JP2005315628A - ルート情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速道路と一般道の両方についてのルート情報を表示することができるルート情報表示装置を提供する。
【解決手段】
一般道と高速道路が混在している推奨経路を構成しているリンクのそれぞれについて、一般道と高速道路のどちらであるかを判定し(ステップS2)、一般道であるリンクについては、道路データに基づいてルート情報(地標名、ルート名およびルート距離)を登録し(ステップS6、S8)、高速道路であるリンクについては、ハイウェイデータに基づいてルート情報を登録する(ステップS12、S13)。こうして登録されたルート情報を目的地まで順に並べて、ルート情報画面を表示する(ステップS18)。
【選択図】図7

Description

本発明は、自車両を目的地まで案内するときに通過する地名を表示するなど、地図表示以外の方法を用いて、目的地までのルート情報をユーザに提供するルート情報表示装置に関する。
推奨経路の道路名や曲がる交差点名などを出発地から目的地まで通過順に表示することにより、目的地までのルート情報をユーザに提供するナビゲーション装置が知られている(特許文献1)。
また、自車両の走行先にある高速道路に設置されているインターチェンジ(IC)、ジャンクション(JCT)、サービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)等の各種施設の名称を表示することにより、目的地までのルート情報をユーザに提供するナビゲーション装置も従来から知られている。たとえば、特許文献2に開示されるナビゲーション装置では、異なる高速道路が接続されていても、その高速道路の施設名称を続けて表示できるようにしている。
特開平7−44796号公報 特開2000−337896号公報
特許文献1に開示されるナビゲーション装置は、推奨経路の道路名や誘導交差点名などをルート情報として表示している。しかし、推奨経路に高速道路が含まれている場合、その高速道路の途中にある施設名称はルート情報として表示されない。また、特許文献2に開示されるナビゲーション装置は、高速道路の施設名称をルート情報として表示している。しかし、一般道については高速道路のような施設がないため、ルート情報が表示されない。このように、従来の方法では、高速道路と一般道の両方についてルート情報を表示することができない。
請求項1の発明によるルート情報表示装置は、地図データに基づいて、一般道と高速道路が混在している予め設定された推奨経路のルート情報を表示するルート情報表示装置であって、推奨経路を構成しているリンクのそれぞれについて、一般道と高速道路のどちらであるかを判定する判定手段と、判定手段により一般道であると判定された場合、そのリンクのルート情報を、地図データのうち一般道に関する情報を表す一般道データに基づいて登録する一般道ルート情報登録手段と、判定手段により高速道路であると判定された場合、そのリンクのルート情報を、地図データのうち高速道路に関する情報を表す高速道路データに基づいて登録する高速道路ルート情報登録手段と、一般道ルート情報登録手段および高速道路ルート情報登録手段によりそれぞれ登録されたルート情報を、目的地まで順に並べて表示モニタに表示する表示制御手段とを備えるものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のルート情報表示装置において、一般道ルート情報登録手段は、一般道の路線名称と交差点名称をルート情報として登録するものである。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のルート情報表示装置において、高速道路ルート情報登録手段は、高速道路の路線名称と高速施設(IC、JCT、SAまたはPA)の名称をルート情報として登録するものである。
請求項4の発明は、請求項2または3のルート情報表示装置において、登録された路線名称ごとにリンク距離を加算することにより求められたルート距離を、さらにルート情報として登録するものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかのルート情報表示装置において、表示モニタに表示されたルート情報におけるSAまたはPAに関する詳細情報を高速道路データから取得して表示することを指示する指示手段をさらに有するものである。
請求項6の発明によるルート情報表示装置は、一般道と高速道路が混在している予め設定された推奨経路のルート情報画面を表示モニタに表示するルート情報表示装置であって、ルート情報画面として、一般道に関する地点名称と高速道路に関する施設名称とを車両が通過する順に直線状に並べて表示するものである。
請求項7の発明は、請求項6のルート情報表示装置において、ルート情報画面には道路地図を表示しないものである。
