JP2007005078A - ボタン電池ホルダ - Google Patents

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Abstract


【課題】 構成部品数を減らし、更なる小型化と軽量化を可能とするボタン電池ホルダを提供する。
【解決手段】 板バネ片(11)が形成された負極コンタクト(3)と、ボタン電池(110)の側面を囲う位置決め枠部(4)と、受圧片(6)とが形成された正極コンタクト(2)とを、それぞれプリント配線基板(111)の負極パターンと正極パターンに半田接続してプリント配線基板(111)上に固定し、ボタン電池(110)を位置決め枠部(4)で水平方向で位置決めするとともに、板バネ片(11)と受圧片(6)の間に挟み、上下方向で位置決めする。正極コンタクト(2)と負極コンタクト(3)を、絶縁ケースに位置決めすることなく、位置決めしたボタン電池(110)の正極(110a)と負極(110b)へ接触させ、それぞれプリント配線基板(111)の負極パターンと正極パターンに電気接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、円盤状のボタン電池を着脱自在に収容し、プリント配線基板の電源パターンへ電気接続するボタン電池ホルダに関する。
携帯電話機、カメラ等のポータブル機器には、円盤状のボタン電池がその駆動電源として使用され、機器内のプリント配線基板には、ボタン電池を着脱自在に収容するボタン電池ホルダが実装されている。ボタン電池ホルダは、ポータブル機器内に備えられるものであることから、小型かつ軽量化が求められ、従来は、ボタン電池の正極と負極にそれぞれ接続する一対のコンタクトが絶縁ケースに固定された構成となっていた(特許文献1)。
特開2003−157818号公報(第3欄、第4欄、図4)
図15は、この従来のボタン電池ホルダ100を示すもので、直方体状に成形された絶縁ケース101と、絶縁ケース101に固定された正極コンタクト102及び負極コンタクト103で構成されている。絶縁ケース101には、上面に開口する収容凹部104が凹設され、円盤状のボタン電池110を上方から挿入し、位置決め収容するようになっている。
正極コンタクト102は、絶縁ハウジング101に固着される支持部102aと、支持部102aの一側からプリント配線基板111の表面側に突出する正極半田接続部102bと、支持部102aに片持ち支持され、収容凹部104内に突出する板バネ片102cが導電性金属板で一体に形成されている。
また、負極コンタクト103も、絶縁ハウジング101に固着される支持部103aと、支持部103aの一側からプリント配線基板111の表面側に突出する負極半田接続部103bと、支持部103aに片持ち支持され、正極コンタクト102の板バネ片102cと対向する収容凹部104内に突出する板バネ片103cが導電性金属板で一体に形成されている。
このように構成されたボタン電池ホルダ100は、正極半田接続部102bと負極半田接続部103bをそれぞれプリント配線基板111の表面に形成された正極パターンと負極パターンへ半田接続し、電気接続すると共に、全体がプリント配線基板111上に固定される。
収容凹部104に収容されるボタン電池110は、下面(図では右側の面)に負極が露出し、側面と上面の全体に正極が露出している。従って、図に示すボタン電池ホルダ100は、縦向きとして上方から収容凹部104内に収容され、収容されたボタン電池110の正極と負極に、対向面に臨む正極コンタクト102の板バネ片102cと負極コンタクト103の板バネ片103cが弾性接触する。これによって、ボタン電池110の正極と負極は、正極コンタクト102と負極コンタクト103を介して、プリント配線基板111の正極パターンと負極パターンに電気接続する。
しかしながら、従来のボタン電池ホルダ100は、コンタクト102、103を絶縁ケース101へ圧入して組み込んだり、絶縁ケース101の成形の際に一体成形し、絶縁ケース101に一組の正極コンタクト102と負極コンタクト103を固定する工程を要していたため、組立や成形に余分な時間と作業を要していた。
更に、絶縁ケース101へコンタクト102、103を固定する前には、個々の部品を個別に管理する必要があり、組立や一体成の工程でこれらを一体化する余分な工程を要していた。
また、絶縁ケース101を構成部品として必要とすることから、ボタン電池ホルダ全体の小型化、軽量化に限界があり、更に、プリント配線基板111への実装スペースが大きく、プリント配線基板111の小型化ができず、機器全体の小型、軽量化の障害にもなっていた。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、構成部品数を減らし、更なる小型化と軽量化を可能とするボタン電池ホルダを提供することを目的とする。
また、プリント配線基板への実装スペースを縮小し、ボタン電池ホルダが備えられる機器全体の小型化と軽量化するボタン電池ホルダを提供することを目的とする。
