JP2007012126A - 光ディスク駆動装置、光ディスク装置及びその駆動方法 - Google Patents

光ディスク駆動装置、光ディスク装置及びその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
ディスク上のダストを除去して、適切にギャップ制御することができる光ディスク駆動装置、これを搭載した光ディスク装置及びその駆動方法を提供すること。
【解決手段】
光ディスク駆動装置1は、接触式のレンズクリーニング機構60及びディスククリーニング機構80を備えているので、従来に比べダストが除去されやすくなる。これにより、適切にギャップサーボ制御や初期チルト調整することができる。また、これら以外にも、もちろん、適切にトラッキングサーボ制御、チルトサーボ制御等することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、近接場光を用いて信号の記録及び再生のうち少なくとも一方を行う光ディスク駆動装置、この駆動装置を搭載した光ディスク装置及びその駆動方法に関する。
近年、レーザ光を用いた光ディスクの記録密度を向上させるため、近接場光を用いて信号を記録または再生する光ディスク装置が提案されている。近接場光を用いる光ディスク装置では、ディスクと、対物レンズ部等の集光素子に設置されるSIL(Solid Immersion Lens)の端面と間のギャップを近接場光が生じる距離(ニアフィールド)に制御する必要がある。この距離は一般に入力レーザ光の波長の1/4〜1/2である。例えば、400nmの青紫色レーザを用いた場合、200nm程度となる。
このため、DVD(Digital Versatile Disk)等のようなファーフィールド光学系では特に問題とならなかった、当該ギャップの制御開始時に1μm以下の距離で生じるオーバーシュートが、近接場光を用いる光記録再生装置では問題となる。つまり、制御開始時に1μm以下のオーバーシュート生じても、SILがディスクに衝突し、両者の損傷を招くことになる。
かかる問題を解決するために、例えばニアフィールド状態を判定するための閾値を設定して、その閾値が検出されるまでSILをディスクに接近させ、閾値が検出された後に、その接近電圧にサーボ電圧を加えてギャップサーボを行う光ディスク装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、近接場光が用いられる光ディスク装置では、ギャップ制御において、ディスクに付着するゴミや埃等のダストが重要な問題となる。ダストは、ギャップの目標値より大きい幅(高さ)を有するものが多いため、ディスク上にダストが付着していると、ギャップ制御が不能になる。そこで、ディスクへの信号の記録または再生がなされる前に、ディスクを任意の回転数で回転させ、ディスクに付着したダストをディスクの外周側へ吹き飛ばすといった技術がある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−30821号公報(段落[0023]等、図5、図6) 特開2002−319149号公報(段落[0018]、図2)
しかしながら、ディスクを回転させるだけでは、ディスク上のダストを除去しきれないという懸念がある。特に、ディスクがリムーバブルでディスクカートリッジ等がない場合、ディスクにダストが付着する可能性が高い。また、ディスク上のダストが除去されていても、対物レンズ等にダストが付着している場合には、ギャップ制御ができない。さらに、ディスクまたはレンズ等にダストが付着している場合に、これを自動で検出することができ、適切にギャップサーボがなされることが望ましい。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、ディスク上のダストを除去して、適切にギャップ制御することができる光ディスク駆動装置、これを搭載した光ディスク装置及びその駆動方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る光ディスク駆動装置は、光を出射する光源と、信号を記録可能な記録面を有するディスクに対向して配置され、前記光源から出射された前記光を近接場光として前記記録面に集光させることが可能な集光素子と、前記記録面及び前記集光素子に接触して当該記録面及び集光素子のうち少なくとも一方をクリーニングする接触式のクリーニング機構とを具備する。
本発明では、接触式のクリーニング機構が備えられているので、ダストが除去されやすくなる。これにより、クリーニング後に、後述のような適切なギャップ制御を行うことができる。
光としては、例えば波長が400nm程度の青色あるいは青紫色レーザ光が用いられる。しかし、これに限られず、波長が400nmより小さい、または400nmより大きいレーザ光を用いてもかまわない。また、可視光以外の光が用いられてもよい。
集光素子とは、対物レンズ、または、対物レンズを含む光学系等を指し、近接場光としてディスクに集光する機能を有するであればよい。
本発明において、当該光ディスク駆動装置は、前記集光素子と前記ディスクとのギャップを検出するギャップ検出手段と、前記クリーニング機構により前記記録面及び前記集光素子のうち少なくとも一方がクリーニングされた後、前記ギャップ検出手段による検出信号に基づき、前記集光素子と前記回転するディスクとのギャップが一定となるように制御するギャップ制御手段とをさらに具備する。
本発明において、前記ギャップ制御手段は、前記回転機構により第1の回転数で前記ディスクを回転させながら前記ギャップを制御する第1の制御手段と、前記第1の制御手段による制御の後、前記第1の回転数より高い第2の回転数で前記ディスクを回転させながら前記ギャップを制御する第2の制御手段とを有する。第1の回転数としては、信号の記録または再生時のディスクの回転数に比べ低い回転数であることが好ましい。例えば、ディスクの記録面及び集光素子のうち、いずれか一方がクリーニングされる場合、両者のいずれか一方にダストが残っている可能性がある。特に、ディスク上にダストが残っている場合、ディスクが高速で回転してしまうと、ディスク上のダストに集光素子が高速でぶつかることによって、集光素子が傷ついたり、破壊されたりするおそれがある。また、逆に集光素子にダストが付着したままであっても、ディスクが傷つくおそれがある。しかしながら本発明では、そのような問題を解決することができる。本発明では、上述のように「ディスクの記録面及び集光素子のうち、いずれか一方がクリーニングされる場合」に限られるものではなく、両者がクリーニングされる場合も含まれる。
本発明において、前記ギャップ検出手段は、前記光源から出射された前記光の前記ディスクからの戻り光量を検出し、前記第1の制御手段は、前記ディスクが少なくとも1回転する間に前記戻り光量が所定の閾値を超える回数を測定し、前記測定された回数が所定の回数閾値より少ない場合、前記第2の制御手段に移行するように制御する。これにより、ダストによる悪影響を確実に防止でき、良好なギャップ制御が可能となる。本発明においても、特に、ディスク及び集光素子のうちいずれか一方のみがクリーニングされた場合が適用される。しかし、もちろん両者がクリーニングされる場合も含まれる。上記所定の閾値とは、集光素子(の記録面に対面する端面)がファーフィールド状態にある光量でもよいし、ニアフィールド状態にある光量でもよい。
