JP2007004469A - 商品管理方法、商品管理システム及び商品管理装置 - Google Patents

商品管理方法、商品管理システム及び商品管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 論理的情報での商品の管理を容易に行うことができるようにする。
【解決手段】 商品の管理に関わる指示に応じて、商品コード変換マスター60により、所有者によって商品に付されたコードである論理的情報と、商品の唯一のコードである物理的情報とが結合されるようにする。具体的には、論理的商品マスターである所有者商品マスター42等と、物理的商品マスターであるメーカー商品マスター52等とを分離し、両者を、商品コード変換マスター60によって結合するようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、商品の物流に関し、特に商品の論理的情報と物理的情報との分離と結合とを行うことで商品を管理する商品管理方法、商品管理システム及び商品管理装置に関する。
従来より、商品の物流においては、商品の所有者(依頼者)の所有者商品マスターに、メーカー(供給元)の商品コード及び、寸法・重量・バーコード等の物理情報を持たせている。また、商品のシリアルNo.については、所有者商品マスターに従属する形で管理している。
すなわち、図33は、従来の所有者商品マスターの位置づけの概要を示す図であり、各所有者(あ〜お)が所有者商品マスター2をもち、それぞれの所有者商品マスター2にシリアルNo.マスター3が従属している。
また、図34は、従来のマスターの関係の概要を示す図であり、所有者マスター1に所有者商品マスター2が従属し、さらに所有者商品マスター2にシリアルNo.マスター3と在庫明細テーブル4とが従属している。ここで、所有者マスター1、所有者商品マスター2、シリアルNo.マスター3、在庫明細テーブル4のそれぞれの情報としては、図35に示すようなものとなっている。
すなわち、所有者マスター1には、所有者コード、所有者名等が登録される。所有者商品マスター2には、所有者コード、所有者商品コード、所有者商品名、インストア・バーコード、標準単価、寸法、重量、商品写真、バーコード、基本格納場所等が登録される。
シリアルNo.マスター3には、所有者コード、所有者商品コード、シリアルNo.、倉庫コード、格納場所コード等が登録される。在庫明細テーブル4には、在庫情報として、所有者コード、所有者商品コード、ロット、品質コード、倉庫コード、格納場所コード、数量(所有者商品コード基準)等が登録される。
なお、図34において、○は論理情報を示し、△は物理情報を示している。
ところで、このような商品の管理において、現品を扱う者は、所有者が付した所有者商品コードで商品を判別することになるが、その所有者商品コードが現品に付されているわけではないため、現品の判別を行うことができない。言い換えれば、現品を扱う者は、商品知識がある者に限られるということである。
一般的な商品管理を行うものとして、特許文献1では、商品管理に必要な商品情報を2次元バーコードで表示した商品情報表示手段と、商品情報を読み取る2次元バーコードリーダと、読み取った商品情報を一時記憶する読取りデーター時格納手段と、商品管理に必要な商品情報を記憶する商品マスターファイルと、読み取られた商品情報に基づき商品管理を行う演算処理手段と、処理結果を表示する表示手段と、処理結果を印字出力する印字手段とを備え、商品情報の表示に2次元バーコードを用いることにより、正確かつ迅速・効率的に商品管理を行うようにした商品管理システムを提案している。
特開平07−225799号公報
ところで、特許文献1に示されたシステムは、2次元バーコードを読み取って得られる、マスターファイルの作成に必要な商品コード、単価等の商品情報に基づき、商品マスターファイルが作成されるが、その商品マスターファイルは多数の商品の売り上げ、受注、発注等をメーカーが付したメーカー商品コードで管理するためのものであり、上述した所有者が付した所有者商品コードとの互換性がないため、所有者商品コードでの商品の管理を行うことができないという問題があった。
このように所有者が付した所有者商品コードでの商品の管理を行うことができないと、所有者が付した一つの所有者商品コードで複数個口(本体と、付属品等)になる場合、取り扱いの管理が困難であるという問題があった。
また、所有者が付した一つの所有者商品コードで複数の梱包形態(入り数違い等)がある場合、取り扱いの管理が困難であるという問題があった。
また、所有者が付した一つの所有者商品コードで複数のバージョンがある場合、取り扱いの管理が困難であるという問題があった。
また、所有者は、メーカーが付したメーカー商品コードで報告を受けても、自社のどの商品に該当するのかの判別ができないという問題があった。
また、所有者が異なる場合、同一商品であるにもかかわらず、寸法や重量等の物理的情報を、重複登録しなくてはいけないという問題があった。
また、現品に印刷されたバーコードは、1種とは限らないので、所有者商品マスター2に登録された所有者商品コードを確認しなければ、唯一なものとして登録されたバーコードを使用しない限り、商品の正誤が判別できないという問題があった。
また、シリアルNo.を、所有者商品マスター2に従属するシリアルNo.マスター3で管理しているので、唯一無二である保証が困難であるという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決することができる商品管理方法、商品管理システム及び商品管理装置を提供することを目的とする。
本発明の商品管理方法は、所有者によって商品に付されたコードである論理的情報と、この論理的情報とは分離され、前記商品の唯一のコードである物理的情報と、前記論理的情報と前記物理的情報との結合関係を示す情報とが保持され、前記商品の管理に関わる指示に応じて、前記論理的情報又は前記物理的情報が検索され、さらに前記結合関係を示す情報が検索されて前記論理的情報と前記物理的情報とが結合されることを特徴とする。
また、前記論理的情報が論理的商品マスターに登録され、前記物理的情報が物理的商品マスターに登録され、前記論理的情報と前記物理的情報との結合関係を示す情報が商品コード変換マスターに登録されるようにすることができる。
また、前記商品の注文番号を含む発注データとメーカーからの前記注文番号を含む出荷実績データとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記論理的情報と前記物理的情報との前記結合関係を示す情報が構築されるようにすることができる。
また、前記商品の注文番号を含む発注データとメーカーからの前記注文番号を含む納品書のコード情報から得られるデータとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記論理的情報と前記物理的情報との前記結合関係を示す情報が構築されるようにすることができる。
また、前記商品の注文番号を含む注文書のコード情報から得られるデータとメーカーからの前記注文番号を含む納品書のコード情報から得られるデータとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記論理的情報と前記物理的情報との前記結合関係を示す情報が構築されるようにすることができる。
また、前記商品の注文番号を含む注文書のコード情報から得られるデータとメーカーからの前記注文番号を含む出荷実績データとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記論理的情報と前記物理的情報との前記結合関係を示す情報が構築されるようにすることができる。
また、前記論理的情報又は前記物理的情報の検索が行われ、前記論理的情報と前記物理的情報との前記結合関係を示す情報が検索されて前記論理的情報と前記物理的情報との結合が行われ、前記商品の物理的情報や論理的情報に変更がある場合には、その物理的情報や論理的情報の登録内容が変更されるようにすることができる。
本発明の商品管理システムは、所有者によって商品に付されたコードである論理的情報と、この論理的情報とは分離され、前記商品の唯一のコードである物理的情報と、前記論理的情報と前記物理的情報との結合関係を示す情報とを有するデータベースと、前記商品の管理に関わる指示に応じて、前記論理的情報又は前記物理的情報を検索し、さらに前記結合関係を示す情報を検索して前記論理的情報と前記物理的情報とを結合させる情報結合手段を有する商品管理端末とを備えることを特徴とする。
また、前記データベースは、前記論理的情報が登録される論理的商品マスターと、前記物理的情報が登録される物理的商品マスターと、前記論理的情報と前記物理的情報との結合関係を示す情報が登録される商品コード変換マスターとを有するようにすることができる。
本発明の商品管理システムは、少なくとも、商品の唯一のコードである物理的情報が登録される物理的商品マスターと、論理的情報と前記物理的情報との結合関係を示す情報が登録される商品コード変換マスターとを有し、ネットワーク上に配置されるデータベースと、所有者毎によって商品に付されたコードである前記論理的情報が登録される所有者毎の論理的商品マスターと、前記商品の管理に関わる指示に応じて、前記論理的情報又は前記物理的情報を検索し、さらに前記結合関係を示す情報を検索して前記論理的情報と前記物理的情報とを結合させる情報結合手段を有する所有者毎の商品管理端末とを備えることを特徴とする。
また、前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む発注データとメーカーからの前記注文番号を含む出荷実績データとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有するようにすることができる。
また、前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む発注データとメーカーからの前記注文番号を含む納品書のコード情報から得られるデータとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有するようにすることができる。
また、前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む注文書のコード情報とメーカーからの前記注文番号を含む納品書のコード情報から得られるデータとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有するようにすることができる。
また、前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む注文書のコード情報から得られるデータとメーカーからの前記注文番号を含む出荷実績データとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有するようにすることができる。
また、前記情報結合手段は、前記論理的情報の検索を行う論理的情報検索手段と、前記物理的情報の検索を行う物理的情報検索手段と、前記商品コード変換マスターから前記論理的情報と前記物理的情報との前記結合関係を示す情報を検索して前記論理的情報と前記物理的情報との結合を行わせる商品コード変換処理手段と、前記商品の物理的情報や論理的情報に変更がある場合には、その物理的情報や論理的情報の登録内容を変更する情報変更処理手段とを備えるようにすることができる。
本発明の商品管理装置は、所有者によって商品に付されたコードである論理的情報と、この論理的情報とは分離され、前記商品の唯一のコードである物理的情報と、前記論理的情報と前記物理的情報との結合関係を示す情報とを有するデータベースから、前記商品の管理に関わる指示に応じて、前記論理的情報又は前記物理的情報を検索し、さらに前記結合関係を示す情報を検索して前記論理的情報と前記物理的情報とを結合させる情報結合手段を備えることを特徴とする。
また、前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む発注データとメーカーからの前記注文番号を含む出荷実績データとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有するようにすることができる。
また、前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む発注データとメーカーからの前記注文番号を含む納品書のコード情報から得られるデータとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有するようにすることができる。
