WO2014155849A1 - 紙幣施封整理装置及び紙幣施封整理方法 - Google Patents

紙幣施封整理装置及び紙幣施封整理方法 Download PDF

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Abstract

 本発明は、紙幣の計数、集積部への集積及び整理をする紙幣施封整理装置及び紙幣施封整理方法である。本発明は、コピー券とされる特定記番号を事前に登録しておく記番号データ格納手段と、事前に登録された前記特定記番号と鑑別される紙幣の記番号とが一致するか否かによりコピー券か否かを判別する鑑別手段と、当該鑑別手段による前記記番号を含む鑑別結果を格納する一時退避格納手段と、当該一時退避格納手段に格納した前記記番号を含む鑑別結果を前記記番号データ格納手段に格納して次の鑑別に用いる鑑別結果格納手段とを備える。

Description

紙幣施封整理装置及び紙幣施封整理方法
 この発明は、紙幣を鑑別し、その鑑別結果を元に指定された集積部に集積して、設定した枚数ごとに施封または、整理する紙幣施封整理装置及び紙幣施封整理方法に関する。
 従来のこの種の装置は、紙幣を投入する投入部と、投入した紙幣を搬送する搬送部と、紙幣の金種や正損や記番号等の鑑別を行う鑑別部と、紙幣を集積する複数の一時集積部と、所定の枚数の紙幣を施封する施封部と、一時集積部から施封部へ所定枚数の紙幣を移送する移送部とを有する。
 施封部は、紙幣を移送されたままの状態で結束して装置外へ排出する。さらに、タッチパネル機能付きの表示部及びリジェクト部を有する。タッチパネル機能付きの表示部は、搬送状態等の表示や、計数・整理する紙幣等の各種設定を行う。リジェクト部は、オペレータが集積した紙幣を直接取り出せる機構を持つポケット部や鑑別部で集積不可(偽券等)と鑑別した紙幣等が集積される。また、ポケット部を偽券/特定記番号券の搬送先として指定することを可能とする。
 このような紙幣施封整理装置の例としては特開2011-113152号公報に記載の装置がある。
 上述した従来の技術においては、鑑別部で特定記番号(コピー券とされる記番号であって、事前に装置に登録しておいた記番号)と一致する紙幣は、コピー券として指定集積先に搬送して、警告メッセージをタッチパネルの画面に表示してオペレータに知らせることが可能である。
 しかしながら、特定記番号に登録されていない紙幣は、真紙幣として施封されたり、整理済み紙幣として扱われたりする。
 本発明の第1の態様は、紙幣施封整理装置であって、紙幣を計数し、その計数した紙幣を集積部に集積し、設定した枚数ごとに施封して整理する紙幣施封整理装置において、コピー券とされる特定記番号を事前に登録しておく記番号データ格納手段と、事前に登録された前記特定記番号と鑑別される紙幣の記番号とが一致するか否かによりコピー券か否かを判別する鑑別手段と、当該鑑別手段による前記記番号を含む鑑別結果を格納する一時退避格納手段と、当該一時退避格納手段に格納した前記記番号を含む鑑別結果を前記記番号データ格納手段に格納して次の鑑別に用いる鑑別結果格納手段と、を備える。
 また、本発明の第2の態様は、紙幣施封整理方法であって、紙幣を計数し、その計数した紙幣を集積部に集積し、設定した枚数ごとに施封して整理する紙幣施封整理方法において、記番号データ格納手段に、コピー券とされる特定記番号を事前に登録しておき、査手段が、事前に登録された前記特定記番号と鑑別される紙幣の記番号とが一致するか否かによりコピー券か否かを判別し、一時退避格納手段が、前記鑑別手段による前記記番号を含む鑑別結果を格納し、鑑別結果格納手段が、前記一時退避格納手段に格納した前記記番号を含む鑑別結果を前記記番号データ格納手段に格納して次の鑑別に用いる。
 本発明の上記態様は、上述の構成により、特定記番号として装置に登録されていない記番号でも、同一の記番号が存在した場合に、それをコピー券として検出することが可能となる。