本発明において、当該光ディスク駆動装置は、前記クリーニング機構により前記記録面及び前記集光素子のうち少なくとも一方がクリーニングされた後、前記記録面に対する前記集光素子のチルトが一定となるように制御するチルト制御手段をさらに具備する。これにより、適切にチルト制御することができる。チルト制御とは、信号の記録または再生時等、ディスクの回転途中に、例えばディスクの面ぶれ等に追従するようにリアルタイムでチルト制御する場合が含まれる。しかし、これに限らず、次の発明で説明するように、例えば信号の記録または再生の前に、例えば集光素子の傾きを調整するような、いわゆる初期チルトの調整も、本発明でいうチルト制御に含まれる。
すなわち、前記チルト制御手段は、前記ディスクが回転していないときに前記集光素子を前記ディスクに接触させた状態で、前記集光素子を動かしながら前記チルトを調整する調整手段を有する。本発明では、ディスクに集光素子が接触した状態でチルト調整されるので、確実にチルトをなくすことができる。これにより、その後に適切にギャップ制御することができる。
本発明において、例えば、前記クリーニング機構は、前記集光素子に接触するクリーニングテープを有し、前記クリーニングテープを該集光素子に接触させながら相対的に移動させてクリーニングする集光素子クリーニング機構を有する。集光素子クリーニング機構は、クリーニングテープの他、集光素子とクリーニングテープとを相対的に離接させるような機構をさらに有していてもよい。
本発明において、例えば、前記クリーニング機構は、前記記録面に接触させながら前記ディスクに相対的に移動してクリーニングするディスククリーニング機構を有する。ディスククリーニング機構は、ディスクとこれに接触してクリーニングする部材とを相対的に離接させるような機構をさらに有していてもよい。
本発明に係る光ディスク装置は、光を出射する光源と、信号を記録可能な記録面を有するディスクを回転させる回転機構と、前記ディスクに対向して配置され、前記光源から出射された前記光を近接場光として、前記回転するディスクの前記記録面に集光させることが可能な集光素子と、前記記録面及び前記集光素子に接触して当該記録面及び集光素子のうち少なくとも一方をクリーニングする接触式のクリーニング機構と、前記ディスクに前記信号を記録すること及び前記記録された信号を再生することのうち少なくとも一方が可能な記録/再生機構とを具備する。つまり、この発明に係る光ディスク装置は、上記光ディスク駆動装置に「記録/再生機構」の構成要件を加えたものである。記録/再生機構とは、記録または再生のために必要な、信号処理回路、機械、あるいはソフトウェア等を意味する。
本発明に係る光ディスク駆動装置の駆動方法は、信号を記録可能なディスクの記録面及び光源から出射された光を近接場光として前記記録面に集光する集光素子のうち少なくとも一方を接触式でクリーニングするステップと、前記クリーニングの後、前記ディスクを回転駆動するステップと、前記ディスクを回転させながら、前記集光素子と前記ディスクとのギャップが一定となるように制御するステップとを具備する。
本発明において、特に、クリーニングの後、ディスクが回転していないときに集光素子をディスクに接触させ、集光素子がディスクに接触した状態で集光素子を動かしながらチルトを調整する場合、ディスク記録面及び前記集光素子のうち、少なくとも集光素子をクリーニングすることが好ましい。このような初期チルト調整では、集光素子をディスクに接触させるので、ディスクの記録面より、むしろ集光素子がクリーニングされる方がよいからである。
以上のように、本発明によれば、ディスク上のダストを除去して、適切にギャップ制御することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る光ディスク駆動装置の構成を示す図である。この光ディスク駆動装置1は、光ヘッド28、サーボ制御系40、スピンドルモータ48を有する。光ヘッド28は、光源となるレーザダイオード(LD)31、コリメータレンズ32及び46、レーザ光の整形用のアナモフィックプリズム33、ビームスプリッタ(BS)34、1/4波長板(QWP)43、色収差補正レンズ44、レーザビームの拡張用レンズ45、ウォラストンプリズム35、集光レンズ36及び38、集光素子5、フォトディテクタ(PD)37及び39、オートパワーコントローラ41、LDドライバ42を有する。
ウォラストンプリズム35は2つのプリズムでなり、このウォラストンプリズム35に入射した光は、互いに直交するような2つの直線偏光として出射する。PD37は光ディスクに記録された信号を再生するためのRF再生信号、サーボ制御に必要なトラッキングエラー信号及びギャップエラー信号等をサーボ制御系40に出力する。
サーボ制御系40は、後述するギャップサーボモジュール(フォーカシングサーボモジュール)51、その他トラッキングサーボモジュール52、チルトサーボモジュール53、スピンドルサーボモジュール54を有する。トラッキングサーボモジュール52は、トラッキングエラー信号に基づき集光素子5をトラッキング制御する。チルトサーボモジュール53は集光素子5のチルト角を制御する。スピンドルサーボモジュール54はスピンドルモータ48の回転を制御する。
オートパワーコントローラ41は、PD39から出力された信号に基づき、LD31から出力されるレーザパワーが一定になるようにLDドライバ42に所定の信号を出力する。
次に、この光ディスク駆動装置1の光学系を中心とした動作について説明する。例えば記録媒体となる光ディスク47が光ディスク駆動装置1にセットされる。そうすると、サーボ制御系40により各サーボ制御がなされる。一方、LD31から出射されたレーザ光はコリメータレンズ32により平行光とされ、アナモフィックプリズム33により整形される。BS34に入射したレーザ光は、BS34によりそのままQWP43に入射する光と、集光レンズ38へ入射する光とに分割される。集光レンズ38に入射したレーザ光は上述のようにオートパワーコントローラ41によってレーザ光のパワーが一定に制御される。QWP43に入射した光は、このQWP43により直線偏光が円偏光とされ、色収差補正レンズ44により色収差が補正され、拡張用レンズ45及びコリメータレンズ46を介して集光素子5に入射する。