本発明によれば、一般道と高速道路が混在している推奨経路を構成しているリンクのそれぞれについて、一般道と高速道路のどちらであるかを判定し、一般道であると判定されたリンクについては道路データに基づいてルート情報を登録し、高速道路であると判定されたリンクについてはハイウェイデータに基づいてルート情報を登録する。こうして登録されたルート情報を目的地まで順に並べて表示することとした。このようにしたので、高速道路と一般道の両方についてのルート情報を表示することができる。
本発明の一実施形態によるナビゲーション装置の構成を図1に示す。このナビゲーション装置は、車両に搭載されており、設定された目的地までの推奨経路を探索して道路地図上に表示し、自車両を目的地まで案内する。さらに、その推奨経路上の路線名や地点名を出発地点から順に並べて画面表示する(以下、このような画面をルート情報画面という)ことにより、地図表示以外にも目的地までのルート情報を提供することができる。このとき、高速道路についてはIC、JCT、SA、PA等の各種施設(以下、これらをまとめて高速施設という)の名称をルート情報画面に表示し、一般道については交差点名をルート情報画面に表示する。図1のナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、入力装置17およびディスクドライブ18を有している。ディスクドライブ18には、地図データが記録されたDVD−ROM19が装填される。
制御回路11は、マイクロプロセッサおよびその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行することにより、各種の処理や制御を行う。この制御回路11の処理により、DVD−ROM19に記録された地図データに基づいて、道路地図が表示モニタ16に表示されたり、推奨経路の探索が行われたりする。さらに、推奨経路が探索されているときに後で説明するような処理を実行することで、その推奨経路のルート情報画面が表示モニタ16に表示される。
現在地検出装置14は、自車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、自車両の進行方位を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14c等からなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14を用いて自車両の現在地を検出することにより、自車両が地図上のどの地点を走行しているかを求めて、推奨経路を探索するときの経路探索開始点を決定することができる。
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは、道路地図描画用データや各種の図形データ等からなり、それらは制御回路11の処理によって作成される。表示モニタ16は、制御回路11からの制御により、画像メモリ15に格納された画像データを用いて、道路地図やルート情報画面を表示する。入力装置17は、ユーザが目的地や経由地(以下、これらを合わせて単に目的地という)を設定したりするための各種入力スイッチを有し、これは操作パネルやリモコンなどによって実現される。ユーザは、表示モニタ16に表示される画面指示に従って入力装置17を操作することにより、地名や地図上の位置を指定して目的地を設定することができる。
ディスクドライブ18は、制御回路11の制御により、装填されたDVD−ROM19から地図データを読み出す。この地図データは、道路を表すための道路データや、目的地までの推奨経路を演算するために用いられる経路計算データなど、様々なデータによって構成されている。なお、道路データにおいて、道路区間を表す最小単位はリンクと呼ばれており、各道路は複数のリンクによって構成されている。リンク同士を接続している点はノードと呼ばれ、このノードはそれぞれに位置情報(座標情報)を有している。このノードの位置情報によって、リンク形状、すなわち道路の形状が決定される。地図データについては、後で図5および6を用いて詳細に説明する。
なお、本実施形態では、DVD−ROMを用いた例について説明しているが、DVD−ROM以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより、地図データを読み出すこととしてもよい。
ユーザにより前述のようにして目的地が設定されると、ナビゲーション装置1は、現在地検出装置14により検出された現在地を経路探索開始点として、目的地までの経路演算を前述の経路計算データに基づいて所定のアルゴリズムにより行う。こうして求められた推奨経路は、その表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、他の道路とは区別して道路地図上に表される。これにより、ユーザは道路地図上の推奨経路を画面上で認識することができる。また、この推奨経路に従って自車両が走行できるよう、ナビゲーション装置1は、ユーザに対して画像や音声などによる進行方向指示を行うことにより、自車両を誘導する。このようにして、自車両を目的地まで案内する。
