以下、本発明に係る一実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、情報生成装置としての地図情報生成装置であって、例えば車両などの移動体に搭載される図示しないナビゲーション装置による移動経路の設定処理や地図の表示処理などに利用される地図情報を生成する構成を例示して説明する。図1は、地図情報生成装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、地図情報を構成する表示用データのテーブル構造を模式的に示す概念図である。図3は、地図情報を構成するマッチングデータのテーブル構造を模式的に示す概念図である。図4は、リンク情報テーブルの概略構成を示す模式図である。図5は、ノード情報テーブルの概略構成を示す模式図である。図6は、レーン情報テーブルの概略構成を示す模式図である。図7は、方面案内情報テーブルの概略構成を示す模式図である。図8は、調査フォーム情報テーブルの概略構成を示す模式図である。図9は、交差点ヘッダ領域情報の概略構成を示す模式図である。図10は、交差点フッタ領域情報の概略構成を示す模式図である。図11は、第1の車線関連領域情報の概略構成を示す模式図である。図12は、車線フッタ領域情報の概略構成を示す模式図である。図13は、第1の方面案内関連領域情報の概略構成を示す模式図である。図14は、方面案内フッタ領域情報の概略構成を示す模式図である。図15は、交差点原票を示す模式図である。図16は、車線原票を示す模式図である。図17は、方面案内原票を示す模式図である。
〔地図情報生成装置の構成〕
図1において、100は地図情報生成装置である。この地図情報生成装置100は、図示しないナビゲーション装置による移動経路の設定処理、あるいは、例えば施設や工場あるいは店舗などの地物や交差点に関する各種情報を道路などとともに地図として図示しない表示装置に表示させるための地図情報を生成する。また、この地図情報生成装置100には、各種情報を紙や転写シートあるいはプラスチックシートなどの印刷媒体に印刷出力可能な印刷手段160が接続されている。そして、地図情報生成装置100は、入力部110と、表示手段としての表示部120と、記憶手段130と、メモリ140と、処理部150と、などを備えている。
入力部110は、入力操作される図示しない各種操作ボタンや操作つまみなどを有している。この操作ボタンや操作つまみの入力操作の内容としては、例えば地図情報生成装置100の動作内容の設定などの設定事項である。具体的には、新たな情報の生成や取得、各種情報の検索などが例示できる。そして、入力部110は、設定事項の入力操作により、所定の信号を処理部150へ適宜出力して設定させる。
表示部120は、処理部150にて制御され処理部150からの画像データの信号を画面表示させる。この表示部120としては、例えば液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。また、表示部120に表示させる画像データとしては、地物や交差点に関する情報や記憶手段130に記憶された地図情報に基づく地図などの画像データなどが例示できる。
記憶手段130は、例えば図2ないし図7に示すような地図情報と、図8に示すような調査フォーム情報テーブル300と、などを格納、すなわち読み出し可能に記憶する。ここで、所定の道路に存在する車線のうち、進行方向が限定されている車線をレーンと適宜称して説明する。この記憶手段130としては、HD(Hard Disk)、DVD(Digital Versatile Disc)、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成などが例示できる。
ここで、地図情報は、図2に示すようないわゆるPOI(Point Of Interest)データである表示用データVMと、図3に示すようなマッチングデータMMと、図4に示すようなリンク情報テーブル200と、図5に示すようなノード情報テーブル230と、図6に示すようなレーン情報テーブル250と、図7に示すような方面案内情報テーブル270と、図示しない記号関連情報と、などを備えている。
表示用データVMは、例えばそれぞれ固有の番号(以下、メッシュコードと称す)が付加された複数の表示用メッシュ情報VMxを備えている。すなわち、表示用データVMは、一部の領域に関する表示用メッシュ情報VMxに複数分割され、表示用メッシュ情報VMxが縦横に複数連続して構成されている。また、表示用メッシュ情報VMxは、所定の領域に関する下層の表示用メッシュ情報VMxに分割されている。各表示用メッシュ情報VMxは、設定された一辺の長さ、すなわち実際の地形上の長さを地図の縮尺に応じて短縮した長さで矩形形状に分割され、所定の角部分に地図情報の全体、例えば地球の地図における絶対座標ZPの情報を有している。
そして、表示用メッシュ情報VMxは、例えば交差点の名称などの名称情報VMxAと、道路情報VMxBと、背景情報VMxCと、にて構成されている。名称情報VMxAは、その領域における他要素データである例えば交差点の名称や地域の名称などを絶対座標ZPとの位置関係で所定の位置に配置表示されるデータのテーブル構造に構成されている。道路情報VMxBは、その領域における道路要素データである道路を絶対座標ZPとの位置関係で所定の位置に配置表示させるデータのテーブル構造に構成されている。背景情報VMxCは、他要素データである著名な場所や建造物などを示すマークや、その著名な場所や建造物などを示す他要素データである画像情報などを絶対座標ZPとの位置関係で所定の位置に配置表示されるデータのテーブル構造に構成されている。
一方、マッチングデータMMは、表示用データVMと同様に、例えばそれぞれ固有のメッシュコードが付加された一部の領域に関するマッチングメッシュ情報MMxに複数分割され、マッチングメッシュ情報MMxが縦横に複数連続して構成されている。また、マッチングメッシュ情報MMxは、所定の領域に関する下層のマッチングメッシュ情報MMxに分割されている。各マッチングメッシュ情報MMxは、設定された一辺の長さ、すなわち実際の地形上の長さを地図の縮尺に応じて短縮した長さで矩形形状に分割され、所定の角部分に地図情報の全体、例えば地球の地図における絶対座標ZPの情報を有している。ここで、以下において、最上位の層、2層目にそれぞれ対応するマッチングメッシュ情報MMxを1次メッシュ、2次メッシュのマッチングメッシュ情報MMxと適宜称す。なお、マッチングメッシュ情報MMxは、表示用メッシュ情報VMxと異なる領域を表すデータ構造、すなわち分割される領域の縮尺が異なっていてもよい。また、縮尺が同一であれば固有の番号の情報を用いてデータを関連付けておけばよく、また縮尺が異なる場合であれば例えば絶対座標を用いてデータを関連付けるなどすればよい。このマッチングデータMMは、複数のリンク列ブロック情報を有している。
リンク列ブロック情報は、図3に示すように、道路を構成し地点を表すノードNを結ぶ線分であるリンクLが、所定の規則性で複数関連付けられたデータのテーブル構造である。具体的には、道路の所定の長さ例えば甲州街道や青梅街道などの連続する道路のように、リンクLが折れ線上にそれぞれ連なった連続するリンク列となるもので関連付けられている。そして、リンクLは、各リンクLに付加された固有の番号のリンクIDを有している。
また、ノードNは、各道路の交差点や屈曲点、分岐点、合流点などの結節点に相当する。そして、ノードNは、リンク列ブロック情報におけるノードN毎に付加された固有の番号であるノードIDを有している。
リンク情報テーブル200は、リンク情報210が複数記録されたテーブル構造に構成されている。リンク情報210は、上述したリンク列ブロック情報の各リンクLに関連付けられた情報である。このリンク情報210は、オブジェクトID情報211と、道路種別情報212と、リンク種別情報213と、始点ノードID情報214と、終点ノードID情報215と、国道県道番号情報216と、路線名称情報217と、道路形状情報218と、などが1つのデータ構造として構成されている。
オブジェクトID情報211は、各リンクLのリンクIDに関連付けられ、各リンク情報210を特定する固有の情報である。このオブジェクトID情報211には、リンクLのリンクIDが記録され、このオブジェクトID情報211によりリンク情報210に対するリンクLが特定される。なお、オブジェクトID情報211は、各リンクLを特定する情報が記録されていればよく、リンクID以外に例えばリンクLの座標などが記録されているものであってもよい。道路種別情報212は、オブジェクトID情報211で特定されるリンクLに対応する道路の種別に関する情報である。具体的には、この道路種別情報212には、例えばリンクLが有料道路であるか否か、本線か否か、国道であるか県道であるか否か、一方通行道路であるか否か、トンネルであるか否かなどのフラグ情報が記録される。さらに、リンクLの区間距離や、制限速度に関する情報などが記録されていてもよい。リンク種別情報213は、オブジェクトID情報211で特定されるリンクLの種別に関する情報である。具体的には、このリンク種別情報213には、例えばリンクLが交差点内においてリンクLの連結を表すためのショートリンク(以下、交差点内リンクと称す)Lか否か、いわゆる上下線が分離された道路のリンクLか否か、右折や左折専用のためのショートリンクLか否かなどの情報が記録される。
