JP2007011626A - マーク書込装置及び紙葉類処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 紙葉類判別装置によって偽券と判別されたリジェクト券にはマーク書込装置によってマークを書き込み、媒体不良券等のリジェクト券にはマークを書き込まないでリジェクト集積部に集積し、このマークを視認できるようにしたマーク書込装置及び紙葉類処理装置を提供する。
【解決手段】 紙葉類検知センサ701によって偽券Prの先端が検知されると、マーカー702から保護部材704bを取り外す。そして、マーク書き込み位置を設定してマーカー702のペン先を偽券に接し、マークの書き込みを開始する。その後、マークが書き込み長さに達するとマークの書き込みを終了する。次に、マーカー702に保護部材704bを装着する。リジェクト集積部54に集積された偽券Pcは、紫外線ランプ81で励起され可視光を発光する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙幣などの紙葉類を判別して区分処理する紙葉類処理装置に関し、特に、偽券(偽物の紙葉類)と判別された紙葉類に特殊マーカーでマークを書き込み、このマークを目視確認することによりリジェクト券と偽券を区分できるようにしたマーク書込装置及び紙葉類処理装置に関する。
従来、紙葉類を処理する紙葉類処理装置は、集積した状態で投入された紙葉類を紙葉類取出装置によって一定間隔毎に1枚ずつ取り出して搬送路に繰り出し、後段の処理部へ搬送する。このようにして搬送された紙葉類は、搬送路上に設けられた紙葉類判別装置を通過したときに、搬送先に関する情報が検出され、この検出結果に基づいて搬送路上に設けられた複数の振り分けゲートが切り換えられて、所定の搬送先へ搬送されて集積、施封などの処理が行われる。
上記紙葉類判別装置により偽券と判別された紙葉類は、リジェクト券としてリジェクト集積部に集積される。また、偽券ではないが、例えば、折れ、破れなどの媒体不良券や、搬送位置ずれ、搬送スキュー、2枚取、搬送ピッチ詰まりなどの搬送異常券も、紙葉類判別装置によって判別できない処理不能券となるため、偽券と同様にリジェクト券としてリジェクト集積部に集積されていた。その結果、リジェクト集積部には偽券と処理不能券が混在して集積されることになる(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、偽券は再処理の必要はないが、処理不能券としてリジェクトされた紙葉類は、紙葉類処理装置によって媒体異常や搬送異常を起こしている場合もあるため、再処理が必要になる。この際、偽券と処理不能券の区別がつかないため、リジェクト券をまとめて再処理していた。この再処理によって、最初に搬送異常券と判別されたが再処理時には正常に搬送された真券(本物の紙葉類)は、真券として所定の搬送先に搬送して処理されるが、偽券及び媒体不良券はリジェクト券となる。操作員は、このリジェクト券を1枚ずつ、目視によって、又は紙葉類処理装置の操作部に表示される紙葉類判別装置の判別結果の確認によって偽券と媒体不良券に区分していた。
特許第2801707号公報 (第1−4頁、図2)
しかしながら、特許文献1記載の従来の紙葉類処理装置では、紙葉類処理装置の操作員が、リジェクト集積部に集積されたリジェクト券を取り出す際、どれが偽券かわからないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、上記紙葉類判別装置によって偽券と判別されたリジェクト券にはマーク書込装置によってマークを書き込み、媒体不良券等のリジェクト券にはマークを書き込まないようにしたマーク書込装置及び紙葉類処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の紙葉類処理装置は、搬送される紙葉類の真偽判別を行う紙葉類判別手段の判別結果に基づいて当該紙葉類を処理券、又は偽券に区分して集積する紙葉類処理装置であって、前記紙葉類判別手段による判別結果が偽券と判別された紙葉類にマークを書き込むマーク書込手段と、このマーク書込手段によってマークが書き込まれた紙葉類を集積する集積手段と、この集積手段に設けられ、前記マークを励起発光する偽券検知手段と、を備えたことを特徴とする。