また、個々の部品をプリント配線基板への実装形態で仮保持し、実装工程の作業性を向上させるボタン電池ホルダを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1のボタン電池ホルダは、プリント配線基板の負極パターンに半田接続される負極半田接続板部と、負極半田接続板部から斜め上方に向かって折り曲げられた板バネ片とが、導電性金属板から一体に形成された負極コンタクトと、ボタン電池の側面を囲い、ボタン電池を位置決め収容する位置決め枠部と、位置決め枠部の下端部の複数の位置に連設され、プリント配線基板の正極パターンに半田接続される正極半田接続部と、位置決め枠部の上端部から位置決め枠部で囲まれる中心方向に向かって突設された受圧片とが、導電性金属板から一体に形成された正極コンタクトとからなり、正極半田接続部を、プリント配線基板の正極パターンに半田接続することにより、位置決め枠部に囲われるボタン電池の下面を、負極コンタクトの板バネ片上に載置し、ボタン電池を受圧片と板バネ片との間で挟持し、負極コンタクトの板バネ片を、ボタン電池の下面に露出する負極に弾性接触させ、ボタン電池の負極をプリント配線基板の負極パターンへ電気接続させると共に、正極コンタクトの位置決め枠部を、ボタン電池の側面に露出する正極に弾性接触させ、ボタン電池の正極をプリント配線基板の正極パターンへ電気接続させることを特徴とする。
負極コンタクトと正極コンタクトは、それぞれプリント配線基板の負極パターンと正極パターンに半田接続されることにより、絶縁ケースを用いることなく、プリント配線基板に対して位置決め固定される。ボタン電池は、プリント配線基板に位置決めされた負極コンタクトの板バネ片と、正極コンタクトの受圧片とに挟まれることにより、上下方向に位置決めされ、また、位置決め枠部に収容されることにより、水平方向に位置決めされる。
ボタン電池の負極と正極は、ボタン電池が負極コンタクトの板バネ片と正極コンタクトの受圧片に挟まれることにより、それぞれプリント配線基板の負極パターンと正極パターンに電気接続する。
請求項2のボタン電池ホルダは、位置決め枠部が、中心軸がプリント配線基板に直交する鉛直方向となる筒状に形成され、受圧片は、位置決め枠部の上端部から中心方向に向かって切り起こされ、上面を位置決め枠部の中心方向に向かって下方に傾斜するガイド面とし、下面をボタン電池の上面が当接する受圧面とする切り起こし片で形成され、ボタン電池を切り起こし片のガイド面に当接させることにより、拡径する位置決め枠部の上方から、切り起こし片を乗り越えてボタン電池を位置決め枠部内に収容することを特徴とする。
ボタン電池を、上方から切り起こし片のガイド面に当接させると、ボタン電池は、拡径方向に後退する切り起こし片を乗り越え、切り起こし片の受圧面と板バネ片とに挟持され、筒状の位置決め枠部内に位置決めされる。
請求項3のボタン電池ホルダは、負極コンタクトが、負極半田接続板部の位置決め枠部の中心軸が交差する中心から、複数の板バネ片が放射状に斜め上方に向かって折り曲げられ、各板バネ片は、先端部下方に開口する位置決め枠部の仮止め凹部に収容され、中間に、上方に突出しボタン電池の負極に弾性接触する接触凸部が形成され、プリント配線基板への半田接続前に、仮止め凹部に収容される板バネ片の先端部と仮止め凹部との間に仮止め部材を介在させて、正極コンタクトに負極コンタクトを仮保持することを特徴とする。
負極コンタクトの複数の板バネ片は、放射状に上方に折り曲げられた先端部が、位置決め枠部の仮止め凹部に収容されるので、ボタン電池を収容する前には、板バネ片と仮止め凹部の周縁が近接し、この間に仮止め部材を介在させることにより、プリント配線基板に半田接続させる形態で、正極コンタクトと負極コンタクトとを仮保持させることができる。
ボタン電池を収容した状態では、上方に折り曲げた板バネ片は下方に撓み、上方に突出する接触凸部がボタン電池の負極に弾性接触し、その先端部は、下方に開口する仮止め凹部から自然に離れるので、正極コンタクトと負極コンタクトが誤接触することがない。
請求項4のボタン電池ホルダは、負極コンタクトは、位置決め枠部の中心軸が交差する負極半田接続板部の中心から、複数の板バネ片が放射状に斜め上方に向かって折り曲げられ、各板バネ片は、先端部下方に開口する位置決め枠部の仮止め凹部に収容され、中間に、上方に突出しボタン電池の負極に弾性接触する接触凸部が形成され、プリント配線基板への半田接続前に、仮止め凹部に収容される板バネ片の先端部を仮止め凹部に係合させて、正極コンタクトに負極コンタクトを仮保持することを特徴とする。
負極コンタクトの複数の板バネ片は、放射状に上方に折り曲げられた先端部が、位置決め枠部の仮止め凹部に収容されるので、ボタン電池を収容する前には、板バネ片を仮止め凹部へ係合させることにより、プリント配線基板に半田接続させる形態で、正極コンタクトと負極コンタクトとを仮保持させることができる。
ボタン電池を収容することにより、上方に折り曲げた板バネ片は下方に撓み、上方に突出する接触凸部がボタン電池の負極に弾性接触し、その先端部は、下方に開口する仮止め凹部から自然に離れるので、正極コンタクトと負極コンタクトが誤接触することがない。
請求項5のボタン電池ホルダは、正極コンタクトに仮保持される負極コンタクトは、負極半田接続板部と正極半田接続部をそれぞれプリント配線基板の負極パターンと正極パターンへ半田接続して、プリント配線基板上に固着された後、切り起こし片を乗り越えて位置決め枠部内に収容されるボタン電池が、板バネ片を押し下げることにより、仮止め凹部から分離されることを特徴とする。
相互に仮保持された状態でプリント配線基板に実装された正極コンタクトと負極コンタクトは、ボタン電池を収容する使用時に、ボタン電池が板バネ片を押し下げることにより、仮止め凹部から分離される。