始点ノードID情報214は、リンク列ブロック情報において、オブジェクトID情報211で特定されるリンクLの始点に配置されるノードNを特定するための情報である。この始点ノードID情報214には、リンクLの始点に配置されるノードNの例えばノードIDが記録される。なお、始点ノードID情報214には、ノードNの座標や住所などが記録されているものであってもよい。終点ノードID情報215は、リンク列ブロック情報において、オブジェクトID情報211で特定されるリンクLの終点に配置されるノードNを特定するための情報である。この終点ノードID情報215には、始点ノードID情報214と同様の情報が記録される。
国道県道番号情報216は、オブジェクトID情報211にて特定されるリンクLに対応する道路が県道や国道の場合、この県道や国道に付与された番号を例えば「1」や「14」などの数字で表す情報である。路線名称情報217は、オブジェクトID情報211にて特定されるリンクLに対応する道路に固有の名称が付与されている場合、この付与された例えば「青梅街道」などの名称を表す情報である。道路形状情報218は、オブジェクトID情報211にて特定されるリンクLに対応する道路の形状に関する情報である。具体的には、この道路形状情報218には、例えば道路幅、車線数、中央分離帯や中央線を有するか否か、歩道を有するか否かなどの情報が記録されている。そして、道路形状情報218に中央線が存在するか否かに関する情報が記録されている状態は、後述する調査フォームとしての交差点原票フォーム400の中央線領域533内の中央線存在文字533Aまたは中央線非存在文字533Bを囲む丸形状の図示しない丸図形として表示される。
ノード情報テーブル230は、調査内容情報としても機能するノード情報240が複数記録されたテーブル構造に構成されている。ノード情報240は、リンク列ブロック情報の各ノードNに関連付けられた情報である。このノード情報240は、オブジェクトID情報241と、接続リンク情報242と、ノード座標情報243と、分岐フラグ情報244と、信号機フラグ情報245と、固有地点情報246と、などが関連付けられた1つのデータに構成されている。
オブジェクトID情報241は、リンクLの両端に位置されるノードNのノードIDに関連付けられ、各ノード情報240を特定する固有の情報である。このオブジェクトID情報241には、例えばノードIDが記録され、このオブジェクトID情報241によりノード情報240に対するリンクLが特定される。なお、オブジェクトID情報241は、ノードNを特定するノードNの座標に関する情報などが記録されているものであってもよい。接続リンク情報242は、オブジェクトID情報241にて特定されるノードNに接続されるリンクLに関する情報である。この接続リンク情報242には、例えばノードNに接続されるリンクLのリンクIDが記録される。ノード座標情報243は、オブジェクトID情報241にて特定されるノードNの位置に関する情報である。このノード座標情報243には、例えば地図情報上におけるノードNの緯度および経度を例えばX座標およびY座標で示す情報が記録される。なお、これらの位置座標に関する情報の他に、ノードNの住所などが記録されていてもよい。
分岐フラグ情報244は、オブジェクトID情報241にて特定されるノードNが交差点であるか否かを示すフラグ情報である。そして、分岐フラグ情報244には、例えばノードNが単に地点を示すものである場合「0」が記録され、ノードNが交差点である場合「1」が記録される。なお、分岐フラグ情報244が設けられない構成としてもよく、この場合、接続リンク情報242で2本以上のリンクLと接続される場合に交差点であると判断する構成にしてもよい。
信号機フラグ情報245は、オブジェクトID情報241にて特定されるノードNの地点に信号が存在するか否かを示すフラグ情報である。この信号機フラグ情報245には、信号機が存在しない場合「0」が記録され、信号機が存在する場合「1」が記録される。また、信号機の有無が調査されていない場合「0」、「1」のいずれの情報も記録されない。そして、信号機フラグ情報245に「0」が記録された状態は、交差点原票フォーム400の後述する信号機入力領域としての信号機領域417内の信号非存在文字417Bを囲む丸形状の丸図形417Dとして表示される。また、「1」が記録された状態は、信号機領域417内の信号存在文字417Aを囲む丸図形417Dとして表示される。さらに、「0」、「1」のいずれも記録されていない状態は、信号機領域417内の未調査文字417Cを囲む丸図形417Dとして表示される。
固有地点情報246は、オブジェクトID情報241にて特定されるノードNの名称に関する情報である。固有地点情報246には、例えば、その地点の名称、または目印となる建物の名称、交差点の名称などが記録される。この固有地点情報246に交差点の名称が記録された状態は、交差点原票フォーム400の後述する交差点名称入力領域としての交差点名称領域418に交差点名称418Aとして表示される。
レーン情報テーブル250は、調査内容情報としても機能するレーン情報260が複数記録されたテーブル構造に構成されている。レーン情報260は、所定の交差点に接続する道路(以下、交差点接続道路と称す)における交差点直近のレーンに関する情報である。このレーン情報260は、オブジェクトID情報261と、矢印情報262と、直近車線数情報263と、車線数増減情報264と、流出側車線数情報265と、通行状態情報266と、などが関連付けられた1つのデータに構成されている。
オブジェクトID情報261は、交差点接続道路を特定するための情報である。このオブジェクトID情報261には、例えばオブジェクトID情報281と同様の情報が記録される。矢印情報262は、オブジェクトID情報261で特定される交差点接続道路のレーンにおいて進行可能な方向を示す矢印に関する情報である。例えば、2つのレーンが存在している交差点接続道路において、進行方向左側のレーンが左折および直進可能であり右側のレーンが右折のみが可能な場合、これらの進行可能な方向を矢印で表すための情報が記録される。この矢印情報262に矢印に関する情報が記録された状態は、後述する調査フォームとしての車線原票フォーム500の進行経路識別入力領域としての行先領域525に、道路記号525Aとして表示される。直近車線数情報263は、交差点接続道路における交差点直近の車線の数、すなわちレーンの数を表す情報である。この直近車線数情報263に車線数が記録された状態は、車線原票フォーム500の後述する直近数入力領域としての直近車線数領域528や第1の流入車線数領域530に、直近車線数528Aや第1の流入車線数530Aとして表示される。
車線数増減情報264は、交差点接続道路における交差点直近に進入する際の車線数の増減に関する情報である。この車線数増減情報264には、進行方向右側の車線数の増減数や、進行方向左側の車線数の増減数が記録される。この車線数増減情報264に車線数の増減が記録された状態は、車線原票フォーム500の後述する増減数入力領域としての第1の増減車線数領域529や第1の流入車線数領域530に、右増減数529A、左増減数529Bや第1の流入車線数530Aとして表示される。流出側車線数情報265は、交差点を指定方向に進行した際に進入する道路の車線数に関する情報である。この流出側車線数情報265に車線数が記録された状態は、車線原票フォーム500の後述する流出車線数領域534に、流出車線数534Aとして表示される。通行状態情報266は、指定方向に対応する車線から進行できるか否かに関する情報である。この通行状態情報266には、例えば進入禁止、通行禁止、指定方向外進行禁止や、これらの規制が実施される時間などに関する情報が記録される。また、通行状態情報266に規制に関する情報が記録された状態は、車線原票フォーム500の後述する進行規制入力領域としての規制領域536に規制内容文字536A1などとして表示される。
方面案内情報テーブル270は、調査内容情報としても機能する方面案内情報280が複数記録されたテーブル構造に構成されている。方面案内情報280は、交差点で直進や右左折した場合に到達する地名などの方面案内に関する情報である。この方面案内情報280は、オブジェクトID情報281と、方面名称情報282と、などが関連付けられた1つのデータに構成されている。
オブジェクトID情報281は、交差点接続道路を特定するための情報である。このオブジェクトID情報281には、例えば交差点を表すノードおよびこのノードに接続される他のノードのノードIDが記録され、これら2つのノードの特定により交差点接続道路が特定される。なお、オブジェクトID情報281に、交差点接続道路を特定する固有のIDを記録する構成としてもよい。方面名称情報282は、交差点に接続された各交差点接続道路を進行した際に到達する地名などの名称に関する情報である。この方面名称情報282に地名などの名称が記録された状態は、後述する調査フォームとしての方面案内原票フォーム600の地点名称入力領域としての方面案内名称領域623Cに方面名称623C1として表示される。
調査フォーム情報テーブル300は、図8に示すように、調査フォーム情報310が複数記録されたテーブル構造に構成されている。調査フォーム情報310は、交差点原票フォーム400(図15参照)、車線原票フォーム500(図16参照)、方面案内原票フォーム600(図17参照)として表示される情報である。ここで、交差点原票フォーム400は、調査対象の交差点(以下、調査交差点と称す)の概略を調査する際に利用されるフォームである。車線原票フォーム500は、交差点接続道路の車線を調査する際に利用されるフォームである。方面案内原票フォーム600は、交差点接続道路の方面案内を調査する際に利用されるフォームである。なお、交差点原票フォーム400などとしては、CSV(Comma Separated Value)形式のものなどが例示できる。そして、調査フォーム情報310は、交差点関連入力情報としての交差点原票情報320と、経路関連入力情報を構成する車線関連入力情報としての車線原票情報330と、経路関連入力情報を構成する到達地点関連入力情報としての方面案内原票情報340と、などが関連付けられた1つのデータに構成されている。
