JP2007024307A - マニホールドブロック及びそれを用いたバルブユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない部品数で種々の流路構成に対応できる安価なマニホールドブロック及びそれを用いたバルブユニットを提供すること。
【解決手段】複数のコンポーネント部品101を取り付けられるマニホールドブロック2を、継手6と第1連通流路9とを連通させる弁室を、前記コンポーネント部品101との間に形成する弁室形成部7を備え、第1連通流路9が弁室形成部7に開口する開口部の周りに、弁座10が設けられた第1マニホールドブロック4と、第1マニホールドブロック4に接触する面に、第1連通流路9に連通する第2連通流路12が複数形成され、各第2連通流路12に接続する共通流路13を形成された第2マニホールドブロックとに分割する。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンポーネント部品を取り付けられるマニホールドブロック及びそれを用いたバルブユニットに関する。
従来、半導体産業におけるスラリーラインや各種化学薬液ラインでは、スラリーの入った薬液、酸系薬液、アルカリ系薬液、洗剤溶液などの流体を一次側流路から分岐して二次側流路に供給したり、二次側流路から入力して合流することが行われている。流路切替を制御する複数の薬液弁を配管で接続すると、配管スペースが大きくなる問題があるので、薬液弁などのコンポーネント部品をマニホールドブロックに取り付けるバルブユニットが流路の分岐/合流位置に設けられる。
図24は、従来のバルブユニット100の外観斜視図である。図25は、図24に示すバルブユニットの平面図である。
バルブユニット100は、薬液弁101A,101B,101Cがマニホールドブロック111の上面に取り付けられ、取付プレート117を介して半導体製造装置に取り付けられる。マニホールドブロック111には、継手112A,112B,112C,112Dが一体成形され、各々違う向きに設けられている。
図26は、図25に示すバルブユニット100のE−E断面図である。図27は、図26に示すバルブユニットのF−F断面図である。図28は、図26に示すバルブユニットのG−G断面図である。
まず、バルブユニット100が使用するマニホールドブロックについて説明する。マニホールドブロック111の上面には、薬液弁101A,101B,101Cをダイアフラム弁体102A,102B,102Cを介して取り付けるための取付孔113A,113B,113Cが形成され、継手112A,112B,112Cにそれぞれ連通している。マニホールドブロック111は、取付孔113A,113B,113Cと同軸上に連通流路114A,114B,114Cが穿設され、連通流路114A,114B,114Cが取付孔113A,113B,113Cの内壁に開口する開口部の周りに弁座115A,115B,115Cが設けられている。マニホールドブロック111は、継手112Dから水平方向に共通流路116が穿設され、連通流路114A,114B,114Cにそれぞれ連通している。
次に、薬液弁101A,101B,101Cについて説明する。
薬液弁101A,101B,101Cは、エアオペレイト式のダイアフラム弁である。薬液弁101A,101B,101Cは、ダイアフラム弁体102A,102B,102Cがシリンダ103A,103B,103Cとマニホールドブロック111との間で外縁部を狭持されている。シリンダ103A,103B,103Cは、カバー104A,104B,104Cを被せられ、カバー104A,104,104Cとの間にピストン室105A,105B,105Cを形成する。ピストン室105A,105B,105Cには、ピストン106A,106B,106Cが摺動自在に装填され、ピストン106A,106B,106Cの下端部がシリンダ103A,103B,103Cを貫いてマニホールドブロック111の取付孔113A,113B,113C内へ突きだし、ダイアフラム弁体102A,102B,102Cに連結する。
ピストン室105A,105B,105Cは、ピストン106A,106B,106Cにより上室と下室に気密に区画され、上室と下室にそれぞれパイロットポート107A,107B,107Cと108A,108B,108Cが連通する。従って、バルブユニット100は、ピストン室105A,105B,105Cの上室と下室の圧力バランスを調整すれば、ピストン106A,106B,106Cを上下方向へ移動させて、ダイアフラム弁体102を弁座115A,115B,115Cに当接又は離間させることができる。
なお、薬液弁101A,101B,101Cやマニホールドブロック111などは、外観及び接液部は全て樹脂で形成され、耐腐食性を確保する。
このようなバルブユニット100は、図27に示すように、取付プレート117A,117B,117C上にマニホールドブロック111を設置し、さらに、マニホールドブロック111の上面に薬液弁101A,101B,101Cを設置し、上方から薬液弁101A,101B,101Cにそれぞれ貫き通したボルト118を、マニホールドブロック111に挿通し、先端部を取付プレート117A,117B,117Cに締結することにより組み立てられる(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5参照)。
特開2003−4151号公報 特開2003−21248号公報 特開2003−172466号公報 特開2003−185039号公報 特開2004−316667号公報
しかしながら、従来のバルブユニット100には以下の問題があった。
(1)例えばスラリーの入った薬液をバルブユニット100に流す場合、薬液が弁座115A,115B,115Cやダイアフラム弁体102A,102B,102Cに付着して凝結することがある。この場合、凝結箇所から流体漏れが生じるおそれがあるため、弁座115A,115B,115Cやダイアフラム弁体102A,102B,102Cを交換する必要がある。従来のバルブユニット100は、1個のマニホールドブロック111に弁座115A,115B,115Cを一体的に設けるため、たとえ、弁座115Aにのみ薬液が凝結した場合でも、マニホールドブロック111をまるごと交換しなければならず、メンテナンス費用がかかっていた。
(2)また、半導体製造装置の流路構成は、周辺装置の設置状況などによって現場毎に異なる。従来のバルブユニット100は、マニホールドブロック111に対して継手112A,112B,112C,112Dの位置が一義的に決められているため、各種流路構成に臨機応変に対応することができない。そのため、継手112A,112B,112Cの向きが異なるマニホールドブロック111をストックしなければならず、維持管理にコストがかかっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、少ない部品数で種々の流路構成に対応できる安価なマニホールドブロック及びそれを用いたバルブユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るマニホールドブロックは、以下の構成を有する。
(1)複数のコンポーネント部品を取り付けられるマニホールドブロックにおいて、継手と第1連通流路とに連通する弁室形成部を備え、コンポーネント部品を取り付けられたときに弁室形成部とコンポーネント部品との間に弁室を形成するものであって、第1連通流路が弁室形成部に開口する開口部の周りに、弁座が設けられた第1マニホールドブロックと、第1マニホールドブロックに接触する面に、第1連通流路に連通する第2連通流路が複数形成され、各第2連通流路に接続する共通流路を形成された第2マニホールドブロックとを有することを特徴とする。
(2)(1)に記載の発明において、第1マニホールドブロックは、弁室形成部が開口する第1の面と第2マニホールドブロックに接触する第2の面が正方形状をなす直方体形状に樹脂を成形したものであって、第1の面と第2の面に垂直に接続する外側面の1つ以上に継手が設けられていることを特徴とする。
(3)(1)又は(2)に記載の発明において、第1マニホールドブロックが、第1連通流路の開口部の周りに第1シール溝を形成され、第2マニホールドブロックが、第2連通流路の開口部の周りに第2シール溝を形成され、第1シール溝と第2シール溝との間に配置され、第1連通流路と第2連通流路の接続部分をシールするシール部材と、を有することを特徴とする。
(4)(3)に記載の発明において、第1シール溝に第1凸凹条を設け、第2シール溝に第2凸凹条を設け、シール部材に第1凸凹条に嵌合する第1凹凸条と、第2凸凹条に嵌合する第2凹凸条を設けており、第1凸凹条又は第1凹凸条の少なくとも一方が、肉厚方向に設けられた圧入代を有するとともに、第2凸凹条と第2凹凸条の少なくとも一方が、肉厚方向に設けられた圧入代を有することを特徴とする。
(5)(1)又は(2)に記載の発明において、第1マニホールドブロックの第1連通流路の開口部の周り、又は、第2マニホールドブロックの第2連通流路の開口部の周りに環状の凸条を一体的に設け、凸条の外周面に突部が1つ以上環状に設けてあり、第2マニホールドブロックの第2連通流路の開口部の周り、又は、第1マニホールドブロックの第1連通流路の開口部の周りに、凸条に対応する凹条を環状に設け、突部を凹条に圧入嵌合することにより、第1連通流路と第2連通流路との接続部分を接続することを特徴とする。
