JP2007013554A - 無人作業装置の遠隔通信システム及び方法 - Google Patents

無人作業装置の遠隔通信システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007013554A
JP2007013554A JP2005191597A JP2005191597A JP2007013554A JP 2007013554 A JP2007013554 A JP 2007013554A JP 2005191597 A JP2005191597 A JP 2005191597A JP 2005191597 A JP2005191597 A JP 2005191597A JP 2007013554 A JP2007013554 A JP 2007013554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radio
relay
work
unmanned
wireless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005191597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4587891B2 (ja
Inventor
Katsumi Obata
克実 小幡
Akira Fujioka
晃 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP2005191597A priority Critical patent/JP4587891B2/ja
Publication of JP2007013554A publication Critical patent/JP2007013554A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4587891B2 publication Critical patent/JP4587891B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

【課題】 無人作業装置が作業を行う作業場所と無人作業装置に対する制御所との間に電波障害物などがあっても、これに関係なく、作業機械などの無人作業装置と制御所との間の通信を確実かつ容易にする。
【解決手段】 制御所1と作業場所3内における無人作業装置9,11,13A,13Bとの間に複数の中継用無線機51A,51B,51Cを互いに送受信が可能な距離をおいて配置することにより、作業用無線機91,111,131A,131Bの無線中継回線5を構築し、作業用無線機91,111,131A,131Bを無線中継回線5との無線通信が可能な無線ゾーン内にある中継用無線機51A,51B,51Cに無線通信可能に接続し、無線中継回線5を介して作業用無線機91,111,131A,131Bとの間で情報の伝送を可能にした。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御所から離れた場所で作業する建設機械や点検車などの無人作業装置と制御所との間の通信を無線により行うようにした無人作業装置の遠隔通信システム及び方法に関するものである。
従来において、人間が立入れない危険な作業場所、例えば、火山の噴火に伴い堆積された土砂を運搬するような作業現場では、遠隔制御により無人運転されるクローラダンプ、ブルトーザ、パワーショベルなどの作業機械が用いられ、作業機械に応じた各種の作業が無人で行われる。また、そのような作業現場の土砂は、遠隔制御により無人運転されるバックホー等の作業機械によりクローラダンプ等の作業機械に積み込まれ、上記作業現場から離れた場所に運搬される。
また、バックホー等の作業機械を遠隔操作する際にスプレットスペクトラム(SS)無線機を用いて制御することが知られている。このSS無線機は、電波の吸収や散乱または遮蔽することのない見通しのよい地点間での通信が可能で、その通信距離に限度を有する特徴がある(特許文献1参照)。
また、従来、トンネルなどのように延在する内部空間を有する構造物の点検は、例えば作業員が点検車に乗って構造物内を移動しつつ行なうのが一般的である。
しかしながら、このような構造物においては、有毒ガス、落盤、漏水などが発生するおそれがあるため、カメラやガス検知装置を備えた点検車や点検ロボットを遠隔操作して点検を行なうことが要請されている。
特開平8−51673号公報
ところが、従来の遠隔通信システムに用いられるSS無線機の通信距離は、周辺への電波障害をなくす関係上、精々1km程度である。このため、作業現場と制御所との間の距離が1km以上になった場合や作業現場が1km以上の広いエリアになると、SS無線による作業機械の遠隔操作は不可能となってしまう。
また、作業現場が1km以下のエリアであっても、作業現場と制御所との間に林や山あるいは建物などで電波の吸収や散乱または遮蔽する障害物が存在する場合やクローラダンプ等の作業機械の運搬通路が狭隘で曲がりくねっている場合には無線による作業機械の遠隔操作は不可能となる。
また、トンネルなどの構造物内では、SS無線機の通信距離が更に短くなってしまうことが予想され、数km以上の長さを有するトンネルなどの構造物では、点検車や点検ロボットを用いた無人作業装置の遠隔操作が困難であった。
本発明は前記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、作業機械などの無人作業装置が作業を行う作業場所と無人作業装置に対する制御所との間に電波障害物があっても、及び制御所から遠く離れて無線ゾーンを大幅に越える場所であっても、これに関係なく、無線ゾーンの限定された無線機を利用して作業機械などの無人作業装置と制御所との間の通信を確実かつ容易になし得るようにした無人作業装置の遠隔通信システム及び方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、制御所と、前記制御所から離れた作業場所で作業する無人作業装置との間で無線通信により情報の双方伝送を可能にする無人作業装置の遠隔通信システムにおいて、前記制御所と前記作業場所との間に複数の中継用無線機を互いに隣り合う無線ゾーン内で送受信が可能な距離をおいて配置することにより無線LAN方式の無線中継回線を構築し、前記無人作業装置には該無人作業装置に搭載された撮像カメラと、前記無人作業装置に搭載され前記撮像カメラで撮像された映像情報や前記無人作業装置の作業データ及び前記制御所からの前記無人作業装置の無人運転用制御情報とを送受信する作業用無線機とが装備され、前記制御所には前記無人作業装置を遠隔操作する操作盤と、前記無人作業装置の前記撮像カメラで撮像された映像を表示するモニターと、前記中継用無線機の1つに通信ケーブルを介して接続され前記操作盤からの制御情報を送出可能な信号に変換して前記1つの中継用無線機に送出するとともに前記1つの中継用無線機を通して送られてくる前記撮像カメラの映像を表示可能な信号に変換して前記モニターに出力する信号処理手段とが設けられ、前記複数の中継用無線機は、該中継用無線機と前記作業用無線機との間で前記映像情報や作業データ及び前記制御情報を前記中継用無線機に設けられた第1のアンテナを介して所定の無線チャネルで送受信するとともに、無線ゾーンが互いに隣り合う前記中継用無線機同士間で前記映像情報や作業データ及び前記制御情報を該中継用無線機に設けられた第2のアンテナを介して前記無線チャネルと異なる無線チャネルで送受信する送受信手段を備え、前記作業用無線機は前記無線中継回線と無線通信が可能な無線ゾーン内にある前記中継用無線機との間での通信が可能なようにアクセスされることを特徴とする。
