JP2007003925A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置の小型化に適した給電部を備える画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 コイル巻回部120と、コイル巻回部120から互いに異なる方向に延設されたワイヤ側コイル腕部121および係止フック側コイル腕部122とから、現像ローラ用コイル107を形成する。そして、コイル巻回部120がプロセスカートリッジ20の現像ローラ用電極95と当接するように、ワイヤ側コイル腕部121を第2ボス部材126で支持し、係止フック側コイル腕部122をコイル係止フック123で支持する。これにより、コイル巻回部120の揺動範囲を小さくすることができ、コイル巻回部120を配置するために必要とされる投影面積を小さくすることができる。
【選択図】 図11

Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置では、トナーが担持される現像ローラと、現像ローラに対向配置され、静電潜像が形成される感光ドラムとを備えるプロセスカートリッジを、本体ケーシングに着脱自在に装着するものが知られている。
このような画像形成装置では、画像形成時において、現像ローラに担持されているトナーが、現像ローラに印加される現像バイアスによって、感光ドラムに形成されている静電潜像に選択的に供給されることにより、その静電潜像が現像され、感光ドラムに可視像が形成される。感光ドラムに形成された可視像は、用紙が感光ドラムと対向したときに、転写ローラによって転写され、これによって、用紙に画像が形成される。
そして、本体ケーシングには、現像ローラに現像バイアスを印加するために、現像ローラのローラ軸と接触する接点電極が設けられている。
このような接点電極として、たとえば、導電性の線材を曲げ加工して、線材の一部に屈曲部を設けるとともに、一方の端部をマウント部とし、機器側のフレームにマウント部を差し込むとともに、屈曲部を相手電極に点接触させるものが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特許第3116820号公報
しかし、上記した接点電極では、基端側のマウント部が固定され、他端側の屈曲部が揺動するので、他端側の遊端部の揺動範囲が不可避的に大きくなる。そうすると、接点電極を配置するために必要とされる投影面積が、その大きな揺動範囲に対応して広くなる。
一方、近年、画像形成装置の小型化が求められているが、小型化を図るべく、そのように広い投影面積が必要な接点電極を近接して複数配置すると、電流が相互にリークするおそれがあり、これが小型化を図る上での阻害要因となっている。
本発明の目的は、装置の小型化に適した給電部を備える画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置であって、被給電部を有するプロセスカートリッジと、前記プロセスカートリッジを着脱自在に収容する収容部が形成された筐体と、前記収容部に設けられ、装着状態の前記プロセスカートリッジの前記被給電部と当接して、前記被給電部に給電する給電部とを備え、前記給電部は、導電性線材からなり、前記導電性線材が巻回された巻回部と、前記導電性線材が前記巻回部から互いに異なる方向に延設された2つの腕部とを有し、前記収容部には、装着状態の前記プロセスカートリッジの前記被給電部が前記巻回部と当接するように、2つの前記腕部を支持する支持部が設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、給電部では、2つの腕部が支持部によって支持された状態で、それら腕部の間において巻回部が被給部材と当接する。つまり、巻回部は、その両端が支持された状態で、被給部材と当接する。そのため、巻回部が一端のみで支持された状態で揺動する場合よりも、揺動範囲を小さくすることができ、巻回部を配置するために必要とされる投影面積を小さくすることができる。その結果、そのような給電部を備える画像形成装置の小型化を図ることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記巻回部では、前記導電性線材が複数回巻かれていることを特徴としている。
このような構成によると、巻回部では、導電性線材が複数回巻かれているので、巻回によって重ねられる導電性線材の重なり方向において、被給電部との接触面積を大きくすることができる。そのため、巻回部においては、被給電部との当接部分に対して、その当接部分に対向する対向部分が、導電性線材の重なり方向に傾いてしまうことを防止することができる。そのため、巻回部が導電性線材の重なり方向に転倒してしまうことを防止することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記巻回部は、各前記腕部がそれぞれ連続する前記巻回部の両端部の間に配置される幅広部と、周方向において前記幅広部を挟んで配置され、前記幅広部よりも巻き数の少ない幅狭部とを備え、前記幅広部が、前記被給電部に当接するように配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、同じ巻き数の巻回部において、幅広部は、幅狭部よりも幅広に形成されており、その幅広部に被給電部を当接させているので、幅狭部に被給電部を当接させる場合に比べて、巻回部の巻き数を増加させることなく、被給電部との接触面積を大きくすることができる。そのため、巻回部が導電性線材の重なり方向に転倒してしまうことを、より確実に防止することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記収容部には、前記巻回部内に挿通され、装着状態の前記プロセスカートリッジの前記被給電部に対する前記巻回部の当接方向への移動範囲を規制する規制部が設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、規制部によって、巻回部の当接方向への移動範囲が規制される。そのため、巻回部を、被給電部に対して適切な当接位置で当接させることができる。また、プロセスカートリッジの着脱時において、プロセスカートリッジにおける被給電部以外の部分に、巻回部が当接することを防止することができる。
また、請求項5に記載の発明において、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、一方の前記腕部を支持する一方の支持部は、前記巻回部における前記導電性線材の重なり方向と平行して突出するように形成されており、一方の前記腕部は、一方の前記支持部の周りに巻回された状態で、支持されていることを特徴としている。
このような構成によると、一方の腕部は、一方の支持部の周りに巻回された状態で支持される。そのため、一方の腕部は、支持部の突出方向と直交するすべての方向への移動が規制され、位置決めされる。そのため、巻回部の被給電部に対する確実な当接を確保することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記給電部に接続され、電源からのバイアスを前記給電部に供給する配線部を備え、前記配線部は、一方の前記支持部において、一方の前記腕部に接触する接続部を有し、前記接続部は、一方の前記腕部に対して一方の前記支持部の遊端部側で一方の前記腕部に隣接して配置され、一方の前記支持部の周りに巻回された状態で支持されていることを特徴としている。
このような構成によると、一方の支持部の周りに巻回された状態で支持される接続部が、一方の腕部に対して、一方の支持部の遊端部側で隣接して配置される。そのため、一方の腕部は、支持部の突出方向において、支持部の遊端部側への移動が規制され、位置決めされる。そのため、巻回部の被給電部に対するより確実な当接を確保することができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、他方の前記腕部を支持する他方の支持部は、前記巻回部における前記導電性線材の重なり方向と平行する方向の断面がL字形状に形成されており、他方の前記腕部は、他方の前記支持部に、前記巻回部における前記導電性線材の重なり方向と平行する方向の移動が規制されるように係合した状態で、支持されていることを特徴としている。