請求項6のボタン電池ホルダは、正極コンタクトに仮保持される負極コンタクトは、実装機で負極半田接続板部と正極半田接続部をそれぞれプリント配線基板の負極パターンと正極パターン上へ移送した後、実装機のプッシャーが板バネ片を押し下げることにより、仮止め凹部から分離されることを特徴とする。
プリント配線基板への実装前に、相互に仮保持された正極コンタクトと負極コンタクトは、プリント配線基板への実装の際に、実装機のプッシャーが板バネ片を押し下げることにより、仮止め凹部から分離される。
請求項7のボタン電池ホルダは、切り起こし片が、位置決め枠部の上端部の少なくとも3カ所の異なる位置から中心方向に向かって切り起こされ、切り起こし片が形成された下方の位置決め枠部に鉛直方向に沿って位置決め枠部の中心方向に向けて補強リブが突設されたことを特徴とする。
ボタン電池が切り起こし片を乗り越え、拡径方向に変位する位置決め枠部は、補強リブが形成されることにより補強される。
補強リブとボタン電池の側面に露出する正極は、線接触し、また、少なくとも3カ所に突設された補強リブが正極と接触するので、両者が確実に電気接続する。
請求項8のボタン電池ホルダは、プリント配線基板の負極パターンに半田接続される負極半田接続板部と、負極半田接続板部から斜め上方に向かって折り曲げられた板バネ片とが、導電性金属板から一体に形成された負極コンタクトと、左右の側板上に掛け渡された受圧板と、受圧板の後端に垂設される背板から、前方に向かって片持ち支持され、ボタン電池の側面を挟持し、ボタン電池を受圧板の下方に位置決めする一対の弾性腕部と、側板の下端連設され、プリント配線基板の正極パターンに半田接続される正極半田接続部とが、導電性金属板から一体に形成された正極コンタクトとからなり、正極半田接続部を、プリント配線基板の正極パターンに半田接続することにより、一対の弾性腕部に位置決めされるボタン電池の下面を、負極コンタクトの板バネ片上に載置し、ボタン電池を受圧板と板バネ片との間で挟持し、負極コンタクトの板バネ片を、ボタン電池の下面に露出する負極に弾性接触させ、ボタン電池の負極をプリント配線基板の負極パターンへ電気接続させると共に、正極コンタクトの一対の弾性腕部を、ボタン電池の側面に露出する正極に弾性接触させ、ボタン電池の正極をプリント配線基板の正極パターンへ電気接続させることを特徴とする。
負極コンタクトと正極コンタクトは、それぞれプリント配線基板の負極パターンと正極パターンに半田接続されることにより、絶縁ケースを用いることなく、プリント配線基板に対して位置決め固定される。ボタン電池は、プリント配線基板に位置決めされた負極コンタクトの板バネ片と、正極コンタクトの受圧板に挟まれることにより、上下方向に位置決めされ、また、一対の弾性腕部に収容されることにより、水平方向に位置決めされる。
ボタン電池の負極と正極は、ボタン電池が負極コンタクトの板バネ片と正極コンタクトの受圧板に挟まれることにより、それぞれプリント配線基板の負極パターンと正極パターンに電気接続する。
請求項1の発明によれば、絶縁ケースを用いることなく、プリント配線基板に対して負極コンタクトと正極コンタクトが位置決めされ、また、絶縁ケースを用いることなく、ボタン電池が負極コンタクトと正極コンタクトのみで位置決めされる。絶縁ケースを用いないので、ボタン電池ホルダの全体が小型化され、軽量化される。
また、絶縁ケースがプリント配線基板の実装面を覆うことがないので、実装スペースが縮小し、プリント配線基板を縮小できるので、ボタン電池ホルダが備えられる機器全体が小型化し、軽量化される。
請求項2の発明によれば、プリント配線基板の実装面に直交する上方からボタン電池をボタン電池ホルダ内に収容することができる。
請求項3と請求項4の発明によれば、ボタン電池を収容する前に、正極コンタクトと負極コンタクトとが近接する部位を利用して、仮止め部材を介在させることにより、個々のコンタクトを個別に管理することなく、プリント配線基板への実装形態で仮保持できる。
また、正極コンタクトと負極コンタクトとを、プリント配線基板への実装形態で仮保持することができるので、仮保持した形態のまま両者をまとめて実装することが可能となり、実装工程の作業性が向上する。
また、請求項3の発明によれば、仮止め部材を絶縁物で構成することにより、より確実に正極コンタクトと負極コンタクト間を絶縁できる。
また、請求項4の発明によれば、仮止めの為に別の部材を用いることなく、プリント配線基板への実装前に、正極コンタクトと負極コンタクトとを仮止めし、ボタン電池が収容される使用状態では、正極コンタクトと負極コンタクト間を確実に絶縁できる。
また、請求項5の発明によれば、正極コンタクトと負極コンタクトとを、相対的に位置決めした状態で、プリント配線基板の正極パターンと負極パターンへ半田接続するので、対応するパターンへ位置ずれなく半田接続できる。
また、正極コンタクトと負極コンタクトとの仮止めを、特に別に解除工程を設けることなく、ボタン電池を収容する作業で解除させることができる。
また、請求項6の発明によれば、正極コンタクトと負極コンタクトとを、相対的に位置決めした状態で、プリント配線基板の正極パターンと負極パターン上へ移送できるので、対応するパターンを正確に対向させ、位置ずれなく半田接続できる。
また、正極コンタクトと負極コンタクトとの仮止めを、特に別に解除工程を設けることなく、プリント配線基板への実装の際の実装機のプッシャーで解除させることができる。