また、前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む注文書のコード情報とメーカーからの前記注文番号を含む納品書のコード情報から得られるデータとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有するようにすることができる。
また、前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む注文書のコード情報から得られるデータとメーカーからの前記注文番号を含む出荷実績データとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有するようにすることができる。
また、前記情報結合手段は、前記論理的情報の検索を行う論理的情報検索手段と、前記物理的情報の検索を行う物理的情報検索手段と、前記商品コード変換マスターから前記論理的情報と前記物理的情報との前記結合関係を示す情報を検索して前記論理的情報と前記物理的情報との結合を行わせる商品コード変換処理手段と、前記商品の物理的情報や論理的情報に変更がある場合には、その物理的情報や論理的情報の登録内容を変更する情報変更処理手段とを備えるようにすることができる。
本発明によれば、商品の管理に関わる指示に応じて、商品コード変換マスターにより、所有者によって商品に付されたコードである論理的情報と、商品の唯一のコードである物理的情報とが結合されているため、論理的情報から物理的情報の検索、あるいは物理的情報から論理的情報の検索が可能となり、しかも所有者が論理的情報での商品の管理を容易に行うことができる。
本実施形態では、商品の管理に関わる指示に応じて、商品コード変換マスターにより、所有者によって商品に付されたコードである論理的情報と、商品の唯一のコードである物理的情報とが結合されるようにし、論理的情報から物理的情報の検索、あるいは物理的情報から論理的情報の検索を可能とし、しかも所有者が論理的情報での商品の管理を容易に行うことができるようにした。
以下、本発明の詳細を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の商品管理システムの一実施形態の概要を説明するための図である。
すなわち、商品管理システムは、商品管理端末10,20及びデータベース30を有している。これらの商品管理端末10,20及びデータベース30は、LAN等のネットワークを介して相互に情報のやり取りが行われるようになっている。
商品管理端末10はたとえば所有者用とされ、商品管理端末20はたとえば作業者用とされるものとする。なお、商品管理端末10,20は機能が同じものであってもよく、ディスクトップパソコン、ノートパソコン、PDA等を用いることができる。
商品管理端末10,20は、情報結合手段としての商品コード変換マスター構築処理部11、論理的商品マスター検索処理部12、物理的商品マスター検索処理部 13、商品コード変換処理部14及び情報変更処理部15を備えている。
商品コード変換マスター構築処理部11は、分離している商品の論理的情報と物理的情報との結合を行うための後述の商品コード変換マスター60を構築する機能を有している。
論理的商品マスター検索処理部12は、後述の論理的商品マスター40からの情報検索を行う機能を有している。
物理的商品マスター検索処理部13は、後述の物理的商品マスター50からの情報検索を行う機能を有している。
商品コード変換処理部14は、後述の商品コード変換マスター60に対して分離している論理的情報と物理的情報との結合を行わせる際のコード変換処理を実行する機能を有している。
情報変更処理部15は、商品の物理的情報や論理的情報に変更がある場合には、その物理的情報や論理的情報が登録されている後述の論理的商品マスター40あるいは後述の物理的商品マスター50の登録内容を変更する機能を有している。
データベース30には、論理的商品マスター40と物理的商品マスター50とが分離されて設けられており、それぞれに登録されている情報は商品コード変換マスター60によって結合されるようになっている。
ここで、論理的商品マスター40とは、主として後述のように所有者が商品に名付けた商品名、売価、インストア・バーコード等の論理的情報が登録されたものである。物理的商品マスター50とは、主として後述のように寸法・重量等の所有者に依らない物理的情報が登録されたものである。
図2は、論理的商品マスター40及び物理的商品マスター50の詳細を説明するためのマスター関係図である。
論理的商品マスター40は、所有者マスター41と所有者商品マスター42とを有している。ここで、所有者商品マスター42は、所有者マスター41に従属する形で管理されている。
物理的商品マスター50は、メーカーマスター51、メーカー商品マスター52、バーコードマスター53、シリアルNo.マスター55を有している。なお、在庫明細テーブル54、商品管理マスター56は、論理的情報と物理的情報とが共存するマスターである。
ここで、メーカー商品マスター52は、メーカーマスター51に従属する形で管理されている。バーコードマスター53とシリアルNo.マスター55とは、メーカー商品マスター52に従属する形で管理されている。在庫明細テーブル54と商品管理マスター56とは、商品コード変換マスター60に従属する形で管理されている。
図3及び図4は、上述した各マスター等に登録される情報の一例を示すものである。
まず、図3に示すように、所有者マスター41には、所有者コード、所有者名等が登録される。所有者商品マスター42には、所有者コード、所有者商品コード、所有者商品名、インストア・バーコード、標準単価等が登録される。
商品コード変換マスター60には、論理的情報と物理的情報との結合関係を示す情報が登録される。論理的情報と物理的情報との結合関係を示す情報としては、所有者コード、所有者商品コード、グループコード、メーカーコード、メーカー商品コード、メーカー商品サブコード、所有者商品数(数1)、メーカー商品数(数2)である。ここで、数1とは、商品を所有者が論理的に数えるものであり、必ずしも現品の数を示しているものではない。また、数2とは、現品そのものの数を示しているものである。
メーカーマスター51には、メーカーコード、メーカー名等が登録される。メーカー商品マスター52には、メーカーコード、メーカー商品コード、メーカー商品サブコード、メーカー商品名、寸法、重量、商品写真等が登録される。バーコードマスター53には、メーカーコード、メーカー商品コード、メーカー商品サブコード、バーコード等が登録される。
また、図4に示すように、在庫明細テーブル54には、在庫情報として、所有者コード、所有者商品コード、グループコード、メーカーコード、メーカー商品コード、メーカー商品サブコード、ロット、品質コード、倉庫コード、格納場所コード、現品数量(メーカー商品コード基準)等が登録される。
シリアルNo.マスター55には、メーカーコード、メーカー商品コード、メーカー商品サブコード、シリアルNo.、倉庫コード、格納場所コード等が登録される。商品管理マスター56には、所有者コード、所有者商品コード、グループコード、メーカーコード、メーカー商品コード、メーカー商品サブコード、倉庫コード、扱いコード、基本格納場所等が登録される。
なお、図3及び図4において、○は論理情報を示し、△は物理情報を示している。
次に、上述した商品コード変換マスター構築処理部11による商品コード変換マスター60の構築方法を、図5〜図7により説明する。
図5は、発注データと出荷実績データとがある場合であり、所有者である購入者「あ」からメーカー「X」に対して、注文No. 「0503001」、所有者商品コードC(コード)「00002」 1個とした(1)発注があるものとする。
また、メーカー「X」からは、注文No. 「0503001」、所有者商品C(コード)「BBB」 1個、メーカー商品C(コード)「CCC」 1個とした(2)出荷実績があるものとする。
そして、これらの(1)発注と(2)出荷実績とが図1のたとえば商品管理端末10の商品コード変換マスター構築処理部11に取り込まれると、その商品コード変換マスター構築処理部11により、(3)に示す注文No.「0503001」を元にした自動照合により、商品コード変換マスター60に登録される上述した結合関係を示す情報が(4)生成される。
ここで、商品コード変換マスター60に登録される情報は、たとえば所有者C(コード)、所有者商品C(コード)、グループC(コード)、メーカーC(コード)、メーカー商品C(コード)、サブ、数1、数2といったような項目毎に区分けされる。なお、数1は、上述したように所有者商品数であって、商品を所有者が論理的に数えるものであり、必ずしも現品の数を示しているものではない。また、数2は、上述したようにメーカー商品数であって、現品そのものの数を示しているものである。
図6は、発注データのみがある場合であり、所有者である購入者「あ」からメーカー「X」に対して、注文No. 「0503001」、所有者商品C(コード)「00002」 1個とした(1)発注があるものとする。
この場合、(2)納品書の注文No.、メーカー商品C(コード)、納品数のコード情報を、スキャナーで読み取る。ここで、そのコード情報から、注文No. 「0503001」、メーカー商品C(コード)「BBB」 1個、メーカー商品C(コード)「CCC」 1個としたデータが得られるものとする。
そして、これらの(1)発注とスキャナーで読み取られたコード情報からのデータとが図1のたとえば商品管理端末10の商品コード変換マスター構築処理部11に取り込まれると、その商品コード変換マスター構築処理部11により、(3)に示す注文No. 「0503001」を元にした自動照合により、商品コード変換マスター60に登録される上述した情報が(4)生成される。
ここで、商品コード変換マスター60に登録される情報は、上記同様に、たとえば所有者C(コード)、所有者商品C(コード)、グループC(コード)、メーカーC(コード)、メーカー商品C(コード)、サブ、数1、数2といったような項目毎に区分けされる。
図7は、データ無しの場合であり、所有者である購入者「あ」からメーカー「X」に対して注文があると、(1)に示すように、注文書の注文No.、所有者商品C(コード)、発注数のコード情報を、スキャナーで読み取る。また、(2)に示すように、メーカー「X」からの納品書の注文No.、メーカー商品C(コード)、納品数のコード情報を、スキャナーで読み取る。
そして、(1)で読み取ったコード情報のデータと、(2)で読み取ったコード情報のデータとが図1のたとえば商品管理端末10の商品コード変換マスター構築処理部11に取り込まれると、その商品コード変換マスター構築処理部11により、(3)に示すように注文No.「0503001」を元にした自動照合により、商品コード変換マスター60に登録される上述した情報が(4)生成される。
ここで、商品コード変換マスター60に登録される情報は、上記同様に、たとえば所有者C(コード)、所有者商品C(コード)、グループC(コード)、メーカーC(コード)、メーカー商品C(コード)、サブ、数1、数2といったような項目毎に区分けされる。
なお、出荷実績データのみがある場合は、たとえば図7の(1)のように、注文書の注文No.、所有者商品C(コード)、発注数のコード情報を、スキャナーで読み取る。また、出荷実績データについては、たとえば図5の(2)のように、メーカー「X」からの注文No.「0503001」、メーカー商品C(コード)「BBB」 1個、メーカー商品C(コード)「CCC」 1個としたデータが得られる。
そして、スキャナーで読み取られた注文書のコード情報から得られるデータと出荷実績データとが、上述したように、図1のたとえば商品管理端末10の商品コード変換マスター構築処理部11に取り込まれると、その商品コード変換マスター構築処理部11により、出荷実績データの注文No.「0503001」を元にした自動照合により、商品コード変換マスター60に登録される上述した情報が生成される。
(実施例1)
図8は、上述した商品管理システムによる、1個の商品の入荷を行う場合の実施例1を説明するための図である。なお、以下に説明する図において図1〜図4と共通する部分には同一符号を付し重複する説明を適宜行うものとする。
