JP2013155099A - 堆肥化発酵槽のロータリー式攪拌移送機 - Google Patents

堆肥化発酵槽のロータリー式攪拌移送機 Download PDF

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Abstract

【課題】堆肥化発酵槽の前端部に投入した堆肥原料が殆ど残らないように攪拌、移送し、堆肥化発酵槽をほぼ全長に亘って有効利用できるロータリー式攪拌移送機の提供。
【解決手段】堆肥化発酵槽の上を移動する台車1と、回転軸2に放射状に設けられた攪拌羽根3とを少なくとも備えたロータリー式攪拌移送機であって、台車1のシャーシは後枠部1aと、左右の側枠部1bと、中間枠部1cとで組み立てられた、前枠部のないシャーシとされ、シャーシの左右の側枠部1bの内側に左右の支持アーム4が上下回動可能に設けられ、回転軸2は、その周囲に設けられた攪拌羽根3の先端の回転軌道円Cの一部がシャーシの側枠部1bの前端よりも前方に出るように、シャーシの前端寄りに偏位して、その軸両端部が左右の支持アーム4の前端軸受部4bで軸受けされた構成とすることで、堆肥化発酵槽200の前端部に投入した堆肥原料300を攪拌して背後に移送する。
【選択図】図2

Description

本発明は堆肥化発酵槽に搭載されるロータリー式攪拌移送機に関し、更に詳しくは、堆肥化発酵槽の上を移動しながら攪拌羽根を回転させることにより、堆肥化発酵槽内の家畜糞や生ごみなどの堆肥原料を攪拌、移送して堆肥化発酵させるロータリー式攪拌移送機に関する。
堆肥化発酵槽に搭載される攪拌移送機は、スクープ式攪拌移送機とロータリー式攪拌移送機に大別される。
スクープ式攪拌移送機は、堆肥化発酵槽の上を移動する台車に掻き上げコンベアを設けたもので、以下の要領で運転することにより、堆肥化発酵槽内の堆肥原料を攪拌しつつ移送するものである。
即ち、このスクープ式攪拌移送機は、掻き上げコンベアを台車から斜め下方に傾斜させて堆肥化発酵槽の内部に突っ込み、台車を堆肥化発酵槽の後端部(完熟堆肥の取出口がある方の端部)から前端部(堆肥原料の投入口がある方の端部)に向かって前進させながら、掻き上げコンベアで堆肥化発酵槽内の堆肥原料を掻き上げて攪拌しつつ背後へ移送し、台車が堆肥化発酵槽の前端部に到達すると、掻き上げコンベアを堆肥化発酵槽から引き上げて水平状態にしたまま、台車を堆肥化発酵槽の後端部まで後退させ、以後、前進と後退を繰り返すことによって、堆肥化発酵槽の前端部に投入された堆肥原料を攪拌しながら一定量ずつ堆肥化発酵槽の後端部に向かって移送し、堆肥化発酵槽内で堆肥原料を堆肥化発酵させて完熟堆肥とするものである。このようにスクープ式攪拌移送機によって堆肥化発酵槽の後端部まで移送された完熟堆肥は取出口から取り出され、袋詰めにされて出荷される。
上記のスクープ式攪拌移送機は、掻き上げコンベアによって堆肥原料を攪拌、移送するため移送能力が大きく、堆肥化発酵槽内の堆肥原料の堆積高さを高くして大量に堆肥化発酵処理を行い得るものであるが、掻き上げコンベア自体が堆肥原料に直接触れるため、コンベアチェーンの腐蝕や摩耗が激しく、部品交換などのメンテナンスに要する費用が高くつくという問題があった。
一方、ロータリー式攪拌移送機として、例えば、図6〜図8に示すように、シャーシが平面視、方形枠状に形成された台車100と、この台車100の前枠部100aにアーム前端が枢着された左右の支持アーム101と、この左右の支持アーム101の略中央の軸受部に軸両端が軸受された回転軸102と、この回転軸102の周囲に放射状に設けられた複数の攪拌羽根103と、これらの攪拌羽根103を上方から覆うように左右の支持アーム101に取り付けられたカバー体104と、台車100の左右の側枠部100bに設置されてカバー体104を左右の支持アーム101と共に上下に回動させる油圧シリンダ105と、左右の支持アーム101の前端部に設置されて回転軸102をチェーンで回転させるモータ106などを備えたものが知られている。尚、図7,図8において、107は台車の車輪、108は車輪を駆動させるモータである。
