JP2004206657A - 直売所システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも生産者を特定するための生産者コードと生産物の名称及びその単位価格を含む情報をバーコードで記したラベルを生産物に貼って販売し、バーコードを読み取り精算処理するPOSシステム1と、該POSシステム1から定期的に送られる販売情報を受信し、それらの受信した販売情報を集計処理する集計サーバ2と、該集計サーバ2から定期的に集計データを受信保持し、交換機能を持ち、電話がかかってきた時、同時に送られてくる生産者コードにより指定される生産者の販売情報を音声で通知する販売情報提供サーバ3と、を含んで構成される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は直売所システムに関し、更に詳しくは生産者を特定するための生産者コードと生産物の名称及びその単価を含む情報を記したラベルを生産物に貼って販売し、POSシステム又は精算処理システムで販売管理し、生産者からかかってきた電話又は電子メールに対して、その生産者の生産物の販売情報を音声又は電子メールで通知するようにした直売所システムに関する。以下、生産物と商品とは同じ意味で用いることにする。
【0002】
【従来の技術】
小規模の農産物の生産者が生産物を売る場合、できるだけ間接コストをかけずに、販売する必要がある。そのために、小規模生産者の生産物を取り扱う直売所では、生産者が生産物の値段を決め、生産物に値段を含む生産者の情報の入ったラベルを貼って出荷し、直売所の一隅に展示して販売し、直売所では販売した代金の一部を手数料としてもらい、残りは生産者に支払うという委託販売方式をとっているところが多い。
【0003】
従来のこの種のシステムとしては、生産者が直接小売店に生産物を運び、小売店ではPOSシステムを利用して、生産者管理、商品管理、販売物品の管理、売り上げ管理、予測管理、販売状況管理等を行なうシステムがある(例えば特許文献1参照)。
【0004】
また、センタと生産者端末とが接続されたシステムにおいて、出荷予約情報の集計作業の手間を省き、かつデータ直接入力により変換処理を無くするシステムがある(例えば特許文献2参照)。
【0005】
また、生産者単位で収集された品目別入荷予定数量から品目別等階級別の出荷予定数量を高精度に算出し、この品目別等階級別出荷予定数量と品目別等階級別市場特別仕切単価を含む品目別分荷条件とから市場別の品目別等階級別文荷数量を算出するシステムがある(例えば特許文献3参照)。
【0006】
この場合において、直売所でのコストを抑えるため、ひいては生産者の収入をできるだけ多くするために入庫管理及び在庫管理を省き、生産物の補充や入れ替えは生産者が行なっている。このような販売形態をとるため、生産者は効率よく自らの生産物を販売するため、随時自分の生産物の販売情報を確認し、自分で 入庫管理及び在庫管理する必要がある。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−183245公報(第2頁、第3頁、表2)
【特許文献2】
特開平7−262284号公報(第3頁、図1)
【特許文献3】
特開2000−269194号公報(第5頁、第6頁、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このため、できるだけ容易に操作ができ、場所に関係なくそのような販売情報を提供することが課題である。前述した特許文献1では、農家と小売店とを回線で結び、情報の送受を行なっているが、農家側ではパソコンで行なっているため、生産者が販売情報を獲得する手段は、パソコンに限られているという問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされものであって、安価に組み上げることができ、操作性のよい直売所システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)図1は第1の発明の原理ブロック図である。図において、1は少なくとも生産者を特定するための生産者コードと生産物の名称及びその単位価格(単価)を含む情報をバーコードで記したラベルを生産物に貼って販売し、バーコードを読み取り精算処理するPOSシステム、2は該POSシステム1から定期的に送られる販売情報を受信し、それらの受信した販売情報を集計処理する集計サーバ、3は該集計サーバ2から定期的に集計データを受信保持し、交換機能を持ち、電話がかかってきた時、同時に送られてくる生産者コードにより指定される生産者の販売情報を音声で通知する販売情報提供サーバである。ここで、生産者コードとは、ある生産者を他の生産者と区別するためのコードであり、生産者IDの意味である。
【0010】
10は販売情報提供サーバ3内に含まれるデータベース(DB)であり、商品管理テーブル及び生産者テーブル等より構成されている。4は、POSシステム1、集計サーバ2、販売情報提供サーバ3が相互接続されるネットワークである。5は販売情報提供サーバ3が接続される公衆回線、6は該公衆回線5に接続される生産者である。
【0011】
このように構成すれば、販売情報提供サーバ3が商品管理と生産者とを管理しているので、生産者6から電話がかかってきたら、販売情報提供サーバ3は生産者6に対して販売情報を音声で通知することができる。従って、本発明によればシステムを安価に組み上げることができ、操作性のよい直売所システムを提供することができる。
(2)請求項2記載の発明は、前記販売情報提供サーバ3内に、各生産者毎の販売情報を蓄積記憶するデータベース10を設けることを特徴とする。
【0012】
このように構成すれば、生産者の販売情報を一括管理することができ、都合がよい。
