JP2007020141A - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007020141A
JP2007020141A JP2006001630A JP2006001630A JP2007020141A JP 2007020141 A JP2007020141 A JP 2007020141A JP 2006001630 A JP2006001630 A JP 2006001630A JP 2006001630 A JP2006001630 A JP 2006001630A JP 2007020141 A JP2007020141 A JP 2007020141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
binary data
unit
amount
encoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006001630A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4856954B2 (ja
Inventor
Hiroaki Shimazaki
浩昭 島崎
Takashi Masuno
貴司 増野
Takuma Chiba
琢麻 千葉
Hiroshi Tasaka
啓 田坂
Kenjiro Tsuda
賢治郎 津田
Tatsuro Shigesato
達郎 重里
Kazuo Saigo
賀津雄 西郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006001630A priority Critical patent/JP4856954B2/ja
Priority to US11/354,082 priority patent/US7860160B2/en
Priority to CN200910258926A priority patent/CN101820548A/zh
Publication of JP2007020141A publication Critical patent/JP2007020141A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4856954B2 publication Critical patent/JP4856954B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/146Data rate or code amount at the encoder output
    • H04N19/152Data rate or code amount at the encoder output by measuring the fullness of the transmission buffer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • H04N19/61Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding in combination with predictive coding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/90Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using coding techniques not provided for in groups H04N19/10-H04N19/85, e.g. fractals
    • H04N19/91Entropy coding, e.g. variable length coding [VLC] or arithmetic coding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

【課題】バイナリデータを蓄積する手段の容量が小さく、かつ、装置規模が小さく、更に、画像信号をリアルタイムに処理することができ、加えて、最終的に得られるデータに対する画像の品質の低下を抑えることができる画像符号化装置を提供する。
【解決手段】画像信号を直交変換する直交変換部3と、直交変換部3によって得られた値を量子化する適応量子化部4と、適応量子化部4によって得られた符号値を2値化する2値化部30と、2値化部30によって得られたバイナリデータをエントロピ符号化するコンテキストモデリング部32及び2値算術符号化部33とを備え、適応量子化部4は、2値化部30が行なう処理の特性を考慮することなく符号化を行なった場合に2値化部30によって得られるバイナリデータの量よりも少ない量のバイナリデータが得られるように、上記特性を考慮して画像信号を符号化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像信号を符号化する画像符号化装置に関する。
近年、カメラによって得られた動画像を符号化処理して得られた圧縮ストリームを、デジタル信号のまま記録媒体に記録するデジタルビデオカメラが普及している。上記符号化処理に用いる方法として、DVC、MPEG2(ISO/IEC 13818−2)、及び、MPEG4(ISO/IEC 14496−2)等の符号化方法が多く用いられている。
更に近年、テレビ会議用の画像符号化を当初の目的としたH.264(ITU−T Rec.H.264)という規格が標準化されている。H.264は、MPEG2やMPEG4に比べて符号化及び復号化を実行する際の演算量が多くなるが、より高い符号化効率が得られる。
H.264において用いられるエントロピ符号化で高い符号化効率を得る方法として、CABAC(コンテキスト適応2値算術符号化)という符号化方法がある。CABACは、入力されたデータを2値化し、得られたバイナリデータの発生確率をコンテキスト(現在の符号化対象や周囲の状況)に応じて演算し、演算結果を符号化ビットとすることで、高効率な符号化を可能にしている。しかし入力データを直接変換するのではなく、発生確率を更新しつつ符号化ビットを不定期に確定するため、符号化すべきバイナリデータを一時的に蓄積しておくためのバッファ(Binバッファ)の容量を大きくしておく必要がある。
特許文献1により、CABACの処理負担量を一定量以下に抑える等の目的で、バイナリデータを生成する2値化部が出力するデータの量を監視し、所定の符号化単位において処理されるデータの量が所定の値に達した場合、それまでとは異なる符号化処理を実行する装置が提案されている。
特許文献1により提案されている画像符号化装置600では、図8に示すように、制限監視部62が設けられる。制限監視部62は、所定の符号化単位において、CABAC処理部61の2値化部30がBinバッファ31に出力するデータの量が第1の値に達しているか否かを監視する。また、制限監視部62は、所定の符号化単位において、2値算術符号化部33から出力されるデータの量が第2の値に達しているか否かを監視する。
2値化部30が出力するデータの量が第1の値に達している場合、又は、2値算術符号化部33から出力されるデータの量が第2の値に達している場合、制限監視部62は符号化制御部63に監視信号を出力する。符号化制御部63は、直交変換部3や量子化部22等に、その監視信号に対応する画像信号の処理をやり直させる。このように、2値化部30が出力するデータの量が第1の値に達している場合、同じ画像信号に対する処理が繰り返される。そのため、その繰り返し処理が実行される時間の分だけ、Binバッファ31に蓄積されていたバイナリデータの処理が進み、Binバッファ31の空き容量が実質上増加する。その結果、Binバッファ31の容量を小さくすることができる。
特開2004−135251号公報
しかしながら、特許文献1により提案されている画像符号化装置600では、監視信号が出力されると、直交変換部3や量子化部22等が先に行なった処理と同様の処理を繰り返す。そのため、画像符号化装置600は、画像信号をリアルタイムに処理する装置として適さない。また、直交変換部3や量子化部22等が先に行なった処理と同じ処理を繰り返すと、監視信号が制限監視部62から再度出力される可能性がある。それを防止するために、符号化制御部63は、制限監視部62によって監視されるデータの量が少なくなるように各構成部に設定すべきパラメータを変更して、直交変換部3や量子化部22等に処理を繰り返させる。その結果、最終的に得られるデータに対する画像の品質(解像度等を含む)は低下する。
また、図9に示す技術も考えられている。すなわち、Binバッファ31の容量を小さくするために、制限監視部62が監視信号を出力すると、量子化部22からの信号を、CABAC処理部61に入力させずに、画像符号化装置700の外部に出力させる技術も考えられている。しかしながらこの場合、量子化部22からの信号をそのまま装置700の外部に出力させることはできないので、量子化部22からの信号を、外部に出力することができるように簡易に処理する信号処理部75を設ける必要がある。また、CABAC処理部61からの信号と、信号処理部75からの信号とのいずれかを選択する選択部76を設ける必要がある。そのため、装置規模が大きくなる。
本発明は、上記課題を考慮し、バイナリデータを蓄積する手段の容量が小さく、かつ、装置規模が小さく、更に、画像信号をリアルタイムに処理することができ、加えて、最終的に得られるデータに対する画像の品質の低下を抑えることができる画像符号化装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、バイナリデータを蓄積する手段への入力データ量を減らすことにより、最終的に得られるデータの量を低減することができる画像符号化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明の画像符号化装置は、画像信号を符号化する画像符号化手段と、前記画像符号化手段によって得られた符号値を2値化する2値化手段と、前記2値化手段によって得られたバイナリデータをエントロピ符号化するエントロピ符号化手段とを備え、前記画像符号化手段は、前記2値化手段が行なう処理の特性を考慮することなく符号化を行なった場合に前記2値化手段によって得られるバイナリデータの量よりも少ない量のバイナリデータが得られるように、前記特性を考慮して前記画像信号を符号化する。
このように、前記画像符号化手段は、前記2値化手段が行なう処理の特性を考慮して前記画像信号を符号化する。そのため、本発明の画像符号化装置では、装置規模を大きくすることなく、バイナリデータを蓄積するBinバッファの容量を小さくすることができる。また、本発明の画像符号化装置は、同一の画像信号を繰り返して処理しないので画像信号をリアルタイムに処理することができる。更に、前記画像符号化手段が上記特性を考慮することなく得られる符号値と僅かに異なる符号値が得られるように画像信号を処理することにより、本発明の画像符号化装置は、最終的に得られるデータに対する画像の品質の低下を抑えることができる。
本発明の画像符号化装置は、更に、前記2値化手段によって得られたバイナリデータを蓄積するための蓄積手段と、前記蓄積手段によって蓄積されていてエントロピ符号化されていないバイナリデータの量を監視する監視手段とを備え、前記画像符号化手段は、前記監視手段が前記エントロピ符号化されていないバイナリデータの量が第1の蓄積量に達したことを検出した場合、前記特性を考慮して前記画像信号を符号化してもよい。
前記画像符号化手段は、前記画像信号を直交変換する直交変換手段と、前記直交変換手段によって得られた値を量子化する量子化手段とを有し、前記量子化手段は、前記直交変換手段によって得られた値そのものを量子化し2値化することにより得られるバイナリデータの量より少ない量のバイナリデータが前記2値化手段によって得られるように、前記直交変換手段によって得られた値からオフセット値を減算し、減算結果を量子化してもよい。
例えば、前記2値化手段は、Golomb符号を用いて符号値を2値化し、前記量子化手段は、Golomb符号化する際に用いるテーブルに基づいて、前記直交変換手段によって得られた値そのものを量子化した第1の符号値をGolomb符号化することにより得られる第1のバイナリデータのビット数が、前記第1の符号値より1小さい第2の符号値をGolomb符号化することにより得られる第2のバイナリデータのビット数よりも多く、前記第1の符号値が特異点である場合、前記直交変換手段によって得られた値から前記オフセット値を減算し、減算結果を量子化する。
より具体的には、前記量子化手段は、前記第1の符号値が15、17、21、29、及び45のいずれかである場合、前記直交変換手段によって得られた値から前記オフセット値を減算し、減算結果を量子化してもよい。
