JP2007008624A - ペーパーロール用リール - Google Patents

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Abstract

【課題】 規制体を軸体に取り付けるに際し、片手が拘束される状態を少なくすることができる上に、容易且つ的確に規制体を軸体に取り付けることができるペーパーロール用リールを提供する。
【解決手段】 ロールRに挿通される軸体100と、ロールRの移動を規制する一対の規制体110とを備え、規制体110の軸体100に対する装着位置が軸心方向に変更可能に構成されたペーパーロール用リールであって、軸体100は、軸心方向に配列された複数の嵌合部104a,104b,104cが形成され、規制体110は、軸体100を挿通可能な挿通部111が形成され、挿通部11には、軸体100と規制体110とを軸心回りで相対回転させることで、規制体110の配置に対応する任意の嵌合部104a,104b,104cに対して周方向に嵌脱する被嵌合部112が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、長尺なペーパーが筒状の芯体回りに巻かれたペーパーロールを保持するためのペーパーロール用リールに関する。
従来から、大量処理が要求されるプリンタは、プリント用の媒体として長尺なペーパーが筒状の芯体に巻かれたペーパーロール(以下、単にロールという。)が採用されるのが一般的であり、ロールから引き出したペーパーを所定長さに切断することによりプリント処理済みの枚葉状のペーパー(プリント)を大量に作成できるようになっている。
かかるロールは、プリンタ内のペーパー供給部内で軸支されるペーパーロール用リール(以下、単にリールという。)に装着されることにより、ペーパーの幅方向の移動を規制した上でペーパーを順次引き出せるようになる。
かかるリールは、図12に示す如く、ロールRの芯体(図示しない)に挿通される軸体600と、軸体600に装着され、ロールRが軸体600上で軸心方向に移動するのを規制する一対の規制体601,601とで構成されている。前記一対の規制体601,601は、軸体600を挿入したロールRの両端面に対向するように(軸体600が挿通されたロールRを挟み込むように)軸体600に装着され、ペーパーを引き出すに際してペーパーの蛇行を防止するようになっている。
ところで、ロールRには、各種サイズがあり、リールは、サイズの異なるロールRの何れであっても蛇行を防止した状態で保持できるように、規制体601,601が軸体600の軸心方向において装着位置を変更できるようになっている。
具体的に説明すると、リールの軸体600の外周面には、複数の溝602a,602b…が軸心方向に配列されて形成されている。各溝602a,602b…は、軸体600の外周面上に周方向に延びるように形成されている。
前記規制体601,601は、軸体600を挿通する開口603が形成されると共に、該開口603の端縁から開口603の内部に向けて突出する一対の係合爪604a,604bを備えている。一対の係合爪604a,604bは、互いに対向するように設けられ、該一対の係合爪604a,604bの両方又は一方(図においては一方)が開口603に対して出退可能に構成されると共に、開口603中心に向けてバネ等(図示しない。)で付勢されている。出退可能な係合爪604a,604bは、規制体601,601に設けられたハンドル又はレーバー(図においてはハンドル605)に連設されており、該ハンドル605を操作する(握る)ことで、開口603内から退避する一方で、ハンドル605の操作を解除することで、バネ等の付勢によって開口603内に突出するようになっている。
該リールは、ハンドル605を握って他方の係合爪604bを開口603から退避させた状態で、軸体600を開口603に挿入することができ、ハンドル605の握りを解除することで、一対の係合爪604a,604bが任意に溝602a,602b…に入り込み、規制体601,601が軸心方向の移動が規制された状態で、軸体600に固定されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。なお、ロールRの芯体に軸体600を挿通する際や、規制体601を軸体600に対して挿脱する際において、軸体600を起立させた状態にするのが一般的である。
特許第3605701号公報
しかしながら、上記構成のリールは、上述の如く、ハンドル605を握ることで係合爪604a,604bが開口603内から退避して軸体600との係合を解除できるように構成されているので、軸体600に対して規制体601,601を取り付けたり、取り外したりするにあたって、ハンドル605を握りつつ規制体601を軸体600に対して挿脱しなければならず作業が繁雑である。即ち、従来のリールは、規制体601を軸体600に装着又は取り外しを行う作業が完了するまでハンドル600を握り続けなければならず、片手が拘束されてしまう。そのため、軸体600に対する規制体601,601の装着又は取り外しが完了するまで、もう一方の片手だけで軸体600やロールRを保持しなければならず、作業性に問題があった。
特に、サイズの大きなロールRを取り扱う場合には、ロールRが重量物となるため、規制体501,501の取り付けに片手が拘束されると、作業性の悪さが顕著である。
本発明は、斯かる実情に鑑み、規制体を軸体に取り付けるに際し、片手が拘束される状態を少なくすることができる上に、容易且つ的確に規制体を軸体に取り付けることができるペーパーロール用リールを提供することを課題とする。
本発明に係るペーパーロール用リールは、ペーパーロールの芯体に挿通される軸体と、該軸体に装着され、軸体の挿通されたペーパーロールの軸心方向の移動を規制する一対の規制体とを備え、少なくとも何れか一方の規制体の軸体に対する装着位置が軸心方向に変更可能に構成されたペーパーロール用リールであって、前記軸体は、軸心方向に配列された複数の嵌合部が外周面上に形成され、装着位置が変更される規制体は、軸体を挿通可能な挿通部が形成され、該挿通部には、挿通状態にある軸体と規制体とを軸心回りで相対回転させることで、該規制体の配置に対応する任意の嵌合部に対して周方向に嵌脱する被嵌合部が設けられていることを特徴とする。
上記構成のペーパーロール用リールによれば、規制体に形成された挿通部が軸体を挿通可能に構成されているので、一旦挿通部に軸体の端部を挿入すると、規制体は、軸体上で軸心方向に移動可能な状態になる。これにより、規制体を把持していた手を離しても、不用意に規制体が軸体に固定されることがなく、片手が拘束される状態が極めて少なくなる。そして、規制体をペーパーロールのサイズに対応させて軸体上で移動させ、規制体を適正な位置に配置して軸体と規制体とを軸心回りで相対回転させると、その位置に対応する嵌合部と被嵌合体部とが嵌合し、規制体の軸心方向への移動が規制されることにより、これに挟まれたペーパーロールの軸心方向の移動が規制される。以上のように、規制体を軸体に装着する際や取り外す際に、作業途中であっても、作業者は適宜ペーパーロールや軸体、規制体等を持ち替えることができ、片手が拘束される状況を少なくすることができ、作業性の向上を図ることができる。
本発明の一形態として、軸体は、軸心方向に配列された複数の嵌合部が周方向に間隔をおいて二列以上形成されると共に、前記規制体は、嵌合部の配列に対応して挿通部の周方向に間隔をおいて前記被嵌合部を二つ以上備えてもよい。軸体の周方向の複数箇所(二箇所以上の場所)で嵌合部と被嵌合部とが嵌合することになり、軸体に対する規制体の装着を確実なものにすることができる。また、ペーパーロールの移動を規制するのに規制体に軸心方向の力が作用しても、二箇所以上の嵌合部分でその力に対抗することができ、軸体に対する規制体の移動を確実なものにすることができる。具体的には、前記軸体は、軸心方向に配列された複数の嵌合部が軸心を基準にして対称に二列形成され、前記規制体は、挿通部の挿通中心を挟んで対向するように前記被嵌合部を二つ備えてもよい。このようにすれば、軸体の外周回りで180°おきに嵌合部と被嵌合部とが嵌合することになり、規制体と軸体とを相対回転させる際に大きな抵抗が生じることなく、上記作用及び効果を得ることができる。
本発明の他態様として、前記嵌合部又は被嵌合部の何れか一方が、挿通部への軸体の挿通方向と直交する方向に伸長して形成された溝で構成され、他方が、前記溝に対して伸長方向から嵌入可能に形成されてもよい。このようにすれば、簡易な構成で且つ確実な嵌合が可能となる。
この場合、前記嵌合部又は被嵌合部の何れか他方が、挿通部への軸体の挿通方向と直交する方向に移動可能に設けられると共に、一方に向けて付勢されていることが好ましい。このようにすれば、前記嵌合部又は被嵌合部の何れか一方の外周における溝の形成されていない部分に、溝の形成部分よりも回転半径が大きな部分があっても、前記嵌合部又は被嵌合部の何れか他方がその回転半径に追従するように移動して溝に対応した位置になったときに付勢によって溝内に完全に嵌り込むことになる。
そして、前記嵌合部が、軸心と直交方向に伸長する溝で構成され、被嵌合部が、挿通部の挿通中心と直交する方向に軸心を位置させたピンで構成され、前記溝がピンの外形に即して形成されていることが好ましい。このようにすれば、規制体と軸体とを相対的に回転させる力が作用しても、ピンに対して軸心交差方向に作用するので、当該ピンで抗することができ、規制体と軸体とが不用意に相対回転して嵌合体と嵌合溝との嵌合が解除されるのを防止することができる。