本発明の第1例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置の外観を示す斜視図である。 本発明の第1例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置の操作部を示す拡大図である。 本発明の第1例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置の内部構造を示す概略側面図である。 第1例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置の施封部の紙幣結束機構を示す概略側面図である。 第1例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置のコピー券の検出処理動作を示すフローチャートである。 第1例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置の記番号データ格納バッファを示す模式図である。 第2例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置のコピー券の検出処理動作を示すフローチャートである。 第2例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置の計数業務完了後の偽紙幣検索処理動作を示すフローチャートである。 第2例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置の記番号データ格納バッファを示す模式図である。
 以下、本発明の例示的実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
 [第1例示的実施形態]
(A-1)紙幣施封整理装置の構成
 本例示的実施形態の紙幣施封整理装置は、紙幣を計数し、その計数した紙幣を集積部に集積し、設定した枚数ごとに施封して整理するための装置である。
 先ず、紙幣施封整理装置の全体構成を説明する。図1は本発明の第1例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置の外観を示す斜視図、図2は本発明の第1例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置の操作部を示す拡大図、図3は本発明の第1例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置の内部構造を示す概略側面図、図4は第1例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置の施封部の紙幣結束機構を示す概略側面図である。
 図1、3において1は、紙幣M(図4参照)の投入部である。投入部1は、紙幣施封整理装置100の正面上部に設けられている。2は、紙幣Mの真偽、金種、表裏等の鑑別、及び計数を行うと共に、搬送異常の検出を行う鑑別部である。この鑑別部2は、事前に登録された特定記番号と鑑別される紙幣の記番号とが一致するか否かによりコピー券か否かを判別する鑑別手段を構成する。鑑別部2は、紙幣施封整理装置100内に設けられている。4は紙幣Mの表裏反転を行う表裏反転部である。表裏反転部4は、紙幣施封整理装置100内の鑑別部2の後段(下流側)に位置するように設けられている。
 5は、結束対象外の金種の紙幣Mを集積するオープンポケットである。オープンポケット5は、紙幣施封整理装置100の上面に設けられており、搬送路3で表裏反転部4に接続されている。このオープンポケット5に集積された紙幣Mは、オペレータが直接的にアクセスできるものとなっている。
 6は、集積機構である。集積機構6は、本例示的実施形態においては5段に構成されている。即ち、この集積機構6には、縦1列に5個の集積部(以後、一時集積部とする)6a~6eを並べて紙幣施封整理装置100内に設けられている。その一時集積部6a~6eには、それぞれ予め定められた枚数、例えば本例示的実施形態では100枚の紙幣Mが集積できるようになっている。
 7は、前記投入部1の右側に設けられた操作部である。この操作部7には、図2に示すように、紙幣Mの計数を指示する計数開始ボタン7a、計数及び結束処理の完了を指示する完了ボタン7b、紙幣施封整理装置100の障害復旧時等に再稼動させるためのリセットボタン7cが設けられている。また、状態表示ランプ7dも設けられている。状態表示ランプ7dは、稼動時は緑色、アラーム時には赤色に発光する。
 図1、3中の8は、鑑別部2で金種不明と鑑別されたり、搬送異常が検知されたりしたリジェクト紙幣Mを集積するリジェクトポケットである。リジェクトポケット8は、前記投入部1の上方に設けられている。このリジェクトポケット8に集積されたリジェクト紙幣Mに対しては、オペレータが直接的にアクセスできるものとなっている。
 9は、一時集積部6a~6eに集積した一定枚数の紙幣Mを後述する紙幣結束機構10に移送するための移送機構である。移送機構9には、紙幣Mをクランプする紙幣クランプ部30が設けられている。