このロータリー式攪拌移送機は、台車100を堆肥化発酵槽200の後端部から前端部に向かって前進させながら、回転する攪拌羽根103で堆肥化発酵槽200内の堆肥原料300を攪拌しつつ背後へ移送し、図7に示すように台車100が堆肥化発酵槽200の前端部に到達すると、図8に示すように油圧シリンダ105でカバー体104と支持アーム101を上方に回動させて攪拌羽根103を浮かせたまま、台車100を堆肥化発酵槽200の後端部まで後退させ、以後、前進と後退を繰り返すことによって、堆肥化発酵槽200の前端部に投入された堆肥原料300を攪拌しながら一定量ずつ堆肥化発酵槽200の後端部に向かって移送し、堆肥化発酵槽200内で堆肥原料300を堆肥化発酵させて完熟堆肥とするものである。
上記のロータリー式攪拌移送機は、横幅が狭い所謂、直線シングル型の堆肥化発酵槽に搭載されるものであるが、横幅が広い所謂、直線ダブル型の堆肥化発酵槽に搭載されるロータリー式攪拌移送機も既に出願され、公知となっている(例えば特許文献1)。
特開2009−161408号公報
図6〜図8に示す従来のロータリー式攪拌移送機や、特許文献1に記載されたロータリー式攪拌移送機は、摩耗する箇所が少なく、攪拌羽根103の先端に取り付けられた爪(不図示)が摩耗する程度であるため、従来のスクープ式攪拌移送機に比べると、部品交換などのメンテナンスに要する費用を大幅に節約できるという利点を有するが、その反面、以下のような問題があった。
即ち、図6〜図8に示す従来のロータリー式攪拌移送機は、攪拌羽根103が台車100の方形枠状のシャーシの内側で回転する構造であるため、図7に示すように台車100が堆肥化発酵槽200の前端部に到達したとき、攪拌羽根103の先端の回転軌道円Cと堆肥化発酵槽200の前壁200aとの間隔が大きくなり、堆肥化発酵槽200の前端部に堆積した堆肥原料300を攪拌羽根103で攪拌して背後へ移送することができないという問題があった。
このように堆肥化発酵槽200の前端部に堆肥原料300が滞溜すると、その分だけ堆肥化発酵槽200の有効容積が減少して発酵処理能力の低下を招くことになるため、上記の問題は到底見逃すことができない。特に、ロータリー式攪拌移送機を搭載した堆肥化発酵槽200は、攪拌移送能力の関係で、スクープ式攪拌移送機を搭載した堆肥化発酵槽に比べて、堆肥原料300の堆積高さを低くせざるを得ないことから、堆肥化発酵槽200をその長さ方向に可能な限り有効利用することが極めて重要であり、この点からも上記の問題を無視することは到底できない。
また、前記特許文献1に記載されたロータリー式攪拌移送機も、上記と同じ問題があり、その解決が望まれている。
本発明は上記事情の下になされたもので、その解決しようとする課題は、堆肥化発酵槽の前端部に投入された堆肥原料が殆ど残らないように攪拌、移送し、堆肥化発酵槽をほぼ全長に亘って有効利用することができるロータリー式攪拌移送機を提供することにある。
そして、望ましい実施形態においては、ロータリー式攪拌移送機の台車の強度低下を防止することも課題としている。
上記課題を解決するため、本発明に係る堆肥化発酵槽のロータリー式攪拌移送機は、堆肥化発酵槽の上をその長さ方向に移動する台車と、回転軸の周囲に放射状に設けられた複数の攪拌羽根とを、少なくとも備えたロータリー式攪拌移送機であって、
上記台車のシャーシは、後枠部と、左右の側枠部と、左右の側枠部間に架け渡された中間枠部とで組み立てられた、前枠部のないシャーシであり、
上記シャーシの左右の側枠部の内側には、左右の支持アームが上下回動可能に設けられており、
上記回転軸は、その周囲に設けられた攪拌羽根の先端の回転軌道円の一部が上記シャーシの左右の側枠部の前端よりも前方に出るように、上記シャーシの前端寄りに偏位して、その軸両端部が左右の上記支持アームの前端軸受部で軸受けされており、
上記回転軸を回転させる駆動源と上記支持アームを上下に回動させる駆動源が上記支持アームと上記シャーシにそれぞれ設けられている、
ことを特徴とするものである。
本発明のロータリー式攪拌移送機においては、左右の支持アームに設けられた横架材保持部に、シャーシの左右の側枠部間に架け渡される横架材の両端近傍箇所が保持され、左右の支持アームを下方に回動させて横架材をシャーシの左右の側枠部間に架け渡したときに互いに水平方向に移動しないように係合する係合ピンと係合孔が、シャーシの左右の側枠部と横架材の両端にそれぞれ形成されていることが好ましい。
