JP2006053255A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】左フレーム131の外側面において、高圧基板135を、その少なくとも一部がギヤプレート134に対して幅方向に重ならないように配置し、その高圧基板135のギヤプレート134と重ならない部分に、放電バイアス出力端子142などの各バイアス出力端子を配置する。これによって、高圧基板135とギヤプレート134とを左フレーム131の外側面に配置して、レーザプリンタ1の小型化を図ることができながら、ギヤプレート134の周辺におけるバイアスのリークを防止することができる。
【選択図】 図9
Description
このような画像形成装置には、帯電器、現像ローラ、転写ローラおよびクリーナに、それぞれ、放電バイアス、現像バイアス、転写バイアスおよびクリーニングバイアスを印加するための高圧電源基板が設けられ、また、感光ドラム、現像ローラ、転写ローラなどを回転駆動するための、モータおよび駆動力を伝達するためのギヤ伝達機構を支持するギヤプレートが設けられている。
しかるに、高圧電源基板とギヤプレートとを、プロセスカートリッジに対して同一側面に配置すると、ギヤプレートの周辺において、高圧電源基板から印加されるバイアスがリークするおそれがある。
このような構成によると、電源出力端子とギヤプレートとの間の距離を大きく確保することができ、ギヤプレートの周辺における電源出力端子からのバイアスのリークを一層防止することができる。
このような構成によると、第1側壁および第2側壁の対向方向において、高圧基板およびギヤプレートの互いに重なる部分間に、絶縁シートが介在されるので、それらの間を絶縁することができる。そのため、ギヤプレートの周辺における電源出力端子からのバイアスのリークを確実に防止することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記プロセス部材は、感光体と、ワイヤおよびグリッドを有し、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段と、前記感光体をクリーニングするためのクリーニング手段とを含み、前記電源出力端子は、前記ワイヤに対して放電バイアスを出力するための放電バイアス出力端子と、前記転写手段に対して転写バイアスを出力するための転写バイアス出力端子と、前記グリッドに対するグリッドバイアス、前記現像手段に対する現像バイアスまたは前記クリーニング手段に対するクリーニングバイアスを出力するための第3バイアス出力端子とを備え、前記放電バイアス出力端子と前記転写バイアス出力端子との間の距離は、前記放電バイアス出力端子と前記第3バイアス出力端子との間の距離、または、前記転写バイアス出力端子と前記第3バイアス出力端子との間の距離よりも長く設定されていることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明において、前記プロセス部材は、感光体と、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段とを含み、前記電源出力端子は、前記帯電手段に対して帯電バイアスを出力するための帯電バイアス出力端子と、前記転写手段に対する転写バイアスまたは前記現像手段に対する現像バイアスを出力するための他バイアス出力端子とを備えており、前記第1側壁に配設され、前記帯電バイアス出力端子が接続される帯電バイアス用導線と、前記第1側壁に配設され、前記他バイアス出力端子が接続される他バイアス用導線と、前記第1側壁における前記帯電バイアス用導線と前記他バイアス用導線との間に介在され、前記帯電バイアス用導線と前記他バイアス用導線との間でのリークを防止するための遮蔽部材とを備えていることを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記帯電手段は、ワイヤとグリッドとを備え、前記帯電バイアス出力端子は、前記ワイヤに対して放電バイアスを出力するための放電バイアス出力端子であり、記帯電バイアス用導線は、前記放電バイアス出力端子が接続される放電バイアス用導線であることを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明は、請求項7または9に記載の発明において、前記遮蔽部材は、前記放電バイアス用導線に対して前記放電バイアス出力端子を接続するときに、前記放電バイアス出力端子の移動を案内するガイド手段を兼ねることを特徴としている。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記高圧基板には、前記放電バイアスを生成するための帯電用トランスが実装されており、前記放電バイアス出力端子は、前記帯電用トランス上に配置され、前記遮蔽部材は、前記放電バイアス用導線に対して前記放電バイアス出力端子を接続するときに、前記帯電用トランスと摺擦する位置に配置されていることを特徴としている。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載の発明において、前記プロセス部材は、感光体を含み、前記感光体は、前記ギヤプレートを介して接地されていることを特徴としている。