さらに、ナビゲーション装置1は上記のようにして推奨経路を探索した後に、道路地図と共に前述したようなルート情報画面を表示する。あるいは、ユーザの操作などに応じて道路地図の画面表示からルート情報画面を切り替えて表示する。ルート情報画面を表示することにより、ユーザは目的地までの道路地図を見なくても、推奨経路がどの道路や地点を通っているかを見て推奨経路の全体を把握することができる。さらに、高速道路については、途中にどのような高速施設があるのかを確認することができる。
推奨経路の例を図2に示す。この推奨経路は、経路探索開始点である現在地21から、国道16号線を通って、八王子ICから中央自動車道に入り、高井戸ICまで進む。高井戸ICで中央自動車道から降り、都道14号線から環八通りを進み、東京ICから東名高速道路に乗って、川崎ICまで進む。その後、川崎ICから尻手黒川道路を通って、目的地22に至るものである。以上説明したように、図2の推奨経路は、高速道路(中央自動車道および東名高速道路)と一般道が混在している。なお、中央自動車道の八王子ICと国立府中ICの間には、石川PAが併設されている。
図2の推奨経路について表示されるルート情報画面の例を図3に示す。表示モニタ16の一画面内には、図2の推奨経路のうち一部分についてのみ、ルート情報画面が表示される。このルート情報画面は画面の上下方向にスクロールさせることができ、これによって図3(a)〜(d)のように表示画面を変化させて、推奨経路の全体についてルート情報画面を表示することができる。以上説明したルート情報画面を表示画面間でつなげて、図2の推奨経路の全体について表したものを図4に示す。以降では、この図4のルート情報画面を用いて説明を行うこととする。
図4に示すルート情報画面では、高速道路については高速施設の名称(石川PA、国立府中ICなど)を、また一般道については誘導交差点(推奨経路が曲がる交差点)の名称(中の橋交差点など)を、それぞれ推奨経路上の目印として自車位置から順に並べて表示している。以降の説明では、このようにルート情報画面で表示する高速施設や誘導交差点の名称のそれぞれを、地標名と称する。なお、ルート情報画面では、的確にルート情報をユーザに伝えられるよう、図4に示しているように、現在地から各地標名の場所までの距離を併せて表示することが好ましい。
また、上記に説明した地標名と地標名の間には、その間に推奨経路が通っている道路の路線名称および距離をそれぞれに表示している。以降の説明では、この路線名称のそれぞれをルート名と称し、そのルート名に併記されている距離をルート距離と称する。すなわち、図4のルート情報画面は、図2の推奨経路のルート情報として、その推奨経路上の地標名を自車位置から順に並べて表示し、さらにその地標名の間にルート名と、そのルート名に対応するルート距離とを表示したものであると言える。なお、各地標名までのルート距離を合計することにより、上記に説明した現在地から各地標名の場所までの距離が算出できる。
次に、地図データの構造を図5および6を用いて説明する。地図データは、図5および6に示しているように、道路地図データ、経路誘導データ、経路計算データおよびハイウェイデータによって主に構成されている。図5は道路地図データの構造を説明するための図であり、図6はハイウェイデータの構造を説明するための図である。なお、地図データにはこれ以外にも様々なデータが含まれているが、本発明の説明に関係しないものは図示を省略している。これ以降においても、本発明の説明に関係しないものについては、特に断りがなくても図示や説明を省略するものとする。
道路地図データは、主に地図を表示するために用いられ、図5に示すように、道路データ、背景データおよび名称データが含まれている。道路データは前述したように道路を表すためのデータであり、リンク列データの並びによって構成されている。ここでは、道路データにn個のリンク列データが含まれているものとして図示している。なお、リンク列とは前述したようなリンクが同一道路で連なっているものであり、このように道路データでは、各リンクをまとめてリンク列単位で扱っている。
背景データは、河川や鉄道、地図上の各種施設(ランドマーク)など、道路以外の地図形状を表すためのデータである。名称データは、路線(道路)名称や交差点名称などの実データを格納している部分であり、後で説明するように、道路データの中に含まれる道路名称オフセットによってその内容が参照される。以上説明した道路地図データのうち、背景データと名称データの構造については、本発明に関係ないため図示を省略する。なお、道路地図データにおいて道路データと背景データは、地図メッシュごとに異なる内容で構成されており、さらに地図レイヤ単位でも異なる内容で構成されているが、本発明では関係ないため説明を省略する。