また、本発明は、制御所から離れた作業場所で作業する無人作業装置との間で無線通信により情報の双方伝送を可能にする無人作業装置の遠隔通信方法であって、前記制御所と前記作業場所との間に複数の中継用無線機を互いに隣り合う無線ゾーン内で送受信が可能な距離をおいて配置することにより無線LAN方式の無線中継回線を構築し、前記無人作業装置に撮像カメラと、前記撮像カメラで撮像された映像情報や前記無人作業装置の作業データ及び前記制御所からの前記無人作業装置の無人運転用制御情報とを送受信する作業用無線機を装備し、前記制御所に前記無人作業装置を遠隔操作する操作盤と、前記無人作業装置の前記撮像カメラで撮像された映像を表示するモニターとを設け、前記複数の中継用無線機は送受信手段を備え、前記中継用無線機と前記作業用無線機との間で前記映像情報や作業データ及び前記制御情報を前記送受信手段及び第1のアンテナにより所定の無線チャネルで送受信するとともに、無線ゾーンが互いに隣り合う前記中継用無線機同士間で前記映像情報や作業データ及び前記制御情報を前記送受信手段及び第2のアンテナにより前記無線チャネルと異なる無線チャネルで送受信し、前記作業用無線機は前記無線中継回線と無線通信が可能な無線ゾーン内にある前記中継用無線機との間での通信が可能なようにアクセスされることを特徴とする。
本発明にかかる無人作業装置の遠隔通信システム及び方法によれば、制御所と作業場所との間に複数の中継用無線機を互いに隣り合う無線ゾーン内で送受信が可能な距離をおいて配置することにより無線LAN方式の無線中継回線を構築し、作業用無線機が無線中継回線と無線通信が可能な無線ゾーン内にある中継用無線機との間での通信ができるようにアクセス可能にし、そして、中継用無線機と作業用無線機との間は前記送受信手段と第1のアンテナにより映像情報や作業データ及び制御情報等を無線チャネルを利用して送受信するとともに、無線ゾーンが互いに隣り合う中継用無線機同士間では送受信手段と第2のアンテナにより映像情報や作業データ及び制御情報等を前記無線チャネルと異なる無線チャネルを利用して送受信するようにしたので、作業機械などの無人作業装置が作業を行う場所と無人作業装置に対する制御所との間に電波障害物があっても、及び制御所から遠く離れて無線ゾーンを大幅に越える場所であっても、これに関係なく、無線ゾーンの限定された無線機を利用して作業機械などの無人作業装置と制御所との間の通信を確実かつ容易に行うことができる。
(実施例1)
次に、本発明にかかる無人作業装置の遠隔通信システム及び方法について図面を参照して説明する。
図1は本発明方法を適用した無人作業装置の遠隔通信システムの実施例1における全体の概略構成図、図2は本実施例1における無線中継回線の制御所側中継用無線機の一例を示すブロック図、図3は本実施例1における無線中継回線の中間に位置する中継用無線機の一例を示すブロック図、図4は本実施例1における無線中継回線の作業場所側中継用無線機の一例を示すブロック図、図5は本実施例1における作業用無線機の一例を示すブロック図である。
図1において、1は制御所、3は人間が立入れない危険で、かつ制御所1から遠く離れた作業場所のエリヤ、5は制御所1と作業場所3との間を繋ぐ作業道路7沿い設置された無線中継回線を示している。
前記作業場所3内には、無人のバックフォー9やブルドーザ11等の作業機械が投入され、さらに、ダンプトラック13A,13B等の無人の運搬機械が投入される。また、前記作業道路7は、作業場所3で積み込まれた土砂等を搬送するダンプトラック13A,13B等の運搬機械を無人走行させるためのものである。
なお、無人のバックフォー9やブルドーザ11などの無人の運搬機械、および、無人のダンプトラック13A,13B等の無人の作業機械を、以下、無人作業装置と呼称する。
また、前記制御所1と作業場所3との間には、図1に示すように、林15や山17あるいは建物などが存在し、しかも、ダンプトラック13A,13B等の走行用作業道路7が狭隘で曲がりくねっている。このため、制御所1と作業場所3との間での無線通信に使用される電波は林15や山17などに吸収または散乱されたり、遮蔽されたりする環境にある。したがって、本実施例1では、このような環境で遠隔通信する場合を例にとって説明する。
前記制御所1は、図1に示すように、上述したような人間が立入れない危険な作業場所3から遠く離れた安全な場所に設けられる。
前記制御所1には、図1に示すように、前記バックフォーやブルドーザ、ダンプトラックなどの4台の無人作業装置9,11,13A,13Bに対応するモニター19,21,23,25と、無線中継回線5のアクセスポイントにある中継用無線機51A,51B,51Cの撮像カメラ51A4,51B7,51C4で撮像された映像を表示するモニター27,29と、前記4台の無人作業装置9,11,13A,13Bを別々に遠隔操作するとともにこれら無人作業装置9,11,13A,13Bに搭載された撮像カメラ216を遠隔操作する操作盤31,33,35,37と、無線中継回線5の制御所1近傍のアクセスポイントにある中継用無線機51A,51B,51Cの撮像カメラ51A4,51B7,51C4を遠隔操作する操作盤39,41,42が信号処理装置101,集線装置(HUB)102及び通信ケーブル103を介して中継用無線機51Aに接続されている。
前記信号処理装置101は、操作盤31,33,35,37,39,41,42から発生する制御信号をディジタル量に変換し符号化した後、例えば時分割多重化して集線装置102に送出するとともに、中継用無線機51Aから通信ケーブル103及び集線装置102を通して取り込まれる無人作業装置9,11,13A,13Bからの映像情報や作業データ及び中継用無線機51A,51B,51Cの撮像カメラ51A4,51B7,51C4からの映像情報を時分割複信処理し後復号化した後、アナログ量に変換して、対応するモニター19,21,23,25,27,29,30に出力するものである。