さらに、上記係合孔が横架材の両端の当止部材に形成され、この当止部材に、上記係合ピンを係合孔へ誘導する誘導部が設けられていることが好ましい。
本発明に係る堆肥化発酵槽のロータリー式攪拌移送機は、台車のシャーシが、後枠部と、左右の側枠部と、左右の側枠部間に架け渡された中間枠部とで組み立てられた、前枠部のないシャーシであるから、周囲に攪拌羽根が放射状に設けられた回転軸をシャーシの前端寄りに偏位させて、その軸両端部を左右の支持アームの前端軸受部で軸受けすることにより、攪拌羽根の先端の回転軌道円の一部がシャーシの左右の側枠部の前端よりも前方に出るように構成することができ、このように構成しても、攪拌羽根をシャーシに当てないで回転させることができる。従って、攪拌羽根が設けられた回転軸を駆動源で回転させながらロータリー式攪拌移送機を堆肥化発酵槽の後端から前端に向かって前進させると、ロータリー式攪拌移送機の台車の前端(シャーシの左右の側枠部の前端)よりも、攪拌羽根の先端の回転軌道円の方が堆肥化発酵槽の前壁に早く接近して,回転軌道円と前壁との間隔が殆どなくなるため、堆肥化発酵槽の前端部に投入された堆肥原料を前壁の直近まで攪拌羽根によって攪拌しながら殆ど残すことなく背後へ移送することができる。
このようにして、堆肥化発酵槽の前端部に投入された堆肥原料の攪拌、移送が終わると、支持アームを駆動源で上方に回動させて攪拌羽根を堆肥原料より高く浮かせたまま、台車を堆肥化発酵槽の後端部まで後退させ、以後、前進と後退を繰り返すことにより、堆肥化発酵槽のほぼ全長を有効利用して処理能力を高めながら堆肥化発酵処理を行うことができる。
ところで、台車のシャーシが前枠部のないシャーシであると、中間枠で補強していても、やはりシャーシの強度が低下することは否めない。そのため、走行中に台車のシャーシが歪み、最悪の場合、台車の車輪が堆肥化発酵槽の側壁上端のレールから脱輪する心配もないとは言えない。けれども、前述した好ましい実施形態のロータリー式攪拌移送機のように、左右の支持アームに設けられた横架材保持部に、シャーシの左右の側枠部間に架け渡される横架材の両端近傍箇所が保持され、シャーシの左右の側枠部と横架材の両端に係合ピンと係合孔が形成されていると、左右の支持アームを下方に回動させて横架材をシャーシの左右の側枠部間に架け渡し、攪拌羽根を回転させて堆肥原料を攪拌、移送しながら前進するときに、係合ピンと係合孔が互いに水平方向に移動しないように係合して、シャーシの左右の側枠部と横架材の両端が水平方向に固定され、横架材がシャーシの前枠部の役目を果たすため、シャーシの強度低下を防止することができる。従って、台車のシャーシに歪が生じて車輪が堆肥化発酵槽の側壁上端のレールから脱輪する心配が解消される。また、上記のように構成すると、左右の支持アームも横架材を介してシャーシの左右の側枠部に固定されることになるので、支持アームの前端部が回転軸と共に左右に振れる心配も解消され、回転羽根の回転を安定させることができる。
さらに、上記係合孔が横架材の両端の当止部材に形成され、この当止部材に、上記係合ピンを係合孔へ誘導する誘導部が設けられていると、左右の支持アームを下方に回動させて横架材をシャーシの左右の側枠部間に架け渡すときに、当止部材に設けられた誘導部で係合ピンを係合孔に誘導して確実に係合させ、係合不良をなくして横架材とシャーシの側枠部を水平方向に確実に固定することができる。
本発明の一実施形態に係るロータリー式攪拌移送機の概略平面図である。 堆肥化発酵槽の前端部まで前進した同ロータリー式攪拌移送機の概略側面図である。 堆肥化発酵槽の前端部で攪拌羽根を浮かせて後退しようとする同ロータリー式攪拌移送機の概略側面図である。 同ロータリー式攪拌移送機の概略背面図である。 同ロータリー式攪拌移送機の拡大部分側面図である。 従来のロータリー式攪拌移送機の概略平面図である。 堆肥化発酵槽の前端部まで前進した従来のロータリー式攪拌移送機の概略側面図である。 堆肥化発酵槽の前端部で攪拌羽根を浮かせて後退しようとする従来のロータリー式攪拌移送機の概略側面図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係るロータリー式攪拌移送機の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るロータリー式攪拌移送機の概略平面図、図2は堆肥化発酵槽の前端部まで前進した同ロータリー式攪拌移送機の概略側面図、図3は堆肥化発酵槽の前端部で攪拌羽根を浮かせて後退しようとする同ロータリー式攪拌移送機の概略側面図、図4は同ロータリー式攪拌移送機の概略背面図、図5は同ロータリー式攪拌移送機の拡大部分側面図である。