また、以下の説明において、上述した論理的商品マスター検索処理部12による、論理的商品マスター40からの情報検索と、物理的商品マスター検索処理部13による、物理的商品マスター50からの情報検索とが行われるが、これら論理的商品マスター検索処理部12及び物理的商品マスター検索処理部13の記載は省略するものとする。また、商品コード変換処理部14は、商品コード変換マスター60に対し、分離している論理的情報と物理的情報との結合を行わせる際のコード変換処理を実行するが、商品コード変換処理部14の記載についても省略するものとする。
図8においては、所有者商品マスター42に所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00001」とが登録されているものとする。また、メーカー商品マスター52にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「AAA」とが登録されているものとする。また、バーコードマスター53にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「AAA」と、バーコードの「12345」とが登録されているものとする。
そして、所有者「あ」宛に、メーカー「X」の「AAA」が1個入荷されたものとする。この場合、作業者は、現品に印刷されているバーコード「12345」、もしくはメーカー商品C(コード)の「AAA」から、メーカー商品マスター52に従属するバーコードマスター53を検索することにより、メーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「AAA」とが検索される(ステップS2)。
メーカー商品マスター52からの検索が完了すると、その検索結果データ、すなわち、メーカーC(コード)としての「X」が商品コード変換マスター60により荷主商品コードに変換される(ステップS3)。この場合、メーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「AAA」とから、所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00001」とが検索(コード変換)される。この場合、グループC(コード)が01とされ、所有者商品数である数1とメーカー商品数である数2とがそれぞれ1とされる。すなわち、所有者「あ」が、「00001」と呼ぶ商品の実体は、メーカー「X」の「AAA」である。
そして、そのコード変換されたデータ、すなわち、荷主「あ」の荷主商品「00001」を元に、所有者商品マスター42から所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00001」とが検索される(ステップS4)。これにより、作業者は、所有者「あ」に対して「00001」が1個入荷されたと報告することができる。
すなわち、所有者「あ」宛に、メーカー「X」の「AAA」が入荷されてきたら、「00001」の在庫数が1個加算され、所有者「あ」には、「00001」が1個、入荷されてきたと報告すれば良いことになる。
(実施例2)
図9は、上述した商品管理システムによる、1個の商品の出荷を行う場合の実施例2を説明するための図である。
図9においては、上記同様に、所有者商品マスター42に所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00001」とが登録されているものとする。また、メーカー商品マスター52にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「AAA」とが登録されているものとする。また、バーコードマスター53にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「AAA」と、バーコードの「12345」とが登録されているものとする。
ここで、所有者「あ」から作業者に「00001」を1個出荷してほしいとの指示があるものとする。この場合、所有者商品マスター42から所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00001」とが検索される(ステップS1)。
所有者商品マスター42からの検索が完了すると、その検索結果データが商品コード変換マスター60によりコード変換される(ステップS2)。この場合、所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00001」から、メーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「AAA」とが検索(コード変換)される。この場合、グループC(コード)が01とされ、所有者商品数である数1とメーカー商品数である数2とがそれぞれ1とされる。すなわち、所有者「あ」が、「00001」と呼ぶ商品の実体は、メーカー「X」の「AAA」である。所有者「あ」が、「00001」を1個出荷しろと指示してきたら、メーカー「X」の「AAA」を1個出荷すれば良いことになる。
そして、そのコード変換されたデータを元に、メーカー商品マスター52からメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「AAA」とが検索されることで(ステップS3)、メーカー商品マスター52に従属するバーコードマスター53からメーカーC(コード)の「X」と、メーカー商品C(コード)の「AAA」と、バーコードの「12345」とが検索される(ステップS4)。
これにより、作業者は、メーカー「X」の商品「AAA」、すなわち、バーコードが、「12345」の商品を1個、出荷すれば良いということを判断することができる。
すなわち、所有者「あ」が、「00001」と呼ぶ商品の実体は、メーカー「X」の「AAA」である。所有者「あ」が、「00001」を1個出荷しろと指示してきたら、メーカー「X」の「AAA」を1個出荷すれば良いことになる。
(実施例3)
図10は、上述した商品管理システムによる、複数個口の商品の出荷を行う場合の実施例3を説明するための図である。
図10においては、所有者商品マスター42に所有者C(コード)としての「あ」と、複数個口の商品を示す所有者商品C(コード)としての「00002」とが登録されているものとする。また、メーカー商品マスター52にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「BBB」,「CCC」とが登録されているものとする。また、バーコードマスター53にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「BBB」、バーコードの「23456」と、メーカー商品C(コード)としての「CCC」、バーコードの「34567」とが登録されているものとする。
ここで、所有者「あ」から作業者に「00002」を1個出荷してほしいとの指示があるものとする。この場合、所有者商品マスター42から所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00002」とが検索される(ステップS1)。
所有者商品マスター42からの検索が完了すると、その検索結果データが商品コード変換マスター60により、メーカー商品C(コード)にコード変換される(ステップS2)。この場合、所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00002」とから、メーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「BBB」,「CCC」とが検索(コード変換)される。この場合、グループC(コード)が01とされ、所有者商品数である数1とメーカー商品数である数2とがそれぞれ1とされる。すなわち、同一グループC(コード)として2品(BBB,CCC)が登録されているということは、所有者「あ」が、「00002」と呼ぶ商品の実体は、メーカー「X」の「BBB」1個と、「CCC」1個の組み合わせである。
そして、そのコード変換されたデータを元に、メーカー商品マスター52からメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「BBB」,「CCC」とが検索されることで(ステップS3)、メーカー商品マスター52に従属するバーコードマスター53からメーカーC(コード)の「X」と、メーカー商品C(コード)の「BBB」、バーコードの「23456」と、メーカー商品C(コード)の「CCC」、バーコードの「34567」とが検索される(ステップS4)。
これにより、作業者は、メーカー「X」の商品「BBB」すなわち、バーコードが「23456」の商品と,「CCC」すなわち、バーコードが「34567」の商品をそれぞれ1個ずつ出荷すれば良いということを判断することができる。
なお、所有者「あ」宛に、メーカー「X」の「BBB」と「CCC」とが1個ずつ、入荷されてきたら、図8に示した実施例1と同様に、「00002」の在庫数が1個加算され、所有者「あ」には、「00002」が1個、入荷されてきたと報告すれば良いことになる。
また、所有者「あ」宛に、メーカー「X」の「BBB」が2個、「CCC」が1個、入荷されてきたら、「00002」の完品を示す在庫数が1個とされ、欠品数(「BBB」のみで、「CCC」が欠けている)が1個とされれば良い。そして、所有者「あ」には、「00002」の完品が1個、「00002」の欠品が1個、入荷されてきたと報告すれば良いことになる。
また、メーカー「X」の「BBB」と「CCC」とは、別の場所(棚)に格納されたとしても、在庫明細テーブル54の格納場所コードから、そのそれぞれの場所を把握することができる。これにより、所有者「あ」が、「00002」を1個、出荷しろと指示してきたら、「BBB」と「CCC」とをそれぞれの格納場所から出庫すれば良いことになる。
(実施例4)
図11は、上述した商品管理システムによる、入り数違い(箱入り)の商品の出荷を行う場合の実施例4を説明するための図である。
図11においては、所有者商品マスター42に所有者C(コード)としての「あ」と、入り数違い(箱入り)の商品を示す所有者商品C(コード)としての「00003」とが登録されているものとする。また、メーカー商品マスター52にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「DDD」,「EEE」とが登録されているものとする。また、バーコードマスター53にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「DDD」,「EEE」と、バーコードの「45678」,「56789」とが登録されているものとする。
ここで、所有者「あ」から作業者に「00003」を11個出荷してほしいとの指示があるものとする。この場合、所有者商品マスター42から所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00003」とが検索される(ステップS1)。
所有者商品マスター42からの検索が完了すると、その検索結果データが商品コード変換マスター60によりコード変換される(ステップS2)。この場合、所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00003」とから、メーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「DDD」,「EEE」とが検索(コード変換)される。この場合、それぞれが別のグループC(コード)、すなわち01,02とされる。
また、所有者商品数である数1は、グループC(コード)の01に対応させて1とされ、グループC(コード)の02に対応させて10とされる。また、メーカー商品数である数2は、グループC(コード)の01に対応させて1とされ、グループC(コード)の02に対応させて1とされる。すなわち、所有者「あ」が、「00003」と呼ぶ商品の実体は、メーカー「X」の「DDD」1個であり、「EEE」1箱(「DDD」10個入り)の中の1個である。
そして、そのコード変換されたデータを元に、メーカー商品マスター52からメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「DDD」,「EEE」とが検索されることで(ステップS3)、メーカー商品マスター52に従属するバーコードマスター53からメーカーC(コード)の「X」と、メーカー商品C(コード)の「DDD」、バーコードの「45678」と、メーカー商品C(コード)の「EEE」、バーコードの「56789」とが検索される(ステップS4)。
