JP2007028357A - 車両用アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】FM放送にアンテナ長を設定し、AM放送を有効に受信する車両用アンテナ装置
【解決手段】車両用アンテナ装置200はループアンテナ1と、高周波回路20とからなる。高周波回路20は、AMフィルタ回路31及びFMフィルタ回路32を有し、それらの出力が、各々、図略の後段のAM復調機及びFM復調機に接続される。ループアンテナ1は、その直近に設けられた高周波回路20に接続されており、ループアンテナ1の一端は高周波回路20のGNDに接続されている。ループアンテナ1が閉回路となっているので、閉回路の大きさより十分長い波長の電磁波であるAMラジオ放送の電磁波により発生した誘導起電力を信号として有効に取り出すことができる。一方、ループアンテナ1の周囲長を、FMラジオ放送、TV放送、更には地上波デジタル放送の電磁波の波長の1/2程度とする。
【選択図】図2
【解決手段】車両用アンテナ装置200はループアンテナ1と、高周波回路20とからなる。高周波回路20は、AMフィルタ回路31及びFMフィルタ回路32を有し、それらの出力が、各々、図略の後段のAM復調機及びFM復調機に接続される。ループアンテナ1は、その直近に設けられた高周波回路20に接続されており、ループアンテナ1の一端は高周波回路20のGNDに接続されている。ループアンテナ1が閉回路となっているので、閉回路の大きさより十分長い波長の電磁波であるAMラジオ放送の電磁波により発生した誘導起電力を信号として有効に取り出すことができる。一方、ループアンテナ1の周囲長を、FMラジオ放送、TV放送、更には地上波デジタル放送の電磁波の波長の1/2程度とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両に搭載するアンテナ装置に関する。特にいわゆる自家用車のような、比較的小型の車両に搭載し、国内のAM及びFM帯域乃至は地上波デジタル放送を受信するのに好適なアンテナ装置に関する。
自動車用ループアンテナとしては、例えば下記特許文献1の技術が知られている。
特開平2−86201
従来の車両用ガラスアンテナでは、1本のリード線で給電するため、閉回路を構成することが困難であり、開放端を有するアンテナの他端をリード線に接続していることが多い。
中波帯では、波長(100〜1000m)に比べてアンテナ長が短すぎるため、アンテナとしては感度が悪い。即ち、開放端アンテナでは、アンテナに流れる交流電流はそのアンテナ端にて反射されることによる定在波が生じている。この時、給電点において、進行波と反射波の位相が揃わなければ電力効率が悪くなる。位相が揃うのはモノポール状アンテナの場合、アンテナ長が所望波の波長の1/4の時である。すると、中波帯の電磁波を受信するアンテナは数十mもの長さを必要とする。しかし、車両用アンテナで数十mもの長さのアンテナを接地することは不可能であり、現状では窓ガラスに蛇行させる形で(それでも1〜2mの長さしかない)アンテナを設置している。この程度の長さでは、進行波と反射波の位相はほぼ逆位相となり、互いに打ち消しあってしまう。従って、電力効率は非常に悪くなってしまっている。
また、同軸ケーブルで給電する場合は、同軸ケーブルの特性インピーダンス(50又は70Ω)に比べてアンテナインピーダンスが数Ωくらいと非常に小さいため、アンテナと同軸ケーブルとの接続部において反射が起きてしまう。そのために電力効率が悪くなってしまっている。
本発明は上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、超短波帯(日本でのFM放送)にアンテナ長を設定しつつ中波帯(日本でのAM放送)を効率良く受信するための車両用アンテナ装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、車両に設けられる、アンテナとその直近に設けられた高周波回路を有する車両用アンテナ装置であって、前記アンテナは所望の周波数の電磁波の波長の1/2の長さを有するループアンテナであり、前記アンテナの一端が前記高周波回路の接地端子に接続されたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記高周波回路はフィルタによる信号分離回路を有することを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、前記フィルタによる信号分離回路として、より低帯域と、より高帯域の2帯域に各々対応させた2個有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記高周波回路はインピーダンス変換回路を有することを特徴とする。また、請求項5に記載の発明は、前記高周波回路は増幅回路を有することを特徴とする。また、請求項6に記載の発明は、前記高周波回路は所望の周波数を選択する同調回路を有することを特徴とする。
高周波回路をアンテナの直近に配置することにより、閉回路の構成を容易に実現することができる。これにより、特に中波帯においてその受信電力を大きく向上させることができる。また、閉回路の周囲長を超短波以上の周波数帯域における所望の周波数の波長の半分の長さにすることで、その周波数帯の電磁波の受信も可能となる。
即ち、中波帯については、閉回路を貫く磁束による誘導起電力が発生することを利用したアンテナコイルとして動作する。一方、超短波以上の周波数帯については、アンテナの周囲長が約λ/2となる周波数帯において共振する共振型アンテナとして動作する。このように2つの周波数帯を効率良く受信することができる。高周波回路の構成としては所望の帯域を取り出すためのフィルタ回路が好ましく、受信する2つの周波数帯に合わせて2つのフィルタ回路を設けると良い。その他、インピーダンス変換回路、増幅回路、同調回路を高周波回路に組み込んでも良い。
以下、図を参照しながら本発明の具体的な実施例について説明する。尚、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図1は本発明の具体的な一実施例である車両用アンテナ装置100の構成図である。車両用アンテナ装置100はループアンテナ1と、高周波回路2とからなり、図略の後段の復調機に接続されるものである。高周波回路2は、少なくともフィルタ回路3を有している。