また、請求項13に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれかに記載の発明において、前記第1側壁と前記第2側壁との間に形成される開口部を開閉する開閉カバーと、前記第1側壁から前記対向方向内側に進出し、前記プロセス部材へ駆動力を伝達可能な連結位置と、前記連結位置から前記対向方向外側に退避し、前記プロセス部材への駆動力の伝達を解除する解除位置とに進退可能な進退部材と、前記開閉カバーと前記進退部材との間に配置され、前記開閉カバーの開閉に連動して、前記進退部材を進退させるためのアームとを備え、前記電源出力端子は、前記進退部材に対して前記アームが設けられている側と反対側に配置されていることを特徴としている。
また、請求項14に記載の発明によれば、請求項1ないし13のいずれかに記載の発明において、前記高圧基板には、トランスが、前記ギヤプレートに向けて突出するように実装されていることを特徴としている。
このような構成によると、第1側壁および第2側壁の対向方向において、トランスが高圧基板のギヤプレートと重ならない部分に実装されているので、その対向方向に直交する方向において、トランスとギヤプレートとをオーバラップさせて配置することができる。そのため、高圧基板とギヤプレートとの間の間隔を狭めることができ、その分、第1側壁および第2側壁の対向方向における装置のサイズを小さくすることができる。その結果、装置の一層の小型化を図ることができる。
このような構成によると、プロセス部材にバイアスを印加するために接続される接点が第1側壁側に配置されているので、その接点と電源出力端子とを電気接続する配線を短くすることができる。そのため、接点と電源出力端子との配線構造の簡素化を図ることができる。
このような構成によると、接続部材を介して、第1側壁側に配置された接点と高圧基板とをギヤプレートを回避して電気的に接続することができる。そのため、ギヤプレートに接点と高圧基板とを接続するための配線を貫通させる必要をなくすことができる。その結果、接点と高圧基板との電気接続のための配線構造の簡素化を図ることができる。
このような構成によると、接続部材の構成の簡素化を図ることができる。
また、請求項19に記載の発明は、請求項17または18に記載の発明において、前記第1側壁と前記第2側壁との間に形成される開口部を開閉する開閉カバーと、前記第1側壁から前記対向方向内側に進出し、前記プロセス部材へ駆動力を伝達可能な連結位置と、前記連結位置から前記対向方向外側に退避し、前記プロセス部材への駆動力の伝達を解除する解除位置とに進退可能な進退部材と、前記開閉カバーと前記進退部材との間に配置され、前記開閉カバーの開閉に連動して、前記進退部材を進退させるためのアームとを備え、前記第1側壁と前記ギヤプレートとの間に、前記アームが配置されていることを特徴としている。
また、請求項20に記載の発明は、請求項1ないし19のいずれかに記載の発明において、前記プロセス部材に対して前記第2側壁側に配置され、前記高圧基板よりも低い電圧を生成する低圧基板と、前記プロセス部材によって画像が記録される記録媒体を載置するための載置板と、前記低圧基板に電気的に接続されており、前記第2側壁から突出して設けられ、前記載置板に接触するアース接点とを備えていることを特徴としている。
また、請求項21に記載の発明は、請求項1ないし20のいずれかに記載の発明において、前記プロセス部材によって画像が記録される記録媒体を載置するための載置板と、前記載置板を収容し、前記第1側壁と前記第2側壁との間に対して着脱可能に装着されるカセットと、前記第2側壁に設けられ、前記カセットの離脱を規制するためのロック機構と、前記第1側壁に設けられ、前記載置板を、前記記録媒体を載置するための載置位置から前記記録媒体を搬送するための搬送位置に移動させるための第2のギヤとを備え、前記第2のギヤは、前記カセットを装着方向へ付勢するような方向に回転するように設けられ、前記カセットは、前記ロック機構および前記第2のギヤの協働によって、前記第1側壁と前記第2側壁との間からの離脱が規制されることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、ギヤプレートの周辺における電源出力端子からのバイアスのリークを一層防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、比較的高いバイアスを出力する放電バイアス出力端子と転写バイアス出力端子との間におけるリークを防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、放電バイアス出力端子と転写バイアス出力端子との間におけるリークを防止することができる。
