JP2007014572A - 血圧測定装置、血圧測定方法及び血圧測定プログラム - Google Patents

血圧測定装置、血圧測定方法及び血圧測定プログラム Download PDF

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Shoichi Hayashida
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Junichi Shimada
純一 嶋田
Kimihisa Aihara
公久 相原
Yoshiyuki Haniyu
能行 羽生
Koji Hagi
浩司 萩
Hitoshi Ozawa
仁 小澤
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Abstract

【課題】体の末梢部で血圧測定をする場合、外気温度に影響して血流が変化するため血圧値も外気温度により影響してしまい、従来の末梢部に常時装着する血圧測定装置で収集した血圧値は信頼性が低いという課題があった。本願発明は、従来例における上記の課題を解決するため、常時血圧測定ができるとともに、信頼性の有無を判断できる血圧値を収集できる血圧測定装置、血圧測定方法及び血圧測定プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】本願発明に係る血圧測定装置は、血圧計と外気温度計又は皮膚温度計を備え、血圧測定をするとともに血圧測定時の外気温度又は皮膚温度も測定し、測定した血圧値と外気温度又は皮膚温度を対応付けて記憶することとした。
【選択図】図9

Description

本発明は、装着が容易な外耳の一部で血圧値を検出する血圧測定装置、血圧測定方法及び血圧測定プログラムに関するものである。
近年、生活習慣に深く関連する生活習慣病と呼ばれる健康障害や、高齢者の健康維持への関心が高まり、各種の診断法および予防対策が検討されている。特に、日常生活における血圧、体温、脈拍などの生体情報を連続的に測定することは、健康維持上重要なデータとなることが認識され、生体情報を常時測定する方法が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載されている血圧記録装置は血圧測定と同時に外気温度と皮膚温度の測定を行うものである。測定した血圧値、外気温度及び皮膚温度の関係から血圧値の変化の原因を判断することができるとしている。
なお、本願では、耳介の名称は非特許文献1に、耳介の軟骨の名称は非特許文献2による。
特開平03−231629公報 Sobotta 図説人体解剖学第1巻(監訳者:岡本道雄)、p.126、(株)医学書院、1996年10月1日発行 Sobotta 図説人体解剖学第1巻(監訳者:岡本道雄)、p.127、(株)医学書院、1996年10月1日発行
血圧測定を行う場合、一般的に血圧測定部位内の血流が停止する圧力で圧迫し、その後、血圧測定部位を圧迫する圧力を減少させる過程において血圧測定部位内の血管の脈動変化を計測し、血圧測定部位を圧迫する圧力と血管の脈動の変化から最高血圧及び最低血圧を測定している。特に、常時血圧測定する場合、通常、被検者が血圧測定をしやすいように被検者の体の末梢部に装着する血圧測定装置を使用することになる。
ところが、血液は体温調節の作用があり、外気温度の変化に伴い、体は血流を増減させ皮膚から発散する熱の量を調節する。例えば、外気温度が高くなると、末梢部の血管を拡張して血流を多くし、皮膚温度を高くして体の中の熱を放熱しようとする。一方、外気温度が低くなると、末梢部の血管を収縮して血流を少なくし、皮膚温度を下げるようにして体温を外気に奪われないようにしている。
従って、体の末梢部で血圧測定した場合、外気温度に影響して血流が変化するため血圧値も外気温度により影響してしまい、従来の末梢部に常時装着する血圧測定装置で収集した血圧値は信頼性が低いという課題があった。
そこで、本願発明は、従来例における上記の課題を解決するため、常時血圧測定ができるとともに、信頼性の有無を判断できる血圧値を収集できる血圧測定装置、血圧測定方法及び血圧測定プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願第一の発明に係る血圧測定装置は、血圧計及び外気温度計を備え、血圧測定をするとともに血圧測定時の外気温度も測定し、測定した血圧値と外気温度を対応付けて記憶することとした。
具体的には、本願第一の発明は、外耳の一部で血圧値を測定する血圧計と、前記血圧計が血圧測定する際に外気温度を測定する外気温度計と、前記血圧計が測定する血圧値と前記外気温度計が測定する外気温度とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記血圧計と前記外気温度計とを外耳の一部に装着する装着部と、を備える血圧測定装置である。
前記血圧測定装置を外耳の一部に装着することで前記血圧計は常時血圧値を測定することができる。また、測定した血圧値と血圧測定時の外気温度を対応付けて前記記憶手段に記憶しているため、被検者は測定時の外気温度を参照し、測定した血圧値の信頼性の有無を判断することができる。
従って、本願第一の発明に係る血圧測定装置は、常時装着して血圧測定ができるとともに血圧測定時の外気温度を測定し、前記血圧値と対応付けて記憶することで、信頼性の有無を判断できる血圧値を収集することができる。
本願第一の発明に係る血圧測定装置は、所定時間間隔毎に前記血圧計に血圧値の測定及び前記外気温度計に外気温度の測定を指示するクロック生成機構をさらに備えてもよい。
手動で血圧測定の開始を指示する血圧計であると、常時装着できる血圧計であっても被検者が測定をすることを忘れる場合もあり、定期的に血圧値を収集できないこともある。クロック生成機構を備えたことにより、前記血圧測定装置は定期的に自動で血圧値と外気温度を測定することができ、血圧測定時の外気温度を関連付けた定期的な血圧値を収集することができる。
従って、本願第一の発明に係る血圧測定装置は、常時装着して血圧測定ができるとともに血圧測定時の外気温度を測定し、前記血圧値と対応付けて記憶することで、信頼性の有無を判断できる血圧値を定期的に収集することができる。
本願第一の発明に係る血圧測定装置は、前記外気温度と予め設定した許容温度範囲とを比較演算する演算回路と、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に前記外気温度が前記許容温度範囲外であることを文字及び/若しくは記号で表示する、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知する通知部と、をさらに備えてもよい。
信頼性のある血圧値が得られる外気温度の範囲を許容温度範囲として予め前記演算回路に設定しておき、測定した外気温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記通知部が被検者に通知することで、被検者は前記血圧測定装置が外気温度により信頼性のある血圧値を測定できていないことを知ることができる。通知された被検者は外気温度が前記許容温度範囲内となる場所で再度血圧測定を行うことで、信頼性のある血圧値を収集することができる。
従って、本願第一の発明に係る血圧測定装置は、常時装着して血圧測定ができるとともに血圧測定時の外気温度を測定し、前記血圧値と対応付けて記憶し、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に通知することで、信頼性のある血圧値をより多く収集することができる。
本願第一の発明に係る血圧測定装置は、前記外気温度と予め設定した許容温度範囲とを比較演算する演算回路と、前記外気温度が前記許容温度範囲内の場合に血圧値の測定を前記血圧計に指示し、前記外気温度と前記血圧値の記憶を前記記憶手段に指示する判断部と、をさらに備えてもよい。
信頼性のある血圧値が得られる外気温度の範囲を許容温度範囲として予め前記演算回路に設定しておき、測定した外気温度が前記許容温度範囲内の場合、前記判断部は血圧測定をすることを血圧計に指示し、前記外気温度と前記血圧値を関連して前記記憶手段に記憶させるように指示する。
従って、本願第一の発明に係る血圧測定装置は、前記血圧測定装置に前記判断部を備え、外気温度が前記許容温度範囲内の場合に血圧値を測定するため、記憶容量が有限である前記記憶手段により多くの信頼性のある血圧値をより多く収集することができる。
上記目的を達成するために、本願第二の発明に係る血圧測定装置は、血圧計及び皮膚温度計を備え、血圧測定するとともに血圧測定時の皮膚温度も測定し、測定した血圧値と皮膚温度を対応付けて記憶することとした。
具体的には、本願第二の発明は、外耳の一部で血圧値を測定する血圧計と、前記血圧計が血圧測定する際に外耳又はその周辺の皮膚温度を測定する皮膚温度計と、前記血圧計が測定する血圧値と前記皮膚温度計が測定する皮膚温度とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記血圧計と前記皮膚温度計とを外耳の一部に装着する装着部と、を備える血圧測定装置である。
前記血圧測定装置を外耳の一部に装着することで前記血圧計は常時血圧値を測定することができる。また、測定した血圧値と血圧測定時の皮膚温度を対応付けて前記記憶手段に記憶しているため、被検者は測定時の皮膚温度を参照し、測定した血圧値の信頼性の有無を判断することができる。
従って、本願第二の発明に係る血圧測定装置は、常時装着して血圧測定ができるとともに血圧測定時の皮膚温度を測定し、前記血圧値と対応付けて記憶することで、信頼性の有無を判断できる血圧値を収集することができる。
本願第二の発明に係る血圧測定装置は、所定時間間隔毎に前記血圧計に血圧値の測定及び前記皮膚温度計に皮膚温度の測定を指示するクロック生成機構をさらに備えてもよい。
手動で血圧測定の開始を指示する血圧計であると、常時装着できる血圧計であっても被検者が測定をすることを忘れる場合もあり、定期的に血圧値を収集できないこともある。クロック生成機構を備えたことにより、前記血圧測定装置は定期的に自動で血圧値と皮膚温度を測定することができ、血圧測定時の皮膚温度を関連付けた定期的な血圧値を収集することができる。
従って、本願第二の発明に係る血圧測定装置は、常時装着して血圧測定ができるとともに血圧測定時の皮膚温度を測定し、前記血圧値と対応付けて記憶することで、信頼性の有無を判断できる血圧値を定期的に収集することができる。
本願第二の発明に係る血圧測定装置は、前記皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを比較演算する演算回路と、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に前記皮膚温度が前記許容温度範囲外であることを文字及び/若しくは記号で表示する、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知する通知部と、をさらに備えてもよい。
信頼性のある血圧値が得られる皮膚温度の範囲を許容温度範囲として予め前記演算回路に設定しておき、測定した皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記通知部が被検者に通知することで、被検者は前記血圧測定装置が皮膚温度により信頼性のある血圧値を取得できていないことを知ることができる。通知された被検者は皮膚温度が前記許容温度範囲内となる場所で再度血圧測定を行うことで、信頼性のある血圧値を収集することができる。