これにより、作業者は、メーカー「X」の商品「DDD」,「EEE」をそれぞれ1個ずつ出荷すれば良いということを判断することができる。
そこで、所有者「あ」が、「00003」を10個、出荷しろと指示してきたら、メーカー「X」の「DDD」を10個、もしくは、「EEE」を1個、出荷すれば良いことになる。
また、所有者「あ」が、「00003」を1個、出荷しろと指示してきたら、メーカー「X」の「DDD」を1個、もしくは、「EEE」を開梱して、中から1個取り出して、出荷すれば良いことになる。
なお、所有者「あ」宛に、メーカー「X」の「DDD」が1個、「EEE」が1個、入荷されてきたら、上記同様に、「00003」の在庫数が11個加算され、所有者「あ」には、「00003」の完品が11個、入荷されてきたと報告すれば良いことになる。
また、メーカー「X」の「DDD」と「EEE」とは、別の場所(棚)に格納されたとしても、在庫明細テーブル54の格納場所コードから、そのそれぞれの場所を把握することができる。これにより、所有者「あ」が、「00003」を11個、出荷しろと指示してきたら、「DDD」と「EEE」とをそれぞれの格納場所から1個ずつ出庫すれば良いことになる。
(実施例5)
図12は、上述した商品管理システムによる、まとめ売りの商品の出荷を行う場合の実施例5を説明するための図である。
図12においては、所有者商品マスター42に所有者C(コード)としての「あ」と、まとめ売りの商品を示す所有者商品C(コード)としての「00004」とが登録されているものとする。また、メーカー商品マスター52にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「FFF」とが登録されているものとする。また、バーコードマスター53にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「FFF」と、バーコードの「67890」とが登録されているものとする。
ここで、所有者「あ」から作業者に「00004」を1個出荷してほしいとの指示があるものとする。この場合、所有者商品マスター42から所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00004」とが検索される(ステップS1)。
所有者商品マスター42からの検索が完了すると、その検索結果データが商品コード変換マスター60によりコード変換される(ステップS2)。この場合、所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00004」とから、メーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「FFF」とが検索(コード変換)される。この場合、グループC(コード)が01とされる。また、所有者商品数である数1は1とされ、メーカー商品数である数2は10とされる。すなわち、所有者「あ」が、「00004」と呼ぶ商品の実体は、メーカー「X」の「FFF」を10個単位にまとめたものである。
そして、そのコード変換されたデータを元に、メーカー商品マスター52からメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「FFF」とが検索されることで(ステップS3)、メーカー商品マスター52に従属するバーコードマスター53からメーカーC(コード)の「X」と、メーカー商品C(コード)の「FFF」と、バーコードの「67890」とが検索される(ステップS4)。
これにより、所有者「あ」が、「00004」を1個出荷しろと指示してきたら、作業者は、メーカー「X」の商品「FFF」すなわち、バーコードが「67890」の商品を10個ずつ出荷すれば良いということを判断することができる。
なお、所有者「あ」宛に、メーカー「X」の「FFF」が10個、入荷されてきたら、「00004」の在庫数が1個加算され、所有者「あ」には、「00004」が1個、入荷されてきたと報告すれば良いことになる。
また、所有者「あ」宛に、メーカー「X」の「FFF」が8個、入荷されてきたら、「00004」の完品在庫数には加算せず(10個に満たないので、1個の完全な商品とは言えないため)、欠品在庫数を1個、加算すれば良い。そして、所有者「あ」には、「00004」の欠品が1個、入荷されてきたと報告すれば良いことになる。
(実施例6)
図13は、上述した商品管理システムによる、バージョン違いの商品の出荷を行う場合の実施例6を説明するための図である。
ここで、バージョン違いの商品とは、たとえばあるメーカーが発売しているソフトウェアーのように、内容がほぼ同じであっても機能が少しずつ異なる商品のことである。
図13においては、所有者商品マスター42に所有者C(コード)としての「あ」と、バージョン違いの商品を示す所有者商品C(コード)としての「00005」とが登録されているものとする。また、メーカー商品マスター52にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「HHH」,「III」とが登録されているものとする。ここで、この二者(「HHH」と「III」)は、所有者としては、同一の商品「00005」と見なすことができる、バージョン違いの商品とする。また、バーコードマスター53にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「HHH」、バーコードの「89012」と、メーカー商品C(コード)としての「III」、バーコードの「90123」とが登録されているものとする。
ここで、所有者「あ」から作業者に「00005」を2個出荷とするとした指示があるものとする。この場合、所有者商品マスター42から所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00005」とが検索される(ステップS1)。
所有者商品マスター42からの検索が完了すると、その検索結果データが商品コード変換マスター60によりコード変換される(ステップS2)。この場合、所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00005」とから、メーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「HHH」,「III」とが検索(コード変換)される。この場合、グループC(コード)が01,02とされる。また、所有者商品数である数1と、メーカー商品数である数2とはそれぞれ1とされる。すなわち、所有者「あ」が、「00005」と呼ぶ商品の実体は、メーカー「X」の「HHH」、もしくは、「III」である。
そして、そのコード変換されたデータを元に、メーカー商品マスター52からメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「HHH」,「III」とが検索されることで(ステップS3)、メーカー商品マスター52に従属するバーコードマスター53からメーカーC(コード)の「X」と、メーカー商品C(コード)の「HHH」、バーコードの「89012」と、メーカー商品C(コード)の「III」、バーコードの「90123」とが検索される(ステップS4)。
これにより、作業者は、メーカー「X」の商品「HHH」,「III」をそれぞれ1個ずつ出荷すれば良いということを判断することができる。
これは、所有者「あ」により、メーカー「X」の「HHH」及び「III」のいずれに対しても、「00005」という所有者商品C(コード)が付けられているためである。
そこで、所有者「あ」が、「00005」を1個、出荷しろと指示してきたら、メーカー「X」の「HHH」及び「III」をそれぞれ1個出荷すれば良いことになる。また、「HHH」又は「III」のいずれか一方を2個出荷しても良いことは勿論である。
なお、所有者「あ」宛に、メーカー「X」の「HHH」が1個、「III」が1個、入荷されてきたら、「00005」の在庫数が2個加算され、所有者「あ」には、「00005」が2個、入荷されてきたと報告すれば良いことになる。
また、メーカー「X」の「HHH」と「III」とは、別の場所(棚)に格納されたとしても在庫明細テーブル54の格納場所コードから、そのそれぞれの場所を把握することができる。これにより、所有者「あ」が、「00005」を2個、出荷しろと指示してきたら、「HHH」と「III」とをそれぞれの格納場所から、1個ずつ出庫すれば良いことになる。
また、メーカーからの「HHH」もしくは「III」の在庫数に関する問い合わせにも、在庫明細テーブル54の在庫情報から答えることができる。
(実施例7)
図14は、上述した商品管理システムによる、構成違いの商品の出荷を行う場合の実施例7を説明するための図である。
ここで、構成違いの商品とは、あるメーカーの商品であって、複数のメーカー商品C(コード)の組み合わせからなる商品のことである。また、商品はメーカーが異なっているものであってもよい。
図14においては、所有者商品マスター42に所有者C(コード)としての「あ」と、構成違いの商品を示す所有者商品C(コード)としての「00006」とが登録されているものとする。また、メーカー商品マスター52にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「JJJ」,「KKK」,「LLL」とが登録されているものとする。また、バーコードマスター53にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「JJJ」、バーコードの「98765」と、メーカー商品C(コード)としての「KKK」、バーコードの「87654」と、メーカー商品C(コード)としての「LLL」、バーコードの「76543」とが登録されているものとする。
ここで、所有者「あ」から作業者に「00006」を2個出荷とするとした指示があるものとする。この場合、所有者商品マスター42から所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00006」とが検索される(ステップS1)。
所有者商品マスター42からの検索が完了すると、その検索結果データが商品コード変換マスター60によりコード変換される(ステップS2)。この場合、所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00006」とから、メーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「JJJ」,「KKK」,「LLL」とが検索(コード変換)される。この場合、グループC(コード)が01,02とされる。また、所有者商品数である数1では全てが1であるが、メーカー商品数である数2では、グループC(コード)が01で、メーカー商品C(コード)が「KKK」であるとき2となっている。すなわち、所有者「あ」が、「00006」と呼ぶ商品の実体は、メーカー「X」の「JJJ」1個と、「KKK」2個の組み合わせ、もしくは、「JJJ」1個と、「LLL」1個の組み合わせである。
そして、そのコード変換されたデータを元に、メーカー商品マスター52からメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「JJJ」,「KKK」,「LLL」とが検索されることで(ステップS3)、メーカー商品マスター52に従属するバーコードマスター53からメーカーC(コード)の「X」と、メーカー商品C(コード)の「JJJ」、バーコードの「98765」と、メーカー商品C(コード)としての「KKK」、バーコードの「87654」と、メーカー商品C(コード)としての「LLL」、バーコードの「76543」とが検索される(ステップS4)。
これにより、もし在庫として「JJJ」が2個、「KKK」が2個、「LLL」が1個しか無いならば、作業者は、メーカー「X」の商品「JJJ」,「KKK」をそれぞれ2個ずつとし、商品「LLL」を1個出荷すれば良いということを判断することができる。
すなわち、所有者「あ」が、「00006」を1個、出荷しろと指示してきたら、「JJJ」1個と、「KKK」2個の組み合わせ、もしくは、「JJJ」1個と、「LLL」1個の組み合わせで、出荷すれば良い。
また、 所有者「あ」が、「00006」を2個、出荷しろと指示してきたら、「JJJ」2個と、「KKK」4個の組み合わせ、もしくは、「JJJ」2個と、「LLL」2個の組み合わせ、もしくは、「JJJ」2個と、「KKK」2個と、「LLL」1個の組み合わせで、出荷すれば良い。