本発明の別の態様として、前記規制体は、ペーパーロールを規制するリール板と、該リール板に回転可能に取り付けられた回転体とで構成され、前記挿通部が前記リール板と回転体との回転中心と挿通中心とを略一致させて形成され、該リール体又は回転体の何れか一方に被嵌合部が設けられてもよい。
このようにすれば、挿通部に軸体を挿通した状態で、リール板又は回転体の何れか一方を回転させることで、軸体に規制体を装着することができる。この場合、被嵌合部を備えていないリール板又は回転体の何れか他方の挿通部を、軸体の断面形状に対応した開口(例えば、軸体の断面が多角形状等に形成された場合等において、開口を多角形状)に形成すれば、挿通時において規制体(リール板又は回転体の何れか他方)を回り止め(位置決め)した状態で軸体に挿通することができる。
そして、前記一対の規制体のそれぞれは、軸体が挿通されたペーパーロールの外周よりも外方に延出し、先端が軸体の軸心と略直交する方向に伸長した足部を有してもよい。このようにすれば、ペーパーロールを保持したペーパーロール用リールを横臥状態で配置するに際し、一対の規制体のそれぞれの足部を介して配置されることになり、ペーパーロールが設置面に接触することなく安定して配置することができる。
本発明のペーパーロール用リールによれば、規制体を軸体に取り付けるに際し、片手が拘束される状態を少なくすることができる上に、容易且つ的確に規制体を軸体に取り付けることができるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の一実施形態に係るペーパーロール用リールについて、添付図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態に係るペーパーロール用リールは、プリンタ装置に装着されるものであるので、以下の説明において、プリンタの一構成要素として説明することとする。
本実施形態に係るプリンタ装置は、図1に示す如く、プリント処理されたペーパー(プリント)にラミネート処理を施すラミネート装置E2が着脱可能に装着されている。なお、図においては、境界線Lの右側が本実施形態に係るプリンタ装置E1で、左側がプリンタ装置E1に装着されたラミネート装置E2となっている。
本実施形態に係るプリンタ装置E1は、筒状の芯体に長尺なペーパーPが巻かれたペーパーロール(以下、単にロールという。)Rが収容され、該ロールRから引き出したペーパーPを下流側に供給するペーパー供給部1と、該ペーパー供給部1から供給されてくるペーパーPにプリント処理を施すプリント部2と、プリント処理されたペーパーPを所定長さに切断して枚葉状にする切断部3と、枚葉状にされたペーパーPの巻き癖(カール癖ともいう。)を矯正するデカール部4とを備える。
前記ペーパー供給部1、プリント部2、切断部3、及びデカール部4は、共通の筐体E内に内装されている。なお、本実施形態に係るプリンタ装置E1は、各部1,2,3,4へのアクセスを可能とすべく、筐体Eに開閉可能な扉Dや着脱可能なカバーCが各部1,2,3,4の配置に対応して設けられている。
前記ペーパー供給部1は、筐体E(プリンタ装置E1の側面の下部領域の一部)に設けられた扉Dを開くことで、作業者がアクセスできるようになっている。該ペーパー供給部1について具体的に説明すると、ペーパー供給部1は、図2(イ)及び図2(ロ)に示す如く、ロールRを保持するペーパーロール用リール(以下、単にリールという。)10と、該リール10を軸支する軸受体15,15と、該軸受体15,15で軸支されたリール10を回転させる駆動系12とを備える。
前記リール10は、図3及び図4に示す如く、ロールRの芯体に挿通される軸体100と、ロールRを挟み込むようにして軸体100に装着され、ロールRの軸心CL1方向での移動を規制する一対の規制体110,110とを備える。本実施形態に係るリール10は、一対の規制体110,110のそれぞれの軸体100に対する装着位置が軸心CL1方向に変更可能に構成され、交換されるロールRのサイズが異なっても、規制体110,110の位置を変更することで、各ロールRの軸心CL1方向の移動を規制できるようになっている。
より具体的に説明すると、前記軸体100は、ロールRに挿通される軸本体101と、該軸本体101の両端に突設され、前記軸受体15,15に支持される支持軸102,103とで構成されている。
前記軸本体101は、樹脂成形品であり、外周面上に、規制体110,110を装着する(後述するピン(被嵌合部)112を嵌合させる)ための複数の溝104a,104b,104c…(嵌合部)が形成されている。かかる複数の溝104a,104b,104c…は、ロールRの各サイズに対応するように軸体100の軸心CL1方向に配列されて一群をなす。各溝104a,104b,104c…は、軸体100の軸心CL1と直交する方向に伸長するように形成されており、本実施形態においては、ピン112の外形に即して形成されている。即ち、前記溝104a,104b,104cは、ピン112が嵌り込んだ状態で、該ピン112の外周面が密接する内周形状で形成されている。
本実施形態において、軸本体101には、一群(一列)をなす複数の溝104a,104b,104c…(以下、一群をなす複数の溝104a,104b,104c…を総称して溝列104という)が二列設けられており、各溝列104は、軸体100の軸心CL1を基準とする対称位置に形成されている。上述の如く、本実施形態に係るリール10は、一対の規制体110,110の何れもが軸体100(軸本体101)に対する装着位置を変更できるように構成されているので、軸本体101の一端側半分に、一方の規制体110を装着するため溝列104,104が二列形成されるとともに、軸本体101の他端側半分に、他方の規制体110を装着するための溝列104,104が二列形成され、一端側及び他端側の各溝列104は、同一直線上に位置するように形成されている。
本実施形態に係る軸本体101は、全長に亘る断面形状が大きく面取りされた四角形状をなしている。言い換えれば、該軸本体101の外周面は、軸心方向に長手をなす長方形状の第一面105と、軸心CL1方向に長手をなし、短手方向が第一面105よりも短い帯状の第二面106とが交互に連続して形成され、断面形状が変形した八角形をなしている。従って、該軸本体101は、第一面105が軸心CL1を挟んで略平行状態で対向して二対形成され、第二面106が軸心を挟んで略平行状態で対向して二対形成された態様をなす。即ち、軸本体101は、各対の第一面105及び第二面106が軸心CLを基準とする対称位置に形成され、これらの各対が周方向に交互に形成されることで断面が変形した八角形状に形成されている。
本実施形態においては、二対の第二面106のうち、一対の第二面106上に前記溝列104が形成されている。各溝列104の溝104a,104b,104c…は、隣り合う第一面105に跨るようにして形成され、これにより、溝列104の形成された第二面106に接続された第一面105の端部には、長手方向に間隔をおいて凹部が形成された態様となっている。
本実施形態に係る軸本体101は、軽量化を図るべく、前記溝104a,104b,104c…を配列した一対の第二面106が形成された柱体107に対して軸心CL1方向に複数の凸片108,108…が凸設されることにより、他の第二面106が凸片108,108…の先端面によって軸心CL1方向において断続的に形成された態様をなしている。即ち、本実施形態に係る軸本体101は、断面が変形した八角形をなす部分と非八角形をなす部分とが軸心CL1方向において交互に形成された態様をなす。なお、かかる態様は上述の如く軽量化の為であり、以下の説明において、便宜上、軸本体101は、軸心CL1方向の全長に亘って変形した八角形の断面(外周に第一面105と第二面106とが交互に形成された態様)であるとして説明することとする。
軸本体101の両端に突設された一対の支持軸102,103のそれぞれは、図4に示す如く、軸本体101の端面に連結される接続部102a,103aと、該接続部102a,103aに連設された軸部102b,103bと、該軸部102b,103bの先端に形成された鍔部102c,103cとで構成され、一方の支持軸102にのみ、前記駆動系12から駆動を受けるためのギア102dが前記鍔部102cに連設されている。
前記軸部102b,103bは、軸受体15,15の後述する軸受凹部150(図7参照)に嵌り込むように外径が設定されると共に軸受体15,15及び後述する軸規制体16(図7参照)の合計厚さ以上の長さに設定され、鍔部102c,103cは、軸部102b,103bよりも大径に設定されている。
前記規制体110,110は、軸体100(軸本体101)を挿通させる挿通部111が形成され、該挿通部111には、挿通状態にある軸体100と当該規制体110とを軸心回りで相対回転させることで、該規制体110の配置に対応する任意の前記溝104a,104b,104c…(嵌合部)に対して周方向に嵌脱する被嵌合部112,112が設けられている。本実施形態に係る規制体110,110は、溝列104(溝104a,104b,104c…の配列)に対応するように、被嵌合部112,112が挿通部111の挿通中心CL1を挟んで対向するように二つ(一対)設けられている。即ち、規制体110は、二つの被嵌合部112,112が挿通中心CL1を基準とする対称位置に設けられている。なお、図においては、軸体100の軸心と挿通部111の挿通中心とに同一符号CL1を付している。
