JP2007019431A - 基板処理監視装置、基板処理監視システム、基板処理監視プログラム及び記録媒体 - Google Patents

基板処理監視装置、基板処理監視システム、基板処理監視プログラム及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2007019431A
JP2007019431A JP2005202165A JP2005202165A JP2007019431A JP 2007019431 A JP2007019431 A JP 2007019431A JP 2005202165 A JP2005202165 A JP 2005202165A JP 2005202165 A JP2005202165 A JP 2005202165A JP 2007019431 A JP2007019431 A JP 2007019431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
substrate
processing
substrate processing
pca
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005202165A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4712462B2 (ja
Inventor
Keisuke Abe
景祐 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2005202165A priority Critical patent/JP4712462B2/ja
Priority to US11/453,826 priority patent/US20070010906A1/en
Publication of JP2007019431A publication Critical patent/JP2007019431A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4712462B2 publication Critical patent/JP4712462B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 基板処理装置による製品の品質管理をPCAモデルに基づいて適切に行うことのできる基板処理監視装置、基板処理監視システム、基板処理監視プログラム及び記録媒体の提供を目的とする。
【解決手段】 基板を処理する基板処理装置とネットワークを介して接続し、該基板処理装置における前記基板の処理状況を監視する基板処理監視装置であって、前記基板の処理を規定する複数の制御項目のそれぞれについて少なくとも設定値、上限値及び下限値の入力を受け付ける入力手段と、前記入力手段が受け付けた複数の制御項目に対する少なくとも前記設定値、前記上限値及び前記下限値に基づくPCA出力値を前記基板の処理の異常を検出するための閾値として算出する第一のPCA算出手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、基板処理監視装置、基板処理監視システム、基板処理監視プログラム及び記録媒体に関し、特に基板処理装置における前記基板の処理状況を監視する基板処理監視装置、基板処理監視システム、基板処理監視プログラム及び記録媒体に関する。
半導体製造装置等の基板処理装置の健康状態の判断には、処理系や搬送系等における多種のパラメータに基づいたPCAやSPCといった統計的手法が用いられる場合がある。すなわち、長期にわたって採取された多種のパラメータの多数のサンプルに基づいてPCAモデル(どのパラメータがどのような値を示した場合に装置や基板等の製品に異常が発生しているか等を示す過去の傾向)が作成され、そのPCAモデルと現状の装置の状態とを比較することにより装置の稼動状態や処理状況が監視及び管理されている。
PCAによれば、多数のパラメータから算出される一つのPCA出力値(Q,T2)を監視することで装置の健康状態を判断することが可能であり、それぞれのパラメータを監視する場合に比べ管理者の作業負担を軽減できるというメリットがある。
特開2003−197609号公報
しかしながら、長期にわたって採取された多種のパラメータの多数のサンプルに基づいて作成されたPCAモデルでは、あるパラメータの値に誤差程度の変動が生じた場合であってもPCA出力値(Q,T2)が極端に変動する場合がある。すなわち、各パラメータの絶対値及び単位が不揃いであるため、単純比較を可能とするために各パラメータの値について標準化が行われる。しかし、パラメータの中には非常に安定していてモデル区間(PCAモデル作成の対象とされた期間)の標準偏差が非常に小さいものがある。したがって、小さな変動でもその変動が標準偏差より大きな場合はPCA出力値が大きく変動してしまう。よって、PCA出力値による判断では、製品(基板)の品質や装置の破損に影響するような異常処理であるか否かの判断が困難であるという問題がある。
また、PCA出力値(Q,T2)は統計的な意味しかなく、各パラメータが装置のスペック値分変動した場合のPCA出力値(Q,T2)の変動割合は一定でない。したがって、PCA出力値(Q,T2)において異常か否かを判断するための閾値を設定することが困難であるという問題がある。
更に、PCAモデルの作成のためには長期にわたってパラメータ値の採取が必要であり、準備作業にかかる負担が大きいという問題がある。
また、PCAモデルの特性上、分散が0のパラメータはモデルに組み込めない。したがって、例えば反射波等の正常状態では一定(例えば、常に「0」)の値を示すパラメータはPCAモデルから除かれてしまい、当該パラメータの変動による異常検知が出来なくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、基板処理装置による製品の品質管理をPCAモデルに基づいて適切に行うことのできる基板処理監視装置、基板処理監視システム、基板処理監視プログラム及び記録媒体の提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明は、基板を処理する基板処理装置とネットワークを介して接続し、該基板処理装置における前記基板の処理状況を監視する基板処理監視装置であって、前記基板の処理を規定する複数の制御項目のそれぞれについて少なくとも設定値、上限値及び下限値の入力を受け付ける入力手段と、前記入力手段が受け付けた複数の制御項目に対する少なくとも前記設定値、前記上限値及び前記下限値に基づくPCA出力値を前記基板の処理の異常を検出するための閾値として算出する第一のPCA算出手段とを有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明は、上記基板処理監視装置を有する基板処理監視システム、上記基板処理監視装置における機能をコンピュータに実行させるための基板処理監視プログラム、又は前記基板処理監視プログラムを記録した記録媒体としてもよい。
本発明によれば、基板処理装置による製品の品質管理をPCAモデルに基づいて適切に行うことのできる基板処理監視装置、基板処理監視システム、基板処理監視プログラム及び記録媒体を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における基板処理装置の概略構成例を示す図である。
図1において、基板処理装置2は、被搬送体としての半導体ウエハ(基板)Wに対して成膜処理、拡散処理、エッチング処理等の各種の処理を行なう処理システム5と、この処理システムに対してウエハWを搬入、搬出させる搬送システム6とにより主に構成される。処理システム5は、真空引き可能になされた移載室8と、ゲートバルブ10A〜10Dを介して連結された4つの処理チャンバ(処理室)12A〜12Dよりなり、各処理チャンバ12A〜12Dにおいて同種の或いは異種の熱処理をウエハWに対して施すようになっている。各処理チャンバ12A〜12D内には、ウエハWを載置するためのサセプタ14A〜14Dがそれぞれ設けられる。また、移載室8内には、屈伸及び旋回自在になされた移載アーム部16が設けられ、各処理チャンバ12A〜12D間や後述するロードロック室間とウエハWの受け渡しを行なうようになっている。
