JP7221945B2 - 整合回路及びアンテナ装置 - Google Patents
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Description
しかし、このような整合回路では、互いに接続された回路同士の定数調整が困難となるばかりでなく、低周波数f1未満の周波数と高周波数f2を越える周波数ではSWRが急激に上がる。
そのため、例えばFM波帯のように日本の使用周波数帯(76MHz~95MHz)と日本以外の国の使用周波数帯(87.5MHz~108MHz)とが異なる場合は、同じアンテナであっても異なる整合回路を別途用意しなければならなくなる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るアンテナ装置の機能ブロック図である。このアンテナ装置1は、アンテナ10、車両側の電子機器と接続するための出力インタフェース20及び整合回路30を備えて構成される。出力インタフェース20は、アンテナ10と導通する整合回路30と車両側の電子機器とを接続するためのインタフェースであり、増幅回路などの電子回路を実装した回路基板(グランド端子付)、車両側に引き回しするケーブルの配線機構、車両に取り付けるための取付機構を含んで構成される。ただし、電子回路を省略した簡易なものであっても良い。
第1端子301には、両端のうち一端が接地電位のグランド面に接続(シャント接続)される第1整合回路31の他端と、両端のうち一端が非接地型で第2端子302に直列接続(シリーズ接続)される第2整合回路の他端とが接続される。
そのため、アンテナケース111に収容されるSFアンテナ112の頂上付近までの高さは、ポールアンテナ102の先端よりも格段に低い。FM波帯でのリアクタンスがゼロとなる周波数のインピーダンスは10Ω以下、キャパシタンスは2~5pF、インダクタンスは1000nH未満である。
LC型のように第2リアクタンス素子321がキャパシタCの場合、出力インタフェース20からの直流電流が整合回路30に流入しないようにカットする役割も果たす。これにより、アンテナ装置1が備える部品の増加を抑制することができる。
次に、第1実施形態における整合回路30の動作の概要を説明する。整合回路30が付加されるアンテナ10は、図2Aに例示されるポールアンテナ102である。ポールアンテナ102のみのインピーダンスの状態(ただし、正規化された状態)を図4上段にスミスチャートで示す。
周知の通り、スミスチャートはインピーダンス(R+(-)jX)の抵抗成分Rの大きさを横軸で表し、リアクタンス成分Xの大きさを横軸右端から放射状に延びる曲線で表した線図である。横軸中心から上側が+j(誘導性)、下側が-j(容量性)を表す。横軸の左側は抵抗成分Rが0、中央部分が1、右端は抵抗成分Rとリアクタンス成分Xがいずれも無限大となる。
横軸右端から延びる弧は、リアクタンス成分Xの大きさを表す真円(等リアクタンス円)の一部であり、径が小さいほどポールアンテナ102が高インピーダンスを表すものとなる。また、横軸を通過する円は等抵抗円であり、リアクタンス円と直交する。キャパシタC及びインダクタLがシャント接続の場合は、等コンダクタンス円(インピーダンスの逆数の実数部の大きさが等しくなる円)上を移動する。また、シリーズLの場合、周波数変化に伴うインピーダンスの軌跡は等抵抗円に沿って時計回りになり、シリーズCの場合は反時計回りになる。
ここでは、ポールアンテナ102が92MHzで共振し、抵抗成分Rが上述の通り20~50Ωに設計されているものとする。
以下の説明では、92MHz及びその付近のインピーダンス401を「共振点インピーダンス」、76MHzを含む低域のインピーダンス402を「低域インピーダンス」、108MHzを含む高域のインピーダンス403を「高域インピーダンス」と呼ぶ場合がある。スミスチャートに示される通り、ポールアンテナ102は、そのインピーダンスが全周波数帯域のうち低域で容量性、高域で誘導性を呈するものとなる。