また、請求項7の発明によれば、ボタン電池を収容する際に最も応力が集中する位置決め枠部の部位が補強リブで補強されるので、塑性変形することなく、繰り返してボタン電池を着脱させることができる。
また、ボタン電池の側面に露出する正極は、位置決めするために筒状とした位置決め枠部に面接触させることなく、補強リブで線接触させ、更に、少なくとも3カ所の補強リブを接触させる構造としたので、両者が確実に電気接続し、接続不良が生じない。
更に、筒状の少なくとも異なる3カ所の位置から突設される補強リブによって、ボタン電池が位置決めされるので、ボタン電池の下面を板バネ片上に正確に位置決めできる。
請求項8の発明によれば、絶縁ケースを用いることなく、ボタン電池を位置決めし、正極と負極を、対応するプリント配線基板のパターンへ電気接続できる。
また、プリント配線基板の実装面に平行に、側方からボタン電池をボタン電池ホルダ内に収容することができる。
以下、本発明の第1実施形態を、図1乃至図9で説明する。図1と図2は、それぞれ本実施の形態に係るボタン電池ホルダ1を斜め上方と斜め下方からみた斜視図、図3は、ボタン電池ホルダ1の平面図、図4は、同側面図である。
これらの図に示すように、ボタン電池ホルダ1は、筒状とした正極コンタクト2と、十字形とした負極コンタクト3で構成されている。正極コンタクト2と負極コンタクト3は、後述するようにプリント配線基板111の表面に実装されるもので、以下の説明では、正極コンタクトと負極コンタクトがプリント配線基板111に実装された状態で、プリント配線基板111の実装面と平行な方向を水平方向と、実装面に直交する鉛直方向で表面側を上方と、背面側を下方として、各構成を詳述する。
正極コンタクト2は、図7と図8に示すように、平面視8角筒状に形成された位置決め枠部4と、位置決め枠部4の下端に連設された正極半田接続部5と、位置決め枠部4の上端から切り起こされた受圧片となる切り起こし片6が、燐青銅などの同合金からなる導電性板材を打ち抜いて一体に形成されている。
位置決め枠部4は、図3の一点鎖線で示す側面が円形のボタン電池110を水平に位置決め収容するように、中心軸Nが上下方向でボタン電池110の側面に外接する8角筒状に形成されている。8角筒状の位置決め枠部4は、中心軸回りの45度間隔で補強側面部4aと連結側面部4bが交互に連続し、補強側面部4aの上端に切り起こし片6が切り起こされ、下端に外方に折り曲げられた正極半田接続部5が連設されている。更に、この補強側面部4aには、内方(中心軸N方向)に打ち出された補強リブ7が上下方向に沿って突設されている。
また、補強側面部4a間の連結側面部4bは、下端が細長の切り欠き部12により切り欠かれ、また、このうち中心軸Nについて対向する一組の連結側面部4bには、更に切り欠き部12の中央に下方に開口する仮止め凹部8が凹設されている。仮止め凹部8の水平方向の幅は、後述する負極コンタクト3側の板バネ片11の先端部11aの幅よりわずかに幅広となっている。
切り起こし片6は、下端が水平方向の両側からスリット9で切り欠かれた後、内方に向けて折り曲げられることにより、補強側面部4aの上端から分離された一対の耳片で形成され、その上面が先端に向かって下方に傾斜するガイド面6aと、下面が水平な受圧面6bとなっている。
正極半田接続部5は、中心軸回りで90度間隔の各補強側面部4aの下端から外方に向けて直角に折り曲げられ、プリント配線基板111の実装面となる表面と平行に連設される。一方、プリント配線基板111の表面には、4カ所の位置に連設された正極半田接続部5とそれぞれ対向する部位に、正極パターンが印刷形成されている。従って、正極半田接続部5と正極パターンを半田接続することにより、正極コンタクト2は、プリント配線基板111の正極パターンに電気接続するとともに、4カ所の位置でプリント配線基板111の表面に固着し、位置決め枠部4が中心軸方向を鉛直方向としてプリント配線基板111上に起立支持される。
また、負極コンタクト3は、細長板状の負極半田接続板部10と、そのほぼ中央部10a両側から負極半田接続部10の長手方向と直交する方向に連設される一対の板バネ片11とが、燐青銅などの同合金からなる導電性板材を打ち抜き、全体が図9(a)に示すように平面視十字形に一体に形成されたものである。
負極半田接続板部10の長手方向の長さは、位置決め枠部4の外径よりやや長く、その両端部10bは、図3に示すように、プリント配線基板111上に正極コンタクト2が起立支持された状態で、連結側面部4bの切り欠き部12を挿通し外方に突出するようになっている。すなわち、負極半田接続板部10が半田接続されるプリント配線基板111の負極パターンは、正極半田接続部5を正極パターンへ半田接続した際に、仮止め凹部8が形成されていない側の一組の連結側面部4bの外方に印刷形成され、切り欠き部12を挿通する負極半田接続板部10と半田接続させている。
負極半田接続板部10を負極パターンへ半田接続することにより、負極コンタクト3は、負極半田接続板部10が正極コンタクト2に接触することなく負極パターンに電気接続し、また、その中央部10aが、正極コンタクト3の中心、すなわち位置決め枠部4の中心軸Nとなる位置で、負極コンタクト3の全体がプリント配線基板111上に位置決め固定される。負極半田接続板部10の中央部10aの両側で、両端部10b、10bとの中間位置には、上方に向けて接触凸部10cが突設されている。