より具体的に説明すると、本実施形態に係る規制体110,110は、ロールRの端面に対向配置されるリール板113と、該リール板113に回転可能に取り付けられた回転体120とで構成され、前記挿通部111がリール板113と回転体120との回転中心と挿通中心CL1とを略一致させて形成されている。
前記リール板113は、平面視略長方形状をなす板本体部114と、該板本体部114に連設された外観円柱状の芯嵌合部115とで構成されている。
板本体部114は、ロールRの端面に一方の面を対向させて配置される部分であり、長手方向の長さがロールRの最大径よりも長く設定されている。即ち、該板本体部114は、ロールRを保持した状態で該ロールRの外周から外方に向けて延出するように構成されている。そして、該板本体部114の長手方向の端面は、挿通部111の挿通中心CL1と直交する方向に真っ直ぐに延びるように形成されており、該リール10を横臥状態で配置する際に、板本体部114が台等の配置面上に配置できる足部として機能するようになっている。このようにすることで、保持したロールRの外周が配置面と接触するのを防止できるようになっている。なお、本実施形態においては、ロールRの軸心が板本体部114の長手方向の略中央に位置するように、該ロールRを保持するように構成されており、該板本体部114は、挿通部111の挿通中心CL1を境にして長手方向の両側の何れもが足部として機能するようになっている。
前記芯嵌合部115は、軸本体101が挿通されたロールRの芯体内に嵌合される部分であり、板本体部114の一方の面における長手方向の略中央に突設されている。即ち、該芯嵌合部115は、軸本体101とロールRの芯体との間の隙間に嵌め込まれることで、ロールRを軸本体101の軸心CL1と同心で保持できるように構成されている。
該リール板113には、板本体部114と芯嵌合部115とを貫通し、前記挿通部111の一部を構成する軸挿通穴111aが形成されている。本実施形態に係る軸挿通穴111aは、開口断面略四角形状に形成され、軸本体101の各第一面105を内周面で案内し、リール板113と軸体100とが軸心回りで相対回転するのを防止した上で、軸本体101を挿通できるように構成されている。
上記構成の板本体部114の他方の面には、回転体120を挿通中心CL1周りで回転させるための案内溝(図示しない。)が形成されている。該案内溝は、軸挿通穴111aを挟んで板本体部114の長手方向両側に形成されている。各案内溝は、挿通部111の挿通中心CL1(軸挿通穴111aの穴心)を中心に円弧状に形成されている。
前記回転体120は、長方形状に形成されており、本実施形態においては、長手方向の両端が円弧状に形成されている。具体的には、該回転体120は、長手方向の長さが板本体部114の長手方向の長さよりも短く、短手方向の長さが板本体部114の短手方向の長さと略同一に設定されている。該回転体120は、軸挿通穴111aと共に挿通部111を構成する貫通した開口111bが略中央に形成され、板本体部114と対向する一方の面に、板本体部114に形成された案内溝に挿入される被案内部(図示しない。)が凸設されている。
該被案内部は、開口111b中心を中心にして円弧状をなし、案内溝内で周方向に移動できるように、案内溝の周方向の長さよりも短く形成されている。これにより、回転体120は、案内溝内で被案内部が移動できる所定の回転範囲内で回転できるようになっている。なお、本実施形態に係る回転体120は、長手方向の両端部に開口111b中心を中心にして円弧状をなす長穴が穿設されており、該長穴を介して板本体部114にビスを螺合することで、回転体120を開口111b中心(挿通中心CL1)回りで回転可能にした上でリール板113(板本体部114)からの脱落を防止するようにしている。
該回転体120の開口111bは、軸挿通穴111aよりも大きなサイズ(対向する内面同士の間隔が軸本体101の対向する第二面106間の距離よりやや広め)の略正八角形状に形成されており、互いに対向する二組の内面(二辺)が当該回転体120の長手方向及び短手方向の端縁に沿うように形成されている。
該回転体120の他方の面には、図5及び図6に示す如く、前記溝104a,104b,104c…に嵌入される前記被嵌合部としての棒状のピン112,112を装着するためのピン装着凹部121が開口111bに対して回転体120の長手方向の両側に形成されている。これにより、本実施形態に係る回転体120は、軸本体101の溝列104の配置に対応して二つのピン112,112を装着できるようになっている。
具体的には、各ピン装着凹部121は、回転体120の他方の面側から見て、開口111bの一部(開口111b部の回転体120の長手方向における両端部分)と重複するように形成されている。即ち、各ピン装着凹部121は、ピン112,112が開口111b中心側に移動を規制すべく、ピン112,112の両端部を規制するピン規制部122,122を形成し、ピン112,112の両端部以外の部分が長手方向に位置する開口111bの内面に沿って該開口111b内に介在できるように形成されている。このようにピン規制部122,122を形成することで、対向する一対のピン112,112間の間隔が所定の間隔(軸本体101(第一面105,105間)を挿通可能な間隔)以下になるのを防止できるようなっている。
その一方で、ピン装着凹部121は、一対のピン112,112が互いに離間する方向への移動を許容するようにも形成されている。さらに、該ピン装着凹部121内には、ピン112,112を開口111b側(ピン規制部122,122側)に付勢するコイルバネ123,123を内装できるようにも形成されている。本実施形態においては、ピン112,112の両端部を付勢すべく、二つのコイルバネ123,123を内装できるように形成されている。
そして、該ピン装着凹部121のそれぞれに装着されたピン112,112は、コイルバネ123,123によって付勢された状態で、ピン規制部122,122に開口111b側への移動が規制され、軸体100の外周上の対称位置に形成された一対の第一面105,105間の距離よりもやや広い間隔を保っている。かかる回転体120は、上述の如く、ピン112,112及びコイルバネ123,123をピン装着凹部121内に内装した状態で、カバープレート124が取り付けられ、ピン112,112及びコイルバネ123,123の脱落を防止するように構成されている(図3及び図4参照)。なお、本実施形態おいて、両側のピン装着凹部121は、開口111bを跨いで一枚のカバープレート124によって塞がれている。そのため、カバープレート124には、回転体120の開口111bと同形の開口111b’が形成されており、軸体100を挿通部111に挿通できるようになっている(図3及び図4参照)。
上記構成の規制体110,110は、図5に示す如く、回転体120の長手方向に延びる中心線CL2が板本体部114の長手方向に延びる中心線CL3に対して傾斜するように、回転体120を回転させ、一対のピン112,112が板本体部114の軸挿通穴111aの内面と略平行になった状態で、軸体100を挿通部111(軸挿通穴111a及び開口111b)に挿通することができるようになっている。その一方で、上記構成の規制体110,110は、図6に示す如く、回転体120と板本体部114の長手方向の中心線CL2,CL3が一致するように回転体120を回転させると、挿通部111に挿通した軸体100(軸本体101)の溝104a,104b,104c…にピン112,112が周方向から嵌り込むようになっている。
図2(イ)及び図2(ロ)に戻り、前記軸受体15,15は、リール10の幅(軸心方向の長さ)に対応する間隔をおいて二つ配設され、軸体100の各支持軸102,103を軸支するようになっている。具体的には、各軸受体15,15は、起立させた板材で構成され、扉Dを解放した際の開口側から奥部に向けて延びるように設けられている。即ち、本実施形態に係る軸受体15,15は、略水平方向に伸長して形成されている。
各軸受体15,15は、図7(イ)及び図7(ロ)に示す如く、上面の所定位置(ペーパー供給部1の奥部に位置する所定位置)に、前記支持軸102,103が軸心と直交する方向から嵌り込み得るように、下方に向けて掘り下げられた軸受用の凹部(以下、軸受凹部という。)150が形成されている。本実施形態に係る軸受体15,15は、上述の如く、扉D側から奥部に向けて延びるように配設されているので、扉D側から軸受凹部150までの上面Gが、リール10を収容位置(支持軸102,103を軸受凹部150)にまで案内する案内面として機能するようになっている。該軸受体15,15の起立面には、長手方向に延びる長穴151が貫通して形成されており、該長穴151によって後述する軸規制体16,16を案内できるようになっている。