(3)請求項3記載の発明は、前記生産者コードの代わりに発信の電話番号により生産者を特定し、その生産者の販売情報を音声で通知することを特徴とする。
このように構成すれば、生産者コードを設けなくても、電話番号により生産者を特定することができ、販売情報を音声で通知することができる。
(4)請求項4記載の発明は、生産者6が直売所に展示した生産物の数量を生産物別に入力する手段を有し、販売数量と併せて展示品の残りの個数を音声で通知することを特徴とする。
【0013】
このように構成すれば、生産物の販売を生産者毎に管理することができ、販売数量と併せて展示品の残りの個数を音声で通知することができる。
(5)請求項5記載の発明は、生産者6が直売所に展示した生産物の数量が既に設定されている場合、追加した個数を入力することを特徴とする。
【0014】
このように構成すれば、生産者6のトータルの販売個数を管理することができる。
(6)請求項6記載の発明は、生産者6の展示した生産物毎に設定値を入力する手段を有し、展示品の残量が設定値になった時、予め指定された電話番号に電話をかけ、その旨を通知することを特徴とする。
このように構成すれば、展示品の残数を生産者6に通知することができるので、生産者6は、商品の補充を行なうことができる。
(7)請求項7記載の発明は、前記販売情報をファクシミリ装置で生産者に送信することを特徴とする。
【0015】
このように構成すれば、音声で通知するよりも確実に販売情報を認識することができる。
(8)請求項8記載の発明は、生産者6にその日の売れ筋の情報をファクシミリ装置で送信することを特徴とする。
【0016】
このように構成すれば、売れ筋の商品を手際よく補充することができ、生産物の展示数量の迅速な変更が可能となる。
(9)請求項9記載の発明は、以下の通りである。図2は第2の発明の原理ブロック図である。図において、9は少なくとも生産者を特定するための生産者コードと生産物の名称及びその単位価格(単価)を含む情報よりなるラベルを生産物に貼って販売し、ラベルを読み取り精算処理する精算処理システム、2は該精算処理システム1から送られる販売情報を受信し、それらの受信した販売情報を集計処理する集計サーバ、3Aは該集計サーバ2から送られてくる集計データを受信保持し、生産者を特定するIDを入力することにより、生産者が直売所に展示した生産物の数量を入力する入力手段を有し、且つ販売数量とあわせて展示品の残りの個数をウェブ上で表示する手段を有する販売情報提供サーバである。
【0017】
7は販売情報提供サーバ3Aと接続されるインターネット、8は該インターネット7を介して販売情報提供サーバ3Aと接続されるパソコン(PC)である。6は生産者であり、各PC8が生産者6に対応している。
【0018】
このように構成すれば、販売情報提供サーバ3Aが商品管理と生産者とを管理しているので、生産者6から商品の販売情報の問い合わせが電子メールで通知されてきたら、販売情報提供サーバ3Aは生産者6に対して販売情報を電子メールで通知することができる。従って、本発明によればシステムを安価に組み上げることができ、操作性のよい直売所システムを提供することができる。この場合、音声の代わりに文字で通知するので、通知の精度が高くなる。
(10)請求項10記載の発明は生産者が直売所に展示した生産物の数量が既に設定されている場合は、追加した個数を入力することを特徴とする。
【0019】
このように構成すれば、追加した個数を入力することで、生産物の数量を更新することができる。
(11)請求項11記載の発明は、生産者の展示した生産物毎に設定値を入力する手段を持ち、展示品の残数が設定値になった時、予め指定されたアドレスに展示品残数が設定値以下になったことを電子メールで通知することを特徴とする。
【0020】
このように構成すれば、展示品残数が規定値以下になった時に、電子メールで生産者に通知することができ、生産者は当該生産物を補充することができる。
(12)請求項12記載の発明は、インターネット上の所定の画面上において、直売所に生産物を展示する生産者が、生産物単位に以降の出荷予定数量を入力できる出荷予定入力手段を有することを特徴とする。
【0021】
このように構成すれば、生産物単位に出荷予定数量を入力できるようにしているので、出荷予定管理を行なうことができる。
(13)請求項13記載の発明は、各生産者の生産物の出荷予定数量を合計し、予め設定された展示数量の適正値と比較し、その差をその生産物を展示する生産者の出荷予定の画面上に表示する表示手段を有することを特徴とする。
【0022】
このように構成すれば、各生産物の出荷予定数量と予め設定された展示数量の適正値と比較してその差を表示するので、生産者は当該生産物を補充するかどうかを判定することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
図3は第1の発明の一実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。図に示すシステムは、図1に示すシステムと同じく、POSシステム1と集計サーバ2と販売情報提供サーバ3がネットワーク4により接続され、更に販売情報提供サーバ3が公衆回線5を介して生産者6と接続されたシステムを構成している。この実施の形態例では、生産者6は電話端末40を介して公衆回線5に接続されている。41は公衆回線5に接続されるファクシミリ装置(以下FAXと略す)である。ネットワーク4としては、例えばLANや専用回線が用いられる。
【0024】
POSシステム1は、消費者が購入希望の商品を、商品のバーコードから読み取り、合計金額を精算処理するシステムである。購入記録は、編集処理して定期的に集計サーバ2に送られる。
【0025】
