JP2006053255A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高圧基板とギヤプレートとを、同一側壁側に配置して、装置の小型化を図ることができながら、ギヤプレートの周辺における高圧基板から印加されるバイアスのリークを防止することのできる、画像形成装置を提供すること。
【解決手段】左フレーム131の外側面において、高圧基板135を、その少なくとも一部がギヤプレート134に対して幅方向に重ならないように配置し、その高圧基板135のギヤプレート134と重ならない部分に、放電バイアス出力端子142などの各バイアス出力端子を配置する。これによって、高圧基板135とギヤプレート134とを左フレーム131の外側面に配置して、レーザプリンタ1の小型化を図ることができながら、ギヤプレート134の周辺におけるバイアスのリークを防止することができる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、装置本体に、画像データに基づくレーザビームを高速走査するためのスキャナユニットと、帯電器、感光ドラム、現像ローラ、転写ローラおよびクリーナなどを備えるプロセスカートリッジとが設けられている。
このような画像形成装置には、帯電器、現像ローラ、転写ローラおよびクリーナに、それぞれ、放電バイアス、現像バイアス、転写バイアスおよびクリーニングバイアスを印加するための高圧電源基板が設けられ、また、感光ドラム、現像ローラ、転写ローラなどを回転駆動するための、モータおよび駆動力を伝達するためのギヤ伝達機構を支持するギヤプレートが設けられている。
そして、高圧電源回路部を含むエンジン駆動回路基板と、モータおよび駆動部とを、互いに反対側となる本体側面に垂直配置した画像形成装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2003−195594号公報
近年、画像形成装置の小型化が要請されている。画像形成装置を小型化するには、装置本体において、プロセスカートリッジに対する駆動力の入力と給電とを、同一側面からすることが望ましく、そのためには、高圧電源基板とギヤプレートとを、プロセスカートリッジに対して同一側面に配置する必要がある。
しかるに、高圧電源基板とギヤプレートとを、プロセスカートリッジに対して同一側面に配置すると、ギヤプレートの周辺において、高圧電源基板から印加されるバイアスがリークするおそれがある。
本発明の目的は、高圧基板とギヤプレートとを、同一側壁側に配置して、装置の小型化を図ることができながら、ギヤプレートの周辺における高圧基板から印加されるバイアスのリークを防止することのできる、画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置において、所定間隔を隔てて対向配置される第1側壁および第2側壁と、前記第1側壁と前記第2側壁との間に配置され、画像形成プロセスのために用いられるプロセス部材と、前記プロセス部材に対して前記第1側壁側に配置され、前記プロセス部材の駆動力を発生する駆動源と、前記駆動源からの駆動力を前記プロセス部材に伝達するための第1のギヤと、前記プロセス部材に対して前記第1側壁側に配置され、前記第1のギヤを支持するギヤプレートと、前記プロセス部材に対する前記第1側壁側において、前記ギヤプレートに対して、前記第1側壁および前記第2側壁の対向方向において少なくとも一部が重ならないように対向配置され、前記プロセス部材に印加されるバイアスを生成する高圧基板と、前記高圧基板において、前記ギヤプレートと前記対向方向に重ならない部分に配置され、前記バイアスを出力するための電源出力端子とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、高圧基板は、その少なくとも一部がギヤプレートに対して第1側壁および第2側壁の対向方向に重ならないように配置され、その高圧基板のギヤプレートと重ならない部分に、プロセス部材に印加されるバイアスを出力するための電源出力端子が配置されている。そのため、高圧基板とギヤプレートとを第1側壁側に配置して、装置の小型化を図ることができながら、ギヤプレートの周辺における電源出力端子からのバイアスのリークを防止することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記電源出力端子は、前記高圧基板の前記ギヤプレートと前記対向方向に重ならない部分における端縁に配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、電源出力端子とギヤプレートとの間の距離を大きく確保することができ、ギヤプレートの周辺における電源出力端子からのバイアスのリークを一層防止することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記ギヤプレートの前記高圧基板と前記対向方向に重なる部分を覆う絶縁シートを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、第1側壁および第2側壁の対向方向において、高圧基板およびギヤプレートの互いに重なる部分間に、絶縁シートが介在されるので、それらの間を絶縁することができる。そのため、ギヤプレートの周辺における電源出力端子からのバイアスのリークを確実に防止することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記プロセス部材は、感光体と、ワイヤを有し、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段とを含み、前記電源出力端子は、前記ワイヤに対して放電バイアスを出力するための放電バイアス出力端子と、前記転写手段に対して転写バイアスを出力するための転写バイアス出力端子とを備え、前記放電バイアス出力端子と前記転写バイアス出力端子とは、これら端子間でリークが生じない距離を隔てて配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、比較的高いバイアスを出力する放電バイアス出力端子と転写バイアス出力端子との間におけるリークを防止することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記プロセス部材は、感光体と、ワイヤおよびグリッドを有し、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段と、前記感光体をクリーニングするためのクリーニング手段とを含み、前記電源出力端子は、前記ワイヤに対して放電バイアスを出力するための放電バイアス出力端子と、前記転写手段に対して転写バイアスを出力するための転写バイアス出力端子と、前記グリッドに対するグリッドバイアス、前記現像手段に対する現像バイアスまたは前記クリーニング手段に対するクリーニングバイアスを出力するための第3バイアス出力端子とを備え、前記放電バイアス出力端子と前記転写バイアス出力端子との間の距離は、前記放電バイアス出力端子と前記第3バイアス出力端子との間の距離、または、前記転写バイアス出力端子と前記第3バイアス出力端子との間の距離よりも長く設定されていることを特徴としている。
このような構成によると、比較的高いバイアスを出力する放電バイアス出力端子および転写バイアス出力端子の間の距離が、放電バイアス出力端子または転写バイアス出力端子と比較的低いバイアスを出力する第3バイアス出力端子との間の距離よりも長く設定されている。そのため、放電バイアス出力端子と転写バイアス出力端子との間におけるリークを防止することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記プロセス部材は、感光体と、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段とを含み、前記電源出力端子は、前記帯電手段に対して帯電バイアスを出力するための帯電バイアス出力端子と、前記転写手段に対して転写バイアスを出力するための転写バイアス出力端子と、前記現像手段に対する現像バイアスを出力するための現像バイアス出力端子とを備え、前記帯電バイアス出力端子と前記転写バイアス出力端子との間の距離は、前記帯電バイアス出力端子と前記現像バイアス出力端子との間の距離、または、前記転写バイアス出力端子と前記現像バイアス出力端子との間の距離よりも長く設定されていることを特徴としている。
このような構成によると、比較的高いバイアスを出力する帯電バイアス出力端子および転写バイアス出力端子の間の距離が、帯電バイアス出力端子または転写バイアス出力端子と比較的低いバイアスを出力する現像バイアス出力端子との間の距離よりも長く設定されている。そのため、帯電バイアス出力端子と転写バイアス出力端子との間におけるリークを防止することができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明において、前記プロセス部材は、感光体と、ワイヤおよびグリッドを有し、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段と、前記感光体をクリーニングするためのクリーニング手段とを含み、前記電源出力端子は、前記ワイヤに対して放電バイアスを出力するための放電バイアス出力端子と、前記転写手段に対する転写バイアス、前記グリッドに対するグリッドバイアス、前記現像手段に対する現像バイアスまたは前記クリーニング手段に対するクリーニングバイアスを出力するための他バイアス出力端子とを備えており、前記第1側壁に配設され、前記放電バイアス出力端子が接続される放電バイアス用導線と、前記第1側壁に配設され、前記他バイアス出力端子が接続される他バイアス用導線と、前記第1側壁における前記放電バイアス用導線と前記他バイアス用導線との間に介在され、前記放電バイアス用導線と前記他バイアス用導線との間でのリークを防止するための遮蔽部材とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、放電バイアス用導線と他バイアス用導線との間に遮蔽部材が介在されているので、放電バイアス用導線と他バイアス用導線との間でのリークを防止することができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明において、前記プロセス部材は、感光体と、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段とを含み、前記電源出力端子は、前記帯電手段に対して帯電バイアスを出力するための帯電バイアス出力端子と、前記転写手段に対する転写バイアスまたは前記現像手段に対する現像バイアスを出力するための他バイアス出力端子とを備えており、前記第1側壁に配設され、前記帯電バイアス出力端子が接続される帯電バイアス用導線と、前記第1側壁に配設され、前記他バイアス出力端子が接続される他バイアス用導線と、前記第1側壁における前記帯電バイアス用導線と前記他バイアス用導線との間に介在され、前記帯電バイアス用導線と前記他バイアス用導線との間でのリークを防止するための遮蔽部材とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、帯電バイアス用導線と他バイアス用導線との間に遮蔽部材が介在されているので、帯電バイアス用導線と他バイアス用導線との間でのリークを防止することができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記帯電手段は、ワイヤとグリッドとを備え、前記帯電バイアス出力端子は、前記ワイヤに対して放電バイアスを出力するための放電バイアス出力端子であり、記帯電バイアス用導線は、前記放電バイアス出力端子が接続される放電バイアス用導線であることを特徴としている。