図4に示される動作特性によると、76MHz~108MHzの全周波数帯域において、VSWRの最大値は76.58、最小値は2.20であり、最大値と最小値との差(偏差、以下同じ)は74.38である。また、利得の最大値は-0.66dB、最小値は-12.9dBであり、偏差は12.28dBである。このようにVSWR及び利得の偏差が大きいのは、車載用のアンテナ装置1は、共振型のアンテナ(例えばポールアンテナ102)を用いており、限られた領域でアンテナを構成するため、キャパシタンスよりもインダクタンスが大きくなるためである。また、FM波帯のうち主に使用される周波数の共振波長に比べてアンテナ10のグランド面からの高さが極端に低く、放射抵抗も十分でないためと考えられる。
特許文献1,2,3に開示されている従来の整合回路は、上記のサイズ上の制約の下で共振点の前後約10MHzのVSWRと利得を実用レベルに改善して広帯域化を図るものであり、76MHzのような低域又は108MHzのような高域までを含めた全周波数帯域におけるVSWRと利得の偏差を小さくするという視点がない。これについては、比較例1~5を用いて後述する。
また、第2整合回路32で高域及び低域のインピーダンスが低い状態を保ちつつ、共振点付近のインピーダンスを当該第2整合回路32の接続前よりも高くする。これにより、低域から高域までの全周波数帯域におけるVSWRの偏差及び利得の偏差を小さくすることができる。
図5(2)はキャパシタンスが5pFの場合のポールアンテナ102のインピーダンスの軌跡を表す。同様に図5(3)は10pF、図5(4)は20pF、図5(5)は35pFの場合のポールアンテナ102のインピーダンスの軌跡である。図示の通り、高域インピーダンス403は、キャパシタンスが大きくなるにつれてスミスチャートの第四象限500に向かって移動する。実際にはインダクタンスの影響を受ける場合もあるが、いずれにしてもスミスチャートの第四象限500を逸脱する大きさのキャパシタンスでは、第2整合回路32を接続してもVSWRは小さくならない。
図6(1)はポールアンテナ102のみのインピーダンスの状態であり、図4上段と同じである。シャントLでは低域インピーダンス402を図6(1)のスミスチャートの第一象限600(横軸の中心(1,0)を通過する等抵抗円の上半分の領域)に移動させる。これにより、第2整合回路32が接続された際に、高域及び低域のインピーダンスを下げ、共振点付近のインピーダンスを上げることが可能となる。図6(2)はインダクタンスが400nHの場合のインピーダンスの軌跡である。同様に図6(3)は350nH、図6(4)は150nH、図6(5)は90nHの場合のインピーダンスの軌跡である。
図示の通り、低域インピーダンス402は、インダクタンスが小さくなるにつれてスミスチャートの第一象限600に向かって移動する。実際にはキャパシタンスの影響を受ける場合があるが、いずれにしてもスミスチャートの第一象限600を逸脱する大きさのインピーダンスでは、第2整合回路32を接続してもVSWRは小さくならない。
(1-1)シャントC+シリーズL
図7は、整合回路30をシャントC及びシリーズLで構成したときの動作特性例を示す図である。図7上段(1)に示すように、シャントCにより高域インピーダンス403がスミスチャート上で容量性に向かって移動する(破線矢印)。つまり、図5(1)に示されるスミスチャートの第四象限500に向かって移動する。また、シリーズLにより共振点インピーダンス401が、図7上段(2)に示すように高インピーダンス側に移動する(破線矢印)。
ポールアンテナ102のみの場合(図4の各特性図参照)と比べて、VSWRの偏差は74.38から8.4まで小さくなり、利得の偏差も12.28dBから2.4dBまで小さくなっている。
低くなった利得は、図示しない増幅回路などで補償が容易である。そのため、一つのポールアンテナ102で、日本のFM放送の使用周波数帯(76MHz~95MHz)のみならず、日本以外の国のFM放送の使用周波数帯(87.5MHz~108MHz)でも受信が可能となり、量産に適したアンテナ装置1を実現することができる。
