JP2007011624A - 自動料金収受システム及び自動料金収受方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ETCシステムを構成する路側無線装置とETC車線制御装置を2車線で共有することにより導入コストの削減及び管理・維持費用の削減が可能なETCシステムを提供する。
【解決手段】 ETC車線制御装置4Aは、入口車線1及び出口車線10の両車線の車両検知装置S0をそれぞれ監視して、先に車両検知された車線へ路側無線装置20Cを回動させて無線処理を実施する。例えば、入口車線1で車両30が検知された場合には、進入表示器2へ「停止」を表示し、車両30を入口車線1手前で停止させ、路側無線装置20Cを出口車線2から入口車線1へ回動する。路側無線装置20Cが、規定位置まで回動すると、ETC処理可能な状況となる。進入制御装置3Aを[開]状態にすると共に、進入表示器2に[進入]を表示し、車両30の運転手へ進入を案内する。この直後から、ETC無線処理を開始し料金収受業務を実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高速道路などの有料道路に設置される自動料金収受システム(以下、ETC(Electronic Toll Collection)システムと称す。)に関し、特に2車線を1アンテナで運用するETCシステムに関する。
ETCシステムは、有料道路の料金所に設置される料金所側装置と、料金所のシステム対応車線(ETCシステムを適用する車線)を通過する車両に搭載された車載器との間で無線通信を行い自動的に料金の支払いを行う自動料金収受システムであって、ノンストップで通行することができるシステムである。車載器には車両情報(車検証情報)が記録され、これと組み合わされる接触式ICカードにはクレジット情報が記録され、車載器に装着して使用される。(例えば、特許文献1参照。)。
現在、ETCシステムを構成するETCシステム機器で料金所に設置される料金所側装置には、車線毎に、車両検知装置、路側表示器、発進制御装置、路側無線装置、ETC車線制御装置が必須であり、その他進入表示器及び進入制御装置などがある。
通常の料金所では、最低でも入口1車線と出口1車線の合計2車線が必要であり、ETCシステム機器も最低2車線分の機器を導入する必要がある。これらは、高額な設備費用と管理・維持費用が必要となる。道路事業者にとって、地方の閑散路線など交通量の少ない料金所での高額な設備費用は、大きな負担となっている。
また、有料道路の出入口車線での渋滞緩和のために、全国的なETCシステムの整備が推進されている。その推進のために、例えば、ETCの無線処理限定割引制度等の運用がなされており、道路事業者としては閑散路線でもETC設備機器の導入が求められている。
更には、サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)などに対してもETCシステムの設置が検討されているが、交通量の少ない閑散路線での高額な維持・管理費は、道路事業者にとって容易なものではない。
以上の要求に対して、各車線毎にアンテナを設置するのではなく、アンテナの照射エリアを制御可能なDBF(Digital Beam Forming)アンテナを1機用いて、アンテナの照射エリアを制御することによってアンテナ数の増加を防止するETCシステムが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3256642号公報 (第1−3頁、図1) 特開2003−196692号公報 (第1−3頁、図1)