このような構成によると、他方の腕部は、他方の支持部に、巻回部における導電性線材の重なり方向と平行する方向の移動が規制されるように係合した状態で、支持される。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の発明において、前記プロセスカートリッジには、前記被給電部に対して、前記プロセスカートリッジの装着方向上流側に、前記被給電部と同一方向に突出する軸部が設けられており、前記収容部には、前記プロセスカートリッジの着脱に伴って前記軸部の着脱を案内するための案内溝が形成されており、前記巻回部は、前記案内溝内に臨むように配置され、前記巻回部における前記案内溝内に臨む部分が、装着状態の前記プロセスカートリッジの前記被給電部に対する前記巻回部の当接方向において、前記軸部の直径よりも短いことを特徴としている。
このような構成によると、巻回部における案内溝内に臨む部分が、巻回部の被給電部に対する当接方向において、軸部の直径よりも短いので、プロセスカートリッジの装着時には、被給電部が巻回部に当接する前に、軸部が巻回部に嵌合してしまうことを、防止することができる。また、プロセスカートリッジの離脱時にも、被給電部が巻回部から隔間した後に、軸部が巻回部に嵌合してしまうことを、防止することができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記プロセスカートリッジには、現像剤が担持されるローラ部、および、前記ローラ部の軸心に配置され、前記ローラ部を支持するローラ軸を備える現像ローラと、前記ローラ部に担持されている現像剤が供給されることにより現像される静電潜像が形成される感光筒部と、前記感光筒部の軸心に配置され、前記感光筒部を支持するドラム軸を備える感光体とを備え、前記軸部が、前記ドラム軸であり、前記被給電部が、前記ローラ軸に電気的に接続され、前記ローラ軸の軸端部と平行して延びる通電軸部であることを特徴としている。
このような構成によると、プロセスカートリッジの着脱時において、ドラム軸が巻回部に嵌合してしまうことを防止することができる。また、給電部から通電軸部へ給電されることにより、通電軸部からローラ軸へ現像バイアスを確実に印加することができる。
請求項1に記載の発明によれば、画像形成装置の小型化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、巻回部が導電性線材の重なり方向に転倒してしまうことを防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、幅狭部に被給電部を当接させる場合に比べて、巻回部の巻き数を増加させることなく、被給電部との接触面積を大きくすることができる。そのため、巻回部が導電性線材の重なり方向に転倒してしまうことを、より確実に防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、巻回部を、被給電部に対して適切な当接位置で当接させることができる。また、プロセスカートリッジにおける被給電部以外の部分に、巻回部が当接することを防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、巻回部の被給電部に対する確実な当接を確保することができる。
請求項6に記載の発明によれば、巻回部の被給電部に対するより確実な当接を確保することができる。
請求項7に記載の発明によれば、他方の腕部を他方の支持部に係合させることにより、巻回部を正確に位置決めしつつ、給電部を簡易かつ確実に支持することができる。
請求項8に記載の発明によれば、軸部が巻回部に嵌合してしまうことを、防止することができる。
請求項9に記載の発明によれば、ドラム軸が巻回部に嵌合してしまうことを防止することができる。また、ローラ軸へ現像バイアスを確実に印加することができる。
1.レーザプリンタの全体構成
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図、図2は、図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジの側断面図、図3は、図2に示すプロセスカートリッジの前方からの斜視図、図4は、図3に示すプロセスカートリッジに備えられる現像カートリッジの前方からの斜視図である。
このレーザプリンタ1は、図1に示すように、筐体としての本体ケーシング2と、その本体ケーシング2内に収容される用紙3を給紙するためのフィーダ部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2はボックス形状をなし、その内部には、後述するプロセスカートリッジ20を着脱自在に収容するカートリッジ収容部72が形成されている。
本体ケーシング2の一方側の側壁(前側壁69)には、カートリッジ収容部72に連通する着脱口6が形成されており、その着脱口6を開閉するためのフロントカバー7が設けられている。このフロントカバー7は、その下端部に挿通されたカバー軸8に回動自在に支持されている。これによって、フロントカバー7を、カバー軸8を支点として閉じると、フロントカバー7によって着脱口6が閉鎖され、フロントカバー7を、カバー軸8を支点として開くと、着脱口6が開放され、この着脱口6を介して、プロセスカートリッジ20をカートリッジ収容部72に対して着脱させることができる。
なお、以下の説明では、図1を基準として、プロセスカートリッジ20が本体ケーシング2のカートリッジ収容部72に装着された状態において、フロントカバー7が設けられる側を「前側」とし、その反対側を「後側」とし、図1の手前側を「左側」、奥側を「右側」とする。
(2)フィーダ部
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、前後方向に沿って着脱自在に装着される給紙トレイ9と、給紙トレイ9の前端部の上方に設けられる分離ローラ10および分離パッド11と、分離ローラ10の後側(分離パッド11に対して用紙3の搬送方向上流側)に設けられる給紙ローラ12とを備えている。また、フィーダ部4は、分離ローラ10の前側上方(分離ローラ10に対して用紙3の搬送方向下流側)に設けられる紙粉取りローラ13と、その紙粉取りローラ13に対向配置されるピンチローラ14とを備えている。
また、用紙3の給紙側搬送経路は、紙粉取りローラ13の近傍から略U字形状に後側へ折り返され、さらに搬送方向下流側であって、プロセスカートリッジ20の下方において、フィーダ部4には、1対のローラからなるレジストローラ15が備えられている。
給紙トレイ9の内部には、用紙3を積層状に載置可能な用紙押圧板16が設けられている。この用紙押圧板16は、後端部において揺動可能に支持されることによって、前端部が下方に配置され、給紙トレイ9の底板に沿う載置位置と、前端部が上方に配置され、傾斜する供給位置との間で揺動可能とされている。
また、給紙トレイ9の前端部には、用紙押圧板16の前端部を上方に持ち上げるためのレバー17が設けられている。このレバー17は、用紙押圧板16の前端部下方位置において、後端部がレバー軸18にて揺動自在に支持され、前端部が給紙トレイ9の底板に伏した伏臥姿勢と、前端部が用紙押圧板16を持ち上げた傾斜姿勢との間で揺動可能とされている。そして、レバー軸18に駆動力が入力されると、レバー17がレバー軸18を支点として回転し、レバー17の前端部が用紙押圧板16の前端部を持ち上げ、用紙押圧板16を供給位置に移動させる。
用紙押圧板16が供給位置に位置されると、用紙押圧板16上の最上位の用紙3は、給紙ローラ12に押圧され、給紙ローラ12の回転によって、分離ローラ10と分離パッド11との間の分離位置に向けて給紙が開始される。
