JP2007018319A - 取引処理システム - Google Patents

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哲 工藤
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Abstract

【課題】 偽造カードが作成され、且つ暗証番号が知られてしまった場合でも、不正な取引処理を抑止できる取引処理システムを提供する。
【解決手段】 顧客の口座番号に基づいて取引処理を行うホストコンピュータと、通信回線を介してホストコンピュータに接続し、顧客の所定識別情報を有する顧客端末とを含む取引処理システムであって、顧客端末は、取引処理を停止させるべく口座のロック要求データと口座番号とを入力する端末入力部と、入力されたデータをホストコンピュータに送信するための端末通信部とを備え、ホストコンピュータは、口座番号及び所定識別情報を対応させて格納するホスト格納部と、顧客端末からデータを受信するホスト通信部と、口座番号に基づいてホスト格納部に格納されている所定識別情報が受信した所定識別情報に一致するかを判断する検索判断部と、ロック要求データに基づいて口座番号に対応するロック情報を設定する設定部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、キャッシュカード或いは通帳等を用いて各取引処理を行うための取引処理システムに関し、特に、偽造カード等の偽造物の不正使用を抑制できる取引処理システムに関する。
取引処理システムは、金融機関のセンターに配置されているホストコンピュータと、該ホストコンピュータに接続する自動取引装置とから構成される。顧客が口座の開設を申請すると、顧客の名前や口座番号等の口座情報と顧客が設定した暗証番号とがホストコンピュータに登録され、そして、顧客専用のキャッシュカードが発行される。発行されたキャッシュカードには表面に磁気ストライプが設けられ、この磁気ストライプに口座番号が磁気データとして書き込まれている。このキャッシュカードを用いることにより、入出金処理や振込処理等の種々の取引処理を行うことができる。
例えば、取引処理システムを利用して出金処理を行う場合、利用者が自動取引装置のカード読取部にキャッシュカードを挿入すると、自動取引装置はカード読取部にキャッシュカードの磁気ストライプから口座番号を読み取らせ、そして、表示入力部に暗証番号入力画面を表示させて、利用者に暗証番号を入力させる。その後、読み取られた口座番号及び入力された暗証番号がホストコンピュータに送信され、ホストコンピュータに予め登録されている口座番号及び暗証番号と一致していると判定されると、利用者が顧客本人であると認証される。
顧客本人であると認証されると、自動取引装置は更に表示入力部に出金額入力画面を表示させ、利用者に出金額を入力させる。その後、自動取引装置は入力された出金額に基づき出金部に現金を出金させ、最後に処理データを印字した利用明細票及びキャッシュカードを排出して、取引処理を終了する。
しかしながら、近年、キャッシュカードの偽造が多発して問題となっている。例えば、ゴルフ場やその他の施設には、暗証番号により施錠及び開錠されるロッカーが、利用者の貴重品を保管するために設置されている。このようなロッカーの利用者の多くは、口座の暗証番号をロッカーの暗証番号として使用している。このようなロッカーにおいて、悪意の第三者が利用者による暗証番号の入力を例えば隠しカメラ等で盗み見た後、盗み見た暗証番号を用いてロッカーを開錠して、磁気データの読み取り機を用いて保管されていたキャッシュカードから磁気データを読み取り、該キャッシュカードをロッカー内に返却し、ロッカーを再び施錠しておくと、利用者はキャッシュカードの磁気データが盗まれたことに気づかない。こうして、顧客が気づかないうちに、偽造者により偽造カードが作成され、且つ、口座の暗証番号が知られてしまうと、キャッシュカードを紛失していなくても、カードの不正使用が発生してしまう。そして、偽造者は、偽造カードと暗証番号とを使用することにより、顧客の口座から預金の引き出し等を容易に実行できるため、顧客が気づくまでの間に多大な損害が発生する恐れがある。
そのため、偽造カード等の偽造物が作成され、且つ、暗証番号が知られてしまった場合でも、不正な取引処理を抑止できる取引処理システムが望まれていた。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成1〉
本発明に係る取引処理システムは、少なくとも顧客の口座における口座番号に基づいて取引処理を行うためのホストコンピュータと、第1通信回線を介して該ホストコンピュータに接続し、顧客に専用され且つ所定識別情報を有する顧客端末とを含み、顧客端末は、取引処理を停止させるべく口座のロック要求を示すロック要求データと口座番号とを顧客に入力させる端末入力部と、入力されたロック要求データの送信に伴い、入力された口座番号及び所定識別情報をホストコンピュータに送信するための端末通信部とを備え、ホストコンピュータは、口座番号及び所定識別情報を対応させて予め格納するホスト格納部と、顧客端末からロック要求データ、口座番号及び所定識別情報を受信するためのホスト受信部と、口座番号に基づいてホスト格納部に格納されている所定識別情報を検索して該所定識別情報が受信した所定識別情報に一致するか否かを判断する検索判断部と、検索判断部により一致すると判断された場合、ロック要求データに基づいて口座番号に対応するロック情報を設定する設定部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る取引処理システムは、ホストコンピュータに第2通信回線を介して接続し、取引処理を行うために口座番号を入力してホストコンピュータに送る自動取引装置を更に含み、ホストコンピュータは、自動取引装置から受信した口座番号に基づいてロック情報を検索し、該ロック情報に基づいて取引処理を停止させるための停止制御信号を生成する検索生成部と、該停止制御信号を自動取引装置に送信するホスト送信部とを更に備え、自動取引装置は、停止制御信号を受信すると、取引処理を停止することを特徴とする。
また、本発明に係る取引処理システムでは、ホストコンピュータは、設定されているロック情報を削除するための削除部を更に備え、顧客端末において、端末入力部は、ロックを解除するために解除要求データと口座番号とを入力し、端末通信部は、入力された解除要求データの送信に伴い、入力された口座番号及び所定識別情報をホストコンピュータに送信し、ホストコンピュータにおいて、ホスト受信部は、顧客端末から解除要求データ、口座番号及び所定識別情報を受信し、検索判断部は、顧客端末からの口座番号に基づいてホスト格納部に格納されている所定識別情報を検索して該所定識別情報が受信した所定識別情報に一致するか否かを判断し、検索判断部により一致すると判断された場合、削除部は、解除要求データに基づいて口座番号に対応するロック情報を削除することを特徴とする。
また、本発明に係る取引処理システムでは、取引処理は、口座番号と共に更に口座における暗証番号を用いて行われ、顧客端末において、端末入力部は、更に暗証番号を入力し、端末通信部は、更に入力された暗証番号をホストコンピュータに送信し、ホストコンピュータにおいて、ホスト格納部は、更に暗証番号を口座番号及び所定識別情報と対応させて予め格納し、ホスト受信部は、更に暗証番号を受信し、検索判断部は、口座番号と共に更に暗証番号に基づいて判断動作を行うことを特徴とする。
また、第1通信回線として、web通信を行うためのインターネット回線を用いることができる。この時、顧客端末は顧客の携帯電話機であり、所定識別情報は携帯電話機の製造番号である。
また、第1通信回線として、web通信を行うためのインターネット回線を用いることができる。この時、顧客端末は顧客の専用パーソナルコンピュータであり、所定識別情報はパーソナルコンピュータの専用IPアドレスである。
また、第1通信回線として、電子メール通信を行うためのインターネット回線を用いることができる。この時、顧客端末は顧客の携帯電話機であり、所定識別情報は携帯電話機の電子メールアドレスであり、端末通信部は、ロック要求データ、口座番号及び電子メールアドレスを電子メールでホストコンピュータに送信することを特徴とする。
また、第1通信回線として、無線電話回線を用いることができる。この時、顧客端末は顧客の携帯電話機であり、所定識別情報は携帯電話機の電話番号である。
また、第1通信回線として、電話回線を用いることができる。この時、顧客端末は家庭用の固定電話機であり、所定識別情報は固定電話機の電話番号である。
〈構成2〉
本発明に係る取引処理システムは、少なくとも顧客の口座における口座番号に基づいて取引処理を行うためのホストコンピュータと、第1通信回線を介して該ホストコンピュータに接続するサーバと、第2通信回線を介して該サーバに接続し、顧客に専用され且つ所定識別情報を有する顧客端末とを含み、顧客端末は、取引処理を停止させるべく口座のロック要求を示すロック要求データと口座番号とを顧客に入力させる端末入力部と、入力されたロック要求データの送信に伴い、入力された口座番号及び所定識別情報をサーバに送信するための端末通信部とを備え、サーバは、口座番号及び所定識別情報を対応させて予め格納するサーバ格納部と、顧客端末からロック要求データ、口座番号及び所定識別情報を受信するためのサーバ受信部と、口座番号に基づいてサーバ格納部に格納されている所定識別情報を検索して該所定識別情報が受信した所定識別情報に一致するか否かを判断する検索判断部と、検索判断部により一致すると判断された場合、ロック要求データに基づいて口座のロックの設定を要求する設定要求データを生成するデータ生成部と、ホストコンピュータに設定要求データ及び口座番号を送信するためのサーバ送信部とを備え、ホストコンピュータは、口座番号を予め格納するホスト格納部と、顧客端末からの設定要求データ及び口座番号を受信するためのホスト受信部と、設定要求データに基づいて、口座番号に対応するロック情報を設定する設定部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る取引処理システムは、ホストコンピュータに第3通信回線を介して接続し、取引処理を行うために口座番号を入力してホストコンピュータに送る自動取引装置を更に含み、ホストコンピュータは、自動取引装置から受信した口座番号に基づいてロック情報を検索し、該ロック情報に基づいて取引処理を停止させるための停止制御信号を生成する検索生成部と、該停止制御信号を自動取引装置の送信するホスト送信部とを更に備え、自動取引装置は、停止制御信号を受信すると、取引処理を停止することを特徴とする。
また、本発明に係る取引処理システムでは、ホストコンピュータは、設定部によりロック情報が設定されると、サーバに設定完了信号を送信し、サーバは、ホストコンピュータから設定完了信号を受信すると、顧客端末に口座がロックされたことを通知することを特徴とする。
また、本発明に係る取引処理システムでは、ホストコンピュータは、設定されているロック情報を削除するための削除部を更に備え、顧客端末において、端末入力部は、ロックを解除するために解除要求データと口座番号とを入力し、端末通信部は、入力された解除要求データの送信に伴い、入力された口座番号及び所定識別情報をサーバに送信し、サーバにおいて、サーバ受信部は、顧客端末から解除要求データ、口座番号及び所定識別情報を受信し、検索判断部は、顧客端末からの口座番号に基づいてサーバ格納部に格納されている所定識別情報を検索して該所定識別情報が受信した所定識別情報に一致するか否かを判断し、検索判断部により一致すると判断された場合、データ生成部は、解除要求データに基づいて口座番号に対応するロック情報の削除を要求する削除要求データを生成し、サーバ送信部は、削除要求データをホストコンピュータに送信し、ホストコンピュータにおいて、ホスト受信部は、サーバから削除要求データ及び口座番号を受信し、削除要求データを受信すると、削除部は、サーバからの口座番号に対応するロック情報を削除することを特徴とする。
また、本発明に係る取引処理システムでは、ホストコンピュータは、削除部によりロック情報が削除されると、サーバに削除完了信号を送信し、サーバは、ホストコンピュータから削除完了信号を受信すると、顧客端末に口座のロックが解除されたことを通知することを特徴とする。
また、本発明に係る取引処理システムでは、取引処理は、口座番号と共に更に口座における暗証番号を用いて行われ、顧客端末において、端末入力部は、更に暗証番号を入力し、端末通信部は、更に入力された暗証番号をサーバに送信し、サーバにおいて、サーバ格納部は、更に暗証番号を口座番号及び所定識別情報と対応させて予め格納し、サーバ受信部は、更に暗証番号を受信し、検索判断部は、口座番号と共に更に暗証番号に基づいて判断動作を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る取引処理システムでは、サーバは、タイマーを用いてデータ生成部を監視する監視部を更に備え、顧客端末において、端末入力部は、更に口座のロックを解除する時刻を指定する解除時刻と、解除された口座を再ロックする時刻を指定するための再ロック時刻とを入力し、端末通信部は、解除時刻及び再ロック時刻をサーバに送信し、サーバにおいて、サーバ受信部は、顧客端末から解除時刻及び再ロック時刻を受信し、サーバ格納部は、受信した解除時刻及び再ロック時刻を格納し、監視部は、タイマーの時間が解除時刻に達すると、データ生成部の動作を開始させて削除要求データを生成させ、タイマーの時間が再ロック時刻に達すると、データ生成部の動作を開始させて設定要求データを生成させることを特徴とする。
また、サーバとして、webサーバを用いることができる。この時、第2通信回線はweb通信を行うためのインターネット回線であり、顧客端末は顧客の携帯電話機であり、所定識別情報は携帯電話機の製造番号である。