(6)(5)に記載の発明において、凸条は、先端内周面に第1テーパ面を有し、凹条は、内周面側に流路の軸線方向に延びる支持突起を有し、支持突起に第1テーパ面に対応する第2テーパ面を形成され、第1テーパ面と第2テーパ面とを圧接することにより、第1連通流路と第2連通流路との接続部分をシールすること、を特徴とする。
(7)(1)乃至(6)の何れか1つに記載の発明において、第2マニホールドブロックの第1マニホールドブロックに接触する面に取り付けられる雌ねじ部材と、コンポーネント部品から第1マニホールドブロックを貫いて雌ねじ部材の一端開口部に挿入して締結される第1締結部材と、第2マニホールドブロックを貫いて雌ねじ部材の他端開口部に挿入して締結される第2締結部材とを有することを特徴とする。
(8)(7)に記載の発明において、第2締結部材を雌ねじ部材に締結する際に雌ねじ部材の供回りを防止する回転防止機構を有することを特徴とする。
(9)(1)又は(6)の何れか一つに記載の発明において、第2マニホールドブロックは、第1マニホールドブロックに接触する面と反対側に締結部材を挿入するためのザグリが設けられるとともに、第1マニホールドブロックに接触する面に対して垂直な面からザグリに連通するように挿入孔が設けられ、挿入孔に装填され、ザグリに挿入された締結部材を貫通させるための貫通孔が形成された座金部材と、第1マニホールドブロックの第2マニホールドブロックに接触する面に装着され、締結部材を締結される雌ネジ部材と、を有すること、を特徴とする。
(10)(7)乃至(9)の何れか一つに記載の発明において、コンポーネント部品から第1マニホールドブロックを貫いて第2マニホールドブロックに締結される第1締結部材と、第2マニホールドブロックの第1マニホールドブロックに接触する面と、共通流路との間に配設され、第1締結部材を締結するためのネジ孔が設けられたナット部材とを有することを特徴とする。
(11)(1)乃至(6)の何れか一つに記載の発明において、コンポーネント部品から第1マニホールドブロックを貫いて第2マニホールドブロックに締結される締結部材と、第2マニホールドブロックの第1マニホールドブロックに接触する面と、共通流路との間に配設され、締結部材を締結するためのネジ孔が設けられたナット部材とを有し、マニホールドブロックの第1マニホールドブロックに接触する面に対して垂直な面からナット部材を挿入し、締結部材をネジ孔に締結することを特徴とする。
(12)(1)乃至(11)の何れか1つに記載の発明において、第2マニホールドブロックに接触する面が、第1マニホールドブロックが第2マニホールドブロックに接触する面と同一形状であるブロック体であって、第2連通流路に連通する継手を備える継手ブロックを有することを特徴とする。
(13)(12)に記載の発明において、継手ブロックが、第2連通流路に連通する継手部と、継手部を第2マニホールドブロックに取り付ける本体部とを分離可能に設けられ、継手部が本体部に対して回転することを防止する回転止め機構を有することを特徴とする。
(14)(7)乃至(13)の何れか一つに記載の発明において、第2マニホールドブロックの第1マニホールドブロックに接触する面と反対側の面に取り付けられる取付板と、第2マニホールドブロックと取付板との間に配設され、第2マニホールドブロックを第1マニホールドブロックに押し付ける弾性部材と、を有することを特徴とする。
(15)上記目的を達成するため、本発明のバルブユニットは、上記(1)乃至(14)の何れか1つに記載するマニホールドブロックに、バルブを搭載したことを特徴とする。
本発明のマニホールドブロックは、コンポーネン部品の数に合わせて第1マニホールドブロックを第2マニホールドブロック上に並べ、第1マニホールドブロックの第1連通流路と第2マニホールドブロックの第2連通流路を連通させる。すると、第1マニホールドブロックの継手が、第1マニホールドブロックの弁室形成部、弁座、第1連通流路、第2マニホールドブロックの第2連通流路を介して共通流路に連通する。
例えば弁座の1つに薬液が凝結した場合には、該弁座を有する第1マニホールドブロックと、それに取り付けられるコンポーネント部品を第2マニホールドブロックから取り外し、新しい第1マニホールドブロックに交換してコンポーネント部品を取り付ける。そのため、弁座の1つに薬液が凝結したからといって、マニホールドブロックを丸ごと交換する必要がなく、メンテナンス費用が安価である。
また、本発明のマニホールドブロックは、第1マニホールドブロックを第2マニホールドブロックから分割されているので、継手の向きを変えて第1マニホールドブロックを第2マニホールドブロックに取り付けることができ、流路構造を簡単に変えることができる。そのため、マニホールドブロックのストック数を減らし、維持管理コストを安くできる。
よって、本実施形態のマニホールドブロックによれば、第1マニホールドブロックと第2マニホールドブロックという少ない部品点数で、種々の流路構成に対応でき、メンテナンスや維持管理にかかる費用を安くしてコストダウンを図ることができる。
また、本発明のマニホールドブロックは、弁室形成部が開口する第1の面と、第1マニホールドブロックの第2マニホールドブロックに接触する第2の面が正方形状であり、外側面の1つ以上に継手を設けるため、第1マニホールドブロックは第2マニホールドブロック上で継手の向きを90度ずつ変え、第2マニホールドブロック5に取り付けることができる。よって、本発明のマニホールドブロックは、既存の第1マニホールドブロックを用いて流路構造を容易に変更することができる。
本発明のマニホールドブロックは、第1,第2シール溝に装着されたシール部材が第1連通流路と第2連通流路の接続部分を連通流路径方向にシールするので、第1マニホールドブロックと第2マニホールドブロックが温度変化、経時変化によって伸び縮みするような場合でも、流路接続部分をシールすることができる。
特に、第1シール溝の第1凸凹条と第2シール溝の第2凸凹条をシール部材の第1凹凸条と第2凹凸条にそれぞれ係合させると、第1凸凹条又は第1凹凸条の少なくとも一方に設けた肉厚方向の圧入代により、第1凸凹条と第1凹凸条が締まり嵌めされるとともに、第2凸凹条又は第2凹凸条の少なくとも一方に設けた肉厚方向の圧入代により、第2凸凹条と第2凹凸条がそれぞれ締まり嵌めされるため、第1マニホールドブロックと第2マニホールドブロックの接続部がシール部材を介して互いに径方向にシールされる。
本発明のマニホールドブロックは、第1マニホールドブロック(又は第2マニホールドブロック)に一体的に設けた環状の凸条と、第2マニホールドブロック(又は第1マニホールドブロック)に一体的に設けた環状の凹条とを嵌め合わせたときに、凸条に設けた突部が凹条の内壁によって流路の径方向に押し潰され、第1連通流路と第2連通流路との接続部分をシールする。よって、本発明のマニホールドブロックは、第1連通流路と第2連通流路との間にシール部材を装着する必要がなくなったので、部品点数を減らし、漏れの箇所を1箇所減らすことができる。
また、本発明のマニホールドブロックは、凸条の第1テーパ面と凹条の第2テーパ面とを圧接することにより、凸条が流路内側に倒れ込むことを防止することで、確実なシールを得ることができる。
本発明のマニホールドブロックは、第2マニホールドブロックに取り付けた雌ねじ部材に、第2マニホールドブロックから第1マニホールドブロック側へ貫き通した第2締結部材を締結することにより、雌ねじ部材を固定するため、第1締結部材を繰り返し着脱しても、雌ねじ部材がマニホールドブロックから外れない。
また、本発明のマニホールドブロックは、第2締結部材を雌ねじ部材に締結する際に雌ねじ部材の供回りを防止する回転防止機構を有するので、組立作業効率がよい。
本発明のマニホールドブロックは、第2マニホールドブロックの第1マニホールドブロックに接触する面と反対側の面に設けたザグリから第2マニホールドブロックに締結部材を挿入し、締結部材の先端部を雌ネジ部材に締結することにより、雌ネジ部材を固定するようにしたので、雌ネジ部材と締結部材との間に第2マニホールドブロックを挟み込む挟込量を減らし、第2マニホールドブロックの膨張収縮が締結部材の締結力に与える影響を小さくすることができる。
本発明のマニホールドブロックは、雌ネジ部材の両端部を第1マニホールドブロックの第1装着孔と、第2マニホールド部材の第2装着孔とに挿入することにより、第1マニホールドブロックが第2マニホールドブロックに対して横ずれすることを防止できる。
本発明のマニホールドブロックは、第2マニホールドブロックの第1マニホールドブロックに接触する面と共通流路との間にナット部材を配設し、コンポーネント部品から第1マニホールドブロックを貫いた締結部材をナット部材のネジ孔に締結し、第1マニホールドブロックと第2マニホールドブロックとを固定するので、締結部材とナット部材との間で第2マニホールドブロックを挟みこむ挟込量を減らし、第2マニホールドブロックの膨張収縮が締結部材の締結力に与える影響を小さくすることができる。
本発明のマニホールドブロックは、コンポーネント部品と第1マニホールドブロックに変えて継手ブロックを第2マニホールドブロックに取り付けることにより、コンポーネント部品の取付方向に沿って継手を設けることができるので、第1マニホールドブロック、継手ブロック、第2マニホールドブロックという少ない部品点数で三次元的な配管を実現することができ、配管バリエーションを増やすことができる。
継手ブロックが継手部と本体部とを分離可能にすると、例えば、ソケットを継手部にねじ込んで配管を接続するときに、回転力が継手部に作用するが、継手部は回転止め機構によって回転を制限されるため、ソケットと供回りしない。