また例えば、前記2値化手段は、Golomb符号を用いて符号値を2値化し、前記直交変換手段によって得られた値そのものを量子化した第1の符号値を2値化することにより得られるバイナリデータの量である第1のGolomb符号長が、前記第1の符号値から前記オフセット値を減算した第2の符号値を2値化することにより得られるバイナリデータの量である第2のGolomb符号長よりも長い場合、前記量子化手段は、前記直交変換手段によって得られた値から前記オフセット値を減算する。
また例えば、前記2値化手段は、Golomb符号を用いて符号値を2値化し、前記量子化手段は、(a)前記直交変換手段によって得られた値そのものを量子化した第1の符号値を2値化することにより得られる第1のバイナリデータの量である第1のGolomb符号長が、前記第1の符号値から前記オフセット値である1を減算した第2の符号値を2値化することにより得られる第2のバイナリデータの量である第2のGolomb符号長よりも長い場合、前記第2の符号値を出力し、(b)前記第1のGolomb符号長と前記第2のGolomb符号長とが等しい場合、前記第1の符号値を出力する。
より具体的には、前記量子化手段は、(a)前記第1の符号値が15、17、21、29、及び45のいずれかである場合、前記第2の符号値を出力し、(b)前記第1の符号値が15、17、21、29、及び45のいずれでもない場合、前記第1の符号値を出力してもよい。
本発明の画像符号化装置は、更に、前記2値化手段によって得られたバイナリデータを蓄積するための蓄積手段と、前記蓄積手段によって蓄積されていてエントロピ符号化されていないバイナリデータの量を監視する監視手段とを備え、前記量子化手段は、前記監視手段が前記エントロピ符号化されていないバイナリデータの量が第1の蓄積量に達したことを検出した場合、前記直交変換手段によって得られた値から前記オフセット値を減算し、減算結果を量子化してもよい。
その場合、前記量子化手段は、前記監視手段が前記エントロピ符号化されていないバイナリデータの量が前記第1の蓄積量を超えた後に前記第1の蓄積量以下の量である第2の蓄積量に達したことを検出した場合、前記オフセット値を減算することを中止して、前記直交変換手段によって得られた値そのものを量子化してもよい。
また例えば、前記画像符号化手段は、前記画像信号を直交変換する直交変換手段と、前記直交変換手段によって得られた値を量子化する量子化手段とを有し、前記2値化手段は、Golomb符号を用いて符号値を2値化し、前記量子化手段は、(a)前記直交変換手段によって得られた値そのものを量子化した第1の符号値を2値化することにより得られるバイナリデータの量である第1のGolomb符号長が、前記直交変換手段によって得られた値にオフセット値を加算した結果を量子化した第2の符号値を2値化することにより得られるバイナリデータの量である第2のGolomb符号長よりも短い場合、前記第1の符号値を出力し、(b)前記第1のGolomb符号長と前記第2のGolomb符号長とが等しい場合、前記第2の符号値を出力する。
より具体的には、前記量子化手段は、(a)前記第1の符号値が14、16、20、28、及び44のいずれかである場合、前記第1の符号値を出力し、(b)前記第1の符号値が14、16、20、28、及び44のいずれでもない場合、前記第2の符号値を出力してもよい。
前記画像符号化手段は、前記画像信号のフレーム間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段を有し、前記動きベクトル検出手段は、複数の参照画像マクロブロックそれぞれに対する動きベクトルのうちで、最小の評価値が得られる参照画像マクロブロックに対する動きベクトルを符号化し2値化することにより得られるバイナリデータの量より少ない量のバイナリデータが前記2値化手段によって得られる動きベクトルを選択してもよい。
例えば、前記2値化手段は、Golomb符号を用いて符号値を2値化し、(a)前記最小の評価値が得られる参照画像マクロブロックに対する第1の動きベクトルにおけるx座標の絶対値を2値化することにより得られる第1のバイナリデータの量である第1のGolomb符号長が、前記x座標の絶対値より所定の値小さい第2の値を2値化することにより得られる第2のバイナリデータの量である第2のGolomb符号長よりも長い場合、及び/又は、(b)前記第1の動きベクトルにおけるy座標の絶対値を2値化することにより得られる第3のバイナリデータの量である第3のGolomb符号長が、前記y座標の絶対値より所定の値小さい第4の値を2値化することにより得られる第4のバイナリデータの量である第4のGolomb符号長よりも長い場合、前記動きベクトル検出手段は、前記第2の値及び/又は前記第4の値を有する第2の動きベクトルを選択する。
より具体的には、前記動きベクトル検出手段は、前記第1の動きベクトルにおけるx座標の絶対値又はy座標の絶対値が9、17、及び33のいずれかである場合、前記第2の動きベクトルを選択し、(b)前記x座標の絶対値又は前記y座標の絶対値が9、17、及び33のいずれでもない場合、前記第1の動きベクトルを選択してもよい。
例えば、前記評価値は、符号化対象画像マクロブロックと、参照画像マクロブロックとの差分絶対値の和である。
本発明の画像符号化装置は、更に、前記2値化手段によって得られたバイナリデータを蓄積するための蓄積手段と、前記蓄積手段によって蓄積されていてエントロピ符号化されていないバイナリデータの量を監視する監視手段とを備え、前記動きベクトル検出手段は、前記監視手段が前記エントロピ符号化されていないバイナリデータの量が第1の蓄積量に達したことを検出した場合、前記最小の評価値が得られる参照画像マクロブロックに対する動きベクトルを符号化し2値化することにより得られるバイナリデータの量より少ない量のバイナリデータが前記2値化手段によって得られる動きベクトルを選択してもよい。
その場合、前記動きベクトル検出手段は、前記監視手段が前記エントロピ符号化されていないバイナリデータの量が前記第1の蓄積量を超えた後に前記第1の蓄積量以下の量である第2の蓄積量に達したことを検出した場合、前記最小の評価値が得られる参照画像マクロブロックに対する動きベクトルを選択してもよい。
本発明は、本発明の画像符号化装置の特徴的な構成手段をステップとする画像符号化方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、上記特徴的な構成手段を含む集積回路として実現することもできる。上記のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体や通信ネットワーク等の伝送媒体を介して流通させることもできる。
本発明は、バイナリデータを蓄積するBinバッファの容量が小さく、かつ、装置規模が小さく、更に、画像信号をリアルタイムに処理することができ、加えて、最終的に得られるデータに対する画像の品質の低下を抑えることができる画像符号化装置を提供することができる。
また、本発明は、バイナリデータを蓄積する手段への入力データ量を減らすことにより、最終的に得られるデータの量を低減することができる画像符号化装置を提供することができる。
すなわち、本発明の画像符号化装置によれば、エントロピ符号化を行なうCABAC処理部が実装されていても、大きな符号量制御回路を追加することなく、バイナリデータを蓄積するBinバッファの容量を小さくすることができ、更に、最終的に得られるデータに対する画質の劣化を抑えることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
先ず、実施の形態の画像符号化装置100の構成を、図1を用いて説明する。
図1は、実施の形態の画像符号化装置100のブロック図である。画像符号化装置100は、動画像信号を符号化する装置であって、図1に示すように、入力端子1と、減算器2と、直交変換部3と、適応量子化部4と、逆量子化部5と、逆直交変換部6と、加算器7と、デブロッキングフィルタ8と、フレームメモリ9と、動き補償部10と、重み付き予測部11と、面内予測部12と、選択部13と、動きベクトル検出部14と、符号化制御部15と、CABAC処理部16と、出力端子17とで構成されている。
入力端子1は動画像信号が入力される端子である。減算器2は入力端子1からの信号から選択部13からの信号を減じることで予測残差信号を生成する。直交変換部3は減算器2からの予測残差信号を直交変換し変換係数を出力する。適応量子化部4は直交変換部3からの変換係数等を量子化する。なお、適応量子化部4の詳細な構成は後述する。逆量子化部5は適応量子化部4からの信号を逆量子化する。逆直交変換部6は逆量子化部5からの信号を逆直交変換する。
加算器7は逆直交変換部6からの信号と選択部13からの信号とを加算し復号画像を形成する。デブロッキングフィルタ8は加算器7からの復号画像をデブロッキングフィルタ処理する。フレームメモリ9はデブロッキングフィルタ8によって得られた画像信号を蓄積する。動き補償部10は、動きベクトル検出部14によって得られた動きベクトルを利用して、フレームメモリ9に蓄積されている画像信号に対して動き補償を行なう。重み付き予測部11は、動き補償部10によって得られた画像に対して重み付き予測を行なう。
面内予測部12は入力端子1からの信号に対して面内予測を行なう。選択部13は、重み付き予測部11からの信号と、面内予測部12からの信号との一方を選択する。動きベクトル検出部14は、フレームメモリ9に蓄積されている画像に対する符号化対象画像の動きベクトルを検出する。符号化制御部15は入力端子1からの信号に基づいてその信号に対する符号化を制御する。CABAC処理部16は、CABAC処理(コンテキスト適応2値算術符号化処理,エントロピ符号化処理)を行なう。なお、CABAC処理部16の詳細な構成は後述する。出力端子17はCABAC処理部16によって処理された信号を画像符号化装置100の外部に出力するための端子である。
適応量子化部4は、減算部20と、オフセット部21と、量子化部22とで構成されている。減算部20は、直交変換部3からの信号から、オフセット部21からのオフセット値を減算する。オフセット部21は、CABAC処理部16に設けられている監視部34から第1の監視信号を受信した場合、直交変換部3からの信号に基づいてオフセット値を生成し、そのオフセット値を減算部20に出力する。オフセット部21は、直交変換部3からの信号そのものを量子化した後に後述する2値化部30が2値化することによって得られるバイナリデータの長さ(第1のGolomb符号長)より短いバイナリデータが2値化部30によって得られるように、オフセット値を生成する。量子化部22は減算部20からの信号を量子化する。
CABAC処理部16は、2値化部30と、Binバッファ31と、コンテキストモデリング部32と、2値算術符号化部33と、監視部34とで構成されている。2値化部30は、適応量子化部4及び動きベクトル検出部14からの信号を、exp−Golombを用いて2値化する。Binバッファ31は2値化部30によって得られたバイナリデータを蓄積する。コンテキストモデリング部32は、適応量子化部4及び動きベクトル検出部14からの信号に基づいて、コンテキストモデリングを行なう。2値算術符号化部33は、コンテキストモデリング部32によって得られた結果に基づいて、Binバッファ31に蓄積されているバイナリデータを算術符号化する。監視部34は、Binバッファ31の使用状況を監視し、Binバッファ31によって蓄積されていてエントロピ符号化されていないバイナリデータの量が第1の蓄積量V1(図4参照)に達したことを検出した場合、第1の監視信号を、適応量子化部4のオフセット部21と、動きベクトル検出部14とに出力する。
なお、本実施の形態では、本発明の画像符号化装置の、画像符号化手段の一例として直交変換部3、適応量子化部4、及び動きベクトル検出部14を用い、2値化手段の一例として2値化部30を用い、エントロピ符号化手段の一例としてコンテキストモデリング部32及び2値算術符号化部33を用いる。
次に、2値化部30が適応量子化部4からの信号(量子化された符号値)に対して行なう2値化処理について、図2を用いて説明する。図2は、2値化部30が2値化処理を行なう前の量子化値である「元の符号値」と、2値化部30が「元の符号値」に対して2値化処理を行なった後の符号値である「2値化後の符号値」との関係を示す図である。
図2に示すように、2値化部30は、元の符号値xが「13」以下である場合、その値xをTruncated Unary(TU)で2値化する(cMax=14)。2値化部30は、元の符号値xが「14」以上である場合、値(x−14)をexp_Golombで2値化し、その値を“11111111111111”(14ビット)の後ろに付加して元の符号値xのバイナリデータを得る。バイナリデータは、元の符号値xが「14」であるとき「15ビット」、元の符号値xが「15」であるとき「17ビット」、元の符号値xが「17」であるとき「19ビット」というように、元の符号値xが大きくなるにつれてビット数が多くなる。