交差点原票情報320は、交差点原票フォーム400として表示される情報である。そして、交差点原票情報320は、交差点ヘッダ領域情報321と、第1の交差点地図入力領域情報としての周辺図領域情報322と、第2の交差点地図入力領域情報としての交差点形状領域情報323と、交差点フッタ領域情報324と、などが関連付けられた1つのデータに構成されている。
交差点ヘッダ領域情報321は、交差点原票フォーム400における左上側に設けられたヘッダ領域410に各種情報や領域として表示される情報である。そして、交差点ヘッダ領域情報321は、図9に示すように、ファイル名情報321Aと、保存日時情報321Bと、交差点種別情報321Cと、調査日付領域情報321Dと、カメラID領域情報321Eと、作業者領域情報321Fと、信号機入力領域情報としての信号機領域情報321Gと、交差点名称入力領域情報としての交差点名称領域情報321Hと、画像ID領域情報321Iと、緯度経度情報321Jと、住所情報321Kと、コメント欄情報321Lと、などが関連付けられた1つのデータに構成されている。
ファイル名情報321Aは、ヘッダ領域410における左上側に、調査フォーム情報310のファイル名411として表示される情報である。保存日時情報321Bは、ファイル名411の右側に、調査フォーム情報310の保存日時412として表示される情報である。交差点種別情報321Cは、保存日時412の右側に、調査交差点の種別を表す交差点種別数字413として表示される情報である。この交差点種別数字413として表される種別としては、クランク形状、ランプの出入口などが例示できる。
調査日付領域情報321Dは、ファイル名411などの下側に、調査した日付の入力を促す調査日付領域414として表示される情報である。カメラID領域情報321Eは、調査日付領域414の下側に、例えば調査交差点を撮像したカメラのIDの入力を促すカメラID領域415として表示される情報である。作業者領域情報321Fは、カメラID領域415の下側に、調査を実施した作業者名の入力を促す作業者領域416として表示される情報である。
信号機領域情報321Gは、作業者領域416の下側に、調査交差点に信号機が有るか否かなどの入力を促す信号機領域417として表示される情報である。この信号機領域417には、調査交差点に信号機が存在している旨を表す「有」の信号存在文字417Aと、存在していない旨を表す「無」の信号非存在文字417Bと、調査を実施していない旨を表す「未調査」の未調査文字417Cと、が左右方向に並んで表示されている。また、信号機領域情報321Gは調査交差点に対応するノード情報240の信号機フラグ情報245に関連付けられており、信号機領域417には、上述したように信号機フラグ情報245に基づいて、丸図形417Dが信号存在文字417A、信号非存在文字417B、未調査文字417Cのいずれかを囲む状態で表示される。
交差点名称領域情報321Hは、信号機領域417の下側に、調査交差点の名称の入力を促す交差点名称領域418として表示される情報である。この交差点名称領域情報321Hは調査交差点に対応するノード情報240の固有地点情報246に関連付けられており、交差点名称領域418には、上述したように固有地点情報246に記録された名称が交差点名称418Aとして適宜表示される。
画像ID領域情報321Iは、交差点名称領域418の下側に、例えば調査交差点の画像のIDの入力を促す画像ID領域419として表示される情報である。緯度経度情報321Jは、画像ID領域419の下側に、例えば調査交差点の緯度経度420として表示される情報である。住所情報321Kは、緯度経度420の下側に、例えば調査交差点の住所421として表示される情報である。コメント欄情報321Lは、住所421の下側に、各種コメントの入力を促すコメント欄422として表示される情報である。
周辺図領域情報322は、コメント欄422の下側に、第1の交差点地図領域としての周辺図領域430として表示される情報である。この周辺図領域430には、リンクLおよびノードNで表される調査交差点の第1の交差点地図としての周辺地図431が表示されている。
ここで、調査交差点が東京、名古屋、大阪などの都心部、すなわち道路が密集した地域(以下、大都市部と称す)に存在する場合、周辺図領域430には、2次メッシュのマッチングメッシュ情報MMxを16分割したものに対応する周辺地図431が表示される。すなわち、調査交差点が大都市部に存在する場合、2次メッシュのマッチングメッシュ情報MMxに対応するものよりも縮尺が大きい周辺地図431が表示される。
また、調査交差点が大都市部以外の地域でありかつ人口が約3万人以上の市区町村部、すなわち大都市部よりも道路が密集していない箇所が多いと考えられる地域(以下、中都市部と称す)に存在する場合、周辺図領域430には、2次メッシュのマッチングメッシュ情報MMxに対応する周辺地図431が表示される。すなわち、調査交差点が中都市部に存在する場合、大都市部に存在する場合と比べて縮尺が小さい周辺地図431が表示される。
さらに、調査交差点が中都市部よりも例えば人口が少ない地域、すなわち中都市部よりも道路が密集していない箇所が多いと考えられる地域(以下、小都市部と称す)に存在する場合、周辺図領域430には、1次メッシュのマッチングメッシュ情報MMxに対応する周辺地図431が表示される。すなわち、調査交差点が小都市部に存在する場合、大都市部および中都市部に存在する場合と比べて縮尺が小さい周辺地図431が表示される。
また、この周辺地図431における調査交差点を表す代表のノード(以下、代表ノードと称す)Ndの近傍には、この代表ノードNdのノードIDが代表ノードID431Aとして表示されている。さらに、調査交差点に接続されている各交差点接続道路上の所定の地点を表すノードN近傍には、それぞれの交差点接続道路を識別するためのアルファベットを表す道路記号431Bとして表示されている。
交差点形状領域情報323は、交差点原票フォーム400における左右方向略中央から右側にかけての部分に、第2の交差点地図領域としての交差点形状領域440として表示される情報である。この交差点形状領域440には、周辺地図431の調査交差点近傍が拡大された第2の交差点地図としての交差点近傍地図441が表示されている。
交差点フッタ領域情報324は、交差点原票フォーム400における下側に設けられたフッタ領域450に各種情報や領域として表示される情報である。そして、交差点フッタ領域情報324は、図10に示すように、作業者署名欄情報324Aと、調査内容領域情報324Bと、チェック欄情報324Cと、地図識別入力領域情報としてのロット番号領域情報324Dと、交差点識別入力領域情報としての交差点ID領域情報324Eと、ページ番号領域情報324Fと、位置領域情報324Gと、ノードID領域情報324Hと、などが関連付けられた1つのデータに構成されている。ここで、信号機領域情報321Gと、交差点名称領域情報321Hと、ロット番号領域情報324Dと、交差点ID領域情報324Eと、にて、本発明の交差点入力領域情報が構成されている。
作業者署名欄情報324Aは、フッタ領域450における周辺図領域430の下側に、作業者の署名を促す作業者署名欄451として表示される情報である。調査内容領域情報324Bは、作業者署名欄451の下側に、調査内容を表す調査内容領域452として表示される。この調査内容領域452には、調査交差点が詳細に調査される対象である旨を表す「フルスペック」、または、簡易的に調査される対象である「簡易」の文字が表示されている。ここで、詳細な調査とは、交差点原票フォーム400と、車線原票フォーム500と、方面案内原票フォーム600と、に関する調査を意味する。また、簡易的な調査とは、交差点原票フォーム400の信号機領域417および交差点名称領域418に関する調査、すなわち信号機の有無と調査交差点の名称の調査を意味する。チェック欄情報324Cは、作業者署名欄451の右側に、信号機の有無を調査した旨、交差点名称を調査した旨、交差点の規制を調査した旨、レーンを調査した旨、車線数を調査した旨、方面案内を調査した旨の印の入力を促すチェック欄453として表示される情報である。
ロット番号領域情報324Dは、チェック欄453の右側に、地図識別入力領域としてのロット番号領域454として表示される情報である。このロット番号領域454には、調査交差点を含む例えばマッチングメッシュ情報MMxの地図識別事項としてのメッシュコード454Aが表示されている。交差点ID領域情報324Eは、ロット番号領域454の右側に、交差点識別入力領域としての交差点ID領域455として表示される情報である。この交差点ID領域455には、メッシュコード454Aのマッチングメッシュ情報MMx上における調査交差点の交差点識別事項としての交差点ID455Aが表示されている。ページ番号領域情報324Fは、交差点ID領域455の右側に、ページ番号の入力を促すページ番号領域456として表示される情報である。ここで、信号機領域417と、交差点名称領域418と、ロット番号領域454と、交差点ID455Aと、にて、本発明の交差点入力領域が構成されている。