また、サーバとして、webサーバを用いることができる。この時、第2通信回線はweb通信を行うためのインターネット回線であり、顧客端末は顧客の専用パーソナルコンピュータであり、所定識別情報はパーソナルコンピュータの専用IPアドレスである。
また、サーバとして、メールサーバを用いることができる。この時、第2通信回線は電子メール通信を行うためのインターネット回線であり、顧客端末は顧客の携帯電話機であり、所定識別情報は携帯電話機の電子メールアドレスであり、端末通信部は、ロック要求データ、口座番号及び電子メールアドレスを電子メールでサーバに送信する。
また、サーバとして、CTI(Computer Telephony Integration)サーバを用いることができる。この時、第2通信回線は無線電話回線であり、顧客端末は顧客の携帯電話機であり、所定識別情報は携帯電話機の電話番号である。
また、サーバとして、CTI(Computer Telephony Integration)サーバを用いることができる。この時、第2通信回線は電話回線であり、顧客端末は家庭用の固定電話機であり、所定識別情報は固定電話機の電話番号である。
また、本発明に係る取引処理システムでは、自動取引装置は、顧客のキャッシュカードから口座番号を読み取るカード読取部を更に備え、口座番号の入力はカード読取部により行われることを特徴とする。
また、本発明に係る取引処理システムでは、自動取引装置は、顧客の通帳から口座番号を読み取る通帳読取部を更に備え、口座番号の入力は通帳読取部により行われることを特徴とする。
本発明に係る取引処理システムによれば、顧客が所定識別情報で特定される専用の顧客端末を利用して、顧客の口座をロックして取引処理を停止させることができるので、偽造カードの不正使用を抑止することができる。
また、顧客が所定識別情報で特定される専用の顧客端末を利用して、口座のロックを解除することができるので、通常の取引処理の実施を回復することができる。
更に、口座のロックを解除する時間帯を顧客が予め設定して予約することにより、顧客の利便性が高まるとともに、効果的に口座をロックすることができる。
また、口座のロックおよびロック解除を顧客に通知することにより、より安全性が高まる。
以下、本発明の実施形態を図を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る取引処理システムの実施例1の構成を示すブロック図である。
本発明に係る取引処理システム10は、図1に示されているように、例えば銀行のコーナーに配置される自動取引装置11と、金融機関のセンターに配置され、該自動取引装置11に第2通信回線としての専用回線12を介して接続されるホストコンピュータ13と、該ホストコンピュータ13にweb通信を行うための第1通信回線としてのインターネット回線14を介して接続される顧客端末15とから構成される。この取引処理システム10を利用して、例えば入金処理や出金処理等の取引処理を行うことができる。
自動取引装置11は、表示入力部16、装置通信部17、カード読取部18及びこれらを制御する装置制御部19を備えている。
表示入力部16は、例えばタッチパネルからなり、取引処理の選択画面や顧客に入力させるための入力画面等を表示し、選択データや入力データ等を入力させて取得する機能を有する。
装置通信部17は、専用回線12を介してホストコンピュータ13との間でデータを送受信する機能を有する。
カード読取部18は、顧客のキャッシュカードの磁気ストライプから、口座番号を読み取る機能を有する。
顧客端末15は、本実施例では例えば顧客に専用され且つ所定識別情報を有する携帯電話機であり、所定識別情報記憶部20、端末表示部21、端末入力部22、端末通信部23及びこれらを制御する端末制御部24を備えている。
所定識別情報記憶部20は、顧客端末15を特定する端末識別情報である所定識別情報を記憶している専用記憶部であり、ここで所定識別情報は、製造番号である。この所定識別情報は、予め所定の手続きにしたがってホストコンピュータ13に登録され、後述するように、ホスト格納部26に、顧客の口座番号に対応させて格納されている。
端末表示部21は、例えばディスプレイであり、webブラウザを表示する機能を有する。
端末入力部22は、顧客に入力データ、例えば口座番号等を入力させる機能を有する。これにより、例えば自動取引装置11における偽造カードを用いた不正な取引処理を停止させるためのロック要求を入力することができる。
端末通信部23は、web通信を行うためのインターネット回線14を介してホストコンピュータ13との間でデータを送受信する機能を有する。
ホストコンピュータ13は、ホスト通信部25、ホスト格納部26、設定部27、削除部28、検索生成部29、検索判断部30及びこれらを制御するホスト制御部31を備えている。
ホスト通信部25は、専用回線12を介して自動取引装置11との間でデータを送受信する機能と、インターネット回線14を介して顧客端末15との間でデータを送受信する機能とを有する。
ホスト格納部26は、顧客の名前、口座番号及び暗証番号等の口座情報を格納する機能を有する。
図2は、ホスト格納部26の構成を示す図である。
図2に示されるように、ホスト格納部26では、各顧客毎に、口座番号と暗証番号とに対応して、所定識別情報が予め格納されている。例えば、顧客Aの口座では、口座番号は「XXXXXX1」、暗証番号は「YYYY1」となっており、これらに対応して格納されている所定識別情報は「ZZZZZZ1」となっている。
また、ホスト格納部26には更にロック情報項目32が設けられ、顧客端末15からのロック情報の設定要求に応じて、ロック情報項目32にロック情報を表すデータ「lock」が格納される。
設定部27は、顧客の口座をロックするためのロック情報「lock」をホスト格納部26に設定する機能を有する。
削除部28は、口座のロックを解除するために、設定部27によりホスト格納部26に設定されたロック情報を削除する機能を有する。
検索生成部29は、ホスト格納部26に設定されたロック情報を口座番号に基づいて検索し、検索されたロック情報に基づいて、自動取引装置11における取引処理に関する動作を停止させるための停止制御信号を生成する機能を有する。
検索判断部30は、ホスト通信部25により顧客端末15から受信した口座番号に基づいて、ホスト格納部26に格納されている所定識別情報を検索して、顧客端末15から受信した所定識別情報に一致するか否かを判断する機能を有する。
次に、本発明に係る取引処理システム10の動作を説明する。
まず、口座のロックを行う場合の動作を、図3に示すフローチャート、及び、図4に示す画面推移図に沿って説明する。
図3は、本発明に係る取引処理システムの実施例1におけるロック設定動作を示すフローチャートであり、図4は、顧客端末の端末表示部に表示される画面の説明図である。
顧客Aが顧客端末15を操作してホストコンピュータ13へのアクセスを要求すると、端末制御部24は制御動作を実施し、端末通信部23にホストコンピュータ13へのアクセス要求データを送信させる(S101)。
ホスト通信部25が該データを受信すると、ホスト制御部31は制御動作を実施し、ホスト通信部25に図4(a)に示された要求データ選択画面を顧客端末15へ送信させる。端末通信部23が該画面を受信すると、端末制御部24は、端末表示部21に該画面を表示させる(S102)。
図4(a)は、端末表示部に表示された要求データ選択画面の構成を示す説明図である。要求データ選択画面33には、口座のロックを選択するためのロック選択ボタン34及び口座のロック解除を選択するための解除選択ボタン35が設けられ、顧客に何れかを選択させる。また、サービスの選択を中止するための「キャンセル」ボタン36及び次ステップの動作に進むための「次へ」ボタン37が表示されている。
顧客は自分の口座をロックする場合、まずロック選択ボタン34を選択し、その後、「次へ」ボタン37を選択する。これにより、端末制御部24は、端末通信部23にホストコンピュータ13へロック要求データを送信させる(S103)。
ホスト通信部25が顧客端末15からロック要求データを受信すると、ホスト制御部31は、ホスト通信部25に図4(b)に示された口座番号入力画面を送信させる。端末通信部23が該画面を受信すると、端末制御部24は、端末表示部21に該画面を表示させる(S104)。
図4(b)は、端末表示部に表示された口座番号入力画面の構成を示す説明図である。口座番号入力画面38には、顧客に口座番号を入力させるための入力領域39、前ステップの動作に戻るための「戻る」ボタン40、入力した口座番号を送信するための「送信」ボタン41、ロック要求を中止するための「キャンセル」ボタン42が表示されている。
顧客Aが自分の口座における口座番号「XXXXXX1」を入力して、「送信」ボタン41を選択する(S105)と、端末制御部24は所定識別情報記憶部20から所定識別情報「ZZZZZZ1」を読み出し、端末通信部23に入力された口座番号「XXXXXX1」と読み出した所定識別情報「ZZZZZZ1」とをホストコンピュータ13へ送信させる(S106)。
ホスト通信部25が口座番号及び所定識別情報を受信すると、検索判断部30は受信した口座番号に基づいてホスト格納部26を検索し、該口座番号に対応する所定識別情報を読み出し、読み出した所定識別情報と受信した所定識別情報とを比較し、一致するか否かを判断する(S107)。
一致すると判断すると、設定部27は、ホスト格納部26にロック情報を設定する(S108)。即ち、設定部27は、ホスト格納部26において、口座番号「XXXXXX1」の口座に対応するロック情報項目32に、ロック情報を示すデータ「lock」を書き込む。
ロック情報が設定されると、ホスト通信部25は口座のロックが完了したことを示すロック設定完了画面を顧客端末15へ送信する。端末通信部23が該画面を受信すると、端末表示部21が図4(c)に示されたロック設定完了画面を表示して(S109)、取引処理システム10は処理を終了する。
所定識別情報が一致しないと判断する(S107)と、ホスト通信部25は登録されている顧客端末と一致しないことを示す終了画面を顧客端末15へ送信し、端末表示部21が図4(d)に示された終了画面を表示して(S110)、取引処理システム10は処理を終了する。
上記のように、顧客が所定識別情報で特定される専用の顧客端末を利用して、インターネット回線を介して顧客の口座をロックし、該口座に対する取引処理を停止させることができる。
次に、口座のロック状態で、利用者がキャッシュカードを用いて取引処理を行う場合の、取引処理システム10の動作を説明する。
図5は、口座のロック状態で、キャッシュカード用いて取引処理を行う場合の動作を示すフローチャートである。
自動取引装置11において、図示しない検知センサにより利用者、例えば顧客A本人、或いは偽造カードを持つ悪用者が検知されると、検知信号が装置制御部19に送られる。この検知信号により装置制御部19は各部の制御を開始し、利用者に取引処理を選択させるための取引処理選択画面を表示入力部16に表示させる(S201)。
表示入力部16に表示された取引処理選択画面において、利用者が何れかの取引処理を選択すると、装置制御部19は、利用者にキャッシュカードの挿入を促すためのキャッシュカード挿入画面を表示入力部16に表示させる(S202)。
利用者がカード読取部18にキャッシュカードを挿入すると、装置制御部19は挿入されたキャッシュカードの磁気ストライプから口座番号「XXXXXX1」を読み取らせ、装置通信部17に該口座番号をホストコンピュータ13へ送信させる(S203)。
ホスト通信部25が自動取引装置11から口座番号を受信すると、検索生成部29は該口座番号「XXXXXX1」に基づいてホスト格納部26に設定されたロック情報「lock」を検索し(S204)、該ロック情報に基づいて自動取引装置11における取引処理に関する動作を停止させるための停止制御信号を生成する。生成された停止制御信号は、ホスト通信部25により自動取引装置11に送信される(S205)。
装置通信部17により停止制御信号が受信されると、装置制御部19は、表示入力部16に、例えば「お客様の口座は只今ロックされているため、キャッシュカードの取り扱いはできません」というメッセージを含んだ取引処理中止画面を表示させ(S206)、取引処理システム10は取引処理を停止する。
尚、検索生成部29が受信した口座番号に基づいてホスト格納部26を検索して(S204)、該口座番号に対応するロック情報が設定されていなかった場合、検索生成部29は、自動取引装置11における取引処理の動作を許可する許可信号を生成する。生成された許可信号は、ホスト通信部25により自動取引装置11に送信される(S207)。装置通信部17により該信号が受信されると、装置制御部19は取引処理の動作を継続する(S208)。
上記のように、本実施例では、口座がロックされている状態で、利用者がキャッシュカードを用いて取引処理を行う場合、取引処理システムは該口座に対する取引処理を停止する。これにより、偽造カードの不正使用を抑止することができる。
また、上記のように、口座がロックされている状態では、顧客本人が正規のキャッシュカードを用いて取引処理を行う場合も、取引処理システム10は取引処理を停止する。従って、顧客が取引処理を行うためには、口座のロックを解除する必要がある。
そこで次に、口座のロックを解除する動作を、図6に示すフローチャート、及び、図7に示す画面推移図に沿って説明する。
図6は、本発明に係る取引処理システムの実施例1におけるロック解除動作を示すフローチャートであり、図7は、顧客端末の端末表示部に表示される画面の説明図である。
顧客Aが顧客端末15を操作してホストコンピュータ13へのアクセスを要求すると、端末制御部24は制御動作を実施し、端末通信部23にホストコンピュータ13へのアクセス要求データを送信させる(S301)。
