JP2007000477A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技者がその技量に応じて十分に楽しむことができる遊技性を有する遊技機を提供する。
【解決手段】 特定遊技状態中は、特定図柄表示リール10aの最大滑りコマ数が通常より少ない特定最大滑りコマ数に設定され、メダルの払い出し数が所定数に達するか、特別入賞役に内部当選することを条件に特定遊技状態を終了させる遊技機において、特定遊技状態中におけるリプレイ役の内部当選確率を通常遊技状態中よりも高く設定し、特定図柄表示リール10aにおける有効ライン上の停止図柄が所定図柄(チェリー)となることのみを条件に成立する所定入賞役を設け、特定図柄表示リール10a上の図柄配列中に、リプレイ図柄の間隔が当該特定図柄表示リール10aに対応する有効ラインの連続コマ数と特定最大滑りコマ数とを加算したコマ数以上となる特定配列部を1又は複数設け、その特定配列部中に所定図柄を配置したものである。
【選択図】 図10

Description

本発明は、所定数の遊技媒体の投入に対して1回のゲームを実行し、そのゲームにおいて入賞役が成立することに基づいてその入賞役に応じた所定数の遊技媒体を払い出し、所定の開始条件の成立に基づいて特別遊技状態を開始させるように構成された遊技機に関するものである。
例えばスロットマシンでは、複数の図柄が表された図柄表示リールを複数配列した図柄表示手段と、遊技者のスタートレバー操作に基づいて図柄表示手段による図柄変動、即ち各図柄表示リールの回転を開始させる図柄変動開始処理手段と、図柄表示手段による図柄変動毎に複数種類の入賞役の成立に関する内部抽選を行う抽選処理手段と、各図柄表示リールに対応するストップボタンが操作されることを条件に、抽選処理手段による内部抽選結果に基づいて各図柄表示リールを夫々所定位置で停止させる図柄変動停止処理手段と、各図柄表示リールの停止図柄が所定の有効ライン上で入賞役を構成する場合にその入賞役に応じてメダルを払い出し又は特別利益状態を発生させる入賞役成立処理手段とを備え、図柄変動停止処理手段は、内部抽選により所定の入賞役に当選した場合に、各図柄表示リールを、ストップボタンの操作時点での回転位置から所定の最大滑りコマ数、例えば4コマを上限として滑らせることにより当選に係る入賞役の成立へ誘導する引き込み処理を行うように構成されたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
ところで、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機を遊技ホールに設置して遊技者の使用に供するためには、その性能等が所定の規則に沿ったものでなければならないが、先の規則改正により、スロットマシンについて要求される性能が大きく変更されることとなった。
この規則改正により、遊技者に有利な特定遊技状態が満たすべき性能についても変更され、例えば新たな特定遊技状態(以下、2種BBという)が許可されることとなった。この2種BBに関して要求される性能は例えば次のようなものである。即ち、この2種BB中は、3つの図柄表示リールのうち、予め定められた少なくとも1つの図柄表示リールについては、ストップボタン操作から75ms以内(その他の図柄表示リールについては190ms以内)に停止させなければならず、抽選なしで小役を成立させることが可能であり、メダルの払い出し数が所定枚数を超えるか、又はRB(レギュラーボーナス)に内部当選することを条件に終了させなければならないこととなっている。
特開2004−223126号公報
このような2種BBの性能を標準的に満たしたスロットマシンを考えた場合、2種BB中は、いわゆる目押しの技量の高い遊技者は小役を揃えて通常状態よりも多くのメダルを獲得することが可能であるが、その場合には短期間で2種BBが終了してしまうため、RB内部当選の期待は低くなってしまう。
一方、小役を揃えないでRB内部当選を待つ場合、及び目押しで小役を揃えようとしてもできない初心者の場合には、2種BBはRBに内部当選するまで継続させることができる反面、手持ちのメダルを減らしてしまう。
このように、2種BBの性能を標準的に満たしただけでは、目押しの技量の高い遊技者と低い遊技者の何れにとっても十分に楽しめる遊技性を実現できるとは言い難い。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、遊技者がその技量に応じて十分に楽しむことができる遊技性を有する遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、複数の図柄が表された図柄表示リール10a〜10cを複数配列した図柄表示手段6と、所定の図柄変動開始要求に基づいて前記図柄表示手段6による図柄変動を開始させる図柄変動開始処理手段56aと、前記図柄表示手段6による図柄変動毎に、遊技媒体の投入なしで再遊技を可能とするリプレイ役を含む複数種類の入賞役に関する内部抽選を行う抽選処理手段55と、各図柄表示リール10a〜10cに対応する所定の停止要求入力手段28a〜28cが操作されることを条件に、前記抽選処理手段55による内部抽選結果に基づいて各図柄表示リール10a〜10cを夫々所定位置で停止させる図柄変動停止処理手段56bと、前記各図柄表示リール10a〜10cの停止図柄が所定の有効ライン上で前記入賞役を構成する場合にその入賞役に応じて遊技媒体を払い出し又は利益状態を発生させる入賞役成立処理手段57とを備え、前記図柄変動停止処理手段56bは、前記内部抽選により所定の入賞役に当選した場合に、前記各図柄表示リール10a〜10cを、前記停止要求入力手段28a〜28cの操作時点での回転位置から所定の最大滑りコマ数を上限として滑らせることにより当選に係る入賞役の成立へ誘導する引き込み処理を行うように構成され、前記利益状態のうちの特定遊技状態中は、前記複数の図柄表示リール10a〜10cの少なくとも1つの特定図柄表示リール10aについての前記最大滑りコマ数が通常遊技状態中の通常最大滑りコマ数よりも少ない特定最大滑りコマ数に設定され、その特定遊技状態中における遊技媒体の払い出し数が所定数に達するか、又は前記内部抽選により前記入賞役のうちの特別入賞役に当選することを条件に前記特定遊技状態を終了させるように構成された遊技機において、前記特定遊技状態中における前記リプレイ役の内部当選確率を通常遊技状態中よりも高く設定し、前記入賞役の一つとして、前記特定図柄表示リール10aにおける前記有効ライン上の停止図柄が予め定められた所定図柄となることのみを条件に成立する所定入賞役を設け、前記特定図柄表示リール10a上の図柄配列中に、前記リプレイ役を構成するリプレイ図柄の間隔が当該特定図柄表示リール10aに対応する前記有効ラインの連続コマ数と前記特定最大滑りコマ数とを加算して得られるコマ数以上となる特定配列部を1又は複数設けると共に、その特定配列部中に前記所定図柄を配置したものである。
本発明によれば、特定遊技状態中は、目押しの技量の低い遊技者でも、通常遊技状態に比べて手持ちの遊技媒体を減らすことなくゲームを消化しつつ特別入賞役の内部当選を待つことができ、また目押しの技量の高い熟練遊技者は、特定遊技状態が開始されるとまずリプレイ役を外して所定図柄による所定入賞役を揃え続けることにより遊技媒体を上限値近くまで獲得し、その後は引き込み処理にまかせてリプレイ役を揃え続けることで、獲得した遊技媒体を減らすことなくゲームを消化しつつ特別入賞役の内部当選を待つことができ、特定遊技状態中に受け得る利益を最大限享受することができる。このように、遊技者が夫々の技量に応じて十分に楽しむことができる遊技性を実現できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図14は、本発明をスロットマシンとして具現化した一実施形態を例示している。図1及び図2において、1は遊技機本体で、前側が開放した矩形箱状の本体ケース2と、この本体ケース2の前側に配置された矩形状の前面パネル3とを備えている。前面パネル3は、左右一端側に配置されたヒンジ4を介して本体ケース2に対して開閉自在に装着されている。
