 カプラ(スプリッタ)、 80 局側設備、 81 制御機能部、 82 スケジューラ、 83 送信機能部、 84 信号分離機能部、 91 入力IF、 92 キュー、 93 スイッチ(SW)、 94,95 信号出力部、 96 カプラ、 97 波長合分波部、 98 信号分離機能部、 99 制御機能部、 100 出力IF、 111,…,114 第1の情報保持手段、 121,…,124 第2の情報保持手段、 130 第3の情報保持手段、 140 情報合流手段、 141 第1の合流部、 142 第1の管路、 143 第2の管路、 144 第2の合流部、 145 第3の管路、 160 制御回路(タイミング信号生成出力部)、 161,…,164 要求ID入力IF、 171,…,174 加入者用回路、 171a 第1の優先キュー用回路、 171b 第2の優先キュー用回路、 171c 第3の優先キュー用回路、 181,…,184 第1のFIFOメモリ、 191,…,194 第2のFIFOメモリ、 210 第3のFIFOメモリ、 221 第1の入力セレクタ、 222 第2の入力セレクタ、 230 読み出し・転送周期動的調節機能部、 231 トラヒック監視機能部、 241,244 加入者側装置(ネットワーク機器)、 321 第1の入力セレクタ、 322 第2の入力セレクタ、 400 第4のFIFOメモリ。

Claims (32)

  1. 複数の端末から各加入者側装置を介して局側設備にパケットを送信する際に、制御装置が前記各加入者側装置に情報の送信に使用できる帯域を割り当てるために使用される動的帯域割当方法であって、
    前記各加入者側装置が、前記局側設備へのパケットの送信を行う際の帯域を、手動、又は、前記加入者側装置から、前記制御装置に対して、少なくとも1回、要求する帯域要求信号を送信するステップと、
    前記制御装置が、前記加入者側装置毎に予め決められている最低保証帯域での送信を許可し、前記複数の加入者側装置の全体が送信に使用できる帯域から前記複数の加入者側装置の最低保証帯域の合計を差し引いた帯域である最大送信可能帯域の範囲内で、前記各加入者側装置がパケットの送信に使用できる帯域を最大化させるように、前記各加入者側装置に使用を許可する帯域を割り当てるための制御データを生成するステップと、
    前記制御装置が、前記各加入者側装置に前記制御データを送信することよって、前記各加入者側装置が送信できる帯域を通知するステップと、
    前記各加入者側装置が、前記制御装置によって通知された帯域でパケットを送信するステップとを有し、
    前記制御データを生成する前記ステップは、前記制御装置内に前記加入者側装置毎に用意された第1の情報保持手段及び第2の情報保持手段の複数の組と、前記制御装置内に前記複数の加入者側装置に共通に用意された第3の情報保持手段と、制御手段とを用いて実行され、前記第1、第2、及び第3の情報保持手段のそれぞれは、一定時間間隔で一定量のトークンを出力部から出力する機能と保持されているトークンが所定量を超過したときに、超過したトークン又は保持されているトークンをオーバーフロー用出力部から出力する機能を有し、
    前記制御データを生成する前記ステップは、
    前記各組において、前記帯域要求信号に応じたトークンが前記第1の情報保持手段に入力されるステップと、
    前記各組において、前記第1の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力させる動作がなされ、出力されたトークンが前記第2の情報保持手段に入力されるステップと、
    前記各組において、前記第2の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力させる動作がなされるステップと、
    前記各組における前記第2の情報保持手段のオーバーフロー用出力部から前記第3の情報保持手段にトークンが出力されるステップと、
    前記制御手段が、前記第2の情報保持手段の出力部から出力されるトークンと前記第3の情報保持手段の出力部から出力されるトークンとに基づく前記制御データを、前記加入者側装置に送信するステップとを有する
    ことを特徴とする動的帯域割当方法。
  2. 前記制御手段は、前記各加入者側装置からのパケットの送信に関するタイミングを生成するタイミング信号生成手段を含み、
    前記制御データは、前記各加入者側装置からのパケットの送信タイミング及び送信時間に関する情報を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の動的帯域割当方法。
  3. 前記制御手段が、前記各加入者側装置から送信されるパケットの重要度及び許容される遅延時間の少なくとも一方を判定するステップと、
    前記制御手段が、前記判定されたパケットの重要度及び/又は許容される遅延時間に応じて、前記加入者側装置からのパケットの送信の優先度を決定するステップと、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の動的帯域割当方法。
  4. 前記制御手段が、前記各加入者側装置から送信されるパケットの重要度及びエラー訂正による復旧可能性の少なくとも1つを判定するステップと、