ホスト通信部25が該データを受信すると、ホスト制御部31は制御動作を実施し、ホスト通信部25に図7(a)に示された要求データ選択画面を顧客端末15へ送信させる。端末通信部23が該画面を受信すると、端末制御部24は、端末表示部21に該画面を表示させる(S302)。
顧客は自分の口座のロックを解除する場合、まず解除選択ボタン35を選択し、その後、「次へ」ボタン37を選択する。これにより、端末制御部24は、端末通信部23にホストコンピュータ13へ解除要求データを送信させる(S303)。
ホスト通信部25が顧客端末15から解除要求データを受信すると、ホスト制御部31は、ホスト通信部25に図7(b)に示された口座情報入力画面を送信させる。端末通信部23が該画面を受信すると、端末制御部24は、端末表示部21に該画面を表示させる(S304)。
図7(b)は、端末表示部に表示された口座情報入力画面の構成を示す説明図である。口座情報入力画面43には、顧客に口座番号を入力させるための口座番号入力領域44、暗証番号を入力させるための暗証番号入力領域45、前ステップの動作に戻るための「戻る」ボタン46、入力した口座番号及び暗証番号を送信するための「送信」ボタン47、解除要求を中止するための「キャンセル」ボタン48が表示されている。
顧客Aが自分の口座における口座番号「XXXXXX1」及び暗証番号「YYYY1」を入力して、「送信」ボタン47を選択する(S305)と、端末制御部24は所定識別情報記憶部20から所定識別情報「ZZZZZZ1」を読み出し、端末通信部23に入力された口座番号「XXXXXX1」及び暗証番号「YYYY1」と読み出した所定識別情報「ZZZZZZ1」とをホストコンピュータ13へ送信させる(S306)。
ホスト通信部25が口座番号、暗証番号及び所定識別情報を受信すると、検索判断部30は受信した口座番号に基づいてホスト格納部26を検索し、まず該口座番号に対応する暗証番号を読み出し、読み出した暗証番号と受信した暗証番号とを比較し、一致するか否かを判断する(S307)。
暗証番号が一致すると判断すると、次に検索判断部30は受信した口座番号に対応する所定識別情報を読み出し、読み出した所定識別情報と受信した所定識別情報とを比較し、一致するか否かを判断する(S308)。
所定識別情報が一致すると判断すると、削除部28は、ホスト格納部26に設定されたロック情報を削除する(S309)。即ち、削除部28は、ホスト格納部26において、口座番号「XXXXXX1」の口座に対応するロック情報項目32から、ロック情報を示すデータ「lock」を削除する。
ロック情報が削除されると、ホスト通信部25は口座のロック解除が完了したことを示す解除完了画面を顧客端末15へ送信する。端末通信部23が該画面を受信すると、端末表示部21が図7(c)に示された解除完了画面を表示して(S310)、取引処理システム10は処理を終了する。
暗証番号が一致しないと判断する(S307)と、ホスト通信部25は暗証番号が一致しないことを示すエラー画面を顧客端末15へ送信し、端末表示部21が図7(d)に示されたエラー画面を表示する(S311)。
図7(d)は、端末表示部に表示されたエラー画面の構成を示す説明図である。エラー画面49には、暗証番号を再度入力するための「戻る」ボタン50、解除要求を終了するための「終了」ボタン51が表示されている。
エラー画面49において、「戻る」ボタン50が選択されると、S304に戻り、端末表示部21には再び口座情報入力画面43(図7(b))が表示される。エラー画面49において、「終了」ボタン51が選択されると、端末表示部21は図7(e)に示された終了画面を表示して(S312)、取引処理システムは処理を終了する。
なお、S307において入力された暗証番号の不一致が予め定められた規定回数発生すると、ホスト通信部25はロックの解除ができないことを示す終了画面(図7(e))を顧客端末15へ送信し、端末表示部21が該画面を表示して、取引処理システム10は処理を終了することもできる。
所定識別情報が一致しないと判断する(S308)と、ホスト通信部25は登録されている顧客端末と一致しないことを示す終了画面を顧客端末15へ送信し、端末表示部21が図7(f)に示された終了画面を表示して(S313)、取引処理システム10は処理を終了する。
上記のように、顧客が所定識別情報で特定される専用の顧客端末を利用して、口座のロックを解除することができる。これにより、通常の取引処理の実施を回復することができる。
なお、本実施例では、顧客端末として携帯電話機を用いたが、これに代えて、パーソナルコンピュータを用いることができる。この場合、所定識別情報として該パーソナルコンピュータの固有のIPアドレスを採用することができる。
また、本実施例では、ホストコンピュータと顧客端末とを接続する第1通信回線として、web通信を行うためのインターネット回線を用いたが、これに代えて、電子メール通信を行うためのインターネット回線を用いることもできる。この場合、携帯電話機の所定識別情報としては、電子メールアドレスも採用できる。
更に、第1通信回線として電話回線を採用することもできる。この場合、携帯電話機の所定識別情報としては、該携帯電話機の電話番号を採用する。また、顧客端末として家庭用の固定電話機を採用することもできる。この場合、固定電話機の所定識別情報としては、該固定電話機の電話番号を採用する。
また、本実施例では、口座のロック解除を行う際の認証判断に対して、顧客端末の所定識別情報と共に、顧客により入力された口座の暗証番号を用いたが、口座のロック解除のために更に専用パスワードを用いることも可能である。
この場合、顧客に設定させたパスワードをホストコンピュータに予め登録しておき、ホスト格納部に口座番号と対応させて格納させておく必要がある。所定識別情報と共に該パスワードを更に用いることにより、例えば、キャッシュカードの偽造者に、携帯電話機が盗まれた場合においても、不正なロック解除を抑止することができる。その結果、偽造カードによる不正な取引処理を抑止することができる。
このパスワードを用いた認証判断の方法については、次の実施例2で説明する。
図8は、本発明に係る取引処理システムの実施例2の構成を示すブロック図である。
本実施例の取引処理システムでは、ホストコンピュータと顧客端末との間に接続されるサーバを更に設ける構成が、実施例1とは異なる。
尚、本実施例において、実施例1と同様な構成は同一の符号で示し、これらについての説明を省略する。
取引処理システム60は、図8に示されているように、自動取引装置11と、自動取引装置11に第3通信回線としての専用回線61を介して接続されるホストコンピュータ62と、該ホストコンピュータ62に第1通信回線としての専用回線63を介して接続されるサーバ64と、該サーバ64にweb通信を行うための第2通信回線としてのインターネット回線65を介して接続される顧客端末66とから構成される。
顧客端末66は、本実施例では例えば顧客に専用され且つ所定識別情報を有する携帯電話機であり、所定識別情報記憶部20、端末表示部21、端末入力部22、端末通信部67及びこれらを制御する端末制御部68を備えている。
端末入力部22は、顧客に入力データ、例えば口座番号や、後述する口座のロック解除日時及び再ロック日時等を入力させる機能を有する。
端末通信部67は、web通信を行うためのインターネット回線65を介してサーバ64との間でデータを送受信する機能を有する。
サーバ64は、本実施例ではwebサーバであり、サーバ通信部69、サーバ格納部70、検索判断部71、データ生成部72、監視部73、タイマー74、及びこれらを制御するサーバ制御部75を備えている。
サーバ通信部69は、専用回線63を介してホストコンピュータ62との間でデータを送受信する機能と、インターネット回線65を介して顧客端末66との間でデータを送受信する機能とを有する。
サーバ格納部70は、顧客の口座における口座番号とパスワードと所定識別情報とを対応させて格納する機能を有する。ここでパスワードは口座のロック解除のための専用パスワードであり、顧客の認証判断に用いるために予め設定される。サーバ格納部70は、また、顧客端末66から受信した解除日時及び再ロック日時を格納する機能を有する。
なお、本実施例では、パスワードは口座のロック解除の場合に使用したが、口座のロックの場合においても使用しても良い。
図9は、サーバ格納部70の構成を示す図である。
図9に示されるように、サーバ格納部70では、各口座番号に対応して、所定識別情報及びパスワードが予め格納されている。例えば、口座番号「XXXXXX1」の口座では、所定識別情報は「ZZZZZZ1」、パスワードは「WWWW1」となっている。
また、サーバ格納部70には更に解除日時項目76及び再ロック日時項目77が設けられる。解除日時項目76及び再ロック日時項目77には、口座のロックを解除する日時を示す解除日時と、口座を再ロックする日時を示す再ロック日時とが、
それぞれ格納される。
検索判断部71は、サーバ通信部69により顧客端末66から受信した口座番号に基づいて、サーバ格納部70に格納されている所定識別情報を検索して、顧客端末66から受信した所定識別情報に一致するか否かを判断する機能を有する。
データ生成部72は、口座をロックするためのロック情報の設定を要求する設定要求データ、及び、口座のロックを解除するためにロック情報の削除を要求する削除要求データを生成する機能を有する。
監視部73は、タイマー74を用いてデータ生成部72を監視する機能を有する。
ホストコンピュータ62は、ホスト通信部78、ホスト格納部79、設定部27、削除部28、検索生成部29、及びこれらを制御するホスト制御部80を備えている。
ホスト通信部78は、専用回線61を介して自動取引装置11との間でデータを送受信する機能と、専用回線63を介してサーバ64との間でデータを送受信する機能とを有する。
ホスト格納部79は、顧客の名前、口座番号及び暗証番号等の口座情報を格納する機能を有する。
図10は、本実施例におけるホストコンピュータ62のホスト格納部79の構成を示す図である。
図10に示されるように、ホスト格納部79では、各顧客毎に、口座番号と暗証番号とが予め格納されている。例えば、顧客「A」の口座では、口座番号は「XXXXXX1」、自動取引装置11における取引処理の際に用いられる暗証番号は「YYYY1」となっている。
また、ホスト格納部79には更にロック情報項目81が設けられ、顧客端末66からのロック情報の設定要求に応じて、後述する動作により、ロック情報項目81にロック情報を示すデータ「lock」が格納することができる。
次に、本発明に係る取引処理システム60の動作を説明する。
まず、口座のロックを行う場合の動作を、図11に示すフローチャート、及び、図4に示す画面推移図に沿って説明する。
図11は、本発明に係る取引処理システムの実施例2におけるロック設定動作を示すフローチャートであり、図4は、顧客端末の端末表示部に表示される画面の説明図である。
顧客Aが顧客端末66を操作してサーバ64へのアクセスを要求すると、端末制御部68は制御動作を実施し、端末通信部67にサーバ64へのアクセス要求データを送信させる(S401)。
サーバ通信部69が該データを受信すると、サーバ制御部75は制御動作を実施し、サーバ通信部69に図4(a)に示された要求データ選択画面33を顧客端末66へ送信させる。端末通信部67が該画面を受信すると、端末制御部68は、端末表示部21に該画面を表示させる(S402)。
顧客は自分の口座をロックする場合、要求データ選択画面33において、まずロック選択ボタン34を選択し、その後、「次へ」ボタン37を選択する。これにより、端末制御部68は、端末通信部67にサーバ64へロック要求データを送信させる(S403)。
サーバ通信部69が顧客端末66からロック要求データを受信すると、サーバ制御部75は、サーバ通信部69に図4(b)に示された口座番号入力画面38を送信させる。端末通信部67が該画面を受信すると、端末制御部68は、端末表示部21に該画面を表示させる(S404)。
顧客Aが自分の口座における口座番号「XXXXXX1」を入力して、「送信」ボタン41を選択する(S405)と、端末制御部68は所定識別情報記憶部20から所定識別情報「ZZZZZZ1」を読み出し、端末通信部67に入力された口座番号「XXXXXX1」と読み出した所定識別情報「ZZZZZZ1」とをサーバ64へ送信させる(S406)。
サーバ通信部69が口座番号及び所定識別情報を受信すると、検索判断部71は受信した口座番号に基づいてサーバ格納部70を検索し、該口座番号に対応する所定識別情報を読み出し、読み出した所定識別情報と受信した所定識別情報とを比較し、一致するか否かを判断する(S407)。
一致すると判断すると、データ生成部72は、受信したロック要求データに基づいてホスト格納部79にロック情報を設定することを要求する設定要求データを生成し、サーバ通信部69が該設定要求データを口座番号と共にホストコンピュータ62へ送信する(S408)。
ホスト通信部78が設定要求データ及び口座番号を受信すると、設定部27は、ホスト格納部79にロック情報を設定する(S409)。即ち、設定部27は、ホスト格納部79において、口座番号「XXXXXX1」の口座に対応するロック情報項目81に、ロック情報を示すデータ「lock」を書き込む。
ロック情報が設定されると、ホスト通信部78はロック情報の設定が完了したことを示す設定完了信号をサーバ64へ送信する(S410)。サーバ通信部69が該信号を受信すると、サーバ制御部75は、サーバ通信部69に口座のロックが完了したことを通知するロック設定完了画面を顧客端末66へ送信させる。端末通信部67が該画面を受信すると、端末表示部21が図4(c)に示されたロック設定完了画面を表示して(S411)、取引処理システム60は処理を終了する。
