JP2006064080A - 流体機器どうしの接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液溜りなく高純度化でき、しかも流体機器どうしをより近接させて接続でき、その接続に要する管路長さの短縮化が図り、配管系統のコンパクト化や圧力損失の軽減を図る。
【解決手段】 第1流体機器(1)の第1流体給排口部(1b)と、第2流体機器(2)の第2流体給排口部(2a)とをリング状のガスケット(G)を介して連通接続する。第1流体給排口部及び第2流体給排口部がそれぞれの端面に環状溝(6)を形成する。ガスケットの第1流体給排口部の端面と対面する一端面、及び第2流体給排口部の端面と対面する他端面にそれぞれ前記環状溝に嵌合する環状突起(8)を形成する。第1流体機器と第2流体機器にわたって引寄せ手段(M)を備え、この引寄せ手段による引寄せ作用により環状溝(6)と環状突起(8)とが嵌め合わされて嵌合シール部(3)を形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体機器どうしの接続構造に係り、詳しくは、半導体製造や医療・医薬品製造、食品加工、化学工業等の各種技術分野の製造工程で取り扱われる高純度液や超純水の配管系等において用いられるポンプやバルブ等各種の流体機器どうしを連通接続させるための流体機器どうしの接続構造に関する。
従来、ポンプとバルブといった流体機器どうしを流体の往来が自在となるように連通させるには、チューブ(配管)と管継手とを用いるのが一般的であった。即ち、流体機器における流体の給排口部に、ユニオンナットやインナーリング等から成る管継手部を構成しておき、流体機器の管継手部どうしを可撓性のチューブを用いて連通接続させている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平04−248095号公報
しかしながら、このような流体機器一体型の管継手とチューブとを用いる手段では、チューブと管継手部間に僅かな隙間が生じやすく、この隙間に浸入した液は抜け出にくくて液溜りとなり、薬液の高純度化を阻害している。また、チューブを介してでなければ流体機器どうしを接続できないので、配管接続に要するスペースが大きくなってコンパクト化を阻害し易いものであった。またそれに伴って流路が長くなるので、流体の圧力損失の点でも不利であった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、液体の配管系統における流体機器どうしの接続構造に工夫を凝らすことにより、液溜りなく高純度化でき、しかも流体機器どうしをより近接させて接続でき、その接続に要する管路長さの短縮化が図れ、配管系統のコンパクト化や圧力損失の軽減を図れる流体機器どうしの接続構造を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、合成樹脂製の第1流体給排口部(1b)を備えた第1流体機器(1)の前記第1流体給排口部と、合成樹脂製の第2流体給排口部(2a)を備えた第2流体機器(2)の前記第2流体給排口部とを、前記第1流体給排口部と前記第2流体給排口部の間に介在するリング状のガスケット(G)を介して連通接続する流体機器どうしの接続構造であって、
前記第1流体給排口部及び第2流体給排口部がそれぞれの端面に管状流体通路(4)を互いに正対するよう開口するとともに、第1シール端部(t1)及び第2シール端部(t2)を備え、前記第1シール端部及び第2シール端部は、前記第1流体給排口部及び第2流体給排口部の各端面に開口する前記管状流体通路の外径側部分に形成された環状溝(6)又は環状突起(18)により構成されており、
前記ガスケットの前記第1流体給排口部の端面と対面する一端面に開口する流体通路(9)の外径側部分に、前記第1シール端部の前記環状溝又は環状突起に嵌合する環状突起(8)又は環状溝(16)を形成し、前記ガスケットの前記第2流体給排口部の端面と対面する他端面に開口する前記流体通路(9)の外径側部分に、前記第2シール端部の前記環状溝又は環状突起に嵌合する環状突起(8)又は環状溝(16)を形成しており、
前記第1流体機器と第2流体機器にわたって、前記第1流体給排口部と第2流体給排口部とを互いに前記ガスケットを介して引寄せるとともに、この引寄せ状態を維持する引寄せ手段(M)を備え、この引寄せ手段による引寄せ作用により前記第1シール端部の前記環状溝又は環状突起と前記ガスケットの一端面の環状突起又は前記環状溝とが、また前記第2シール端部の前記環状溝又は環状突起と前記ガスケットの他端面の前記環状突起又は環状溝とがそれぞれ嵌め合わされて嵌合シール部(3)を形成するように構成してあることに特徴を有するものである。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の流体機器どうしの接続構造において、前記環状溝により構成される前記第1シール端部又は第2シール端部には、前記環状溝の内径部と前記管状流体通路との間に環状の第1接合端部(5)を形成し、この第1接合端部の先端内周側に先拡がりテーパ状のテーパ内周面(5a)が形成され、
前記第1シール端部又は第2シール端部の前記環状溝に嵌合する環状突起を形成した前記ガスケットの一端面又は他端面には、前記環状突起と前記流体通路との間に環状の第2接合端部(7)を形成し、この第2接合端部の先端外周面に、前記テーパ内周面に当接するテーパ外周面(7a)が先窄まりテーパ状に形成され、