 10は、移送された紙幣を結束する施封部の結束部としての紙幣結束機構である。この紙幣結束機構10については後述する。11は紙幣束の放出口である。12は紙幣施封整理装置100の正面に設けられた扉である。この扉12を開けることで、オペレータは、集積機構6にアクセスできるものになっている。
 13は、紙幣施封整理装置100上面においてオープンポケット5の後方に位置するように設けられた操作表示部である。操作表示部13は、LCDとその表面に配置したタッチパネルによって構成されている。オペレータは、この操作表示部13を操作して、動作モードの指定や、一時集積部6a~6eに集積する紙幣Mの金種、集積順序等の設定を行う。また、この操作表示部13には、鑑別部2で鑑別された紙幣Mの金種や正損及び計数結果等の表示も行われる。さらに、操作表示部13は、表示手段及び警告手段としての機能も備えている。表示手段としては、コピー券と判別した紙幣の記番号/金種/集積場所/集積の上からN枚目の情報を画面に表示する。これにより、オペレータによるコピー券の所在の検索を容易にする。警告手段としては、コピー券である偽紙幣を検出したとき、警告メッセージを表示して、コピー券検出をオペレータに知らせる。また、操作表示部13には、必要に応じて、警報音を発するスピーカが備えられる。
 さらに、紙幣施封整理装置100内には、前記鑑別部2、表裏反転部4、集積機構6等の全体を制御する制御部15が設けられている。さらにこの制御部15には、図5のフローチャートの処理機能が格納されている。制御部15は、一時退避格納手段に格納した記番号を含む鑑別結果を記番号データ格納手段に格納して次の鑑別に用いる鑑別結果格納手段としての機能も格納されている。また、制御部15内には、一時退避格納手段及び記番号データ格納手段が格納されている。具体的には、制御部15は、メモリ(図示せず)を備えている。このメモリは、一時退避バッファ及び記番号データ格納バッファを構成している。一時退避バッファは、鑑別手段としての鑑別部2による記番号を含む鑑別結果を格納する一時退避格納手段である。記番号データ格納バッファは、コピー券とされる特定記番号を事前に登録しておく記番号データ格納手段である。
 図4は、第1例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置の施封部の紙幣結束機構を示す概略側面図である。
 施封部は紙幣束を施封するための装置であり、この施封部に結束部としての紙幣結束機構10が組み込まれている。この紙幣結束機構10は、図4に示すように、ローラ及びベルト等から成る搬送手段40と、紙テープ等による結束用のテープ41と、印字手段42と、テープ41を供給するテープ供給手段43と、テープ41を所定の長さに切断するカッタ44と、テープ41を紙幣Mの束に巻きつけて結束する、図示しない結束手段とを備えている。なお、搬送手段40を構成するローラ及びベルトは、昇降手段(図示せず)により矢印H方向に昇降可能となっている。これにより、搬送手段40は、施封する紙幣Mの枚数が変更となった場合でも、昇降手段によりローラ及びベルトを昇降させることで、紙幣Mの束を搬送可能に構成されている。このように構成された紙幣結束機構10は、施封動作により以下のように紙幣Mを結束する。
 まず、搬送手段40が移送機構9の紙幣クランプ部30から100枚の紙幣Mを一括して受け取り(矢印I)、ローラ及びベルトを矢印J方向に回転させ、紙幣Mの束を矢印K方向に移動させ、結束位置まで搬送する。
 続けて、テープ供給手段43は、テープ41を矢印L方向に供給する。図示しない結束手段は紙幣Mに施封する。その際、印字手段42はテープ41にて結束する紙幣Mの情報を、インクリボンを介して印字する。印字されたテープ41は所定の長さにカッタ44で切断される。結束手段は、切断されたテープ41aを、結束位置に搬送された100枚の紙幣Mに巻きかけて結束することにより紙幣束を作る。こうして作られた紙幣束は、更に搬送手段40により矢印N方向に搬送され、放出口11に送られる。
 この紙幣結束機構10を用いて複数枚の紙幣を結束すると共に、コピー券の検出処理が行われる。
(A-2)紙幣施封整理方法
 次に、前記構成の紙幣施封整理装置100を用いた紙幣施封整理方法について説明する。具体的には、この紙幣施封整理方法におけるコピー券の検出処理動作を、制御部15に組み込まれた処理機能である、図5のフローチャートを用いて説明する。