このような構成によると、放電バイアス用導線と他バイアス用導線との間に遮蔽部材が介在されているので、放電バイアス用導線と他バイアス用導線との間でのリークを防止することができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項7または9に記載の発明において、前記遮蔽部材は、前記放電バイアス用導線に対して前記放電バイアス出力端子を接続するときに、前記放電バイアス出力端子の移動を案内するガイド手段を兼ねることを特徴としている。
このような構成によると、遮蔽部材がガイド手段を兼ねるので、放電バイアス用導線に対して放電バイアス出力端子を確実に接続することができながら、構成の簡略および部品点数の低減を図ることができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記高圧基板には、前記放電バイアスを生成するための帯電用トランスが実装されており、前記放電バイアス出力端子は、前記帯電用トランス上に配置され、前記遮蔽部材は、前記放電バイアス用導線に対して前記放電バイアス出力端子を接続するときに、前記帯電用トランスと摺擦する位置に配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、帯電用トランスを遮蔽部材に摺擦させて、放電バイアス出力端子を放電バイアス用導線に対して接続することができる。そのため、放電バイアス出力端子を放電バイアス用導線に接続するときの作業性の向上を図ることができる。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載の発明において、前記プロセス部材は、感光体を含み、前記感光体は、前記ギヤプレートを介して接地されていることを特徴としている。
このような構成によると、ギヤプレートが接地されていれば、感光体の接地のための構成を簡素化することができる。
また、請求項13に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれかに記載の発明において、前記第1側壁と前記第2側壁との間に形成される開口部を開閉する開閉カバーと、前記第1側壁から前記対向方向内側に進出し、前記プロセス部材へ駆動力を伝達可能な連結位置と、前記連結位置から前記対向方向外側に退避し、前記プロセス部材への駆動力の伝達を解除する解除位置とに進退可能な進退部材と、前記開閉カバーと前記進退部材との間に配置され、前記開閉カバーの開閉に連動して、前記進退部材を進退させるためのアームとを備え、前記電源出力端子は、前記進退部材に対して前記アームが設けられている側と反対側に配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、電源出力端子が、進退部材に対してアームが設けられている側と反対側に配置されている。そのため、進退部材を進退させるときに移動するアームと電源出力端子との干渉を防止することができる。
また、請求項14に記載の発明によれば、請求項1ないし13のいずれかに記載の発明において、前記高圧基板には、トランスが、前記ギヤプレートに向けて突出するように実装されていることを特徴としている。
このような構成によると、高圧基板に実装されているトランスがギヤプレートに向けて突出しているので、第1側壁および第2側壁の対向方向において、高圧基板が第1側壁の外側に配置される構成であっても、高圧基板よりも外側にトランスが突出することを防止することができる。そのため、第1側壁および第2側壁の対向方向における装置のサイズを小さくすることができる。その結果、装置のさらなる小型化を図ることができる。
また、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、前記高圧基板は、少なくとも一部が前記ギヤプレートと前記対向方向において対向配置されており、前記トランスは、前記ギヤプレートと前記対向方向に重ならない部分に実装されていることを特徴としている。
このような構成によると、第1側壁および第2側壁の対向方向において、トランスが高圧基板のギヤプレートと重ならない部分に実装されているので、その対向方向に直交する方向において、トランスとギヤプレートとをオーバラップさせて配置することができる。そのため、高圧基板とギヤプレートとの間の間隔を狭めることができ、その分、第1側壁および第2側壁の対向方向における装置のサイズを小さくすることができる。その結果、装置の一層の小型化を図ることができる。
また、請求項16に記載の発明は、請求項1ないし15のいずれかに記載の発明において、前記プロセス部材に対して前記第1側壁側に配置され、前記プロセス部材に前記バイアスを印加するために接続される接点を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、プロセス部材にバイアスを印加するために接続される接点が第1側壁側に配置されているので、その接点と電源出力端子とを電気接続する配線を短くすることができる。そのため、接点と電源出力端子との配線構造の簡素化を図ることができる。
また、請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、前記第1側壁と前記高圧基板とは、前記ギヤプレートを挟んで対向配置され、前記ギヤプレートを回避して、前記接点と前記高圧基板とを電気的に接続するための接続部材を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、接続部材を介して、第1側壁側に配置された接点と高圧基板とをギヤプレートを回避して電気的に接続することができる。そのため、ギヤプレートに接点と高圧基板とを接続するための配線を貫通させる必要をなくすことができる。その結果、接点と高圧基板との電気接続のための配線構造の簡素化を図ることができる。
また、請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の発明において、前記接続部材は、針金からなることを特徴としている。
このような構成によると、接続部材の構成の簡素化を図ることができる。
また、請求項19に記載の発明は、請求項17または18に記載の発明において、前記第1側壁と前記第2側壁との間に形成される開口部を開閉する開閉カバーと、前記第1側壁から前記対向方向内側に進出し、前記プロセス部材へ駆動力を伝達可能な連結位置と、前記連結位置から前記対向方向外側に退避し、前記プロセス部材への駆動力の伝達を解除する解除位置とに進退可能な進退部材と、前記開閉カバーと前記進退部材との間に配置され、前記開閉カバーの開閉に連動して、前記進退部材を進退させるためのアームとを備え、前記第1側壁と前記ギヤプレートとの間に、前記アームが配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、第1側壁とギヤプレートとの間のスペースを、アームを配置するためのスペースとして有効に活用することができる。
また、請求項20に記載の発明は、請求項1ないし19のいずれかに記載の発明において、前記プロセス部材に対して前記第2側壁側に配置され、前記高圧基板よりも低い電圧を生成する低圧基板と、前記プロセス部材によって画像が記録される記録媒体を載置するための載置板と、前記低圧基板に電気的に接続されており、前記第2側壁から突出して設けられ、前記載置板に接触するアース接点とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、低圧基板に電気的に接続されたアース接点が載置板に接触することによって、載置板を、そのアース接点および低圧基板を介して接地することができる。そのため、簡素な構成によって、載置板の接地を達成することができる。
また、請求項21に記載の発明は、請求項1ないし20のいずれかに記載の発明において、前記プロセス部材によって画像が記録される記録媒体を載置するための載置板と、前記載置板を収容し、前記第1側壁と前記第2側壁との間に対して着脱可能に装着されるカセットと、前記第2側壁に設けられ、前記カセットの離脱を規制するためのロック機構と、前記第1側壁に設けられ、前記載置板を、前記記録媒体を載置するための載置位置から前記記録媒体を搬送するための搬送位置に移動させるための第2のギヤとを備え、前記第2のギヤは、前記カセットを装着方向へ付勢するような方向に回転するように設けられ、前記カセットは、前記ロック機構および前記第2のギヤの協働によって、前記第1側壁と前記第2側壁との間からの離脱が規制されることを特徴としている。
このような構成によると、ロック機構と第2のギヤとの協働によって、第1側壁と第2側壁との間からのカセットの離脱が規制される。そのため、ロック機構を第2側壁のみに設ける構成とすることができる。その結果、カセットの離脱を規制するための構成を簡素化することができる。
請求項1に記載の発明によれば、高圧基板とギヤプレートとを第1側壁側に配置して、装置の小型化を図ることができながら、ギヤプレートの周辺における電源出力端子からのバイアスのリークを防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ギヤプレートの周辺における電源出力端子からのバイアスのリークを一層防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、ギヤプレートの周辺における電源出力端子からのバイアスのリークを確実に防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、比較的高いバイアスを出力する放電バイアス出力端子と転写バイアス出力端子との間におけるリークを防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、放電バイアス出力端子と転写バイアス出力端子との間におけるリークを防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、帯電バイアス出力端子と転写バイアス出力端子との間におけるリークを防止することができる。
請求項7に記載の発明によれば、放電バイアス用導線と他バイアス用導線との間でのリークを防止することができる。
請求項8に記載の発明によれば、帯電バイアス用導線と他バイアス用導線との間でのリークを防止することができる。
請求項9に記載の発明によれば、放電バイアス用導線と他バイアス用導線との間でのリークを防止することができる。
請求項10に記載の発明によれば、放電バイアス用導線に対して放電バイアス出力端子を確実に接続することができながら、構成の簡略および部品点数の低減を図ることができる。
請求項11に記載の発明によれば、放電バイアス出力端子を放電バイアス用導線に接続するときの作業性の向上を図ることができる。
請求項12に記載の発明によれば、感光体の接地のための構成を簡素化することができる。
請求項13に記載の発明によれば、進退部材を進退させるときに移動するアームと電源出力端子との干渉を防止することができる。
請求項14に記載の発明によれば、装置のさらなる小型化を図ることができる。