本実施形態に係るペーパー供給部1は、軸支したロールRからペーパーPを上方(軸受凹部150から支持軸102,103が抜け出る方向(脱出方向)に引っ張り力が作用する方向)に向けて引き出すように構成されている。これに伴い、本実施形態に係るプリンタ装置E1は、ペーパーPの引き出しに伴うリール10(ロールR)の脱落を防止すべく、前記軸規制体16,16を備えている。該軸規制体16,16は、前記軸受凹部150に軸支された支持軸102,103上(軸受凹部150の開口側)に出退する規制部160を備え、軸受凹部150内の支持軸102,103上に規制部160が突出した状態で、支持軸102,103が軸受凹部150から抜け出ようとするのを規制するようになっている。
具体的には、軸規制体16,16は、起立した板材で構成され、軸受体15に対応して扉D側から奥部に向けて延びるように設けられている。即ち、本実施形態に係る軸規制体16,16は、軸受体15,15と同様に、略水平方向に伸長して形成されている。該軸規制体16,16は、長手方向の一端側(先端側)に、軸受体15に軸支された支持軸102,103(軸部102b、103b)に嵌り込む軸嵌合凹部161が先端から後端に向けて掘り下げられて形成されている。これにより、軸規制体16,16の一端側には、軸嵌合凹部161を挟んで一対の突片状部が形成されており、一方が規制部160として機能するようになっている。
該軸規制体16,16は、軸受体15の軸受凹部150の掘り下げ方向と交差方向にスライド可能に設けられ、前記軸嵌合凹部161と軸受凹部150とが重なって軸受凹部150内の支持軸102,103の移動を規制する規制位置と、前記軸嵌合凹部161と軸受凹部150との重なりが解除されて軸受凹部150内の支持軸102,103の規制を解除する解除位置とに位置変更できるようになっている。本実施形態に係る軸規制体16は、長手(伸長)方向を軸受体15,15の長手(伸長)方向と一致させ、該長手方向にスライドできるように軸受体15,15に取り付けられている。具体的には、軸規制体16,16の一方の起立面に軸受体15,15の長穴151に挿通されるピン162が突設されている。これにより、軸受体15,15の長穴151の内周面によってピン162が案内され、軸規制体16,16が所定の軌道上でスライド(移動)し、前記規制位置と解除位置とに位置変更できるようになっている。なお、該軸規制体16,16は、軸受体15の長穴151に挿通されたピン162の先端に抜止部材(採番しない)が固着されており、軸受体15からの脱落を防止した上で該軸受体15(長穴151)に沿ってスライドできるようになっている。
本実施形態に係る軸規制体16,16の他端部には、前記扉Dの側板Dsに突設されたピン(図示しない。)が挿入される案内溝(図示しない。)が形成されており、扉Dの開閉に伴ってピンが案内溝に案内されることで該軸規制体16,16がスライドするようになっている。即ち、該軸規制体16,16は、扉Dを閉じた状態で、軸嵌合凹部161と軸受体15,15の軸受凹部150とが重なり合い、規制部160が支持軸102,103(軸部102b,103b)を軸受凹部150の奥部に押さえ込むように作用して該支持軸102,103の移動を規制する規制位置に位置し、扉Dを開いた状態で、規制部160が軸受凹部150から退避して軸部102b,103bの規制が解除される解除位置に位置するように構成されている。なお、図2及び図7においては、前記側板Dsを備えた扉Dのフレームのみを示している。
本実施形態に係る軸規制体16,16は、上面G2が前記軸受体15,15の上面と連続するように設けられており、上述の如く、解除位置に位置する状態で、前記軸受体15,15の上面Gが延長されたのと同様の態様となって延長案内面として機能するようになっている。即ち、前記軸受体15,15の上端部が支持軸102,103を案内するレールとして機能し、軸規制体16,16の上端部が前記レールを延長する延長レールとして機能するように構成されている。従って、ロールRの重量が重い場合等においては、ロールRを保持したリール10の支持軸102,103を各延長レール乃至レール上で案内し(転動させ)、支持軸102,103(軸部102b、103b)を軸受凹部150に導入できるようになっている。なお、本実施形態においては、扉Dを開いた状態で、該扉Dの側板Dsが、延長レールとして機能する軸規制体16,16を更に延長するレールとなるように形状設定されている。
図2(イ)及び図2(ロ)に戻り、前記駆動系12は、複数のギアや無端ベルト等(図示しない。)が組み合わされて構成され、リール10の支持軸102のギア102dと噛合可能に配設された駆動ギア125を備えている。これにより、軸受体15,15に軸支されたリール10に対し、ペーパーPの引き出し(搬送)に対応して回転を伝達できるようになっている。該駆動系12は、プリンタ装置E1内部に設けられたペーパー搬送用の搬送ローラ対(例えば、図9や図10で符号400を付した搬送ローラ対等)を駆動する駆動系と電気的に同期を取るように制御されている。本実施形態において、ペーパー供給部1の駆動系12、各部でのペーパー搬送用の駆動系は、それぞれ独立したパルスモータで駆動するようになっており、プリンタ装置E1の静音化を図るべく、各パルスモータを所定パルス数に分割して安定周波数で間欠駆動するようにしている。さらに、各パルスモータは、共通のタイマで駆動するようになっている。即ち、共通(単一)のタイマの周波数をソフトカウンタで分周し、モータ毎に所定のパルスを出力することにより、各パルスモータを駆動するようになっている。
前記プリント部2は、図8に示す如く、ペーパー供給部1の上方に設けられており、搬送中のペーパーPに向けてインクを吐出させるヘッド20と、ヘッド20に供給するインクを貯留するタンク(図示しない。)と、ヘッド20をペーパーPの搬送方向に対して直交方向に往復動させるヘッド駆動手段21とを備えている。即ち、プリント部2は、ペーパーPの搬送とヘッド20の往復動とにより、ペーパーPに対して主走査方向及び副走査方向(二軸方向)に順々に描画するようになっている。
前記ヘッド20は、上面に前記タンクに接続されたチューブ22を接続するための筒状のチューブ接続部200が凸設され、内部には、チューブ接続部200に流体的に接続された複数のノズル(図示しない。)が内装されている。なお、本実施形態に係るプリンタ装置E1は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、BK(ブラック)の4色のインクで描画するようになっており、前記チューブ接続部200及びノズルは、インクの色毎に設けられている。
各ノズルは、ヘッド20の下面に開口(吐出口)を形成しており、ヘッド20は、ノズル(吐出口)から所定量で且つ適正なタイミングでインクを吐出させる吐出手段を備える。前記吐出手段には、ノズルの内周面に埋設されており、電圧を印加することで膨張変形する圧電素子(ピエゾ素子)や、電圧を印加することでインクを加熱するヒータ素子等が採用される。該ヘッド20は、ノズル内で吐出手段を作用させることで、ノズル内のインクが吐出口から押し出されるように構成されている。なお、ピエゾ素子やヒーター素子は、家庭用として普及しているインクジェットプリンタにも採用される一般的なものであるので、これらの説明については割愛することとする。
前記ヘッド駆動手段21は、前記ヘッド20をペーパーPの搬送方向と直交する方向に案内するガイドレール210と、該ガイドレール210の長手方向に沿って配設された無端ベルト(図示しない)と、該無端ベルトを回転駆動する駆動モータ(図示しない)とを備えており、前記無端ベルトの一部が前記ヘッド20に連結されている。これにより、駆動モータを駆動して無端ベルトを周方向に回転させることによって、ヘッド20をガイドレール210に沿って往復移動させることができるようになっている。
図1に戻り、前記切断部3は、プリント部2の下流側に設けられており、互いに接離する一対のカッター30,30を備えている。該切断部3は、プリント部2から搬送されてくる長尺なペーパーPを予め設定されたサイズ(長さ)に切断するようになっている。なお、本実施形態に係るプリンタ装置E1は、切断部3の下流側に、プリント処理済みのペーパーに対してオーダー等の情報を印字するためのドットプリンタ5が設けられ、さらに、該ドットプリンタ5の下流側に、該プリンタ装置E1とラミネート装置E2との処理速度差等を吸収するためのループ部6が設けられている。かかるループ部6は、ペーパーPがプリンタ装置E1とラミネート装置E2とに跨るような長尺サイズである場合、該ペーパーPを一時的にループ状に撓ませてバッファを形成することで、下流側でのペーパーPの搬送速度と上流側でのペーパーPの搬送速度との差を吸収できるようになっている。
前記デカール部4は、図9及び図10に示す如く、ペーパーPは排出する排出口44の上流側近傍の搬送経路上に設けられている。該デカール部4は、上流側から搬送されてくるペーパーPの上流側と下流側とを支持する一対の支持部40,41と、該一対の支持部40,41の間に位置するペーパーPを、巻き癖とは反対側の曲げが作用するように押圧する押圧体としての押圧ローラ43とを備える。さらに、本実施形態に係るデカール部4は、押圧ローラ43がペーパーPを押圧する押圧位置PP(図9参照)と、押圧を解除する押圧解除位置PR(図10参照)とに押圧ローラ43の配置を切り換えるローラ位置切換手段50を備える。
