JP2007026695A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つ経済的な構成で、エンドプレートの剛性を良好に確保することを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10では、ターミナルプレートから積層方向に出力端子部58aが突出形成される。エンドプレート20aは、このエンドプレート20aの中央領域Sを通る複数の補強用リブRを設けるとともに、前記エンドプレート20aには、出力端子部58aを挿入させるための貫通孔部59aが形成される。貫通孔部59aは、補強用リブRを避けて中央領域Sから上方に離間し、且つ、発電領域D内に位置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを備え、前記発電セルが複数積層された積層体の積層方向両端に、ターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)を採用している。この電解質膜の両側にアノード側電極及びカソード側電極を対設した電解質膜・電極構造体が、セパレータによって挟持された発電セルを備え、前記発電セルが複数積層されることにより、燃料電池スタックが構成されている。
この種の燃料電池スタックでは、発電セルが複数積層された積層体の積層方向両端に、ターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設されている。ターミナルプレートは、積層体からの発電電力を外部に取り出すために出力端子部を備えており、この出力端子部は、前記ターミナルプレートの端部から外部に突出して設けられている場合が多い。しかしながら、出力端子部が発電面方向に対して端部に存在しているため、発電面内の電流に不均一が発生し易く、特に高出力型の燃料電池スタックでは、前記出力端子部で相当な発熱が生じるという問題がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池の出力端子構造が採用されている。この燃料電池では、図6に示すように、燃料電池本体1を備えており、この燃料電池本体1は、単電池の積層体に集電板、絶縁板、端板及び締付部材等を組み合わせて締め付けられている。燃料電池本体1の両側面には、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却水の出入を行うための外部マニホールド2、3が取り付けられている。
燃料電池本体1の中央部には、積層体の積層方向に突出して出力端子4が設けられている。この出力端子4は、図示しない集電板に接続されており、前記出力端子4は、絶縁カラー5を介して金属板6から絶縁されている。
特許第3496819号公報(図1)
ところで、上記の特許文献1の出力端子部を、一般的な燃料電池スタックに採用する際、ターミナルプレートの中央部から積層方向に突出して出力端子部が設けられるとともに、絶縁プレート及びエンドプレートの中央部には、前記出力端子部を挿通させるための貫通孔部が形成される。
この場合、エンドプレートは、積層体の各発電セルに均一な面圧を付与して所望の発電性能及びシール性を確保しなければならず、機械的剛性、特に曲げ剛性を有することが必要である。曲げは、エンドプレートの中央部に応力が集中することにより発生しており、曲げ剛性を維持するためには、前記エンドプレートの中央部を通るリブを設けることが要請される。
しかしながら、上記の出力端子部を採用しようとすると、最も剛性を確保したいエンドプレートの中央部に、空所である貫通孔部が設けられてしまう。これにより、エンドプレートの剛性を良好に確保することができず、例えば、各発電セルの発電性能が不均一になるとともに、所望のシール性が得られないという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、エンドプレートの剛性を良好に確保することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを備え、前記発電セルが複数積層された積層体の積層方向両端に、ターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設される燃料電池スタックである。
ターミナルプレートは、外部に電力を取り出すための出力端子部を、積層方向に突出形成し、エンドプレートは、該エンドプレートの中央領域を通る補強用リブを設けるとともに、前記エンドプレートには、前記補強用リブを避けて前記中央領域から離間し且つ電極の発電領域内に位置して前記出力端子部を挿入させるための貫通孔が形成されている。
また、エンドプレートは、長方形状を有し、補強用リブは、少なくとも前記エンドプレートの対角位置を繋いで前記中央領域を通ることが好ましい。長方形状のエンドプレートの剛性を良好に確保することができるからである。
さらに、積層体は、複数の発電セルが水平方向に積層されるとともに、貫通孔は、中央領域から上方に離間する位置に設定されることが好ましい。冠水時における出力端子部の水没を有効に回避することができるからである。
本発明では、補強用リブがエンドプレートの中央領域を通って設けられるため、前記エンドプレートの剛性を良好に確保することができる。従って、積層体の各発電セルに均一な面圧を付与することが可能になり、所望の発電性能及びシール性を確保することができる。