そして、継手ブロックは、第2マニホールドブロックに接触する面が、第1マニホールドブロックに接触する面と同一形状であるため、第1マニホールドブロックと互換性を有し、第1マニホールドブロックに取り付けたコンポーネント部品を継手に容易に交換できる。
また、本発明のマニホールドブロックは、第2マニホールドブロックが膨張収縮を繰り返し、第2マニホールドブロックが塑性変形した場合でも、第2マニホールドブロックと取付板との間に配設された弾性部材が、第2マニホールドブロックを第1マニホールドブロックに押し付けるので、第1連通流路と第2連通流路との接続部分のシール性能を維持できる。
本発明のバルブユニットは、上記作用効果を奏するマニホールドブロックにバルブを搭載したものであるので、本発明のマニホールドブロックと同様の作用効果を奏する。
次に、本発明に係るマニホールドブロック及びそれを用いたバルブユニットの一実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るバルブユニット1の外観斜視図である。図2は、図1に示すバルブユニット1の平面図である。
バルブユニット1は、薬液弁101A,101B,101Cがマニホールドブロック2に取り付けられ、取付プレート3A,3B,3Cを介して半導体製造装置に組み付けられる。本実施形態のバルブユニット1は、マニホールドブロック2が第1マニホールドブロック4A,4B,4Cと第2マニホールドブロック5とに分割可能な点に特徴を有する。マニホールドブロック2は、図24及び図25に示すマニホールドブロック111と同様、継手6A,6B,6C,6Dがそれぞれ異なる方向へ向いている。なお、薬液弁101A,101B,101Cは、従来技術で説明した通りであるので、本実施形態では図面に従来技術と同じ符号を付して説明を適宜省略する。
図3は、図2に示すバルブユニット1のA−A断面図である。図4は、図3に示すバルブユニット1のB−B断面図である。図5は、図3に示すバルブユニット1のC−C断面図である。
マニホールドブロック2は、第1マニホールドブロック4が1個の薬液弁101に対して1個ずつ設けられる。第1マニホールドブロック4A,4B,4Cは、互いの面を接触又は近接させて第2マニホールドブロック5上に配置され、省スペース化している。第1マニホールドブロック4A,4B,4Cは、同一形状をなすため、ここでは第1マニホールドブロック4Aについてのみ説明し、第1マニホールドブロック4B,4Cの説明を割愛する。
第1マニホールドブロック4Aは、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やPFA(四フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)など耐熱性や耐腐食性の高い樹脂を略直方体のブロック状に成形したものである。第1マニホールドブロック4Aは、薬液弁101Aを取り付けられる上面(取付面)と、第2マニホールドブロック5に接触する下面(接触面)が同一の正方形状にされ、4つの外側面が取付面と接触面に垂直に接続している。外側面の1つには、継手6Aが中央に設けられている。第1マニホールドブロック4Aは、薬液弁101Aとの間に弁室を形成するための弁室形成部7Aが上面から円柱状に開設され、弁室形成部7Aの開口部外周に沿ってダイアフラム弁体102Aを取り付けるための環状凹溝8Aが同心円状に形成されている。第1マニホールドブロック4Aは、弁室形成部7Aと同軸上に第1連通流路9Aが図中の上下方向に貫通して形成されており、第1連通流路9Aが弁室形成部7Aの内壁に開口する開口部の周りに弁座10Aが設けられている。また、マニホールドブロック3Aには、弁室形成部7Aと継手6Aとを接続する接続孔11Aが第1連通流路9Aの外側に円弧状に形成されている。
一方、第2マニホールドブロック5は、PTFEやPFAなど耐熱性や耐腐食性の高い樹脂を略直方体のブロック状に成形したものである。第2マニホールドブロック5は、第1マニホールドブロック4A,4B,4Cに接触する上面(接触面)と、取付プレート3A,3B,3Cを取り付けられる下面(取付面)とが同一の長方形状をなし、4つの外側面が上面と下面に垂直に接続する。第2マニホールドブロック5は、上面の幅が第1マニホールドブロック4Aの下面の一辺と同一寸法に設定され、第2連通流路12A,12B,12Cが長手方向に等間隔に穿設されている。第2連通流路12A,12B,12Cは、上面中央位置から垂直方向にそれぞれ穿設されている。第2マニホールドブロック5は、外側面の中央位置から水平方向に共通流路13が穿設され、第2連通流路12A,12B,12Cにそれぞれ連通する。継手6Dは、共通流路13が開設される端面に一体的に設けられ、共通流路13に連通する。このような第2マニホールドブロック5には、H形リング(シール部材)14A,14B,14Cを介して第1マニホールドブロック4A,4B,4Cが取り付けられ、第1連通流路9Aと第2連通流路12Aの接続部分をシールする。
図7は、シール部分の拡大断面図であって、(a)はシール部材装着前の状態を示し、(b)はシール部材装着後の状態を示す。
H形リング14A,14B,14Cは、PTFEよりやや硬いPFAや変性PTFEにより形成され、その断面がH形をなす。H形リング14A,14B,14Cは同一構造であるので、ここではH形リング14Aを例に挙げて説明し、H形リング14B,14Cの説明を割愛する。H形リング14Aは、肉厚なリング形状をなし、その下面において、図中矢印Xで示す肉厚方向(半径方向)中央に第2周溝16Aが形成され、リング状の第2凹凸条をなしている。同じく、H形リング14Aは、その上面において、図中矢印Xで示す肉厚方向(半径方向)中央に第1周溝15Aが形成され、リング状の第1凹凸条をなしている。
一方、第1マニホールドブロック4Aの下面には、第1連通流路9Aの開口部外側に第1シール溝17Aが環状に形成されている。第1シール溝17Aの底部には、第2マニホールドブロック5側へ延びる第1周状突起18Aが突設され、第1凸凹条を形成する。第1凸凹条は、H形リング14Aの第1周溝15Aに対応する第1周状突起18Aを有し、円環状に構成される。
また、第2マニホールドブロック5の上面には、第2連通流路12A,12B,12Cの開口部外側に第2シール溝19A,19B,19Cがそれぞれ環状に形成されている。第2シール溝19A,19B,19Cは同一構造をなすので、ここでは第2シール溝19Aを例に挙げて説明し、第2シール溝19B,19Cの説明を割愛する。第2シール溝19Aの底部には、第1マニホールドブロック4A側へ延びる第2周状突起20Aが突設され、第2凸凹条を形成する。第2凸凹条は、H形リング14Aの第2周溝16Aに対応する第2周状突起20Aを有し、円環状に構成される。
図8は、第1周溝15Aの拡大図である。
図8に示すように、H形リング14Aの第1周溝15Aは、内環状壁141Aと外環状壁142Aにより形成され、その深さHは、第1周状突起18Aの高さとほぼ同一である。第1周溝15Aの内壁には、H形リング14Aの肉厚方向(半径方向)に厚みを有する圧入代Pがそれぞれ設けられる。この圧入代Pは、内側段部152Aの溝幅W1と外側段部151Aの溝幅W2の差分により設けられる。すなわち、内側段部152Aの溝幅W1は、第1周状突起18Aの肉厚方向の幅W3(図7(a)参照)より小さく設定され、外側段部151Aの溝幅W2は、第1周状突起18Aの肉厚方向の幅W3(図7(a)参照)とほぼ同程度に設定されている。そのため、図7(b)に示すように、第1,第2周状突起18A,20Aの先端部を第1,第2周溝15A,16Aの底部に突き当てるように、H形リング14Aを第1,第2シール溝17A,19Aの間に装着すると、第1,第2周状突起18A,20Aの両側に圧入代Pが設けられる。
なお、第2周溝16Aは、第1周溝15Aと同様の構成であるので、説明を省略する。
ところで、図6に示すように、本実施形態のバルブユニット100は、取付プレート3A,3B,3C、第1マニホールドブロック4A,4B,4C、第2マニホールドブロック5、薬液弁101A,101B,101Cが上下方向から締結される第1ボルト(第1締結部材)21と第2ボルト(第2締結部材)22により連結され、一体化される。ここで、薬液弁101A,101B,101Cの取付構造は同様であるので、本実施形態では薬液弁101Cを例に挙げて取付構造を説明し、薬液弁101A,101Bの取付構造については説明を割愛する。
薬液弁101Cと第1マニホールドブロック4Cには、第1ボルト21を貫き通すための貫通孔24,25がそれぞれ形成され、薬液弁101Cの貫通孔24の開口端面に第1ボルト21の頭部を係止するための段部が設けられる。薬液弁101Cの貫通孔24の図中上方開口部は、キャップ29を取り付けられ、第1ボルト21を腐食性雰囲気から遮断する。
第2マニホールドブロック5と取付プレート3Cには、第2ボルト22を貫き通すための貫通孔26,27が、第1マニホールドブロック4Cの貫通孔25に対応する位置に形成され、取付プレート3Cの貫通孔27の開口端面に第2ボルト22の頭部を係止するための段部が設けられる。取付プレート3Cの貫通孔27の開口部には、キャップ29が取り付けられ、第2ボルト22を腐食性雰囲気から遮断する。
