JP2007022496A - 移動ユニット - Google Patents

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Abstract


【課題】 レール上を清浄に保つことができる移動ユニットを提供する。
【解決手段】 プラント200内には攪拌機1が移動可能に設けられ、攪拌機1に接続する配線コード43を案内するレール45が配設されている。攪拌機1には、レール45に沿って往復動可能に構成される清掃ユニット100が接続されている。この清掃ユニット100には、レール45上を転動する転動ローラ105と、転動ローラ105を回転可能に支持するフレーム部110とが設けられており、さらに、フレーム部110には、その一部がレール45における転動ローラ105の転動面と接触し、当該清掃ユニット100の移動に伴って転動面上を擦動する清掃部材120が取り付けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、プラント内で用いられる移動ユニットに関する。
従来、各種プラントにおいて、移動可能な作業機が広く用いられている。例えば、堆肥を生産する処理プラントでは、有機性廃棄物を蓄積し、これを移動可能な攪拌機によって攪拌する方法が用いられている。このような作業機は、モータ等の何らかの電動手段を有し、外部電力を必要とする場合が多く、この種のものでは、作業の邪魔にならないように作業機に電力ケーブルを接続して用いる必要がある。
特開2001−47013公報
上記のように作業機に電力ケーブル等の可撓性部材を接続して用いる場合、プラント内にレールを配設し、作業機の移動に伴って、その可撓性部材がレールによって案内されるようにすると、作業機の作業を邪魔せずに当該作業機に電力を良好に供給できることとなる。しかしながら、プラント内では、各種構造物に埃などの異物が蓄積しやすく、上記のようなレールを設けた場合、レール上に異物が蓄積してしまうという問題がある。特に、上記のように攪拌機によって攪拌作業を行うようなプラント(即ち、浮遊物が生じやすいプラント)ではその問題が顕著になる。そして、このようにレール上に埃などの異物が蓄積すると、作業機や可撓性部材を保持する保持部材の移動が阻害され、移動不良、破損等を招く虞がある。
本発明は、上記事情に基づいてなされたものであって、レール上を清浄に保つことができる移動ユニットを提供することにある。
請求項1の発明は、作業機が移動可能に設けられ、前記作業機に接続する可撓性部材を案内するレールを備えたプラントにおいて、前記レールに沿って往復動可能に構成される移動ユニットであって、
前記レール上を転動する転動ローラと、
前記転動ローラを回転可能に支持するフレーム部と、
前記フレーム部に取り付けられると共に、その一部が前記レールにおける前記転動ローラの転動面と接触し、当該移動ユニットの移動に伴って前記転動面上を擦動する清掃部材とを備えたことを特徴とする移動ユニット。
請求項2の発明は、請求項1に記載の移動ユニットにおいて、
前記清掃部材は、
当該移動ユニットの一方の移動方向側に面する第1清掃部材と、
前記第1清掃部材に対して前記一方の移動方向側とは反対側に配され、当該移動ユニットの他方の移動方向側に面する第2清掃部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の移動ユニットにおいて、
前記レールは、当該レールの配設方向に延びる壁部と、前記壁部から前記配設方向に対して両側方にそれぞれ張り出す2つの張出部とを有し、かつ、各張出部の上面が前記転動面とされるものであり、
前記転動ローラは、各張出部上に配されるべく複数設けられ、
前記清掃部材は、各張出部上に配されるべく複数設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の移動ユニットにおいて、
前記レールは、当該レールの配設方向に延びる壁部と、前記壁部から前記配設方向に対して側方に張り出す張出部と、を有し、かつ、前記張出部の上面が前記転動面とされるものであり、
前記清掃部材は、前記転動面と交差し、かつ当該移動ユニットの移動方向に対し傾斜する除去面を有し、当該移動ユニットの移動に伴い、前記除去面により前記レール上の異物を側方側に払い除けることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4に記載の移動ユニットにおいて、
