JP2007017296A - 触針式表面形状測定器及びそれの探針の取付け方法 - Google Patents

触針式表面形状測定器及びそれの探針の取付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】探針の取付けや交換を他の構成要素を損傷させることなく容易に実施でき、装置の搬送時に支点やその部品の損傷を防ぐことができ、しかも探針の取付けや交換を容易に実施できる触針式表面形状測定器及びその探針取付け方法を提供する。
【解決手段】本発明の触針式表面形状測定器は、支持体が、変位センサの測定子と針圧発生装置の磁性体コアとを一端及び他端に支持する第1の支持部材と探針を一端に支持する第2の支持部材とで構成され、第1の支持部材の支点の近くにおいてその下側に、磁石を埋め込んだホルダーが取付けられ、第2の支持部材の他端が高透磁率部材で形成され、第2の支持部材の他端における高透磁率部材が、第1の支持部材の支点の近くにおいてその下側に取付けたホルダーにおける磁石による吸着力でホルダーに当接させて第1の支持部材に同一軸線に沿って固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、試料の表面形状を測定する触針式表面形状測定器及びそれの探針の取付け方法
に関するものである。
本明細書において、用語“試料の表面形状”は試料の段差、膜厚、表面粗さの概念を包含して意味するものとする。
従来技術による触針式表面形状測定器の一例を添付図面の図13及び図14に示す。これらの図面において、Aは棒状の支持体で、この棒状の支持体Aはその左右両横方向にのびる支点用針取付け部材Bを備え、支点用針取付け部材Bの両端には二つの支点用針Cが取付けられている。これら二つの支点用針Cは二つの支点受け部材D(図13に一方のみを示している)で支持され、それにより棒状の支持体Aは支点受け部材Dに支点用針Cを介して揺動自在に支持される。支持体Aの一端には探針Eが取付けられ、他端には変位センサFのコアGが取付けられている。この変位センサFは探針Eの垂直方向変位に応じて電気信号を発生する差動トランスから成っている。
また、支点の探針側には探針Eに針圧を加える針圧発生装置Hが設けられている。針圧発生装置Hは、コイルIと、コイルIの中心から軸方向にずれた位置に配置した高透磁率材のコアJとを備え、コアJは棒状の支持体Aに取付けられている。コイルJに流す電流の大きさに応じて、コアJをコイルIの中心へ引き込む力が発生され、それにより探針Eを試料に押し当てるように構成されている。試料又は検出系を走査することで探針Eは試料表面をなぞり、その表面形状に応じて、固定された支点のまわりに棒状の支持体Aが微小に回転運動し、コアGの変位を差動トランスFが検出し、それを探針先の変位に換算して試料の表面形状や段差が測定される。
このように構成した従来の触針式表面形状測定器においては、探針Eの先が摩耗した場合には探針Eを交換するために、交換可能な構造が必要となる。そのような探針の固定方法としては、例えば、棒状の支持体の先端付近に穴をあけ、探針を通し、それに対して垂直方向にねじ穴を設け、ねじで探針を横から押さえて固定する方法が知られている。他に、棒状の支持体の先端付近で磁石を用いて探針を棒状の支持体に固定する方法も知られている。
表面形状測定器の応答性、即ち、探針の表面形状への追随を速くするためには、支点のまわりの慣性モーメントを小さくする必要があり、そのことから探針の質量は小さい方がよく、探針の直径は0.5から1mmと細く、長さは数mmと短い。従って、探針交換の経験がなく、クリーンルーム内で手袋をはめた者にとっては、探針のねじ止め等の交換作業は非常に困難である。探針を磁石で棒状物の先端につける場合も部品は小さくやはり交換作業は難しい。また、上記棒状の支持体の太さも1mm程度しかなく、その先端での交換作業は、棒状の支持体等を破損しないように注意する必要がある。さらに、棒状の支持体は支点用針を介して支点受け部材に乗っているだけの不安定な状態なので、その先端での交換作業は非常に難しい。支点まわりの回転を滑らかにするために支点用針の先端は尖り、それを受ける支点受け部材の面は滑らかに研磨されており、不用意に力を加えると支点を傷める可能性もある。
磁石で棒状の支持体の先端に探針を取付ける方法では、試料によっては磁石からの磁場を遮蔽する必要があるが、高透磁率材で遮蔽する構造にすると、その分だけ棒状の支持体の先端部の質量が増し、慣性モーメントが大きくなるという欠点がある。
また、支点のまわりの回転を滑らかにするために、支点用針の先は鋭く研磨されており、また支点受けの底も滑らかに研磨されている。従って、探針の交換時には、その部分に力がかかることは極力避けたいが、支点受けに置いた状態で探針又は探針を含む交換部品を取外す際に支点部分に力がかかり、そこを傷める可能性がある。それを避けるために相手側部品すなわち非交換部品を作業者が手で保持すればよいが、装置すなわちセンサヘッドの枠組の幅が30mm程度と狭く、枠組内に2つのコイルもあるために指は入らない。
また、無理に探針又は探針を含む交換部品を下に引くと、センサコアなどを支える棒状の支持体の部分を破損する恐れもある。しかもこれらの棒状の支持体は、支点まわりの慣性モーメントを小さくするために、軽くなるように作られており、強度は大きくない。
さらに、触針式表面形状測定器におけるセンサヘッドの取付け位置によっては、下からヘッド内部を覗き込めない。従って、目で見ながらの交換ができない場合がある。
さらにまた、支点上の可動部は、支点受けに支点用針が乗っているだけで固定されておらず、そのままでは輸送できない。
そこで、本発明は、探針の取付けや交換を他の構成要素を損傷させることなく容易に実施できる触針式表面形状測定器及びその探針取付け方法を提供することを第1の目的としている。
また、本発明の別の目的は、探針の交換時や装置の搬送時に支点やその部品の損傷を防ぐことができ、しかも探針の取付けや交換を容易に実施できる触針式表面形状測定器及びその探針取付け方法を提供することにある。
上記の第1の目的を達成するために、本発明の第1の発明によれば、探針と、探針の垂直方向変位を検出する変位センサの測定子と、探針に針圧を加える針圧発生装置の磁性体コアとを取付けた支持体を支点で支持し、探針が捉えた試料の表面形状を支持体の支点回りの回転運動により変位センサで測定する触針式表面形状測定器の探針取付け方法において、
支持体を、変位センサの測定子と針圧発生装置の磁性体コアとを一端及び他端に支持する第
1の支持部材と探針を一端に支持する第2の支持部材とで構成し、第2の支持部材を磁石により第1の支持部材に同一軸線に沿って固定することを特徴としている。
支持体を、変位センサの測定子と針圧発生装置の磁性体コアとを一端及び他端に支持する
第1の支持部材と探針を一端に支持する第2の支持部材とで構成することにより、探針を含む部品のサイズを、クリーンルーム内で手袋をした作業者でも簡単に扱えるサイズにすることができる。
本発明の第1の発明による方法においては、第1の支持部材を支点で支持し、第2の支持部材の他端を高透磁率部材で形成し、第1の支持部材に装着した磁石に第2の支持部材の他端を吸着させることにより、第2の支持部材を第1の支持部材に固定し得る。
本発明の第1の発明による方法においては、磁石は第1の支持部材に固着されたホルダー内に埋め込まれ、ホルダーは第2の支持部材の他端における高透磁率部材を受け、ガイドする長手方向溝を備え得る。
本発明の第1の発明による方法においては、第2の支持部材の他端における高透磁率部材の長手方向両端に、磁石のホルダーを受け、ガイドする上向きにのびたガイド突起が形成され得る。
本発明の第1の発明による方法においては、磁石のホルダーの長手方向溝は外方に向って開いた長手方向に沿った側部傾斜ガイド面を備え、第2の支持部材の他端における高透磁率部材の長手方向両端のガイド突起が外方に向って開いた傾斜ガイド面を備え得る。
磁石のホルダー側と高透磁率部材側の両方にそれぞれガイド突起及び傾斜ガイド面を設けることにより、交換による探針位置の変化を小さくでき、互いの位置関係を決め、かつ、ずれを防ぐことができる。またガイド突起及び傾斜ガイド面が取り付け時にガイドとなり、探針を含む第2の支持部材の取付けが簡単になる。取付け用治具を用いて探針を含む部品すなわち第2の支持部材を取付ける場合は、その部品は離れた所から磁力により磁石に飛びつくが、その際にもガイド突起及び傾斜ガイド面の働きで正しい位置に収めることができる。
本発明の第1の発明による方法においては、磁石のホルダーは支点の近くに位置決めされ得る。
