JP2007243282A - アンテナ装置及びそれを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、1次共振周波数帯及び3次共振周波数帯において、アンテナ装置7の後段に接続される回路に対し整合の取り易いアンテナ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】この目的を達成するために本発明のアンテナ装置7は、グランド8と、このグランド8に形成された給電部9と、この給電部9に接続された第1導体10と、グランド9に接続されると共に第1導体10と所定間隔を設けて略平行に配置され、第1導体10の導体長と導体長が略等しい第2導体11とを有する。そして、第1導体10と前記第2導体11とは、少なくとも各々の先端12とこの各々の先端から各々の導体長の略1/3の部分13との間において互いに電気的に連結されている。
【選択図】図1

Description

本発明は折返し型のアンテナ装置とこれを用いた電子機器に関するものである。
近年、携帯端末のアンテナ装置として、折返しモノポールと呼ばれる中央で折返されると共に一端が給電部に接続され他端がグランドに接続されたアンテナ装置が用いられている。ここで、従来の折返しモノポールによるアンテナ装置を図9に示す。
図9(1)において、従来のアンテナ装置1は、グランド2と、このグランド2に形成された給電部3と、この給電部に接続された第1導体4と、グランド2に接続されると共に第1導体4と所定間隔を設けて略平行に配置され、第1導体4の導体長と導体長が略等しい第2導体5とを有する。また、この第1導体4と第2導体5とは各々の先端6で互いに電気的に連結されている。
次に従来のアンテナ装置1の動作について説明する。
1次共振周波数帯でのアンテナ装置1上の電流は、図9(2)に示す様に、各々の導体長に対して4倍の波長であり、第1導体4及び第2導体5において、給電部3側の端で腹を形成し各々の先端6側で節を形成する。この1次共振周波数帯において、各々の導体4,5上の電流は、互いに同相になるため強めあい、放射電流となる。
また、2次共振周波数帯でのアンテナ装置1上の電流は、図9(3)に示す様に、各々の導体長に対して2倍の波長であり、第1導体4及び第2導体5において、給電部3側の端と各々の先端6とで腹を形成し各々の中央部で節を形成する。しかし、この2次共振周波数帯において、各々の導体4,5上の電流は、互いに逆相になるため打ち消しあい、共振するが放射には寄与しない。
さらにまた、3次共振周波数帯でのアンテナ装置1上の電流は、図9(4)に示す様に、各々の導体長に対して4/3倍の波長であり、第1導体4及び第2導体5において、給電部3側の端と給電部3側の端から導体長の2/3の位置とで腹を形成し、各々の先端6と給電部3側の端から導体長の1/3の位置とで節を形成する。この3次共振周波数帯においても、各々の導体4,5上の電流は、互いに同相になるため強めあい、放射電流となる。
また、従来のアンテナ装置1のインピーダンス特性を示すスミスチャートを図10に示す。図10において、1次共振周波数帯におけるアンテナ装置1のインピーダンスは、点Z1で示される。また、2次共振周波数帯におけるアンテナ装置1のインピーダンスは、点Z2で示される。さらにまた、3次共振周波数帯におけるアンテナ装置1のインピーダンスは、点Z3で示される。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2005−203878号公報
上記説明の様に、従来のアンテナ装置1の共振周波数帯として、1次共振周波数帯と3次共振周波数帯との間に、共振電流が放射に寄与しない2次共振周波数帯が存在すると共に、1次共振周波数帯におけるアンテナ装置のインピーダンスと3次共振周波数帯におけるアンテナ装置のインピーダンスが高くなり過ぎる。その結果、1次共振周波数帯及び3次共振周波数帯において、アンテナ装置1のインピーダンスをアンテナ装置1の後段に接続される回路に対し整合させることが困難であった。