前記フレーム部は、前記張出部の上方側と下方側とに跨る状態で配され、
前記転動ローラに対し前記張出部を挟んだ反対側において、前記フレーム部に回転可能に支持される補助ローラが、当該張出部の下面と対向するように配されることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の移動ユニットにおいて、
前記プラントは、有機性廃棄物の発酵処理を行う処理プラントであり、
前記作業機は、前記処理プラント内に収容された有機性廃棄物を攪拌する攪拌機であることを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の構成によれば、可撓性部材が接続される作業機をプラント内で用いる構成において、可撓性部材を案内するレールを絶えず清浄に維持できるため、可撓性部材を良好に移動できることとなり、移動不良に起因する作業機及びその周辺部品の不具合(作業性低下、劣化、損傷等)を効果的に防止できる。
<請求項2の発明>
請求項2の構成によれば、移動ユニットが一方の移動方向側に移動する場合と、他方の移動方向側に移動する場合の両方において、レール上の異物を除去することができるため、レール上をより清浄に保つことができる。
<請求項3の発明>
請求項3の構成によれば、転動ローラが両側に設けられた張出部上に支持されるため、移動ユニットがレール上においてより安定的に保持される。また、清掃部材が各張出部上に配されるべく複数設けられるため、いずれの張出部も清浄に維持されることとなる。従って、レール上での安定保持及び良好な移動を共に実現しうる移動ユニットとなる。
<請求項4の発明>
請求項4の構成によれば、移動ユニットの移動に伴い、レール上の異物が、転動面から迅速にかつ良好に払い除けられ、レール上に異物が残りにくくなる。よって、レール上をより一層清浄に保ちやすくなる。
<請求項5の発明>
請求項5の構成によれば、下面と対向するように補助ローラが設けられるため、移動ユニットの揺動を効果的に抑えることができる。従って、レール上での安定性をより高めることができ、かつ移動をより良好に行いうる構成となる。
<請求項6の発明>
有機性廃棄物の処理プラントにおいて攪拌作業を行う場合、多量の粉体が飛散するため、レール上に粉体が蓄積しやすくなる。このような処理プラントに用いる移動ユニットにおいて上記のような清掃部材を設けるようにすれば、より有効である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の適用対象となる発酵処理システムの側面図であり、図2は、攪拌機の側面図である。なお、本明細書全体を通して、鉛直上方側を「上方」、鉛直下方側を「下方」と定義することとする。
1.プラント及び作業機の構成
図1に示すように、攪拌機1は、有機性廃棄物の発酵処理を行うための処理槽5に敷かれたレール5A上を往復移動するものである。
処理槽5は、上部を開放した概ね長方形の箱形であり、例えばコンクリートによりその側壁及び底壁が形成されている。具体的には、例えば幅約4m、深さ約0.5m、長さ約数十mとなっている。なお、以下の説明では、有機性廃棄物の投入部を上流、発酵後の有機性廃棄物の回収部を下流とする。
この処理槽5は、その上流(図1において右端部)に鶏糞等の有機性廃棄物を投入し、この有機性廃棄物が下流(図1において左端部)に移動していく間に発酵され、下流において発酵後の有機性廃棄物(堆肥)を回収するためものである。
攪拌機1は、処理槽5の両側壁に、上流側から下流側に向かって敷設された一対のレール5A上に沿って往復走行する自走移動体7と、これに備えられた攪拌ローター9及び補助ローター11を備えてなる。ダンプカーによって山状に投入された有機性廃棄物は補助ローター11によって攪拌ローター9により攪拌可能な高さまでならされ、その後、攪拌ローター9によって攪拌されながら掬い上げられ、上流側から下流側へ移動するようにされている。
図2に示すように、自走移動体7は、鋼材からなる堅牢な概ね四角枠状のフレーム23と、このフレーム23の四隅に回動可能に支持され、モータ25により駆動される4つの走行車輪27とを備える。なお、モータ25の動力はチェーン29により走行車輪27に伝達されている。そして、自走移動体7は、図示しない制御装置によってモータ25を駆動制御することによって上流方向、及び下流方向に往復移動可能とされている。