所定識別情報が一致しないと判断する(S407)と、サーバ通信部69は登録されている顧客端末と一致しないことを示す終了画面を顧客端末66へ送信し、端末表示部21が図4(d)に示された終了画面を表示して(S412)、取引処理システム60は処理を終了する。
上記のように、実施例1と同様に、顧客が所定識別情報で特定される専用の顧客端末を利用して、インターネット回線を介して顧客の口座をロックし、該口座に対する取引処理を停止させることができる。
また、口座がロックされている状態で、利用者がキャッシュカードを用いて取引処理を行う場合、取引処理システム60は、実施例1と同様に、該口座に対する取引処理を停止する。これにより、偽造カードの不正使用を抑止することができる。
次に、口座のロックを解除する動作を、図12に示すフローチャート、及び、図13に示す画面推移図に沿って説明する。
図12は、本発明に係る取引処理システムの実施例2におけるロック解除動作を示すフローチャートであり、図13は、顧客端末の端末表示部に表示される画面の説明図である。
顧客Aが顧客端末66を操作してサーバ64へのアクセスを要求すると、端末制御部68は制御動作を実施し、端末通信部67にサーバ64へのアクセス要求データを送信させる(S501)。
サーバ通信部69が該データを受信すると、サーバ制御部75は制御動作を実施し、サーバ通信部69に図13(a)に示された要求データ選択画面33を顧客端末66へ送信させる。端末通信部67が該画面を受信すると、端末制御部68は、端末表示部21に該画面を表示させる(S502)。
顧客は自分の口座のロックを解除する場合、要求データ選択画面33において、まず解除選択ボタン35を選択し、その後、「次へ」ボタン37を選択する。これにより、端末制御部68は、端末通信部67にサーバ64へ解除要求データを送信させる(S503)。
サーバ通信部69が顧客端末66から解除要求データを受信すると、サーバ制御部75は、サーバ通信部69に図13(b)に示された解除サービス選択画面を送信させる。端末通信部67が該画面を受信すると、端末制御部68は、端末表示部21に該画面を表示させる(S504)。
図13(b)は、端末表示部に表示された解除サービス選択画面の構成を示す説明図である。解除サービス選択画面82には、今すぐ口座のロックを解除することを選択するための解除選択ボタン83と、口座のロックを解除する時間帯を設定して予約することを選択するための解除予約ボタン84が設けられ、顧客に何れかを選択させる。また、前ステップの動作に戻るための「戻る」ボタン85、サービスの選択を中止するための「キャンセル」ボタン86及び次ステップの動作へ進むための「次へ」ボタン87が表示されている。
解除サービス選択画面82において、解除選択ボタン83が選択され、「次へ」ボタン87が選択されると、端末制御部68は、端末通信部67に解除選択信号をサーバ64へ送信させる(S505)。サーバ通信部69が該信号を受信すると、サーバ制御部75は、サーバ通信部69に図13(c)に示された口座情報入力画面を顧客端末66へ送信させる。端末通信部67が該画面を受信すると、端末制御部68は、端末表示部21に該画面を表示させる(S506)。
図13(c)は、端末表示部に表示された口座情報入力画面の構成を示す説明図である。口座情報入力画面88には、顧客に口座番号を入力させるための口座番号入力領域89、パスワードを入力させるためのパスワード入力領域90、前ステップの動作に戻るための「戻る」ボタン91、入力した口座番号及びパスワードを送信するための「送信」ボタン92、解除要求を中止するための「キャンセル」ボタン93が表示されている。
顧客Aが自分の口座における口座番号「XXXXXX1」及びパスワード「WWWW1」を入力して、「送信」ボタンを選択する(S507)と、端末制御部68は所定識別情報記憶部20から所定識別情報「ZZZZZZ1」を読み出し、端末通信部67に入力された口座番号「XXXXXX1」及びパスワード「WWWW1」と読み出した所定識別情報「ZZZZZZ1」とをサーバ64へ送信させる(S508)。
サーバ通信部69が口座番号、パスワード及び所定識別情報を受信すると、検索判断部71は受信した口座番号に基づいてサーバ格納部70を検索し、まず該口座番号に対応するパスワードを読み出し、読み出したパスワードと受信したパスワードとを比較し、一致するか否かを判断する(S509)。
パスワードが一致すると判断すると、次に検索判断部71は受信した口座番号に対応する所定識別情報を読み出し、読み出した所定識別情報と受信した所定識別情報とを比較し、一致するか否かを判断する(S510)。
所定識別情報が一致すると判断すると、データ生成部72は、受信した解除要求データに基づいてホスト格納部79に設定されているロック情報を削除することを要求する削除要求データを生成し、サーバ通信部69が該削除要求データを口座番号と共にホストコンピュータ62へ送信する(S511)。
ホスト通信部78が削除要求データ及び口座番号を受信すると、削除部28は、ホスト格納部79に設定されたロック情報を削除する(S512)。即ち、削除部28は、ホスト格納部79において、口座番号「XXXXXX1」の口座に対応するロック情報項目81から、ロック情報を示すデータ「lock」を削除する。
ロック情報が削除されると、ホスト通信部78はロック情報の削除が完了したことを示す削除完了信号をサーバ64へ送信する(S513)。サーバ通信部69が該信号を受信すると、サーバ制御部75は、サーバ通信部69に顧客の口座のロックが解除されたことを通知する解除完了画面を顧客端末66へ送信させる。端末通信部67が該画面を受信すると、端末表示部21が図13(d)に示された解除完了画面を表示して(S514)、取引処理システム60は処理を終了する。
パスワードが一致しないと判断する(S510)と、サーバ通信部69はパスワードが一致しないことを示すエラー画面を顧客端末66へ送信し、端末表示部21が図13(d)に示されたエラー画面49を表示する(S515)。
このエラー画面49において、「戻る」ボタン50が選択されると、S505に戻り、端末表示部21には再び口座情報入力画面88(図13(b))が表示される。S509において入力されたパスワードの不一致が予め定められた規定回数発生すると、サーバ通信部69はロックの解除ができないことを示す終了画面を顧客端末15へ送信し、端末表示部21が図13(e)に示された終了画面を表示して(S516)、取引処理システム60は処理を終了する。
所定識別情報が一致しないと判断する(S510)と、サーバ通信部69は登録されている顧客端末と一致しないことを示す終了画面を顧客端末66へ送信し、端末表示部21が図13(d)に示された終了画面を表示して(S517)、取引処理システム60は処理を終了する。
上記のように、実施例1と同様に、顧客が所定識別情報で特定される専用の顧客端末を利用して、口座のロックを解除することができる。
取引処理を行うために口座のロックを解除すると、偽造カードの不正使用を防ぐためには、顧客は再び口座のロックをする必要がある。そこで次に、予め口座のロックを解除する時間帯を設定して予約する動作について説明する。
図14は、本発明に係る取引処理システムの実施例2におけるロック解除予約動作を説明するためのフローチャートであり、図15は、顧客端末の端末表示部に表示される画面の説明図である。
顧客Aが顧客端末66を操作してサーバ64へのアクセスを要求すると、端末制御部68は制御動作を実施し、端末通信部67にサーバ64へのアクセス要求データを送信させる(S601)。
サーバ通信部69が該データを受信すると、サーバ制御部75は制御動作を実施し、サーバ通信部69に図15(a)に示された要求データ選択画面33を顧客端末66へ送信させる。端末通信部67が該画面を受信すると、端末制御部68は、端末表示部21に該画面を表示させる(S602)。
顧客は自分の口座のロックを解除する時間帯を予約する場合、要求データ選択画面33において、まず解除選択ボタン35を選択し、その後、「次へ」ボタン37を選択する。これにより、端末制御部68は、端末通信部67にサーバ64へ解除要求データを送信させる(S603)。
サーバ通信部69が顧客端末66から解除要求データを受信すると、サーバ制御部75は、サーバ通信部69に解除サービス選択画面82(図15(b))を送信させる。端末通信部67が該画面を受信すると、端末制御部68は、端末表示部21に該画面を表示させる(S604)。
解除サービス選択画面82(図15(b))において、解除予約ボタン84が選択され、「次へ」ボタン86が選択されると、端末制御部68は、端末通信部67に解除予約信号をサーバ64へ送信させる(S605)。サーバ通信部69が該信号を受信すると、サーバ制御部75は、サーバ通信部69に図15(c)に示された口座情報送信画面88を顧客端末66へ送信させる。端末通信部67が該画面を受信すると、端末制御部68は、端末表示部21に該画面を表示させる(S606)。
顧客Aが自分の口座における口座番号「XXXXXX1」及び口座のロックを解除するために設定したパスワード「WWWW1」を入力して、「送信」ボタン92を選択する(S607)と、端末制御部68は所定識別情報記憶部20から所定識別情報「ZZZZZZ1」を読み出し、端末通信部67に入力された口座番号「XXXXXX1」及びパスワード「WWWW1」と読み出した所定識別情報「ZZZZZZ1」とをサーバ64へ送信させる(S608)。
サーバ通信部69が口座番号、パスワード及び所定識別情報を受信すると、検索判断部71は受信した口座番号に基づいてサーバ格納部70を検索し、まず該口座番号に対応するパスワードを読み出し、読み出したパスワードと受信したパスワードとを比較し、一致するか否かを判断する(S609)。
パスワードが一致すると判断すると、次に検索判断部71は受信した口座番号に対応する所定識別情報を読み出し、読み出した所定識別情報と受信した所定識別情報とを比較し、一致するか否かを判断する(S610)。
所定識別情報が一致すると判断すると、サーバ制御部75は、サーバ通信部69に図15(d)に示された解除時間帯入力画面を顧客端末66へ送信させる。端末通信部67が該画面を受信すると、端末制御部68は、端末表示部21に該画面を表示させる(S611)。
図15(d)は、端末表示部に表示された解除日時入力画面の構成を示す説明図である。解除時間帯入力画面94には、顧客に口座のロックを解除する日時を入力させるための解除日時入力領域95、口座を再ロックする日時を入力させるための再ロック日時入力領域96、前ステップの動作に戻るための「戻る」ボタン97、入力した解除日時及び再ロック日時を送信するための「送信」ボタン98、解除要求を中止するための「キャンセル」ボタン99が表示されている。
顧客Aが口座のロックを解除する日時を示すロック解除日時「1月1日9時00分」及び口座を再ロックする日時を示す再ロック日時「1月1日10時00分」を入力して、「送信」ボタン98を選択する(S612)と、端末制御部68は、端末通信部67に入力されたロック解除日時及び再ロック日時をサーバ64へ送信させる。
サーバ通信部69がロック解除日時及び再ロック日時を受信すると、サーバ制御部75は、サーバ格納部70にロック解除日時及び再ロック日時を口座番号に対応させて格納させる(S613)。即ち、サーバ格納部70において、口座番号「XXXXXX1」の口座に対応する解除日時項目76にデータ「2005−01−01−09:00」が、再ロック日時項目77にデータ「2005−01−01−10:00」が、それぞれ書き込まれる。
サーバ格納部70にロック解除日時及び再ロック日時が格納されると、サーバ制御部75は、サーバ通信部69にロック解除日時及び再ロック日時の予約設定が完了したことを通知する予約完了画面を顧客端末66へ送信させる。端末通信部67が該画面を受信すると、端末表示部21が図15(e)に示された予約完了画面を表示して(S614)、取引処理システム60は処理を終了する。
パスワード及び所定識別情報が一致しないと判断された場合(S615〜S617)は、図12に示されたロック解除動作の場合(S515〜S517)と同じなので、説明を省略する。
次に、顧客が口座のロックを解除する時間帯を設定して予約し、サーバ格納部70にロック解除日時及び再ロック日時が格納されている場合の、取引処理システム60の動作を、図16に示すフローチャートに沿って説明する。
図16は、本発明に係る取引処理システムの実施例2における解除予約に基づく動作を示すフローチャートである。
監視部73は、タイマー74の時間(T)によって、サーバ格納部70に格納された解除日時(T)に達したことを検知する(S701)と、データ生成部72の動作を開始させる。
データ生成部72は、ホスト格納部79に設定されているロック情報の削除を要求する削除要求データを生成し、サーバ通信部69が該削除要求データを口座番号と共にホストコンピュータ62へ送信する(S702)。
ホスト通信部78が削除要求データ及び口座番号を受信すると、削除部28は、ホスト格納部79に設定されているロック情報を削除する(S703)。即ち、削除部28は、ホスト格納部79において、口座番号「XXXXXX1」の口座に対応するロック情報項目81から、ロック情報を示すデータ「lock」を削除する。
また、監視部73は、タイマー74の時間(T)によって、サーバ格納部70に格納された再ロック日時(T)に達したことを検知する(S704)と、データ生成部72の動作を開始させる。
データ生成部72は、ホスト格納部79にロック情報の設定を要求する設定要求データを生成し、サーバ通信部69が該設定要求データを口座番号と共にホストコンピュータ62へ送信する(S705)。
ホスト通信部78が設定要求データ及び口座番号を受信すると、設定部27は、ホスト格納部79にロック情報を設定する(S706)。即ち、設定部27は、ホスト格納部79において、口座番号「XXXXXX1」の口座に対応するロック情報項目81に、ロック情報を示すデータ「lock」を書き込む。