さらに、本発明の請求項7記載のマーク書込装置は、紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される前記紙葉類にマークを書き込むマーカーと、前記マーカーの搬送方向上流に配置され、前記紙葉類を検知する紙葉類検知センサと、この紙葉類検知センサが前記紙葉類を検知してから前記マークを書き込む書き込み位置、及びこの書き込み位置からの書き込み長さを設定する設定手段と、この設定手段による設定値に基づいて前記マーカーを駆動する駆動手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、紙葉類判別装置によって偽券と判別されたリジェクト券にはマーク書込装置によってマークを書き込み、媒体不良券等のリジェクト券にはマークを書き込まないでリジェクト集積部に集積するため、このマークを視認することによって、リジェクト券の中の偽券を区分することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例によるマーク書込装置及びマーク検知装置を搭載した紙葉類処理装置100の構成を示す構成概略図である。この紙葉類処理装置100は、紙葉類処理部1と主制御部500とで構成される。この紙葉類処理部1と主制御部500は、インターフェース501を介して接続されている。
紙葉類処理部1は、複数種類の、サイズの異なる複数枚の紙葉類Pを混在させて一括して投入したものに対し、主制御部500の操作表示部(表示手段)502からの指定に基づき、紙葉類判別部(紙葉類判別手段)52で判別し、その判別結果に基づいて紙葉類Pの搬送状態を揃えて紙葉類Pの種類毎に集積するものである。
すなわち、主制御部500の操作表示部502から施封部4で施封する紙葉類の種類、及び紙葉類集積部57〜62のカセット57d〜62dに集積する紙葉類の種類(以下、紙葉類の種類を券種と称する。)、及び搬送状態を指定することができる。本実施例では上記施封部4を設けない紙葉類処理装置100に関して説明する。
ここで、紙葉類Pが搬送されるときの搬送状態について説明する。紙葉類Pは、表(Face:表を上にした状態)、裏(Back:裏を上にした状態)、正(Foward:紙葉類の表もしくは裏の印刷が正立した状態)、逆(Reverse:紙葉類の表もしくは裏の印刷が倒立した状態)の4種類あり、これらを組み合わせた表正FF、表逆FR、裏正BF、裏逆BRからなる4種類の搬送状態が形成される。
以下、紙葉類処理部1の構成を詳細に説明する。紙葉類処理部1は、紙葉類Pを供給する供給部50aと、この供給部50aから供給された紙葉類Pを1枚ずつ取り出す取出ローラ50bと、この取出ローラ50bによって取り出された紙葉類Pを搬送する搬送路(主搬送手段)53が設けられている。この搬送路53には、この搬送路53によって搬送される紙葉類Pの姿勢や搬送位置を整列する整列部51が設けられている。また必要に応じてこの整列部51に搬送ピッチを補正する搬送ピッチ補正部(図示しない)なども設けられる。
さらに、上記整列部51によって整列された紙葉類Pを1枚ずつ判別する紙葉類判別部(紙葉類判別手段)52が配置されている。この紙葉類判別部52は、搬送される紙葉類Pを「処理券」とリジェクト券に区分する。
「処理券」とは、紙葉類Pの紙葉類判別部52による判別結果が真券で正券(Fit:再流通可能券)、又は真券で損券(UnFit:流通不能券)を指し、紙葉類処理装置1によって処理され、上記紙葉類集積部57〜62のカセット57d〜62dに集積される券である。搬送制御部26は、紙葉類判別部52から正券又は損券の判別信号を受信すると、分岐ゲートG1を左側(反時計方向)に回動して、紙葉類Pを反転処理部3に搬送する。
リジェクト券とは、紙葉類Pの紙葉類判別部52による判別結果に基づく、偽券、媒体不良券、及び搬送不良券を指す。偽券とは、紙葉類Pが紙葉類判別部52によって偽物と判別された紙葉類で、搬送路53に配置されたマーク書込装置70によってマークが書き込まれる。媒体不良券とは、紙葉類Pが折れ、破れ、などのために判別不能となった紙葉類である。搬送異常券とは、紙葉類Pが搬送途中に取出ローラ50b又は搬送路43によって搬送位置ずれ、搬送スキュー、2枚取、又は搬送ピッチ詰まりなどの搬送状態が異常となり判別不能となった紙葉類である。搬送制御部26は、これらリジェクト券の判別信号を受信すると、分岐ゲートG1を右側(時計方向)に回動して、紙葉類Pをリジェクト集積部54に集積する。以上のように、リジェクト集積部54には、偽券の他にいろいろな紙葉類Pが混在して集積されることになる。
リジェクト集積部54にはマーク書込装置70によってマークが書き込まれた偽券を目視判別可能な偽券検知装置80が設けられている(詳細は、後述する。)。
反転処理部3は、紙葉類判別部52の判別結果に基づき紙葉類Pの搬送状態を揃えるものでスイッチバック反転部55及び表裏反転部56で構成され、取り揃える方向により上記スイッチバック反転部55及び表裏反転部56の一方、若しくは両方が使用される。
このようにして揃えられた紙葉類Pは、搬送路(搬送手段)53によって搬送され、紙葉類Pの種類毎に割り付けられた紙葉類集積部57〜62の何れかに集積される。これら紙葉類集積部57〜62は同様に構成されており、例えば紙葉類集積部57は、羽根車57a、一時集積庫57b、及びカセット57dを備えている。