 オペレータは、操作表示部13より、施封する券種(金種/汚損レベル/特定記番号等)と整理する券種の集積先を設定する。次に、紙幣を投入部1にセットし、操作部7の計数開始ボタン7aを押下する。
 これにより、制御部15が計数を開始する(F401)。
 計数開始により、取り込まれた紙幣が鑑別部2を通過した際に、鑑別部2でその紙幣の券種等が鑑別される。制御部15は、その鑑別結果を受信して、指定された券種の集積先を決定する(F402)。
 次いで、鑑別部2の受信結果から、鑑別部2で読み込んだ集積先、記番号、金種を一時退避バッファに格納する(F403)。
 そして、一時退避バッファの集積先の記番号と同一の記番号が、集積部毎の記番号データ格納バッファ(図6の(1)(2))中の同じ集積先のエリア内にないかをチェックし(F404)、同一記番号があるか否か判定する(F405)。ここで、同一記番号があると判定した場合は、紙幣の集積先を偽紙幣の集積部(リジェクト部またはコピー券集積先)へ変えて搬送先を変える(F406)。
 次いで、装置での計数動作を中断して(F407)、操作表示部13の画面にコピー券検出の警告メッセージを表示する。(F408)。この警告メッセージの内容には、図5に示すように、コピー券の記番号/金種/集積部/集積上からN枚目の情報が含まれる。この警告メッセージを表示して動作を終了する。
 一方、F405において、同一記番号がないと判定した場合は、一時退避バッファのデータを、集積部毎の記番号データ格納バッファ(図6の(1)(2))の集積枚数目へ記録して(F409)、F402へ戻り、前記処理を繰り返して、計数動作を継続する。
 これにより、コピー券として事前に装置に登録されている特定記番号と共に、新しい紙幣の鑑別毎に増える記番号等のデータも用いて、同一記番号があるか否か判定する。
(A-3)効果
 以上説明したように、第1例示的実施形態によれば、特定記番号として装置に登録されていない記番号の紙幣でも、同一の記番号が存在した場合に、その紙幣を、真紙幣として施封されたり整理済み紙幣として扱われたりすることなく、コピー券として検出することが可能となる。
 また、コピー券の記番号/金種/集積場所/集積の上からN枚目の情報を操作表示部13の画面に表示することで、オペレータがコピー券の所在を検索するのが容易になる。
[第2例示的実施形態]
 次に、本発明の第2例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置及び紙幣施封整理方法について説明する。
(B-1)紙幣施封整理装置の構成
 本例示的実施形態の紙幣施封整理装置の全体構成は、上述した第1例示的実施形態の紙幣施封整理装置と同様であるため、ここでは、紙幣施封整理装置の構成の説明を省略して、本例示的実施形態に係る発明の特徴部分を中心に説明する。
 本例示的実施形態では、制御部15に、紙幣の集積先が一時集積庫かポケット部かを判定する判定手段と、紙幣の集積先が一時集積庫と判定された場合、施封完了時に施封束毎の施封通番及び施封日時と一時集積庫の紙幣の金種及び記番号の情報を、一取引計数の施封部の記番号データ格納手段に格納して次の鑑別に用いる一時集積庫鑑別処理手段と、前記紙幣の集積先がポケット部と判定された場合、抜き取られたポケット部の紙幣の金種及び記番号の情報を一取引計数のポケット部の記番号データ格納手段に格納して次の鑑別に用いるポケット部鑑別処理手段としての処理機能がさらに格納されている。さらに、制御部15には、前記一時集積庫の紙幣の集積枚数が100枚に到達したとき前記一時集積庫鑑別処理手段を用いて鑑別を行い、前記ポケット部の紙幣が指定枚数に到達して抜き取られたとき前記ポケット部鑑別処理手段を用いて鑑別を行う処理機能が格納されている。具体的には、制御部15には、前記第1例示的実施形態の処理機能に加えて、図7,8に示すフローチャートの処理機能がさらに格納されている。
(B-2)紙幣施封整理方法
 次に、本例示的実施形態の紙幣施封整理装置を用いた紙幣施封整理方法について説明する。具体的には、この紙幣施封整理方法により、1回の計数業務において同一記番号が発生したかの検出を行う場合の動作を、図7、図8のフローチャートを用いて説明する。
 オペレータは、操作表示部13より、施封する券種(金種/汚損レベル/特定記番号等)と整理する券種の集積先を設定する。次に紙幣を投入部1にセットし、操作部7の計数開始ボタン7aを押下する。
 これにより、制御部15が計数を開始する(F601)。