次に、2値化部30が動きベクトル検出部14からの信号(符号化された動きベクトルの値)に対して行なう2値化処理について、図3を用いて説明する。図3は、2値化部30が2値化処理を行なう前の動きベクトルの値である「元の符号値」と、2値化部30が「元の符号値」に対して2値化処理を行なった後の符号値である「2値化後の符号値」との関係を示す図である。
図3に示すように、2値化部30は、元の符号値xの絶対値が「8」以下である場合、元の符号値xをTUで2値化する。2値化部30は、元の符号値xの絶対値が「9」以上である場合、元の符号値xが正であるのか負であるのかを考慮して、元の符号値xの絶対値から値「9」を減じた値をexp_Golombで2値化し、その値を“111111111”(9ビット)の後ろに付加して元の符号値xのバイナリデータを得る。バイナリデータは、元の符号値xが「9」であるとき「14ビット」、元の符号値xが「17」であるとき「16ビット」、元の符号値xが「33」であるとき「18ビット」というように、元の符号値xの絶対値が大きくなるにつれてビット数が多くなる。
本実施の形態の画像符号化装置100では、監視部34は、Binバッファ31の使用状況を監視し、Binバッファ31においてオーバーフローの発生が懸念されるような空き容量になった場合、すなわち、図4に示すように、Binバッファ31によって蓄積されていてエントロピ符号化されていないバイナリデータの量が第1の蓄積量V1に達したことを検出した場合、第1の監視信号を、適応量子化部4のオフセット部21と、動きベクトル検出部14とに出力する。
(適応量子化部4の動作)
適応量子化部4のオフセット部21は、第1の監視信号を受信すると、直交変換部3からの信号そのものを量子化した後に2値化部30が2値化することによって得られるバイナリデータの長さより短いバイナリデータが2値化部30によって得られるように、オフセット値を生成する。
例えば、直交変換部3からの変換係数絶対値を量子化した値(元の符号値)が「17」である場合、図2に示すように、2値化部30によって得られるバイナリデータの符号長は「19ビット」である。それに対し、元の符号値が「17」より「1」小さい値である「16」である場合、図2に示すように、2値化部30によって得られるバイナリデータの符号長は「17ビット」である。すなわち、元の符号値が「17」である場合と「16」である場合とでは、バイナリデータの符号長は2ビット異なる。
一般に、直交変換部3から出力された変換係数絶対値を量子化した後の値が「1」程度変化しても画質に与える影響は軽微である。そこで、オフセット部21は、第1の監視信号を受信すると、直交変換部3からの変換係数絶対値を量子化した値が「17」であると予測することができる場合、量子化後に得られる値が「16」となるようなオフセット値を生成する。
減算部20は、直交変換部3からの信号から、オフセット部21によって生成されたオフセット値を減算し、量子化部22は減算部20からの信号を量子化して値「16」を得る。2値化部30は、値「16」を2値化して「17ビット」のバイナリデータを生成し、それをBinバッファ31に蓄積する。
直交変換部3からの信号そのものを量子化すると値「17」が得られ、値「17」を2値化すると「19ビット」のバイナリデータが生成される。しかしながら本実施の形態では、オフセット部21は、第1の監視信号を受信すると、直交変換部3からの信号そのものを量子化した値が「17」であると予測することができる場合、量子化後に得られる値が「16」となるようなオフセット値を生成する。値「17」を2値化することにより得られるバイナリデータの長さが「19ビット」であるのに対し、値「16」を2値化することにより得られるバイナリデータの長さは「17ビット」である。そのため、Binバッファ31によって蓄積されるデータが2ビット減る。したがって、Binバッファ31の容量を小さくすることができる。
このように、オフセット部21は、第1の監視信号を受信すると、2値化部30が2値化することによって得られるバイナリデータの量が少なくなるように、オフセット値を生成する。上述したように、変換係数絶対値を量子化した後の値が「1」程度変化しても画質への影響は軽微である。そこで、直交変換部3からの信号そのものを量子化することにより得られる値である第1の値より「1」小さい値である第2の値を2値化することにより得られる第2のバイナリデータの符号長が、第1の値を2値化することにより得られる第1のバイナリデータの符号長より短い場合、第2の値が量子化部22によって得られるように、オフセット部21はオフセット値を生成する。
上記以外の例として、例えば、図2に示すように、(1)直交変換部3からの信号そのものを量子化することにより得られる値(第1の値)が「15」(2値化後のバイナリデータのビット数「17」)である場合、オフセット部21は、値「14」(第2の値,2値化後のバイナリデータのビット数「15」)が量子化部22によって得られるように、オフセット値を生成する。また例えば、(2)第1の値が「21」(2値化後のバイナリデータのビット数「21」)である場合、オフセット部21は、第2の値「20」(2値化後のバイナリデータのビット数「19」)が量子化部22によって得られるように、オフセット値を生成する。また例えば、(3)第1の値が「29」(2値化後のバイナリデータのビット数「23」)である場合、オフセット部21は、第2の値「28」(2値化後のバイナリデータのビット数「21」)が量子化部22によって得られるように、オフセット値を生成する。更に例えば、(4)第1の値が「45」(2値化後のバイナリデータのビット数「25」)である場合、オフセット部21は、第2の値「44」(2値化後のバイナリデータのビット数「23」)が量子化部22によって得られるように、オフセット値を生成する。
ここで、例えば図2の「元の符号値」と「2値化後の符号値」との関係に基づいて、直交変換部3からの信号そのものを量子化した値(第1の値)をGolomb符号化することにより得られる第2のバイナリデータのビット数が、第1の値より「1」小さい第2の値をGolomb符号化することにより得られる第2のバイナリデータのビット数よりも多い場合、第1の値は「特異点」であると定義する。図2より、「特異点」は、「15」、「17」、「21」、「29」、及び「45」等である。したがって、第1の値が「特異点」である場合、オフセット部21は、第1の値より「1」小さい第2の値が量子化部22によって得られるように、オフセット値を生成する。
これにより、本実施の形態の画像符号化装置100は、Binバッファ31の容量を小さくするための処理部を設けることなく、Binバッファ31の容量を小さくすることができ、更にリアルタイムに画像信号を処理することができ、加えて、最終的に得られるデータに対する画像の品質(解像度等を含む)の低下を抑えることができる。
なお、オフセット部21は、量子化後の値が「2」以上変化するように、オフセット値を生成してもよい。例えば、直交変換部3からの信号そのものを量子化することにより得られる値(第1の値)が「19」(2値化後のバイナリデータのビット数「19」)である場合、オフセット部21は、第1の値より「3」小さい値である値「16」(第2の値,2値化後のバイナリデータのビット数「17」)が量子化部22によって得られるように、オフセット値を生成してもよい。このように、オフセット部21が、量子化後の値が「2」以上変化するようにオフセット値を決定する場合も、2値化部30が2値化することによって得られるバイナリデータの量が少なくなる。そのため、Binバッファ31の容量を小さくすることができる。また、リアルタイムに画像信号を処理することができる。しかしながら、最終的に得られるデータに対する画像の品質(解像度等を含む)は低下する。画質の低下を問題にしない場合、オフセット部21は、量子化後の値が「2」以上変化するように、オフセット値を生成してもよい。
ところで、監視部34は、第1の監視信号を出力した後に、上述した適応量子化部4の動作及び後述する動きベクトル検出部14の動作によって、Binバッファ31によって蓄積されていてエントロピ符号化されていないバイナリデータの量が第1の蓄積量V1より少ない第2の蓄積量V2に達したことを検出した場合(図4参照)、第2の監視信号を、適応量子化部4のオフセット部21と、動きベクトル検出部14とに出力する。
この場合、Binバッファ31の空き容量が十分あるとみなされて、適応量子化部4では、オフセット部21はオフセット値を生成することを中止し、量子化部22は直交変換部3からの信号そのものを量子化する。
なお、第2の蓄積量V2は第1の蓄積量V1と等しくてもよい。
また、適応量子化部4は図5に示すように構成されていてもよい。オフセット部21aにおいて、レベル判定部211は、例えば図2の「元の符号値」と「2値化後の符号値」との関係を示す情報を保持しており、直交変換部3からの値そのものを量子化することにより得られる値(第1の値)が「特異点」であるか否かを判定する。第1の値が「特異点」であると判定された場合、オフセット制御部212は、監視部34から第1の監視信号を受信すると、2値化部30が2値化することによって得られるバイナリデータの量を少なくさせるために、直交変換部3からの値から「1」減算させる制御信号をセレクタ213aに与える。セレクタ213aは、オフセット制御部212から制御信号が与えられると、「1」を出力する。制御信号が与えられなければ、セレクタ213aは「0」を出力する。減算部20は、直交変換部3からの値から、オフセット部21a(セレクタ213a)からのオフセット値を減算する。つまり、減算部20は、オフセット制御部212が制御信号をセレクタ213aに与えた場合のみ、直交変換部3からの値からオフセット値「1」を減算する。
すなわち、適応量子化部4は、(a)直交変換部3によって得られた値そのものを量子化した第1の符号値を2値化することにより得られる第1のバイナリデータの量である第1のGolomb符号長が、第1の符号値からオフセット値である「1」を減算した第2の符号値を2値化することにより得られる第2のバイナリデータの量である第2のGolomb符号長よりも長い場合、第2の符号値を出力する。(b)第1のGolomb符号長と第2のGolomb符号長とが等しい場合、適応量子化部4は、第1の符号値を出力する。この場合も、Binバッファ31の容量を小さくするための処理部を設けることなく、Binバッファ31の容量を小さくすることができ、更に、本実施の形態の画像符号化装置100はリアルタイムに画像信号を処理することができ、加えて、最終的に得られるデータに対する画像の品質(解像度等を含む)の低下を抑えることができる。
また、適応量子化部4は図6に示すように構成されていてもよい。オフセット部21bにおいて、レベル判定部211は、例えば図2の「元の符号値」と「2値化後の符号値」との関係を示す情報を保持しており、直交変換部3からの値そのものを量子化することにより得られる値(第1の値)が特異点より「1」小さい値(「特異点−1」)であるか否かを判定する。第1の値が「特異点−1」であると判定された場合、オフセット制御部212は、監視部34から第1の監視信号を受信すると、2値化部30が2値化することによって得られるバイナリデータの量を少なくさせるために、直交変換部3からの信号に「0」を加算させる制御信号をセレクタ213bに与える。セレクタ213bは、オフセット制御部212から制御信号が与えられると、「0」を出力する。制御信号が与えられなければ、セレクタ213aは「0.5」を出力する。加算部200は、直交変換部3からの信号にオフセット部21b(セレクタ213b)からのオフセット値を加算する。つまり、加算部200は、通常は直交変換部3からの値に「0.5」を加算し、オフセット制御部212が制御信号をセレクタ213bに与えた場合、「0.5」を加算する処理を中止する。量子化部22は、量子化することによって得られた値を四捨五入する。
すなわち、適応量子化部4は、(a)直交変換部3によって得られた値そのものを量子化した第1の符号値を2値化することにより得られるバイナリデータの量である第1のGolomb符号長が、直交変換部3によって得られた値にオフセット値を加算した結果を量子化することにより得られる第2の符号値を2値化することにより得られるバイナリデータの量である第2のGolomb符号長よりも短い場合、第1の符号値を出力する。(b)第1のGolomb符号長と第2のGolomb符号長とが等しい場合、適応量子化部4は第2の符号値を出力する。この場合も、Binバッファ31の容量を小さくするための処理部を設けることなく、Binバッファ31の容量を小さくすることができ、更に、本実施の形態の画像符号化装置100はリアルタイムに画像信号を処理することができ、加えて、最終的に得られるデータに対する画像の品質(解像度等を含む)の低下を抑えることができる。
