JP2007007192A - 遊技機のリール表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置を大形化することなく、リール始動時に十分な始動トルクが得られてスムーズに始動及び回転し、リール停止時に無駄な短絡電流が流れず省電力であり、コンパクトで低廉な遊技機のリール表示装置を提供する。
【解決手段】本発明の遊技機のリール表示装置は、複数の絵柄を外周面にもつ環状のリールと、少なくとも2相の励磁コイルをもち該リールを回転駆動するステッピングモータ3と、該励磁コイルを駆動する駆動回路4と、該リールの回転及び停止を制御するための制御信号を該駆動回路に送出する制御部と、を備える遊技機のリール表示装置であって、該駆動回路4は該励磁コイル32、33に流れる電流の方向を時間的に反転させるバイポーラ駆動回路であることを特徴とする。また、2相の前記励磁コイル32、33をもち、前記駆動回路4は1相の駆動と2相両方の駆動とを時間的に交互に行う1−2相励磁回路であることが好ましい。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の遊技機のリール表示装置は、複数の絵柄を外周面にもつ環状のリールと、少なくとも2相の励磁コイルをもち該リールを回転駆動するステッピングモータ3と、該励磁コイルを駆動する駆動回路4と、該リールの回転及び停止を制御するための制御信号を該駆動回路に送出する制御部と、を備える遊技機のリール表示装置であって、該駆動回路4は該励磁コイル32、33に流れる電流の方向を時間的に反転させるバイポーラ駆動回路であることを特徴とする。また、2相の前記励磁コイル32、33をもち、前記駆動回路4は1相の駆動と2相両方の駆動とを時間的に交互に行う1−2相励磁回路であることが好ましい。
【選択図】図3
Description
本発明は、スロットマシンやパチンコ機のリール表示装置に関する。
スロットマシンなどの遊技機には、複数の絵柄を外周面にもつ環状のリールが数個、互いに独立回転可能に並設されている。そして、遊技者がコインを投入あるいはスタートボタンを押下することによりリールが回転して遊技が開始され、ストップボタンを押下することによりリールが停止する。このとき、リールの絵柄が所定の組み合わせで揃うと、いわゆる”当たり”となって多数のコインを獲得することができるようになっている。パチンコ機にも、回転開始と停止の条件は異なるが、同様のリール表示装置をもつタイプがある。
このリールの回転駆動には通常ステッピングモータが用いられている。ステッピングモータは、一般的には永久磁石からなる回転子と励磁コイルからなる固定子とをもち、励磁コイルに矩形状のパルス電圧が加えられて駆動される。そして、駆動回路はこのパルス電圧を発生し、制御部はパルス電圧のオン/オフのタイミングを制御している。ステッピングモータはプリンタなどのOA機器に多用されているが、遊技機用では停止時に特に大きな制動トルクが必要なため、専用機種が用いられることもある。
遊技機用のステッピングモータでは、従来2相の励磁コイルが配設され、各励磁コイルは両端の端子の他に中間端子が引き出され駆動回路に接続されていた。駆動回路には、回路構成のシンプルなユニポーラ駆動回路が一般的に用いられてきた。ユニポーラ駆動回路では、中間端子に電源電圧を印加するとともに、両端の端子を交互に電源の接地側端子に接続し、励磁コイルのいずれか半分に一定の電流方向で通電していた。そして2つの励磁コイルの通電状態の切替により回転磁界を発生させ、電磁力により回転子を駆動していた。最近では、特許文献1に開示されるように、3相の励磁コイルをもつステッピングモータも提案されている。
特開2002−11148号公報
ところで、従来の2相励磁コイルをユニポーラ駆動するリール表示装置では、リールを始動させる際に十分な始動トルクが得られずに脱調し、再始動が必要となる場合があった。再始動を行うためには、モータ回転速度の検出及び判定と、再始動の制御指令が必要であり、制御部及び駆動回路の複雑化を招いていた。一方、リールの不安定な動作は遊技者に対しても違和感や不快感を与えるおそれがあった。始動トルクの裕度不足は、製作上の性能のばらつきや経時使用による性能低下により生じ得るものである。この対策として励磁コイルを大形化すると、製作コストの上昇ならびに装置全体の大形化、重量化を招いてしまう。