請求項7に記載の発明によれば、放電バイアス用導線と他バイアス用導線との間でのリークを防止することができる。
請求項8に記載の発明によれば、帯電バイアス用導線と他バイアス用導線との間でのリークを防止することができる。
請求項10に記載の発明によれば、放電バイアス用導線に対して放電バイアス出力端子を確実に接続することができながら、構成の簡略および部品点数の低減を図ることができる。
請求項12に記載の発明によれば、感光体の接地のための構成を簡素化することができる。
請求項13に記載の発明によれば、進退部材を進退させるときに移動するアームと電源出力端子との干渉を防止することができる。
請求項15に記載の発明によれば、装置の一層の小型化を図ることができる。
請求項16に記載の発明によれば、接点と電源出力端子との配線構造の簡素化を図ることができる。
請求項17に記載の発明によれば、第1側壁側に設けられた接点と高圧基板との電気接続のための配線構造の簡素化を図ることができる。
請求項19に記載の発明によれば、第1側壁とギヤプレートとの間のスペースを、アームを配置するためのスペースとして有効に活用することができる。
請求項20に記載の発明によれば、簡素な構成によって、載置板の接地を達成することができる。
本体ケーシング2において、一方側の側壁には、後述するプロセスカートリッジ18を着脱するための着脱開口部6が形成されており、その着脱開口部6を開閉するための開閉カバーとしてのフロントカバー7が設けられている。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ8と、給紙トレイ8の前端部の上方に設けられる給紙ローラ9および分離パッド10と、給紙ローラ9の後側に設けられるピックアップローラ11と、給紙ローラ9の前側下方において対向配置されるピンチローラ12と、給紙ローラ9の後側上方に設けられるレジストローラ13とを備えている。
前壁60は、底板59の前端縁に結合されている。この前壁60には、図3および図4に示すように、側面視で略三角形状の把持部64が形成されている。この把持部64を把持して、給紙トレイ8を本体ケーシング2に対して前後にスライドさせることによって、給紙トレイ8を本体ケーシング2から離脱させたり、給紙トレイ8を本体ケーシング2に装着したりすることができる。
左側壁62は、図3に示すように、底板59の左端縁に結合されており、側面視略矩形状のギヤ配置部65と、このギヤ配置部65よりも高さが低く形成され、ギヤ配置部65の後端部から後方に延びる左壁後部66とを備えている。そして、ギヤ配置部65には、給紙トレイ8が本体ケーシング2に装着されたときに、本体ケーシング2内に設けられた後述するレバー駆動力伝達ギヤ177と噛合する入力ギヤ67と、この入力ギヤ67に噛合し、入力ギヤ67から伝達される駆動力によって回転されるレバー駆動ギヤ68とが配置されている。
用紙押圧板14は、後端部において揺動可能に支持されることによって、前端部が上下方向に移動可能にされている。
一方、給紙トレイ8を本体ケーシング2から離脱させると、入力ギヤ67とレバー駆動力伝達ギヤ177との噛合が解除されて、用紙押圧板14は、その自重によって、前端部が下方に移動し、給紙トレイ8の底板59に沿った状態になる。この状態で、用紙押圧板14上に用紙3を積層状に載置することができる。
給紙ローラ9と分離パッド10との間を搬送される用紙3は、給紙ローラ9の外周面の最上部付近において、給紙ローラ9の外周面から離脱し、ガイド板86の上流側部分87上に送られる。そして、ガイド板86の上流側部分87上に送られた用紙3は、レジストローラ13によるレジスト後、レジストローラ13の回転によって、ガイド板86の上流側部分87上を画像形成部5の画像形成位置(後述する感光ドラム28と転写ローラ30との間のニップ位置であって、感光ドラム28上のトナー像を用紙3に転写する位置)に向けて搬送される。
スキャナ部17は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源、回転駆動されるポリゴンミラー20、fθレンズ21、反射鏡22、レンズ23および反射鏡24などを備えている。レーザ光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー20で偏向されて、fθレンズ21を通過した後、反射鏡22によって光路が折り返され、さらにレンズ23を通過した後、反射鏡24によってさらに光路が下方に屈曲されることにより、プロセスカートリッジ18の後述する感光ドラム28の表面上に高速走査にて照射される。