図8は、整合回路30をシャントL及びシリーズCで構成したときの動作特性例を示す図である。図8上段(1)に示すように、シャントLにより低域インピーダンス402は、スミスチャート上で誘導性に移動する(破線矢印)。つまり、図6(1)に示されるスミスチャートの第一象限600に向かって移動する。また、図8上段(2)に示すように、シリーズCにより共振点インピーダンス401が、スミスチャート上で高インピーダンス側に移動する(破線矢印)。
そのため、一つのポールアンテナ102で、日本のFM放送の使用周波数帯(76MHz~95MHz)のみならず、日本以外の国のFM放送の使用周波数帯(87.5MHz~108MHz)でも受信が可能となり、量産に適したアンテナ装置1を実現することができる。
ここで、整合回路30との比較のため、インダクタL及びキャパシタCの接続態様が整合回路30と異なるいくつかの整合回路を比較例として説明する。
図9は、比較例1-比較例5の構成図である。比較例1はシリーズC及びシャントLで構成される。比較例2はシリーズL及びシャントCで構成される。比較例3はシャントL及びシリーズLで構成される。比較例4はシャントC及びシリーズCで構成される。比較例5はシリーズC、シリーズL、シャントL及びシャントCで構成される。この比較例5は、従来技術例として挙げた特許文献1に開示された整合回路である。それぞれ左側の端子に、図4で説明した動作特性のポールアンテナ102が接続され、右側の端子に出力インタフェース30が接続される。
比較例1の動作特性を図10を参照して説明する。この整合回路では、図10上段(1)に示すように、シリーズCによりスミスチャート上で共振点インピーダンス401が反時計回りに移動する(破線矢印)。また、図10上段(2)に示すように、シャントLにより低域インピーダンス402がスミスチャート上で誘導性へ移動する(破線矢印)。その際、周波数によってはシャントLのインダクタLを介して低インピーダンスとなる。
このように、比較例1の整合回路は、整合回路30と異なる思想のものであり、VSWRの偏差、利得の偏差がいずれも小さくならない。
比較例2の動作特性を図11を参照して説明する。この整合回路では、図11上段(1)に示すように、シリーズLによりスミスチャート上で共振点インピーダンス401が時計回りに移動する(破線矢印)。また、図11上段(2)に示すように、シャントCにより高域インピーダンス403がスミスチャート上で容量性へ移動する(破線矢印)。その際、周波数によってはシャントCのキャパシタンスを介して低インピーダンスになる。
比較例3の動作特性を図12を参照して説明する。この整合回路では、図12上段(1)に示すように、シャントLにより低域インピーダンス402がスミスチャート上で誘導性へ移動する(破線矢印)。また、図12上段(2)に示すように、シリーズLにより共振点インピーダンス401がスミスチャート上で時計回りに移動する(破線矢印)。つまり、全周波数帯域が高インピーダンスになるだけとなる。
つまり、比較例3の整合回路もまた、整合回路30と異なる思想のものであり、VSWRの偏差、利得の偏差がいずれも小さくならない。
比較例4の動作特性を図13を参照して説明する。この整合回路では、図13上段(1)に示すように、シャントCにより高域インピーダンス403がスミスチャート上で容量性へ移動する(破線矢印)。また、図13上段(2)に示すように、シリーズCにより共振点インピーダンス401がスミスチャート上で反時計回りに移動する(破線矢印)。つまり、全周波数帯域が高インピーダンスになるだけとなる。
このように、比較例4に係る整合回路では、比較例3に係る整合回路と同様、各リアクタンス素子の極性が同一であるため、全周波数帯域で高インピーダンスになるだけとなる。つまり、比較例4の整合回路もまた、整合回路30と異なる思想のものであり、VSWRの偏差、利得の偏差がいずれも小さくならない。