上記のように、顧客が口座のロックを解除する時間帯を予め設定しておき、設定された時間帯のみ口座のロックを解除することにより、効果的に口座をロックすることができる。
本実施例では、取引処理システムにおいて、ホストコンピュータと顧客端末との間に接続されるwebサーバを設ける構成をとることにより、顧客端末はホストコンピュータに直接アクセスするのではなく、webサーバを経由してデータの送受信を行うことになり、また、顧客端末の認証も全てwebサーバにおいて実行されるので、ホストコンピュータへの負荷が軽減される。また、口座のロックを解除する時間帯を顧客が設定して予約することにより、顧客の利便性が高まる。
なお、本実施例では、顧客に予めロック解除日時及び再ロック日時を入力させることにより、取引処理システムにおいて口座のロックを解除する時間帯を予約している。
これに対して、毎日決まった時間帯において口座をロック又はロック解除する構成や、口座のロックが解除されている時間帯に自動取引装置で行うことのできる取引処理の回数を設定して、設定回数を超えると自動的に口座がロックされる構成、及び、1回又は1日の取引処理で扱うことのできる限度額を設定して、限度額を超えると自動的に口座がロックされる構成をとることも可能である。
また、本実施例では、ロック解除日時と再ロック日時とを入力させているが、口座のロックを解除した後、もしくはロックを解除して取引処理を実行した後、一定の時間が過ぎると自動的に再ロックされる構成をとることも可能である。例えば、取引処理が完了した後、5分間新たな取引処理が開始されなければ、自動的に再ロックを行う。この場合、顧客は口座を再ロックしなくても良い。
また、予め顧客の電子メールアドレスをサーバ又はホストコンピュータに登録しておき、口座のロック解除及び再ロックが完了すると、電子メールで完了を通知する構成をとることもできる。これにより、口座をロックする時間帯を予約した場合も、顧客にロック解除及び再ロックの完了が通知されるため、安全性が高まる。電子メールを用いたロック解除及び再ロックの完了通知の構成及び動作については、次の実施例3に含まれる。
図17は、本発明に係る取引処理システムの実施例3の構成を示すブロック図である。
本実施例の取引処理システムでは、ホストコンピュータと顧客端末との間に接続されるサーバは実施例2におけるサーバとは異なり、メールサーバである。
尚、本実施例において、実施例1又は2と同様な構成は同一の符号で示し、これらについての説明を省略する。
取引処理システム100は、図17に示されているように、自動取引装置11と、自動取引装置11に第3通信回線としての専用回線61を介して接続されるホストコンピュータ62と、該ホストコンピュータ62に第1通信回線としての専用回線101を介して接続されるサーバ102と、該サーバ102に電子メール通信を行うための第2通信回線としてのインターネット回線103を介して接続される顧客端末104とから構成される。
顧客端末104は、本実施例では例えば顧客に専用され且つ所定識別情報を有する携帯電話機であり、所定識別情報記憶部20、端末表示部21、端末入力部22、端末通信部105、フォーム記憶部106及びこれらを制御する端末制御部107を備えている。
所定識別情報記憶部20に記憶されている所定識別情報は、本実施例では携帯電話機の電子メールアドレスである。
端末通信部105は、電子メール通信を行うためのインターネット回線103を介して、サーバ102との間で電子メールによりデータを送受信する機能を有する。
フォーム記憶部106は、口座のロック及びロックの解除を要求する要求データを送信するためのそれぞれの電子メールフォームとして、ロックフォーム及び解除フォームを記憶する機能を有する。
サーバ102は、本実施例ではメールサーバであり、サーバ通信部108、サーバ格納部109、解析読出部110、検索判断部71、データ生成部72、監視部73、タイマー74、及びこれらを制御するサーバ制御部111を備えている。
サーバ通信部108は、専用回線101を介してホストコンピュータ62との間でデータを送受信する機能と、インターネット回線103を介して顧客端末104との間で電子メールによりデータを送受信する機能とを有する。
サーバ格納部109は、顧客の口座における口座番号と口座のロック解除のためのパスワードと所定識別情報としての電子メールアドレスとを対応させて格納する機能を有する。サーバ格納部109は、また、顧客端末104から受信した解除日時及び再ロック日時を格納する機能を有する。
図18は、サーバ格納部109の構成を示す図である。
図18に示されるように、サーバ格納部109では、各口座番号に対応して、パスワード及び電子メールアドレスが予め格納されている。例えば、口座番号「XXXXXX1」の口座では、パスワードは「WWWW1」、所定識別情報は「aaa1@bbb1.com」となっている。
また、サーバ格納部109には更に解除日時項目112及び再ロック日時項目113が設けられる。解除日時項目112及び再ロック日時項目113には、口座のロックを解除する日時を示す解除日時と、口座を再ロックする日時を示す再ロック日時とが、それぞれ格納される。
解析読出部110は、サーバ通信部108により受信した電子メールをフォームに基づいて解析して、要求データや口座情報等を読み出す機能を有する。
次に、本発明に係る取引処理システム100の動作を説明する。
まず、口座のロックを行う場合の動作を、図19に示すフローチャートに沿って説明する。
図19は、本発明に係る取引処理システムの実施例3におけるロック設定動作を示すフローチャートである。
顧客Aが顧客端末104を操作してロックフォームの表示を要求すると、端末制御部107は制御動作を実施し、フォーム記憶部106に記憶されているロックフォームを読み出し、端末表示部21に該フォームを表示させる(S801)。
顧客が端末入力部22によりロックフォームに口座番号「XXXXXX1」を入力して電子メール送信操作を行うと、端末制御部107は、所定識別情報記憶部20から電子メールアドレス「aaa1@bbb1.com」を読み出し、口座番号を入力したロックフォームに該電子メールアドレスを付加し、口座番号を入力したロックフォームと電子メールアドレスとを含む電子メールを端末通信部105によりサーバ102へ送信させる(S802)。
サーバ通信部108が顧客端末104から電子メールを受信すると、サーバ制御部111は制御動作を実施し、解析読出部110は受信した電子メールをフォームに基づいて解析し、ロック要求データ、口座番号及び電子メールアドレスを読み出す(S803)。
解析読出部110がデータを読み出すと、検索判断部71は、読み出した口座番号に基づいてサーバ格納部109を検索し、該口座番号に対応する電子メールアドレスを読み出し、サーバ格納部109から読み出した電子メールアドレスと電子メールから読み出した電子メールアドレスとを比較し、一致するか否かを判断する(S804)。
一致すると判断すると、データ生成部72は、読み出したロック要求データに基づいて、ホスト格納部79にロック情報を設定することを要求する設定要求データを生成し、サーバ通信部108が該設定要求データを口座番号と共にホストコンピュータ62へ送信する(S805)。
ホスト通信部78が設定要求データ及び口座番号を受信すると、設定部27は、ホスト格納部79にロック情報を設定する(S806)。ロック情報が設定されると、ホスト制御部80は、ホスト通信部78にサーバ102へ設定完了信号を送信させる(S807)。
サーバ通信部108がホストコンピュータ62から設定完了信号を受信すると、サーバ制御部111は、サーバ格納部109に格納された電子メールアドレスに基づき、顧客の口座がロックされたことを通知するロック設定完了メールをサーバ通信部108により送信させ(S808)、取引処理システム100は処理を終了する。
電子メールアドレスが一致しないと判断する(S804)と、サーバ通信部108は登録されている顧客端末と一致しないことを通知するエラー通知メールを顧客端末104へ送信し(809)、取引処理システム100は処理を終了する。
上記のように、実施例1、2と同様に、顧客が所定識別情報で特定される専用の顧客端末を利用して、インターネット回線を介して電子メールにより顧客の口座をロックし、該口座に対する取引処理を停止させることができる。
また、口座がロックされている状態で、利用者がキャッシュカードを用いて取引処理を行う場合、取引処理システム100は、実施例1、2と同様に、該口座に対する取引処理を停止する。これにより、偽造カードの不正使用を抑止することができる。
次に、口座のロックを解除する動作を、図20に示すフローチャートに沿って説明する。
図20は、本発明に係る取引処理システムの実施例3におけるロック解除動作を示すフローチャートである。
顧客Aが顧客端末104を操作して解除フォームの表示を要求すると、端末制御部107は制御動作を実施し、フォーム記憶部106に記憶されている解除フォームを読み出し、端末表示部21に該フォームを表示させる(S901)。
顧客が端末入力部22により解除フォームに口座番号「XXXXXX1」及びパスワード「WWWW1」を入力して送信操作を行うと、端末制御部107は、所定識別情報記憶部20から電子メールアドレス「aaa1@bbb1.com」を読み出し、口座番号及びパスワードを入力した解除フォームに該電子メールアドレスを付加し、口座番号及びパスワードを入力した解除フォームと電子メールアドレスとを含む電子メールをサーバ102へ送信させる(S902)。
サーバ通信部108が顧客端末104から電子メールを受信すると、サーバ制御部111は制御動作を実施し、解析読出部110は受信した電子メールをフォームに基づいて解析し、解除要求データ、口座番号、パスワード及び電子メールアドレスを読み出す(S903)。
解析読出部110がデータを読み出すと、検索判断部71は、読み出した口座番号に基づいてサーバ格納部109を検索し、該口座番号に対応するパスワードを読み出し、サーバ格納部109から読み出したパスワードと電子メールから読み出したパスワードとを比較し、一致するか否かを判断する(S904)。
一致すると判断すると、検索判断部71は、電子メールから読み出した口座番号に対応する電子メールアドレスを読み出し、サーバ格納部109から読み出した電子メールアドレスと電子メールから読み出した電子メールアドレスとを比較し、一致するか否かを判断する(S905)。
一致すると判断すると、データ生成部72は、読み出した解除要求データに基づいて、ホスト格納部79に設定されているロック情報を削除することを要求する削除要求データを生成し、サーバ通信部108が該削除要求データを口座番号と共にホストコンピュータ62へ送信する(S906)。
ホスト通信部78が削除要求データ及び口座番号を受信すると、削除部28は、ホスト格納部79に設定されたロック情報を削除する(S907)。ロック情報が削除されると、ホスト制御部80は、ホスト通信部78にサーバ102へ削除完了信号を送信させる(S908)。
サーバ通信部108がホストコンピュータ62から削除完了信号を受信すると、サーバ制御部111は、サーバ格納部109に格納された電子メールアドレスに基づき、顧客の口座のロックが解除されたことを通知する解除完了メールをサーバ通信部108により送信させ(S909)、取引処理システム100は処理を終了する。
パスワードが一致しないと判断する(S904)と、サーバ通信部108はパスワードが一致しないことを示すエラー通知メールを顧客端末104へ送信し(S910)、取引処理システム100は処理を終了する。
所定識別情報が一致しないと判断する(S905)と、サーバ通信部108は登録されている顧客端末と一致しないことを示すエラー通知メールを顧客端末104へ送信し(S911)、取引処理システム100は処理を終了する。
上記のように、実施例1、2と同様に、顧客が所定識別情報で特定される専用の顧客端末を利用して、インターネット回線を介して電子メールにより顧客の口座のロックを解除することができる。
次に、予め口座のロックを解除する時間帯を設定して予約する動作を、図21に示すフローチャートに沿って説明する。
図21は、本発明に係る取引処理システムの実施例3におけるロック解除予約動作を示すフローチャートである。
顧客Aが顧客端末104を操作して解除時間帯を予約するための電子メールフォームである解除予約フォームの表示を要求すると、端末制御部107は制御動作を実施し、フォーム記憶部106に記憶されている解除予約フォームを読み出し、端末表示部21に該フォームを表示させる(S1001)。
顧客が端末入力部22により解除予約フォームに口座番号「XXXXXX1」、パスワード「WWWW1」、ロック解除日時「1月1日9時00分」、再ロック日時「1月1日10時00分」を入力して電子メール送信操作を行うと、端末制御部107は、所定識別情報記憶部20から電子メールアドレス「aaa1@bbb1.com」を読み出し、データが入力された解除予約フォームに該電子メールアドレスを付加し、データが入力された解除予約フォーム及び電子メールアドレスを含む電子メールをサーバ102へ送信させる(S1002)。
サーバ通信部108が顧客端末104から電子メールを受信すると、サーバ制御部111は制御動作を実施し、解析読出部110は受信した電子メールをフォームに基づいて解析し、解除要求データ、口座番号、パスワード、所定識別情報、ロック解除日時及び再ロック日時を読み出す(S1003)。
解析読出部110がデータを読み出すと、検索判断部71は、読み出した口座番号に基づいてサーバ格納部109を検索し、該口座番号に対応するパスワードと電子メールアドレスとを読み出し、サーバ格納部109から読み出したパスワード及び電子メールアドレスと電子メールから読み出したパスワード及び電子メールアドレスとを比較し、一致するか否かを判断する(S1004〜S1005)。