羽根車57aは、複数の羽根が回転軸の周辺に組み込まれており、搬送されてきた紙葉類Pを羽根と羽根の間で受け取れるように紙葉類Pの搬送に同期して回転している。この羽根車を使用することによって、高速に搬送される紙葉類Pの運動エネルギーを吸収しながら、かつ整位された状態で一時集積庫57bに集積される。
一時集積庫57bには、シャッター57cが備えられており、このシャッター57cの上に紙葉類Pが集積される。このシャッター57cに集積された紙葉類Pが、例えば満杯になったとき、又は業務終了指示などがあると、シャッター57cが開きシャッター57c下部に設けられたカセット57dに落下して集積される。
紙葉類集積装置58〜62は、紙葉類集積部57と同様に構成されているため、その説明を省略する。
図2は、本発明の実施例によるマーク書込手段としてのマーク書込装置70の構成図である。マーク書込装置70は、偽券と判定された紙葉類Pが、搬送路53によって図示矢印A方向に搬送されるとき、その紙葉類Pの搬送中にマーカー703によりマークを書き込む装置である。マーク書込装置70には、搬送される紙葉類Pの到着を検知する紙葉類検知センサ701、マーカー702、このマーカー702を回動するロータリーソレノイド(駆動手段)703、マーカー702のペン先を覆う保護部材704b、及びこの保護部材704bを着脱するソレノイド704が備えられている。
マーカー702は、例えば、無色透明な蛍光ペンからなり、ロータリーソレノイド703の回動部分に着脱可能に取り付けられている。そして、初期状態(ロータリーソレノイド703がオフ(非通電の状態)では、マーカー702のペン先が搬送路53の搬送方向下流側に向くように取り付けられる。従って、この無色透明な蛍光ペンで書かれたマークは目視確認することができない。
ここで、無色透明な蛍光ペンを使用する理由を説明する。紙葉類処理装置100で処理される紙葉類Pは流通過程で不特定多数の利用者によって携帯されるため、有色ペンで文字や記号が記入される場合がある。すなわち、紙葉類Pを計数した計数値や、記憶のためのメモ用紙として用いられる場合などである。このような、利用者によって記入される場合は利用者による目視確認を目的としているため、一般的には有色ペンが使用される。しかしながら、この有色ペンには、有色蛍光ペンも含まれ、容易に入手可能なことから、この有色蛍光ペンと紙葉類処理装置100によるマーク記入を区別するためは無色透明な蛍光ペンが用いられる。
実施例では、上述した理由により無色蛍光ペンを用いたが、これに限定されるものではなく、不特定多数の利用者が使用すると思われるペンに使用されるインクと明らかに異なる特性を持つインクであればその目的を達成できるため、例えば、一般的に知られている偽札チェックペンなどのように、蛍光漂白剤と反応して着色するタイプのものを使用した場合であってもよいのは言うまでもない。いずれの場合も、操作員が偽券を容易に区分できることを満たしておれば有色蛍光ペンであっても本発明の範囲に含まれる。
ロータリーソレノイド(駆動手段)703は、オン(通電)することによってその可動部が右方向(時計回り)に回転し、通電を止めるとその回動部分が左方向(反時計回り)に回転する。
保護部材704bは、マーカー702のペン先を覆うキャップで構成され、マーカー702のペン先の乾燥を防止すると共に、ジャム等による不必要なマーキングを防止する。この保護部材704bは、ソレノイド704のオン(通電)/オフ(非通電)に伴って進退自在に可動できる可動軸に固定されている。
ソレノイド(着脱手段)704は、可動軸704aを有し、オンすることによって可動軸704aをソレノイド704内部に引き込み、オフすることによって可動軸704aをソレノイド704外部に突出させることができる。このオン/オフによって704a保護部材704bの着脱を行うので、この着脱を行うタイミングでは、可動軸の中心とマーカー軸の中心が概略一致していることが望ましい。
図3は、本発明の実施例による偽券検知装置(偽券検知手段)80を搭載したリジェクト集積部(集積手段)54である。図3(A)はリジェクト集積部54の正面図で、図3(B)はリジェクト集積部54の斜視図である。
リジェクト集積部54は、図示矢印A方向に高速に搬送されてくるリジェクト券Prの搬送速度を減速すると共に整列するためのガイド54aと、リジェクト券Prを集積する底板54bと、リジェクト券Prを停止させる取り出しカバー54cとを備えている。取り出しカバー54cは、搬送されてきたリジェクト券Prの追突力によっては開かないが、操作員がリジェクト券Prを取り出すときに図示矢印C方向にこのカバー54cを開くことができる。
偽券検知装置80は、リジェクト集積部54に集積されたリジェクト券Prの中の偽券を可視発光させて目視による区分を可能にする装置である。この偽券検知装置80は、偽券に含まれる蛍光漂白剤を励起発光させる発光波長を有する励起光を発光する照射手段である紫外線ランプ801と、この紫外線ランプ801を点灯する点灯装置(図示しない)とを備えている。