しかも、出力端子部は、中央領域から離間し且つ電極の発電領域内に位置して設けられている。このため、発電面内の電流は、さほど不均一になることがなく、良好な発電性能を確保することが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係る燃料電池スタック10の斜視図であり、図2は、前記燃料電池スタック10の一部分解概略斜視図である。
図2に示すように、燃料電池スタック10は、複数の発電セル12が水平方向(矢印A方向)に積層された積層体14を備える。積層体14の積層方向(矢印A方向)一端には、ターミナルプレート16a、絶縁プレート18a及びエンドプレート20aが外方に向かって、順次、配設される。積層体14の積層方向他端には、ターミナルプレート16b、絶縁プレート18b及びエンドプレート20bが外方に向かって、順次、配設される。
燃料電池スタック10は、四角形、例えば、長方形に構成されるエンドプレート20a、20bを端板として含むケーシング24を備えている。なお、燃料電池スタック10は、発電セル12の積層方向が水平方向に設定されているが、これに限定されるものではなく、例えば、前記発電セルの積層方向を鉛直方向(矢印C方向)に設定してもよい。
図3及び図4に示すように、各発電セル12は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)30と、前記電解質膜・電極構造体30を挟持する薄板波形状の第1及び第2金属セパレータ32、34とを備える。なお、第1及び第2金属セパレータ32、34に代替して、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
発電セル12の長辺方向(図4中、矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔36a、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔38a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔40bが設けられる。
発電セル12の長辺方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔40a、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔38b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔36bが設けられる。
電解質膜・電極構造体30は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜42と、前記固体高分子電解質膜42を挟持するアノード側電極44及びカソード側電極46とを備える。
アノード側電極44及びカソード側電極46は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜42の両面に形成される。
第1金属セパレータ32の電解質膜・電極構造体30に向かう面32aには、燃料ガス供給連通孔40aと燃料ガス排出連通孔40bとを連通する燃料ガス流路48が形成される。この燃料ガス流路48は、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。第1金属セパレータ32の面32bには、冷却媒体供給連通孔38aと冷却媒体排出連通孔38bとを連通する冷却媒体流路50が形成される。この冷却媒体流路50は、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。
第2金属セパレータ34の電解質膜・電極構造体30に向かう面34aには、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部からなる酸化剤ガス流路52が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路52は、酸化剤ガス供給連通孔36aと酸化剤ガス排出連通孔36bとに連通する。第2金属セパレータ34の面34bには、第1金属セパレータ32の面32bと重なり合って冷却媒体流路50が一体的に形成される。
第1金属セパレータ32の面32a、32bには、この第1金属セパレータ32の外周端縁部を周回して第1シール部材54が一体成形される。第1シール部材54は、面32aで燃料ガス供給連通孔40a、燃料ガス排出連通孔40b及び燃料ガス流路48を囲繞してこれらを連通させる一方、面32bで冷却媒体供給連通孔38a、冷却媒体排出連通孔38b及び冷却媒体流路50を囲繞してこれらを連通させる。
第2金属セパレータ34の面34a、34bには、この第2金属セパレータ34の外周端縁部を周回して第2シール部材56が一体成形される。第2シール部材56は、面34aで酸化剤ガス供給連通孔36a、酸化剤ガス排出連通孔36b及び酸化剤ガス流路52を囲繞してこれらを連通させる一方、面34bで冷却媒体供給連通孔38a、冷却媒体排出連通孔38b及び冷却媒体流路50を囲繞してこれらを連通させる。
図3に示すように、第1及び第2シール部材54、56間には、固体高分子電解質膜42の外周が、直接、ケーシング24に接触することを阻止するために、シール55が介装される。
図1〜図3に示すように、ターミナルプレート16a、16bの面内中央から上方に所定距離だけ離間する位置(後述する)には、積層方向外方に延在する出力端子部58a、58bが設けられる。出力端子部58a、58bには、例えば、走行用モータ等の負荷が接続される。