 計数開始により、取り込まれた紙幣が鑑別部2を通過した際に、鑑別部2でその紙幣の券種等が鑑別される。制御部15は、その鑑別結果を受信して、指定された券種の集積先を決定する(F602)。
 次いで、鑑別部2の受信結果から、鑑別部2で読み込んだ集積先、記番号、金種を一時退避バッファに格納する(F603)。
 そして、一時退避バッファの集積先の記番号と同一の記番号が、集積部毎の記番号データ格納バッファ(図6の(1)(2))中の同じ集積先のエリア内にないかをチェックし(F604)、同一記番号があるか否か判定する(F605)。ここで、同一記番号があると判定した場合は、紙幣の集積先を偽紙幣の集積部(リジェクト部またはコピー券集積先)へ変えて、搬送先を変える(F606)。
 次いで、装置での計数動作を中断して(F607)、操作表示部13の画面にコピー券検出の警告メッセージを表示する。(F608)。この警告メッセージの内容には、図5に示すように、コピー券の記番号/金種/集積部/集積上からN枚目の情報が含まれる。この警告メッセージを表示して動作を終了する。
 一方、F605において、同一記番号がないと判定した場合は、一時退避バッファのデータを、集積部毎の記番号データ格納バッファ(図6の(1)(2))の集積枚数目へ記録する(F609)。
 次いで、集積先が一時集積庫(一時集積部6a~6e)かポケット部(オープンポケット5又はリジェクトポケット8)かの判定を行う。(F610)。ここで、集積先が一時集積庫と判定した場合は、一時集積庫の集積枚数が100枚に到達したか否かを判定して(F611)、到達していなければ、F602へ戻り、上述した処理を繰り返す。
 一時集積庫の集積枚数が100枚に到達していれば、上述した施封動作を実施すると共に、施封完了時に、施封束毎の施封日時/施封通番を施封紙帯へ印字する(F612)。
 次いで、施封日時/施封通番と、集積部毎の記番号データ格納バッファ(図6の(2))の施封した一時集積庫の金種/記番号(1枚目~100枚目)の情報とを、一取引計数の施封部の記番号データ格納バッファ(図9の(1))ヘ格納する(F613)。次いで、F602に戻って、上述した処理を繰り返す。
 また、F611で、一時集積庫の集積枚数が100枚に到達していないと判定した場合は、F602に戻って、上述した処理を繰り返す。
 一方、F610で、集積先がポケット部と判定した場合は、紙幣が指定枚数に到達してオペレータがその紙幣を抜き取ったかを判定する(F614)。ここで、オペレータが紙幣を抜き取っていないと判定した場合は、F602に戻って、上述した処理を繰り返す。
 オペレータが紙幣を抜き取ったと判定した場合は、集積部毎の記番号データ格納バッファ(図6の(1))の抜き取られたポケット部の紙幣の金種/記番号(1枚目~N枚目)の情報を、一取引計数のポケット部の記番号データ格納バッファ(図9の(2))ヘ格納する(F615)。次いで、F602に戻って、上述した処理を繰り返す。
 次いで、計数業務完了後の偽紙幣検索処理を行う。この偽紙幣検索処理を、図8に基づいて説明する。
 計数業務が完了したら、まず、施封部の一時集積庫(一時集積部6a~6e)、または、ポケット部(オープンポケット5又はリジェクトポケット8)に端数があるか否かを判定する(F701)。端数がないと判定した場合は、F704へ進む。
 端数があると判定した場合は、紙幣の抜き取りがあるか否かを判定して(F702)、抜き取りがあるまで待つ。
 紙幣が抜き取られた場合は、集積部毎の記番号データ格納バッファ(図6の(1)(2))の抜き取られた一時集積庫、または、ポケット部の紙幣の金種/記番号(1枚目~N枚目)の情報を、一取引計数のポケット部の記番号データ格納バッファ(図9の(2))ヘ格納する。(F703)。
 次いで、一取引計数の施封部の記番号データ格納バッファ(図9の(1))と、一取引計数のポケット部の記番号データ格納バッファ(図9の(2))のエリア内全てを検索して、同一記番号が複数ないかを検索して(F704)、同一記番号があるか否かを判定する(F705)。ここで、同一記番号がないと判定した場合は、処理を終了する。
 同一記番号があると判定した場合は、操作表示部13の画面にコピー券検出の警告メッセージを表示する。(F706)。この警告メッセージの内容には、施封された紙幣であれば、同一記番号のある場所、施封日時/施封通番/金種/記番号/束内の上からN枚目の情報が含まれる。ポケット部に集積した場合は、ポケット部/金種/記番号の情報を画面に表示する。この警告メッセージの一例を図8に示す。
 この警告メッセージを表示して処理を終了する。