本体ケース2内には、その左右の縦枠材の上下方向略中央部分を左右に連結する中間支持板2aが設けられており、その中間支持板2aよりも下側の空間内にはメダル払い出し装置5や図示しない電源ユニット等が、上側の空間内には例えば中間支持板2a上に図柄表示手段6が夫々配置されている。
メダル払い出し装置5は、遊技媒体の一例としてのメダルを貯留するメダルホッパー7、メダルを払い出す払い出し手段8等を備えている。
払い出し手段8は、メダルホッパー7内のメダルを払い出すためのもので、メダルホッパー7の下部側に設けられ、例えばモータ等の駆動手段によりメダルホッパー7内の回転体を駆動して、メダル払い出し口9から前側へとメダルを払い出すようになっている。
図柄表示手段6は、組み合わせ遊技用の図柄を変動表示するもので、複数、例えば3つの図柄表示リール10a〜10cを左右方向に備えており、それら左、中、右の3つの図柄表示リール10a〜10cをステッピングモータ等の回転駆動手段11a〜11cにより個別に回転駆動可能となっている。
また、図柄表示手段6は、図柄表示リール10a〜10cをその内側から照明するランプ6aを備えている。ランプ6aは、後述する図柄表示窓33〜35に表示される複数 (例えば3×3個)の図柄に対応して複数(例えば3×3個)配置されている。
図柄表示リール10a〜10cの外周面には、夫々複数種類の図柄が円周方向に所定間隔で複数個プリントされている。本実施形態では、図10に示すように、「7(青)」 (図面ではハッチング付きの文字で示す)、「7(赤)」(図面では白抜き文字で示す)、「BAR」、「ベル」、「スイカ」、「チェリー」、「リプレイ」の7種類の図柄が用いられており、図柄表示リール10a〜10c上に夫々21個ずつ図10に示す配列で表されている。以下の説明では、各図柄表示リール10a〜10cの各図柄を図10に示す1〜21の図柄番号で特定し、例えば「左リール10番」「中リール21番」のように称するものとする。
なお、図柄表示手段6には、図柄表示リール10a〜10cの回転位置を検出するリール回転位置検出手段12a〜12c(図4)が装着されている。また、各図柄表示リール10a〜10cは、図10に示す図柄が図柄表示窓33〜35内を下向きに変動する方向、即ち図柄番号が昇順となるように図柄表示窓33〜35内に表れる方向に回転するようになっている。
前面パネル3には、その上下方向略中央部分に前側に張り出す操作パネル部13が、最下部にメダルを貯留するメダル受け皿14が夫々横長状に設けられている。操作パネル部13よりも上側には、その略下半分の領域に第1表示パネル部15が配置され、略上半分の領域にはランプパネル部16と第2表示パネル部17とが上下に隣接して配置されている。
操作パネル部13の上面側には、例えば左端側にクレジット精算ボタン18、1投入ボタン19及びマックス投入ボタン20が、右端側にメダル投入口21及び返却ボタン22が夫々設けられている。
メダル投入口21は、メダルを1枚ずつ投入可能に構成されており、投入されたメダルは前面パネル3の裏側に配置されたメダル選別手段23で正否の判別を受けた後、正規のメダルのみがメダル検出スイッチ24で検出されてメダル払い出し装置5のメダルホッパー7に案内され、不正メダル等は返却通路25を介してメダル払い出し口26からメダル受け皿14に返却されるようになっている。
なお、メダル投入口21は複数枚のメダルを一括投入可能な構成としてもよい。また、返却ボタン22は、メダル投入口21内に詰まったメダルを返却通路25を介してメダル受け皿14に返却させるためのものである。
クレジット精算ボタン18は、クレジットされているメダルの精算と、獲得したメダルのクレジット/払い出しの切り換えとを行うためのものである。1投入ボタン19及びマックス投入ボタン20は、メダルがクレジットされている場合に、メダル投入口21へのメダル投入に代えてクレジットからメダルを投入するためのもので、1回の操作につき夫々1枚及び3枚のメダルを投入できるようになっている。もちろん、これら投入ボタン19,20によるメダル投入操作は、クレジット数を減算し且つその分だけ投入メダル数を増加させる処理を内部的に行うものであって機械的なメダル投入の操作を伴うものではないが、その効果はメダル投入口21からのメダル投入と全く同じである。
操作パネル部13の前面側には、例えばその左側にスタートレバー27が、略中央部分に3つのストップボタン(停止要求入力手段)28a〜28cが夫々設けられている。スタートレバー27は、遊技者が図柄表示リール10a〜10cの回転を開始させるための回転開始要求を入力するもので、例えば上下方向に揺動可能に構成されている。ストップボタン28a〜28cは、遊技者が図柄表示リール10a〜10cの回転を停止させるための停止要求を入力するもので、各図柄表示リール10a〜10cに対応してその下側に夫々配置されている。
メダル受け皿14の上側近傍には、左右方向略中央部分にメダル払い出し口26が設けられ、その左右両側には夫々スピーカ29が前面パネル3の裏面側から装着されている。なお、操作パネル部13とメダル受け皿14との間には、この遊技機の機種名やキャラクター等が描かれた下部装飾パネル30が配置されている。
第1表示パネル部15は、第2表示パネル部17の下縁部から操作パネル部13の上面側後縁部にかけて例えば前下がりの傾斜状に形成されており、矩形状の窓部31が形成されている。窓部31には、パネル板32が裏側から着脱可能に装着されており、このパネル板32上には、3つの図柄表示窓33〜35が、図柄表示リール10a〜10cに夫々対応するように左右方向に配列されている。各図柄表示窓33〜35は、図3に示すように、夫々図柄表示リール10a〜10c上の連続する所定コマ数、例えば3コマの図柄を同時に表示可能な複数(3個)の図柄表示部33a〜33c,34a〜34c,35a〜35cを備えた縦長矩形状に形成されている。
また本実施形態では、図3に示すように、図柄表示窓33〜35を構成する3×3個の図柄表示部33a〜33c,34a〜34c,35a〜35cに対して、横方向に3本の有効ラインL1〜L3と、斜め方向に2本の有効ラインL4,L5との合計5本の有効ラインが設定されており、これら5本の有効ラインL1〜L5の何れかにおいて図柄が所定の組み合わせとなったときに入賞役が成立する。即ち、本実施形態においては、各図柄表示リール10a〜10c毎の図柄表示部33a〜33c,34a〜34c,35a〜35cが全て何れかの有効ラインを構成しており、有効ラインに関するコマの連続数(以下、有効ラインの連続コマ数という)は、図柄表示リール10aについては図柄表示部33a〜33cの3コマ、図柄表示リール10bについては図柄表示部34a〜34cの3コマ、図柄表示リール10cについては図柄表示部35a〜35cの3コマと、図柄表示リール10a〜10cの何れも3コマとなっている。
図柄表示窓33〜35の下側には、投入メダル数表示部36a、クレジット表示部36b,役物当選回数表示部36c、及び獲得メダル表示部36dが左右方向に配置されている。投入メダル数表示部36aは、メダル投入口21から、又は投入ボタン19,20の操作により投入されたメダル枚数(以下、投入メダル数という)を表示するもの、クレジット表示部36bはクレジットされているメダル枚数(以下、クレジット枚数という)を表示するもの、役物当選回数表示部36cは役物の残り当選回数等を表示するもの、獲得メダル表示部36dはそのゲームで獲得したメダル枚数を表示するもので、夫々例えば7セグメント式の表示手段等により構成されている。
なお、パネル板32は、例えば透明なアクリル板の裏面側等に、図柄表示窓33〜35、投入メダル数表示部36a、クレジット表示部36b、役物当選回数表示部36c、及び獲得メダル表示部36dに対応する各領域を残してそれ以外の部分に不透明なプリントが施されて形成されている。