集光素子5に入射したレーザ光は、後述するように光ディスク47に近接場光として集光され、光ディスク47に信号を記録する。あるいは、光ディスク47に近接場光として集光されたレーザ光は、光ディスク47に記録された信号を読み出すために、光ディスク47に入射し、当該光ディスク47からの反射光または回折光を集光素子5が受ける。光ディスク47からの反射光または回折光は集光素子5を介して戻り光としてコリメータレンズ46、拡張用レンズ45、色収差補正レンズ44及びQWP43を介してBS34に入射する。BS34で全反射したレーザ光はウォラストンプリズム35及び集光レンズ36を介してPD37に入射する。PD37によりRF再生信号及びサーボ制御信号が得られ、サーボ制御信号はサーボ制御系40に入力されて各サーボ制御がなされる。
図2は、集光素子5と光ディスク47とを示した側面図である。集光素子5は光ディスク47に対向して配置されている。集光素子5は、SIL2と非球面レンズ3とがレンズホルダ4に収納されて構成されている。集光素子5は、このような形態に限られず、光ディスク47にレーザ光24を近接場光として導くことができればどのような形態であってもよい。SIL2は、その端面2aがディスク47の記録面47aに対面して配置されている。レンズホルダ4は、離接機構の少なくとも一部を構成する3軸アクチュエータ6に設置されている。3軸アクチュエータ6は、図においては簡略してあるが、例えば3軸方向のコイル、ヨーク等でなり、各コイルに所定のサーボ電圧での電流が流れることによりトラッキングサーボ、ギャップサーボを含むフォーカシングサーボ及びチルトサーボの制御が行われる。
図3は、光ディスク駆動装置1の一部を示す側面図である。図4は、図3に示す光ディスク駆動装置1の下側から見た平面図である。光ディスク駆動装置1は、SIL2の端面2aに接触して、SIL2をクリーニングするレンズクリーニング機構60と、ディスク47の記録面47aに接触して、当該記録面47aをクリーニングするディスククリーニング機構80とを備えている。
レンズクリーニング機構60は、例えばスピンドルモータ48上にセットされたディスク47の外周側に配置されている。レンズクリーニング機構60は、例えば図12(a)に示すように、テープ型のクリーナであり、回転ドラム63及び64、補助ローラ65及び66を有する。回転ドラム63及び64が回転することで、補助ローラ65及び66に沿ってクリーニングテープ61が走行する。クリーニングテープ61は、SIL2が傷つかないような柔らかい樹脂等の材質等でなるが、これに限られない。
集光素子5は、このレンズクリーニング機構60の位置で昇降可能に構成され、テープ61に対してSIL2の端面2aが接触したり離れたりする。この昇降駆動の方式としては、例えば上記3軸アクチュエータ6(特に、ギャップサーボ用のコイル)による駆動でもよいし、あるいはサーボ系とは別の図示しない駆動機構であってもよい。あるいは、集光素子5がレンズクリーニング機構60に接近駆動する形態ではなく、レンズクリーニング機構60が集光素子5に接近駆動する形態も考えられる。
ディスククリーニング機構80は、例えばディスク47の記録面47aに対向して配置されたクリーニング部材82及びこれを支持する支持体81を有する。支持体81は図示しないモータによって昇降可能に構成されている。クリーニング部材82は、例えばディスク47の半径程度の長さの長尺状でなる。クリーニング部材82は、記録面47aに接触してダストを除去するものであり、例えば繊維状またはメッシュ状で、記録面47aに傷が付かないような材質が用いられるが、これに限られない。例えばレンズペーパ等の材質と同じでよい。
図5は、上記ギャップサーボモジュール51の概要を示すブロック図である。制御対象は3軸アクチュエータ6である。また、検出量(被制御量)は、全反射戻り光量24であり、これを上述したようにPD37で検出する。検出された全反射戻り光量24は、規格化ゲイン18にて、例えば1Vに規格化される。規格化後の信号は、AD(analog to digital)変換器19にてディジタル化される。上記のディジタル化された全反射戻り光量は、データ処理部10に入力される。そして、このデータ処理部10により、集光素子5のSIL2を光ディスク47に接近させるための電圧が出力され、DA(digital to analog)変換器11にてアナログ信号化され、接近電圧14として出力される。また、ギャップエラー信号27がフィルタ13に入力され、DA変換器12にてアナログ信号化され、サーボ電圧15として出力される。接近電圧14とサーボ電圧15とは、加算され、ドライバ16に入力され、ドライバ16は、ギャップエラーがゼロになるように3軸アクチュエータ6を駆動する。
図6は、データ処理部10の詳細を示すブロック図である。
上記データ処理部10には、全反射戻り光量24とギャップサーボスイッチ9が入力される。近接場検出レベル設定部21は、近接場検出レベル(ギャップサーボ開始のための電圧の閾値)を設定し、近接場検出レベル8はシステムコントローラ20に入力される。システムコントローラ20は、入力される全反射戻り光量24と近接場検出レベル8とを比較し、比較結果に基づき、接近電圧生成部23やスイッチ26に対して所定の制御信号を出力する。また、接近電圧生成部23は、例えばステップ状、またはランプ状の信号電圧、あるいは、これらを図示しないローパスフィルタでなまらせた上記接近電圧14を出力する。この場合、例えば接近電圧の最大値が、近接場検出レベル8が検出されるような電圧値、あるいはそれより高い電圧値になるように設定されることが好ましい。
また、この近接場検出レベル8は、例えば図7のように設定される。すなわち、この近接場検出レベル8は、ニアフィールド領域内で、かつ、ギャップサーボの目標値7より大きい値に設定される。例えば、近接場検出レベル8は、全反射戻り光量24のファーフィールド領域における値を1(V)に規格化したとき、線形領域内の0.8(V)と設定される。ギャップサーボ目標値7はギャップサーボ目標値設定部22で設定される(図6参照)。ギャップサーボ目標値7は、線形領域内であって0.8(V)より小さい値、例えば0.5(V)に設定される。
システムコントローラ20は、近接場検出レベル8と全反射戻り光量(に対応する電圧値)24とを比較する。システムコントローラ20の比較結果により、例えば、全反射戻り光量24が近接場検出レベル8より大きいとき、つまりSIL2がファーフィールド距離にあるときには、システムコントローラ20のスイッチ26への出力信号29はLowとなる。一方、全反射戻り光量24が近接場検出レベル8より小さいとき、つまりSIL2の端面2aがニアフィールド距離のときには、出力信号29はHighとなる。システムコントローラ20の出力信号29がHighとなった時点で、スイッチ26がONとなり、初めてギャップサーボが開始される。全反射戻り光量24は、ギャップサーボ目標値7によって偏差がとられ、偏差信号25としてスイッチ26に入力される。
スイッチ26は、上記のようにONとなった場合に、つまり、ギャップサーボ開始の合図があった場合に、偏差信号25をサーボ電圧27として出力する。このようなギャップサーボにより、SIL2の端面2aとディスク47の記録面47aとのギャップが、ギャップサーボ目標値7に一致するように制御される。