前記無線中継回線5は、制御所1と作業場所3との間の無線通信の中継と、作業場所3内に投入された無人作業装置9,11,13A及び作業道路7を走行するダンプトラック13B等の無人作業装置が無線中継回線5へのアクセスポイントにある中継用無線機に自動的に接続(ローミング)するためのもので、互いに送受信が可能な距離をおいて作業道路7沿い配置された複数の中継用無線機51A,51B,51Cを備える。
前記中継用無線機51Aは、図1に示すように、制御所1の近傍に位置した場所に設置され、前記中継用無線機51Bは、図1に示すように、作業道路7のほぼ中間に位置する場所に設置され、さらに、前記中継用無線機51Cは、図1に示すように、作業場所3の近傍(または作業場所3内)で、作業場所3内の無人作業装置9,11,13A,13Bを見通し得る場所に設置されている。
前記中継用無線機51Aは、例えば2.4GHz帯域のSS無線機から構成されるもので、図2に示すように、中継用無線機51Aと無人作業装置9,11,13A,13Bの作業用無線機91,111,131A,131B(図1参照)との間で、撮像カメラ216で撮像された映像情報や無人作業装置9,11,13A,13Bの作業データ及び操作盤31,33,35,37,39,41,42からの制御情報を中継用無線機51Aに設けられた無指向性コリニアアンテナなどからなる第1のアンテナ51A1を介して所定の無線チャネル(例えば、2412MHzの周波数帯域)で送受信し変復調するとともに、無線ゾーンが互いに隣り合う中継用無線機同士間、例えば中継用無線機51Aと中継用無線機51Bとの間で前記映像情報や作業データ及び前記制御情報を中継用無線機51Aに設けられた指向性八木アンテナなどからなる第2のアンテナ51A2を介して前記無線チャネル(例えば、2412MHzの周波数帯域)と異なる無線チャネル(例えば、2442MHzの周波数帯域)で送受信し変復調するスペクトル拡散方式の送受信・変復調部51A3を備え、この送受信・変復調部51A3は通信ケーブル103を介して制御所1の集線装置102に接続されている。
また、中継用無線機51Aには、中継用無線機51Aの設置場所の周囲などを撮像する監視用の撮像カメラ51A4と、この撮像カメラ51A4で撮像された映像信号をディジタル信号に変換した後、通信ケーブル103を介して制御所1の集線装置102に送出する画像処理部51A5と、操作盤39から信号処理装置101を介して送出されるカメラ制御信号を集線装置102及び通信ケーブル103を通して受けることにより、撮像カメラ51A4の撮影方向やレンズのズーミングなどを遠隔制御するカメラ制御部51A6が設けられている。さらに、中継用無線機51Aは、太陽光を電気エネルギに変換して充電できる蓄電池などの二次電池電源または商用電源からなる電源装置51A7を備え、この電源装置51A7から中継用無線機51Aの各部に電力を供給できるように構成されている。なお、51A8は撮像カメラ51A4の雲台である。
前記中継用無線機51Bは、例えば2.4GHz帯域のSS無線機から構成されるもので、図3に示すように、中継用無線機51Bと無人作業装置9,11,13A,13Bの作業用無線機91,111,131A,131B(図1参照)との間で、撮像カメラ517で撮像された映像情報や無人作業装置9,11,13A,13Bの作業データ及び操作盤31,33,35,37,39,41,42からの制御情報を中継用無線機51Bに設けられた無指向性コリニアアンテナなどからなる第1のアンテナ51B1を介して所定の無線チャネル(例えば、2412MHzの周波数帯域)で送受信し変復調するスペクトル拡散方式の第1送受信・変復調部51B2と、無線ゾーンが互いに隣り合う中継用無線機同士間、例えば中継用無線機51Bと中継用無線機51Aの間で前記映像情報や作業データ及び前記制御情報を中継用無線機51Bに設けられた指向性八木アンテナなどからなる第2のアンテナ51B3を介して前記無線チャネル(例えば、2412MHzの周波数帯域)と異なる無線チャネル(例えば、2442MHzの周波数帯域)で送受信し変復調するとともに、中継用無線機51Bと中継用無線機51Cとの間で前記映像情報や作業データ及び前記制御情報を中継用無線機51Bに設けられた指向性八木アンテナなどからなる第3のアンテナ51B4を介して前記無線チャネル(例えば、2442MHzの周波数帯域)と異なる無線チャネル(例えば、2472MHzの周波数帯域)で送受信し変復調するスペクトル拡散方式の第2送受信・変復調部51B5とを備え、この第1送受信・変復調部51B2と第2送受信・変復調部51B5との間は集線装置51B6により接続され、第1送受信・変復調部51B2と第2送受信・変復調部51B5との間の前記映像情報や作業データ及び前記制御情報の授受は集線装置51B6によってなされるように構成されている。
また、中継用無線機51Bには、中継用無線機51Bの設置場所の周囲などを撮像する監視用の撮像カメラ51B7と、この撮像カメラ51B7で撮像された映像信号をディジタル信号に変換した後、集線装置51B6を介して第2送受信・変復調部51B5に送出する画像処理部51B8と、操作盤41から信号処理装置101及び中継用無線機51Aを介して送信されるカメラ制御信号を受信することにより、撮像カメラ51B7の撮影方向やレンズのズーミングなどを遠隔制御するカメラ制御部51B9が設けられている。また、中継用無線機51Aから送信されてくるカメラ制御信号は第2送受信・変復調部51B5で受信され、かつ復調された後、集線装置51B6を通してカメラ制御部51B9に送出される構成になっている。
また、中継用無線機51Bは、太陽光を電気エネルギに変換して充電できる蓄電池などの二次電池電源または商用電源からなる電源装置51B10を備え、この電源装置51B10から中継用無線機51Bの各部に電力を供給できるように構成されている。なお、51B11は撮像カメラ51B7の雲台である。
前記中継用無線機51Cは、例えば2.4GHz帯域のSS無線機から構成されるもので、図4に示すように、中継用無線機51Cと無人作業装置9,11,13A,13Bの作業用無線機91,111,131A,131B(図1参照)との間で、撮像カメラ216で撮像された映像情報や無人作業装置9,11,13A,13Bの作業データ及び操作盤31,33,35,37,39,41,42からの制御情報を中継用無線機51Cに設けられた無指向性コリニアアンテナなどからなる第1のアンテナ51C1を介して所定の無線チャネル(例えば、2412MHzの周波数帯域)で送受信し変復調するとともに、無線ゾーンが互いに隣り合う中継用無線機同士間、例えば中継用無線機51Cと中継用無線機51Bとの間で前記映像情報や作業データ及び前記制御情報を中継用無線機51Cに設けられた指向性八木アンテナなどからなる第2のアンテナ51C2を介して前記無線チャネル(例えば、2412MHzの周波数帯域)と異なる無線チャネル(例えば、2472MHzの周波数帯域)で送受信し変復調するスペクトル拡散方式の送受信・変復調部51C3を備える。