そこで本発明は、1次共振周波数帯及び3次共振周波数帯において、アンテナ装置の後段に接続される回路に対し整合の取り易いアンテナ装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明のアンテナ装置は、グランドと、このグランドに形成された給電部と、この給電部に接続された第1導体と、グランドに接続されると共に第1導体と所定間隔を設けて略平行に配置され、第1導体の導体長と導体長が略等しい第2導体とを有する。そして、第1導体と前記第2導体とは、少なくとも各々の先端とこの各々の先端から各々の導体長の略1/3の部分との間において互いに電気的に連結されている。
上記構成により、本発明のアンテナ装置において、3次共振周波数帯≦2次共振周波数帯となる。これにより、アンテナ装置の共振周波数帯として、1次共振周波数帯と3次共振周波数帯との間から放射に寄与しない2次共振周波数帯が無くなる。そして、1次共振周波数帯におけるアンテナ装置のインピーダンスを誘導性にすることができると共に、3次共振周波数帯におけるアンテナ装置のインピーダンスを容量性とすることができる。その為、1次共振周波数帯及び3次共振周波数帯において、アンテナ装置のインピーダンスをアンテナ装置の後段に接続される回路に対し容易に整合させることができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について図を用いて説明する。
図1(1)は、本発明の実施の形態1におけるアンテナ装置の模式図である。図1のアンテナ装置7は、携帯端末のグランド基板からなるグランド8と、このグランド8に形成された給電部9と、この給電部9に接続された第1導体10と、グランド8に接続されると共に第1導体10と所定間隔を設けて略平行に配置され、第1導体10の導体長と導体長が略等しい第2導体11とを有する。そして、アンテナ装置7は、各々の先端12とこの各々の先端12から各々の導体長の略1/3以上の所定部分13との間において互いに電気的に連結された接続部14を有する。なお、このアンテナ装置7を搭載した電子機器は、例えば、給電部9に接続された無線回路(図示せず)と、この無線回路に接続された表示部(図示せず)とを有する。
次に、このアンテナ装置7の動作を説明する。
1次共振周波数帯でのアンテナ装置7上の電流は、図1(2)に示す様に、各々の導体長全体に対して4倍の波長であり、第1導体10及び第2導体11において、給電部9側の端で腹を形成し各々の先端12側で節を形成する。そして、この1次共振周波数帯において、各々の導体10,11上の電流は、互いに同相になるため強めあい、放射電流となる。このように、1次共振時に、接続部14において第1導体10上及び第2導体11上の電流は、対称性から同じ向き及び量であるため、互いに他方の電流を乱さない。
また、2次共振周波数帯でのアンテナ装置7上の電流は、図1(3)に示す様に、上記所定部分13と給電部9側の端との間における各々の導体長に対して2倍の波長であり、第1導体10及び第2導体11において、給電部9側の端と上記所定部分13とで腹を形成し、給電部9側の端と上記所定部分13との中央部で節を形成する。しかし、この2次共振周波数帯において、各々の導体10,11上の電流は、互いに逆相になるため打ち消しあい、共振するが放射には寄与しない。このように、2次共振時に、接続部14において、第1導体10上及び第2導体11上の電流は、同じ量で逆向きであるため、互いに他方の電流を相殺する。その結果、見かけ上電流は接続部14に流れず、給電部9側の端と所定部分13との間を流れる。
さらにまた、3次共振周波数帯でのアンテナ装置1上の電流は、図1(4)に示す様に、各々の導体長全体に対して4/3倍の波長であり、第1導体10及び第2導体11において、給電部9側の端と給電部9側の端から導体長の2/3の位置とで腹を形成し、各々の先端12と給電部9側の端から導体長の1/3の位置とで節を形成する。この3次共振周波数帯においても、各々の導体10,11上の電流は、互いに同相になるため強めあい、放射電流となる。このように、3次共振時に、接続部14において第1導体10上及び第2導体11上の電流は、対称性から同じ向き及び量であるため、互いに他方の電流を乱さない。