従って、本願第二の発明に係る血圧測定装置は、常時装着して血圧測定ができるとともに血圧測定時の皮膚温度を測定し、前記血圧値と対応付けて記憶し、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に通知することで、信頼性のある血圧値をより多く収集することができる。
本願第二の発明に係る血圧測定装置は、前記皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを比較演算する演算回路と、前記皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合に血圧値の測定を前記血圧計に指示し、前記皮膚温度と前記血圧値の記憶を前記記憶手段に指示する判断部と、をさらに備えてもよい。
信頼性のある血圧値が得られる皮膚温度の範囲を許容温度範囲として予め前記演算回路に設定しておき、測定した皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合、前記判断部は血圧測定をすることを血圧計に指示し、前記皮膚温度と前記血圧値を関連して前記記憶手段に記憶させるように指示する。
従って、本願第二の発明に係る血圧測定装置は、前記血圧測定装置に前記判断部を備え、皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合に血圧値を測定するため、記憶容量が有限である前記記憶手段により多くの信頼性のある血圧値をより多く収集することができる。
上記目的を達成するために、本願第三の発明に係る血圧測定方法は、血圧測定するとともに血圧測定時の外気温度も測定し、測定した血圧値と外気温度を対応付けて記憶することとした。さらに、測定した外気温度が許容温度範囲外の場合に被検者に通知することとした。
具体的には、本願第三の発明は、外耳の一部において血圧計が血圧値を測定する血圧測定手順と、外耳の一部において外気温度計が外気温度を測定する外気温度測定手順と、前記外気温度測定手順後に、前記外気温度測定手順で測定した外気温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路が比較演算する比較演算手順と、前記比較演算手順後、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に前記外気温度が前記許容温度範囲外であることを通知部が文字及び/若しくは記号で表示し、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知する通知手順と、前記血圧測定手順で測定した血圧値と前記外気温度測定手順で測定した外気温度とを対応付けて記憶手段が記憶する記憶手順と、を有する血圧測定方法である。
前記血圧測定方法は外耳の一部で外気温度測定及び血圧測定をするため、前記外気温度計は常時外気温度を測定することができ、前記血圧計は常時血圧値を測定することができる。また、前記記憶手順は前記血圧値と前記外気温度を対応付けて記憶しているため、被検者は血圧値確認時に測定した血圧値の信頼性があるか否かの判断をすることができる。さらに、信頼性のある血圧値が得られる外気温度の範囲を許容温度範囲として予め前記演算回路に設定しておき、前記外気温度測定手順で測定した外気温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記通知手順によって被検者に通知することで、被検者は信頼性のある血圧値を取得できていないことを知ることができる。通知された被検者は外気温度が前記許容温度範囲内となる場所で再度血圧測定を行うことで、信頼性のある血圧値を収集することができる。
従って、本願第三の発明に係る血圧測定方法は、常時血圧測定ができるとともに血圧測定時の外気温度を測定し、前記血圧値と対応付けて記憶し、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に通知することで、信頼性のある血圧値をより多く収集することができる。
上記目的を達成するために、本願第四の発明に係る血圧測定方法は、血圧測定前に外気温度を測定し、測定した外気温度が許容温度範囲内の場合には血圧測定を行い、測定した外気温度が許容温度範囲外の場合には血圧測定の中止をするか又は血圧測定した血圧値を記憶しないこととした。
具体的には、本願第四の発明は、外耳の一部において外気温度計が外気温度を測定する外気温度測定手順と、前記外気温度測定手順後に、前記外気温度測定手順で測定した外気温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路が比較演算する比較演算手順と、前記比較演算手順後、前記外気温度が前記許容温度範囲内の場合に、外耳の一部において血圧計が血圧値を測定する血圧測定手順と、前記血圧測定手順で測定した血圧値と前記外気温度測定手順で測定した外気温度とを対応付けて記憶手段が記憶する記憶手順と、前記比較演算手順後、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記演算回路が前記血圧計に対し血圧値の測定の中止を指示、又は前記記憶手段に対し前記外気温度と前記血圧値の記憶の中止を指示する中止手順と、を有する血圧測定方法である。
前記血圧測定方法は外耳の一部で外気温度測定及び血圧測定をするため、前記外気温度計は常時外気温度を測定することができ、前記血圧計は常時血圧値を測定することができる。さらに、信頼性のある血圧値が得られる外気温度の範囲を許容温度範囲として予め前記演算回路に設定しておき、前記比較演算手順において前記演算回路は前記外気温度と前記許容温度範囲とを比較する。前記外気温度が前記許容温度範囲内の場合に、前記記憶手段は前記血圧測定手順で測定した血圧値と前記外気温度とを対応付けて記憶することとした。一方、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記演算回路は血圧測定の中止をするか又は血圧測定した血圧値を記憶しない指示を出すこととした。前記血圧測定方法は信頼性のない血圧値を排除することができ、より多くの信頼性のある血圧値を収集することができる。
従って、本願第四の発明に係る血圧測定方法は、外気温度を測定し、前記外気温度が前記許容温度範囲内の場合に血圧値を測定するため、記憶容量が有限である前記記憶手段により多くの信頼性のある血圧値をより多く収集することができる。
上記目的を達成するために、本願第五の発明に係る血圧測定方法は、血圧測定するとともに血圧測定時の皮膚温度も測定し、測定した血圧値と皮膚温度を対応付けて記憶することとした。さらに、測定した皮膚温度が許容温度範囲外の場合に被検者に通知することとした。
具体的には、本願第五の発明は、外耳の一部において血圧計が血圧値を測定する血圧測定手順と、皮膚温度計が外耳又はその周辺の皮膚温度を測定する皮膚温度測定手順と、前記皮膚温度測定手順後に、前記皮膚温度測定手順で測定した皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路が比較演算する比較演算手順と、前記比較演算手順後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に前記皮膚温度が前記許容温度範囲外であることを通知部が文字及び/若しくは記号で表示し、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知する通知手順と、前記血圧測定手順で測定した血圧値と前記皮膚温度測定手順で測定した皮膚温度とを対応付けて記憶手段が記憶する記憶手順と、を有する血圧測定方法である。
前記血圧測定方法は外耳又はその周辺で皮膚温度測定及び外耳の一部で血圧測定をするため、前記皮膚温度計は常時皮膚温度を測定することができ、前記血圧計は常時血圧値を測定することができる。また、前記記憶手順は前記血圧値と前記皮膚温度を対応付けて記憶しているため、被検者は血圧値確認時に測定した血圧値の信頼性があるか否かの判断をすることができる。さらに、信頼性のある血圧値が得られる皮膚温度の範囲を許容温度範囲として予め前記演算回路に設定しておき、前記皮膚温度測定手順で測定した皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記通知手順によって被検者に通知することで、被検者は信頼性のある血圧値を取得できていないことを知ることができる。通知された被検者は皮膚温度が前記許容温度範囲内となる場所で再度血圧測定を行うことで、信頼性のある血圧値を収集することができる。
従って、本願第五の発明に係る血圧測定方法は、常時血圧測定ができるとともに血圧測定時の皮膚温度を測定し、前記血圧値と対応付けて記憶し、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に通知することで、信頼性のある血圧値をより多く収集することができる。
上記目的を達成するために、本願第六の発明に係る血圧測定方法は、血圧測定前に皮膚温度を測定し、測定した皮膚温度が許容温度範囲内の場合には血圧測定を行い、測定した皮膚温度が許容温度温度範囲外の場合には血圧測定の中止をするか又は血圧測定した血圧値を記憶しないこととした。
具体的には、本願第六の発明は、皮膚温度計が外耳又はその周辺の皮膚温度を測定する皮膚温度測定手順と、前記皮膚温度測定手順後に、前記皮膚温度測定手順で測定した皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路が比較演算する比較演算手順と、前記比較演算手順後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合に、外耳の一部において血圧計が血圧値を測定する血圧測定手順と、前記血圧測定手順で測定した血圧値と前記皮膚温度測定手順で測定した皮膚温度とを対応付けて記憶手段が記憶する記憶手順と、前記比較演算手順後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記演算回路が前記血圧計に対し血圧値の測定の中止を指示、又は前記記憶手段に対し前記皮膚温度と前記血圧値の記憶の中止を指示する中止手順と、を有する血圧測定方法である。
前記血圧測定方法は外耳又はその周辺で皮膚温度測定及び外耳の一部で血圧測定をするため、前記皮膚温度計は常時皮膚温度を測定することができ、前記血圧計は常時血圧値を測定することができる。さらに、信頼性のある血圧値が得られる皮膚温度の範囲を許容温度範囲として予め前記演算回路に設定しておき、前記比較演算手順において前記演算回路は前記皮膚温度と前記許容温度範囲とを比較する。前記皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合には、前記血圧測定手順で測定した血圧値と前記皮膚温度とを対応付けて前記記憶手段に記憶することとした。一方、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合には、血圧測定の中止をするか又は血圧測定した血圧値を記憶しないこととした。前記血圧測定方法は信頼性のない血圧値を排除することができ、より多くの信頼性のある血圧値を収集することができる。
従って、本願第六の発明に係る血圧測定方法は、血圧測定前に皮膚温度を測定し、前記皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合に血圧値を測定するため、記憶容量が有限である前記記憶手段により多くの信頼性のある血圧値をより多く収集することができる。