フレーム23には、その中央付近に高台部23Aが設けられている。高台部23Aには、下流側に向かって延びるアーム部材31が、その基端部を軸として上下に回動するように取り付けられている。詳細にはアーム部材31は、高台部23Aの両側からほぼレール5Aの幅を開けつつ下流方向に向かって互いに平行となるように延び、先端側でL字状に下方に屈曲した一対のアーム部31Aと、これらのアーム部31Aをその中腹及び基端で結ぶ連結部31Bとからなり、基端の連結部31Bが高台部23Aにヒンジ24を介して取り付けられている。これにより、アーム部材31は、ヒンジ24を中心として回動し、図2の二点鎖線で示す上昇位置と実線で示す下降位置との間で上下に変位するようにされている。
なお、アーム部材31の屈曲部よりも上流側の下面は、カバー31Cにより覆われている。
両アーム部31Aの先端付近には軸受け31Dが設けられ、これらによって攪拌ローター9の回転軸9Aが、自走移動体7の移動方向と直交する方向で軸支され、回転可能とされている。
なお、攪拌ローター9の回転軸9Aは、両アーム部31Aの上面に固定された取付台32上のモータ33によりチェーン34を介して駆動されるようになっている(例えば、約150rpmで回転する)。
攪拌ローター9は、両アーム部31Aにそれぞれ取り付けられた油圧シリンダ35によって昇降可能とされている。すなわち、油圧シリンダ35は、その両端部を回動可能に軸受けされつつ、アーム部31Aの屈曲部付近とフレーム23の下流端寄りの部分とを結ぶように取り付けられている。油圧シリンダ35が伸びた状態で、後述する攪拌ローター9の耕耘爪9Bが、約50cmの畝の上面よりも高く上がるようにされており、油圧シリンダ35が縮んだ状態では、攪拌ローター9の耕耘爪9Bの先端が処理槽5の底面付近まで下がるようにされている。なお、攪拌ローター9は後述するように下がった位置で回転駆動するように制御されている。
また、高台部23Aには、その上面に油圧シリンダ35を駆動するための油圧ポンプユニット39が備えられている。
また、高台部23Aの上面には、配線コード43を保持するためのコード保持フレーム23Bが高台部23Aから上方に突出するように立設されている。コード保持フレーム23Bには後述する配線コード43が保持されている。
攪拌ローター9の回転軸9Aには、耕耘爪9Bが回転軸9Aに対して略垂直となるように多数配設されている。耕耘爪9Bの長さは、攪拌ローター9が下がった状態(図2中実線で示す)で、処理槽5の底壁に摺接する程度に長手のものである。そして、それらの先端は、回転軸9Aの軸線の長さ方向の中央に向けて屈曲している。この耕耘爪9Bは一般的に、なた爪と呼ばれているものである。
攪拌ローター9が図2の矢印方向に回転すると、耕耘爪9Bの先端が有機性廃棄物を攪拌しながら掬い上げ、処理槽5の内側斜め下流側に落す。これにより発酵処理に適した高さ約50cmの、処理槽5の長手方向に延びる断面略台形の畝が形成されるとともに、攪拌ローター9が畝を攪拌する毎に畝が下流側に所定距離、例えば50cmずつ移動するようになっている。
また、高台部23Aの上流端の両側からは、上流側に向かって一対の軸受け板23Cが延設されており、これによって補助ローター11の回転軸11Aが、自走移動体7の移動方向と直交する方向で軸支され、回転可能とされている。
補助ローター11の回転軸11Aは、回転位置(図2の実線の下がった状態)にある攪拌ローター9の回転軸9Aよりも高い位置に支持されている。また、補助ローター11は、後述する補助攪拌羽根11Cの先端が描く軌跡曲線の最下点が、回転位置にある攪拌ローター9の回転軸9Aと同一の高さ以下となるように支持されている(図示のものでは、ほぼ同一高さとしている)。このようにすると、山状の有機性廃棄物は、補助攪拌羽根11Cの先端が描く軌跡曲線の最下点程度、つまり攪拌ローター9の回転軸9A以下まで低くされた状態で攪拌ローター9に送られる。ところで、一般に攪拌ローター9は、回転軸9Aより高い位置よりも、それ以下の位置で有機性廃棄物を効率的に攪拌できる。本実施形態においては、攪拌ローター9の攪拌作用の高いところに有機性廃棄物が送られるから、効率的に有機性廃棄物が攪拌されることとなる。