板バネ片11は、図9に示すように、中央部10aに連続する基端から全体が斜め上方に折り曲げられることにより中央部10aに片持ち支持され、先端部11aは、水平方向に折り返された先端が上方に折り曲げられている。負極コンタクト3がプリント配線基板111上に固定された状態で、先端部11aは、正極コンタクト2側の仮止め凹部8内に位置し、仮止め凹部8の内壁面に近接している。また、負極半田接続板部10と同様に、板バネ片11の中間位置にも、上方に向けて接触凸部11bが突設されている。
本実施の形態では、板バネ片11の先端部11aに、図1乃至図4に示すように、塩化ビニールなどの合成樹脂製の絶縁キャップ13を嵌着させている。絶縁キャップ13は、ある程度の伸縮性を有し、先端部11aと仮止め凹部8との間に圧縮して挟まれ、これにより、正極コンタクト2と負極コンタクト3は、両者がプリント配線基板111へ半田付けされる姿勢を保ち、相互に仮止めされる。
従って、絶縁キャップ13を介して仮止めされた正極コンタクト2と負極コンタクト3とは、その仮止めされた姿勢のまま一体で、エンボステーピングなどに収容し、プリント配線基板への実装機に移送することができる。
実装機では、吸着ヘッドを、負極半田接続板部10の平坦な中央部10aへ吸着させることにより、仮止めされた正極コンタクト2と負極コンタクト3の全体を、半田付けされる姿勢を保ったまま、対応する正極パターンと負極パターン上に対向するように移送することができ、プリント配線基板111の対応するパターンへ半田付けする実装工程を迅速にかつ正確に行うことができる。プリント配線基板111上へ移送させる際に、吸着ヘッドを吸着させる中央部10aは、水平面で、正極コンタクト2と負極コンタクト3の全体の重心にあるので、ボタン電池ホルダ1の全体を水平に支持しながら移送させることができる。
ボタン電池ホルダ1をプリント配線基板111へ実装する工程で、正極半田接続部5と負極半田接続板部10は、それぞれ対応する正極パターンと負極パターンへ半田接続され、正極コンタクト2と負極コンタクト3は、プリント配線基板111上の対応する各パターンに電気接続されるとともに、プリント配線基板111上に固定される。
プリント配線基板111へ実装したボタン電池ホルダ1へ収容するボタン電池110は、上述したように、側面が円形のボタン状で、扁平ないずれか一面に負極110bが露出し、側面を含む他の周囲に正極110aが露出している。
ボタン電池ホルダ1へボタン電池110を収容させる場合には、ボタン電池110を負極110bが露出する一面を下面として水平に支持した状態で、上方から位置決め枠部4内に挿入する。図3に示すように、位置決め枠部4の上方には、内方に向けて切り起こし片6が突出しているので、ボタン電池110の下端は、切り起こし片6のガイド面6aに当接し、切り起こし片6と切り起こし片6と一体の位置決め枠部4を外方(拡径方向)へ変形させながら、ボタン電池110を下方へ押し込む。
ボタン電池110を位置決め枠部4内へ押し込む過程で、ボタン電池110の下端は、更に上方に片持ち支持されている板バネ片11に当接し、板バネ片11を下方へ押し下げる。その結果、絶縁キャップ13が挟まれることにより、仮止め凹部8に仮止めされていた板バネ片11の先端部11aは、仮止めが解かれ、下降して仮止め凹部8から離れる。
下方に押し込むボタン電池110が切り起こし片6を乗り越えると、外方に撓んでいた切り起こし片6は、原位置に復帰し、その下面の受圧面6bがボタン電池110の上面に当接し、ボタン電池110の上方への移動が規制される。同時に、外方に撓んでいた位置決め枠部4も原位置に復帰し、補強リブ7がボタン電池110の側面に弾性接触する。
従って、切り起こし片6を乗り越え位置決め枠部4内に収容されたボタン電池110は、図6に示すように、上方に付勢された板バネ片11と切り起こし片6との間で上下方向に位置決めされ、図3に示すように、4カ所の補強リブ7がその側面に弾性接触することにより、位置決め枠部4内に位置決めされる。また、ボタン電池110の正極110aは、補強リブ7が側面に弾性接触することにより、正極コンタクト2を介してプリント配線基板111の正極パターンに電気接続し、負極110bは、板バネ片11の接触凸部11bが下面に弾性接触することにより、負極コンタクト3を介してプリント配線基板111の負極パターンに電気接続する。尚、板バネ片11の中間に接触凸部11bを設けるのは、ボタン電池110の下面であっても、その周囲は側面から連続する正極110aが覆うものであり、図6に示すように、ボタン電池110が収容された状態で、板バネ片11の先端部11aを下面周囲の正極110aに接触させず、板バネ片11を確実に負極110bへ接触させるためである。
ボタン電池110を交換するために、ボタン電池ホルダ1からボタン電池110を取り出す場合には、切り起こし片6を外方(拡径方向)へ撓ませ、板バネ片11により押し上げられるボタン電池110を摘み、位置決め枠部4から抜き出す。
本実施の形態に係るボタン電池ホルダ1によれば、プリント配線基板111へ実装する前には、板バネ片11と仮止め凹部8が近接することにより、正極コンタクト2と負極コンタクト3を相互に仮止め可能とし、ボタン電池110を収容する使用時には、正極コンタクト2と負極コンタクト3に近接する部位がなく、誤って相互が接触することがない。
尚、上述の実施の形態では、下方に押し込まれるボタン電池110により、板バネ片11の先端部11aと仮止め凹部8の仮止めを解いたが、実装機でプリント配線基板111上へ移送した後、実装機のプッシャーを板バネ片11に押し当てて、板バネ片11を押し下げることにより仮止めを解いてもよい。