比較例5の動作特性を図14を参照して説明する。この整合回路では、図14上段(1)に示すように、シリーズCにより共振点インピーダンス401がスミスチャート上で反時計回りに移動する(破線矢印)。また、図14上段(2)に示すように、シリーズLにより共振点インピーダンス401がスミスチャート上で時計回りに移動する(破線矢印)。また、図14上段(3)に示すように、シャントLにより低域インピーダンス402がスミスチャート上で誘導性へ移動する(破線矢印)。しかし、図14上段(4)に示すように、シャントCにより高域インピーダンス403(低域インピーダンス402も同様)が容量性へ移動する(破線矢印)。そのため、結果は整合回路の付加前と変わらない。
これに対して、第1実施形態の整合回路30では、VSWRの偏差が小さくなり、利得の偏差も10.0dB以下まで小さくできるので、後段の増幅回路は一つだけで足りるようになる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図15は、第2実施形態に係るアンテナ装置2の機能ブロック図である。このアンテナ装置2は、整合回路230の構成だけが第1実施形態のアンテナ装置1の整合回路30と異なる。第2実施形態の整合回路230は、ポールアンテナ102と第1整合回路31の前段との間に接続される非接地型の第3整合回路33を含んで構成される。
第3整合回路33には、単純な回路例としては、図16に示すように、インダクタLのみ、キャパシタCのみ、キャパシタCとインダクタLをシリーズ接続したものを用いることができる。アンテナ装置2及び整合回路230の他の構成については、第1実施形態のアンテナ装置1及び整合回路30と同じである。
(2-1)シリーズL+シャントC+シリーズL
図17は、整合回路230をシリーズL、シャントC及びシリーズLで構成したときの動作特性を示す図である。この整合回路230では、図17上段(1)に示すように、シリーズLにより共振点インピーダンス401がスミスチャート上で時計回りに移動する(破線矢印)。また、図17上段(2)に示すように、シャントCにより高域インピーダンス403がスミスチャート上で容量性に移動する(破線矢印)。さらに図17(3)に示すように、シリーズLにより共振点インピーダンス401が高インピーダンス側に移動する(破線矢印)。
図18は、整合回路230をシリーズC、シャントL及びシリーズCで構成したときの動作特性を示す図である。この整合回路230では、図18上段(1)に示すように、シリーズCにより共振点インピーダンス401が反時計回りでスミスチャート上で移動する(破線矢印)。また、図18上段(2)に示すように、シャントLにより、低域インピーダンス402がスミスチャート上で誘導性に移動する(破線矢印)。また、図18上段(3)に示すように、シリーズCにより共振点インピーダンス401が高インピーダンス側に移動する(破線矢印)。
図19は、整合回路230をシリーズC、シャントC及びシリーズLで構成したときの動作特性を示す図である。この整合回路230では、図19上段(1)に示すように、シリーズCにより共振点インピーダンス401がスミスチャート上で反時計回りに移動する(破線矢印)。また、図19上段(2)に示すように、シャントCにより高域インピーダンス403がスミスチャート上で容量性に移動する(破線矢印)。また、図19上段(3)に示すように、シリーズLにより共振点インピーダンス401が高インピーダンス側へ移動する(破線矢印)。
図20は、整合回路230をシリーズL、シャントL及びシリーズCで構成したときの動作特性を示す図である。この整合回路230では、図20上段(1)に示すように、シリーズLにより共振点インピーダンス401がスミスチャート上で時計回りに移動する(破線矢印)。また、図20上段(2)に示すように、シャントLにより低域インピーダンス402がスミスチャート上で誘導性に移動する(破線矢印)。また、図20上段(3)に示すように、シリーズCにより共振点インピーダンス401が高インピーダンス側に移動する(破線矢印)。