道路データにおいて、リンク列データのそれぞれは、図5に示しているような様々なデータによって構成されている。リンク列情報は、要素点数、路線番号、リンク属性および道路名称オフセットなどによって構成されている。要素点数とは、リンク列に含まれている要素点の数を表しているデータであり、要素点には前述したノードと、リンク形状を詳細に表すためにノードとノードの間に設定される形状補間点とが該当する。なお、要素点の数は、ノードと形状補間点の合計である。また、路線番号には、そのリンク列が対応している道路の路線番号(国道16号線など)が記録されており、リンク属性には、そのリンク列に含まれるリンクの属性が表されている。
図5の符号51に示す道路名称オフセットは、そのリンク列が対応している道路の路線名称を表すとともに、そのリンク列に含まれる交差点の交差点名称も表している。実際には、前述した名称データのデータアドレスがここには記録されており、そのデータアドレスを参照することによって、路線名称や交差点名称が分かる。なお、対応する路線名称や交差点名称が存在しない場合もあり、その場合には参照する名称データがないことが記録されている。道路データにおいて、この道路名称オフセットの内容を参照することにより、推奨経路のうち一般道について、路線名称や交差点名称を求めることができる。
ノード・リンク情報は、ノードレコードの並びによって構成されている。ノードレコードの数は、前述したように、そのリンク列に含まれている要素点数、すなわちノードと形状補間点を加えた数に等しい。つまり、ノードレコードは、ノードあるいは形状補間点毎に存在している。本発明に関係する道路名称オフセットについて、次に説明する。なお、ノードレコードの内容については、本発明に関係ないため説明を省略する。
次にハイウェイデータについて説明する。ハイウェイデータは、一般道以外の道路(高速道路や有料道路)に関する情報を抜粋して一つにまとめたものであり、図6に示すように、路線データの並びによって構成されている。ここでは、ハイウェイデータにm個の路線データが含まれているものとして図示している。この路線データは、高速道路や有料道路の種類ごとに存在している。たとえば、中央自動車道について1つの路線データが存在し、東名高速道路については別の路線データが1つ存在している。
路線データのそれぞれは、図6に示すようなデータを含んでいる。図6の符号61に示す路線名称は、その路線データが表している高速道路等の路線名称、すなわち「中央自動車道」や「東名高速道路」などの名称を表している。道路データと誘導データは、それぞれリンク列データの並びと、基本データの並びとによって構成されている。以下では、このうち本発明に関係している、誘導データを構成する基本データについて説明する。
なお、リンク列データおよび基本データの数jは、その路線データが対応する高速道路等におけるノード数と等しく、高速道路の各ノードごとに、リンク列データと基本データが設定されている。しかし、前述の道路データにおける要素点数とは異なり、このデータの数jに形状補間点の分は含まれていない。すなわち、形状補間点に対応するデータはハイウェイデータには含まれていない。
基本データのそれぞれは、各ノードごとに、図6の符号62に示す高速施設名称(交差点名称)と、そのノードから分岐しているICの行先看板の内容を表している行先看板情報と、符号63に示すSA/PA情報とが含まれている。このうち本発明に関係する高速施設名称とSA/PA情報について次に説明する。
高速施設名称には、そのノードが対応する高速施設の名称(IC、JCTの場合)、あるいは、そのノードから分岐して設置されている高速施設の名称(SA、PAの場合)が表されている。言い換えると、この高速施設名称は、一般道における交差点名称に相当している。
SA/PA情報には、そのノードからSA、PAに分岐している場合(ノードがSA/PAへのランプ道路に接続されている場合)に、そのSAあるいはPAに関する様々な詳細情報が表されている。たとえば、所在地や電話番号、駐車場情報、トイレ情報、利用可能な設備(レストラン、ガソリンスタンド等)の情報などが、このハイウェイデータによって表されている。
ルート情報画面において、SAまたはPAの地標名をユーザが選択することにより、ユーザの操作に応じて、そのSAまたはPAに関する上記のようなSA/PA情報をハイウェイデータから取得して、表示モニタ16に表示することができる。図4のルート情報画面では、石川PAについてSA/PA情報を表示することができる。