また、中継用無線機51Cには、中継用無線機51Cの設置場所の周囲などを撮像する監視用の撮像カメラ51C4と、この撮像カメラ51C4で撮像された映像信号をディジタル信号に変換した後、集線装置51C9を介して送受信・変復調部51C3に送出する画像処理部51C5と、操作盤42から信号処理装置101及び中継用無線機51Aを介して送信されるカメラ制御信号を受信することにより、撮像カメラ51C4の撮影方向やレンズのズーミングなどを遠隔制御するカメラ制御部51C6が設けられている。また、中継用無線機51Aから送信されてくるカメラ制御信号は送受信・変復調部51C3で受信され、かつ復調された後、集線装置51C9を通してカメラ制御部51C6に送出される構成になっている。
また、中継用無線機51Cは、太陽光を電気エネルギに変換して充電できる蓄電池などの二次電池電源または商用電源からなる電源装置51C7を備え、この電源装置51C7から中継用無線機51Cの各部に電力を供給できるように構成されている。なお、51C8は撮像カメラ51C4の雲台である。
前記無人作業装置9,11,13A,13Bは、例えば2.4GHz帯域のSS無線機から構成される作業用無線機91,111,131A,131Bを備える。
これら作業用無線機91,111,131A,131Bは、図4に示すように、無線中継回線5を介して無指向性ダイポールアンテナなどからなる送受信アンテナ211に到来する信号を受信するとともに作業用無線機91,111,131A,131Bからの映像信号などを送受信アンテナ211を通して送信するスペクトル拡散方式の送受信部212と、送受信部212で受信された信号を復調するとともに撮像カメラ216からの映像信号などをディジタル量に変換した後、変調して送受信部212に出力するスペクトル拡散方式の変復調部213から構成される。
さらに、作業用無線機91,111,131A,131Bには、無人作業装置9,11,13A,13Bの設置場所の周囲などを撮像する監視用の撮像カメラ216と、この撮像カメラ216で撮像された映像信号をディジタル信号に変換して変復調部213に送出する画像処理部214と、変復調部213から撮像カメラ制御信号を抽出して撮像カメラ216の撮影方向を制御するための雲台216Aの制御やレンズのズーミング制御などを行うカメラ制御部215と、メタンガス,一酸化炭素,酸素または無人作業装置の移動距離などを検出する検出手段217及び検出手段217で検出した検出信号をディジタル信号に変換して変復調部213に送出する信号処理部218と、変復調部213で復調された制御信号に基づいて無人作業装置9,11,13A,13Bのクローラや車輪を駆動する走行用駆動源、操舵する操舵用駆動源、荷台を駆動する荷台用駆動源を制御する制御回路219と、送受信部212で受信された中継用無線機51A,51B,51Cからの受信信号の電界強度を検出する電界強度検出手段220と、無人作業装置13Aまたは13Bが1つの中継用無線機51Cの無線ゾーンから外れて他の中継用無線機51Bの無線ゾーンへ移動する時に電界強度検出手段220で検出される電界強度を監視し、その電界強度が予め決めた設定値以下となる側の前記1つの中継用無線機51Cと作業用無線機131Aまたは131Bとの通信回線を切り離し、電界強度が予め決めた設定値以上となる側の他の中継用無線機51Bと作業用無線機131Aまたは131Bとの通信回線が確立されるように送受信部212を制御する制御部221(請求項に記載した制御手段に相当する)が設けられている。また、この制御部221は、電界強度検出手段220で検出された電界強度がいずれの中継用無線機51A,51B,51Cから送信される信号に対しても設定値以下と判断した時、無人作業装置9,11,13A,13Bの作業領域の拡大に合わせて無線中継回線5の無線ゾーンが拡大されるように中継用無線機の増設を促す案内を前記制御所1に報知する機能を備えている。
なお、無線中継回線5の中継用無線機51A,51B,51Cから無人作業装置9,11,13A,13Bの作業用無線機91,111,131A,131Bに送信される制御命令は、それら無人作業装置9,11,13A,13BのSS無線機の送受信部に対して一斉に制御命令を行う一斉同報方式や、それら無人作業装置9,11,13A,13BのSS無線機の送受信部に対して一対一で制御命令を行う一対一方式等が採用可能である。
本実施例では、一対一方式により通信を行う構成とされており、この場合には、それぞれの通信コマンドフォーマットに従ったパケットにして交互に制御命令を送出する、所謂、多重通信により各無人作業装置9,11,13A,13Bとの間で通信が行える構成となっている。
次に上記構成の遠隔通信システムにより各々の無人作業装置を遠隔制御する場合について説明する。
作業場所3内の無人作業装置9,11,13A及び作業道路7上の無人作業装置13Bの遠隔制御は、制御所1に設けられた操作盤31,33,35,37,39,41,42のうち、遠隔制御しようとする無人作業装置9,11,13A,13Bに対応した操作盤31,33,35,37を操作することにより行われる。
そして、これらの操作盤31,33,35,37を操作すると、これら操作盤31,33,35,37から出力されるそれぞれの制御信号は信号処理装置101でディジタル量に変換され符号化された後、時分割多重化され、集線装置102から通信ケーブル103を通して中継用無線機51Aの送受信・変復調部51A3に入力される。この送受信・変復調部51A3では、制御信号を変調し、かつ電力増幅した後、第1のアンテナ51A1及び第2のアンテナ51A2から異なる無線チャネルで送信する。
ここで、中継用無線機51Aの第2のアンテナ51A2から送信される信号は中継用無線機51Bの第2のアンテナ51B3を通して第2送受信・変復調部51B5で受信され復調された後、この復調信号は第2送受信・変復調部51B5で変調され、さらに、受信時と異なる無線チャネルで第3のアンテナ51B4から次の中継用無線機51Cに向け送信される。また、中継用無線機51Bの第3のアンテナ51B4から送信される信号は中継用無線機51Cの第2のアンテナ51C2を通して送受信・変復調部51C3で受信され復調された後、この復調信号は送受信・変復調部51C3で変調され、さらに、受信時と異なる無線チャネルで第1のアンテナ51C1から作業場所3内の無人作業装置9,11,13Aに向け送信される。