図16に示したシリーズCとシリーズLで第3整合回路33を構成する整合回路230についても、ほぼ同様の動作となるため、説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図21は、第3実施形態に係るアンテナ装置3の機能ブロック図である。このアンテナ装置3は、整合回路330の構成が第1実施形態のアンテナ装置1及び第2実施形態のアンテナ装置2と異なる。この整合回路330は、第1実施形態の整合回路30が有する第1整合回路31と第2整合回路32との組を縦列に複数組接続して構成される。図示の例は、2組の場合の例である。アンテナ装置3及び整合回路330の他の構成については、第1実施形態のアンテナ装置1及び整合回路30と同じである。
(3-1)シャントC+シリーズL+シャントC+シリーズL
図22は、整合回路330をシャントC、シリーズL、シャントC及びシリーズLで構成したときの動作特性を示す図である。この整合回路330では、図22上段(1)に示すように、シャントCにより、高域インピーダンス403がスミスチャート上で容量性に移動する(破線矢印)。また、図22上段(2)に示すように、シリーズLにより共振点インピーダンス401がスミスチャート上で高インピーダンス側へ移動する(破線矢印)。この時点で広帯域化が可能となる。また、図22上段(3)に示すように、シャントCにより高域インピーダンス403がスミスチャート上で等コンダクタンス円上を時計回りに移動する(破線矢印)。これにより高域のインピーダンスが低下する。さらに、図22上段(4)に示すように、シリーズLにより高域インピーダンス403(低域インピーダンス402も同様)がスミスチャート上で時計回りに移動する(破線矢印)。これによりVSWRの微細な変動(リップル)が低減する。
図23は、整合回路330をシャントL、シリーズC、シャントL及びシリーズCで構成したときの動作特性を示す図である。この整合回路330では、図23上段(1)に示すように、シャントLにより低域インピーダンス402がスミスチャート上で誘導性に移動する(破線矢印)。また、図23上段(2)に示すように、シリーズCにより共振点インピーダンス401が高インピーダンス側へ移動する(破線矢印)。この時点で広帯域化が可能となる。さらに、図23上段(3)に示すように、シャントLにより低域インピーダンス402が等コンダクタンス円上を反時計回りに移動する(破線矢印)。これにより低域インピーダンス402が低下する。さらに、図23上段(4)に示すように、シリーズCにより低域インピーダンス402(高域インピーダンス403も同様)がスミスチャート上で反時計回りに移動する(破線矢印)。これによりVSWRの微細な変動(リップル)が低減する。
図24は、整合回路330をシャントC、シリーズL、シャントL及びシリーズCで構成したときの動作特性を示す図である。この整合回路330では、図24上段(1)に示すように、シャントCにより高域インピーダンス403がスミスチャート上で容量性に移動する(破線矢印)。また、図24上段(2)に示すように、シリーズLにより共振点インピーダンス401が高インピーダンス側へ移動する(破線矢印)。この時点で広帯域化が可能となる。さらに、図24上段(3)に示すように、シャントLにより低域インピーダンス402が誘導性側に移動する(破線矢印)。さらに、図24上段(4)に示すように、シリーズCによりVSWRの周波数特性を調整する。すなわち微細な変動(リップル)を低減させる。
図25は、整合回路330をシャントL、シリーズC、シャントC及びシリーズLで構成したときの動作特性を示す図である。この整合回路330では、図25上段(1)に示すように、シャントLにより低域インピーダンス402がスミスチャート上で誘導性に移動する(破線矢印)。また、図25上段(2)に示すように、シリーズCにより共振点インピーダンス401が高インピーダンス側へ移動する(破線矢印)。この時点で広帯域化が可能となる。さらに、図25上段(3)に示すように、シャントCにより高域インピーダンス403が容量性側に移動する(破線矢印)。さらに、図25上段(4)に示すように、シリーズLによりVSWRの微細な変動(リップル)が低減する。
以上の説明は、アンテナ10が図2Aのポールアンテナ(ヘリカルアンテナ)102であることを前提としたものであるが、図2BのSFアンテナ112の場合も上記と同様に動作する。むしろ、SFアンテナ112の方が、整合回路30,230,330による広帯域化の効果がより顕著になる場合もある。以下、このことを説明する。