以上説明したハイウェイデータにおいて、図6の符号61の路線名称を参照することにより、高速道路について路線名称を求めることができ、符号62の高速施設名称を参照することにより、高速道路に設置されている高速施設名称を求めることができる。また、符号63のSA/PA情報を参照することにより、高速施設のうちSAやPAについて、施設名称以外のより詳しい情報を得ることができる。
なお、高速道路等については、上記に説明した道路データとハイウェイデータの両方が設定されている。同じ道路区間に対して設定されている道路データとハイウェイデータのそれぞれのデータ量を比べると、形状補間点などのデータを含んでいる分、道路データの方がハイウェイデータよりもデータ量が多くなっている。
上記に説明した道路データとハイウェイデータを用いてルート情報画面を表示モニタ16に表示するときに、制御回路11において実行される処理のフローチャートを図7に示す。なお、図7のフローチャートが実行されるときには、予め推奨経路が設定されているものとする。この推奨経路の探索は、前述したように地図データ中の経路計算データに基づいて行われ、その探索結果として、推奨経路を構成するリンクのリンク種別(道路種別)、リンク距離およびリンクIDが求められる。リンクIDは、道路データにおいてリンクを特定するための情報であり、これによって特定されるリンクの表示形態を道路地図上で変化させることによって、推奨経路が表される。
ステップS1では、経路探索結果において求められたリンクIDのいずれかを選択することにより、予め設定された推奨経路に含まれているリンクを1つ選択する。このとき、自車位置に近いリンクから順に選択していくようにする。ステップS2では、ステップS1で選択したリンクのリンク種別により、そのリンクが一般道と高速道路のどちらであるかを判定する。一般道である場合はステップS3へ進み、高速道路である場合はステップS9へ進む。以下、ステップS3へ進んだ場合から先に説明する。
ステップS3では、道路データから、ステップS1で選択したリンクに対応するリンク列データを取得する。このリンク列データは、RAM13に記憶される。ステップS4では、ステップS3で取得したリンク列データの道路名称オフセット(図5の符号51)の内容を参照する。
ステップS5では、ステップS4で参照した道路名称オフセットの内容により、ステップS1で選択したリンクの路線名称が、最後に登録したルート名と同じであるか否かを判定する。なお、一般道のルート名の登録は、この後に説明するステップS6を実行したときに行われる。すなわち、前回より前の処理サイクル(ステップS1〜S15の間を1処理サイクルとする)のステップS6において登録されたルート名と、今回の処理サイクルのステップS1で選択したリンクの路線名称とが同じであるか否かを、このステップS5において判定する。路線名称が最後に登録したルート名と同じである場合はステップS14へ進み、同じでない場合はステップS6へ進む。なお、ステップS6を今まで1回も実行していない場合にもステップS6へ進む。
ステップS6では、選択したリンクの路線名称を新たなルート名として登録し、さらにそのルート名に対応するルート距離も登録する。このとき、ルート距離の値をゼロとして登録する。このステップS6を実行することにより、図4のルート情報画面に示す「国道16号線」などのルート名が登録される。ステップS7では、今までにルート名を2つ以上登録したか否かを判定する。既に2つ以上のルート名を登録している場合はステップS8へ進む。一方、直前のステップS6によって初めてルート名を登録した場合は、ステップS8を実行せずにステップS14へ進む。
ステップS8では、ステップS4で参照した道路名称オフセットの内容により、選択したリンクに含まれているノードに対応する交差点名称を求め、これを新たな地標名として登録する。なお、このときリンクの両端にあるノードのうち、ルート名が変わる位置にあるノードに対応する交差点名称を登録するようにする。このステップS8を実行することにより、図4のルート情報画面に示す「中の橋交差点」などの地標名が登録される。ステップS8の次はステップS14へ進む。
ステップS14では、ステップS1で選択したリンク上に推奨経路の目的地が設定されているか否かを判定することにより、目的地に到達したか否かを判定する。選択したリンク上に推奨経路の目的地が設定されている場合は、目的地に到達したと判定し、後で説明するステップS16へ進む。そうでない場合は目的地に到達していないと判定し、ステップS15へ進む。
ステップS15では、最後に登録したルート距離、すなわち一番最近に実行したステップS6、または、この後に説明するステップS12において登録されたルート距離に、ステップS1において選択したリンクのリンク距離を加算する。なお、前述したように各リンクのリンク距離は推奨経路の探索結果において求められているため、ステップS15では、そのリンク距離のうち選択したリンクのものをルート距離に加算すればよい。ステップS15を実行した後は、ステップS1に戻って上記に説明した処理を繰り返す。