しかしながら、特許文献1記載のETCシステムは、DBFアンテナを用いるために、照射エリアの制御及び送受信の方法が複雑で高価になること、1箇所から複数車線に放射するため送受信感度が均一にならないなど、交通量の少ない閑散路線に設置する場合には適さないという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、ETCシステムを構成する路側無線装置とETC車線制御装置を2車線で共有することにより導入コストの削減及び管理・維持費用の削減が可能な自動料金収受システム及び自動料金収受方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の自動料金収受システムは、有料道路の料金所に設置されたアンテナと、料金所の車線を走行する車両に搭載された車載器との間で無線通信により料金収受処理を行う自動料金収受システムであって、前記車載器との間で無線通信を行う前記アンテナが搭載された路側無線装置と、前記車載器と前記路側無線装置との無線通信が可能な前記車線の上方位置に、前記路側無線装置を支持する支持装置と、前記支持装置に支持される前記路側無線装置を前記車線に隣接する隣接車線の上方位置に移動させる移動装置と、を備えたことを特徴とする。
さらに、本発明の請求項6記載の自動料金収受方法は、有料道路の料金所に設置されたアンテナと、料金所の入口車線及び出口車線を走行する車両に搭載された車載器との間で無線通信により料金収受処理を行う料金自動収受方法であって、前記入口車線及び前記出口車線に設けられた車両検知装置にて、前記入口車線又は前記出口車線に進入する車両を検知する第1工程と、前記車載器との間で無線通信を行うアンテナが搭載された路側無線装置が、前記第1工程にて車両検知された車線の上方所定配置位置に無い場合、前記路側無線装置を車両検知された当該車線の上方位置に移動させる第2工程と、前記第2工程にて前記路側無線装置が車両検知された当該車線の上方位置に移動後、前記車載器と前記路側無線装置との無線通信により料金自動収受処理を行う第3工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ETCシステムを構成する路側無線装置とETC車線制御装置を2車線で共有することにより導入コストの削減及び管理・維持費用の削減が可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例1によるETCシステムの機器設置図である。入口車線1には、車両検知装置S0、進入表示器2、進入制御装置3A、車両検知装置S1、路側表示器6、発進制御装置5A、車両検知装置S4が設置され、ETC車線制御装置(制御装置)4Aに接続されている。また、出口車線10には、入口車線1に設置した機器と同様の機器が設置され、同様にETC車線制御装置4Aに接続される。
さらに、入口車線1と出口車線10の共用装置として、ETC車線制御装置4A、路側無線装置回動機構部(移動装置)20A、路側無線装置20C、手動切替スイッチ(以下、手動切替SWと称す。)4Bが設置される。以下、入口車線1にETCシステム機器を設置した場合を例に詳細に説明する。
車両検知装置S0、S1、S4は、車両の位置を検出するための装置で、車線の路側に設置される。
進入表示器2は、車線へ車両を進入させるために、車両誘導案内をするための表示装置で、車線の路側に設置される。
進入制御装置3Aは、車線へ車両を進入させるために、阻止棒3Bを使用して車両進入を制御するための装置で、入口車線1の路側に設置される。
路側表示器6は、入口車線1内へ進入した車両に対して、処理結果を案内するための表示装置で、入口車線1の路側に設置される。
発信制御装置5Aは、入口車線1内へ進入した車両に対して、阻止棒5Bを利用して車両退出を制御するための装置で、入口車線1の路側に設置される。
ETC車線制御装置4Aは、入口車線1に設置される各種機器の制御を行い、一連の収受業務を制御する装置で、アイランド9に設置される。
路側無線装置回動機構部20Aは、路側無線装置20Cを回転機構により、入口車線1又は出口車線10の上方位置に移動させるように回動させる機構部で、隣接する車線間のアイランド9に設置される。支柱上部に車線上に延びるアーム(支持装置)20Bが取付けられ、そのアーム20Bに路側無線装置20Cが固定される。
路側無線装置20Cは、車載器と無線による送受信可能なアンテナを搭載した装置で、路側無線装置回動機構部(移動装置)20Aに回動可能に取り付けられたアーム20Bに取り付けられる。
手動切替SW4Bは、手動により、路側無線装置20Cを回転機構により回動させるためのスイッチで、ETC車線制御装置4Aに接続される。この手動切替SW4Bは、収受員の待機するブース8内か、又は料金所事務所(図示しない)などに設置される。