第1ボルト21と第2ボルト22は、第2マニホールドブロック5の上面に取り付けられたナット(雌ねじ部材)23に図中上下方向から締結される。第2マニホールドブロック5は、貫通孔26の図中上面側開口部に圧入孔28が開設される。圧入孔28は、内径がナット23の外径より小さくされ、ナット23を圧入保持する。ナット23は、第2ボルト22を締結する際に回転しない程度に圧入される。この場合、ナット23の外周面を多角形形状にしたり、ナット23の外周面にローレット目を設けたり、軸方向に平行なギザギザを設けるなどすれば、ナット23と圧入孔28の内周面の摩擦抵抗を大きくし、ナット23の回転をより確実に防止しうる。なお、本実施形態では、圧入孔28の内周面とナット23の外周面との圧接面により「回転防止機構」が構成され、組立作用効率の向上を図っている。
このようなバルブユニット1の組立方法について説明する。図9は、図1に示すバルブユニット1の組立図である。なお、図9では、キャップ29を省略して図示している。ここで、薬液弁101A,101B,101Cは同様に組立てられるので、本実施形態では、薬液弁101Cの組立てについて説明し、薬液弁101A,101Bの組立てについては説明を割愛する。
バルブユニット1を組み立てる場合には、まず、第2マニホールドブロック5の圧入孔28にナット23を圧入する。そして、貫通孔27,28を重ねるように第2マニホールドブロック5の下面に取付プレート3Cを当接させ、取付プレート3C側から第2マニホールドブロック5側へ向かって第2ボルト22を挿通し、第2ボルト22の先端部をナット23の下端開口部に挿入して締結する。これにより、ナット23が第2ボルト22によって下方へ引っ張られた状態で固定される。
そして、第2マニホールドブロック5の第2周状突起20CをH形リング14Cの第2周溝16Cに軽く挿入することによりH形リング14Cを第2シール溝19Cに仮止めする。それから、第1マニホールドブロック4Cの第1周状突起18CをH形リング14Cの第1周溝15Cに軽く挿入することにより、H形リング14Cを介して第1マニホールドブロック4Cを第2マニホールドブロック5に対して位置合わせする。このとき、第1マニホールドブロック4Cの下面が、第2マニホールドブロック5の上面と同一面となるように、第1マニホールド3Cの位置を調整すると、第1マニホールドブロック4Cの貫通孔25がナット23にそれぞれ位置決めされる。その後、薬液弁101Cの貫通孔24に4本の第1ボルト21を挿通し、第1ボルト21の先端部を第1マニホールドブロック4Cの貫通孔25に挿通するように、薬液弁101Cを第1マニホールドブロック4Cに対して位置合わせする。そして、各第1ボルト21を第1マニホールドブロック4Cの貫通孔25に貫き通し、ナット23の上端開口部にそれぞれ挿入して締結する。
第1ボルト21をナット23に締め付けるにつれて、H形リング14Cが軸方向に押し潰される。樹脂製のH形リング14Cは、ゴムなどと比べて硬いため、第1ボルト21を
締め付ける際に第1マニホールドブロック4Cと第2マニホールドブロック5をガイドし、第1連通流路6Cと第2連通流路12Cの開口部を位置合わせする。そして、H形リング14Aの第1凹凸条と第1マニホールドブロック4Aの第1凸凹条と、H形リング14Aの第2凹凸条と第2マニホールドブロック5の第2凸凹条がそれぞれ嵌合する。これにより、H形リング14Aに設けた第1,第2周溝15A,16Aの圧入代Pに、第1マニホールドブロック4Aの第1周状突起18Aと第2マニホールドブロック5の第2周状突起20Aの先端部がそれぞれ圧入されると、第1,第2周溝15A,16Aの圧入代Pにより第1,第2周状突起18A,20Aがその肉厚方向(半径方向)に締まり嵌めされる。つまり、第1,第2周状突起18A,20Aが半径方向の両側から凹圧され、第1凹凸条と第2凸凹条との間、及び、第2凹凸条と第2凸凹条の間がそれぞれシールされる。そのため、第1マニホールドブロック4Aと第2マニホールドブロック5との接続部が互いにH形リング14Aを介して確実にシールされる。H形リング14Aは、樹脂製であるので、酸やアルカリの薬液を扱う薬液弁101につき、流路接続部分のシール構造に耐腐食性を持たせることができる。
このようにして組み立てられたバルブユニット1は、第1,第2ボルト21,22を挿通する開口部にキャップ29を取り付ける。
次に、本実施形態のマニホールドブロック2とバルブユニット1の作用効果について説明する。
図3に示すマニホールドブロック2とバルブユニット1は、ソケットなどを用いて継手6A,6B,6C,6Dに外部配管が接続される。例えば、薬液弁101A,101B,101Cを閉弁した状態で継手6Dに流体を入力しても、流体は何れの継手6A,6B,6Cからも出力されないが、薬液弁101A,101B,101Cを選択して開弁すれば、開弁した薬液弁101A,101B,101Cを介して継手6A,6B,6Cに流体を分配して出力できる。また、例えば、薬液弁101A,101B,101Cを閉弁した状態で継手6A,6B,6Cに種類の異なる流体を入力しても、いずれの流体も継手6Dから出力されないが、薬液弁101A,101B,101Cを開弁すれば、流体を共通流路13内で合流させて継手6Dから出力することができる。
ところで、バルブユニット1は、例えば、スラリーの入った薬液を流すと、弁座10A,10B,10Cやダイアフラム弁体102A,102B,102Cに薬液が凝結することがある。この場合、凝結箇所から流体漏れを生じるおそれがあるので、弁座10A,10B,10Cやダイアフラム弁体102A,102B,102Cを交換する必要がある。この場合、例えば、弁座10Aのみに薬液が凝結しているのであれば、第1ボルト21を緩めて薬液弁101Aと第1マニホールドブロック4Aを取り外し、新しい第1マニホールドブロック4に交換して薬液弁101Aを取り付ければよい。つまり、マニホールドブロック2及びバルブユニット1は、弁座10Aのみに薬液が凝結したからといって、図24に示す従来のバルブユニット111で使用するマニホールドブロック111のように、マニホールドブロック2を丸ごと交換する必要がない。よって、マニホールドブロック2及びバルブユニット1は、メンテナンス費用が安価である。
バルブユニット1を半導体製造装置に設置する場合、周辺装置の設置状況などによって流路構成が現場毎に異なる。マニホールドブロック2及びバルブユニット1は、第1マニホールドブロック4A,4B,4Cが第2マニホールドブロック5に対して分割されているため、第1マニホールドブロック4A,4B,4Cを第2マニホールドブロック5から取り外して継手6A,6B,6Cの方向を変えることができ、簡単に流路構造を変えられる。そのため、マニホールドブロックのストック数が減り、維持管理コストが安くなる。
よって、本実施形態のマニホールドブロック2及びこれを用いたバルブユニット1によれば、第1マニホールドブロック4A,4B,4Cと第2マニホールドブロック5という少ない部品点数で、種々の流路構成に対応でき、メンテナンスや維持管理にかかる費用を安くしてコストダウンを図ることができる。
特に、本実施形態の第1マニホールドブロック4A,4B,4Cの下面が正方形状であるため、継手6A,6B,6Cの向きを90度ずつ変えて第2マニホールドブロック5に取り付けることができる。そのため、例えば、図5に示す継手6Cを継手6Bと同一方向に向けたい場合には、第1ボルト21を緩めて薬液弁101Cと第1マニホールドブロック4Cを取り外し、第1マニホールドブロック4Cの向きを180度変えて、薬液弁101Cとともに第2マニホールドブロック5に第1ボルト21で取り付ければ、継手6Cの向きを簡単に変えられる。よって、バルブユニット1は、既存の第1マニホールドブロック4A,4B,4Cを用いて流路構造を簡単に変更することができる。
マニホールドブロック2を第1マニホールドブロック4A,4B,4Cと第2マニホールドブロック5に分割した場合、第1連通流路9A,6B,6Cと第2連通流路12A,12B,12Cの接続部のシールが問題になる。特に、第1マニホールドブロック4A,4B,4Cと第2マニホールドブロック5が樹脂であるため、例えば70〜80度の流体を流すと熱膨張して伸び、流体の供給を止めてブロックが冷えると縮み、第1マニホールドブロック4A,4B,4Cと第2マニホールドブロック5との間に作用する圧接力が不安定になることがある。しかし、バルブユニット1は、H形リング14A,14B,14Cが第1連通流路9A,9B,9Cと第2連通流路12A,12B,12Cの接続部分を流路径方向にシールするため、第1マニホールドブロック4A,4B,4Cと第2マニホールドブロック5の伸び縮みに関係なく流路接続部分をシールすることができる。
このように、バルブユニット1は、第1マニホールドブロック4A,4B,4Cを第2マニホールドブロック5に対して着脱して、流路構造に変更を加えたり、メンテナンスを行う。図27に示す従来のバルブユニット100のように、ボルト118を薬液弁101A,101B,101Cからマニホールドブロック111を貫いて取付プレート17A,17B,17Cへ挿通して締結すると、規格品のボルト118を使用することが難しくなり、また、メンテナンス時に薬液弁101A,101B,101Cと第1マニホールドブロック4A,4B,4Cの他、第2マニホールドブロック5と取付プレート3A,3B,3Cまでもばらばらになってしまい、メンテナンス性が低下する。また、第2マニホールドブロック5の上面に圧入しただけのナット23に対して第1ボルト21を締め付けるようにすると、第1ボルト21の着脱を繰り返すうちに、ナット23が圧入孔28から外れる恐れがある。これに対して、バルブユニット1は、取付プレート3A,3B,3Cから第2マニホールドブロック5に挿通した第2ボルト22をナット23に締結することにより、ナット23を第2マニホールドブロック5の上面に固定するため、第1ボルト21の着脱を繰り返しても、ナット23が外れにくく、メンテナンス性がよい。