なお、所有者「あ」宛に、メーカー「X」の「JJJ」が2個と、「KKK」が2個と、「LLL」が1個入荷されてきたら、「00006」の在庫数が2個加算され、所有者「あ」には、「00006」が2個、入荷されてきたと報告すれば良いことになる。
また、メーカー「X」の「JJJ」、「KKK」、「LLL」は、それぞれ別の場所(棚)に格納されたとしても、上記同様に、在庫明細テーブル54の格納場所コードから、それぞれの場所を把握することができる。
(実施例8)
図15は、上述した商品管理システムによる、バーコードの管理を行う場合の実施例8を説明するための図である。
図15においては、所有者商品マスター42に所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00001」とが登録されているものとする。また、メーカー商品マスター52にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「AAA」とが登録されているものとする。また、バーコードマスター53にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「AAA」と、バーコードの「12345」,「AAA」とが登録されているものとする。
ここで、所有者「あ」から作業者に「00001」を1個出荷とするとした指示があるものとする。この場合、所有者商品マスター42から所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00001」とが検索される(ステップS1)。
所有者商品マスター42からの検索が完了すると、その検索結果データが商品コード変換マスター60によりコード変換される(ステップS2)。この場合、所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00001」とから、メーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「AAA」とが検索(コード変換)される。この場合、グループC(コード)が01とされ、所有者商品数である数1とメーカー商品数である数2とがそれぞれ1とされる。
そして、そのコード変換されたデータを元に、メーカー商品マスター52からメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「AAA」とが検索される(ステップS3)。そして、メーカー商品マスター52に従属するバーコードマスター53からメーカーC(コード)の「X」と、メーカー商品C(コード)の「AAA」と、バーコードの「12345」,「AAA」とが検索される(ステップS4)。
これにより、作業者は、商品に「12345」と「AAA」とのそれぞれ2つのバーコード15a,15bが付されている場合、いずれのバーコード15a,15bを読み取っても出荷指示されたメーカー「X」の商品「AAA」を特定することができる。
なお、バーコード15a,15bは、変更されることがあり、変更された後、在庫情報には、変更前の商品と、変更後の商品とが混在することになるが、独立したバーコードマスター53に、変更後のバーコードを追加登録しておくことにより、どちらの商品も同一の商品であると認識することができる。
(実施例9)
図16は、上述した商品管理システムによる、在庫数の管理を行う場合の実施例9を説明するための図である。
図16においては、所有者商品マスター42に所有者C(コード)としての「あ」と、入り数違いの商品を示す所有者商品C(コード)としての「00003」とが登録されているものとする。また、メーカー商品マスター52にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「DDD」,「EEE」とが登録されているものとする。また、在庫明細テーブル54にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「DDD」,「EEE」と、倉庫C(コード)としての「TOKYO」と、格納場所C(コード)としての「1A01」,「1A02」,「2A05」と、現品数とが登録されているものとする。
ここで、所有者「あ」から、所有者商品C(コード)の「00003」について、作業者に対して在庫の問い合わせがあるものとする。この場合、所有者「あ」、所有者商品C(コード)の「00003」により、商品コード変換マスター60から、メーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「DDD」,「EEE」とが検索される(ステップS1)。そして、商品コード変換マスター60に従属する在庫明細テーブル54からメーカーC(コード)の「X」と、メーカー商品C(コード)の「DDD」,「EEE」と、倉庫C(コード)の「TOKYO」と、格納場所C(コード)の「1A01」,「1A02」,「2A05」と、現品数とが検索される。
在庫明細テーブル54からの検索が完了すると、その検索結果データが商品コード変換マスター60によりコード変換される(ステップS2)。この場合、メーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「DDD」,「EEE」と、数1,数2とから、所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00003」と、グループC(コード)としての01,02とが検索(コード変換)される。
そして、そのコード変換されたデータを元に、所有者商品マスター42から所有者C(コード)の「あ」に対応する所有者商品C(コード)の「00003」が検索され(ステップS3)、所有者「あ」に対し、商品「00003」の在庫が24個であると報告される。また、メーカー商品マスター52からメーカーC(コード)の「X」に対応するメーカー商品C(コード)の「DDD」,「EEE」が検索され(ステップS4)、メーカー「X」に対しては、そのまま、「DDD」4個、「EEE」2箱と報告することができる。
(実施例10)
図17は、上述した商品管理システムによる、商品管理を行う場合の実施例10を説明するための図である。
図17においては、商品管理マスター56に所有者C(コード)としての「あ」と、複数個口の商品を示す所有者商品C(コード)としての「00003」と、グループC(コード)としての01,02と、メーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「DDD」,「EEE」と、倉庫C(コード)としての「TOKYO」,「OSAKA」と、扱いC(コード)としての「保管可」,「出荷時梱包必要」,「入荷時開梱」とが登録されているものとする。
具体的には、所有者C(コード)「あ」、所有者商品C(コード)「00003」のグループC(コード)01として、メーカー商品C(コード)「DDD」は、倉庫C(コード)「TOKYO」において、「保管可」、「出荷時梱包必要」として登録されている。また、所有者C(コード)「あ」、所有者商品C(コード)「00003」のグループC(コード)02として、メーカー商品C(コード)「EEE」は、倉庫C(コード)「TOKYO」において、「保管可」として登録されている。
また、所有者C(コード)「あ」、所有者商品C(コード)「00003」のグループC(コード)01として、メーカー商品C(コード)「DDD」は、倉庫C(コード)「OSAKA」において、「保管可」として登録されている。また、所有者C(コード)「あ」、所有者商品C(コード)「00003」のグループC(コード)02として、メーカー商品C(コード)の「EEE」は、倉庫C(コード)「OSAKA」において、「入荷時開梱」として登録されている。
そして、商品管理マスター56が検索されることで(ステップS1)、商品コード変換マスター60により、メーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「DDD」,「EEE」と、数1,数2とから、所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00003」と、グループC(コード)としての01,02とが検索(コード変換)される(ステップS2)。
(実施例11)
図18は、上述した商品管理システムによる、所有者間コード変換によっての管理を行う場合の実施例11を説明するための図である。
図18においては、所有者「あ」の所有者商品マスター42に所有者C(コード)としての「あ」と、所有者商品C(コード)としての「00001」とが登録されているものとする。また、所有者「い」の所有者商品マスター42に所有者C(コード)としての「い」と、所有者商品C(コード)としての「222」とが登録されているものとする。また、メーカー商品マスター52にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「AAA」とが登録されているものとする。また、バーコードマスター53にメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「AAA」と、バーコードとしての「12345」とが登録されているものとする。
ここで、所有者「あ」から、商品「00001」を1個、所有者「い」に、引き渡すとすると、所有者「あ」の所有者商品マスター42から所有者C(コード)の「あ」に対応する所有者商品C(コード)の「00001」が検索される(ステップS1)。
所有者「あ」の所有者C(コード)及び所有者商品C(コード)が検索されると、商品コード変換マスター60によるコード変換により(ステップS2)、メーカーC(コード)の「X」と、メーカー商品C(コード)の「AAA」から、所有者「い」の所有者商品C(コード)の「222」が検索される。
このとき、メーカー商品マスター52からメーカーC(コード)としての「X」と、メーカー商品C(コード)としての「AAA」とが検索されることで(ステップS3)、メーカー商品マスター52に従属するバーコードマスター53からメーカーC(コード)の「X」と、メーカー商品C(コード)の「AAA」と、バーコードの「12345」とが検索される(ステップS4)。
これにより、作業者は、メーカー「X」の商品「AAA」、すなわち、バーコード表記の「12345」を1個、出荷すれば良いということを判断することができる。
また、所有者「い」の所有者商品マスター42から所有者C(コード)の「い」に対応する所有者商品C(コード)の「222」が検索され(ステップS5)、所有者「い」には、所有者「い」の商品「222」を、所有者「あ」より1個受領したと報告することができる。
すなわち、所有者「あ」が「00001」と呼ぶ商品の実体も、所有者「い」が「222」と呼ぶ商品の実体も、メーカー「X」の「AAA」であることになる。
なお、メーカー「X」の商品「AAA」の寸法・重量の登録は、所有者商品マスター42とは無関係に、メーカー商品マスター52に一度するだけで良く、変更があった場合も、メーカー商品マスター52を一度更新するだけで良い。
よって、図19に示すように、たとえば所有者「あ」〜所有者「お」の所有者商品マスター42が複数存在した場合であっても、商品コード変換マスター60によって各々の所有者「あ」〜所有者「お」が管理している所有者商品C(コード)により、メーカー商品マスター52に登録されているメーカー「X」のたとえば「AAA」を特定することが可能となる。
なお、所有者間コード変換によっての管理を行う場合、少なくとも、商品の唯一のコードである物理的情報が登録される物理的商品マスター50と、論理的情報と物理的情報との結合関係を示す情報が登録される商品コード変換マスター60とを有するデータベース30を、ネットワーク上に配置し、所有者毎によって商品に付されたコードである論理的情報が登録される所有者毎の論理的商品マスター40を所有者毎に保持するとともに、所有者毎の商品管理端末により、商品の管理に関わる指示に応じて、論理的情報又は物理的情報を検索し、さらに商品コード変換マスター60から結合関係を示す情報を検索して論理的情報と物理的情報とを結合させるようにすればよい。
(実施例12)
図20は、上述の商品管理システムを用いた、物流業者による発注仲介を行う場合の実施例12を説明するための図である。
まず、所有者「あ」から商品「00002」を1個とする(1)発注があると、商品コード変換マスター60により、所有者「あ」の所有者商品C(コード)の「00002」に関係する、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」が検索(コード変換)される。この場合、それぞれの数1,数2が1とされる。