なお、出口車線10にETCシステム機器を設置した場合も入口斜線1にETCを設置した場合と同様であるためその説明を省略する。
図2は、図1に示すETCシステムの機器構成図である。ETCシステムは、入口車線1に設置される装置、出口車線10に設置される装置、共用装置で構成される。
入口車線1には、上述したように車両検知装置S0、S1、S4、進入表示器2、進入制御装置3A、路側表示器6、発信制御装置5Aが設置され、これらは全てETC車線制御装置4Aに接続されており、このETC車線制御装置4Aによって制御される。
出口車線10には、入口車線1に設置された機器同様に車両検知装置S0、S1、S4、進入表示器12、進入制御装置13A、路側表示器16、発信制御装置15Aが設置され、これらは全てETC車線制御装置4Aに接続されており、このETC車線制御装置4Aによって制御される。従って、ETC車線制御装置4Aは、入口車線1及び出口車線10に接続された全ての機器を制御する。
共用装置には、手動切替SW4B、ETC車線制御装置4A、路側無線装置回動機構部20A、路側無線装置20Cが含まれる。上記手動切替SW4B及び路側無線装置回動機構部20AはETC車線制御装置4Aに接続されており、ETC車線制御装置4Aによって、路側無線装置回動機構部20Aが制御され、この制御によって路側無線装置20Cが回動する。
次に、図3、図4を参照してETCシステムの入口車線1又は出口車線10に車両が1台進入した場合の動作を説明する。
図3は、ETCシステムの入口車線1及び出口車線10に車両が1台進入した場合の動作を説明する図である。図3(1)は、入口車線1に車両30が進入した場合の動作を説明する図で、図3(2)は、出口車線10に車両30が進入した場合の動作を説明する図である。
図4は、ETCシステムにおいて、出口車線10又は入口車線1に車両1台進入した場合の1台処理の基本処理を説明するフローチャートである。すなわち、出口車線10に車両1台進入した場合の「出口車線1台処理」、又は入口車線に車両1台進入した場合の「入口車線1台処理」の処理を説明するフローチャートである。なお、「出口車線1台処理」と「入口車線1台処理」とは共通であるため、以下、入口車線1に車両30が進入し退出する場合の「入口車線1台処理」を例に説明する。
料金収受業務開始前は、進入制御装置3A・発信制御装置5A共「閉」状態とし、進入表示器2・路側表示器6共「消灯」状態とする(S1、S2)。
ETC車線制御装置4Aは、車両30の進入を検知するために、車両検知装置S0の検知状態を監視する(S3)。
車両30が車両検知装置S0で検知された場合には(S3のY)、進入表示器2へ「停止」を表示し(S4)、車両30を入口車線1手前で停止させる。
ETC車線制御装置4Aは、ETC処理を実施するために路側無線装置20Cを出口車線2から入口車線1へ回動する(S5)。この際、路側無線装置回動機構部(移動装置)20Aを駆動し、アーム(支持装置)20Bを所定の角度回動し、アーム20Bが所定の角度に達したかを確認する。ここで、アーム20Bが所定の角度に達していない場合は(S6のN)、入口車線1の所定の角度に達するまでさらに回動する。アーム20Bが所定の角度に達すれば、アームに取り付けられている路側無線装置20Cは所定の位置に移動して配置される。
上記路側無線装置回動機構部20Aなどの回動手段には、アーム20Bを出口車線2から入口車線1に回動する場合の回動角がわかっているので、この回動角に相当するパルス数を例えばパルスモータなどの駆動モータに供給することによって所定の角度(この場合は180°)回動する方法と、回動しながら所定の位置に達したかをセンサ(図示しない)で検知する方法とがあるが、いずれの方法も、得られる結果は同じである。以上の回動手段によって、路側無線装置20Cが、所定位置まで移動すると(S6のY)、ETC処理可能な状況となる。なお、この回動手段は制御手段であるETC車線制御装置4Aによって制御される。
待機させていた車両30を車線1へ進入させるために、進入制御装置3Aを[開]状態にする(S7)と共に、進入表示器2に[進入]を表示し、車両30の運転手へ進入を案内する(S8)。
この直後から、ETC無線処理を開始し料金収受業務を実行する(S9)。