    前記制御手段が、前記判定されたパケットの重要度が低い順又はエラー訂正による復旧可能性の高い順に、優先的に、前記第1、第2、及び第3の情報保持手段のオーバーフロー出力部からの情報の排出を実行するステップと、
    を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の動的帯域割当方法。
  5. 前記帯域要求信号に応じたトークンが前記第1の情報保持手段に入力される前記ステップ、前記各組において、前記第1の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力せるための動作がなされ、出力されたトークンが前記第2の情報保持手段に入力される前記ステップ、前記各組において、前記第2の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力せるための動作がなされる前記ステップ、及び前記各組における前記第2の情報保持手段のオーバーフロー用出力部から前記第3の情報保持手段にトークンが出力される前記ステップは、パケットの優先度に応じて異なる手段によって実行されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の動的帯域割当方法。
  6. 前記複数の加入者側装置のいずれかが送信するパケットが最低保証帯域よりも少ない帯域で送信されている場合、前記制御手段が、前記第3の情報保持手段の出力部から出力されるトークンを増加させるステップを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の動的帯域割当方法。
  7. 前記第2の情報保持手段で保持されるトークンがなくなった後に、前記制御手段が、前記第3の情報保持手段の出力部から出力されるトークンを増加させるステップを有することを特徴とする請求項6に記載の動的帯域割当方法。
  8. 前記各加入者と前記局側設備の管理者との間の契約及び前記加入者側装置を通過するパケットの重要度に応じて、前記制御手段が、前記第2の情報保持手段から前記第3の情報保持手段にトークンを移動させる帯域を設定するステップを有することを特徴とする請求項6に記載の動的帯域割当方法。
  9. 前記制御データを生成する前記ステップは、
    一定時間間隔で一定量のトークンを出力部から出力するトークンと保持されているトークンが所定量を超過したときに、超過したトークン又は保持されているトークンをオーバーフロー用出力部から出力する機能を有する、前記制御装置に備えられた第4の情報保持手段を使用して実行され、
    前記制御データを生成する前記ステップは、
    前記各組において、前記帯域要求信号に応じたトークンが前記第1の情報保持手段に入力されるステップと、
    前記各組において、前記第1の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力せるための動作がなされ、出力されたトークンが前記第2の情報保持手段に入力されるステップと、
    前記各組における前記第1の情報保持手段のオーバーフロー用出力部から前記第4の情報保持手段にトークンが出力されるステップと、
    前記各組において、前記第2の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力せるための動作がなされるステップと、
    前記各組における前記第2の情報保持手段のオーバーフロー用出力部から前記第3の情報保持手段にトークンが出力されるステップと、
    前記第3の情報保持手段のオーバーフロー用出力部から前記第4の情報保持手段にトークンが出力されるステップと、
    前記制御手段が、前記第2の情報保持手段の出力部から出力されるトークン、前記第3の情報保持手段の出力部から出力されるトークン、及び前記第4の情報保持手段の出力部から出力されるトークンとに基づく前記制御データを、前記加入者側装置に送信するステップとを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の動的帯域割当方法。
  10. 複数の端末から各加入者側装置を介して局側設備にパケットを送信する際に、制御装置が前記各加入者側装置に情報の送信に使用できる帯域を割り当てるために使用される動的帯域割当方法であって、
    前記各加入者側装置が、前記局側設備へのパケットの送信を行う際の帯域を、手動、又は、前記加入者側装置から、前記制御装置に対して、少なくとも1回、要求する
    帯域要求信号を送信するステップと、
    前記制御装置が、前記加入者側装置毎に予め決められている最低保証帯域での送信を許可し、前記複数の加入者側装置の全体が送信に使用できる帯域から前記複数の加入者側装置の最低保証帯域の合計を差し引いた帯域である最大送信可能帯域の範囲内で、前記各加入者側装置がパケットの送信に使用できる帯域を増加させるように、前記各加入者側装置に使用を許可する帯域を割り当てるための制御データを生成するステップと、