請求項15に記載の発明によれば、装置の一層の小型化を図ることができる。
請求項16に記載の発明によれば、接点と電源出力端子との配線構造の簡素化を図ることができる。
請求項17に記載の発明によれば、第1側壁側に設けられた接点と高圧基板との電気接続のための配線構造の簡素化を図ることができる。
請求項18に記載の発明によれば、接続部材の構成の簡素化を図ることができる。
請求項19に記載の発明によれば、第1側壁とギヤプレートとの間のスペースを、アームを配置するためのスペースとして有効に活用することができる。
請求項20に記載の発明によれば、簡素な構成によって、載置板の接地を達成することができる。
請求項21に記載の発明によれば、カセットの離脱を規制するための構成を簡素化することができる。
図1および図2は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。このレーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
本体ケーシング2において、一方側の側壁には、後述するプロセスカートリッジ18を着脱するための着脱開口部6が形成されており、その着脱開口部6を開閉するための開閉カバーとしてのフロントカバー7が設けられている。
このフロントカバー7は、その下端部に挿通された図示しないカバー軸に回動自在に支持されている。これによって、フロントカバー7をカバー軸を中心として閉じると、図1に示すように、フロントカバー7によって着脱開口部6が閉鎖され、フロントカバー7をカバー軸を支点として開くと(傾倒させると)、図2に示すように、着脱開口部6が開放され、この着脱開口部6から、プロセスカートリッジ18を本体ケーシング2に対して着脱させることができる。
なお、以下では、このレーザプリンタ1およびプロセスカートリッジ18(後述する現像カートリッジ26を含む。)において、フロントカバー7が設けられる側を「前側」とし、その反対側を「後側」とする。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ8と、給紙トレイ8の前端部の上方に設けられる給紙ローラ9および分離パッド10と、給紙ローラ9の後側に設けられるピックアップローラ11と、給紙ローラ9の前側下方において対向配置されるピンチローラ12と、給紙ローラ9の後側上方に設けられるレジストローラ13とを備えている。
給紙トレイ8は、図1ないし図4に示すように、平面視矩形板状の底板59と、この底板59上の空間を取り囲み、底板59の周端縁からそれぞれ垂直に立設する前壁60、後壁61、左側壁62および右側壁63とを一体的に備えている。
前壁60は、底板59の前端縁に結合されている。この前壁60には、図3および図4に示すように、側面視で略三角形状の把持部64が形成されている。この把持部64を把持して、給紙トレイ8を本体ケーシング2に対して前後にスライドさせることによって、給紙トレイ8を本体ケーシング2から離脱させたり、給紙トレイ8を本体ケーシング2に装着したりすることができる。
後壁61は、底板59の後端縁に結合されている。
左側壁62は、図3に示すように、底板59の左端縁に結合されており、側面視略矩形状のギヤ配置部65と、このギヤ配置部65よりも高さが低く形成され、ギヤ配置部65の後端部から後方に延びる左壁後部66とを備えている。そして、ギヤ配置部65には、給紙トレイ8が本体ケーシング2に装着されたときに、本体ケーシング2内に設けられた後述するレバー駆動力伝達ギヤ177と噛合する入力ギヤ67と、この入力ギヤ67に噛合し、入力ギヤ67から伝達される駆動力によって回転されるレバー駆動ギヤ68とが配置されている。
右側壁63は、図4に示すように、底板59の右端縁に結合されており、側面視略矩形状の右壁前部69と、この右壁前部69よりも高さが低く形成され、右壁前部69の後端部から後方に延びる右壁後部70とを備えている。そして、右壁後部70の前端部には、給紙トレイ8が本体ケーシング2に装着されたときに、後述するトレイロック片179が係止される平面視略三角形状のロック機構としてのロック片係止部71が設けられている。また、右壁後部70の前後方向中間部には、給紙トレイ8が本体ケーシング2に装着されたときに、後述する押圧板アース接点183が嵌り込むアース接続孔72が形成されている。
また、給紙トレイ8は、図1および図2に示すように、底板59上に、用紙3を積層状に載置可能な金属製の載置板としての用紙押圧板14と、この用紙押圧板14の前側に、用紙押圧板14の前端部を上方に持ち上げるためのレバー15とを備えている。
用紙押圧板14は、後端部において揺動可能に支持されることによって、前端部が上下方向に移動可能にされている。
レバー15は、用紙押圧板14の前側から下側へ回り込むように断面略L字状に形成されており、その上端部が、前後方向に直交する(以下、単に「幅方向」という。)に延びるレバー軸16に取り付けられ、その後端部が、用紙押圧板14の下面の前端部に当接している。そして、レバー軸16は、左側壁62を貫通して、左側壁62の幅方向外側に突出しており、そのレバー軸16の左側壁62から突出した左端部に、レバー駆動ギヤ68が相対回転不能に取り付けられている。なお、レバー軸16は、底板59上において、図示しないリブに回転自在に支持されている。
給紙トレイ8を本体ケーシング2に装着すると、本体ケーシング2内に設けられた後述するレバー駆動力伝達ギヤ177と入力ギヤ67とが噛合し、その状態でレバー駆動力伝達ギヤ177から入力ギヤ67に駆動力が入力されると、入力ギヤ67の回転に伴って、レバー15がレバー軸16を支点として回転し、レバー15の後端部が用紙押圧板14の前端部を持ち上げる。
用紙押圧板14の前端部が持ち上げられると、用紙押圧板14上の最上位にある用紙3は、ピックアップローラ11に押圧され、そのピックアップローラ11の回転によって、給紙ローラ9と分離パッド10との間に向けて搬送開始される。
一方、給紙トレイ8を本体ケーシング2から離脱させると、入力ギヤ67とレバー駆動力伝達ギヤ177との噛合が解除されて、用紙押圧板14は、その自重によって、前端部が下方に移動し、給紙トレイ8の底板59に沿った状態になる。この状態で、用紙押圧板14上に用紙3を積層状に載置することができる。
給紙ローラ9の前側上方には、給紙ローラ9の外周面の最前位置と最上位置との間を覆うように、断面略1/4円弧状の円弧状ガイド部材85が配置されている。より具体的には、円弧状ガイド部材85は、給紙ローラ9の外周面に沿って湾曲する断面略1/4円弧状の曲板状に形成され、給紙ローラ9の外周面における最前位置と最上位置との間に対して、微小なほぼ等間隔を隔てて設けられている。
ピックアップローラ11によって送り出された用紙3は、給紙ローラ9と分離パッド10との間に挟まれたときに確実に1枚ごとに捌かれた後、給紙ローラ9の回転によって、給紙ローラ9とピンチローラ12との間に向かって搬送される。そして、給紙ローラ9とピンチローラ12との間を通過した用紙3は、給紙ローラ9と円弧状ガイド部材85との間に進入して、その給紙ローラ9と円弧状ガイド部材85との間を、給紙ローラ9の外周面に沿って搬送される。
給紙ローラ9の後方には、前後方向に延びる樹脂製のガイド板86が設けられている。ガイド板86は、給紙ローラ9の上部近傍から後方に向かって下方に傾斜する上流側部分87と、この上流側部分87の後側に連設され、後述する転写ローラ30を下方から覆う凹状に形成された中間部分88と、中間部分88の後側に連設され、後方に向かって上方に傾斜する上面を有する下流側部分89とを備えている。
レジストローラ13は、互いに対向する上下1対のローラから構成されており、ガイド板86の上流側部分87の前端部において、下側のローラがガイド板86の上面から突出した状態に配置され、その下側のローラに上側のローラが圧接している。
給紙ローラ9と分離パッド10との間を搬送される用紙3は、給紙ローラ9の外周面の最上部付近において、給紙ローラ9の外周面から離脱し、ガイド板86の上流側部分87上に送られる。そして、ガイド板86の上流側部分87上に送られた用紙3は、レジストローラ13によるレジスト後、レジストローラ13の回転によって、ガイド板86の上流側部分87上を画像形成部5の画像形成位置(後述する感光ドラム28と転写ローラ30との間のニップ位置であって、感光ドラム28上のトナー像を用紙3に転写する位置)に向けて搬送される。
画像形成部5は、スキャナ部17、プロセスカートリッジ18、定着部19などを備えている。
スキャナ部17は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源、回転駆動されるポリゴンミラー20、fθレンズ21、反射鏡22、レンズ23および反射鏡24などを備えている。レーザ光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー20で偏向されて、fθレンズ21を通過した後、反射鏡22によって光路が折り返され、さらにレンズ23を通過した後、反射鏡24によってさらに光路が下方に屈曲されることにより、プロセスカートリッジ18の後述する感光ドラム28の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ18は、スキャナ部17の下方において、本体ケーシング2に対して着脱可能に装着されている。このプロセスカートリッジ18は、ドラムカートリッジ25と、ドラムカートリッジ25に対して着脱可能に装着される現像カートリッジ26とを備えている。
ドラムカートリッジ25は、図5および図6に示すように、カートリッジフレーム91と、そのカートリッジフレーム91内に設けられる、プロセス部材である感光体としての感光ドラム28、プロセス部材である帯電手段としてのスコロトロン型帯電器29、プロセス部材である転写手段としての転写ローラ30およびプロセス部材であるクリーニング手段としてのクリーニングブラシ31とを備えている。
カートリッジフレーム91は、左側壁96、右側壁97、底壁98、前壁99および後上壁100を一体的に備えている。
左側壁96および右側壁97は、幅方向に間隔を隔てて対向配置されており、側面視略船首形状の後側壁部105と、側面視略矩形状の前側壁部106と、側面視略矩形状の延長側壁部107とが、後側から前側に向かって順次連続して形成されている。
前側壁部106は、現像カートリッジ26の着脱時に、後述する現像ローラ軸48の軸端部を案内するためのローラ軸案内部115と、このローラ軸案内部115の後端に連続して設けられ、ローラ軸案内部115に案内される現像ローラ軸48の軸端部を受け入れるローラ軸受入部116とを備えている。
ローラ軸案内部115は、前側壁部106の上端縁として形成され、前側壁部106の前後方向途中から、前方から後方に向かって、斜め下方に延びた後、略水平方向の平坦状に延びるように形成されている。
ローラ軸受入部116は、ローラ軸案内部115の後側に連続し、ローラ軸案内部115の後端部よりも上方に突出した突出壁117に、その突出壁117の前端縁から側面視略矩形状に切り欠くことによって形成されており、その下端縁が、ローラ軸案内部115の後端縁に連続している。
延長側壁部107は、前側壁部106と幅方向において面一で、連続して形成されている。
底壁98は、略平板状をなし、左側壁96および右側壁97の下端縁を前後方向にわたって連結するように設けられている。
前壁99は、底壁98の前端縁から上方に向かって直角方向に屈曲するように形成されている。この前壁99は、略矩形平板状をなし、幅方向両端部が、左側壁96および右側壁97と、直角方向に屈曲するようにして、連続して形成されている。