POSシステム1において、21はバーコードを読み取るバーコード読取手段、22は精算処理を行なう精算処理手段、23は販売情報を記憶する販売情報記憶手段、24は販売情報記憶手段23に記憶されている販売情報を編集処理して定期的に集計サーバ2に送る販売情報送信手段である。
【0026】
集計サーバ2において、31はPOSシステム1から送られてくる販売情報を受信する販売情報受信手段、32は販売情報の集計処理を行なう集計処理手段、33は集計された情報を記憶する集計情報記憶手段、34は該集計情報記憶手段33に記憶されている情報を読み出して販売情報提供サーバ3に送る集計情報送信手段である。
【0027】
販売情報提供サーバ3において、11は集計サーバ2から送られてくる集計情報を受信する集計情報受信手段、12は該集計情報受信手段11で受信した集計情報を記憶する集計情報記憶手段、13は販売情報を提供する販売情報提供手段、14は販売情報の提供を音声で行なうための音声合成手段、15は販売情報提供サーバ3と生産者6とを接続するための電話交換手段、10Aは商品の管理情報を記憶する商品管理テーブル、10Bは生産者に関する情報を記憶する生産者テーブルである。商品管理テーブル10Aと生産者テーブル10Bとを合わせて図1のデータベース10を構成する。生産者テーブル10Bの内容は、電話端末40を用いて生産者6が販売情報提供サーバ3にデータを転送することにより、作成することができる。この種のデータベースを設けると、生産者の販売情報を一括管理することができ、都合がよい。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。
【0028】
生産者6は、自宅で商品の種類、生産者コード、単価等が付されたバーコードを商品に貼り付ける。そして、バーコードが付された商品は、POSシステム1のある所まで、持ってこられ、生産者6は自分の割り当て棚である陳列棚に自分の商品を置く。各生産者毎に商品を置く陳列棚が割り付けられており、各陳列棚には各自の商品が置かれることになる。この状態で、POSシステム1を用いた商品取引が始まる。
【0029】
消費者は商品棚(図示せず)に陳列されている商品の中から希望の商品を希望の個数だけ取り出してPOSシステム1のところまで持ってくる。商品には、商品の種類、生産者コード、単価等が記録されたバーコードが貼られている。POSシステム1のオペレータは、消費者の持ってきた商品に付されているバーコードをバーコード読取手段21で読み取る。
【0030】
精算処理手段22は、商品のバーコードを読み取り、商品の種類と単価と数量から合計金額を計算し、消費者が渡した金額を受け取って精算処理を行なう。この時、販売情報記憶手段23には、生産者コード毎に、商品の種類と販売個数と合計金額(販売情報)が記憶される。販売情報送信手段24は、販売情報記憶手段23に記憶されている販売情報を読み出してネットワーク4を介して集計サーバ2に送る。
【0031】
図4は生産者コードに対応した集計情報データの例を示す図である。生産者コードに対応した商品の販売個数が示されている。例えば、生産者コード100001の場合は、大根が1本、にんじんが10本、きゅうりが15本販売されることを示している。ここでは、合計金額は省略してある。なお、生産者コードの代わりに生産者の電話番号を用いることができる。
【0032】
図5は電話番号に対応した集計情報データの例を示す図である。例えば、図4の生産者コードである「100001」の代わりに電話番号「044−754−8414」が登録されている。機能は、生産者コードの場合と全く同じである。このようにすれば、生産者コードを設けなくても、電話番号により生産者を特定することができ、販売情報を音声で通知することができる。
【0033】
集計サーバ2側では、販売情報受信手段31が販売情報を受信する。受信した販売情報は集計処理手段32により少なくとも生産者コード毎に集計処理される。集計処理された情報は、集計情報記憶手段33に記憶される。集計情報送信手段34は、集計情報記憶手段33に記憶されている集計情報を読み出して定期的に販売情報提供サーバ3に送る。
【0034】
販売情報提供サーバ3側では、集計情報受信手段11が集計情報を受信し、集計情報記憶手段12に記憶する。一時集計情報記憶手段12に記憶された情報は、商品管理テーブル10Aに記憶される。
【0035】
ここで、生産者6から販売状況を知るための電話がかかってきたものとする。販売情報提供手段13は、同時に受けた生産者コード又は電話番号に対応する商品管理テーブル10Aに記憶されている販売情報を読み出し、音声合成手段14に入力する。音声合成手段14は、入力された文字情報を音声情報に変換して読み上げる。読み上げた音声は、電話交換手段15を介して生産者6に伝えられ、生産者6は電話端末40により音声として販売情報を知ることができる。
【0036】
図6は商品管理テーブル10Aの例を示す図である。生産者コード毎に商品名と、販売数と、展示数が記憶されている。例えば、生産者コード100001の場合、大根の販売数は5本、展示数は10本である。同一生産者コードのにんじんの販売数は3本、展示数は15本である。以下、同様である。
【0037】
図7は商品管理テーブル10Aの他の例を示す図である。図6に示す情報に加えて、警告値が記憶されているものである。例えば、生産者コード100001の大根の場合の警告値は2である。警告値2とは、大根が売れて残り少なくなってきたことを生産者に通知するための基準が2本であることを示している。
【0038】
図8は生産者テーブル10Bの例を示す図である。図に示すように、生産者コードと電話番号とから構成されている。例えば、生産者コード100001の電話番号は0465−11−1234である。図9は生産者テーブル10Bの他の例を示す図である。この例では、電話番号に加えてFAXがある時のFAX番号も登録するようにしたものである。例えば、生産者コード100001のFAX番号は0465−11−1256である。
