JP2007015241A - インクジェット画像形成方法及びuv硬化型インク - Google Patents
インクジェット画像形成方法及びuv硬化型インク Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007015241A JP2007015241A JP2005199861A JP2005199861A JP2007015241A JP 2007015241 A JP2007015241 A JP 2007015241A JP 2005199861 A JP2005199861 A JP 2005199861A JP 2005199861 A JP2005199861 A JP 2005199861A JP 2007015241 A JP2007015241 A JP 2007015241A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- curable ink
- image forming
- forming method
- final substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
【課題】中間転写媒体を用いたUVインクジェット画像形成方法において、最終基材上で、画像濃度が高く、画像凹凸感が低減され、出射性の劣化が改善され、ミストによる地汚れが少なく、硬化性が高く、さらにランニングコストを低減するインクジェット画像形成方法及びUV硬化型インクを提供する。
【解決手段】UV硬化型インクを中間転写媒体7に付与し、次いで該中間転写媒体7を押圧して該UV硬化型インクを最終基材2へ転写し、該最終基材2上の該UV硬化型インクへ紫外線を照射し画像を定着することにより、最終基材上2のUV硬化型インクドット径を中間転写媒体7上のUV硬化型インクドット径より大きくした。
【選択図】図2
【解決手段】UV硬化型インクを中間転写媒体7に付与し、次いで該中間転写媒体7を押圧して該UV硬化型インクを最終基材2へ転写し、該最終基材2上の該UV硬化型インクへ紫外線を照射し画像を定着することにより、最終基材上2のUV硬化型インクドット径を中間転写媒体7上のUV硬化型インクドット径より大きくした。
【選択図】図2
Description
本発明は、UV硬化型インクジェット画像形成方法及びUV硬化型インクに関し、詳しくは、中間転写媒体を用いてUV硬化型インクを最終基材に転写することで、インクの凹凸感を改善した画像を作成するインクジェット画像形成方法及びUV硬化型インクに関する。
UV硬化型インク(以下、単にインクともいう)は基材にインクが浸透する前に紫外線によりインクを硬化することで画像を形成するため、受像層等、特別な処理をしていないさまざまな基材に記録可能であるという特徴を持つ。
しかしながら、UV硬化型インクは体積収縮しないため、画像に凹凸感や盛り上がり感が生じ、場合により光沢が低下するという欠点があった。
また、UVインクジェット画像形成法は高速乾燥性に優れるため、生産性を要する印刷用途に向いているものの、インクコストの点では、他の溶剤を用いたインクジェット画像形成法に比べ比較的高価であることが高生産性を必要とする印刷への適用を考える上で課題となっている。
凹凸感やインクコストを改善する手法としては、色材濃度の高いインクをできるだけ薄く基材に転写することが望ましい。
中間転写媒体を用いたインクジェット記録装置や手法が多数提案されているが、このように中間媒体に一旦インクを付与し、硬化する前にインクを最終基材に押圧転写すれば、インクドット径を広げられるので、小さい液滴でベタを埋めることが可能であり、凹凸感やインク使用量を軽減することが可能である。
特許文献1ではUV硬化型インクを用いた中間転写記録方式の記録装置が開示されている。
しかしながら、上記の中間転写方式を用いた記録装置に適するUV硬化型インクについては記載がなされていない。
最終基材にドットを押し広げる方法を取る場合、インク中の色材濃度を上げることが好ましいが、UVIJインクは粘度の高い重合性素材を用いるため、インク粘度が高くなり、出射性の劣化が課題となっていた。
特開2001−179960号公報
本発明は、中間転写媒体を用いたUVインクジェット画像形成方法において、最終基材上で、画像濃度が高く、画像凹凸感が低減され、出射性の劣化が改善され、ミストによる地汚れが少なく、硬化性が高く、さらにランニングコストを低減するインクジェット画像形成方法及びUV硬化型インクを提供することである。
本発明の上記課題は、以下の構成により達成される。
(請求項1)
UV硬化型インクを中間転写媒体に付与し、次いで該中間転写媒体を押圧して該UV硬化型インクを最終基材へ転写し、最終基材上の該UV硬化型インクへ紫外線を照射することで画像を定着させるインクジェット画像形成方法において、最終基材上のUV硬化型インクドット径が中間転写媒体上のUV硬化型インクドット径より大きいことを特徴とするインクジェット画像形成方法。
UV硬化型インクを中間転写媒体に付与し、次いで該中間転写媒体を押圧して該UV硬化型インクを最終基材へ転写し、最終基材上の該UV硬化型インクへ紫外線を照射することで画像を定着させるインクジェット画像形成方法において、最終基材上のUV硬化型インクドット径が中間転写媒体上のUV硬化型インクドット径より大きいことを特徴とするインクジェット画像形成方法。
(請求項2)
請求項1に記載のインクジェット画像形成方法に用いられるUV硬化型インクであって、色材として顔料を5〜20質量%含み、その平均粒径が50〜150nmであり、55℃粘度が3〜20mPa・sであることを特徴とするUV硬化型インク。
請求項1に記載のインクジェット画像形成方法に用いられるUV硬化型インクであって、色材として顔料を5〜20質量%含み、その平均粒径が50〜150nmであり、55℃粘度が3〜20mPa・sであることを特徴とするUV硬化型インク。
(請求項3)
25℃粘度が10mPa・s以下である重合性モノマーを10〜40質量%含有することを特徴とする請求項2に記載のUV硬化型インク。
25℃粘度が10mPa・s以下である重合性モノマーを10〜40質量%含有することを特徴とする請求項2に記載のUV硬化型インク。