出力端子部58a、58bは、絶縁性筒体57に挿入されて絶縁プレート18a、18b及びエンドプレート20a、20bの貫通孔部59a、59bに挿入されて外部に突出する。絶縁プレート18a、18bは、絶縁性材料、例えば、ポリカーボネート(PC)やフェノール樹脂等で形成されている。
図5に示すように、エンドプレート20aには、このエンドプレート20aの中央領域Sを通る複数の補強用リブRが設けられる。補強用リブRは、少なくともエンドプレート20aの対角位置を繋いで中央領域Sを通る部分の他、水平方向(矢印B方向)の両端を繋いで前記中央領域Sを通る部分、貫通孔部59aを周回する略円形状の部分等を有する。
貫通孔部59aは、補強用リブRを避けて中央領域Sから離間し、且つ発電セル12の発電領域D(図4参照)内に位置して形成される。図3及び図5に示すように、燃料電池スタック10のスタック高さ方向中心線O1の高さHに対し、貫通孔部59aの中心、すなわち、出力端子部58aの中心高さ位置O2は、高さh1だけ高い位置に設定される。
ケーシング24は、図2に示すように、端板であるエンドプレート20a、20bと、積層体14の側部に配置される複数のパネル部材60a〜60dと、前記パネル部材60a〜60dの互いに近接する端部同士を連結するアングル部材62a〜62dと、前記エンドプレート20a、20bと前記パネル部材60a〜60dとを連結するそれぞれ長さの異なる連結ピン64a、64bとを備える。パネル部材60a〜60dは、薄板金属製プレートで構成される。
エンドプレート20a、20bの上下各辺には、それぞれ2つの円筒状第1連結部66a、66bが突出形成されるとともに、両側の各辺には、それぞれ2つの第1連結部66a、66bが突出形成される。
積層体14の矢印B方向両側に配置されるパネル部材60a、60cの長手方向(矢印A方向)両端には、第2連結部70a、70bが2つずつ形成される。積層体14の上下両側に配置されるパネル部材60b、60dの長手方向両端には、第2連結部72a、72bが3つずつ形成される。
パネル部材60a、60cの各第2連結部70a、70b間には、エンドプレート20a、20bの両側の各辺の第1連結部66a、66bが配置されるとともに、これらに短尺な連結ピン64aが一体的に挿入されて、前記パネル部材60a、60cが前記エンドプレート20a、20bに取り付けられる。
同様に、パネル部材60b、60dの第2連結部72a、72bがエンドプレート20a、20bの上辺及び下辺の第1連結部66a、66bと交互に配置されるとともに、これらに長尺な連結ピン64bが一体的に挿入されて、前記パネル部材60b、60dが前記エンドプレート20a、20bに取り付けられる。
パネル部材60a〜60dには、短手方向両端縁部にそれぞれ複数のリング状凹部74aが形成されるとともに、前記凹部74aには、小径な孔部74bが同軸上に連通する。アングル部材62a〜62dは、湾曲する角部を挟んで各片に薄肉部75が形成されるとともに、各薄肉部75には、各孔部74bに対応してねじ孔76が形成される。
各凹部74aに締結ボルト78の頭部78aが挿入されるとともに、前記締結ボルト78のねじ部78bが、孔部74bを通ってねじ孔76に螺合する。これにより、アングル部材62a〜62dを介してパネル部材60a〜60dが固定され、ケーシング24が構成される(図1参照)。
締結ボルト78の頭部78aには、ボルト回転用工具(図示せず)を係止するための、複数、例えば、3つの貫通孔部79が、等角度間隔ずつ離間して形成される。各締結ボルト78のねじ部78bには、このねじ部78bの緩みを防止し、且つ、防水機能を有する緩み防止剤(図示せず)が塗布される。
図2及び図3に示すように、絶縁プレート18bは、ケーシング24の内周で位置決めされるように所定の寸法に設定された矩形状を有する。この絶縁プレート18bは、積層体14の積層方向の長さ変動を吸収して前記積層体14に所望の締め付け荷重を付与可能にするために、厚さが調整される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
この燃料電池スタック10では、先ず、図1に示すように、エンドプレート20aの酸化剤ガス供給連通孔36aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給連通孔40aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体供給連通孔38aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。このため、積層体14では、矢印A方向に重ね合わされた複数の発電セル12に対し、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体が矢印A方向に供給される。
図4に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔36aから第2金属セパレータ34の酸化剤ガス流路52に導入され、電解質膜・電極構造体30のカソード側電極46に沿って移動する。一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔40aから第1金属セパレータ32の燃料ガス流路48に導入され、電解質膜・電極構造体30のアノード側電極44に沿って移動する。