なお、本発明のアンテナ装置7のインピーダンス特性を示すスミスチャートを図2に示す。図2において、1次共振周波数帯におけるアンテナ装置7のインピーダンスは、点Z4で示される。また、3次共振周波数帯におけるアンテナ装置1のインピーダンスは、点Z5で示される。このように、本発明のアンテナ装置7において、1次共振周波数帯と3次共振周波数帯は変化せず、2次共振周波数帯のみ高くなる。つまり、1次共振周波数帯と2次共振周波数帯との間から放射に寄与しない2次共振周波数帯が無くなる。さらに、1次共振周波数帯におけるアンテナ装置のインピーダンスを誘導性にすることができると共に、3次共振周波数帯におけるアンテナ装置のインピーダンスを容量性とすることができる。その為、1次共振周波数帯及び3次共振周波数帯において、アンテナ装置1のインピーダンスをアンテナ装置7の後段に接続される回路に対し容易に整合させることができる。
次にアンテナ装置7に接続される整合回路について説明する。
まず、1次共振周波数帯において、アンテナ装置7の整合を取るために、図3(1)に示すように、HPF(High Pass Filter)型の整合回路15をアンテナ装置7の給電部9に接続する場合を説明する。このHPF型の整合回路15は、アンテナ装置7の給電部9に接続されると共にキャパシタンス値C1のキャパシタンス回路16と、アンテナ装置7とキャパシタンス回路16との間にシャントに接地接続されると共にインダクタンス値L1のインダクタンス回路17とを有する。また、このHPF型の整合回路15によって、1次共振周波数帯においてアンテナ装置7のインピーダンスを整合させたときのアンテナ装置7のインピーダンス特性を図3(2)に、VSWR特性を図3(3)に示す。
次に、3次共振周波数帯において、アンテナ装置7の整合を取るために、図4(1)に示すように、LPF(Low Pass Filter)型の整合回路18をアンテナ装置7の給電部9に接続する場合を説明する。このLPF型の整合回路18は、アンテナ装置7の給電部9に接続されると共にインダクタンス値L2のインダクタンス回路19と、アンテナ装置7とインダクタンス回路19との間にシャントに接地接続されると共にキャパシタンス値C2のキャパシタンス回路20とを有する。また、このLPF型の整合回路18によって、3次共振周波数帯においてアンテナ装置7のインピーダンスを整合させたときのインピーダンス特性を図4(2)に、VSWR特性を図4(3)に示す。
従って、アンテナ装置7に接続される整合回路21を図5(1)のようにアンテナ装置7の給電部9に接続されたリアクタンス値X2のリアクタンス回路22と、アンテナ装置7とリアクタンス回路22との間にシャントに接地接続されたリアクタンス値X1のリアクタンス回路23とで表現した場合、1次共振周波数帯でX1=ωL1となると共にX2=−1/(ωC1)となり、3次共振周波数帯でX1=−1/(ωC2)となると共にX2=ωL2となるときに、1次共振周波数帯と3次共振周波数帯の両方でアンテナ装置7の整合を取ることができる。つまり、アンテナ装置7の1次共振周波数帯でリアクタンス値X1は誘導性となると共にリアクタンス値X2は容量性となり、アンテナ装置7の3次共振周波数帯でリアクタンス値X1は容量性となると共にリアクタンス値X2は誘導性となれば良い。
この整合回路21は具体的に図5(2)に示す様な、アンテナ装置7の給電部9に直列に接続されたインダクタンス値Lbのインダクタンス回路24及びキャパシタンス値Cbのキャパシタンス回路25と、アンテナ装置7とこれらの回路24,25との間にシャントに接地接続されると共に並列に接続されたインダクタンス値Laのインダクタンス回路26及びキャパシタンス値Caのキャパシタンス回路27とを有するBPF(Band Pass Filter)型の整合回路で実現することができる。その時、Ca、La、Cb、Lbが、1次共振周波数帯において、ωCa−1/(ωLa)=−1/ωL1、かつωLb−1/(ωCb)=−1/(ωC1)であり、3次共振周波数帯において、ωCa−1/(ωLa)=ωC2かつ、ωLb−1/(ωCb)=ωL2を満たせば良い。この整合回路21を接続したアンテナ装置7のインピーダンス特性を図6(1)に、VSWR特性を図6(2)に示す。このように上記関係式を満たした整合回路21をアンテナ装置7に接続させることにより、1次共振周波数帯及び3次共振周波数帯の両方でアンテナ装置7の整合を取ることができ、アンテナ装置7を広帯域化することができる。