次に、ステップS2において高速道路であると判定されてステップS9へ進んだ場合について説明する。ステップS9では、ハイウェイデータから、ステップS1で選択したリンクが含まれている高速道路等に対応する路線データを取得する。この路線データは、RAM13に記憶される。ステップS10では、ステップS9で取得した路線データの中から、ステップS1で選択したリンクに対応する基本データを特定し、その基本データにおける高速施設名称(図6の符号62)の内容を参照する。
ステップS11では、ステップS10で参照した高速施設名称により、選択したリンクに含まれているノードに対応する高速施設名称を求め、これが最後に登録した地標名と同じであるか否かを判定する。なお、高速道路の地標名の登録は、この後に説明するステップS13を実行したときに行われる。すなわち、前回より前の処理サイクルのステップS13において登録された地標名と、今回の処理サイクルのステップS1で選択したリンクに対応するノードの高速施設名称とが同じであるか否かを、このステップS11において判定する。高速施設名称が最後に登録した地標名と同じである場合はステップS14へ進み、同じでない場合はステップS12へ進む。なお、今までにステップS13を1回も実行しておらず、高速道路の地標名が登録されていない場合にも、ステップS12へ進む。
ステップS12では、ステップS9で取得した路線データの路線名称(図6の符号61)の内容を参照することにより、選択したリンクが含まれている高速道路等の路線名称を求め、これを新たなルート名として登録する。さらに、そのルート名に対応するルート距離も登録する。このとき、ルート距離の値をゼロとして登録する。このステップS12を実行することにより、図4のルート情報画面に示す「中央自動車道」などのルート名が登録される。
ステップS13では、選択したリンクに含まれているノードに対応する高速施設名称、すなわちステップS11の判定に用いた高速施設名称を、新たな地標名として登録する。なお、このとき選択したリンク上に自車位置が存在する場合には、進行方向と反対側にあるノードに対応する高速施設については、推奨経路に含まれていないため登録しないようにする。このステップS13を実行することにより、図4のルート情報画面に示す「石川PA」などの地標名が登録される。ステップS13の次はステップS14へ進み、先に説明したような処理を実行する。
次に、ステップS14において目的地に到達したと判定されてステップS16へ進んだ場合について説明する。ステップS16では、最後に登録したルート距離、すなわち一番最近に実行したステップS6またはステップS12において登録されたルート距離に、選択したリンクの両端にあるノードのうち推奨経路に含まれる側のノードから目的地までの距離を加算する。ステップS17では、目的地を新たな地標名として登録する。このステップS17を実行することにより、図4のルート情報画面に示すように、地標名に「目的地」が登録される。なお、このとき目的地の具体的な地名や施設名などを地標名として登録し、ルート情報画面においてその地標名を表示するようにしてもよい。ステップS18では、以上説明したようにして登録された地標名、ルート名およびルート距離を、表示モニタ16に表示する。このようにして、ルート情報画面が表示される。
以上説明した実施の形態によれば、次の作用効果を奏する。
(1)一般道と高速道路が混在している推奨経路を構成しているリンクのそれぞれについて、一般道と高速道路のどちらであるかを判定し(ステップS2)、一般道であるリンクについては、道路データに基づいてルート情報(地標名、ルート名およびルート距離)を登録し(ステップS6、S8)、高速道路であるリンクについては、ハイウェイデータに基づいてルート情報を登録する(ステップS12、S13)。こうして登録されたルート情報を目的地まで順に並べて、ルート情報画面を表示する(ステップS18)こととした。このようにしたので、高速道路と一般道の両方についてのルート情報を表示することができる。
(2)一般道については、路線名称と交差点名称をそれぞれルート名と地標名として登録することにより、また高速道路については、路線名称と高速施設名称をそれぞれルート名と地標名として登録することにより、ルート情報を登録することとした。このようにしたので、高速道路と一般道のそれぞれについて、ユーザにとって推奨経路の内容が把握しやすいルート情報を表示することができる。
(3)ルート名ごとにルート距離を登録し、それぞれにリンク距離を加算する(ステップS15)ことにより求められたルート距離の値をルート情報画面に表示することにより、ルート名ごとの距離をルート情報画面において表示することとしたので、より推奨経路の内容を把握しやすいルート情報を表示することができる。