(請求項4)
エステル構造を持たない重合性モノマーを含有することを特徴とする請求項2または3に記載のUV硬化型インク。
エステル構造を持たない重合性モノマーを含有することを特徴とする請求項2または3に記載のUV硬化型インク。
本発明によれば、中間転写媒体を用いたUVインクジェット画像形成方法において、最終基材上で、画像濃度が高く、画像凹凸感が低減され、出射性の劣化が改善され、ミストによる地汚れが少なく、硬化性が高く、さらにランニングコストを低減するインクジェット画像形成方法及びUV硬化型インクを提供することができる。
本発明者は鋭意検討の結果、UV硬化型インクを中間転写媒体に付与し、次いで該中間転写媒体を押圧して該UV硬化型インクを最終基材へ転写し、最終基材上の該UV硬化型インクへ紫外線を照射することで画像を定着させるインクジェット画像形成方法において、最終基材上のUV硬化型インクドット径が中間転写媒体上のUV硬化型インクドット径より大きいことを特徴とするインクジェット画像形成方法により、最終基材上で、画像濃度が高く、画像凹凸感が低減され、硬化性が高く、さらにランニングコストを低減可能なインクジェット画像形成方法において、請求項2に記載のUV硬化型インクを用いることで出射性の劣化、ミストによる地汚れが少ないインクジェット画像記録を達成することができた。
また、このインクジェット画像形成方法に用いられる特定のUV硬化型インクを見出した。
以下、本発明について詳細に説明する。
〔インクジェット画像形成方法〕
本発明は、UV硬化型インクを中間転写媒体に付与し、次いで該中間転写媒体を押圧して該UV硬化型インクを最終基材へ転写し、最終基材上の該UV硬化型インクへ紫外線を照射することで画像を定着させるインクジェット画像形成方法において、最終基材上のUV硬化型インクドット径が中間転写媒体上のUV硬化型インクドット径より大きいことを特徴とする。
本発明は、UV硬化型インクを中間転写媒体に付与し、次いで該中間転写媒体を押圧して該UV硬化型インクを最終基材へ転写し、最終基材上の該UV硬化型インクへ紫外線を照射することで画像を定着させるインクジェット画像形成方法において、最終基材上のUV硬化型インクドット径が中間転写媒体上のUV硬化型インクドット径より大きいことを特徴とする。
UV硬化型インク記録方式で中間転写によりドット径を広げるという考え方であり、UV硬化型インク記録方式でこのような考え方はこれまでなかった。これにより、凹凸感の改善、インク使用量の低減がはかられ、一般のオフセット印刷やフレキソ印刷のようにインク厚とランニングコストを下げることが可能となった。
本発明のインクジェット画像形成方法を図を用いて説明する。
図1は本発明に係るインクジェットプリンタの概略構成を示す側面図である。図1に示す通り、インクジェットプリンタ1はインクを記録媒体2(最終基材)に転写する転写装置3を有している。転写装置3は、反時計回り方向に回転する転写ローラ4と2本のガイドローラ5、6とを有しており、転写ローラ4及びガイドローラ5、6間に無端の転写ベルト7(中間転写媒体)が巻き回されている。転写ローラ4が回転することで、転写ベルト7が反時計回り方向(図1、矢印参照)に回転するようになっている。
図2は転写装置3の概略構成を示す斜視図である。
図1及び図2に示す通り、転写ベルト7は転写ローラ4及び各ガイドローラ5、6の長さと略同程度の幅を有している。転写ベルト7の表面上には複数の親油性領域8が規則正しく形成されており、各親油性領域8の間隙部が撥油性領域9となっている。各親油性領域8と撥油性領域9は転写ベルト7の略同位置の平面上にある。
転写ベルト7は、インクに耐久性を持つプラスチック、ゴム素材から構成されている。転写ベルト7は、具体的には金属やポリイミド(PI)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリアミド(PA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミドアミド(PIA)、PTFE、PFA、FEP等のプラスチック材料、ステンレス等の金属類、EPDM、シリコーンゴム、フッ素ゴム等のエラストマー類から構成されてもよい。エラストマー類としては、ミラプル型シリコーン、パーフルオロエラストマー等がインク耐性が強く好ましい。転写ベルト7を上記プラスチック材料から構成する場合には、プラスチック材料をインフレーション成形等によりシームレスベルト化して、その後に圧延することで転写ベルト7を形成することができ、さらには予め2軸延伸されたプラスチック材料製のシートを熱融着しても転写ベルト7を形成することができる。
本実施形態の一例では、上記材料から構成された転写ベルト7の表面がそのまま各親油性領域8となっており、各親油性領域8が転写ベルト7を構成する材料から形成されている。撥油性領域9は転写ベルト7の表面にフッ素系樹脂を選択的にコーティングすることにより形成されたものであってフッ素樹脂から構成されている。撥油性領域9は親水性材料のコーティングにより形成されてもよく、例えば−OH、−COOH、−NH2、−COのいずれかの官能基を含む材料(化合物)を当該親水性材料として適用することができる。
図3は転写ベルトの表面上の構成を示す平面図であって、転写ベルト7の平面図である。図3に示す通り、各親油性領域8は円形状を呈しており、互いに等間隔をあけてマトリックス状に配置されている。互いに隣接する2つの親油性領域8、8間にはさまれた撥油性領域9の幅W1に対する各親油性領域8の幅2の比が3以上となっている。
撥油性領域9の幅W1に対する親油性領域8の幅2の比を3以上とするのは、幅W1に対する幅2の比が3未満では、転写ベルト7に付着したインクが撥油性領域9に残留してそのインクを各親油性領域8に分散・保持することができず、インクを転写ベルト7から記録媒体2に転写した場合に、ドット同士の粒状性が不均一だったり、ピンホールが形成されやすかったり、撥油性領域9中でインクが多量に残留していた部分と少量しか残留していなかった部分とでインクの濃淡差が画像に顕著に表れたりするからである。