前記引寄せ手段により前記第1流体給排口部と第2流体給排口部とを互いに前記ガスケットを介して引寄せることにより前記テーパ内周面と前記テーパ外周面とが圧接されるようにしてあることに特徴を有するものである。
請求項3に係る発明は、請求項1記載の流体機器どうしの接続構造において、前記環状突起により構成される前記第1シール端部又は第2シール端部には、前記環状突起と前記管状流体通路との間に環状の第2接合端部(17)を形成し、この第2接合端部の先端外周面に先窄まりテーパ状のテーパ外周面(17a)が形成され、
前記第1シール端部又は第2シール端部の前記環状突起に嵌合する環状溝を形成した前記ガスケットの一端面又は他端面には、前記環状溝と前記流体通路との間に環状の第1接合端部(15)を形成し、この第1接合端部の先端内周面に、前記テーパ外周面に当接するテーパ内周面(15a)が先拡がりテーパ状に形成され、
前記引寄せ手段により前記第1流体給排口部と第2流体給排口部とを互いに前記ガスケットを介して引寄せることにより前記テーパ内周面と前記テーパ外周面とが圧接されるようにしてあることに特徴を有するものである。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の流体機器どうしの接続構造において、前記引寄せ手段が、前記第1流体給排口部又は第2流体給排口部のいずれか一方の外周部に形成された雄ネジ(1n)に螺合自在な雌ネジ(23)を備えた筒状ナット(22)と、他方の前記第2流体給排口部又は第1流体給排口部の端部に形成された外向きフランジ(2f)に前記第1,2流体給排口部の軸心方向で干渉するよう前記第2流体給排口部又は第1流体給排口部の端部に外嵌された割型リング(25)とから成り、
前記筒状ナットの一端部には、前記外向きフランジの通過は許容し、かつ、前記割型リングとは前記軸心方向で干渉する開口部(24a)を有する内向きフランジ(24)が形成されており、
前記筒状ナットの前記雄ネジ部への締付け操作によって、前記第1流体給排口部と第2流体給排口部とが互いに前記ガスケットを介して引寄せられるように構成されていることに特徴を有するものである。
請求項5に係る発明は、請求項4記載の流体機器どうしの接続構造において、前記筒状ナット(22)の、前記雌ネジ部の内奥端部と前記内向きフランジとの間における内径部(22m)が、前記管状流体通路と同心にフラットな内周面に形成され、かつその内径部の内径と、断面矩形に形成された前記割型リング(25)の外径とがほぼ同一径に形成され、前記割型リングの外嵌された前記第2流体給排口部又は第1流体給排口部の外径部が前記管状流体通路と同心にフラットな外周面に形成され、かつその外径部の外径と、前記割型リングの内径とがほぼ同一径に形成されていることに特徴を有するものである。
請求項6に係る発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の流体機器どうしの接続構造において、前記引寄せ手段が、前記第1流体給排口部の外周及び第2流体給排口部の外周にそれぞれ相対向状に形成された一対の外向きフランジ(1f)(2f)と、前記第1,2流体給排口部の軸心方向に沿う状態で前記一対の外向きフランジにそれぞれ形成された孔どうしに貫通されたボルト(31)及びナット(32)から構成されており、
前記ボルトに前記ナットを締付けることにより前記第1流体給排口部と第2流体給排口部とが互いに前記ガスケットを介して引寄せられるように構成されていることに特徴を有するものである。
請求項7に係る発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の流体機器どうしの接続構造において、前記第1流体給排口部、前記第2流体給排口部、及び前記ガスケットがフッ素系樹脂によって形成されていることに特徴を有するものである。
請求項1記載の発明によれば、第1流体機器と第2流体機器とが、ガスケットのみを介して連通接続されるので、連結用のチューブ及びその両端に装備される各流体機器との管継手部を用いる従来の連通接続構造に比べて、部品点数の削減やコストダウンが可能になり、しかも接続部をコンパクトに構成することが可能になる。従って、省資源化、省エネルギー化に寄与できるばかりか、流路を短縮化できて流体の圧力損失を軽減させることや、それによって同じ流体機器でも従来のものより大流量を確保するといったことが可能になる。とくに、液の高純度化を阻害する液溜りの原因となる隙間を生じやすい連結用のチューブと管継手部は用いないことから、液溜りなく、液の高純度化に寄与できる。
第1、2流体給排口部にそれぞれ形成された第1シール端部及び第2シール端部の環状溝又は環状突起と、ガスケットの一端面及び他端面にそれぞれ形成された環状突起又は環状溝とが互いに嵌り合って嵌合シール部を形成するので、第1,2流体給給排口部間からの液漏れを阻止できて優れたシール性を得ることが可能になる。例えば、半導体製造設備における洗浄装置の配管系統にこのような接続構造を用いれば、良好なシール性を確保し得ながら装置の占有面積を減少できてコスト上有利であるとともに、大流路が確保されることによって循環流量を多くし、薬液の高純度化を高めて歩留まり向上に寄与できるという効果を奏する。