ドラムカートリッジ25は、図5および図6に示すように、カートリッジフレーム91と、そのカートリッジフレーム91内に設けられる、プロセス部材である感光体としての感光ドラム28、プロセス部材である帯電手段としてのスコロトロン型帯電器29、プロセス部材である転写手段としての転写ローラ30およびプロセス部材であるクリーニング手段としてのクリーニングブラシ31とを備えている。
左側壁96および右側壁97は、幅方向に間隔を隔てて対向配置されており、側面視略船首形状の後側壁部105と、側面視略矩形状の前側壁部106と、側面視略矩形状の延長側壁部107とが、後側から前側に向かって順次連続して形成されている。
ローラ軸案内部115は、前側壁部106の上端縁として形成され、前側壁部106の前後方向途中から、前方から後方に向かって、斜め下方に延びた後、略水平方向の平坦状に延びるように形成されている。
延長側壁部107は、前側壁部106と幅方向において面一で、連続して形成されている。
前壁99は、底壁98の前端縁から上方に向かって直角方向に屈曲するように形成されている。この前壁99は、略矩形平板状をなし、幅方向両端部が、左側壁96および右側壁97と、直角方向に屈曲するようにして、連続して形成されている。
スコロトロン型帯電器29は、図6に示すように、ドラム収容部102内に配置され、感光ドラム28の後側斜め上方において、帯電支持部122に支持されており、感光ドラム28と接触しないように間隔を隔てて対向配置されている。このスコロトロン型帯電器29は、ワイヤ74およびグリッド75を備えている。
筐体36内には、その上面の前後方向途中から下方に向かって突出する仕切板40が幅方向に延びて設けられており、その仕切板40よりも前方の内部空間がトナー収容室41とされ、仕切板40よりも後方の内部空間が現像室42とされている。
また、トナー収容室41内には、このトナー収容室41内のトナーを撹拌するためのアジテータ43が設けられている。アジテータ43は、トナー収容室41の中心部において、幅方向に延びるアジテータ回転軸44に支持されている。
現像ローラ38は、現像室42内において、後側下方に配置され、供給ローラ37と互いに圧接され、かつ、後側部分が筐体36から後方に部分的に露出するように設けられている。この現像ローラ38は、金属製の現像ローラ軸48と、その現像ローラ軸48の周りを被覆する、導電性のゴム材料からなるゴムローラ49が被覆されている。より具体的には、ゴムローラ49は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなり、その表面が、フッ素含有ウレタンゴムまたはシリコーンゴムにより被覆されている。なお、現像ローラ軸48の両側軸端部は、筐体36の両側板間から幅方向外側に突出するように設けられており、その左側軸端部の端面は、図7に示すように、後述する現像ローラ接点163が接触する現像ローラ電極81とされている。
次いで、現像ローラ38の回転により、現像ローラ38のゴムローラ49上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム28に対向して接触する時に、感光ドラム28の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム28の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。
なお、転写後に、用紙3との接触によって感光ドラム28の表面に付着した紙粉は、その感光ドラム28の表面が、感光ドラム28の回転に伴って、クリーニングブラシ31のブラシと対向した時に、そのブラシによって除去される。
加熱ローラ52は、金属素管193と、その金属素管193内に加熱のためのハロゲンランプ194とを備え、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動される。
定着部19では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ52と押圧ローラ53との間を通過する間に熱定着させる。トナーが定着した用紙3は、本体ケーシング2の上面に向かって上下方向に延びた排紙パス56に搬送される。この排紙パス56に搬送された用紙3は、その上端に設けられる排紙ローラ57によって、本体ケーシング2の上面に形成された排紙トレイ58上に排紙される。