図1に示す通り、転写装置3の上方には、インクを吐出する記録ヘッド10が配されている。記録ヘッド10から吐出されるインクは親油性を有するインクであって、紫外線の照射で硬化するUV硬化型インクである。記録ヘッド10は図1の紙面表側から裏側に延在するラインヘッドであって、各ガイドローラ5、6間に架かる転写ベルト7に向けてインクを吐出するようになっている。記録ヘッド10の下部には、転写ベルト7の幅方向に複数の吐出孔11(図3参照)が等間隔で一列に配されており、記録ヘッド10は各吐出孔11からインクを滴として吐出するようになっている。
図3に示す通り、記録ヘッド10の各吐出孔11の間隔P1(隣接する吐出孔11、11の各中央部間の距離)は、転写ベルト7の各親油性領域8の間隔P2(隣接する2つの親油性領域8、8の各中央部間の距離)の2倍以上となっている。
間隔P1を間隔P2の2倍以上とするのは、各吐出孔11から吐出されたインクの滴を複数の親油性領域8に分散させることができ、ひいてはドット同士の粒状性を向上させたり、ドットの厚みを低減して画質を向上させたりすることができるからである。
図1に示す通り、転写装置3の右方には転写ベルト7のクリーニングを行うクリーニング装置15が配されている。クリーニング装置15は、転写ローラ4とガイドローラ6戸の間に架かる転写ベルト7に対抗配置されており、転写ベルト7の残留したインクを転写ベルト7から除去するようになっている。
転写装置3の下方には記録媒体2を搬送する搬送装置20が配されている。搬送装置20は、図1で時計回り方向に回転する搬送ローラ21と、2本のガイドローラ22、23を有している。搬送ローラ21は転写装置3の転写ローラ4と対抗配置されている。
搬送ローラ21及び2本のガイドローラ22、23間には記録媒体2が架けられており、搬送ローラ21が回転することで、記録媒体2がガイドローラ22から搬送ローラ21を経てガイドローラ23に至る経路(図1、矢印参照)で搬送されるようになっている。
搬送ローラ21とガイドローラ23との間には記録媒体2に紫外線を照射する照射装置25が配されている。照射装置25は3本の光源26と反射板27とを有している。各光源26は図1の紙面表側から裏面にかけて延在する線状光源であり、点灯することで紫外線を放射するようになっている。各光源26が点灯すると、紫外線は各光源26から直接記録媒体2に入射するか、または反射板27で反射して間接的に記録媒体2に入射するようになっている。
次に、インクジェットプリンタ1の動作・作用について説明する。
転写ローラ4及び搬送ローラ21が回転し、かつ、照射装置25の各光源26が点灯した状態において、記録ヘッド10が転写ベルト7に向けてインクを吐出し、そのインクが転写ベルト7に着弾してガイドローラ5を通過する。その後、転写ベルト7に着弾したインクが転写ローラ7の近傍に至ると、転写ローラ4が転写手段となって回転しながら転写ベルト7を搬送ベルト21に押圧し、インクを転写ローラ7から記録媒体2に転写する。
記録媒体2に転写されたインクは、搬送ローラ21の回転に伴い当該搬送ローラ21からガイドローラ23に搬送され、その途中で光源26による紫外線の照射を受けて硬化する。他方、記録媒体2に転写されずに転写ベルト7に残留したインクは、転写ベルト7の回転に伴い当該転写ベルト7からガイドローラ6に向けて搬送され、その搬送途中でクリーニング装置15により転写ローラ7から除去される。
以後、インクジェットプリンタ1は上記の動作を繰り返し行い、記録媒体2に所望の画像を形成する。
紫外線照射で用いる光源の例としては、水銀ランプ、メタルハライドランプ、エキシマーレーザ、紫外線レーザ、冷陰極管、Kライト、LED(light emitting diode)等が適用可能であり、この中でも帯状のメタルハライドランプ管、冷陰極管、水銀ランプ管もしくはKライトが低エネルギー・低コストであり好ましい。光源波長としては250〜370nm、好ましくには270〜320nmに発光波長のピークがある光源が、感度の点で好ましい。照度は、1〜3000mW/cm2、好ましくは1〜200mW/cm2である。
〔UV硬化型インク〕
本発明のこのインクジェット画像形成方法に用いるUV硬化型インクは、以下のような新しいインクである。
本発明のこのインクジェット画像形成方法に用いるUV硬化型インクは、以下のような新しいインクである。
好ましく用いられるUV硬化型インクは、色材として顔料を5〜20質量%含み、その平均粒径が50〜150nmであり、55℃粘度が3〜20mPa・sであるUV硬化型インクである。
前述のように、最終基材にドットを押し広げる方法を採る本発明のインクジェット画像形成方法で、凹凸感やインクコストを改善するためには、色材濃度の高いインクをできるだけ薄く基材に転写することが望ましい。従って、色材としての顔料濃度は5質量%以上、好ましくは5〜20質量%の高濃度とする。20質量%を超えると粘度が高くなり、出射性の劣化が問題となる。5質量%未満では、画像濃度が不足する。
一般にUV硬化型インクは顔料濃度が高く、かつ粘度の高い重合性素材を用いるため粘度が高く、顔料濃度アップは非常に厳しくなる。粘度が高いと出射性の劣化が問題となる。本発明では重合性素材、顔料、その他の添加剤の種類と量を調整して、55℃粘度が20mPa・s以下、好ましくは3〜20mPa・sとなるようにインクを調製する。55℃は画像形成時のインク温度に近い温度で、出射性は画像形成時のインク物性、特に粘度の影響が大きい。
インクの55℃粘度の測定は、JIS Z 8809に規定されている粘度計校正用標準液で検定されたものであれば特に制限はなく、回転式、振動式や細管式の粘度計を用いることができ、例えば、Saybolt粘度計、Redwood粘度計等で測定でき、例えば、トキメック社製、円錐平板型E型粘度計、東機産業社製のE Type Viscometer(回転粘度計)、東京計器社製のB型粘度計BL、山一電機社製のFVM−80A、Nametore工業社製のViscoliner、山一電気社製のVISCO MATE MODEL VM−1A、同DD−1等を挙げることができる。