なお、図2,図3の概略側面図では、攪拌羽根を上方から覆うカバーが図示されていない。
この実施形態のロータリー式攪拌移送機は、台車1と、回転軸2の周囲に放射状に設けられた複数の攪拌羽根3と、左右一対の支持アーム4,4と、支持アームを上下に回動させる駆動源(油圧シリンダ)5と、回転軸2を回転させる駆動源(モータ)6などを必須構成部材として備えたものである。
上記台車1のシャーシは、図1に示すように、後枠部1aと、左右の側枠部1b,1bと、この左右の側枠部1b,1b間に架け渡された中間枠部1cとで組み立てられた、前枠部のないシャーシとされており、後枠部1aと中間枠部1cは金属パイプが、また、左右の側枠部1bはI型断面を有する金属型材が使用されている。図2〜図4に示すように、左右の側枠部1b,1bの前端部と後端部には4つの車輪1dが独立して設けられ、後端部の左右2つの車輪(後輪)1d,1dは減速機付きのモータ1e,1eによってそれぞれ駆動されるようになっている。これらの車輪1dは、堆肥化発酵槽200の左右の側壁200b,200bの上端に敷設されたレール200c,200cに乗っており、後輪1d,1dを減速機付きのモータ1e,1eで駆動すると、全車輪1dがレール200c,200cの上を転動して、台車1が堆肥化発酵槽200の上を該発酵槽の長さ方向に走行するようになっている。
上記シャーシの左右の側枠部1b,1bの内側には、図1,図2に示すように上向きに湾曲した左右一対の支持アーム4,4が配置されており、これらの支持アーム4,4はその後端寄りの枢着箇所4a,4aで上下回動可能に側枠部1b,1bに枢着されている。そして、これらの支持アーム4,4を上下に回動させる駆動源として、油圧シリンダ5,5が上記シャーシの後枠部4aと中間枠部4aとの間に設けられ、各油圧シリンダ5のロッド5aの先端が各支持アーム4の後端に連結されている。従って、油圧シリンダ5を作動させてロッド5aを突出させると、図3に示すように支持アーム4が枢着箇所4aを中心にして上方に回動し、ロッド5aを引き込むと、図2に示すように支持アーム4が下方に回動するようになっている。
前記攪拌羽根3は、図1〜図3に示すように先端に攪拌爪3aを備えた金属製の細長い板材からなるもので、前記回転軸2の長さ方向に間隔をあけて回転軸2の周囲に複数個ずつ(本実施例では8個ずつ)放射状に設けられている。この回転軸2は、攪拌羽根3の先端の回転軌道円Cの一部が前記シャーシの左右の側枠部1bの前端よりも前方に出るように前記シャーシの前端寄りに偏位して、回転軸2の両端部が左右の支持アーム4,4の前端軸受部4b,4bに軸受けされている。そして、この回転軸2を回転させる駆動源として、減速機付きのモータ6,6が左右の支持アーム4,4に設置され、このモータ6,6のスプロケットと回転軸2の両端のスプロケットとの間にチェーン7,7が巻き架けられている。従って、モータ6,6を駆動すると、チェーン7,7を介して回転軸2と攪拌羽根3が回転するようになっており、このように回転しても、台車1のシャーシが前枠部のないものであるから、攪拌羽根3がシャーシに当たることはない。
攪拌羽根3の先端の攪拌爪3aは、このロータリー式攪拌移送機にとって唯一の消耗部品であるため、その耐用年数が20年以上となるように、ウエアプレート(軟鋼母材に超耐摩耗合金を肉盛溶接した特殊肉盛クラッド鋼板)が貼付けられている。また、支持アーム4の前端軸受部4bのベアリング部には、オイルシールだけでなく、堆肥原料のダストの混入を防止するためにフェルトシートが挿入されている。
上記のチェーン7,7はチェーンカバー8,8で被覆されており、また、回転軸2の周囲に放射状に設けられた攪拌羽根3の略上半分もカバー9で覆われて、堆肥原料300が飛散しないようになっている。このカバー9は左右の支持アーム4,4に取り付けられて上下に回動するようになっており、図2に示すように支持アーム4が下方に回動した状態では、カバー9の後端が、台車1の後部下方に設けられたフード1fに連通するようになっている。このフード1fは作業台を兼ねており、フード1fの後端にはフェンス1gが設けられている。