紫外線ランプ801は、この紫外線ランプ801の照射範囲802がリジェクト券Prの券先端側を照射するように紫外線ランプ801の照射する中心位置をカバー54c側にずらして配置されている。このような配置にすることによって、リジェクト券Prを容易に区別できるようにしてある。また、リジェクト集積部54の取り出しカバー54cは、この紫外線ランプ801の光が外部に漏れるのを防ぐ働きもしている。
また、マーカーが上述した無色透明な蛍光ペンで構成され、このマーカーによって偽券に書き込まれたマークに蛍光漂白剤が含まれているとき、紫外線ランプ801によって励起され、当該偽券に書き込まれたマークが可視発光する。なお、上述したようにマーカーは、偽札チェックペンなどのように、蛍光漂白剤と反応して着色するタイプのものを使用した場合であってもよいのは言うまでもない。
以上説明した偽券検知装置80は、偽券に蛍光漂白剤が含まれる場合にしか可視発光しないため、偽券に蛍光漂白剤が使用されていない場合は、偽券全体が可視発光することはなく、本実施例の蛍光マーカーを使用した場合は、マークのみが可視発光することになる。
リジェクト集積部54から操作員がリジェクト券Prを取り出す場合は、取り出しカバー54cの切欠き部54dに指を入れて外側にカバーを開け、中のリジェクト券Prのマークを確認しながら1枚ずつ取り出すことになる。この際、マークが視認された場合は偽券として区分することができる。
図4は、マーク書込装置70によるマーク書き込み処理の動作を示すフローチャートである。図5〜図9は図4のフローチャートに基づいてマーカー702が動作するときの状態を示す図である。これらの状態図も参照しながらマーク書込装置70の動作を説明する。
最初に、搬送制御部から受信した紙葉類の判別結果を確認する(S1)。この確認の結果偽券判定でなかった場合は、次の判別結果がくるまで待機する(S1のNO)。
紙葉類の判別結果が偽券の場合(S1のYES)、紙葉類検知センサ701に紙葉類Pの先端が到達し、紙葉類検知センサ701の出力信号が暗になるまで待機する(S2のNO)。この待機している状態を図5に示す。なお、以下の説明では、偽券と判別された紙葉類を偽券Pcと称する。
紙葉類検知センサ701によって偽券Pcの先端が検知されると、ソレノイド704をオンすることによって、マーカー702から保護部材704bを取り外す。また、マーカー702によるマーク書き込み位置タイマーをオンする(S3、書き込み位置設定手段)。この保護部材704bを取り外した状態を図6に示す。
マーク書き込み位置タイマーがタイムアウトに達していなければタイムアウトになるまで待機し(S4のNO)、タイムアウトになれば(S4のYES)、ロータリーソレノイド703をオンする。このロータリーソレノイド703のオンによってマークの書き込みが開始される。また、マーク書き込み長さタイマーをオンする(S5、書き込み長さ設定手段)。このマークの書き込みが開始された状態を図7に示す。なお、このマーク書き込み長さタイマーは、書き込み長さに相当する距離を通過する時間と同じ意味であるため、実際には、通過時間をタイマー値として設定することになる。
マーク書き込み長さがタイムアウトに達していなければタイムタイムアウトになるまで待機し(S6のNO)、タイムアウトになれば(S6のYES)、ロータリーソレノイド703をオフする(S7)。このロータリーソレノイド703のオフによってマークの書き込みが終了する。このマークの書き込みが終了した状態を図8に示す。
ソレノイド704をオフし、マーカーに保護部材704bを装着する。この保護部材704bを装着した状態を図9に示す。
以上のマーク書込装置70による処理の結果、図10に示すマークMが偽券Pcに書込まれる。このマークMは、搬送方向を示す図示矢印Aに対して、券先端側に上述した書き込み位置及び書き込み長さで設定される所定の長さ書込まれる。これは、上述したように、紫外線ランプ801の照射範囲がリジェクト券Prの先端側を照射するように構成されており、これに合わせて、マークの書き込み位置を設定してある。以上の結果、リジェクト券Prの取り出し時の確認を容易に行うことができる。
以上の説明で明らかなように、本実施例によれば、リジェクト集積部に集積されたリジェクト券の中から、媒体不良券及び搬送不良券に混在して集積された偽券を目視によって区分して取り出すことができる。この結果、次の効果も得られる。
一般的に広く流通している紙に印刷して作成した偽券の場合、当該紙には紙を白くするための蛍光材が含有されている。この場合は、この蛍光材が上記紫外線ランプによって励起されるため、偽券全体が発光する。なお、この場合であっても、本実施例のマークMがマーク書込装置によって書き込まれ、かつマーク検知装置によって発光するのは当然である。