質量の大きい部品すなわち磁石のホルダーを支点の近くに配置することにより、支点まわりの慣性モーメントの増大を抑えることができ、表面形状測定器の応答性、即ち、探針の表面形状への追随の速さを損なわないようにできる。
本発明の第1の発明による方法においては、磁石はホルダー内に互いに極性を逆にして配置された二つの磁石で構成され得る。
二つの磁石の極性を逆にして配置することにより、磁石から離れた場所での磁場は小さくでき、磁石の磁場がセンサ、針圧発生装置、及び被測定物の試料に与える影響を小さくできる。また、磁力線は、磁石が吸着する第2の支持部材におけるパーマロイ等の高透磁率部材(強磁性体)の中に集中し、被測定物の試料に与える影響を小さくできる。
本発明の第1の発明による方法においては、第2の支持部材の他端における高透磁率部材の下側に、第2の支持部材の高透磁率部材を第1の支持部材に固着されたホルダー内に埋め込まれた磁石に吸着させて固定する際に第2の支持部材の傾きを修正する板状部材が設けられ得る。
第1の支持部材における磁石に飛びつく途中に第2の支持部材が傾いても、板状部材により傾きは修正され正しい位置に収めることができる。また吸着した後は、板状部材は相手側部品すなわち第1の支持部材とは隙間があり、接触しないので、微細な位置決めに悪影響を及ぼすことがないようにできる。
本発明の第2の発明によれば、探針と、探針の垂直方向変位を検出する変位センサの測定子と、探針に針圧を加える針圧発生装置の磁性体コアとを取付けた支持体を支点で支持し、探針が捉えた試料の表面形状を支持体の支点回りの回転運動により変位センサで測定する触針式表面形状測定器において、
支持体が、変位センサの測定子と針圧発生装置の磁性体コアとを一端及び他端に支持
する第1の支持部材と探針を一端に支持する第2の支持部材とで構成され、
第1の支持部材の支点の近くにおいてその下側に、磁石を埋め込んだホルダーが取付けられ、
第2の支持部材の他端が高透磁率部材で形成され、
第2の支持部材の他端における高透磁率部材を、第1の支持部材の支点の近くにおいてその下側に取付けたホルダーにおける磁石に吸着させて第1の支持部材に同一軸線に沿って固定するように構成した
ことを特徴としている。
本発明の第2の発明による触針式表面形状測定器においては、第1の支持部材の支点の近くにおいてその下側に取付けたホルダーは、第2の支持部材の他端における高透磁率部材を受け、ガイドする長手方向溝を備え得る。
本発明の第2の発明による触針式表面形状測定器においては、第1の支持部材における磁石を埋め込んだホルダーの長手方向溝の長さは、支点と探針との間の距離の約数分の一に設定され得る。
磁石はホルダーに埋め込み、ホルダーに第1の支持部材の長さ方向に溝を設け、その溝の長さを支点と探針との間の距離の約数分の一に構成することにより、探針を含む部品すなわち第2の支持部材は溝にはまり込み、従って簡単な機械加工で可能な寸法精度の部品でも、交換による探針の位置変化を小さくでき、探針の位置決め精度を上げることができる。
本発明の第2の発明による触針式表面形状測定器においては、第2の支持部材の他端における高透磁率部材の長手方向両端に、磁石のホルダーを受け、ガイドする上向きにのびたガイド突起が形成され得る。
本発明の第2の発明による触針式表面形状測定器においては、磁石のホルダーの長手方向溝は外方に向って開いた長手方向に沿った側部傾斜ガイド面を備え、第2の支持部材の他端における高透磁率部材の長手方向両端のガイド突起は外方に向って開いた傾斜ガイド面を備え得る。
本発明の第2の発明による触針式表面形状測定器においては、第1の支持部材に第2の支持部材を吸着固定する際に、第2の支持部材の他端における高透磁率部材は第1の支持部材における磁石のホルダーに当接するように構成され得る。
磁石の表面はホルダーの表面より奥に位置し、相手部品すなわち第2の支持部材に接触するのはホルダーの表面であり、磁石の工作精度(寸法精度、真直度、平面度)は相手部品との相対位置精度に影響しないので、大量生産で安い市販の既製磁石を使用できる。
本発明の第2の発明による触針式表面形状測定器においては、磁石のホルダーは支点の近くに位置決めされ得る。
本発明の第2の発明による触針式表面形状測定器においては、磁石はホルダー内に互いに極性を逆にして配置された二つの磁石で構成され得る。
本発明の第2の発明による触針式表面形状測定器においては、第2の支持部材の他端における高透磁率部材の下側に、第2の支持部材の高透磁率部材を第1の支持部材に固着されたホルダー内に埋め込まれた磁石に吸着させて固定する際に第2の支持部材の傾きを修正する板状部材が設けられ得る。
本発明の第2の発明による触針式表面形状測定器においては、変位センサは差動トランスから成り、その測定子がコアから成り得る。代わりに、変位センサは光学式変位センサであってもよい。
すなわち、本発明の第1の発明による方法及び本発明の第2の発明による触針式表面形状測定器においては、磁石による着脱部を支点近くに設けることにより、探針を含む交換部品を、手袋をはめた手でも簡単に扱えるサイズにできる。また探針を取付ける第2の支持部材の先端部のねじや磁石及びそれらを保持する部品等の余分なものが不要となるので、その分、慣性モーメントが小さくなる。また着脱部の質量増加は支点の近くなので、慣性モーメントの増大は小さい。
また、二つの磁石の極性を逆にして配置することにより、変位センサ、針圧発生装置、及び被測定物の試料での磁場を小さくできる。また、磁力線は磁石の相手側の探針を含む交換部品すなわち第2の支持部材における高透磁率部材の中を通るので、試料での磁場は小さくなる。
上記の別の目的を達成するために、本発明の第3の発明によれは、探針と、探針の垂直方向変位を検出する変位センサの測定子と、探針に針圧を加える針圧発生装置の磁性体コアとを取付けた支持体を支点で支持し、探針が捉えた試料の表面形状を支持体の支点回りの回転運動により変位センサで測定する触針式表面形状測定器の探針取付け方法において、
支持体を、変位センサの測定子と針圧発生装置の磁性体コアとを一端及び他端に支持し、支点で揺動自在に支持される第1の支持部材と探針を一端に支持する第2の支持部材とで構成し、第1の支持部材の磁力利用固定保持用冶具を用いて第1の支持部材を支点から離して静止状態に保持し、そして、第2の支持部材の磁力利用取外し用治具を用いて第2の支持部材を第1の支持部材から取外し、その後、新しい探針を備えた第2の支持部材を、取付け用治具を用いて第1の支持部材に同一軸線に沿って固定することを特徴としている。
本発明の第3の発明による方法においては、第1の支持部材の固定保持用冶具と第1の支持部材との吸着力は、第1の支持部材と第2の支持部材との吸着力より大きくされ得る。
本発明の第3の発明による方法においては、第2の支持部材の磁力利用取外し用治具及び取付け用治具と第1の支持部材との吸着力は、第1の支持部材と第2の支持部材との吸着力より大きくされ得る。
本発明の第3の発明による方法においては、第1の支持部材の固定保持用冶具及び第2の支持部材の取外し用治具及び取付け用治具は、触針式表面形状測定器の枠体に取付けられ得る。
本発明の第3の発明による方法においては、第1の支持部材の固定保持用冶具は、筒状ガイド本体と、筒状ガイド本体の中央孔に挿入でき、先端に磁石を埋め込んだ操作棒とを有し、操作棒を筒状ガイド本体の中央孔に挿入して操作棒の先端に埋め込んだ磁石により、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材を吸着させることにより第1の支持部材を支点から離して静止状態に保持するようにされ得る。
本発明の第3の発明による方法においては、固定保持用冶具は、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材及び操作棒の先端に埋め込んだ磁石を円形に形成され得る。
本発明の第3の発明による方法においては、第1の支持部材の固定保持用冶具の操作棒の先端にテーパー部を形成し、第1の支持部材の上側に設けた高透磁率部材に対して第1の支持部材の固定保持用冶具を位置決めするようにされ得る。
本発明の第3の発明による方法においては、第2の支持部材の取外し用治具は、第2の支持部材における高透磁率部材の下面と平行にのびる当接面と、該当接面に垂直に設けられガイド孔と、該ガイド孔内を上下に移動でき、先端に磁石を備えた操作棒とを有し、治具を第2の支持部材における高透磁率部材の下側に移動し、先端に磁石を備えた操作棒をガイド孔に下から挿入し、第2の支持部材における高透磁率部材に吸着させた後、操作棒を下方へ引くことにより、第2の支持部材を第1の支持部材から取外すことができる。
