JP2007001239A - 輪転印刷機及び輪転印刷機の見当制御方法 - Google Patents
輪転印刷機及び輪転印刷機の見当制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 印刷にかかる資材及び輪転印刷機の運転状態に関するパラメータのうち見当ずれを左右する特定のパラメータを入力する入力装置44と、特定のパラメータに対する各印刷ユニット13A〜13Dの版胴5間の最適な位相関係を記憶したデータベース46と、入力装置44により入力された特定のパラメータに対応する最適位相関係をデータベース46から検索し、胴入れ前に各印刷ユニット13A〜13Dの版胴5間の位相関係を最適位相関係にプリセットするプリセット装置43とを備えて構成する。
【選択図】 図1
Description
しかしながら、特許文献1に開示された見当修正制御は加速中の実際の見当ずれ量を補正するフィードバック制御や見当ずれ量を予め補正するフィードフォワード制御であるので、印刷開始時の見当については、胴入れが行なわれてから実際にOKシートが得られるまでには時間がかかり、その間に印刷された印刷物は損紙となってしまう。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたものであり、胴入れ時から見当を合致できるようにして損紙の発生を大幅に低減できるようにした、輪転印刷機及び輪転印刷機の見当制御方法を提供することを目的とする。
請求項5記載の本発明の輪転印刷機は、請求項1〜4の何れか1項に記載の構成において、前記各印刷ユニットにより印刷される前記用紙の絵柄間の見当ずれを検出し、検出された前記見当ずれを打ち消す方向に前記各印刷ユニットの版胴間の位相関係を自動修正する自動見当修正手段をそなえていることを特徴としている。
図1は本発明の一実施形態にかかる商業用オフセット輪転印刷機(以下、単に輪転印刷機又は印刷機ともいう)の構成を示す概略図である。図1に示すように、本実施形態の印刷機は、給紙部11,インフィード部12,印刷部13,ドライヤ部14,冷却部15,ウェブパス部16及び折機17をその要部として備えている。また、本実施形態の印刷機は、メインシャフトを備えないシャフトレス形式(個別駆動形式)の印刷機であり、インフィード部12、印刷部13の各印刷ユニット13A〜13D、ドライヤ部14、冷却部15、ウェブパス部16及び折機17を駆動するためのシャフトレスモータ32,33A〜33D,35,36,37がそれぞれ設けられている。
印刷部13において印刷を終えた用紙2は、次工程のドライヤ部14で加熱乾燥された後、冷却部15にて冷却される。ドライヤ部14は、印刷部13を通過した用紙2上のインキを乾燥させるための装置であり、冷却部15は、ドライヤ部14での乾燥後の過剰な熱を蓄える用紙2を適当な温度まで冷却するための装置である。冷却部15には、用紙2を挟持して回転移送するドラグローラ51が備えられている。ドラグローラ51は、シャフトレスモータ35からの回転駆動力が伝達されるようになっている。また、ドラグローラ51の下流側に位置するローラ23にはテンションピックアップセンサ24が備えられており、このテンションピックアップセンサ24により、ローラ23上を走行する用紙2のテンション値を検出できるようになっている。
見当制御装置45は、印刷ユニット13A,13B,13C,13Dの版胴5の回転位相をそれぞれ個別に制御するための見当位相(位置)制御用モータと、各印刷ユニット13A,13B,13C,13Dの版胴5の回転位相を検出するポテンショメータとを備えている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、本実施形態のような独立した見当制御装置60を設けずに、見当制御装置45の機能を各印刷ユニット13A〜13Dのシャフトレスモータ33A〜33Dに備えるようにしてもよい。この場合、シャフトレスモータ33A〜33Dと自動見当装置42やプリセット装置43とを直接接続する。そして、通常は各シャフトレスモータ33A〜33Dを基準の位相(仮想的な基準位相)に対して同期するように制御し、各印刷ユニット13A〜13Dの版胴5の位相を調整する場合には基準位相に対して位相をずらすことによって容易に実現できる。
なお、インフィード部12でテンションピックアップセンサ22により検出される実際のテンション値(実テンション値。印刷部13入口のテンション値)は設定テンション値とは異なることがある。そこで、加速信号入力時に、各印刷ユニット13A〜13Dの版胴5間の位相関係だけでなく、テンション制御装置41からインフィード部12の実テンション値(即ち、印刷部13入口のテンション値)も取得して特定パラメータと関連付けてデータベース46に記憶させておき、次ジョブを印刷する際に設定テンション値がデータベース46に見つからない場合は、この設定テンション値と同じ値或いは近い値の実テンション値を検索し、その実テンション値に対応する位相関係を最適位相関係として版胴5間の位相関係をプリセットするようにしてもよい。