(4)ユーザの操作に応じて、ルート情報画面におけるSAまたはPAについてのSA/PA情報をハイウェイデータから取得して、表示モニタ16に表示することとした。このようにしたので、ユーザは必要に応じて推奨経路の途中にあるSAやPAの詳細情報を確認することができる。
上記の実施の形態では、一般道データを道路データとし、高速道路データをハイウェイデータとして説明している。また、判定手段、一般道ルート情報登録手段、高速道路ルート情報登録手段および表示制御手段を、図1の制御回路11により実現している。より具体的には、図7のステップS2の処理により判定手段を、ステップS3〜S8の処理により一般道ルート情報登録手段を、ステップS9〜S13の処理により高速道路ルート情報登録手段を、ステップS18の処理により表示制御手段をそれぞれ実現している。しかし、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
たとえば、図5および6に示したものとは異なる地図データ構造であってもよい。また、ルート情報画面は図3に示したものとは異なる表示形態であってもよい。ルート情報画面は、一般道と高速道路が混在する推奨経路について、一般道に関する地点名称と高速道路の施設名称とを車両が通過する順に直線状に並べて表示するようなものである限り、その態様は問わない。
本発明の一実施形態によるナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 推奨経路の例を示す図である。 表示モニタに表示されるルート情報画面の例を示す図である。 図3のルート情報画面を表示画面間でつなげて、推奨経路の全体について表したルート情報画面である。 道路地図データの構造を説明するための図である。 ハイウェイデータの構造を説明するための図である。 ルート情報画面を表示するときの処理のフローチャートを示す図である。
符号の説明
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
12 ROM
13 RAM
14 現在地検出装置
15 画像メモリ
16 表示モニタ
17 入力装置
18 ディスクドライブ
19 DVD−ROM

Claims (7)

  1. 地図データに基づいて、一般道と高速道路が混在している予め設定された推奨経路のルート情報を表示するルート情報表示装置であって、
    前記推奨経路を構成しているリンクのそれぞれについて、一般道と高速道路のどちらであるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により一般道であると判定された場合、そのリンクのルート情報を、前記地図データのうち一般道に関する情報を表す一般道データに基づいて登録する一般道ルート情報登録手段と、
    前記判定手段により高速道路であると判定された場合、そのリンクのルート情報を、前記地図データのうち高速道路に関する情報を表す高速道路データに基づいて登録する高速道路ルート情報登録手段と、
    前記一般道ルート情報登録手段および高速道路ルート情報登録手段によりそれぞれ登録されたルート情報を、目的地まで順に並べて表示モニタに表示する表示制御手段とを備えることを特徴とするルート情報表示装置。
  2. 請求項1に記載のルート情報表示装置において、
    前記一般道ルート情報登録手段は、一般道の路線名称と交差点名称を前記ルート情報として登録することを特徴とするルート情報表示装置。
  3. 請求項1または2に記載のルート情報表示装置において、
    前記高速道路ルート情報登録手段は、高速道路の路線名称と高速施設(IC、JCT、SAまたはPA)の名称を前記ルート情報として登録することを特徴とするルート情報表示装置。
  4. 請求項2または3のルート情報表示装置において、
    前記登録された路線名称ごとにリンク距離を加算することにより求められたルート距離を、さらに前記ルート情報として登録することを特徴とするルート情報表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかのルート情報表示装置において、
    前記表示モニタに表示されたルート情報におけるSAまたはPAに関する詳細情報を前記高速道路データから取得して表示することを指示する指示手段をさらに有することを特徴とするルート情報表示装置。
  6. 一般道と高速道路が混在している予め設定された推奨経路のルート情報画面を表示モニタに表示するルート情報表示装置であって、
    前記ルート情報画面として、一般道に関する地点名称と高速道路に関する施設名称とを車両が通過する順に直線状に並べて表示することを特徴とするルート情報表示装置。
  7. 請求項6のルート情報表示装置において、
    前記ルート情報画面には道路地図を表示しないことを特徴とするルート情報表示装置。
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