なお、補助ローター11の回転軸11Aは、両軸受け板23Cを亘るように取り付けられた取付台51上のモータ53によりチェーン55を介して例えば、約90rpmで駆動されるようになっている。
補助ローター11は、円柱状のローター本体11Bの両底面の中心から両側に回転軸11Aが突出し、さらに、ローター本体11Bの側面には複数の補助攪拌羽根11Cが備えられたものである。
2.移動ユニット及び周辺構成
次に、清掃ユニット及びその周辺構成について説明する。
図3は、清掃ユニット及びその周辺構成を例示する斜視図であり、図4は、清掃ユニットの斜視図である。図5は、清掃ユニットの上部とレールとの関係を説明する平面図である。
図3に示すように、本実施形態に係る処理プラント200においては、処理槽5(図1の上方に自走移動体7の移動方向に延び、攪拌機1(攪拌機1は作業機に相当する)に接続する配線コード43(配線コード43は、可撓性部材に相当する)を案内するレール45が設けられている。このレール45には、複数のスライダ47がレール45をスライド移動可能に取り付けられている。配線コード43は、コード保持フレーム23Bからは複数のスライダ47の保持部47Aに保持されて図示しない外部電源或いは外部制御装置などに接続されている。
さらに、レール45には、このレール45に沿って往復動可能に構成される清掃ユニット100(清掃ユニット100は移動ユニットに相当する)が設けられている。図4に示すように、清掃ユニット100は、レール45上を転動する複数の転動ローラ105と、この転動ローラ105を回転可能に支持するフレーム部110とを備えており、可撓性を有する接続部材103によってコード保持フレーム23Bと接続されている。接続部材103は、可撓性を有するものであればよく、例えば、ロープ、チェーン等の部材によって構成することができる。本実施形態では、攪拌機1が移動すると、接続部材103を介して清掃ユニット100もレールに沿って移動するようになっている。
フレーム部110は、取付状態において下方に配されるベース部111を備えており、そのベース部111における移動方向一方側の端部111a付近から上方に延び、上端部に転動ローラ105が回転可能に保持される第1ローラ保持部112と、ベース部111における移動方向他方側の端部111b付近から上方に延び、上端部に転動ローラ105が回転可能に保持される第2ローラ保持部113とを有している。
さらに、フレーム部110には、4つの清掃部材120が設けられており、この清掃部材120は、その一部がレール45における転動ローラ105の転動面(上面45f(図2、図5)と接触し、当該清掃ユニット100の移動に伴って転動面上を擦動する構成をなしている。清掃部材120は、フレーム部110においてベース部111から延びるように設けられた清掃部材保持部114、115に取り付けられている。
清掃部材120は、当該清掃ユニット100の一方の移動方向側(矢印F側)に面する第1清掃部材120a、120cと、これら第1清掃部材120a、120cに対して一方の移動方向側とは反対側に配され、当該清掃ユニット100の他方の移動方向側(矢印G側)に面する第2清掃部材120b、120dと、を備えている。
レール45は、当該レール45の配設方向に延びる壁部45aと、壁部から配設方向に対して両側方にそれぞれ張り出す2つの張出部45b、45cとを有し、かつ、各張出部45b、45cの上面が転動面とされるものであり、転動ローラ105は、各張出部45b、45c上に配されるべく複数(本実施形態では4つ)設けられ、清掃部材120は、各張出部45b、45c上に配されるべく複数(本実施形態では4つ設けられている。
清掃部材120は、転動面に相当する上面45fと交差し、かつ当該清掃ユニット100の移動方向(即ち、矢印Fの方向及び矢印Gの方向)に対し傾斜する除去面121を有しており、当該清掃ユニット100が上面45f上を擦るように移動するのに伴い、除去面121によりレール45上の異物を側方側に払い除ける構成となっている。
また、清掃部材120a〜120dは、図5に示すように、取付状態において、各側端部122a、122b、122c、122dが壁部45と接触しており、清掃ユニット100の移動に伴い壁部45上をも擦動するようになっている。従って、張出部45b、45cの上面45fと共に、壁部45aの外面をも清浄に保つことができるようになっている。