後上壁100は、前方から後方に向かって下方に向けてやや傾斜する板状をなし、左側壁96および右側壁97の各後側壁部105の上端縁を、前後方向にわたって連結するように設けられている。この後上壁100は、その後端縁が、底壁98の後端縁と幅方向にわたって連結されている。また、この後上壁100には、その前部に、幅方向に延びる平面視略矩形状のレーザ入射窓121が開口されている。また、後上壁100には、その後部斜め上方に、スコロトロン型帯電器29を支持するための帯電支持部122と、その後部内側方に、クリーニングブラシ31を支持するためのブラシ支持部123とが、一体的に形成されている。
そして、このカートリッジフレーム91では、左側壁96および右側壁97の各後側壁部105と、後上壁100と、その後上壁100に上下方向に対向する底壁98の後部とによって、ドラム収容部102が、前方が開放される閉鎖空間として形成される。また、左側壁96および右側壁97の各前側壁部106と、各前側壁部106に幅方向において連続する底壁98の前後方向途中部とによって、現像カートリッジ収容部103が、上方が開放され、前方が次に述べる延長部104に連通し、後方がドラム収容部102に連通する空間として形成される。さらにまた、左側壁96および右側壁97の延長側壁部107と、各延長側壁部107に幅方向において連続する底壁98の前部と、前壁99とによって、延長部104が、上方が開放され、後方が現像カートリッジ収容部103に連通する空間として形成される。
感光ドラム28は、図6に示すように、ドラム収容部102内に設けられている。この感光ドラム28は、最表層がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成される円筒形状のドラム本体32と、このドラム本体32の軸心において、ドラム本体32の長手方向に沿って延びる金属製のドラム軸33とを備えている。ドラム軸33がドラムカートリッジ25の両側板27に回転不能に支持され、このドラム軸33に対してドラム本体32が回転可能に支持されることにより、感光ドラム28は、両側板27間において、ドラム軸33を中心に回転可能に設けられている。
なお、図7に示すように、ドラム軸33の左端部は、ドラムカートリッジ25の左側壁96から突出しており、その左端部の端面は、後述するドラムアース接点166が当接するドラムアース電極73とされている。
スコロトロン型帯電器29は、図6に示すように、ドラム収容部102内に配置され、感光ドラム28の後側斜め上方において、帯電支持部122に支持されており、感光ドラム28と接触しないように間隔を隔てて対向配置されている。このスコロトロン型帯電器29は、ワイヤ74およびグリッド75を備えている。
ワイヤ74は、帯電支持部122において、左側壁96および右側壁97の間に張設されている。また、図7に示すように、ワイヤ74の左端部には、板金からなるワイヤ電極76が取り付けられており、そのワイヤ電極76は、左側壁96の後側壁部105の上前端部(ドラムアース電極73の上方)において、上下方向に形成されたスリットの間から幅方向外方に露出するように固定されている。
グリッド75は、図6に示すように、幅方向に沿ってワイヤ74の下方を囲むように配置され、左側壁96および右側壁97の間に架設されている。また、図7に示すように、グリッド75には、板金からなるグリッド電極77が接続されており、そのグリッド電極77は、左側壁96の後側壁部105の後端部(ドラムアース電極73の後側斜め上方)において、前側下方から斜め後側上方に傾斜する方向に形成されたスリットの間から幅方向外方に露出するように固定されている。
転写ローラ30は、ドラム収容部102内に配置され、左側壁96および右側壁97の間で回転自在に支持されており、感光ドラム28と上下方向において下側から対向して接触し、感光ドラム28との間にニップを形成している。この転写ローラ30は、金属製の転写ローラ軸34を、導電性のゴム材料からなるローラ35で被覆することにより構成されている。また、図7に示すように、左側壁96の後側壁部105の下端部(ドラムアース電極73の下方)には、略矩形状の転写電極孔78が形成されており、その転写電極孔78には、転写電極79が幅方向外方に露出するように埋設されている。転写ローラ軸34の左端部は、その転写電極79に当接している。
クリーニングブラシ31は、図6に示すように、ドラム収容部102内に配置され、感光ドラム28の後側側方において、ブラシ支持部123に支持されている。このクリーニングブラシ31は、幅方向に沿って延びる略矩形細長状の支持板に多数のブラシ毛が植設されている。クリーニングブラシ31は、ブラシ支持部123に支持された状態で、感光ドラム28の表面にブラシ毛が幅方向に沿って接触するように、感光ドラム28に対して前後方向に対向配置されている。また、このクリーニングブラシ31の支持板の左側端部には、板金からなるクリーニング電極80が取り付けられており、このクリーニング電極80は、図7に示すように、左側壁96の後側壁部105の後端部(ドラムアース電極73の後方)において、上下方向に形成されたスリットの間から幅方向外方に露出するように固定されている。
現像カートリッジ26は、現像カートリッジ収容部103に対して着脱自在に装着され、図1および図2に示すように、後側が開口されたボックス状をなす筐体36と、この筐体36内に設けられる、供給ローラ37、プロセス部材である現像手段としての現像ローラ38および層厚規制ブレード39とを備えている。
筐体36内には、その上面の前後方向途中から下方に向かって突出する仕切板40が幅方向に延びて設けられており、その仕切板40よりも前方の内部空間がトナー収容室41とされ、仕切板40よりも後方の内部空間が現像室42とされている。
トナー収容室41内には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されている。このトナーとしては、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる重合トナーが使用されている。このような重合トナーは、球状をなし、流動性が極めて良好であり、高画質の画像形成を達成することができる。
なお、このようなトナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合され、また、流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加されている。その粒子径は、約6〜10μm程度である。
また、トナー収容室41内には、このトナー収容室41内のトナーを撹拌するためのアジテータ43が設けられている。アジテータ43は、トナー収容室41の中心部において、幅方向に延びるアジテータ回転軸44に支持されている。
供給ローラ37は、現像室42内において、前側下方に配置され、筐体36の幅方向に対向する両側板間に回転自在に支持されている。この供給ローラ37は、幅方向に延びる、金属製の供給ローラ軸46と、その供給ローラ軸46の周りを被覆する、導電性の発泡材料からなるスポンジローラ47とを備えている。
現像ローラ38は、現像室42内において、後側下方に配置され、供給ローラ37と互いに圧接され、かつ、後側部分が筐体36から後方に部分的に露出するように設けられている。この現像ローラ38は、金属製の現像ローラ軸48と、その現像ローラ軸48の周りを被覆する、導電性のゴム材料からなるゴムローラ49が被覆されている。より具体的には、ゴムローラ49は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなり、その表面が、フッ素含有ウレタンゴムまたはシリコーンゴムにより被覆されている。なお、現像ローラ軸48の両側軸端部は、筐体36の両側板間から幅方向外側に突出するように設けられており、その左側軸端部の端面は、図7に示すように、後述する現像ローラ接点163が接触する現像ローラ電極81とされている。
層厚規制ブレード39は、金属の板ばね材からなり、その先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧ゴム部材50を備えている。そして、層厚規制ブレード39は、現像ローラ38の上方において筐体36に支持されて、その下端部が、現像ローラ38のゴムローラ49に対して前側から対向し、押圧ゴム部材50が、層厚規制ブレード39の弾性力によってゴムローラ49の表面に圧接されている。
また、筐体36の左側板には、図7に示すように、アジテータ43、供給ローラ37および現像ローラ38に対して機械的な駆動力を入力するための入力ギヤ82が配置されている。この入力ギヤ82には、その中心部に、後述するカップリング部材186が相対回転不能に連結される連結孔83が形成されている。入力ギヤ82は、図示しないギヤ伝達機構を介して、アジテータ回転軸44、供給ローラ軸46および現像ローラ軸48と駆動力の伝達ができるように連結されている。そして、カップリング部材186から入力ギヤ82に駆動力が入力されると、その駆動力により、アジテータ43、供給ローラ37および現像ローラ38が回転される。
カップリング部材186から入力ギヤ82に駆動力が入力されて、アジテータ回転軸44を支点として、アジテータ43が回転されると、トナー収容室41内のトナーは、撹拌され、仕切板40の下方のトナー放出口45から現像室42に向けて放出される。そして、現像室42に放出されるトナーは、供給ローラ37の回転によって、現像ローラ38のゴムローラ49上に供給され、このとき、供給ローラ37のスポンジローラ47と現像ローラ38のゴムローラ49との間で正に摩擦帯電される。ゴムローラ49上に供給されたトナーは、現像ローラ38の回転に伴って、層厚規制ブレード39の押圧ゴム部材50とゴムローラ49との間に進入し、一定厚さの薄層となって、ゴムローラ49上に担持される。
一方、感光ドラム28の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナ部17からのレーザビームの高速走査により露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ38の回転により、現像ローラ38のゴムローラ49上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム28に対向して接触する時に、感光ドラム28の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム28の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。
その後、感光ドラム28と転写ローラ30とが、それらの間で用紙3を挟持して搬送するように回転駆動され、感光ドラム28と転写ローラ30との間を用紙3が搬送されることにより、感光ドラム28の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
なお、転写後に、用紙3との接触によって感光ドラム28の表面に付着した紙粉は、その感光ドラム28の表面が、感光ドラム28の回転に伴って、クリーニングブラシ31のブラシと対向した時に、そのブラシによって除去される。
定着部19は、プロセスカートリッジ18の後側に設けられ、幅方向に延びる定着フレーム51と、この定着フレーム51に回転自在に支持され、上下方向に対向配置される加熱ローラ52および押圧ローラ53とを備えている。