    前記制御装置が、前記各加入者側装置に前記制御データを送信することよって、前記各加入者側装置が送信できる帯域を通知するステップと、
    前記各加入者側装置が、前記制御装置によって通知された帯域でパケットを送信するステップとを有し、
    前記複数の加入者側装置の中の第k(kは1以上N以下の整数、Nは3以上の整数)の加入者側装置が、パケットを保持するキューと、前記キューから出力されたパケットの送信用のチャネルとして第kチャネル及び第(k+1)チャネルとを有し、
    第1乃至第(N−1)までの間の第kの加入者側装置において、前記制御データに基づいて、パケットを送信するチャネルを第kチャネル又は第(k+1)チャネルのいずれかに選択し、第Nの加入者側装置において、前記制御データに基づいて、パケットを送信するチャネルを第Nチャネル又は第1チャネルのいずれかに選択するステップと
    を有することを特徴とする動的帯域割当方法。
  11. 前記複数の加入者側装置の中の第k(kは1以上N以下の整数、Nは3以上の整数)の加入者側装置が、パケットを保持するキューと、前記キューから出力されたパケットの送信用のチャネルとして第kチャネル及び第(k+1)チャネルとを有し、
    第1乃至第(N−1)までの間の第kの加入者側装置において、前記制御データに基づいて、パケットを送信するチャネルを第kチャネル又は第(k+1)チャネルのいずれかに選択し、第Nの加入者側装置において、前記制御データに基づいて、パケットを送信するチャネルを第Nチャネル又は第1チャネルのいずれかに選択するステップと
    を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の動的帯域割当方法。
  12. 前記第kの加入者側装置のデフォルトのチャネルによってパケットを送信した場合と、他方のチャネルによってパケットを送信した場合とで前記キューのキュー長の最大値を判定し、キュー長の最大値がより小さくなるように、パケット送信に使用される前記チャネルを切り換えるステップを有することを特徴とする請求項10又は11に記載の動的帯域割当方法。
  13. 前記第kの加入者側装置のデフォルトのチャネルによってパケットを送信した場合と、他方のチャネルによってパケットを送信した場合とで前記キュー内に残る最も古いパケットの入力時刻を判定し、この入力時刻が最新の時刻になるように、パケット送信に使用されるチャネルを切り換えるステップを有することを特徴とする請求項10又は11に記載の動的帯域割当方法。
  14. 前記キュー長の最大値が同じと判定された場合、前記第kの加入者側装置のデフォルトのチャネルによってパケットを送信した場合と、他方のチャネルによってパケットを送信した場合とで前記キュー内に残る最も古いパケットの入力時刻を判定し、この入力時刻が最新の時刻になるように、パケット送信に使用されるチャネルを切り換えるステップを有することを特徴とする請求項10又は11に記載の動的帯域割当方法。
  15. 前記キュー長の最大値が同じ場合、前記第kの加入者側装置のデフォルトのチャネルでパケットを送信した場合と、他のチャネルでパケットを送信した場合とでキュー内に残る最も古いパケットの入力時刻を判定し、この入力時刻が最新の時刻になるように、パケット送信に使用されるチャネルを切り換えるステップを有することを特徴とする請求項10又は11に記載の動的帯域割当方法。
  16. 前記各加入者側装置の各キューに到着したパケットの量を前記各加入者側装置間で比較し、最も多くのパケットが蓄積している加入者側装置からの送信を優先してチャネルの割当を行うことを特徴とする請求項10乃至15のいずれか1項に記載の動的帯域割当方法。
  17. 複数の端末から各加入者側装置を介して局側設備にパケットを送信する際に、制御装置が前記各加入者側装置に情報の送信に使用できる帯域を割り当てるために使用される動的帯域割当装置であって、
    前記各加入者側装置に備えられ、前記制御装置に対して、少なくとも1回、前記局側設備へのパケットの送信を行う際の帯域を要求する帯域要求信号を送信する手段と、
    前記制御装置に備えられ、前記加入者側装置毎に予め決められている最低保証帯域での送信を許可し、前記複数の加入者側装置の全体が送信に使用できる帯域から前記複数の加入者側装置の最低保証帯域の合計を差し引いた帯域である最大送信可能帯域の範囲内で、前記各加入者側装置がパケットの送信に使用できる帯域を最大化させるように、前記各加入者側装置に使用を許可する帯域を割り当てるための制御データを生成する手段と、
    前記制御装置に備えられ、前記各加入者側装置に前記制御データを送信することよって、前記各加入者側装置が送信できる帯域を通知する手段と、
    前記各加入者側装置に備えられ、前記制御装置によって通知された帯域でパケットを送信する手段とを有し、
    前記制御データを生成する前記手段は、前記制御装置内に前記加入者側装置毎に用意された第1の情報保持手段及び第2の情報保持手段の複数の組と、前記制御装置内に前記複数の加入者側装置に共通に用意された第3の情報保持手段と、制御手段とを含み、前記第1、第2、及び第3の情報保持手段のそれぞれは、一定時間間隔で一定量のトークンを出力部から出力する機能と保持されているトークンが所定量を超過したときに、超過したトークン又は保持されているトークンをオーバーフロー用出力部から出力する機能を有し、