パスワード及び所定識別情報が一致すると判断されると、サーバ制御部111は、サーバ格納部109にロック解除日時及び再ロック日時を口座番号に対応させて格納する(S1006)。即ち、サーバ格納部109において、口座番号「XXXXXX1」の口座に対応する解除日時項目112にデータ「2005−01−01−09:00」が、再ロック日時項目113にデータ「2005−01−01−10:00」が、それぞれ書き込まれる。
サーバ格納部109にロック解除日時及び再ロック日時が格納されると、サーバ制御部111は、サーバ格納部109に格納された電子メールアドレスに基づき、ロック解除日時及び再ロック日時の予約設定が完了したことを通知する予約完了メールをサーバ通信部108により送信させ(S1007)、取引処理システム100は処理を終了する。
パスワード及び所定識別情報が一致しないと判断された場合(S1008及びS1009)は、図19に示されたロック解除動作の場合(S910及びS911)と同じなので、説明を省略する。
次に、顧客が口座のロックを解除する時間帯を設定して予約し、サーバ格納部にロック解除日時及び再ロック日時が格納されている場合の、取引処理システム100の動作を、図22に示すフローチャートに沿って説明する。
図22は、本発明に係る取引処理システムの実施例3における解除予約に基づく動作を示すフローチャートである。
監視部73が、タイマー74の時間(T)によって、サーバ格納部109に格納された解除日時(T)に達したことを検知する(S1101)と、データ生成部72が動作を開始し、データ生成部72により生成された削除要求データが口座番号と共にホストコンピュータ62へ送信される(S1102)。
ホスト通信部78が削除要求データ及び口座番号を受信すると、ホスト格納部79に設定されているロック情報が削除され(S1103)、ホスト通信部78から削除完了信号がサーバ102へ送信される(S1104)。
サーバ通信部108が削除完了信号を受信すると、サーバ制御部111は、サーバ格納部109に格納された電子メールアドレスに基づき、顧客の口座のロックが解除されたことを通知する解除完了メールをサーバ通信部108により送信させる(S1105)。
また、監視部73が、タイマーの時間(T)によって、サーバ格納部109に格納された再ロック日時(T)に達したことを検知する(S1106)と、データ生成部72が動作を開始し、データ生成部72により生成された設定要求データが口座番号と共にホストコンピュータ62へ送信される(S1107)
ホスト通信部78が設定要求データ及び口座番号を受信すると、ホスト格納部79にロック情報が設定され(S1108)、ホスト通信部78から設定完了信号がサーバ102へ送信される(S1109)。
サーバ通信部108が設定完了信号を受信すると、サーバ制御部111は、サーバ格納部109に格納された電子メールアドレスに基づき、顧客の口座が再ロックされたことを通知する再ロック完了メールをサーバ通信部108により送信させる(S1112)。
上記のように、顧客が口座のロックを解除する時間帯を予め設定しておき、設定された時間帯のみ口座のロックを解除することにより、効果的に口座をロックすることができる。
本実施例では、取引処理システムにおいて、ホストコンピュータと顧客端末との間に接続されるメールサーバを設ける構成をとることにより、顧客端末は電子メールにより口座のロック及びロック解除を要求することができる。また、口座のロックの解除及び再ロックを指定して予約した場合も、解除及び再ロックの完了を電子メールで顧客に通知することにより、より安全性が高まる。
なお、本実施例では、顧客端末の所定識別情報として、電子メールアドレスを採用したが、これに代えて、製造番号を採用することができる。
また、本実施例では、顧客端末として携帯電話機を用いたが、これに代えて、パーソナルコンピュータを採用することができる。この場合、所定識別情報として該パーソナルコンピュータの固有の電子メールアドレスを採用することができる。
図23は、本発明に係る取引処理システムの実施例4の構成を示すブロック図である。
本実施例の取引処理システムでは、ホストコンピュータと顧客端末との間に接続されるサーバは実施例2及び3におけるサーバとは異なり、CTI(Computer Telephony Integration)サーバである。
なお、本実施例において、実施例1乃至3と同様な構成は同一の符号で示し、これらについての説明を省略する。
取引処理システム120は、図22に示されているように、自動取引装置11と、自動取引装置11に第3通信回線としての専用回線61を介して接続されるホストコンピュータ62と、該ホストコンピュータ62に第1通信回線としての専用回線121を介して接続されるサーバ122と、該サーバ122に第2通信回線としての電話回線123を介して接続される顧客端末124とから構成される。
顧客端末124は、本実施例では例えば顧客に専用され且つ所定識別情報を有する家庭用の固定電話機であり、所定識別情報記憶部20、端末入力部125、端末通信部126、メッセージ再生部127及びこれらを制御する端末制御部128を備えている。
所定識別情報記憶部20に記憶されている所定識別情報は、本実施例では固定電話機の電話番号である。
端末入力部125は、例えばプッシュボタンであり、顧客に入力データを入力させる機能を有する。
端末通信部126は、電話回線123を介してサーバ122との間で音声によりデータを送受信する機能を有する。
メッセージ再生部127は、スピーカーを含み、端末通信部126により受信した後述するメッセージを再生する機能を有する。
サーバ122は、本実施例ではCTIサーバであり、サーバ通信部129、サーバ格納部130、メッセージ記憶部131、メッセージ読出部132、信号解析部133、検索判断部71、データ生成部72、監視部73、タイマー74、及びこれらを制御するサーバ制御部134を備えている。
サーバ通信部129は、専用回線121を介してホストコンピュータ62との間でデータを送受信する機能と、電話回線123を介して顧客端末124との間で音声によりデータを送受信する機能とを有する。
サーバ格納部130は、顧客の口座における口座番号と口座のロック解除のためのパスワードと所定識別情報としての電話番号とを対応させて格納する機能を有する。サーバ格納部130は、また、顧客端末124から受信した解除日時及び再ロック日時を格納する機能を有する。
図24は、サーバ格納部130の構成を示す図である。
図24に示されるように、サーバ格納部130では、各口座番号に対応して、パスワード及び電子メールアドレスが予め格納されている。例えば、口座番号「XXXXXX1」の口座では、パスワードは「WWWW1」、所定識別情報は「03−1234−5678」となっている。
また、サーバ格納部130には更に解除日時項目135及び再ロック日時項目136が設けられる。解除日時項目135及び再ロック日時項目136には、口座のロックを解除する日時を示す解除日時と、口座を再ロックする日時を示す再ロック日時とが、それぞれ格納される。
メッセージ記憶部131は、顧客にサービスの案内をするための音声メッセージや、選択データの選択及び入力データの入力を促すための音声メッセージ、結果を通知するための音声メッセージ等を予め記憶している。
メッセージ読出部132は、メッセージ記憶部131からいずれかの音声メッセージを読み出す機能を有する。
信号解析部133は、顧客端末124から受信したトーン信号を解析する機能を有する。
次に、本発明に係る取引処理システム120の動作を説明する。
まず、口座のロックを行う場合の動作を、図25に示すフローチャートに沿って説明する。
図25は、本発明に係る取引処理システムの実施例4におけるロック設定動作を示すフローチャートである。
顧客Aが端末入力部125により、サーバ122における口座のロック及びロック解除の自動音声受付用の電話番号を入力(ダイヤル)すると、顧客端末124はサーバ122に接続する(S1201)。この時、端末制御部128は、所定識別情報記憶部20に記憶された所定識別情報を読み出し、端末通信部126に該所定識別情報をサーバ122へ送信させる(S1202)。
顧客端末124がサーバ122に接続すると、サーバ制御部134は制御動作を実施し、メッセージ読出部132が顧客に口座のロック又はロックの解除を選択させるためのサービス選択メッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129により該メッセージを顧客端末124へ送信する(S1203)。
端末通信部126がサービス選択メッセージを受信すると、メッセージ再生部127が該メッセージを再生する。サービス選択メッセージに基づき、顧客が端末入力部125により口座をロックするためのロック選択番号を入力する(S1204)と、端末通信部126はロック選択信号をサーバ122へ送信する。サーバ通信部129が該信号を受信すると、信号解析部133が該信号を解析する(S1205)。
信号解析部133がロック選択信号を解析すると、メッセージ読出部132は、顧客に口座番号を入力させるための口座番号入力メッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129が該メッセージを顧客端末124へ送信する(S1206)。
端末通信部126が口座番号入力メッセージを受信し、顧客が端末入力部125により口座番号を入力する(S1207)と、端末通信部126は該口座番号をサーバ122へ送信する。サーバ通信部129が該信号を受信すると、信号解析部133が該信号を解析し、口座番号を読み出す(S1208)。
信号解析部133が口座番号を読み出すと、検索判断部71は、読み出した口座番号に基づいてサーバ格納部130を検索し、該口座番号に対応してサーバ格納部130に格納されている所定識別情報を読み出し、読み出された所定識別情報とS1201で顧客端末124から受信した所定識別情報とを比較し、一致するか否かを判断する(S1209)。
一致すると判断すると、データ生成部72は、ホスト格納部79にロック情報を設定することを要求する設定要求データを生成し、サーバ通信部129が該設定要求データを口座番号と共にホストコンピュータ62へ送信する(S1210)。
ホスト通信部78が設定要求データ及び口座番号を受信すると、設定部27は、ホスト格納部79にロック情報を設定し(S1211)、ホスト通信部78はサーバ122へ設定完了信号を送信する(S1212)。
サーバ通信部129が設定完了信号を受信すると、メッセージ読出部132は顧客の口座がロックされたことを通知するロック設定完了メッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129が該メッセージを顧客端末124へ送信する(S1213)と、取引処理システム120は処理を終了する。
所定識別情報が一致しないと判断する(S1209)と、メッセージ読出部132は、登録されている顧客端末と一致しないことを示すエラー通知メッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129が該メッセージを顧客端末124へ送信する(1214)と、取引処理システム120は処理を終了する。
上記のように、顧客が所定識別情報で特定される顧客端末を利用して、電話回線を介して顧客の口座をロックし、該口座に対する取引処理を停止させることができる。
また、口座がロックされている状態で、利用者がキャッシュカードを用いて取引処理を行う場合、取引処理システム120は、実施例1乃至3と同様に、該口座に対する取引処理を停止する。これにより、偽造カードの不正使用を抑止することができる。
次に口座のロックを解除する動作を、図26に示すフローチャートに沿って説明する。
図26は、本実施例に係る取引処理システムの実施例4におけるロック解除動作を示すフローチャートである。
顧客Aが端末入力部125により、サーバ122における口座のロック及びロック解除の自動音声受付用の電話番号を入力(ダイヤル)すると、顧客端末124はサーバ122に接続する(S1301)。この時、端末制御部128は、所定識別情報記憶部20に記憶された所定識別情報を読み出し、端末通信部126に該所定識別情報をサーバ122へ送信させる(S1302)。
顧客端末124がサーバ122に接続すると、サーバ制御部134は制御動作を実施し、メッセージ読出部132が顧客に口座のロック又はロックの解除を選択させるためのサービス選択メッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129により該メッセージを顧客端末124へ送信する(S1303)。
端末通信部126がサービス選択メッセージを受信すると、メッセージ再生部127が該メッセージを再生する。サービス選択メッセージに基づき、顧客が端末入力部125により口座のロックを解除するための解除選択番号を入力すると、端末通信部126は解除選択信号をサーバ122へ送信する(S1304)。サーバ通信部129が該信号を受信すると、信号解析部133が該信号を解析する(S1305)。
信号解析部133が解除選択信号を解析すると、メッセージ読出部132は、顧客に口座番号及びパスワードを入力させるための口座情報入力メッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129が該メッセージを顧客端末124へ送信する(S1306)。
端末通信部126が口座情報入力メッセージを受信し、顧客が端末入力部125により口座番号及びパスワードを入力する(S1307)と、端末通信部126は該口座番号及びパスワードをサーバ122へ送信する。サーバ通信部129が該信号を受信すると、信号解析部133が該信号を解析し、口座番号及びパスワードを読み出す(S1308)。