図26上段は、SFアンテナ112のインピーダンスの軌跡を示すスミスチャートであり、図4上段に示したポールアンテナ102のスミスチャートに対応する。図26のスミスチャートにおいて、400はSFアンテナ112のインピーダンスの軌跡であり、インピーダンス400、共振点インピーダンス401、低域インピーダンス402、高域インピーダンス403の定義は、ポールアンテナ102と同じである。SFアンテナ112の場合、実軸の抵抗成分が10Ω以下であることから、ポールアンテナ102よりも等抵抗円の径が大きい。インピーダンスは1000nH未満である。SFアンテナ112も、ポールアンテナ102と同様、そのインピーダンスが全周波数帯域のうち低域で容量性、高域で誘導性を呈するものとなる。
(4-1)シャントC+シリーズL
整合回路30をシャントC及びシリーズLで構成したときのSFアンテナ112のインピーダンスは、図7上段(1),(2)のように変化する。このときのVSWR-周波数特性図と利得-周波数特性図を図27に示す。76MHz~108MHzの全周波数帯域でみると、VSWRの最大値は70.7、最小値は45.4であり、偏差は25.2となる。比較例5を付加したときのVSWRの偏差が295.2であったのに比べて、270小さくなっている。また、利得の最大値は-11.1dB、最小値は-13.3dBであり、偏差は2.2dBとなる。比較例5を付加したときの利得の偏差が13.9dBであったのに比べて、11.7dB小さくなっている。
整合回路30をシャントL及びシリーズCで構成したときのSFアンテナ112のインピーダンスは、図8上段(1),(2)のように変化する。このときのVSWR-周波数特性図と利得-周波数特性図を図28に示す。76MHz~108MHzの全周波数帯域でみると、VSWRの最大値は79.5、最小値は39.4であり、偏差は40.1となる。比較例5を付加したときのVSWRの偏差が295.2であったのに比べて、255.1小さくなっている。また、利得の最大値は-10.7dB、最小値は-13.1dBであり、偏差は2.4dBとなる。比較例5を付加したときの利得の偏差が13.9であったのに比べて、11.5dB小さくなっている。
(5-1)シリーズL+シャントC+シリーズL
整合回路230をシリーズL、シャントC及びシリーズLで構成したときのSFアンテナ112のインピーダンスは、図17上段(1)-(3)のように変化する。このときのVSWR-周波数特性図と利得-周波数特性図を図29に示す。76MHz~108MHzの全周波数帯域でみると、VSWRの最大値は66.0、最小値は42.0であり、偏差は24.0となる。比較例5を付加したときのVSWRの偏差が295.2であったのに比べて、271.2小さくなっている。また、利得の最大値は-10.7dB、最小値は-13.1dBであり、偏差は2.4dBとなる。比較例5を付加したときの利得の偏差が13.9であったのに比べて、11.5dB小さくなっている。
整合回路230をシリーズC、シャントL及びシリーズCで構成したときのSFアンテナ112のインピーダンスは、図18上段(1)-(3)のように変化する。このときのVSWR-周波数特性図と利得-周波数特性図を図30に示す。76MHz~108MHzの全周波数帯域でみると、VSWRの最大値は53.1、最小値は39.4であり、偏差は13.7となる。比較例5を付加したときのVSWRの偏差が295.2であったのに比べて、281.5小さくなっている。また、利得の最大値は-10.8dB、最小値は-11.7dBであり、偏差は0.9dBとなる。比較例5を付加したときの利得の偏差が13.9であったのに比べて、13.0dB小さくなっている。
整合回路230をシリーズC、シャントC及びシリーズLで構成したときのSFアンテナ112のインピーダンスは、図19上段(1)-(3)のように変化する。このときのVSWR-周波数特性図と利得-周波数特性図を図31に示す。76MHz~108MHzの全周波数帯域でみると、VSWRの最大値は73.8、最小値は47.5であり、偏差は26.3となる。比較例5を付加したときのVSWRの偏差が295.2であったのに比べて、268.9小さくなっている。また、利得の最大値は-11.3dB、最小値は-13.5dBであり、偏差は2.1dBとなる。比較例5を付加したときの利得の偏差が13.9であったのに比べて、11.8dB小さくなっている。