一方、搬送システム6は、カセット容器を載置するカセットステージ18とウエハWを搬送して受け渡しを行なうための搬送アーム部20を移動させる搬送ステージ22よりなる。カセットステージ18には、容器載置台24が設けられ、ここに複数、図示例にあっては最大4つのカセット容器26A〜26Dを載置できるようになっている。各カセット容器26A〜26Dには、例えば最大25枚のウエハWを等ピッチで多段に載置して収容できるようになっている。搬送ステージ22には、その中心部を長さ方向に沿って延びる案内レール28が設けられており、この案内レール28に搬送アーム部20がスライド移動可能に支持されている。
また、搬送ステージ22の他端には、ウエハの位置決めを行なう方向位置決め装置としてのオリエンタ36が設けられ、更に、搬送ステージ22の途中には、上記移載室8との間を連結するために真空引き可能になされた2つのロードロック室38A、38Bが設けられる。各ロードロック室38A、38B内には、ウエハWを載置する被搬送体載置台40A、40Bが設けられると共に、各ロードロック室38A、38Bの前後には、移載室8或いは搬送ステージ22へ連通するためのゲートバルブ42A、42B及び44A、44Bがそれぞれ設けられる。
基板処理装置2は、更に、処理システム5及び搬送システム6等の動作を制御するシステムコントローラと搬送ステージ22の一端に配置されたオペレーションコントローラ88を備える。
オペレーションコントローラ88は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部を有し、その表示は基板処理装置2の各動作状況や後述されるログ情報等を表示する。
図2は、本発明の実施の形態におけるシステムコントローラの構成例を示す図である。図2において、システムコントローラは、EC(Equipment Controller)89と、2つのMC(Module Controller)90及び91と、EC89及び各MCを接続するスイッチングハブ(HUB)93とを備える。システムコントローラは、EC89からLAN(Local Area Network)170を介して、基板処理装置2が設置されている工場全体の製造工程を管理するMES(Manufacturing Execution System)としてのPC171に接続されている。MESは、システムコントローラと連携して工場における工程に関するリアルタイム情報を基幹業務(図示しない)にフィードバックすると共に、工場全体の負荷等を考慮して工程に関する判断を行う。
EC89は、各MCを統括して基板処理装置2全体の動作を制御する主制御部(マスタ制御部)である。また、EC89は、CPU891、RAM892、HDD893等を有し、オペレーションコントローラ88においてユーザ等によって指定されたウエハWの処理方法、すなわち、レシピに対応するプログラムに応じてCPUが各MCに制御信号を送信することにより、処理システム5及び搬送システム6等の動作を制御する。また、EC89は、処理システム5や搬送システム6に設置された非図示の各種センサによって検出された情報に基づくログ情報をHDD893に蓄積する。
スイッチングハブ93は、EC89からの制御信号に応じてEC89の接続先としてのMCを切り替える。
MC90及び91は、それぞれ処理システム5及び搬送システム6の動作を制御する副制御部(スレーブ制御部)である。各MCは、DIST(Distribution)ボード96によってGHOSTネットワーク95を介してI/O(入出力)モジュール97又は98にそれぞれそれ接続される。GHOSTネットワーク95は、MCが有するMCボードに搭載されたGHOST(General High-Speed Optimum Scalable Transceiver)と称されるLSIによって実現されるネットワークである。GHOSTネットワーク95には、最大で31個のI/Oモジュールを接続可能であり、GHOSTネットワーク95では、MCがマスタに該当し、I/Oモジュールがスレーブに該当する。
I/Oモジュール97は、処理システム5における各構成要素(以下、「エンドデバイス」という。)に接続された複数のI/O部100からなり、各エンドデバイスへの制御信号及び各エンドデバイスからの出力信号の伝達を行う。I/Oモジュール97においてI/O部100に接続されるエンドデバイスには、例えば、処理チャンバ12A〜12D等におけるアンモニアガス供給管のMFC、弗化水素ガス供給管のMFC、圧力ゲージ、APCバルブ、窒素ガス供給管のMFC、及び移動室8における移載アーム部16等が該当する。
なお、I/Oモジュール98はI/Oモジュール97と同様の構成を有し、搬送システム6との接続関係も、上述したMC90及びI/Oモジュール97の接続関係と同様の構成であるため、これらの説明を省略する。
また、各GHOSTネットワーク95には、I/O部100におけるデジタル信号、アナログ信号及びシリアル信号の入出力を制御するI/Oボード(図示しない)も接続される。
基板処理装置2において、ウエハWに対して所定の処理を施す際には、HDD893に格納されている、当該所定の処理のレシピに対応するプログラムに応じてEC89のCPU891が、スイッチングハブ93、MC90、GHOSTネットワーク95及びI/Oモジュール97におけるI/O部100を介して所望のエンドデバイスに制御信号を送信することによって処理チャンバ12A等において当該所定の処理を実行する。
図2のシステムコントローラでは、複数のエンドデバイスがEC89に直接接続されることなく、複数のエンドデバイスに接続されたI/O部100がモジュール化されてI/Oモジュールを構成し、該I/OモジュールがMC及びスイッチングハブ93を介してEC89に接続されるため、通信系統を簡素化することができる。
また、EC89のCPU891が送信する制御信号には、所望のエンドデバイスに接続されたI/O部100のアドレス、及びI/O部100を含むI/Oモジュールのアドレスが含まれているため、スイッチングハブ93は制御信号におけるI/Oモジュールのアドレスを参照し、MCのGHOST制御信号におけるI/O部100のアドレスを参照することによって、スイッチングハブ93やMCがCPU891に制御信号の送信先の問いあわせを行う必要を無くすことができ、これにより、制御信号の円滑な伝達を実現することができる。
図2において、HUB93には更に、LANを介して基板処理監視サーバ60が接続されている。基板処理監視サーバ60は、基板処理装置2におけるウエハWの処理状況を監視することにより不良なウエハWの発生を検出するための装置であり、例えば、PC(Personal Computer)等の汎用的なコンピュータによって実現できる。
本実施の形態における基板処理監視サーバ60は、基板処理の監視にPCAによる統計力学的手法を用いる。基板処理監視サーバ60による基板処理の監視処理は、基板処理の異常状態と正常状態とを区別するためのPCA出力値(以下「PCA閾値」という。)の算出処理と、算出されたPCA閾値に基づく、基盤処理の異常の検出処理とに大きく分けられる。これらの処理の詳細については後述する。
基板処理監視サーバ60について更に詳しく説明する。図3は、本発明の実施の形態における基板処理監視サーバのハードウェア構成例を示す図である。本実施の形態における基板処理監視サーバ60は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置600と、補助記憶装置602と、メモリ装置603と、CPU604と、インタフェース装置605と、表示装置606と、入力装置607と等を有するように構成される。
基板処理監視サーバ60での後述される機能を実現するプログラムは、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等の記録媒体601によって提供される。プログラムが記録された記録媒体601がドライブ装置600にセットされると、プログラムが記録媒体601からドライブ装置600を介して補助記憶装置602にインストールされる。なお、プログラムは記録媒体601からではなくネットワークを介してダウンロードしてもよい。
補助記憶装置602は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。メモリ装置603は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置602からプログラムを読み出して格納する。CPU604は、メモリ装置603に格納されたプログラムに従って基板処理監視サーバ60に係る機能を実行する。ここで、CPU604によって実行される基板処理監視サーバ60に係る機能には、CPU604上で稼動している基板処理監視サーバ60のOS(Operating System)等の処理の実行に基づくものも含まれる。更に、前記プログラムが基板処理監視サーバ60に挿入された各種機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのメモリ上のプログラムに基づき、各種機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が処理の一部又は全部を行い、その処理によって実現されるものも含まれる。