(第2実施形態)
続いて、本発明のマニホールドブロック及びそれを用いたバルブユニットの第2実施形態について図面を参照して説明する。図10は、本発明の第2実施形態バルブユニット30の組立図である。図11は、図10に示す継手ブロック32の断面図である。
本実施形態のバルブユニット30は、継手ブロック32を用いて上下方向に継手を向ける点で第1実施形態と相違し、その他の点が第1実施形態を共通する。よって、本実施形態では、第1実施形態と相違する点を中心に説明し、第1実施形態の共通する点については説明を適宜省略する。
図10に示すように、継手ブロック32は、PTFEやPFAなどの樹脂成形品である本体部33と、同じくPTFEやPFAなどの樹脂成形品である継手部34とを分離可能に設けたものであり、第2マニホールドブロック5に取り付けられる。本体部33は、第2マニホールドブロック5に接触する下面(接触面)と下面に対向する上面(取付面)が、第1実施形態の第1マニホールドブロック4の下面及び上面と同じ正方形状にされ、第1マニホールドブロック4と同様の条件で第2マニホールドブロック5に取付けられる。図11に示すように、本体部33は、継手部34を保持するための保持孔35が接触面中央から円柱状に形成され、保持孔35より小径の開口部36が保持孔35と同軸上に形成されており、保持孔35と開口部36との間に段差が設けられる。図10に示すように、保持孔35の内周面には、複数のキー溝37が軸方向に平行に形成されている。そして、本体部33の四隅には、図示しない第1ボルトを挿通するための貫通孔38が形成されている。なお、この場合に使用する第1ボルトは、第1実施形態の第1ボルト21より短いものとする。
図11に示すように、継手部34は、中央の胴部41外周面に雌ネジが形成され、一端に胴部41より細い出力部42が設けられ、他端に胴部より太い連結部43が設けられている。連結部43は、外径が保持孔35の内径とほぼ同一であり、保持孔35と開口部36との間の段差に端面を突き当てて本体部33からの抜けないようにされる。図10に示すように、連結部43の外周面には、凸状キー44が設けられ、本体部33のキー溝37に係合するようになっている。本実施形態では、キー溝37と凸状キー44によって「回転止め機構」が構成される。なお、連結部43の端面に、H形リング14を装着するための第1シール溝17Aと第1周状突起18Aを備えることは、第1実施形態の第1マニホールドブロック4Aと同様である。
このようなバルブユニット30は、次のように組み立てられる。
図10に示すように、取付プレート3、第2マニホールドブロック5、ナット23の組立は第1実施形態と同様である。H形リング14Aを第2マニホールドブロック5の第2シール溝19Aに装着したら、継手部34の第1シール溝17AをH形リング14Aに嵌め合わせて継手部34を第2マニホールドブロック5に対して位置決めする。それから、継手部34の出力部42を本体部33の保持孔35から開口部36に挿通するように、本体部33を継手部34に被せる。このとき、本体部33のキー溝37に継手部34の凸状キー44に挿通するようにする。そして、図示しない第1ボルトを本体部33の貫通孔38に上方から下方へ貫き通し、ナット23に締結する。
第1実施形態においては水平方向にしか継手6A,6B,6Cを向けることができなかったが、本実施形態においては、図中上側から配管を継手ブロック32の継手部34に接続することができる。よって、本実施形態のマニホールドブロック及びそれを用いたバルブユニット30によれば、第1マニホールドブロック4、継手ブロック32、第2マニホールドブロック5という少ない部品点数で三次元的な配管を実現することができ、配管バリエーションを増やすことができる。
また、ソケットを継手部34の胴部41にねじ込んで配管を接続する場合、回転力が継手部34に作用するが、継手部34は凸状キー44を介してキー溝37に係止され、回転を制限されるため、ソケットと供回りしない。
また、継手ブロック32の下面が、第1実施形態の第1マニホールドブロック4の下面と形状が同一であるため、第1マニホールドブロック4と互換性を有し、第1マニホールドブロック4に取り付けた薬液弁101を継手に容易に交換できる。
ここで、継手方向を変えた配管バリエーションの一例を説明する。図12は、継手方向の変更例を示す図である。
図12に示すバルブユニット45は、第2マニホールドブロック47の上面に第1マニホールドブロック4A,4B,4Cを取り付け、下面に第1マニホールドブロック4Eと継手ブロック32を取り付けて、薬液弁101等のコンポーネント部品を搭載するマニホールドブロック46が構成される。そのため、バルブユニット45は、継手6A〜6Eが三次元的に設けられる他、薬液弁101A,101B,101C,101Eが上下スペースを利用して取り付けられ、省スペース化されている。
図13は、図12に示すバルブユニット45の断面図である。
第2マニホールドブロック47は、第1実施形態の第2マニホールドブロック5に第2連通流路12E,12Fを下面から穿設して共通流路13に連通させたものであり、図10に示す組立方法により継手ブロック32が第2連通流路12Fに連通するように組み付けられ、図9に示す組立方法により薬液弁101Eが第1マニホールドブロック4Eを介して第2連通流路12Eに連通するように組み付けられる。第2マニホールドブロック47の内部流路は、一面(側面)から水平方向へ穿設された直線状の共通流路13に対して、他の面(上面)から第2連通流路12を共通流路13に対して垂直に接続するように穿設しただけの簡単なものであり、現場においてドリルなどで第2連通流路12を簡単に追加形成し、標準化された第1マニホールドブロック4や継手ブロック32を用いて流路構造を三次元的に簡単に変えることができる。つまり、マニホールドブロック46は、図24に示す従来のマニホールドブロック111のようにブロック全体を丸ごと交換しなくても、流路加工が容易で安価な第2マニホールドブロック47を交換すれば、流路構造を安価に変えられる。
(第3実施形態)
続いて、本発明のマニホールドブロック及びそれを用いたバルブユニットの第3実施形態について図面を参照して説明する。図14は、本発明の第3実施形態に係るバルブユニット60の断面図である。図14は図3に対応している。
本実施形態のバルブユニット60は、第1マニホールドブロック61,62,63に設けた凸条71,81を、第2マニホールドブロック64に設けた凹条74,84に圧入嵌合することにより、第1連通流路9A,9B9Cと第2連通流路12A,12B,12Cの接続部分をシールしている点で、H形リング14A,14B,14Cを用いてシールする第1実施形態と相違する。よって、ここでは、第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点については図面に同一符号を付し、説明を適宜省略する。
バルブユニット60は、第2マニホールドブロック64に第1マニホールドブロック61,62,63を固定したものである。本実施形態では、説明の便宜上、第1マニホールドブロック61,62,63を第2マニホールドブロック64に固定する際のシール構造が各々相違するが、全て同じシール構造にしてもよい。全て同じシール構造とした場合には、第1マニホールドブロックを共用化して、コストダウンを図ることができる。
図15は、図14のH部拡大断面図である。
第1マニホールドブロック63は、第1連通流路9Cの開口部外周に沿って、凸条71が第2マニホールドブロック64と接触する面から突出して設けられている。凸条71は、円筒状に形成されている。凸条71の先端部外周面には、流路の外径方向に向かって突出する突部72が環状に設けられている。また、凸条71の先端部内周には、突部72と対応して第1テーパ面の一例であるテーパ73が設けられている。
これに対して、第2マニホールドブロック64は、凹条74が第2連通流路12Cの開口部に沿って環状に設けられている。凹条74は、内側が第2連通流路12Cに開放されている。凹条74は、内側に支持突起75を備え、凸条71の先端部分を嵌合されるようになっている。すなわち、支持突起75は、第2連通流路12Cの軸線方向に立設され、外側の面に第2テーパ面の一例であるテーパ76が設けられている。テーパ76の傾斜角度は、テーパ73の傾斜角度と対応している。
このシール構造では、第1マニホールドブロック63の凸条71を第2マニホールドブロック64の凹条74に嵌め込むと、凸条71の突部72が凹条74の壁に押し潰され、シール力を発生する。このとき、凸条71は、凹条74の内壁から反力を受けて第1連通流路9C側へ倒れ込もうとする。しかし、凹条74の支持突起75が凸条71の先端部分を支持し、凸条71の倒れ込みを防止する。またこのとき、支持突起75のテーパ76が凸条71のテーパ73に面接触して、凸条71の先端部分を突部72側へ押し倒す。そのため、突部72は、しっかりと凹条74の内壁に密着してシールする。
図16は、図14のI部拡大断面図である。
第1マニホールドブロック62は、第1連通流路9Bの開口部外周に沿って、凸条81が第2マニホールドブロック64と接触する面から突出して環状に設けられている。凸条81は、略円筒状に形成されている。凸条81には、図15に示す凸条71と同様の突部72とテーパ73が設けられている。凸条81には、段差が設けられ、先端部より肉厚にされた基端部82を備える。