もう一つの好ましく用いられるUV硬化型インクは、25℃粘度が10mPa・s以下である重合性モノマーを10〜40質量%含有するUV硬化型インクである。前述のようにインク粘度が高いと出射性の劣化が問題となるため、インクの主要成分である重合性モノマーは低粘度モノマーであることが好ましい。重合性モノマーの25℃粘度は10mPa・s以下、好ましくは2〜10mPa・sとする。25℃粘度が10mPa・s以下の重合性モノマーは非常に少ない。このような低粘度の重合性モノマーとしては、エステル構造を持たない重合性モノマーが好ましい。非エステル構造のモノマーは粘度が低く、本発明のように高濃度で顔料を有するインクにとって好ましい。
重合性モノマーの25℃粘度の測定は、前記インクの55℃粘度の測定と同様にして測定できる。
エステル構造を持たない低粘度重合性モノマーの具体例を次に示す。
一般に、UV硬化型インクとしては、ラジカル重合タイプとカチオン重合タイプがあるが、カチオン重合タイプは酸素の重合阻害を受けないこと、用いるカチオン重合性化合物の中でも、オキセタン、エポキシ等のカチオン重合性化合物は臭気が小さいこと、硬化収縮が少ない等の利点があり注目されている。また、カチオン重合タイプは、活性種が空気で失活しないことから、小液滴でも感度が高いという特徴があり、高精細・高生産性が要求される用途に有望である。本発明のインクジェット画像形成方法に用いるUV硬化型インクには、どちらのタイプにも適用できるが、中間転写媒体から最終基材へ押圧して再転写しインクを薄膜にするので、酸素阻害がなく光重合開始剤量を低減できることから、カチオン重合タイプが好ましい。カチオン重合タイプで上述の非エステル構造のモノマーを使用すると低粘度化だけでなく、反応性の観点でも好ましい。カチオン重合タイプの場合、粘度が10mPa・s以下のモノマーとしては脂環式エポキシが感度の点で特に好ましい。
本発明に用いられるUV硬化型インクは、重合性化合物、光重合開始剤、色材を含み、必要に応じて重合禁止剤、界面活性剤、樹脂、溶剤等が適宜配合される。
ラジカル重合性インクとしては、例えば、特開平7−159983号公報、特公平7−31399号公報、特開平8−224982号公報、同10−863号公報に記載のインク組成を挙げることができる。
カチオン重合性インクとしては、各種公知のインク組成が使用できる。例えば、特開平6−9714号公報、特開2001−31892号公報、同2001−40068号公報、同2001−55507号公報、同2001−310938号公報、同2001−310937号公報、同2001−220526号公報、同2004−131588号公報が挙げられる。
(色材)
色材はUV硬化型インク組成物の中で紫外線吸収の主成分であることから、要求される画像濃度を維持しながらインクの付与量を減らすためにはその選択が重要である。本発明に用いられるUV硬化型インクの色材としては、重合性化合物の主成分に溶解または分散できる色材が使用できるが、耐候性の点から顔料が好ましい。
色材はUV硬化型インク組成物の中で紫外線吸収の主成分であることから、要求される画像濃度を維持しながらインクの付与量を減らすためにはその選択が重要である。本発明に用いられるUV硬化型インクの色材としては、重合性化合物の主成分に溶解または分散できる色材が使用できるが、耐候性の点から顔料が好ましい。
本発明で好ましく用いることのできる顔料を以下に挙げる。
C.I.Pigment Yellow−1、2、3、12、13、14、16、17、42、73、74、75、81、83、87、93、95、97、98、108、109、114、120、128、129、138、139、150、151、180
C.I.Pigment Orange−16、36、38
C.I.Pigment Red−5、7、12、22、38、48:1、48:2、48:4、49:1、53:1、57:1、63:1、101、112、122、123、144、146、168、180、184、185、202
C.I.Pigment Violet−19、23
C.I.Pigment Blue−1、2、3、15:1、15:2、15:3、15:4、18、22、27、29、60
C.I.Pigment Green−7、36
C.I.Pigment White−6、18、21
C.I.Pigment Black−7
上記顔料の分散には、例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等を用いることができる。また、顔料の分散を行う際に分散剤を添加することも可能である。分散剤としては、高分子分散剤を用いることが好ましく、高分子分散剤としてはAvecia社のSolsperseシリーズが挙げられる。また分散助剤として、各種顔料に応じたシナージストを用いることも可能である。これらの分散剤及び分散助剤は、顔料100質量部に対し、1〜50質量部添加することが好ましい。
C.I.Pigment Orange−16、36、38
C.I.Pigment Red−5、7、12、22、38、48:1、48:2、48:4、49:1、53:1、57:1、63:1、101、112、122、123、144、146、168、180、184、185、202
C.I.Pigment Violet−19、23
C.I.Pigment Blue−1、2、3、15:1、15:2、15:3、15:4、18、22、27、29、60
C.I.Pigment Green−7、36
C.I.Pigment White−6、18、21
C.I.Pigment Black−7
上記顔料の分散には、例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等を用いることができる。また、顔料の分散を行う際に分散剤を添加することも可能である。分散剤としては、高分子分散剤を用いることが好ましく、高分子分散剤としてはAvecia社のSolsperseシリーズが挙げられる。また分散助剤として、各種顔料に応じたシナージストを用いることも可能である。これらの分散剤及び分散助剤は、顔料100質量部に対し、1〜50質量部添加することが好ましい。
顔料の平均粒径は150nm以下、好ましくは50〜150nmとする。平均粒径が150nmを超えるとミストが多発し、ドットを潰し拡大させる本発明の中間転写方式では、地汚れとして大きな問題になる。また、50nm未満になると、顔料粒子の安定性が悪くなりやすく、インクの保存安定性の劣化を招く結果となり好ましくない。