なお、前記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OSに供給されるスクリプトデータ等のいずれでもよい。
インタフェース装置605はネットワーク(LAN)に接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置606はプログラムによるGUI等を表示する。入力装置607はキーボード及びマウス等で構成され、様々な操作指示を受け付けるために用いられる。
図4は、本発明の実施の形態における基板処理監視サーバの機能構成例を示す図である。
図4において基板処理監視サーバ60は、管理値入力部61、レシピ設定値取得部62、PCA閾値算出部63、実測値受信部64、PCA出力値算出部65及び異常検出部66等より構成される。これらの各部は、基板処理監視サーバ60にインストールされたプログラムがCPU604に処理されることによって実現される。なお、図4においてHUB93は便宜上省略されている。
管理値入力部61、レシピ設定値取得部62、及びPCA閾値算出部63は、PCA閾値算出処理を実行する。また、実測値受信部64、PCA出力値算出部65及び異常検出部66は、基板処理の異常検出処理を実行する。なお、各部の詳細な機能については後述するフローチャートにおいて説明する。
以下、基板処理監視サーバ60の処理手順について説明する。図5は、本発明の実施の形態における基板処理監視サーバによるPCA閾値算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS101及びS102において管理値入力部61は、ウエハWに対する処理を規定する複数の制御綱目(パラメータ)のそれぞれについてレシピ設定値、上限値及び下限値の入力を受け付ける。すなわち、まず、ステップS101において、管理値入力部61は、EC89のHDD893に保存されているレシピにおいて設定されている、ウエハWの処理を規定する複数の制御項目に対する設定値をLANを介して取得する。
ここでレシピとは、処理チャンバの基板処理に係る処理情報をいう。更に詳しく説明すると、レシピは、ウエハWに対するプロセス処理の制御を行うために、処理チャンバ12A等へのプロセスシーケンス及び制御項目(温度、圧力、ガスの種類及びガス流量、時間等の制御目標値)に関する各処理チャンバに個別の処理プログラムである。
図6は、レシピの一部の例を示す図である。図6におけるレシピ8921には、各レシピを識別するためのレシピ名8921a、作成日8921b及び更新日8921cが記録されている。作成日8921bや更新日8921cは、レシピ8921の内容が更新されることがあるため記録が必要となる項目である。
ステップ項目8921dでは、レシピ8921によるプロセスシーケンスを構成する各ステップのステップ番号が示されている。ここではステップ1〜4まで示されているが、実際にはより多くのステップが記述されている。また、時間8921eには、各ステップの所要時間が示されている。それ以降の符号8921fによって示される箇所には、ステップ毎に各種の制御項目の設定値(以下「レシピ設定値8921f」という。)が記述されている。EC89のCPU891がレシピ8921に基づいて各ステップにおける制御項目の値を基板処理装置2に出力することにより、処理チャンバ12A等における処理が実行される。
すなわち、ステップS101ではレシピ設定値8921fが取得される。但し、管理値入力部61がFTP(File Transfer Protocol)等によりファイルとして保存されているレシピ8921をそのまま基板処理監視サーバ60側に取得し、基板処理監視サーバ60においてレシピ8921よりレシピ設定値8921fを抽出してもよい。
また、ステップS102では、レシピ8921の各制御項目に対する上限値及び下限値が入力される。ここで上限値及び下限値は、基板処理装置2の基板処理においてウエハWの品質を確保するための範囲を規定する値である。すなわち、上限値は、ウエハWの品質を確保するための上限の値である。したがって、ある制御項目が所定の値を上回るとウエハWの品質に悪影響が生じる可能性がある場合、当該所定の値が上限値とされる。また、下限値は、ウエハWの品質を確保するための下限の値である。したがって、ある制御項目が所定の値を下回るとウエハWの品質に悪影響が生じる可能性がある場合、当該所定の値が下限値とされる。
なお、上限値及び下限値は、ウエハWの特性や確保すべき品質のレベルに応じて定めるとよい。または、上限値及び下限値をユーザに入力させるのではなく、管理値入力部61がレシピ設定値に基づいて自動的に算出してもよい。いずれの場合においても、制御閾値、アラーム閾値、又は装置I/L(インターロック)値と呼ばれる、基板処理装置2に固有のスペック値又は限界値(要するに、基板処理装置2の性能の許容範囲の値。以下「制御閾値」という。)の範囲内で上限値及び下限値を定めることが望ましい。
例えば、管理値入力部61が自動算出する場合、制御閾値やレシピ設定値に対して所定の係数(割合)を乗ずることによって上限値及び下限値を算出するようにしてもよい。
ステップS102に続いてステップS103に進み、PCA閾値算出部63は、上限値及びレシピ設定値と、下限値及びレシピ設定値とのそれぞれの中間値を算出する(S103)。すなわち、各制御項目について以下の演算を実行し、中間値1及び2を算出する。
中間値1←(上限値+レシピ設定値)/2
中間値2←(下限値+レシピ設定値)/2
ステップS103に続いてステップS104に進み、PCA閾値算出部63は、各制御項目の上限値、レシピ設定値、下限値、中間値1及び中間値2のそれぞれを標準化(Scaling and centering)し、標準化された上限値、レシピ設定値、下限値、中間値1及び中間値2を入力情報としてPCA出力値(Q)を算出する。算出された値は、PCA閾値71として補助記憶装置602に保存される。なお、PCA閾値71は、制御項目ごとに値を有するのではなく、複数の制御項目のサンプルに基づいて一つの数値が算出される。
すなわち、ステップS104では、制御項目ごとに5つの値(上限値、レシピ設定値、下限値、中間値1及び中間値2)がサンプルとされることになる。図7は、PCA閾値を算出するために用いられるサンプルの例を概念的に示す図である。
図7に示される表631は、行方向に値の別(上限値、中間値1、レシピ設定値、中間値2、下限値)がとられ、列方向に制御項目の別がとられており、制御項目ごとに上限値、中間値1、レシピ設定値、中間値2、及び下限値が示されている。表631に示されるような情報が、PCA閾値71を算出する際の入力情報とされる。なお、図中各数値は便宜的なものである。また、図7における制御項目は、図6における制御項目と必ずしも対応していないが、これも便宜的なものである。
ところで、標準化とは、各制御項目の絶対値及び単位の不揃いを補正し、単純比較を可能とするための数学的な処理である。標準化により平均値は0、分散は1となる。参考までに標準化の式を図に示す。図8は、標準化の式を示す図である。制御項目ごとに図8の演算がなされる。
以上でPCA閾値算出処理は終了する。続いて、基板処理監視処理について説明する。図9は、本発明の実施の形態における基板処理監視サーバによる基板処理監視処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。ここでは、基板処理装置2においてウエハWに対する処理が実行されているものとする。
ステップS201において、実測値受信部64は、EC89に蓄積されているログ情報より各制御項目の実測値、すなわち、ウエハWが基板処理装置2の処理チャンバ等において実際に処理された際に採取された各制御項目に対応する値をLANを介して受信する。
図10は、制御項目の実測値の例を示す図である。図10における実測値8922は、一つの処理チャンバにおける一枚のウエハWに対する処理に基づく値である。図10では、秒間隔で各実測値の履歴が示されている。すなわち、列8922aには秒単位の経過時間が記録され、列8922bにはその際に実行されたステップ(レシピ8921で定義されているステップ)のステップ番号が記録されている。また、列8922c、列8922d、及び列8922e等には、計測された圧力、温度、ガスの流量等が記録されている。その他の情報についても記録されるが、ここでは便宜上省略されている。なお、図10における制御項目は、図6又は図7における制御項目と必ずしも対応していないが、これは便宜的なものである。