また、前記中継用無線機51Bの第2送受信・変復調部51B5で受信され復調された後の復調信号は集線装置51Bを通して第1送受信・変復調部51B2に送られる。この第1送受信・変復調部51B2では、前記復調信号を変調し電力増幅した後、その第1のアンテナ51B1から、中継用無線機51Bの周辺で作業する無人作業装置に向けて、2412MHzの周波数帯域の無線チャネルで送信される。
無人作業装置9,11,13Aの各作業用無線機91,111,131Aでは、中継用無線機51Cから送信されてくる制御信号は送受信アンテナ211を通して送受信部212で受信され、変復調部213で復調された後、その復調信号はアナログ信号に変換されて制御回路219に出力する。制御回路219では、復調された制御信号に基づいて無人作業装置9,11,13Aの走行用駆動源、操舵用駆動源、荷台用駆動源を駆動制御することによって、操作盤31,33,35,37に対応した無人作業装置9,11,13Aを遠隔操作することができる。
例えば、ブルドーザに相当する無人作業装置11を遠隔操作することにより作業場所3の土砂を集積する。また、バックフォーに相当する無人作業装置9を遠隔操作することにより、作業場所3の土砂をダンプトラックに相当する無人作業装置11に積み込む操作を行う。また、ダンプトラックに相当する無人作業装置13Aを所定の待機場所から土砂を積み込む場所まで走行させたり、土砂を積み終わってから所定の廃棄場所まで作業道路7上を走行させたり、さらに、廃棄場所で荷台を駆動して土砂を積み下ろすなどの遠隔制御が行なわれる。
また、カメラ用レバーを操作することにより操作盤31,33,35,37,39から出力されるカメラ制御信号は、上記無人作業装置9,11,13Aの運転制御信号の場合と同様な無線通信経路を経て、それぞれの無人作業装置9,11,13Aの作業用無線機91,111,131Aに送信される。これにより、無人作業装置9,11,13Aに搭載された撮像カメラ216の向きあるいはレンズをズームイン操作することにより、無人作業装置9,11の作業位置や作業状況または無人作業装置13Aの運行状況などを撮影することができる。
一方、無人作業装置9,11,13A搭載の検出手段217で検出されたメタンガス,一酸化炭素,酸素または無人作業装置の移動距離などの検出信号は信号処理部218でディジタル信号に変換された後変復調部213で変調され、さらに送受信部212で電力増幅された後、その送受信アンテナ211から無線中継回線5の中継用無線機51Cに向けて送信される。また、同様にして、無人作業装置9,11,13A搭載の撮像カメラ216で撮像された映像信号は画像処理部214でディジタル信号に変換され、かつ変復調部213で変調された後、検出信号と共に送受信部212で電力増幅され、送受信アンテナ211から無線中継回線5の中継用無線機51Cに向けて送信される。その後、中継用無線機51C,51B及び51Aを経由して、制御所1に送信される。
制御所1の信号処理装置101では、中継用無線機51Aから通信ケーブル103、集線装置102を通して取り込まれた検出信号または映像信号を復号化した後アナログ信号に変換して、無人作業装置9,11,13Aに対応するそれぞれのモニター19,21,23,25に出力する。これにより、無人作業装置9,11,13Aの各撮像カメラ216で撮像された映像は各々のモニター19,21,23,25に表示される。したがって、このモニター画像を見ることにより、無人作業装置9,11,13Aの作業状況を監視できる。また、検出手段217の検出結果をモニター19,21,23,25に表示すれば、メタンガス,一酸化炭素,酸素または無人作業装置の移動距離などを監視できる。
次に、ダンプトラックに相当する無人作業装置13Bが作業場所3から作業道路7を通って土砂廃棄場所等へ運行させる場合の動作について説明する。
この例は、図1に示すように、無人作業装置13Bが中継用無線機51Cの無線ゾーンから中継用無線機51Bの無線ゾーンへ移動する場合である。この場合、電界強度検出手段220が動作して、無人作業装置13Bから到来する受信電波の電界強度を継続して検出する。そして、無人作業装置13Bが中継用無線機51Cから遠ざかるとともに中継用無線機51Bに近づくと、無人作業装置13Bの作業用無線機131Bに対する中継用無線機51Cからの受信電界強度が低下し、同時に作業用無線機131Bに対する中継用無線機51Bからの受信電界強度が高くなる。この時、電界強度検出手段220が検出する電界強度は制御部221で監視されているため、中継用無線機51Cからの受信電界強度が設定値以下になるとともに、中継用無線機51Bからの受信電界強度が設定値以上になると、今まで通信状態にあった中継用無線機51Cと作業用無線機131Bとの間の通信回線が切り離され、同時に中継用無線機51Bと作業用無線機131Bとの間の通信回線が確立されるように、制御部221が作業用無線機131Bの送受信部212を制御する。
すなわち、作業道路7を走行するダンプトラック13B等の無人作業装置を無線中継回線5のアクセスポイントである中継用無線機51Bに自動的に接続するためのローミングを行わせることができる。
これにより、無人作業装置13Bの撮像カメラ216で撮像された映像信号は、作業用無線機131Bから中継用無線機51Aを通して制御所1に送信され、更に、信号処理装置101を通してモニター27に出力され、撮像カメラ517で撮像された映像が表示される。したがって、このモニター画像を見ることにより、無人作業装置13Bの運行状況を監視できる。
また、制御部221は、無線中継回線5の無線ゾーンが拡大するために中継用無線機の増設を促すように案内する報知機能を備える。すなわち、無人作業装置9,11,13A,13Bに設けた電界強度検出手段220が中継用無線機51Aまたは51B,51Cから送信される信号に基づいて電界強度を検出する場合において、無人作業装置9,11,13A,13Bがこれら中継用無線機51Aまたは51B,51Cの無線ゾーンを越えて移動する時、いずれの中継用無線機51A,51B,51Cから送信されを信号の電界強度を電界強度検出手段220で検出しても、その電界強度は、いずれも設定値以下であるとして制御部221が判断する。これに伴い、制御部221は、無線中継回線5の無線ゾーンを拡大させるのに必要な中継用無線機の増設を促す案内情報を制御所1に報知する。
すなわち、作業場所3において、無人作業装置9または11が中継用無線機51Cの無線ゾーン外へ移動することにより情報の伝送に支障を来たす場合、無人作業装置9または11の電界強度検出手段220が検出した中継用無線機51Cからの送信される信号の電界強度が設定値以下であることを制御部221で判断し、中継用無線機の増設が必要である旨の案内情報を制御所1に設けた前記モニターと別の図示省略のモニターに表示する。例えば、中継用無線機51Cと無線通信が可能な別の中継用無線機を中継用無線機51Cから離間して設置するように指示すればよい。