なお、給紙トレイ9を本体ケーシング2から離脱させると、用紙押圧板16が載置位置に位置される。用紙押圧板16が載置位置に位置されると、用紙押圧板16上に用紙3を積層状に載置することができる。
給紙ローラ12によって分離位置に向けて送り出された用紙3は、分離ローラ10の回転によって、分離ローラ10と分離パッド11との間に挟まれたときに、1枚ごとに捌かれて給紙される。給紙された用紙3は、紙粉取りローラ13とピンチローラ14との間を通過し、そこで紙粉が取り除かれた後、U字状の給紙側搬送経路に沿って折り返され、レジストローラ15に向けて搬送される。
レジストローラ15は、用紙3を、レジスト後に、感光体としての感光ドラム28と転写ローラ31との間であって、感光ドラム28上のトナー像を用紙3に転写する転写位置に搬送する。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部19、プロセスカートリッジ20および定着部21を備えている。
(a)スキャナ部
スキャナ部19は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源、回転駆動されるポリゴンミラー22、fθレンズ23、反射鏡24、レンズ25および反射鏡26を備えている。レーザ光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、図1の鎖線で示すように、ポリゴンミラー22で偏向されてfθレンズ23を通過した後、反射鏡24によって光路が折り返され、さらにレンズ25を通過した後、反射鏡26によってさらに光路が下方に屈曲されることにより、プロセスカートリッジ20の感光ドラム28の表面上に照射される。
(b)プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ20は、本体ケーシング2内におけるスキャナ部19の下方において、本体ケーシング2のカートリッジ収容部72に対して着脱口6を介して着脱自在に装着されている。
このプロセスカートリッジ20は、図2に示すように、ドラムカートリッジ27と、そのドラムカートリッジ27に着脱自在に装着される現像カートリッジ30とを備えている。
(b−1)ドラムカートリッジ
ドラムカートリッジ27は、ドラム側筐体76と、そのドラム側筐体76内に設けられる、感光ドラム28、スコロトロン型帯電器29、転写ローラ31およびクリーニング部材32とを備えている。
感光ドラム28は、円筒形状をなし、最表層がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成される、感光筒部としてのドラム本体33と、このドラム本体33の軸心において、ドラム本体33の軸方向に沿って延びる金属製の、軸部としてのドラム軸34とを備えている。ドラム軸34がドラム側筐体76の両側壁に支持され、このドラム軸34に対してドラム本体33が回転自在に支持されることにより、感光ドラム28は、ドラム側筐体76において、ドラム軸34を中心に回転自在に設けられている。また、感光ドラム28は、図示しないモータからの駆動力が入力されることにより、回転駆動される。
また、図3に示すように、感光ドラム28のドラム軸34は、ドラム筐体76の両側壁から幅方向(左右方向)外方に突出しており、その幅方向右端と平行な端面が、アース接点89とされている。
スコロトロン型帯電器29は、図2に示すように、感光ドラム28の後側斜め上方において、ドラム側筐体76に支持されており、感光ドラム28と接触しないように間隔を隔てて、感光ドラム28と対向配置されている。このスコロトロン型帯電器29は、感光ドラム28と間隔を隔てて対向配置された放電ワイヤ74と、放電ワイヤ74と感光ドラム28との間に設けられ、放電ワイヤ74から感光ドラム28への電荷量を制御するためのグリッド75とを備えている。
また、図3に示すように、ドラム側筐体76の右側壁の外側面には、放電ワイヤ用電極90とグリッド用電極91とが設けられている。放電ワイヤ用電極90は、アース接点89に対して、斜め前側上方に配置されている。また、グリッド用電極91は、アース接点89に対して斜め後側上方に配置されている。
放電ワイヤ用電極90と放電ワイヤ74とは電気的に接続されており、また、グリッド用電極91とグリッド75とは電気的に接続されている。そのため、スコロトロン型帯電器29では、プロセスカートリッジ20がカートリッジ収容部72に装着された状態で、放電ワイヤ用電極90を介してグリッド75にグリッドバイアスが印加されるのと同時に、グリッド用電極91を介して放電ワイヤ74にも高電圧が印加され、放電ワイヤ74をコロナ放電させることにより、感光ドラム28の表面を一様に正極性に帯電させる。
転写ローラ31は、図2に示すように、ドラム側筐体76において、感光ドラム28の下方に設けられ、感光ドラム28と上下方向において対向して接触し、感光ドラム28との間にニップを形成するように配置されている。この転写ローラ31は、金属製の転写ローラ軸56と、その転写ローラ軸56を被覆する導電性のゴム材料からなるゴムローラ57とを備えている。転写ローラ軸56は、ドラム側筐体76の両側壁に、回転自在に支持されている。転写ローラ31は、図示しないモータからの駆動力が入力されることにより、回転駆動される。また、図3に示すように、ドラム側筐体76の右側壁の外側面には、転写ローラ用電極92が設けられている。この転写ローラ用電極92は、アース接点89に対して下方に配置され、転写ローラ軸56と電気的に接続されている。そのため、転写ローラ31には、プロセスカートリッジ20がカートリッジ収容部72に装着された状態で、転写ローラ用電極92を介して、転写バイアスが印加される。
クリーニング部材32は、図2に示すように、ドラム側筐体76に組み付けられ、感光ドラム28の後側において、感光ドラム28と対向配置されている。クリーニング部材32は、感光ドラム28に付着した紙粉を捕捉するためのクリーニングブラシ65と、そのクリーニングブラシ65を、クリーニングブラシ65に対して感光ドラム28の反対側(後側)で支持する支持プレート66とを備えている。
クリーニングブラシ65は、導電性を有する繊維状の多数のブラシ毛が植設された不織布からなり、支持プレート66に両面テープにより貼着されている。このクリーニングブラシ65は、感光ドラム28と対向して接触するように配置されている。
支持プレート66は、クリーニングブラシ65を支持した状態で、ドラム側筐体76に組み付けられている。
また、図3に示すように、ドラム側筐体76の右側壁の外側面には、クリーニング部材用電極93が設けられている。このクリーニング部材用電極93は、アース接点89に対して後方に配置され、支持プレート66と電気的に接続されている。そのため、支持プレート66およびクリーニングブラシ65には、プロセスカートリッジ20がカートリッジ収容部72に装着された状態でクリーニング部材用電極93を介してクリーニングバイアスが印加される。
(b−2)現像カートリッジ
現像カートリッジ30は、図3および図4に示すように、プロセスカートリッジ20が本体ケーシング2のカートリッジ収容部72から離脱された状態で、ドラムカートリッジ27に対して着脱自在に装着される。
現像カートリッジ30は、図2に示すように、現像側筐体36と、その現像側筐体36内に設けられる、供給ローラ37、現像ローラ38および層厚規制ブレード39とを備えている。
現像側筐体36は、後側が開放されるボックス形状に形成されている。現像側筐体36内には、隔壁40と、その隔壁40によって仕切られるトナー収容室41および現像室42とが設けられている。
隔壁40は、現像側筐体36の前後方向途中に配置され、上下方向途中に開口部43が形成され、現像側筐体36内を前後方向に仕切っている。