位置領域情報324Gは、ロット番号領域454の下側に、位置領域457として表示される情報である。この位置領域457には、ロット番号領域454に表示されたメッシュコードのマッチングメッシュ情報MMxよりも下層のマッチングメッシュ情報MMxのうち、調査交差点を含むマッチングメッシュ情報MMxのメッシュコードの下2桁の番号が位置番号457Aとして表示されている。ノードID領域情報324Hは、交差点ID領域455の下側に、ノードID領域458として表示される情報である。このノードID領域458には、周辺地図431の代表ノードID431AがノードID458Aとして表示されている。
車線原票情報330は、交差点原票フォーム400とは異なる表示画面において、車線原票フォーム500として表示される情報である。そして、車線原票情報330は、図8に示すように、第1の車線関連領域情報331と、第2の車線関連領域情報332と、第3の車線関連領域情報333と、第4の車線関連領域情報334と、車線フッタ領域情報335と、などが関連付けられた1つのデータに構成されている。なお、第1の車線関連領域情報331、第2の車線関連領域情報332、第3の車線関連領域情報333、および、第4の車線関連領域情報334は、同一の構成を有しているため説明を簡略化する。
第1の車線関連領域情報331は、車線原票フォーム500のメイン領域510における右側に設けられた第1の車線関連領域520Aに、調査交差点の交差点接続道路のうちいずれか1つの車線に関する各種情報や領域として表示される情報である。そして、第1の車線関連領域情報331は、図11に示すように、第1の経路識別入力領域情報としての道路記号領域情報331Aと、コメント欄情報331Bと、全景領域情報331Cと、レーン番号領域情報331Dと、進行経路識別入力領域情報としての行先領域情報331Eと、進行方向入力領域情報としての進行可能方向領域情報331Fと、第1の画像ID領域情報331Gと、直近数入力領域情報としての直近車線数領域情報331Hと、増減数入力領域情報としての第1の増減車線数領域情報331Iと、第1の流入車線数領域情報331Jと、第2の増減車線数領域情報331Kと、第2の流入車線数領域情報331Lと、中央線領域情報331Mと、流出車線数領域情報331Nと、第2の画像ID領域情報331Oと、進行規制入力領域情報としての規制領域情報331Pと、などが関連付けられた1つのデータに構成されている。
道路記号領域情報331Aは、第1の車線関連領域520Aにおける上側に、第1の経路識別入力領域としての道路記号領域521として表示される情報である。この道路記号領域521には、交差点原票フォーム400に表示された交差点接続道路の道路記号431Bのうちいずれか1つと同じアルファベットが経路識別事項としての道路記号521Aとして表示されている。コメント欄情報331Bは、道路記号領域521の下側に、各種コメントの入力を促すコメント欄522として表示される情報である。全景領域情報331Cは、コメント欄522の下側に、例えば交差点接続道路の景観の入力を促す全景領域523として表示される情報である。
レーン番号領域情報331Dは、全景領域523の下側に、左右方向に並んだ7個のレーン番号領域524として表示される情報である。これらレーン番号領域524には、レーンを特定する「1」〜「7」の番号がそれぞれ表示されている。そして、これらのレーン番号領域524の番号が小さいほど、交差点接続道路に存在する左側のレーンを表す。行先領域情報331Eは、7個のレーン番号領域524のそれぞれの下側に、レーン番号領域524で特定されるレーンを走行した際に進入可能な交差点接続道路の入力を促す行先領域525として表示される情報である。この行先領域情報331Eは道路記号521Aで特定される交差点接続道路に対応するレーン情報260の矢印情報262に関連付けられており、行先領域525には、上述したように矢印情報262に記録された矢印の方向に進行した際に進入する交差点接続道路の道路記号525Aが適宜表示される。
進行可能方向領域情報331Fは、7個の行先領域525のそれぞれの下側に、レーン番号領域524で特定されるレーンを走行した際に進入可能な方向を示す矢印の入力を促す進行方向入力領域としての進行可能方向領域526として表示される情報である。この進行可能方向領域526には、点線の十字図形526Aが表示されている。すなわち、進行可能方向領域526は、作業者に十字図形526Aの十字に略沿って、矢印の入力を促す構成を有している。第1の画像ID領域情報331Gは、進行可能方向領域526の下側に、例えば各レーンの画像のIDの入力を促す画像ID領域527として表示される情報である。
直近車線数領域情報331Hは、画像ID領域527の下側に、交差点直近の車線数の入力を促す直近車線数領域528として表示される情報である。この直近車線数領域情報331Hはレーン情報260の直近車線数情報263に関連付けられており、直近車線数領域528には、上述したように直近車線数情報263に記録された車線数が直近車線数528Aとして適宜表示される。第1の増減車線数領域情報331Iは、直近車線数領域528の下側に、交差点直近に進入する際に右側および左側に増減する車線数の入力を促す第1の増減車線数領域529として表示される情報である。この第1の増減車線数領域情報331Iはレーン情報260の車線数増減情報264に関連付けられており、第1の増減車線数領域529には、上述したように車線数増減情報264に記録された車線数が右増減数529A、左増減数529Bとして適宜表示される。第1の流入車線数領域情報331Jは、第1の増減車線数領域529の下側に、交差点接続道路における交差点直近手前の車線数の入力を促す第1の流入車線数領域530として表示される情報である。この第1の流入車線数領域情報331Jは例えば直近車線数情報263および車線数増減情報264に関連付けられ、第1の流入車線数領域530には、直近車線数528Aから右増減数529Aおよび左増減数529Bを減じた車線数が第1の流入車線数530Aとして適宜表示される。第2の増減車線数領域情報331Kは、第1の流入車線数領域530の下側に、第2の増減車線数領域531として表示される情報である。第2の流入車線数領域情報331Lは、第2の増減車線数領域531の下側に、第2の流入車線数領域532として表示される情報である。
中央線領域情報331Mは、直近車線数領域528などの右側に、交差点接続道路に中央線が存在しているか否かの入力を促す中央線領域533として表示される情報である。この中央線領域533には、中央線が存在している旨を表す「有」の中央線存在文字533A、存在していない旨を表す「無」の中央線非存在文字533Bが上下方向に並んで表示されている。また、中央線領域情報331Mは道路記号521Aで識別される交差点接続道路に対応するリンク情報210の道路形状情報218に関連付けられており、中央線領域533には、上述したように道路形状情報218に基づいて、丸図形が中央線存在文字533Aまたは中央線非存在文字533Bを囲む状態で表示される。流出車線数領域情報331Nは、中央線領域533の右側に、調査交差点を指定方向に進行した際に進入する交差点接続道路の車線数の入力を促す流出車線数領域534として表示される情報である。この流出車線数領域情報331Nはレーン情報260の流出側車線数情報265に関連付けられており、流出車線数領域534には、上述したように流出側車線数情報265に記録された車線数が流出車線数534Aとして適宜表示される。第2の画像ID領域情報331Oは、流出車線数領域534の下側に、画像のIDの入力を促す画像ID領域535として表示される情報である。
規制領域情報331Pは、第2の流入車線数領域532の下側に、進行規制に関する情報の入力を促す4個の規制領域536として表示される情報である。この規制領域536は、「進入禁止」、「通行禁止」、「指定方向外進行禁止」のいずれかの規制内容文字536A1の入力を促す規制内容領域536Aと、規制内容の記号の入力を促す規制記号領域536Bと、規制が実施される日時などの入力を促す規制条件領域536Cと、画像のIDの入力を促す画像ID領域536Dと、を備えている。また、規制領域情報331Pはレーン情報260の通行状態情報266に関連付けられており、規制領域536には、上述したように通行状態情報266に記録された各種情報が規制内容文字536A1などとして適宜表示される。
第2の車線関連領域情報332、第3の車線関連領域情報333、および、第4の車線関連領域情報334は、第1の車線関連領域520Aの右側に並んで設けられた第2の車線関連領域520B、第3の車線関連領域520C、および、第4の車線関連領域520Dに、それぞれ異なる交差点接続道路に関する上述した各種情報や領域として表示される情報である。
車線フッタ領域情報335は、車線原票フォーム500における右下側に設けられたフッタ領域540に各種情報や領域として表示される情報である。そして、車線フッタ領域情報335は、図12に示すように、ロット番号領域情報335Aと、経路交差点識別入力領域情報としての交差点ID領域情報335Bと、ページ番号領域情報335Cと、などが関連付けられた1つのデータに構成されている。ここで、行先領域情報331Eと、進行可能方向領域情報331Fと、直近車線数領域情報331Hと、第1の増減車線数領域情報331Iと、規制領域情報331Pと、交差点ID領域情報335Bと、にて、本発明の第1の経路入力領域情報が構成されている。
