JP2007006784A - 製茶用蒸機 - Google Patents

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義和 中村
Yukiaki Nagaya
行昭 長屋
Kanae Miyagi
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【課題】 本発明は、茶葉を十分に練り込むことができ、軟化し、均一に細かくすることができる撹拌式の製茶用蒸機を提供することを課題としている。
【解決手段】 本発明の第1手段の製茶用蒸機は、蒸気を供給する蒸気室と、蒸気室に隣接する円筒形の処理胴と、蒸気室と処理胴を貫通する回転軸と、回転軸にスパイラル状に備えた複数の撹拌羽根とより構成するとともに、処理胴内の撹拌羽根は茶葉を撹拌羽根の先端と処理胴との間で練り込む形状とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、茶生葉を蒸熱処理するための製茶用蒸機に関するものである。
茶園で摘採した新鮮な茶生葉を製茶用蒸機で蒸熱処理し、その後、粗揉工程、揉捻工程、中揉工程、精揉工程、乾燥工程などの工程を経て荒茶に加工する。上記のうち蒸熱処理は、茶生葉を数十秒間蒸すことにより茶葉中の酵素の活性を抑えるとともに、茶葉を軟化させて次の粗揉工程の効果を高めるものである。粗揉工程は、蒸熱処理された蒸茶葉に熱風を当てて乾燥しながら十分に揉み込むものであり、この粗揉工程での蒸茶葉の揉み込みが製品の品質に著しく影響する。
茶生葉は、初夏から晩秋にかけて数回にわたって摘採され、茶生葉を摘採する時期や、茶樹を栽培している場所、気候などにより茶生葉の硬さが異なる。茶生葉を摘採する時期が遅いと、茶生葉が大きくなり、硬化する傾向にある。茶生葉が大きく硬いと、粗揉工程での蒸茶葉の揉み込みが不足して、味や香りの高い製品が得られなくなるため、粗揉工程をする前に蒸茶葉を柔軟にする必要がある。製茶用蒸機には、送帯式の製茶用蒸機と撹拌式の製茶用蒸機があり、送帯式の製茶用蒸機で蒸熱処理した蒸茶葉は、軟化される度合いが低いために粗揉工程での揉み込みが不足しやすい。そのため従来は、送帯式の製茶用蒸機と粗揉工程との間に蒸茶葉の処理装置(例えば、特許文献1参照)を設け、硬さの残る蒸茶葉を軟化していた。他方、撹拌式の製茶用蒸機(例えば、特許文献2参照)の場合、撹拌羽根の回転を高速にして蒸茶葉を軟化していた。
特許第3474607号公報 特開2002−51701号公報
撹拌式の製茶用蒸機の撹拌羽根が付いている回転軸を高速回転する場合、製茶用蒸機の原動部や撹拌羽根への負担が大きく、故障しやすくなる。また、回転軸の回転を高速にすると通過時間が短くなってしまうので、通過時間を同一にするためには処理胴の傾斜角度を変更するなどして、調整する必要があったが、この調整は難しく、困難だった。更には、撹拌式の製茶用蒸機の撹拌羽根は巾30〜50ミリで厚み6〜10ミリの平鋼であるが、この撹拌羽根は茶葉を上部へ放り上げることを目的としており、茶葉を練り込む作用が少なく、茶葉を十分に軟化し、均一に細かくすることができなかった。
本発明は、茶葉を十分に練り込むことができ、軟化し、均一に細かくすることができる撹拌式の製茶用蒸機を提供することを課題としている。
本発明の第1手段の製茶用蒸機は、蒸気を供給する蒸気室と、蒸気室に隣接する円筒形の処理胴と、蒸気室と処理胴を貫通する回転軸と、回転軸にスパイラル状に備えた複数の撹拌羽根とより構成するとともに、処理胴内の撹拌羽根は茶葉を撹拌羽根の先端と処理胴との間で練り込む形状とする。第2手段は、第1手段の製茶用蒸機の撹拌羽根の先端を凸形状とする。第3手段は、第1又は2手段の製茶用蒸機の撹拌羽根の形状を、角鋼の角を外向きに配置し、角鋼の両端を取付枠により回転軸に固定する。第4手段は、第3手段の製茶用蒸機の撹拌羽根を、角鋼と取付枠を螺子で固定する。