より具体的には、高圧基板135の左フレーム131との対向面において、帯電用トランス139は、ギヤプレート134と幅方向に重ならない上端部であって、前後方向中間部に配置されており、この帯電用トランス139の後方に、現像バイアス出力端子144、グリッドバイアス出力端子145およびクリーニングバイアス出力端子146が、この順で前側から並べて配置されている。放電バイアス出力端子142は、帯電用トランス139における後部上に配置されている。また、転写用トランス140は、ギヤプレート134と幅方向に重ならない前側上端部に配置され、現像用トランス141は、ギヤプレート134と幅方向に重ならない前側下端部(転写用トランス140の下方)に配置されている。そして、その現像用トランス141の前方に、転写バイアス出力端子143が配置され、その後方に、トランジスタ148,149が上下に対向配置されている。さらに、ギヤプレート134と幅方向に重なる後側下端部には、放熱板150が配置され、その放熱板150の上部上にトランジスタ147が配置されている。さらにまた、アース接続端子151およびコネクタ154,155は、放熱板150の下方において、高圧基板135の下端縁に沿って並設され、アース接続端子152は、高圧基板135の後下角部に配置されている。コネクタ153は、アース接続端子152の上方に配置されている。
このリブ167は、放電バイアス出力端子142が配置された帯電用トランス139の後端面と摺擦する位置に配置されている。また、リブ167において、前端面167Aと高圧基板135に対向する面167Bとの間には、幅方向外側に向かって前方に傾斜する傾斜面167Cが形成されている。そして、高圧基板135を左フレーム131の外側面に対して取り付けるときには、リブ167の傾斜面167Cによって、帯電用トランス139がリブ167の前側に案内され、その帯電用トランス139の後端面をリブ167の前端面167Aに摺擦させながら、高圧基板135を左フレーム131の外側面に近づけていけば、放電バイアス出力端子142が接続部材156に確実に当接される。すなわち、リブ167は、放電バイアス出力端子142を接続部材156に当接するように案内するガイド手段を兼ねている。
低圧基板174は、このレーザプリンタ1の外部から供給される単相100Vの電圧を降圧させて、モータ137(図9参照)などを駆動するための低電圧を発生するための電源基板である。この低圧基板174は、トランスなどが実装された面を右フレーム132の外側面に向けて、右フレーム132の下端縁に沿って、右フレーム132の後端縁から前方に延びるように配置されている。また、低圧基板174は、アース線176を介して、右フレーム132に接地(アース接続)されている。
また、図17に示すように、右フレーム132の内側面には、前側下端部に、幅方向外側に向けて窪んだ凹部178が形成されており、その凹部178内には、給紙トレイ8(図1参照)の離脱を防止するためのロック機構としてのトレイロック片179が備えられている。
押圧板アース接点183は、図19に示すように、針金を略山形状に屈曲させて形成されており、右フレーム132の内側面に前後方向に延びて形成されたスリット184の間から幅方向内側に突出している。この押圧板アース接点183は、幅方向において弾性変形可能とされており、給紙トレイ8が本体ケーシング2に装着されるときには、スリット184内に退避するように弾性変形され、給紙トレイ8の右側壁63と摺動する。そして、給紙トレイ8が本体ケーシング2に装着されると、この押圧板アース接点183は、スリット184から進出して、給紙トレイ8のアース接続孔72に嵌り込み、その給紙トレイ8内の金属製の用紙押圧板14に当接する。
アーム187は、左フレーム131とギヤプレート134との間において、カップリング部材186に対して、放電バイアス出力端子142、現像バイアス出力端子144、グリッドバイアス出力端子145およびクリーニングバイアス出力端子146が設けられている側と反対側の前側に設けられ、前後方向に沿って延びるアーム部188と、そのアーム部188の後端部に設けられるカム部189とを一体的に備えている。
そして、このアーム187は、その後端部の長孔にカップリング部材186が挿通された状態で、左フレーム131に沿って前後方向に移動可能に支持されている。また、このアーム187は、フロントカバー7の開閉に連動して、前後方向に移動するように設けられている。
さらに、放電バイアス出力端子142と転写バイアス出力端子143との間の距離は、放電バイアス出力端子142と現像バイアス出力端子144、グリッドバイアス出力端子145およびクリーニングバイアス出力端子146との各間の距離よりも長く確保されている。そのため、放電バイアス出力端子142と転写バイアス出力端子143との間におけるリークを一層防止することができる。