そして、引寄せ手段によって両流体給排口部どうしは互いにガスケットを介して接近すべく引寄せられ、かつ、その接近状態を維持できるので、流体機器どうしが液漏れなく良好なシール性を確保し得る状態を長期に亘って維持可能となり、信頼性に優れる流体機器どうしの接続構造を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、シール接続状態においては、第1シール端部又は第2シール端部の環状溝と、ガスケットの一端面又は他端面の環状突起との嵌合部分の内径側に、第1接合端部のテーパ内周面と第2接合端部のテーパ外周面とが圧接される構成が存在しており、それによってよりシール性に優れるシール部が構成されるとともに、次のような効果を得ることができる。即ち、詳しくは実施例1において述べるが、環状溝の内径側部分に剛性が不足するような場合には、環状突起の環状溝への嵌合に伴い、第1シール端部又は第2シール端部の第1接合端部が内径側に傾き変形するおそれがある。しかしながら、その傾き変形しようとする第1接合端部を内径側からガスケット側の第2接合端部が支える構成となっており、第1接合端部の剛性不足を補ってその内径側への傾き変形を阻止でき、それによって液溜りの生じない管状流体通路を確保できる。
請求項3記載の発明によれば、シール接続状態においては、第1シール端部又は第2シール端部の環状突起と、ガスケットの一端面又は他端面の環状溝との嵌合部分の内径側に、第1接合端部のテーパ内周面と第2接合端部のテーパ外周面とが圧接される構成が存在しており、それによってよりシール性に優れるシール部が構成されるとともに、次のような効果を得ることができる。即ち、環状溝の内径側部分に剛性が不足するような場合には、環状突起の環状溝への嵌合に伴い、ガスケットの第1接合端部が内径側に傾き変形するおそれがある。しかしながら、その傾き変形しようとする第1接合端部を内径側から第1シール端部又は第2シール端部の第2接合端部が支える構成となっており、第1接合端部の剛性不足を補ってその内径側への傾き変形を阻止でき、それによって液溜りの生じない管状流体通路を確保できる。
請求項4に係る発明によれば、第1,2流体給排口部のいずれか一方の端部に形成された外向きフランジに割型リングを介して係合されている筒状ナットを、もう一方の第1,2流体給排口部の雄ネジに螺進させるだけの簡単な操作により、第1,2流体給排口部側の環状突起又は環状溝とガスケット側の環状溝又は環状突起とを嵌合させて第1,2流体機器どうしを連通接続することができるとともに、筒状ナットの螺進を止めるだけで、その接続状態を維持することができる便利で扱い易い引寄せ手段が、コンパクトで場所を取らない合理的なものとして得られる。
また、筒状ナットは第1流体給排口部又は第2流体給排口部の端部に外嵌装着及び離脱が自在であり、外嵌装着状態では外向きフランジ及び割型リングの双方に軸方向で干渉するから、筒状ナットによる第1,2流体給排口部どうしの直接接続を可能にしながら、割型リング及び筒状ナットを第1又は第2流体給排口部に後付け装着することが自在である。加えて、少ない部品数で、かつ、部品の種類として1種類で済む経済的、合理的なものとしながら筒状ナットの締付け力を確実に外向きフランジに伝達することができる。従って、第1又は第2流体機器の製造時に筒状ナットを流体給排口部に外嵌装着させておく、という難しい製造手段を採ることなく、筒状ナットを用いて流体機器どうしの接続操作が簡単で便利に行える。
請求項5に記載の発明によれば、筒状ナットの雌ネジの内奥端部と内向きフランジとの間における内径部が管状流体通路と同心にフラットな内周面に形成され、かつその内径部の内径と、断面矩形に形成された割型リングの外径とがほぼ同一径に形成され、割型リングの外嵌された第2流体給排口部又は第1流体給排口部の外径部が管状流体通路と同心にフラットな外周面に形成され、かつその外径部の外径と、割型リングの内径とがほぼ同一径に形成されていることにより、筒状ナットを螺進させた際に割型リングが傾いて抉るような状態になったり、外向きフランジに筒状ナットの螺進による軸心方向の押圧力がうまく伝わらなかったりする、という不具合が生じるのを防止でき、外向きフランジを効果的に押圧できて、両流体給排口部を互いに接近する方向に良好に引寄せることができる利点が得られる。
請求項6に係る発明によれば、両流体給排口部の端部に孔付きの外向きフランジを形成すれば、それら両外向きフランジに亘って貫通するボルト・ナットを設けるだけの簡単な手段で引寄せ手段を構成することができる。つまり、構造簡単で廉価な引寄せ手段としながら種々の利点を有する流体機器どうしの接続構造を得ることができる。
請求項7に係る発明によれば、第1,2流体給排口部が、耐薬品性及び耐熱性に優れた特性を有するフッ素系樹脂で形成されているので、流体が薬液であるとか化学液体であっても、或いは高温流体であっても管継手構造部分が変形して漏れ易くなることがなく、良好なシール性が維持できるようになる。尚、フッ素系樹脂は、水素原子の一個以上をフッ素で置換したエチレンおよびその誘導体の重合によって得られる樹脂状物質であり、高温にも安定で、撥水性に優れる。また摩擦係数が小さく、耐薬品性もきわめて高く、電気絶縁性も高い点で好ましい。
以下、本発明による流体機器どうしの接続構造の好適な実施形態を図面に基き説明する。図1は本発明の一実施例を示す手動式ストップバルブとアキュムレータとの接続構造の全体概略図、図2は図1の接続構造の接続部の半欠截断面図、図3(a)〜(c)は図1の接続構造の接続手順を示す説明図、図4は図2の接続構造に用いるガスケットの半欠截断面図、図5は図2の接続構造の嵌合シール部の種々の別形状を示す要部の断面図である。
〔実施例1〕
図1に、第1流体機器の一例である手動式ストップバルブ1、第2流体機器の一例であるアキュムレータ2を示す。手動式ストップバルブ1はバルブ本体1Hと、回動操作部1Kと、一対の流体給排口部1a,1b等を有して構成されている。アキュムレータ2は、ケーシング2Aと底壁2Bとから成るアキュムレータ本体2H、ケーシング2A側のフランジ部2Cと、底壁2B側のフランジ部2Dとを一体化する複数のボルト2E、及び一対の流体給排口部2a,2b等から構成されている。