これに対して、第2マニホールドブロック64は、凸条81に対応する凹条84が、第2連通流路12Cの開口部に沿って環状に設けられている。凹条84は、内側が第2連通流路12Bに開放されている。凹条84には、図15に示す凹条74と同様の支持突起75とテーパ76が設けられている。凹条84は、凸条81の段差に対向する段差を備え、嵌合凹部85が設けられている。嵌合凹部85は、外径寸法が凸条81に設けた基端部82の外径寸法より小さく設定され、基端部76を圧入するための圧入代が流路径方向に設けられている。
このシール構造では、凸条81の突部72が凹条84の内壁に押し潰されてシール力を発生する他、基端部82を嵌合凹部85に圧入してシール力を発生する。従って、このシール構造では、第1連通流路9Bと第2連通流路12Bとの接続部分が、突部72と、突部72より外側の基端部82とによって2重にシールされる。そのため、例えば、突部72から流体漏れが生じても、基端部82にて流体漏れを防止することができ、シール性能を向上させることができる。
図17は、図14のJ部拡大断面図である。
このシール構造は、図14に示すH部のシール構造と基本的に同じであるが、凸条86の外周面に第1突部72と第2突部87を流路の外側に向かって延びるように環状に設けている点が相違する。凸条86は、凹条74に嵌め合わされたときに、第1突部72と第2突部87が凹条72の内壁に押し潰されてシール力を発生する。このとき、支持突起75が凸条86の倒れ込みを防止するため、第1突起72と第2突起87とを確実に押し潰して安定したシール力を得ることができる。また、第1突起72と第2突起87を押し潰して2重にシールするので、流体漏れをより確実に防止することができる。
このように、本実施形態のバルブユニット60は、H形リング15などのシール部材を用いずに、第1マニホールドブロック61,62,63に一体的に設けた凸条71,81を第2マニホールドブロック64の凹条74,84に嵌め合わせたときに、凸条71,81,86に設けた突部72,87が流路の径方向に押し潰され、第1連通流路9A,9B,9Cと第2連通流路12A,12B,12Cとの接続部分をシールする。よって、本実施形態のバルブユニット60は、第1連通流路9A,9B,9Cと第2連通流路12A,12B,12Cとの接続部分にH形リング14A,14B,14Cを装着する必要がなくなり、部品点数を減らすことができる。
また、図7に示すようにH形リング14を用いるシール構造では、例えば、第1マニホールドブロック4AとH形リング15Aとの間、及び、第2マニホールドブロック5とH形リング14Aとの間をそれぞれシールしなければならなかった。しかし、本実施形態のバルブユニット60が適用するシール構造では、凸条71,81,86を凹条74,84に嵌め込んだ部分だけをシールすればよい。よって、本実施形態のバルブユニット60によれば、第1連通流路9A,9B,9Cと第2連通流路12A,12B,12Cの接続部分をシールする箇所を減らすことができる。
また、本実施形態のバルブユニット60は、突部72,87を押し潰した部分でシールすることにより、シール応力を突部72,87に集中させることができる。またた、第1,第2連通流路9,12に加わる流体圧により、凸条71,81,86が凹条74,84の外側内壁に強く押しつけられて突部72,87を強く押し潰すので、シール応力を増すことができる。
また、本実施形態のバルブユニット60は、凸条71,81,86のテーパ73と凹条74,84のテーパ76とを圧接することにより、凸条71,81,86が流路内側に倒れ込むことを防止することで、確実なシールを得ることができる。
(第4実施形態)
続いて、本発明のマニホールドブロック及びそれを用いたバルブユニットの第2実施形態について図面を参照して説明する。図18は、本発明の第4実施形態に係るバルブユニット200の第1マニホールドブロック4Cと第2マニホールドブロック5との固定構造を示す断面図である。尚、図18は、図6に対応している。
本実施形態のバルブユニット200は、ナット23の両端部分を第1マニホールドブロック4Cと第2マニホールドブロック5に挿入している点で第1実施形態と相違し、その他の点が第1実施形態を共通する。よって、本実施形態では、第1実施形態と相違する点を中心に説明し、第1実施形態の共通する点については図面に同一符号を付して説明を適宜省略する。
第1マニホールドブロック4Cは、第2マニホールドブロック5に接触する面から、貫通孔24と同軸上に装着孔201(第1装着孔の一例)が形成されている。バルブユニット200は、ナット23の一端を第2マニホールドブロック5の圧入孔28(第2装着孔の一例)に圧入固定する。ナット23の上端部分は、第2マニホールドブロック5の上面から突出しており、その突出部分を第マニホールドブロック4Cの装着孔201に挿入する。そのため、バルブユニット200は、ナット23の上端部分が装着孔201に挿入され、ナット23の下端部分が圧入孔28に挿入されるため、第1,第2マニホールドブロック4C,5の横ずれを防止できる。そして、このように横ずれを防止することによって、第1連通流路9Cと第2連通流路12Cとの接続部分をシールする箇所に加わる負荷をなくし、流体漏れをより確実に防止することができる。
(第5実施形態)
続いて、本発明のマニホールドブロック及びそれを用いたバルブユニットの第2実施形態について図面を参照して説明する。図19は、本発明の第5実施形態に係るバルブユニット210Aの断面図である。尚、図19は、図4に対応している。
本実施形態のバルブユニット210Aは、取付プレート3Bと第2マニホールブロック5との間にOリングや板ばねなどの弾性部材211が配設されている点が、第1実施形態のバルブユニット1と相違する。よって、ここでは、第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点については図面に第1実施形態と同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
第2マニホールドブロック5は、取付プレート3Bと接触する面に、第1,第2ボルト21,22の下方を通るように環状溝が形成されている。環状溝には、弾性部材211が装着され、第2マニホールドブロック5と取付プレート3Bとの間で弾性部材211を押し潰している。そのため、弾性部材211は、第2マニホールドブロック5と取付プレート3Bとの間で弾性変形し、反発力を発生している。
ところで、第1,第2マニホールドブロック4B,5は、樹脂成形品である。バルブユニット210Aに高温流体を制御させた場合、薬液弁101A,101B,101Cの弁開閉動作によって高温流体が共通流路13に流れたり、流れなかったりする。高温流体が共通流路13に流れるときには、第2マニホールドブロック5が温度上昇して熱膨張する。一方、高温流体が共通流路13に流れないときには、第2マニホールドブロック5が温度低下して収縮する。このように、第2マニホールドブロック5は、膨張収縮を繰り返し易く、膨張時にボルト21,22に押し当てられて変形した部分が収縮時にもとの形状に戻らずに塑性変形することがある。第2マニホールドブロック5が塑性変形すると、ボルト21,22が緩み、第1連通流路9と第2連通流路12の接続部分のシール力が低下する恐れがある。
この点、本実施形態のバルブユニット210Aは、第2マニホールドブロック5が膨張収縮を繰り返して塑性変形した場合には、弾性部材211の反発力によって第2マニホールドブロック5が第1マニホールドブロック4Bに押し付けられる。そのため、第1連通流路9Bと第2連通流路12Bとの接続部分のシール性能が維持される。
特に、弾性部材211を第1,第2ボルト21,22に対応する位置に配設しているので、ボルト21,22の緩み止めを効率よく行うことができる。
図20は、図19に示すバルブユニット210Aの変形例を示す断面図である。
第2マニホールドブロック5は、熱膨張率が大きい材料で設けられている場合には、熱膨張に伴う塑性変形量が大きく、弾性部材211が第2マニホールドブロック5に接触する面が歪な形状に変形すると、弾性部材211の反発力が第2マニホールドブロック5に十分に作用しないことがある。そこで、図20に示すバルブユニット210Aは、塑性変形しにくい材料で設けたプレート212を第2マニホールドブロック5と弾性部材211との間に配設する。プレート212は、第2マニホールドブロック5に高温流体を流した場合でも変形しないので、弾性部材211はプレート212を介して第2マニホールドブロック5を第1マニホールドブロック4B側へ適切に押し上げることができる。
(第6実施形態)
続いて、本発明のマニホールドブロック及びそれを用いたバルブユニットの第2実施形態について図面を参照して説明する。図21は、本発明の第6実施形態に係るバルブユニット220の断面図である。図22は、図21のK−K断面図である。尚、図21は図3に対応し、図22は図6に対応する。
本実施形態のバルブユニット220は、第1マニホールドブロック4Cの上面から挿通したボルト21を、第2マニホールドブロック221に取り付けたナット部材221に締結することにより、第1マニホールドブロック4Cを第2マニホールドブロック5に固定した点が、第1実施形態と相違する。よって、ここでは、第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点については図面に第1実施形態と同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