トナー収容室41は、隔壁40によって仕切られた現像側筐体36の前側の内部空間として区画されている。トナー収容室41内には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されている。トナーには、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などによって共重合させることにより得られる重合トナーが用いられる。この重合トナーは、略球状をなし、流動性が極めて良好であり、高画質の画像形成を達成することができる。
なお、このようなトナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合され、また、流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加されている。トナーの平均粒径は、約6〜10μmである。
また、トナー収容室41には、トナー収容室41における現像側筐体36の側壁に、トナーを充填するためのトナー供給口が形成されており、そのトナー供給口がトナーキャップ35によって閉鎖されている。
また、トナー収容室41には、現像側筐体36の両側壁に、トナーの残量を検知するためのトナー検知用窓44が形成されている。このトナー検知用窓44は、隔壁40の近傍において、現像側筐体36の両側壁に、幅方向(すなわち、上述した左右方向)に沿って対向するように形成されている。各トナー検知用窓44は、現像側筐体36の側壁に透明な円板を埋設することにより形成されている。
また、トナー収容室41内には、トナーを攪拌するためのアジテータ45が設けられている。このアジテータ45は、アジテータ回転軸46と、攪拌部材47とを備えている。
アジテータ回転軸46には、トナー収容室41のほぼ中央において、現像側筐体36の両側壁に回転自在に支持されており、攪拌部材47は、アジテータ回転軸46に設けられている。
また、アジテータ45には、ワイパ48が設けられている。このワイパ48は、アジテータ回転軸46の軸方向両端部に取り付けられている。各ワイパ48は、アジテータ回転軸46が回転すると、アジテータ回転軸46を中心として、トナー収容室41を周方向に移動して、現像側筐体36の両側壁に設けられている各トナー検知窓44を払拭する。これによって、各トナー検知窓44が、ワイパ48によって清掃される。
現像室42は、隔壁40によって仕切られた現像側筐体36の後側の内部空間として区画されている。
供給ローラ37は、現像室42において、開口部43の後側に配置されている。この供給ローラ37は、金属製の供給ローラ軸50と、その供給ローラ軸50を被覆する導電性の発泡材料からなるスポンジローラ51とを備えている。供給ローラ軸50は、現像室42における現像側筐体36の両側壁に、回転自在に支持されている。供給ローラ37は、図示しないモータからの駆動力が、供給ローラ軸50に入力されることにより回転駆動される。
現像ローラ38は、現像室42において、供給ローラ37の後側に配置され、供給ローラ37と互いに圧縮されるように接触した状態で設けられている。この現像ローラ38は、金属製の、ローラ軸としての現像ローラ軸52と、その現像ローラ軸52を被覆する導電性のゴム材料からなる、ローラ部としてのゴムローラ53とを備えている。現像ローラ軸52は、現像室42における現像側筐体36の両側壁に、回転自在に支持されている。ゴムローラ53は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムから形成され、その表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。現像ローラ38は、図示しないモータからの駆動力が、現像ローラ軸52に入力されることにより回転駆動される。
また、図3および図4に示すように、現像ローラ軸52は、現像側筐体36の両側壁から幅方向外方に突出しており、現像側筐体36の右側壁の外側面には、現像ローラ軸52に電気的に接続される被給電部材としての給電部材94が設けられている。この給電部材94は導電性樹脂からなり、現像ローラ軸52の右側軸端部を被覆する円筒形状のカラー部49と、カラー部49の前方に配置される通電軸部としての現像ローラ用電極95とを一体的に備えている。現像ローラ用電極95は、下方が開放される側面視コ字状をなし、現像ローラ軸52の右側軸端部と平行して現像側筐体36の幅方向外方に延びるように形成されている。現像ローラ軸52は、カラー部49内において、現像ローラ軸52の外周面とカラー部49の内周面とが摺接する状態で回動自在に配置されている。そのため、現像ローラ軸52と現像ローラ用電極95とは、電気的に接続されており、現像ローラ38には、プロセスカートリッジ20がカートリッジ収容部72に装着された状態で、給電部材94の現像ローラ用電極95およびカラー部49を介して現像バイアスが印加される。
なお、図3に示すように、現像カートリッジ30がドラムカートリッジ27に装着された状態では、カラー部49がドラム側筐体76の右側壁と当接し、現像ローラ用電極95がドラム側筐体76の右側壁から幅方向外方に突出するように配置されている。
また、図2に示すように、層厚規制ブレード39は、金属製の板ばね材からなるブレード本体54と、そのブレード本体54の遊端部に設けられる絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部55とを備えている。この層厚規制ブレード39は、ブレード本体54の基端部が現像ローラ38の上方において現像側筐体36に支持されることにより、押圧部55がブレード本体54の弾性力によって現像ローラ38上に圧接されている。
(b−3)現像転写動作
図示しないモータからの駆動力が、アジテータ回転軸46に入力されると、アジテータ回転軸46が回転され、攪拌部材47が、アジテータ回転軸46を中心として、トナー収容室41を周方向に移動する。そうすると、トナー収容室41内のトナーが、攪拌部材47によって攪拌され、隔壁40の上下方向途中において前後方向に連通する開口部43から、現像室42に向かって放出される。
開口部43から現像室42に向かって放出されたトナーは、供給ローラ37の回転により、現像ローラ38に供給され、このとき、供給ローラ37と現像ローラ38との間で正極性に摩擦帯電される。現像ローラ38上に供給されたトナーは、現像ローラ38の回転に伴って、層厚規制ブレード39の押圧部55と現像ローラ38のゴムローラ53との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ38上に担持される。
一方、感光ドラム28の表面は、その感光ドラム28の回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器29により一様に正極性に帯電された後、スキャナ部19からのレーザビームの高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ38の回転により、現像ローラ38上に担持されかつ正極性に帯電されているトナーが、感光ドラム28に対向して接触するときに、感光ドラム28の表面上に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正極性に帯電されている感光ドラム28の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム28の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム28の表面には、反転現像による可視像としてのトナー像が担持される。
その後、図1に示すように、感光ドラム28の表面上に担持されたトナー像は、レジストローラ15によって搬送されてくる用紙3が、感光ドラム28と転写ローラ31との間の転写位置を通過する間に、転写ローラ31に印加される転写バイアスによって、用紙3に転写される。トナー像が転写された用紙3は、定着部21に搬送される。
なお、転写後に感光ドラム28の表面に残存する転写残トナーは、現像ローラ38で回収される。また、転写後に感光ドラム28の表面に付着する用紙3からの紙粉は、クリーニング部材32によって、感光ドラム28の表面から除去される。