なお、全反射戻り光量として、SIL2に入射した光の全てを検出してもよいし、NA>1の成分のみを検出してよい。あるいは、入射光と平行な偏光面を有する成分をギャップエラー信号としてもよい。
次に、集光素子5のチルトについて説明する。ここでいうチルトとは、ディスク47の記録面47aとSIL2の端面2aとの相対的な傾きであり、チルトがゼロに近いほど、適切なギャップサーボ、あるいは適切な信号の再生等がなされる。図8は、そのチルト角と全反射戻り光量との関係を示すグラフである。このグラフより、チルト角と全反射戻り光量との関係は例えば二次関数的なものであることがわかる。本実施の形態に係る、いわゆる初期チルト調整は、このグラフに示す関係を利用してチルト調整しようというものである。図8において、チルト角の正負は、SIL2の端面2aの傾斜の方向を表しており、例えば図9(a)に示すSIL2の状態のチルトが正と定義すると、図9(b)に示すSIL2の状態のチルトが負で表せる。図8のグラフにおいて、符号Cの部分が、チルトがゼロの状態を示している。
図10は、当該チルトのラジアル方向及びタンジェンシャル方向を説明するためのディスク47及び集光素子5の斜視図である。この図において、X方向が光ディスク47のラジアル方向とした場合、X方向に直交するY方向がタンジェンシャル方向となる。この場合、タンジェンシャル方向のチルトとは、X軸の周りでのチルト角(Tt)であり、ラジアル方向のチルトとは、Y軸の周りでのチルト角(Tr)である。
次に、光ディスク駆動装置1において、信号を記録または再生する前段階における動作について説明する。より具体的には、クリーニング動作、初期チルト調整動作、ギャップサーボ動作等について順に説明する。図11は、その動作を示すフローチャートである。
ディスク47が光ディスク駆動装置1に装填されると、レンズクリーニング機構60によりSIL2がクリーニングされる(ステップ1101)。具体的には、例えば図12(a)に示すようにテープ61から離れた位置にあったSIL2が、図12(b)に示すようにテープ61に接触してテープ61が走行する。これにより、端面2aに付着したダストが除去される。クリーニングが終了すると図12(c)に示すようにテープ61からSIL2が離れ、SIL2のクリーニング動作が終了する。
図13(a)は、SIL2の端面2aがきれいな状態を示す図である。図13(b)は、SIL端面2aにダスト69が付着している状態を示す図である。ダストが付着してない場合は、図14(a)に示すようにSIL端面2aをディスク47の記録面47aに極限まで近づけた場合、あるいは接触させた場合、全反射戻り光量はほぼゼロとなる。しかし、図13(b)に示すように、SIL端面2aにダスト69が付着している場合、図14(b)、(c)に示すように、これ以上、SIL2がディスク47に近づくことができない状態となり、全反射戻り光量がゼロにならない。全反射戻り光量のグラフで見ると、図15(a)で示すようになる。つまり、これ以上、SIL2がディスク47に近づくことができないにもかかわらず、例えば規格化レベル0.4Vの戻り光量が得られてしまう。これでは、図15(b)に示すように、ギャップ目標値7が、その接触電圧(0.4V)より下に設定されている場合(図7ではギャップ目標値が例えば0.5Vに設定されている。)、ギャップに比例した電圧が得られず、サーボシステムが不安定となり、ギャップサーボ時(後述のステップ1103)に発振してしまう。また、図15(c)に示すように、ギャップ目標値7が、上記接触電圧(0.4V)より上に設定されている場合、一応ギャップサーボはかかるものの、やはりギャップに比例した電圧が得られず、サーボにより維持されたギャップは信用できないものとなる。
図16(a)は、全反射戻り光量24が適切な全反射戻り光量が得られ、ギャップサーボ制御が可能となっている様子を示す。横軸は時間である。これは、SIL2及びディスク47間にダストがないきれいな状態を表している。図16(b)は、上記のようにSIL端面2aに付着したダストの影響で、適切な全反射戻り光量が得られず、発振している様子を示す。
SIL2のクリーニング動作が終了すると、集光素子5が図示しないスレッドモータにより、ディスク47の半径方向に所定の位置まで移動させられる。所定の位置とは、ディスク47の内周側または外周側でよく、次のステップ1102の初期チルト調整動作のために予め定められた位置でよい。このように所定の位置までSIL2が移動すると、次のように初期チルトが調整される(ステップ1102)。
図17は、その初期チルト調整の動作を示すフローチャートである。なお、この動作では、後述するように、SIL2をディスク47に接近させ接触させるために、ギャップサーボ動作で用いる接近電圧が利用される。
まず、3軸アクチュエータ6にニアフィールドへの上記接近電圧が印加される(ステップ1701)。このときは、接近電圧が近接場検出レベル8(図7参照)となっても、スイッチ26(図4参照)をONとならないようにしておけばよい。このステップ1701における接近電圧としては、例えば、ギャップ目標値に対応する全反射戻り光量のレベル7、あるいはそれ以下等の電圧に設定すればよい。このように設定された接近電圧が3軸アクチュエータ6に印加され、SIL2をディスク47に接触させる(ステップ1702)。SIL2の接触させるディスク47上の位置を信号が記録されない領域にすることで、ディスク47の信号記録面47aに傷を付けることなくチルト制御することができる。なお、このステップ1102のチルト調整時は、ディスク47は回転せず、静止している。
SIL2がディスク47に接触した場合、全反射戻り光量がほぼゼロであるか否かを調べる(ステップ1703)。全反射戻り光量がほぼゼロであれば、チルトがない状態でSIL2とディスク47とが接触している状態、つまりギャップがゼロであるので、全反射戻り光量はゼロとなる。しかし、SIL2がディスク47に接触している場合であっても、図9(a)または図9(b)に示したようにチルトが生じている場合は、戻り光量を得るSIL2の中心部においては、ディスク47とのギャップがゼロにならない。したがって、SIL2が傾いている場合のギャップと全反射戻り光量との関係は、図18に示すようになり、ギャップがゼロであっても全反射戻り光量がゼロにならない。よって、ギャップゼロ、つまりSIL2とディスク47とが接触している場合に、全反射戻り光量がゼロになるか否かを調べれば、SIL2がチルトしているか否かがわかる。そこで、SIL2がチルトしている場合、上記全反射戻り光量がゼロになるようにSIL2のチルトが調整される。
また、チルト調整される前に、ステップ1101でレンズクリーニングされることは、上記のように、SIL2とディスク47とを接触させて適正な全反射戻り光量を得ながらチルト調整される、ということを考慮すると非常に有効なことである。つまり、レンズクリーニングされず、ダストがSIL2に付着している場合は、適切なチルト調整ができなくなる。