また、仮止めの為に、板バネ片11の先端部11aと仮止め凹部8間に介在させる仮止め部材は、上述した絶縁キャップ13の他、先端部11aと仮止め凹部8の少なくとも一方に塗布される絶縁塗料や、その一方に巻き付けたり貼り付けられる絶縁フィルムであってもよい。更に、ボタン電池110が収容される使用時には、先端部11aは仮止め凹部8から離されるので、仮止め部材13は必ずしも絶縁性を有するものである必要はない。
更に、板バネ片11の先端部11aと仮止め凹部8の形状から、両者が仮止めされるものであれば、仮止め部材13も省略できる。図10と図11は、この仮止め部材を用いずに、両者を仮止めする本発明の第2の実施の形態に係るボタン電池ホルダ20を示すもので、第1実施の形態と同一若しくは相当する構成については同一番号を付してその説明を省略する。
ボタン電池ホルダ20を構成する正極コンタクト2の仮止め凹部21は、図11に示すように、左右の内側面がテーパー状で形成され、上方に向かって水平方向の幅が狭くなっている。一方、この仮止め凹部21を先端が挿通するように形成された板バネ片22は、中央部10aに連設された基端で斜め上方に折り曲げられ、基端から先端まで直線上に傾斜するように、中央部10aで片持ち支持されている。また、仮止め凹部21を挿通する板バネ片22の先端部22aの横幅は、仮止め凹部21の内頂面の幅より広い幅となっている。
負極コンタクト3の板バネ片22を正極コンタクト2の仮止め凹部21の下方から上方に押し込むと、板バネ片22の先端部22aの両側は、仮止め凹部21の両内側面に圧接し、先端部22aと仮止め凹部21が係合して両者が仮止めされる。プリント配線基板111への実装前には、仮止めされた負極コンタクト3と正極コンタクト2を、実装する形態で一体に管理でき、また、実装機でプリント配線基板111上に移送する際には、吸着ヘッドを負極コンタクト3側の中央部10aに吸着させて移送するので、負極コンタクト3上に仮止めされる正極コンタクト2が移送中に脱落することはない。
板バネ片22の先端部22aと仮止め凹部21間の係合は、第1の実施の形態と同様に、実装機のプッシャー、若しくは位置決め枠部4に収容されるボタン電池110により板バネ片22が押し下げられ、解かれる。その結果、ボタン電池110が収容される使用時には、先端部22aは仮止め凹部21から離間し、負極コンタクト3と正極コンタクト2とは互いに絶縁される。
図12乃至図14は、本発明の第3の実施の形態に係るボタン電池ホルダ30を示すもので、ボタン電池110をプリント配線基板111と平行な水平方向から挿入して収容可能とするものである。本実施の形態に係るボタン電池ホルダ30は、プリント配線基板111の表面に沿って固定される負極コンタクト31と、その上方を覆う正極コンタクト32とで構成されている。以下、図12において、右方を前方と、前方に向かって図中上下方向を左右方向として各部を説明する。
負極コンタクト31は、プリント配線基板111の表面に沿って配置され、左右両側に突出する接続部33aが対向位置に形成されたプリント配線基板111の負極パターンに半田接続される負極半田接続板部33と、負極半田接続板部33の中央の後端から後方に向かって斜め上方に折り曲げられた一対の板バネ片34、34とが、導電性金属板を打ち抜いて一体に形成されたものである。
斜め上方に折り曲げられた板バネ片34には、中間部に上方に突出する接触凸部34aが形成され、その先端側は水平方向に折り返されている。
また、正極コンタクト32も、同様に導電性板材を打ち抜いて全体が一体に形成されるもので、受圧板39の左右両側から下方に向けて折り曲げられた4枚の側板35と、後端に垂設される背板36と、背板36の両側から、前方に向かって片持ち支持された一対の弾性腕部37、37と、各側板35の下端から更に左右方向に水平に折り曲げられた正極半田接続部38とを有している。
正極半田接続部38は、プリント配線基板111上の負極パターンの前後方向両側に印刷形成された正極パターンに半田付けされるもので、これによって、左右の側板35間に掛け渡された受圧板39が、一対の板バネ片34、34上を覆うように、正極コンタクト32がプリント配線基板111上に位置決め固定される。
一対の弾性腕部37、37は、図示するように受圧板39の下面に沿って片持ち支持され、ボタン電池110の側面を挟持するように、円弧状に形成されている。また、円弧状の先端部は、斜め前方に折り返され、前方から一対の弾性腕部37、37間にボタン電池110を挿入自在としている。
このように構成されるボタン電池ホルダ30のプリント配線基板111への実装は、負極パターン111bへ負極コンタクト31の負極半田接続板部33を半田付けし、負極コンタクト31をプリント配線基板111上へ固定した後、正極パターン111aへ正極半田接続部38を半田付けし、負極コンタクト31を覆うように、正極コンタクト32をプリント配線基板111上へ固定する。プリント配線基板111への実装した状態で、正極コンタクト32と負極コンタクト31は、それぞれ正極パターンと負極パターンに電気接続し、負極コンタクト31の一対の板バネ片34、34が、正極コンタクト32、一対の弾性腕部37、37間で受圧板39の下方に配置されるように、プリント配線基板111上に位置決め固定される。