本発明により、大きく硬化した茶葉を低速回転で十分に軟化し、均一に細かくすることができ、機械への負担が減る。また、粗揉工程前に茶葉を軟化することで、粗揉工程での揉み込みを十分でき、品質のよい製品を製造することができる。また、送帯式の製茶用蒸機に用いるような蒸茶葉の処理装置を追加で設置する必要がなく、設置スペースも不要で、経済的である。
図1〜4を参照して説明する。1は蒸気を供給し、茶葉の蒸気を当てるための蒸気室であり、蒸気配管2によりボイラ(図示しない)で生成した蒸気を蒸気供給口3より蒸気室1内へ供給する。4は茶葉投入口であり、茶葉はまず蒸気室1へ投入される。5は通気性を有する円筒形の処理胴であり、蒸気室1に隣接している。また、処理胴5は横架してあり、モータ(図示しない)により回転する。本実施例では処理胴5に金網を用いるが、パンチング板などでもよく、また、蒸熱を進めるためにステンレス板などの通気性のないものでも良い。処理胴5の周りには、処理胴カバー6を配置し、蒸気が放散されないようにしてある。7は回転軸であり、処理胴5の中心より下を貫通しており、モータ12により回転する。8、9は撹拌羽根であり、本実施例では90度ずつ角度を変えながらスパイラル状に回転軸7へ設けてある。この撹拌羽根8は従来よりの平鋼の撹拌羽根であり、蒸気室1内は従来よりの撹拌羽根8を設け、茶葉を上方へ放り、蒸気を茶葉に当てやすくする。撹拌羽根9の先端は処理胴5との間で茶葉21を練り込む形状とし、先端を凸形状とするなど、できるだけ鋭い形状がよい。10は排出口カバーであり、処理胴5の茶葉排出口11の周りに茶葉が飛び散らないように配置してある。13は製茶用蒸機の内枠、14は製茶用蒸機の外枠であり、内枠13と外枠14を角度調節器15で角度を変えることにより、蒸気室1および処理胴5の傾斜角度を調節することができる。16は茶葉を茶葉投入口4へ投入するための投入コンベヤであり、17は茶葉排出口11から出てきた茶葉を次の製茶用装置へ搬送するための取出コンベヤである。
次に、撹拌羽根9について、説明する。本実施例の撹拌羽根9は、角鋼18の両端を取付枠19で挟み込み、角鋼18と取付枠19を螺子20で固定している。この固定は溶接などで一体にしてもよいが、螺子20で固定しておけば、角鋼18を取り替える必要が生じた場合、螺子20の脱着により角鋼18を取り替えることができる。万一、螺子20による固定でなく、溶接の場合、回転軸7ごと取り替える必要がある。取付枠19と回転軸7は螺子又は溶接などで固定する(角鋼18と取付枠19の固定が螺子20の場合は、取付枠19と回転軸7の固定は溶接でよく、角鋼18と取付枠19の固定が溶接の場合は、取付枠19と回転軸7の固定は螺子にすると撹拌羽根9の交換が容易である。
上記のような装置の茶葉投入口4に、茶葉21を投入する。蒸気室1および処理胴5が茶葉排出口11方向へ傾斜しており、撹拌羽根8、9も茶葉排出口11へ導くように取付けてあるため、茶葉21は茶葉排出口11へ自然に移動する。蒸気室1では、茶葉21は撹拌羽根8により上方へ放られ、蒸気室1内に充満した蒸気と満遍なく当たり、良好な蒸熱作用がおこなわれる。処理胴5は約20〜70r.p.m.、撹拌羽根8、9は約150〜1000r.p.m.で回転しており、撹拌羽根8、9の方が高速で回転する。このとき、茶葉21は処理胴5の下方で処理胴5と撹拌羽根9の間に挟まれ、擦られながら、練り込み作用と、大きい茶葉を切断する作用を受ける。これにより茶葉21は軟化し、均一に細かくなる。処理胴5は茶葉21の軟化の度合いにより、回転しなくてもよい。軟化した茶葉21は茶葉排出口11から排出され、取出コンベヤ17などにより粗揉工程(蒸葉処理装置なども含む)へ運ばれる。軟化した茶葉は粗揉工程でも十分に揉み込まれ、その後の工程でも良好な処理がおこなわれ、品質のよい製品を製造できる。