【0039】
このように、本発明によれば、販売情報提供サーバ3が商品管理と生産者とを管理しているので、生産者6から電話がかかってきたら、販売情報提供サーバ3は生産者6に対して販売情報を音声で通知することができる。従って、本発明によれば、システムを安価に組み上げることができ、操作性のよい直売所システムを提供することができる。
【0040】
ここで、生産者6が本システムの入庫設定をする場合について説明する。この場合には、生産者6から電話端末40を使用して販売情報提供サーバ3に電話をかける。電話交換手段15は、販売情報提供サーバ3と生産者6との間にパスを張る。この状態で、電話端末40から入庫設定である旨を示すコードを入力すると、販売情報提供サーバ3は、そのことを認識する。販売情報提供手段13は、音声合成手段14に情報を与え、所定のメッセージを読み上げさせる。
【0041】
この読み上げが、例えば「商品コードを入力して下さい」というメッセージであると、生産者6は電話端末40から商品コードを入力する。次に、読み上げが「展示数を入力して下さい」というメッセージであると、生産者6は電話端末40から展示数を入力する。警告値の設定についても同様にして行なわれる。警告値を設定された商品については、集計情報保存後に、商品管理テーブル10Aを確認して、展示残数(展示数−販売数)が警告値に等しいか小さい場合には、販売情報提供手段13は、生産者テーブル10Bにアクセスし、生産者テーブル10Bから対応する電話番号を読み出し、所定の警告、例えば「商品Xの在庫が残り少なくなています。」等の警告メッセージを生産者6側に対して流す。
【0042】
このようにすれば、展示品の残数を生産者6に通知することができるので、生産者6は商品の補充を行なうことができる。
本発明によれば、生産者6が直売所に展示した生産物の数量を生産物別に入力し、販売数量と展示品の残りの個数を音声で通知することができる。このようにすれば、生産物の販売を生産者毎に管理することができ、販売数量と併せて展示品の残りの個数を音声で通知することができる。
【0043】
また、本発明によれば、生産者6が直売所に展示した生産物の数量が既に設定されている場合、追加した個数を入力することができる。このようにすれば、生産者6のトータルの販売個数を管理することができる。
【0044】
前述の実施の形態例では、販売情報を音声で生産者6に通知する場合を例にとったが、本発明はこれに限るものではない。生産者6がFAX41を有している場合には、販売情報をFAX41で生産者6に通知することができる。このようにすれば、音声で通知するよりも確実に販売情報を認識することができる。
【0045】
また、販売情報提供サーバ3は、商品管理テーブル10Aの内容を分析して、生産者6にその日の売れ筋の情報をFAX41で送信することができる。このようにすれば、売れ筋の商品を手際よく補充することができ、生産物の展示数量の迅速な変更ができる。
【0046】
図10はPOSシステムの精算処理フローを示す図である。先ず、バーコード読取手段21にて商品に付されているバーコードを読み取る(S1)。読み取ったら、売り上げた商品の個数と金額を積算する(S2)。次に、取引の合計が終了したかどうかチェックする(S3)。取引が終了していない場合には、ステップS1に戻り、バーコードの読み取りを行なう。取引が終了した場合には、精算処理手段22は精算処理を行ない(S4)、販売情報記憶手段23に保存情報として保存する(S5)。
【0047】
図11はPOSシステムの販売情報送信フローを示す図である。先ずカウンタは0から時間計数を行なう(S1)。そして、計数値が設定値になったかどうかチェックする(S2)。計数値が設定値になったら、販売情報送信手段24は、販売情報記憶手段23から販売情報を読み出して(S3)、集計サーバ2に販売情報の送信を行なう(S4)。この結果、POSシステムは、一定周期で集計サーバ2に販売情報を送信することになる。
【0048】
図12は集計サーバ2での販売情報集計フローを示す図である。販売情報を販売情報受信手段31で受信すると(S1)、集計処理手段32は集計処理を行なう(S2)。集計処理を行なった結果は、集計情報記憶手段33に記憶される(S3)。
【0049】
図13は集計サーバ2からの集計情報送信フローを示す図である。先ずカウンタは0から時間計数を行なう(S1)。そして、計数値が設定値になったかどうかチェックする(S2)。計数値が設定値になったら、集計情報送信手段34は、集計情報記憶手段33から集計情報を読み出して(S3)、販売情報提供サーバ3に集計情報の送信を行なう(S4)。この結果、集計サーバ2は、一定周期で販売情報提供サーバ3に販売情報を送信することになる。
【0050】
図14は販売情報提供サーバ3での集計情報受信フローを示す図である。先ず、集計情報受信手段11が集計情報を受信すると(S1)、集計情報記憶手段12に集計情報を記憶する(S2)。
【0051】
図15は販売情報提供サーバでの集計情報提供フローを示す図である。電話交換手段15が電話を受信すると(S1)、同時に送られてくる生産者コードを受信する(S2)。販売情報提供手段13は、送られてきた生産者コードが有効であるかどうかを生産者テーブル10Bをチェックして確認する(S3)。生産者コードが有効でない場合、販売情報提供手段13は、再入力の指示を行ない(S4)、ステップS2に戻って、生産者コードの受信を行なう。
【0052】
生産者コードが有効であった場合、商品管理テーブル10Aを参照して生産者コードに対応した集計情報を読み出す(S5)。次に、販売情報提供手段13は音声合成手段14を起動して集計情報の読み上げを行なう(S6)。読み上げられた情報は、公衆回線5を介して生産者6に音声で伝えられる。