本実施形態に係るプリンタ装置E1の搬送経路は、ペーパーPを圧着搬送する搬送ローラ対400…がペーパーP搬送方向に間隔をおいて配設されることにより構築され、上下流で隣り合う搬送ローラ対400…間にガイド板410が配設されることにより、上流側から搬送されてくるペーパーPが搬送経路から外れることなく下流側の搬送ローラ対400…に乗り移ることができるようになっている。
前記一対の支持部40,41は、搬送経路の一部を排出口44近傍で構成するように設けられている。具体的に説明すると、上流側に設けられた一方の支持部40は、搬送経路を構築する上流側の搬送ローラ対400…に並んで配設されたガイド体40(具体的には後述する角部40c)で構成されている。該ガイド体40は、曲げ部分に丸みを持たせるようにしてプレートをL字状に曲げ加工されて形成されており、一方の片部40aが上流側の搬送経路に沿うように上流側の搬送ローラ対400に下流側で隣接し、他方の片部40bが前記搬送経路に対して直交方向下方に延びるよう配設されている。これにより、該ガイド体40は搬送中のペーパーPを角部40cで支持できるようになっている。該ガイド体40は、曲げ部分(角部40c)に開口が形成されており、角部40cの内側に、開口を介してデカール部4(ガイド体40)上でのペーパーPの有無を検出するセンサ48が設けられている。
他方の支持部41は、ローラ(以下、支持ローラという。)で構成されており、前記ガイド体40の角部40c)に対して間隔をおき、且つ上流側の搬送経路に対して下方側に変位した位置に設けられている。本実施形態においては、支持ローラ41で支持するペーパーPを圧着搬送できるように、支持ローラ41に対して圧接する圧着ローラ45が設けられている。該支持ローラ41と圧着ローラ45との圧接線は、スリット状に形成された排出口44と略平行をなし、圧接されたペーパーPが姿勢を変えることなく排出口44に導かれるように設けられている。
前記押圧ローラ43は、一対の支持部40,41(ガイド体40の角部40cと支持ローラ41)との間でペーパーPを巻き癖とは反対側に曲げるように押圧できるように設けられている。具体的には、押圧ローラ43は、押圧して曲がったペーパーPの下流側の部分が支持ローラ41と圧着ローラ45との圧接線と排出口44とを結ぶ仮想線(図示しない)の延長上に位置するようにペーパーPを押圧するようになっている。即ち、押圧ローラ43及び受圧ローラ46の圧接線、支持ローラ41及び圧着ローラ45の圧接線、及び排出口44を結ぶ仮想線が略一直線になるように、各ローラ41,43,45,46が配置されることで、押圧位置PPの押圧ローラ43と支持ローラ41とに跨るペーパーPの姿勢の延長線上に排出口44に繋がる真っ直ぐな搬送経路を形成するようにしている。
本実施形態においては、押圧(デカール)中のペーパーPを押圧ローラ43でも搬送できるように、押圧位置PPに位置する押圧ローラ43に圧接可能な受圧ローラ46が設けられている。本実施形態においては、受圧ローラ46は、押圧位置PPに位置する押圧ローラ43の真下に位置するように設けられている。本実施形態に係る押圧ローラ43及び受圧ローラ46は、何れも外周が軟質材料によって形成されている。なお、デカール中のペーパーPを支持ローラ41上に確実に案内できるように、支持ローラ41と圧着ローラ45との間にガイドプレート47が設けられている。
前記ローラ位置切換手段50は、ガイド体40の開口を介してペーパーPの有無を検知するセンサ48の検知結果に基づいて作動するようになっており、センサ48がペーパーPを検知していない状態で、押圧ローラ43がペーパーPを押圧しない押圧解除位置PR(図9参照)に位置し、センサ48がペーパーPを検知した状態で、押圧ローラ43がペーパーPを押圧する押圧位置PP(図10参照)に位置するように構成されている。
本実施形態に係るローラ位置切換手段50は、押圧ローラ43の両端を支持する一対のアーム500,500と、駆動モータ510と、駆動モータ510の出力軸511に取り付けられた第一アーム520と、第一アーム520の回転に追従して回転し、前記アーム500,500を回転させる一対の第二アーム530,530とで構成されている。
前記一対のアーム500,500のそれぞれは、一端部が筐体E内のフレーム533に枢着されたアーム本体501と、該アーム本体501の他端部に、該アーム本体501の伸長方向と直交方向に突設され、前記押圧ローラ43の端部を軸支する軸支部502とで構成されている。
前記アーム本体501は、一端部がガイド体40の一方の片部40aよりも上方で且つガイド体40の角部40cよりも上流側に枢着されており、本実施形態においては、ガイド体40に対して上流側で隣接する搬送ローラ対400の搬送経路の上方側に位置する一方のローラ400aと同心となるように枢着されている。そして、該アーム本体501の他端側には、第二アーム530の後述するカムフォロア531を嵌め込まれる案内穴503が長手方向に延びる長穴状に形成されている。
前記駆動モータ510には、パルスモータが採用され、出力軸511を所定の回転角度で回転させるように制御されるようになっている。前記第一アーム520は、出力軸511に回転不能に固定されており、先端部に出力軸511の軸心に対して回転軸心を平行にしてカムフォロア521が取り付けられている。
一対の第二アーム530,530は、前記一対のアーム500,500を挟み込むように設けられている。該一対の第二アーム530,530は、一端部同士が駆動モータ510の出力軸511と略平行な連結軸532を介して連結され、該連結軸532周りで回転可能にフレーム533に枢着されている。そして、該一対の第二アーム530のそれぞれは、互いに対向する面の先端部にカムフォロア531が枢着され、該カムフォロア531は、アーム本体501の案内穴503に介装されている。駆動モータ510側に位置する一方の第二アーム530は、伸長方向と直交方向の両端部にフレーム533(駆動モータ510)側に折り返された一対のレール片534,534を備えており、該レール片534,534間に第一アーム520に枢着されたカムフォロア521が介装されている。これにより、一対の第二アーム530は、駆動モータ510の出力軸511の回転(第一アーム520の回転)に伴うカムフォロア521の回転に追従して連結軸532の軸心回りで回転するように構成されている。
上記構成のローラ位置切換手段50は、上述の如く連結軸532周りで一対の第二アーム530,530を回転させることで、該第二アーム530,530に枢着されたカムフォロア531で一対のアーム500,500を回転させ、押圧ローラ43を押圧位置PPと押圧解除位置PRとに切り換えるようになっている。また、該ローラ位置切換手段50は、連結軸532を介して連結された一対の第二アーム530に枢着したカムフォロア531,531で一対のアーム500,500を回転させるようにしているので、押圧ローラ43を押圧位置PPに位置させた際に、該押圧ローラ43の両端に荷重(押圧力)を作用し、押圧ローラ43が受圧ローラ46に圧接したときに全長に亘って均一な押圧力が作用するようになっている。
上記構成のデカール部4は、上流側の搬送経路でのペーパーPの搬送速度よりも速くペーパーPを搬送し、先行するペーパーPとの間隔を詰めて後続のペーパーPを排出口44から排出するようにしている。即ち、デカール部4は、押圧ローラ43及び受圧ローラ46、支持ローラ41及び圧着ローラ45の設定回転速度が、上流側の搬送ローラ対400…の設定回転速度よりも高速に設定されており、デカール部4において、ペーパーPをデカールしながら先行するペーパーPに所定の間隔にまで追いつかせ、各ペーパーPの間隔を詰めて各処理を行える(処理効率を高める)ようになっている。但し、ペーパーPが長尺でプリント部2とデカール部4とに跨っている場合には、デカール部4での圧着搬送(引っ張り)がプリント部2でのプリントに悪影響を与えないように、デカール部4での搬送速度は、プリント部2での搬送速度と同一であり、切断部3でペーパーPを切断した後に搬送速度が高速に切り替わるようになっている。デカール部4での搬送速度をプリント部2での搬送速度と同じにするには、押圧ローラ43及び受圧ローラ46を上流側の搬送ローラ対400と同速で回転させたり、押圧ローラ43及び受圧ローラ46を上流側の搬送ローラ対400よりも高速で回転させ、ペーパーPに対する圧着力を弱めてスリップさせたりすればよい。
図1に戻り、ラミネート装置E2は、前記排出口44から排出されるペーパーPをそのままの姿勢で搬送し、外部に排出する第一経路Aと、排出口44から排出されたペーパーPにラミネート処理を施す第二経路Bとが形成されており、第一経路Aの途中にペーパーPの搬送方向を第二経路Bに切り換える振分部7を備えている。
前記第一経路Aは、複数の搬送ローラ対(採番しない。)で構成されており、前記プリンタ装置E1のデカール部4から排出口44までの搬送経路を真っ直ぐに延長するように形成され、外部に設けられたトレー8a上に処理済みのペーパーPを排出できるように構成されている。前記第二経路B上には、プリント処理済みのペーパーPにラミネート処理を施すラミネート部9が形成されている。該ラミネート部9は、シート状の基材にラミネート層が積層されたラミネート材Xと、ラミネート材Xのラミネート層を転写させるアンダーフィルムYとを互いに対向させて搬送するように構成されており、該ラミネート材XとアンダーフィルムYとの間にペーパーPが供給され、軸心部にヒータを備えた加熱ローラ対90でこれらの三者を圧着搬送することで、ペーパー(プリント)Pの記録面にラミネート層を加熱圧着させると共に、ペーパーPからはみ出るラミネート層をアンダーフィルムYに転写させるように構成されている。