手動式ストップバルブ1とアキュムレータ2とは、手動式ストップバルブ1のアウト側流体給排口部(第1流体給排口部)1bと、アキュムレータ2のイン側流体給排口部(第2流体給排口部)2aとをガスケットGを介してシール状態で連通接続されている。即ち、実施例1では、図2に示すように、手動式ストップバルブ1のアウト側流体給排口部1bとアキュムレータ2のイン側流体給排口部2aとが、これらの間で挟まれるリング状のガスケットGを介してシール状態で接続されている。その際、両流体給排口部1b,2aどうしは引寄せ手段Mによって互いにガスケットGを介して引寄せられ、この引寄せ作用により流体給排口部1bの端面に形成される第1シール端部t1とガスケットGの一端面との間、および流体給排口部2aの端面に形成される第2シール端部t2とガスケットGの他端面との間でそれぞれ互いに嵌合して嵌合シール部3が形成される。
図2に示すアウト側流体給排口部1bの端面に形成される第1シール端部t1と、イン側流体給排口部2aの端面に形成される第2シール端部t2とは同一構造であるため、第1シール端部t1についてのみ説明し、第2シール端部t2については同一符号を付してその説明を省略する。
第1シール端部t1は、管状流体通路4を開口するアウト側流体給排口部1bの端面における管状流体通路4の開口端部の外径側部分に、管状流体通路4と同心に外方開放状に形成される環状溝6により構成される。また、この第1シール端部t1には、環状溝6の内径部と管状流体通路4との間に形成される環状の第1接合端部5の先端内周側に先拡がりテーパ状のテーパ内周面5aが形成される。環状溝6は、管状流体通路4から外径側に比較的近い位置において管状流体通路4の軸心P方向に深い断面矩形を呈する形状に形成されており、その内周面6aは第1接合端部5の外周面を兼ねている。
図2、図4に示すように、ガスケットGは中心に環状流体通路4と同一径の流体通路9を有するリング状に形成され、アウト側流体給排口部1bの端面と対面する一端面に開口する流体通路9の外径側部分に、前記第1シール端部t1の環状溝6に嵌合する環状突起8を形成し、イン側流体給排口部2aの端面と対面する他端面に開口する流体通路9の外径側部分に、前記第2シール端部t2の環状溝6に嵌合する環状突起8を形成している。
また、ガスケットGの一端面及び他端面の環状突起8と流体通路9との間にそれぞれ環状の第2接合端部7を形成し、この第2接合端部7の先端部の外周面に、前記第1接合端部5のテーパ内周面5aに当接するテーパ外周面7aが先窄まりテーパ状に形成される。
環状突起8は、流体通路9の軸心P方向に長い断面矩形を呈する形状に形成されており、その突出長さは環状溝6の深さよりも僅かに短い寸法に設定されている。第2接合端部7と環状突起8との間は、先拡がりする環状の谷部分となっており、この谷部分に第1接合端部5が嵌り込む構成となっている。
図2に示すように、第1,2シール端部t1,t2の環状溝6,6とガスケットGの両端面の環状突起8,8とを互いに嵌め合わせることによりそれぞれ嵌合シール部3が形成される。この場合、環状突起8の自由状態における厚み、即ち径方向寸法が環状溝6の自由状態における溝幅、即ち径方向寸法を上回る値に設定してあると、後述する引寄せ手段Mによって環状溝6と環状突起8とが互いに嵌合して形成される嵌合シール部3は、環状溝6の内径側周面6a及び外径側周面6bの双方と環状突起8とが径方向で圧接される一次及び二次シール部S1,S2により構成される。ただし、嵌合シール部3としては、一次及び二次シール部S1,S2の両方が満たされるように形成されることがシール性を高められる点で好ましいが、一次シール部S1のみ、又は二次シール部S2のみを満たすように形成されるものであってもよい。
手動式ストップバルブ1の少なくともアウト側流体給排口部1bとアキュムレータ2の少なくともイン側流体給排口部2a、およびガスケットGは、何れもPFA、PTFE等のフッ素系樹脂で形成されており、手動式ストップバルブ1の管状流体通路4の径d1と、アキュムレータ2の管状流体通路4の径d2と、ガスケットGの径d3とは互いに同じ値に設定されている。
手動式ストップバルブ1とアキュムレータ2とにわたって引寄せ手段Mを設け、この引寄せ手段Mにより手動式ストップバルブ1のアウト側流体給排口部1bとアキュムレータ2のイン側流体給排口部2aとが互いにガスケットGを介して接近する方向に引寄せ、この引寄せた状態を維持できるように構成する。引寄せ手段Mによって両流体給排口部1b,2aが互いにガスケットGを介して接近する方向に引寄せて行くと、まず、環状溝6と環状突起8とが嵌合し、その大部分が嵌合してからテーパ内周面5aとテーパ外周面7aとが当接するようになる。そして、これらテーパ内周面5aとテーパ外周面7aとが強く圧接して、両流体給排口部1b,2aの接近移動が止まった状態では、環状溝6と環状突起8との軸心P方向の間、及びアウト側流体給排口部1bの端面の環状溝6より外径部1gと、ガスケットGの環状突起8より外径部分10との軸心P方向の間、およびイン側流体給排口部2aの端面の環状突起8より外径部2gとガスケットGの外径部10との軸心P方向の間の夫々には隙間が存在するように設定されている。つまり、テーパ内周面5aとテーパ外周面7aとが確実に接触するように外径部1g,10,2gどうし間に隙間を設けている。これにより、環状溝6と環状突起8との嵌合による嵌合シール部3における一次及び二次シール部S1,S2での有効なシール機能が得られ、またテーパ内周面5aとテーパ外周面7aとの間で形成される三次シール部S3では隙間ができて液溜りとなるようなことが無くて、互いに同径の両管状流体通路4,4および流体通路9間をクリーンな状態で液体を流すことができる。