顔料の平均粒径をこの範囲に調整するには、顔料、分散剤、分散媒体の選定、分散条件、ろ過条件を適宜設定する。
顔料の平均粒径の測定は、光散乱法、電気泳動法、レーザードップラー法等を用いた市販の粒径測定機器により求めることができる。また、透過型電子顕微鏡による粒子像撮影を少なくとも100粒子以上に対して行い、この像をImage−Pro(メディアサイバネティクス製)等の画像解析ソフトを用いて統計的処理を行うことによっても求めることが可能である。
(光重合開始剤)
光重合開始剤は紫外線を吸収して重合性化合物を重合させる必要があるので、紫外線透過率の上限は100%未満である。紫外線光源はこの吸収ピーク波長にスペクトルを有している必要がある。
光重合開始剤は紫外線を吸収して重合性化合物を重合させる必要があるので、紫外線透過率の上限は100%未満である。紫外線光源はこの吸収ピーク波長にスペクトルを有している必要がある。
本発明に用いられる光重合開始剤としては、紫外線照射により酸を発生する光酸発生剤を用いることが好ましい。
カチオン重合型インクで用いる光酸発生剤としては、例えば、化学増幅型フォトレジストや光カチオン重合に利用される化合物が用いられる(有機エレクトロニクス材料研究会編、「イメージング用有機材料」、ぶんしん出版(1993年)、187〜192ページ参照)。本発明に好適な化合物の例を以下に挙げる。
第1に、ジアゾニウム、アンモニウム、ヨードニウム、スルホニウム、ホスホニウム等の芳香族オニウム化合物のB(C6F5)4 -,PF6 -,AsF6 -,SbF6 -,p−CH3C6H4SO3 -塩、CF3SO3 -塩等のスルホン酸塩を挙げることができる。
第2に、スルホン酸を発生するスルホン化物を挙げることができる。
第3に、ハロゲン化水素を発生するハロゲン化物も用いることができる。
第4に、鉄アレン錯体を挙げることができる。
本発明で好ましく用いられるカチオン光重合開始剤としては、アリールスルホニウム塩誘導体(例えば、ユニオン・カーバイド社製のサイラキュアUVI−6990、サイラキュアUVI−6974、旭電化工業社製のアデカオプトマーSP−150、アデカオプトマーSP−152、アデカオプトマーSP−170、アデカオプトマーSP−172)、アリルヨードニウム塩誘導体(例えば、ローディア社製のRP−2074)、アレン−イオン錯体誘導体(例えば、チバガイギー社製のイルガキュア261)、ジアゾニウム塩誘導体、トリアジン系開始剤及びその他のハロゲン化物等の光酸発生剤が挙げられる。カチオン光重合開始剤は、カチオン重合性を有する化合物100質量部に対して、0.2〜20質量部の比率で含有させることが好ましい。光重合開始剤の含有量が0.2質量部未満では、硬化物を得ることが困難であり、20質量部を越えて含有させても、さらなる硬化性向上効果はない。これら光カチオン光重合開始剤は、1種または2種以上を選択して使用することができる。
(基材)
本発明に用いられる基材(最終基材)としては、従来各種の用途で使用されている広汎な合成樹脂を全て用いることができ、具体的には、例えば、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブタジエンテレフタレート等が挙げられ、これらの合成樹脂基材の厚みや形状は何ら限定されない。
本発明に用いられる基材(最終基材)としては、従来各種の用途で使用されている広汎な合成樹脂を全て用いることができ、具体的には、例えば、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブタジエンテレフタレート等が挙げられ、これらの合成樹脂基材の厚みや形状は何ら限定されない。
本発明で用いることのできる基材としては、通常の非コート紙、コート紙等の他に、非吸収性支持体を用いることができるが、その中でも、基材として非吸収性支持体を用いることが好ましい。
非吸収性支持体としては、各種非吸収性のプラスチック及びそのフィルムを用いることができ、各種プラスチックフィルムとしては、例えば、PETフィルム、OPSフィルム、OPPフィルム、ONyフィルム、PVCフィルム、PEフィルム、TACフィルムを挙げることができる。その他のプラスチックとしては、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ABS、ポリアセタール、PVA、ゴム類等が使用できる。これらの基材の中でも、特に熱でシュリンク可能な、PETフィルム、OPSフィルム、OPPフィルム、ONyフィルム、PVCフィルムへ画像を形成する場合に本発明の構成は有効となる。これらの基材は、インクの硬化収縮、硬化反応時の発熱等により、フィルムのカール、変形が生じやすいばかりでなく、インク膜が基材の収縮に追従し難い。
これら、各種プラスチックフィルムの表面エネルギーは大きく異なり、基材によってインク着弾後のドット径が変わってしまうことが、従来から問題となっていた。本発明の構成では、表面エネルギーの低いOPPフィルム、OPSフィルムや表面エネルギーの比較的大きいPETまでを含むが、基材として、濡れ指数が40〜60mN/mであることがインクの密着性とにじみの観点で好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
実施例
〔インクの作製〕
下記処方のインク1〜6を作製した。
〔インクの作製〕
下記処方のインク1〜6を作製した。
(インク1)
顔料 PB15:4 10部
分散剤 PB821 3部
重合性モノマー1 OXT221(東亞合成社製、ジ〔1−エチル(3−オキセタニル)〕メチルエーテル) 63部
重合性モノマー2 化合物1 20部
光重合開始剤 化合物2 4部
(インク2)
顔料 PB15:4 10部
分散剤 PB821 3部
重合性モノマー1 OXT221 63部
重合性モノマー2 化合物3 20部
光重合開始剤 化合物2 4部
(インク3)
顔料 PB15:4 10部
分散剤 PB821 3部
重合性モノマー1 OXT221 63部
重合性モノマー2 化合物4 20部
光重合開始剤 化合物2 4部
(インク4)