信号解析部133が口座番号を読み出すと、検索判断部71は、読み出した口座番号に基づいてサーバ格納部130を検索し、まず該口座番号に対応してサーバ格納部130に格納されているパスワードを読み出し、サーバ格納部130から読み出したパスワードと信号解析部133が読み出したパスワードとを比較させ、一致するか否かを判断する(S1309)。
パスワードが一致すると判断すると、検索判断部71は、読み出した口座番号に対応してサーバ格納部130に格納されている所定識別情報を読み出し、サーバ格納部130から読み出した所定識別情報とS1301で顧客端末124から受信した所定識別情報とを比較し、一致するか否かを判断する(S1310)。
所定識別情報が一致すると判断すると、データ生成部72は、ホスト格納部79に設定されているロック情報を削除することを要求する削除要求データを生成し、サーバ通信部129が該削除要求データを口座番号と共にホストコンピュータ62へ送信する(S1311)。
ホスト通信部78が削除要求データ及び口座番号を受信すると、削除部28は、ホスト格納部79に設定されたロック情報を削除し(S1312)、ホスト通信部78はサーバ122へ削除完了信号を送信させる(S1313)。
サーバ通信部129が削除完了信号を受信すると、メッセージ読出部132は、顧客の口座のロックが解除されたことを通知する解除完了メッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129が該メッセージを顧客端末124へ送信する(S1314)と、取引処理システム120は処理を終了する。
パスワードが一致しないと判断する(S1309)と、メッセージ読出部132は、パスワードが一致しないことを示すエラーメッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129が該メッセージを顧客端末124へ送信する(S1315)と、取引処理システム120は処理を終了する。
所定識別情報が一致しないと判断する(S1310)と、メッセージ読出部132は、登録されている顧客端末と一致しないことを示すエラーメッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129が該メッセージを顧客端末124へ送信する(S1316)と、取引処理システム120は処理を終了する。
上記のように、顧客が所定識別情報で特定される顧客端末を利用して、電話回線を介して顧客の口座のロックを解除することができる。
次に、予め口座のロックを解除する時間帯を設定して予約する動作を、図27に示すフローチャートに沿って説明する。
図27は、本発明に係る取引処理システムの実施例4におけるロック解除予約動作を説明するためのフローチャートである。
顧客Aが端末入力部125により、サーバ122における口座のロック及びロック解除の自動音声受付用の電話番号を入力(ダイヤル)すると、顧客端末124はサーバ122に接続する(S1401)。この時、端末制御部128は、所定識別情報記憶部20に記憶された所定識別情報を読み出し、端末通信部126に該所定識別情報をサーバ122へ送信させる(S1402)。
顧客端末124がサーバ122に接続すると、サーバ制御部134は制御動作を実施し、メッセージ読出部132が顧客に口座のロック又はロックの解除を選択させるためのサービス選択メッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129により該メッセージを顧客端末124へ送信する(S1403)。
端末通信部126がサービス選択メッセージを受信すると、メッセージ再生部127が該メッセージを再生する。サービス選択メッセージに基づき、顧客が端末入力部125により口座のロックを解除する時間帯を予約するための解除予約番号を入力すると、端末通信部126は解除選択信号をサーバ122へ送信する(S1404)。サーバ通信部129が該信号を受信すると、信号解析部133が該信号を解析する(S1405)。
信号解析部133が解除予約信号を解析すると、メッセージ読出部132は、顧客に口座番号及びパスワードを入力させるための口座情報入力メッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129が該メッセージを顧客端末124へ送信する(S1406)。
端末通信部126が口座情報入力メッセージを受信し、顧客が端末入力部125により口座番号及びパスワードを入力する(S1407)と、端末通信部126は該口座番号及びパスワードをサーバ122へ送信する。サーバ通信部129が該信号を受信すると、信号解析部133が該信号を解析し、口座番号及びパスワードを読み出す(S1408)。
信号解析部133が口座番号を読み出すと、検索判断部71は、読み出した口座番号に基づいてサーバ格納部130を検索し、まず該口座番号に対応してサーバ格納部130に格納されているパスワードを読み出し、サーバ格納部130から読み出したパスワードと信号解析部133が読み出したパスワードとを比較させ、一致するか否かを判断する(S1409)。
パスワードが一致すると判断すると、検索判断部71は、読み出した口座番号に対応してサーバ格納部130に格納されている所定識別情報を読み出し、サーバ格納部130から読み出した所定識別情報とS1301で顧客端末124から受信した所定識別情報とを比較し、一致するか否かを判断する(S1410)。
所定識別情報が一致すると判断すると、メッセージ読出部132は、顧客にロック解除日時を入力させるためのロック解除日時入力メッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129が該メッセージを顧客端末へ送信する(S1411)。
端末通信部126がロック解除日時入力メッセージを受信し、顧客が端末入力部125によりロック解除日時を入力する(S1412)と、端末通信部126は該ロック解除日時をサーバ122へ送信する。サーバ通信部129が該信号を受信すると、信号解析部133が該信号を解析し、ロック解除日時を読み出し(S1413)、サーバ制御部134が該ロック解除日時をサーバ格納部130に格納させる(S1414)。
次にメッセージ読出部132は、顧客に再ロック日時を入力させるための再ロック日時入力メッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129が該メッセージを顧客端末へ送信する(S1415)。
端末通信部126が再ロック日時入力メッセージを受信し、顧客が端末入力部125によりロック解除日時を入力する(S1416)と、端末通信部126は該再ロック日時をサーバ122へ送信する。サーバ通信部129が該信号を受信すると、信号解析部133が該信号を解析し、再ロック日時を読み出し(S1417)、サーバ制御部134が該再ロック日時をサーバ格納部130に格納させる(S1418)。
ロック解除日時及び再ロック日時が格納されると、メッセージ読出部132は、顧客の口座のロックの解除時間帯が予約されたことを通知する予約完了メッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129が該メッセージを顧客端末124へ送信する(S1419)と、取引処理システム120は処理を終了する。
パスワードが一致しないと判断する(S1409)と、メッセージ読出部132は、パスワードが一致しないことを示すエラーメッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129が該メッセージを顧客端末124へ送信する(S1420)と、取引処理システム120は処理を終了する。
所定識別情報が一致しないと判断する(S1410)と、メッセージ読出部132は、登録されている顧客端末と一致しないことを示すエラーメッセージをメッセージ記憶部131から読み出し、サーバ通信部129が該メッセージを顧客端末124へ送信する(S1421)と、取引処理システム120は処理を終了する。
サーバ格納部130にロック解除及び再ロックの予約日時が格納されている場合の取引処理システム120の動作は、実施例2と同じなので、説明を省略する。
なお、ロック解除又は再ロックが完了した際に、サーバから顧客端末へ解除完了音声メッセージ又は再ロック完了音声メッセージを送信するような構成をとっても良い。この場合、サーバは、サーバ格納部に格納されている顧客端末の所定識別情報、即ち電話番号をダイヤルし、接続すると、メッセージ記憶部により記憶された通知メッセージをサーバ通信部により送信する。又は、サーバ格納部に顧客の電子メールアドレスを予め登録しておき、該電子メールアドレスに基づいて、完了を通知する電子メールを顧客に送信する構成をとっても良い。
以上のように、本実施例では、取引処理システムにおいて、ホストコンピュータと顧客端末との間に接続されるCTIサーバを設ける構成をとることにより、電話により口座のロック及びロック解除ができるようになるため、インターネットに接続する必要がなく、顧客の利便性が高まる。
なお、本実施例では、顧客端末として家庭用の固定電話機を用いたが、これに代えて、携帯電話機を採用することができる。
本発明の実施例1に係る取引処理システムの構成を示すブロック図である。 実施例1のホスト格納部の構成を示す図である。 本発明に係る取引処理システムの実施例1におけるロック設定動作を示すフローチャートである。 顧客端末の端末表示部に表示される画面の説明図である。 口座のロック状態でキャッシュカードを用いて取引処理を行う場合の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る取引処理システムの実施例1におけるロック解除動作を示すフローチャートである。 顧客端末の端末表示部に表示される画面の説明図である。 本発明の実施例2に係る取引処理システムの構成を示すブロック図である。 実施例2のサーバ格納部の構成を示す図である。 実施例2のホスト格納部の構成を示す図である。 本発明に係る取引処理システムの実施例2におけるロック設定動作を示すフローチャートである。 本発明に係る取引処理システムの実施例2におけるロック解除動作を示すフローチャートである。 顧客端末の端末表示部に表示される画面の説明図である。 本発明に係る取引処理システムの実施例2におけるロック解除予約動作を示すフローチャートである。 顧客端末の端末表示部に表示される画面の説明図である。 本発明に係る取引処理システムの実施例2における解除予約に基づく動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係る取引処理システムの構成を示すブロック図である。 実施例3のサーバ格納部の構成を示す図である。 本発明に係る取引処理システムの実施例3におけるロック設定動作を示すフローチャートである。 本発明に係る取引処理システムの実施例3におけるロック解除動作を示すフローチャートである。 本発明に係る取引処理システムの実施例3におけるロック解除予約動作を示すフローチャートである。 本発明に係る取引処理システムの実施例3における解除予約に基づく動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例4に係る取引処理システムの構成を示すブロック図である。 実施例4のサーバ格納部の構成を示す図である。 本発明に係る取引処理システムの実施例4におけるロック設定動作を示すフローチャートである。 本発明に係る取引処理システムの実施例4におけるロック解除動作を示すフローチャートである。 本発明に係る取引処理システムの実施例4におけるロック解除予約動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10、60、100、120 取引処理システム
11 自動取引装置
12、61、63、101、121 専用回線
13、62 ホストコンピュータ
14、65、103 インターネット回線
15、66、104、124 顧客端末
17 装置通信部
22 端末入力部
23、67、105、126 端末通信部
25、78 ホスト通信部
26、79 ホスト格納部
27 設定部
28 削除部
29 検索生成部
30、71 検索判断部
64、102、122 サーバ
69、108、129 サーバ通信部
70、109、130 サーバ格納部
72 データ生成部
123 電話回線

Claims (23)

  1. 少なくとも顧客の口座における口座番号に基づいて取引処理を行うためのホストコンピュータと、第1通信回線を介して該ホストコンピュータに接続し、前記顧客に専用され且つ所定識別情報を有する顧客端末とを含む取引処理システムであって、
    前記顧客端末は、
    前記取引処理を停止させるべく前記口座のロック要求を示すロック要求データと前記口座番号とを前記顧客に入力させる端末入力部と、
    入力された前記ロック要求データの送信に伴い、入力された前記口座番号及び前記所定識別情報を前記ホストコンピュータに送信するための端末通信部とを備え、
    前記ホストコンピュータは、
    前記口座番号及び前記所定識別情報を対応させて予め格納するホスト格納部と、
    前記顧客端末から前記ロック要求データ、前記口座番号及び前記所定識別情報を受信するためのホスト受信部と、
    前記口座番号に基づいて前記ホスト格納部に格納されている前記所定識別情報を検索して該所定識別情報が受信した所定識別情報に一致するか否かを判断する検索判断部と、
    前記判断部により一致すると判断された場合、前記ロック要求データに基づいて前記口座番号に対応するロック情報を設定する設定部とを備える
    ことを特徴とする取引処理システム。
  2. 前記取引処理システムは、