これにより、メーカー「X」が商品「BBB」,「CCC」をそれぞれ1個とした受注を受け、(2)出荷実績として商品「BBB」,「CCC」がそれぞれ1個とされる。この場合、商品コード変換マスター60によるコード変換により(ステップS1)、(2)出荷実績のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」に関係する、所有者「あ」の所有者商品C(コード)の「00002」が検索(コード変換)され、所有者「あ」に対しては商品「00002」が1個、入荷予定と報告されることになる。
このように、荷主の所有者商品C(コード)を用いた場合でも、荷主から仕入先(メーカー)への発注を、仲介することができる。
(実施例13)
図21は、上述の商品管理システムを用いた、物流業者による自動発注(補充)を行う場合の実施例13を説明するための図である。
まず、所有者「あ」が商品「00002」を1個売上げたとすると、メーカー「X」に対し補充のための(1)発注依頼が行われる。この場合、商品コード変換マスター60によるコード変換により(ステップS1)、所有者「あ」の所有者商品C(コード)の「00002」に関係する、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」が検索(コード変換)される。この場合、それぞれの数1,数2が1とされる。
これにより、メーカー「X」からの補充により、商品「BBB」,「CCC」がそれぞれ1個とした在庫登録が行われた後、所有者「あ」に対しては商品「00002」が1個とした(2)補充依頼報告が行われることになる。
このように、荷主の売上情報(もしくは在庫情報)を基に、供給元への自動発注を、援助することができる。
(実施例14)
図22は、上述の商品管理システムを用いた、物流業者による入荷報告を行う場合の実施例14を説明するための図である。
まず、メーカー「X」から所有者「あ」に対し同一グループの商品「BBB」,「CCC」がそれぞれの1個とした(1)出荷実績があると、商品コード変換マスター60によるコード変換により(ステップS1)、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」に関係する、所有者「あ」の所有者商品C(コード)の「00002」が検索(コード変換)される。この場合、それぞれの数1,数2が1とされる。
これにより、所有者「あ」へのメーカー「X」からの商品「BBB」,「CCC」がそれぞれの1個とした(2)入荷報告は、商品「00002」が1個入荷とされる。
このように、仕入先(メーカー)の納品書(メーカーの商品コードのみが記載)で、入荷があっても、荷主に、荷主の商品コードで報告することができる。
(実施例15)
図23は、上述の商品管理システムを用いた、物流業者による棚卸し(a)を行う場合の実施例15を説明するための図である。
まず、所有者「あ」から所有者「あ」の商品「00002」を1個とした棚卸しのための(1)帳簿在庫の調査依頼があると、商品コード変換マスター60によるコード変換により(ステップS1)、所有者「あ」の所有者商品C(コード)の「00002」に関係する、同一グループのメーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」が検索(コード変換)される。この場合、それぞれの数1,数2が1とされる。
そして、作業者により、メーカー「X」の商品「BBB」,「CCC」がそれぞれ1個であるとした確認が行われて(2)棚卸し報告が行われる場合、商品コード変換マスター60によるコード変換により、所有者「あ」の商品「00002」の実在庫が1個であると報告される。
このように、所有者「あ」からの所有者商品C(コード)を用いた棚卸しであっても、メーカー商品C(コード)で棚卸し(現品数確認)を行い、所有者「あ」に対して所有者商品C(コード)を用いて報告することができる。
(実施例16)
図24は、上述の商品管理システムを用いた、物流業者による棚卸し(b)を行う場合の実施例16を説明するための図である。
まず、所有者「あ」から所有者商品C(コード)の「00002」を1個とした棚卸しのための(1)帳簿在庫の調査依頼があると、商品コード変換マスター60によるコード変換により(ステップS1)、所有者「あ」の所有者商品C(コード)の「00002」に関係する、同一グループのメーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」が検索(コード変換)される。この場合、それぞれの数1,数2が1とされる。
そして、作業者により、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」が確認され、在庫は「BBB」が1個であるとされると、(2)棚卸し報告が行われる場合、商品コード変換マスター60によるコード変換により、所有者「あ」の所有者商品C(コード)の「00002」の実在庫が1個で欠品有りと報告される。
このように、所有者「あ」からの所有者商品C(コード)を用いた棚卸しであっても、メーカー商品C(コード)で棚卸し(現品数確認)を行い、所有者「あ」に対して所有者商品C(コード)を用いて商品の端数を含めた報告をすることができる。つまり、構成品不足を実在庫が1個で欠品有りとして報告できる。また、端数を組み替えて、別商品の在庫とすることも可能である。
(実施例17)
図25は、上述の商品管理システムを用いた、物流業者による棚卸し(c)を行う場合の実施例17を説明するための図である。
まず、所有者「あ」から商品「00004」を2個とした棚卸しのための(1)帳簿在庫の調査依頼があると、商品コード変換マスター60によるコード変換により(ステップS1)、所有者「あ」の所有者商品C(コード)の「00004」から、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「FFF」が検索(コード変換)される。この場合、所有者商品C(コード)の「00004」は、現品、すなわち、メーカー商品C(コード)の「FFF」としては、数2が10(10個単位)とされる。
そして、作業者により、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「FFF」が確認され、在庫はメーカー商品C(コード)の「FFF」が19個であるとされると、(2)棚卸し報告が行われる場合、商品コード変換マスター60によるコード変換により、所有者「あ」の所有者商品C(コード)の「00004」の実在庫が1個で、所有者商品コードC(コード)の「00007」の実在庫が9個と報告される。
ここで、商品コード変換マスター60によるコード変換では、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「FFF」は、所有者商品C(コード)の「00004」,「00007」に関係するものとして検索(コード変換)される。また、所有者商品C(コード)の「00004」に関係する数2は10(10個単位)であり、所有者商品C(コード)の「00007」に関係する数2は1(1個単位)であると検索(コード変換)される。
このように、所有者「あ」からの所有者商品C(コード)を用いた棚卸しであっても、メーカー商品C(コード)で棚卸し(現品数確認)を行い、所有者「あ」に対して所有者商品C(コード)を用いて商品の端数を含めた報告をすることができる。
(実施例18)
図26は、上述の商品管理システムを用いた、物流業者による物理情報一元管理の実施例18を説明するための図である。
まず、所有者「あ」の商品「00001」と、所有者「い」の商品「222」と、所有者「う」の商品「3333」とする場合、商品コード変換マスター60によるコード変換により(ステップS1)、所有者「あ」の商品「00001」と、所有者「い」の商品「222」と、所有者「う」の商品「3333」からは、いずれも、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「AAA」が検索(コード変換)される。この場合、この場合、それぞれの数1,数2が、1とされる。
ここで、メーカー商品マスター52により、メーカー「X」の商品「AAA」の寸法は、100mm×200mm×150mmで、重量が450gであることが検索される。
このように、購入元である所有者が複数で、それぞれの論理的情報が異なる場合であっても、それぞれの物理的情報が一元化されるため、供給元に対して購入元が複数であっても商品管理がより省力化される。
(実施例19)
図27は、上述の商品管理システムを用いた、物流業者による当用買いの代行を行う場合の実施例19を説明するための図である。ここで、当用買いとは、購入側が商品の在庫を持たず、その顧客から受注した時点で、供給側の持つ商品を購入(仕入)し、同時に、顧客向けに出荷する(売り上げる)商行為を言う。すなわち、購入側受注、購入側発注、供給側受注、供給側売上、購買側仕入、購買側売上が、同時に行われるものである。
まず、所有者「あ」からの商品「00002」を1個とした(1)出荷指示があると、商品コード変換マスター60によるコード変換により(ステップS1)、所有者「あ」の所有者商品C(コード)の「00002」に関係する、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」が検索(コード変換)される。この場合、それぞれ数1,数2が1とされる。
もしくは、所有者「あ」の商品「00002」(実体はメーカー「X」の「BBB」又は「CCC」)が無く、所有者「あ」に対し、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」をそれぞれ1個出荷して(2)出荷報告が行われる場合、商品コード変換マスター60により、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」でそれぞれ数1が1を元に、商品「00002」が1個としたコード変換が行われて報告されることになる。
一方、メーカー「X」へは、メーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」でそれぞれ数2が1とコード変換されて(3)出荷報告が行われることで、その(3)出荷報告がそのまま出荷実績とされる。
これにより、購入側である所有者「あ」は、商品の在庫を持たず、倉庫に供給元(メーカー)の在庫のみがある場合であっても、当用買い(在庫を持たない商売)での出荷指示(購入側売上=購入側仕入=供給側売上)をすることができる。また、作業者は、供給元(メーカー)のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」の出荷作業を行うことができる。また、メーカーは当用買いしてくれる顧客の売上状況から、自社商品の適切な在庫量を維持できる。
(実施例20)
図28は、上述の商品管理システムを用いた、物流業者が集荷を行う場合の実施例20を説明するための図である。
まず、所有者「あ」からの商品「00002」を1個とした(1)出荷指示があると、商品コード変換マスター60によるコード変換により(ステップS1)、所有者「あ」の所有者商品C(コード)の「00002」から、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」が検索(コード変換)される。この場合、それぞれ数1,数2が1とされる。
これにより、メーカー「X」に対し、「BBB」,「CCC」をそれぞれ1個とした(2)集荷予定が報告される。また、所有者「あ」からの商品「00002」を1個とした指示により、物流業者は、メーカー「X」に「BBB」,「CCC」を集荷に行き、そして所有者「あ」の指示する届け先に、「BBB」,「CCC」をそれぞれ1個とした出荷を行い、(2)出荷報告が行われる場合、商品コード変換マスター60により、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」でそれぞれ数1が1を元に、商品「00002」が1個としたコード変換が行われて報告されることになる。
このように、倉庫には、購入側、供給元のいずれの在庫が無い場合でも、購入側からの出荷指示に基づき、該当する商品の供給元に集荷予定を報告し、さらに購入側に出荷実績を報告することができる。
(実施例21)
図29は、上述の商品管理システムを用いた、商社が商品知識のない物流業者を使う場合の実施例21を説明するための図である。