(B-3)効果
 本例示的実施形態によれば、上述した第1例示的実施形態で検出できなかった、一取引計数業務内でのコピー券の検出が可能になる。
 また、コピー券の記番号/金種/施封日時/施封通番/束の上からN枚目の表示を画面に表示することで、オペレータがコピー券の所在検索が容易になる。
[第3例示的実施形態]
 次に、本発明の第3例示的実施形態に係る紙幣施封整理装置及び紙幣施封整理方法について説明する。
(C-1)紙幣施封整理装置の構成
 本例示的実施形態の紙幣施封整理装置の全体構成は、上述した第1例示的実施形態の紙幣施封整理装置と同様であるため、ここでは、紙幣施封整理装置の構成の説明を省略して、本例示的実施形態に係る発明の特徴部分を中心に説明する。
 本例示的実施形態では、制御部15に、処理時間優先モードとコピー券検出優先モードとを切り替える選択機能を備えた。
 具体的には、前記一時退避格納手段としての一時退避バッファに格納した前記記番号を含む鑑別結果を前記記番号データ格納手段としての記番号データ格納バッファに格納して次の鑑別に用いる第1例示的実施形態のコピー券検出機能を作動させるか否かを適宜選択する選択手段としての処理機能を制御部15に備える。これにより、コピー券検出機能を作動させないで短時間で処理する、業務の処理時間優先モードと、コピー券検出機能を作動させる、コピー券検出優先モードとを切り替える。
 また、第1例示的実施形態のコピー券検出機能に、一時集積庫鑑別処理手段及びポケット部鑑別処理手段をさらに用いる第2例示的実施形態のコピー券検出機能を作動させるか否かを適宜選択する選択手段としての処理機能も制御部15に備える。これにより、このコピー券検出機能を作動させないで短時間で処理する、業務の処理時間優先モードと、コピー券検出機能を作動させる、コピー券検出優先モードとを切り替える。
(C-2)紙幣施封整理方法
 次に、このような構成において、オペレータは、操作表示部13の装置パラメータ設定の画面で、今回処理するモードを選択する。即ち、コピー券検出機能を実施しない業務の処理時間優先モードと、第1例示的実施形態のコピー券検出機能を作動させるコピー券検出優先モードと、第2例示的実施形態のコピー券検出機能を作動させるコピー券検出優先モードとから、今回処理するモードを選択する。
 この選択に基づいて、上述した第1例示的実施形態又は第2例示的実施形態の紙幣施封整理方法が実施される。
(C-3)効果
 以上説明したように、オペレータが、業務時間を優先するかコピー券の検出を優先するかを適宜選択することができる。この結果、作業効率が向上する。
[産業上の利用可能性]
 上述した各例示的実施形態では、紙幣施封整理装置を使用した実施例を説明したが、本発明は、紙幣束を作成することができる全ての装置に適用することができる。例えば、金融機関の営業店後方において現金の出し入れを管理する元方現金処理装置等にも、本発明を適用することができる。
 なお、本発明の態様は、上述した各例示的実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更、組み合わせおよび部分的削除等が可能である。
 日本特許出願2013-062210の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。
 本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。

Claims (12)

  1.  紙幣を計数し、計数した紙幣を集積部に集積し、設定した枚数ごとに施封して整理する紙幣施封整理装置であって、
     コピー券とされる特定記番号を事前に登録しておく記番号データ格納手段と、
     事前に登録された前記特定記番号と鑑別される紙幣の記番号とが一致するか否かによりコピー券か否かを判別する鑑別手段と、
     当該鑑別手段による前記記番号を含む鑑別結果を格納する一時退避格納手段と、
     当該一時退避格納手段に格納した前記記番号を含む鑑別結果を前記記番号データ格納手段に格納して次の鑑別に用いる鑑別結果格納手段と、
     を備える、紙幣施封整理装置。
  2.  前記コピー券を検出したときコピー券検出を知らせる警告手段と、
     前記コピー券と判別した紙幣の記番号/金種/集積場所/集積の上からN枚目の情報を画面に表示してコピー券の所在の検索を容易にする表示手段と、
     をさらに備える、請求項1に記載の紙幣施封整理装置。