図13、図14において二点差線で示すボタン電池110を、前方から一対の弾性腕部37、37間内に挿入すると、一対の弾性腕部37、37は、図13の破線で示すように、左右方向に撓み、更にボタン電池110を挿入すると、円弧状の弾性腕部37、37間に挟まれ水平方向に位置決めされる。同時に、ボタン電池110の下面には、板バネ片34、34が弾性接触し、受圧板39とに挟まれて上下方向に位置決めされる。また、ボタン電池110の下面に露出する負極110bは、下面に弾性接触する板バネ片34、34を介して、プリント配線基板111の負極パターンに、正極110aは、側面に弾性接触する一対の弾性腕部37、37を介して、プリント配線基板111の正極パターンにそれぞれ電気接続する。
上述の各実施の形態では、ボタン電池110の負極110b周囲に露出する正極110aに板バネ片11、34が誤接触しないように、板バネ片11、34に接触凸部11b、34aを形成しているが、板バネ片11、34が確実にボタン電池110の負極110bに接触する位置に片持ち支持されているものであれば、必ずしも接触凸部11b、34aを形成する必要はない。
また、板バネ片11、34の数は、ボタン電池110を確実に位置決めし、その負極110bに接続できるものであれば、上述の各実施の形態に示す数に限らない。
更に、上述の各実施の形態では、正極コンタクト2、32と、負極コンタクト3、31をそれぞれプリント配線基板111の表面側の各パターンに半田付けしたが、その一方若しくは双方を、プリント配線基板111を挿通して、背面側の正極パターン111a、負極パターンへ半田接続するものであってもよい。背面側の正極パターン111aへ半脱接続させる場合には、例えば、正極半田接続部5、正極半田接続板部38は、プリント配線基板111を挿通するように、位置決め枠部4や側板35と平行な下方に向かって垂設される。
本発明は、ポータブル機器に取り付けられ、ポータブル機器の電源となるボタン電池を収容するボタン電池ホルダに適している。
本発明の一実施の形態に係るボタン電池ホルダ1を斜め上方からみた斜視図である。 ボタン電池ホルダ1を斜め下方からみた斜視図である。 ボタン電池ホルダ1の平面図である。 ボタン電池ホルダ1の側面図である。 図3のA−A線断面図である。 ボタン電池110を収容した状態を示す図3のA−A線断面図である。 正極コンタクト2の平面図である。 正極コンタクト2の側面図である。 負極コンタクト3の(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図である。 第2の実施の形態に係るボタン電池ホルダ20の平面図である。 仮止め凹部21に沿って板バネ片22を切断したボタン電池ホルダ20の縦断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るボタン電池ホルダ30の平面図である。 弾性腕部37に沿って切断したボタン電池ホルダ30の横断面図である。 ボタン電池110を収容した状態を示す図12のB−B線断面図である。 従来のボタン電池ホルダ100を示す縦断面図である。
符号の説明
1 ボタン電池ホルダ
2 正極コンタクト
3 負極コンタクト
4 位置決め枠部
5 正極半田接続部
6 受圧片
6a 受圧面
6b ガイド面
7 補強リブ
8 仮止め凹部
10 負極半田接続板部
11 板バネ片
11a 先端部
11b 接触凸部
13 仮止め部材(絶縁キャップ)
20 ボタン電池ホルダ
21 仮止め凹部
22 板バネ片
22a 先端部
30 ボタン電池ホルダ
31 負極コンタクト
32 正極コンタクト
33 負極半田接続板部
34 板バネ片
35 側板
36 背板
37 弾性腕部
38 正極半田接続部
39 受圧板
110 ボタン電池
110a 正極
110b 負極
111 プリント配線基板
N 中心軸

Claims (8)

  1. プリント配線基板(111)の負極パターンに半田接続される負極半田接続板部(10)と、負極半田接続板部(10)から斜め上方に向かって折り曲げられた板バネ片(11)とが、導電性金属板から一体に形成された負極コンタクト(3)と、
    ボタン電池(110)の側面を囲い、ボタン電池(110)を位置決め収容する位置決め枠部(4)と、位置決め枠部(4)の下端部の複数の位置に連設され、プリント配線基板(111)の正極パターンに半田接続される正極半田接続部(5)と、位置決め枠部(4)の上端部から位置決め枠部(4)で囲まれる中心方向に向かって突設された受圧片(6)とが、導電性金属板から一体に形成された正極コンタクト(2)とからなり、
    正極半田接続部(5)を、プリント配線基板(111)の正極パターンに半田接続することにより、位置決め枠部(4)に囲われるボタン電池(110)の下面を、負極コンタクト(3)の板バネ片(11)上に載置し、ボタン電池(110)を受圧片(6)と板バネ片(11)との間で挟持し、
    負極コンタクト(3)の板バネ片(11)を、ボタン電池(110)の下面に露出する負極(110b)に弾性接触させ、ボタン電池(110)の負極(110b)をプリント配線基板(111)の負極パターンへ電気接続させると共に、
    正極コンタクト(2)の位置決め枠部(4)を、ボタン電池(110)の側面に露出する正極(110a)に弾性接触させ、ボタン電池(110)の正極(110a)をプリント配線基板(111)の正極パターンへ電気接続させることを特徴とするボタン電池ホルダ。
  2. 位置決め枠部(4)は、中心軸(N)がプリント配線基板(111)に直交する鉛直方向となる筒状に形成され、