整合回路230をシリーズL+シャントL+シャントCで構成したときのSFアンテナ112のインピーダンスは、図20上段(1)-(3)のように変化する。このときのVSWR-周波数特性図と利得-周波数特性図を図32に示す。76MHz~108MHzの全周波数帯域でみると、VSWRの最大値は65.6、最小値は40.4であり、偏差は25.2となる。比較例5を付加したときのVSWRの偏差が295.2であったのに比べて、270.0小さくなっている。また、利得の最大値は-10.8dB、最小値は-12.3dBであり、偏差は1.5dBとなる。比較例5を付加したときの利得の偏差が13.9であったのに比べて、12.4dB小さくなっている。
(6-1)シャントC+シリーズL+シャントC+シリーズL
整合回路230をシャントC+シリーズL+シャントC+シリーズLで構成したときのSFアンテナ112のインピーダンスは、図22上段(1)-(4)のように変化する。このときのVSWR-周波数特性と利得-周波数特性を図33に示す。76MHz~108MHzの全周波数帯域でみると、VSWRの最大値は73.9、最小値は57.9であり、偏差は15.9となる。比較例5を付加したときのVSWRの偏差が295.2であったのに比べて、279.3小さくなっている。また、利得の最大値は-12.2dB、最小値は-13.3dBであり、偏差は1.1dBとなる。比較例5を付加したときの利得の偏差が13.9であったのに比べて、12.8dB小さくなっている。
整合回路230をシャントL+シリーズC+シャントL+シリーズCで構成したときのSFアンテナ112のインピーダンスは、図23上段(1)-(4)のように変化する。このときのVSWR-周波数特性図と利得-周波数特性図を図34に示す。76MHz~108MHzの全周波数帯域でみると、VSWRの最大値は71.8、最小値は44.2であり、偏差は27.6となる。比較例5を付加したときのVSWRの偏差が295.2であったのに比べて、267.6小さくなっている。また、利得の最大値は-11.1dB、最小値は-13.1dBであり、偏差は2.0dBとなる。比較例5を付加したときの利得の偏差が13.9であったのに比べて、11.9dB小さくなっている。
整合回路230をシャントC+シリーズL+シャントL+シリーズCで構成したときのSFアンテナ112のインピーダンスは、図24上段(1)-(4)のように変化する。このときのVSWR-周波数特性と利得-周波数特性を図35に示す。76MHz~108MHzの全周波数帯域でみると、VSWRの最大値は78.8、最小値は55.1であり、偏差は23.7となる。比較例5を付加したときのVSWRの偏差が295.2であったのに比べて、271.5小さくなっている。また、利得の最大値は-11.9dB、最小値は-13.5dBであり、偏差は1.6dBとなる。比較例5を付加したときの利得の偏差が13.9であったのに比べて、12.3dB小さくなっている。
整合回路230をシャントL+シリーズC+シャントC+シリーズLで構成したときのSFアンテナ112のインピーダンスは、図25上段(1)-(4)のように変化する。このときのVSWR-周波数特性図と利得-周波数特性図を図36に示す。76MHz~108MHzの全周波数帯域でみると、VSWRの最大値は68.0、最小値は52.3であり、偏差は15.7となる。比較例5を付加したときのVSWRの偏差が295.2であったのに比べて、279.5小さくなっている。また、利得の最大値は-11.5dB、最小値は-12.8dBであり、偏差は1.3dBとなる。比較例5を付加したときの利得の偏差が13.9であったのに比べて、12.6dB小さくなっている。