(動きベクトル検出部14の動作)
上述したように、Binバッファ31においてオーバーフローの発生が懸念されるような空き容量になった場合、すなわち、図4に示すように、Binバッファ31によって蓄積されていてエントロピ符号化されていないバイナリデータの量が第1の蓄積量V1に達したことを検出した場合、監視部34は、第1の監視信号を、適応量子化部4のオフセット部21と、動きベクトル検出部14とに出力する。
以下の動きベクトル検出部14の動作の説明においては、動きベクトルの評価値として差分絶対値の和(SAD)を用いる。
動きベクトル検出部14は、第1の監視信号を受信すると、符号化対象であるマクロブロックに対して差分絶対値の和(SAD)が最も小さい参照画像マクロブロック(第1の参照画像MB)とそのSAD値より大きいSAD値を有する複数の参照画像マクロブロックそれぞれに対する動きベクトルのうちで、差分絶対値の和が最も小さい参照画像マクロブロック(第1の参照画像MB)に対する動きベクトルを符号化し2値化することにより得られるバイナリデータの量を基準としたときに、SAD値がやや大きくともより少ない量のバイナリデータが2値化部30によって得られる動きベクトルを選択する。
例えば、図7に示すように、差分絶対値の和(SAD)が「14」で最も小さい参照画像マクロブロック(第1の参照画像MB)202と、第1の参照画像MB202のSAD「14」よりも「1」大きいSAD「15」を有する参照画像MBである第2の参照画像MB201及び第3の参照画像MB203とが存在する場合を想定する。また、符号化対象画像MB200の、第1の参照画像MB202に対する動きベクトル202mが(17,y)で表され、第2の参照画像MB201に対する動きベクトル201mが(16,y)で表され、第3の参照画像MB203に対する動きベクトル203mが(18,y)で表される、場合を想定する。なお、第1の参照画像MB202、第2の参照画像MB201及び第3の参照画像MB203は、参照される画像全体のなかの一部を示すマクロブロックであり、動きベクトルを検出する際の参照画像MBの候補である。
図7に示す三つの参照画像MBについては、符号化対象画像MB200の各参照画像MBに対する各動きベクトルのy座標値は全て等しい。したがって、各動きベクトルのx座標値に着目する。符号化対象画像MB200の第1の参照画像MB202に対する動きベクトル202mのx座標値は「17」であるので、図3に示すように、それに基づいて2値化部30によって得られるバイナリデータの符号長は「16ビット」である。また、符号化対象画像MB200の第2の参照画像MB201に対する動きベクトル201mのx座標値は「16」であるので、図3に示すように、それに基づいて2値化部30によって得られるバイナリデータの符号長は「14ビット」である。更に、符号化対象画像MB200の第3の参照画像MB203に対する動きベクトル203mのx座標値は「18」であるので、図3に示すように、それに基づいて2値化部30によって得られるバイナリデータの符号長は「16ビット」である。
SADが「1」程度変化しても、画質に与える影響は軽微である。そこで、動きベクトル検出部14は、第1の監視信号を受信すると、第2の参照画像MB201に対する動きベクトル201m、すなわち、x座標値についての2値化部30によって得られるバイナリデータの符号長が最も短い「14ビット」である動きベクトル201m(16,y)を選択する。
2値化部30は、動きベクトルのx座標値について、x座標値「16」を2値化して「14ビット」のバイナリデータを生成し、それをBinバッファ31に蓄積する。
SADが「14」で最も小さい参照画像MB(第1の参照画像MB)202に対する、符号化対象画像MB200の動きベクトル202mのx座標値「17」を2値化すると、「16ビット」のバイナリデータが生成される。しかしながら本実施の形態では動きベクトル検出部14は、第1の監視信号を受信すると、第2の参照画像MB201に対する動きベクトル201m(15,y)を選択する。この場合、上述したように、x座標値についての2値化部30によって得られるバイナリデータの符号長は「14ビット」である。そのため、Binバッファ31によって蓄積されるデータが2ビット減る。したがって、Binバッファ31の容量を小さくすることができる。
このように、動きベクトル検出部14は、第1の監視信号を受信すると、差分絶対値の和(SAD)が最も小さい参照画像MB(第1の参照画像MB)のSAD値より大きいSAD値を有する複数の参照画像MBそれぞれに対する動きベクトルのうちで、SAD値が最も小さい参照画像MB(第1の参照画像MB)に対する動きベクトルを符号化し2値化することにより得られるバイナリデータの量より少ない量のバイナリデータが2値化部30によって得られる動きベクトルを選択する。
例えば、SAD値が最も小さい参照画像MB(第1の参照画像MB)に対する動きベクトルのx座標値の絶対値が「9」であり、第1の参照画像MBのSAD値より「1」大きいSAD値を有する参照画像MB(第2の参照画像MB)に対する動きベクトルのx座標値の絶対値が「8」である場合を想定する。この場合、図3より、第1の参照画像MBに対する動きベクトルのx座標値の絶対値「9」を2値化(Golomb符号化)することにより得られる第1のバイナリデータの量は「14ビット」であり、第2の参照画像MBに対する動きベクトルのx座標値の絶対値「8」を2値化(Golomb符号化)することにより得られる第2のバイナリデータの量は「10ビット」である。したがって、動きベクトル検出部14は、2値化後に少ない量のバイナリデータが得られる第2の参照画像MBに対する動きベクトルを選択する。
上記以外の例として、例えば、SAD値が最も小さい参照画像MB(第1の参照画像MB)に対する動きベクトルのx座標値の絶対値が「33」であり、第1の参照画像MBのSAD値より「1」大きいSAD値を有する参照画像MB(第2の参照画像MB)に対する動きベクトルのx座標値の絶対値が「32」である場合を想定する。この場合、図3より、第1の参照画像MBに対する動きベクトルのx座標値の絶対値「33」を2値化(Golomb符号化)することにより得られる第1のバイナリデータの量は「18ビット」であり、第2の参照画像MBに対する動きベクトルのx座標値の絶対値「32」を2値化(Golomb符号化)することにより得られる第2のバイナリデータの量は「16ビット」である。したがって、動きベクトル検出部14は、2値化後に少ない量のバイナリデータが得られる第2の参照画像MBに対する動きベクトルを選択する。
上述したように、SAD値が「1」程度変化しても、画質に与える影響は軽微である。したがって、SAD値が最も小さい第1の参照画像MBのSAD値より「1」大きいSAD値を有する複数の参照画像MBそれぞれに対する動きベクトルの何れかを符号化し2値化することにより得られるバイナリデータの符号長が、第1の参照画像MBに対する動きベクトルを符号化し2値化することにより得られるバイナリデータの符号長より短い場合、動きベクトル検出部14は、バイナリデータの符号長が最も短い動きベクトルを選択する。
これにより、本実施の形態の画像符号化装置100は、Binバッファ31の容量を小さくするための処理部を設けることなく、Binバッファ31の容量を小さくすることができ、更にリアルタイムに画像信号を処理することができ、加えて、最終的に得られるデータに対する画像の品質(解像度等を含む)の低下を抑えることができる。
なお、上記の記載では説明の簡単化のため、各参照画像に対する動きベクトルのx座標値に着目して、動きベクトル検出部14が選択すべき動きベクトルについて説明した。x座標値に着目する場合と同様に、y座標値に着目して、動きベクトル検出部14は動きベクトルを選択してもよい。
また、動きベクトル検出部14は、最も小さいSAD値から「2」以上大きいSAD値が得られる参照画像MBに対する動きベクトルを選択してもよい。しかしながらこの場合、最終的に得られるデータに対する画像の品質は低下する。
ところで、監視部34は、第1の監視信号を出力した後に、上述した適応量子化部4及び動きベクトル検出部14の動作によって、Binバッファ31によって蓄積されていて処理されていないバイナリデータの量が第1の蓄積量V1より少ない第2の蓄積量V2に達したことを検出した場合、第2の監視信号を、適応量子化部4のオフセット部21と、動きベクトル検出部14とに出力する。
この場合、Binバッファ31の空き容量が十分であるとみなされて、動きベクトル検出部14は、符号化対象画像に対する差分絶対値の和が最も小さい参照画像マクロブロックに対する動きベクトルを選択する。
なお、第2の蓄積量V2は第1の蓄積量V1と等しくてもよい。
上述したように、本実施の形態の画像符号化装置100は、Binバッファ31によって蓄積されていてエントロピ符号化されていないバイナリデータの量が第1の蓄積量V1に達してオーバーフローの発生が懸念される場合、適応量子化部4及び動きベクトル検出部14により、2値化部30によって得られるバイナリデータの符号長を減少させる。これにより、Binバッファ31の容量を小さくするための処理部を設けることなく、すなわち画像符号化装置100の規模を大きくすることなく、Binバッファ31の容量を小さくすることができ、更にリアルタイムに画像信号を処理することができ、加えて、最終的に得られるデータに対する画像の品質(解像度等を含む)の低下を抑えることができる。
なお、上述した実施の形態では、動きベクトルの評価値として差分絶対値の和(SAD)を用いた。しかしながら、動きベクトルの評価値として、平均二乗誤差(MSE)や平均絶対値誤差(MAE)等を用いてもよい。
また、Binバッファ31においてオーバーフローの発生が懸念される場合、適応量子化部4及び動きベクトル検出部14の一方のみが、2値化部30によって得られるバイナリデータの符号長を減少させる上記動作を行なってもよい。
また、Binバッファ31においてオーバーフローの発生が懸念される場合以外であっても、適応量子化部4及び動きベクトル検出部14の一方又は双方は、2値化部30によって得られるバイナリデータの符号長を減少させる上記動作を行なってもよい。
本発明の画像符号化装置は、デジタルビデオカメラに実装される装置等として有用であり、特に、半導体メモリや光ディスク等の記録容量が限られている記録媒体に高圧縮率の符号化を行なったAVデータを記録するデジタルビデオカメラに実装される装置に適している。
実施の形態の画像符号化装置100のブロック図 2値化部30が2値化処理を行なう前の量子化値である「元の符号値」と、2値化部30が「元の符号値」に対して2値化処理を行なった後の符号値である「2値化後の符号値」との関係を示す図 2値化部30が2値化処理を行なう前の動きベクトルの値である「元の符号値」と、2値化部30が「元の符号値」に対して2値化処理を行なった後の符号値である「2値化後の符号値」との関係を示す図 適応量子化部4及び動きベクトル検出部14が、2値化部30によって得られるバイナリデータの符号長を減少させる動作を行なうタイミングを示す図 適応量子化部4の構成例を示す第1図 適応量子化部4の構成例を示す第2図 複数の参照画像と、各参照画像に対する動きベクトルとを示す図 従来の画像符号化装置600のブロック図 従来の画像符号化装置700のブロック図
符号の説明
1 入力端子
2 減算器
3 直交変換部
4 適応量子化部
5 逆量子化部
6 逆直交変換部
7 加算器
8 デブロッキングフィルタ
9 フレームメモリ
10 動き補償部
11 重み付き予測部
12 面内予測部
13 選択部
14 動きベクトル検出部
15 符号化制御部
16 CABAC処理部
17 出力端子
20 加算部
21 オフセット部
22 量子化部
30 2値化部
31 Binバッファ
32 コンテキストモデリング部
33 2値算術符号化部
34 監視部

Claims (21)

  1. 画像信号を符号化する画像符号化手段と、
    前記画像符号化手段によって得られた符号値を2値化する2値化手段と、
    前記2値化手段によって得られたバイナリデータをエントロピ符号化するエントロピ符号化手段とを備え、
    前記画像符号化手段は、前記2値化手段が行なう処理の特性を考慮することなく符号化を行なった場合に前記2値化手段によって得られるバイナリデータの量よりも少ない量のバイナリデータが得られるように、前記特性を考慮して前記画像信号を符号化する
    画像符号化装置。
  2. 更に、
    前記2値化手段によって得られたバイナリデータを蓄積するための蓄積手段と、