    受圧片は、位置決め枠部(4)の上端部から中心方向に向かって切り起こされ、上面を位置決め枠部(4)の中心方向に向かって下方に傾斜するガイド面(6a)とし、下面をボタン電池(110)の上面が当接する受圧面(6b)とする切り起こし片(6)で形成され、
    ボタン電池(110)を切り起こし片(6)のガイド面(6a)に当接させることにより、拡径する位置決め枠部(4)の上方から、切り起こし片(6)を乗り越えてボタン電池(110)を位置決め枠部(4)内に収容することを特徴とする請求項1に記載のボタン電池ホルダ。
  3. 負極コンタクト(3)は、位置決め枠部(4)の中心軸(N)が交差する負極半田接続板部(10)の中心から、複数の板バネ片(11)が放射状に斜め上方に向かって折り曲げられ、
    各板バネ片(11)は、先端部(11a)が下方に開口する位置決め枠部(4)の仮止め凹部(8)に収容され、中間に、上方に突出しボタン電池(110)の負極(110b)に弾性接触する接触凸部(11b)が形成され、
    プリント配線基板(111)への半田接続前に、仮止め凹部(8)に収容される板バネ片(11)の先端部(11a)と仮止め凹部(8)との間に仮止め部材(13)を介在させて、正極コンタクト(2)に負極コンタクト(3)を仮保持することを特徴とする請求項2記載のボタン電池ホルダ。
  4. 負極コンタクト(3)は、位置決め枠部(4)の中心軸(N)が交差する負極半田接続板部(10)の中心から、複数の板バネ片(22)が放射状に斜め上方に向かって折り曲げられ、
    各板バネ片(22)は、先端部(22a)が下方に開口する位置決め枠部(4)の仮止め凹部(21)に収容され、中間に、上方に突出しボタン電池(110)の負極(110b)に弾性接触する接触凸部(11b)が形成され、
    プリント配線基板(111)への半田接続前に、仮止め凹部(21)に収容される板バネ片(22)の先端部(22a)を仮止め凹部(21)に係合させて、正極コンタクト(2)に負極コンタクト(3)を仮保持することを特徴とする請求項2記載のボタン電池ホルダ。
  5. 正極コンタクト(2)に仮保持される負極コンタクト(3)は、負極半田接続板部(10)と正極半田接続部(5)をそれぞれプリント配線基板(111)の負極パターンと正極パターンへ半田接続して、プリント配線基板(111)上に固着された後、切り起こし片(6)を乗り越えて位置決め枠部(4)内に収容されるボタン電池(110)が、板バネ片(11)を押し下げることにより、仮止め凹部(8)から分離されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のボタン電池ホルダ。
  6. 正極コンタクト(2)に仮保持される負極コンタクト(3)は、実装機で負極半田接続板部(10)と正極半田接続部(5)をそれぞれプリント配線基板(111)の負極パターンと正極パターン上へ移送した後、実装機のプッシャーが板バネ片(11)を押し下げることにより、仮止め凹部(8)から分離されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のボタン電池ホルダ。
  7. 切り起こし片(6)は、位置決め枠部(4)の上端部の少なくとも3カ所の異なる位置から中心方向に向かって切り起こされ、切り起こし片(6)が形成された下方の位置決め枠部(4)に、鉛直方向に沿って位置決め枠部(4)の中心方向に向けて補強リブ(7)が突設されたことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載のボタン電池ホルダ。
  8. プリント配線基板(111)の負極パターンに半田接続される負極半田接続板部(33)と、負極半田接続板部(33)から斜め上方に向かって折り曲げられた板バネ片(34)とが、導電性金属板から一体に形成された負極コンタクト(31)と、
    左右の側板(35)上に掛け渡された受圧板(39)と、受圧板(39)の後端に垂設される背板(36)から、前方に向かって片持ち支持され、ボタン電池(110)の側面を挟持し、ボタン電池(110)を受圧板(39)の下方に位置決めする一対の弾性腕部(37)と、側板(35)の下端に連設され、プリント配線基板(111)の正極パターンに半田接続される正極半田接続部(38)とが、導電性金属板から一体に形成された正極コンタクト(32)とからなり、
    正極半田接続部(38)を、プリント配線基板(111)の正極パターンに半田接続することにより、一対の弾性腕部(37)に位置決めされるボタン電池(110)の下面を、負極コンタクト(31)の板バネ片(34)上に載置し、ボタン電池(110)を受圧板(39)と板バネ片(34)との間で挟持し、
    負極コンタクト(31)の板バネ片(34)を、ボタン電池(110)の下面に露出する負極(110b)に弾性接触させ、ボタン電池(110)の負極(110b)をプリント配線基板(111)の負極パターンへ電気接続させると共に、
    正極コンタクト(32)の一対の弾性腕部(37)を、ボタン電池(110)の側面に露出する正極(110a)に弾性接触させ、ボタン電池(110)の正極(110a)をプリント配線基板(111)の正極パターンへ電気接続させることを特徴とするボタン電池ホルダ。
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