ステップ1703において、全反射戻り光量がゼロならば、SIL2はディスク記録面47aに対して傾いていないことになり、SIL2のチルト調整をする必要はない。したがって、この場合はステップ1701で印加した接近電圧をゼロに戻して(ステップ1709)、SIL2のディスク47から離間させファーフィールドにある初期位置に戻す。あるいは、初期位置に戻さずに、途中のギャップ目標値7のレベル付近まで印加電圧を下げるようにしてもよい。その後、後述する、図11におけるステップ1103のギャップサーボが開始されるようにしてもよい。
図17の説明に戻る。ステップ1703において全反射戻り光量がほぼゼロでない場合は、2方向のチルトのうち、例えば、まず、ラジアル方向のチルトが最小となるように調整する(ステップ1704)。このチルト調整は、全反射戻り光量の変化率がΔaより小さくなるまで行われる(ステップ1705)。ここで、全反射戻り光量の変化率とは、3軸アクチュエータ6に電圧が印加され、SIL2の所定のチルト角度分傾斜する前と後との戻り光量の比率であり、極限的には図8で示した各チルト角における曲線の傾きである。この傾きがゼロであれば、SIL2のチルトはゼロ(C点)になる。このチルト調整について、以下より詳しく説明する。
図19は、ステップ1704及び1705の具体的な動作を示すフローチャートである。まず、収束パラメータNをN=0、移動ゲインkをk=1に設定する(ステップ1901)。図20に示すように、移動ゲインkは、SIL2のチルトを調整していく際に、SIL2を所定のチルト角度分傾斜させるときの1回当りの角度量である。図8のグラフ上では、移動ゲインkは、横軸上での移動量となる。実際には、移動ゲインkはチルトアクチュエータに印加される電圧等によっても表せる。収束パラメータNとは、SIL2のチルトを調整していく際に、後述するようにC点を通り過ぎるごとに、そのC点を通り過ぎた後にSIL2の極性を反転させる回数(カウント値)である。ここで、所定のチルト角度とは、例えば0.1°〜10°のうちのいずれかの値とすればよいが、この範囲に限らず任意に設定が可能である。
収束パラメータN、移動ゲインkが設定されると、その移動ゲインkでSIL2を所定のチルト角度分傾斜させる(ステップ1902)。ここでは、図17のステップ1704の説明をしているため、ラジアル方向であって、例えば図8及び図20の矢印Aの方向に傾斜させるものとする。SIL2がA方向に傾斜し、全反射戻り光量が減少したならば(ステップ1903のYES)、全反射戻り光量はC点に向かって収束しているので、チルト調整方向は正しいと推定され、次のステップへ進む。全反射戻り光量が増加したならば(ステップ1903のNO)、チルト制御の極性を反転させ(ステップ1904)、今度は逆方向のB方向にチルト角を変更してチルト調整をしていく。
ステップ1903で全反射戻り光量が減少したならば、さらにA方向に上記移動ゲインkでSIL2を傾斜させ(ステップ1905)、これにより全反射戻り光量が減少したならばさらに移動ゲインkでA方向にチルト調整していき、全反射戻り光量がC点を越えて増加するまで傾斜させていく。そして全反射戻り光量が増加したら(ステップ1906のYES)、収束パラメータNを1インクリメントし、かつ、移動ゲインkにα(<1)を乗じ、新たな収束パラメータN及び移動ゲインkにセットする(ステップ1907)。その後、SIL2の傾斜方向の極性を反転し(ステップ1908)、新たにセットされた移動ゲインkで、B方向にSIL2を傾斜させる(ステップ1909)。B方向にSIL2を傾斜させた場合に、全反射戻り光量が減少していれば(ステップ1910のNO)、チルト調整方向がチルト調整方向は正しいと推定され、さらに続けてB方向に移動ゲインkでSIL2を傾斜させていく。逆に、全反射戻り光量が増加していれば(ステップ1910のYES)、C点を通り越しているので、さらに収束パラメータNを1インクリメントし、かつ、移動ゲインをkにαを乗じて新たにセットし(ステップ1911)、移動方向の極性を反転する(ステップ1912)。そして、収束パラメータNがN≧X(Xは任意に設定可能)となったら(ステップ1913のYES)、チルト調整は終了する。図21に、以上のようなチルト調整による全反射戻り光量の変化の様子を示す。図21において、横軸は時間経過として見ることもできる。
このように、ステップ1903で全反射戻り光量が減少、つまり全反射戻り光量の変化率が負であることが検出されれば、ステップ1905でとりあえず次に同じ方向に傾斜させ、全反射戻り光量が減少したか増加したか、つまり全反射戻り光量の変化率の正負を検出すれば、チルトを傾斜させる方向の正誤が確認することができる。これによりチルトが小さくなる方向へ収束させていくことが可能となり、チルトの自動制御が可能となる。
図17の説明に戻る。上述したようにステップ1705において、全反射戻り光量の変化率がΔaより小さくなった場合、ラジアルチルトの調整が終了する。ステップ1705では、例えば上述したように、N≧Xとなったときに全反射戻り光量の変化率がΔaより小さくなったものと推定することができる。あるいは、全反射戻り光量の変化率、つまり、直前の全反射戻り光量と、現在の全反射戻り光量との比を実際に算出することによってステップ1705の判断がなされてもよい。
以上のようなラジアルチルト調整の手法と同様な手法でタンジェンシャルチルトが調整される(ステップ1706及び1707)。なお、ラジアルチルト調整とタンジェンシャルチルト調整とは順序が逆であってもよい。
そして、最後に、全反射戻り光量がΔc以下であるか判断する(ステップ1708)。この場合、直前の全反射戻り光量と、現在の全反射戻り光量との比を実際に算出することによって判断される。上記所定の値Δa(若しくは、タンジェンシャルチルト調整時の所定の値Δb)は、任意の値に設定可能であるが、調整を収束させるには略ゼロが望ましい値である。また、ステップ1708での所定の値Δcは、ディスクメディアにより依存して決まる値である。ディスクメディアによりギャップゼロ、チルトがゼロでも、全反射戻り光量がゼロになるとは限らない。
ステップ1708において全反射戻り光量が所定の値Δc以下であれば、その後は、印加した接近電圧をゼロにすることで(ステップ1709)、SIL2をディスク47から引き離し、初期位置にSIL2を設定する。
以上のように、ディスク47にSIL2が接触した状態でチルト調整されるので、確実にチルトをなくすことができる。これにより、その後に適切にギャップ制御することができる。
図11の説明に戻る。上記のようにチルト調整が終了すると、ギャップサーボが開始される(ステップ1103)。具体的には、まず接近電圧生成部23により接近電圧14が印加され、近接場検出レベル8が検出されると、スイッチ26がONとされ偏差信号25がサーボ電圧27として3軸アクチュエータ6に出力される。これにより、SIL端面2aとディスク記録面47aとのギャップが、ギャップサーボ目標値7に一致するように制御される。ギャップサーボの方法は、他にもいろいろな方法が考えられる。例えば上記特許文献1のギャップサーボの方法が用いられてもよい。