上記目的を達成するために、本願第七の発明に係る血圧測定プログラムは、血圧測定するとともに血圧測定時の外気温度も測定し、測定した血圧値と外気温度を対応付けて記憶することとした。さらに、測定した外気温度が許容温度範囲外の場合に被検者に通知することとした。
具体的には、本願第七の発明は、血圧計に対し外耳の一部における血圧値の測定を指示する血圧測定ステップと、外気温度計に対し外耳の一部における外気温度の測定を指示する外気温度測定ステップと、前記外気温度測定ステップ後に、前記外気温度測定ステップで測定した外気温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路に比較演算させる比較演算ステップと、前記比較演算ステップ後、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に前記外気温度が前記許容温度範囲外であることを通知部に文字及び/若しくは記号で表示させ、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知させる通知ステップと、前記血圧測定ステップで測定した血圧値と前記外気温度測定ステップで測定した外気温度とを対応付けて記憶手段に記憶させる記憶ステップと、を有する血圧測定プログラムである。
前記血圧測定プログラムは外耳の一部で外気温度測定及び血圧測定をするため、前記外気温度計は常時外気温度を測定することができ、前記血圧計は常時血圧値を測定することができる。また、前記記憶ステップにおいて前記記憶手段は前記血圧値と前記外気温度を対応付けて記憶しているため、被検者は血圧値確認時に測定した血圧値の信頼性があるか否かの判断をすることができる。さらに、信頼性のある血圧値が得られる外気温度の範囲を許容温度範囲として予め前記演算回路に設定しておき、前記外気温度測定ステップで測定した外気温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記通知ステップによって被検者に通知することで、被検者は信頼性のある血圧値を取得できていないことを知ることができる。通知された被検者は外気温度が前記許容温度範囲内となる場所で再度血圧測定を行うことで、信頼性のある血圧値を収集することができる。
従って、本願第七の発明に係る血圧測定プログラムによって、常時血圧測定ができるとともに、血圧測定時の外気温度を測定し、前記血圧値と対応付けて記憶し、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に通知することで、信頼性のある血圧値をより多く収集することができる。
上記目的を達成するために、本願第八の発明に係る血圧測定プログラムは、血圧測定前に外気温度を測定し、測定した外気温度が許容温度範囲内の場合には血圧測定を行い、測定した外気温度が許容温度範囲外の場合には血圧測定の中止をするか又は血圧測定した血圧値を記憶しないこととした。
具体的には、本願第八の発明は、外気温度計に対し外耳の一部における外気温度の測定を指示する外気温度測定ステップと、前記外気温度測定ステップ後に、前記外気温度測定ステップで測定した外気温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路に比較演算させる比較演算ステップと、前記比較演算ステップ後、前記外気温度が前記許容温度範囲内の場合に、血圧計に対し外耳の一部における血圧値の測定を指示する血圧測定ステップと、前記血圧測定ステップで測定した血圧値と前記外気温度測定ステップで測定した外気温度とを対応付けて記憶手段に記憶させる記憶ステップと、前記比較演算ステップ後、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記血圧計に対し血圧値の測定の中止を指示、又は前記記憶手段に対し前記外気温度と前記血圧値の記憶の中止を指示する中止ステップと、を有する血圧測定プログラムである。
前記血圧測定プログラムは外耳の一部で外気温度測定及び血圧測定をするため、前記外気温度計は常時外気温度を測定することができ、前記血圧計は常時血圧値を測定することができる。さらに、信頼性のある血圧値が得られる外気温度の範囲を許容温度範囲として予め前記演算回路に設定しておき、前記比較演算ステップにおいて前記演算回路は前記外気温度と前記許容温度範囲とを比較する。前記外気温度が前記許容温度範囲内の場合には、前記血圧測定ステップで測定した血圧値と前記外気温度とを対応付けて前記記憶手段に記憶させることとした。一方、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合には、血圧測定の中止をするか又は血圧測定した血圧値を記憶しないこととした。前記血圧測定プログラムは信頼性のない血圧値を排除することができ、より多くの信頼性のある血圧値を収集することができる。
従って、本願第八の発明に係る血圧測定プログラムによって、外気温度を測定し、前記外気温度が前記許容温度範囲内の場合に血圧値を測定するため、記憶容量が有限である前記記憶手段により多くの信頼性のある血圧値をより多く収集することができる。
上記目的を達成するために、本願第九の発明に係る血圧測定プログラムは、血圧測定するとともに血圧測定時の皮膚温度も測定し、測定した血圧値と皮膚温度を対応付けて記憶することとした。さらに、測定した皮膚温度が許容温度範囲外の場合に被検者に通知することとした。
具体的には、本願第九の発明は、血圧計に対し外耳の一部における血圧値の測定を指示する血圧測定ステップと、皮膚温度計に対し外耳又はその周辺の皮膚温度の測定を指示する皮膚温度測定ステップと、前記皮膚温度測定ステップ後に、前記皮膚温度測定ステップで測定した皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路に比較演算させる比較演算ステップと、前記比較演算ステップ後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に前記皮膚温度が前記許容温度範囲外であることを通知部に文字及び/若しくは記号で表示させ、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知させる通知ステップと、前記血圧測定ステップで測定した血圧値と前記皮膚温度測定ステップで測定した皮膚温度とを対応付けて記憶手段に記憶させる記憶ステップと、を有する血圧測定プログラムである。
前記血圧測定プログラムは外耳及びその周辺で皮膚温度測定及び外耳の一部で血圧測定をするため、前記皮膚温度計は常時皮膚温度を測定することができ、前記血圧計は常時血圧値を測定することができる。また、前記記憶ステップにおいて前記記憶手段は前記血圧値と前記皮膚温度を対応付けて記憶しているため、被検者は血圧値確認時に測定した血圧値の信頼性があるか否かの判断をすることができる。さらに、信頼性のある血圧値が得られる皮膚温度の範囲を許容温度範囲として予め前記演算回路に設定しておき、前記皮膚温度測定ステップで測定した皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記通知ステップによって被検者に通知することで、被検者は信頼性のある血圧値を取得できていないことを知ることができる。通知された被検者は皮膚温度が前記許容温度範囲内となる場所で再度血圧測定を行うことで、信頼性のある血圧値を収集することができる。
従って、本願第九の発明に係る血圧測定プログラムによって、常時血圧測定ができるとともに血圧測定時の皮膚温度を測定し、前記血圧値と対応付けて記憶し、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に通知することで、信頼性のある血圧値をより多く収集することができる。
上記目的を達成するために、本願第十の発明に係る血圧測定プログラムは、血圧測定前に皮膚温度を測定し、測定した皮膚温度が許容温度範囲内の場合には血圧測定を行い、測定した皮膚温度が許容温度温度範囲外の場合には血圧測定の中止をするか又は血圧測定した血圧値を記憶しないこととした。
具体的には、本願第十の発明は、皮膚温度計に対し外耳又はその周辺における皮膚温度の測定を指示する皮膚温度測定ステップと、前記皮膚温度測定ステップ後に、前記皮膚温度測定ステップで測定した皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路に比較演算させる比較演算ステップと、前記比較演算ステップ後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合に、血圧計に対し外耳の一部における血圧値の測定を指示する血圧測定ステップと、前記血圧測定ステップで測定した血圧値と前記皮膚温度測定ステップで測定した皮膚温度とを対応付けて記憶手段に記憶させる記憶ステップと、前記比較演算ステップ後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記血圧計に対し血圧値の測定の中止を指示、又は前記記憶手段に対し前記皮膚温度と前記血圧値の記憶の中止を指示する中止ステップと、を有する血圧測定プログラムである。
前記血圧測定プログラムは外耳又はその周辺で皮膚温度測定及び外耳の一部で血圧測定をするため、前記皮膚温度計は常時皮膚温度を測定することができ、前記血圧計は常時血圧値を測定することができる。さらに、信頼性のある血圧値が得られる皮膚温度の範囲を許容温度範囲として予め前記演算回路に設定しておき、前記比較演算ステップにおいて前記演算回路は前記皮膚温度と前記許容温度範囲とを比較する。前記皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合に前記血圧測定ステップで測定した血圧値と前記皮膚温度とを対応付けて前記記憶手段に記憶させることとした。一方、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に血圧測定の中止をするか又は血圧測定した血圧値を記憶しないこととした。前記血圧測定プログラムは信頼性のない血圧値を排除することができ、より多くの信頼性のある血圧値を収集することができる。
従って、本願第十の発明に係る血圧測定プログラムによって、皮膚温度を測定し、前記皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合に血圧値を測定するため、記憶容量が有限である前記記憶手段により多くの信頼性のある血圧値をより多く収集することができる。
本願の発明に係る血圧測定装置、血圧測定方法及び血圧測定プログラムは常時血圧測定ができるとともに血圧測定時の外気温度又は皮膚温度を測定し、前記血圧値と対応付けて記憶することで、信頼性の有無を判断できる血圧値を収集することができる。
添付の図面を参照して本願発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本願発明の構成の例であり、本願発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。
(実施の形態1)
本願第一の発明の血圧測定装置は、外耳の一部で血圧値を測定する血圧計と、前記血圧計が血圧測定する際に外気温度を測定する外気温度計と、前記血圧計が測定する血圧値と前記外気温度計が測定する外気温度とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記血圧計と前記外気温度計とを外耳の一部に装着する装着部と、を備える。