ランプパネル部16は、前面パネル3の上端側に横長矩形状に形成されており、その左右両端側に一対の上部サイドランプ37が、上縁側に上部センターランプ38が、下縁側に上部表示パネル39が夫々配置されている。上部表示パネル39には、入賞図柄及び入賞時におけるメダルの払い出し枚数等の所定の情報が表示され、前側から視認可能となっている。
第2表示パネル部17は、ランプパネル部16と第1表示パネル部15との間に横長矩形状に形成されており、その左右方向中央部分に演出表示手段40が、左右両端側に下部サイドランプ41が夫々配置されている。演出表示手段40は、例えば液晶表示手段により構成されており、各種動画等を表示可能となっている。
図4は本実施形態に係るスロットマシンの制御系のブロック図である。この制御系は、主として遊技状態に関する制御を行う主制御基板51と、演出に関する制御を行う演出制御基板52とを別個の基板として備えており、主制御基板51側から演出制御基板52側に対して制御コマンドを一方向通信により送信可能な構成となっている。なお、主制御基板51及び演出制御基板52は、基板ケースに格納された状態で夫々本体ケース2内の適宜箇所に着脱自在に装着されている。
主制御基板51は、メダル投入処理手段53、乱数抽出処理手段54、抽選処理手段55、図柄変動制御手段56、入賞役成立処理手段57、制御コマンド送信手段58等を備え、CPU、ROM、RAM等により構成されている。これら各手段は、予めROM上に記憶された制御プログラム、例えば図5に示す遊技制御処理を行う遊技制御プログラム等をCPU上で実行させることにより実現される。
メダル投入処理手段53は、メダル検出スイッチ24からの信号、若しくは投入ボタン19,20からの信号に基づいてメダル投入処理S2(図5)を行うためのもので、メダル検出スイッチ24からの信号があった場合にはその信号に基づくメダル数を投入メダル数に加算し、その投入メダル数が所定数(ここでは3枚)となった後は残りをクレジット枚数に加算させると共に、加算後の投入メダル数を投入メダル数表示部36aに表示させる処理を行うようになっている。
また、メダル投入処理手段53は、投入ボタン19,20からの信号があった場合には、投入メダル数が所定数(ここでは3枚)となるまで各投入ボタン19,20に応じたメダル数を投入メダル数に加算すると共に、加算後の投入メダル数を投入メダル数表示部36aに表示させ、またその加算分のメダル数をクレジット枚数から減算させるようになっている。
本実施形態では、2以上の所定数(ここでは3枚)のメダルが投入されて初めて、全ての有効ラインL1〜L5が有効となってゲームを開始でき、所定数(3枚)未満のメダルを投入した状態ではゲームを開始できないようになっている。
乱数抽出処理手段54は、乱数抽出処理S3(図5)を行うもので、メダル投入処理手段53で計数された投入メダル数が所定数(3枚)となることを条件に、スタートレバー27の操作タイミングに基づいて、所定の抽選用乱数を抽出するようになっている。
抽選処理手段55は、抽選処理S4(図5)を行うもので、乱数抽出処理手段54によって抽出された抽選用乱数値に基づいて、各入賞役に関する内部抽選を行うと共に、その内部抽選結果に基づいて、各入賞役に対応する図柄の組み合わせに関する停止許可信号を図柄変動制御手段56に出力して、各図柄表示リール10a〜10cがその図柄の組み合わせで停止することを許可するようになっている。
本実施形態では、2種BB,RB,3種類の小役(15枚役,5枚役,8枚役)、リプレイ役の計6種類の入賞役が設けられており、夫々図11(a)に示すような図柄の組み合わせが割り当てられている。図11(a)より明らかなように、6種類の入賞役のうち、8枚役を除く5種類については、有効ライン上に所定の図柄が揃った場合に成立となるが、8枚役については、有効ライン上の左図柄が「チェリー」図柄となれば、他の中図柄、右図柄の種類に拘わらず成立となる。
なお、2種BB、RBに対応する停止許可信号は、夫々2種BB、RBが成立するまで次のゲームに持ち越され、その他の入賞役に対応する停止許可信号はそのゲームについてのみ有効で次のゲームには持ち越されないようになっている。
また、各入賞役の内部当選確率は、遊技状態に応じて例えば図11(b)に示すように設定される。
図柄変動制御手段56は、図柄表示手段6による図柄変動制御、即ち各図柄表示リール10a〜10cの回転制御を行うもので、図柄変動開始処理手段56aと図柄変動停止処理手段56bとを備えている。
図柄変動開始処理手段56aは、図柄変動開始処理S5(図5)を行うもので、スタートレバー27が操作されることに基づいて発せられる回転指令信号(所定の図柄変動開始要求の一例)を受信したときに、各回転駆動手段11a〜11cを制御して各図柄表示リール10a〜10cの回転を同時に開始させるようになっている。
図柄変動停止処理手段56bは、図柄変動停止処理S6(図5)を行うもので、例えばストップボタン28a〜28cが操作されることに基づいて発せられる停止指令信号を受信することを条件に、リール回転位置検出手段12a〜12cからの回転位置情報に基づいて各回転駆動手段11a〜11cを制御して、各ストップボタン28a〜28cに対応する各図柄表示リール10a〜10cの回転を、予め定められた最大滑りコマ数を上限として所定コマ(0コマを含む)滑らせて停止させるようになっている。
なお、停止指令信号は、例えば各図柄表示リール10a〜10cの回転開始から一定時間以内にストップボタン28a〜28cが操作されない場合には自動的に発せられるようにしてもよい。
ここで、各図柄表示リール10a〜10cの最大滑りコマ数は、遊技状態に応じて図柄表示リール10a〜10c毎に設定されている。本実施形態では、通常遊技状態中及びRB作動中については全ての図柄表示リール10a〜10cの最大滑りコマ数が4コマに設定され、2種BB作動中については、特定図柄表示リールとしての左図柄表示リール10aの最大滑りコマ数のみが通常遊技状態中よりも少ない1コマ(特定最大滑りコマ数の一例)に設定され、その他の中,右の各図柄表示リール10b,10cの最大滑りコマ数は通常遊技状態中と同じ4コマに設定されている。
また、各回転駆動手段11a〜11cの停止時の滑りコマ数は、予め設定された図柄停止テーブルに基づいて決定されるようになっている。この図柄停止テーブルは、遊技状態の種類、内部当選役の種類、停止順序(何番目の停止操作か?)、既停止図柄の状態等に応じて図柄表示リール10a〜10c毎に夫々予め用意されている。
各図柄停止テーブルには、滑りコマ数の値が、対応する図柄表示リール10a〜10cの回転位置情報毎に夫々設定されている。ここで、回転位置情報は、ストップボタン28a〜28cが操作されたときに図柄表示リール10a〜10cがどのような回転位置にあるかを示す情報で、本実施形態では、各図柄表示窓33〜35の各3コマの図柄表示部のうち、最下部の図柄表示部33c,34c,35c(以下、滑り基準位置という)に対応している図柄の図柄番号(図10)を用いている。
図12に、2種BB作動中にリプレイ役に内部当選した場合に用いられる図柄停止テーブルの一例を示す。図柄停止テーブルT1a〜T1cは夫々図柄表示リール10a〜10cが第1番目に停止操作された場合に用いられるものである。
図柄停止テーブルT2a〜T2dは、何れも第2番目の停止操作に対応するもので、図柄停止テーブルT2a,T2bは、第1番目に停止操作された左図柄表示リール10aの下段(図柄表示部33c)の停止図柄が「リプレイ」図柄となり、それに続いて中図柄表示リール10b又は右図柄表示リール10cが停止操作された場合に用いられるもの、図柄停止テーブルT2c,T2dは、第1番目に停止操作された右図柄表示リール10cの下段(図柄表示部35c)の停止図柄が「リプレイ」図柄となり、それに続いて左図柄表示リール10a又は中図柄表示リール10bが停止操作された場合に用いられるものである。