引寄せ手段Mの具体例としては、例えば、図1及び図2に示すように、手動式ストップバルブ1のアウト側流体給排口部1bの外周部に形成された雄ネジ1nに螺合自在な雌ネジ23を備えた筒状ナット22と、アキュムレータ2のイン側流体給排口部2aに形成された外向きフランジ2fに該イン側流体給排口部2aの軸方向で干渉する二つ割り、または三つ割り以上の割型リング25とから成り、アウト側流体給排口部1bの雄ネジ1nへの筒状ナット22の締付け操作によって両流体給排口部1b,2aを互いにガスケットGを介して接近する方向に引寄せ可能にかつ引寄せ状態を維持可能に構成される。
アキュムレータ2の付根部2tから径が絞られた状態で側方突出される流体給排口部2aは、手動式ストップバルブ1のアウト側流体給排口部1bよりも外径が細く、かつ、先端に外向きフランジ2fを有した長円筒形状のものに形成されている。
筒状ナット22の内向きフランジ24の開口部24aは、外向きフランジ2fの通過を許容するに足りる最小限の内径寸法に設定されており、割型リング25の外径は、筒状ナット22に入り込み自在となるよう雌ネジ23の内径よりも若干小さい寸法に設定され、かつ、内径は、アキュムレータ2のイン側流体給排口部2aの外径部に外嵌自在となる最小限の寸法に設定されている。この場合、割型リング25を装備するには、イン側流体給排口部2aにおける外向きフランジ2fを除いた径の細い部分の軸方向長さが、筒状ナット22の軸方向長さと割型リング25の厚さとの和を上回る値とすることが必要である。具体的には、図3(b)に示すように、付根部2tに当接させた状態の筒状ナット22と外向きフランジ2fとの間の長さd2が、割型リング25の厚さd1よりも大きいこと(d2>d1)が条件となる。
また、筒状ナット22における雌ネジ23の内奥端部と内向きフランジ2fとの間に、割型リング25に軸方向に摺動自在で、かつ割型リング25の幅寸法をカバーする軸心P方向長さを有する内周面部22mが管状流体通路4と同心にフラットな内周面に形成されている。すなわち、筒状ナット22の雌ネジ23と内向きフランジとの間における内径部22mが管状流体通路4と同心にフラットな内周面に形成され、かつその内径部22mの内径が断面矩形に形成された割型リング25の外径よりも極僅かに大きくした嵌め合い公差状態に寸法設定される一方、第2流体給排口部2aの外径部が管状流体通路4と同心にフラットな外周面に形成され、かつその外径部の外径と、割型リング25の内径とがほぼ同一径に形成される。これにより、筒状ナット22を螺進させた際に割型リング25が傾いて抉るような状態になったり、外向きフランジ2fに筒状ナット22の螺進による軸心P方向の押圧力がうまく伝わらなかったりする、という不都合が生じることが防止され、有効に外向きフランジ2fを押して、両流体給排口部1b,2aを互いに接近する方向に良好に引寄せることができるようにされている。
引寄せ手段Mを用いて両流体給排口部1a,2aどうしを接続連結する操作手順は次のようである。先ず、図3(a)に示すように、筒状ナット22をアキュムレータ2の流体給排口部2aの外周に嵌装し、その最内奥側まで(付根部2tに当接するまで)移動させる。次いで、図3(b)に示すように、割型リング25を、外向きフランジ2fと筒状ナット22の先端との間を通して流体給排口部2aに外嵌装備させる。このとき又はその前にガスケットGを流体給排口部2aの端面に環状突起8と環状溝6との仮嵌合を介して装着させておいてもよい。次いで、ガスケットGを介して流体給排口部1bを流体給排口部2aにあてがい、その状態で筒状ナット22をスライド移動させてから締付け操作(図3(c)参照)することにより、図1、図2に示す接続状態が得られる。
手動式ストップバルブ1とアキュムレータ2とは引寄せ手段Mにより、互いに接近する方向に引寄せられており、図2に示すように、その接続状態では、両流体給排口部1b,2aによってガスケットGは押圧挟持されている。また、前述したように、両流体給排口部1b,2aの各端面の環状溝6,6と、ガスケットGの両端面の環状突起8とが圧入嵌合して嵌合シール部3,3が形成されるとともに、テーパ内周面5aとテーパ外周面7aとが圧接されることにより、流体給排口部1bの管状流体通路4、ガスケットGの流体通路9、流体給排口部2aの管状流体通路4間に亘って漏れ及び液溜まりなく液体を流すことができる、という良好なシール機能を発揮する。
環状溝6の径方向寸法よりも環状突起8の径方向寸法を若干大きくして圧入状態で挿入させる構造にしておくと、内径側周面6a及び外径側周面6bと環状突起8とが径方向に強く圧接されて、極めて有効な一次シール部S1及び二次シール部S2とが得られる。この場合、両流体給排口部1b,2aの環状溝6の外径側部分は十分な厚み(径方向寸法)によって十分な剛性があるが、環状溝6の内径側部分は、厚みの薄い(径方向寸法の短い)第1接合端部5のみであって剛性に富む状態ではないため、環状突起8の環状溝6への圧入嵌合に伴い、第1接合端部5が内径側に傾き変形し、部分的に管状流体通路4の径が縮小されるおそれがある。
