JP2007020819A - 浴室手摺り構造 - Google Patents

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JP2007020819A
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Hirohiko Kurohara
啓彦 黒原
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Abstract

【課題】 使用勝手が良好なものとなり、すっきりとした状態で浴室内に設置できる浴室手摺りの構造を提供する。
【解決手段】 左右の立上部2,3の上端に立ったまま腰部をもたれ掛けることのできる腰掛部4を備え、前記左右の立上部2,3間の前記腰掛部4の下方側に洗面器を置ける空間Sが形成されてなる浴室手摺り1において、腰掛部4には水栓6が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、浴室に設置される手摺りの構造に関するものである。
従来、特許文献1に開示されているように、浴室に門形の手摺りが設置されて、この手摺りに沿って洗い場を伝い歩きできるように構成したものが存在する。
特開2003−304981号公報
従来の浴室では、手摺りとは別に水栓が洗い場に設置されており、手摺りと水栓を別々に設置する必要があるという問題点があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、浴室内にすっきりとした状態で設置でき、浴室内での使用勝手が良好なものとなる手摺り構造を提供せんとするものであり、その請求項1は、左右の立上部の上端に立ったまま腰部をもたれ掛けることのできる腰掛部を備え、前記左右の立上部間の前記腰掛部の下方側に洗面器を置ける空間が形成されてなる浴室手摺りにおいて、前記腰掛部に水栓を設けたことである。
また、請求項2は、前記腰掛部の下方に棚が設けられていることである。
本発明の手摺り構造は、左右の立上部の上端に腰掛部を備え、左右の立上部間の腰掛部の下方側に洗面器を置ける空間が形成されてなる浴室手摺りにおいて、腰掛部に水栓を設けたことにより、下方に洗面器を置いて水栓から洗面器内に吐水させて、良好に洗い場で洗面器を使用した洗髪等を行なうことができ、使用勝手が良好なものとなる。
また、洗い場に別途水栓を設置する必要がなく、コンパクトに洗い場内に水栓と共に手摺りを設置できるものとなる。
また、腰掛部の下方に棚が設けられていることにより、棚上に洗面器を置いて、この洗面器内に水栓からの吐水を溜めて良好に洗髪等を行なうことができるものとなり、また、棚上に小物等を良好に置いて使用することができるものとなる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、第1実施例の浴室手摺りの構成図であり、浴室手摺り1は、パイプ材で形成されており、浴室の床面を構成する防水パンに下端が固定されて立ち上がる左立上部2と右立上部3の上端間が、横方向に長く形成された腰掛部4で連結されて、全体形状が門形となっており、腰掛部4は床面から略700mm〜800mm程度の高さ位置に設定されて、一般的な身長の人が立ったまま、この腰掛部4に腰部をもたれ掛けさせて使用できるように設計されている。
なお、この腰掛部4の外周には、腰部をもたれ掛けさせる際にクッションとなるクッション部5が設けられている。
この、腰掛部4には水栓が設けられ、腰掛部4から下方側へ水栓6の吐水口が突出され、水栓6の吐水口から下方側に向かって吐水可能であり、また、水栓6の吐水口を首振り可能に構成して、前後方向にも吐水できるように構成しておくことができるものである。
なお、腰掛部4の下方には、左立上部2と右立上部3間に洗面器7を置くことのできる空間Sが形成されており、洗面器7を水栓6の吐水口の下方に置いて、水栓6の吐水口から洗面器7内に良好に吐水して、洗面器7に水を溜め使用することができるものである。
このようにして洗面器7に水を溜めて洗い場で洗髪等を良好に行なうことができるものとなり、また、洗い場から立ち上がる際に腰掛部4を持って良好に立ち上がることができ、また、腰掛部4を手で持って良好に浴槽側へ伝い歩きができるものとなる。
また、立ったままでシャワーを浴びる際には、腰掛部4のクッション部5に腰をもたれ掛けさせて、良好に立った姿勢を維持してシャワー等を行なうことができるものとなる。
また、別途、洗い場の壁面等に水栓を設ける必要がないため、浴室の洗い場がすっきりとしたものとなる。
次に、図2は第2実施例を示すものであり、図2では、浴室手摺り1を構成する左立上部2と右立上部3間に掛け渡し状に、水栓6の下方の空間S内に棚9が横設されたものであり、この棚9は、両端側が左立上部2及び右立上部3に連結された軸8で上下方向に回動可能に構成しておくことができ、前方側へ水平状態に倒して、棚9上に洗面器7を図3に示すように載せて、洗面器7内に水栓6の吐水口から吐水させて良好に洗髪等を行なうことができるものとなり、使用しない場合には、棚9を後方側へ立ち上げて、前方側へ突出することなくコンパクトに収納させておくことができ、足元に棚9が邪魔になることがなく、使い勝手が良好なものとなる。
なお、棚9は、両端側が左立上部2及び右立上部3に固定されたものであっても良い。
第1実施例の浴室手摺りの設置状態の概略構成図である。 第2実施例の浴室手摺りの概略構成図である。 図2の浴室手摺りの棚を固定させて洗面器を載せて使用している状態の使用状態図である。
符号の説明
1 浴室手摺り
2 左立上部
3 右立上部
4 腰掛部
5 クッション部
6 水栓
7 洗面器
8 軸
9 棚
S 空間

Claims (2)

  1. 左右の立上部の上端に立ったまま腰部をもたれ掛けることのできる腰掛部を備え、前記左右の立上部間の前記腰掛部の下方側に洗面器を置ける空間が形成されてなる浴室手摺りにおいて、前記腰掛部に水栓を設けたことを特徴とする浴室手摺り構造。
  2. 前記腰掛部の下方に棚が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の浴室手摺り構造。
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