しかも、そのリブ167は、高圧基板135を左フレーム131の外側面に対して取り付けるときに、放電バイアス出力端子142を接続部材156に当接するように案内するガイド手段を兼ねるので、放電バイアス出力端子142を接続部材156に確実に当接させて接続することができながら、構成の簡略および部品点数の低減を図ることができる。さらに、その接続のときには、帯電用トランス139をリブ167の前端面167Aに摺擦させればよいので、放電バイアス出力端子142を接続部材156に当接させるときの作業性の向上を図ることができる。また、リブ167には、傾斜面167Cが形成されているので、放電バイアス出力端子142を接続部材156に当接させるときに、帯電用トランス139をリブ167の前端面167Aに確実に摺擦させることができる。
また、高圧基板135は、帯電用トランス139などが実装された面をギヤプレート134側に向けて配置されているので、帯電用トランス139などが高圧基板135の幅方向外側に突出することを防止することができる。そのため、このレーザプリンタ1の幅方向サイズをさらに小さくすることができる。その結果、レーザプリンタ1のさらなる小型化を図ることができる。
また、給紙トレイ8が本体ケーシング2に装着されて、押圧板アース接点183が用紙押圧板14に当接することにより、用紙押圧板14を、押圧板アース接点183および板金185を介して低圧基板174に電気的に接続することができ、その低圧基板174を介して接地することができる。そのため、簡素な構成によって、用紙押圧板14の接地を達成することができる。
また、プロセスカートリッジ18との電気接続のためのワイヤ接点161、転写接点162、現像ローラ接点163、グリッド接点164およびクリーニング接点165、ならびに、プロセスカートリッジ18の駆動系(モータ137および伝達ギヤ138)が、左フレーム131に集中配置されているので、右フレーム132に対する設計上の制約を少なくすることができる。そのため、プロセスカートリッジ18を安定して保持できるように右フレーム132を設計することができ、そのように設計すれば、プロセスカートリッジ18を安定して保持することができるので、プロセスカートリッジ18に対する電力および駆動力の安定した供給を達成することができる。
3 用紙
7 フロントカバー
14 用紙押圧板
28 感光ドラム
29 スコロトロン型帯電器
30 転写ローラ
31 クリーニングブラシ
38 現像ローラ
71 ロック片係止部
74 ワイヤ
75 グリッド
131 左フレーム
132 右フレーム
134 ギヤプレート
135 高圧基板
137 モータ
138 伝達ギヤ
139 帯電用トランス
140 転写用トランス
141 現像用トランス
142 放電バイアス出力端子
143 転写バイアス出力端子
144 現像バイアス出力端子
145 グリッドバイアス出力端子
146 クリーニングバイアス出力端子
156 接続部材
157 接続部材
158 接続部材
159 接続部材
160 接続部材
161 ワイヤ接点
162 転写接点
163 現像ローラ接点
164 グリッド接点
165 クリーニング接点
167 リブ
168 配線
169 配線
170 配線
171 配線
172 配線
173 絶縁シート
174 低圧基板
177 レバー駆動力伝達ギヤ
179 トレイロック片
183 押圧板アース接点
186 カップリング部材
187 アーム
Claims (21)
- 所定間隔を隔てて対向配置される第1側壁および第2側壁と、
前記第1側壁と前記第2側壁との間に配置され、画像形成プロセスのために用いられるプロセス部材と、
前記プロセス部材に対して前記第1側壁側に配置され、前記プロセス部材の駆動力を発生する駆動源と、
前記駆動源からの駆動力を前記プロセス部材に伝達するための第1のギヤと、
前記プロセス部材に対して前記第1側壁側に配置され、前記第1のギヤを支持するギヤプレートと、
前記プロセス部材に対する前記第1側壁側において、前記ギヤプレートに対して、前記第1側壁および前記第2側壁の対向方向において少なくとも一部が重ならないように対向配置され、前記プロセス部材に印加されるバイアスを生成する高圧基板と、
前記高圧基板において、前記ギヤプレートと前記対向方向に重ならない部分に配置され、前記バイアスを出力するための電源出力端子とを備えていることを特徴とする、画像形成装置。 - 前記電源出力端子は、前記高圧基板の前記ギヤプレートと前記対向方向に重ならない部分における端縁に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記ギヤプレートの前記高圧基板と前記対向方向に重なる部分を覆う絶縁シートを備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記プロセス部材は、感光体と、ワイヤを有し、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段とを含み、