図5を参照して、その他の実施例を説明する。本実施例では、処理胴5内の回転軸7の前半には従来のような平鋼の撹拌羽根8を備え、後半には本発明の撹拌羽根9を備える。処理胴5内の前半では茶葉を上部へ放り上げる作用を行い、後半では茶葉を練り込む作用をおこなう。茶生葉が小さく、水分が多く、柔らかいときには、練り込む作用を少なくする。茶生葉の性状により、撹拌羽根9による練り込み具合を変える。
図6〜9は撹拌羽根の形状が異なる実施例である。図6は撹拌羽根33の先端が三角形の角鋼37になっており、三角形の頂点が外側を向くように配置する。三角形の角鋼37の両端を取付枠38で挟み、三角形の角鋼37と取付枠38を螺子39で固定しており、取付枠38を回転軸32へ溶接して、固定している。
図7は撹拌羽根43の先端が丸棒47になっており、丸棒47の両端を取付枠48で挟み、丸棒47と取付枠48を螺子49で固定しており、取付枠48を回転軸42へ溶接して、固定している。
図8は撹拌羽根53が一枚形状になっているものであり、先端が角型になっている。
図9は、図8の先端の形状が丸型になっている。
以上の実施例1〜4の撹拌羽根33、43、53、63はいずれも先端で茶葉21との接触面積を広くとることができ、処理胴5との間で茶葉21を練り込みながら、細かくすることができる。
本発明の製茶用蒸機の全体正面図。 本発明の製茶用蒸機の正面一部断面図。 図1の断面図。 製茶用蒸機の撹拌羽根の正面図。 製茶用蒸機の他の実施例1の正面一部断面図。 撹拌羽根の他の実施例2を示した詳細斜視図。 撹拌羽根の他の実施例3を示した詳細斜視図。 撹拌羽根の他の実施例4を示した詳細斜視図。 撹拌羽根の他の実施例5を示した詳細斜視図。
符号の説明
1 蒸気室
2 蒸気配管
3 蒸気供給口
4 茶葉投入口
5 処理胴
6 処理胴カバー
7 回転軸
8 撹拌羽根
9 撹拌羽根
10 排出口カバー
11 茶葉排出口
12 モータ
13 内枠
14 外枠
15 角度調節器
16 投入コンベヤ
17 取出コンベヤ
18 角鋼
19 取付枠
20 螺子
21 茶葉
32 回転軸
33 撹拌羽根
37 角鋼
38 取付枠
39 螺子
42 回転軸
43 撹拌羽根
47 丸棒
48 取付枠
49 螺子
52 回転軸
53 撹拌羽根
62 回転軸
63 撹拌羽根

Claims (4)

  1. 蒸気を供給する蒸気室と、蒸気室に隣接する円筒形の処理胴と、蒸気室と処理胴を貫通する回転軸と、回転軸にスパイラル状に備えた複数の撹拌羽根とより構成するとともに、処理胴内の撹拌羽根は茶葉を撹拌羽根の先端と処理胴との間で練り込む形状とすることを特徴とする製茶用蒸機。
  2. 撹拌羽根の先端を凸形状とすることを特徴とする請求項1記載の製茶用蒸機。
  3. 撹拌羽根の形状を、角鋼の角を外向きに配置し、角鋼の両端を取付枠により回転軸に固定することを特徴とする請求項1または2記載の製茶用蒸機。
  4. 撹拌羽根を、角鋼と取付枠を螺子で固定することを特徴とする請求項3記載の製茶用蒸機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105394226A (zh) * 2015-12-10 2016-03-16 湖南省白沙溪茶厂股份有限公司 气动循环茶叶汽蒸机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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