また、図柄停止テーブルT3a〜T3cは夫々図柄表示リール10a〜10cが第3番目に停止操作され、しかも既に停止している2つの図柄表示リールの上段に共に「リプレイ」図柄が停止している場合に用いられるものである。
図柄停止テーブルT1aが用いられる場合、例えば停止操作時の滑り基準位置の図柄が1番の「リプレイ」図柄(図10参照)であれば滑りコマ数は「1」となり、左図柄表示リール10aは1コマ滑って図柄表示部33a〜33cに夫々「7(赤)」「チェリー」「ベル」を表示した状態で停止する。同様に、例えば停止操作時の滑り基準位置の図柄が21番の「BAR]図柄(図10参照)であれば滑りコマ数は「0」となり、左図柄表示リール10aは1コマも滑ることなく図柄表示部33a〜33cに夫々「ベル」「リプレイ」「BAR」を表示した状態で停止する。
入賞役成立処理手段57は、各図柄表示リール10a〜10cの停止図柄が有効ライン上で入賞役を構成する場合にその入賞役に応じてメダルを払い出し又は利益状態を発生させるもので、入賞判定処理手段59、メダル払い出し処理手段60、利益状態処理手段61等を備えている。
入賞判定処理手段59は、入賞判定処理S7(図5)を行うもので、入賞役判定手段59a、エラー処理手段59b等を備えている。入賞判定処理手段59は、全ての図柄表示リール10a〜10cが停止したときに、各有効ラインL1〜L5上に停止表示されている図柄の組み合わせにより入賞役が成立しているか否かを判定し、入賞役が成立している場合には、入賞役判定手段59aによりその入賞役の成立が正当であるか否かを判定し、入賞役の成立が正当である場合にはその入賞役に対応するメダル払い出し枚数が設定され、入賞役の成立が正当でない場合には、エラー処理手段59bにより所定のエラー処理が行われるようになっている。
メダル払い出し処理手段60は、各ゲームで獲得したメダルのクレジット/払い出しに関するメダル払出処理S8(図5)を行うためのもので、入賞判定処理手段59により入賞役が正当に成立したと判定された場合に、入賞判定処理S7で設定されたメダル払い出し枚数を、クレジット枚数に加算するか若しくはメダル払い出し装置5の払い出し手段8を駆動してメダル受け皿14に払い出すようになっている。獲得したメダルをクレジットするか、或いは払い出すかの設定は、クレジット精算ボタン18によって切り換えられる。
クレジット枚数が加算されると、クレジット表示部36bに表示されているクレジット枚数の値が更新される。なお、クレジット枚数には上限(例えば50枚)が定められており、上限を超えるクレジット枚数分のメダルはメダル払い出し装置5によって強制的にメダル受け皿14に払い出されるようになっている。
利益状態処理手段61は、入賞判定処理手段59の判定結果等に基づいて利益状態の発生に関する処理を行うもので、入賞判定処理手段59がリプレイ役の成立と判定した場合(S15:Yes)に再遊技作動開始処理S16を行う機能、入賞判定処理手段59が2種BBの成立と判定した場合(S13:Yes)に2種BB作動開始処理S14を行って2種BB(特定遊技状態)を開始させる機能、入賞判定処理手段59がRBの成立と判定した場合(S9:Yes)にRB作動開始処理S10を行ってRBを開始させる機能、2種BB作動中の場合(S17:Yes)に2種BB作動処理S18を行う機能、RB作動中の場合(S11:Yes)にRB作動処理S12を行う機能等を備えている。
リプレイ役が成立した場合には、メダルを投入することなく次の1ゲームを行うことができ、再遊技作動開始処理S16においては、クレジット枚数を減算することなく投入メダル数に所定のメダル数(3枚)が加算される。
また、RB作動中は、1セットの特別ゲームの実行に関する処理が行われる。この特別ゲームは、メダル1枚掛け専用で、15枚役(ベル)が超高確率(例えば1/1.01)で成立するように内部抽選確率が設定される(図11(b)参照)。特別ゲームは、入賞役が所定回数(例えば8回)成立するか、所定ゲーム数(例えば12ゲーム)消化することにより終了し、これによってRBは終了する。
RB作動開始処理S10では、このRBの開始にあたり、特別ゲームの終了条件に関する各種計数値、例えば入賞役の上限成立回数(例えば8回)及び上限ゲーム数(例えば12ゲーム)の初期設定等の処理が実行される。また、RB作動処理S12では、特別ゲームの終了条件に関する各種計数値の更新(減算)等の処理が実行される。
また、2種BB作動中は、リプレイ役の内部当選確率が通常遊技状態中の値(例えば1/7.3)よりも高い超高確率(例えば1/1.01)に設定され(図11(b)参照)、内部抽選では極めて高い確率でリプレイに当選するようになっている。また、2種BBは、メダルの払い出し数が所定数(例えば240枚)に達するか、又は内部抽選によりRB(特別入賞役の一例)に当選することを条件に終了するように設定されている。従って、この2種BB作動中は、目押しの技量の低い遊技者でも、通常遊技状態に比べて手持ちのメダルを減らすことなくゲームを消化しつつRB内部当選を待つことができる。
更に、この2種BB作動中は、特定図柄表示リールとしての左図柄表示リール10aについての最大滑りコマ数が通常遊技状態中の通常最大滑りコマ数(例えば4コマ)よりも少ない特定最大滑りコマ数(例えば1コマ)に設定され、しかもその左図柄表示リール10aの図柄配列が次のようになっていることから、目押しの技量の高い熟練遊技者は、メダルの払い出し枚数が上限(240枚)に近くなるまでは「リプレイ」図柄を引き込めない位置で停止操作を行うことにより8枚役(チェリー)を揃え、その後は「リプレイ」図柄を引き込める位置で停止操作を行うことにより、メダルを上限値近くまで獲得した上でRB内部当選を待つことができる。
即ち、左図柄表示リール10aの図柄配列は、図10に示すように、リプレイ役を構成する「リプレイ」図柄の間隔が左図柄表示リール10aに対応する有効ラインの連続コマ数(ここでは3コマ)と特定最大滑りコマ数(ここでは1コマ)とを加算して得られるコマ数(ここでは4コマ)以上となる特定配列部が1又は複数、ここでは2〜5番と12〜15番の2箇所設けられており(図10に斜線で示す)、更にこの2箇所の特定配列部には「チェリー」図柄が配置されている。上述したように、この「チェリー」図柄(所定図柄)が左図柄表示リール10aにおける有効ライン上に停止すれば、他の図柄表示リール10b,10cの停止図柄の種類が何れであっても8枚役(所定入賞役)が成立する。
これにより、遊技者が、左図柄表示リール10aについて例えば2番又は12番の「ベル」図柄が滑り基準位置としての図柄表示部33cにきたタイミングに合わせてストップボタン28aを操作することができれば、特定最大滑りコマ数である1コマ以下の範囲で引き込み処理が行われても、「リプレイ」図柄を有効ライン上に停止させることは不可能であり、しかも「チェリー」図柄が有効ラインL1上、又は有効ラインL2,L4若しくはL3,L5上に停止して8枚役が1通り又は2通り成立し、8枚又は15枚(上限を15枚とする)のメダルの払い出しを受けることができる。
図12の図柄停止テーブルには、リプレイ役を外して8枚役を成立させることが可能な停止操作のタイミングに対応する図柄位置(以下、リプレイ外し可能操作範囲という)に斜線を施している。
なお、左図柄表示リール10a以外の中図柄表示リール10b及び右図柄表示リール10cについては、「リプレイ」図柄の間隔が全て最大滑りコマ数である4コマ以下となっており、どのタイミングでストップボタン28b,28cが操作されても、「リプレイ」図柄を有効ライン上の何れの位置にも引き込むことが可能となっている。
また、本実施形態では、特定図柄表示リールである左図柄表示リール10aの図柄配列における「リプレイ」図柄と「チェリー」図柄とを両端とする最小連続コマ数がその左図柄表示リール10aに対応する有効ラインの連続コマ数(3コマ)以下となっており、 「リプレイ」図柄の引き込み処理によってリプレイ役と8枚役とが重複して成立する可能性がある。