前記電源出力端子は、前記ワイヤに対して放電バイアスを出力するための放電バイアス出力端子と、前記転写手段に対して転写バイアスを出力するための転写バイアス出力端子とを備え、
前記放電バイアス出力端子と前記転写バイアス出力端子とは、これら端子間でリークが生じない距離を隔てて配置されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記プロセス部材は、感光体と、ワイヤおよびグリッドを有し、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段と、前記感光体をクリーニングするためのクリーニング手段とを含み、
前記電源出力端子は、前記ワイヤに対して放電バイアスを出力するための放電バイアス出力端子と、前記転写手段に対して転写バイアスを出力するための転写バイアス出力端子と、前記グリッドに対するグリッドバイアス、前記現像手段に対する現像バイアスまたは前記クリーニング手段に対するクリーニングバイアスを出力するための第3バイアス出力端子とを備え、
前記放電バイアス出力端子と前記転写バイアス出力端子との間の距離は、前記放電バイアス出力端子と前記第3バイアス出力端子との間の距離、または、前記転写バイアス出力端子と前記第3バイアス出力端子との間の距離よりも長く設定されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記プロセス部材は、感光体と、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段とを含み、
前記電源出力端子は、前記帯電手段に対して帯電バイアスを出力するための帯電バイアス出力端子と、前記転写手段に対して転写バイアスを出力するための転写バイアス出力端子と、前記現像手段に対する現像バイアスを出力するための現像バイアス出力端子とを備え、
前記帯電バイアス出力端子と前記転写バイアス出力端子との間の距離は、前記帯電バイアス出力端子と前記現像バイアス出力端子との間の距離、または、前記転写バイアス出力端子と前記現像バイアス出力端子との間の距離よりも長く設定されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記プロセス部材は、感光体と、ワイヤおよびグリッドを有し、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段と、前記感光体をクリーニングするためのクリーニング手段とを含み、
前記電源出力端子は、前記ワイヤに対して放電バイアスを出力するための放電バイアス出力端子と、前記転写手段に対する転写バイアス、前記グリッドに対するグリッドバイアス、前記現像手段に対する現像バイアスまたは前記クリーニング手段に対するクリーニングバイアスを出力するための他バイアス出力端子とを備えており、
前記第1側壁に配設され、前記放電バイアス出力端子が接続される放電バイアス用導線と、
前記第1側壁に配設され、前記他バイアス出力端子が接続される他バイアス用導線と、
前記第1側壁における前記放電バイアス用導線と前記他バイアス用導線との間に介在され、前記放電バイアス用導線と前記他バイアス用導線との間でのリークを防止するための遮蔽部材とを備えていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記プロセス部材は、感光体と、前記感光体を帯電させるための帯電手段と、前記感光体に形成される静電潜像を現像するための現像手段と、前記感光体に担持される現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段とを含み、
前記電源出力端子は、前記帯電手段に対して帯電バイアスを出力するための帯電バイアス出力端子と、前記転写手段に対する転写バイアスまたは前記現像手段に対する現像バイアスを出力するための他バイアス出力端子とを備えており、
前記第1側壁に配設され、前記帯電バイアス出力端子が接続される帯電バイアス用導線と、
前記第1側壁に配設され、前記他バイアス出力端子が接続される他バイアス用導線と、
前記第1側壁における前記帯電バイアス用導線と前記他バイアス用導線との間に介在され、前記帯電バイアス用導線と前記他バイアス用導線との間でのリークを防止するための遮蔽部材とを備えていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記帯電手段は、ワイヤとグリッドとを備え、
前記帯電バイアス出力端子は、前記ワイヤに対して放電バイアスを出力するための放電バイアス出力端子であり、