  3.  紙幣の集積先が一時集積庫かポケット部かを判定する判定手段と、
     紙幣の集積先が一時集積庫と判定された場合、施封完了時に施封束毎の施封通番及び施封日時と一時集積庫の紙幣の金種及び記番号の情報を、一取引計数の施封部の記番号データ格納手段に格納して次の鑑別に用いる一時集積庫鑑別処理手段と、
     前記紙幣の集積先がポケット部と判定された場合、抜き取られたポケット部の紙幣の金種及び記番号の情報を一取引計数のポケット部の記番号データ格納手段に格納して次の鑑別に用いるポケット部鑑別処理手段と、
     をさらに備える、請求項1に記載の紙幣施封整理装置。
  4.  前記一時集積庫の紙幣の集積枚数が100枚に到達したとき前記一時集積庫鑑別処理手段を用いて鑑別を行い、
     前記ポケット部の紙幣が指定枚数に到達して抜き取られたとき前記ポケット部鑑別処理手段を用いて鑑別を行う、
     請求項3に記載の紙幣施封整理装置。
  5.  計数業務完了後、一取引計数の施封部の記番号データ格納手段と、一取引計数のポケット部の記番号データ格納手段のエリア内全てを検索して、同一記番号があるか否かを判定する、
     請求項3又は4に記載の紙幣施封整理装置。
  6.  前記一時退避格納手段に格納した前記記番号を含む鑑別結果を前記記番号データ格納手段に格納して次の鑑別に用いるコピー券検出機能を作動させるか否か、及び前記一時集積庫鑑別処理手段及びポケット部鑑別処理手段をさらに用いるコピー券検出機能を作動させるか否かを適宜選択して、業務の処理時間優先モードとコピー券検出優先モードとを切り替える選択手段と、
     を備える、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の紙幣施封整理装置。
  7.  紙幣を計数し、計数した紙幣を集積部に集積し、設定した枚数ごとに施封して整理する紙幣施封整理方法であって、
     記番号データ格納手段に、コピー券とされる特定記番号を事前に登録しておき、鑑別手段が、事前に登録された前記特定記番号と鑑別される紙幣の記番号とが一致するか否かによりコピー券か否かを判別し、
     一時退避格納手段が、前記鑑別手段による前記記番号を含む鑑別結果を格納し、
     鑑別結果格納手段が、前記一時退避格納手段に格納した前記記番号を含む鑑別結果を前記記番号データ格納手段に格納して次の鑑別に用いる
     ことを含む、紙幣施封整理方法。
  8.  前記コピー券を検出したとき警告手段でコピー券検出を知らせ、
     前記コピー券と判別した紙幣の記番号/金種/集積場所/集積の上からN枚目の情報を表示手段に画面に表示して、コピー券の所在の検索を容易にする、
     請求項7に記載の紙幣施封整理方法。
  9.  判定手段で、紙幣の集積先が一時集積庫かポケット部かを判定し、
     紙幣の集積先が一時集積庫と判定された場合、一時集積庫鑑別処理手段で、施封完了時に施封束毎の施封通番及び施封日時と一時集積庫の紙幣の金種及び記番号の情報を、一取引計数の施封部の記番号データ格納手段に格納して次の鑑別に用い、
     前記紙幣の集積先がポケット部と判定された場合、ポケット部鑑別処理手段で、抜き取られたポケット部の紙幣の金種及び記番号の情報を一取引計数のポケット部の記番号データ格納手段に格納して次の鑑別に用いる、
     請求項7に記載の紙幣施封整理方法。
  10.  前記一時集積庫の紙幣の集積枚数が100枚に到達したとき前記一時集積庫鑑別処理手段を用いて鑑別を行い、
     前記ポケット部の紙幣が指定枚数に到達して抜き取られたとき前記ポケット部鑑別処理手段を用いて鑑別を行う、
     請求項9に記載の紙幣施封整理方法。
  11.  計数業務完了後、一取引計数の施封部の記番号データ格納手段と、一取引計数のポケット部の記番号データ格納手段のエリア内全てを検索して、同一記番号があるか否かを判定する、請求項9又は10に記載の紙幣施封整理方法。
  12.  前記一時退避格納手段に格納した前記記番号を含む鑑別結果を前記記番号データ格納手段に格納して次の鑑別に用いるコピー券検出機能を作動させるか否か、及び前記一時集積庫鑑別処理手段及びポケット部鑑別処理手段をさらに用いるコピー券検出機能を作動させるか否かを適宜選択して、業務の処理時間優先モードとコピー券検出優先モードとを切り替える、請求項7乃至11のいずれか1項に紙幣施封整理方法。
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