なお、本実施例では、マーク検知装置をリジェクト集積部に搭載したが、このマーク検知装置を紙葉類処理装置とは切り離した単独装置として用いても、その効果は同様である。
本発明の実施例によるマーカー装置及びマーク検知装置を搭載した紙葉類処理装置。 紙葉類処理装置に搭載されるマーク書込装置の概略構成図。 マーク検知装置を搭載したリジェクト集積部。 マーク書込装置の動作を示すフローチャート。 マーク書込装置が偽券を待機している状態。 マーク書込装置のマーカーから保護部材を取外した状態。 マーク書込装置のマーカーで偽券にマークの書き込みを始めた状態。 マーク書込装置のマーカーによるマークの書き込みを終了した状態。 マーク書込装置のマーカーに保護部材を装着した状態。 マーク書込装置によって偽券にマークが書き込まれた状態。
符号の説明
1 紙葉類処理部
3 反転処理部
52 紙葉類判別部
54 リジェクト集積部
54d 取り出しカバー
57〜62 紙葉類集積部
70 マーク書込装置
701 紙葉類検知センサ
702 マーカー
703 ロータリーソレノイド
704 ソレノイド
704a 可動軸
704b 保護部材
80 マーク検知装置
801 紫外線ランプ
802 照射範囲

Claims (9)

  1. 搬送される紙葉類の真偽判別を行う紙葉類判別手段の判別結果に基づいて当該紙葉類を処理券、又は偽券に区分して集積する紙葉類処理装置であって、
    前記紙葉類判別手段による判別結果が偽券と判別された紙葉類にマークを書き込むマーク書込手段と、
    このマーク書込手段によってマークが書き込まれた紙葉類を集積する集積手段と、
    この集積手段に集積された偽券を可視発光させる偽券検知手段と、
    を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記マーク書込手段は、
    前記マークを書き込むマーカーと、
    このマーカーの搬送方向上流に配置され、前記紙葉類を検知する紙葉類検知センサと、
    この紙葉類検知センサが前記紙葉類を検知してから前記マークを書き込む書き込み位置、及びこの書き込み位置からの書き込み長さを設定する設定手段と、
    この設定手段による設定値に基づいて前記マーカーを駆動する駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記書き込み手段はさらに、
    前記マーカーのペン先に装着する保護部材を着脱する着脱手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記偽券検知手段は、
    前記偽券に含まれる蛍光漂白剤を励起発光させる発光波長を有する励起光を発光する照射手段を備え、
    この照射手段によって前記偽券が可視発光することを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記偽券検知手段はさらに、
    前記マークに蛍光漂白剤が含まれているとき、前記励起光によって当該偽券に書き込まれたマークが可視発光することを特徴とする請求項1又は請求項4記載の紙葉類処理装置。
  6. 前記駆動手段は、
    前記マーカーのペン先を前記紙葉類に接する位置に移動して、前記設定手段で設定したマークの書き込み位置から所定の書き込み長さに達するまで、その位置を保持することを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  7. 紙葉類を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送される前記紙葉類にマークを書き込むマーカーと、
    前記マーカーの搬送方向上流に配置され、前記紙葉類を検知する紙葉類検知センサと、
    この紙葉類検知センサが前記紙葉類を検知してから前記マークを書き込む書き込み位置、及びこの書き込み位置からの書き込み長さを設定する設定手段と、
    この設定手段による設定値に基づいて前記マーカーを駆動する駆動手段と、
    を備えたことを特徴とするマーク書込装置。
  8. 前記マーカーのペン先に装着する保護部材を着脱する着脱手段を備えたことを特徴とする請求項6記載のマーク書込装置。
  9. 前記駆動手段は、
    前記マーカーのペン先を前記紙葉類に接する位置に移動して、前記設定手段で設定したマークの書き込み位置からの所定の時間、その位置を保持することを特徴とする請求項6記載のマーク書込装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016139779A1 (ja) * 2015-03-04 2016-09-09 グローリー株式会社 紙葉類処理装置、紙葉類処理システムおよび紙葉類処理方法

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