【0053】
図16は販売情報提供サーバでの他の集計情報提供フローを示す図である。図15が生産者コードによるものであったのに比較して、この場合は発信電話番号によるものである。電話交換手段15は電話を受信すると(S1)、販売情報提供手段13はその電話番号が登録された発信電話番号であるかどうかを生産者テーブル10Bを参照してチェックする(S2)。
【0054】
当該電話番号が登録された電話番号でない場合には、電話無効とする(S3)。当該電話番号が登録された電話番号である場合には、販売情報提供手段13は、商品管理テーブル10Aを参照して電話番号に対応した集計情報を読み出す(S4)。そして、販売情報提供手段13は読み出した音声合成手段14を起動して集計情報の読み上げを行なう(S5)。読み上げられた情報は、公衆回線5を介して生産者6に音声で伝えられる。
【0055】
図17は販売情報提供サーバでの設定値入力フローを示す図である。先ず、電話交換手段15で電話番号を受信すると(S1)、同時に送られてくる生産者コードを受信する(S2)。販売情報提供手段13は、生産者テーブル10Bを参照して受信した生産者コードが有効であるかどうかチェックする(S3)。生産者コードが無効である場合、生産者6に対して再入力を指示し(S4)、ステップS2に戻る。
【0056】
生産者コードが有効である場合、販売情報提供手段13は動作指定を行なう。その動作指定が商品選択指示であった場合、生産者6に向けて音声により商品選択を指示する(S8)。ここで、生産者6は電話端末40から商品コードを入力する(S9)。次に、展示数の入力を指示する(S10)。これに応じて生産者が展示数を入力する(S11)。
【0057】
販売情報提供手段13は、商品コードの入力が有効かどうかをチェックする(S12)。無効である場合には、ステップS8に戻り、展示数入力をやり直す。有効である場合には、終了確認を指示する(S13)。生産者が終了確認を入力すると(S14)、終了であるかどうかチェックする(S15)。終了でない場合には、ステップS8に戻り、終了である場合には、処理は終了する。
【0058】
ステップS5における動作指定が集計情報確認であった場合、販売情報提供手段13は、商品管理テーブル10Aを参照して生産者コードに対応した集計情報を読み出し(S6)、音声合成手段14により集計情報の読み上げを行なう(S7)。この読み上げは、公衆回線5を介して生産者6に音声で伝わる。
【0059】
図18は販売情報提供サーバでの商品管理テーブル10Aの保存フローを示す図である。先ず集計情報を受信すると(S1)、集計情報記憶手段12に集計情報データを保存する(S2)。集計情報記憶手段12に一時保存された集計情報は読み出され、商品管理テーブル10Aに販売数を保存する(S3)。
【0060】
図19は販売情報提供サーバでの警告電話発信フローを示す図である。販売情報提供手段13は、商品管理テーブル10Aから情報を読み出す(S1)。次に、販売情報提供手段13は、(展示数−販売数)≦警告値になったかどうかチェックする(S2)。(展示数−販売数)≦警告値でない場合には、処理は終了する。(展示数−販売数)≦警告値となった場合には、販売情報提供手段13は、生産者テーブル10Bの読み出しを行ない、該当する生産者を選択して(S3)、電話交換手段15から対応する生産者6に発信して、音声合成手段14から警告メッセージを流す(S4)。或いは、FAX41に警告情報を送信する。この警告メッセージを認識した生産者は、直ちに商品の補充を行なう。
【0061】
図20は第2の発明の一実施の形態例を示すブロック図である。図2、図3と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、1Aは少なくとも生産者を特定するための生産者コードと生産物の名称及びその単位価格(単価)を含む情報をラベルを生産物に貼って販売し、ラベルを読み取り精算処理する精算処理システム、2は該精算処理システム1Aから送られる販売情報を受信し、それらの受信した販売情報を集計処理する集計サーバ、3Aは該集計サーバ2から送られてくる集計データを受信保持し、生産者を特定するIDを入力することにより、生産者が直売所に展示した生産物の数量を入力する入力手段を有し、且つ販売数量とあわせて展示品の残りの個数をウェブ上で表示する手段を有する販売情報提供サーバである。
【0062】
7は販売情報提供サーバ3Aと接続されるインターネット、8は該インターネット7を介して販売情報提供サーバ3Aと接続されるパソコン(PC)である。6は生産者であり、各PC8が生産者6に対応している。図に示すシステムは、図3に示すシステムと同じく、精算処理システム1Aと集計サーバ2と販売情報提供サーバ3Aがネットワーク4により接続され、更に販売情報提供サーバ3Aがインターネット7を介して生産者6と接続されたシステムを構成している。この実施の形態例では、生産者6はパソコン(PC)8を介してインターネット7に接続されている。ネットワーク4としては、例えばLANや専用回線が用いられる。
【0063】
精算処理システム1Aは、消費者が購入希望の商品を、商品のラベルから読み取り、合計金額を精算処理するシステムである。購入記録は、編集処理して定期的に集計サーバ2に送られる。
【0064】
精算処理システム1Aにおいて、21aはラベル情報を読み取るラベル読取手段、22は精算処理を行なう精算処理手段、23は販売情報を記憶する販売情報記憶手段、24は販売情報記憶手段23に記憶されている販売情報を編集処理して集計サーバ2に送る販売情報送信手段である。
【0065】
集計サーバ2において、31は精算処理システム1Aから送られてくる販売情報を受信する販売情報受信手段、32は販売情報の集計処理を行なう集計処理手段、33は集計された情報を記憶する集計情報記憶手段、34は該集計情報記憶手段33に記憶されている情報を読み出して販売情報提供サーバ3Aに送る集計情報送信手段である。