加熱ローラ52は、金属素管193と、その金属素管193内に加熱のためのハロゲンランプ194とを備え、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動される。
押圧ローラ53は、加熱ローラ52の下方において、加熱ローラ52を押圧するように対向配置されている。この押圧ローラ53は、金属製のローラ軸54を、ゴム材料からなるローラ55で被覆することにより構成されており、加熱ローラ52の回転駆動に従って従動される。
定着部19では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ52と押圧ローラ53との間を通過する間に熱定着させる。トナーが定着した用紙3は、本体ケーシング2の上面に向かって上下方向に延びた排紙パス56に搬送される。この排紙パス56に搬送された用紙3は、その上端に設けられる排紙ローラ57によって、本体ケーシング2の上面に形成された排紙トレイ58上に排紙される。
図8は、レーザプリンタ1の内部構成を示す平面図である。本体ケーシング2には、幅方向に対向配置される樹脂製の第1側壁としての左フレーム131および第2側壁としての右フレーム132が設けられている。そして、その左フレーム131と右フレーム132との間において、ガイド板86が架設されており、また、ガイド板86の上方にプロセスカートリッジ18が装着される。
左フレーム131は、図9に示すように、側面視で前後方向に延びる略長方形状をなしている。この左フレーム131の外側面には、次に述べる伝達ギヤ138から駆動力が入力される給紙ローラギヤ133などの複数の入力ギヤが支持されている。また、左フレーム131の外側面には、ギヤプレート134、高圧基板135およびメイン基板136が配置されている。
ギヤプレート134は、板金からなり、左フレーム131の外側面の下端縁に沿って、左フレーム131の前端縁から後方に延びるように配置されている。このギヤプレート134の左フレーム131との対向面には、駆動源としてのモータ137と、そのモータ137からの駆動力を、感光ドラム28、給紙トレイ8(レバー15)、給紙ローラ9などに伝達するための複数の第1のギヤとしての伝達ギヤ138とが支持されている。
高圧基板135は、このレーザプリンタ1の外部から供給される単相100Vの電圧を昇圧させて、スコロトロン型帯電器29、転写ローラ30、クリーニングブラシ31および現像ローラ38にそれぞれ印加される高電圧のバイアスを発生する電源基板である。この高圧基板135は、側面視略長方形状に形成されており、幅方向(左フレーム131と右フレーム132との対向方向)において、その下端部がギヤプレート134の上端部と重なるように、ギヤプレート134に対して幅方向外側から対向配置されている。
図10に示すように、高圧基板135の左フレーム131との対向面には、スコロトロン型帯電器29のワイヤ74に対する放電バイアスを生成するためのトランスとしての帯電用トランス139と、転写ローラ30に対する転写バイアスを生成するためのトランスとしての転写用トランス140と、現像ローラ38に対する現像バイアスを生成するためのトランスとしての現像用トランス141と、放電バイアスを出力するための電源出力端子である放電バイアス出力端子142と、転写バイアスを出力するための電源出力端子である他バイアス出力端子としての転写バイアス出力端子143と、現像バイアスを出力するための電源出力端子である第3バイアス出力端子または他バイアス出力端子としての現像バイアス出力端子144と、スコロトロン型帯電器29のグリッド75に対するグリッドバイアスを出力するための電源出力端子である第3バイアス出力端子または他バイアス出力端子としてのグリッドバイアス出力端子145と、クリーニングブラシ31に対するクリーニングバイアスを出力するための電源出力端子である第3バイアス出力端子または他バイアス出力端子としてのクリーニングバイアス出力端子146と、これらの各バイアス出力端子142〜146からのバイアスの出力およびその停止を切り替えるためのトランジスタ147,148,149と、トランジスタ147の熱破壊を防止するための放熱板150と、アース接続のためのアース接続端子151,152と、外部との電気接続のためのコネクタ153,154,155と、図示しないレジスト後センサ(スキャナ部17からのレーザビームの出射タイミングを制御するために用紙3の到達を検知するセンサ)を構成する検出子の位置を検出するための光学センサ195とが実装されている。
帯電用トランス139、転写用トランス140、現像用トランス141およびトランジスタ148,149は、高圧基板135の左フレーム131との対向面において、ギヤプレート134と幅方向に重ならない領域に配置され、トランジスタ147、アース接続端子151,152、コネクタ153,154,155およびセンサ195は、その高圧基板135の左フレーム131との対向面において、ギヤプレート134と幅方向に重なる領域に配置されている。すなわち、高圧基板135の左フレーム131との対向面に実装される部品のうち、比較的背が高い部品は、その対向面におけるギヤプレート134と幅方向に重ならない領域に配置され、比較的背が低い部品は、その対向面におけるギヤプレート134と幅方向に重なる領域に配置されている。
また、放電バイアス出力端子142、転写バイアス出力端子143、現像バイアス出力端子144、グリッドバイアス出力端子145およびクリーニングバイアス出力端子146は、高圧基板135の左フレーム131との対向面において、ギヤプレート134と幅方向に重ならない領域に配置されている。
より具体的には、高圧基板135の左フレーム131との対向面において、帯電用トランス139は、ギヤプレート134と幅方向に重ならない上端部であって、前後方向中間部に配置されており、この帯電用トランス139の後方に、現像バイアス出力端子144、グリッドバイアス出力端子145およびクリーニングバイアス出力端子146が、この順で前側から並べて配置されている。放電バイアス出力端子142は、帯電用トランス139における後部上に配置されている。また、転写用トランス140は、ギヤプレート134と幅方向に重ならない前側上端部に配置され、現像用トランス141は、ギヤプレート134と幅方向に重ならない前側下端部(転写用トランス140の下方)に配置されている。そして、その現像用トランス141の前方に、転写バイアス出力端子143が配置され、その後方に、トランジスタ148,149が上下に対向配置されている。さらに、ギヤプレート134と幅方向に重なる後側下端部には、放熱板150が配置され、その放熱板150の上部上にトランジスタ147が配置されている。さらにまた、アース接続端子151およびコネクタ154,155は、放熱板150の下方において、高圧基板135の下端縁に沿って並設され、アース接続端子152は、高圧基板135の後下角部に配置されている。コネクタ153は、アース接続端子152の上方に配置されている。
このように配置されることによって、高圧基板135の左フレーム131との対向面に実装される部品のうち、比較的背が高い部品である帯電用トランス139などが、その対向面におけるギヤプレート134と幅方向に重ならない領域に配置されることによって、図11に示すように、それら比較的背が高い部品は、上下方向または前後方向において、ギヤプレート134に対して重なるように配置される。
また、放電バイアス出力端子142と転写バイアス出力端子143との間の距離は、放電バイアス出力端子142と現像バイアス出力端子144、グリッドバイアス出力端子145およびクリーニングバイアス出力端子146との各間の距離よりも長く確保され、放電バイアス出力端子142と転写バイアス出力端子143との間でリークが生じない距離が確保されている。
また、図12に示すように、左フレーム131の外側面には、その上端縁における前後方向中間部であって、放電バイアス出力端子142、現像バイアス出力端子144、グリッドバイアス出力端子145およびクリーニングバイアス出力端子146がそれぞれ幅方向に対向する位置に、針金を巻回してなるばね状の接続部材156,158,159,160が幅方向外側に向けて突出した状態に設けられている。また、左フレーム131の外側面の前側上端部付近において、転写バイアス出力端子143に対して幅方向に対向する位置に、針金を巻回してなるばね状の接続部材157が幅方向外側に向けて突出した状態に設けられている。
さらに、放電バイアス出力端子142が対向する接続部材156と現像バイアス出力端子144が対向する接続部材158との間には、これらの間でのリークを防止するための遮蔽部材としてのリブ167が、左フレーム131の外側面から突出して形成されている。
このリブ167は、放電バイアス出力端子142が配置された帯電用トランス139の後端面と摺擦する位置に配置されている。また、リブ167において、前端面167Aと高圧基板135に対向する面167Bとの間には、幅方向外側に向かって前方に傾斜する傾斜面167Cが形成されている。そして、高圧基板135を左フレーム131の外側面に対して取り付けるときには、リブ167の傾斜面167Cによって、帯電用トランス139がリブ167の前側に案内され、その帯電用トランス139の後端面をリブ167の前端面167Aに摺擦させながら、高圧基板135を左フレーム131の外側面に近づけていけば、放電バイアス出力端子142が接続部材156に確実に当接される。すなわち、リブ167は、放電バイアス出力端子142を接続部材156に当接するように案内するガイド手段を兼ねている。
帯電用トランス139をリブ167の前端面に摺擦させながら、高圧基板135を左フレーム131の外側面に取り付けることによって、放電バイアス出力端子142、転写バイアス出力端子143、現像バイアス出力端子144、グリッドバイアス出力端子145およびクリーニングバイアス出力端子146が、幅方向において、それぞれ接続部材156,158,159,160に対して弾性的に当接される。
また、高圧基板135をギヤプレート134に重なるように配置し、アース接続端子151,152を介して、図示しないビスをギヤプレート134に形成されたねじ孔198,199にねじ込むことにより、高圧基板135は、ギヤプレート134に固定され、また、ギヤプレート134に対して電気的に接続されて、そのギヤプレート134を介して接地される。
一方、図14に示すように、左フレーム131の内側面には、プロセスカートリッジ18が本体ケーシング2に装着されたときに、そのプロセスカートリッジ18の左側面に配置されたワイヤ電極76、転写電極79、現像ローラ電極81、グリッド電極77およびクリーニング電極80とそれぞれ対向する位置に形成され、それらの電極に対してそれぞれ当接する接点としてのワイヤ接点161、転写接点162、現像ローラ接点163、グリッド接点164およびクリーニング接点165が設けられている。
ワイヤ接点161は、放電バイアス用導線としての配線168(図12参照)を介して、放電バイアス出力端子142に対向する接続部材156に接続されている。これによって、プロセスカートリッジ18が本体ケーシング2に装着された状態において、高圧基板135の放電バイアス出力端子142とプロセスカートリッジ18のワイヤ電極76とが、接続部材156、配線168およびワイヤ接点161を介して、ギヤプレート134を迂回して電気的に接続され、放電バイアス出力端子142から出力される放電バイアスが、スコロトロン型帯電器29のワイヤ74に印加される。