本発明の第3の発明による方法においては、第2の支持部材の取付け用治具の当接面に、交換用の探針を備えた第2の支持部材を載せ、先端に磁石を備えた操作棒をガイド孔に下から挿入し、第2の支持部材における高透磁率部材に吸着させた状態で、第1の支持部材の下側に移動して位置決めし、操作棒をガイド孔から下方へ引くことにより、第2の支持部材を第1の支持部材に吸着固定することができる。
本発明の第3の発明による方法においては、探針交換時の第1の支持部材に対する交換用の探針を備えた第2の支持部材の位置決めは、第2の支持部材の治具の当接面の一端に設けた段状傾斜面によって行うことができる。
本発明の第4の発明によれば、探針と、探針の垂直方向変位を検出する変位センサの測定子と、探針に針圧を加える針圧発生装置の磁性体コアとを取付けた支持体を支点で支持し、探針が捉えた試料の表面形状を支持体の支点回りの回転運動により変位センサで測定する触針式表面形状測定器の特に搬送時の固定方法において、
支持体を、変位センサの測定子と針圧発生装置の磁性体コアとを一端及び他端に支持する第
1の支持部材と探針を一端に支持する第2の支持部材とで構成し、触針式表面形状測定器の枠体に設けた支点受けに支点で支持される第1の支持部材を、枠体に固定される磁力利用固定保持用冶具を用いて第1の支持部材の支点を支点受けから離して静止状態に保持することを特徴としている。
ヘッドの輸送時には磁力利用固定保持用冶具により第1の支持部材を吸着固定し、磁力利用固定保持用冶具をねじ等で枠体に固定することにより、支点部を離した状態で可動部すなわち第1の支持部材が固定され、輸送時の振動や揺れに耐え、支点部品の破損を未然に防ぐことができる。
本発明の第5の発明によれば、探針と、探針の垂直方向変位を検出する変位センサの測定子と、探針に針圧を加える針圧発生装置の磁性体コアとを取付けた支持体を支点で支持し、探針が捉えた試料の表面形状を支持体の支点回りの回転運動により変位センサで測定する触針式表面形状測定器において、
変位センサの測定子と針圧発生装置の磁性体コアとを一端及び他端に支持し、支点で支持された第1の支持部材と、
一端に探針を備え、他端を高透磁率部材で構成した第2の支持部材と、
第1の支持部材の下側に設けられ、第2の支持部材の他端の高透磁率部材と共動して第2の支持部材を吸着固定する磁石内臓ホルダーと、
触針式表面形状測定器の搬送時又は探針の交換時に、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材と共動して第1の支持部材を支点から離して静止状態に保持する磁力利用固定保持用冶具と、
を有することを特徴としている。
本発明の第5の発明による装置においては、第1の支持部材の固定保持用冶具は、触針式表面形状測定器の枠体に取付けられ得る。
本発明の第5の発明による装置においては、第1の支持部材の固定保持用冶具は、筒状ガイド本体と、筒状ガイド本体の中央孔に挿入でき、先端に磁石を埋め込んだ操作棒とを有し、操作棒を筒状ガイド本体の中央孔に挿入して操作棒の先端に埋め込んだ磁石により、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材を吸着させることにより第1の支持部材を支点から離して静止状態に保持できるように構成され得る。
本発明の第5の発明による装置においては、第1の支持部材の固定保持用冶具は、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材及び操作棒の先端に埋め込んだ磁石が円形であり得る。
本発明の第5の発明による装置においては、第1の支持部材の固定保持用冶具の操作棒の先端にテーパー部を備え、第1の支持部材の上側に設けた高透磁率部材に対して第1の支持部材の固定保持用冶具を位置決めするように構成され得る。
本発明の第5の発明による装置においては、第1の支持部材の固定保持用冶具と第1の支持部材との吸着力が第1の支持部材と第2の支持部材との吸着力より大きくなるように第1の支持部材の固定保持用冶具は構成され得る。
本発明の第6の発明によれば、探針と、探針の垂直方向変位を検出する変位センサの測定子と、探針に針圧を加える針圧発生装置の磁性体コアとを取付けた支持体を支点で支持し、探針が捉えた試料の表面形状を支持体の支点回りの回転運動により変位センサで測定する触針式表面形状測定器において、
変位センサの測定子と針圧発生装置の磁性体コアとを一端及び他端に支持し、支
点で支持された第1の支持部材と、
一端に探針を備え、他端を高透磁率部材で構成した第2の支持部材と、
第1の支持部材の下側に設けられ、第2の支持部材の他端の高透磁率部材と共動して第2の支持部材を吸着固定する磁石内臓ホルダーと、
触針式表面形状測定器の搬送時又は探針の交換時に、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材と共動して第1の支持部材を支点から離して静止状態に保持する磁力利用固定保持用冶具と、
探針の交換時に、第2の支持部材の他端の高透磁率部材と共動して第2の支持部材を第1の支持部材から引き離したり、第2の支持部材を第1の支持部材に同一軸線に沿って固定する磁力利用治具と、
を有することを特徴としている。
本発明の第6の発明による装置においては、第1の支持部材の固定保持用冶具及び第2の支持部材の着脱用の治具は、触針式表面形状測定器の枠体に取付けられ得る。
本発明の第6の発明による装置においては、第1の支持部材の固定保持用冶具は、筒状ガイド本体と、筒状ガイド本体の中央孔に挿入でき、先端に磁石を埋め込んだ操作棒とを有し、操作棒を筒状ガイド本体の中央孔に挿入して操作棒の先端に埋め込んだ磁石により、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材を吸着させることにより第1の支持部材を支点から離して静止状態に保持できるように構成され得る。
本発明の第6の発明による装置においては、第1の支持部材の固定保持用冶具は、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材及び操作棒の先端に埋め込んだ磁石が円形であり得る。
本発明の第6の発明による装置においては、第1の支持部材の固定保持用冶具の操作棒の先端にテーパー部を備え、第1の支持部材の上側に設けた高透磁率部材に対して第1の支持部材の固定保持用冶具を位置決めするように構成され得る。
本発明の第6の発明による装置においては、第2の支持部材の着脱用の治具は、第2の支持部材における高透磁率部材の下面と平行にのびる当接面と、該当接面に垂直に設けられガイド孔と、該ガイド孔内を上下に移動でき、先端に磁石を備えた操作棒とを有し、治具を第2の支持部材における高透磁率部材の下側に移動し、先端に磁石を備えた操作棒をガイド孔に下から挿入し、第2の支持部材における高透磁率部材に吸着させた後、操作棒を下方へ引くことにより、第2の支持部材を第1の支持部材から取外すように構成され得る。
本発明の第6の発明による装置においては、第2の支持部材の着脱用の治具の当接面の一端に、探針交換時の第1の支持部材に対して交換用の探針を備えた第2の支持部材の位置決めするための段状傾斜面が設けられ得る。
本発明の第6の発明による装置においては、第2の支持部材の着脱用の治具と第1の支持部材との吸着力が第1の支持部材と第2の支持部材との吸着力より大きくなるように第2の支持部材の着脱用の治具が構成され得る。
本発明の第3の発明による方法及び本発明の第5、第6の発明による装置においては、支点上の可動部すなわち第1の支持部材の重心の直上付近に高透磁率部材を配置し、それを第1の支持部材の固定保持用冶具における上方から挿入した操作棒の磁石により上方に持ち上げ吸着し固定し、それにより支点用針先が支点受けから離れるので、探針交換作業中に支点を傷めることがなくなる。
第1の支持部材の固定保持用冶具による第1の支持部材の持ち上げは0.5mm程度と低く、しかも支点上の可動部の質量が数gと軽いので、持ち上げた可動部を交換作業後に元の位置に戻す際にも支点部は傷まない。
第1の支持部材の固定保持用冶具を用いて第1の支持部材を持ち上げて固定した後、枠体に対して位置決めされる第2の支持部材の着脱用の治具を下方から枠体に挿入し固定する。この着脱用治具を通して下方から磁石を備えた操作棒を挿入し、探針交換部品すなわち第2の支持部材の高透磁率部材に吸着させ、下方に引くことで交換部品とホルダー内磁石間の固定を外し、交換部品を外すことができる。