そこで、本実施形態では、図柄変動停止処理手段56bに、特定遊技状態中に内部抽選でリプレイ役に当選した場合の引き込み処理において、リプレイ役と8枚役とが重複して成立することを回避する重複入賞回避制御を行わせるべく、次のように構成されている。
即ち、特定図柄表示リールとしての左図柄表示リール10aの図柄配列において、「リプレイ」図柄からその「リプレイ」図柄に対する図柄変動方向後側に配置される「チェリー」図柄までの最小連続コマ数が、有効ラインの連続コマ数(ここでは3コマ)から特定最大滑りコマ数(ここでは1コマ)を減算し1を加算して得られる下限連続コマ数(ここでは3コマ)となるように設定すると共に(1〜3番、11〜13番の図柄配列参照)、2種BB作動中にリプレイ役に内部当選し、第1番目に停止操作された場合の左図柄表示リール10aの図柄停止テーブルT1a(図12)において、1番、11番の「リプレイ」図柄に対応する滑りコマ数を1に設定している。
これにより、2種BB作動中に左図柄表示リール10aが全ての図柄表示リール10a〜10cの中で最初に停止操作されたときに、その停止操作時点で左図柄表示リール10a上の「リプレイ」図柄と「チェリー」図柄とが共に有効ライン上にある場合、即ち1番又は11番の「リプレイ」図柄が滑り基準位置である図柄表示部33cにある場合には、引き込み処理の原則に反して、左図柄表示リール10aが1コマ滑って「リプレイ」図柄が有効ラインから外れた位置で停止するため、リプレイ役と8枚役との重複入賞を回避できる。
2種BB作動開始処理S14では、この2種BBの開始にあたり、2種BBの終了条件に関する各種計数値、例えばメダルの払い出し数の計数値の初期設定等の処理が実行される。また、2種BB作動処理S18では、2種BBの終了条件に関する各種計数値の更新(減算)等の処理が実行される。
制御コマンド送信手段58は、演出制御基板52に対して制御コマンドを一方向通信により送信するためのもので、メダル投入口21へのメダル投入及び投入ボタン19,20によるメダル投入操作に基づいてメダル投入コマンドを送信する機能、スタートレバー27の操作に基づく図柄表示リール10a〜10cの回転開始時に抽選処理手段55の停止許可状態に対応する所定の回転開始コマンドを送信する機能、ストップボタン28a〜28cの操作に基づいてそれら各ストップボタン28a〜28cに対応するストップボタン操作コマンドを送信する機能、入賞判定処理手段59の判定結果に基づいて停止図柄コマンドを送信する機能、利益状態処理手段61の制御に基づいて利益状態の開始/停止コマンドを送信する機能、エラー処理手段59b等の制御に基づいてエラーコマンドを送信する機能等を備えている。
演出制御基板52は、CPU、ROM、RAM等により構成される制御コマンド解析手段71、演出表示制御手段72、ランプ制御手段73、音声制御手段74等を備えている。
制御コマンド解析手段71は、主制御基板51側からの制御コマンドを受信すると共にその内容を解析するためのものである。
演出表示制御手段72は、演出表示手段40の表示制御を行うもので、エラー表示制御手段72aを備えている。演出表示制御手段72は、例えば回転開始コマンド等に基づいて、図柄表示リール10a〜10cによる図柄の変動表示に関連する画像を表示する等、遊技状態に応じた任意の演出画像を演出表示手段40に表示させると共に、主制御基板51側からエラーコマンドを受信した場合には、エラー表示制御手段72aにより、そのエラーコマンドに対応するエラー情報を演出表示手段40に表示させるようになっている。
ランプ制御手段73は、ランプ6a,37,38,41等の発光制御を行うもので、メダル投入コマンド、回転開始コマンド、ストップボタン操作コマンド、停止図柄コマンド、エラーコマンド等に基づいて、ランプ6a,37,38,41等を所定のパターンで点灯、点滅等させると共に、所定の遊技待ち状態中はランプ6a,37,38,41等を所定のデモパターンで点滅等させたり、或いは消灯させるようになっている。
音声制御手段74は、スピーカ29から出力される音声の制御を行うためのもので、メダル投入コマンド、回転開始コマンド、ストップボタン操作コマンド、停止図柄コマンド、エラーコマンド等に基づいて、スピーカ29から任意の効果音や音楽等を出力させるようになっている。
上記構成のスロットマシンの動作を、図5〜図9に示すフローチャートを適宜参照しつつ説明する。主制御基板51側では、1ゲーム毎に図5に示す遊技制御処理を実行するようになっており、まず最初に、前ゲームでRAMに記憶された抽選結果、停止図柄等の情報を初期値に書き換えるRAMクリア処理(S1)が行われる。
そして、遊技者がメダル投入口21からメダルを投入するか、或いは投入ボタン19,20の何れかを操作することによって、1回のゲームに必要な所定数(ここでは3枚)のメダルが投入されると、メダル投入処理手段53により、メダル検出スイッチ24からの信号、或いは投入ボタン19,20からの信号に基づいてメダル投入処理(S2)が行われる。
即ち、メダル検出スイッチ24からの信号があった場合にはその信号に基づくメダル数が投入メダル数に加算され、その投入メダル数が所定数(ここでは3枚)となった後は残りがクレジット枚数に加算される。一方、投入ボタン19,20からの信号があった場合には、投入メダル数が所定数(ここでは3枚)となるまで各投入ボタン19,20に応じたメダル数が投入メダル数に加算されると共に、その加算分のメダル数がクレジット枚数から減算される。
投入メダル数は投入メダル数表示部36aに逐次表示される。また、クレジット枚数はクレジット表示部36bに表示され、クレジット枚数の加算/減算があった場合には、その都度その表示内容が更新される。
なお、メダル投入が行われる毎に、主制御基板51側から演出制御基板52側にメダル投入コマンドが送信され、演出制御基板52側の演出表示制御手段72、ランプ制御手段73、音声制御手段74の制御により、例えば乱数抽選に基づいてメダル投入に関する画像、ランプ、音声による演出が行われる。
所定数(ここでは3枚)のメダルが投入されると、有効ラインL1〜L5が有効化され、ゲームが可能な状態となる。その後、遊技者がスタートレバー27を操作すると、乱数抽出処理手段54により所定の抽選用乱数を抽出する乱数抽出処理(S3)が行われ、その抽出乱数値に基づいて、抽選処理手段55により抽選処理(S4)が実行される。
この抽選処理(S4)は例えば図6に示すような手順で行われる。即ち、まずその時点の遊技状態が判定され、通常遊技状態中であれば通常遊技図柄抽選テーブルが、2種BB作動中であれば2種BB図柄抽選テーブルが、RB作動中であればRB図柄抽選テーブルが、夫々設定される(S21〜S26)。
そして、設定された抽選テーブルと、乱数抽出処理(S3)で抽出された抽選用乱数の値とに基づいて入賞役の判定が行われ(S27)、何れかの入賞役に内部当選した場合には、その入賞役に対応する内部当選フラグが設定される(S28)。
以上のような抽選処理(S4)が行われると、制御コマンド送信手段58から演出制御基板52側に回転開始コマンドが送信されると共に、図柄変動開始処理手段56aの図柄変動開始処理(S5)により回転駆動手段11a〜11cが一斉に作動して、3つの図柄表示リール10a〜10cが同時に回転を開始する。なお、回転開始コマンドには複数種類あり、抽選処理手段55の抽選結果に対応してそれらのうちの何れかが選択され、送信される。
演出制御基板52側では、主制御基板51側から変動開始コマンドを受信すると、演出表示制御手段72の制御により例えば演出表示手段40の画像がその変動開始コマンドに基づく演出画像(例えば受信した変動開始コマンドが2種BBの停止許可に対応するものであった場合には、それを予告報知するための演出画像等)に切り換えられ、またランプ制御手段73の制御により例えばランプ6a,37,38,41がその変動開始コマンドに基づく点滅パターンで点滅され、また音声制御手段74の制御により例えばスピーカ29から図柄変動に関する効果音が出力される。