そして、アンダーフィルムYをペーパーPから離間させることで、ペーパーPの端部のエッジ作用等により、はみ出たラミネート層をペーパーP上のラミネート層から切り離すと共に、ペーパーP上のラミネート層から基材を剥離することでペーパーPの記録面上にラミネート層を形成できるようになっている。かかるラミネート処理されたペーパー(プリント)Pは、第二経路B上で搬送され外部に設けられたトレー8bに排出されるようになっている。
本実施形態に係るプリンタ装置E1及び該プリンタ装置E1に装着されたラミネート装置E2は、以上からなり、次に、ロールRの装着方法、及びプリンタ装置E1等の作動について説明する。
まず、上記構成のリール10の軸体100に対し、規制体110,110を保持するロールRのサイズに対応した位置に装着する。具体的には、一方の規制体110を軸本体101の一端側の所定位置に装着する。この際、図5に示す如く、回転体120の長手方向の中心線CL2とリール板113の長手方向の中心線CL3とが傾斜するように回転体120を回転させる。この状態で、一対のピン112,112がリール板113(芯嵌合部115)の軸挿通穴111aの内面に沿った姿勢となり、軸本体101が挿通可能な状態となる。
そして、軸本体101の第一面105を芯嵌合部115の開口111bの内面及びピン112,112に対向させるようにして軸本体101を挿通部111に挿通し、保持するロールRのサイズに対応する溝104a,104b,104c…とピン112,112とが並ぶ位置まで規制体110,110と軸本体101とを軸心方向に相対移動させる。そして、規制体110,110が適正な位置に到達すると、図6に示す如く、リール板113と回転体120との長手方向の中心線CL2,CL3が一致するように回転体120を回転させる。なお、リール板113の開口111bは、対向する内面が軸本体101の第一面105,105間に間隔と対応するように形成されているため、リール板113は軸本体101の軸心回りでの回転が規制され、回転体120のみが回転することになる。そして、回転体120を回転させると、ピン112,112が軸本体101の外周形状に対応して外側に押されるが、該ピン112,112はコイルバネ123,123によって挿通中心CL1側に付勢されているので、溝104a,104b,104c…に対して周方向から順々に入り込み、最終的に溝104a,104b,104c…に沿った姿勢で完全に嵌り込み、規制体110,110がピン112,112と溝104a,104b,104c…との嵌合によって軸心CL1方向の移動が規制された状態となる。
しかる後、ロールRの芯体に軸本体101を挿通し、他方の規制体110を軸本体101の他端側の所定位置に装着する。かかる規制体110,110の装着は、一方の規制体110と同様にして行われる。
このようにして一対の規制体110,110が軸体100に装着されると、図3に示す如く、リール板113がロールRの外周よりも外側に延出した状態となって足部として機能するので、その他の作業を行うのにリール10を横臥状態にして配置してもロールRを傷めるのを防止することができる。
そして、ペーパー供給部1にリール10を装着するが、この場合、図7(イ)に示す如く、扉Dを開くことでペーパー供給部1の軸規制体16,16は、扉D側(解放した開口)側にスライドした状態となっており、リール10の両端に設けられた支持軸102,103の軸部102b,103bを軸規制体16,16の上面(延長案内面G2)上に載置する。そして、リール10をペーパー供給部1内(奥部に向けて)に押し込むと、各支持軸102,103(軸部102b,103b)が軸規制体16,16及び軸受体15,15の延長案内面G2及び案内面Gに案内され、軸受凹部150に導入されることになる。即ち、支持軸102,103は、鍔部102c、103cを備えているので、軸規制体16,16及び軸受体15,15の上端部をレールにして(軸心方向での移動が所定範囲内に規制されて)軸受凹部150内に軸部102b、103bが案内されることになる。
そして、図7(ロ)に示す如く、扉Dを閉めると、軸規制体16,16がスライドし、軸受凹部150に嵌り込んだ軸部102b,103b上に規制部160が突出しリール10の移動が規制されることになる。即ち、軸規制体16,16が軸受体15,15に沿ってスライドし、軸受凹部150に支持された軸部102b,103bが軸嵌合凹部161に嵌り込み、軸嵌合凹部161を挟んで形成された一対の突片状部が軸受体15,15と支持軸102,103の鍔部102c,103cとの間に入り込む。そうすると、一方の突片状部が規制部160として機能し、支持軸102,103の上方(軸受凹部150からの脱出方向)への移動が規制され、ロールR(リール10)の装着が完了する。
そして、ペーパー供給部1内のロールRからペーパーPが、上方のプリント部2に向けて引き出され、順次供給されるとプリント部2において該ペーパーPの記録面上にプリント処理が施され、下流側の切断部3で所定のサイズに切断されることになる。なお、ペーパーPの出力サイズが長尺な場合は、ペーパーPが所定長さになるまで切断部3は作動することなく、ペーパーPは下流側に向けて順々に搬送され、プリンタ装置E1とラミネート装置E2とに跨るような場合には、ループ部6にてループが形成されることになる(図1参照)。
そして、デカール部4に到達したペーパーPは、押圧ローラ43による押圧で巻き癖が矯正されることになる。具体的には、図9に示す如く、押圧ローラ43が押圧解除位置PRで待機した状態で、上流側からペーパーPが送り込まれてくる。そして、ガイド体40の開口111bからセンサ48がペーパーPの存在(有無)を検知して所定時間経過後(ペーパーPの先端がガイド体40の角部40cから十分に突出した状態になると)、ローラ位置切換手段50が作動し、押圧ローラ43が押圧位置PPに向けて下降する。そうすると、図10に示す如く、ガイド体40の一方の片部40aに沿って前方に突出したペーパーPの先端部が押圧ローラ43に押され、該ペーパーPは、ガイド体40の角部40cで曲げられると共に、押圧ローラ43に巻き癖とは反対方向に曲げられた態様となり、本実施形態においては、受圧ローラ46を設けているので、ペーパーPは、押圧ローラ43と受圧ローラ46とに圧着されることになる。
そして、押圧ローラ43と受圧ローラ46とでペーパーPが下流側に送られ、下流側の支持部としての支持ローラ41と圧着ローラ45とに圧着されることになる。なお、支持ローラ41及び圧着ローラ45の回転は、押圧ローラ43及び受圧ローラ46の回転よりも速く設定されており、ペーパーPが押圧ローラ43に巻き付けられた(引っ張られる)態様となるようになっている。これにより、デカール部4(押圧ローラ43)を通過するペーパーPは、巻き癖とは反対側に曲げられた状態で下流側に引っ張られ、強制的に巻き癖が矯正されることになる。
そして、押圧ローラ43及び受圧ローラ46の圧接線、支持ローラ41及び圧着ローラ45の圧線線、及び排出口44を結ぶ仮想線が略一直線になるように、各ローラ41,43,45,46が配置されているので、デカール部4(下流側の支持ローラ41)を通過したペーパーPは巻き癖と同方向の曲げが作用することなく搬送され、該ペーパーPが真っ直ぐな姿勢で排出口44から排出されることになる。
図1に戻り、プリンタ装置E1の排出口44から排出されるペーパーPは、ラミネート装置E2に送り込まれ、ラミネートを施さない場合には、デカール部4と排出口44とを結ぶ仮想線の延長線上に形成された真っ直ぐな第一経路Aで搬送され、真っ直ぐな姿勢のままトレー8a上に排出されることになる。その一方で、ペーパーPにラミネート処理を施す場合、プリンタ装置E1から送り込まれたペーパーPは、振分部7において第二経路Bに導かれ、ラミネート部9でラミネートされた後にトレー8b上に排出される。
以上のように、本実施形態に係るリール10は、規制体110,110に形成された挿通部111が軸体100(軸本体101)を挿通可能に構成され、規制体110,110を適正な位置に配置して軸体100と規制体110,110とを軸心回りで相対回転させることで、その位置に対応する嵌合部104a,104b,104c…と被嵌合部112とが嵌合し、規制体110,110の軸心方向への移動が規制されるように構成されているので、規制体110,110をロールRのサイズに対応させて軸体100上で移動させる際して、従来のリール10のように何れかの部分を把持し続ける必要がなく、作業者が作業し易い状態で当該リール10を取り扱うことができる。従って、規制体110,110を軸体100に装着する際や取り外すに際し、作業途中であっても、作業者は適宜ロールRや軸体100、規制体110,110等を持ち替えることができる。これにより、片手が拘束される状況を少なくすることができ、作業性の向上を図ることができる。