尚、上記カバー9は図1,図4では図示されているが、図2,図3では図示されていない。
図1,図2に示すように、左右の支持アーム4,4には、横架材保持部10,10が斜め上方に向かって突設されており、これらの横架材保持部4c,4cによって、シャーシの左右の側枠部1b,1b間に架け渡される横架材11の両端近傍箇所が保持されている。この横架材11は、シャーシの後枠部1aや中間枠部1cと同じ金属パイプからなるものであって、その両端には金属製の当止部材12,12が設けられており、左右の支持アーム4,4を下方に回動させると、図2に示すように、上記当止部材12,12がシャーシの左右の側枠部1b,1bの上面に当たって支持アーム4,4が停止するようになっている。
図5に示すように、当止部材12の下端フランジ部12aには複数(本実施形態では2つ)の係合孔12bが形成されており、支持アーム4を下方に回動させて当止部材12をシャーシの側枠部1bに当止させたときに、側枠部1bの上面に突設された複数(本実施形態では2つ)の係合ピン13が上記係合孔12bに嵌挿されて、係合孔12bと係合ピン13が互いに水平方向に移動しないように係合するようになっている。
更に、この当止部材12の下端フランジ部12aの下面には、係合ピン13を係合孔12bへ誘導するV字形の誘導部12cが、各係合孔12bの両側に位置して複数(本実施形態では3つ)形成されている。従って、左右の支持アーム4を下方に回動させて横架材11の両端の当止部材12,12をシャーシの側枠部1b,1bに当止させるときに、係合ピン13が誘導部12cの斜面に沿って係合孔12bまで誘導されて確実に係合するため、係合不良がなくなり、横架材11の両端の当止部材12,12とシャーシの側枠部1b,1bが水平方向に確実に固定されることになる。
上記のように、シャーシの側枠部1b,1b間に架け渡された横架材11の両端の当止部材12,12がシャーシの側枠部1b,1bに確実に固定されると、横架材11がシャーシの前枠部の役目を果たすため、シャーシの強度低下を防止することができる。従って、台車1のシャーシに歪が生じて車輪1dが堆肥化発酵槽200の側壁上端のレール200cから脱輪する心配が解消され、また、左右の支持アーム4,4も横架材11を介してシャーシの左右の側枠部1b,1bに間接的に固定されることになるので、支持アーム4,4の前端部が回転軸2と共に左右に振れる心配も解消されて、回転羽根3の回転が安定するようになる。
なお、図示はしていないが、台車1の後端部には散水装置が搭載され、堆肥原料300の発酵熱による温度上昇が抑えられるようになっている。
以上のような構成のロータリー式攪拌移送機によって堆肥化発酵槽200内の堆肥原料300を攪拌、移送する場合は、まず、油圧シリンダ5,5で左右の支持アーム4,4を下方に回動させて、攪拌羽根3が放射状に設けられた回転軸2を下降させ、回転軸2より下方の攪拌羽根3を堆肥化発酵槽200内の堆肥原料300中に沈ませて、モータ6,6で回転軸2と攪拌羽根3を回転させながら、台車1を堆肥化発酵槽200の後端から前端に向かって前進させ、回転する攪拌羽根3によって堆肥原料300を攪拌しつつ背後へ順次移送する。台車1の移動は、前述したようにモータ1e,1eで左右の後輪1d,1dを回転させることによって、堆肥化発酵槽200の左右の側壁上端のレール200c,200cを定速で走行させればよい。
このようにロータリー式攪拌移送機の台車1を前進させるときは、前述したように、横架材11の両端の当止部材12,12が台車1のシャーシの左右の側枠部1b,1bに当止し、係合孔13と係合ピン12bが水平方向に係合して横架材11の両端とシャーシの左右の側枠部1b,1bが固定状態にあり、横架材11が前枠部の役目をしてシャーシを補強するため、シャーシに歪が生じて車輪1dがレール200cから脱輪する心配が解消される。そして、左右の支持アーム4,4も横架材11を介してシャーシの左右の側枠部1b,1bに間接的に固定され、支持アーム4,4の前端部が回転軸2と共に左右に振れる心配が解消されるので、回転羽根3の回転も安定する。