ロット番号領域情報335Aは、フッタ領域540における左側に、ロット番号領域541として表示される情報である。このロット番号領域541には、交差点原票フォーム400のロット番号領域454に表示されたメッシュコード454Aがメッシュコード541Aとして表示されている。交差点ID領域情報335Bは、ロット番号領域541の右側に、経路交差点識別入力領域としての交差点ID領域542として表示される情報である。この交差点ID領域542には、交差点原票フォーム400の交差点ID領域455に表示された交差点ID455Aが交差点識別事項としての交差点ID542Aとして表示されている。ページ番号領域情報335Cは、交差点ID領域542の右側に、ページ番号の入力を促すページ番号領域543として表示される情報である。ここで、行先領域525と、進行可能方向領域526と、直近車線数領域528と、第1の増減車線数領域529と、規制領域536と、交差点ID領域542と、にて、本発明の第1の経路関連入力領域が構成されている。
方面案内原票情報340は、交差点原票フォーム400および車線原票フォーム500とは異なる表示画面において、方面案内原票フォーム600として表示される情報である。そして、方面案内原票情報340は、図8に示すように、第1の方面案内関連領域情報341と、第2の方面案内関連領域情報342と、第3の方面案内関連領域情報343と、第4の方面案内関連領域情報344と、方面案内フッタ領域情報345と、などが関連付けられた1つのデータに構成されている。なお、第1の方面案内関連領域情報341、第2の方面案内関連領域情報342、第3の方面案内関連領域情報343、および、第4の方面案内関連領域情報344は、同一の構成を有しているため説明を簡略化する。
第1の方面案内関連領域情報341は、方面案内原票フォーム600のメイン領域610における左側に設けられた第1の方面案内関連領域620Aに、調査交差点の交差点接続道路のうちいずれか1つの方面案内に関する各種情報や領域として表示される情報である。そして、第1の方面案内関連領域情報341は、図13に示すように、第2の経路識別入力領域情報としての道路記号領域情報341Aと、付帯領域情報341Bと、方面案内内容領域情報341Cと、などが関連付けられた1つのデータに構成されている。
道路記号領域情報341Aは、第1の方面案内関連領域620Aにおける上側に、第2の経路識別入力領域としての道路記号領域621として表示される情報である。この道路記号領域621には、車線原票フォーム500の第1の車線関連領域520Aに表示された道路記号521Aが経路識別事項としての道路記号621Aとして表示されている。付帯領域情報341Bは、道路記号領域621の下側に、例えば方面看板の矢印などの模式図や、方面看板などの画像のID、あるいは、コメントの入力を促す付帯領域622として表示される情報である。
方面案内内容領域情報341Cは、付帯領域622の下側に、方面案内の内容の入力を促す11個の方面案内内容領域623として表示される情報である。また、方面案内内容領域情報341Cは、進行方向領域情報341C1と、地点経路識別入力領域情報としての進行道路記号領域情報341C2と、地点名称入力領域情報としての方面案内名称領域情報341C3と、を備えている。進行方向領域情報341C1は、道路記号領域621で表される交差点接続道路から進入可能な交差点接続道路が存在する方向を表す文字や矢印の入力を促す進行方向領域623Aとして表示される情報である。進行道路記号領域情報341C2は、道路記号領域621で表される交差点接続道路から進入可能な所定の交差点接続道路の入力を促す地点経路識別入力領域としての進行道路記号領域623Bとして表示される情報である。この進行道路記号領域情報341C2は行先領域情報331Eに関連付けられており、行先領域525に表示された道路記号525Aのうちいずれか1つが進行道路記号623B1として表示される。方面案内名称領域情報341C3は、進行道路記号623B1で識別される交差点接続道路を進行した際に到達する地点の名称の入力を促す方面案内名称領域623Cとして表示される情報である。この方面案内名称領域情報341C3は方面案内情報280の方面名称情報282に関連付けられており、方面案内名称領域623Cには、上述したように方面名称情報282に記録された名称が方面名称623C1として表示される。
第2の方面案内関連領域情報342、第3の方面案内関連領域情報343、および、第4の方面案内関連領域情報344は、第1の方面案内関連領域620Aの右側に並んで設けられた第2の方面案内関連領域620B、第3の方面案内関連領域620C、および、第4の方面案内関連領域620Dに、それぞれ異なる交差点接続道路に関する上述した各種情報や領域として表示される情報である。
方面案内フッタ領域情報345は、方面案内原票フォーム600における右下側に設けられたフッタ領域630に各種情報や領域として表示される情報である。そして、方面案内フッタ領域情報345は、図14に示すように、ロット番号領域情報345Aと、経路交差点識別入力領域情報としての交差点ID領域情報345Bと、ページ番号領域情報345Cと、などが関連付けられた1つのデータに構成されている。ここで、進行道路記号領域情報341C2と、方面案内名称領域情報341C3と、交差点ID領域情報345Bと、にて、本発明の第2の経路入力領域情報が構成されている。
ロット番号領域情報345Aは、フッタ領域630における左側に、ロット番号領域631として表示される情報である。このロット番号領域631には、車線原票フォーム500のロット番号領域541に表示されたメッシュコード541Aがメッシュコード631Aとして表示されている。交差点ID領域情報345Bは、ロット番号領域631の右側に、経路交差点識別入力領域としての交差点ID領域632として表示される情報である。この交差点ID領域632には、車線原票フォーム500の交差点ID領域542に表示された交差点ID542Aが交差点識別事項としての交差点ID632Aとして表示されている。ページ番号領域情報345Cは、交差点ID領域632の右側に、ページ番号の入力を促すページ番号領域633として表示される情報である。ここで、進行道路記号領域623Bと、方面案内名称領域623Cと、交差点ID632Aと、にて、本発明の第2の経路関連入力領域が構成されている。
なお、各方面案内関連領域620A〜620Dは、方面案内原票フォーム600における相対的な位置が、車線原票フォーム500における各車線関連領域520A〜520Dの相対的な位置と略一致する状態に設けられている。また、ロット番号領域631および交差点ID領域632は、方面案内原票フォーム600における相対的な位置が、交差点原票フォーム400および車線原票フォーム500おけるロット番号領域454,541および交差点ID領域455,542の相対的な位置と略一致する状態に設けられている。
さらに、記憶手段130には、例えば交差点や道路、あるいはいわゆる方面看板などの画像に関する画像データが、この画像を特定する画像IDとともに適宜読み出し可能に記憶されている。
メモリ140は、入力部110で入力操作される設定事項などを適宜読み出し可能に記憶する。また、メモリ140には、地図情報生成装置100全体を動作制御するOS(Operating System)上に展開される各種プログラムなどを記憶している。このメモリ140としては、例えば停電などにより突然電源が落ちた際にも記憶が保持される構成のメモリ、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)メモリなどを用いることが望ましい。なお、メモリ140としては、HD、DVD、光ディスクなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。
処理部150は、図示しない各種入出力ポート、例えば入力部110が接続されるキー入力ポート、表示部120が接続される表示制御ポート、記憶手段130が接続される記憶ポート、メモリ140が接続されるメモリポート、印刷手段160が接続される印刷ポートなどを有する。そして、処理部150は、各種プログラムとして、図1に示すように、表示制御手段151と、調査フォーム情報生成手段152と、情報取得手段としても機能する調査内容情報生成手段としての地図情報更新手段153と、印刷制御手段154と、などを備えている。
表示制御手段151は、調査フォーム情報生成手段152や地図情報更新手段153の制御により、交差点原票フォーム400、車線原票フォーム500、方面案内原票フォーム600などの各種情報を表示部120で表示させる。この表示制御手段151は、例えば入力部110による入力操作を促して各種情報を設定入力するための各種表示画面などをも表示制御する。
調査フォーム情報生成手段152は、調査フォーム情報310を生成する。具体的には、調査フォーム情報生成手段152は、作業者による入力部110の入力操作により、交差点原票フォーム400、車線原票フォーム500、方面案内原票フォーム600を生成する旨の設定入力を認識すると、表示制御手段151を制御して、所定の地図を表示部120に表示させる。さらに、この地図に存在する所定の交差点を調査交差点として特定する旨の設定入力を認識すると、例えばノード情報240に基づいて、調査交差点が大都市部、中都市部、小都市部のうちのいずれかに存在している旨を認識する。そして、調査交差点が大都市部に存在していることを認識した場合、以下の表1に示す条件に基づいて、調査交差点が詳細に調査される対象か否かなどを判断する。ここで、表1における「○」は調査交差点が詳細に調査される対象である旨を示す。