    前記蓄積手段によって蓄積されていてエントロピ符号化されていないバイナリデータの量を監視する監視手段とを備え、
    前記画像符号化手段は、前記監視手段が前記エントロピ符号化されていないバイナリデータの量が第1の蓄積量に達したことを検出した場合、前記特性を考慮して前記画像信号を符号化する
    請求項1記載の画像符号化装置。
  3. 前記画像符号化手段は、前記画像信号を直交変換する直交変換手段と、前記直交変換手段によって得られた値を量子化する量子化手段とを有し、
    前記量子化手段は、前記直交変換手段によって得られた値そのものを量子化し2値化することにより得られるバイナリデータの量より少ない量のバイナリデータが前記2値化手段によって得られるように、前記直交変換手段によって得られた値からオフセット値を減算し、減算結果を量子化する
    請求項1記載の画像符号化装置。
  4. 前記2値化手段は、Golomb符号を用いて符号値を2値化し、
    前記量子化手段は、Golomb符号化する際に用いるテーブルに基づいて、前記直交変換手段によって得られた値そのものを量子化した第1の符号値をGolomb符号化することにより得られる第1のバイナリデータのビット数が、前記第1の符号値より1小さい第2の符号値をGolomb符号化することにより得られる第2のバイナリデータのビット数よりも多く、前記第1の符号値が特異点である場合、前記直交変換手段によって得られた値から前記オフセット値を減算し、減算結果を量子化する
    請求項3記載の画像符号化装置。
  5. 前記量子化手段は、前記第1の符号値が15、17、21、29、及び45のいずれかである場合、前記直交変換手段によって得られた値から前記オフセット値を減算し、減算結果を量子化する
    請求項4記載の画像符号化装置。
  6. 前記2値化手段は、Golomb符号を用いて符号値を2値化し、
    前記直交変換手段によって得られた値そのものを量子化した第1の符号値を2値化することにより得られるバイナリデータの量である第1のGolomb符号長が、前記第1の符号値から前記オフセット値を減算した第2の符号値を2値化することにより得られるバイナリデータの量である第2のGolomb符号長よりも長い場合、前記量子化手段は、前記直交変換手段によって得られた値から前記オフセット値を減算する
    請求項3記載の画像符号化装置。
  7. 前記2値化手段は、Golomb符号を用いて符号値を2値化し、
    前記量子化手段は、(a)前記直交変換手段によって得られた値そのものを量子化した第1の符号値を2値化することにより得られる第1のバイナリデータの量である第1のGolomb符号長が、前記第1の符号値から前記オフセット値である1を減算した第2の符号値を2値化することにより得られる第2のバイナリデータの量である第2のGolomb符号長よりも長い場合、前記第2の符号値を出力し、(b)前記第1のGolomb符号長と前記第2のGolomb符号長とが等しい場合、前記第1の符号値を出力する
    請求項3記載の画像符号化装置。
  8. 前記量子化手段は、(a)前記第1の符号値が15、17、21、29、及び45のいずれかである場合、前記第2の符号値を出力し、(b)前記第1の符号値が15、17、21、29、及び45のいずれでもない場合、前記第1の符号値を出力する
    請求項7記載の画像符号化装置。
  9. 更に、
    前記2値化手段によって得られたバイナリデータを蓄積するための蓄積手段と、
    前記蓄積手段によって蓄積されていてエントロピ符号化されていないバイナリデータの量を監視する監視手段とを備え、
    前記量子化手段は、前記監視手段が前記エントロピ符号化されていないバイナリデータの量が第1の蓄積量に達したことを検出した場合、前記直交変換手段によって得られた値から前記オフセット値を減算し、減算結果を量子化する
    請求項3記載の画像符号化装置。
  10. 前記量子化手段は、前記監視手段が前記エントロピ符号化されていないバイナリデータの量が前記第1の蓄積量を超えた後に前記第1の蓄積量以下の量である第2の蓄積量に達したことを検出した場合、前記オフセット値を減算することを中止して、前記直交変換手段によって得られた値そのものを量子化する
    請求項9記載の画像符号化装置。
  11. 前記画像符号化手段は、前記画像信号を直交変換する直交変換手段と、前記直交変換手段によって得られた値を量子化する量子化手段とを有し、
    前記2値化手段は、Golomb符号を用いて符号値を2値化し、
    前記量子化手段は、(a)前記直交変換手段によって得られた値そのものを量子化した第1の符号値を2値化することにより得られるバイナリデータの量である第1のGolomb符号長が、前記直交変換手段によって得られた値にオフセット値を加算した結果を量子化した第2の符号値を2値化することにより得られるバイナリデータの量である第2のGolomb符号長よりも短い場合、前記第1の符号値を出力し、(b)前記第1のGolomb符号長と前記第2のGolomb符号長とが等しい場合、前記第2の符号値を出力する
    請求項1記載の画像符号化装置。
  12. 前記量子化手段は、(a)前記第1の符号値が14、16、20、28、及び44のいずれかである場合、前記第1の符号値を出力し、(b)前記第1の符号値が14、16、20、28、及び44のいずれでもない場合、前記第2の符号値を出力する
    請求項11記載の画像符号化装置。
  13. 前記画像符号化手段は、前記画像信号のフレーム間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段を有し、
    前記動きベクトル検出手段は、複数の参照画像マクロブロックそれぞれに対する動きベクトルのうちで、最小の評価値が得られる参照画像マクロブロックに対する動きベクトルを符号化し2値化することにより得られるバイナリデータの量より少ない量のバイナリデータが前記2値化手段によって得られる動きベクトルを選択する
    請求項1記載の画像符号化装置。
  14. 前記2値化手段は、Golomb符号を用いて符号値を2値化し、
    (a)前記最小の評価値が得られる参照画像マクロブロックに対する第1の動きベクトルにおけるx座標の絶対値を2値化することにより得られる第1のバイナリデータの量である第1のGolomb符号長が、前記x座標の絶対値より所定の値小さい第2の値を2値化することにより得られる第2のバイナリデータの量である第2のGolomb符号長よりも長い場合、及び/又は、(b)前記第1の動きベクトルにおけるy座標の絶対値を2値化することにより得られる第3のバイナリデータの量である第3のGolomb符号長が、前記y座標の絶対値より所定の値小さい第4の値を2値化することにより得られる第4のバイナリデータの量である第4のGolomb符号長よりも長い場合、前記動きベクトル検出手段は、前記第2の値及び/又は前記第4の値を有する第2の動きベクトルを選択する
    請求項13記載の画像符号化装置。
  15. 前記動きベクトル検出手段は、前記第1の動きベクトルにおけるx座標の絶対値又はy座標の絶対値が9、17、及び33のいずれかである場合、前記第2の動きベクトルを選択し、(b)前記x座標の絶対値又は前記y座標の絶対値が9、17、及び33のいずれでもない場合、前記第1の動きベクトルを選択する
    請求項14記載の画像符号化装置。
  16. 前記評価値は、符号化対象画像マクロブロックと、参照画像マクロブロックとの差分絶対値の和である
    請求項13記載の画像符号化装置。
  17. 更に、
    前記2値化手段によって得られたバイナリデータを蓄積するための蓄積手段と、
    前記蓄積手段によって蓄積されていてエントロピ符号化されていないバイナリデータの量を監視する監視手段とを備え、
    前記動きベクトル検出手段は、前記監視手段が前記エントロピ符号化されていないバイナリデータの量が第1の蓄積量に達したことを検出した場合、前記最小の評価値が得られる参照画像マクロブロックに対する動きベクトルを符号化し2値化することにより得られるバイナリデータの量より少ない量のバイナリデータが前記2値化手段によって得られる動きベクトルを選択する
    請求項13記載の画像符号化装置。
  18. 前記動きベクトル検出手段は、前記監視手段が前記エントロピ符号化されていないバイナリデータの量が前記第1の蓄積量を超えた後に前記第1の蓄積量以下の量である第2の蓄積量に達したことを検出した場合、前記最小の評価値が得られる参照画像マクロブロックに対する動きベクトルを選択する
    請求項17記載の画像符号化装置。
  19. 画像信号を符号化する画像符号化ステップと、
    前記画像符号化ステップにおいて得られた符号値を2値化する2値化ステップと、
    前記2値化ステップにおいて得られたバイナリデータをエントロピ符号化するエントロピ符号化ステップとを含み、
    前記画像符号化ステップでは、前記2値化ステップにおいて行なう処理の特性を考慮することなく符号化を行なった場合に前記2値化ステップにおいて得られるバイナリデータの量よりも少ない量のバイナリデータが得られるように、前記2値化ステップにおいて行なう処理の特性を考慮して前記画像信号を符号化する
    画像符号化方法。
  20. 画像信号を符号化する画像符号化ステップと、
    前記画像符号化ステップにおいて得られた符号値を2値化する2値化ステップと、
    前記2値化ステップにおいて得られたバイナリデータをエントロピ符号化するエントロピ符号化ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記画像符号化ステップでは、前記2値化ステップにおいて行なう処理の特性を考慮することなく符号化を行なった場合に前記2値化ステップにおいて得られるバイナリデータの量よりも少ない量のバイナリデータが得られるように、前記2値化ステップにおいて行なう処理の特性を考慮して前記画像信号を符号化する
    プログラム。
  21. 画像信号を符号化する画像符号化手段と、
    前記画像符号化手段によって得られた符号値を2値化する2値化手段と、
    前記2値化手段によって得られたバイナリデータをエントロピ符号化するエントロピ符号化手段とを備え、
    前記画像符号化手段は、前記2値化手段が行なう処理の特性を考慮することなく符号化を行なった場合に前記2値化手段によって得られるバイナリデータの量よりも少ない量のバイナリデータが得られるように、前記2値化手段が行なう処理の特性を考慮して前記画像信号を符号化する
    集積回路。
JP2006001630A 2005-06-08 2006-01-06 画像符号化装置 Expired - Fee Related JP4856954B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006001630A JP4856954B2 (ja) 2005-06-08 2006-01-06 画像符号化装置
US11/354,082 US7860160B2 (en) 2005-06-08 2006-02-15 Video encoding device
CN200910258926A CN101820548A (zh) 2005-06-08 2006-03-08 视频编码装置和视频编码方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005168727 2005-06-08
JP2005168727 2005-06-08
JP2006001630A JP4856954B2 (ja) 2005-06-08 2006-01-06 画像符号化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007020141A true JP2007020141A (ja) 2007-01-25
JP4856954B2 JP4856954B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=37524151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006001630A Expired - Fee Related JP4856954B2 (ja) 2005-06-08 2006-01-06 画像符号化装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7860160B2 (ja)
JP (1) JP4856954B2 (ja)
CN (1) CN101820548A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008010943A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Canon Inc 映像符号化装置及び映像符号化方法