このギャップサーボでは、ディスクの回転数が比較的低い回転数で回転される(ステップ1104)。その回転数は、信号の記録または再生時より低い回転数である。具体的には50〜1000rpm、100〜600rpm、または200〜400rpmである。例えば、SIL2のみがクリーニングされているので、ディスク記録面47aにはダストが付着している可能性がある。記録面47aにダストが付着した状態でディスク47が高速で回転してしまうと、ディスク47上のダストにSIL2がぶつかることによって、SIL2が傷ついたり、破壊されたりするおそれがある。しかしながら本実施の形態は、ディスク47が低速回転することで、そのような問題を解決することができる。
このようなことを考えると、SIL2及びディスク47の両方のクリーニングが、ステップ1102のチルト調整前に行われるよう設定することも可能である。ただ、とりあえず、一方のみ、例えばSIL2をクリーニングして、チルト調整及びギャップサーボがなされる方が、両方がクリーニングされる場合に比べ、信号の記録または再生までの時間を短縮することができる。
例えばギャップサーボが開始されると、ディスク47の最初の1回転において、所定の閾値Δよりギャップエラー信号24(全反射戻り光量の検出電圧値(図7参照)の時間変化の信号)が、回数Nより小さいか否かが判断される(ステップ1105)。ディスク記録面47aにダストが付着している場合、ギャップエラー信号24は、図22に示すようになる。図22によれば、ギャップエラー信号24が1回転で2箇所でインパルス状に変化している(符号Dで示す)。これは、ディスク記録面47aにダストが2箇所存在し、その箇所で、SIL2がダストにぶつかるために起こる現象である。または、サーボによりSIL2がディスク47にぶつからないように動作していることを意味している。このインパルスの大きさは、ダストの大きさに対応している。
そこで、ステップ1105では、図23に示すように閾値+Δ、−Δを設定し、この閾値+Δ、−Δを超えるギャップエラーが測定される。図23では、例えば1回転中に5回測定されている。当該1回転中のパルス数が、所定の回数Nより小さい場合は、特に問題ないと判断され、所定の回転数、例えば60Hzでディスク47が回転する(ステップ1106)。このNは設計によって決まり、任意の数でよい。また、ディスク47の回転数も60Hzに限らず、これより大きくてもよいし、小さくてもよく、信号の記録または再生時の回転数(その整数倍速の回転数等も含む。)でよい。ただし、上記ステップ1104における回転数より大きくしている。極力記録または再生時の回転数でギャップエラーを測定することが目的だからである。
そして、当該所定のディスク回転数に達してから、または、その回転数まで加速している途中で、ギャップエラー信号24が所定の閾値γより小さい場合は(ステップ1107のYES)、ディスク47に近接場光を用いて信号が記録または再生される(ステップ1108)。そうでない場合(ステップ1107のNO)、つまり、ギャップエラー信号24が、図24のようになっている場合には、メディアのダストや、チルトは特に問題ないものの、ディスク47の初期の面ぶれ量が大きく、サーボにより追従できないことを示している。この場合には、取れ残りエラーが増大し、SIL端面2aがディスクに衝突する可能性が高くなる。この場合、記録または再生を停止する。
ディスク1回転中のギャップエラー信号に生じるインパルスがN回以上である場合は(ステップ1105のNO)、ディスクが汚染されている可能性があるため、ディスク47の回転を停止させる(ステップ1109)。ディスク47が停止すると、今まで少なくともSIL2があったディスク47上の半径位置においてディスク記録面47aが、ディスククリーニング機構80によりクリーニングされる(ステップ1110)。具体的には、クリーニング部材82が上昇移動して、ディスク記録面47aに接触し、ディスク47を少なくとも1回転させる。前述したように、ディスククリーニング機構80のクリーニング部材82はディスク47の半径程度の長さでなる。したがって、例えば図25に示すように、ディスク47が回転するだけで、ダスト69を除去することができる。
ディスク47に付着したダスト69が除去されると、ディスク47の回転が停止し、SIL2を再び記録面47aに接触させる(ステップ1111)。このときの全反射戻り光量による電圧が、つまり、ギャップがゼロであると推定された場合の電圧(以下、接触電圧という。)が、図26に示すように、所定の電圧αより大きい場合は(ステップ1112のNO)、ダストがSILに衝突することにより、ディスク−SIL間にチルトが生じたと判断する。この場合、レンズクリーニングからやり直す。
逆に、上記接触電圧が、図10のように所定の電圧αより小さい場合は、ダストがSIL2に衝突しても、SIL2及びディスク47間に深刻がチルトが生じていないと判断し、ギャップサーボからやり直す。
なお、上記ステップ1105、ステップ1107、ステップ1112等は、例えば光ディスク駆動装置1の図示しないCPU(Central Processing Unit)や、システムコントローラ20等により判断されればよい。
以上のように、本実施の形態に係る光ディスク駆動装置1は、接触式のレンズクリーニング機構60及びディスククリーニング機構80を備えているので、従来に比べダストが除去されやすくなる。これにより、適切にギャップサーボ制御や初期チルト調整することができる。また、これら以外にも、もちろん、適切にトラッキングサーボ制御、チルトサーボ制御等することができる。
図27は、他の実施の形態に係るレンズクリーニング機構の一部を示す平面図である。このレンズクリーニング機構には、SIL端面2aの直径より十分に幅の広いテープ161が備えられている。この場合、テープ161は固定で、SIL2がテープ161に接触して、例えばトラッキング方向Tに移動し、あるいは往復移動しながらクリーニングされる。しかし、これに加え、テープ161は固定に限らず、矢印Uの方向で走行するようにしてもよい。
図28は、他の実施の形態に係るディスククリーニング機構の一部を示す平面図である。このディスククリーニング機構には、ディスク47の半径より短いクリーニング部材182が備えられている。クリーニング部材182の長さは、例えばディスク47の1/4〜1/6程度の長さとすればよい。また、図示しない駆動機構によって、クリーニング部材182は、半径方向(トラッキング方向)に移動可能に構成されている。これにより、例えばディスク47を回転させながら、クリーニング部材182がトラッキング方向に移動しながらディスク記録面47aに接触してクリーニングされる。
図29は、他の実施の形態に係るレンズクリーニングの方法を示すフローチャートである。なお、図29に示す方法は、図11に示すステップ1101におけるレンズクリーニング処理で用いられてもよいが、これに限られるものではなく、レンズクリーニング方法の1つとして例を挙げているに過ぎない。