ステップS201に続いてステップS202に進み、PCA出力値算出部65は、実測値8922を入力情報としてPCA出力値(Q)を算出する。ここでは、複数の制御項目の実測値に基づいて一つの数値がPCA出力値(Q)として算出される。ここで算出されたPCA出力値を、以下「実測値に基づくPCA出力値」という。
ステップS202に続いてステップS203に進み、異常検出部66は、PCA閾値71と実測値に基づくPCA出力値とを比較することにより基板処理装置2における基板処理において、ウエハWの品質に影響するような異常が発生しているか否かを判断する(S204)。
すなわち、実測値に基づくPCA出力値がPCA閾値よりも大きい場合(S204でYes)、異常検出部66は異常と判断し、それ以外の場合(S204でNo)、異常検出部66は正常と判断する。異常検出部66が異常を検出した場合、例えば表示装置606に異常を通知するためのアラームを表示させたり、又はブザーを鳴らしたりすることによりユーザに異常を認識させる。
上述したように、本発明の実施の形態における基板処理監視サーバ60によれば、各制御項目の値が上限値と下限値とによって定められる範囲のばらつきを含んだデータをモデルにしているため、それより小さい誤差範囲の変動でPCA出力値(Q,T2)が極端に大きくなることはない。したがって、基板処理装置2における基盤処理の正常又は異常の判断が容易になる。したがって、製品(基板)の品質管理を適切に行うことができる。
また、基板処理装置2における基板処理の処理結果への影響を考慮した管理値(上限値及び下限値)をモデルの入力情報とするため、PCA出力値(Q)と基板処理の処理状況との間に関連性を持たせることができる。また、標準化によって各制御項目の値の異常に対するPCA出力値への感度が同一となるため、各制御項目の値が制御閾値分変動した際のQ値の変動割合を一定とすることができる。したがって、PCA出力値について閾値(PCA閾値)を定めることができる。
図11は、本発明の実施の形態において各制御項目の値に応じたPCA出力値(Q)の変動を示す図である。図11のグラフは、横軸に各制御項目の上限値、レシピ設定値、下限値がとられ、縦軸はPCA出力値(Q)がとられている。すなわち、横軸において、左から3つのPress+、PressC、Press−は、制御項目の一つである圧力の上限値、レシピ設定値、下限値を示す。同様に、各制御項目について「+」、「C」、又は「−」が付されているが、それぞれ上限値、設定値、下限値を示す。図11の破線で囲まれた部分に注目すると、本実施の形態によるレシピ設定値、上限値、及び下限値等に基づくPCAモデルの生成方法によれば、いずれの制御項目の上限値又は下限値であってもPCA出力値(Q)の値は同じになることが分かる。したがって、この値をPCA閾値として採用することができる。
また、PCAモデル(PCA閾値)の生成には各制御項目の値の実測値(経験値)ではなく、設定値、上限値及び下限値を入力すればよいため、PCAモデル生成のために長期間サンプルを採取する必要はない。
また、PCAモデルの生成には、制御項目ごとに上限値及び下限値を入力するため、ある制御項目の値について値が一定となる(分散が0となる)ことはなく、反射波等のほとんど一定の制御項目の値でもPCAモデルに組み込むことができる。したがって、全ての制御項目の値に基づく異常検出が可能となる。なお、上記において中間値1及び2が算出され、PCA閾値を算出するためのサンプルとして用いられているが、中間値1及び2は理論上必ずしも必要ではない。したがって、レシピ設定値、上限値及び下限値に基づいてPCA閾値を算出してもよい。
ところで、基板処理装置2は、例えば、図12に示されるように構成されていてもよい。図12は、本発明の実施の形態における第二の基板処理装置の概略構成例を示す図である。
図12において基板処理装置4は、ウエハWに反応性イオンエッチング(以下、「RIE」という。)処理を施す第1のプロセスシップ211と、第1のプロセスシップ211と平行に配置され、第1のプロセスシップ211においてRIE処理が施されたウエハWにCOR(Chemical Oxide Removal)処理及びPHT(Post Heat Treatment)処理を施す第2のプロセスシップ212と、第1のプロセスシップ211及び第2のプロセスシップ212がそれぞれ接続された矩形状の共通搬送室としてのローダーユニット213とを備える。
ローダーユニット213には、第1のプロセスシップ211及び第2のプロセスシップ212の他、25枚のウエハWを収容する容器としてのフープ(Front Opening Unified Pod)214がそれぞれ載置される3つのフープ載置台215と、フープ214から搬出されたウエハWの位置決めを行うオリエンタ216と、ウエハWの表面状態を計測する第1及び第2のIMS(Integrated Metrology System、Therma‐Wave,Inc.)217,218とが接続されている。
第1のプロセスシップ211及び第2のプロセスシップ212は、ローダーユニット213の長手方向における側壁に接続されると共にローダーユニット213を挟んで3つのフープ載置台215と対向するように配置され、オリエンタ216はローダーユニット213の長手方向に関する一端に配置され、第1のIMS217はローダーユニット213の長手方向に関する他端に配置され、第2のIMS218は3つのフープ載置台215と並列に配置される。
ローダーユニット213は、内部に配置された、ウエハWを搬送するスカラ型デュアルアームタイプの搬送アーム機構219と、各フープ載置台215に対応するように側壁に配置されたウエハWの投入口としての3つのロードポート220とを有する。搬送アーム機構219は、フープ載置台215に載置されたフープ214からウエハWをロードポート220経由で取り出し、取り出したウエハWを第1のプロセスシップ211、第2のプロセスシップ212、オリエンタ216、第1のIMS217や第2のIMS218へ搬出入する。
第1のIMS217は光学系のモニタであり、搬入されたウエハWを載置する載置台221と、載置台221に載置されたウエハWを指向する光学センサ222とを有し、ウエハWの表面形状、例えば、表面層の膜厚、及び配線溝やゲート電極等のCD(Critical Dimension)値を測定する。第2のIMS218も光学系のモニタであり、第1のIMS217と同様に、載置台223と光学センサ224とを有し、ウエハWの表面におけるパーティクル数を計測する。
第1のプロセスシップ211は、ウエハWにRIE処理を施す第1の真空処理室としての第1のプロセスユニット225と、該第1のプロセスユニット225にウエハWを受け渡すリンク型シングルピックタイプの第1の搬送アーム226を内蔵する第1のロード・ロックユニット227とを有する。
第1のプロセスユニット225は、円筒状の処理チャンバ(処理室)と、処理チャンバ内に配置された上部電極及び下部電極を有する。上部電極及び下部電極の間の距離はウエハWにRIE処理を施すための適切な間隔に設定されている。また、下部電極はウエハWをクーロン力等によってチャックするESC228をその頂部に有する。
第1のプロセスユニット225では、チャンバ内部に処理ガスを導入し、上部電極及び下部電極間に電界を発生させることによって導入された処理ガスをプラズマ化してイオン及びラジカルを発生させ、該イオン及びラジカルによってウエハWにRIE処理を施す。
第1のプロセスシップ211では、ローダーユニット213の内部圧力は大気圧に維持される一方、第1のプロセスユニット225の内部圧力は真空に維持される。そのため第1のロード・ロックユニット227は、第1のプロセスユニット225との連結部に真空ゲートバルブ229を備えると共に、ローダーユニット213との連結部に大気ゲートバルブ230を備えることによって、その内部圧力を調整可能な真空予備搬送室として構成される。
第1のロード・ロックユニット227の内部には、略中央部に第1の搬送アーム226が設置され、該第1の搬送アーム226より第1のプロセスユニット225側に第1のバッファ231が設置され、第1の搬送アーム226よりローダーユニット213側には第2のバッファ232が設置される。第1のバッファ231及び第2のバッファ232は、第1の搬送アーム226の先端部に配置されたウエハWを支持する支持部(ピック)233が移動する軌道上に配置され、RIE処理が施されたウエハWを一時的に支持部233の軌道の上方に待避させることにより、RIE未処理のウエハWとRIE処理済みのウエハWとの第1のプロセスユニット225における円滑な入れ換えを可能とする。