従って、各電解質膜・電極構造体30では、カソード側電極46に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極44に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極46に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔36bに沿って流動した後、エンドプレート20aから外部に排出される。同様に、アノード側電極44に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔40bに排出されて流動し、エンドプレート20aから外部に排出される。
また、冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔38aから第1及び第2金属セパレータ32、34間の冷却媒体流路50に導入された後、矢印B方向に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体30を冷却した後、冷却媒体排出連通孔38bを移動してエンドプレート20aから排出される。
この場合、本実施形態では、ターミナルプレート16aから矢印A方向に突出形成される出力端子部58aが、エンドプレート20aの中央領域Sから上方に離間しており、前記エンドプレート20aには、前記出力端子部58aを挿入させるための貫通孔部59aが、前記中央領域Sの上方に離間して形成されている。
このため、エンドプレート20aには、中央領域Sを通って複数の補強用リブRが設けられ、前記エンドプレート20aの剛性を良好に確保することができる。特に、エンドプレート20aの中央部に集中し易い曲げ応力に対し、補強用リブRを介して所望の剛性を維持することが可能になり、前記エンドプレート20aの曲げによる変形を有効且つ確実に阻止することができる。これにより、簡単且つ経済的な構成で、エンドプレート20aの剛性を向上させることができるという効果が得られる。
しかも、出力端子部58aは、各発電セル12の発電領域D内に位置して設けられている。このため、発電面内の電流がさほど不均一になることがなく、良好な発電性能を確保することが可能になる。
さらに、発電セル12が水平方向に積層されるとともに、出力端子部58aは、燃料電池スタック10のスタック高さ方向中心線O1よりも上方に距離h1だけ離間した位置に、前記出力端子部58aの中心高さ位置O2が設定されている(図5参照)。
従って、燃料電池スタック10の冠水時に、この燃料電池スタック10のスタック高さ方向中心線O1よりさらに上方に距離h1だけ水位の上昇があっても、出力端子部58aが水中に浸ることがない。これにより、燃料電池スタック10を、例えば、燃料電池自動車の床下に配置しても、冠水時における出力端子部58aの水没が良好に回避されるという利点がある。
本発明の実施形態に係る燃料電池スタックの斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの一部分解概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの断面側面図である。 前記燃料電池スタックを構成する発電セルの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの正面説明図である。 特許文献1の燃料電池の正面説明図である。
符号の説明
10…燃料電池スタック 12…発電セル
14…積層体 16a、16b…ターミナルプレート
18a、18b…絶縁プレート 20a、20b…エンドプレート
24…ケーシング 30…電解質膜・電極構造体
32、34…金属セパレータ 42…固体高分子電解質膜
44…アノード側電極 46…カソード側電極
48…燃料ガス流路 50…冷却媒体流路
52…酸化剤ガス流路 58a、58b…出力端子部
59a、59b…貫通孔部 60a〜60d…パネル部材
62a〜62d…アングル部材 64a、64b…連結ピン
76…ねじ孔 78…締結ボルト
D…発電領域 R…補強用リブ
S…中央領域

Claims (3)

  1. 一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを備え、前記発電セルが複数積層された積層体の積層方向両端に、ターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設される燃料電池スタックであって、
    前記ターミナルプレートは、外部に電力を取り出すための出力端子部を、前記積層方向に突出形成し、
    前記エンドプレートは、該エンドプレートの中央領域を通る補強用リブを設けるとともに、
    前記エンドプレートには、前記補強用リブを避けて前記中央領域から離間し且つ前記電極の発電領域内に位置して前記出力端子部を挿入させるための貫通孔が形成されることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記エンドプレートは、長方形状を有し、
    前記補強用リブは、少なくとも前記エンドプレートの対角位置を繋いで前記中央領域を通ることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池スタックにおいて、前記積層体は、複数の前記発電セルが水平方向に積層されるとともに、
    前記貫通孔は、前記中央領域から上方に離間する位置に設定されることを特徴とする燃料電池スタック。
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