顔料 PB15:4 10部
分散剤 PB821 3部
重合性モノマー1 OXT221 63部
重合性モノマー2 化合物5 20部
光重合開始剤 化合物2 4部
(インク5)
顔料 PB15:4 10部
分散剤 PB821 3部
重合性モノマー1 OXT221 63部
重合性モノマー2 化合物6 20部
光重合開始剤 化合物2 4部
(インク6)
顔料 PB15:4 10部
分散剤 PB821 3部
重合性モノマー1 テトラエチレングリコールジアクリレート 57部
重合性モノマー2 トリメチロールプロパントリアクリレート 20部
光重合開始剤 イルガキュアー819 10部
顔料 PB15:4 10部
分散剤 PB821 3部
重合性モノマー1 OXT221(東亞合成社製、ジ〔1−エチル(3−オキセタニル)〕メチルエーテル) 63部
重合性モノマー2 化合物1 20部
光重合開始剤 化合物2 4部
(インク2)
顔料 PB15:4 10部
分散剤 PB821 3部
重合性モノマー1 OXT221 63部
重合性モノマー2 化合物3 20部
光重合開始剤 化合物2 4部
(インク3)
顔料 PB15:4 10部
分散剤 PB821 3部
重合性モノマー1 OXT221 63部
重合性モノマー2 化合物4 20部
光重合開始剤 化合物2 4部
(インク4)
顔料 PB15:4 10部
分散剤 PB821 3部
重合性モノマー1 OXT221 63部
重合性モノマー2 化合物5 20部
光重合開始剤 化合物2 4部
(インク5)
顔料 PB15:4 10部
分散剤 PB821 3部
重合性モノマー1 OXT221 63部
重合性モノマー2 化合物6 20部
光重合開始剤 化合物2 4部
(インク6)
顔料 PB15:4 10部
分散剤 PB821 3部
重合性モノマー1 テトラエチレングリコールジアクリレート 57部
重合性モノマー2 トリメチロールプロパントリアクリレート 20部
光重合開始剤 イルガキュアー819 10部
〔インクの評価〕
得られたインクを、図1に示すインクジェットプリンタに充填し、55℃に加熱し、インクジェットノズルは42pl、40℃に加熱した最終基材(ユポコーポレーションのFGS)へのインク転写量は3g/m2として出射し、紫外線露光により画像を定着させた。光源はインテグレーション製Vzero(Hバルブ、80W/cm)を用いた。
得られたインクを、図1に示すインクジェットプリンタに充填し、55℃に加熱し、インクジェットノズルは42pl、40℃に加熱した最終基材(ユポコーポレーションのFGS)へのインク転写量は3g/m2として出射し、紫外線露光により画像を定着させた。光源はインテグレーション製Vzero(Hバルブ、80W/cm)を用いた。
下記のような評価を行った。
(地汚れ)
ミストによる地汚れを、ベタ部横の非画像部に付着したミスト汚れを目視により、○△×の3段階で評価した。
ミストによる地汚れを、ベタ部横の非画像部に付着したミスト汚れを目視により、○△×の3段階で評価した。
(出射安定性)
1時間連続吐出して、インクジェットノズルの出射状態を目視観察し、下記の基準に従って、出射安定性の評価を行った。
1時間連続吐出して、インクジェットノズルの出射状態を目視観察し、下記の基準に従って、出射安定性の評価を行った。
◎:全ノズル共に、出射状態に変化が見られない
○:1、2個のノズルで斜め出射が見られるが、インク欠がない
△:インク欠が3個以上、10個未満のノズルで発生
×:インク欠が10個以上のノズルで発生
(凹凸感)
ベタ画像部表面を目視及び触感による観察を行い、下記基準により評価した。
○:1、2個のノズルで斜め出射が見られるが、インク欠がない
△:インク欠が3個以上、10個未満のノズルで発生
×:インク欠が10個以上のノズルで発生
(凹凸感)
ベタ画像部表面を目視及び触感による観察を行い、下記基準により評価した。
○:目視及び触感の観察で、表面の凹凸がほとんど気にならない
△:触感では表面の凹凸がやや気になるが目視観察では表面の凹凸は気にならず実用上許容される品質である
×:目視及び触感の観察で、表面の凹凸によるザラツキ感が明らかに認められ、実用上好ましくない品質である
(硬化性)
インク皮膜の硬化性を下記基準により評価した。
△:触感では表面の凹凸がやや気になるが目視観察では表面の凹凸は気にならず実用上許容される品質である
×:目視及び触感の観察で、表面の凹凸によるザラツキ感が明らかに認められ、実用上好ましくない品質である
(硬化性)
インク皮膜の硬化性を下記基準により評価した。
○:十分に硬化し、アルコールで10回以上擦っても色落ちしない
△:表面粘着性がない程度に硬化し、アルコールで10回以上擦っても僅かに色落ちする程度
×:硬化せず表面粘着性が残り、アルコールで擦ると強く色落ちする
また、前述の方法で、インクに用いる重合性モノマーの25℃粘度、顔料の平均粒径及び作製したインクの55℃粘度を測定した。
△:表面粘着性がない程度に硬化し、アルコールで10回以上擦っても僅かに色落ちする程度
×:硬化せず表面粘着性が残り、アルコールで擦ると強く色落ちする
また、前述の方法で、インクに用いる重合性モノマーの25℃粘度、顔料の平均粒径及び作製したインクの55℃粘度を測定した。
得られた結果を表1に示す。
表より、本発明のUV硬化型インクは比較例に比べ、画像濃度が高く、画像凹凸感が低減され、出射性の劣化が改善され、ミストによる地汚れが少なく、硬化性が高く、さらにランニングコストが低減されていることが分かる。
1 インクジェットプリンタ
2 記録媒体(最終基材)
4 転写ローラ(転写手段)
7 転写ベルト(中間転写媒体)
8 親油性領域
9 撥油性領域
10 記録ヘッド
11 UV照射装置
2 記録媒体(最終基材)
4 転写ローラ(転写手段)
7 転写ベルト(中間転写媒体)
8 親油性領域
9 撥油性領域
10 記録ヘッド
11 UV照射装置
Claims (4)
- UV硬化型インクを中間転写媒体に付与し、次いで該中間転写媒体を押圧して該UV硬化型インクを最終基材へ転写し、最終基材上の該UV硬化型インクへ紫外線を照射することで画像を定着させるインクジェット画像形成方法において、最終基材上のUV硬化型インクドット径が中間転写媒体上のUV硬化型インクドット径より大きいことを特徴とするインクジェット画像形成方法。