(c)定着部
定着部21は、図1に示すように、プロセスカートリッジ20の後側に設けられ、プロセスカートリッジ20の感光ドラム28と前後方向に間隔を隔てて配置されている。この定着部21は、定着フレーム59と、その定着フレーム59内に、加熱ローラ60および加圧ローラ61とを備えている。
加熱ローラ60は、表面がフッ素樹脂によってコーティングされている金属管と、その金属管内に挿入されている加熱のためのハロゲンランプとを備えている。この加熱ローラ60は、図示しないモータからの駆動力が入力されることによって回転駆動される。
加圧ローラ61は、加熱ローラ60の下方において、加熱ローラ60を押圧するように対向配置されている。この加圧ローラ61は、金属製のローラ軸と、そのローラ軸を被覆するゴム材料からなるゴムローラとを備えている。加圧ローラ61は、加熱ローラ60の回転駆動に従って従動される。
定着部21では、転写位置において用紙3上に転写されたトナー像を、用紙3が加熱ローラ60と加圧ローラ61との間を通過する間に熱定着させる。トナー像が定着した用紙3は、本体ケーシング2の上面に形成された排紙トレイ62に向かって搬送される。
定着部21から排紙トレイ62までの用紙3の排紙側搬送経路は、定着部21から略U字状に前側へ折り返されている。この排紙側搬送経路において、途中には搬送ローラ63が、下流側端部には排紙ローラ64が、それぞれ設けられている。
定着部21において熱定着された用紙3は、排紙側搬送経路に搬送され、搬送ローラ63によって排紙ローラ64に搬送された後、排紙ローラ64によって、排紙トレイ62上に排紙される。
2.高圧配線部、アース部、右側壁およびプロセスカートリッジの装着
次に、上記したプロセスカートリッジ20の各電極(すなわち、放電ワイヤ用電極90、グリッド用電極91、クリーニング部材用電極93、転写ローラ用電極92および現像ローラ用電極95)に対して給電するための高圧配線部79と、アース接点89を接地するためのアース部82と、これら高圧配線部79およびアース部82が組み付けられるカートリッジ収容部72の右側壁70とについて詳述する。
図5は、図1に示すレーザプリンタの本体ケーシングにおける右側壁の内側からの斜視図、図6は、図5に対応する右側壁の外側からの斜視図、図7は、高電圧発生基板に配線群が組み込まれた状態の上方からの斜視図、図8は、図5の右側壁における、配線群の露出部とガイド溝周辺との拡大図、図9は、図6の右側壁の内側面において、現像ローラ用コイルの装着状態を示す要部拡大図、図10は、図9において、現像ローラ用コイルと現像ローラ用ワイヤとの接続状態を示す要部拡大図、図11は、図10において、プロセスカートリッジの装着状態を示す要部拡大図である。
(1)高圧配線部
高圧配線部79は、本体ケーシング2のカートリッジ収容部72に設けられており、図7に示すように、電源としての高電圧発生基板80および配線群81を備えている。
(a)高電圧発生基板
高電圧発生基板80は、変圧器、蓄電器などを備えた電気回路基板であり、図示しない入力電源から供給された電圧を変圧器により増幅し、増幅した高電圧(バイアス)を蓄電器に蓄電し、または配線群81へ給電する。また、高電圧発生基板80には、後述する、配線群81の各ワイヤの基端部にそれぞれ対応して接続するための、クリーニング部材用端子96、グリッド用端子97、現像ローラ用端子98、放電ワイヤ用端子99および転写ローラ用端子100が設けられている。また、高電圧発生基板80の右側端部には、右側壁70に係止するための被係止部101が設けられている。
(b)配線群
配線群81は、金属線材などの導電性線材からなるワイヤと、各ワイヤに対応して、導電性線材を1巻き以上巻回した巻回部および巻回部から接線方向に互いに隔間するように突出した2本の腕部が設けられたコイルや板ばねとを、各電極に対応するように複数備えている。
具体的には、クリーニング部材用電極93に対応して、クリーニング部材用ワイヤ102およびクリーニング部材用コイル103と、グリッド用電極91に対応して、グリッド用ワイヤ104およびグリッド用コイル105と、現像ローラ用電極95に対応して、配線部としての現像ローラ用ワイヤ106および給電部としての現像ローラ用コイル107と、放電ワイヤ用電極90に対応して、放電ワイヤ用ワイヤ108および放電ワイヤ用コイル109と、転写ローラ用電極92に対応して、転写ローラ用ワイヤ110および転写ローラ用板バネ111とを備えている。
これらのうち、現像ローラ用コイル107は、コイル巻回部120と、そのコイル巻回部120を挟むワイヤ側コイル腕部121および係止フック側コイル腕部122とを備えている。
コイル巻回部120は、導電性線材が2回以上巻回されている。また、ワイヤ側コイル腕部121および係止フック側コイル腕部122は、コイル巻回部120から連続して、互いに離間する方向に延設されている。
このコイル巻回部120では、周方向(巻回方向)において、ワイヤ側コイル腕部121の基端部が連続するワイヤ側端部133と、係止フック側コイル腕部122の基端部が連続する係止フック側端部134との間の部分が幅広部127とされ、周方向において幅広部127を挟む部分が幅狭部135とされている。
幅広部127は、幅狭部135に対して、導電性線材の重なり方向において、ワイヤ側コイル腕部121および係止フック側コイル腕部122から連続する2本の導電性線材が、より多く配置されており、その分、幅狭部135に対して、導電性線材の重なり方向において、厚く形成されている。
また、ワイヤ側コイル腕部121の遊端部には、導電性線材が巻回された支持巻回部128が設けられている。また、係止フック側コイル腕部122の遊端部は、互いに異なる方向に向けてL字形状に屈折する第1L字部129および第2L字部130が設けられている。
また、現像ローラ用ワイヤ106の遊端部には、導電性線材が巻回された接続部としてのワイヤ巻回部136が設けられている。
(2)アース部
アース部82は、アースコイル112(図7参照)とアース板113(図6参照)とを備えている。
アースコイル112は、導電性線材を1巻き以上巻回した巻回部および巻回部から周方向に突出した2本の腕部が設けられている。
アース板113は細長い導電平板であり、長手方向の中央部に孔114が形成されている。
(3)右側壁
右側壁70には、その内側面において、図5および図8に示すように、プロセスカートリッジ20の着脱を案内するために、右側壁70の前縁端の上側を底辺として後方に位置する頂点に向かって幅狭となる略三角形状の、案内溝としてのガイド溝119が形成されている。なお、本体ケーシング2において、右側壁70と対向する左側壁71(図1参照)の内側面にも、ガイド溝119と同形状のガイド溝(図示せず)が形成されており、これらはカートリッジ収容部72に設けられている。
右側壁70には、その内側面において前方から見ると、右端から、ガイド溝119の溝底面を形成する第1内側面67と、第1内側面67の幅方向内方に配置される第2内側面68とが階段状に形成されている。
右側壁70には、ガイド溝119に対して下方の第2内側面68において、高電圧発生基板80の被係止部101を嵌合するための孔状の係止部115が設けられている。
右側壁70には、係止部115の上方のガイド溝119の周辺において、配線群81の複数のコイルおよび板バネのそれぞれの一部分を右側壁70の内側に露出させるための、右側壁70の内側面と外側面とを貫通する複数の孔や右側壁70の内側面に設けられる凹部(マウント)が設けられている。複数の孔や凹部(マウント)には、グリッド用電極マウント83、放電ワイヤ用電極マウント84、クリーニング部材用電極マウント85、現像ローラ用電極マウント86およびアース接点用マウント88が含まれている。