転写接点162は、他バイアス用導線としての配線169(図12参照)を介して、転写バイアス出力端子143に対向する接続部材157に接続されている。これによって、プロセスカートリッジ18が本体ケーシング2に装着された状態において、高圧基板135の転写バイアス出力端子143とプロセスカートリッジ18の転写電極79とが、接続部材157、配線169および転写接点162を介して、ギヤプレート134を迂回して電気的に接続され、転写バイアス出力端子143から出力される転写バイアスが、転写ローラ30に印加される。
現像ローラ接点163は、他バイアス用導線としての配線170(図12参照)を介して、現像バイアス出力端子144と対向する接続部材158に接続されている。これによって、プロセスカートリッジ18が本体ケーシング2に装着された状態において、高圧基板135の現像バイアス出力端子144とプロセスカートリッジ18の現像ローラ電極81とが、接続部材158、配線170および現像ローラ接点163を介して、ギヤプレート134を迂回して電気的に接続され、現像バイアス出力端子144から出力される現像バイアスが、現像ローラ38に印加される。
グリッド接点164は、他バイアス用導線としての配線171(図12参照)を介して、グリッドバイアス出力端子145と対向する接続部材159に接続されている。これによって、プロセスカートリッジ18が本体ケーシング2に装着された状態において、図15に示すように、高圧基板135のグリッドバイアス出力端子145とプロセスカートリッジ18のグリッド電極77とが、接続部材159、配線171およびグリッド接点164を介して、ギヤプレート134を迂回して電気的に接続され、グリッドバイアス出力端子145から出力されるグリッドバイアスが、スコロトロン型帯電器29のグリッド75に印加される。
クリーニング接点165は、他バイアス用導線としての配線172(図12参照)を介して、クリーニングバイアス出力端子146と対向する接続部材160に接続されている。これによって、プロセスカートリッジ18が本体ケーシング2に装着された状態において、高圧基板135のクリーニングバイアス出力端子146とプロセスカートリッジ18のクリーニング電極80とが、接続部材160、配線172およびクリーニング接点165を介して、ギヤプレート134を迂回して電気的に接続され、クリーニングバイアス出力端子146から出力されるクリーニングバイアスが、クリーニングブラシ31に印加される。
さらに、図14に示すように、左フレーム131の内側面には、プロセスカートリッジ18が本体ケーシング2に装着されたときに、そのプロセスカートリッジ18の左側面に配置されたドラムアース電極73と対向する位置に配置され、そのドラムアース電極73が当接するドラムアース接点166が設けられている。このドラムアース接点166は、ギヤプレート134と電気的に接続され、そのギヤプレート134を介して接地されている。これにより、プロセスカートリッジ18が本体ケーシング2に装着されて、プロセスカートリッジ18の左側面に設けられたドラムアース電極73がドラムアース接点166に当接すると、感光ドラム28のドラム軸33が、ドラムアース電極73、ドラムアース接点166およびギヤプレート134を介して接地される。
さらにまた、左フレーム131の内側面には、前側下端部において、この左フレーム131に回転可能に支持された第2のギヤとしてのレバー駆動力伝達ギヤ177の一部が露出している。給紙トレイ8(図1参照)を本体ケーシング2に装着すると、レバー駆動力伝達ギヤ177に入力ギヤ67が噛合する。そして、モータ137(図9参照)の駆動力によってレバー伝達ギヤ177が図3における時計回り(図14では反時計回り)に回転されると、入力ギヤ67が反時計回りに回転され、さらにレバー駆動ギヤ68が時計回りに回転されて、上述したように、レバー15によって用紙押圧板14の前端部が持ち上げられる。このとき、レバー駆動力伝達ギヤ177が、図14における反時計回りに回転駆動されて、入力ギヤ67に対して給紙トレイ8を装着方向へ付勢する力を与えることにより、給紙トレイ8は、レバー駆動力伝達ギヤ177と後述するトレイロック片179との協働によって、本体ケーシング2からの離脱が規制される。
また、図12に示すように、ギヤプレート134の上端部であって、接続部材156,158,159,160と上下方向において対向し、かつ、高圧基板135と幅方向(左フレーム131と右フレーム132との対向方向)において重なる部分には、高圧基板135(放電バイアス出力端子142、転写バイアス出力端子143、現像バイアス出力端子144、グリッドバイアス出力端子145およびクリーニングバイアス出力端子146)とギヤプレート134との間でのリークを防止するための絶縁シート173が被覆されている。
絶縁シート173は、半透明の樹脂材料からなり、ギヤプレート134の上端部の外形に対応した形状に形成され、ギヤプレート134と幅方向に対向配置される対向面部196と、この対向面部196の上端縁および前端縁から、ギヤプレート134との対向方向に折り曲げられて延びる縁部197とを備えている。そして、ギヤプレート134と高圧基板135との間が対向面部196によって電気的に絶縁され、また、ギヤプレート134と接続部材156,157,158,159,160との間が縁部197によって電気的に絶縁されている。
メイン基板136は、このレーザプリンタ1の各部の動作を制御するためのCPUなどを備える制御基板である。このメイン基板136は、図9に示すように、側面視略L字状に形成されており、左フレーム131の外側面において、ギヤプレート134および高圧基板135の後側に形成されたスペースに、ギヤプレート134および高圧基板135と重ならないように配置されている。
一方、右フレーム132は、図16に示すように、側面視で前後方向に延びる略長方形状をなし、その外側面には、低圧基板174およびファン175が配置されている。
低圧基板174は、このレーザプリンタ1の外部から供給される単相100Vの電圧を降圧させて、モータ137(図9参照)などを駆動するための低電圧を発生するための電源基板である。この低圧基板174は、トランスなどが実装された面を右フレーム132の外側面に向けて、右フレーム132の下端縁に沿って、右フレーム132の後端縁から前方に延びるように配置されている。また、低圧基板174は、アース線176を介して、右フレーム132に接地(アース接続)されている。
ファン175は、プロセスカートリッジ18や定着部19からの発熱を本体ケーシング2の外部に放熱するためのものであり、低圧基板174の上方において、右フレーム132を幅方向内側と幅方向外側とを連通するように配置されている。
また、図17に示すように、右フレーム132の内側面には、前側下端部に、幅方向外側に向けて窪んだ凹部178が形成されており、その凹部178内には、給紙トレイ8(図1参照)の離脱を防止するためのロック機構としてのトレイロック片179が備えられている。
トレイロック片179は、図18に示すように、前後方向に延び、先端部が凹部178外に向かうように湾曲した湾曲アーム180と、この湾曲アーム180の先端部に連設され、上下方向に延びる断面略U字状の当接部181とを備えている。湾曲アーム180の基端部は、凹部178内において上下方向に延びる軸182に揺動自在に取り付けられている。また、湾曲アーム180には、図示しないばねが接続されており、このばねによって、常には、当接部181が凹部178外に突出する方向に弾性付勢されている。
給紙トレイ8が本体ケーシング2に装着されるときには、給紙トレイ8に設けられたロック片係止部71がトレイロック片179の当接部181に当接し、トレイロック片179は、そのロック片係止部71の移動に伴って、図示しないばねの付勢力に抗して、当接部181が凹部178内に退避する方向に押圧される。そして、ロック片係止部71が当接部181を乗り越えると、トレイロック片179は、図示しないばねの付勢力によって、当接部181が凹部178から突出する方向に復帰し、当接部181がロック片係止部71の前側から係止される。これによって、本体ケーシング2からの給紙トレイ8の所望しない離脱を防止することができる。
また、図17に示すように、右フレーム132の内側面には、給紙トレイ8が本体ケーシング2に装着されたときに、給紙トレイ8に形成されたアース接続孔72(図4参照)に嵌り込むアース接点としての押圧板アース接点183が突出して設けられている。
押圧板アース接点183は、図19に示すように、針金を略山形状に屈曲させて形成されており、右フレーム132の内側面に前後方向に延びて形成されたスリット184の間から幅方向内側に突出している。この押圧板アース接点183は、幅方向において弾性変形可能とされており、給紙トレイ8が本体ケーシング2に装着されるときには、スリット184内に退避するように弾性変形され、給紙トレイ8の右側壁63と摺動する。そして、給紙トレイ8が本体ケーシング2に装着されると、この押圧板アース接点183は、スリット184から進出して、給紙トレイ8のアース接続孔72に嵌り込み、その給紙トレイ8内の金属製の用紙押圧板14に当接する。
また、押圧板アース接点183を構成する針金の一端は、右フレーム132の外側面に沿って、前方に延び、さらに上方に屈曲して、ガイド板86の下流側部分89に下方から対向配置される板金185に接続されている。さらに、板金185は、図示しないアース線を介して低圧基板174(図16参照)に電気的に接続されている。これにより、給紙トレイ8が本体ケーシング2に装着されて、押圧板アース接点183が用紙押圧板14に当接すると、用紙押圧板14は、押圧板アース接点183および板金185を介して低圧基板174に電気的に接続されることによって接地される。
また、図20に示すように、左フレーム131には、入力ギヤ82の連結孔83(図7参照)に進退自在に連結される進退部材としてのカップリング部材186と、そのカップリング部材186を進退させるためのアーム187とが設けられている。
アーム187は、左フレーム131とギヤプレート134との間において、カップリング部材186に対して、放電バイアス出力端子142、現像バイアス出力端子144、グリッドバイアス出力端子145およびクリーニングバイアス出力端子146が設けられている側と反対側の前側に設けられ、前後方向に沿って延びるアーム部188と、そのアーム部188の後端部に設けられるカム部189とを一体的に備えている。
カム部189には、カップリング部材186が挿通される前後方向に延びる長孔が形成されており、その長孔の後端部の周りには、図21に示すように、幅方向に厚く形成される退避部190が設けられている。また、長孔の前端部の周りには、幅方向に薄く形成される進出部191が設けられている。
そして、このアーム187は、その後端部の長孔にカップリング部材186が挿通された状態で、左フレーム131に沿って前後方向に移動可能に支持されている。また、このアーム187は、フロントカバー7の開閉に連動して、前後方向に移動するように設けられている。
カップリング部材186は、本体ケーシング2に装着されたプロセスカートリッジ18の入力ギヤ82の連結孔83に、幅方向において対向配置されている。このカップリング部材186には、本体ケーシング2内に設けられるモータ137(図9参照)からの回転駆動力が入力されている。また、このカップリング部材186は、付勢ばね192(図20参照)によって、常には、幅方向内側、つまり、連結孔83に向かって付勢されている。