車両30が入口車線1内への進入完了したかを判断するために、車両検知装置S1の検知状態を監視する。ここでは、車線1へ車両進入が完了したことを確認する(S10)。
車両30が入口車線1内に進入完了した場合には(S10のY))、進入表示器2を[消灯]すると共に、進入制御装置3Aを[閉]状態にして、次車両がある場合の入口車線1内への車両進入を防止する。図3(A)は、まさにこの状態を図示してある(S11、S12)。
ETC無線処理が完了し(S13のY)、正常に処理が終了した場合は(S14のY)、路側表示器6へ[引去料金]を表示する(S15)。その後、発進制御装置5Aを[開]状態にして(S16)、車両30の退出を案内する。なお、ETC無線処理で異常が発生した場合は(S14のN)、路側表示器6に「処理異常」を表示し(S17)、ICカードによる処理を実施する(S18)。
車両30が入口車線1から退出完了したかを判断するために、車両検知装置S4の検知状態を監視する(S19)。ここでは、車線から車両退出が完了したことを確認する。この確認の結果、車両退出が完了した場合は(S19のY)、路側表示器6を「消灯」し、かつ、発信制御装置を「閉」にする(S20、S21)。
次に、出口車線10に車両31が進入し、この出口車線から退出する場合は、上述した入口車線1に車両30が進入して退出する場合と、路側無線装置20Cを入口車線1から出口車線2に回動する部分部分を除いて基本的な動作は同様である。
すなわち、ステップS5において、ETC車線制御装置4Aは、ETC処理を実施するために路側無線装置20Cを入口車線1から出口車線2へ回動する(S5)。路側無線装置20Cは、路側無線装置回動機構部20Aを回動し、規定の位置に達したかを確認する。この確認の結果、規定の位置に達していない場合は(S6のN)、車線2の規定の位置に達するまでさらに回動する。
以上、説明した実施例1では、入口車線1及び出口車線10の両車線の車両検知装置S0をそれぞれ監視して、先に車両検知された車線へ路側無線装置20Cを回動させて無線処理を実施することができる。この場合、もし両車線から車両が進入してきた場合でも、1台処理毎に路側無線装置20Cを回動させて無線処理を実行することができる。
また、車両検知装置S0の監視結果に基づいて路側無線装置20Cを入口車線1又は出口車線10に回動させる替わりに、手動切替スイッチ4Bによって行うことができる。この場合は、手動スイッチ4Bを使用するように設定した後に入口車線1又は出口車線10の何れかを選択する。ETC車線制御装置4Aは、この選択された車線に路側無線装置20Cを回動する。
以上のような構成にすることによって、路側無線装置を入口車線及び出口車線の間で回動した場合であっても、この路側無線装置のアンテナの無線通信方向が車線に進入する車両側を常に向いているため、当該進入車両と1対1による確実な無線通信ができる。また、ETCシステムを構成するアンテナを搭載した路側無線装置とETC車線制御装置を2車線で共有することができ、導入コストの削減及び管理・維持費用の削減が可能になる。
図5は、本発明の実施例2によるETCシステムの重み付け処理を説明する図である。この実施例2の各部について、図1に示す実施例1のETCの機器配置図と同一部分は同一符号で示す。この実施例2が実施例1と異なる点は、入口車線1と出口車線10の処理において、何れか一方の車線を優先させ、この優先させた車線の上方位置に車載器との間で無線通信を行うアンテナが搭載された路側無線装置20Cを移動する路側無線装置回動機構部(移動装置)20AをETC車線制御装置(制御装置)によって制御する点である。この優先処理には、入口車線1と出口車線10の両車線で車両を検知した場合、予め優先して処理する車線を決めておく方法と、車線毎に重み付けをしておく方法がある。以下、にこの重み付けの方法を説明する。
図6は、ETCシステムの重み付け処理を説明するフローチャートである。以下に、出口車線に2台、入口車線に1台の重み付けをした場合の処理手順について図5、図6を参照して説明する。