図1の車両用アンテナ装置100は、ループアンテナ1がその直近に設けられた、フィルタ回路3を有する高周波回路2に接続されている。また、ループアンテナ1の一端は当該高周波回路2のGNDに接続されている。これにより高周波回路2から見て、ループアンテナ1が閉回路となっている。ループアンテナ1が構成する閉回路の大きさより十分長い波長の電磁波は、当該閉回路を貫く磁束による誘導起電力を発生させる。よって、高周波回路2により、この電磁波により発生した誘導起電力を信号として有効に取り出すことができる。
ループアンテナ1の周囲長が波長の1/2となる電磁波の周波数帯において、このループアンテナ1は共振するので、ループアンテナ1の周囲長を所望の周波数帯の波長の半分程度にしておけば高周波回路2はこの当該信号を有効に取り出すことができる。
よって、車両用アンテナ装置100は、ループアンテナ1が構成する閉回路の大きさより十分長い波長の電磁波と、ループアンテナ1の周囲長の2倍程度の波長の電磁波との、異なる周波数帯の電磁波を受信することができる。
図2は本発明の具体的な一実施例である車両用アンテナ装置200の構成図である。車両用アンテナ装置200はループアンテナ1と、高周波回路20とからなる。高周波回路20は、少なくともAMフィルタ回路31及びFMフィルタ回路32を有しており、それらの出力が、各々、図略の後段のAM復調機及びFM復調機に接続されるものである。
図2の車両用アンテナ装置200は、ループアンテナ1がその直近に設けられた、AMフィルタ回路31及びFMフィルタ回路32を有する高周波回路20に接続されている。また、ループアンテナ1の一端は当該高周波回路20のGNDに接続されている。これにより高周波回路20から見て、ループアンテナ1が閉回路となっている。ループアンテナ1が構成する閉回路の大きさより十分長い波長の電磁波、例えば日本におけるAMラジオ放送は、当該閉回路を貫く磁束による誘導起電力を発生させる。よって、高周波回路20により、AMラジオ放送の電磁波により発生した誘導起電力を信号として有効に取り出すことができる。
ループアンテナ1の周囲長を、FMラジオ放送、TV放送、更には地上波デジタル放送の電磁波の波長の1/2程度とすると、このループアンテナ1はそれら電磁波に共振するので、高周波回路20はFMラジオ放送、TV放送、更には地上波デジタル放送の信号を有効に取り出すことができる。
よって、車両用アンテナ装置200は、ループアンテナ1が構成する閉回路の大きさより十分長い波長のであるAMラジオ放送の電磁波と、ループアンテナ1の周囲長の2倍程度の波長であるFMラジオ放送、TV放送、更には地上波デジタル放送の電磁波との、2つの周波数帯の電磁波を受信することができる。これらはそれぞれAMフィルタ回路31及びFMフィルタ回路32の出力として別々に出力され、図略の後段のAM復調機及びFM復調機にて同時に復調できる。よって、車両用アンテナ装置200を用いれば、AMラジオを聞きながらFM−VICSで交通情報を取得するといったことが1つのアンテナで可能となる。特に日本のFMラジオ放送は水平偏波を用いており、車両の窓ガラスに横長に閉回路アンテナを設置すると感度が良くなる。
100、200:車両用アンテナ装置
1:ループアンテナ
2、20:高周波回路
3:フィルタ回路
31:AMフィルタ回路
32:FMフィルタ回路
1:ループアンテナ
2、20:高周波回路
3:フィルタ回路
31:AMフィルタ回路
32:FMフィルタ回路
Claims (6)
- 車両に設けられる、アンテナとその直近に設けられた高周波回路を有する車両用アンテナ装置であって、
前記アンテナは所望の周波数の電磁波の波長の1/2の長さを有するループアンテナであり、
前記アンテナの一端が前記高周波回路の接地端子に接続されたことを特徴とする車両用アンテナ装置。 - 前記高周波回路はフィルタによる信号分離回路を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用アンテナ装置。
- 前記フィルタによる信号分離回路として、より低帯域と、より高帯域の2帯域に各々対応させた2個有することを特徴とする請求項2に記載の車両用アンテナ装置。
- 前記高周波回路はインピーダンス変換回路を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用車両用アンテナ装置。
- 前記高周波回路は増幅回路を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用アンテナ装置。
- 前記高周波回路は所望の周波数を選択する同調回路を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用アンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005209468A JP2007028357A (ja) | 2005-07-20 | 2005-07-20 | 車両用アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005209468A JP2007028357A (ja) | 2005-07-20 | 2005-07-20 | 車両用アンテナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007028357A true JP2007028357A (ja) | 2007-02-01 |
Family
ID=37788500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005209468A Pending JP2007028357A (ja) | 2005-07-20 | 2005-07-20 | 車両用アンテナ装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007028357A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110495052A (zh) * | 2017-03-29 | 2019-11-22 | 株式会社友华 | 天线装置 |
-
2005
- 2005-07-20 JP JP2005209468A patent/JP2007028357A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110495052A (zh) * | 2017-03-29 | 2019-11-22 | 株式会社友华 | 天线装置 |
CN110495052B (zh) * | 2017-03-29 | 2023-02-17 | 株式会社友华 | 天线装置 |
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