しかしながら、図2に示すように、第1接合端部5の内径側には、テーパ内周面5aとテーパ外周面7aとが密着する状態でガスケットGの第2接合端部7が位置されているので、その第2接合端部7の存在によって第1接合端部5の内径側への傾き変形(縮径変形)が阻止されるようになる利点がある。つまり、テーパ内周面5aとテーパ外周面7aとの圧接による三次シール部S3としての機能が得られるばかりでなく、第1接合端部5の剛性不足を補って、管状流体通路4の径が変化しないように規制し、一次シール部S1と二次シール部S2の接触圧力の低下を防いで優れたシール性能を有効に発揮できる。
環状溝6と環状突起8との関係については前にも少し述べたが、図5に示すように、環状溝6の自由状態における径幅(溝幅)6wと環状突起8の自由状態における径幅(厚み)8wとが、6w×(1.05〜1.5)=8wとなるように、環状溝6の径幅(溝幅)を環状突起8の径幅(厚み)よりも狭くして両者を圧入嵌合させて嵌合シール部3を形成することが好ましい。これにより、環状溝6と環状突起8との嵌合により形成される嵌合シール部3により液漏れのない極めて良好なシール性を発揮することが可能となる。また、前述したように、このシール接続状態においては、環状溝6と環状突起8との間に軸心P方向の隙間が形成されるよう、環状溝6の凹入深さを環状突起8の突出量よりもやや大きい値とすれば、テーパ内周面5aとテーパ外周面7aとが確実に押圧当接される点で好都合である。
テーパ内周面5aとテーパ外周面7aとの関係は、図5に示すように、両流体給排口部1b,2aが軸心P方向の移動によって相対接近移動される場合には、イン側流体給排口部2aの第2接合端部7におけるテーパ外周面7aの先端側からアウト側流体給排口部1bの第1接合端部5のテーパ内周面5aに当接するよう、テーパ内周面5aの傾斜角度θに比べてテーパ外周面7aの傾斜角度αの方を1〜30度、好ましくは3〜10度小さくする(1〜30度+α=θ)のが良い。また、筒状ナット22の締付け後もテーパ外周面7aの先端部分以外はテーパ内周面5aとの間に隙間を持たせて、テーパ外周面7aの先端部分とテーパ内周面5aとの面圧を高める三次シール部S3を形成することができて好ましい。
環状溝6は、図5に示すように、その開口側端部を、環状突起8が入り易くなるように、先拡がりする状態に傾斜させたテーパ面6aに形成しても良い。環状突起8の先端角部8aを、図5に示すように、環状溝6に入り易くするために、面取り加工等によって斜めにカットした形状としても良い。環状突起8とシール端部7との間の隅角部sが、図5に示すように、滑らかに形状変化するよう曲面処理が行われたものとしても良い。また、シール端部7の先端部分7bを、図5に示すように、ピン角とならないよう面取りされた形状としても良い。なお、筒状ナット22、割型リング25はPFAやPTFE等のフッ素樹脂製の他、金属やアルミ合金等の非鉄金属等種々の材質が可能である。第1流体機器、第2流体機器としては、上記手動式ストップバルブ1、アキュムレータ2以外に、ポンプや熱交換器等がある。
〔実施例2〕
実施例2は、図6に示すように、引寄せ手段Mが異なる以外は、基本的には図2に示す実施例1と同等の構造である。この場合における引寄せ手段Mは、第1,2流体給排口部1b,2aの各先端部の外周にそれぞれ相対向状に形成された一対の外向きフランジ1f,2fと、第1,2流体給排口部1b,2aの軸心P方向に沿う状態で一対の外向きフランジ1f,2fに形成された孔1h,2hどうしに貫通自在なボルト31及びナット32とから構成されている。
この引寄せ手段Mを構成するボルト31及びナット32は、外向きフランジ1f,2fの周囲の複数箇所(例:3箇所)に均等角度毎に配備されており、第1,2流体給排口部1b,2aを互いに接近する方向に引寄せ可能にかつ引寄せ状態を維持可能に構成している。つまり、ボルト31・ナット32の締付け操作により、第1,2流体機器1,2どうしを互いにガスケットGを介して接近移動させて、両流体給排口部1b,2aの各端面の環状溝6,6と、ガスケットGの両端面の環状突起8とを圧入嵌合することによる第1及び第2シール端部t1,t2どうしの嵌め合い操作、並びに、それによって第1接合端部5と第2接合端部7とで三次シール部S3が形成されるように、それら両者5,7が隙間なく圧接され、かつ、環状溝6と環状突起8との圧入嵌合による一次及び二次シール部S1,S2が生じるように嵌合シール部3が形成されるシール接続状態の維持が行えるものとなっている。
〔実施例3〕
実施例1では、第1,2シール端部t1,t2を環状溝6により構成し、ガスケットGの両端面にそれぞれ環状突起8を形成するが、それとは反対に、図7に示す実施例3のように、第1,2シール端部t11,t12を環状突起18により構成し、ガスケットG2の両端面にそれぞれ環状溝16を形成するもよい。
すなわち、この実施例3では、図7、図8に示すように、ガスケットG2の両端面に開口する流体通路9の開口端部の外径部分に、流体通路9と同心に環状溝16を外方開放状に形成する。また、環状溝16の内径部と流体通路9との間に形成される環状の第1接合端部15の先端内周側に先拡がりテーパ状のテーパ内周面15aが形成される。なお、環状溝16は、流体通路9の軸心P方向に延びる断面矩形を呈する形状に形成されており、その内周面16aは第1接合端部15の外周面を兼ねている。
一方、第1,2流体機器1,2の流体給排口部1b、2aの各端面に形成される第1,2シール端部t11,t12は、第1、2流体給排口部1b,2aの各端面における管状流体通路14の開口端部の外径側部分に、管状流体通路14と同心に、かつガスケットG2側の環状溝16に嵌合するよう一体に突出形成される嵌合突起18により構成される。また、この第1,2シール端部t11,t12には環状突起18と管状流体通路14との間に形成される環状の第2接合端部17の先端外周面に、前記テーパ内周面15aに当接するテーパ外周面17aが先窄まりテーパ状に形成される。なお、環状突起18は、管状流体通路14の軸心P方向に長い断面矩形を呈する形状に形成されており、その突出長さは環状溝16の深さよりも僅かに短い寸法に設定されている。第2接合端部17と環状突起18との間は、先拡がりする環状の谷部分となっており、この谷部分に第1接合端部15が嵌り込む構成となっている。