    前記ホストコンピュータに第2通信回線を介して接続し、前記取引処理を行うために前記口座番号を入力して前記ホストコンピュータに送る自動取引装置を更に含み、
    前記ホストコンピュータは、
    前記自動取引装置から受信した前記口座番号に基づいて前記ロック情報を検索し、該ロック情報に基づいて前記取引処理を停止させるための停止制御信号を生成する検索生成部と、
    該停止制御信号を前記自動取引装置に送信するホスト送信部とを更に備え、
    前記自動取引装置は、前記停止制御信号を受信すると、前記取引処理を停止することを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  3. 前記ホストコンピュータは、設定されている前記ロック情報を削除するための削除部を更に備え、
    前記顧客端末において、
    前記端末入力部は、前記ロックを解除するために解除要求データと前記口座番号とを入力し、
    前記端末通信部は、入力された前記解除要求データの送信に伴い、入力された前記口座番号及び前記所定識別情報を前記ホストコンピュータに送信し、
    前記ホストコンピュータにおいて、
    前記ホスト受信部は、前記顧客端末から前記解除要求データ、前記口座番号及び前記所定識別情報を受信し、
    前記検索判断部は、前記顧客端末からの前記口座番号に基づいて前記ホスト格納部に格納されている前記所定識別情報を検索して該所定識別情報が受信した所定識別情報に一致するか否かを判断し、
    前記検索判断部により一致すると判断された場合、前記削除部は、前記解除要求データに基づいて前記口座番号に対応するロック情報を削除することを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  4. 前記取引処理は、前記口座番号と共に更に前記口座における暗証番号を用いて行われ、
    前記顧客端末において、
    前記端末入力部は、更に前記暗証番号を入力し、
    前記端末通信部は、更に入力された前記暗証番号を前記ホストコンピュータに送信し、
    前記ホストコンピュータにおいて、
    前記ホスト格納部は、更に前記暗証番号を前記口座番号及び前記所定識別情報と対応させて予め格納し、
    前記ホスト受信部は、更に前記暗証番号を受信し、
    前記検索判断部は、前記口座番号と共に更に前記暗証番号に基づいて判断動作を行うことを特徴とする請求項3記載の取引処理システム。
  5. 前記第1通信回線はweb通信を行うためのインターネット回線であり、前記顧客端末は前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は前記携帯電話機の製造番号であることを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  6. 前記第1通信回線はweb通信を行うためのインターネット回線であり、前記顧客端末は前記顧客の専用パーソナルコンピュータであり、前記所定識別情報は前記パーソナルコンピュータの専用IPアドレスであることを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  7. 前記第1通信回線は電子メール通信を行うためのインターネット回線であり、前記顧客端末は前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は前記携帯電話機の電子メールアドレスであり、前記端末通信部は、前記ロック要求データ、前記口座番号及び前記電子メールアドレスを電子メールで前記ホストコンピュータに送信することを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  8. 前記第1通信回線は無線電話回線であり、前記顧客端末は前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は前記携帯電話機の電話番号であることを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  9. 前記第1通信回線は電話回線であり、前記顧客端末は家庭用の固定電話機であり、前記所定識別情報は前記固定電話機の電話番号であることを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  10. 少なくとも顧客の口座における口座番号に基づいて取引処理を行うためのホストコンピュータと、第1通信回線を介して該ホストコンピュータに接続するサーバと、第2通信回線を介して該サーバに接続し、前記顧客に専用され且つ所定識別情報を有する顧客端末とを含む取引処理システムであって、
    前記顧客端末は、
    前記取引処理を停止させるべく前記口座のロック要求を示すロック要求データと前記口座番号とを前記顧客に入力させる端末入力部と、
    入力された前記ロック要求データの送信に伴い、入力された前記口座番号及び前記所定識別情報を前記サーバに送信するための端末通信部とを備え、
    前記サーバは、
    前記口座番号及び前記所定識別情報を対応させて予め格納するサーバ格納部と、
    前記顧客端末から前記ロック要求データ、前記口座番号及び前記所定識別情報を受信するためのサーバ受信部と、
    前記口座番号に基づいて前記サーバ格納部に格納されている前記所定識別情報を検索して該所定識別情報が受信した所定識別情報に一致するか否かを判断する検索判断部と、
    前記検索判断部により一致すると判断された場合、前記ロック要求データに基づいて前記口座のロックの設定を要求する設定要求データを生成するデータ生成部と、
    前記ホストコンピュータに前記設定要求データ及び前記口座番号を送信するためのサーバ送信部とを備え、
    前記ホストコンピュータは、
    前記口座番号を予め格納するホスト格納部と、
    前記顧客端末からの前記設定要求データ及び前記口座番号を受信するためのホスト受信部と、
    前記設定要求データに基づいて、前記口座番号に対応するロック情報を設定する設定部とを備える
    ことを特徴とする取引処理システム。
  11. 前記取引処理システムは、
    前記ホストコンピュータに第3通信回線を介して接続し、前記取引処理を行うために前記口座番号を入力して前記ホストコンピュータに送る自動取引装置を更に含み、
    前記ホストコンピュータは、
    前記自動取引装置から受信した前記口座番号に基づいて前記ロック情報を検索し、該ロック情報に基づいて前記取引処理を停止させるための停止制御信号を生成する検索生成部と、
    該停止制御信号を前記自動取引装置の送信するホスト送信部とを更に備え、
    前記自動取引装置は、前記停止制御信号を受信すると、前記取引処理を停止することを特徴とする請求項10記載の取引処理システム。
  12. 前記ホストコンピュータは、前記設定部により前記ロック情報が設定されると、前記サーバに設定完了信号を送信し、
    前記サーバは、前記ホストコンピュータから前記設定完了信号を受信すると、前記顧客端末に前記口座がロックされたことを通知することを特徴とする請求項10記載の取引処理システム。
  13. 前記ホストコンピュータは、設定されている前記ロック情報を削除するための削除部を更に備え、
    前記顧客端末において、
    前記端末入力部は、前記ロックを解除するために解除要求データと前記口座番号とを入力し、
    前記端末通信部は、入力された前記解除要求データの送信に伴い、入力された前記口座番号及び前記所定識別情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバにおいて、
    前記サーバ受信部は、前記顧客端末から前記解除要求データ、前記口座番号及び前記所定識別情報を受信し、
    前記検索判断部は、前記顧客端末からの前記口座番号に基づいて前記サーバ格納部に格納されている前記所定識別情報を検索して該所定識別情報が受信した所定識別情報に一致するか否かを判断し、
    前記検索判断部により一致すると判断された場合、前記データ生成部は、前記解除要求データに基づいて前記口座番号に対応するロック情報の削除を要求する削除要求データを生成し、
    前記サーバ送信部は、前記削除要求データを前記ホストコンピュータに送信し、
    前記ホストコンピュータにおいて、
    前記ホスト受信部は、前記サーバから前記削除要求データ及び前記口座番号を受信し、
    前記削除要求データを受信すると、前記削除部は、前記サーバからの前記口座番号に対応する前記ロック情報を削除することを特徴とする請求項10記載の取引処理システム。
  14. 前記ホストコンピュータは、前記削除部により前記ロック情報が削除されると、前記サーバに削除完了信号を送信し、
    前記サーバは、前記ホストコンピュータから前記削除完了信号を受信すると、前記顧客端末に前記口座のロックが解除されたことを通知することを特徴とする請求項13記載の取引処理システム。
  15. 前記取引処理は、前記口座番号と共に更に前記口座における暗証番号を用いて行われ、
    前記顧客端末において、
    前記端末入力部は、更に前記暗証番号を入力し、
    前記端末通信部は、更に入力された前記暗証番号を前記サーバに送信し、
    前記サーバにおいて、
    前記サーバ格納部は、更に前記暗証番号を前記口座番号及び前記所定識別情報と対応させて予め格納し、
    前記サーバ受信部は、更に前記暗証番号を受信し、
    前記検索判断部は、前記口座番号と共に更に前記暗証番号に基づいて判断動作を行うことを特徴とする請求項13記載の取引処理システム。
  16. 前記サーバは、タイマーを用いて前記データ生成部を監視する監視部を更に備え、
    前記顧客端末において、
    前記端末入力部は、更に前記口座のロックを解除する時刻を指定する解除時刻と、解除された前記口座を再ロックする時刻を指定するための再ロック時刻とを入力し、
    前記端末通信部は、前記解除時刻及び再ロック時刻を前記サーバに送信し、
    前記サーバにおいて、
    前記サーバ受信部は、前記顧客端末から前記解除時刻及び前記再ロック時刻を受信し、
    前記サーバ格納部は、受信した前記解除時刻及び前記再ロック時刻を格納し、
    前記監視部は、前記タイマーの時間が前記解除時刻に達すると、前記データ生成部の動作を開始させて前記削除要求データを生成させ、前記タイマーの時間が前記再ロック時刻に達すると、前記データ生成部の動作を開始させて前記設定要求データを生成させることを特徴とする請求項13記載の取引処理システム。
  17. 前記サーバはwebサーバであり、前記第2通信回線はweb通信を行うためのインターネット回線であり、前記顧客端末は前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は前記携帯電話機の製造番号であることを特徴とする請求項10記載の取引処理システム。
  18. 前記サーバはwebサーバであり、前記第2通信回線はweb通信を行うためのインターネット回線であり、前記顧客端末は前記顧客の専用パーソナルコンピュータであり、前記所定識別情報は前記パーソナルコンピュータの専用IPアドレスであることを特徴とする請求項10記載の取引処理システム。
  19. 前記サーバはメールサーバであり、前記第2通信回線は電子メール通信を行うためのインターネット回線であり、前記顧客端末は前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は前記携帯電話機の電子メールアドレスであり、前記端末通信部は、前記ロック要求データ、前記口座番号及び前記電子メールアドレスを電子メールで前記サーバに送信することを特徴とする請求項10記載の取引処理システム。
  20. 前記サーバはCTI(Computer Telephony Integration)サーバであり、前記第2通信回線は無線電話回線であり、前記顧客端末は前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は前記携帯電話機の電話番号であることを特徴とする請求項10記載の取引処理システム。
  21. 前記サーバはCTI(Computer Telephony Integration)サーバであり、前記第2通信回線は電話回線であり、前記顧客端末は家庭用の固定電話機であり、前記所定識別情報は前記固定電話機の電話番号であることを特徴とする請求項10記載の取引処理システム。
  22. 前記自動取引装置は、前記顧客のキャッシュカードから口座番号を読み取るカード読取部を更に備え、前記口座番号の入力は前記カード読取部により行われることを特徴とする請求項2又は11記載の取引処理システム。
  23. 前記自動取引装置は、前記顧客の通帳から口座番号を読み取る通帳読取部を更に備え、前記口座番号の入力は前記通帳読取部により行われることを特徴とする請求項2又は11記載の取引処理システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016517119A (ja) * 2013-04-26 2016-06-09 クイスク・インコーポレイテッドQuisk, Inc. 顧客制御口座の施錠機能を提供する方法及びシステム
JP2017174005A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 高知信用金庫 金融機関における取引施錠システム及び取引施錠方法
JP2024007854A (ja) * 2022-07-06 2024-01-19 株式会社三菱Ufj銀行 金融機関サーバ、方法、およびプログラム

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