図1(A)は、本願第一の発明の一の実施形態に係る血圧測定装置111の側面を示す概略図である。
血圧測定装置111は図1(A)に示すように、外気温度計11、血圧計12、記憶手段13、スイッチ16、第一のアーム21、第二のアーム22、支軸25、接触部27及び距離可変機構40を備える。なお、本願の発明の実施形態に係る血圧測定装置を説明している以下の図においては、関連する表示手段、電源部、信号線、その他の通常の技術により実現できる部分は表示していない。
外気温度計11は血圧測定装置111の周辺の外気温度を測定し、測定した外気温度を電気信号として出力する温度計である。外耳の一部に装着する血圧測定装置内に配置するため、温度センサとして小型で軽量なサーミスタを使用することが好ましい。
血圧計12は、血圧測定装置111が装着された外耳の一部の血流の脈動を検出し、脈波、収縮期血圧値及び拡張期血圧値等の血圧値を測定し、測定した血圧値を電気信号として出力する。図1(A)に示す血圧測定装置111の血圧計12は圧力を印加するカフを含む血圧センサの場合を想定して示している。前記カフの種類は血圧測定部を圧迫できる構造のものであれば特に限定はしないが、気体又は液体の供給により伸縮する構造であることが好ましい。図示しない供給源から前記気体又は液体の供給圧を制御することで、血圧測定の測定部を圧迫する圧力を制御することができる。また、電力で駆動するモーター、ボイスコイル等のアクチュエータを使用しても良い。図示しない電源からの電圧もしくは電流を制御することで血圧測定の測定部を圧迫する圧力を制御することができ、小型のアクチュエータを使用することで血圧測定装置111の小型化を図ることができる。血圧計12による血圧の測定方法については後述する。
記憶手段13は外気温度計11が測定した外気温度、血圧計12が測定した血圧値を対応付けて記憶していく。電源スイッチを切っても記憶したデータが消滅しないフラッシュメモリであることが好ましい。また、記憶手段13には図示しない外部出力端子があり、外部のコンピュータ等の解析システムに記憶したデータを出力できる構成としてもよい。
スイッチ16は血圧測定をするときに被検者が押すスイッチである。
図1の血圧測定装置111及び図2から図8の血圧測定装置において装着部は第一のアーム21、第二のアーム22、支軸25、接触部27及び距離可変機構40から構成される。第一のアーム21と第二のアーム22が互いに対向する面の距離を可変する可変機構として、支軸25と第一のアーム21の接続部分に距離可変機構40を備えている。距離可変機構40は支軸25と第一のアーム21の角度を変化させて図1(A)に示す角度αを変化させることにより、第一のアーム21と第二のアーム22が互いに対向する面の間隔を調整する機能を有する。
ここで、距離可変機構40の角度を可変にする機構としては、支軸25と第一のアーム21の角度をネジにより調整する機構、あるいはフリクションとネジ固定を併用する機構などのいずれでもよい。
図1(A)において、外気温度計11は第二のアーム22の第一のアーム21と対向する側の反対側に、血圧計12は第一のアーム21の第二のアーム22と対向する側に、記憶手段13は支軸25に配置される。また、第二のアーム22には第一のアーム21上の血圧計12に対向する位置に測定部位と接触する接触部27を備えている。なお、第一のアーム21に接触部27を、第二のアーム22に血圧計12を備えてもよい。
記憶手段13は外気温度計11及び血圧計12と図示しない信号線で接続される。前記信号線を介し、記憶手段13に外気温度計11からは測定した外気温度、血圧計12からは血圧測定により測定した血圧値が送られる。
図1(B)に血圧測定装置111の装着例を示す。図1(B)は血圧測定装置111を外耳の一部に装着した図であり、血圧測定装置111については上面から見た図となる。血圧測定装置111は第一のアーム21の支軸25と接続されていない一端を外耳道9に挿入し、血圧計12を外耳の一部、例えば耳珠1の内側に接触させるように装着する。さらに、第二のアーム22の接触部27を耳珠1の外側に接触させ、血圧計12と接触部27で挟むように装着する。ここで、血圧計12と接触部27との間隔は距離可変機構40により、第一のアーム21および第二のアーム22の対向する側の距離を変化させることにより、適切な接触状態に調整することができる。図1(B)において、第一のアーム21の一部及び血圧計12は外耳道9の内側にあるので破線で示している。
外耳の一部に装着された血圧測定装置111は、以下のように動作する。被検者がスイッチ16を押すと、外気温度計11は外気温度を測定し、測定した外気温度を記憶手段13へ出力する。外気温度の測定とともに血圧計12は前記カフにより耳珠1を圧迫し、耳珠1内部の血流を停止する状態にする。その後、前記カフは耳珠1を圧迫する圧力を徐々に減少させる。耳珠1を圧迫する圧力の減少に伴い、耳珠1内の血流が流れ始め、前記カフの圧迫による前記血流の脈動が始まる。血圧計12は前記血流の脈動を脈波として計測することができる。前記カフが耳珠1を圧迫する圧力がさらに弱くなると、前記血流の脈動が弱くなり血圧計12は脈動を測定できなくなる。例えば、前記血流の脈動が始まったときの前記カフが耳珠1を圧迫する圧力を収縮期血圧、前記血流の脈動を測定できなくなったときの前記カフが耳珠1を圧迫する圧力を拡張期血圧とすることができる。また、血圧計12の測定した脈波の周波数を脈拍とすることができる。血圧計12は拡張期血圧を測定した時点で血圧測定を終了し、測定した血圧値を記憶手段13に出力する。なお、収縮期血圧及び拡張期血圧は血圧値の名称の一例であり、他の名称を使用することもある。
血圧測定装置111は外耳の一部に常時装着し、被検者が定期的又は不定期的にスイッチ16を押すことで長期的に血圧値と外気温度の測定をすることができる。さらに、血圧測定装置111は記憶手段13に血圧測定時の外気温度と血圧値を対応付けて記憶しているため、例えば、被検者は後に外気温度が高いときに測定した血圧値なのか、又は外気温度が低いときに測定した血圧値なのかを知ることができ、所定の外気温度の範囲外で測定した血圧値を信頼性がないとして診断及び疾患予防方法立案のためのデータから除外することができる。
従って、血圧測定装置111は、常時装着して血圧測定ができるとともに血圧測定時の外気温度を測定し、前記血圧値と対応させて記憶することで、信頼性の有無を判断できる血圧値を収集することができる。そのため、正しい診断及び疾患予防方法立案のための信頼性のある血圧値を提供することができる。
本願第一の発明の血圧測定装置は、所定時間間隔毎に前記血圧計に血圧値の測定及び前記外気温度計に外気温度の測定を指示するクロック生成機構をさらに備えてもよい。
図2(A)は、本願第一の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置112の側面を示す概略図である。図2において、図1で用いた符号と同じ符号は同じ機能及び同じ動作をする。血圧測定装置111との違いは、クロック生成機構19を内蔵していることである。なお、クロック生成機構19は内蔵されているため、図2(A)では破線で示している。
クロック生成機構19は、例えばタイマとトリガ発生器から構成される。前記タイマは所定の時間を計測し、前記トリガ発生器に対しトリガを発生させるように信号をだす。前記信号を受けた前記トリガ発生器はトリガを発生させ、クロック生成機構19から出力する。
クロック生成機構19は図示しない信号線を介し外気温度計11及び血圧計12と接続する。また、図2(A)の血圧測定装置112においてクロック生成機構19は第二のアーム22の内部に配置されているが、配置する箇所は特には限定されない。
図2(B)に血圧測定装置112の装着例を示す。図2(B)は血圧測定装置112を外耳の一部に装着した図であり、血圧測定装置112については上面から見た図となる。血圧測定装置112の装着方法は図1で説明した血圧測定方法111の装着方法と同じである。
外耳の一部に装着された血圧測定装置112は、以下のように動作する。クロック生成機構19は予め設定された時間間隔で前記トリガを出力する。前記トリガは前記信号線を介し外気温度計11及び血圧計12に到達する。前記トリガを受信した外気温度計11は外気温度を測定し、測定した外気温度を記憶手段13へ出力する。同様に前記トリガを受信した血圧計12は血圧測定装置111で説明したように動作し、測定した血圧値を記憶手段13へ出力する。
血圧測定装置112は外耳の一部に常時装着し、被検者が血圧測定の時刻を留意しなくても定期的に血圧値と外気温度の測定をすることができる。
なお、血圧測定装置112はスイッチ16も備え、被検者がスイッチ16を押すことで外気温度及び血圧値を測定してもよい。
従って、血圧測定装置112は、常時装着して定期的に血圧測定ができるとともに血圧測定時の外気温度を測定し、前記血圧値と対応させて記憶することで、信頼性の有無を判断できる血圧値を収集することができる。そのため、正しい診断及び疾患予防方法立案のための信頼性のある血圧値を提供することができる。
本願第一の発明に係る血圧測定装置は、前記外気温度と予め設定した許容温度範囲とを比較演算する演算回路と、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に前記外気温度が前記許容温度範囲外であることを文字及び/若しくは記号で表示する、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知する通知部と、をさらに備える。
図3(A)は、本願第一の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置113の側面を示す概略図である。図3において、図1及び図2で用いた符号と同じ符号は同じ機能及び同じ動作をする。血圧測定装置112との違いは通知部31及び演算回路32を備えていることである。図3(A)の血圧測定装置113において演算回路32は第二のアーム22に内蔵されているが、配置する箇所は特には限定されない。
演算回路32は図示しない信号線を介し外気温度計11と接続し、外気温度計11が測定した外気温度の信号を受信する。演算回路32は許容温度範囲として予め設定された値と外気温度計11の測定した外気温度の測定値を比較し、前記外気温度が前記許容温度範囲外である場合と前記許容温度範囲内である場合においてそれぞれ異なる信号を出力する回路である。なお、演算回路32は前記外気温度が前記許容温度範囲外である場合と前記許容温度範囲内である場合のいずれか一方のみ信号を出力してもよい。また、前記許容温度範囲は被検者が設定することも可能である。
通知部31はスピーカ及び音声発生回路から構成される。なお、前記スピーカ、前記音声発生回路及び信号線は通常の技術により実現できるため図示はしていない。なお、通知部31は文字又は記号の少なくとも一つを表示する表示画面を有してもよい。
通知部31は図示しない信号線を介し演算回路32と接続する。通知部31は演算回路32からの信号のうち、前記外気温度が前記許容温度範囲外であることの信号を受信したときに音声又は音の少なくとも一つを発する。また、図3(A)の血圧測定装置113において通知部31は第二のアーム22の第一のアーム21と対向する側の反対側に配置されているが、通知部31の発する音声又は音の少なくとも一つが被検者に聞こえる位置であれば、配置する箇所は特には限定されない。