このように無線中継回線5を構成する中継用無線機を増設するだけで、無線中継回線5の無線ゾーンを無人作業装置の作業領域の拡大に応じて任意に拡張することができる。
このような本実施例1にかかる遠隔通信システムによれば、制御所1と作業場所3との間に複数の中継用無線機51A,51B,51Cを互いに隣り合う無線ゾーン内で送受信が可能な距離をおいて配置することにより無線LAN方式の無線中継回線5を構築し、無人作業装置9,11,13A,13Bの作業用無線機91,111,131A,131Bが無線中継回線5と無線通信が可能な無線ゾーン内にある中継用無線機51A,51B,51Cとの間での通信ができるようにアクセス可能にし、そして、中継用無線機51A,51B,51Cと作業用無線機91,111,131A,131Bとの間は送受信手段と第1のアンテナにより映像情報や作業データ及び制御情報等を無線チャネルを利用して送受信するとともに、無線ゾーンが互いに隣り合う中継用無線機同士間では送受信手段と第2のアンテナにより映像情報や作業データ及び制御情報等を前記無線チャネルと異なる無線チャネルを利用して送受信するようにしたので、作業機械などの無人作業装置9,11,13A,13Bが作業を行う作業場所3と無人作業装置9,11,13A,13Bに対する制御所1との間に電波障害物があっても、及び制御所1から遠く離れて無線ゾーンを大幅に越える場所や作業機械の運搬通路が狭隘で曲がりくねっていて無線による作業機械の遠隔操作が不能なエリアであっても、これに関係なく、無線ゾーンの限定された無線機を利用して作業機械などの無人作業装置と制御所1との間の通信を確実かつ容易に行うことができる。
また、無人作業装置9,11,13A,13Bの作業用無線機91,111,131A,131Bは電界強度検出手段220を備えているので、無人作業装置9,11,13A,13Bと無線中継回線5の中継用無線機51A,51B,51Cとの間の遠隔操作距離を把握することができ、これにより、無線中継回線5のアクセスポイントへの中継用無線機の設置を適宜行うことができる。
また、制御部221は、いずれの中継用無線機51A,51B,51Cから送信された信号の電界強度を電界強度検出手段220で検出しても、その電界強度は、いずれも設定値以下であるとして判断し、無線中継回線5の無線ゾーンを拡大させるのに必要な中継用無線機の増設を促す案内情報を制御所1に報知するようにしたので、無線中継回線5を構成する中継用無線機を増設するだけで、無線中継回線5の無線ゾーンを無人作業装置の作業領域の拡大に応じて任意に拡張することができる。
また、無線中継回線5の中継用無線機51A,51B,51Cに電力を供給する電源装置に二次電池電源を利用することにより、無線中継回線5のアクセスポイントへの中継用無線機の設置及び撤去が容易になる。
また、本実施例1によれば、ダンプトラック13B等の無人作業装置の作業用無線機が無線中継回線5のアクセスポイントである中継用無線機に自動的に接続するためのローミング機能を備えるため、ダンプトラック13B等のような運搬機械を目的とする場所に何らの無線障害を生じさせることなく、円滑かつ確実に遠隔制御することができる。
なお、実施例1では、前記無人作業装置及び制御所と無線中継回線との間でなされる無線通信が2.4GHz帯のSS無線でなされるものとして説明したが、前記無線通信の帯域や形式は任意である。
本発明方法を適用した無人作業装置の遠隔通信システムの実施例1における全体の概略構成図である。 本実施例1における無線中継回線の制御所側中継用無線機の一例を示すブロック図である。 本実施例1における無線中継回線の中間に位置する中継用無線機の一例を示すブロック図である。 本実施例1における無線中継回線の作業場所側中継用無線機の一例を示すブロック図である。 本実施例1における作業用無線機の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1……制御所、3……作業場所、5……無線中継回線、51A,51B,51C……中継用無線機、9,11,13A,13B……無人作業装置、91,111,131A,131B……作業用無線機、31,33,35,37,39,41,42……操作盤、19,21,23,25,27,29,30……モニター、51A4,51B7,51C4,216……撮像カメラ、211,51A1,51A2,51B1,51B2,51B3,51B4,51C1,51C2,211……アンテナ、51A3,51B2,51B5,51C3……送受信・変復調部、51A7,51B10,51C8……電源装置、212……送受信部、213……変復調部、217……検出手段、218……信号処理部、220……電界強度検出手段、221……制御部、101……信号処理装置、102……集線装置。

Claims (11)

  1. 制御所と、前記制御所から離れた作業場所で作業する無人作業装置との間で無線通信により情報の双方伝送を可能にする無人作業装置の遠隔通信システムにおいて、
    前記制御所と前記作業場所との間に複数の中継用無線機を互いに隣り合う無線ゾーン内で送受信が可能な距離をおいて配置することにより無線LAN方式の無線中継回線を構築し、
    前記無人作業装置には該無人作業装置に搭載された撮像カメラと、前記無人作業装置に搭載され前記撮像カメラで撮像された映像情報や前記無人作業装置の作業データ及び前記制御所からの前記無人作業装置の無人運転用制御情報とを送受信する作業用無線機とが装備され、
    前記制御所には前記無人作業装置を遠隔操作する操作盤と、前記無人作業装置の前記撮像カメラで撮像された映像を表示するモニターと、前記中継用無線機の1つに通信ケーブルを介して接続され前記操作盤からの制御情報を送出可能な信号に変換して前記1つの中継用無線機に送出するとともに前記1つの中継用無線機を通して送られてくる前記撮像カメラの映像を表示可能な信号に変換して前記モニターに出力する信号処理手段とが設けられ、
    前記複数の中継用無線機は、該中継用無線機と前記作業用無線機との間で前記映像情報や作業データ及び前記制御情報を前記中継用無線機に設けられた第1のアンテナを介して所定の無線チャネルで送受信するとともに、無線ゾーンが互いに隣り合う前記中継用無線機同士間で前記映像情報や作業データ及び前記制御情報を該中継用無線機に設けられた第2のアンテナを介して前記無線チャネルと異なる無線チャネルで送受信する送受信手段を備え、
    前記作業用無線機は前記無線中継回線と無線通信が可能な無線ゾーン内にある前記中継用無線機との間で通信が可能なようにアクセスされる、
    ことを特徴とする無人作業装置の遠隔通信システム。