【0066】
販売情報提供サーバ3Aにおいて、11は集計サーバ2から送られてくる集計情報を受信する集計情報受信手段、12は該集計情報受信手段11で受信した集計情報を記憶する集計情報記憶手段、13は販売情報を提供する販売情報提供手段、16は生産者情報を入力する生産者情報入力手段、17は生産者6に電子メールにより情報を通知するメール手段である。10は各種のテーブルを記憶するデータベースである。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。
【0067】
生産者6は、自宅で商品の種類、生産者コード、単価等が付されたラベルを商品に貼り付ける。そして、ラベルが付された商品は、精算処理システム1Aのある所まで、持ってこられ、生産者6は自分の割り当て棚である陳列棚に自分の商品を置く。各生産者毎に商品を置く陳列棚が割り付けられており、各陳列棚には各自の商品が置かれることになる。この状態で、精算処理システム1Aを用いた商品取引が始まる。
【0068】
消費者は商品棚(図示せず)に陳列されている商品の中から希望の商品を希望の個数だけ取り出して精算処理システム1Aのところまで持ってくる。商品には、商品の種類、生産者コード、単価等が記録されたラベルが貼られている。精算処理システム1Aのオペレータは、消費者の持ってきた商品に付されているラベルに付された情報をラベル読取手段21aで読み取る。
【0069】
精算処理手段22は、商品のラベルに付された情報を読み取り、商品の種類と単価と数量から合計金額を計算し、消費者が渡した金額を受け取って精算処理を行なう。この時、販売情報記憶手段23には、生産者コード毎に、商品の種類と販売個数と合計金額(販売情報)が記憶される。販売情報送信手段24は、販売情報記憶手段23に記憶されている販売情報を読み出してネットワーク4を介して集計サーバ2に送る。
【0070】
集計サーバ2側では、販売情報受信手段31が販売情報を受信する。受信した販売情報は集計処理手段32により少なくとも生産者コード毎に集計処理される。集計処理された情報は、集計情報記憶手段33に記憶される。集計情報送信手段34は、集計情報記憶手段33に記憶されている集計情報を読み出して販売情報提供サーバ3Aに送る。
【0071】
販売情報提供サーバ3A側では、集計情報受信手段11が集計情報を受信し、集計情報記憶手段12に記憶する。一時集計情報記憶手段12に記憶された情報は、データベース10に記憶される。
【0072】
ここで、生産者6から販売状況を知るために電子メールによる問い合わせが送信されてきたものとする。販売情報提供手段13は、同時に受けた生産者コード又は電子メール番号に対応するデータベース10に記憶されている販売情報を読み出し、メール手段17は、インターネット7を介してPC8に販売情報を送信する。生産者6はPC8の画面から販売情報を知ることができる。
【0073】
このように構成すれば、販売情報提供サーバ3Aが商品管理と生産者とを管理しているので、生産者6から商品の販売情報の問い合わせが電子メールで通知されてきたら、販売情報提供サーバ3Aは生産者6に対して販売情報を電子メールで通知することができる。従って、本発明によればシステムを安価に組み上げることができ、操作性のよい直売所システムを提供することができる。この場合、音声の代わりに文字で通知するので、通知の精度が高くなる。
【0074】
図21は生産者テーブルの例を示す図である。図に示すように、生産者コードと生産者IDとメールアドレスから構成されている。例えば、生産者コード100001のメールアドレスは、y−tanaka@docomo.ne.jpである。
【0075】
ここで、生産者6が本システムの入庫設定をする場合について説明する。この場合には、生産者6からパソコン8を使用して販売情報提供サーバ3Aに電子メールを通知する。メール手段17は、販売情報提供サーバ3Aと生産者6との間にパスを張る。この状態で、パソコン8から入庫設定である旨を示すコードを入力すると、販売情報提供サーバ3Aは、そのことを認識する。販売情報提供手段13は、メール手段17に情報を与え、所定のメッセージを通知する。
【0076】
この通知が、例えば「商品コードを入力して下さい」というメッセージであると、生産者6はパソコン8から商品コードを入力する。次のメッセージが「展示数を入力して下さい」というメッセージであると、生産者6はパソコン8から展示数を入力する。警告値の設定についても同様にして行なわれる。警告値を設定された商品については、集計情報保存後に、データベース10を確認して、展示残数(展示数−販売数)が警告値に等しいか小さい場合には、販売情報提供手段13は、データベース10にアクセスし、生産者テーブルから対応するメールアドレスを読み出し、所定の警告、例えば「商品Xの在庫が残り少なくなています。」等の警告メッセージを生産者6側に対して通知する。
【0077】
このようにすれば、展示品の残数を生産者6に電子メールで通知することができるので、生産者6は商品の補充を行なうことができる。
また、販売情報提供サーバ3Aは、商品管理テーブルの内容を分析して、生産者6にその日の売れ筋の情報を電子メールで送信することができる。このようにすれば、売れ筋の商品を手際よく補充することができ、生産物の展示数量の迅速な変更ができる。
【0078】
図22は販売情報提供サーバでの集計情報表示フローを示す図である。先ずログイン画面を表示する(S1)。次に、生産者6からの生産者IDを受信する(S2)。そして、該生産者IDが有効であるかどうかをチェックする(S3)。有効でない場合には、生産者6に対して再入力の指示を行ない(S4)、ステップS2に戻る。