図3(B)に血圧測定装置113の装着例を示す。図3(B)は血圧測定装置113を外耳の一部に装着した図であり、血圧測定装置113については上面から見た図となる。血圧測定装置113の装着方法は図1で説明した血圧測定方法111の装着方法と同じである。
血圧測定装置113には図9のフローチャートが示す本願第七の発明に係る血圧測定プログラムP1が搭載される。血圧測定プログラムP1は、血圧計12に対し外耳の一部における血圧値の測定を指示する血圧測定ステップS311と、外気温度計11に対し外耳の一部における外気温度の測定を指示する外気温度測定ステップS312と、外気温度測定ステップS312後に、外気温度測定ステップS312で測定した外気温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路32に比較演算させる比較演算ステップS313と、比較演算ステップS313後、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に前記外気温度が前記許容温度範囲外であることを通知部31に文字及び/若しくは記号で表示させ、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知させる通知ステップS314と、血圧測定ステップS311で測定した血圧値と外気温度測定ステップS312で測定した外気温度とを対応付けて記憶手段13に記憶させる記憶ステップS315と、を有する血圧測定プログラムである。
なお、外気温度測定ステップS312、比較演算ステップS313及び通知ステップS314からなるフローを外気温度確認フローF320とする。
血圧測定装置113は血圧測定プログラムP1により、本願第三の発明に係る血圧測定方法を実施する。すなわち、外耳の一部において血圧計が血圧値を測定する血圧測定手順と、外耳の一部において外気温度計が外気温度を測定する外気温度測定手順と、前記外気温度測定手順後に、前記外気温度測定手順で測定した外気温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路が比較演算する比較演算手順と、前記比較演算手順後、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に前記外気温度が前記許容温度範囲外であることを通知部が文字及び/若しくは記号で表示し、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知する通知手順と、前記血圧測定手順で測定した血圧値と前記外気温度測定手順で測定した外気温度とを対応付けて記憶手段が記憶する記憶手順と、を有する血圧測定方法を実施する。
具体的に、血圧測定装置113は以下のように動作する。クロック生成機構19がトリガを出力すること又は被検者がスイッチ16を押すことで血圧測定プログラムP1が開始する。血圧測定装置113は血圧測定プログラムP1により血圧計12に血圧値を測定するように指示をし、血圧計12は血圧測定を行う(ステップS311)。同様に、外気温度計11は外気温度を測定する(ステップS312)。
次いで、演算回路32は予め設定された信頼性のある血圧値を測定できる外気温度の範囲である許容温度範囲とステップS312で測定した外気温度を比較する(ステップS313)。ステップS313において前記外気温度が前記許容温度範囲内の場合、演算回路32は測定した前記血圧値と前記外気温度を記憶手段13に対応付けて記憶させる(ステップS315)。一方、ステップS313において前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合、演算回路32は被検者に前記外気温度が前記許容温度範囲外であることを通知部31に通知させる(ステップS314)。図3の血圧測定装置113においては、通知部31を通じて音又は音声の少なくとも一つによって被検者に通知する。例えば、前記音声発生回路にて音声を合成し、「外気温度が許容温度範囲内にありません」と前記スピーカから発生させることができる。さらに、文字又は記号の少なくとも一つによって被検者に通知してもよい。
さらに、ステップS314において前記外気温度が前記許容温度範囲より高温であること、又は低温であることを被検者に通知してもよい。例えば、前記音声発生回路にて音声を合成し、「外気温度が高すぎます」又は「外気温度が低すぎます」と前記スピーカから発生させることができる。ステップS314に次いでステップS315を行い、血圧測定装置113は血圧測定プログラムP1を終了する。
図9のフローチャートではステップS311の後にフローF320を行っているが、フローF320を先に行い、ステップS311を行ってもよい。さらに、ステップS311とフローF320を同時に行うこともできる。ステップS311とフローF320を同時に行う場合、ステップS311はフローF320内のいずれのタイミングで実施してもよい。
なお、図9のフローチャートではフローF320の後にステップS315を行っているが、ステップS315はステップS311及びステップS312を行った後であればいずれのタイミングで実施してもよい。
従って、血圧測定装置113は、常時装着して定期的に血圧測定ができるとともに、前記外気温度と前記血圧値を対応付けて記憶するため、信頼性の有無を判断できる血圧値を収集することができる。さらに前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記外気温度が前記許容温度範囲外であることを被検者に知らせることで、被検者は信頼性のある血圧値を取得できていないことを知ることができるため、被検者は外気温度が前記許容温度範囲内となる場所で再度血圧測定を行うことができる。そのため血圧測定装置113はより多くの信頼性のある血圧値を収集でき、正しい診断及び疾患予防方法立案のための信頼性のある血圧値を提供することができる。
本願第一の発明に係る血圧測定装置は、前記外気温度と予め設定した許容温度範囲とを比較演算する演算回路と、前記外気温度が前記許容温度範囲内の場合に血圧値の測定を前記血圧計に指示し、前記外気温度と前記血圧値の記憶を前記記憶手段に指示する判断部と、をさらに備える。
図4(A)は、本願第一の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置114の側面を示す概略図である。図4において、図1、図2及び図3で用いた符号と同じ符号は同じ機能及び同じ動作をする。血圧測定装置112との違いは、演算回路32及び判断部41を備えていることである。なお、判断部41は内蔵されているため、図4(A)では破線で示している。また、図4(A)の血圧測定装置114において判断部41は第二のアーム22に配置されているが、配置する箇所は特には限定されない。
判断部41は図示しない信号線を介し演算回路32及び血圧計12と接続する。判断部41は演算回路32の出力を受信し、血圧測定をするか否かを判断する。すなわち、前記外気温度が前記許容温度範囲内である場合に血圧計12に対し血圧測定の開始を指示する。
図4(B)に血圧測定装置114の装着例を示す。図4(B)は血圧測定装置114を外耳の一部に装着した図であり、血圧測定装置114については上面から見た図となる。血圧測定装置114の装着方法は図1で説明した血圧測定方法111の装着方法と同じである。
血圧測定装置114には図10のフローチャートが示す本願第八の発明に係る血圧測定プログラムP2が搭載される。血圧測定プログラムP2は、外気温度計11に対し外耳の一部における外気温度の測定を指示する外気温度測定ステップS412と、外気温度測定ステップS412後に、外気温度測定ステップS412で測定した外気温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路32に比較演算させる比較演算ステップS413と、比較演算ステップS413後、前記外気温度が前記許容温度範囲内の場合に、血圧計12に対し外耳の一部における血圧値の測定を指示する血圧測定ステップS411と、血圧測定ステップS411で測定した血圧値と外気温度測定ステップS412で測定した外気温度とを対応付けて記憶手段13に記憶させる記憶ステップS415と、比較演算ステップS413後、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に、血圧計12に対し血圧値の測定の中止を指示、又は記憶手段13に対し前記外気温度と前記血圧値の記憶の中止を指示する中止ステップS416と、を有する血圧測定プログラムである。
血圧測定装置114は血圧測定プログラムP2により、本願第四の発明に係る血圧測定方法を実施する。すなわち、外耳の一部において外気温度計が外気温度を測定する外気温度測定手順と、前記外気温度測定手順後に、前記外気温度測定手順で測定した外気温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路が比較演算する比較演算手順と、前記比較演算手順後、前記外気温度が前記許容温度範囲内の場合に、外耳の一部において血圧計が血圧値を測定する血圧測定手順と、前記血圧測定手順で測定した血圧値と前記外気温度測定手順で測定した外気温度とを対応付けて記憶手段が記憶する記憶手順と、前記比較演算手順後、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記演算回路が前記血圧計に対し血圧値の測定の中止を指示、又は前記記憶手段に対し前記外気温度と前記血圧値の記憶の中止を指示する中止手順と、を有する血圧測定方法を実施する。
具体的に、血圧測定装置114は以下のように動作する。クロック生成機構19がトリガを出力すること又は被検者がスイッチ16を押すことで血圧測定プログラムP2が開始する。血圧測定装置114は血圧測定プログラムP2により外気温度計11に外気温度を測定するように指示をし、外気温度計11は外気温度を測定する(ステップS412)。次いで、演算回路32は予め設定された信頼性のある血圧値を測定できる許容温度範囲とステップS412で測定した外気温度を比較する(ステップS413)。ステップS413において前記外気温度が前記許容温度範囲内の場合、演算回路32からの信号を受信した判断部41は血圧計12に血圧測定をさせ(ステップS411)、血圧計12が測定した血圧値と前記外気温度を記憶手段13に対応付けて記憶させる(ステップS415)。一方、ステップS413において前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合、演算回路32からの信号を受信した判断部41は血圧計12に対し血圧値の測定の中止、又は記憶手段13に対し前記血圧値と前記外気温度の記憶の中止を指示する(ステップS416)。前記中止指示により血圧計12は血圧測定の開始をしない、又は記憶手段13は前記血圧値と前記外気温度の記憶をしない。血圧測定装置114はステップS415又はステップS416の後に血圧測定プログラムP2を終了する。
従って、血圧測定装置114は、常時装着して定期的に血圧測定ができるとともに、前記外気温度と前記血圧値を対応付けて記憶するため、信頼性の有無を判断できる血圧値を収集することができる。さらに前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合には、血圧測定をしない又は前記血圧値と前記外気温度を記憶しないため、信頼性のない血圧値を排除することができ、記憶容量が有限である前記記憶手段により多くの信頼性のある血圧値を収集することができる。そのため血圧測定装置114は正しい診断及び疾患予防方法立案のための信頼性のある血圧値を提供することができる。