また、リールを停止する際には励磁コイルの両端を接地短絡して、ディテントトルクを利用していた。すなわち、永久磁石からなる回転子の回転により固定子側の励磁コイルに起電力が発生し、接地短絡回路が電気的負荷となってブレーキの作用を果たしていた。このとき、電源電圧も接地短絡回路に印加されるため、無駄な短絡電流が流れていた。
本発明は上記背景に鑑みてなされたものであり、装置を大形化することなく、リール始動時に十分な始動トルクが得られてスムーズに始動及び回転し、リール停止時に無駄な短絡電流が流れず省電力であり、コンパクトで低廉な遊技機のリール表示装置を提供する。
本発明の遊技機のリール表示装置は、複数の絵柄を外周面にもつ環状のリールと、少なくとも2相の励磁コイルをもち該リールを回転駆動するステッピングモータと、該励磁コイルを駆動する駆動回路と、該リールの回転及び停止を制御するための制御信号を該駆動回路に送出する制御部と、を備える遊技機のリール表示装置であって、該駆動回路は該励磁コイルに流れる電流の方向を時間的に反転させるバイポーラ駆動回路であることを特徴とする。また、2相の前記励磁コイルをもち、前記駆動回路は1相の駆動と2相両方の駆動とを時間的に交互に行う1−2相励磁回路であることが好ましい。
リールは、遊技者が表示窓から容易に視認できる大きさの絵柄を外周面にもっている。リールは、例えば、外周を形成する環状体と、環状体の中心に同軸配置される中心体と、環状体と中心体とを半径方向に連結する複数のスポークと、で構成することができる。始動時及び停止時の負担を低減するため。リールの構成部材には軽量の樹脂を用い、部材自体も薄肉化されることが好ましい。リールには、本願出願人の出願によるスロットマシンの回転リール(特開2003−190364号公報)を適用することもできる。
ステッピングモータは、少なくとも2相の励磁コイルをもつものとし、励磁コイルの両端の端子は、後述の駆動回路に配線接続する。ステッピングモータは、リールの中心体に隣接して配設することにより、出力軸を中心体に直結して、リールを直接的に回転駆動することができる。なお、励磁コイルの極数(個数)は相数の整数倍とすればよく、極数を大きく例えば2相8極として、回転を滑らかにし、また停止時の角度分解能を高めることができる。
駆動回路は、電源電圧と制御信号を入力として、励磁コイルへ電源電圧を出力する回路である。電源電圧には、別途電源装置によって生成される規定の直流電圧を用いることができる。制御信号は、後述の制御部から送出されるものであり、励磁コイルへの電源電圧供給のタイミングと、正負反転の要否を制御することができる。
制御部は、コインを受容するコインアクセプタやスタートボタン、ストップボタンの情報を収集し、駆動回路に規定の制御信号を送出する部位である。制御部は、例えば汎用のマイクロコンピュータと、駆動回路に合わせて作成した専用の制御ソフトウェアと、で構成することができる。そして、制御部で励磁コイルへ印加する電源電圧の正負を時間的に反転させるように制御すれば、流れる電流も時間的に反転するので、バイポーラ駆動回路を実現したことになる。
また、2相の励磁コイルをもつ構成では、駆動回路は1相の駆動と2相両方の駆動とを時間的に交互に行うことが好ましい。一例として、A相とB相の励磁コイルをもち、8つの時間単位で1サイクルの駆動制御を行う場合を説明する。まず第1時間単位ではA相のみ駆動し、第2時間単位ではA相とB相とを駆動する。続いて、第3時間単位ではB相駆動、第4時間単位ではB相駆動とA相反転駆動、第5時間単位ではA相反転駆動、第6時間単位ではA相反転駆動とB相反転駆動、第7時間単位ではB相反転駆動、第8時間単位ではB相反転駆動とA相駆動、のようにすることができる。上述の駆動では、奇数時間単位では1相駆動、偶数時間単位では2相駆動となっている。
上述のように構成し、制御する本発明のリール表示装置では、励磁コイルの全巻数に電流を流すことができる。これに対して従来のユニポーラ駆動回路では、励磁コイルの半分にしか電流を流さない。したがって、同仕様の励磁コイルを用いたときに、本発明では従来よりも大きな始動トルクを得ることができる。
前記ステッピングモータは磁性体からなる回転子をもち、前記駆動回路は全ての励磁コイルの両端を接地短絡する全相ロック手段をもつことが好ましい。スロットマシンにおいては、ストップボタン押下後、速やかにリールが停止すると、遊技の興味を増す効果がある。このため、バイポーラ駆動回路においても、ディテントトルクを利用する全相ロック手段をもつことが好ましい。全相ロック手段は、励磁コイルの両端を電源電圧から切り離して接地するように、例えばスイッチング素子を組み合わせて構成することができる。