  2. 前記複数の作業用無線機は、前記中継用無線機から送信される信号の電界強度を検出する検出手段と、前記無人作業装置が前記1つの中継用無線機の無線ゾーンから外れて他の中継用無線機の無線ゾーンへ移動する時の前記検出手段で検出された電界強度を監視し、前記電界強度が予め決めた設定値以下となる側の前記1つの中継用無線機と前記作業用無線機との通信回線を切り離し、前記電界強度が予め決めた設定値以上となる側の前記他の中継用無線機と前記作業用無線機との通信回線が確立されるように前記作業用無線機を制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の無人作業装置の遠隔通信システム。
  3. 前記制御所の操作盤は、前記無人作業装置に搭載された前記撮像カメラの撮影方向及びレンズズーミングの少なくとも一方を遠隔制御する機能を備えることを特徴とする請求項1記載の無人作業装置の遠隔通信システム。
  4. 前記複数の中継用無線機は該中継用無線機の設置周囲を撮像する撮像カメラを備え、前記制御所に前記撮像カメラで撮像された映像を表示する監視用モニターが設けられ、前記撮像カメラで撮像された映像情報は前記送受信手段及び前記第2のアンテナにより前記無線中継回線を経由して前記制御所に送信され、前記監視用モニターに表示されるように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の無人作業装置の遠隔通信システム。
  5. 前記制御所は、前記中継用無線機毎に設けられ該中継用無線機の撮像カメラの撮影方向及びレンズズーミングの少なくとも一方を遠隔制御するカメラ操作盤を備えることを特徴とする請求項4記載の無人作業装置の遠隔通信システム。
  6. 前記中継用無線機は二次電池電源及び商用電源のいずれか一方を備えることを特徴とする請求項1記載の無人作業装置の遠隔通信システム。
  7. 制御所から離れた作業場所で作業する無人作業装置との間で無線通信により情報の双方伝送を可能にする無人作業装置の遠隔通信方法であって、
    前記制御所と前記作業場所との間に複数の中継用無線機を互いに隣り合う無線ゾーン内で送受信が可能な距離をおいて配置することにより無線LAN方式の無線中継回線を構築し、
    前記無人作業装置に撮像カメラと、前記撮像カメラで撮像された映像情報や前記無人作業装置の作業データ及び前記制御所からの前記無人作業装置の無人運転用制御情報とを送受信する作業用無線機を装備し、
    前記制御所に前記無人作業装置を遠隔操作する操作盤と、前記無人作業装置の前記撮像カメラで撮像された映像を表示するモニターとを設け、
    前記複数の中継用無線機は送受信手段を備え、前記中継用無線機と前記作業用無線機との間で前記映像情報や作業データ及び前記制御情報を前記送受信手段及び第1のアンテナにより所定の無線チャネルで送受信するとともに、無線ゾーンが互いに隣り合う前記中継用無線機同士間で前記映像情報や作業データ及び前記制御情報を前記送受信手段及び第2のアンテナにより前記無線チャネルと異なる無線チャネルで送受信し、
    前記作業用無線機は前記無線中継回線と無線通信が可能な無線ゾーン内にある前記中継用無線機との間での通信が可能なようにアクセスされる、
    ことを特徴とする無人作業装置の遠隔通信方法。
  8. 前記中継用無線機から送信される信号の電界強度を検出手段で検出し、前記無人作業装置が前記1つの中継用無線機の無線ゾーンから外れて他の中継用無線機の無線ゾーンへ移動する時の前記検出手段で検出された電界強度を監視し、前記電界強度が予め決めた設定値以下となる側の前記1つの中継用無線機と前記作業用無線機との通信回線を切り離し、前記電界強度が予め決めた設定値以上となる側の前記他の中継用無線機と前記作業用無線機との通信回線が確立されるように前記作業用無線機を制御手段により制御することを特徴とする請求項7記載の無人作業装置の遠隔通信方法。
  9. 前記複数の中継用無線機は該中継用無線機の設置周囲を撮像する撮像カメラを備え、前記制御所に前記撮像カメラで撮像された映像を表示する監視用モニターが設けられ、前記撮像カメラで撮像された映像情報は前記送受信手段及び前記第2のアンテナにより前記無線中継回線を経由して前記制御所に送信され、前記監視用モニターに表示されるようにしたことを特徴とする請求項7または8記載の無人作業装置の遠隔通信方法。
  10. 前記中継用無線機は二次電池電源及び商用電源のいずれか一方を備えることを特徴とする請求項7記載の無人作業装置の遠隔通信方法。
  11. 前記制御手段は、前記検出手段で検出された電界強度が前記いずれの中継用無線機から送信される信号に対しても設定値以下と判断した時、前記無人作業装置の作業領域の拡大に合わせて前記無線中継回線の無線ゾーンが拡大されるように前記中継用無線機の増設を促す案内を前記制御所に報知する機能を備えることを特徴とする請求項7記載の無人作業装置の遠隔通信方法。
JP2005191597A 2005-06-30 2005-06-30 無人作業装置の遠隔通信システム及び方法 Active JP4587891B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005191597A JP4587891B2 (ja) 2005-06-30 2005-06-30 無人作業装置の遠隔通信システム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005191597A JP4587891B2 (ja) 2005-06-30 2005-06-30 無人作業装置の遠隔通信システム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007013554A true JP2007013554A (ja) 2007-01-18
JP4587891B2 JP4587891B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=37751450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005191597A Active JP4587891B2 (ja) 2005-06-30 2005-06-30 無人作業装置の遠隔通信システム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4587891B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017048039A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 株式会社三井三池製作所 複数の移動機械を制御するための無線通信装置