そして、プロセスカートリッジ18の本体ケーシング2に対する着脱時において、フロントカバー7を開くと、アーム187は、そのフロントカバー7の開放に連動して、前方に移動し、図21(b)に示すように、カップリング部材186に退避部190が係合する。すると、カップリング部材186は、付勢ばね192の付勢力に抗して、入力ギヤ82の連結孔83から退避する。
また、プロセスカートリッジ18の本体ケーシング2に対する装着後において、フロントカバー7を閉めると、アーム187は、そのフロントカバー7の閉鎖に連動して、後方に移動し、図21(a)に示すように、カップリング部材186に進出部191が係合する。すると、カップリング部材186は、付勢ばね192の付勢力によって、入力ギヤ82の連結孔83内に進出して、相対回転不能に連結される。これによって、カップリング部材186からの駆動力が入力ギヤ82に伝達され、この入力ギヤ82に伝達される駆動力によって、供給ローラ37、現像ローラ38およびアジテータ43が回転される。
以上のように、このレーザプリンタ1では、高圧基板135は、その少なくとも一部がギヤプレート134に対して幅方向に重ならないように配置され、その高圧基板135のギヤプレート134と重ならない部分に、放電バイアス出力端子142、転写バイアス出力端子143、現像バイアス出力端子144、グリッドバイアス出力端子145およびクリーニングバイアス出力端子146が配置されている。そのため、高圧基板135とギヤプレート134とを左フレーム131の外側面に配置して、このレーザプリンタ1の小型化を図ることができながら、ギヤプレート134の周辺におけるバイアスのリークを防止することができる。
また、放電バイアス出力端子142、現像バイアス出力端子144、グリッドバイアス出力端子145およびクリーニングバイアス出力端子146は、高圧基板135のギヤプレート134と幅方向に重ならない領域における端縁に沿って並設されているので、これらの端子とギヤプレート134との間の距離を大きく確保することができ、ギヤプレート134の周辺におけるバイアスのリークを一層防止することができる。
さらに、ギヤプレート134の上端部であって、接続部材156,158,159,160と上下方向において対向し、かつ、高圧基板135と幅方向において重なる部分には、絶縁シート173が被覆されているので、高圧基板135とギヤプレート134との間を絶縁することができる。そのため、ギヤプレート134の周辺におけるバイアスのリークを確実に防止することができる。
また、放電バイアス出力端子142と転写バイアス出力端子143との間は、放電バイアス出力端子142と転写バイアス出力端子143との間でリークが生じない距離が確保されているので、放電バイアス出力端子142と転写バイアス出力端子143との間におけるリークを防止することができる。
さらに、放電バイアス出力端子142と転写バイアス出力端子143との間の距離は、放電バイアス出力端子142と現像バイアス出力端子144、グリッドバイアス出力端子145およびクリーニングバイアス出力端子146との各間の距離よりも長く確保されている。そのため、放電バイアス出力端子142と転写バイアス出力端子143との間におけるリークを一層防止することができる。
さらにまた、放電バイアス出力端子142が対向する接続部材156と現像バイアス出力端子144が対向する接続部材158との間には、リブ167が介在されているので、これらの間でのリークを防止することができる。
しかも、そのリブ167は、高圧基板135を左フレーム131の外側面に対して取り付けるときに、放電バイアス出力端子142を接続部材156に当接するように案内するガイド手段を兼ねるので、放電バイアス出力端子142を接続部材156に確実に当接させて接続することができながら、構成の簡略および部品点数の低減を図ることができる。さらに、その接続のときには、帯電用トランス139をリブ167の前端面167Aに摺擦させればよいので、放電バイアス出力端子142を接続部材156に当接させるときの作業性の向上を図ることができる。また、リブ167には、傾斜面167Cが形成されているので、放電バイアス出力端子142を接続部材156に当接させるときに、帯電用トランス139をリブ167の前端面167Aに確実に摺擦させることができる。
また、左フレーム131の内側面に、ワイヤ接点161、転写接点162、現像ローラ接点163、グリッド接点164およびクリーニング接点165が設けられているので、それらの接点とそれぞれ放電バイアス出力端子142、転写バイアス出力端子143、現像バイアス出力端子144、グリッドバイアス出力端子145およびクリーニングバイアス出力端子146とを接続するための配線168,169,170,171,172の長さを短くすることができ、配線構造の簡素化を図ることができる。
また、プロセスカートリッジ18が本体ケーシング2に装着されたときに、プロセスカートリッジ18の左側面に設けられたドラムアース電極73が、左フレーム131の内側面に配置されたドラムアース接点166に当接し、これによって、感光ドラム28のドラム軸33を、ドラムアース電極73、ドラムアース接点166およびギヤプレート134を介して接地することができる。そのため、簡素な構成で、感光ドラム28のドラム軸33の接地を達成することができる。
さらに、カップリング部材186を進退させるためのアーム187は、カップリング部材186に対して、放電バイアス出力端子142、現像バイアス出力端子144、グリッドバイアス出力端子145およびクリーニングバイアス出力端子146が設けられている側と反対側の前側に設けられているので、前後方向に移動するアーム187と各バイアス出力端子との干渉を防止することができる。
そのうえ、アーム187は、左フレーム131とギヤプレート134との間のスペースに配置されており、その左フレーム131とギヤプレートとの間のスペースを、アーム187を配置するためのスペースとして有効に活用することができる。
また、高圧基板135は、帯電用トランス139などが実装された面をギヤプレート134側に向けて配置されているので、帯電用トランス139などが高圧基板135の幅方向外側に突出することを防止することができる。そのため、このレーザプリンタ1の幅方向サイズをさらに小さくすることができる。その結果、レーザプリンタ1のさらなる小型化を図ることができる。
さらに、帯電用トランス139などの比較的背が高い部品は、高圧基板135におけるギヤプレート134と幅方向に重ならない部分に配置されているので、それら背が高い部品をギヤプレート134に対して幅方向に直交する方向に重なるように配置して、ギヤプレート134と高圧基板135との間の間隔を狭めることができる。そのため、このレーザプリンタ1の幅方向サイズをさらに小さくすることができ、レーザプリンタ1の一層の小型化を図ることができる。
また、高圧基板135の各バイアス出力端子と左フレーム131の内側面に配置された各接点とが、接続部材156,157,158,159,160を介して、ギヤプレート134を迂回して電気的に接続されるので、ギヤプレート134に各バイアス出力端子と各接点とを接続するための配線を貫通させる必要をなくすことができる。その結果、各バイアス出力端子と各接点との電気接続のための配線構造の簡素化を図ることができる。
しかも、接続部材156,157,158,159,160は、針金を巻回した簡単な構成とすることができる。
また、給紙トレイ8が本体ケーシング2に装着されて、押圧板アース接点183が用紙押圧板14に当接することにより、用紙押圧板14を、押圧板アース接点183および板金185を介して低圧基板174に電気的に接続することができ、その低圧基板174を介して接地することができる。そのため、簡素な構成によって、用紙押圧板14の接地を達成することができる。
さらにまた、給紙トレイ8は、レバー駆動力伝達ギヤ177とトレイロック片179との協働によって、本体ケーシング2からの離脱が規制されるので、トレイロック片179を左フレーム131に設けることを不要とすることができ、給紙トレイ8の離脱を規制するための構成を簡素化することができる。
また、プロセスカートリッジ18との電気接続のためのワイヤ接点161、転写接点162、現像ローラ接点163、グリッド接点164およびクリーニング接点165、ならびに、プロセスカートリッジ18の駆動系(モータ137および伝達ギヤ138)が、左フレーム131に集中配置されているので、右フレーム132に対する設計上の制約を少なくすることができる。そのため、プロセスカートリッジ18を安定して保持できるように右フレーム132を設計することができ、そのように設計すれば、プロセスカートリッジ18を安定して保持することができるので、プロセスカートリッジ18に対する電力および駆動力の安定した供給を達成することができる。
本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図であり、フロントカバーを閉じた状態を示す。 図1に示すレーザプリンタの要部側断面図であり、フロントカバーを開いた状態を示す。 図1に示す給紙トレイの左側面図である。 図1に示す給紙トレイの右側面図である。 図1に示すドラムカートリッジの斜視図である。 図5に示すドラムカートリッジの側断面図である。 図1に示すプロセスカートリッジの左側面図である。 図1に示すプロセスカートリッジ、左フレームおよび右フレームの平面図である。 図8に示す左フレームの外側面図である。 図9に示す高圧基板の構成を示す図である。 図9に示す切断線A−Aで切断したときの断面図である。 図9に示す高圧基板を取り外した状態における左フレームの外側面図である。 図9に示す切断線B−Bで切断したときの断面図である。 図8に示す左フレームの内側面図である。 図9に示す切断線C−Cで切断したときの断面図である。 図8に示す右フレームの外側面図である。 図8に示す右フレームの内側面図である。 図17に示すトレイロック片の構成を示す要部斜視図である。 図17に示す押圧板アース接点の構成を示す要部斜視図である。 図1に示すプロセスカートリッジおよび左フレームの要部平面図である。 図20に示すカップリング部材の進退動作を説明するための側面図であって、(a)は、カップリング部材の進出状態を示し、(b)は、カップリング部材の退避状態を示す。
符号の説明
1 レーザプリンタ
3 用紙
7 フロントカバー
14 用紙押圧板
28 感光ドラム
29 スコロトロン型帯電器
30 転写ローラ
31 クリーニングブラシ
38 現像ローラ
71 ロック片係止部
74 ワイヤ
75 グリッド
131 左フレーム
132 右フレーム
134 ギヤプレート
135 高圧基板
137 モータ
138 伝達ギヤ
139 帯電用トランス
140 転写用トランス
141 現像用トランス
142 放電バイアス出力端子
143 転写バイアス出力端子
144 現像バイアス出力端子
145 グリッドバイアス出力端子
146 クリーニングバイアス出力端子
156 接続部材
157 接続部材
158 接続部材
159 接続部材
160 接続部材
161 ワイヤ接点
162 転写接点
163 現像ローラ接点
164 グリッド接点
165 クリーニング接点
167 リブ
168 配線
169 配線
170 配線
171 配線
172 配線
173 絶縁シート
174 低圧基板
177 レバー駆動力伝達ギヤ
179 トレイロック片
183 押圧板アース接点
186 カップリング部材
187 アーム

Claims (21)