- 請求項1に記載のインクジェット画像形成方法に用いられるUV硬化型インクであって、色材として顔料を5〜20質量%含み、その平均粒径が50〜150nmであり、55℃粘度が3〜20mPa・sであることを特徴とするUV硬化型インク。
- 25℃粘度が10mPa・s以下である重合性モノマーを10〜40質量%含有することを特徴とする請求項2に記載のUV硬化型インク。
- エステル構造を持たない重合性モノマーを含有することを特徴とする請求項2または3に記載のUV硬化型インク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005199861A JP2007015241A (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | インクジェット画像形成方法及びuv硬化型インク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005199861A JP2007015241A (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | インクジェット画像形成方法及びuv硬化型インク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007015241A true JP2007015241A (ja) | 2007-01-25 |
Family
ID=37752807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005199861A Pending JP2007015241A (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | インクジェット画像形成方法及びuv硬化型インク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007015241A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8215762B2 (en) | 2009-03-26 | 2012-07-10 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Recording apparatus that forms ink receiving layer(s) on an intermediate transfer body and recording method thereof |
US8246158B2 (en) | 2008-06-20 | 2012-08-21 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image recording composition, image recording ink set and recording apparatus |
US8287117B2 (en) | 2009-03-26 | 2012-10-16 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Recording device and recording material |
US8342672B2 (en) | 2008-03-24 | 2013-01-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Recording apparatus |
JP2020143243A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | コニカミノルタ株式会社 | インクジェット用の活性線硬化型インクおよび画像形成方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10250052A (ja) * | 1997-03-11 | 1998-09-22 | Alps Electric Co Ltd | Uvインクを用いた記録方法および、この記録方法を用いた記録装置 |
JP2001347747A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-12-18 | Ricoh Co Ltd | 画像粘度設定方法及び装置、粘度画像の転写方法及び装置、該粘度画像の分離方法及び装置及びその粘度画像設定装置、転写装置及び分離装置を用いた画像形成方法及び装置 |
JP2003025707A (ja) * | 2001-07-11 | 2003-01-29 | Konica Corp | 放射線硬化型インクジェット用インク及び、それを用いるインクジェット記録方法 |
-
2005
- 2005-07-08 JP JP2005199861A patent/JP2007015241A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10250052A (ja) * | 1997-03-11 | 1998-09-22 | Alps Electric Co Ltd | Uvインクを用いた記録方法および、この記録方法を用いた記録装置 |
JP2001347747A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-12-18 | Ricoh Co Ltd | 画像粘度設定方法及び装置、粘度画像の転写方法及び装置、該粘度画像の分離方法及び装置及びその粘度画像設定装置、転写装置及び分離装置を用いた画像形成方法及び装置 |
JP2003025707A (ja) * | 2001-07-11 | 2003-01-29 | Konica Corp | 放射線硬化型インクジェット用インク及び、それを用いるインクジェット記録方法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8342672B2 (en) | 2008-03-24 | 2013-01-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Recording apparatus |