図柄変動開始処理手段56aによる図柄変動開始処理(S5)が終了すると、続いて図柄変動停止処理手段56bにより図柄変動停止処理(S6)が実行される。この図柄変動停止処理(S6)は例えば図7に示すような手順で行われる。即ち、まず図柄表示リール10a〜10cの回転状態が監視され(S31)、全ての図柄表示リール10a〜10cの回転速度が安定すると(S31:Yes)、ストップボタン28a〜28cの操作が有効となる。そして、遊技者によりストップボタン28a〜28cの何れかが操作されると(S32:Yes)、内部当選フラグ(S34)と遊技状態フラグ(S35)とが取得された上で滑りコマ数設定処理(S36)が実行される。
この滑りコマ数設定処理(S36)は例えば図8に示すような手順で行われる。即ち、まずその停止操作が当該ゲームにおいて何番目であるかが判定され、その判定結果と、遊技状態フラグ、内部当選フラグ、停止操作に係る図柄表示リール10a〜10c、既停止図柄の状態等に応じて、1つの図柄停止テーブルが設定される(S51〜S55)。例えば、その停止操作が当該ゲームの第1番目の停止操作であると判定され、遊技状態フラグが2種BB、内部当選フラグがリプレイ役に設定されている場合には、その停止操作に係る図柄表示リール10a〜10cに応じて図12に示す図柄停止テーブルT1a〜T1cの何れかが設定され、また例えばその停止操作が当該ゲームの第2番目の停止操作であると判定され、遊技状態フラグが2種BB、内部当選フラグがリプレイ役に設定されており、第1番目に停止した左図柄表示リール10aの停止図柄が下段の図柄表示部33cにおいて「リプレイ」図柄である場合には、その停止操作に係る図柄表示リール10b,10cに応じて図12に示す図柄停止テーブルT2a,T2bの何れかが設定される。
そして、その設定された図柄停止テーブルと、当該停止操作時の回転位置情報、即ち滑り基準位置である最下部の図柄表示部33c,34c,35cに対応している図柄の図柄番号とに基づいて、滑りコマ数が設定される。例えば、図12に示す図柄停止テーブルT1aが設定され、最下部の図柄表示部33cに対応する図柄が1番の「リプレイ」図柄であれば、滑りコマ数は「1」に設定される。
以上のような滑りコマ数設定処理(S36)が終了すると、滑りコマ数の値が「0」であるか否かが判定され(図7のS37)、滑りコマ数の値が「0」でなければ(S37:No)、停止操作に係る図柄表示リール10a〜10cの変動を1コマ分進ませると共に滑りコマ数の値から1減算する処理(S38,S39)が、滑りコマ数の値が「0」となるまで繰り返された後(S37:Yes)、その停止操作に係る図柄表示リール10a〜10cが停止される(S40)。
そして、上記S31〜S40の処理が全ての図柄表示リール10a〜10cについて繰り返された段階でこの図柄変動停止処理(S6)は終了する。
上記図柄変動停止処理(S6)が終了すると、続いて入賞判定処理手段59により入賞判定処理(S7)が実行される。この入賞判定処理(S7)は例えば図9に示すような手順で行われる。即ち、まず各有効ラインL1〜L5上に停止表示されている図柄の組み合わせが何れかの入賞役を構成するか否かの判定が行われる(S61)。ここで、何れの入賞役も成立していない場合には(S62:No)、ここで入賞判定処理は終了する。
何れかの入賞役が成立していると判定された場合には(S62:Yes)、その入賞役に対応する入賞図柄フラグが設定されると共に(S63)、内部当選フラグが取得され (S64)、入賞役判定手段59aにより、それら内部当選フラグと入賞図柄フラグとが、予め設定された正当な対応関係にあるか否か、即ち入賞役の成立が正当であるか否かが判定される(S65)。
ここで、上記「正当な対応関係」は、図13に示すように、遊技状態に応じて異なる設定となっている。即ち、2種BB作動中以外は、内部当選フラグと入賞図柄フラグとが一致する場合(内部当選した入賞役と実際に成立した入賞役とが一致する場合)のみが「正当な対応関係」に設定されているが、2種BB作動中については、内部当選フラグがリプレイ役である場合の入賞図柄フラグはリプレイ役の他、小役(スイカ、ベル、チェリー)も「正当な対応関係」に設定されている。
「正当な対応関係」がこのように設定されていることにより、入賞役判定手段59aによる入賞役判定では、リプレイ役に内部当選しているゲームにおいて図柄表示リール10a〜10cがリプレイ役以外の小役(スイカ、ベル、チェリー)を構成する図柄の組み合わせで停止した場合の入賞役の成立について、それが通常遊技状態中である場合には不当である旨の判定が行われ、2種BB作動中である場合には正当である旨の判定が行われる。
上記S65において入賞役の成立が正当であると判定された場合には(S66:No)、その入賞役に対応するメダル払い出し枚数が設定される(S67)。一方、S65において入賞役の成立が不当であると判定された場合には(S66:Yes)、エラー処理手段59bによりエラー処理が行われる(S68)。即ち、例えば遊技の進行が中断されると共に、制御コマンド送信手段58から演出制御基板52側に不当入賞エラーについてのエラーコマンドが送信され、そのエラーコマンドに基づいて、エラー表示制御手段72aにより不当入賞エラーに関するエラー情報が演出表示手段40に表示される。
入賞判定処理(S7)が終了すると、その入賞判定処理においてメダル払い出し枚数が設定された場合には、メダル払い出し処理手段60のメダル払出処理(S8)により、そのメダル払い出し枚数のメダルが、クレジット枚数に加算されるか、若しくはメダル払い出し装置5の払い出し手段8の駆動によりメダル受け皿14に払い出される。
この獲得メダル枚数は獲得メダル表示部36dに表示され、クレジット枚数が加算された場合にはクレジット表示部36bに表示されているクレジット枚数の値が更新される。
入賞判定処理手段59によりRB成立と判定された場合には(S9:Yes)、利益状態処理手段61のRB作動開始処理(S10)により、特別ゲームの終了条件に関する各種計数値、例えば入賞役の上限成立回数(例えば8回)及び上限ゲーム数(例えば12ゲーム)の初期設定等の処理が実行される。
RB作動中は(S11:Yes)、利益状態処理手段61のRB作動処理(S12)により、特別ゲームの終了条件に関する各種計数値の更新(減算)等の処理が実行される。なお、RB作動中は、上記S1〜S8において、1セットの特別ゲームの実行に関する処理が行われる。
この特別ゲームは、メダル1枚掛け専用で、抽選処理(S4)で用いられるRB図柄抽選テーブル(S26)には、15枚役(ベル)が超高確率(例えば1/1.01)で成立するように内部抽選確率が設定されている。特別ゲームは、入賞役が所定回数(例えば8回)成立するか、所定ゲーム数(例えば12ゲーム)消化することにより終了し、これによってRBは終了する。
抽選処理(S4)による内部抽選により2種BBに当選し、図柄変動停止処理(S6)において各図柄表示リール10a〜10cの停止図柄が何れかの有効ライン上で2種BBに対応する「7(青)・7(青)・7(青)」で揃った場合には(図14(a)参照)、入賞判定処理(S7)において2種BBの正当な成立と判定され(S13:Yes)、利益状態処理手段61の2種BB作動開始処理(S14)により、2種BBの終了条件に関する各種計数値、例えばメダルの払い出し数の計数値の初期設定等の処理が実行される。
それ以降、2種BBは、メダルの払い出し数が所定数(例えば240枚)に達するか、又は内部抽選によりRBに当選するまで継続されるが、この2種BB作動中は、抽選処理(S4)において2種BB図柄抽選テーブル(S25)を用いて内部抽選が行われる。この2種BB図柄抽選テーブルには、15枚役(ベル)が超高確率(例えば1/1.01)で成立するように内部抽選確率が設定されているため(図11(b))、2種BB作動中は内部抽選において極めて高い確率でリプレイ役に当選する。