JP2008193248A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像符号化装置および画像復号化装置
JP2008294669A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Toshiba Corp 画像符号化装置
JP2009089179A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Canon Inc エントロピー符号化装置、エントロピー符号化方法およびコンピュータプログラム
JP2009171188A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Nec Corp エントロピ符号化器、映像符号化装置、映像符号化方法および映像符号化プログラム
JP2010011150A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Mitsubishi Electric Corp 動きベクトル検出装置および動画像符号化装置
JP2012050067A (ja) * 2010-07-30 2012-03-08 Canon Inc 動画像の予測符号化装置及びその制御方法、コンピュータプログラム
WO2013001808A1 (ja) * 2011-06-28 2013-01-03 日本電気株式会社 映像量子化パラメータ符号化方法及び映像量子化パラメータ復号方法
JP2013005450A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Sony Corp CABACにおける絶対値と正負記号の分離(SAVS)を使用したdQPの2値化
WO2013008389A1 (ja) * 2011-07-12 2013-01-17 日本電気株式会社 映像量子化パラメータ符号化方法及び映像量子化パラメータ復号方法
CN103067709A (zh) * 2011-12-30 2013-04-24 诸城市新东方汽车仪表有限责任公司 用于视频压缩运动估计中的高速缓存结构
WO2014002399A1 (ja) * 2012-06-28 2014-01-03 日本電気株式会社 映像量子化パラメータ符号化方法、映像量子化パラメータ復号方法、装置およびプログラム
JP2014522613A (ja) * 2011-06-16 2014-09-04 フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ 動きベクトル差のエントロピー符号化
US10645388B2 (en) 2011-06-16 2020-05-05 Ge Video Compression, Llc Context initialization in entropy coding
US11245902B2 (en) 2011-06-30 2022-02-08 Sony Corporation Binarization of DQP using separate absolute value and sign (SAVS) in CABAC

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080165278A1 (en) * 2007-01-04 2008-07-10 Sony Corporation Human visual system based motion detection/estimation for video deinterlacing
US20080212687A1 (en) * 2007-03-02 2008-09-04 Sony Corporation And Sony Electronics Inc. High accurate subspace extension of phase correlation for global motion estimation
US8553758B2 (en) * 2007-03-02 2013-10-08 Sony Corporation Motion parameter engine for true motion
KR101539240B1 (ko) 2007-06-14 2015-07-30 삼성전자주식회사 영상 데이터의 엔트로피 부호화, 복호화 방법 및 장치
KR101391601B1 (ko) * 2007-10-15 2014-05-07 삼성전자주식회사 최적의 임계치를 이용한 지수 골롬 이진화에 의한 영상부호화 방법 및 그 장치, 및 영상 복호화 방법 및 그 장치
JP5330672B2 (ja) * 2007-10-29 2013-10-30 パナソニック株式会社 映像符号化装置及び映像符号化方法
US8094714B2 (en) * 2008-07-16 2012-01-10 Sony Corporation Speculative start point selection for motion estimation iterative search
US8144766B2 (en) * 2008-07-16 2012-03-27 Sony Corporation Simple next search position selection for motion estimation iterative search
US9083976B2 (en) * 2008-09-05 2015-07-14 Freescale Semiconductor, Inc. Processing a video stream in real time based on binary information of the video stream
US8976856B2 (en) * 2010-09-30 2015-03-10 Apple Inc. Optimized deblocking filters
SG10201608592UA (en) 2012-05-25 2016-12-29 Sun Patent Trust Image coding method, image coding apparatus, image decoding method, image decoding apparatus, and image coding and decoding apparatus
WO2013175736A1 (ja) * 2012-05-25 2013-11-28 パナソニック株式会社 動画像符号化方法、動画像符号化装置、動画像復号方法、動画像復号装置、および、動画像符号化復号装置
PL2858354T3 (pl) 2012-05-25 2023-05-02 Sun Patent Trust Sposób kodowania obrazów wideo, sposób dekodowania obrazów wideo, urządzenie do kodowania obrazów wideo, urządzenie do dekodowania obrazów wideo oraz urządzenie do kodowania-dekodowania obrazów wideo
RU2623798C2 (ru) 2012-06-04 2017-06-29 Сан Пэтент Траст Способ кодирования движущихся графических изображений, устройство кодирования движущихся графических изображений, способ декодирования движущихся графических изображений и устройство декодирования движущихся графических изображений
CN106303519A (zh) * 2015-05-26 2017-01-04 北京君正集成电路股份有限公司 一种视频编码方法及装置
WO2020050665A1 (ko) * 2018-09-05 2020-03-12 엘지전자 주식회사 비디오 신호의 부호화/복호화 방법 및 이를 위한 장치
US20220232255A1 (en) * 2019-05-30 2022-07-21 Sharp Kabushiki Kaisha Image decoding apparatus

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06112836A (ja) * 1992-09-30 1994-04-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 量子化装置
JPH09154143A (ja) * 1995-09-27 1997-06-10 Sony United Kingdom Ltd ビデオデータ圧縮方式
JPH1175202A (ja) * 1996-09-24 1999-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動きベクトル検出方法およびその装置
JP2003319391A (ja) * 2002-04-26 2003-11-07 Sony Corp 符号化装置および方法、復号装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2004135251A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Sony Corp 画像情報符号化方法及び画像情報復号方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69805583T2 (de) 1997-02-08 2003-01-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd Quantisierungsmatrix für die codierung von stand- und bewegtbildern
JPH11112836A (ja) 1997-10-08 1999-04-23 Sony Corp ビデオカメラ
US6118822A (en) * 1997-12-01 2000-09-12 Conexant Systems, Inc. Adaptive entropy coding in adaptive quantization framework for video signal coding systems and processes
US6778709B1 (en) * 1999-03-12 2004-08-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Embedded block coding with optimized truncation
US6744387B2 (en) * 2002-07-10 2004-06-01 Lsi Logic Corporation Method and system for symbol binarization
US7403561B2 (en) * 2003-04-04 2008-07-22 Avid Technology, Inc. Fixed bit rate, intraframe compression and decompression of video
US6900748B2 (en) * 2003-07-17 2005-05-31 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Method and apparatus for binarization and arithmetic coding of a data value
US7233622B2 (en) * 2003-08-12 2007-06-19 Lsi Corporation Reduced complexity efficient binarization method and/or circuit for motion vector residuals
CN1212014C (zh) * 2003-08-18 2005-07-20 北京工业大学 基于时空域相关性快速运动估计的视频编码方法
US7221296B2 (en) * 2005-08-22 2007-05-22 Streaming Networks (Pvt.) Ltd. Method and system for fast context based adaptive binary arithmetic coding