以上のように、本願発明の第一の実施の形態に係る血圧測定装置、血圧測定方法及び血圧測定プログラムは常時血圧測定ができるとともに血圧測定時の外気温度を測定し、前記血圧値と対応付けて記憶することで、信頼性の有無を判断できる血圧値を収集することができる。
(実施の形態2)
本願第二の発明の血圧測定装置は、外耳の一部で血圧値を測定する血圧計と、前記血圧計が血圧測定する際に外耳又はその周辺の皮膚温度を測定する皮膚温度計と、前記血圧計が測定する血圧値と前記皮膚温度計が測定する皮膚温度とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記血圧計と前記皮膚温度計とを外耳の一部に装着する装着部と、を備える。
図5(A)は、本願第二の発明の一の実施形態に係る血圧測定装置121の側面を示す概略図である。
血圧測定装置121は図5(A)に示すように、皮膚温度計51、血圧計12、記憶手段13、スイッチ16、第一のアーム21、第二のアーム22、支軸25、接触部27及び距離可変機構40を備える。図5において、図1で用いた符号と同じ符号は同じ機能及び同じ動作をする。なお、図5および以下の図においては、本願第二の発明の実施形態に係る血圧測定装置に関連する表示手段、電源部、信号線、その他の通常の技術により実現できる部分は表示していない。
皮膚温度計51は外耳又はその周辺の皮膚温度を測定し、測定した皮膚温度を電気信号として出力する温度計である。外耳の一部に装着する血圧測定装置内に配置するため、温度センサとして小型で軽量なサーミスタを使用することが好ましい。
図5(A)において、血圧計12は第一のアーム21の第二のアーム22と対向する側に、記憶手段13は支軸25に配置される。また、第二のアーム22には第一のアーム21上の血圧計12に対向する位置に測定部位と接触する接触部27を備えている。皮膚温度計51は測定部位と接触させるため接触部27の表面に配置される。なお、第一のアーム21に接触部27を、第二のアーム22に血圧計12を備えてもよい。
図5(B)に血圧測定装置121の装着例を示す。図5(B)は血圧測定装置121を外耳の一部に装着した図であり、血圧測定装置121については上面から見た図となる。血圧測定装置121の装着方法は図1で説明した血圧測定方法111の装着方法と同じである。
外耳の一部に装着された血圧測定装置121は、以下のように動作する。被検者がスイッチ16を押すと、皮膚温度計51は外耳又はその周辺の皮膚温度を測定し、測定した前記皮膚温度を記憶手段13へ出力する。外耳又はその周辺の皮膚温度の測定とともに血圧計12は血圧測定を行い、測定した血圧値を記憶手段13に出力する。
血圧測定装置121は外耳の一部に常時装着し、被検者が定期的又は不定期的にスイッチ16を押すことで長期的に血圧値と皮膚温度の測定をすることができる。さらに、血圧測定装置121は記憶手段13に血圧測定時の皮膚温度と血圧値を対応付けて記憶しているため、例えば、被検者は後に皮膚温度が高いときに測定した血圧値なのか、又は皮膚温度が低いときに測定した血圧値なのかを知ることができ、所定の皮膚温度の範囲外で測定した血圧値を信頼性がないとして診断及び疾患予防方法立案のためのデータから除外することができる。
従って、血圧測定装置121は、常時装着して血圧測定ができるとともに血圧測定時の皮膚温度を測定し、前記血圧値と対応させて記憶することで、信頼性の有無を判断できる血圧値を収集することができる。そのため、正しい診断及び疾患予防方法立案のための信頼性のある血圧値を提供することができる。
本願第二の発明の血圧測定装置は、所定時間間隔毎に前記血圧計に血圧値の測定及び前記皮膚温度計に皮膚温度の測定を指示するクロック生成機構をさらに備えてもよい。
図6(A)は、本願第二の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置122の側面を示す概略図である。図6において、図1及び図5で用いた符号と同じ符号は同じ機能及び同じ動作をする。血圧測定装置121との違いは、クロック生成機構19を内蔵していることである。なお、クロック生成機構19は内蔵されているため、図6(A)では破線で示している。
図6(B)に血圧測定装置122の装着例を示す。図6(B)は血圧測定装置122を外耳の一部に装着した図であり、血圧測定装置122については上面から見た図となる。血圧測定装置122の装着方法は図1で説明した血圧測定方法111の装着方法と同じである。
外耳の一部に装着された血圧測定装置122は、以下のように動作する。クロック生成機構19は予め設定された時間間隔で前記トリガを出力する。前記トリガは前記信号線を介し皮膚温度計51及び血圧計12に到達する。前記トリガを受信した皮膚温度計51は耳珠1の皮膚温度を測定し、測定した皮膚温度を記憶手段13へ出力する。同様に前記トリガを受信した血圧計12は血圧測定装置111で説明したように動作し、測定した血圧値を記憶手段13へ出力する。
血圧測定装置122は外耳の一部に常時装着し、被検者が血圧測定の時間を留意しなくても定期的に血圧測定と皮膚温度の測定をすることができる。
なお、血圧測定装置122はスイッチ16も備え、被検者がスイッチ16を押すことで皮膚温度及び血圧値を測定してもよい。
従って、血圧測定装置122は、常時装着して定期的に血圧測定ができるとともに血圧測定時の皮膚温度を測定し、前記血圧値と対応させて記憶することで、信頼性の有無を判断できる血圧値を収集することができる。そのため、正しい診断及び疾患予防方法立案のための信頼性のある血圧値を提供することができる。
本願第二の発明に係る血圧測定装置は、前記皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを比較演算する演算回路と、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に前記皮膚温度が前記許容温度範囲外であることを文字及び/若しくは記号で表示する、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知する通知部と、をさらに備える。
図7(A)は、本願第二の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置123の側面を示す概略図である。図7において、図1、図2、図5及び図6で用いた符号と同じ符号は同じ機能及び同じ動作をする。血圧測定装置122との違いは、通知部31及び演算回路32を備えていることである。
演算回路32は図示しない信号線を介し皮膚温度計51と接続し、皮膚温度計51が測定した皮膚温度の信号を受信する。演算回路32は許容温度範囲として予め設定された値と皮膚温度計51の測定した皮膚温度の測定値を比較し、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外である場合と前記許容温度範囲内である場合においてそれぞれ異なる信号を出力する回路である。なお、演算回路32は前記皮膚温度が前記許容温度範囲外である場合と前記許容温度範囲内である場合のいずれか一方のみ信号を出力してもよい。また、前記許容温度範囲は被検者が設定することも可能である。
図7(B)に血圧測定装置123の装着例を示す。図7(B)は血圧測定装置123を外耳の一部に装着した図であり、血圧測定装置123については上面から見た図となる。血圧測定装置123の装着方法は図1で説明した血圧測定方法111の装着方法と同じである。
血圧測定装置123には図11のフローチャートが示す本願第九の発明に係る血圧測定プログラムP3が搭載される。血圧測定プログラムP3は、血圧計12に対し外耳の一部における血圧値の測定を指示する血圧測定ステップS511と、皮膚温度計51に対し外耳又はその周辺の皮膚温度の測定を指示する皮膚温度測定ステップS512と、皮膚温度測定ステップS512後に、皮膚温度測定ステップS512で測定した皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路32に比較演算させる比較演算ステップS513と、比較演算ステップS513後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に前記皮膚温度が前記許容温度範囲外であることを通知部31に文字及び/若しくは記号で表示させ、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知させる通知ステップS514と、血圧測定ステップS511で測定した血圧値と皮膚温度測定ステップS512で測定した皮膚温度とを対応付けて記憶手段13に記憶させる記憶ステップS515と、を有する血圧測定プログラムである。
なお、皮膚温度測定ステップS512、比較演算ステップS513及び通知ステップS514からなるフローを皮膚温度確認フローF520とする。
血圧測定装置123は血圧測定プログラムP3により、本願第五の発明に係る血圧測定方法を実施する。すなわち、血圧測定装置123は外耳の一部において血圧計が血圧値を測定する血圧測定手順と、皮膚温度計が外耳又はその周辺の皮膚温度を測定する皮膚温度測定手順と、前記皮膚温度測定手順後に、前記皮膚温度測定手順で測定した皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路が比較演算する比較演算手順と、前記比較演算手順後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に前記皮膚温度が前記許容温度範囲外であることを通知部が文字及び/若しくは記号で表示し、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知する通知手順と、前記血圧測定手順で測定した血圧値と前記皮膚温度測定手順で測定した皮膚温度とを対応付けて記憶手段が記憶する記憶手順と、を有する血圧測定方法を実施する。
具体的に、血圧測定装置123は以下のように動作する。クロック生成機構19がトリガを出力すること又は被検者がスイッチ16を押すことで血圧測定プログラムP3が開始する。血圧測定装置123は血圧測定プログラムP3により血圧計12に血圧値を測定するように指示をし、血圧計12は血圧測定を行う(ステップS511)。同様に、皮膚温度計51は耳珠1の皮膚温度を測定する(ステップS512)。
次いで、演算回路32は予め設定された信頼性のある血圧値を測定できる皮膚温度の範囲である許容温度範囲とステップS512で測定した耳珠1の皮膚温度を比較する(ステップS513)。ステップS513において前記皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合、演算回路32は測定した前記血圧値と前記皮膚温度を記憶手段13に対応付けて記憶させる(ステップS515)。一方、ステップS513において前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合、演算回路32は被検者に前記皮膚温度が前記許容温度範囲外であることを通知部31に通知させる(ステップS514)。図7の血圧測定装置123においては、通知部31を通じて音又は音声の少なくとも一つによって被検者に通知する。例えば、前記音声発生回路にて音声を合成し、「皮膚温度が許容温度範囲内にありません」と前記スピーカから発生させることができる。さらに、文字又は記号の少なくとも一つによって被検者に通知してもよい。