    前記制御データを生成する前記手段において、
    前記各組において、前記帯域要求信号に応じたトークンが前記第1の情報保持手段に入力され、
    前記各組において、前記第1の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力させる動作がなされ、出力されたトークンが前記第2の情報保持手段に入力され、
    前記各組において、前記第2の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力させる動作がなされ、
    前記各組における前記第2の情報保持手段のオーバーフロー用出力部から前記第3の情報保持手段にトークンが出力され、
    前記制御手段が、前記第2の情報保持手段の出力部から出力されるトークンと前記第3の情報保持手段の出力部から出力されるトークンとに基づく前記制御データを、前記加入者側装置に送信する
    ことを特徴とする動的帯域割当装置。
  18. 前記制御手段は、前記各加入者側装置からのパケットの送信に関するタイミングを生成するタイミング信号生成手段を含み、
    前記制御データは、前記各加入者側装置からのパケットの送信タイミング及び送信時間に関する情報を含む
    ことを特徴とする請求項17に記載の動的帯域割当装置。
  19. 前記制御手段が、前記各加入者側装置から送信されるパケットの重要度及び許容される遅延時間の少なくとも一方を判定する手段と、
    前記制御手段が、前記判定されたパケットの重要度及び/又は許容される遅延時間に応じて、前記加入者側装置からのパケットの送信の優先度を決定する手段と
    を有することを特徴とする請求項17又は18に記載の動的帯域割当装置。
  20. 前記制御手段が、前記各加入者側装置から送信されるパケットの重要度及びエラー訂正による復旧可能性の少なくとも1つを判定する手段と、
    前記制御手段が、前記判定されたパケットの重要度が低い順又はエラー訂正による復旧可能性の高い順に、優先的に、前記第1、第2、及び第3の情報保持手段のオーバーフロー出力部からの情報の排出を実行する手段と
    を有することを特徴とする請求項17乃至19のいずれか1項に記載の動的帯域割当装置。
  21. 前記帯域要求信号に応じたトークンが前記第1の情報保持手段に入力され、前記各組において、前記第1の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力せるための動作がなされ、出力されたトークンが前記第2の情報保持手段に入力され、前記各組において、前記第2の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力せるための動作がなされ、及び前記各組における前記第2の情報保持手段のオーバーフロー用出力部から前記第3の情報保持手段にトークンが出力される動作は、パケットの優先度に応じて異なる手段によって実行されることを特徴とする請求項17乃至20のいずれか1項に記載の動的帯域割当装置。
  22. 前記複数の加入者側装置のいずれかが送信するパケットが最低保証帯域よりも少ない帯域で送信されている場合、前記制御手段が、前記第3の情報保持手段の出力部から出力されるトークンを増加させることを特徴とする請求項17乃至21のいずれか1項に記載の動的帯域割当装置。
  23. 前記第2の情報保持手段で保持されるトークンがなくなった後に、前記制御手段が、前記第3の情報保持手段の出力部から出力されるトークンを増加させることを特徴とする請求項22に記載の動的帯域割当装置。
  24. 前記各加入者と前記局側設備の管理者との間の契約及び前記加入者側装置を通過するパケットの重要度に応じて、前記制御手段が、前記第2の情報保持手段から前記第3の情報保持手段にトークンを移動させる帯域を設定することを特徴とする請求項22に記載の動的帯域割当装置。
  25. 前記制御データを生成する前記手段は、
    一定時間間隔で一定量のトークンを出力部から出力する機能と保持されているトークンが所定量を超過したときに、超過したトークン又は保持されているトークンをオーバーフロー用出力部から出力する機能を有する、前記制御装置に備えられた第4の情報保持手段を含み、
    前記制御データを生成する前記手段においては、
    前記各組において、前記帯域要求信号に応じたトークンが前記第1の情報保持手段に入力され、
    前記各組において、前記第1の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力せるための動作がなされ、出力されたトークンが前記第2の情報保持手段に入力され、
    前記各組における前記第1の情報保持手段のオーバーフロー用出力部から前記第4の情報保持手段にトークンが出力され、
    前記各組において、前記第2の情報保持手段の出力部から一定時間間隔で一定量ずつトークンを出力せるための動作がなされ、
    前記各組における前記第2の情報保持手段のオーバーフロー用出力部から前記第3の情報保持手段にトークンが出力され、