また、ガスケットG2の環状溝16に、これよりも径方向寸法の大なる環状突起18を圧入嵌合させたシール接続状態において有効な一次及び二次シール部S1,S2の機能を得るべく、環状溝16の外径側には、径方向寸法を十分に大きくして剛性を持たせた環状の外周突起部19が形成されている。一方、第1,2シール端部t11,t12を構成する環状突起18の外径側には、外周突起部19を隙間を伴って嵌合させるための環状径大溝20が形成されている。
この実施例3においても、環状溝16に環状突起18が嵌合されて一次シール部S1及び二次シール部S2が形成されるシール接続状態で、三次シール部S3として機能すべくテーパ内周面15aとテーパ外周面17aとが確実に接触するように、環状溝16と環状突起18との間、外周突起部19と環状径大溝20との間における夫々の軸心P方向には隙間が生じるように設定されている。
また、実施例1のものと同様の引寄せ手段Mにより、第1,2流体給排口部1b,2aどうしを互いに接近する方向に引寄せ可能にかつ引寄せ状態を維持可能に構成されており、対応する箇所には実施例1による引寄せ手段Mと同じ符号を付してある。
引寄せ手段Mの更に別構造例としては、図9に示すような構造のものでも良い。即ち、第1流体給排口部1bの外周部に形成された雄ネジ部1nに螺合自在な雌ネジ部23、及び内向きフランジ24を備えた筒状ナット22と、第2流体給排口部2aに形成された外向きフランジ2f及び筒状ナット22に第2流体給排口部2aの軸心P方向で干渉するスナップリング26とから成り、筒状ナット22の第1流体給排口部1bの雄ネジ部1nへの締付け操作によって第1、2流体給排口部1b,2aが互いにガスケットGを介して接近する方向に引寄せ可能にかつ引寄せ状態を維持可能に構成されている。スナップリング26は、第2流体給排口部2aの端部に形成された外周溝2hに嵌め込まれている。
引寄せ手段Mの更に又、別構造例としては、図10に示すような構造のものでも良い。即ち、第1流体給排口部1bの外周部に形成された雄ネジ部1nに螺合自在な雌ネジ部23を備えた筒状ナット22と、第2流体給排口部2aに形成された外向きフランジ2f及び筒状ナット22の第2流体給排口部2a側端に第2流体給排口部2aの軸心P方向で干渉する割型リング25とから成る。割型リング25はボルト挿通用として複数の貫通孔25bを有して筒状ナット22の第2流体給排口部2a側端にボルトBで止め付けられる。筒状ナット22の第1流体給排口部1bの雄ネジ部1nへの締付け操作によって第1,2流体給排口部1b,2aが互いにガスケットGを介して接近する方向に引寄せ可能にかつ引寄せ状態を維持可能に構成されている。
引寄せ手段Mとしては、そのほかに、第1,2流体機器1,2どうしを互いに寄せ合う方向に引寄せる支持枠装置(図示省略)等、両流体給排口部1b、2aどうしを圧接及び維持できる手段であってもよい。
図示省略するが、第1流体機器1の第1流体給排口部1bの端面又は第2流体機器2の第2流体給排口部2aの端面のいずれか一方に、図2に示すごとき環状溝6、第1接合端部5を形成し、もう一方に図7に示すごとき環状突起18、第2接合端部17を形成するものであってもよい。勿論、この場合において、ガスケットG,G2の一端面および他端面には、かかる第1,2流体給排口部1b、2aの端面の形状に対応すべく環状突起8,環状溝16、第1,2接合端部15,7を形成することは言うまでもない。
本発明の一実施例を示す手動式ストップバルブとアキュムレータとの接続構造の全体概略図である。 図1の接続構造の接続部の半欠截断面図である。 (a)〜(c)は図1の接続構造の接続手順を示す説明図である。 図2の接続構造に用いるガスケットの半欠截断面図である。 図2の接続構造の嵌合シール部の種々の別形状を示す要部の断面図である。 他の実施例を示す流体機器どうしの接続構造を図2に相応して示す半欠截断面図である。 更に他の実施例を示す流体機器どうしの接続構造の接続部を図2に相応して示す半欠截断面図である。 図7の接続構造に用いるガスケットの半欠截断面図である。 引寄せ手段の別構造例を示す要部の半欠截断面図である。 引寄せ手段の更に別構造例を示す要部の半欠截断面図である。
符号の説明
1 第1流体機器
1b 第1流体給排口部
1n 雄ネジ
2 第2流体機器
2a 第2流体給排口部
1f,2f 外向きフランジ
3,13 嵌合シール部
4,14 管状流体通路
5,15 第1接合端部
5a,15a テーパ内周面
6,16 環状溝
7,17 第2接合端部
7a,17a テーパ外周面
8,18 環状突起
9 流体通路
22 筒状ナット
22m 内径部
23 雌ネジ
24 内向きフランジ
24a 開口部
25 割型リング
31 ボルト
32 ナット
G,G2 ガスケット
M 引寄せ手段

Claims (7)

  1. 合成樹脂製の第1流体給排口部を備えた第1流体機器の前記第1流体給排口部と、合成樹脂製の第2流体給排口部を備えた第2流体機器の前記第2流体給排口部とを、前記第1流体給排口部と前記第2流体給排口部の間に介在するリング状のガスケットを介して連通接続する流体機器どうしの接続構造であって、