具体的には、調査フォーム情報生成手段152は、例えば調査交差点に対応するノード情報240の接続リンク情報242に基づいて、大都市部に存在する調査交差点の交差点接続道路を認識する。そして、これら交差点接続道路に対応するリンク情報210の道路種別情報212に基づいて、交差点接続道路の種別、すなわち交差点接続道路が一般国道、都道府県の主要地方道、指定市の主要地方道、一般都道府県道、指定市の一般市道、道路幅が13m以上の道路、5.5m以上13m未満の道路のいずれかである旨を認識する。ここで、道路の種別は、上述した順序で優先度が設定されている。さらに、最も多い種別の数が調査交差点に接続された交差点接続道路の数の半分よりも多い旨を認識すると、この最も多い種別を第1の代表種別および第2の代表種別として認識する。例えば、調査交差点に接続された4個の交差点道路接続道路の種別が、一般国道、一般国道、一般国道、一般都道府県道の場合、一般国道を第1の代表種別および第2の代表種別として認識する。そして、表1に基づいて、この調査交差点が詳細に調査される対象であると判断する。
また、調査フォーム情報生成手段152は、最も多い種別の数が調査交差点に接続された交差点接続道路の数の半分またはそれ以下であることを認識すると、最も多い種別および2番目に多い種別を選出する。そして、これら選出した種別のうち優先度が高い方を第1の代表種別として、低い方を第2の代表種別として認識する。さらに、最も多い種別が2つ以上存在する場合、これらの種別のうち優先度が最も高いものを第1の代表種別として、2番目に高いものを第2の代表種別として認識する。また、最も多い種別が1つ存在しかつ2番目に多い種別が2つ以上存在する場合、2番目に多い種別のうち優先度が最も高いものを選出する。そして、この選出した種別および最も多い種別のうち優先度が高い方を第1の代表種別として、低い方を第2の代表種別をとして認識する。例えば、調査交差点に接続された4個の交差点接続道路の種別が、一般国道、一般国道、都道府県の主要地方道、一般都道府県道の場合、一般国道を第1の代表種別として、都道府県の主要地方道を第2の代表種別として認識する。そして、表1に基づいて、この調査交差点が詳細に調査される対象であると判断する。
さらに、調査フォーム情報生成手段152は、調査交差点が中都市部に存在していることを認識した場合、この調査交差点の第1の代表種別および第2の代表種別を認識する。そして、以下の表2に示す条件に基づいて、調査交差点が詳細に調査される対象か否かなどを判断する。ここで、表2における「○」は調査交差点が詳細に調査される対象である旨を示し、「△」は簡易的に調査される対象である旨を示す。
また、調査フォーム情報生成手段152は、調査交差点が小都市部に存在していることを認識した場合、この調査交差点の第1の代表種別および第2の代表種別を認識する。そして、以下の表3に示す条件に基づいて、調査交差点が詳細に調査される対象か否かなどを判断する。ここで、表3における「○」は調査交差点が詳細に調査される対象である旨を示し、「×」は調査の必要がない旨を示す。
そして、調査フォーム情報生成手段152は、調査交差点が詳細に調査される対象でありかつ大都市部、中都市部、小都市部のいずれかに存在していることを認識すると、この認識結果に基づいた縮尺の周辺地図431が描かれた交差点原票フォーム400を表示部120に表示させる。さらに、交差点種別数字413、緯度経度420、住所421、代表ノードID431A、道路記号431B、交差点近傍地図441、メッシュコード454A、交差点ID455A、位置番号457A、ノードID458Aを表示させる。そして、この調査交差点に対応するノード情報240に基づいて、丸図形417Dや交差点名称418Aを表示させる。
また、調査フォーム情報生成手段152は、調査交差点に関する車線原票フォーム500を表示部120に適宜表示させる。さらに、メッシュコード541A、交差点ID542Aを表示させる。そして、レーン情報260と、交差点原票フォーム400の道路記号431Bと、などに基づいて、道路記号521A、道路記号525A、直近車線数528A、右増減数529A、左増減数529B、第1の流入車線数530A、丸図形、流出車線数534A、規制内容文字536A1などを表示させる。
さらに、調査フォーム情報生成手段152は、調査交差点に関する方面案内原票フォーム600を表示部120に適宜表示させる。そして、メッシュコード631A、交差点ID632Aを表示させる。また、方面案内情報280と、交差点原票フォーム400の道路記号431Bと、などに基づいて、道路記号621A、進行道路記号623B1、方面名称623C1などを表示させる。
そして、調査フォーム情報生成手段152は、これら交差点原票フォーム400、車線原票フォーム500、方面案内原票フォーム600を調査フォーム情報310として記憶手段130に記憶させる旨の設定入力を認識すると、これらを調査フォーム情報310として記憶手段130に記憶させる。
また、調査フォーム情報生成手段152は、調査交差点が簡易的に調査される対象でありかつ大都市部、中都市部、小都市部のいずれかに存在していることを認識すると、この認識結果に基づいた縮尺の周辺地図431が描かれた交差点原票フォーム400のみに関する調査フォーム情報310を生成する処理をする。さらに、調査交差点が調査の必要がない旨を認識すると、調査フォーム情報310の生成処理を実施しない。
地図情報更新手段153は、調査交差点に関する各種情報の設定入力に基づいて、ノード情報240、レーン情報260、方面案内情報280を適宜更新する処理(以下、交差点情報の更新処理と適宜称す)をする。具体的には、地図情報更新手段153は、所定の調査交差点の交差点情報の更新処理を実施する旨の設定入力を認識すると、この調査交差点に対応する調査フォーム情報310を記憶手段130から取得する。そして、表示制御手段151を制御して、例えば交差点原票フォーム400を表示部120に表示させる。さらに、丸図形417Dや交差点名称418Aの設定入力を認識すると、これらを表示させるとともに、調査交差点に対応するノード情報240の信号機フラグ情報245や固有地点情報246に、設定入力された内容を記録する処理を、ノード情報240の更新処理として実施する。
また、地図情報更新手段153は、車線原票フォーム500を表示部120に適宜表示させる。そして、道路記号525A、直近車線数528A、右増減数529A、左増減数529B、第1の流入車線数530A、流出車線数534A、規制内容文字536A1などの設定入力を認識すると、これらを表示させるとともに、このレーンなどに対応するレーン情報260の矢印情報262、直近車線数情報263、車線数増減情報264、流出側車線数情報265、通行状態情報266などに設定入力された内容を記録する処理を、レーン情報260の更新処理として実施する。
さらに、地図情報更新手段153は、方面案内原票フォーム600を表示部120に適宜表示させる。そして、進行道路記号623B1、方面名称623C1などの設定入力を認識すると、これらを表示させるとともに、この調査交差点の方面案内に対応する方面案内情報280の方面名称情報282に設定入力された内容を記録する処理を、方面案内情報280の更新処理として実施する。
また、地図情報更新手段153は、交差点ID領域455,542,632、ノードID領域458に表示された交差点ID455A,542A,632AやノードID458Aの設定入力を認識すると、これらに対応する地図を表示部120に表示させる。そして、地図情報更新手段153は、設定入力された各種情報を記憶手段130に記憶させる旨の設定入力を認識すると、調査フォーム情報310を更新する処理をする。
印刷制御手段154は、印刷手段160を制御して、表示部120に表示された交差点原票フォーム400、車線原票フォーム500、方面案内原票フォーム600を図15に示すような交差点原票10、図16に示すような車線原票20、図17に示すような方面案内原票30を備えた調査シートとしての調査原票1として印刷出力させる。ここで、交差点原票10、車線原票20、方面案内原票30は、例えばA4サイズの紙などの印刷媒体に交差点原票フォーム400、車線原票フォーム500、方面案内原票フォーム600が印刷出力された印刷物である。
〔地図情報生成装置の作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、調査フォーム情報310に、調査交差点に関する調査内容の入力を促す交差点原票フォーム400として表示される交差点原票情報320と、交差点接続道路の車線に関する調査内容の入力を促す車線原票フォーム500として表示される車線原票情報330と、交差点接続道路の方面案内に関する調査内容の入力を促す方面案内原票フォーム600として表示される方面案内原票情報340と、を設けている。また、交差点原票情報320に、調査交差点を含む周辺地図431が表される周辺図領域430として表示される周辺図領域情報322と、調査交差点の信号機に関する入力を促す信号機領域417として表示される信号機領域情報321Gなどと、を設けている。さらに、車線原票情報330に、調査交差点の交差点接続道路を識別する道路記号521Aが表される道路記号領域521として表示される道路記号領域情報331Aと、この道路記号領域521の道路記号521Aで識別される交差点接続道路の車線において進入可能な交差点接続道路の入力を促す行先領域525として表示される行先領域情報331Eなどと、を設けている。また、方面案内原票情報340に、道路記号621Aが表される道路記号領域621として表示される道路記号領域情報341Aと、道路記号621Aで識別される交差点接続道路に調査交差点を介して接続された交差点接続道路の方面案内の入力を促す方面案内名称領域623Cとして表示される方面案内名称領域情報341C3などと、を設けている。このため、作業者は、周辺地図431で調査交差点の位置を確認しつつ、あらかじめ設けられた信号機領域417や行先領域525あるいは方面案内名称領域623Cなどに調査交差点や交差点接続道路に関する各種情報を入力できる。したがって、調査箇所の丸印や道路形状の情報が表された道路広域図を用いて調査する従来の構成と比べて、利用者に調査交差点の調査を容易に実施させることができる。