ロータリー式攪拌移送機の台車1を堆肥化発酵槽200の前端部まで前進させると、攪拌羽根3の先端の回転軌道円Cの一部が台車1のシャーシの左右側枠部1b,1bの前端よりも前方に出ているため、図2に示すように、シャーシの側枠部1b,1bよりも回転軌道円Cの方が堆肥化発酵槽200の前壁200aに早く接近し、回転軌道円Cと前壁200cとの間隔が殆どなくなることになる。従って、堆肥化発酵槽200の前端部に投入された堆肥原料300を、前壁200aの直近まで攪拌羽根3によって攪拌しながら殆ど残すことなく背後へ移送することができる。
このようにして、堆肥化発酵槽200の前端部に投入された堆肥原料300の攪拌、移送が終わると、図3に示すように、支持アーム4,4の後端を油圧シリンダ5,5で押し下げることにより、支持アーム4,4の枢着箇所4aよりも前端側の部分を上方に回動させて攪拌羽根3を堆肥原料300より高く浮かせ、そのまま台車1を堆肥化発酵槽200の後端部まで後退させる。以後、上記の要領でロータリー式攪拌移送機の前進と後退を繰り返すことにより、堆肥化発酵槽200のほぼ全長を有効利用して処理能力を高めながら堆肥化発酵処理を行う。
なお、堆肥原料としては、オガ屑その他の副資材を添加して比重を0.7以下に調節した家畜糞や生ごみなどが使用される。
以上、代表的な実施形態を挙げて本発明のロータリー式攪拌移送機を説明したが、本発明はこの実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない限度内で種々の設計的変更を許容し得るものである。
1 ロータリー式攪拌移送機の台車
1a 台車のシャーシの後枠部
1b 台車のシャーシの左右の側枠部
1c 台車のシャーシの中間枠部
1d 台車の車輪
2 回転軸
3 攪拌羽根
3a 攪拌羽根の先端の攪拌爪
4 支持アーム
4a 支持アームの枢着箇所
4b 支持アームの前端軸受部
5 支持アームを上下に回動させる駆動源(油圧シリンダ)
6 回転軸を回転させる駆動源(モータ)
10 横架材保持部
11 横架材
12 当止部材
12b 係合孔
12c 誘導部
13 係合ピン
200 堆肥化発酵槽
200a 堆肥化発酵槽の前壁
200b 堆肥化発酵槽の側壁
200c レール
300 堆肥原料
C 攪拌羽根の先端の回転軌道円

Claims (3)

  1. 堆肥化発酵槽の上をその長さ方向に移動する台車と、回転軸の周囲に放射状に設けられた複数の攪拌羽根とを、少なくとも備えたロータリー式攪拌移送機であって、
    上記台車のシャーシは、後枠部と、左右の側枠部と、左右の側枠部間に架け渡された中間枠部とで組み立てられた、前枠部のないシャーシであり、
    上記シャーシの左右の側枠部の内側には、左右の支持アームが上下回動可能に設けられており、
    上記回転軸は、その周囲に設けられた攪拌羽根の先端の回転軌道円の一部が上記シャーシの左右の側枠部の前端よりも前方に出るように、上記シャーシの前端寄りに偏位して、その軸両端部が左右の上記支持アームの前端軸受部で軸受けされており、
    上記回転軸を回転させる駆動源と上記支持アームを上下に回動させる駆動源が上記支持アームと上記シャーシにそれぞれ設けられている、
    ことを特徴とする堆肥化発酵槽のロータリー式攪拌移送機。
  2. 左右の支持アームに設けられた横架材保持部に、シャーシの左右の側枠部間に架け渡される横架材の両端近傍箇所が保持され、左右の支持アームを下方に回動させて横架材をシャーシの左右の側枠部間に架け渡したときに互いに水平方向に移動しないように係合する係合ピンと係合孔が、シャーシの左右の側枠部と横架材の両端にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載のロータリー式攪拌移送機。
  3. 上記係合孔が横架材の両端の当止部材に形成され、この当止部材に、上記係合ピンを係合孔へ誘導する誘導部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のロータリー式攪拌移送機。
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