第2のプロセスシップ212は、ウエハWにCOR処理を施す第2の真空処理室としての第2のプロセスユニット234と、該第2のプロセスユニット234に真空ゲートバルブ35を介して接続された、ウエハWにPHT処理を施す第3の真空処理室としての第3のプロセスユニット236と、第2のプロセスユニット234及び第2のプロセスユニット236にウエハWを受け渡すリンク型シングルピックタイプの第2の搬送アーム237を内蔵する第2のロード・ロックユニット249とを有する。
図13は、第2のプロセスユニットの断面図である。図13(A)は図12における線||−||に沿う断面図であり、図13(B)は図13(A)におけるA部の拡大図である。
図13(A)において、第2のプロセスユニット234は、円筒状の処理チャンバ238と、処理チャンバ238内に配置されたウエハWの載置台としてのESC239と、処理チャンバ238の上方に配置されたシャワーヘッド240と、処理チャンバ238内のガス等を排気するTMP(Turbo Molecular Pump)241と、処理チャンバ238及びTMP241の間に配置され、処理チャンバ238内の圧力を制御する可変式バタフライバルブとしてのAPC(Automatic Pressure Control)バルブ242とを有する。
ESC239は、内部に直流電圧が印加される電極板(図示しない)を有し、 直流電圧により発生するクーロン力又はジョンソン・ラーベック(Johnsen−Rahbek)力によってウエハWを吸着して保持する。また、ESC239は、その上面から突出自在なリフトピンとしての複数のプッシャーピン256を有し、これらのプッシャーピン256は、ウエハWがESC239に吸着保持されるときにはESC239に収容され、COR処理が施されたウエハWを処理チャンバ238から搬出するときには、ESC239の上面から突出してウエハWを上方へ持ち上げる。
シャワーヘッド240は2層構造を有し、下層部243及び上層部244のそれぞれに第1のバッファ室245及び第2のバッファ室246を有する。第1のバッファ室245及び第2のバッファ室246はそれぞれガス通気孔247,248を介して処理チャンバ238内に連通する。ウエハWにCOR処理を施す際、第1のバッファ室245にはNH3(アンモニア)ガスが後述するアンモニアガス供給管257から供給され、該供給されたアンモニアガスはガス通気孔247を介して処理チャンバ238内へ供給されると共に、第2のバッファ室246にはHF(弗化水素)ガスが後述する弗化水素ガス供給管258から供給され、該供給された弗化水業ガスはガス通気孔248を介して処理チャンバ238内へ供給される。
また、図13(B)に示すように、ガス通気孔247,248における処理チャンバ238内への開口部は末広がり状に形成される。これにより、アンモニアガスや弗化水素ガスを処理チャンバ238内へ効率よく拡散することができる。さらに、ガス通気孔247,248は断面がくびれ形状を呈するので、処理チャンバ238で発生した堆積物がガス通気孔247,248、引いては、第1のバッファ室245や第2のバッファ室246へ逆流するのを防止することができる。なお、ガス通気孔247,248は螺旋状の通気孔であってもよい。
この第2のプロセスユニット234は、処理チャンバ238内の圧力と、アンモニアガス及び弗化水素ガスの体積流量比を調整することによってウエハWにCOR処理を施す。
図12に戻り、第3のプロセスユニット236は、筐体状の処理チャンバ250と、処理チャンバ250内に配置されたウエハWの載置台としてのステージヒータ251と、該ステージヒータ251の周りに配置され、ステージヒータ251に載置されたウエハWを上方に持ち上げるバッファアーム252とを有する。
ステージヒータ251は、表面にY203等の酸化皮膜が形成されたアルミからなり、内蔵された電熱線等によって載置されたウエハWを所定の温度まで加熱する。バッファアーム252は、COR処理が施されたウエハWを一時的に第2の搬送アーム237における支持部253の軌道の上方に待避させることにより、第2のプロセスユニット234や第3のプロセスユニット236におけるウエハWの円滑な入れ換えを可能とする。
この第3のプロセスユニット236は、ウエハWの温度を調整することによってウエハWにPHT処理を施す。
第2のロード・ロックユニット249は、第2の搬送アーム237を内蔵する筐体状の搬送室270を有する。また、ローダーユニット213の内部圧力は大気圧に維持される一方、第2のプロセスユニット234及び第3のプロセスユニット236の内部圧力は真空に維持される。モのため、第2のロード・ロックユニット249は、第3のプロセスユニット236との連結部に真空ゲートバルブ254を備えると共に、ローダーユニット213との連結部に大気ドアバルブ255を備えることによって、その内部圧力を調整可能な真空予備搬送室として構成される。
図14は、第2のプロセスシップの概略購成を示す斜視図である。
図14において、第2のプロセスユニット234は、第1のバッファ室245へアンモニアガスを供給するアンモニアガス供給管257と、第2のバッファ室246へ弗化水素ガスを供給する弗化水素ガス供給管258と、処理チャンバ238内の圧力を測定する圧力ゲージ259と、ESC239内に配設された冷却系統に冷媒を供給するチラーユニット260とを備える。
アンモニアガス供給管257にはMFC(Mass Flow Controller)(図示しない)が設けられ、該MFCは第1のバッファ室245へ供給するアンモニアガスの流量を調整すると共に、弗化水素ガス供給管258にもMFC(図示しない)が設けられ、該MFCは第2のバッファ室246へ供給する弗化水素ガスの流量を調整する。アンモニアガス供給管257のMFCと弗化水素ガス供給管258のMFCは協働して、処理チャンバ238へ供給されるアンモニアガスと弗化水素ガスの体積流量比を調整する。
また、第2のプロセスユニット234の下方には、DP(Dry Pump)(図示しない)に接続された第2のプロセスユニット排気系261が配置される。第2のプロセスユニット排気系261は、処理チャンバ238とAPCバルブ242の間に配設された排気ダクト262と連通する排気管263と、TMP241の下方(排気側)に接続された排気管264とを有し、処理チャンバ238内のガス等を排気する。なお、排気管264はDPの手前において排気管263に接続される。
第3のプロセスユニット236は、処理チャンバ250へ窒素(N2)ガスを供給する窒素ガス供給管265と、処理チャンバ250内の圧力を測定する圧力ゲージ266と、処理チャンバ250内の窒素ガス等を排気する第3のプロセスユニット排気系267とを備える。
窒素ガス供給管265にはMFC(図示しない)が設けられ、該MFCは処理チャンバ250へ供給される窒素ガスの流量を調整する。第3のプロセスユニット排気系267は、処理チャンバ250に連通すると共にDPに接続された本排気管268と、本排気管268の途中に配されたAPCバルブ269と、本排気管268からAPCバルブ269を回避するように分岐し、且つDPの手前において本排気管268に接続される副排気管268aとを有する。APCバルブ269は、処理チャンバ250内の圧力を制御する。
第2のロード・ロックユニット249は、搬送室270へ窒素ガスを供給する窒素ガス供給管271と、搬送室270内の圧力を測定する圧力ゲージ272と、搬送室270内の窒素ガス等を排気する第2のロード・ロックユニット排気系273と、搬送室270内を大気開放する大気連通管274とを備える。
窒素ガス供給管271にはMFC(図示しない)が設けられ、該MFCは搬送室270へ供給される窒素ガスの流量を調整する。第2のロード・ロックユニット排気系273は1本の排気管からなり、該排気管は搬送室270に連通すると共に、DPの手前において第3のプロセスユニット排気系267における本排気管268に接続される。また、第2のロード・ロックユニット排気系273及び大気連通管274はそれぞれ開閉自在な排気バルブ275及びリリーフバルブ276を有し、該排気バルブ275及びリリーフバルブ276は協働して搬送室270内の圧力を大気圧から所望の真空度までのいずれかに調整する,
図15は、第2のロード・ロックユニットのユニット駆動用ドライエア供給系の概略構成を示す図である。
図15において、第2のロード・ロックユニット249のユニット駆動用ドライエア供給系277のドライエア供給先としては、大気ドアバルブ255が有するスライドドア駆動用のドアバルブシリンダ、N2パージユニットとしての窒素ガス供給管271が有するMFC、大気開放用のリリーフユニットとしての大気連通管274が有するリリーフバルブ276、真空引きユニットとしての第2のロード・ロックユニット排気系273が有する排気バルブ275、及び真空ゲートバルブ254が有するスライドゲート駆動用のゲートバルブシリンダが該当する。