アース接点用マウント88は、ガイド溝119の略三角形状の頂点(最深部)において第1内側面67に孔として形成されている。クリーニング部材用電極マウント85は、アース接点用マウント88の斜め後側上方において第2内側面68に孔として形成されている。グリッド用電極マウント83は、クリーニング部材用電極マウント85の上方において第2内側面68に孔として形成されている。放電ワイヤ用電極マウント84は、グリッド用電極マウント83の斜め前側上方において第2内側面68に孔として形成されている。現像ローラ用電極マウント86は、放電ワイヤ用電極マウント84の斜め前側下方において、第1内側面67と第2内側面68とに連続し、これらに直交配置される溝側面(上側の溝側面)137に孔として形成されている。
転写ローラ用電極マウント87は、アース接点用マウント88の下方において第1内側面67に凹部として形成されている。
また、上記各マウントは、プロセスカートリッジ20がカートリッジ収容部72に装着された状態において、プロセスカートリッジ20の各電極および接点と幅方向において対向配置される。すなわち、グリッド用電極マウント83は、グリッド用電極91に対向配置され、放電ワイヤ用電極マウント84は、放電ワイヤ用電極90に対向配置される。同様に、クリーニング部材用電極マウント85は、クリーニング部材用電極93に対向配置され、現像ローラ用電極マウント86は、現像ローラ用電極95に対向配置される。また、アース接点用マウント88は、アース接点89に対向配置され、転写ローラ用電極マウント87は、転写ローラ用電極92に対向配置される。
また、図6に示すように、右側壁70の外側面には、右側壁70の外側面に対して幅方向外方に突出したガイド壁116が設けられている。ガイド壁116は、上述したクリーニング部材用ワイヤ102、グリッド用ワイヤ104、現像ローラ用ワイヤ106および放電ワイヤ用ワイヤ108を固定するとともに互いのワイヤ間におけるリークを抑制するものであり、上記各ワイヤの配線方向に沿って延設されている。また、ガイド壁116には、上記各ワイヤを係止するための断面視L字形状の係止フック117が複数備えられている。また、ガイド壁116には、クリーニング部材用コイル103、グリッド用コイル105、放電ワイヤ用コイル109およびアースコイル112を固定するための支持軸部118が複数備えられている。各支持軸部118は、クリーニング部材用電極マウント85、グリッド用電極マウント83、放電ワイヤ用電極マウント84およびアース接点用マウント88の近傍に配置され、右側壁70の外側面から断面視L字形状に突出されている。
また、右側壁70の外側面には、現像ローラ用ワイヤ106を支持するために、図9に示すように、規制部としての第1ボス部材125、支持部としての第2ボス部材126およびコイル係止フック123、コイル係止部材124が設けられている。第1ボス部材125は、現像ローラ用電極マウント86の上方にて形成され、第2ボス部材126は、第1ボス部材125の前方に間隔を隔てて形成され、どちらも左側面70の外側面から幅方向外方へ突出している。コイル係止フック123は、幅方向外側の下端が下方へ突出する、幅方向の断面がL字形状をなし、第1ボス部材125の後方に間隔を隔てて形成されている。コイル係止部材124は、断面視鉤形状をなし、上下方向において、現像ローラ用電極マウント86を挟んで、第1ボス部材125の反対側に形成されている。また、このコイル係止部材124は、現像ローラ用電極マウント86と幅方向においてわずかに重なるように設けられている。
(4)高圧配線部の右側壁に対する組み付け
図5、図6および図7に示すように、高圧配線部79は、右側壁70の第2内側面68に設けられた係止部115に被係止部101を嵌合することにより、右側壁70に組み付けられている。高圧配線部79は、プロセスカートリッジ20が本体ケーシング2のカートリッジ収容部72に装着された状態において、プロセスカートリッジ20の下側に配置される(図1参照)。
右側壁70の内側において、クリーニング部材用ワイヤ102の基端部はクリーニング部材用端子96に、グリッド用ワイヤ104の基端部はグリッド用端子97に、現像ローラ用ワイヤ106の基端部は現像ローラ用端子98に、放電ワイヤ用ワイヤ108の基端部は放電ワイヤ用端子99に、転写ローラ用ワイヤ110の基端部は転写ローラ用端子100に、それぞれ接続される。また、上記各ワイヤのそれぞれは、その遊端部と基端部との間が、右側壁70の外側において、ガイド壁116に沿って配置され、上述したガイド壁116の係止フック117に係止される。
クリーニング部材用コイル103、グリッド用コイル105および放電ワイヤ用コイル109は、右側壁70の外側において、各コイルの巻回部が、支持軸部118に挿通され、一方の腕部がガイド壁116に係止されるように、組み付けられている。これによって、ガイド壁116に係止されない他方の腕部が、各コイルの撓み力によって、上記したマウントから、右側壁70の内側に向かって露出される。
具体的には、図8に示すように、クリーニング部材用コイル103の他方の腕部は、クリーニング用電極マウント85から右側壁70の内側に向かって露出され、グリッド用コイル105の他方の腕部は、グリッド用電極マウント83から右側壁70の内側に向かって露出され、放電ワイヤ用コイル109の他方の腕部は、放電ワイヤ用電極マウント84から右側壁70の内側に向かって露出される。
そして、図7に示すように、クリーニング部材用ワイヤ102の遊端部が、クリーニング部材用コイル103の一方の腕部に接続され、グリッド用ワイヤ104の遊端部が、グリッド用コイル105の一方の腕部に接続され、放電ワイヤ用ワイヤ108の遊端部が、放電ワイヤ用コイル109の一方の腕部に接続されている。
また、転写ローラ用板バネ111は、図5に示すように、矩形板状をなし、右側壁70の内側において、前後方向に沿って配置され、その前端部が転写ローラ用電極マウント87と幅方向において重なるように、その後端部が右側壁70の内側面に固定されている。これによって、転写ローラ用板バネ111は、その前端部が揺動自在となるように、後端部において右側壁70の内側面に支持される。
そして、転写ローラ用ワイヤ110の遊端部が、図7に示すように、転写ローラ用板バネ111の後端部に接続されている。
図9および図10に示すように、現像ローラ用コイル107を右側壁70に装着する場合、まず、現像ローラ用コイル107のコイル巻回部120を、右側壁70の外側面とコイル係止部材124との間において、その幅広部127が現像ローラ用電極マウント86から右側壁70の内側のガイド溝119内に臨むように、第1ボス部材125へ外嵌する。また、ワイヤ側コイル腕部121の支持巻回部128を第2ボス部材126へ外嵌する。また、係止フック側コイル腕部122を、第1L字部129および第2L字部130によって前方への抜けが規制され、かつ、幅方向の移動が規制されるようにコイル係止フック123に係止する。
これによって、現像ローラ用コイル107は、ワイヤ側コイル腕部121および係止フック側コイル腕部122が、第2ボス部材126およびコイル係止フック123に、それぞれ支持されるようにして、右側壁70の外側に組み付けられる。
ワイヤ側コイル腕部121および係止フック側コイル腕部122が、それぞれ支持されると、コイル巻回部120は、それらの撓み力により、下方へ向かって付勢され、下方へ移動する。しかし、コイル巻回部120内には、第1ボス部材125が、コイル巻回部120を上下方向に揺動自在に遊嵌するように挿通されており、第1ボス部材125の上面がコイル巻回部120の上側内周面と当接することにより、コイル巻回部120の下方への移動が規制される。第1ボス部材125は、コイル巻回部120の下方への移動範囲を、図8に示すように、現像ローラ用電極マウント86からガイド溝119内に露出されるコイル巻回部120の露出部分の上下方向の露出長さXが、感光ドラム28のドラム軸34の直径Yよりも、短くなるように設定している。
次いで、図10に示すように、現像ローラ用ワイヤ106の遊端部に設けられるワイヤ巻回部136を、支持巻回部128が外嵌されている第2ボス部材126へ、幅方向(なお、幅方向は、組み付けられた現像ローラ用コイル107において、コイル巻回部120の導電性線材の重なり方向と平行する方向となる。)外方から、外嵌する。