前記駆動回路は、ブリッジ回路上に配されたスイッチング素子と、前記制御信号を入力として論理演算を行い該スイッチング素子をオン/オフさせるロジック素子と、を有することが好ましい。駆動回路の構成として、出力部にブリッジ回路を、入力演算部にロジック回路を用いることができる。ブリッジ回路では、四辺それぞれにトランジスタなどを用いたスイッチング素子を配し、一つの対角線に電源電圧を供給し、他の対角線に駆動コイルを接続する。ロジック回路は、制御信号に応じて四辺のスイッチング素子をオン/オフ制御するように構成する。例えば、向かい合う二辺のスイッチング素子をオンしてやれば、励磁コイルが駆動される。また、電源の接地側端子が接続される二辺のスイッチング素子をオンしてやれば、励磁コイルの両端が接地されて、全相ロックが行える。ブリッジ回路を用いて全相ロックを行えば、電源電圧は開路されるため、無駄な短絡電流は流れない。
上述のように、駆動回路はスイッチング素子とロジック素子、及び付帯する抵抗などを実装した電子基板で形成することができる。しかしながら、バイポーラ駆動回路では従来のユニポーラ駆動回路よりも多数の素子が必要となるため電子基板が大形化し、遊技機への取り付け上の制約となる。そこで、多数の素子を集積したモータドライバと呼ばれる専用のIC素子を適用することが考えられる。ところが、ステッピングモータ用のドライバはユニポーラ駆動形は普及しているものの、バイポーラ駆動形は市販品の種類が極端に少なく、遊技機用には適用できない。バイポーラ駆動形の市販品が少ない理由は、高速回転域でスイッチングの際の立ち上がり時間及び立ち下がり時間が問題となり、複数のスイッチング部が同時に導通状態となってドライバ内に期待しない貫通電流が流れるためである。
前記駆動回路に直流モータ駆動用のIC素子を用いてもよい。現状では遊技機のリールの回転速度には規制があり(約80rpm以下)、また遊技者の視覚に訴えるためにもリールは低速回転のほうが好ましい。すなわち、遊技機のリール表示装置用のステッピングモータでは、低速回転域での駆動が行えれば十分である。この用途には、直流モータ駆動用のIC素子を用いることができる。これにより、駆動回路はコンパクト化されて取り付けの自在性が確保できるとともに、製作コストも低減できる。さらに、従来のユニポーラ駆動形ドライバを制御する専用の制御ソフトウェアをそのまま利用することもできる。
前記ステッピングモータは、その外周に多数の歯を有し磁性体からなる回転子をもつハイブリッド型ステッピングモータであることが好ましい。既に説明したように、リール停止に際してディテントトルクを利用した全相ロックを行うためには、回転子は磁性体(通常は永久磁石)であることが要件となる。さらに、多数の絵柄を正確に表示するために、回転子は多数の歯を有して角度制御能、分解能を高めることが好ましい。
前記制御部は、前記ステッピングモータの回転位置を検出する回転角検出手段をもつことが好ましい。リールの回転状況を検出して駆動回路を制御するため、及びリールの停止位置を検出してあらかじめ遊技機内部にて抽選された”あたり”に応じた図柄が揃っているかどうかの判定を行うために、リールの回転角を検出することが必要である。ところが、リールは比較的大形であるため、直結するモータの出力軸で回転角を検出するようにしてもよい。回転角検出手段には、ロータリーエンコーダなどを適用することができる。
本発明の遊技機のリール表示装置では、リールとステッピングモータと駆動回路と制御部とを備え、駆動回路は励磁コイルに流れる電流の方向を時間的に反転させるバイポーラ駆動回路とした。このため、励磁コイルの全巻数に電流を流すことができ、従来の励磁コイルの半分にしか電流を流さないユニポーラ駆動回路よりも大きな始動トルクを得ることができる。したがって、装置を大形化することなく十分な始動トルクが得られて、リールはスムーズに始動及び回転する。
また、ステッピングモータは磁性体からなる回転子をもち、駆動回路はブリッジ回路上に配されたスイッチング素子とオン/オフ制御用のロジック素子とを有するようにした。このため、リール停止時に全ての励磁コイルの両端を接地短絡して全相ロックを行うと、電源電圧は開路されて従来流れていた短絡電流は生じず、省電力である。
さらに、駆動回路に直流モータ駆動用のIC素子を用いた態様では、駆動回路はコンパクト化されて取り付けの自在性が確保できるとともに、製作コストも低減できる。