さらに、ステップS514において前記皮膚温度が前記許容温度範囲より高温であること、又は低温であることを被検者に通知してもよい。例えば、前記音声発生回路にて音声を合成し、「皮膚温度が高すぎます」又は「皮膚温度が低すぎます」と前記スピーカから発生させることができる。ステップS514に次いでステップS515を行い、血圧測定装置123は血圧測定プログラムP3を終了する。
図11のフローチャートではステップS511の後にフローF520を行っているが、フローF520を先に行い、ステップS511を行ってもよい。さらに、ステップS511とフローF520を同時に行うこともできる。ステップS511とフローF520を同時に行う場合、ステップS511はフローF520内のいずれのタイミングで実施してもよい。
なお、図11のフローチャートではフローF520の後にステップS515を行っているが、ステップS515はステップS511及びステップS512を行った後であればいずれのタイミングで実施してもよい。
従って、血圧測定装置123は、常時装着して定期的に血圧測定ができるとともに、前記皮膚温度と前記血圧値を対応付けて記憶するため、信頼性の有無を判断できる血圧値を収集することができる。さらに前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外であることを被検者に知らせることで、被検者は信頼性のある血圧値を取得できていないことを知ることができるため、被検者は皮膚温度が前記許容温度範囲内となる場所で再度血圧測定を行うことができる。そのため血圧測定装置123はより多くの信頼性のある血圧値を収集でき、正しい診断及び疾患予防方法立案のための信頼性のある血圧値を提供することができる。
本願第二の発明に係る血圧測定装置は、前記皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを比較演算する演算回路と、前記皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合に血圧値の測定を前記血圧計に指示し、前記皮膚温度と前記血圧値の記憶を前記記憶手段に指示する判断部と、をさらに備える。
図8(A)は、本願第二の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置124の側面を示す概略図である。図8において、図1、図2、図3、図5、図6及び図7で用いた符号と同じ符号は同じ機能及び同じ動作をする。血圧測定装置122との違いは、演算回路32及び判断部41を備えていることである。なお、判断部41は内蔵されているため、図8(A)では破線で示している。また、図8(A)の血圧測定装置124において判断部41は第二のアーム22に配置されているが、配置する箇所は特には限定されない。
判断部41は図示しない信号線を介し演算回路32及び血圧計12と接続する。判断部41は演算回路32の出力を受信し、血圧測定をするか否かを判断する。すなわち、前記皮膚温度が前記許容温度範囲内である場合に血圧計12に対し血圧測定の開始を指示する。
図8(B)に血圧測定装置124の装着例を示す。図8(B)は血圧測定装置124を外耳の一部に装着した図であり、血圧測定装置124については上面から見た図となる。血圧測定装置124の装着方法は図1で説明した血圧測定方法111の装着方法と同じである。
血圧測定装置124には図12のフローチャートが示す本願第十の発明に係る血圧測定プログラムP4が搭載される。血圧測定プログラムP4は、皮膚温度計51に対し外耳又はその周辺における皮膚温度の測定を指示する皮膚温度測定ステップS612と、皮膚温度測定ステップS612後に、皮膚温度測定ステップS612で測定した皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路32に比較演算させる比較演算ステップS613と、比較演算ステップS613後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合に、血圧計12に対し外耳の一部における血圧値の測定を指示する血圧測定ステップS611と、血圧測定ステップS611で測定した血圧値と皮膚温度測定ステップS612で測定した皮膚温度とを対応付けて記憶手段13に記憶させる記憶ステップS615と、比較演算ステップS613後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に、血圧計12に対し血圧値の測定の中止を指示、又は記憶手段13に対し前記皮膚温度と前記血圧値の記憶の中止を指示する中止ステップS616と、を有する血圧測定プログラムである。
血圧測定装置124は血圧測定プログラムP4により、本願第六の発明に係る血圧測定方法を実施する。すなわち、皮膚温度計が外耳又はその周辺の皮膚温度を測定する皮膚温度測定手順と、前記皮膚温度測定手順後に、前記皮膚温度測定手順で測定した皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路が比較演算する比較演算手順と、前記比較演算手順後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合に、外耳の一部において血圧計が血圧値を測定する血圧測定手順と、前記血圧測定手順で測定した血圧値と前記皮膚温度測定手順で測定した皮膚温度とを対応付けて記憶手段が記憶する記憶手順と、前記比較演算手順後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記演算回路が前記血圧計に対し血圧値の測定の中止を指示、又は前記記憶手段に対し前記皮膚温度と前記血圧値の記憶の中止を指示する中止手順と、を有する血圧測定方法を実施する。
具体的に、血圧測定装置124は以下のように動作する。クロック生成機構19がトリガを出力すること又は被検者がスイッチ16を押すことで血圧測定プログラムP4が開始する。血圧測定装置124は血圧測定プログラムP4により皮膚温度計51に皮膚温度を測定するように指示をし、皮膚温度計51は皮膚温度を測定する(ステップS612)。次いで、演算回路32は予め血圧測定装置124に設定された信頼性のある血圧値を測定できる皮膚温度の範囲である許容温度範囲とステップS612で測定した皮膚温度を比較する(ステップS613)。ステップS613において前記皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合、演算回路32からの信号を受信した判断部41は血圧計12に血圧測定をさせ(ステップS611)、血圧計12が測定した血圧値と前記皮膚温度を記憶手段13に対応付けて記憶させる(ステップS615)。一方、ステップS613において前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合、演算回路32からの信号を受信した判断部41は血圧計12に対し血圧値の測定の中止、又は記憶手段13に対し前記血圧値と前記皮膚温度の記憶の中止を指示する(ステップS616)。前記中止指示により血圧計12は血圧測定の開始をしない、又は記憶手段13は前記血圧値と前記皮膚温度の記憶をしない。血圧測定装置124はステップS615又はステップS616の後に血圧測定プログラムP4を終了する。
従って、血圧測定装置124は、常時装着して定期的に血圧測定ができるとともに、前記皮膚温度と前記血圧値を対応付けて記憶するため、信頼性の有無を判断できる血圧値を収集することができる。さらに前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合には、血圧測定をしない又は前記血圧値と前記皮膚温度を記憶しないため、信頼性のない血圧値を排除することができ、記憶容量が有限である前記記憶手段により多くの信頼性のある血圧値を収集することができる。そのため血圧測定装置124は正しい診断及び疾患予防方法立案のための信頼性のある血圧値を提供することができる。
以上のように、本願発明の第二の実施の形態に係る血圧測定装置、血圧測定方法及び血圧測定プログラムは常時血圧測定ができるとともに血圧測定時の皮膚温度を測定し、前記血圧値と対応付けて記憶することで、信頼性の有無を判断できる血圧値を収集することができる。
本願発明の血圧測定装置は、健康保持や健康診断のための生体情報を検出する健康器具に適用することができる。
本願第一の発明に係る実施形態の血圧測定装置の構成を示す図であり、(A)は血圧測定装置111の一形態を示した図であり、(B)は血圧測定装置111の装着例を示した図である。 本願第一の発明に係る実施形態の血圧測定装置の構成を示す図であり、(A)は血圧測定装置112の一形態を示した図であり、(B)は血圧測定装置112の装着例を示した図である。 本願第一の発明に係る実施形態の血圧測定装置の構成を示す図であり、(A)は血圧測定装置113の一形態を示した図であり、(B)は血圧測定装置113の装着例を示した図である。 本願第一の発明に係る実施形態の血圧測定装置の構成を示す図であり、(A)は血圧測定装置114の一形態を示した図であり、(B)は血圧測定装置114の装着例を示した図である。 本願第二の発明に係る実施形態の血圧測定装置の構成を示す図であり、(A)は血圧測定装置121の一形態を示した図であり、(B)は血圧測定装置121の装着例を示した図である。 本願第二の発明に係る実施形態の血圧測定装置の構成を示す図であり、(A)は血圧測定装置122の一形態を示した図であり、(B)は血圧測定装置122の装着例を示した図である。 本願第二の発明に係る実施形態の血圧測定装置の構成を示す図であり、(A)は血圧測定装置123の一形態を示した図であり、(B)は血圧測定装置123の装着例を示した図である。 本願第二の発明に係る実施形態の血圧測定装置の構成を示す図であり、(A)は血圧測定装置124の一形態を示した図であり、(B)は血圧測定装置124の装着例を示した図である。 本願第七の発明に係る実施形態の血圧測定プログラムP1のフローチャートを示した図である。 本願第八の発明に係る実施形態の血圧測定プログラムP2のフローチャートを示した図である。 本願第九の発明に係る実施形態の血圧測定プログラムP3のフローチャートを示した図である。 本願第十の発明に係る実施形態の血圧測定プログラムP4のフローチャートを示した図である。
符号の説明
111、112、113、114、121、122、123、124 血圧測定装置
1 耳珠
9 外耳道
11 外気温度計
12 血圧計
13 記憶手段
16 スイッチ
19 クロック生成機構
21 第一のアーム
22 第二のアーム
25 支軸
27 接触部
31 通知部
32 演算回路
40 距離可変機構
41 判断部
51 皮膚温度計
S311、S411、S511、S611 血圧測定ステップ
S312、S412 外気温度測定ステップ
S313、S413、S513、S613 比較演算ステップ
S314、S514 通知ステップ
S315、S415、S515、S615 記憶ステップ
F320 外気温度確認フロー
S416、S616 中止ステップ
S512、S612 皮膚温度測定ステップ
F520 皮膚温度確認フロー



Claims (16)

  1. 外耳の一部で血圧値を測定する血圧計と、
    前記血圧計が血圧測定する際に外気温度を測定する外気温度計と、