【0079】
受信した生産者IDが有効であった場合、生産者IDに対応した集計情報をデータベース10から読み出す(S5)。そして、読み出した集計情報をインターネット7経由で生産者6に通知し、PC8の画面に表示する(S6)。
【0080】
図23は販売情報提供サーバでの設定値入力フローを示す図である。先ず、ログイン画面を表示する(S1)。次に、生産者6からの生産者IDを受信する(S2)。そして、該生産者IDが有効であるかどうかをチェックする(S3)。有効でない場合には、生産者6に対して再入力の指示を行ない(S4)、ステップS2に戻る。
【0081】
次に、生産者側の作業選択画面を表示する(S5)。ここで、設定値入力画面を選択すると、設定値入力画面が表示される(S6)。この状態で生産者6が設定値を入力すると(S6)、その設定値は販売情報提供サーバ3側で受信される(S7)。受信された設定値情報は、生産者情報入力手段16に入力され、処理される。
【0082】
本発明によれば、設定値を入力するに際し、生産者6が直売所に展示した生産物の数量が既に設定されている場合には、追加した個数を入力するようにすることができる。このようにすれば、追加した個数を入力することで、生産物の数量を更新することができる。
【0083】
また、本発明によれば、生産者の展示した生産物毎に設定値を入力するようにし、展示品の残数が設定値になった時、予め指定されたアドレスに展示品数が設定値以下になったことを電子メールで通知することができる。
【0084】
生産者6がインターネット7を介して販売情報提供サーバ3Aにアクセスし、生産物毎の設定値を入力する。この設定値は、集計情報記憶手段12に記憶しておく。そして、集計サーバ2から送られてきた情報により、ある生産物の残数が設定値以下になった時には、販売情報提供手段13がメール手段17を起動し、生産者6に当該生産物の残数が設定値以下になったことを通知する。
生産者6は、この通知を受けると、売場まで当該生産物を持参して陳列棚に置く。このようにすることで、生産者6は当該生産物を補充することができる。
【0085】
また、本発明によれば、インターネット上の所定の画面上において、直売所に生産物を展示する生産者が、生産物単位に以降の出荷予定数を入力できるようにすることができる。図24は出荷予定テーブルの例を示す図である。図に示すように、生産者コードと、商品名と、期日とが記載されている。期日は、4月1日、4月2日と日毎に記載され、当該日毎に出荷する商品の数が記載される。例えば、生産者コード100001の生産者は、4月1日には大根を10本、4月2日には10本それぞれ出荷する予定であることが分かる。このようにすれば、出荷予定管理を行なうことができる。
【0086】
また、本発明によれば、各生産者の生産物の出荷予定数量を合計し、予め設定された展示数量の適正値と比較し、その差をその生産物を展示する生産者の出荷予定の画面上に表示するようにすることができる。
【0087】
このように構成すれば、各生産物の出荷予定数量と予め設定された展示数量の適正値と比較してその差を表示するので、生産者は当該生産物を補充するかどうかを判定することができる。
【0088】
以上、説明したように、販売情報提供サーバ3Aと生産者6との間をインターネットで接続し、生産者6のウェブ上に情報を表示するようにしているので、生産者6はその情報を間違いなく認識することができる。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、販売情報提供サーバが商品管理と生産者とを管理しているので、生産者から電話がかかってきたら、販売情報提供サーバは生産者に対して販売情報を音声で通知することができる。従って、本発明によればシステムを安価に組み上げることができ、操作性のよい直売所システムを提供することができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、生産者の販売情報を一括管理することができ、都合がよい。
(3)請求項3記載の発明によれば、生産者コードを設けなくても、電話番号により生産者を特定することができ、販売情報を音声で通知することができる。
(4)請求項4記載の発明によれば、生産物の販売を生産者毎に管理することができ、販売数量と併せて展示品の残りの個数を音声で通知することができる。
(5)請求項5記載の発明によれば、生産者のトータルの販売個数を管理することができる。
(6)請求項6記載の発明によれば、展示品の残数を生産者6に通知することができるので、生産者は、商品の補充を行なうことができる。
(7)請求項7記載の発明によれば、音声で通知するよりも確実に販売情報を認識することができる。
(8)請求項8記載の発明によれば、売れ筋の商品を手際よく補充することができ、生産物の展示数量の迅速な変更が可能となる。
(9)請求項9記載の発明によれば、販売情報提供サーバが商品管理と生産者とを管理しているので、生産者から商品の販売情報の問い合わせが電子メールで通知されてきたら、販売情報提供サーバは生産者に対して販売情報を電子メールで通知することができる。従って、本発明によればシステムを安価に組み上げることができ、操作性のよい直売所システムを提供することができる。この場合、音声の代わりに文字で通知するので、通知の精度が高くなる。
(10)請求項10記載の発明によれば、追加した個数を入力することで、生産物の数量を更新することができる。
(11)請求項11記載の発明によれば、展示品残数が規定値以下になった時に、電子メールで生産者に通知することができ、生産者は当該生産物を補充することができる。
(12)請求項12記載の発明によれば、生産物単位に出荷予定数量を入力できるようにしているので、出荷予定管理を行なうことができる。