そして、周辺地図431における交差点接続道路上の所定の地点を表すノードN近傍に、道路記号521Aと同じアルファベットを道路記号431Bとして表示している。このため、車線原票20の道路記号521Aと同じ道路記号431Bを周辺図領域430から探し出させることにより、第1の車線関連領域520Aなどに各種情報が入力された交差点接続道路の位置を容易に認識させることができる。また、交差点情報の更新処理時における交差点接続道路の特定処理を支援できる。
さらに、交差点原票フォーム400に、周辺図領域430と、交差点形状領域440と、を設けている。そして、交差点形状領域440に、周辺地図431の調査交差点近傍が拡大された交差点近傍地図441を表示している。このため、周辺地図431により調査交差点周辺の状態を認識させるとともに、交差点近傍地図441により調査交差点近傍の状態を認識させることができる。したがって、周辺地図431のみを表示する構成と比べて、利便性を向上できる。また、交差点近傍地図441に周辺地図431と比べて多くの空白領域が設けられるため、調査交差点などに関する各種情報を容易に入力させることができる。
そして、調査交差点が大都市部に存在する場合、2次メッシュのマッチングメッシュ情報MMxを16分割したものに対応する周辺地図431を表示させる。また、中都市部に存在する場合、2次メッシュのマッチングメッシュ情報MMxに対応する周辺地図431を表示させる。さらに、小都市部に存在する場合、1次メッシュのマッチングメッシュ情報MMxに対応する周辺地図431を表示させる。すなわち、周辺図領域430に、調査交差点が存在する地域に応じた縮尺の周辺地図431を表示させる。このため、道路が密集する大都市部の周辺地図431が、道路が密集していない小都市部よりも大きい縮尺で表示されることとなり、都市部に存在する調査交差点や交差点接続道路を容易に認識させることができる。また、大都市部と比べて道路が密集していない中都市部や小都市部に存在する場合、各マッチングメッシュ情報MMxを分割させないものに対応する周辺地図431を表示させることで、交差点情報の更新単位がまとめられるため、更新処理時の工程管理をし易くできる。
さらに、交差点原票フォーム400に、調査交差点を含むマッチングメッシュ情報MMxのメッシュコードがメッシュコード454Aとして表示されたロット番号領域454を設けている。このため、交差点近傍地図441の表示の際に設定入力されるメッシュコード454Aを表示させるので、作業者に例えば交差点情報の更新処理時における交差点近傍地図441の表示設定入力を容易に実施させることができ、交差点情報更新処理の効率を上げることができる。
また、交差点原票フォーム400に、交差点名称418Aの入力を促す交差点名称領域418を設けている。このため、調査交差点の名称を調査内容として入力させることができ、交差点原票フォーム400がいずれの調査交差点のものかを容易に特定させることができる。
そして、交差点原票フォーム400に、調査交差点における信号機の有無に関する入力を促す信号機領域417を設けている。このため、調査交差点における信号機の有無を調査内容として入力させることができ、調査交差点のより詳細な属性を調査させることができる。
さらに、信号機領域417に、信号存在文字417Aおよび信号非存在文字417Bを表示させている。そして、信号存在文字417Aおよび信号非存在文字417Bのうちいずれか1つを囲む丸図形417Dの入力を促す構成としている。このため、作業者に「有」や「無」の文字と比べて入力が容易な丸形状を入力させるだけでよく、調査作業の効率を上げることができる。
そして、交差点原票フォーム400に、調査交差点の緯度経度を表す緯度経度420および住所を表す住所421を表示させている。このため、調査交差点の場所を特定する緯度経度や住所を作業者に認識させることができ、調査交差点への移動を支援できる。
さらに、交差点原票フォーム400、車線原票フォーム500、方面案内原票フォーム600を別々の表示画面上に表示させる構成としている。すなわち、別々の紙に印刷される構成としている。そして、交差点原票フォーム400、車線原票フォーム500、方面案内原票フォーム600に、調査交差点を特定する交差点ID455A,542A,632Aが表示された交差点ID領域455,542,632を設け、交差点原票フォーム400、車線原票フォーム500、方面案内原票フォーム600を関連付ける構成としている。このため、交差点原票フォーム400、車線原票フォーム500、方面案内原票フォーム600に、それぞれ調査交差点、交差点接続道路の車線、交差点接続道路の方面案内に関する情報のみが表示あるいは入力されるので、これらを1つの表示画面上に表示させる構成と比べて、各種情報の表示領域や入力領域を大きくできる。したがって、交差点原票フォーム400、車線原票フォーム500、方面案内原票フォーム600を1つの表示画面上に表示させる構成と比べて、各種情報の視認や入力を容易に実施させることができる。また、交差点近傍地図441などの表示の際に設定入力される交差点ID455A,542A,632Aを表示させるので、作業者に例えば交差点情報の更新処理時における交差点近傍地図441などの表示設定入力を容易に実施させることができ、交差点情報更新処理の効率をより上げることができる。
そして、交差点原票フォーム400に、調査交差点の代表ノードNdを特定するノードID458Aが表示されたノードID領域458を設けている。このため、交差点近傍地図441などの表示の際に設定入力されるノードID458Aを表示させるので、作業者に例えば交差点情報の更新処理時における交差点近傍地図441などの表示設定入力を容易に実施させることができ、交差点情報更新処理の効率をさらに上げることができる。
また、交差点ID領域455,542,632を、交差点原票フォーム400、車線原票フォーム500、方面案内原票フォーム600における相対的な位置が略一致する状態に設けている。このため、作業者に交差点ID455A,542A,632Aを容易に認識させることができ、調査作業や交差点情報の更新処理の効率をより上げることができる。
さらに、交差点接続経路に関する調査フォームとして、交差点接続経路の車線に関する車線原票フォーム500と、交差点接続道路の方面案内に関する方面案内原票フォーム600と、を設けている。このため、交差点接続道路の車線に関する情報と、交差点接続道路の方面案内に関する情報と、を交差点接続道路の調査内容として入力させることができる。また、車線原票フォーム500および方面案内原票フォーム600のうちいずれか一方のみを設ける構成と比べて、交差点接続道路に関するより詳細な調査が可能な構成を提供できる。
また、車線原票フォーム500、方面案内原票フォーム600に、それぞれ各車線関連領域520A〜520D、各方面案内関連領域620A〜620Dを設けている。このため、一般的に代表的な調査交差点の形状である4個の交差点接続道路が接続された調査交差点の調査内容を、1つの車線原票フォーム500あるいは方面案内原票フォーム600に入力でき、例えば1つの車線原票フォーム500に第1の車線関連領域520Aのみを設ける構成と比べて、調査作業の効率を上げることができる。また、例えば1枚の車線原票20に第1の車線関連領域520Aのみを印刷する構成と比べて、使用する車線原票20の数を減らすことができ、調査原票1の運搬や管理を容易にできる。
そして、車線原票フォーム500に、交差点直近の車線数に関する直近車線数528Aの入力を促す直近車線数領域528を設けている。このため、交差点接続道路の形状をより詳細に入力させることができ、交差点接続道路の車線に関するより詳細な属性を調査させることができる。
さらに、車線原票フォーム500に、交差点直近に進入する際に右側および左側に増減する車線数に関する右増減数529A、左増減数529Bの入力を促す第1の増減車線数領域529を設けている。このため、交差点接続道路の形状をさらに詳細に入力させることができ、交差点接続道路の車線に関するさらに詳細な属性を調査させることができる。
そして、車線原票フォーム500に、レーンにおける進入可能な交差点接続道路を識別する道路記号525Aの入力を促す行先領域525を設けている。このため、各車線関連領域520A〜520Dの行先領域525および道路記号領域521、周辺図領域430の道路記号431Bの参照により、所定のレーンにおいて進入可能な交差点接続道路の属性やその位置関係を容易に認識できる。
さらに、車線原票フォーム500に、十字図形526Aが表示された進行可能方向領域526を設けている。そして、十字図形526Aの十字に略沿って矢印の入力を促す構成としている。このため、十字図形526Aを表示させない構成と比べて、作業者に矢印の入力を容易にさせることができ、調査作業の効率をより上げることができる。
そして、車線原票フォーム500に、交差点接続道路の規制に関する規制内容文字536A1の入力を促す規制領域536を設けている。このため、交差点接続道路の属性をさらに詳細に入力させることができ、交差点接続道路に関するさらに詳細な属性を調査させることができる。
さらに、方面案内原票フォーム600に、進入可能な交差点接続道路を識別する進行道路記号623B1が表示される進行道路記号領域623Bと、この進行道路記号623B1で識別される交差点接続道路を進行した際に到達する地点などに名称を表す方面名称623C1の入力を促す方面案内名称領域623Cと、を設けている。このため、交差点接続道路を進行した際に到達する地点の名称を調査内容として入力させることができ、交差点接続道路の方面案内に関するより詳細な属性を調査させることができる。