また、前記軸体100の外周面上であって、軸心CL1を基準にした対称位置に溝列104(軸心方向に配列された複数の嵌合部104a,104b,104c…)を二列形成し、前記規制体110,110の挿通部111に該挿通部111の挿通中心CL1を挟んで対向するように二つの被嵌合部112,112を設けるようにしたので、軸体100の外周回りで180°おきに嵌合部104a,104b,104c…と被嵌合部112とが嵌合することになり、規制体110,110と軸体100とを相対回転させる際に大きな抵抗が生じることなく、その上、ロールRの移動を規制するのに規制体110,110に軸心方向の力が作用しても、二箇所の嵌合部分でその力に対抗することができ、軸体100に対する規制体110,110の移動を確実に規制することができる。
さらに、前記嵌合部104a,104b,104c…を挿通部111への軸体100の挿通方向と直交する方向に伸長した溝で構成し、被嵌合部112を前記溝104a,104b,104c…に対して伸長方向から嵌入可能に形成したので、簡易な構成で且つ確実な嵌合が可能となる。特に、被嵌合部112をピンで構成し、該ピン112を移動可能に構成すると共に挿通中心CL1に向けて付勢するようにしたので、軸本体101の断面形状がピン112間の間隔よりも大きな回転直径となる部分を有していても、軸体100と規制体110,110との相対回転が阻害されることなく円滑に回転させることができる。その上、軸心が軸体100の軸心CL1と直交するようにピン112を設けたので、回転力がピン112の軸心に交差方向に作用することになり、該回転力に確実に対抗することができ、規制体110,110が不用意に回転して嵌合部104a,104b,104c…と被嵌合部112との嵌合状態が解除されてしまうのを防止することができる。
また、本実施形態においては、規制体110,110とロールRを規制するリール板113と、該リール板113に回転可能に取り付けられた回転体120とで構成し、回転体120の回転中心と挿通部111の挿通中心CL1とを略一致させて挿通部111を形成すると共に、回転体120に被嵌合部112を設けるようにしたので、規制体110,110全体を回転させなくても回転体120だけを操作するだけでよい。
本実施形態においては、リール板113の長手方向の長さをロールRの最大径よりも長くし、ロールRの外周よりも外部に延出した足部として機能するようにしたので、ロールRを装着して横臥状態で配置するようにしても、当該リール10が配置される面にロールRが接触することなく安定して配置することができる足部として確実に機能させることができる。特に、リール板113の挿通部111(軸挿通穴11a)を軸体100の断面形状に即して形成し、軸体100に対して位置決め(回り止め)した状態で挿通することができるので、軸体100に対する規制体110の装着姿勢を一定にすることができ、リール板113を足部と機能させるに際し、リール10の取り付け姿勢を変更するといった事態になるのを防止することができる。
尚、本発明に係るペーパーロール用リール(リール)は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態において、プリンタ装置E1にラミネート装置E2を装着したが、リール10を装着する対象はこれに限定されるものではなく、プリンタ装置E1を単体で構成したものであっても勿論よい。この場合、排出口44から排出されるペーパーPを受けるトレー等をプリンタ装置E1に直接設けるようにすればよい。また、ペーパーPにインクで描画するプリンタ装置E1に限定されるものではなく、例えば、ペーパーPとしての感光材料を採用し、該感光材料に対して露光・現像処理を行うプリンタ装置であってもよい。
上記実施形態に係るリール10において、嵌合部104a,104b,104cを真っ直ぐな溝で構成し、軸心から外周上の任意の点までの距離が異なることから、被嵌合部(ピン)112を移動可能に構成すると共に付勢するようにし、回転体120の回転に伴うピン112と軸本体110(溝104a,104b,104c以外の部分)との干渉を吸収するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、図11(イ)に示す如く、軸体100と規制体110とを軸心回りで回転させた際のピン112と軸本体101との干渉を防止すべく、溝104a,104b,104cを軸本体101の周方向に延びるように(第一面105から溝104a,104b,104cの内面に連続する周方向の面が、何れの箇所でも挿通中心CL1から一定の半径Rとなるように)形成し、挿通部111内の被嵌合部(ピン)112を定位置で固定するようにしてもよい。但し、規制体111を軸体100に装着した状態での規制体111の回転を規制するには、上記実施形態の如く、ピン112の軸心と直交する方向に規制体111の回転力が作用するように構成し、ピン112に対する付勢力で規制体111の回転力に対抗できるようにすることが好ましい。
上記実施形態に係るリール10において、軸体100(軸本体101)の断面を変形した八角形状に形成すると共に、第二面106上に嵌合部としての溝104a,104b,104c…を形成し、該軸本体101を挿通できる形状に規制体110の挿通部111を形成したが、軸体100の断面形状はこれに限定されるものではなく、種々変更が可能である。例えば、図11(ロ)に示す如く、軸本体101の断面を、直線状をなす平行な二辺a,bと、この二辺a,bの対向端同士を接続する外側に凸をなす円弧状の二辺c、dとで輪郭をなす形状(円形の外周部分を二箇所切り欠いたような形状)で、前記二辺a,b間の間隔が被嵌合部(ピン)112、112間の間隔よりも狭く設定されたものであってもよい。即ち、軸本体101の断面形状は、嵌合部104a,104b,104c…と被嵌合部112とが軸本体101の軸心回りで変位させた状態で、被嵌合部112と干渉することなく規制体110の挿通部111に挿通できる形状にすればよい。
上記実施形態に係るリール10において、軸本体101上の嵌合部104a,104b,104c…を溝で構成すると共に、規制体110の被嵌合部(ピン)112を挿通部111内に介在させるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、軸本体101の外周上に軸心方向に間隔をおいて複数の凸部或いは凸条からなる嵌合部を形成し、規制体110に前記凸部又は凸条が嵌り込む溝からなる被嵌合部を形成するようにしてもよい。
上記実施形態に係るリール10において、軸本体101の軽量化を図るべく、柱体107に凸片108を凸設して部分的に断面を変形した八角形状にして挿通部111に挿通可能な断面形状にしたが、これに限定されるものではなく、軸本体101の全長に亘って平等断面で構成するようにしても勿論よい。
上記実施形態に係るリール10において、規制体110をリール板113と回転体120とで構成するようにしたが、これに限定されるものではなく、リール板113と回転体120とを一体的に形成し、規制体110全体を軸体100に対して回転させるようにしてもよい。この場合、規制体110と軸体100とを軸心CL1周りで相対回転可能とすべく、挿通部111は、挿通方向の全長に亘って前記回転体120に形成した開口111bと同様の形状(軸体100を挿通可能で規制体110と軸体100とを相対回転可能な形状)にすることは言うまでもない。
上記実施形態に係るリール10において、リール板113がロールRの外周から外方に延出して足部として機能するようにしたが、これに限定されるものではなく、リール板113(板本体部114)をロールRの外径よりも短く設定してロールRの軸心方向の移動を規制する機能だけ持たせるようにしても勿論よい。但し、ロールR(ペーパーP)の保護の観点より、上記実施形態と同様に構成することが好ましいことは言うまでもない。また、リール板113を足部と機能させる場合においては、上記実施形態に限定されず、規制体110(リール板113)は、例えば、ロールRの軸心を境にした長手方向の一方側のみが外周よりも外方に延出し、その一方のみが足部として機能するようにしても勿論よい。
上記実施形態に係るリール10において、被嵌合部としてピン112を採用したが、これに限定されるものではなく、例えば、被嵌合部にボールを採用し、一部が挿通部111内に突出するように該ボールを設けるようにしてもよいし、被嵌合部を挿通部111に突出した単なる凸部で構成するようにしてもよい。但し、被嵌合部が嵌合される嵌合部の形状を被嵌合部の形状等に対応させて形成したり、嵌合部(溝)の形状や深さに応じて被嵌合部を移動可能にしたりすることは勿論である。
上記実施形態に係るリール10において、嵌合部104a,104b,104c…(溝列104)を二列形成すると共に、被嵌合部(ピン)112を二つ設けるようにしたが、これに限定されるものではなく、軸本体101の軸心CL1方向の嵌合部104a,104b,104cの配列(溝列104)を軸本体101の外周に周方向に間隔をおいて二列以上形成し、嵌合部112を被嵌合部104a,104b,104c…の列数に応じて二つ以上設けるようにしても勿論よい。また、軸本体101の軸心CL1方向の嵌合部104a,104b,104cの配列(溝列104)を一列形成し、嵌合部112を一つ以上設けるようにしても勿論よい。
上記実施形態に係るリール10において、一対の規制体110の両方が軸体100に対する装着位置が変更できるように構成されたが、これに限定されるものではなく、例えば、一方の規制体100を軸体100に対して所定位置に固着しておき、他方の規制体110のみを軸体100に対して装着位置が変更できるように装着可能に構成するようにしてもよい。