第2マニホールドブロック221は、基本的には第1実施形態の第2マニホールドブロック5と同様であるが、取付孔222が設けられている。取付孔222は、第2マニホールドブロック221が第1マニホールドブロック4Cと接触する面と、共通流路13との間に設けられている。また、取付孔222は、ボルト21と対応する位置において共通流路13と直交するように、第2マニホールドブロック221の第1マニホールドブロック4Cに接触する面に対して垂直な面(側面)から円柱状に貫通して設けられている。ナット部材223は、円柱状をなし、取付孔222に圧入固定若しくは接着固定される。ナット部材223には、ボルト21を締結するためのネジ孔224,224が設けられている。ナット部材223は、ボルト21との締結力を得るために剛性を有する金属材料からなる。ナット部材223の表面には、耐腐食性を得るためのコーティングが施されている。
このようなバルブユニット220は、カバー104Cからシリンダ103C、第1マニホールドブロック4Cに貫き通されたボルト21を、ナット部材223のネジ孔224に締結する。ナット部材223は、第2マニホールドブロック221が第1マニホールドブロック4Cに接触する面と共通流路13との間に配設されている。そのため、ナット部材223と第1マニホールドブロック4Cとの間で挟みこまれる第2マニホールドブロック221の挟込量Mが少ない。このように挟込量Mが小さいので、第2マニホールドブロック221の熱膨張率が大きくても、膨張収縮の影響がボルト21とナット部材223との締結部分に影響しにくい。
よって、本実施形態のバルブユニット220によれば、第2マニホールドブロック221の絶対変形量を減らして、第2マニホールドブロック221の膨張収縮がボルト21をナット部材223に締結する締結力に与える影響を小さくすることができる。換言すれば、ボルト21の緩みを防止して、シール性能を維持することができる。
(第7実施形態)
続いて、本発明のマニホールドブロック及びそれを用いたバルブユニットの第7実施形態について図面を参照して説明する。図23は、本発明の第7実施形態に係るバルブユニット230の断面図である。尚、図23は図6に対応する。
本実施形態のバルブユニット230は、第2マニホールドブロック232に取り付けた座金部材236に締結部材の一例である第2ボルト22を挿通し、その第2ボルト22を第1マニホールドブロック231に装着した雌ネジ部材の一例であるナット23に締結している点が、第6実施形態と相違する。よって、ここでは、第6実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点については図面に第6実施形態と同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
第1マニホールドブロック231は、第2マニホールドブロック232に接触する面に、ナット23を到着するための装着孔232が貫通孔24と同軸上に開設されている。第2マニホールドブロック233は、第1マニホールドブロック231に接触する面に対して垂直な面から、挿入孔235が貫通して設けられている。挿入孔235は、第2マニホールドブロック233の上面と共通流路13との間に設けられている。取付孔241には、座金部材236が装填される。座金部材236には、貫通孔26に対応する位置に貫通孔237が形成されている。座金部材236は、金属材料を成形したものであり、腐食コーティングが施されている。また、第2マニホールドブロック233は、第1マニホールドブロック231と接触する面と反対側の面(図中下面)からザグリ234が設けられている。ザグリ234は挿入孔235に連通するように設けられている。ザグリ234には、第2ボルト22の腐食を防止するためにキャップ29が取り付けられる。
このような構成を有するバルブユニット230は、第2マニホールドブロック233のザグリ234から座金部材236の貫通孔237に第2ボルト22を挿通し、第2ボルト22の頭部が座金部材236に突き当たるまで、第2ボルト22の先端部を第1マニホールドブロック231のナット23にねじ込む。これにより、ナット23が第2ボルト22によって固定される。そして、第1ボルト21をカバー104Cからシリンダ103C、第1マニホールドブロック231に挿入してナット23に締結し、カバー104Cとシリンダ103Cを第1マニホールドブロック231に固定する。
このようなバルブユニット230は、ナット23とナット部材223との間で挟みこむ第2マニホールドブロック234の挟込量Mが少ない。そのため、第2マニホールドブロック233の熱膨張率が大きい場合でも、ナット23とナット部材223との間で挟み込まれる第2マニホールドブロック233の絶対変形量が小さくなるので、第2マニホールドブロック233の塑性変形が第1,第2ボルト21,22をナット23に締め付ける締結力に与える影響を小さくできる。換言すれば、本実施形態のバルブユニット230は、第1,第2ボルト21,22をナット23に締め付ける締め付け力が低下しにくく、第1連通流路9Cと第2連通流路12Cとの接続部分をシールするシール力を維持できる。
また、第2ボルト22を金属製の座金部材236に突き当てるように貫通孔237に挿通してナット23にねじ込んでいるため、第2ボルト22の頭部が第2マニホールドブロック233に直接接触せず、第2マニホールドブロック233が膨張収縮した場合でも、第2ボルト22の頭部付近が塑性変形し、第2ボルト22の締結力が弱くならない。よって、第2ボルト22の締結力を維持して、流体漏れを防止することができる。
尚、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施の形態では、シール部材であるH形リング14に第1,第2周溝を形成して第1,第2凹凸条を設け、第1マニホールドブロック4に第1周状突起を突設して第1凸凹条を設け、第2マニホールドブロック5に第2周状突起を突設して第2凸凹条を設けた。これに対して、シール部材に第1,第2周状突起を設けて第1,第2凹凸条を形成し、第1マニホールドブロック4に第1周溝を形成して第1凸凹条を設け、第2マニホールドブロックに第2周溝を形成して第2凸凹条を形成し、流路径方向へシールするようにしてもよい。また、シール部材としてOリングなどの弾性部材を使用してもよい。
(2)例えば、上記実施の形態では、インサート形式のナット23を圧入により回転防止機構としたが、接着剤で固定して回転防止機構としてもよい。
(3)例えば、上記実施の形態では、コンポーネント部品としてエアオペレイト式開閉弁である薬液弁101を用いたが、手動式開閉弁、流量計、レギュレータなどをコンポーネント部品として用いてもよい。
(4)例えば、上記実施形態では、第1マニホールドブロック4A,4B,4Cの外側面の1つに継手6A,6B,6Cをそれぞれ設けたが、第1マニホールドブロック4の隣り合う外側面に継手6を設けるなど、1個の第1マニホールドブロック4に2個以上の継手6を設けるようにしてもよい。
(5)例えば、上記第2実施形態では、キー溝37と凸状キー44により回転止め機構を設けたが、継手部に係止孔を設け、本体部に貫き通した係止棒を係止孔に挿入して回転止め機構を構成してもよい。
(6)例えば、上記第2実施形態では、本体部33と継手部34に分離可能な継手ブロック32を使用したが、本体部と継手部を一体的に成形した継手ブロックを用いてもよい。
(7)例えば、上記第3実施形態では、第1マニホールドブロック側に凸条を設け、第2マニホールドブロック側に凹条を設けたが、第1マニホールドブロック側に凹条を設け、第2マニホールドブロック側に凸条を設けてもよい。
(8)例えば、上記第6,7実施形態では、ナット部材233を円柱状とした。これに対して、ナット部材233の一部を軸方向にカットして、断面D形状としてもよい。この場合、ナット部材233の廻り止めをして、ネジ孔234を貫通孔24,26に簡単に位置合わせできる。また、上記第7実施形態では、ネジ孔234に雌ネジを形成しているが、雌ネジを形成せずに単なる貫通孔としてもよい。
(9)例えば、上記第7実施形態では、ナット23を第1マニホールドブロック231に設けたが、ナット23の両端部を第1マニホールドブロック231と第2マニホールドブロック233に挿入し、第1マニホールドブロック231と第2マニホールドブロック233の横ずれを防止するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係るバルブユニットの外観斜視図である。 図1に示すバルブユニットの平面図である。 図2に示すバルブユニットのA−A断面図である。 図3に示すバルブユニットのB−B断面図である。 図3に示すバルブユニットのC−C断面図である。 図3に示すに示すバルブユニットのD−D断面図である。 シール部分の拡大断面図であって、(a)はシール部材装着前の状態を示し、(b)はシール部材装着後の状態を示す。 第1周溝の拡大図である。 図1に示すバルブユニットの組立図である。 本発明の第2実施形態に係るバルブユニットの組立図である。 図10に示す継手ブロックの断面図である。 継手方向の変更例を示す図である。 図12に示すバルブユニットの断面図である。 本発明の第3実施形態に係るバルブユニットの断面図である。 図14のH部拡大断面図である。 図14のI部拡大断面図である。 図14のJ部拡大断面図である。 本発明の第4実施形態に係るバルブユニットの第1マニホールドブロックと第2マニホールドブロックとの固定構造を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係るバルブユニットの断面図である。 図19に示すバルブユニットの変形例を示す断面図である。 本発明の第6実施形態に係るバルブユニットの断面図である。 図21のK−K断面図である。 本発明の第7実施形態に係るバルブユニットの断面図である。 従来のバルブユニットの外観斜視図である。 図24に示すバルブユニットの平面図である。 図25に示すバルブユニットのE−E断面図である。 図26に示すバルブユニットのF−F断面図である。 図26に示すバルブユニットのG−G断面図である。