また、同一の道路記号521A,621Aが表示された各車線関連領域520A〜520Dおよび各方面案内関連領域620A〜620Dを、車線原票フォーム500および方面案内原票フォーム600における略等しい位置に配置している。このため、作業者に、特定の交差点接続道路に関する各車線関連領域520A〜520D、方面案内関連領域620A〜620Dの位置を容易に特定させることでき、車線や方面案内の調査内容の入力を容易にさせることができる。したがって、調査作業の効率をさらに上げることができる。
そして、ノード情報240に従前に調査された内容が記録されている場合に、この記録された内容に対応させて丸図形417Dや交差点名称418Aを表示させる構成としている。このため、従前の調査から変化がない場合、各種情報を入力させることなく調査を完了させることができる。したがって、調査作業の効率をより上げることができる交差点原票10を提供できる。
また、レーン情報260や方面案内情報280に従前に調査された内容が記録されている場合に、この記録された内容に対応させて道路記号525A、直近車線数528A、右増減数529A、左増減数529B、第1の流入車線数530A、流出車線数534A、規制内容文字536A1、進行道路記号623B1、方面名称623C1を表示させる構成としている。このため、従前の調査から変化がない場合、各種情報を適宜入力させることなく調査を完了させることができる。したがって、調査作業の効率をより上げることができる車線原票20、方面案内原票30を提供できる。
さらに、交差点原票フォーム400、車線原票フォーム500、方面案内原票フォーム600を、交差点原票10、車線原票20、方面案内原票30として印刷可能な構成としている。このため、例えばコンピュータなどに調査フォーム情報310を記憶させ図示しない表示装置に交差点原票フォーム400などを適宜表示させて調査する構成と比べて、現地調査に必要な構成の簡略化を図ることができる。
そして、地図情報生成装置100は、調査フォーム情報310に基づいて交差点原票フォーム400などを表示部120に表示させ、例えば交差点名称418Aの入力を認識すると、ノード情報240の固有地点情報246に交差点名称418Aを記録する。このため、利用者は、交差点原票フォーム400に従って各種情報を入力するだけの簡単な方法で、交差点情報の更新処理を実施できる。したがって、利便性が高い地図情報生成装置100を提供できる。
〔実施の形態の変形〕
なお、本発明は、上述した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、周辺地図431に道路記号431Bを表示させずに、例えば道路記号領域521に周辺地図431上における交差点接続道路が延びる方向を道路記号521Aとして表示させて、各車線関連領域520A〜520Dに対応する交差点接続道路を識別させる構成としてもよい。このような構成にすれば、周辺図領域430に表示させる情報量を減らすことができ、周辺地図431の視認性を向上できる。
また、交差点原票フォーム400に、周辺図領域430および交差点形状領域440のうちいずれか一方のみを設ける構成としてもよい。さらに、交差点原票フォーム400に、信号機領域417、交差点名称領域418、緯度経度420、住所421、ロット番号領域454のうち少なくともいずれか1つを設けない構成としてもよい。これらのような構成にすれば、交差点原票フォーム400の構成を簡略にできる。そして、信号機領域417、交差点名称領域418などを大きくでき、各種情報の視認や入力を容易に実施させることができる。
さらに、周辺地図431の縮尺を、調査交差点が存在する地域に応じて変更しない構成としてもよい。このような構成にすれば、調査フォーム情報生成手段152に調査交差点が存在する地域に応じて縮尺を設定する機能を設ける必要がなく、構成を簡略にできる。なお、交差点近傍地図441の縮尺を調査交差点の地域に応じて変更する構成としてもよい。
また、信号機領域417に信号存在文字417Aおよび信号非存在文字417Bを表示させずに、作業者に「有」や「無」の文字の入力を促す構成としてもよい。このような構成にすれば、交差点原票フォーム400に表示させる情報量を減らすことができ、印刷時に使用するインク量を低減できる。
そして、車線原票フォーム500に、各車線関連領域520A〜520Dのうち少なくとも1つのみを設ける構成、あるいは、さらに他の車線関連領域を設ける構成としてもよい。各車線関連領域520A〜520Dのうち少なくとも1つのみを設ける構成とすれば、上記実施の形態の構成と比べて、各車線関連領域520A〜520Dなどを大きくでき、各種情報の視認や入力を容易に実施させることができる。また、さらに他の車線関連領域を設ける構成とすれば、上記実施の形態の構成と比べて、1つの車線原票フォーム500に多くの交差点接続道路に関する調査内容を入力でき、調査作業の効率を上げることができる。さらに、使用する車線原票20などの数を適宜減らすことができ、調査原票1の運搬や管理をより容易にできる。なお、方面案内原票フォーム600に、同様の構成を適用してもよい。
また、交差点原票フォーム400と、車線原票フォーム500および方面案内原票フォーム600のうち少なくともいずれか一方と、を1つの表示画面上で表示させる構成してもよい。すなわち、調査原票1を1枚または2枚の印刷物で構成してもよい。このような構成にすれば、調査原票1の運搬や管理をさらに容易にできる。
さらに、調査フォームに、車線原票フォーム500および方面案内原票フォーム600のうちいずれか一方を設けない構成としてもよい。このような構成にすれば、1つの調査交差点に関する調査内容を減らすことができ、作業者の負荷を低減できる。
そして、交差点ID領域455,542,632を、交差点原票フォーム400、車線原票フォーム500、方面案内原票フォーム600における相対的な位置が略一致しない状態に設ける構成としてもよい。さらに、同一の道路記号521A,621Aが表示された各車線関連領域520A〜520D、各方面案内関連領域620A〜620Dを、車線原票フォーム500および方面案内原票フォーム600における略等しい位置に配置しない構成としてもよい。これらのような構成にしても、従来の構成と比べて、利用者に調査交差点の調査を容易に実施させることができる。
また、車線原票フォーム500に、行先領域525、進行可能方向領域526、直近車線数領域528、第1の増減車線数領域529、規制領域536のうちいずれか1つを設けない構成としてもよい。このような構成にすれば、車線原票フォーム500の構成を簡略にできる。そして、各領域などを大きくでき、各種情報の視認や入力を容易に実施させることができる。
さらに、進行可能方向領域526に十字図形526Aを表示させない構成としてもよい。このような構成にすれば、車線原票フォーム500に表示させる情報量を減らすことができ、各種情報の視認性を向上できる。また、印刷時に使用するインク量をより低減できる。
そして、ノード情報240、レーン情報260、方面案内情報280に従前に調査された内容が記録されている場合であっても、これら記録された内容に対応させた情報を表示させない構成としてもよい。このような構成にしても、従来の構成と比べて、利用者に調査交差点の調査を容易に実施させることができる。
さらに、本発明の調査フォーム情報を、鉄道や船舶あるいは航空機の経路における交差点に関する調査内容の入力を促す構成に適用してもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
〔実施の形態の効果〕
上述したように、上記実施の形態では、調査フォーム情報310に、交差点原票情報320と、車線原票情報330と、などを設けている。また、交差点原票情報320に、周辺地図431が表される周辺図領域430として表示される周辺図領域情報322と、信号機に関する入力を促す信号機領域417として表示される信号機領域情報321Gなどと、を設けている。さらに、車線原票情報330に、交差点接続道路を識別する道路記号521Aが表される道路記号領域521として表示される道路記号領域情報331Aと、この道路記号領域521の道路記号521Aで識別される交差点接続道路の車線において進入可能な交差点接続道路の入力を促す行先領域525として表示される行先領域情報331Eなどと、を設けている。このため、作業者は、周辺地図431で調査交差点の位置を確認しつつ、あらかじめ設けられた信号機領域417や行先領域525などに調査交差点や交差点接続道路に関する各種情報を入力できる。したがって、調査箇所の丸印や道路形状の情報が表された道路広域図を用いて調査する従来の構成と比べて、利用者に調査交差点の調査を容易に実施させることができる。
そして、交差点原票フォーム400、車線原票フォーム500、方面案内原票フォーム600を、交差点原票10、車線原票20、方面案内原票30として印刷可能な構成としている。このため、例えばコンピュータなどに調査フォーム情報310を記憶させ図示しない表示装置に交差点原票フォーム400などを適宜表示させて調査する構成と比べて、現地調査に必要な構成の簡略化を図ることができる。
さらに、地図情報生成装置100は、調査フォーム情報310に基づいて交差点原票フォーム400などを表示部120に表示させ、例えば交差点名称418Aの入力を認識すると、ノード情報240の固有地点情報246に交差点名称418Aを記録する。このため、利用者は、交差点原票フォーム400に従って各種情報を入力するだけの簡単な方法で、交差点情報の更新処理を実施できる。したがって、利便性が高い地図情報生成装置100を提供できる。