US7656326B2 (en) * 2006-06-08 2010-02-02 Via Technologies, Inc. Decoding of context adaptive binary arithmetic codes in computational core of programmable graphics processing unit

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06112836A (ja) * 1992-09-30 1994-04-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 量子化装置
JPH09154143A (ja) * 1995-09-27 1997-06-10 Sony United Kingdom Ltd ビデオデータ圧縮方式
JPH1175202A (ja) * 1996-09-24 1999-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動きベクトル検出方法およびその装置
JP2003319391A (ja) * 2002-04-26 2003-11-07 Sony Corp 符号化装置および方法、復号装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2004135251A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Sony Corp 画像情報符号化方法及び画像情報復号方法

Cited By (79)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008010943A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Canon Inc 映像符号化装置及び映像符号化方法
JP2008193248A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像符号化装置および画像復号化装置
US8102919B2 (en) 2007-02-01 2012-01-24 Panasonic Corporation Image coding apparatus and image decoding apparatus
JP2008294669A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Toshiba Corp 画像符号化装置
JP2009089179A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Canon Inc エントロピー符号化装置、エントロピー符号化方法およびコンピュータプログラム
JP2009171188A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Nec Corp エントロピ符号化器、映像符号化装置、映像符号化方法および映像符号化プログラム
JP2010011150A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Mitsubishi Electric Corp 動きベクトル検出装置および動画像符号化装置
JP2012050067A (ja) * 2010-07-30 2012-03-08 Canon Inc 動画像の予測符号化装置及びその制御方法、コンピュータプログラム
US9113174B2 (en) 2010-07-30 2015-08-18 Canon Kabushiki Kaisha Predictive coding apparatus, control method thereof, and computer program
US11665348B2 (en) 2011-06-15 2023-05-30 Sony Group Corporation Binarization of dQP using separate absolute value and sign (SAVS) in CABAC
US10791328B2 (en) 2011-06-15 2020-09-29 Sony Corporation Binarization of DQP using separate absolute value and sign (SAVS) in CABAC
JP2013005450A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Sony Corp CABACにおける絶対値と正負記号の分離(SAVS)を使用したdQPの2値化
JP2016129384A (ja) * 2011-06-15 2016-07-14 ソニー株式会社 CABACにおける絶対値と正負記号の分離(SAVS)を使用したdQPの2値化
JP2014168281A (ja) * 2011-06-15 2014-09-11 Sony Corp CABACにおける絶対値と正負記号の分離(SAVS)を使用したdQPの2値化
US9112526B2 (en) 2011-06-15 2015-08-18 Sony Corporation Binarization of DQP using separate absolute value and sign (SAVS) in CABAC
JP2014168282A (ja) * 2011-06-15 2014-09-11 Sony Corp CABACにおける絶対値と正負記号の分離(SAVS)を使用したdQPの2値化
US10148962B2 (en) 2011-06-16 2018-12-04 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
US10313672B2 (en) 2011-06-16 2019-06-04 Ge Video Compression, Llc Entropy coding supporting mode switching
US11838511B2 (en) 2011-06-16 2023-12-05 Ge Video Compression, Llc Entropy coding supporting mode switching
US11533485B2 (en) 2011-06-16 2022-12-20 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
US11516474B2 (en) 2011-06-16 2022-11-29 Ge Video Compression, Llc Context initialization in entropy coding
US11277614B2 (en) 2011-06-16 2022-03-15 Ge Video Compression, Llc Entropy coding supporting mode switching
US11012695B2 (en) 2011-06-16 2021-05-18 Ge Video Compression, Llc Context initialization in entropy coding
US10819982B2 (en) 2011-06-16 2020-10-27 Ge Video Compression, Llc Entropy coding supporting mode switching
US10645388B2 (en) 2011-06-16 2020-05-05 Ge Video Compression, Llc Context initialization in entropy coding
US10630987B2 (en) 2011-06-16 2020-04-21 Ge Video Compression, Llc Entropy coding supporting mode switching
US10630988B2 (en) 2011-06-16 2020-04-21 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
US10440364B2 (en) 2011-06-16 2019-10-08 Ge Video Compression, Llc Context initialization in entropy coding
US10432940B2 (en) 2011-06-16 2019-10-01 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
US10432939B2 (en) 2011-06-16 2019-10-01 Ge Video Compression, Llc Entropy coding supporting mode switching
US10425644B2 (en) 2011-06-16 2019-09-24 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
US9455744B2 (en) 2011-06-16 2016-09-27 Ge Video Compression, Llc Context initialization in entropy coding
JP2014522613A (ja) * 2011-06-16 2014-09-04 フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ 動きベクトル差のエントロピー符号化
US9936227B2 (en) 2011-06-16 2018-04-03 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
US10306232B2 (en) 2011-06-16 2019-05-28 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
US9596475B2 (en) 2011-06-16 2017-03-14 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
US10298964B2 (en) 2011-06-16 2019-05-21 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
US9628827B2 (en) 2011-06-16 2017-04-18 Ge Video Compression, Llc Context initialization in entropy coding
US9686568B2 (en) 2011-06-16 2017-06-20 Ge Video Compression, Llc Context initialization in entropy coding
US10230954B2 (en) 2011-06-16 2019-03-12 Ge Video Compression, Llp Entropy coding of motion vector differences
US9729883B2 (en) 2011-06-16 2017-08-08 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
US9743090B2 (en) 2011-06-16 2017-08-22 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
US10063858B2 (en) 2011-06-16 2018-08-28 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
US9762913B2 (en) 2011-06-16 2017-09-12 Ge Video Compression, Llc Context initialization in entropy coding
US9768804B1 (en) 2011-06-16 2017-09-19 Ge Video Compression, Llc Context initialization in entropy coding
US10057603B2 (en) 2011-06-16 2018-08-21 Ge Video Compression, Llc Entropy coding supporting mode switching