内部抽選でリプレイ役に当選すると、図柄変動停止処理手段56bによる図柄変動停止処理(S6)において「リプレイ」図柄の引き込み処理が行われるため、熟練遊技者でなくても適当に停止操作をすれば殆どの場合はリプレイ役を揃えることができる。
入賞判定処理手段59により正当なリプレイ役成立と判定された場合には(S15:Yes)、利益状態処理手段61の再遊技作動開始処理(S16)により、クレジット枚数を減算することなく投入メダル数に所定のメダル数(3枚)が加算され、遊技者がメダル投入操作を行うことなく次のゲームを行うことができる。
従って、この2種BB作動中は、目押しの技量の低い遊技者でも、通常遊技状態に比べて手持ちのメダルを減らすことなくゲームを消化しつつRB内部当選を待つことができる。しかしながら、図柄変動停止処理手段56bによる引き込み処理にまかせてリプレイ役を揃え続けるだけでは、手持ちのメダルが増加することはなく、遊技者が受ける利益は2種BB中に遊技者が得ることが可能な利益の一部でしかない。
そこで、目押しの技量の高い熟練遊技者は、2種BB作動中にまず次のような操作を行うことにより、メダルを上限値(240枚)近くまで獲得し、その後は引き込み処理にまかせてリプレイを揃え続けることで、獲得したメダルを減らすことなくゲームを消化しつつRB当選を待つことができ、2種BB作動中に受け得る利益を最大限享受することができる。
即ち、本実施形態のスロットマシンでは、左図柄表示リール10aの図柄配列は、図10に示すように、リプレイ役を構成する「リプレイ」図柄の間隔が左図柄表示リール10aに対応する有効ラインの連続コマ数(ここでは3コマ)と特定最大滑りコマ数(ここでは1コマ)とを加算して得られるコマ数(ここでは4コマ)以上となる特定配列部が、2〜5番と12〜15番の2箇所設けられており、更にこの2箇所の特定配列部には「チェリー」図柄が配置されているため、うまく目押しをすれば、リプレイの引き込み処理に抗してリプレイの成立を回避すると同時に8枚役を成立させて、メダルを獲得することができる。
ここで、図12に示す図柄停止テーブルを参照すると、リプレイ外し可能操作範囲(斜線部分)の連続コマ数は、左図柄表示リール10aの停止操作を第1番目に行う場合(図柄停止テーブルT1aが用いられる場合)よりも、第2番目又は第3番目に行う場合(図柄停止テーブルT2c,T3aが用いられる場合)の方が広くなっている。従って、本実施形態の場合には、リプレイ外しを行う場合、左からの順押しで停止操作を行うよりも、右からの逆押し等の変則操作を行った方が成功率が高くなる。
例えば遊技者による停止操作が右図柄表示リール10c、中図柄表示リール10bの順で行われ、共に上段に「リプレイ」図柄が停止した場合(図14(b)参照)、図柄停止テーブルT3a(図12)より明らかなように、次の左図柄表示リール10aの停止操作は、21,1,2番の「BAR」「リプレイ」「ベル」、10〜12番の「7(青)」 「リプレイ」「ベル」の何れかが下段の図柄表示部33cにきたタイミングで停止操作を行えば、リプレイ役を外して「チェリー」図柄による8枚役を成立させることができる。
例えば、21番の「BAR」図柄が下段にきたタイミングで停止操作を行えば1コマ滑って停止図柄は図14(c)のようになり、有効ラインL2,L4の2ラインで8枚役が成立して上限の15枚のメダルが払い出され、1番の「リプレイ」図柄が下段にきたタイミングで停止操作を行えば1コマ滑って停止図柄は図14(d)のようになり、有効ラインL1で8枚役が成立して8枚のメダルが払い出され、2番の「ベル」図柄が下段にきたタイミングで停止操作を行えば1コマ滑って停止図柄は図14(e)のようになり、有効ラインL3,L5の2ラインで8枚役が成立して上限の15枚のメダルが払い出される。
遊技者は、2種BBが開始されてから、払い出し枚数が最大の240枚となる直前まで以上のようなリプレイ外しを行い、その後はRBに内部当選するまでリプレイ役を揃え続ければ(図14(f))、2種BB作動中に受け得る利益を最大限享受することができる。
RBに内部当選すれば2種BBは終了し、何れかの有効ラインで「BAR」図柄を揃えることによりRBが成立する(図14(g))。
以上説明したように、本実施形態のスロットマシンでは、2種BB中におけるリプレイ役の内部当選確率が通常遊技状態中よりも高く設定され、入賞役の一つとして、特定図柄表示リール10aにおける有効ライン上の停止図柄が「チェリー」図柄となることのみを条件に成立する8枚役を設け、特定図柄表示リール10a上の図柄配列中に、リプレイ役を構成する「リプレイ」図柄の間隔が特定図柄表示リール10aに対応する有効ラインの連続コマ数と特定最大滑りコマ数とを加算して得られるコマ数以上となる特定配列部を複数設けると共に、その特定配列部中に「チェリー」図柄を配置しているため、2種BB作動中は、目押しの技量の低い遊技者でも、通常遊技状態に比べて手持ちのメダルを減らすことなくゲームを消化しつつRB内部当選を待つことができ、また目押しの技量の高い熟練遊技者は、2種BBが開始されるとまずリプレイ役を外して「チェリー」図柄による8枚役を揃え続けることによりメダルを上限値(240枚)近くまで獲得し、その後は引き込み処理にまかせてリプレイ役を揃え続けることで、獲得したメダルを減らすことなくゲームを消化しつつRB当選を待つことができ、2種BB作動中に受け得る利益を最大限享受することができる。このように、遊技者が夫々の技量に応じて十分に楽しむことが可能な遊技性を実現できる。
特定図柄表示リール10aの図柄配列における「リプレイ」図柄と「チェリー」図柄とを両端とする最小連続コマ数が、有効ラインの連続コマ数である3コマ以下であるため、リプレイ役と8枚役とが重複して成立する可能性があるが、図柄変動停止処理手段56bは、2種BB中に内部抽選でリプレイ役に当選した場合の引き込み処理において重複入賞回避制御を行うように構成されているため、重複入賞による不具合を回避できる。
特定図柄表示リール10aの図柄配列における「リプレイ」図柄からその「リプレイ」図柄に対する図柄変動方向後側に配置される「チェリー」図柄までの最小連続コマ数が、有効ラインの連続コマ数である3コマから特定最大滑りコマ数である1コマを減算し1を加算して得られる下限連続コマ数、即ち3コマとなるように設定され、図柄変動停止処理手段56bは、特定図柄表示リール10aが全ての図柄表示リール10a〜10cの中で最初に停止操作されたとき、その停止操作時点での特定図柄表示リール10a上の「リプレイ」図柄と「チェリー」図柄とが共に有効ライン上にある場合に、「リプレイ」図柄が有効ラインから外れるまで特定図柄表示リール10aを滑らせて停止させるように構成されているため、遊技者によるリプレイ外しを可能としつつもリプレイ役と8枚役との重複入賞を容易且つ確実に回避することが可能である。
入賞役の成立が正当か否かを判定する入賞役判定手段59aと、この入賞役判定手段59aにより入賞役の成立が不当であると判定された場合に入賞役成立処理手段57を作動させることなくエラーを報知するエラー処理手段59bとを備え、入賞役判定手段59aは、リプレイ役に内部当選しているゲームにおいて図柄表示手段6がリプレイ役以外の入賞役を構成する図柄の組み合わせで停止した場合の入賞役の成立について、それが通常遊技状態中である場合には不当である旨の判定を行い、2種BB中である場合には正当である旨の判定を行うように構成されているため、機械の暴走や不正行為を有効に防止することが可能である。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、特定図柄表示リールは、複数の図柄表示リールのうちの少なくとも1つで、予め定められていればよく、2以上の図柄表示リールを特定図柄表示リールとしてもよい。
特定配列部中に、所定図柄(「チェリー」図柄)を複数連続して配置してもよい。これにより、より容易にリプレイ外しを行うことが可能である。また、特定配列部は特定図柄表示リール上に1つのみ設けてもよいし、3つ以上設けてもよい。