朝・夕の通勤時間などのように、入口車線1・出口車線10の交通量に明らかに差がある場合には、予め設定した重み付けを行って無線処理をすることが出来る。重み付けとは、例えば、出口車線2台処理に対して入口車線1台を処理するように路側無線装置を移動するといった方法である。出口車線を2台続けて処理することによって、この時の路側無線装置の回転時間をなくすことが可能となり、料金所全体の処理能力を上げることが出来る。
いま、出口車線10に2台の車両33、34、入口車線1に1台の車両32が進行してきた場合について説明する。
最初に第1工程を説明する。
料金収受業務開始前は、入口車線1/出口車線10(以下、両車線1・10と称す)の進入制御装置3A・13A、発進制御装置5A・15A共[閉]状態とし(S30)、進入表示器2・12、路側表示器6・16共[消灯]状態とする(S31)。
次に、第2工程を説明する。
ETC車線制御装置4Aは、車両32、33の進入を検知するために、両車線1・10の車両検知装置S0を監視する(S32)。
両車線1・10の車両検知装置S0で車両が検知された場合は(S32のY)、両車線1・10の進入表示器2・12、路側表示器6・16に[停止]を表示して(S34)、車両を車線手前で停止させる。
予め設定された優先車線に対して「出口車線1台処理」(図4に示す1台処理)を実施する(S35)。この例では出口車線10の車両33に対して1台処理を実施している。
次に、第3工程を説明する。
重み付け設定が有効な場合は(S36のY)、出口車線10の車両検知装置S0の検知状態を再確認する(S37)。
この確認の結果、出口車線10の車両検知装置S0で車両検知があった場合には(S37のY)、両車両1、10の進入表示器2、12、路側表示器6・16に「停止」を表示して(S38)、車両を車線手前で停止させ(入口車線1では、優先車線になっていないので、最初の1台から「停止」になっている。)、出口車線10の車両34に対して「出口車線1台処理」(図4に示す1台処理)を実施する(S39)。
この場合、出口車線10の車両33、34に対して「出口車線1台処理」を続けて実施しているので、この間の路側無線装置回動機構部20Aを動作する必要がなく、時間ロスを最小にしている。
ステップS36において、重み付け設定がない場合(S36のN)、又は重み付け設定はあるが出口車線10で連続する次の車両が検知されない場合(S37のN)、出口車線10に対する「出口車線1台処理」(図4に示す1台処理)が終了している(S35)ため、入口車線1の進入表示器2・路側表示器6に「停止」を表示して(S48)、入口車線1の車両に対して「入口車線1台処理」(図4に示す1台処理)を実施する。1台処理実施後は、ステップS32に移って、両車線1、10の車両検知装置S0を監視する。
入口車線1の車両検知装置S0の検知状態を再確認する(S40)。この確認の結果、入口車線1の車両検知装置S0で車両検知があった場合には、入口車線1の進入表示器2・路側表示器6に「停止」を表示して(S41)、入口車線1の車両32に対して「入口車線1台処理」(図4に示す1台処理)を実施する(S42)。1台処理実施後は、ステップS32に移って、両車線1・10の車両検知装置S0を監視する。
次に、第4工程、第5工程を説明する。
ステップS43において、入口車線1で車両が検知されない場合(S43のN)、出口車線10で車両が検知されているので、出口車線10の進入表示器12・路側表示器16に「停止」を表示して(S44)、出口車線10の車両に対して「出口車線1台処理」(図4に示す1台処理)を実施する(S45、第5工程)。1台処理実施後は、ステップS32に移って、両車線1、10の車両検知装置S0を監視する。
次に、第6工程、第7工程を説明する。
ステップS33において、車線1・10の両方には車両がないが(S33のN)、入口車線1で車両32が検知された場合(S43のY)、入口車線1の進入表示器2・路側表示器6に「停止」を表示して(S46)、入口車線1の車両に対して「入口車線1台処理」(図4に示す1台処理)を実施する(S47、第7工程)。1台処理実施後は、ステップS32に移って、両車線1、10の車両検知装置S0を監視する。
すなわち、例えば、出口車線に2台、入口車線に1台の重み付け設定を行っていても、出口車線10に車両がなく、入口車線1に車両がある場合には、この入口車線1の処理を優先して行う。このように設定することによって、出口車線10に車両がない場合に入口車線の車両の処理を待たせることによる弊害がないようにしている。