    前記第1流体給排口部及び第2流体給排口部がそれぞれの端面に管状流体通路を互いに正対するよう開口するとともに、第1シール端部及び第2シール端部を備え、
    前記第1シール端部及び第2シール端部は、前記第1流体給排口部及び第2流体給排口部の各端面に開口する前記管状流体通路の外径側部分に形成された環状溝又は環状突起により構成されており、
    前記ガスケットの前記第1流体給排口部の端面と対面する一端面に開口する流体通路の外径側部分に、前記第1シール端部の前記環状溝又は環状突起に嵌合する環状突起又は環状溝を形成し、前記ガスケットの前記第2流体給排口部の端面と対面する他端面に開口する前記流体通路の外径側部分に、前記第2シール端部の前記環状溝又は環状突起に嵌合する環状突起又は環状溝を形成しており、
    前記第1流体機器と第2流体機器にわたって、前記第1流体給排口部と第2流体給排口部とを互いに前記ガスケットを介して引寄せるとともに、この引寄せ状態を維持する引寄せ手段を備え、この引寄せ手段による引寄せ作用により前記第1シール端部の前記環状溝又は環状突起と前記ガスケットの一端面の環状突起又は前記環状溝とが、また前記第2シール端部の前記環状溝又は環状突起と前記ガスケットの他端面の前記環状突起又は環状溝とがそれぞれ嵌め合わされて嵌合シール部を形成するように構成してあることを特徴とする、流体機器どうしの接続構造。
  2. 前記環状溝により構成される前記第1シール端部又は第2シール端部には、前記環状溝の内径部と前記管状流体通路との間に環状の第1接合端部を形成し、この第1接合端部の先端内周側に先拡がりテーパ状のテーパ内周面が形成され、
    前記第1シール端部又は第2シール端部の前記環状溝に嵌合する環状突起を形成した前記ガスケットの一端面又は他端面には、前記環状突起と前記流体通路との間に環状の第2接合端部を形成し、この第2接合端部の先端外周面に、前記テーパ内周面に当接するテーパ外周面が先窄まりテーパ状に形成され、
    前記引寄せ手段により前記第1流体給排口部と第2流体給排口部とを互いに前記ガスケットを介して引寄せることにより前記テーパ内周面と前記テーパ外周面とが圧接されるようにしてある、請求項1記載の流体機器どうしの接続構造。
  3. 前記環状突起により構成される前記第1シール端部又は第2シール端部には、前記環状突起と前記管状流体通路との間に環状の第2接合端部を形成し、この第2接合端部の先端外周面に先窄まりテーパ状のテーパ外周面が形成され、
    前記第1シール端部又は第2シール端部の前記環状突起に嵌合する環状溝を形成した前記ガスケットの一端面又は他端面には、前記環状溝と前記流体通路との間に環状の第1接合端部を形成し、この第1接合端部の先端内周面に、前記テーパ外周面に当接するテーパ内周面が先拡がりテーパ状に形成され、
    前記引寄せ手段により前記第1流体給排口部と第2流体給排口部とを互いに前記ガスケットを介して引寄せることにより前記テーパ内周面と前記テーパ外周面とが圧接されるようにしてある、請求項1記載の流体機器どうしの接続構造。
  4. 前記引寄せ手段が、前記第1流体給排口部又は第2流体給排口部のいずれか一方の外周部に形成された雄ネジ部に螺合自在な雌ネジ部を備えた筒状ナットと、他方の前記第2流体給排口部又は第1流体給排口部の端部に形成された外向きフランジに前記第1,2流体給排口部の軸心方向で干渉するよう前記第2流体給排口部又は第1流体給排口部の端部に外嵌された割型リングとから成り、
    前記筒状ナットの一端部には、前記外向きフランジの通過は許容し、かつ、前記割型リングとは前記軸心方向で干渉する開口部を有する内向きフランジが形成されており、
    前記筒状ナットの前記雄ネジ部への締付け操作によって、前記第1流体給排口部と第2流体給排口部とが互いに前記ガスケットを介して引寄せられるように構成されている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の流体機器どうしの接続構造。
  5. 前記筒状ナットの、前記雌ネジ部の内奥端部と前記内向きフランジとの間における内径部が、前記管状流体通路と同心にフラットな内周面に形成され、かつその内径部の内径と、断面矩形に形成された前記割型リングの外径とがほぼ同一径に形成され、前記割型リングの外嵌された前記第2流体給排口部又は第1流体給排口部の外径部が前記管状流体通路と同心にフラットな外周面に形成され、かつその外径部の外径と、前記割型リングの内径とがほぼ同一径に形成されている、請求項4記載の流体機器どうしの接続構造。
  6. 前記引寄せ手段が、前記第1流体給排口部の外周及び第2流体給排口部の外周にそれぞれ相対向状に形成された一対の外向きフランジと、前記第1,2流体給排口部の軸心方向に沿う状態で前記一対の外向きフランジにそれぞれ形成された孔どうしに貫通されたボルト及びナットから構成されており、
    前記ボルトに前記ナットを締付けることにより前記第1流体給排口部と第2流体給排口部とが互いに前記ガスケットを介して引寄せられるように構成されている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の流体機器どうしの接続構造。
  7. 前記第1流体給排口部、前記第2流体給排口部、及び前記ガスケットがフッ素系樹脂によって形成されている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の流体機器どうしの接続構造。
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