本発明を実施するための最良の形態を、図1〜6を参考にして説明する。図1は、本発明の実施例のリール表示装置1が組み込まれたスロットマシン9を示す正面図である。このスロットマシン9には、リール表示装置1が3組横に並べて配設され、正面の表示窓91から各リール2の絵柄が視認できるようになっている。遊技者は、正面中央右側に設けられたコイン投入口92からコインを投入し中央左スタートレバー93を押下してリール2を回転させ、中央の3つのストップボタン94でリール2を停止させて遊技できるようになっている。
実施例のリール表示装置1は、リール2、ステッピングモータ3、バイポーラ駆動回路4、制御部により構成されている。図2は、リール2及びステッピングモータ3の分解斜視図である。図2に示されるように、リール2は、中心体21と、4本のスポーク22A〜22Dと、2個のリング23A、23Bと、フィルム環状体24と、で構成され、これらは軽量の樹脂製とされている。
中心体21は、リール2の中心に位置する略円筒形の部材である。中心体21から径方向外向き四方に等長の4本のスポーク22A〜22Dが配設され、終端にリング23Aが固定されている。このリング23Aから軸方向に離隔して第2のリング23Bが配置されている。中心体21と2つのリング23A、23Bとは、同軸配置とされている。そして、2つのリング23A、23Bの外周側に、両者に架け渡されながら周回するようにフィルム環状体24が配設されている。フィルム環状体24の外周面には複数の絵柄が印刷されている。
ステッピングモータ3は、サイドフレーム8のモータ取り付け部81に4本のボルト82で取り付けられている。ステッピングモータ3の出力軸30は、中心体21に直結しており、リール2の荷重を支持するとともに回転駆動するように構成されている。上記の他、リール2のフィルム環状体24の内側には、リール2の回転角を検出するフォトセンサ83、及びフィルム環状体24を内側から照らす光源装置84が設けられている。
次に、ステッピングモータ3を駆動する駆動回路について、図3を参考に説明する。図3は、駆動回路を説明する図であり、(A)はステッピングモータ3の原理図、(B)はバイポーラ駆動回路4の接続図である。図3(A)で、回転子は外周に多数の歯を有し磁性体からなるハイブリッド形回転子31である。固定子は、A相励磁コイル32とB相励磁コイル33とで構成されている。それぞれのコイルの両端の端子32P、32N、33P、33Nは引き出されて、バイポーラ駆動回路4に接続されている。
図3(B)で、バイポーラ駆動回路4は、電源電圧の入力端子41Pと接地端子41Nとを持っている。入力端子41Pと接地端子41Nとの間には2組のブリッジ回路42、43が形成され、四辺にはそれぞれスイッチング素子が配され、第一の対角線には電源電圧が印加され、第二の対角線にはそれぞれ励磁コイル32、33が接続されている。
すなわち、第一のブリッジ回路42では、入力端子41Pと接地端子41Nとの間に、2つのスイッチング素子S11とS12とが直列に接続され、さらに2つのスイッチング素子S13とS14とが直列に接続されている。そして、スイッチング素子S11とS12との連結点にA相励磁コイル32の端子32Pが接続され、スイッチング素子S13とS14との連結点に端子32Nが接続されている。同様に、第二のブリッジ回路43では、入力端子41Pと接地端子41Nとの間に、2つのスイッチング素子S21とS22とが直列に接続され、さらに2つのスイッチング素子S23とS24とが直列に接続されている。そして、スイッチング素子S21とS22との連結点にB相励磁コイル33の端子33Pが接続され、スイッチング素子S23とS24との連結点に端子33Nが接続されている。なお、スイッチング素子S11〜S14、S21〜S24にはトランジスタ素子が用いられ、制御信号によりオン/オフ制御されるようになっている。
次に、制御部が行う1−2相励磁の方法について説明する。図4は、課題を解決するための手段で説明した8つの時間単位で1サイクルの駆動制御を行う場合の励磁方法を図示したものである。図4の横軸は時間単位で、縦軸基線の上側は正相駆動、下側は反転駆動を示している。参考までに、第1時間単位における電流方向を図5(A)に矢印で示し、第6時間単位について図5(B)に示す。図5(A)では、スイッチング素子S11とS14とがオンとなり、S13がオフとなって、A相励磁コイル32に正相電流IAnが流れる。また、スイッチング素子S21とS23とはオフとなり、B相励磁コイル33には電流は流れない。図5(B)では、スイッチング素子S12とS13とがオンとなり、S11がオフとなって、A相励磁コイル32に反転電流IArが流れる。また、スイッチング素子S22とS23とがオンとなり、S21がオフとなって、B相励磁コイル33にも反転電流IBrが流れる。