次に第2の支持部材の着脱用の治具に交換部品を載せ、下方から磁石を挿入し交換部品を固定する。こうして準備した着脱用の治具を枠体に挿入、固定し、磁石を下方に引くと交換部品はホルダー内の磁石に吸着され、ホルダーに収まる。
第2の支持部材の着脱用の治具に傾斜面を設けることにより、交換部品が上方に行くに従い、横方向へも動けるので、交換部品とホルダーにおけるガイドに沿って動くことができ、その結果、交換部品とホルダーの間に当初あった位置ずれを吸収し正しい位置に収めることができる。そして第2の支持部材の着脱用の治具を取外し、上方の第1の支持部材の固定保持用冶具における磁石を抜くことにより、探針の交換は完了する。
また、第1の支持部材の上側の高透磁率部材と上方の第1の支持部材の固定保持用冶具における操作棒の先端の磁石とを円形にし、該磁石の下部にテーパーを設けることにより、第1の支持部材の固定時の位置決め精度が上がり、交換部品すなわち第2の支持部材を第1の支持部材におけるホルダーに吸着させる前段階での位置ずれが小さくなり、所定位置へのはまり込みが確実になる。
操作棒の先端をテーパー構造にすることより、第1の支持部材の固定時の位置決め精度が上がるが、これは操作棒を引き抜いて第1の支持部材の支点用針を支点受けに戻したときの位置決め精度が上がることを意味している。つまり支点の位置決め精度が上がり、それによって探針先の位置決め精度が上がる。この位置決め精度は、探針先をカメラでモニターする際の視野範囲の問題で重要である。
従って、下方から内部を目視できない位置にセンサヘッドがあっても、支点を傷めることなく簡単に探針を交換できるようになる。
本発明の第1及び第2の発明によれば、磁石による第1の支持部材に対する第2の支持部材の固定を支点の近くで行うように構成しているので、探針を含む交換部品が大きくなり扱いやすい。また、探針を取付ける第2の支持部材の先端部ねじ等の部品を使用する必要がなくなり、その分慣性モーメントが小さくなり、探針の表面形状への追随性能を増すことができる。また着脱部に用いる磁石を備えたホルダーと高透磁率部材を支点の近くに位置決めすることに、それらの部品による慣性モーメントの増大を最小限に押さえることができる。
二つの磁石を、極性を逆にしてホルダーに埋め込んだ構成にした場合には、変位センサ、針圧発生装置、試料での磁場が小さくなり、計測、制御の安定性が増し、磁場を嫌う試料での測定が可能になる。
また、ホルダーにおける上記の磁石構成では、それら磁石を結ぶ形態で第2の支持部材の高透磁率部材が吸着するので、磁力線は高透磁率材の中を通り、その下に位置する試料における磁場を小さくすることができる。
また、交換部品側(第2の支持部材の他端における高透磁率部材)とその相手側(第1の支持部材における磁石内蔵ホルダー)の双方に傾斜ガイド面をつけて、互いにはめ合いの構造にした場合には、第1、第2の支持部材の相対位置決め精度を高くすることができるだけでなく、傾斜ガイド面は交換部品を取付ける際のガイドにもなっているので、取付けが簡単になる。
探針を含む交換部品すなわち第2の支持部材の下側に板状部材を設けた場合には、第1の支持部材におけるホルダー内の磁石に第2の支持部材の他端における高透磁率部材が吸着する途中で第2の支持部材が傾いても正しい位置に収めることができる。
本発明の第3の発明によれば、探針の交換時に可動部すなわち第1の支持部材を持ち上げた状態で交換するので、支点を傷めることがない。また、第1の支持部材の持ち上げを磁石で行うので、持ち上げ、固定、取外しの操作が簡単にできる。また、下方から着脱用の治具を用いて磁石を備えた操作棒を挿入し、それで交換部品すなわち第2の支持部材を吸着して外すので、下方から目視できなくても簡単に部品を外すことができる。探針の取付けも同様に、目視が不可能でも簡単に取付けることができる。
本発明の第4の発明によれば、輸送時には可動部を磁石で上方に持ち上げ固定するので、搬送時に支点を傷めることがなく、しかも磁石による吸着を利用しているので、固定、外しを簡単に行うことができる。
本発明の第5、6の発明によれば、取付け用治具の交換部品を置く凹部の側面に傾斜を設けたので、交換部品の高透磁率部材とホルダーの間に位置ずれがあっても、両者に設けてあるガイドに沿って部品が動くことができ、正しい位置に収めることができる。
以下添付図面の図1〜図12を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1〜図6には、本発明の一つの実施形態を概略的に示し、1は棒状の第1の支持部材であり、この第1の支持部材1はその中間部位に左右両横方向にのびる支点用針取付け部材2を備え、支点用針取付け部材2の両端には二つの支点用針3が取付けられている。これら二つの支点用針3は二つの支点受け部材4(図6)で支持され、それにより第1の支持部材1は支点受け部材4に支点用針3を介して揺動自在に支持される。第1の支持部材1の一端には、変位センサ5の測定子すなわちコア6が取付けられている。この変位センサ5は探針の垂直方向変位に応じて電気信号を発生する差動トランスから成り、コイル7を備えている。
また、第1の支持部材1の他端には、探針に針圧を加える針圧発生装置8のコア9が設けられ、針圧発生装置8はコイル10を備えている。コア9は、コイル10の中心から軸方向にずれた位置に配置した高透磁率部材から成っている。
また、第1の支持部材1における支点用針取付け部材2の両端の二つの支点用針3を結ぶ線上を中心として、第1の支持部材1の下面には、二つの磁石11を埋め込んだホルダー12が取付けられている。ホルダー12は図3に示すように断面台形の長手方向溝13を備え、この長手方向溝13の両側壁は下方へ向ってテーパー状に開いており、水平平面と約63°の角度を成す傾斜面を構成している。ホルダー12に埋め込まれた二つの磁石11は、図1に示すように極性が互いに逆向きになるように配置されている。二つの磁石11を内蔵したホルダー12は軽くするためにカーボンで構成されている。長手方向溝13の底部の幅は約2mm、それの入り口の幅は約4mm、それの深さは約2mm、それの長さは20mmであり、また二つの磁石11はそれぞれ直径2mm、長さ2mmのネオジム磁石から成っている。各磁石11の端面はホルダー12の溝13の底部の面より0.1mm奥に位置決めされている。
また図1、図2、図4及び図6において、14は棒状の第2の支持部材でありその先端には探針15が下向きに取付けられ、他端は高透磁率部材16で構成されている。高透磁率部材16の長手方向の両端には上向きにのびるガイド突起17が形成され、これらガイド突起17の対向側面は上方に向って開いた傾斜面として形成され、各傾斜面の水平平面と成す角度は約63°である。この高透磁率部材16の傾斜面はホルダー12における長手方向溝13の両側壁の傾斜面と共に、第1の支持部材に第2の支持部材を取付ける際の互いの位置決めを確保すると共にガイドの役割を果たしている。第2の支持部材14の他端における高透磁率部材16は第1の支持部材1におけるホルダー12の溝13に嵌るようにされ、その際に第2の支持部材14の他端における高透磁率部材16はホルダー12の溝の底面に接触し、二つの磁石11には接触しないように構成されている。また溝と高透磁率材部品には図2に示したような約63度の傾斜面を設け、互いの位置決めの確保と取付け時のガイドの役割を果たしている。
一端に探針15を備え、他端に高透磁率部材16を備えた第2支持部材14から成る交換部品において、第2支持部材14の長さは約50mmである。また、高透磁率部材16の幅は、第1の支持部材1におけるホルダー12の溝13の底部の幅より30μm程度小さく形成され、それにより探針先の横方向(図2において紙面に垂直方向)の位置の範囲は、「溝13の長さ」と「溝13+第1の支持部材1の長さ」の比から、±30μm×(20mm + 50mm)/20mm=±105μmとなる。探針15の位置は測定時にカメラでモニターするために、その視野範囲の問題から、探針交換による針先位置の変化は小さくする必要がある。
また、第1の支持部材1及び第2支持部材14は慣性モーメントを小さくするために軽いカーボンで構成され、探針15の付近での第2支持部材14の断面は1mm×1mmである。一方、密度が高く質量が大きい第2支持部材14における高透磁率部材16及び第1の支持部材1におけるホルダー12内の磁石11は、支点まわりの慣性モーメントを小さくするために、支点の近くに配置している。
さらに図3に示すように、第2支持部材14における高透磁率部材16の下側には厚さ0.2mmの板状部材18が設けられ、この板状部材18は磁場遮蔽効果を高めるため、高透磁率の材料で構成され、この板状部材18により交換部品を第1の支持部材1におけるホルダー12の溝13に傾けて近づけても正しい位置に収まるようにしている。
上述のように第1の支持部材1におけるホルダー12に埋め込まれた磁石11は極性が逆になるように配置したことにより、磁気双極子が離れた場所に作る磁場が小さくなるので、差動トランス5、針圧発生装置8及び試料での磁場を小さくできる。また、この配置により磁石11の下部では磁力線が第2の支持部材14における高透磁率部材16の中を通るので、その下方及び探針位置の試料での磁場が小さくなる。
ところで、探針15の先端に作用する力をF、探針15の先端のz方向(上下方向)の位置をz、支点のまわりの慣性モーメントをI、支点から探針15までの距離をrとし、支点回りの運動方程式を回転角が小さいとして変形すると、力Fは
F = I/r2 d2z/dt2
表される。つまり針先の運動は、質量I/r2の質点の運動と等価であり、針先の表面形状への追随をよくする(段差上昇に伴う針のとびを小さくする)にはI/r2を小さくすればよい。そのためには支点から探針15までの距離rを大きくするのが効果的である。その分支点のまわりの慣性モーメントIも増すが、他の部分からの慣性モーメントIへの寄与が元々あるので、I/r2は小さくなる。差動トランス5と針圧発生装置8は相互干渉の問題からあまり近づけることはできず、それらの慣性モーメントIを小さくするには限界がある。結局、支点から探針15までの距離rをある程度大きくとることになる。そうすると、磁石11の吸着力によるホルダー12における第2の支持部材14の高透磁率部材16の位置のガタツキが探針15では増大して表れることになる。そこで本発明では、このガタツキの増大を抑えるために、ホルダー12における長手方向溝13の長さを支点から探針15までの距離rの1/3程度と長くしている。ここで、長手方向溝13の長さを長くすると、探針15の位置精度は上がるが、慣性モーメントが増大するので、それらのバランスを考慮して長手方向溝13の長さを決めるべきである。
図5には、支点用針3を受ける支点受け部材4の構造を拡大して示している。支点受け部材4は図示したように支点用針3を受ける凹面4aを備え、この凹面は逆円錐形状に構成され、支点用針3を精度よく位置決めして受けるようにされている。
図6には図1に示す触針式表面形状測定器を枠体19に組込んだ状態を示し、二つの支点受け部材4は枠体19の下部枠部材19aに固定されている。
このように構成した図示触針式表面形状測定器においては、両端にそれぞれ変位センサ及び針圧発生装置8を備え、二つの支点受け部材4に支点用針3を介して揺動自在に支持された第1の支持部材1のホルダー12に、両端にそれぞれ探針15及び高透磁率部材16を備えた第2の支持部材14を磁石の吸着力によって固定する。この場合、ホルダー12における長手方向溝13の両側壁の傾斜面と第2の支持部材14の高透磁率部材16におけるガイド突起17の対向傾斜面とにより、第2の支持部材14は第1の支持部材1のホルダー12に対して予定の位置に正確に位置決めして簡単に固定できる。
そして、針圧発生装置8のコイル10に所定の電流を流すことにより、その電流の大きさに応じて力が発生され、この力により針圧発生装置8のコア9はコイル10の中心へ引き込まれる。それにより第1及び第2の支持部材1、14は支点用針3を介して揺動し、探針15を試料に押し当てる。試料又は検出系を走査することにより、探針15は試料表面をなぞり、その表面形状に応じて、固定された支点のまわりに第1及び第2の支持部材1、14が微小に回転運動し、差動トランス5のコア6の変位が検出され、このコア6の変位を探針15の針先の変位に換算することにより試料の表面形状や段差が測定される。
図7〜図12には本発明の別の実施形態を示し、探針の交換手順が例示されている。図1の触針式表面形状測定器に相応した部分は同じ符号で示し、図面を簡潔にするため支点部分の構成部品は省略している。第1の支持部材1の下面に取付けられたホルダー21には、それぞれ直径2mm、長さ2mmの二つのネオジム磁石22が互いに極性を逆にして埋め込まれている。各磁石22の下端面はホルダー21の下面より0.1mm上方に位置するように構成されている。すなわち、ホルダー21の下面は、高い平面度、高い真直度、高い寸法精度で加工され、このホルダー21の下面に第2の支持部材14が接触することにより、第2の支持部材14の先端の探針15の位置精度を上げることができる。第2の支持部材14の基端に設けた高透磁率部材23はパーマロイPBで図1に示したものと同様な構造であるが、両端の突起傾斜部を除くと長さ約20mm、断面が2mm×2mmの角柱である。
一端に変位センサ5の測定子すなわちコア6をまた他端に針圧発生装置8のコア9をそれぞれ取付けた第1の支持部材1において、支点の近傍に設けられたホルダー12に対応した第1の支持部材1の上側部位には非磁性体24を介して高透磁率部材25が取付けられている。この高透磁率部材25は、第2の支持部材14の基端に設けた高透磁率部材23と同様に、パーマロイPBで直径4mm、厚さ0.5mmの円板形である。
また、26は第1の支持部材の固定保持用冶具の一部を構成している筒状ガイド本体であり、この筒状ガイド本体26は中央孔26aを備え、そして円形の高透磁率部材25と同心に図6に示す枠体19と同様な枠体(図示していない)に固定される。また、筒状ガイド本体26の下方端26bは第1の支持部材1の上面から一定の間隔、例えば0.5mm離して位置決めされる。
第1の支持部材の固定保持用冶具はまた中央孔26aに挿入できる操作棒27(例えば図8参照)を備え、この操作棒27の先端に断面台形状の凹部27aを備え、その底部内に磁石28が埋め込まれ、操作棒27の先端の凹部27aにおける側壁はテーパー状にされ、その内側面が第1の支持部材1の上側部位における高透磁率部材25に対する位置決めガイドとして機能するようにされている。磁石28は直径4mm、長さ4mmのネオジム磁石から成っている。図8で可動部すなわち第1の支持部材1が持ち上げられる高さは0.5mmとしている。この持ち上げ高さが低いので、図12の段階後に第1の支持部材の固定保持用冶具における操作棒27を引き抜いて可動部の支点用針先を支点受け部材に落としても、支点部分は傷まない。また、支点上の可動部は約4gと軽く構成していることでも、支点部分の損傷は避けられる。
さらに、図9及び図10において、29は第2の支持部材14の取外し用冶具の本体であり、図6に示す枠体19と同様な枠体(図示していない)に軸線方向に移動可能に取付けられる。第2の支持部材14の取外し用冶具の本体29は、第2の支持部材14を受ける実質的に水平な受け面すなわち当接面29aと、探針交換時に第1の支持部材1に対して位置決めするための段部29bと、当接面29aに垂直に設けられたガイド孔29cとを備えている。第2の支持部材14の取外し用冶具はまたガイド孔29c内を上下に移動できる操作棒30を有し、この操作棒30はその先端に磁石31を備え、取外し用治具を第2の支持部材14における高透磁率部材23の下側に移動し、先端に磁石31を備えた操作棒30をガイド孔29cに下から挿入し、第2の支持部材14における高透磁率部材23に吸着させた後(図9参照)、操作棒を下方へ引くことにより、第2の支持部材14を第1の支持部材1から取外すことができる(図10参照)。取外し用冶具の操作棒30の先端における磁石31は直径3mm、長さ2mmのネオジム磁石から成る。
さらにまた、11及び図12において、32は、第2の支持部材14の取付け用治具の本体であり、図6に示す枠体19と同様な枠体(図示していない)に軸線方向に移動可能に取付けられる。第2の支持部材14の取付け用冶具の本体32は、第2の支持部材14を受ける実質的に水平な受け面すなわち当接面32aと、探針交換時に第1の支持部材1に対して第2の支持部材14の基端の高透磁率部材23を位置決めするための段状傾斜面32bと、当接面32aに垂直に設けられたガイド孔32cとを備えている。第2の支持部材14の取付け用冶具はまたガイド孔32c内を上下に移動できる操作棒33を有し、この操作棒33はその先端に磁石34を備え、新しい探針15を先端に装着した第2の支持部材14をのせ、操作棒33の先端の磁石34で保持した取付け用冶具の本体32を第1の支持部材1におけるホルダー21の下方へ移動し(図11参照)、操作棒33をガイド孔32cから下方へ引き抜くことにより、第2の支持部材14の高透磁率部材23はホルダー21内の磁石22に引き付けられ、ホルダー21に取付けられる(図12参照)。この構成では、第2の支持部材14の高透磁率部材23はホルダー21内の磁石22に3.5mmまで近づくと吸着するようにようにされる。また、図11の状態においては、第2の支持部材14の高透磁率部材23とホルダー21内の磁石22との間の距離は2mmとしている。なお取付け用冶具の操作棒33の先端における磁石34は磁石31と同様に直径3mm、長さ2mmのネオジム磁石から成る。
以下探針の交換方法を説明する。
図7は、第1の支持部材1のホルダー12に第2の支持部材14が固定されている探針交換前の状態を示している。図7において、一端に変位センサ5の測定子すなわちコア6をまた他端に針圧発生装置8のコア9をそれぞれ取付けた第1の支持部材1において、支点の近傍に設けられたホルダー12に対応した第1の支持部材1の上側部位には非磁性体24を介して高透磁率部材25が取付けられている。
図8に示す第1の支持部材1の固定保持段階では、第1の支持部材1の固定保持用冶具における中央孔26aに操作棒27が挿入され、第1の支持部材1の上側に設けた高透磁率部材25が操作棒27の磁石28に吸着され固定される。それにより第1の支持部材1は上に持ち上げられ、支点用針は支点受け部材から離れる。この場合、磁石28を内蔵した操作棒27の先端の凹部27aにおけるテーパー状の内側面により、磁石28と第1の支持部材1との間の位置決めがなされる。
図9には、取外し用治具の本体29を枠体に挿入固定し、取外し用治具の本体29のガイド孔29cに下から操作棒30を通し、この操作棒30の先端の磁石31を、第1の支持部材1のホルダー21に吸着されている第2の支持部材14の高透磁率部材23に吸着固定した段階を示している。
図10には、操作棒30を下方へ引き下げて、第2の支持部材をホルダー21から取外して、取外し用治具の本体29の当接面29a上に保持する段階を示している。この後、取外し用治具は枠体から外され、古い交換部品すなわち第2の支持部材14を回収する。この際に第2の支持部材14は磁石31により吸着保持された状態であるので、第2の支持部材14を落とす恐れはない。図示したように第2の支持部材14は滑り落ちないようにされている。そして操作棒30を下に引き抜けば、古い交換部品は回収される。
図11には、新しい交換部品すなわち新しい第2の支持部材14をのせた取付け用治具を、枠体に挿入固定した段階を示す。新しい第2の支持部材14は治具を通して下から挿入された操作棒33の磁石34に吸着固定されており、落ちる恐れはない。このとき、ホルダー21内の磁石22と第2の支持部材14の高透磁率部材23との距離は近く互いに引き合っているが、操作棒33の下端のフランジ33aが冶具本体32の底面に係止する構造であるため、第2の支持部材14の上方への動きは止められている。
図12には、治具本体32に挿入された操作棒33を引き抜いて新しい第2の支持部材14の高透磁率部材23がホルダー21内の磁石22に吸着固定された段階を示す。その後、治具本体32は枠体から外し、そして第1の支持部材1の固定保持用冶具における操作棒27を引き抜くことにより探針の交換作業は完了する。
このようにして目視できない場所にある探針を含む交換部品を、支点部品を傷めることなく高い位置決め精度で簡単に交換することができる。
また触針式表面形状測定器を輸送する際には、図8に示す状態で第1の支持部材1の固定保持用冶具における操作棒27を枠体に対してねじ止めすることにより第1の支持部材1を支点受け部材から外した状態に固定すればよく、それにより輸送時における支点部品の損傷は避けることができる。
ところで、図示実施形態では、第1の支持部材は二箇所で支点支持されているが、当然一つの支点で揺動自在に支持する構成にしてもよい。また、図示実施形態では、探針の交換時に、古い第2の支持部材を取外す冶具と新しい第2の支持部材を取付ける冶具は別個のものを使用しているが、必要により、取外す用冶具と取付け用冶具は着脱用の単一冶具として構成することもできる。さらに、本発明は、第1の支持部材の両端に設けられる変位センサの測定子と針圧発生装置のコアとの位置関係を逆にした触針式表面形状測定器にも同等に適用できる。
本発明を実施している触針式表面形状測定器の構成を概略図。 図1における触針式表面形状測定器の要部を下から見た概略線図。 図1における触針式表面形状測定器のホルダー部分の構成を示す拡大部分断面図。 図1における触針式表面形状測定器のホルダー部分の構成を示すA−B線に沿った拡大部分断面図。 図1における触針式表面形状測定器の支点部の構造を示す拡大断面図。 触針式表面形状測定器を枠体に組み込んだ構造を示す概略斜視図。 本発明の別の実施形態による探針の交換前の状態を示す触針式表面形状測定器の要部の概略正面図。 固定保持用冶具により触針式表面形状測定器の第1の支持部材を固定保持した段階を示す概略正面図。 第2の支持部材の取外し用冶具を交換すべき第2の支持部材に装着した段階を示す概略正面図。 第2の支持部材の取外し用冶具により交換すべき第2の支持部材を第1の支持部材から外した段階を示す概略正面図。 新しい第2の支持部材をのせて保持した取付け用冶具を第1の支持部材に対して位置決めした段階を示す概略正面図。 取付け用冶具によって新しい第2の支持部材を第1の支持部材に固定した段階を示す概略正面図。 従来の触針式表面形状測定器の一例を概略図。 図13に示す触針式表面形状測定器の要部を下から見た概略線図。
符号の説明
1:第1の支持部材
2:支点用針取付け部材
3:支点用針
4:支点受け部材
5:変位センサ
6:測定子すなわちコア
7:コイル
8:針圧発生装置
9:針圧発生装置8のコア
10:針圧発生装置8はコイル
11:磁石
12:ホルダー
13:長手方向溝
14:第2の支持部材
15:探針
16:高透磁率部材
17:ガイド突起
18:板状部材
19:枠体
19a:下部枠部材
21:ホルダー
22:磁石
23:高透磁率部材
24:非磁性体
25:高透磁率部材
26:第1の支持部材の固定保持用冶具の一部を構成している筒状ガイド本体
26a:筒状ガイド本体26は中央孔
26b:筒状ガイド本体26の下方端
27:操作棒
27a:凹部
28:磁石
29:取外し用冶具の本体
29a:当接面
29b:段部
29c:ガイド孔
30:操作棒
31:磁石
32:取付け用冶具の本体
32a:当接面
32b:段状傾斜面
32c:ガイド孔
33:操作棒
34:磁石

Claims (47)

  1. 探針と、探針の垂直方向変位を検出する変位センサの測定子と、探針に針圧を加える針圧発生装置の磁性体コアとを取付けた支持体を支点で支持し、探針が捉えた試料の表面形状を支持体の支点回りの回転運動により変位センサで測定する触針式表面形状測定器の探針取付け方法において、
    変位センサの測定子と針圧発生装置の磁性体コアとを一端及び他端に支持する第1の支持
    部材と、探針を一端に支持する第2の支持部材とで前記支持体を構成し、第2の支持部材を磁石により第1の支持部材に同一軸線に沿って固定することを特徴とする触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  2. 第1の支持部材を支点で支持し、第2の支持部材の他端を高透磁率部材で形成し、第1の支持部材に装着した磁石に第2の支持部材の他端を吸着させることにより、第2の支持部材を第1の支持部材に固定することを特徴とする請求項1に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  3. 磁石が第1の支持部材に固着されたホルダー内に埋め込まれ、ホルダーが第2の支持部材の他端における高透磁率部材を受け、ガイドする長手方向溝を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  4. 第2の支持部材の他端における高透磁率部材の長手方向両端に、磁石のホルダーを受け、ガイドする上向きにのびたガイド突起を形成していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  5. 磁石のホルダーの長手方向溝が外方に向って開いた長手方向に沿った側部傾斜ガイド面を備え、第2の支持部材の他端における高透磁率部材の長手方向両端のガイド突起が外方に向って開いた傾斜ガイド面を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  6. 磁石のホルダーが支点の近くに位置決めされることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  7. 磁石がホルダー内に互いに極性を逆にして配置された二つの磁石から構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  8. 第2の支持部材の他端における高透磁率部材の下側に、第2の支持部材の高透磁率部材を第1の支持部材に固着されたホルダー内に埋め込まれた磁石に吸着させて固定する際に第2の支持部材の傾きを修正する板状部材を設けることを特徴とする請求項2〜7のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  9. 探針と、探針の垂直方向変位を検出する変位センサの測定子と、探針に針圧を加える針圧発生装置の磁性体コアとを取付けた支持体を支点で支持し、探針が捉えた試料の表面形状を支持体の支点回りの回転運動により変位センサで測定する触針式表面形状測定器の探針取付け方法において、
    前記支持体を、変位センサの測定子と針圧発生装置の磁性体コアとを一端及び他端に支持
    し、支点で揺動自在に支持される第1の支持部材と探針を一端に支持する第2の支持部材とで構成し、第1の支持部材の磁力利用固定保持用冶具を用いて第1の支持部材を支点から離して静止状態に保持し、そして、第2の支持部材の磁力利用取外し用治具を用いて第2の支持部材を第1の支持部材から取外し、その後、新しい探針を備えた第2の支持部材を、磁力利用取付け用治具を用いて第1の支持部材に同一軸線に沿って固定することを特徴とする触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  10. 第2の支持部材の磁力利用取外し用治具及び磁力利用取付け用治具が同一の着脱用治具として構成されることを特徴とする請求項9に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  11. 第1の支持部材の固定保持用冶具と第1の支持部材との吸着力が、第1の支持部材と第2の支持部材との吸着力より大きいことを特徴とする請求項9に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  12. 第2の支持部材の磁力利用取外し用治具及び磁力利用取付け用治具と第1の支持部材との吸着力が、第1の支持部材と第2の支持部材との吸着力より大きいことを特徴とする請求項9に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  13. 第1の支持部材の固定保持用冶具、第2の支持部材の磁力利用取外し用治具及び磁力利用取付け用治具が、触針式表面形状測定器の枠体に取付けられることを特徴とする請求項9に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  14. 第1の支持部材の固定保持用冶具が、筒状ガイド本体と、筒状ガイド本体の中央孔に挿入でき、先端に磁石を埋め込んだ操作棒とを有し、操作棒を筒状ガイド本体の中央孔に挿入して操作棒の先端に埋め込んだ磁石により、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材を吸着させることにより第1の支持部材を支点から離して静止状態に保持することを特徴とする請求項9〜13のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  15. 固定保持用冶具において、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材及び操作棒の先端に埋め込んだ磁石が円形であることを特徴とする請求項14に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  16. 第1の支持部材の固定保持用冶具の操作棒の先端にテーパー部を形成し、第1の支持部材の上側に設けた高透磁率部材に対して第1の支持部材の固定保持用冶具を位置決めすることを特徴とする請求項14又は15に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  17. 第2の支持部材の取付け用治具が、第2の支持部材における高透磁率部材の下面と平行にのびる当接面と、該当接面に垂直に設けられガイド孔と、該ガイド孔内を上下に移動でき、先端に磁石を備えた操作棒とを有し、取付け用治具を第2の支持部材における高透磁率部材の下側に移動し、先端に磁石を備えた操作棒をガイド孔に下から挿入し、第2の支持部材における高透磁率部材に吸着させた後、操作棒を下方へ引くことにより、第2の支持部材を第1の支持部材から取外すことを特徴とする請求項9に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  18. 第2の支持部材の取付け用治具の当接面に、交換用の探針を備えた第2の支持部材を載せ、先端に磁石を備えた操作棒をガイド孔に下から挿入し、第2の支持部材における高透磁率部材に吸着させた状態で、第1の支持部材の下側に移動して位置決めし、操作棒をガイド孔から下方へ引くことにより、第2の支持部材を第1の支持部材に吸着固定することを特徴とする請求項9に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  19. 探針交換時の第1の支持部材に対する交換用の探針を備えた第2の支持部材の位置決めが、第2の支持部材の取付け用治具の当接面の一端に設けた段状傾斜面によって行われることを特徴とする請求項18に記載の触針式表面形状測定器の探針取付け方法。
  20. 探針と、探針の垂直方向変位を検出する変位センサの測定子と、探針に針圧を加える針圧発生装置の磁性体コアとを取付けた支持体を支点で支持し、探針が捉えた試料の表面形状を支持体の支点回りの回転運動により変位センサで測定する触針式表面形状測定器の固定方法において、
    前記支持体を、変位センサの測定子と針圧発生装置の磁性体コアとを一端及び他端に支持
    する第1の支持部材と探針を一端に支持する第2の支持部材とで構成し、触針式表面形状測定器の枠体に設けた支点受けに支点で支持される第1の支持部材を、枠体に固定される磁力利用固定保持用冶具を用いて第1の支持部材の支点を支点受けから離して静止状態に保持することを特徴とする触針式表面形状測定器の固定方法。
  21. 探針と、探針の垂直方向変位を検出する変位センサの測定子と、探針に針圧を加える針圧発生装置の磁性体コアとを取付けた支持体を支点で支持し、探針が捉えた試料の表面形状を支持体の支点回りの回転運動により変位センサで測定する触針式表面形状測定器において、
    支持体が、変位センサの測定子と針圧発生装置の磁性体コアとを一端及び他端に支持する第1の支持部材と探針を一端に支持する第2の支持部材とで構成され、
    第1の支持部材の支点の近くにおいてその下側に、磁石を埋め込んだホルダーが取付けられ、
    第2の支持部材の他端が高透磁率部材で形成され、
    第2の支持部材の他端における高透磁率部材を、第1の支持部材の支点の近くにおいてその下側に取付けたホルダーにおける磁石による吸着力でホルダーに当接させて第1の支持部材に同一軸線に沿って固定するように構成した
    ことを特徴とする触針式表面形状測定器。
  22. 第1の支持部材の支点の近くにおいてその下側に取付けたホルダーが、第2の支持部材の他端における高透磁率部材を受け、ガイドする長手方向溝を備えていることを特徴とする請求項21に記載の触針式表面形状測定器。
  23. 第1の支持部材における磁石を埋め込んだホルダーの長手方向溝の長さが、支点と探針との間の距離の約数分の一であることを特徴とする請求項21に記載の触針式表面形状測定器。
  24. 第2の支持部材の他端における高透磁率部材の長手方向両端に、磁石のホルダーを受け、ガイドする上向きにのびたガイド突起が形成されていることを特徴とする請求項21に記載の触針式表面形状測定器。
  25. 磁石のホルダーの長手方向溝が外方に向って開いた長手方向に沿った側部傾斜ガイド面を備え、第2の支持部材の他端における高透磁率部材の長手方向両端のガイド突起が外方に向って開いた傾斜ガイド面を備えていることを特徴とする請求項21〜24のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器。
  26. 第1の支持部材に第2の支持部材を吸着固定する際に、第2の支持部材の他端における高透磁率部材が第1の支持部材における磁石のホルダーに当接するように構成したことを特徴とする請求項21〜25のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器。
  27. 磁石のホルダーが支点の近くに位置決めされていることを特徴とする請求項21〜26のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器。
  28. 磁石がホルダー内に互いに極性を逆にして配置された二つの磁石で構成されていることを特徴とする請求項21〜27のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器。
  29. 第2の支持部材の他端における高透磁率部材の下側に、第2の支持部材の高透磁率部材を第1の支持部材に固着されたホルダー内に埋め込まれた磁石に吸着させて固定する際に第2の支持部材の傾きを修正する板状部材が設けられていることを特徴とする請求項21〜28のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器。
  30. 変位センサが差動トランスから成り、その測定子がコアから成ることを特徴とする請求項21〜29のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器。
  31. 変位センサが光学式変位センサであることを特徴とする請求項21〜29のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器。
  32. 探針と、探針の垂直方向変位を検出する変位センサの測定子と、探針に針圧を加える針圧発生装置の磁性体コアとを取付けた支持体を支点で支持し、探針が捉えた試料の表面形状を支持体の支点回りの回転運動により変位センサで測定する触針式表面形状測定器において、
    変位センサの測定子と針圧発生装置の磁性体コアとを一端及び他端に支持し、支
    点で支持された第1の支持部材と、
    一端に探針を備え、他端を高透磁率部材で構成した第2の支持部材と、
    第1の支持部材の下側に設けられ、第2の支持部材の他端の高透磁率部材と共動して第2の支持部材を吸着固定する磁石内臓ホルダーと、
    触針式表面形状測定器の搬送時又は探針の交換時に、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材と共動して第1の支持部材を支点から離して静止状態に保持する磁力利用固定保持用冶具と、
    を有することを特徴とする触針式表面形状測定器。
  33. 第1の支持部材の固定保持用冶具が、触針式表面形状測定器の枠体に取付けられていることを特徴とする請求項32に記載の触針式表面形状測定器。
  34. 第1の支持部材の固定保持用冶具が、筒状ガイド本体と、筒状ガイド本体の中央孔に挿入でき、先端に磁石を埋め込んだ操作棒とを有し、操作棒を筒状ガイド本体の中央孔に挿入して操作棒の先端に埋め込んだ磁石により、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材を吸着させることにより第1の支持部材を支点から離して静止状態に保持できるように構成したことを特徴とする請求項32に記載の触針式表面形状測定器。
  35. 第1の支持部材の固定保持用冶具は、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材及び操作棒の先端に埋め込んだ磁石が円形であることを特徴とする請求項34に記載の触針式表面形状測定器。
  36. 第1の支持部材の固定保持用冶具の操作棒の先端にテーパー部を備え、第1の支持部材の上側に設けた高透磁率部材に対して第1の支持部材の固定保持用冶具を位置決めするように構成したことを特徴とする請求項34又は35に記載の触針式表面形状測定器。
  37. 第1の支持部材の固定保持用冶具と第1の支持部材との吸着力が、第1の支持部材と第2の支持部材との吸着力より大きくなるように第1の支持部材の固定保持用冶具を構成したことを特徴とする請求項31〜36のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器。
  38. 探針と、探針の垂直方向変位を検出する変位センサの測定子と、探針に針圧を加える針圧発生装置の磁性体コアとを取付けた支持体を支点で支持し、探針が捉えた試料の表面形状を支持体の支点回りの回転運動により変位センサで測定する触針式表面形状測定器において、
    変位センサの測定子と針圧発生装置の磁性体コアとを一端及び他端に支持し、支点で支持された第1の支持部材と、
    一端に探針を備え、他端を高透磁率部材で構成した第2の支持部材と、
    第1の支持部材の下側に設けられ、第2の支持部材の他端の高透磁率部材と共動して第2の支持部材を吸着固定する磁石内臓ホルダーと、
    触針式表面形状測定器の搬送時又は探針の交換時に、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材と共動して第1の支持部材を支点から離して静止状態に保持する磁力利用固定保持用冶具と、
    探針の交換時に、第2の支持部材の他端の高透磁率部材と共動して第2の支持部材を第1の支持部材から引き離したり、第2の支持部材を第1の支持部材に同一軸線に沿って固定する磁力利用治具と、
    を有することを特徴とする触針式表面形状測定器。
  39. 第1の支持部材の固定保持用冶具及び第2の支持部材の着脱用治具が、触針式表面形状測定器の枠体に取付けられていることを特徴とする請求項38に記載の触針式表面形状測定器。
  40. 第1の支持部材の固定保持用冶具が、筒状ガイド本体と、筒状ガイド本体の中央孔に挿入でき、先端に磁石を埋め込んだ操作棒とを有し、操作棒を筒状ガイド本体の中央孔に挿入して操作棒の先端に埋め込んだ磁石により、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材を吸着させることにより第1の支持部材を支点から離して静止状態に保持できるように構成したことを特徴とする請求項38に記載の触針式表面形状測定器。
  41. 第1の支持部材の固定保持用冶具は、第1の支持部材の重心の直上付近に設けた高透磁率部材及び操作棒の先端に埋め込んだ磁石が円形であることを特徴とする請求項40に記載の触針式表面形状測定器。
  42. 第1の支持部材の固定保持用冶具の操作棒の先端にテーパー部を備え、第1の支持部材の上側に設けた高透磁率部材に対して第1の支持部材の固定保持用冶具を位置決めするように構成したことを特徴とする請求項40又は41に記載の触針式表面形状測定器。
  43. 第2の支持部材の着脱用の治具が、第2の支持部材における高透磁率部材の下面と平行にのびる当接面と、該当接面に垂直に設けられガイド孔と、該ガイド孔内を上下に移動でき、先端に磁石を備えた操作棒とを有し、着脱用の治具を第2の支持部材における高透磁率部材の下側に移動し、先端に磁石を備えた操作棒をガイド孔に下から挿入し、第2の支持部材における高透磁率部材に吸着させた後、操作棒を下方へ引くことにより、第2の支持部材を第1の支持部材から取外すように構成されていることを特徴とする請求項38に記載の触針式表面形状測定器。
  44. 第2の支持部材の着脱用の治具の当接面の一端に、探針交換時の第1の支持部材に対して交換用の探針を備えた第2の支持部材の位置決めするための段状傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項43に記載の触針式表面形状測定器。
  45. 第2の支持部材の着脱用の治具と第1の支持部材との吸着力が、第1の支持部材と第2の支持部材との吸着力より大きくなるように第2の支持部材の着脱用の治具を構成したことを特徴とする請求項38〜44のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器。
  46. 第2の支持部材の着脱用の治具が取外し用治具と取付け用治具とから成ることを特徴とする請求項38〜45のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器。
  47. 第2の支持部材の着脱用の治具が第2の支持部材を取外し及び取付ける両用の治具として構成されることを特徴とする請求項38〜45のいずれか一項に記載の触針式表面形状測定器。

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