上記実施形態に係るリール10において、プリンタ装置E1のペーパー供給部1に直接装着するようにしたが、リール10の装着態様はこれに限定されるものではなく、例えば、ペーパー供給部1に箱状のマガジンを収容するように構成し、該マガジンに対してリール10を装着するようにしても勿論よい。
上記実施形態に係るリール10において、軸本体101の両端に支持軸102,103を接続(固定)して軸体100を構成したが、これに限定されるものではなく、例えば、軸本体101に、両端部に支持軸102,103を固着した棒体を軸心方向に移動可能に挿通するようにして軸本体101に対して一対の支持軸102,103を軸心方向に位置調整可能に構成するようにしてもよい。この場合、軸本体101の一端部に調整ボスを抜け止めして軸心周りで回転可能に装着すると共に、前記棒体を調整ボスに同心で螺合するようにし、調整ボスを回転させることで棒体が軸心方向に移動する、即ち、一対の支持軸102,103の軸心方向における位置合わせの微調整ができることが好ましい。
上記実施形態に係るリール10において、軸体100の支持軸102,103を接続部102a,103aと軸部102b、103bと鍔部102c,103cとで構成し、軸受体14の案内面G(軸規制体の延長案内面G2)上に軸部102bが位置する状態で、接続部102a,103aと鍔部102c,103cとで軸心方向の移動を所定範囲内に規制してリール10を転動できるように構成したが、これに限定されるものではなく、例えば、接続部102a,及び鍔部102cに、軸心方向での移動を規制する機能に加えて位置決め機能を付加するようにしてもよい。即ち、一対の支持軸102,103の何れか一方(好ましくは、ギア102dを備えた支持軸102)の接続部102aと鍔部102cとの互いに対向する面を、相手側に向けて先細りしたテーパー面状に形成して接続部102a、軸部102b、及び鍔部102cで断面略逆台形状或いは略逆V字状の溝を形成するようにしてもよい。このようにすれば、軸受体15(案内面G)上でリール10(支持軸102,103)を転動させるに際し、一方の支持軸102のテーパー面(接続部102a及び鍔部102cのテーパー面)で、該接続部102aと鍔部102cとの間の軸部102bが案内面G上に導かれることになり、リール10の軸受体15に対する位置合わせを確実に行うことができる。この場合、テーパー面で軸部102bが案内面G(延長案内面G2)上に案内されるに際してリール10が軸心方向に移動するため、その移動を許容すべく、他方の支持部103の軸部103b(接続部103aと鍔部103cとの間隔)は、軸受体15の案内面G上で軸心方向で移動できる長さに設定することは勿論のことである。また、軸規制体16を上記実施形態と同様に構成した場合、軸心方向での移動の許容を考慮することに加え、軸受凹部150内に位置する支持軸103の鍔部103cと軸受体15との間に軸規制体16が介装できる長さに設定することは勿論のことである。
本発明の一実施形態に係るプリンタ装置であって、ラミネート装置を装着した状態の概略構成図を示す。 同実施形態に係るペーパー供給部の斜視図であって、(イ)は、ペーパーロール用リールを収容する状態を示し、(ロ)は、ペーパー供給部内にペーパーロール用リールを収容した状態を示す。 同実施形態に係るプリンタ装置のペーパー供給部に軸支されるペーパーロール用リール(リール)の組立斜視図を示す。 同実施形態に係るプリンタ装置のペーパー供給部に軸支されるペーパーロール用リール(リール)の分解斜視図を示す。 同実施形態に係るペーパーロール用リールの軸体を挿通させる状態であって、軸本体の断面を含み、カバープレートを取り外した規制体の正面図を示す。 同実施形態に係るペーパーロール用リールの規制体を軸体に装着した状態であって、軸本体の断面を含み、カバープレートを取り外した規制体の正面図を示す。 同実施形態に係るペーパー供給部の軸受体と軸規制体との関係を説明するための部分拡大図であって、(イ)は、軸規制体が解除位置に位置する状態を示し、(ロ)は、軸規制体が規制位置に位置する状態を示す。 同実施形態に係るプリント部の概略斜視図を示す。 同実施形態に係るデカール部の概略説明図であって、押圧ローラがペーパーを押圧しない押圧解除位置に位置した状態を示す。 同実施形態に係るデカール部の概略説明図であって、押圧ローラがペーパーを押圧する押圧位置に位置した状態を示す。 本発明の他実施形態にかかるペーパーロール用リールであって、(イ)はは、固定された被嵌合部の嵌合可能な溝の形態を説明するための部分概略図を示し、(ロ)は、軸本体の断面形状の別形態を説明するための部分概略図を示す。 従来のペーパーロール用リールの斜視図を示す。
符号の説明
1…ペーパー供給部、2…プリント部、3…切断部、4…デカール部、5…ドットプリンタ、E…筐体、6…ループ部、7…振分部、8a,8b…トレー、9…ラミネート部、10…リール、12…駆動系、15…軸受体、16…軸規制体、20…ヘッド、21…ヘッド駆動手段、22…チューブ、30…カッター、40…ガイド体(支持部)、40a,40b…片部、40c…角部、41…支持ローラ(支持部)、43…押圧ローラ(押圧体)、44…排出口、45…圧着ローラ、46…受圧ローラ、47…ガイドプレート、48…センサ、50…ローラ位置切換手段、90…加熱ローラ対、100…軸体、101…軸本体、102,103…支持軸、102a,103a…接続部、102b,103b…軸部、102c,103c…鍔部、102d…ギア、104…溝列、104a,104b,104c…溝(嵌合部)、105…第一面、106…第二面、107…柱体、108…凸片、110…規制体、111…挿通部、111a…軸挿通穴、111b…開口、112…ピン(被嵌合部)、113…リール板、114…板本体部、115…芯嵌合部、120…回転体、121…ピン装着凹部、122…ピン規制部、123…コイルバネ、124…カバープレート、125…駆動ギア、150…軸受凹部、151…長穴、160…規制部、161…軸嵌合凹部、162…ピン、200…チューブ接続部、210…ガイドレール、400a…ローラ、400…搬送ローラ対、410…ガイド板、500…アーム、501…アーム本体、502…軸支部、503…案内穴、510…駆動モータ、511…出力軸、520…第一アーム、521…カムフォロア、530…第二アーム、531…カムフォロア、532…連結軸、533…フレーム、534…レール片、A…第一経路、B…第二経路、C…カバー、CL1…軸心(挿通中心)、CL2,CL3…中心線、D…扉、Ds…側板、E1…プリンタ装置、E2…ラミネート装置、G…案内面、G2…延長案内面、L…境界線、P…ペーパー、R…ロール(ペーパーロール)、X…ラミネート材、Y…アンダーフィルム

Claims (8)

  1. ペーパーロールの芯体に挿通される軸体と、該軸体に装着され、軸体の挿通されたペーパーロールの軸心方向の移動を規制する一対の規制体とを備え、少なくとも何れか一方の規制体の軸体に対する装着位置が軸心方向に変更可能に構成されたペーパーロール用リールであって、前記軸体は、軸心方向に配列された複数の嵌合部が外周面上に形成され、装着位置が変更される規制体は、軸体を挿通可能な挿通部が形成され、該挿通部には、挿通状態にある軸体と規制体とを軸心回りで相対回転させることで、該規制体の配置に対応する任意の嵌合部に対して周方向に嵌脱する被嵌合部が設けられていることを特徴とするペーパーロール用リール。
  2. 軸体は、軸心方向に配列された複数の嵌合部が周方向に間隔をおいて二列以上形成されると共に、前記規制体は、嵌合部の配列に対応して挿通部の周方向に間隔をおいて前記被嵌合部を二つ以上備えている請求項1記載のペーパーロール用リール。
  3. 前記軸体は、軸心方向に配列された複数の嵌合部が軸心を基準にして対称に二列形成され、前記規制体は、挿通部の挿通中心を挟んで対向するように前記被嵌合部を二つ備えている請求項2記載のペーパーロール用リール。
  4. 前記嵌合部又は被嵌合部の何れか一方が、挿通部への軸体の挿通方向と直交する方向に伸長して形成された溝で構成され、他方が、前記溝に対して伸長方向から嵌入可能に形成されている請求項1乃至3の何れかに記載のペーパーロール用リール。
  5. 前記嵌合部又は被嵌合部の何れか他方が、挿通部への軸体の挿通方向と直交する方向に移動可能に設けられると共に、一方に向けて付勢されている請求項4記載のペーパーロール用リール。
  6. 前記嵌合部が、軸心と直交方向に伸長する溝で構成され、被嵌合部が、挿通部の挿通中心と直交する方向に軸心を位置させたピンで構成され、前記溝がピンの外形に即して形成されている請求項5記載のペーパーロール用リール。
  7. 前記規制体は、ペーパーロールを規制するリール板と、該リール板に回転可能に取り付けられた回転体とで構成され、前記挿通部が前記リール板と回転体との回転中心と挿通中心とを略一致させて形成され、該リール体又は回転体の何れか一方に被嵌合部が設けられている請求項1乃至6何れかに記載のペーパーロール用リール。
  8. 前記一対の規制体のそれぞれは、軸体が挿通されたペーパーロールの外周よりも外方に延出し、先端が軸体の軸心と略直交する方向に伸長した足部を有している請求項1乃至7の何れかに記載のペーパーロール用リール。
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