  1. 所定間隔を隔てて対向配置される第1側壁および第2側壁と、
    前記第1側壁と前記第2側壁との間に配置され、画像形成プロセスのために用いられるプロセス部材と、
    前記プロセス部材に対して前記第1側壁側に配置され、前記プロセス部材の駆動力を発生する駆動源と、
    前記駆動源からの駆動力を前記プロセス部材に伝達するための第1のギヤと、
    前記プロセス部材に対して前記第1側壁側に配置され、前記第1のギヤを支持するギヤプレートと、
    前記プロセス部材に対する前記第1側壁側において、前記ギヤプレートに対して、前記第1側壁および前記第2側壁の対向方向において少なくとも一部が重ならないように対向配置され、前記プロセス部材に印加されるバイアスを生成する高圧基板と、
    前記高圧基板において、前記ギヤプレートと前記対向方向に重ならない部分に配置され、前記バイアスを出力するための電源出力端子とを備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記電源出力端子は、前記高圧基板の前記ギヤプレートと前記対向方向に重ならない部分における端縁に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ギヤプレートの前記高圧基板と前記対向方向に重なる部分を覆う絶縁シートを備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記プロセス部材は、感光体と、ワイヤを有し、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段とを含み、
    前記電源出力端子は、前記ワイヤに対して放電バイアスを出力するための放電バイアス出力端子と、前記転写手段に対して転写バイアスを出力するための転写バイアス出力端子とを備え、
    前記放電バイアス出力端子と前記転写バイアス出力端子とは、これら端子間でリークが生じない距離を隔てて配置されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記プロセス部材は、感光体と、ワイヤおよびグリッドを有し、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段と、前記感光体をクリーニングするためのクリーニング手段とを含み、
    前記電源出力端子は、前記ワイヤに対して放電バイアスを出力するための放電バイアス出力端子と、前記転写手段に対して転写バイアスを出力するための転写バイアス出力端子と、前記グリッドに対するグリッドバイアス、前記現像手段に対する現像バイアスまたは前記クリーニング手段に対するクリーニングバイアスを出力するための第3バイアス出力端子とを備え、
    前記放電バイアス出力端子と前記転写バイアス出力端子との間の距離は、前記放電バイアス出力端子と前記第3バイアス出力端子との間の距離、または、前記転写バイアス出力端子と前記第3バイアス出力端子との間の距離よりも長く設定されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記プロセス部材は、感光体と、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段とを含み、
    前記電源出力端子は、前記帯電手段に対して帯電バイアスを出力するための帯電バイアス出力端子と、前記転写手段に対して転写バイアスを出力するための転写バイアス出力端子と、前記現像手段に対する現像バイアスを出力するための現像バイアス出力端子とを備え、
    前記帯電バイアス出力端子と前記転写バイアス出力端子との間の距離は、前記帯電バイアス出力端子と前記現像バイアス出力端子との間の距離、または、前記転写バイアス出力端子と前記現像バイアス出力端子との間の距離よりも長く設定されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記プロセス部材は、感光体と、ワイヤおよびグリッドを有し、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段と、前記感光体をクリーニングするためのクリーニング手段とを含み、
    前記電源出力端子は、前記ワイヤに対して放電バイアスを出力するための放電バイアス出力端子と、前記転写手段に対する転写バイアス、前記グリッドに対するグリッドバイアス、前記現像手段に対する現像バイアスまたは前記クリーニング手段に対するクリーニングバイアスを出力するための他バイアス出力端子とを備えており、
    前記第1側壁に配設され、前記放電バイアス出力端子が接続される放電バイアス用導線と、
    前記第1側壁に配設され、前記他バイアス出力端子が接続される他バイアス用導線と、
    前記第1側壁における前記放電バイアス用導線と前記他バイアス用導線との間に介在され、前記放電バイアス用導線と前記他バイアス用導線との間でのリークを防止するための遮蔽部材とを備えていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記プロセス部材は、感光体と、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段とを含み、
    前記電源出力端子は、前記帯電手段に対して帯電バイアスを出力するための帯電バイアス出力端子と、前記転写手段に対する転写バイアスまたは前記現像手段に対する現像バイアスを出力するための他バイアス出力端子とを備えており、
    前記第1側壁に配設され、前記帯電バイアス出力端子が接続される帯電バイアス用導線と、
    前記第1側壁に配設され、前記他バイアス出力端子が接続される他バイアス用導線と、
    前記第1側壁における前記帯電バイアス用導線と前記他バイアス用導線との間に介在され、前記帯電バイアス用導線と前記他バイアス用導線との間でのリークを防止するための遮蔽部材とを備えていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記帯電手段は、ワイヤとグリッドとを備え、
    前記帯電バイアス出力端子は、前記ワイヤに対して放電バイアスを出力するための放電バイアス出力端子であり、
    前記帯電バイアス用導線は、前記放電バイアス出力端子が接続される放電バイアス用導線であることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記遮蔽部材は、前記放電バイアス用導線に対して前記放電バイアス出力端子を接続するときに、前記放電バイアス出力端子の移動を案内するガイド手段を兼ねることを特徴とする、請求項7または9に記載の画像形成装置。
  11. 前記高圧基板には、前記放電バイアスを生成するための帯電用トランスが実装されており、
    前記放電バイアス出力端子は、前記帯電用トランス上に配置され、
    前記遮蔽部材は、前記放電バイアス用導線に対して前記放電バイアス出力端子を接続するときに、前記帯電用トランスと摺擦する位置に配置されていることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記プロセス部材は、感光体を含み、
    前記感光体は、前記ギヤプレートを介して接地されていることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記第1側壁と前記第2側壁との間に形成される開口部を開閉する開閉カバーと、
    前記第1側壁から前記対向方向内側に進出し、前記プロセス部材へ駆動力を伝達可能な連結位置と、前記連結位置から前記対向方向外側に退避し、前記プロセス部材への駆動力の伝達を解除する解除位置とに進退可能な進退部材と、
    前記開閉カバーと前記進退部材との間に配置され、前記開閉カバーの開閉に連動して、前記進退部材を進退させるためのアームとを備え、
    前記電源出力端子は、前記進退部材に対して前記アームが設けられている側と反対側に配置されていることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記高圧基板には、トランスが、前記ギヤプレートに向けて突出するように実装されていることを特徴とする、請求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記高圧基板は、少なくとも一部が前記ギヤプレートと前記対向方向において対向配置されており、
    前記トランスは、前記ギヤプレートと前記対向方向に重ならない部分に実装されていることを特徴とする、請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記プロセス部材に対して前記第1側壁側に配置され、前記プロセス部材に前記バイアスを印加するために接続される接点を備えていることを特徴とする、請求項1ないし15のいずれかに記載の画像形成装置。
  17. 前記第1側壁と前記高圧基板とは、前記ギヤプレートを挟んで対向配置され、
    前記ギヤプレートを回避して、前記接点と前記高圧基板とを電気的に接続するための接続部材を備えていることを特徴とする、請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記接続部材は、針金からなることを特徴とする、請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記第1側壁と前記第2側壁との間に形成される開口部を開閉する開閉カバーと、
    前記第1側壁から前記対向方向内側に進出し、前記プロセス部材へ駆動力を伝達可能な連結位置と、前記連結位置から前記対向方向外側に退避し、前記プロセス部材への駆動力の伝達を解除する解除位置とに進退可能な進退部材と、
    前記開閉カバーと前記進退部材との間に配置され、前記開閉カバーの開閉に連動して、前記進退部材を進退させるためのアームとを備え、
    前記第1側壁と前記ギヤプレートとの間に、前記アームが配置されていることを特徴とする、請求項17または18に記載の画像形成装置。
  20. 前記プロセス部材に対して前記第2側壁側に配置され、前記高圧基板よりも低い電圧を生成する低圧基板と、
    前記プロセス部材によって画像が記録される記録媒体を載置するための載置板と、
    前記低圧基板に電気的に接続されており、前記第2側壁から突出して設けられ、前記載置板に接触するアース接点とを備えていることを特徴とする、請求項1ないし19のいずれかに記載の画像形成装置。
  21. 前記プロセス部材によって画像が記録される記録媒体を載置するための載置板と、
    前記載置板を収容し、前記第1側壁と前記第2側壁との間に対して着脱可能に装着されるカセットと、
    前記第2側壁に設けられ、前記カセットの離脱を規制するためのロック機構と、
    前記第1側壁に設けられ、前記載置板を、前記記録媒体を載置するための載置位置から前記記録媒体を搬送するための搬送位置に移動させるための第2のギヤとを備え、
    前記第2のギヤは、前記カセットを装着方向へ付勢するような方向に回転するように設けられ、
    前記カセットは、前記ロック機構および前記第2のギヤの協働によって、前記第1側壁と前記第2側壁との間からの離脱が規制されることを特徴とする、請求項1ないし20のいずれかに記載の画像形成装置。
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