前記帯電バイアス用導線は、前記放電バイアス出力端子が接続される放電バイアス用導線であることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記遮蔽部材は、前記放電バイアス用導線に対して前記放電バイアス出力端子を接続するときに、前記放電バイアス出力端子の移動を案内するガイド手段を兼ねることを特徴とする、請求項7または9に記載の画像形成装置。
- 前記高圧基板には、前記放電バイアスを生成するための帯電用トランスが実装されており、
前記放電バイアス出力端子は、前記帯電用トランス上に配置され、
前記遮蔽部材は、前記放電バイアス用導線に対して前記放電バイアス出力端子を接続するときに、前記帯電用トランスと摺擦する位置に配置されていることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。 - 前記プロセス部材は、感光体を含み、
前記感光体は、前記ギヤプレートを介して接地されていることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記第1側壁と前記第2側壁との間に形成される開口部を開閉する開閉カバーと、
前記第1側壁から前記対向方向内側に進出し、前記プロセス部材へ駆動力を伝達可能な連結位置と、前記連結位置から前記対向方向外側に退避し、前記プロセス部材への駆動力の伝達を解除する解除位置とに進退可能な進退部材と、
前記開閉カバーと前記進退部材との間に配置され、前記開閉カバーの開閉に連動して、前記進退部材を進退させるためのアームとを備え、
前記電源出力端子は、前記進退部材に対して前記アームが設けられている側と反対側に配置されていることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記高圧基板には、トランスが、前記ギヤプレートに向けて突出するように実装されていることを特徴とする、請求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記高圧基板は、少なくとも一部が前記ギヤプレートと前記対向方向において対向配置されており、
前記トランスは、前記ギヤプレートと前記対向方向に重ならない部分に実装されていることを特徴とする、請求項14に記載の画像形成装置。 - 前記プロセス部材に対して前記第1側壁側に配置され、前記プロセス部材に前記バイアスを印加するために接続される接点を備えていることを特徴とする、請求項1ないし15のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記第1側壁と前記高圧基板とは、前記ギヤプレートを挟んで対向配置され、
前記ギヤプレートを回避して、前記接点と前記高圧基板とを電気的に接続するための接続部材を備えていることを特徴とする、請求項16に記載の画像形成装置。 - 前記接続部材は、針金からなることを特徴とする、請求項17に記載の画像形成装置。
- 前記第1側壁と前記第2側壁との間に形成される開口部を開閉する開閉カバーと、
前記第1側壁から前記対向方向内側に進出し、前記プロセス部材へ駆動力を伝達可能な連結位置と、前記連結位置から前記対向方向外側に退避し、前記プロセス部材への駆動力の伝達を解除する解除位置とに進退可能な進退部材と、
前記開閉カバーと前記進退部材との間に配置され、前記開閉カバーの開閉に連動して、前記進退部材を進退させるためのアームとを備え、
前記第1側壁と前記ギヤプレートとの間に、前記アームが配置されていることを特徴とする、請求項17または18に記載の画像形成装置。 - 前記プロセス部材に対して前記第2側壁側に配置され、前記高圧基板よりも低い電圧を生成する低圧基板と、
前記プロセス部材によって画像が記録される記録媒体を載置するための載置板と、
前記低圧基板に電気的に接続されており、前記第2側壁から突出して設けられ、前記載置板に接触するアース接点とを備えていることを特徴とする、請求項1ないし19のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記プロセス部材によって画像が記録される記録媒体を載置するための載置板と、
前記載置板を収容し、前記第1側壁と前記第2側壁との間に対して着脱可能に装着されるカセットと、
前記第2側壁に設けられ、前記カセットの離脱を規制するためのロック機構と、
前記第1側壁に設けられ、前記載置板を、前記記録媒体を載置するための載置位置から前記記録媒体を搬送するための搬送位置に移動させるための第2のギヤとを備え、
前記第2のギヤは、前記カセットを装着方向へ付勢するような方向に回転するように設けられ、
前記カセットは、前記ロック機構および前記第2のギヤの協働によって、前記第1側壁と前記第2側壁との間からの離脱が規制されることを特徴とする、請求項1ないし20のいずれかに記載の画像形成装置。
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