US10021393B2 (en) 2011-06-16 2018-07-10 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
US9973761B2 (en) 2011-06-16 2018-05-15 Ge Video Compression, Llc Context initialization in entropy coding
US9918104B2 (en) 2011-06-16 2018-03-13 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
US9918090B2 (en) 2011-06-16 2018-03-13 Ge Video Compression, Llc Entropy coding supporting mode switching
US9930371B2 (en) 2011-06-16 2018-03-27 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
US9930370B2 (en) 2011-06-16 2018-03-27 Ge Video Compression, Llc Entropy coding of motion vector differences
AU2016200045B2 (en) * 2011-06-28 2016-09-29 Nec Corporation Method for coding video quantization parameter and method for decoding video quantization parameter
KR101643527B1 (ko) 2011-06-28 2016-07-27 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 영상 양자화 파라미터 부호화 방법 및 영상 양자화 파라미터 복호 방법
JPWO2013001808A1 (ja) * 2011-06-28 2015-02-23 日本電気株式会社 映像量子化パラメータ符号化方法及び映像量子化パラメータ復号方法
WO2013001808A1 (ja) * 2011-06-28 2013-01-03 日本電気株式会社 映像量子化パラメータ符号化方法及び映像量子化パラメータ復号方法
KR20150036830A (ko) * 2011-06-28 2015-04-07 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 영상 양자화 파라미터 부호화 방법 및 영상 양자화 파라미터 복호 방법
CN103597829A (zh) * 2011-06-28 2014-02-19 日本电气株式会社 对视频量化参数编码的方法和对视频量化参数解码的方法
AU2012277174B2 (en) * 2011-06-28 2015-10-29 Nec Corporation Method for coding video quantization parameter and method for decoding video quantization parameter
KR101751671B1 (ko) 2011-06-28 2017-06-27 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 영상 양자화 파라미터 복호 방법
KR101727449B1 (ko) 2011-06-28 2017-04-14 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 영상 양자화 파라미터 복호 방법
KR101696589B1 (ko) 2011-06-28 2017-01-13 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 영상 양자화 파라미터 복호 방법
KR20170005522A (ko) * 2011-06-28 2017-01-13 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 영상 양자화 파라미터 복호 방법
KR101605663B1 (ko) * 2011-06-28 2016-03-28 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 영상 양자화 파라미터 부호화 방법 및 영상 양자화 파라미터 복호 방법
KR20160090401A (ko) * 2011-06-28 2016-07-29 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 영상 양자화 파라미터 복호 방법
KR20160037240A (ko) * 2011-06-28 2016-04-05 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 영상 양자화 파라미터 부호화 방법 및 영상 양자화 파라미터 복호 방법
US11245902B2 (en) 2011-06-30 2022-02-08 Sony Corporation Binarization of DQP using separate absolute value and sign (SAVS) in CABAC
US10085025B2 (en) 2011-07-12 2018-09-25 Nec Corporation Image quantization parameter encoding method and image quantization parameter decoding method
EP3264766A1 (en) * 2011-07-12 2018-01-03 NEC Corporation Decoding method and decoder for quantization parameter decoding for video decoding
US9451259B2 (en) 2011-07-12 2016-09-20 Nec Corporation Image quantization parameter encoding method and image quantization parameter decoding method
WO2013008389A1 (ja) * 2011-07-12 2013-01-17 日本電気株式会社 映像量子化パラメータ符号化方法及び映像量子化パラメータ復号方法
EP2733940A1 (en) * 2011-07-12 2014-05-21 Nec Corporation Image quantization parameter encoding method and image quantization parameter decoding method
US9749634B2 (en) 2011-07-12 2017-08-29 Nec Corporation Image quantization parameter encoding method and image quantization parameter decoding method
EP2733940A4 (en) * 2011-07-12 2015-03-11 Nec Corp METHOD FOR ENCODING IMAGE QUANTIFICATION PARAMETER AND DECODING METHOD FOR IMAGE QUANTIFICATION PARAMETER
EP3264765A1 (en) * 2011-07-12 2018-01-03 NEC Corporation Decoding method and decoder for quantization parameter decoding for video decoding
EP3264764A1 (en) * 2011-07-12 2018-01-03 NEC Corporation Decoding method and decoder for quantization parameter decoding for video decoding
CN103067709A (zh) * 2011-12-30 2013-04-24 诸城市新东方汽车仪表有限责任公司 用于视频压缩运动估计中的高速缓存结构
WO2014002399A1 (ja) * 2012-06-28 2014-01-03 日本電気株式会社 映像量子化パラメータ符号化方法、映像量子化パラメータ復号方法、装置およびプログラム
JPWO2014002399A1 (ja) * 2012-06-28 2016-05-30 日本電気株式会社 映像量子化パラメータ符号化方法、映像量子化パラメータ復号方法、装置およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN101820548A (zh) 2010-09-01
JP4856954B2 (ja) 2012-01-18
US20060280371A1 (en) 2006-12-14
US7860160B2 (en) 2010-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4856954B2 (ja) 画像符号化装置
US7848579B2 (en) Image coding device, method and computer program with data coding amount prediction
JP5893002B2 (ja) ビデオ符号化におけるレート制御
JP2017519447A (ja) ビデオコーディングのためのイントラブロックコピーブロックベクトルシグナリング
JP2015073177A (ja) 動画像符号化装置およびその動作方法
JPWO2006101126A1 (ja) 符号化装置および符号化装置を備えた動画像記録システム
KR20220016935A (ko) 영상 복호화 장치
JP2015516780A (ja) ビットストリームのビット数を推定するための装置および方法
WO2013080789A1 (en) Moving image encoding apparatus, method of controlling the same, and program
JP4284265B2 (ja) 動画像符号化装置、動画像符号化方法、動画像復号化装置および動画像復号化方法
JP2007228077A (ja) 動画像符号化装置及びその制御方法、コンピュータプログラム、記憶媒体
JP4686280B2 (ja) 動画像符号化装置
KR101501568B1 (ko) 영상 부호화 및 복호화 장치 및, 방법
WO2011053054A9 (ko) 움직임 벡터 해상도 제한을 이용한 움직임 벡터 부호화/복호화 방법 및 장치와 그를 이용한 영상 부호화/복호화 방법 및 장치
JP5447239B2 (ja) 動画像符号化装置及び動画像符号化方法
JP2008160402A (ja) 符号化装置及び方法並びに画像符号化装置
JP5592246B2 (ja) コンテクスト適応エントロピー符号化方法,コンテクスト適応エントロピー復号方法,コンテクスト適応エントロピー符号化装置,コンテクスト適応エントロピー復号装置およびそれらのプログラム
CN116805968A (zh) 视频编解码方法、装置、计算机可读介质及电子设备
JP5574072B1 (ja) 映像符号化装置、映像符号化方法および映像符号化プログラム
WO2012081895A1 (ko) 인트라 예측 방법 및 그 장치
US6266447B1 (en) Coding apparatus
WO2016194380A1 (ja) 動画像符号化装置、動画像符号化方法および動画像符号化プログラムを記憶する記録媒体
KR101688085B1 (ko) 고속 인트라 예측을 위한 영상 부호화 방법 및 장치
JP5171675B2 (ja) 画像処理装置、およびそれを搭載した撮像装置
US20130322535A1 (en) Method for encoding and decoding images using plurality of reference images and device using method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111025

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111031

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees