JP2007016745A - エキゾーストバルブ - Google Patents
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Abstract
【課題】バルブステム部に付着したカーボン及びスラッジを確実に除去でき、且つ十分な強度を補償し得る吸・排気弁の提供。
【解決手段】バルブ本体(2)とバルブステム(3)とバルブガイド(6)とを有し、バルブステム(3)はバルブ本体(2)側の小径部分(31)とバルブ本体(2)から離隔した側の大径部分(32)とから構成されており、小径部分(31)と大径部分(32)との境界は滑らかな曲面(33)で構成されており、且つ、小径部分(31)と大径部分(32)との境界は、バルブ閉鎖時に前記滑らかな曲面(33)の一部がバルブガイド(6)内部に侵入する様に位置していることを特徴としている。
【選択図】図2
【解決手段】バルブ本体(2)とバルブステム(3)とバルブガイド(6)とを有し、バルブステム(3)はバルブ本体(2)側の小径部分(31)とバルブ本体(2)から離隔した側の大径部分(32)とから構成されており、小径部分(31)と大径部分(32)との境界は滑らかな曲面(33)で構成されており、且つ、小径部分(31)と大径部分(32)との境界は、バルブ閉鎖時に前記滑らかな曲面(33)の一部がバルブガイド(6)内部に侵入する様に位置していることを特徴としている。
【選択図】図2
Description
本発明は、内燃機関のエキゾースバルブに関する。
図4及び図5(図4のA部拡大図)に示すように、バルブステム3がバルブガイド6内を摺動する往復動内燃機関のエキゾーストバルブ1Jでは、バルブステム3の下部にカーボン等のスラッジCが付着し、そのスラッジCが堆積してバルブ1Jの摺動を妨げて、バルブ1Jが完全には閉じなくなる場合がある。即ち、図5において、スラッジCの付着力(図示せず)がバルブスプリングの反力F1を上回ると、このスラッジCが付着した位置でバルブ1Jは摺動を停止させる。
このような不具合を避けるために、図6に示すように、バルブステム3の通常の太さの部分35の下部37の径を細くし、この通常の太さの部分35と下部の径が細くなった部分37との段差部に付着したスラッジCをバルブガイド6の下端6eのコーナ部で掻き落とす、所謂カーボンスクレーパが提案されている。
或いは、バルブ本体とステムの間に軸線方向に山谷を形成したスプライン溝を有する吸排気弁が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
然しながら、このカーボンスクレーパ、或いはスプライン溝は、段付部や形状が急激に変化する部位を有することとなり、そのような部位では急激に断面積(形状)が変化し、大きな応力集中が発生し、バルブの強度を損ねてしまうこととなる。
その他に、内燃機関の吸・排気弁を電磁弁で駆動する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この技術にしても、目的は電磁弁のアーマチャの表面に付着した潤滑油が弁体の開閉タイミングに与える影響を抑制するものであって、何ら前述の問題を解決するものではない。
実開平6−37508号公報
特開2003−65456号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、バルブステム部に付着したカーボン等のスラッジを確実に除去でき、且つ十分な強度を補償し得るエキゾーストバルブを提供することを目的としている。
本発明のエキゾーストバルブ(1)は、バルブ本体(2)とバルブステム(3)とバルブガイド(6)とを有し、バルブステム(3)はバルブ本体(2)側の小径部分(31)とバルブ本体(2)から離隔した側の大径部分(32)とから構成されており、小径部分(31)と大径部分(32)との境界は滑らかな曲面(33)で構成されており、且つ、小径部分(31)と大径部分(32)との境界は、バルブ閉鎖時に前記滑らかな曲面(33)の一部がバルブガイド(6)内部に侵入する様に位置していることを特徴としている(請求項1)。
バルブ閉鎖時にバルブガイド(6)内部に侵入する前記滑らかな曲面(33)の一部のバルブステム長手方向寸法(δ)は、バルブステム(3)の大径部分(32)における直径の5%〜15%である(請求項2)。
前記滑らかな曲面(33)は、バルブステム(3)の大径部分(32)における直径(D2)の3倍〜6倍の曲率半径(R2)を有する(請求項3)。
バルブステム(3)の小径部分(31)の直径(D1)は、バルブステムの大径部分の直径(D2)の92%〜99%である(請求項4)。
係る構成を具備した本発明のエキゾーストバルブは、バルブステム(3)がバルブ本体(2)側の小径部分(31)とバルブ本体(2)から離隔した側の大径部分(32)とから構成されており、小径部分(31)と大径部分(32)との境界は滑らかな曲面(33)で構成されており、且つ、小径部分(31)と大径部分(32)との境界は、バルブ閉鎖時に前記滑らかな曲面(33)の一部がバルブガイド(6)内部に侵入する様に位置しているため、境界部の曲面(33)で小径部(31)側に付着したカーボン等のスラッジはバルブガイド下端(6e)の内周コーナ部で掻き落とされる際に、ステムの半径方向外方への分力(F2)が作用して、ステム3から容易に掻き落とされる。
前記滑らかな曲面(33)は、バルブガイド下端(6e)のコーナ部と協働してスラッジを容易に掻き落とす機能に加え、バルブステムは曲面によって断面が緩やかに変化しているので、応力集中は発生せず、十分な強度を補償する。
以下、添付図面(図1〜図3)を参照して、本発明の実施形態を説明する。
先ず、図1において、全体を符号1で示すエキゾーストバルブ1は、長さL1で示す領域のバルブ本体2と、長さL2で示す領域のバルブステム3とから成る。
長さL1とL2との境界は、バルブ本体2の一部であって、バルブ本体2を形成する縦断面の曲率半径がR1の終了点と一致する位置である。
長さL1とL2との境界は、バルブ本体2の一部であって、バルブ本体2を形成する縦断面の曲率半径がR1の終了点と一致する位置である。
エキゾーストバルブ1のバルブステム3は、図2に示すように、シリンダヘッド4側に組み付けられたバルブガイド6の内径部6iを摺動する。
図2において、符号7はシリンダヘッド4に形成された排気ポートを示す。
図2において、符号7はシリンダヘッド4に形成された排気ポートを示す。
再び図1を参照して、エキゾーストバルブ1のバルブステム3はバルブ本体2側の小径部分31とバルブ本体2から離隔した側の大径部分32とから構成されている。
そして、小径部分31と大径部分32との境界は曲率半径がR2の滑らかな曲面33で構成されており、且つ、小径部分31と大径部分32との境界は、バルブ閉鎖時に、図2で示すように、滑らかな曲面33の一部がバルブガイド6の端部6eよりも寸法(進入代)δだけ内部に侵入する様に位置している。
ここで、進入代δは、バルブステム3の大径部分32における直径D2の5%〜15%であることが好ましい。
又、滑らかな曲面33は、バルブステム3の大径部分32における直径D2の3倍〜6倍の曲率半径R2(図1参照)とすることがバルブの強度を保証する上で好ましい。
更に、バルブステム3の小径部分31の直径D1は、バルブステムの大径部分32の直径D2の92%〜99%であることがバルブの強度を保証する上で好ましい。
上述の構成の本発明の実施形態によれば、バルブステム3の滑らかな曲面33に堆積したカーボン等のスラッジCは、図3に示すように、滑らかな曲面33が大径部32よりも次第に内径(小径部)31側に引っ込んでいて、バルブスプリングによる作用力F1から分力F2が生じることと、且つ、小径部分31と大径部分32との境界は、バルブ閉鎖時に滑らかな曲面33の一部がバルブガイド6内部に進入代δだけ侵入する様に位置しているため、この分力F2が、バルブステム3に付着したスラッジを好適に剥ぎ取ることとなる。
滑らかな曲面33は、バルブガイド下端6eのコーナ部と協働してスラッジを容易に掻き落とす機能に加え、バルブステム3は曲面33によって断面が緩やかに変化している(滑らかな曲面33は、バルブステム3の大径部分32における直径D2の3倍〜6倍の曲率半径で、更に、バルブステム3の小径部分31の直径D1は、バルブステムの大径部分32の直径D2の92%〜99%である)ので、応力集中は発生せず、十分な強度を補償することが出来る。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
1・・・エキゾーストバルブ
2・・・バルブ本体
3・・・バルブステム
4・・・シリンダヘッド
6・・・バルブガイド
6e・・・バルブガイド端部
31・・・小径部
32・・・大径部
33・・・滑らかな曲面
δ・・・進入代
2・・・バルブ本体
3・・・バルブステム
4・・・シリンダヘッド
6・・・バルブガイド
6e・・・バルブガイド端部
31・・・小径部
32・・・大径部
33・・・滑らかな曲面
δ・・・進入代
Claims (4)
- バルブ本体とバルブステムとバルブガイドとを有し、バルブステムはバルブ本体側の小径部分とバルブ本体から離隔した側の大径部分とから構成されており、小径部分と大径部分との境界は滑らかな曲面で構成されており、且つ、小径部分と大径部分との境界は、バルブ閉鎖時に前記滑らかな曲面の一部がバルブガイド内部に侵入する様に位置していることを特徴とするエキゾーストバルブ。
- バルブ閉鎖時にバルブガイド内部に侵入する前記滑らかな曲面の一部のバルブステム長手方向寸法は、バルブステムの大径部分における直径の5%〜15%である請求項1のエキゾーストバルブ。
- 前記滑らかな曲面は、バルブステムの大径部分における直径の3倍〜6倍の曲率半径を有する請求項1、2の何れかのエキゾーストバルブ。
- バルブステムの小径部分の直径は、バルブステムの大径部分の直径の92%〜99%である請求項1〜3の何れか1項のエキゾーストバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005201187A JP2007016745A (ja) | 2005-07-11 | 2005-07-11 | エキゾーストバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005201187A JP2007016745A (ja) | 2005-07-11 | 2005-07-11 | エキゾーストバルブ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007016745A true JP2007016745A (ja) | 2007-01-25 |
Family
ID=37754111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005201187A Pending JP2007016745A (ja) | 2005-07-11 | 2005-07-11 | エキゾーストバルブ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007016745A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012149589A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Toyota Motor Corp | エキゾーストバルブ |
CN103422930A (zh) * | 2012-05-23 | 2013-12-04 | 爱三工业株式会社 | 进气用发动机气门 |
KR20160008740A (ko) * | 2014-07-15 | 2016-01-25 | 현대중공업 주식회사 | 부착물질 제거를 위한 밸브 가이드 |
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2005
- 2005-07-11 JP JP2005201187A patent/JP2007016745A/ja active Pending
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