フレーム部110は、張出部45b、45cの上方側と下方側とに跨る状態で配され、転動ローラ105に対し張出部45b、45cを挟んだ反対側において、フレーム部110に回転可能に支持される補助ローラ125が、当該張出部45b、45cの下面45g(図2)と対向するように配されるようになっている。
本実施形態に係る構成によれば、可撓性部材が接続される作業機をプラント内で用いる構成において、可撓性部材を案内するレール45を絶えず清浄に維持できるため、可撓性部材を良好に移動できることとなり、移動不良に起因する作業機及びその周辺部品の不具合(作業性低下、劣化、損傷等)を効果的に防止できる。
また、本実施形態に係る清掃部材120は、当該清掃ユニット100の一方の移動方向側に面する第1清掃部材120a、120cと、他方の移動方向側に面する第2清掃部材120b、120cとを備えているため、清掃ユニット100が一方の移動方向側に移動する場合と、他方の移動方向側に移動する場合の両方において、レール45上の異物を除去することができ、レール45上をより清浄に保つことができる。
また、転動ローラ105は、各張出部45b、45c上に配されるべく複数設けられ、清掃部材120は、各張出部45b、45c上に配されるべく複数設けられている。従って、清掃ユニット100がレール45上においてより安定的に保持され、かつ、いずれの張出部45b、45cも清浄に維持することができる。従って、レール45上での安定保持及び良好な移動を共に実現しうることとなる。
また、清掃部材120は、転動面と交差し、かつ当該清掃ユニット100の移動方向に対し傾斜する除去面121を有しており、当該清掃ユニット100の移動に伴い、除去面121によりレール45上の異物を側方側に払い除ける構成となっている。従って、清掃ユニット100の移動に伴い、レール45上の異物が、転動面から迅速にかつ良好に払い除けられ、レール45上に異物が残りにくくなる。よって、レール45上をより一層清浄に保ちやすくなる。
さらに、フレーム部110は、張出部45b、45cの上方側から下方側に跨る状態で配され、転動ローラ105に対し張出部45b、45cを挟んだ反対側において、フレーム部110に回転可能に支持される補助ローラ125が、当該張出部45b、45cの下面45gと対向するように配される。これにより、清掃ユニット100の揺動を効果的に抑えることができるため、レール45上での安定性をより高めることができ、かつ移動をより良好に行いうる構成となる。
また、本実施形態に係る清掃ユニット100の適用対象となるプラントは、有機性廃棄物の発酵処理を行う処理プラントとして構成されるものであり、作業機は、処理プラント内に収容された有機性廃棄物を攪拌する攪拌機1として構成されるものである。このような有機性廃棄物の処理プラントにおいて攪拌作業を行う場合、多量の粉体が飛散するため、レール45上に粉体が蓄積しやすくなる。従って、このような処理プラントにおいて、上記のような清掃ユニット100を用いるとより有効である。
<実施形態2>
本発明の実施形態2について図面を参照しつつ説明する。
図6は実施形態2に係る清掃ユニット及び攪拌機を例示する図である。本実施形態に係る清掃ユニット100は、保持部100Aが設けられている点が実施形態1と異なり、保持部100Aを除いた構成は実施形態1と同一である。従って、保持部100A以外の部分の説明は省略する。本実施形態に係る清掃ユニット100は、保持部100Aによって可撓性部材としての配線コード43を保持しており、レール45を清掃する機能のみならず、可撓性部材を保持する保持部材としての機能をも兼ねている。
本実施形態のプラント200も実施形態1と同一であり、処理槽5の上方に自走移動体7の移動方向に延び、攪拌機1(作業機)に接続する配線コード43(可撓性部材)を案内するレール45が設けられている。このレール45には、複数のスライダ47と、清掃機能を有するスライダ(即ち、清掃ユニット100)がレール45をスライド移動可能に取り付けられている。配線コード43は、コード保持フレーム23Bからは、清掃ユニット100の保持部100Aと、複数のスライダ47の保持部47Aと、に保持されて図示しない外部電源或いは外部制御装置などに接続されている。
図6に示すように、清掃ユニット100は、レール45上を転動する2つの転動ローラ105(図6では2つのみ図示)と、この転動ローラ105を回転可能に支持するフレーム部110とを備えている。このフレーム部110の一部において、配線コード43を保持する保持部100Aが、ベース部から下方に延びる形態にて設けられている。