ワイヤ巻回部136は、現像ローラ用ワイヤ106が係止フック117によってワイヤ壁116に沿って支持されていることから、常には、幅方向内方へ付勢されている。そのため、ワイヤ巻回部136が第2ボス部材126へ外嵌されると、支持巻回部128がワイヤ巻回部136によって幅方向内方である第2ボス部材126の基端部側へ押圧される。
これによって、ワイヤ巻回部136は、第2ボス部材126に挿入された状態で、支持巻回部128に対して幅方向外方である第2ボス部材126の遊端部側において、支持巻回部128と接触するように隣接配置され、現像ローラ用ワイヤ106と現像ローラ用コイル107とが接続される。
(5)アース部の右側壁に対する組み付け
アース板113は、図6に示すように、右側壁70の外側において、斜め上下方向に沿って配置され、その長手方向両端部が、ガイド壁116の幅方向外側端部(遊端部)に固定されている。
アースコイル112は、右側壁70の外側において、その巻回部が、支持軸部118に挿通され、一方の腕部がアース板113の孔114に係止されるように、組み付けられている。これによって、ガイド壁116に係止されない他方の腕部が、アースコイル112の撓み力によって、アース接点用マウント83から、右側壁70の内側に向かって露出される。(図8参照)
(6)プロセスカートリッジの、本体ケーシングのカートリッジ収容部に対する装着
図1に示すように、プロセスカートリッジ20は、図2の矢印の方向に向かって、本体ケーシング2の着脱口6からカートリッジ収容部72に装着される。そのとき、プロセスカートリッジ20の後端側に設けられた感光ドラム28のドラム軸34の幅方向両端部が、右側壁70の内側面のガイド溝119、および左側壁71の内側面のガイド溝に導かれ、図8の鎖線で示す軌跡を描くように、案内される。
プロセスカートリッジ20の感光ドラム28のドラム軸34が、図8の鎖線で示した軌跡に沿って、前側から後側へ移動するのに従って、略三角形状のガイド溝119は、上下方向の間隔が狭まるため、感光ドラム28のドラム軸34の上下方向の移動が次第に制限される。
そして、ドラム軸34の移動途中において、ドラム軸34のアース接点89は、ガイド溝119の前後方向途中において、現像ローラ用電極マウント86から下方に露出した現像ローラ用コイル107のコイル巻回部120に一旦摺接および離脱する。その後、ドラム軸34がガイド溝119の最深部に至ると、プロセスカートリッジ20のカートリッジ収容部72に対する装着が完了する。プロセスカートリッジ20がカートリッジ収容部72に装着されると、アース接点用マウント88から幅方向内側に突出したアースコイル112に、ドラム軸34のアース接点89が幅方向において圧接される。これにより、感光ドラム28が接地される。
また、それと同時に、図3に示すように、現像ローラ用電極マウント86から下方に露出したコイル巻回部120の幅広部127に、現像ローラ38の現像ローラ用電極95が下方(つまり現像ローラ用電極95に対するコイル巻回部120の当接方向)の前側から圧接される。これにより、現像ローラ用電極95には、高圧発生基板80から現像ローラ用端子98、現像ローラ用ワイヤ106および現像ローラ用コイル107を介して現像バイアスが印加される。
また、現像ローラ用電極95がコイル巻回部120に圧接すると、図11に示すように、コイル巻回部120は、ワイヤ側コイル腕部121および係止フック側コイル腕部122の撓み力に抗して、上方へ押圧され、上方へわずかに移動して、コイル巻回部120の上側内周面が、第1ボス部材125の上面から上方へ離間する。
また、図3および図8に示すように、右側壁70の内側に向かって露出されるクリーニング部材用コイル103の他方の腕部には、幅方向において、クリーニング部材用電極93が圧接される。これによって、クリーニング部材用電極93には、高圧発生基板80から、クリーニング部材用端子96、クリーニング部材用ワイヤ102およびクリーニング部材用コイル103を介して、クリーニングバイアスが印加される。
また、右側壁70の内側に向かって露出されるグリッド用コイル105の他方の腕部には、幅方向において、グリッド用電極91が圧接される。これによって、グリッド用電極91には、高圧発生基板80から、グリッド用端子97、グリッド用ワイヤ104およびグリッド用コイル105を介して、グリッドバイアスが印加される。
また、右側壁70の内側に向かって露出される放電ワイヤ用コイル109の他方の腕部には、幅方向において、放電ワイヤ用電極90が圧接される。これによって、放電ワイヤ用電極90には、高圧発生基板80から、放電ワイヤ用端子99、放電ワイヤ用ワイヤ108および放電ワイヤ用コイル109を介して、高電圧が印加される。
また、右側壁70の内側面に固定されている転写ローラ用板バネ111の前端部には、幅方向において、転写ローラ用電極92が圧接される。これによって、転写ローラ用電極92には、高圧発生基板80から、転写ローラ用端子100、転写ローラ用ワイヤ110および転写ローラ用板バネ111を介して、転写バイアスが印加される。
3.本実施形態の作用効果
上記したように、このレーザプリンタ1では、右側壁70において、現像ローラ用コイル107は、コイル巻回部120が現像ローラ用電極95と上下方向において圧接されるように、ワイヤ側コイル腕部121および係止フック側コイル腕部122が、第2ボス部材126およびコイル係止フック123に、それぞれ支持されている。つまり、コイル巻回部120は、その両端のワイヤ側コイル腕部121および係止フック側コイル腕部122が支持された状態で、現像ローラ用電極95と圧接される。そのため、コイル巻回部120が一端のみで支持された状態で揺動する場合よりも、上下方向の揺動範囲を小さくすることができる。その結果、コイル巻回部120を配置するために必要とされる投影面積を小さくすることができ、そのような現像ローラ用コイル107を備えるレーザプリンタ1の小型化を図ることができる。
また、現像ローラ用コイル107において、コイル巻回部120では、導電性線材が2回以上巻回されているので、図12に示すように、幅方向において、現像ローラ用電極95との接触面積を大きくすることができる。そのため、現像ローラ用電極95と当接する幅広部127に対して、上下方向に対向する幅狭部135が、幅方向に傾いてしまうことを防止することができる。そのため、コイル巻回部120が幅方向に転倒してしまうことを防止することができる。
また、コイル巻回部120では、同じ巻き数であっても、幅広部127は、幅狭部135よりも幅広に形成されており、その幅広部127に現像ローラ用電極95を圧接させるので、幅狭部135に現像ローラ用電極95を圧接させる場合に比べて、コイル巻回部120の巻き数を増加させることなく、現像ローラ用電極95との接触面積を大きくすることができる。そのため、コイル巻回部120が幅方向に転倒してしまうことを、より確実に防止することができる。
また、プロセスカートリッジ20が装着される以前は、コイル巻回部120は、コイル巻回部120を遊嵌するように挿通されている第1ボス部材125によって、下方への移動が規制されている。そのため、コイル巻回部120を、現像ローラ用電極95に対して適切な圧接位置で圧接させることができる。また、プロセスカートリッジ20の本体ケーシング2に対する着脱時において、プロセスカートリッジ30における現像ローラ用電極95以外の部分に、コイル巻回部120が当接することを防止することができる。
とりわけ、第1ボス部材125は、コイル巻回部120の下方への移動範囲を、現像ローラ用電極マウント86からガイド溝119内に露出されるコイル巻回部120の露出部分の上下方向の露出長さXが、感光ドラム28のドラム軸34の直径Yよりも、短くなるように設定している。そのため、プロセスカートリッジ20の装着時には、現像ローラ用電極95がコイル巻回部120に圧接する以前に、ドラム軸34がコイル巻回部120に嵌合してしまうことを、防止することができる。また、プロセスカートリッジ20の離脱時にも、現像ローラ用電極95がコイル巻回部120から離間した後に、ドラム軸34がコイル巻回部120に嵌合してしまうことを、防止することができる。