まず、商社である所有者「あ」からの商品「00002」を1個とした(1)発注と、(2)出荷指示とがあると、商品コード変換マスター60によるコード変換により(ステップS1)、所有者「あ」の所有者商品C(コード)の「00002」に関係する、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」が検索(コード変換)される。この場合、それぞれ数1,数2が1とされる。
これにより、メーカー「X」に対し、「BBB」,「CCC」をそれぞれ1個とした受注が報告される。一方、作業者に対しては、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」をそれぞれ1個とした出荷指示が出される。この場合、作業者は、メーカー「X」からの商品「BBB」,「CCC」をそれぞれ1個受け取ってから出荷することができる。
このように、商社である所有者「あ」から発注と出荷指示とを同時に行う場合であっても、所有者商品C(コード)の商品「00002」を1個とした指示により、商品コード変換マスター60によって、発注と出荷指示とを同時に満たすコード変換を行うことができる。すなわち、物流業者に対する指示は、この仕組みにより、全て現品を示す情報(メーカー商品コード及びバーコード)により行われるので、物流業者は、商品を所有者がどのように呼んでいるかなどの商品知識を有する必要がない。よって、商社は、作業者の経験に基づく商品知識の高低とは違う基準で、物流業者を選択することができる。
(実施例22)
図30は、上述の商品管理システムを用いた、商社における発注仲介を行う場合の実施例22を説明するための図である。
まず、商社の顧客である所有者「い」から所有者商品C(コード)を「222」とした商品を1個とする(1)発注があると、商品コード変換マスター60によるコード変換により(ステップS1)、その所有者商品C(コード)の「222」から、メーカー商品C(コード)経由で商社である所有者「あ」の所有者商品C(コード)の「00001」が検索(コード変換)される。この場合、数1が1とされる。
これにより、商社である所有者「あ」が所有者商品C(コード)の「00001」を1個としたメーカーへの所有者「い」の指示による(2)発注と、(2)出荷指示とを行うと、商品コード変換マスター60により、所有者「あ」の所有者商品C(コード)の「00002」からメーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」でそれぞれ数2が1とコード変換される。
これにより、メーカー「X」に対し、「AAA」を1個とした受注が報告される。一方、作業者に対しては、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「AAA」を1個とした出荷指示が出される。この場合、作業者は、メーカー「X」からの商品「AAA」を1個受け取ってから顧客である所有者「い」に出荷することができる。
このように、顧客である所有者「い」からの所有者商品C(コード)の「222」で、商社である所有者「あ」に発注があっても、メーカー「X」に対しメーカー商品C(コード)での発注の仲介と、作業者による出荷作業とを行うことができる。
(実施例23)
図31は、上述の商品管理システムを用いた、小売店の店舗において荷受け検査を行う場合の実施例23を説明するための図である。
まず、小売店である所有者「あ」から所有者商品C(コード)を「00002」とした商品を1個とする店舗への(1)補充指示(小売店の倉庫に無ければメーカーへの発注となる)があると、商品コード変換マスター60によるコード変換により(ステップS1)、その所有者商品C(コード)の「00002」と1個の数量とから、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」が検索(コード変換)される。この場合、それぞれの数1,数2が1とされる。
小売店の倉庫に在庫が無い場合、メーカー「X」では、商品「BBB」,「CCC」をそれぞれ1個とした受注となる。また、作業者へは、商品コード変換マスター60によるコード変換によってメーカー「X」の商品「BBB」,「CCC」をそれぞれ1個とした出荷指示が出される。
メーカー「X」からそれぞれ1個の商品「BBB」,「CCC」が倉庫に搬入され、その商品が店舗へ向け、小売店である所有者「あ」に対してそれぞれ1個の商品「BBB」,「CCC」が納品される。この場合、所有者「あ」の店舗の荷受け担当者に対しては、(2)出荷報告により、所有者商品C(コード)の「00002」と呼ぶ商品の実体である、メーカーC(コード)の「X」と、メーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」と、数2を1とした納品書を届けることができる。
そして、小売店である所有者「あ」の荷受け担当は、現品と現品を表すメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」による検品ができる。(3)検品結果が出されると、そのメーカー「X」からのそれぞれ1個の商品「BBB」,「CCC」は、商品コード変換マスター60によるコード変換によって、小売店である所有者「あ」の購買部に対して商品「00002」が1個とした入荷実績が報告される。
(実施例24)
図32は、上述の商品管理システムを用いた、小売店の店舗における商品の管理を行う場合の実施例24を説明するための図である。
まず、小売店である所有者「あ」(購買部)から所有者商品C(コード)を「00002」とした商品を1個とする(1)補充指示(発注)があると、商品コード変換マスター60によるコード変換により(ステップS1)、その所有者商品C(コード)の「00002」と1個の数量とから、メーカー「X」のメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」が検索(コード変換)される。この場合、それぞれの数1,数2が1とされる。
これにより、メーカー「X」では、商品「BBB」,「CCC」をそれぞれ1個とした受注となる。また、倉庫の作業者へは、商品コード変換マスター60によるコード変換によってメーカー「X」の商品「BBB」,「CCC」をそれぞれ1個とした出荷指示が出される。
メーカー「X」からそれぞれ1個の商品「BBB」,「CCC」が搬入されると、小売店である所有者「あ」(荷受け担当)に対してそれぞれ1個の商品「BBB」,「CCC」が出荷される。この場合、小売店である所有者「あ」(荷受け担当)に対しては、(2)出荷報告(店舗の入荷予定)が行われるとともに、所有者商品C(コード)のみならず、メーカーC(コード)の「X」と、メーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」と、数2を1とした納品書を届けることができる。
そして、小売店である所有者「あ」(荷受け担当)からの(3)検品結果が出されると、そのメーカー「X」からのそれぞれ1個の商品「BBB」,「CCC」は、商品コード変換マスター60によるコード変換によって、小売店である所有者「あ」(購買部)に対して商品「00002」が1個とした入荷実績が報告される。
また、商品管理マスター56においては、所有者「あ」(購買部)から、メーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」に対しての保管場所や扱い方が指示されると、商品管理マスター56に、それぞれのメーカー商品C(コード)の「BBB」,「CCC」に対して倉庫C(コード)としてたとえば新橋店が登録され、扱いC(コード)として1F−01−01、キャンペーン シール貼付、BF−05−32が登録される。
これにより、商品知識がなくても、荷受け検品を行うことができるばかりか、商品の陳列場所の計画や指示を複数個の商品であっても適切に行うことができる。
このように、本実施形態では、商品の管理に関わる指示に応じて、商品コード変換マスター60により、所有者によって商品に付されたコードである論理的情報と、商品の唯一のコードである物理的情報とが結合されるようにしたので、所有者によって商品に付されたコードである論理的情報での商品の管理を容易に行うことができる。
すなわち、本実施形態では、論理的商品マスターである所有者商品マスター42等と、物理的商品マスターであるメーカー商品マスター52等とを分離し、両者を、商品コード変換マスター60によって結合するようにしている。
また、メーカー商品コードと、所有者商品コードとのコード変換に限らず、別の所有者間での所有者商品コードとのコード変換も、商品コード変換マスター60によりメーカー商品コードを経由して行うようにしている。
これにより、所有者から、所有者独自の所有者商品コードで、指示や問い合わせを受けても、商品コード変換マスター60を経由することにより、メーカー商品コードを用いて、調査・作業・報告を容易に行うことができる。
また、メーカーからの納品を、メーカー商品コードで受けても、商品コード変換マスター60を経由することにより、所有者の所有者商品コードで報告することができる。
しかも、メーカー商品マスター52に、寸法・重量等の物理的情報が登録されているため、その商品を、どの所有者が扱うときも、情報を共有できる。
また、実際に商品を取り扱う現場では、メーカー商品コード(及び、それが持つバーコード)で、作業指示を行うことができる。
また、一つの所有者商品コードを、その商品を構成する複数のメーカー商品コードに分割して、管理(入庫、格納・保管、出庫)することもできる。
また、所有者商品コードによる指示を、商品コード変換マスター60を経由させることで、複数個入りの箱を、開梱せずに、入出庫作業をすることができる。
また、複数個入りの箱を、開梱せずに、商品コード変換マスター60を経由することにより、所有者商品コード及びその数量で、所有者に報告することができる。
また、所有者商品コードによる指示を、商品コード変換マスター60を経由することにより、複数のバージョンがある場合も、入出庫作業をすることができる。
また、物理的に同一の商品を、複数の所有者が持つ(扱う)ときも、商品コード変換マスター60を経由することにより、所有者の所有者商品コードへの変換が可能になる。
また、バーコード情報を、メーカー商品マスター52に持たず、独立させることにより、一つの商品に、複数のバーコードが印刷されている場合も、どのバーコードを読んでも、商品の特定を行うことができる。
また、シリアルNo.は、所有者に関わらず、唯一無二のものであることを、プログラム・ロジックによらず、データベース規約として、単純に、保証することができる。
本発明の商品管理システムの一実施形態の概要を説明するための図である。 図1の論理的商品マスター及び物理的商品マスターの詳細を説明するためのマスター関係図である。 図1の論理的商品マスター及び物理的商品マスターに登録される情報の一例を示す図である。 図1の論理的商品マスター及び物理的商品マスターに登録される情報の一例を示す図である。 図1の商品コード変換マスター構築処理部による商品コード変換マスターの構築方法を説明するための図である。 図1の商品コード変換マスター構築処理部による商品コード変換マスターの構築方法を説明するための図である。 図1の商品コード変換マスター構築処理部による商品コード変換マスターの構築方法を説明するための図である。 本発明の商品管理システムによる、1個の商品の入荷を行う場合の実施例1を説明するための図である。 本発明の商品管理システムによる、1個の商品の出荷を行う場合の実施例2を説明するための図である。 本発明の商品管理システムによる、複数個口の商品の出荷を行う場合の実施例3を説明するための図である。 本発明の商品管理システムによる、入り数違い(箱入り)の商品の出荷を行う場合の実施例4を説明するための図である。 本発明の商品管理システムによる、まとめ売りの商品の出荷を行う場合の実施例5を説明するための図である。 本発明の商品管理システムによる、バージョン違いの商品の出荷を行う場合の実施例6を説明するための図である。 本発明の商品管理システムによる、構成違いの商品の出荷を行う場合の実施例7を説明するための図である。 本発明の商品管理システムによる、バーコードの管理を行う場合の実施例8を説明するための図である。 本発明の商品管理システムによる、在庫数の管理を行う場合の実施例9を説明するための図である。 本発明の商品管理システムによる、商品管理を行う場合の実施例10を説明するための図である。 本発明の商品管理システムによる、所有者間コード変換によっての管理を行う場合の実施例11を説明するための図である。 