以上のようなETCシステム処理を行うことによって、朝・夕の通勤時間などのように、入口車線、出口車線の交通量に明らかに差がある場合には、予め設定した重み付けを行って無線処理をすることによってETCシステムの処理能力を向上することができる。
図7は、本発明の実施例3によるETCシステムの機器配置図である。この実施例3は、路側無線装置20Cをレール(横移動手段)21Dに横移動可能に取り付けてある。このレール21Dは、入口車線1と出口車線10に架けられた円筒状のレール取付架(支持装置)21Bの表面に配置される。従ってこのレール21Dは、湾曲可能に構成されている。このように構成することによって、路側無線装置20Cを車線と直行する車線の上方位置に移動させることができる。ここで、路側無線装置20Cをレール21Dに取り付けて移動させる部分以外は実施例1と同様であるため、同一部分には同一符号を付け、その説明を省略する。
図7(1)は、路側無線装置20Cが入口車線1側にあるときの図で、図7(2)は、路側無線装置20Cが出口車線10側にあるときの図である。
路側無寸装置20Cは、上記レール21Dに取り付けられ、上記入口車線1と出口車線10の間を自在に移動することができる。このとき、路側無線装置20Cがレール21Dを移動しながら回動するため、路側無線装置20Cに搭載されたアンテナの方向も回動し、レール21Dの終端に達したとき、当該車線の車両と無線通信可能な位置に配置される。
本実施例3においても、路側無線装置20Cを移動する方法には、上記実施例1及び実施例2と同様に、車両検知装置S0が車両30、31を検知した検知結果に基づいて移動させる方法、予め設定された優先度に基づいて移動する方法、及び上記手動切替SWにより強制的に設定した車線に移動させる方法がある。
以上の構成にすることによって、実施例1と同様の効果を得ることができるだけでなく、実施例1では、路側無線装置を移動するためにアームが回動する必要があり比較的広い回動範囲に障害物がないように考慮する必要があるが、本実施例3では路側無線装置が横移動するだけであるため、比較的簡単な構造で構成することができる。
なお、上記実施例では2車線に限定して説明したが、これに限るものではなく複数車線の間で上述した優先処理を適用することも可能である。
本発明の実施例1によるETCシステムの機器設置図。 図1に示すETCシステムの機器構成図。 図1に示すETCシステムの入口車線及び出口車線に車両1台が進入した場合の動作を説明する図。 図1に示すETCシステムにおいて、出口車線又は入口車線に車両1台進入した場合の1台処理の基本処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施例2によるETCシステムの重み付け処理を説明する図。 図5に示すETCシステムの重み付け処理を説明するフローチャート。 本発明の実施例3によるETCシステムの機器配置図。
符号の説明
1 入口車線
2、12 進入表示器
3、13 進入制御装置
4A ETC車線制御装置
4B 手動切替SW
5、15 発信制御装置
6、16 路側表示器
8 ブース
9 アイランド
10 出口車線
20A 路側無線装置回動機構部
20B アーム
20C 路側無線装置
21B レール取付架
21D レール
S0、S1、S4 車両検知装置

Claims (7)

  1. 有料道路の料金所に設置されたアンテナと、料金所の車線を走行する車両に搭載された車載器との間で無線通信により料金収受処理を行う自動料金収受システムであって、
    前記車載器との間で無線通信を行う前記アンテナが搭載された路側無線装置と、
    前記車載器と前記路側無線装置との無線通信が可能な前記車線の上方位置に、前記路側無線装置を支持する支持装置と、
    前記支持装置に支持される前記路側無線装置を前記車線に隣接する隣接車線の上方位置に移動させる移動装置と、
    を備えたことを特徴とする自動料金収受システム。
  2. 有料道路の料金所に設置されたアンテナと、料金所の車線を走行する車両に搭載された車載器との間で無線通信により料金収受処理を行う自動料金収受システムであって、