また、現像ローラ用コイル107のワイヤ側コイル腕部121においては、その遊端部に支持巻回部128が設けられており、その支持巻回部128が、第2ボス部材126に外嵌されることにより、ワイヤ側コイル腕部121が支持されている。そのため、ワイヤ側コイル腕部121は、第2ボス部材126の突出方向(幅方向)と直交するすべての方向への移動が規制され、位置決めされる。そのため、コイル巻回部120の現像ローラ用電極95に対する確実な圧接を確保することができる。
さらに、第2ボス部材126には、ワイヤ巻回部136が、第2ボス部材126の遊端部側において、支持巻回部128と接触するように隣接配置されている。そのため、支持巻回部128は、第2ボス部材126の突出方向において、第2ボス部材126の遊端部側への移動が規制され、位置決めされる。そのため、より一層、コイル巻回部120の現像ローラ用電極95に対する確実な圧接を確保することができる。
また、現像ローラ用コイル107のワイヤ側コイル腕部121においては、その遊端部に第1L字部129および第2L字部130が設けられており、ワイヤ側コイル腕部121は、第1L字部129および第2L字部130によって前方への抜けが規制され、かつ、コイル係止フック123によって、幅方向の移動が規制されるように、コイル係止フック123に支持されている。そのため、ワイヤ側コイル腕部121を、コイル係止フック123に係合させることにより、コイル巻回部120を正確に位置決めしつつ、現像ローラ用コイル107を簡易かつ確実に支持することができる。
本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。 図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジの側断面図である。 図2に示すプロセスカートリッジの前方からの斜視図である。 図3に示すプロセスカートリッジに備えられる現像カートリッジの前方からの斜視図である。 図1に示すレーザプリンタの本体ケーシングにおける右側壁の内側からの斜視図である。 図5に対応する右側壁の外側からの斜視図である。 高電圧発生基板に配線群が組み込まれた状態の上方からの斜視図である。 図5の右側壁における、配線群の露出部とガイド溝周辺との拡大図である。 図6の右側壁の内側面において、現像ローラ用コイルの装着状態を示す要部拡大図である。 図9において、現像ローラ用コイルと現像ローラ用ワイヤとの接続状態を示す要部拡大図である。 図10において、プロセスカートリッジの装着状態を示す要部拡大図である。 図11において、現像ローラ用コイルのコイル巻回部と現像ローラ用電極との当接状態を幅(左右)方向後方から見た図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ
2 本体ケーシング
20 プロセスカートリッジ
28 感光ドラム
33 ドラム本体
34 ドラム軸
38 現像ローラ
52 現像ローラ軸
53 ゴムローラ
72 カートリッジ収容部
94 給電部材
95 現像ローラ用電極
106 現像ローラ用ワイヤ
107 現像ローラ用コイル
119 ガイド溝
120 コイル巻回部
121 ワイヤ側コイル腕部
122 係止フック側コイル腕部
123 コイル係止フック
125 第1ボス部材
126 第2ボス部材
127 幅広部
135 幅狭部
136 ワイヤ巻回部

Claims (9)

  1. 被給電部を有するプロセスカートリッジと、
    前記プロセスカートリッジを着脱自在に収容する収容部が形成された筐体と、
    前記収容部に設けられ、装着状態の前記プロセスカートリッジの前記被給電部と当接して、前記被給電部に給電する給電部とを備え、
    前記給電部は、導電性線材からなり、前記導電性線材が巻回された巻回部と、前記導電性線材が前記巻回部から互いに異なる方向に延設された2つの腕部とを有し、
    前記収容部には、装着状態の前記プロセスカートリッジの前記被給電部が前記巻回部と当接するように、2つの前記腕部を支持する支持部が設けられていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記巻回部では、前記導電性線材が複数回巻かれていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記巻回部は、各前記腕部がそれぞれ連続する前記巻回部の両端部の間に配置される幅広部と、周方向において前記幅広部を挟んで配置され、前記幅広部よりも巻き数の少ない幅狭部とを備え、
    前記幅広部が、前記被給電部に当接するように配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記収容部には、前記巻回部内に挿通され、装着状態の前記プロセスカートリッジの前記被給電部に対する前記巻回部の当接方向への移動範囲を規制する規制部が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 一方の前記腕部を支持する一方の支持部は、前記巻回部における前記導電性線材の重なり方向と平行して突出するように形成されており、
    一方の前記腕部は、一方の前記支持部の周りに巻回された状態で、支持されていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記給電部に接続され、電源からのバイアスを前記給電部に供給する配線部を備え、
    前記配線部は、一方の前記支持部において、一方の前記腕部に接触する接続部を有し、
    前記接続部は、一方の前記腕部に対して一方の前記支持部の遊端部側で一方の前記腕部に隣接して配置され、一方の前記支持部の周りに巻回された状態で支持されていることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 他方の前記腕部を支持する他方の支持部は、前記巻回部における前記導電性線材の重なり方向と平行する方向の断面がL字形状に形成されており、
    他方の前記腕部は、他方の前記支持部に、前記巻回部における前記導電性線材の重なり方向と平行する方向の移動が規制されるように係合した状態で、支持されていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記プロセスカートリッジには、前記被給電部に対して、前記プロセスカートリッジの装着方向上流側に、前記被給電部と同一方向に突出する軸部が設けられており、
    前記収容部には、前記プロセスカートリッジの着脱に伴って前記軸部の着脱を案内するための案内溝が形成されており、
    前記巻回部は、前記案内溝内に臨むように配置され、
    前記巻回部における前記案内溝内に臨む部分が、装着状態の前記プロセスカートリッジの前記被給電部に対する前記巻回部の当接方向において、前記軸部の直径よりも短いことを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記プロセスカートリッジには、現像剤が担持されるローラ部、および、前記ローラ部の軸心に配置され、前記ローラ部を支持するローラ軸を備える現像ローラと、前記ローラ部に担持されている現像剤が供給されることにより現像される静電潜像が形成される感光筒部、および、前記感光筒部の軸心に配置され、前記感光筒部を支持するドラム軸を備える感光体とを備え、
    前記軸部が、前記ドラム軸であり、
    前記被給電部が、前記ローラ軸に電気的に接続され、前記ローラ軸の軸端部と平行して延びる通電軸部であることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
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