CN107794967A (zh) * 2016-09-07 2018-03-13 卡特彼勒公司 机器的控制系统
CN110453749A (zh) * 2019-07-17 2019-11-15 爱克斯维智能科技(苏州)有限公司 一种液压挖掘机智能挖掘系统及控制方法
CN110485502A (zh) * 2019-07-17 2019-11-22 爱克斯维智能科技(苏州)有限公司 一种挖掘机智能行走系统、挖掘机及控制方法
JP2020011593A (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 株式会社フジタ 作業機械を監視する移動式飛行体装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05233059A (ja) * 1992-02-25 1993-09-10 Toshiba Corp 分散作業ロボットシステム
JPH0884375A (ja) * 1994-09-09 1996-03-26 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 無人建設機械の遠隔操縦装置
JPH08279778A (ja) * 1995-04-06 1996-10-22 Kawasaki Heavy Ind Ltd 建設車両の遠隔操縦方法及び装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05233059A (ja) * 1992-02-25 1993-09-10 Toshiba Corp 分散作業ロボットシステム
JPH0884375A (ja) * 1994-09-09 1996-03-26 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 無人建設機械の遠隔操縦装置
JPH08279778A (ja) * 1995-04-06 1996-10-22 Kawasaki Heavy Ind Ltd 建設車両の遠隔操縦方法及び装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017048039A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 株式会社三井三池製作所 複数の移動機械を制御するための無線通信装置
CN107794967A (zh) * 2016-09-07 2018-03-13 卡特彼勒公司 机器的控制系统
CN107794967B (zh) * 2016-09-07 2022-04-19 卡特彼勒公司 机器的控制系统
JP2020011593A (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 株式会社フジタ 作業機械を監視する移動式飛行体装置
JP7176874B2 (ja) 2018-07-18 2022-11-22 株式会社フジタ 作業機械を監視する移動式飛行体装置
CN110453749A (zh) * 2019-07-17 2019-11-15 爱克斯维智能科技(苏州)有限公司 一种液压挖掘机智能挖掘系统及控制方法
CN110485502A (zh) * 2019-07-17 2019-11-22 爱克斯维智能科技(苏州)有限公司 一种挖掘机智能行走系统、挖掘机及控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4587891B2 (ja) 2010-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8405721B2 (en) Method, system and apparatus for monitoring loading of a payload into a load carrying container
US10286930B2 (en) Instrumented rail system
ES2338110T3 (es) Sistema de comunicacion inalambrica y sistema de ascensor dotado del mismo.
JP4587891B2 (ja) 無人作業装置の遠隔通信システム及び方法
US9728078B2 (en) Telerobotic communications system and method
US20050004708A1 (en) Mobile robot hybrid communication link
EP2476034B1 (en) System and method for the safe remote control of vehicles
RU2682298C1 (ru) Роботизированный, мобильный, модульный горноспасательный комплекс и способы его применения
US20200068632A1 (en) Wireless communication system, wireless relay device and wireless communication method
JP4934535B2 (ja) 中継器ユニット
KR101660848B1 (ko) 지하철 객실 감시 cctv시스템 및 그것을 이용한 지하철 객실정보 전송방법
JP2002345058A (ja) 作業機械の遠隔操作装置
KR101017462B1 (ko) 누설동축케이블을 이용한 지하철 무선전송시스템
JPH0884375A (ja) 無人建設機械の遠隔操縦装置
JP2019004376A (ja) 通信システムおよび通信方法
JP2005239357A (ja) 港湾用監視システム、ヤードクレーン、及び港湾監視方法
JP3461391B2 (ja) 作業車の移動方法
JP3508878B2 (ja) 作業車の遠隔操作方法
CN113431126A (zh) 一种地下铲运机的远程控制系统及方法
JPH0816235A (ja) 重機運転遠隔制御システム
JP2006132265A (ja) 建設機械の遠隔無線操縦システム
JP2001268670A (ja) 作業機械の操作装置
JP2005051623A (ja) 電波伝送装置及び移動体の信号伝送システム
JP3508950B2 (ja) 作業車の監視システム
JPH07221693A (ja) 遠隔操作用画像の伝送方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4587891

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250