    料金自動収受処理が行われる複数の前記車線にそれぞれ設けられ、当該車線を通過する車両を検知する車両検知装置と、
    前記車載器との間で無線通信を行うアンテナが搭載された路側無線装置と、
    何れか一つの前記車線の上方位置に前記路側無線装置を支持する支持装置と、
    前記支持装置に支持される前記路側無線装置を、前記車両検知装置が車両を検知した前記車線の上方位置に移動させる移動装置と、
    を備えたことを特徴とする自動料金収受システム。
  3. 前記移動装置は、
    前記支持装置を回動して、前記支持装置に支持された前記路側無線装置を前記車線の上方位置に移動させる回動手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動料金収受システム。
  4. 前記移動装置は、
    前記支持装置に支持された前記路側無線装置を前記車線と直交する方向に移動させる横移動手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動料金収受システム。
  5. 有料道路の料金所に設置されたアンテナと、料金所の車線を走行する車両に搭載された車載器との間で無線通信により料金収受処理を行う自動料金収受システムであって、
    料金自動収受処理が行われる複数の車線にそれぞれ設けられ、当該車線を通過する車両を検知する車両検知装置と、
    前記車載器との間で無線通信を行うアンテナが搭載された路側無線装置と、
    何れか一つの前記車線の上方位置に前記路側無線装置を支持する支持装置と、
    この支持装置に支持される前記路側無線装置を、前記車両検知装置が車両を検知した前記車線の上方位置に移動させる移動装置と、
    複数の前記車両検知装置が複数の前記車線での車両を検知した場合、予め設定された何れか一方の前記車線を優先させるよう前記移動装置を制御する制御装置と、
    を備えたことを特徴とする自動料金収受システム。
  6. 有料道路の料金所に設置されたアンテナと、料金所の入口車線及び出口車線を走行する車両に搭載された車載器との間で無線通信により料金収受処理を行う料金自動収受方法であって、
    前記入口車線及び前記出口車線に設けられた車両検知装置にて、前記入口車線又は前記出口車線に進入する車両を検知する第1工程と、
    前記車載器との間で無線通信を行うアンテナが搭載された路側無線装置が、前記第1工程にて車両検知された車線の上方所定配置位置に無い場合、前記路側無線装置を車両検知された当該車線の上方位置に移動させる第2工程と、
    前記第2工程にて前記路側無線装置が車両検知された当該車線の上方位置に移動後、前記車載器と前記路側無線装置との無線通信により料金自動収受処理を行う第3工程と、
    を備えたことを特徴とする料金自動収受方法。
  7. 有料道路の料金所に設置されたアンテナと、料金所の入口車線及び出口車線を走行する車両に搭載された車載器との間で無線通信により料金収受処理を行う料金自動収受方法であって、
    前記入口車線及び前記出口車線に設けられた車両検知装置にて、前記入口車線及び出口車線に進入する車両を検知する第一工程と、
    前記第一工程にて前記入口車線及び前記出口車線の両車線とも車両検知した場合、何れか一方の車線を優先させ、この優先させた車線の上方位置に前記車載機との間で無線通信を行うアンテナが搭載された路側無線装置を移動するように移動装置を制御する第2工程と、
    を備えたことを特徴とする請求項6記載の料金自動収受方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015041347A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 三菱重工業株式会社 リバース車線制御システム、及びリバース車線制御システムの動作方法
JP2015075842A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 三菱重工業株式会社 リバース車線料金所システム

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