    前記第3の情報保持手段のオーバーフロー用出力部から前記第4の情報保持手段にトークンが出力され、
    前記制御手段が、前記第2の情報保持手段の出力部から出力されるトークン、前記第3の情報保持手段の出力部から出力されるトークン、及び前記第4の情報保持手段の出力部から出力されるトークンとに基づく前記制御データを、前記加入者側装置に送信する
    ことを特徴とする請求項17に記載の動的帯域割当装置。
  26. 複数の端末から各加入者側装置を介して局側設備にパケットを送信する際に、制御装置が前記各加入者側装置に情報の送信に使用できる帯域を割り当てるために使用される動的帯域割当装置であって、
    前記各加入者側装置に備えられ、前記制御装置に対して、少なくとも1回、前記局側設備へのパケットの送信を行う際の帯域を要求する帯域要求信号を送信する手段と、
    前記制御装置に備えられ、前記加入者側装置毎に予め決められている最低保証帯域での送信を許可し、前記複数の加入者側装置の全体が送信に使用できる帯域から前記複数の加入者側装置の最低保証帯域の合計を差し引いた帯域である最大送信可能帯域の範囲内で、前記各加入者側装置がパケットの送信に使用できる帯域を増加させるように、前記各加入者側装置に使用を許可する帯域を割り当てるための制御データを生成する手段と、
    前記制御装置に備えられ、前記各加入者側装置に前記制御データを送信することよって、前記各加入者側装置が送信できる帯域を通知する手段と、
    前記各加入者側装置に備えられ、前記制御装置によって許可された帯域でパケットを送信する手段とを有し、
    前記複数の加入者側装置の中の第k(kは1以上N以下の整数、Nは3以上の整数)の加入者側装置が、
    パケットを保持するキューと、
    前記キューから出力されたパケットの送信用のチャネルとして第kチャネル及び第(k+1)チャネルとを有し、
    第1乃至第(N−1)までの間の第kの加入者側装置は、前記制御データに基づいて、パケットを送信するチャネルを第kチャネル又は第(k+1)チャネルのいずれかに選択する手段を有し、
    第Nの加入者側装置は、前記制御データに基づいて、パケットを送信するチャネルを第Nチャネル又は第1チャネルのいずれかに選択する手段を有する
    ことを特徴とする動的帯域割当装置。
  27. 前記複数の加入者側装置の中の第k(kは1以上N以下の整数、Nは3以上の整数)の加入者側装置が、
    パケットを保持するキューと、
    前記キューから出力されたパケットの送信用のチャネルとして第kチャネル及び第(k+1)チャネルとを有し、
    第1乃至第(N−1)までの間の第kの加入者側装置は、前記制御データに基づいて、パケットを送信するチャネルを第kチャネル又は第(k+1)チャネルのいずれかに選択する手段を有し、
    第Nの加入者側装置は、前記制御データに基づいて、パケットを送信するチャネルを第Nチャネル又は第1チャネルのいずれかに選択する手段を有する
    ことを特徴とする請求項17乃至25のいずれか1項に記載の動的帯域割当装置。
  28. 前記第kの加入者側装置のデフォルトのチャネルによってパケットを送信した場合と、他方のチャネルによってパケットを送信した場合とで前記キューのキュー長の最大値を判定し、キュー長の最大値がより小さくなるように、パケット送信に使用される前記チャネルを切り換える手段を有することを特徴とする請求項26又は27に記載の動的帯域割当装置。
  29. 前記第kの加入者側装置のデフォルトのチャネルによってパケットを送信した場合と、他方のチャネルによってパケットを送信した場合とで前記キュー内に残る最も古いパケットの入力時刻を判定し、この入力時刻が最新の時刻になるように、パケット送信に使用されるチャネルを切り換える手段を有することを特徴とする請求項26又は27に記載の動的帯域割当装置。
  30. 前記キュー長の最大値が同じと判定された場合、前記第kの加入者側装置のデフォルトのチャネルによってパケットを送信した場合と、他方のチャネルによってパケットを送信した場合とで前記キュー内に残る最も古いパケットの入力時刻を判定し、この入力時刻が最新の時刻になるように、パケット送信に使用されるチャネルを切り換える手段を有することを特徴とする請求項26又は27に記載の動的帯域割当装置。
  31. 前記キュー長の最大値が同じ場合、前記第kの加入者側装置のデフォルトのチャネルでパケットを送信した場合と、他のチャネルでパケットを送信した場合とでキュー内に残る最も古いパケットの入力時刻を判定し、この入力時刻が最新の時刻になるように、パケット送信に使用されるチャネルを切り換える手段を有することを特徴とする請求項26又は27に記載の動的帯域割当装置。
  32. 前記各加入者側装置の各キューに到着したパケットの量を前記各加入者側装置間で比較し、最も多くのパケットが蓄積している加入者側装置からの送信を優先してチャネルの割当を行うことを特徴とする請求項26乃至31のいずれか1項に記載の動的帯域割当装置。
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