実施形態における重複入賞回避制御は、特定図柄表示リールの滑りコマ数の調整により重複入賞を回避するものであったが、特定図柄表示リール以外の図柄表示リール側の滑りコマ数の調整により重複入賞を回避するものであってもよい。
2種BB中に、演出表示制御手段72により遊技者に対して停止操作手順を報知するように構成してもよい。例えば、2種BB中の獲得枚数が所定数になるまでは「チェリー」図柄、その後は「リプレイ」図柄を停止させるように示唆する報知を行うようにしてもよい。
遊技媒体はメダルに限られるものではなく、遊技球、遊技価値の読み書きが可能な磁気カードやICカード等、どのようなものでもよい。
更に、実施形態ではスロットマシンを例に挙げて説明したが、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機、その他の各種の遊技機においても同様に実施可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施形態を示すスロットマシンの正面図である。 本発明の一実施形態を示すスロットマシンの側面図である。 本発明の一実施形態を示すスロットマシンの図柄表示窓の説明図である。 本発明の一実施形態を示す制御系のブロック図である。 本発明の一実施形態を示す遊技制御処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態を示す抽選処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態を示す図柄変動停止処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態を示す滑りコマ数設定処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態を示す入賞判定処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態を示す図柄配列の説明図である。 本発明の一実施形態を示す入賞役毎の図柄の組み合わせ及び遊技状態毎の各入賞役の内部当選確率の説明図である。 本発明の一実施形態を示す図柄停止テーブルの一例である。 本発明の一実施形態を示す内部当選フラグと入賞図柄フラグとの間の正当な対応関係の一例である。 本発明の一実施形態を示す図柄変動の説明図である。
符号の説明
6 図柄表示手段
10a 図柄表示リール(特定図柄表示リール)
10b 図柄表示リール
10c 図柄表示リール
28a〜28c ストップボタン(停止要求入力手段)
55 抽選処理手段
56a 図柄変動開始処理手段
56b 図柄変動停止処理手段
57 入賞役成立処理手段
59a 入賞役判定手段
59b エラー処理手段

Claims (5)

  1. 複数の図柄が表された図柄表示リール(10a)〜(10c)を複数配列した図柄表示手段(6)と、所定の図柄変動開始要求に基づいて前記図柄表示手段(6)による図柄変動を開始させる図柄変動開始処理手段(56a)と、前記図柄表示手段(6)による図柄変動毎に、遊技媒体の投入なしで再遊技を可能とするリプレイ役を含む複数種類の入賞役に関する内部抽選を行う抽選処理手段(55)と、各図柄表示リール(10a)〜(10c)に対応する所定の停止要求入力手段(28a)〜(28c)が操作されることを条件に、前記抽選処理手段(55)による内部抽選結果に基づいて各図柄表示リール(10a)〜(10c)を夫々所定位置で停止させる図柄変動停止処理手段(56b)と、前記各図柄表示リール(10a)〜(10c)の停止図柄が所定の有効ライン上で前記入賞役を構成する場合にその入賞役に応じて遊技媒体を払い出し又は利益状態を発生させる入賞役成立処理手段(57)とを備え、前記図柄変動停止処理手段(56b)は、前記内部抽選により所定の入賞役に当選した場合に、前記各図柄表示リール(10a)〜(10c)を、前記停止要求入力手段(28a)〜(28c)の操作時点での回転位置から所定の最大滑りコマ数を上限として滑らせることにより当選に係る入賞役の成立へ誘導する引き込み処理を行うように構成され、前記利益状態のうちの特定遊技状態中は、前記複数の図柄表示リール(10a)〜(10c)の少なくとも1つの特定図柄表示リール(10a)についての前記最大滑りコマ数が通常遊技状態中の通常最大滑りコマ数よりも少ない特定最大滑りコマ数に設定され、その特定遊技状態中における遊技媒体の払い出し数が所定数に達するか、又は前記内部抽選により前記入賞役のうちの特別入賞役に当選することを条件に前記特定遊技状態を終了させるように構成された遊技機において、前記特定遊技状態中における前記リプレイ役の内部当選確率を通常遊技状態中よりも高く設定し、前記入賞役の一つとして、前記特定図柄表示リール(10a)における前記有効ライン上の停止図柄が予め定められた所定図柄となることのみを条件に成立する所定入賞役を設け、前記特定図柄表示リール(10a)上の図柄配列中に、前記リプレイ役を構成するリプレイ図柄の間隔が当該特定図柄表示リール(10a)に対応する前記有効ラインの連続コマ数と前記特定最大滑りコマ数とを加算して得られるコマ数以上となる特定配列部を1又は複数設けると共に、その特定配列部中に前記所定図柄を配置したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記特定配列部中に、前記所定図柄を複数連続して配置したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記特定図柄表示リール(10a)の図柄配列における前記リプレイ図柄と前記所定図柄とを両端とする最小連続コマ数が、前記有効ラインの連続コマ数以下である場合に、前記図柄変動停止処理手段(56b)は、前記特定遊技状態中に前記内部抽選で前記リプレイ役に当選した場合の前記引き込み処理において、前記リプレイ役と前記所定入賞役とが重複して成立することを回避する重複入賞回避制御を行うように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記特定図柄表示リール(10a)の図柄配列における前記リプレイ図柄からそのリプレイ図柄に対する図柄変動方向後側に配置される前記所定図柄までの最小連続コマ数が、前記有効ラインの連続コマ数から前記特定最大滑りコマ数を減算し1を加算して得られる下限連続コマ数となるように設定され、前記図柄変動停止処理手段(56b)は、前記特定図柄表示リール(10a)が全ての図柄表示リール(10a)〜(10c)の中で最初に停止操作されたとき、その停止操作時点での前記特定図柄表示リール(10a)上の前記リプレイ図柄と前記所定図柄とが共に前記有効ライン上にある場合に、前記リプレイ図柄が前記有効ラインから外れるまで前記特定図柄表示リール(10a)を滑らせて停止させるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 入賞役の成立が正当か否かを判定する入賞役判定手段(59a)と、該入賞役判定手段(59a)により入賞役の成立が不当であると判定された場合に前記入賞役成立処理手段(57)を作動させることなくエラーを報知するエラー処理手段(59b)とを備え、前記入賞役判定手段(59a)は、前記リプレイ役に内部当選しているゲームにおいて前記図柄表示手段(6)がリプレイ役以外の入賞役を構成する図柄の組み合わせで停止した場合の入賞役の成立について、それが前記通常遊技状態中である場合には不当である旨の判定を行い、前記特定遊技状態中である場合には正当である旨の判定を行うように構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技機。
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