図18における実施例11での複数の所有者の所有者商品マスターが存在した場合を説明するための図である。 本発明の商品管理システムを用いた、物流業者による発注仲介を行う場合の実施例12を説明するための図である。 本発明の商品管理システムを用いた、物流業者による自動発注(補充)を行う場合の実施例13を説明するための図である。 本発明の商品管理システムを用いた、物流業者による入荷報告を行う場合の実施例14を説明するための図である。 本発明の商品管理システムを用いた、物流業者による棚卸し(a)を行う場合の実施例15を説明するための図である。 本発明の商品管理システムを用いた、物流業者による棚卸し(b)を行う場合の実施例16を説明するための図である。 本発明の商品管理システムを用いた、物流業者による棚卸し(c)を行う場合の実施例17を説明するための図である。 本発明の商品管理システムを用いた、物流業者による物理情報一元管理の実施例18を説明するための図である。 本発明の商品管理システムを用いた、物流業者による当用買いの代行を行う場合の実施例19を説明するための図である。 本発明の商品管理システムを用いた、物流業者による集荷を行う場合の実施例20を説明するための図である。 本発明の商品管理システムを用いた、商社が商品知識のない物流業者を使う場合の実施例21を説明するための図である。 本発明の商品管理システムを用いた、商社における発注仲介を行う場合の実施例22を説明するための図である。 本発明の商品管理システムを用いた、小売店の店舗での荷受け検査を行う場合の実施例23を説明するための図である。 本発明の商品管理システムを用いた、小売店の店舗における商品の管理を行う場合の実施例24を説明するための図である。 従来のマスターの関係を説明するための図である。 従来のマスターの関係を説明するための図である。 図33及び図34のマスターに登録される情報を説明するための図である。
符号の説明
1 所有者マスター
2 所有者商品マスター
3 シリアルNo.マスター
4 在庫明細テーブル
10,20 商品管理端末
11 商品コード変換マスター構築処理部(商品コード変換マスター構築処理手段)
12 論理的商品マスター検索処理部(論理的商品マスター検索処理手段)
13 物理的商品マスター検索処理部(物理的商品マスター検索処理手段)
14 商品コード変換処理部(商品コード変換処理手段)
15 情報変更処理部(情報変更処理手段)
30 データベース
40 論理的商品マスター
41 所有者マスター
42 所有者商品マスター
50 物理的商品マスター
51 メーカーマスター
52 メーカー商品マスター
53 バーコードマスター
54 在庫明細テーブル
55 シリアルNo.マスター
56 商品管理マスター
60 商品コード変換マスター

Claims (21)

  1. 所有者によって商品に付されたコードである論理的情報と、この論理的情報とは分離され、前記商品の唯一のコードである物理的情報と、前記論理的情報と前記物理的情報との結合関係を示す情報とが保持され、
    前記商品の管理に関わる指示に応じて、前記論理的情報又は前記物理的情報が検索され、さらに前記結合関係を示す情報が検索されて前記論理的情報と前記物理的情報とが結合される
    ことを特徴とする商品管理方法。
  2. 前記論理的情報が論理的商品マスターに登録され、
    前記物理的情報が物理的商品マスターに登録され、
    前記論理的情報と前記物理的情報との結合関係を示す情報が商品コード変換マスターに登録される
    ことを特徴とする請求項1に記載の商品管理方法。
  3. 前記商品の注文番号を含む発注データとメーカーからの前記注文番号を含む出荷実績データとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記論理的情報と前記物理的情報との前記結合関係を示す情報が構築されることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品管理方法。
  4. 前記商品の注文番号を含む発注データとメーカーからの前記注文番号を含む納品書のコード情報から得られるデータとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記論理的情報と前記物理的情報との前記結合関係を示す情報が構築されることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品管理方法。
  5. 前記商品の注文番号を含む注文書のコード情報から得られるデータとメーカーからの前記注文番号を含む納品書のコード情報から得られるデータとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記論理的情報と前記物理的情報との前記結合関係を示す情報が構築されることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品管理方法。
  6. 前記商品の注文番号を含む注文書のコード情報から得られるデータとメーカーからの前記注文番号を含む出荷実績データとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記論理的情報と前記物理的情報との前記結合関係を示す情報が構築されることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品管理方法。
  7. 前記論理的情報又は前記物理的情報の検索が行われ、
    前記論理的情報と前記物理的情報との前記結合関係を示す情報が検索されて前記論理的情報と前記物理的情報との結合が行われ、
    前記商品の物理的情報や論理的情報に変更がある場合には、その物理的情報や論理的情報の登録内容が変更される
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の商品管理方法。
  8. 所有者によって商品に付されたコードである論理的情報と、この論理的情報とは分離され、前記商品の唯一のコードである物理的情報と、前記論理的情報と前記物理的情報との結合関係を示す情報とを有するデータベースと、
    前記商品の管理に関わる指示に応じて、前記論理的情報又は前記物理的情報を検索し、さらに前記結合関係を示す情報を検索して前記論理的情報と前記物理的情報とを結合させる情報結合手段を有する商品管理端末とを備える
    ことを特徴とする商品管理システム。
  9. 前記データベースは、
    前記論理的情報が登録される論理的商品マスターと、
    前記物理的情報が登録される物理的商品マスターと、
    前記論理的情報と前記物理的情報との結合関係を示す情報が登録される商品コード変換マスターとを有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の商品管理システム。
  10. 少なくとも、商品の唯一のコードである物理的情報が登録される物理的商品マスターと、論理的情報と前記物理的情報との結合関係を示す情報が登録される商品コード変換マスターとを有し、ネットワーク上に配置されるデータベースと、
    所有者毎によって商品に付されたコードである前記論理的情報が登録される所有者毎の論理的商品マスターと、
    前記商品の管理に関わる指示に応じて、前記論理的情報又は前記物理的情報を検索し、さらに前記結合関係を示す情報を検索して前記論理的情報と前記物理的情報とを結合させる情報結合手段を有する所有者毎の商品管理端末とを備える
    ことを特徴とする商品管理システム。
  11. 前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む発注データとメーカーからの前記注文番号を含む出荷実績データとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の商品管理システム。
  12. 前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む発注データとメーカーからの前記注文番号を含む納品書のコード情報から得られるデータとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の商品管理システム。
  13. 前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む注文書のコード情報とメーカーからの前記注文番号を含む納品書のコード情報から得られるデータとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の商品管理システム。
  14. 前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む注文書のコード情報から得られるデータとメーカーからの前記注文番号を含む出荷実績データとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の商品管理システム。
  15. 前記情報結合手段は、
    前記論理的情報の検索を行う論理的情報検索手段と、
    前記物理的情報の検索を行う物理的情報検索手段と、
    前記商品コード変換マスターから前記論理的情報と前記物理的情報との前記結合関係を示す情報を検索して前記論理的情報と前記物理的情報との結合を行わせる商品コード変換処理手段と、
    前記商品の物理的情報や論理的情報に変更がある場合には、その物理的情報や論理的情報の登録内容を変更する情報変更処理手段とを備える
    ことを特徴とする請求項8〜14のいずれかに記載の商品管理システム。
  16. 所有者によって商品に付されたコードである論理的情報と、この論理的情報とは分離され、前記商品の唯一のコードである物理的情報と、前記論理的情報と前記物理的情報との結合関係を示す情報とを有するデータベースから、前記商品の管理に関わる指示に応じて、前記論理的情報又は前記物理的情報を検索し、さらに前記結合関係を示す情報を検索して前記論理的情報と前記物理的情報とを結合させる情報結合手段を備えることを特徴とする商品管理装置。
  17. 前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む発注データとメーカーからの前記注文番号を含む出荷実績データとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有することを特徴とする請求項16に記載の商品管理装置。
  18. 前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む発注データとメーカーからの前記注文番号を含む納品書のコード情報から得られるデータとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有することを特徴とする請求項16に記載の商品管理装置。
  19. 前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む注文書のコード情報とメーカーからの前記注文番号を含む納品書のコード情報から得られるデータとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有することを特徴とする請求項16に記載の商品管理装置。
  20. 前記情報結合手段は、前記商品の注文番号を含む注文書のコード情報から得られるデータとメーカーからの前記注文番号を含む出荷実績データとに基づき、前記注文番号を元にした自動照合により、前記商品コード変換マスターを構築する商品コード変換マスター構築処理手段を有することを特徴とする請求項16に記載の商品管理装置。
  21. 前記情報結合手段は、
    前記論理的情報の検索を行う論理的情報検索手段と、
    前記物理的情報の検索を行う物理的情報検索手段と、
    前記商品コード変換マスターから前記論理的情報と前記物理的情報との前記結合関係を示す情報を検索して前記論理的情報と前記物理的情報との結合を行わせる商品コード変換処理手段と、
    前記商品の物理的情報や論理的情報に変更がある場合には、その物理的情報や論理的情報の登録内容を変更する情報変更処理手段とを備える
    ことを特徴とする請求項16〜20のいずれかに記載の商品管理装置。
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