さらに、1次共振周波数帯において、アンテナ装置7の整合を取るために、図7(1)に示すように、LPF型の整合回路をアンテナ装置7の給電部9に接続する場合を説明する。このLPF型の整合回路28は、アンテナ装置7の給電部9に接続されると共にインダクタンス値L1のインダクタンス回路29と、アンテナ装置7とインダクタンス回路29との間にシャントに接地接続されると共にキャパシタンス値C1のキャパシタンス回路30とを有する。
次に、3次共振周波数帯において、アンテナ装置7の整合を取るために、図7(2)に示すように、HPF型の整合回路をアンテナ装置7の給電部9に接続する場合を説明する。このHPF型の整合回路31は、アンテナ装置7の給電部9に接続されると共にキャパシタンス値C2のキャパシタンス回路32と、アンテナ装置7とキャパシタンス回路32との間にシャントに接地接続されると共にインダクタンス値L2のインダクタンス回路33とを有する。
一方、アンテナ装置7に接続される整合回路34を図8(1)のようにアンテナ装置7の給電部9に接続されたリアクタンス値X2のリアクタンス回路35と、アンテナ装置7とリアクタンス回路35との間にシャントに接地接続されたリアクタンス値X1のリアクタンス回路36とで表現した場合、1次共振周波数帯でX1=−1/(ωC1)となると共にX2=ωL1となり、3次共振周波数帯でX1=ωL2となると共にX2=−1/(ωC2)となるときに、1次共振周波数帯と3次共振周波数帯の両方でアンテナ装置7の整合を取ることができる。つまり、アンテナ装置7の1次共振周波数帯でリアクタンス値X1は容量性となると共にリアクタンス値X2は誘導性となり、アンテナ装置7の3次共振周波数帯でリアクタンス値X1は誘導性となると共にリアクタンス値X2は容量性となれば良い。
この整合回路34は具体的に図8(2)に示す様な、アンテナ装置7の給電部9に並列に接続されたインダクタンス値Lbのインダクタンス回路37及びキャパシタンス値Cbのキャパシタンス回路38と、アンテナ装置7とこれらの回路37,38との間にシャントに接地接続されると共に直列に接続されたキャパシタンス値Caのキャパシタンス回路39及びインダクタンス値Laのインダクタンス回路40とを有するBRF(Band Reject Filter)型の整合回路で実現することができる。その時、Ca、La、Cb、Lbが、1次共振周波数帯において、ωLa−1/(ωCa)=−1/ωC1、かつωCb−1/(ωLb)=−1/(ωL1)であり、3次共振周波数帯において、ωLa−1/(ωCa)=ωL2かつ、ωCb−1/(ωLb)=ωC2を満たせば良い。このように上記関係式を満たした整合回路34をアンテナ装置7に接続させることによっても、1次共振周波数帯及び3次共振周波数帯の両方でアンテナ装置7の整合を取ることができ、アンテナ装置7を広帯域化することができる。
なお、アンテナ装置7に接続される整合回路は、上記以外の構成、例えば、アンテナ装置7に直列に接続されたキャパシタンス回路及びインダクタンス回路であっても良い。これにより、整合回路を小型にすることができる。
以上のように本発明のアンテナ装置は、1次共振周波数帯及び3次共振周波数帯において、アンテナ装置のインピーダンスをアンテナ装置の後段に接続される回路に対し容易に整合させることができ、特に携帯端末や車載用受信機などの電子機器用途において有用である。