このレンズクリーニング時には、ディスク47は静止しているものとする。例えば、上記の図26に示すように、SIL2をディスク47に接触させたときの全反射戻り光量と閾値αとが比較される(ステップ2901)。全反射戻り光量がαより小さい場合は、SIL2にダストが付着していないと判断され、レンズクリーニング処理は終了する。全反射戻り光量がαより大きい場合は、SIL2にダストが付着している判断し、レンズクリーニング処理を行う。
例えば、レンズクリーニング機構として、上述のようなテープ型のものが用いられる場合、テープの残量がない場合(ステップ2902のNO)、テープクリーナ交換が必要であり(ステップ2903)、クリーニング処理が行われない。ステップ2902で、テープ残量がある場合は、図12(b)に示したように、SIL端面2aが押し付けられ(ステップ2904)、テープが走行することで端面2aがクリーニングされる(ステップ2905)。そして図12(c)に示したように、SIL2がテープ61から離れ、この後、テープを少し動かす。これにより、次回、SIL端面2aがテープに接触するときに、きれいな面で接触させることができる。
なお、このクリーニング方法に用いられるテープ型クリーニング機構としては、もちろん図27に示した形態も含まれる。
図30は、例えばレンズクリーニング機構60は用いられずに、ディスククリーニング機構80のみが用いられる場合のギャップサーボの他の例を示すフローチャートである。なお、ここでのディスククリーニングの方法は、図11に示すステップ1110におけるディスククリーニング処理で用いられてもよいが、これに限られるものではなく、ディスククリーニング方法の1つとして例を挙げているに過ぎない。
まず、ディスク記録面47aに付着したダストをある程度吹き飛ばすため、ディスク47を回転させる(ステップ3001)。所定時間回転させた後、クリーニング部材82がディスク記録面47aに接触する(ステップ3002)。クリーニング部材82が接触後、ディスクをN回、回転させる(ステップ3003)。Nについては実験的に定め、N≧1以上である。N回転後、ディスクを静止させ(ステップ3004)、ギャップサーボを開始し(ステップ3005)、SIL2とディスク47のギャップが所定のギャップになった後、ディスクを回転させる(ステップ3006)。ここで、ギャップサーボが開始された時点では、ディスクが回転してないので、たとえディスク上のダストが完全に除去されず残っていたとしても、SILがダストに衝突する可能性を低減することができる。
ギャップサーボがかかった後、ギャップエラー信号が観察され、図16(a)に示すように適切な信号が得られれば(ステップ3007のNO)、信号が記録または再生される(ステップ3008)。一方、ギャップエラー信号が図22に示したようであれば(ステップ3007のYES)、ダストが存在すると判断し、ステップ3002からやり直す。
本発明は以上説明した実施の形態には限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、初期チルト調整の方法については、図17及び図19等で説明した方法に限られない。例えば、光ディスク駆動装置1が、図1に示すLD31の他に、チルト角検出用の別のレーザ光源及びフォトディテクタを備えていてもよい。この場合、そのフォトディテクタの検出信号に基づいて初期チルト調整され、またはリアルタイムのチルト制御される。
上記実施の形態では、レンズクリーニング機構60及びディスククリーニング機構80の両方が設けられる構成とした。しかし、両者のうちいずれか一方が設けられる構成であってもよい。例えば、ディスク47がカートリッジ式である場合、ディスク47にダストが付着することもほとんどないので、レンズクリーナのみが設けられていればよい。あるいは、レンズクリーニング機構60がなく、ディスククリーニング機構80のみが設けられていてもよい。
本発明の一実施の形態に係る光ディスク駆動装置の構成を示す図である。 集光素子と光ディスクとを示した側面図である。 光ディスク駆動装置の一部を示す側面図である。 図3に示す光ディスク駆動装置1の下側から見た平面図である。 上記ギャップサーボモジュールの概要を示すブロック図である。 データ処理部の詳細を示すブロック図である。 ギャップと全反射戻り光量との関係を示すグラフである。 チルト角と全反射戻り光量との関係を示すグラフである。 チルトを説明するためのディスク及び集光素子を示す図であり、(a)は正のチルト、(b)は負のチルトを定義している。 チルトの方向を説明するためのディスク及び集光素子の斜視図である。 クリーニング、初期チルト調整、ギャップサーボ等の動作を示すフローチャートである。 テープクリーニング機構の動作を順に示す図である。 (a)は、SIL端面がきれいな状態、(b)は、SIL端面にダストが付着している状態を示す図である。 (a)は、SILが正常な状態で接触した場合、(b)は、ダストがある場合、(c)はダストがあり、チルトがある場合を示す図である。 それぞれ、ダストがある場合のギャップと全反射戻り光量との関係を示すグラフである。 (a)は、ギャップエラー信号(全反射戻り光量)が正常な状態、(b)は発振する場合を示すグラフである。 初期チルト調整の動作を示すフローチャートである。 ギャップがゼロであっても全反射戻り光量がゼロにならない様子を示すグラフである。 図17におけるステップ1704及び1705の具体的な動作を示すフローチャートである。 SILの傾斜の方向及び移動ゲインkを説明するための図である。 チルト調整による全反射戻り光量の変化の様子を示す図である。 ディスク記録面にダストが付着している場合のギャップエラー信号を示すグラフである。 図22において、例えばディスク1回転で閾値を超えるパルスが5回測定された例を示すグラフである。 ギャップエラー信号24が所定の閾値より大きい場合の例を示すグラフである。 ディスククリーニング機構の動作を説明するための図である。 全反射戻り光量が所定の電圧αより大きい、または小さい場合を示すグラフである。 他の実施の形態に係るレンズクリーニング機構の一部を示す平面図である。 他の実施の形態に係るディスククリーニング機構の一部を示す平面図である。 他の実施の形態に係るレンズクリーニングの方法を示すフローチャートである。 例えばレンズクリーニング機構は用いられずに、ディスククリーニング機構のみが用いられる場合のギャップサーボの他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…光ディスク駆動装置
2…SIL
5…集光素子
10…データ処理部
14…接近電圧
15、27…サーボ電圧
20…システムコントローラ
24…全反射戻り光量
31…レーザダイオード
40…サーボ制御系
47…光ディスク
47a…信号記録面
51…ギャップサーボモジュール
53…チルトサーボモジュール
54…スピンドルサーボモジュール
60…レンズクリーニング機構
61、161…テープ
69…ダスト
80…ディスククリーニング機構
82、182…クリーニング部材
182…クリーニング部材