US8246158B2 (en) | 2008-06-20 | 2012-08-21 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image recording composition, image recording ink set and recording apparatus |
US8215762B2 (en) | 2009-03-26 | 2012-07-10 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Recording apparatus that forms ink receiving layer(s) on an intermediate transfer body and recording method thereof |
US8287117B2 (en) | 2009-03-26 | 2012-10-16 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Recording device and recording material |
JP2020143243A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | コニカミノルタ株式会社 | インクジェット用の活性線硬化型インクおよび画像形成方法 |
JP7247666B2 (ja) | 2019-03-08 | 2023-03-29 | コニカミノルタ株式会社 | インクジェット用の活性線硬化型インクおよび画像形成方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4561031B2 (ja) | 活性光線硬化型インクジェット無溶剤インク及び画像形成方法 | |
JP4289099B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP4051928B2 (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
KR101782167B1 (ko) | 인쇄시 기재상에 이미지를 형성하는 장치 및 방법 | |
JP4748063B2 (ja) | 活性光線硬化型インクジェットインクセット、その画像形成方法及びインクジェット記録装置 | |
JP2003292855A (ja) | インクジェット記録用インクおよび画像形成方法 | |
JP2010111790A (ja) | 活性光線硬化型インクジェット用インクとそれを用いたインクジェット記録方法 | |
JPWO2006027966A1 (ja) | 活性光線硬化型インクジェットインク、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置 | |
EP1829939A1 (en) | Active ray-curable inkjet ink and image-forming method using same | |
JP2004042525A (ja) | インクジェットプリンタ及び画像形成方法 | |
JP2008169242A (ja) | 着色物の製造方法 | |
JP2007015241A (ja) | インクジェット画像形成方法及びuv硬化型インク | |
JP2006008791A (ja) | 活性光線硬化型組成物、活性光線硬化型インク、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置 | |
WO2006075468A1 (ja) | 活性光線硬化型インクジェットインク、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置 | |
JP2007111984A (ja) | エネルギー線硬化性組成物硬化装置 | |
JP2004182808A (ja) | 活性光線硬化型インクジェット無溶剤インクとそれを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置 | |
JP2007023205A (ja) | 重合性組成物、多官能エポキシ化合物、活性光線硬化型インクジェットインク、画像形成方法及びインクジェット記録装置 | |
JP2003276178A (ja) | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 | |
JP2019130715A (ja) | 画像形成方法および画像形成装置 | |
JP2004195664A (ja) | 画像形成方法及び印刷物 | |
JP4193666B2 (ja) | 活性光線硬化型組成物、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置 | |
JP2004209976A (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP2006213883A (ja) | 活性光線硬化型インクジェットインク、画像形成方法及びインクジェット記録装置 | |
JPWO2007080725A1 (ja) | インクとそれを用いた画像形成方法 | |
JP2004358781A (ja) | 画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080702 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110411 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110419 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110906 |