(1)〜(4)は、本発明の実施の形態1におけるアンテナ装置の模式図 同アンテナ装置のスミスチャート (1)は、同アンテナ装置の回路図、(2)は、同アンテナ装置のインピーダンス特性を示すスミスチャート、(3)は、同アンテナ装置のVSWR特性を示す図 (1)は、同アンテナ装置の回路図、(2)は、同アンテナ装置のインピーダンス特性を示すスミスチャート、(3)は、同アンテナ装置のVSWR特性を示す図 (1)(2)は、同アンテナ装置の回路図 (1)は、同アンテナ装置のインピーダンス特性を示すスミスチャート、(2)は、同アンテナ装置のVSWR特性を示す図 (1)(2)は、同アンテナ装置の回路図 (1)(2)は、同アンテナ装置の回路図 (1)〜(4)は、従来のアンテナ装置の模式図 従来のアンテナ装置のスミスチャート
符号の説明
7 アンテナ装置
8 グランド
9 給電部
10 第1導体
11 第2導体
12 各々の先端
13 各々の導体長の略1/3以上の所定部分
14 接続部

Claims (6)

  1. グランドと、
    このグランドに形成された給電部と、
    この給電部に接続された第1導体と、
    前記グランドに接続されると共に前記第1導体と所定間隔を設けて略平行に配置され、前記第1導体の導体長と導体長が略等しい第2導体とを有し、
    前記第1導体と前記第2導体とは、少なくとも各々の先端とこの各々の先端から各々の導体長の略1/3の部分との間において互いに電気的に連結されたアンテナ装置。
  2. 前記給電部に接続された整合回路を有し、
    この整合回路は、前記給電部に接続されたリアクタンス値X2のリアクタンス回路と、前記給電部と前記リアクタンス回路との間にシャントに接地接続されたリアクタンス値X1のリアクタンス回路とを有し、前記アンテナ装置の1次共振周波数帯で前記リアクタンス値X1は誘導性となると共に前記リアクタンス値X2は容量性となり、前記アンテナ装置の3次共振周波数帯で前記リアクタンス値X1は容量性となると共に前記リアクタンス値X2は誘導性となる請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記整合回路は、前記給電部に直列に接続されたインダクタンス回路及びキャパシタンス回路と、前記給電部と前記直列に接続されたインダクタンス回路及びキャパシタンス回路との間にシャントに接地接続されると共に並列に接続されたインダクタンス回路及びキャパシタンス回路とを有する請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記給電部に接続された整合回路を有し、
    この整合回路は、前記給電部に接続されたリアクタンス値X2のリアクタンス回路と、前記給電部と前記リアクタンス回路との間にシャントに接地接続されたリアクタンス値X1のリアクタンス回路とを有し、前記アンテナ装置の1次共振周波数帯で前記リアクタンス値X1は容量性となると共に前記リアクタンス値X2は誘導性となり、前記アンテナ装置の3次共振周波数帯で前記リアクタンス値X1は誘導性となると共に前記リアクタンス値X2は容量性となる請求項1に記載のアンテナ装置。
  5. 前記整合回路は、前記給電部に並列に接続されたインダクタンス回路及びキャパシタンス回路と、前記給電部と前記並列に接続されたインダクタンス回路及びキャパシタンス回路との間にシャントに接地接続されると共に直列に接続されたインダクタンス回路及びキャパシタンス回路とを有する請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. グランドと、
    このグランドに形成された給電部と、
    この給電部に接続された第1導体と、
    前記グランドに接続されると共に前記第1導体と所定間隔を設けて略平行に配置され、前記第1導体の導体長と導体長が略等しい第2導体と、
    前記給電部に接続された無線回路と、
    この無線回路に接続された表示部とを有し、
    前記第1導体と前記第2導体とは、少なくとも各々の先端とこの各々の先端から各々の導体長の略1/3の部分との間において互いに電気的に連結された電子機器。
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