ユニット駆動用ドライエア供給系277は、第2のプロセスシップ212が備える本ドライエア供給管278から分岐された副ドライエア供給管279と、該副ドライエア供給管279に接続された第1のソレノイドバルブ280及び第2のソレノイドバルブ281とを備える。
第1のソレノイドバルブ280は、ドライエア供給管282,283,284,285の各々を介してドアバルブシリンダ、MFC、リリーフバルブ276及びゲートバルブシリンダに接続され、これらへのドライエアの供給量を制御することによって各部の動作を制御する。また、第2のソレノイドバルブ281は、ドライエア供給管286を介して排気バルブ275に接続され、排気バルブ275へのドライエアの供給量を制御することによって排気バルブ275の動作を制御する。
なお、窒素ガス供給管271におけるMFCは窒素(N2)ガス供給系287にも接続されている。
また、第2のプロセスユニット234や第3のプロセスユニット236も、上述した第2のロード・ロックユニット249のユニット駆動用ドライエア供給系277と同様の構成を有するユニット駆動用ドライエア供給系を備える。
図12に戻り、基板処理装置4は、第1のプロセスシップ211、第2のプロセスシップ212及びローダーユニット213の動作を制御するシステムコントローラと、ローダーユニット213の長手方向に関する一端に配置されたオペレーションコントローラ288を備える。
オペレーションコントローラ288は、図1におけるオペレーションコントローラ88と同様に、例えばLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部を有し、該表示部は基板処理装置4の各構成要素の動作状況やログ情報等を表示する。
図16は、第二の基板処理装置におけるシステムコントローラの構成例を示す図である。図16中、図2と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図16において、MC290,291,292は、それぞれ第1のプロセスシップ211、第2のプロセスシップ212及びローダーユニット213の動作を制御する副制御部(スレーブ制御部)である。各MCが、DIST(Distribution)ボード96によってGHOSTネットワーク95を介して各I/O(入出力)モジュール297,298,299にそれぞれ接続される点は、図2と同様である。
また、I/Oモジュール297、298、299については、それぞれ第1のプロセスシップ211、第2のプロセスシップ212又はローダーユニット213に対応する点を除き、図2におけるI/Oモジュール97又は98と同様に構成される。
図16における基板処理監視サーバ60によって実行されるPCA閾値の算出処理や、PCA閾値に基づく基盤処理の異常検出処理についても、図2における基板処理サーバ605と同様の処理手順によって構成され得る。したがって、図16における基板処理監視サーバ60は、図12における基板処理装置4に関する基板処理についても制御項目のレシピ設定値、上限値及び下限値に基づいてPCA閾値を算出することができ、算出されたPCA閾値に基づいて基盤処理の異常処理の検出等を行うことができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明の実施の形態における基板処理装置の概略構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるシステムコントローラの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における基板処理監視サーバのハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における基板処理監視サーバの機能構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における基板処理監視サーバによるPCA閾値算出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 レシピの一部の例を示す図である。 PCA閾値を算出するために用いられるサンプルの例を概念的に示す図である。 標準化の式を示す図である。 本発明の実施の形態における基板処理監視サーバによる基板処理監視処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 制御項目の実測値の例を示す図である。 本発明の実施の形態において各制御項目の値に応じたPCA出力値(Q)の変動を示す図である。 本発明の実施の形態における第二の基板処理装置の概略構成例を示す図である。 第2のプロセスユニットの断面図である。 第2のプロセスシップの概略購成を示す斜視図である。 第2のロード・ロックユニットのユニット駆動用ドライエア供給系の概略構成を示す図である。 第二の基板処理装置におけるシステムコントローラの構成例を示す図である。
符号の説明
2,4 基板処理装置
5 処理システム
6 搬送システム
8 移載室
12A〜12D 処理チャンバ
14A〜14D サセプタ
16 移載アーム部
20 搬送アーム部
22 搬送ステージ
24 容器載置台
26A〜26D カセット容器
28 案内レール
36 オリエンタ(方向位置決め装置)
38A,38B ロードロック室
40A,40B 被搬送体載置台
46 搬送アーム本体
48 フォーク
50 マッピングアーム
60 基板処理監視サーバ
61 管理値入力部
62 レシピ設定値取得部
63 PCA閾値算出部
64 実測値受信部
65 PCA出力値算出部
66 異常検出部
71 PCA閾値
89 EC
90、91 MC
93 HUB
95 GHOSTネットワーク
96 DISTボード
97、98 I/Oモジュール
100 I/O部
170 LAN
171 PC
211 第1のプロセスシップ
212 第2のプロセスシップ
213 ローダーユニット
215 フープ載置台
214 フープ
216 オリエンタ
217、218 IMS
219 搬送アーム機構
220 ロードポート
221、223 載置台
222,224 光学センサ
225 第1のプロセスユニット
226 第1の搬送アーム
227 第1のロード・ロックユニット
228 ESC
229 真空ゲートバルブ
230 大気ゲートバルブ
231 第1のバッファ
232 第2のバッファ
233 支持部
234 第2のプロセスユニット
236 第3のプロセスユニット
237 第2の搬送アーム
238 チャンバ
239 ESC
240 シャワーヘッド
241 TMP
242 APCバルブ
243 下層部
244 上層部
245 第1のバッファ室
246 第2のバッファ室
247 ガス通気孔
248 ガス通気孔
250 チャンバ
251 ステージヒータ
252 バッファアーム
253 支持部
254 真空ゲートバルブ
255 大気ドアバルブ
256 プッシャーピン
257 アンモニアガス供給管
258 弗化水素ガス供給管
259 圧力ゲージ
260 チラーユニット
261 第2のプロセスユニット排気系
262 排気ダクト
263、264 排気管
265 窒素ガス供給管
266 圧力ゲージ
267 第3のプロセスユニット排気系
268 本排気管
268a 副排気管
269 APCバルブ
270 チャンバ
271 窒素ガス供給管
272 圧力ゲージ
273 第2のロード・ロックユニット排気系
274 大気連通管
275 排気バルブ
276 リリーフバルブ
277 ユニット駆動用ドライエア供給系
278 本ドライエア供給管
279 副ドライエア供給管
280 第1のソレノイドバルブ
281 第2のソレノイドバルブ
282,283,284,285 ドライエア供給管
286 ドライエア供給管
287 窒素ガス供給系
288 オペレーションコントローラ
290,291,292 MC
297、298、299 I/Oモジュール
891 CPU
892 RAM
893 HDD
894 CD−ROM
600 ドライブ装置
601 記録媒体
602 補助記憶装置
603 メモリ装置
604 CPU
605 インタフェース装置
606 表示装置
607 入力装置
B バス
W 半導体ウエハ(被搬送体)

Claims (12)

  1. 基板を処理する基板処理装置とネットワークを介して接続し、該基板処理装置における前記基板の処理状況を監視する基板処理監視装置であって、