(13)請求項13記載の発明によれば、各生産物の出荷予定数量と予め設定された展示数量の適正値と比較してその差を表示するので、生産者は当該生産物を補充するかどうかを判定することができる。
【0090】
このように、本発明によれば、安価に組み上げることができ、操作性のよい直売所システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の原理ブロック図である。
【図2】第2の発明の原理ブロック図である。
【図3】第1の発明の一実施の形態例を示すブロック図である。
【図4】生産者コードに対応した集計情報データの例を示す図である。
【図5】電話番号に対応した集計情報データの例を示す図である。
【図6】商品管理テーブルの例を示す図である。
【図7】商品管理テーブルの他の例を示す図である。
【図8】生産者テーブルの例を示す図である。
【図9】生産者テーブルの他の例を示す図である。
【図10】POSシステムの精算処理フローを示す図である。
【図11】POSシステムの販売情報送信フローを示す図である。
【図12】集計サーバでの販売情報集計フローを示す図である。
【図13】集計サーバからの集計情報送信フローを示す図である。
【図14】販売情報提供サーバでの集計情報受信フローを示す図である。
【図15】販売情報提供サーバでの集計情報提供フローを示す図である。
【図16】販売情報提供サーバでの他の集計情報受信フローを示す図である。
【図17】販売情報提供サーバでの設定値入力フローを示す図である。
【図18】販売情報提供サーバでの商品管理テーブルの保存フローを示す図である。
【図19】販売情報提供サーバでの警告電話発信フローを示す図である。
【図20】第2の発明の一実施の形態例を示すブロック図である。
【図21】生産者テーブルの例を示す図である。
【図22】販売情報提供サーバでの集計情報表示フローを示す図である。
【図23】販売情報提供サーバでの設定値入力フローを示す図である。
【図24】出荷予定テーブルの例を示す図である。
【符号の説明】
1 POSシステム
2 集計サーバ
3 販売情報提供サーバ
4 ネットワーク
5 公衆回線
6 生産者
10 データベース
Claims (13)
- 少なくとも生産者を特定するための生産者コードと生産物の名称及びその単位価格を含む情報をバーコードで記したラベルを生産物に貼って販売し、バーコードを読み取り精算処理するPOSシステムと、
該POSシステムから定期的に送られる販売情報を受信し、それらの受信した販売情報を集計処理する集計サーバと、
該集計サーバから定期的に集計データを受信保持し、交換機能を持ち、電話がかかってきた時、同時に送られてくる生産者コードにより指定される生産者の販売情報を音声で通知する販売情報提供サーバと、
を含んで構成される直売所システム。 - 前記販売情報提供サーバ内に、各生産者毎の販売情報を蓄積記憶するデータベースを設けることを特徴とする請求項1記載の直売所システム。
- 前記生産者コードの代わりに発信の電話番号により生産者を特定し、その生産者の販売情報を音声で通知することを特徴とする請求項1記載の直売所システム。
- 生産者が直売所に展示した生産物の数量を生産物別に入力する手段を有し、販売数量と併せて展示品の残りの個数を音声で通知することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の直売所システム。
- 生産者が直売所に展示した生産物の数量が既に設定されている場合、追加した個数を入力することを特徴とする請求項4記載の直売所システム。
- 生産者の展示した生産物毎に設定値を入力する手段を有し、展示品の残量が設定値になった時、予め指定された電話番号に電話をかけ、その旨を通知することを特徴とする請求項5記載の直売所システム。
- 前記販売情報をファクシミリ装置で生産者に送信することを特徴とする請求項6記載の直売所システム。
- 生産者にその日の売れ筋の情報をファクシミリ装置で送信することを特徴とする請求項7記載の直売所システム。
- 少なくとも生産者を特定するための生産者コードと生産物の名称及びその単位価格を含む情報を記したラベルを生産物に貼って販売し、ラベルから情報を読み取り精算処理する精算処理システムと、
該精算処理システムから送られる販売情報を受信し、それらの受信した販売情報を集計処理する集計サーバと、
該集計サーバから送られてくる集計データを受信保持し、生産者を特定するIDを入力することにより、生産者が直売所に展示した生産物の数量を入力する入力手段を有し、且つ販売数量とあわせて展示品の残りの個数をウェブ(WEB)上で表示する手段を有する販売情報提供サーバと、
を含んで構成される直売所システム。 - 生産者が直売所に展示した生産物の数量が既に設定されている場合は、追加した個数を入力することを特徴とする請求項9記載の直売所システム。
- 生産者の展示した生産物毎に設定値を入力する手段を持ち、展示品の残数が設定値になった時、予め指定されたアドレスに展示品残数が設定値以下になったことを電子メールで通知することを特徴とする請求項9記載の直売所システム。
- インターネット上の所定の画面上において、直売所に生産物を展示する生産者が、生産物単位に以降の出荷予定数量を入力できる出荷予定入力手段を有することを特徴とする請求項9記載の直売所システム。
- 各生産者の生産物の出荷予定数量を合計し、予め設定された展示数量の適正値と比較し、その差をその生産物を展示する生産者の出荷予定の画面上に表示する表示手段を有することを特徴とする請求項9記載の直売所システム。
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2003
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