また、リール2を停止させるために全相ロックを行うには、スイッチング素子S11とS13とをオフとし、S12とS14とをオンして、A相励磁コイル32を電源電圧から切り離して、両端32P、32Nを接地短絡する。B相励磁コイル33も同様にして接地短絡する。
図6は、直流モータ駆動用のICドライバ素子51を2個用いて実現したバイポーラ駆動回路5である。 図3(B)に示されるブリッジ回路42、43中の4個のスイッチング素子のかわりに1個のICドライバ素子51を用いればよい。このICドライバ素子51は量産の市販品であり、駆動回路5がコンパクト化されるとともに、製作コストも低減できる。さらに、ICドライバ素子51には貫通電流に対する保護回路が付属されており、信頼性が極めて高い。これに対して、 図3(B)に示されるブリッジ回路42では、切り替え時に例えばスイッチング素子S11の立ち下がりとS12の立ち上がりが重なり、瞬間的に電源が短絡して貫通電流の流れることが懸念される。
1:リール表示装置
2:リール
21:中心体 22A〜22D:スポーク
23A、23B:リング 24:フィルム環状体
3:ステッピングモータ
30:出力軸 31:ハイブリッド形回転子
32:A相励磁コイル 33:B相励磁コイル
32P、32N、33P、33N:端子
4:バイポーラ駆動回路
41P:電源の入力端子 41N:電源の接地端子 42、43:ブリッジ回路
S11〜S14、S21〜S24:スイッチング素子
IAn:正相電流 IAr、IBr:反転電流
5:バイポーラ駆動回路
51:ICドライバ素子
8:サイドフレーム
9:スロットマシン
2:リール
21:中心体 22A〜22D:スポーク
23A、23B:リング 24:フィルム環状体
3:ステッピングモータ
30:出力軸 31:ハイブリッド形回転子
32:A相励磁コイル 33:B相励磁コイル
32P、32N、33P、33N:端子
4:バイポーラ駆動回路
41P:電源の入力端子 41N:電源の接地端子 42、43:ブリッジ回路
S11〜S14、S21〜S24:スイッチング素子
IAn:正相電流 IAr、IBr:反転電流
5:バイポーラ駆動回路
51:ICドライバ素子
8:サイドフレーム
9:スロットマシン
Claims (7)
- 複数の絵柄を外周面にもつ環状のリールと、少なくとも2相の励磁コイルをもち該リールを回転駆動するステッピングモータと、該励磁コイルを駆動する駆動回路と、該リールの回転及び停止を制御するための制御信号を該駆動回路に送出する制御部と、を備える遊技機のリール表示装置であって、該駆動回路は該励磁コイルに流れる電流の方向を時間的に反転させるバイポーラ駆動回路であることを特徴とする遊技機のリール表示装置。
- 2相の前記励磁コイルをもち、前記駆動回路は1相の駆動と2相両方の駆動とを時間的に交互に行う1−2相励磁回路である請求項1に記載の遊技機のリール表示装置。
- 前記ステッピングモータは磁性体からなる回転子をもち、前記駆動回路は全ての励磁コイルの両端を接地短絡する全相ロック手段をもつ請求項1または2に記載の遊技機のリール表示装置。
- 前記駆動回路は、ブリッジ回路上に配されたスイッチング素子と、前記制御信号を入力として論理演算を行い該スイッチング素子をオン/オフさせるロジック素子と、を有する請求項1〜3に記載の遊技機のリール表示装置。
- 前記駆動回路に直流モータ駆動用のIC素子を用いた請求項1〜4に記載の遊技機のリール表示装置。
- 前記ステッピングモータは、その外周に多数の歯を有し磁性体からなる回転子をもつハイブリッド型ステッピングモータである請求項1〜5に記載の遊技機のリール表示装置。
- 前記制御部は、前記ステッピングモータの回転位置を検出する回転角検出手段をもつ請求項1〜6に記載の遊技機のリール表示装置。
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- 2005-06-30 JP JP2005192843A patent/JP2007007192A/ja active Pending
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Legal Events
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