Claims (16)

  1. 光を出射する光源と、
    信号を記録可能な記録面を有するディスクを回転させる回転機構と、
    前記ディスクに対向して配置され、前記光源から出射された前記光を近接場光として、前記回転するディスクの前記記録面に集光させることが可能な集光素子と、
    前記記録面及び前記集光素子に接触して当該記録面及び集光素子のうち少なくとも一方をクリーニングする接触式のクリーニング機構と
    を具備することを特徴とする光ディスク駆動装置。
  2. 請求項1に記載の光ディスク駆動装置であって、
    前記集光素子と前記ディスクとのギャップを検出するギャップ検出手段と、
    前記クリーニング機構により前記記録面及び前記集光素子のうち少なくとも一方がクリーニングされた後、前記ギャップ検出手段による検出信号に基づき、前記集光素子と前記回転するディスクとのギャップが一定となるように制御するギャップ制御手段と
    をさらに具備することを特徴とする光ディスク駆動装置。
  3. 請求項2に記載の光ディスク駆動装置であって、
    前記ギャップ制御手段は、
    前記回転機構により第1の回転数で前記ディスクを回転させながら前記ギャップを制御する第1の制御手段と、
    前記第1の制御手段による制御の後、前記第1の回転数より高い第2の回転数で前記ディスクを回転させながら前記ギャップを制御する第2の制御手段と
    を有することを特徴とする光ディスク駆動装置。
  4. 請求項3に記載の光ディスク駆動装置であって、
    前記ギャップ検出手段は、前記光源から出射された前記光の前記ディスクからの戻り光量を検出し、
    前記第1の制御手段は、前記ディスクが少なくとも1回転する間に前記戻り光量が所定の閾値を超える回数を測定し、前記測定された回数が所定の回数閾値より少ない場合、前記第2の制御手段に移行するように制御することを特徴とする光ディスク駆動装置。
  5. 請求項1に記載の光ディスク駆動装置であって、
    前記クリーニング機構により前記記録面及び前記集光素子のうち少なくとも一方がクリーニングされた後、前記記録面に対する前記集光素子のチルトが一定となるように制御するチルト制御手段をさらに具備することを特徴とする光ディスク駆動装置。
  6. 請求項5に記載の光ディスク駆動装置であって、
    前記チルト制御手段は、前記ディスクが回転していないときに前記集光素子を前記ディスクに接触させた状態で、前記集光素子を動かしながら前記チルトを調整する調整手段を有することを特徴とする光ディスク駆動装置。
  7. 請求項1に記載の光ディスク駆動装置であって、
    前記クリーニング機構は、
    前記集光素子に接触するクリーニングテープを有し、前記クリーニングテープを該集光素子に接触させながら相対的に移動させてクリーニングする集光素子クリーニング機構を有することを特徴とする光ディスク駆動装置。
  8. 請求項1に記載の光ディスク駆動装置であって、
    前記クリーニング機構は、前記記録面に接触させながら前記ディスクに相対的に移動してクリーニングするディスククリーニング機構を有することを特徴とする光ディスク駆動装置。
  9. 光を出射する光源と、
    信号を記録可能な記録面を有するディスクを回転させる回転機構と、
    前記ディスクに対向して配置され、前記光源から出射された前記光を近接場光として、前記回転するディスクの前記記録面に集光させることが可能な集光素子と、
    前記記録面及び前記集光素子に接触して当該記録面及び集光素子のうち少なくとも一方をクリーニングする接触式のクリーニング機構と、
    前記ディスクに前記信号を記録すること及び前記記録された信号を再生することのうち少なくとも一方が可能な記録/再生機構と
    を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  10. 信号を記録可能なディスクの記録面及び光源から出射された光を近接場光として前記記録面に集光する集光素子のうち少なくとも一方を接触式でクリーニングするステップと、
    前記クリーニングの後、前記ディスクを回転駆動するステップと、
    前記ディスクを回転させながら、前記集光素子と前記ディスクとのギャップが一定となるように制御するステップと
    を具備することを特徴とする光ディスク駆動装置の駆動方法。
  11. 請求項10に記載の光ディスク駆動装置の駆動方法であって、
    前記ギャップを制御するステップは、
    前記集光素子と前記回転するディスクとのギャップを検出するステップと、
    前記ギャップが前記一定となるように制御するステップと
    を有することを特徴とする光ディスク駆動装置の駆動方法。
  12. 請求項11に記載の光ディスク駆動装置の駆動方法であって、
    前記ギャップを制御するステップは、
    第1の回転数で前記ディスクを回転させながら前記ギャップを制御するステップと、
    前記第1の回転数でのギャップ制御の後、前記第1の回転数より高い第2の回転数で前記ディスクを回転させながら前記ギャップを制御するステップと
    を有することを特徴とする光ディスク駆動装置の駆動方法。
  13. 請求項12に記載の光ディスク駆動装置の駆動方法であって、
    前記ギャップを制御するステップは、
    前記光源から出射された前記光の前記ディスクからの戻り光量を検出することで前記ギャップを検出するステップと、
    前記第1の回転数で前記ディスクを回転させながら、前記ディスクが少なくとも1回転する間に前記戻り光量が所定の閾値を超える回数に基づき制御するステップと、
    前記第2の回転数で前記ディスクを回転させながら、前記戻り光量に基づき、前記光が近接場光として前記記録面に集光されるように制御するステップと
    を有することを特徴とする光ディスク駆動装置の駆動方法。
  14. 請求項10に記載の光ディスク駆動装置の駆動方法であって、
    前記クリーニングの後、前記記録面に対する前記集光素子のチルトが一定となるように制御するステップをさらに具備することを特徴とする光ディスク駆動装置の駆動方法。
  15. 請求項14に記載の光ディスク駆動装置の駆動方法であって、
    前記チルトを制御するステップは、
    前記ディスクが回転していないときに前記集光素子を前記ディスクに接触させるステップと、
    前記集光素子が前記ディスクに接触した状態で、前記集光素子を動かしながら前記チルトを調整するステップと
    を有することを特徴とする光ディスク駆動装置の駆動方法。
  16. 請求項15に記載の光ディスク駆動装置の駆動方法であって、
    前記クリーニングするステップは、前記記録面及び前記集光素子のうち、少なくとも集光素子をクリーニングすることを特徴とする光ディスク駆動装置の駆動方法。
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