    前記基板の処理を規定する複数の制御項目のそれぞれについて少なくとも設定値、上限値及び下限値の入力を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段が受け付けた複数の制御項目に対する少なくとも前記設定値、前記上限値及び前記下限値に基づくPCA出力値を前記基板の処理の異常を検出するための閾値として算出する第一のPCA算出手段とを有することを特徴とする基板処理監視装置。
  2. 前記複数の制御項目に関する前記基盤の処理に基づく実測値を前記基板処理装置よりネットワークを介して受信する実測値受信手段と、
    前記複数の制御項目の前記実測値に基づくPCA出力値を算出する第二のPCA算出手段と、
    前記閾値としてのPCA出力値と前記実測値に基づくPCA出力値との比較に応じて前記基板の処理の異常を検出する処理異常検出手段とを有することを特徴とする請求項1記載の基板処理監視装置。
  3. 前記処理異常検出手段は、前記閾値としてのPCA出力値を前記実測値に基づくPCA出力値が超える場合に、前記基板の処理に異常が発生していると判断することを特徴とする請求項2記載の基板処理監視装置。
  4. 前記第一のPCA算出手段は、前記設定値、前記上限値、前記下限値、前記設定値と前記上限値との第一の中間値、及び前記設定値と前記下限値との第二の中間値に基づくPCA出力値を算出することを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載の基板処理監視装置。
  5. 前記入力手段は、前記設定値又は前記基板処理装置の制御閾値に基づいて前記上限値及び前記下限値を算出することを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項記載の基板処理監視装置。
  6. 基板を処理する基板処理装置と、該基板処理装置における前記基板の処理状況をネットワークを介して監視する基板処理監視装置とを有する基板処理監視システムであって、
    前記基板処理監視装置は、
    前記基板の処理を規定する複数の制御項目のそれぞれについて少なくとも設定値、上限値及び下限値の入力を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段が受け付けた複数の制御項目に対する少なくとも前記設定値、前記上限値及び前記下限値に基づくPCA出力値を前記基板の処理の異常を検出するための閾値として算出する第一のPCA算出手段とを有することを特徴とする基板処理監視システム。
  7. コンピュータに、ネットワークを介して接続する基板処理装置における基板の処理状況を監視させる基板処理監視プログラムであって、
    前記基板の処理を規定する複数の制御項目のそれぞれについて少なくとも設定値、上限値及び下限値の入力を受け付ける入力手順と、
    前記入力手順において受け付けられた複数の制御項目に対する少なくとも前記設定値、前記上限値及び前記下限値に基づくPCA出力値を前記基板の処理の異常を検出するための閾値として算出する第一のPCA算出手順とを有することを特徴とする基板処理監視プログラム。
  8. 前記複数の制御項目に関する前記基盤の処理に基づく実測値を前記基板処理装置よりネットワークを介して受信する実測値受信手順と、
    前記複数の制御項目の前記実測値に基づくPCA出力値を算出する第二のPCA算出手順と、
    前記閾値としてのPCA出力値と前記実測値に基づくPCA出力値との比較に応じて前記基板の処理の異常を検出する処理異常検出手順とを有することを特徴とする請求項7記載の基板処理監視プログラム。
  9. 前記処理異常検出手順は、前記閾値としてのPCA出力値を前記実測値に基づくPCA出力値が超える場合に、前記基板の処理に異常が発生していると判断することを特徴とする請求項8記載の基板処理監視プログラム。
  10. 前記第一のPCA算出手順は、前記設定値、前記上限値、前記下限値、前記設定値と前記上限値との第一の中間値、及び前記設定値と前記下限値との第二の中間値に基づくPCA出力値を算出することを特徴とする請求項7乃至9いずれか一項記載の基板処理監視プログラム。
  11. 前記入力手順は、前記設定値又は前記基板処理装置の制御閾値に基づいて前記上限値及び前記下限値を算出することを特徴とする請求項7乃至10いずれか一項記載の基板処理監視プログラム。
  12. 請求項7乃至11いずれか一項記載の基板処理監視プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2005202165A 2005-07-11 2005-07-11 基板処理監視装置、基板処理監視システム、基板処理監視プログラム及び記録媒体 Expired - Fee Related JP4712462B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005202165A JP4712462B2 (ja) 2005-07-11 2005-07-11 基板処理監視装置、基板処理監視システム、基板処理監視プログラム及び記録媒体
US11/453,826 US20070010906A1 (en) 2005-07-11 2006-06-16 Apparatus and system for monitoring a substrate processing, program for monitoring the processing and storage medium storing same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005202165A JP4712462B2 (ja) 2005-07-11 2005-07-11 基板処理監視装置、基板処理監視システム、基板処理監視プログラム及び記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007019431A true JP2007019431A (ja) 2007-01-25
JP4712462B2 JP4712462B2 (ja) 2011-06-29

Family

ID=37756287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005202165A Expired - Fee Related JP4712462B2 (ja) 2005-07-11 2005-07-11 基板処理監視装置、基板処理監視システム、基板処理監視プログラム及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4712462B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008235311A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置、基板処理方法および記録媒体
JP2009123793A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Shimadzu Corp クラスタ型真空処理装置
CN109148330A (zh) * 2017-06-28 2019-01-04 东京毅力科创株式会社 热处理装置、热处理装置的管理方法以及存储介质
JPWO2019043934A1 (ja) * 2017-09-04 2020-03-26 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、基板処理装置の異常監視方法、及びプログラム
CN109148330B (zh) * 2017-06-28 2024-05-03 东京毅力科创株式会社 热处理装置、热处理装置的管理方法以及存储介质

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0675971A (ja) * 1992-08-26 1994-03-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体製造装置管理システム
WO2003103024A2 (en) * 2002-05-29 2003-12-11 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for monitoring tool performance
JP2004072030A (ja) * 2002-08-09 2004-03-04 Hitachi Kokusai Electric Inc 半導体製造装置