フレーム部110には、実施形態1と同様に4つの清掃部材120(図6では、2つのみ図示)が設けられており、この清掃部材120は、その一部がレール45における転動ローラ105の転動面(上面45f)と接触し、当該清掃ユニット100の移動に伴って転動面上を擦動する構成をなしている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、清掃ユニット100の適用対象として、有機性廃棄物を発酵処理するプラントを例に挙げて説明したが、これ以外の各種プラントであってもよい。
本発明の実施形態1の攪拌機を用いた発酵処理システムの側面図 攪拌機の側面図 清掃ユニット及びその周辺構成を例示する斜視図 清掃ユニットの斜視図 清掃ユニットの上部とレールとの関係を説明する平面図 実施形態2に係る清掃ユニット及び攪拌機を例示する図
符号の説明
1…攪拌機(作業機)
43…配線コード(可撓性部材)
45…レール
45a…壁部
45b,45c…張出部
45f…張出部の上面(転動面)
45g…張出部の下面
100…清掃ユニット(移動ユニット)
105…転動ローラ
110…フレーム部
120…清掃部材
120a,120c…第1清掃部材
120b,120d…第2清掃部材
121…除去面
125…補助ローラ
200…プラント

Claims (6)

  1. 作業機が移動可能に設けられ、前記作業機に接続する可撓性部材を案内するレールを備えたプラントにおいて、前記レールに沿って往復動可能に構成される移動ユニットであって、
    前記レール上を転動する転動ローラと、
    前記転動ローラを回転可能に支持するフレーム部と、
    前記フレーム部に取り付けられると共に、その一部が前記レールにおける前記転動ローラの転動面と接触し、当該移動ユニットの移動に伴って前記転動面上を擦動する清掃部材とを備えたことを特徴とする移動ユニット。
  2. 前記清掃部材は、
    往復動する当該移動ユニットの一方の移動方向側に面する第1清掃部材と、
    前記第1清掃部材に対して前記一方の移動方向側とは反対側に配され、当該移動ユニットの他方の移動方向側に面する第2清掃部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の移動ユニット。
  3. 前記レールは、当該レールの配設方向に延びる壁部と、前記壁部から前記配設方向に対して両側方にそれぞれ張り出す2つの張出部とを有し、かつ、各張出部の上面が前記転動面とされるものであり、
    前記転動ローラは、各張出部上に配されるべく複数設けられ、
    前記清掃部材は、各張出部上に配されるべく複数設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移動ユニット。
  4. 前記レールは、当該レールの配設方向に延びる壁部と、前記壁部から前記配設方向に対して側方に張り出す張出部と、を有し、かつ、前記張出部の上面が前記転動面とされるものであり、
    前記清掃部材は、前記転動面と交差し、かつ当該移動ユニットの移動方向に対し傾斜するように配される除去面を有し、当該移動ユニットの移動に伴い、前記除去面により前記レール上の異物を側方側に払い除けることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の移動ユニット。
  5. 前記フレーム部は、前記張出部の上方側と下方側とに跨る状態で配され、
    前記転動ローラに対し前記張出部を挟んだ反対側において、前記フレーム部に回転可能に支持される補助ローラが、当該張出部の下面と対向するように配されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の移動ユニット。
  6. 前記プラントは、有機性廃棄物の発酵処理を行う処理プラントであり、
    前記作業機は、前記処理プラント内に収容された有機性廃棄物を攪拌する攪拌機であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の移動ユニット。
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