次に、本発明の第4実施形態として、アンテナサイズに着目した場合の実施の形態例を説明する。整合回路30,230,330を付加した効果(共振点から低い方に離れた低域から高い方に離れた高域にわたる利得の最大値と最小値の差が小さくなる)がSFアンテナで顕著になる場合があることは、第3実施形態で説明した通りである。SFアンテナは、前述の通りシャークフィンエレメントとコイルエレメントとを組み合わせた構造のアンテナであるが、アンテナサイズを決定づけるのは、コイルエレメントに対地静電容量を装荷するためのシャークフィンエレメントの形状・構造及びサイズである。
図39に示される通り、比較例1アンテナ装置では、87.5MHzにおける利得が-14.2dB、108MHzにおける利得が-13.9dB、帯域内平均利得が-8.7dBである。また、比較例2アンテナ装置では、87.5MHzにおける利得が-16.1dB、108MHzにおける利得が-15.6dB、帯域内平均利得が-9.4dBである。したがって、相対的にサイズの小さい実施例エレメント381を有する比較例2アンテナ装置では、比較例1アンテナ装置よりも帯域が狭くなり、帯域内の利得も低下している。
あるいは、長さL2や最大幅W2を調整することで最大高H2を短くすることも可能である。
さらに、スリットやスロットを有するエレメントとしても良い。また、一対の面状の実施例エレメントを対向させ、それらを任意の部位で連結させるようにしても良い。
実施例整合回路は、第3実施形態で説明した整合回路330でなく、他の整合回路30,230を用いても良い。
Claims (7)
- 車両に取付可能なアンテナ装置であって、
共振型のアンテナと、前記アンテナに付加される整合回路とを備えており、
前記整合回路は、前記アンテナの給電部に接続される第1整合回路と、この第1整合回路の後段に接続される第2整合回路とを含み、
前記第1整合回路は前記アンテナの共振点よりも高域又は低域に離れた周波数帯のインピーダンスを前記第1整合回路の接続前よりも低減させ、前記第2整合回路は前記アンテナの共振点付近のインピーダンスを前記第2整合回路の接続前よりも高くすることを特徴とする、
アンテナ装置。 - 前記第1整合回路が接地型の第1リアクタンス素子を含んで構成され、
前記第2整合回路が非接地型で前記第1リアクタンス素子と極性が異なる第2リアクタンス素子を含んで構成されることを特徴とする、
請求項1に記載のアンテナ装置。 - 前記アンテナは、第1周波数帯で容量性のインピーダンスを呈し、前記第1周波数帯よりも高い第2周波数帯で前記インピーダンスが誘導性を呈するアンテナであり、
前記第1整合回路は、前記アンテナの前記第2周波数帯のインピーダンスを前記第1整合回路の接続前よりも容量性にすることを特徴とする、
請求項1又は2に記載のアンテナ装置。 - 前記アンテナは、第1周波数帯で容量性のインピーダンスを呈し、前記第1周波数帯よりも高い第2周波数帯で前記インピーダンスが誘導性を呈するアンテナであり、
前記第1整合回路は、前記アンテナの前記第1周波数帯のインピーダンスを前記第1整合回路の接続前よりも誘導性にすることを特徴とする、
請求項1又は2に記載のアンテナ装置。 - 前記整合回路は、前記第1整合回路と前記第2整合回路との組を縦列に複数組接続して構成されることを特徴とする、
請求項1ないし4のいずれか一項に記載のアンテナ装置。 - 前記整合回路は、前記第1整合回路の前段に接続される非接地型の第3整合回路を含んで構成されることを特徴とする、
請求項1ないし5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。 - 共振型のアンテナに付加される整合回路であって、
前記アンテナの給電部に接続される第1整合回路と、この第1整合回路の後段に接続される第2整合回路とを含み、
前記第1整合回路は前記アンテナの共振点よりも高域又は低域に離れた周波数帯のインピーダンスを前記第1整合回路の接続前よりも低減させ、前記第2整合回路は前記アンテナの共振点付近のインピーダンスを前記第2整合回路の接続前よりも高くすることを特徴とする、
アンテナの整合回路。
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