    前記血圧計が測定する血圧値と前記外気温度計が測定する外気温度とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記血圧計と前記外気温度計とを外耳の一部に装着する装着部と、
    を備える血圧測定装置。
  2. 所定時間間隔毎に前記血圧計に血圧値の測定及び前記外気温度計に外気温度の測定を指示するクロック生成機構をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の血圧測定装置。
  3. 前記外気温度と予め設定した許容温度範囲とを比較演算する演算回路と、
    前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に前記外気温度が前記許容温度範囲外であることを文字及び/若しくは記号で表示する、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知する通知部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の血圧測定装置。
  4. 前記外気温度と予め設定した許容温度範囲とを比較演算する演算回路と、
    前記外気温度が前記許容温度範囲内の場合に血圧値の測定を前記血圧計に指示し、前記外気温度と前記血圧値の記憶を前記記憶手段に指示する判断部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の血圧測定装置。
  5. 外耳の一部で血圧値を測定する血圧計と、
    前記血圧計が血圧測定する際に外耳又はその周辺の皮膚温度を測定する皮膚温度計と、
    前記血圧計が測定する血圧値と前記皮膚温度計が測定する皮膚温度とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記血圧計と前記皮膚温度計とを外耳の一部に装着する装着部と、
    を備える血圧測定装置。
  6. 所定時間間隔毎に前記血圧計に血圧値の測定及び前記皮膚温度計に皮膚温度の測定を指示するクロック生成機構をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の血圧測定装置。
  7. 前記皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを比較演算する演算回路と、
    前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に前記皮膚温度が前記許容温度範囲外であることを文字及び/若しくは記号で表示する、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知する通知部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の血圧測定装置。
  8. 前記皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを比較演算する演算回路と、
    前記皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合に血圧値の測定を前記血圧計に指示し、前記皮膚温度と前記血圧値の記憶を前記記憶手段に指示する判断部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の血圧測定装置。
  9. 外耳の一部において血圧計が血圧値を測定する血圧測定手順と、
    外耳の一部において外気温度計が外気温度を測定する外気温度測定手順と、
    前記外気温度測定手順後に、前記外気温度測定手順で測定した外気温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路が比較演算する比較演算手順と、
    前記比較演算手順後、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に前記外気温度が前記許容温度範囲外であることを通知部が文字及び/若しくは記号で表示し、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知する通知手順と、
    前記血圧測定手順で測定した血圧値と前記外気温度測定手順で測定した外気温度とを対応付けて記憶手段が記憶する記憶手順と、
    を有する血圧測定方法。
  10. 外耳の一部において外気温度計が外気温度を測定する外気温度測定手順と、
    前記外気温度測定手順後に、前記外気温度測定手順で測定した外気温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路が比較演算する比較演算手順と、
    前記比較演算手順後、前記外気温度が前記許容温度範囲内の場合に、外耳の一部において血圧計が血圧値を測定する血圧測定手順と、
    前記血圧測定手順で測定した血圧値と前記外気温度測定手順で測定した外気温度とを対応付けて記憶手段が記憶する記憶手順と、
    前記比較演算手順後、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記演算回路が前記血圧計に対し血圧値の測定の中止を指示、又は前記記憶手段に対し前記外気温度と前記血圧値の記憶の中止を指示する中止手順と、
    を有する血圧測定方法。
  11. 外耳の一部において血圧計が血圧値を測定する血圧測定手順と、
    皮膚温度計が外耳又はその周辺の皮膚温度を測定する皮膚温度測定手順と、
    前記皮膚温度測定手順後に、前記皮膚温度測定手順で測定した皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路が比較演算する比較演算手順と、
    前記比較演算手順後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に前記皮膚温度が前記許容温度範囲外であることを通知部が文字及び/若しくは記号で表示し、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知する通知手順と、
    前記血圧測定手順で測定した血圧値と前記皮膚温度測定手順で測定した皮膚温度とを対応付けて記憶手段が記憶する記憶手順と、
    を有する血圧測定方法。
  12. 皮膚温度計が外耳又はその周辺の皮膚温度を測定する皮膚温度測定手順と、
    前記皮膚温度測定手順後に、前記皮膚温度測定手順で測定した皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路が比較演算する比較演算手順と、
    前記比較演算手順後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合に、外耳の一部において血圧計が血圧値を測定する血圧測定手順と、
    前記血圧測定手順で測定した血圧値と前記皮膚温度測定手順で測定した皮膚温度とを対応付けて記憶手段が記憶する記憶手順と、
    前記比較演算手順後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記演算回路が前記血圧計に対し血圧値の測定の中止を指示、又は前記記憶手段に対し前記皮膚温度と前記血圧値の記憶の中止を指示する中止手順と、
    を有する血圧測定方法。
  13. 血圧計に対し外耳の一部における血圧値の測定を指示する血圧測定ステップと、
    外気温度計に対し外耳の一部における外気温度の測定を指示する外気温度測定ステップと、
    前記外気温度測定ステップ後に、前記外気温度測定ステップで測定した外気温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路に比較演算させる比較演算ステップと、
    前記比較演算ステップ後、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に前記外気温度が前記許容温度範囲外であることを通知部に文字及び/若しくは記号で表示させ、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知させる通知ステップと、
    前記血圧測定ステップで測定した血圧値と前記外気温度測定ステップで測定した外気温度とを対応付けて記憶手段に記憶させる記憶ステップと、
    を有する血圧測定プログラム。
  14. 外気温度計に対し外耳の一部における外気温度の測定を指示する外気温度測定ステップと、
    前記外気温度測定ステップ後に、前記外気温度測定ステップで測定した外気温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路に比較演算させる比較演算ステップと、
    前記比較演算ステップ後、前記外気温度が前記許容温度範囲内の場合に、血圧計に対し外耳の一部における血圧値の測定を指示する血圧測定ステップと、
    前記血圧測定ステップで測定した血圧値と前記外気温度測定ステップで測定した外気温度とを対応付けて記憶手段に記憶させる記憶ステップと、
    前記比較演算ステップ後、前記外気温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記血圧計に対し血圧値の測定の中止を指示、又は前記記憶手段に対し前記外気温度と前記血圧値の記憶の中止を指示する中止ステップと、
    を有する血圧測定プログラム。
  15. 血圧計に対し外耳の一部における血圧値の測定を指示する血圧測定ステップと、
    皮膚温度計に対し外耳又はその周辺の皮膚温度の測定を指示する皮膚温度測定ステップと、
    前記皮膚温度測定ステップ後に、前記皮膚温度測定ステップで測定した皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路に比較演算させる比較演算ステップと、
    前記比較演算ステップ後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に前記皮膚温度が前記許容温度範囲外であることを通知部に文字及び/若しくは記号で表示させ、並びに/又は音声及び/若しくは音で通知させる通知ステップと、
    前記血圧測定ステップで測定した血圧値と前記皮膚温度測定ステップで測定した皮膚温度とを対応付けて記憶手段に記憶させる記憶ステップと、
    を有する血圧測定プログラム。
  16. 皮膚温度計に対し外耳又はその周辺における皮膚温度の測定を指示する皮膚温度測定ステップと、
    前記皮膚温度測定ステップ後に、前記皮膚温度測定ステップで測定した皮膚温度と予め設定した許容温度範囲とを演算回路に比較演算させる比較演算ステップと、
    前記比較演算ステップ後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲内の場合に、血圧計に対し外耳の一部における血圧値の測定を指示する血圧測定ステップと、
    前記血圧測定ステップで測定した血圧値と前記皮膚温度測定ステップで測定した皮膚温度とを対応付けて記憶手段に記憶させる記憶ステップと、
    前記比較演算ステップ後、前記皮膚温度が前記許容温度範囲外の場合に、前記血圧計に対し血圧値の測定の中止を指示、又は前記記憶手段に対し前記皮膚温度と前記血圧値の記憶の中止を指示する中止ステップと、
    を有する血圧測定プログラム。


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