2 用紙
3 インキ供給装置
4 湿し水供給装置
5 版胴
6 ブランケット胴
7A,7B カメラ
8 コンペンセータロール
9 コンペンセータ駆動モータ
11 給紙部
12 インフィード部
13 印刷部
13A 印刷ユニット(墨)
13B 印刷ユニット(藍)
13C 印刷ユニット(紅)
13D 印刷ユニット(黄)
14 ドライヤ部
15 冷却部
16 ウェブパス部
17 折機
21,23 ローラ
22,24 テンションピックアップセンサ
25 三角板
26 リードインローラ
27 ニッピングローラ
28 鋸胴
29 折胴
32,33A〜33D,35,36,37 シャフトレスモータ
40 印刷速度制御装置
41 テンション制御装置
42 自動見当装置(自動見当修正手段)
43 プリセット装置(プリセット手段)
44 入力装置(入力手段)
45 見当制御装置
46 データベース
47 同期用エンコーダ
50,51,52 ドラグローラ
Claims (6)
- 複数の印刷ユニットを備え、前記各印刷ユニットにより印刷される用紙の絵柄間の見当ずれを制御する輪転印刷機であって、
印刷にかかる資材及び輪転印刷機の運転状態に関するパラメータのうち前記見当ずれを左右する特定のパラメータを入力する入力装置と、
前記特定のパラメータに対する前記各印刷ユニットの版胴間の最適位相関係を記憶したデータベースと、
前記入力装置により入力された前記特定のパラメータに対応する最適位相関係を前記データベースから検索し、胴入れ前に前記各印刷ユニットの版胴間の位相関係を前記最適位相関係にプリセットするプリセット装置とをそなえている
ことを特徴とする、輪転印刷機。 - 前記資材に関するパラメータは、前記用紙の材質及び坪量のうち少なくとも一方を含んでいる
ことを特徴とする、請求項1記載の輪転印刷機。 - 前記運転状態に関するパラメータは、印刷速度及び前記用紙に与えるテンション値のうち少なくとも一方を含んでいる
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の輪転印刷機。 - 前記データベースに記憶された前記最適位相関係は、前記見当が合致するときの位相関係である
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の輪転印刷機。 - 前記各印刷ユニットにより印刷される前記用紙の絵柄間の見当ずれを検出し、検出された前記見当ずれを打ち消す方向に前記各印刷ユニットの版胴間の位相関係を自動修正する自動見当修正手段をそなえている
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の輪転印刷機。 - 複数の印刷ユニットと前記印刷ユニットを制御する制御装置とを備えた輪転印刷機における前記各印刷ユニットにより印刷される用紙の絵柄間の見当ずれを制御する方法であって、
前記制御装置は、
印刷にかかる資材及び輪転印刷機の運転状態に関するパラメータのうち前記見当ずれを左右する特定のパラメータを入力する入力ステップと、
前記特定のパラメータに対する前記各印刷ユニットの版胴間の最適位相関係を記憶したデータベースから、前記入力ステップにて入力した前記特定のパラメータに対応する最適位相関係を検索するデータベース検索ステップと、
胴入れ前に前記各印刷ユニットの版胴間の位相関係を、前記データベース検索ステップで検索した最適位相関係にプリセットするプリセットステップと、
前記プリセットステップの後、開始する印刷ステップとを有する
ことを特徴とする、輪転印刷機の見当制御方法。
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JP2005186442A JP4247209B2 (ja) | 2005-06-27 | 2005-06-27 | 輪転印刷機及び輪転印刷機の見当制御方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008139765A1 (ja) * | 2007-05-09 | 2008-11-20 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | 印刷機の搬送部材,搬送部材のインキ付着防止装置及び方法、並びに、印刷機及び輪転印刷機 |
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2005
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