符号の説明
1 バルブユニット
2 マニホールドブロック
4 第1マニホールドブロック
5 第2マニホールドブロック
6 継手
7 弁室形成部
9 第1連通流路
10 弁座
12 第2連通流路
13 共通流路
14 H形リング(シール部材)
17 第1シール溝
19 第2シール溝
21 第1ボルト
22 第2ボルト
23 ナット(雌ねじ部材)
28 圧入孔(第2装着孔)
30 バルブユニット
31 マニホールドブロック
32 継手ブロック
33 本体部
34 継手部
37 キー溝
44 凸状キー
45 バルブユニット
46 マニホールドブロック
47 第2マニホールドブロック
101 薬液弁(コンポーネント部品)
60 バルブユニット
61 第1マニホールドブロック
62 第1マニホールドブロック
63 第1マニホールドブロック
64 第2マニホールドブロック
71 凸条
73 テーパ(第1テーパ面)
74 凹条
75 支持突起
76 テーパ(第2テーパ面)
81 凸条
86 凸条
84 凹条
200 バルブユニット
201 装着孔(第1装着孔)
210A、210B バルブユニット
211 弾性部材
220 バルブユニット
221 第2マニホールドブロック
223 ナット部材
224 ネジ孔
230 バルブユニット
231 第1マニホールドブロック
233 第2マニホールドブロック
234 ザグリ
235 取付孔
236 座金部材
237 貫通孔

Claims (15)

  1. 複数のコンポーネント部品を取り付けられるマニホールドブロックにおいて、
    継手と第1連通流路とに連通する弁室形成部を備え、前記コンポーネント部品を取り付けられたときに前記弁室形成部と前記コンポーネント部品との間に弁室を形成するものであって、前記第1連通流路が前記弁室形成部に開口する開口部の周りに、弁座が設けられた第1マニホールドブロックと、
    前記第1マニホールドブロックに接触する面に、前記第1連通流路に連通する第2連通流路が複数形成され、各第2連通流路に接続する共通流路を形成された第2マニホールドブロックとを有することを特徴とするマニホールドブロック。
  2. 請求項1に記載するマニホールドブロックにおいて、
    前記第1マニホールドブロックは、前記弁室形成部が開口する第1の面と前記第2マニホールドブロックに接触する第2の面が正方形状をなす直方体形状に樹脂を成形したものであって、前記第1の面と前記第2の面に垂直に接続する外側面の1つ以上に前記継手が設けられていることを特徴とするマニホールドブロック。
  3. 請求項1又は請求項2に記載するマニホールドブロックにおいて、
    前記第1マニホールドブロックが、前記第1連通流路の開口部の周りに第1シール溝を形成され、
    前記第2マニホールドブロックが、前記第2連通流路の開口部の周りに第2シール溝を形成され、
    前記第1シール溝と前記第2シール溝との間に配置され、前記第1連通流路と前記第2連通流路の接続部分をシールするシール部材と、を有することを特徴とするマニホールドブロック。
  4. 請求項3に記載するマニホールドブロックにおいて、
    前記第1シール溝に第1凸凹条を設け、
    前記第2シール溝に第2凸凹条を設け、
    前記シール部材に前記第1凸凹条に嵌合する第1凹凸条と、前記第2凸凹条に嵌合する第2凹凸条を設けており、
    前記第1凸凹条又は前記第1凹凸条の少なくとも一方が、肉厚方向に設けられた圧入代を有するとともに、前記第2凸凹条と前記第2凹凸条の少なくとも一方が、肉厚方向に設けられた圧入代を有することを特徴とするマニホールドブロック。
  5. 請求項1又は請求項2に記載するマニホールドブロックにおいて、
    前記第1マニホールドブロックの前記第1連通流路の開口部の周り、又は、前記第2マニホールドブロックの前記第2連通流路の開口部の周りに環状の凸条を一体的に設け、凸条の外周面に突部が1つ以上環状に設けてあり、
    前記第2マニホールドブロックの前記第2連通流路の開口部の周り、又は、前記第1マニホールドブロックの前記第1連通流路の開口部の周りに、前記凸条に対応する凹条を環状に設け、
    前記突部を前記凹条に圧入嵌合することにより、前記第1連通流路と前記第2連通流路との接続部分を接続することを特徴とするマニホールドブロック。
  6. 請求項5に記載するマニホールドブロックにおいて、
    前記凸条は、先端内周面に第1テーパ面を有し、
    前記凹条は、内周面側に流路の軸線方向に延びる支持突起を有し、前記支持突起に前記第1テーパ面に対応する第2テーパ面を形成され、
    前記第1テーパ面と前記第2テーパ面とを圧接することにより、前記第1連通流路と前記第2連通流路との接続部分をシールすること、を特徴とするマニホールドブロック。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載するマニホールドブロックにおいて、
    前記第2マニホールドブロックの前記第1マニホールドブロックに接触する面に取り付けられる雌ねじ部材と、
    前記コンポーネント部品から前記第1マニホールドブロックを貫いて前記雌ねじ部材の一端開口部に挿入して締結される第1締結部材と、
    前記第2マニホールドブロックを貫いて前記雌ねじ部材の他端開口部に挿入して締結される第2締結部材とを有することを特徴とするマニホールドブロック。
  8. 請求項7に記載するマニホールドブロックにおいて、
    前記第2締結部材を前記雌ねじ部材に締結する際に前記雌ねじ部材の供回りを防止する回転防止機構を有することを特徴とするマニホールドブロック。
  9. 請求項1乃至請求項6の何れか一つに記載するマニホールドブロックにおいて、
    前記第2マニホールドブロックは、前記第1マニホールドブロックに接触する面と反対側に締結部材を挿入するためのザグリが設けられるとともに、前記第1マニホールドブロックに接触する面に対して垂直な面から前記ザグリに連通するように挿入孔が設けられ、
    前記挿入孔に装填され、前記ザグリに挿入された前記締結部材を貫通させるための貫通孔が形成された座金部材と、
    前記第1マニホールドブロックの前記第2マニホールドブロックに接触する面に装着され、前記締結部材を締結される雌ネジ部材と、を有すること、を特徴とするマニホールドブロック。
  10. 請求項7乃至請求項9の何れか一つに記載するマニホールドブロックにおいて、
    前記雌ネジ部材は、前記第1マニホールドブロックの前記第2マニホールドブロックに接触する面に開設された第1装着孔と、前記第2マニホールドブロックの前記第1マニホールドブロックに接触する面に開設された第2装着孔とに両端部を挿入されていることを特徴とするマニホールドブロック。
  11. 請求項1乃至請求項6の何れか一つに記載するマニホールドブロックにおいて、
    前記コンポーネント部品から前記第1マニホールドブロックを貫いて前記第2マニホールドブロックに締結される締結部材と、
    前記第2マニホールドブロックの前記第1マニホールドブロックに接触する面と、前記共通流路との間に配設され、前記締結部材を締結するためのネジ孔が設けられたナット部材とを有し、
    前記マニホールドブロックの第1マニホールドブロックに接触する面に対して垂直な面から前記ナット部材を挿入し、前記締結部材を前記ネジ孔に締結することを特徴とするマニホールドブロック。
  12. 請求項1乃至請求項11の何れか1つに記載するマニホールドブロックにおいて、
    前記第2マニホールドブロックに接触する面が、前記第1マニホールドブロックが前記第2マニホールドブロックに接触する面と同一形状であるブロック体であって、前記第2連通流路に連通する継手を備える継手ブロックを有することを特徴とするマニホールドブロック。
  13. 請求項12に記載するマニホールドブロックにおいて、
    前記継手ブロックが、
    前記第2連通流路に連通する継手部と、前記継手部を前記第2マニホールドブロックに取り付ける本体部とを分離可能に設けられ、
    前記継手部が前記本体部に対して回転することを防止する回転止め機構を有することを特徴とするマニホールドブロック。
  14. 請求項7乃至請求項13の何れか一つに記載するマニホールドブロックにおいて、
    前記第2マニホールドブロックの前記第1マニホールドブロックに接触する面と反対側の面に取り付けられる取付板と、
    前記第2マニホールドブロックと前記取付板との間に配設され、前記第2マニホールドブロックを前記第1マニホールドブロックに押し付ける弾性部材と、を有することを特徴とするマニホールドブロック。
  15. 請求項1乃至請求項14の何れか1つに記載するマニホールドブロックに、バルブを搭載したことを特徴とするバルブユニット。
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