JP2004303007A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Mitsubishi Chemicals Corp プロセス監視方法
WO2004112118A1 (en) * 2003-06-11 2004-12-23 Scientific Systems Research Limited A method of fault detection in manufaturing equipment
WO2005036314A2 (en) * 2003-09-12 2005-04-21 Tokyo Electron Limited Method and system of diagnosing a processing system using adaptive multivariate analysis

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0675971A (ja) * 1992-08-26 1994-03-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体製造装置管理システム
WO2003103024A2 (en) * 2002-05-29 2003-12-11 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for monitoring tool performance
JP2004072030A (ja) * 2002-08-09 2004-03-04 Hitachi Kokusai Electric Inc 半導体製造装置
JP2004303007A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Mitsubishi Chemicals Corp プロセス監視方法
WO2004112118A1 (en) * 2003-06-11 2004-12-23 Scientific Systems Research Limited A method of fault detection in manufaturing equipment
WO2005036314A2 (en) * 2003-09-12 2005-04-21 Tokyo Electron Limited Method and system of diagnosing a processing system using adaptive multivariate analysis

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008235311A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置、基板処理方法および記録媒体
JP2009123793A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Shimadzu Corp クラスタ型真空処理装置
CN109148330A (zh) * 2017-06-28 2019-01-04 东京毅力科创株式会社 热处理装置、热处理装置的管理方法以及存储介质
CN109148330B (zh) * 2017-06-28 2024-05-03 东京毅力科创株式会社 热处理装置、热处理装置的管理方法以及存储介质
JPWO2019043934A1 (ja) * 2017-09-04 2020-03-26 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、基板処理装置の異常監視方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4712462B2 (ja) 2011-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070010906A1 (en) Apparatus and system for monitoring a substrate processing, program for monitoring the processing and storage medium storing same
US7266418B2 (en) Substrate processing apparatus, history information recording method, history information recording program, and history information recording system
US8172949B2 (en) Substrate processing apparatus, program for performing operation and control method thereof, and computer readable storage medium storing the program
US10403525B2 (en) Substrate processing method and substrate processing system
KR100826690B1 (ko) 기판 처리 장치, 기판 처리 조건 검토 방법 및 기억 매체
US8393227B2 (en) Substrate processing method, storage medium storing program for executing the same, substrate processing apparatus, and fault detection method for differential pressure flowmeter
JP4828831B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2012503339A (ja) 自己診断半導体装置
WO2006070689A1 (ja) 半導体製造装置、当該半導体製造装置における異常の検出、異常の原因の特定或いは異常の予測を行う方法、並びに当該方法を実施するためのコンピュータプログラムを記録した記憶媒体
JP6989510B2 (ja) 基板処理システム内の1つ以上の環境状態の存在を検出するためのシステムおよび方法
KR100874278B1 (ko) 기판 처리 장치, 기판 처리 조건 변경 방법 및 기억 매체
US11462444B2 (en) Substrate container, controller, and abnormality detection method
JP2015115540A (ja) 管理装置、基板処理装置の管理方法および基板処理システム並びに記録媒体
JP4961893B2 (ja) 基板搬送装置及び基板搬送方法
US20170076964A1 (en) Substrate processing apparatus
JP4887628B2 (ja) 半導体製造装置、コンピュータプログラム及び記憶媒体
JP4712462B2 (ja) 基板処理監視装置、基板処理監視システム、基板処理監視プログラム及び記録媒体
JP2007335500A (ja) 基板処理装置の温度制御方法
US11135698B2 (en) Processing apparatus, processing method, and storage medium
JP2010219460A (ja) 基板処理装置
US20110224818A1 (en) Substrate processing apparatus, method for modifying substrate processing conditions and storage medium
JP2012074485A (ja) 基板処理装置及び基板搬送方法並びにその方法を実施するためのプログラムを記憶する記憶媒体
JP4972277B2 (ja) 基板処理装置の復帰方法、該装置の復帰プログラム、及び基板処理装置
JP4606947B2 (ja) リークレート測定方法並びにリークレート測定に用いるプログラムおよび記憶媒体
CN115642104A (zh) 基板处理装置、半导体器件的制造方法及记录介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4712462

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees