JP2006528400A - レンズ位置信号を生成するためのゲイン調整の方法及びそれに対応する光学記録媒体からの読み取り及び/又は光学記録媒体への書き込み用器具 - Google Patents

レンズ位置信号を生成するためのゲイン調整の方法及びそれに対応する光学記録媒体からの読み取り及び/又は光学記録媒体への書き込み用器具 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズ位置信号が、トラッキングエラー成分ができるだけ抑えられるように重み係数を調整して、形成されうる方法及び器具。
【解決手段】レンズとその幾何学的中間位置との間の相違を示すレンズ位置信号LCEは、光学記憶ドライブの粗雑なトラッキングに必要である。従来技術では、レンズ位置信号LCE用が主要ビームと2次ビームからの重み付けられた特定の光検出器の信号の組み合わせにより3つのビームピックアップで形成される。レンズ位置信号にトラッキングエラー信号により引き起こされるクロストークが無いことを確実にする唯一の方法は、重み付けが正確に設定されることである。本発明は、重み付けが自動的に調整でき、及びピックアップとそれぞれの記憶媒体の特徴に適合できる方法を記載している。トラッキングエラー信号に左右される主要及び2次ビームの信号中のこれら成分の振幅が測定され、及び適合された重み付けが結合部評価によりそれらから決定される。同期検知及び時間積分を用いた評価が記載され、そのいくつかは書き込み及び読み取りの間に使用できる。
【選択図】図6A

Description

本発明は、光学記録媒体からの読み取り及び/又は光学記録媒体への書き込み用器具で使用される光学スキャナの光軸に対するこの器具の対物レンズの光軸の位置を表すレンズ位置信号を生成するためのゲイン調整の方法、及び対応して設計された光学記録媒体からの読み取り及び/又は光学記録媒体への書き込み用器具に関する。
従来、それぞれの器具のトラッキング制御のために使用できるトラッキングエラー信号は、情報トラックが溝Gとも呼ばれる凹部及びランドLとも呼ばれる凸部の両方に含まれるDVD−RAMのような光学記録媒体からの読み取り及び/又は光学記録媒体への書き込み用器具で生成される。トラッキングエラー信号を形成するためにさらに広範囲に使用される方法の1つは、例示としてEP0745982A2に記載されるように、いわゆる「差動プッシュプル」(DPP)方法である。この場合、レーザーダイオードから発せられるレーザービームが3つ、具体的には主要ビームと2つの2次ビームに分かれ、それぞれ使用される光学記録媒体の隣り合うトラックを相互に走査する。光学記録媒体から反射される主要及び2次ビームは、主要ビーム及び2次ビームのトラッキングエラー信号を得るために評価される。トラッキングエラー信号は、主要及び2次ビームに左右され、及びそのビームから望ましいトラッキングエラー信号が適切な組み合わせにより生成される。
適切な構成が例示として図15に示されている。光源すなわちレーザー1から発せられる光が、コリメータ・レンズ2を通過した後に、回折格子3により主要ビーム(つまり0番目のオーダのビーム)及び2つの2次ビーム(つまり±1番目のオーダのビーム)に分かれる。主要ビームは、対応する記録媒体7上の1つのトラックで走査される情報を読み取り、通常光情報の大部分(およそ80〜90%)を含む。2つの2次ビームは、それぞれ全体の光強度の残りおよそ5〜10%を含み、その場合、簡単にするために、回折格子3のより高い回折のオーダの光エネルギーはゼロであると仮定される。
これら3つのビームは、光学記録媒体7から読み取る及びそれに書き込むために、偏光ビームスプリッタ4と4分の1波長板5、及び対物レンズ6を介して光学記録媒体7上に集束される。光学記録媒体7から反射される3つのビームは、ビームスプリッタ4と円筒型レンズ8を介して、光学記録媒体7から反射される3つのビームを検知する光検知器ユニット9に送り込まれる。3つのビームは、円筒型レンズ8と光検知器ユニット9間に、図面で象徴的に示される。光検知器ユニット9は、評価ユニット10に結合され、評価ユニット10は、トラッキングエラー信号を生成するために、反射された主要及び2次ビームから検知された信号を評価する。
回折格子3は、2つの2次ビームの像が、隣接するトラックの中心を実際に走査するように又は(溝のトラックだけに書き込みができる媒体の場合)主要ビームにより走査されるトラックに沿った領域の中心を実際に走査するように挿入される。2次ビームと主要ビームは、互いに光学的に別々であるべきだとされるので、それらの光学記録媒体7上及び光検知器ユニット9上の像は互いに別々の位置にある。光学記録媒体7が回転する場合、読み取り又は書き込み方向において、2次ビームの1つは主要ビームの前に置かれ、及びもう一方の2次ビームは主要ビームの後ろに置かれる。図15に示される構成での評価ユニット10は、3つのビームのそれぞれに対して、光検知器ユニット9上に反射される光強度を別々に評価する。
プッシュプル信号は、トラックに対するそれぞれのビームのトラッキングエラーを表し、それぞれの場合に独自に、評価ユニット10で主要ビーム及び2次ビームに対して検知された信号の両方から生成される。しかしながら、2つの2次ビームが書き込み/読み取りトラックに並行する隣接するトラックを走査するので、それらのプッシュプルトラッキングエラーは主要ビームのそれとは逆である。従って、独自に考慮されるプッシュプル成分のそれぞれは、それぞれ走査されたトラックに対する実際のトラッキングエラーを含む。3つのビームのトラック位置は一体でのみ変更できるので、3つのプッシュプル信号は同じように変化する。
図15に示されるような光学スキャナ21の対物レンズ6は、垂直方向の照準ずれ及び/又は偏心を有する光学記録媒体7の場合でさえ、走査ビームが集束されること及び所定のトラック上で保持されることが可能となるために、対物レンズ6が移動できるように取り付けられねばならない。この場合、要素2、3、4、5、8、9を含むスキャナの一部が光軸22を画定する。対物レンズ6は、理想的にはその静止位に配置され、それによりその光軸23は光学スキャナ21のその他の光学成分の光軸22と同一の空間を占める。
対物レンズ6の移動は、通常電磁駆動を用いて達成される。この場合、対物レンズはリンク及び/又はバネの配置により所定の静止位に保持され、及び電磁駆動への電流の印加によりその静止位から偏向されうる。評価ユニット10は本目的のためにトラッキングエラー信号及び集束エラー信号を提供し、それらは対物レンズ6の位置を記載し及びこれを制御ループを用いて補正することを可能にする。
連続的な走査工程が、らせん形状が適用されるトラックを有する光学記録媒体7上で実行されるとき、対物レンズ6がより一層の程度で偏向される。その工程では、光軸23が他の光学成分の光軸22からますます離れて移動する。光軸のこの移動が互いに対して反対に作用するように、更なる制御ループを有する作動モーターすなわちリニアモーターが通常提供され、それは、挿入される光学成分2、3、4、5、8、9を伴うスキャナ21を再調整し、それにより光軸は互いにほんの少しだけ異なる。このモーターは、通常粗雑なトラッキングモーターCTMとして参照される。従来技術によると、対物レンズに対する電磁駆動の駆動電圧は、光軸間の相違に対する基準として使用される。これは、電流が電磁駆動を流れないとき、対物レンズ6の光軸23が他の光学成分のそれと同一空間を占めるという前提に基づいている。
対物レンズはバネのサスペンションシステムに取り付けられるので、この前提は全ての動作状況で正しいわけではない。例えば、対物レンズは、衝撃がプレイヤーに適用されるときに起こるような、外力が対物レンズに作用するときにたとえ駆動コイルに対していかなる駆動がなくてもその位置を変更する。さらに、リンク又はバネの老朽化により対物レンズの静止位が変更され、それにより光軸が互いに異なる。これらの影響は、駆動コイルに対する駆動電圧を使用しては説明できない。
例示として、対物レンズ6がトラック変更の間に移動する場合、光検知器ユニット9上の主要及び2次ビームの像もまた移動する。この像の移動により、評価ユニット10の出力でオフセット電圧が引き起こされ、このオフセット電圧の方向は全てのビームに対して同一である。従って、対物レンズ6の移動により、実際のトラッキングエラーに基づかない、及び従って邪魔をするオフセット電圧が引き起こされる。実際のトラッキングエラー成分及び望ましくないレンズ移動に左右される成分が、光検知器ユニット9のそれぞれの検知器により検知され、及び評価ユニット10により生成されるプッシュプル信号に付加される。
2次ビームに対するプッシュプル信号が付加される場合、この合計は主要ビームに対するプッシュプル信号から差し引かれ、その後適切なゲインが主要及び2次ビーム成分に印加される場合、レンズ移動に左右されるこの望ましくない成分が取り消される。主要及び2次ビームのトラッキングエラー成分は互いに対して逆なので、これらは、一方で、ゲイン因子が正しく設定される場合には実際のトラッキングエラーが得られるように、減算工程が適用された後に位相に付加される。例示として、EP0708961B1には、適切なゲイン因子を決定する方法が記載されている。
主要ビームと2次ビームのトラッキングエラー成分間の位相シフトが、2次ビームの位置のために名目上180度であるということが、上述した従来のDPP方法の特徴から明らかである。これは、減算工程が、付加された主要ビーム及び2次ビームのトラッキングエラー成分をもたらすことから有益である。トラック上のビームの位置が考慮される場合、トラッキングエラー信号の最大振幅に達するための回折格子3の角度が正確に設定され、それにより(例えばDVD−RAMの場合)2次ビームが、隣接するトラックのトラック中心に突き当たる又は(溝トラックにのみ書き込むことができる媒体の場合)並行して主要ビームにより走査される2つのトラック間の領域に正確に突き当たる。
上述したDPP方法の目的は、レンズ移動に左右される成分を持たないトラッキングエラー信号を形成することである。上述のような主要ビーム及び2次ビームのプッシュプル信号を結びつける工程により、確かに実際のトラッキングエラーを得ることが可能となるが、レンズ移動に左右される成分の相殺のために、この場合、スキャナの光軸に対する対物レンズ6の位置を表すことはもはや不可能である。
トラッキング工程の間、対物レンズ6は正しい角度で光学記録媒体7のトラック方向に移動する、つまり、対物レンズ6の光軸はスキャナ21の光軸から離れて移動する。これにより、光検知器ユニット9の検知器要素上で反射した走査ビームの像の対応するシフトが引き起こされる。すでに述べられたDPP方法がトラック制御に使用される場合、これにより確かにそれぞれ走査されたトラックが正確に追随する結果となるが、評価ユニット10はこの場合、対物レンズ6とスキャナ21の光軸が適合しないという事実を確認することができない。
実際、本目的のために、レンズ位置信号は2次ビームに対するプッシュプル信号及び主要ビームに対するプッシュプル信号から形成されねばならない。このことによりスキャナ21の光軸22に対する対物レンズ6の位置を説明することが可能となる。同様にレンズ位置信号は、例えばCD上の別の音楽にアクセスするのに必要な、位置決め工程を素早く実行することを可能にする補助的信号を伴う器具の制御ユニットを提供するために使用できる。
最初に記述されたようにDPP方法がレンズ位置信号の生成のために使用されることがすでに提案されている。従来技術によるDPP方法を使用してトラッキングエラー信号を得るときの状況とは対照的に、2次ビームに対するプッシュプル信号は、この場合、レンズ移動に左右される成分を得るために、主要ビームに対するプッシュプル信号に付加される。この場合、重み付けされた加算工程が実行され、具体的には、その場合重み係数が、2つの2次ビームと主要ビーム間の距離、及びトラックの距離間隔の関数として理想値に設定できる。さらに、使用されるビームに起因する信号が、重み係数を調整することをより容易にするために正規化される。
本発明は、レンズ位置信号が、トラッキングエラー成分ができるだけ抑えられるように重み係数を調整し、形成できる方法及び器具を記載することを目的とする。この場合重み係数の設定は、好ましくは、光学記録媒体からの読み取り又はそれへの書き込みの間に決定され、それにより動作中の光学スキャナの特徴の変化のために必要となる重み係数の変更が直ちに実行できる。
本発明は、レンズ位置信号LCEが2次ビームのプッシュプル信号OPPから、及び主要ビームのプッシュプル信号CPPから形成されるという考えに基づいている。本発明は、信号LCEの主要ビーム成分CPPが2次ビーム成分OPPに対して過度に又は過少に重み付けられる場合、それに伴う信号LCEが、トラッキングエラー信号に左右され、及びトラッキングエラー信号DPPと同相である又は逆位相である成分を含むという事実を利用する。
本発明によると、トラッキングエラーに左右される2次ビームの成分の振幅は、本目的のために、第1の測定信号として決定され、及びトラッキングエラーに左右される主要ビームの成分の振幅は第2の測定信号として決定され、これらの成分は様々なトラック位置を通過することにより発生する。2つの測定信号は、トラッキングエラーに左右されるLCE信号の成分がゼロになるように重み係数を計算する又は設定するために評価される。例示として、既に重み付けられた主要及び2次ビームのエラー信号の振幅は、それらが付加される前に別々に測定され、及び差異が存在する場合には、より弱い信号の重み係数が増加され、及び/又はより強い信号の重み係数は削減される。
言い換えると、光学記録キャリアドライブの粗雑なトラッキング制御CTCに対して、レンズ位置信号LCEが必要とされ、それはレンズの幾何学的中心位置からの偏向を示す。従来技術によると、3つのビームピックアップのレンズ位置信号LCEは、主要ビーム及び2次ビームの特定の光検知器信号の重み付けられた組み合わせにより生成される。重み付けの正しい設定だけが、レンズ位置信号がトラックエラー信号からのクロストークがないことを確実にする。本発明は、重み付けがピックアップ及び記録媒体の特性に自動的に調整される及び適合される方法を述べている。主要ビームの信号及び2次ビームの信号のトラックエラーに左右される成分の振幅が測定され、及び共同評価により適合した重み付けがそれらにより生じる。同時検知及び時間積分を使用する評価が記載され、そのいくつかは読み取り/書き込み動作中に使用できる。
本発明は、好ましい例示的な実施形態を使用して及び添付の図面を参照し、以下の文章で更に詳細に説明される。
すでに最初に記載されているように、DPP方法により生成されるトラッキングエラー信号は、主要ビームから生成される1つの成分と2次ビームから生成される2つの他の成分からなる。従来技術によると、2次ビームの成分が付加され、及びこのことによって生じる合計が、適切な重み付けを用いて主要ビームの成分から差し引かれる。
以下の記述のすべてに対して、簡潔にするために、考慮される3つの走査ビームの強度は、それらが光検知器ユニット9に到達するときに同一であると想定されている。しかし、実際には、2次ビームの強度はトラック位置、走査されたトラックの反射及び回折格子3の特徴に左右され、及び主要ビームの強度より弱い。それにより2次ビームの強度は、主要ビームの強度に対してスケールされねばならない。理想的には、これは正規化によって行われうる。
信号CPP及びOPP、又は選択的に個別の信号OPP1及びOPP2は、これらの信号を合計信号で割ることにより正規化される。合計信号は検知器表面により受信されるそれぞれの光の量に比例する。こうした正規化(図1)は、例えば評価ユニット10で実行される。
図1に示される例示的な実施形態に基づいて、図2及び図3は正規化工程のさらなる2つの変形を示している。図2は、主要ビームの信号(CPP)と2つの2次ビームの信号の合計(OPP)がそれぞれ個々に正規化される例示的な実施形態を示している。正規化された信号はこの場合、注釈付きのCPPN、OPPN、LCEN及びDPPNである、つまり「N」が末尾に付け加えられている。図3は、3つのビームのプッシュプル成分が、重み付けられた加減により信号LCE及びDPPを形成するために使用される前に、別々に正規化される別の例示的な実施形態を示している。
上述のように、重み係数Gは隣接するトラックの間隔距離に適合しなければならない。例示として、図2に示される変形が基準として使用される場合、信号LCEの信号振幅は補正係数Gの設定に左右される。これは、図2及び図3に示される変形の更なる変形により回避され、及びそれは以下の文章で記述される。
図16及び図17に示される変形は、主要ビームと2次ビーム間の重み付けに関する。例示として、2次ビームの信号に対してのみ用いられる単一の重み係数Gは、この場合、好ましくは、主要及び2次ビームの信号上で動作する2つの重み係数1+G´及び1−G´に代替される。
重み係数GをG´に左右される2つの重み係数に分けることは、レンズ移動に左右される信号LCEの振幅が、設定されるそれぞれの重み係数とは無関係であることを意味する。類似した方法では、数式(1)がDPP信号を形成するための重み係数Kにも適用できる。係数G及びKは、例えば、同じようにそれぞれ図2及び図3に選択される。このようにして重み付けられた信号が注釈付きのLCEN´及びDPPN´である。
上述の前提条件に従って、以下の関係が適用され、及びこのような関係において、参照符号が、例えば、以下で更に詳細に記述される図に付される。
Figure 2006528400
この場合、DPPはDPP方法を使用して得られる信号を示し、CPPは主要ビームの対応する成分を示し、OPPは2次ビームの成分を示し、Kは重み係数を示し、xはトラックの中心に対するビームの走査位置を示し、Δxは主要ビームに対する2つの2次ビーム間の距離を示し、及びpはこの場合(DVD−RAM標準規格に基づいた定義に従って)2つの隣接するトラックの中心間が測定されるトラックの間隔距離を示している。
Figure 2006528400
は対物レンズ6の静止位からの移動を示している。振幅a及びkは、走査されたトラックの形状、光検知器ユニット9の感度などに左右される係数である。3つのビームは互いに機械的に結合されるので、CPP信号及びOPP信号に対する数式中の変数x及び
Figure 2006528400
はそれぞれの場合に同一である。
以下の等式は、レンズ移動に左右される成分
Figure 2006528400
を補正するために満たされなければならない。
Figure 2006528400
この場合、それぞれの場合における指数
Figure 2006528400
はレンズ移動に左右される対応する信号の成分を示している。上記数式(2)及び数式(3)を考慮すると、レンズ移動に左右される成分を補正するための重み係数は以下の通りである。
K=0.5 (5)
この重み係数Kは、主要ビームに対する2次ビームの配置とは無関係である。通常、その目的は距離Δxを適切に設定することによりトラッキングエラー振幅を最大にすることである。これは、以下の関係
Figure 2006528400
が有効であるという条件で、上記数式(1)から数式(3)のK=0.5を用いた計算で達成される。
余弦関数が周期的であるので、これは
Δx=(2n+1)*p ここでn=0、1、2、… (7)
に適用される。
数式(1)から数式(3)までで、負の数学的符号とともに新しい重み係数Gを使用するとき、つまりOPP信号のCPP信号からの減算が、これら2つの信号の加算により代替されるとき、レンズ移動に左右される成分だけが得られ、一方で個々のトラッキングエラー成分が互いに相殺するという結果になる。特に、以下の関係はトラッキングエラー成分を補正するために満たされねばならない。
DPP=CPP−G*OPP≡0 (8)
この場合、指数「x」はトラッキングエラーに左右されるそれぞれの信号の成分を示す。(8)の関係は、上記関係(2)及び(3)を考慮に入れて、
Figure 2006528400
であるときに満たされる。
従って、トラッキングエラーに左右されるDPP信号の成分は、
Figure 2006528400
であるときに、Δxとpの関数として取り除かれうる。
2次ビームと主要ビーム間の距離がΔx=pであると仮定すると、
G=−0.5 (11)
である。
数式(11)の重み係数Gの負の数学的符号は、減算は加算工程により代替されねばならないことを示している。2次ビームがΔx=pの状態で配置される場合、従って、トラッキングエラー成分をゼロにする及びレンズ移動に左右される成分を得るためには、CPP信号とOPP信号の加算を使用することで十分である。G=−0.5なので、レンズ移動に左右される成分は、以下のように数式(1)から数式(3)でΔx=pを代入することにより得られる。
Figure 2006528400
このようにして得られた信号は、レンズ移動に左右される成分のみを含み、及びこれはLCE(レンズ中心エラー)として参照される。
図1は、レンズ移動に左右される成分、すなわちDPP方法の使用により対応するレンズ位置信号LCEを生成するために対応する構成を示している。これは、光検知器ユニット9が反射した主要ビームの検知のために4つの光感知表面A−Dを伴う光検知器ユニット12を有し、一方でそれぞれ2つの光感知表面E1、E2及びF1、F2だけを伴うそれぞれの光検知器要素11、13が反射した2次ビームの検知のために提供されるという前提に基づいている。図1からわかるように、主要ビームのエラー信号CPPに対する2次ビームのエラー信号OPPの重み付けを設定するために、可変するゲイン係数Gを伴う振幅器が提供される。光学記録媒体7が再生されている間にレンズ位置の測定を可能にするために、信号要素CPP及びOPP間の差異からトラッキングエラー信号DPPを、及び信号要素CPP及びOPPの合計からレンズ位置信号LCEを同時に形成することが必要である。このため、図1はトラッキングエラー信号DPPを作る信号経路も含む。この場合、両方の信号が同時に利用可能なので、トラッキング制御ループが閉じられ、及び同時にレンズ位置に関する情報が光学スキャナ21の粗雑なトラッキングモーターCTMを再調整するために使用できる。
2次ビームと主要ビーム間の距離ΔxがΔx=pではなく、例えば、Δx=3/4pである場合、その後トラッキングエラー成分の補正につながる重み係数Gは、数式(10)により
Figure 2006528400
となる。
この場合、数学的符号だけでなく、トラッキングエラー信号の生成に対して最適な重み係数Kの大きさも、レンズ位置信号の生成に必要な重み係数Gに対するそれらとは異なる。レンズ移動に左右される成分を抑制するための重み係数Kは、理想的には常に0.5であり、一方でトラッキングエラー成分を補正するための重み係数は常に負であるが、2次ビームの位置に適合しなければならない。その結果、図1に示される構成は、レンズ位置信号LCEの生成に使用される重み係数を提供する能力を有し、それによりレンズ位置信号LCEは可変的に調整できる。
可変的に調整できる重み係数が提供される場合、上述した以外の2次ビームの距離間隔Δxもまた、DPPトラッキングエラー方法と連動して使用できる。理論的には、p/2<Δx<3p/2の範囲のトラック距離間隔を使用することが可能である。限界のp/2及び(3/2)*pは、信号成分OPPのトラッキングエラー要素がこの場合ゼロになるので、実際には使用できず、及び非常に大きいGを用いてさえもCPP信号のトラッキングエラー要素を補正することは不可能である。特別な場合として、信号OPP1及びOPP2の合計が、レンズ位置信号を得るために、この場合そのままで使用される。トラッキングエラー信号がDPP方法に基づいて形成されない場合、レンズ位置信号はまた任意の望ましい隣接したトラック距離間隔Δxに対して形成されうる。この場合の限界はΔx=0又はΔx=2・n・pである、というのは、トラッキングエラーに左右される信号要素CPP、OPP1及びOPP2の成分はこの場合同相であり、及びこれらの成分に対する補正が達成できないからである。さらに注目すべきは、重み係数Gの数学的符号は、0<Δx<p/2及び3p/2<Δx<2pに対して逆である。
本発明は、今や、上述のような重み係数Gを調整する方法及び器具を記述することを目的とし、それによりレンズ位置信号が形成でき、その際プッシュプル信号成分はできるだけ抑制される。上述のように、この場合の重み係数Gは、2次ビームのトラック位置及び走査される光学記憶媒体に左右される。これらのパラメータは光学走査ユニット及び光学記憶媒体の両方に対する一定の公差の影響下にあるので、こうした調整は個々のレベルで実行されねばならない。
重み係数Gが適切なやり方で決定されうる方法は、以下の例示的な実施形態を参照して説明される。
図4は、重み係数Gの異なる設定に対するトラッキングエラーに左右されるLCE信号の成分を描いた信号ダイアグラムを示している。さらに、トラッキングエラー信号DPPが例示として示されている。図4B及び図4Cは、LCE信号の生成において誤って設定された重み係数の影響を、トラック位置の関数として示している。この場合、個々の信号の信号特性は、トラック位置xの関数として示される。トラック位置に左右されるそれぞれの走査ビームの成分は、通常それぞれのトラックの中心G又はLでゼロ交差を有し、一方でそれらはGとL間の限界で最大振幅を有する。
同様に、信号DPPも溝の中心及びランドの中心でゼロ交差を有する。最大振幅は、GとL間の限界で発生する。信号LCEの主要ビーム成分CPPが、2次ビーム成分OPPと比較して非常に強く重み付けられる場合、これに伴う信号LCEは、トラッキングエラーに左右され、及び信号DPPと同相である成分を含む。対照的に、2次ビーム成分OPPが、主要ビーム成分CPPと比較して過度に重み付けられる場合、信号LCEはトラッキングエラーに左右され、及びDPPと逆位相である成分を含む。
LCE信号がトラッキングエラーに左右される成分をもはや含まないことを確実にするために、主要ビームの信号と2次ビームの信号との間の重み係数は正確に設定されなければならない。
第1の調整方法を実行するために、図4に示されるように、様々なトラック位置を通過するように、走査ビームをトラックに対して移動させることが必要である。これは、読み取り装置又は再生装置に対する集束制御ループを作動することにより及び走査ビームがトラックに対して移動する(図5)ように集束対物レンズを移動させることにより達成されうる。トラッキング制御ループは、この段階ではまだ作動していない。例示として、対物レンズが正弦波駆動電圧を用いてトラックに対して横に移動される場合、LCE信号は、対物レンズの移動に比例し、及び信号LCEのエンベロープ内ではっきりそれと分かる(図5Aから図5C)望ましい成分と、同時に、トラッキングエラーに左右され、及び図4と同じように、重み付けの設定に左右される望ましくない成分を有する。図4Bのように、図5AのLCE信号は、主要ビームが非常に強く重み付けられるときにDPPと同相である成分を有する。図5Bのような逆位相の成分は、2次ビーム成分が過度に重み付けられる場合に生じる。重み付けが正しい場合、図5Cのように、LCEに残っている全てが対物レンズの移動に対応する成分である。LCE信号は、トラッキングエラーに左右され及び依然存在する成分を移動成分から分離するために、高域フィルターにかけられる。
通常光学記憶媒体で発生する偏心により、駆動電圧に起因する対物レンズの移動がなくても、走査ビームがトラックに対して移動される。
第1の調整方法は、トラッキングエラーに左右される2次ビームの成分の振幅とトラッキングエラーに左右される主要ビームの成分の振幅を含み、トラッキングエラーは、様々なトラック位置を通過するときの振幅が発生する際に決定され、及び停止したトラッキング制御ループを伴い、及びトラッキングエラーに左右されるLCE信号の成分がゼロになるように重み係数が計算され及び設定される。
これは、第1のピーク値検知器PD1を用いて正規化された2次ビームのエラー信号の合計の振幅を決定することにより、及び第2のピーク値検知器PD2を用いて正規化された主要ビームのエラー信号の振幅を決定することにより行われる。評価ユニットAC/重み計算ユニットICは、振幅を比較し、及び重み係数を計算するためにその結果を使用する。2次ビームのエラー信号の合計は、図6Aに示されるように、決定された重み係数を使用して主要ビームのエラー信号から引かれる。
この場合の1つの前提条件は、重み係数が振幅から計算できることである。
図6Bに示される代替方法は、重み付けられ及び可能的にすでに正規化された主要及び2次ビームのエラー信号の振幅の測定を含み、及び差異が存在する場合には、より弱い信号の重み係数を増大し、及び/又はより強い信号の重み係数を削減する。これは、反復工程を用いて実行でき、それは多くの測定周期を含み、及び振幅間の差異が所定の値以下に下がるときに終了する。その値が所定の値以下に下がらなければならない限界は、ウィンドウ・コンパレータを用いて画定される。
上述した方法の両方ともが、信頼性の高い結果を生み出す振幅測定に左右され、そこから次の重み付け段階が確実に決定できる。しかし、実際には、主要ビームの信号と2次ビームの信号の両方ともノイズ及び干渉の影響を受けやすいので、測定された振幅値は、十分な調整精度を達成するために平均化されるべきである。
第2の調整方法は、図4Dを参照すると、信号LCEを、例えば、各場合にトラック間の最大振幅を有し及びG又はランドでゼロ公差を有する適切な信号で乗じることである。このような適切な信号の逆の反応もまた使用できる。いかなるトラッキングエラー信号も、つまり、例えば、3つのビームのトラッキングエラー信号又はその他のDPPトラッキングエラー信号もこの目的に適する。
DPPトラッキングエラー信号は、好ましくは、上述のようにトラック位置に対して形成されうるので、図7を参照すると、好ましくは、それを信号LCEで乗じるために使用される。どちらの信号も、好ましくは、信号DPP及びLCEの任意の低周波数成分を抑制するために、乗算工程前に同様に高域フィルタリングにさらされる。図7A及び図7Bを参照すると、設定された重み付けに左右されて、脈動DC電圧が乗算器の出力で作られ、その数学的符号が位相を表し、及びその平均値又はピーク値がトラッキングエラーに左右されるLCE信号の成分の大きさを表している。本目的は、図7Cを参照すると、この脈動DC電圧の値ができるだけゼロになるように重み付けを設定することである。これは、例えば、図8でWCとして示されるウィンドウ・コンパレータを用いて検査され、その比較電圧VT1、VT2は、あらかじめ定められた値に設定される。この場合、これらの比較値VT1、VT2は、脈動DC電圧が十分に小さい及びそれに関連する重み付けの結果として伴う設定が所定の限度内であるくらいに十分小さくなるように選択されるべきである。ウィンドウ・コンパレータWCの出力は、図7を参照すると、重み付けのための正しい設定がすでにわかっている(乗算器MULからの生成物の値がウィンドウ内である)かどうか、又は重み付けが主要ビーム成分の利益になるように調整されねばならない(値がウィンドウ以下である)か、又は2次ビーム成分の利益になるように調整されねばならない(値がウィンドウ以上である)かどうかを示している。ウィンドウ・コンパレータWCは、所定の回数の周期を越えて脈動DC電圧を平均化するために、平均化ユニットAVの後におかれる。
例示として、制御回路ICは、信号DPPの所定数の周期後にウィンドウ・コンパレータWCからの出力信号を計算し、及び次の段階で重み付けの調整を制御する。この調整工程は、図8に示されるように、ステップジェネレータSTGへの入力として上/下制御信号UD及びステップ信号STを使用して、重み付けの正しい値への段階的近似又は反復として実行されうる。代替案として、次の重み付け設定が、図9に示されるように、ステップ傾斜決定SSD及びステップサイズ計算及び制御SSCCを使用する勾配計算に基づいて計算される。制御回路IC、SSCCは、LCE及びDPPの生成物の平均値又はピーク値が所定の値内になるまでこれらの調整ステップを繰り返す。
重み係数の調整に対する更なる及び特に好ましい変形は、図10を使用して以下の文章に記載されている。この変形の使用は、同様に、集束制御装置FCがすでに作動し、及び走査ビームが光学記憶媒体上のトラックに対して移動しているという前提に基づいている。ここでも、乗算器MULが、HPF1での随意的な高域フィルタリング後のLCE信号をHPF2でまた随意的に高域フィルターにかけられたDPP信号で乗ずるために使用される。その後、乗算器MULからの出力信号は、積分器INTを用いて積分される。1つの特有の特徴として、積分器INTはリセット入力を有し、それはドライバーRがこのリセット入力に印加されるときに値ゼロから始まる積分電圧をもたらす。その後積分器INTの出力信号はウィンドウ・コンパレータWCに結合され、その比較電圧VT1、VT2は、あらかじめ定められた値に設定される。ウィンドウ・コンパレータWCの出力は、重み付けの正しい設定がすでにわかっている(生成物の値がウィンドウ内である)かどうか、又は重み付けが主要ビーム成分の利益になるように調整されねばならない(値がウィンドウ以下)か又は2次ビーム成分の利益になるように調整されねばならない(値がウィンドウ以上)かどうかを示している。所定の時間後、制御回路ICがウィンドウ・コンパレータWCからのそれぞれの出力信号を評価し、及びその重み付けの設定を適切に調整する。その後制御回路ICは、新たな時間制御された測定周期が始まる前に、積分器INTをゼロに設定する。所定の数の走査ビームのトラック交差が、LCE及びDPPの生成物を形成するために、各測定周期の所定の時間内で考慮される。所定の測定時間後、値ゼロで始まる積分工程は、LCE及びDPPの生成物の平均値に対応し、及び従って重み付けエラーに対応する積分値を生成する。ウィンドウ・コンパレータWCの所定の比較電圧VT1、VT2は、積分値が十分に小さい及びそれに関連する重み付けの得られた設定が所定の限度内であるくらい十分小さく選択されねばならない。
重み付けは、図10に示されるように、ステップジェネレータSTGを使用して、正しい値への段階的近似又は反復として設定されうる。代替案として、次の重み付け設定が、勾配計算に基づいて計算されうる。制御回路ICは、LCE及びDPPの生成の積分値が所定の値内になるまでこれらの調整工程を繰り返す。第2の変形の利点は、より多い数の走査ビームのトラック交差が、LCE及びDPPの生成物を形成するために、所定の測定時間内で考慮されうることである。ノイズ又は干渉成分が、積分工程の使用により平均化される。
測定周期の純粋時間制御の代替案として、測定周期は光学記憶媒体の回転にも適合されうる。例えば、1つの測定周期は、光学記憶媒体の1回転の一部あるいは2又はそれ以上の回転だけ続く。
第3の変形は、(HPF1で随意的に高域フィルターをかけられた)LCE信号を(同様に随意的に高域フィルターをかけられた)DPP信号で乗ずるために、乗算器MULをもう一度利用する。代替案として、通常正弦波の特性を有する(随意的に高域フィルターにかけられた)DPP信号は、乗算前にバイナリ形式に変換され、その場合、バイナライザーの出力は+1又は−1である。その後乗算器MULはLCE信号を+1又は−1で乗じて、もう一度脈動DC電圧を引き起こし、その数学的符号は集束オフセットに左右されるLCE信号の成分の位相を表し、及びその振幅は集束オフセットに左右されるLCE信号の成分の大きさを表す。乗算器からの出力信号は、乗算の値がゼロになるまでその出力電圧を変化させる積分器INTを用いて積分される。これは、実際には、最適な重み係数が届いたときの状況である。従って、積分器の出力電圧が、調整回路を用いて重み付け設定に結び付けられる場合、このことにより、フィードバック経路の積分器のおかげで、自動的に設定される制御ループがもたらされ、それにより積分器への入力信号がゼロとなる。これは、実際は、正しい重み付けが設定され、及び乗算器からの出力信号がゼロになる時の状況である。
特に最後の2つの変形のうち最初に記述された調整方法が、重み係数を比較的正確に決定することを可能にする。全ての変形が、好ましくはデジタル信号処理手続きすなわちデジタル信号プロセッサを用いて実行されうる。記載された調整方法を実行する1つの前提条件は、走査ビームが、通常駆動しないトラッキング制御装置TCを用いて、光学記憶媒体上のトラックに対して移動することである。
こうした調整方法に基づいて重み係数を決定する工程は、通常、器具が光学記憶媒体から読み取る又は光学記憶媒体に書き込むために作動した後に実行される多くの調整工程を含む手順の中の1つの構成要素である。これらの調整工程は、例えば、読み取り又は書き込み工程が始まる前に実行される。
読み取り又は書き込みの間でさえも動作する更なる調整方法が、以下の文章に記載されている。重み係数を設定し、及び読み取り又は書き込みの間に実行される第1の方法が、以下の文章に記載されている。この方法の使用は、集束制御装置がすでに駆動しているという前提に今一度基づいている。さらに、トラッキング制御装置TCが同様にすでに駆動し、及び主要走査ビームが所定のトラックの中心(G又はL)に沿って移動することを確実にする。変調信号Mは、レンズ移動発生器LMGにより発生し、追加ポイントAPで閉じられたトラッキング制御ループに送り込まれる。この変調信号Mは、好ましくは、正弦波であり、及び例えば最大制御範囲の10%でトラッキング制御装置TCの操作ポイントを変調する振幅にある。これは、走査ビームと関連のある検知器部分の信号の(トラッキングエラーに左右される)成分が、それらの最大値の約10%で変調されることを意味する。この場合の最大値は、走査ビームがトラックに対して横に移動するときの、トラッキングエラー信号の最高最低振幅により与えられる。この関係は、図11及び図12に示されている。例示として、トラッキングエラー信号DPPは、L(n)とL(n+1)間の距離0.74μmに対して1Vの振幅Aを有する。
トラックGの中心に近いトラッキングエラー信号のプロフィルはほぼ線形であり、及び以下のやり方で計算できる。この場合、Uがトラッキングエラー信号であり、Aが振幅であり、xがそこで傾斜が決定されることになっているトラック位置であり、及びpがトラックの距離間隔である。
Figure 2006528400
傾斜はその微分
Figure 2006528400
に対応する。
(溝の中心に対応する)ゼロ交差で傾斜を計算するためにxが値p/2に設定される場合、その後
Figure 2006528400
という結果となる。
従って、傾斜U´はトラックの距離間隔と関連する振幅Aにのみ左右される。傾斜は[V/μm]で引用される。振幅Aが1Vに、及びトラックの距離間隔pが0.74μに設定される場合、これにより8.49V/μmの傾斜がもたらされる。
トラッキングエラー信号DPPが、例えば、0.74μmのトラックの距離間隔を伴う(2Vppに対応する)1ボルトの振幅Aを有する場合、及び振幅Mが例示として100mV(200mVppに対応する)である変調信号Mが、トラッキング制御装置TCの入力でトラッキングエラー信号DPPに付加される場合、走査ビームの移動が、傾斜の逆数を変調信号の振幅で乗じることにより計算できる。
Figure 2006528400
変調Mが傾斜の逆数に挿入される場合、
Figure 2006528400
である。
従って、(200mVppに対応する)+/−100mVの振幅Mを伴う変調信号は、走査ビームをΔx=+/−11.777nmだけ移動させる。
トラッキングエラー信号DPPは、主要ビームのトラッキングエラー信号CPPと付加された2次ビームのトラッキングエラー信号OPP間の差異から成る。2次ビームは、主要ビームに対する補完的トラックを走査するので、2次ビームのトラッキングエラー信号OPPに対する傾斜は、主要ビームのトラッキングエラー信号CPPの傾斜の逆である。図11A、図12Aに示される計算で得られるDPP信号は、CPP信号と同一の数学的符号を伴う全体的な傾斜を有する。
LCE信号は、主要ビームのトラッキングエラー信号CPPを、例えば、(1+G)の重み付けで乗じることにより、及び2次ビームのトラッキングエラー信号OPPの合計を重み付け(1−G)で乗じることにより形成される。その結果、重み付けのために選択された設定は、重み係数による乗算により得られ及びLCE信号を与えるために後で付加される両方の信号(CPP´、OPP´)の傾斜への比例影響を有する。図11D、図12Dに示されるLCE信号を形成するために図11B、図12Bに示されるCPP´と図11C、図12Cに示されるOPP´を付加した後、任意のトラッキングエラー成分の残りの傾斜の数学的符号とその傾斜の大きさは、従って、重み付けの設定に左右される。具体的には、トラッキングエラー成分の残りの傾斜が、傾斜CPP´とOPP´間の差異に比例する。例示として、主要ビームのトラッキングエラー信号CPPが非常に強く重み付けられる場合、LCE信号は、図11Dを参照すると、傾斜がトラッキングエラー信号DPPのそれと同一の数学的符号を有するトラッキングエラー成分の残りを有する。対照的に、2次ビームのトラッキングエラー信号OPPが非常に強く重み付けられる場合、LCE信号は、図12Dを参照すると、傾斜がトラッキングエラー信号DPPのそれとは反対の数学的符号を有するトラッキングエラー成分の残りを有する。
図11Eから図11G及び図12Eから図12Gは、それぞれのトラックの中心に関する走査ビームのトラック位置Δx上の変調Mの影響及び信号LCEの影響を示している。変調Mにより信号LCEに引き起こされるトラッキングエラー成分は、選択された重み付けに左右される変調Mと同相又は逆位相であり、それによりCPPとOPP間の重み付けの正しい設定が、変調信号Mに対する信号LCEのトラッキングエラー成分の位相角度及び振幅から決定できる。
好ましくは、同期復調器が、信号LCEのトラッキングエラー成分の位相角度及び振幅から重み付けの正しい設定を決定するために使用される。この場合、2次ビームのエラー信号に対する重み係数Gの使用又は主要ビームのエラー信号に対する重み係数G´の使用に対する代替案として、図11、図12の信号ダイアグラム及び図13及び図14の例示的な実施形態で示されるように、重み係数が、好ましくは、2つの信号経路(1+G;1−G)間で分割される。この重み係数の分割が、重み係数の設定にあまり左右されない信号LCEの振幅をもたらす。
図13に示される第1の例示的な実施形態では、同期復調器は乗算器MUL、平均化ユニットAV及び重み係数に対する制御回路ICを含む。乗算器MULは、レンズ位置信号LCEを変調発生器MODGで生成される変調信号Mで乗じ、脈動DC電圧を生成する。脈動DC電圧の極性は乗算器MULへの入力信号間の位相に左右され、及びその平均値はレンズ位置信号LCEの振幅の大きさに左右される。重み係数に対する制御回路ICは、形成された平均値の極性を評価し、及び工程中の重み係数を極性から生じる方向に変化させる。これは、上/下信号UD及びステップ信号STにより制御されるステップジェネレータSTGを使用して、平均値の大きさが所定の限界値内になるまで、多くの反復工程で行われる。これは、通常、比較電圧VT1、VT2があらかじめ決められているウィンドウ・コンパレータWCを使用することにより行われる。平均値は、理想的には、重み付けが正確に設定されるときにゼロになるべきなので、比較電圧VT1、VT2は、適切な重み係数が十分な精度を伴って見つけられるように十分小さくなるように選択されるべきである。平均値を評価する代わりに、その振幅を到達した正しい重み付け係数に対する基準として評価することも可能である。代替案として、例示的に、点線Aで示される変調信号Mを使用するより、図13の点線Bで示されるように、LCEによる乗算に対するトラッキングエラー信号DPPを使用することも可能である。
平均値の大きさは重み係数の調整エラーにほぼ比例するので、最適な重み係数をもたらす反復調整工程の数を削減することが可能である。例えば、重み付け工程の平均値に対する商(つまり傾斜)が既知である場合、これは、この傾斜から次の重み付け工程を計算するために使用でき、従って、最適な重み係数に到達する工程の数を削減する。
図14Aに示される第2の例示的な実施形態では、同期復調器は乗算器MUL、積分器INT及び重み係数に対する調整回路ADJCを含む。この場合、例示として、通常正弦波の干渉信号Mが図14Aに示されるようにフィルターにかけられる又はバイナライザーBINの出力が+1又は−1であるときに、乗算工程の前に図14Bに示されるようにバイナライザーBINによりバイナリ形式に変換される。その後乗算器MULは減算器からの出力信号を+1又は−1で乗じ、極性が乗算器MULの入力信号間の位相に左右され及びその平均値が減算器からの出力信号の振幅の大きさに左右される脈動DC電圧をもう一度引き起こす。乗算器MULに続く積分器INTは、乗算の値がゼロになるまでその出力電圧を変化させる。これは、実際は、最適な重み係数に到達したときに起こる。従って、積分器INTからの出力電圧が調整回路を用いて重み付け設定に結び付けられる場合、このことにより、フィードバック経路の積分器INTにより自動的に設定され、それにより積分器INTへの入力信号がゼロになる制御ループがもたらされる。
代替案として、例示的に、点線Aで示されるような変調信号Mを使用する代わりに、図14の点線Bで示されるように、LCEによる乗算に対するトラッキングエラー信号DPPを使用することも可能である。
導入部ですでに述べたように、上記分析は、簡単にするために、考慮中の3つの走査ビームの強度は、それらが光感知器9を開始させるときに同一であるという前提に基づいている。従って、述べられた補正係数G及びKは、この簡略化が使用されるときのみ有効である。
従来技術によるレンズ位置信号を生成するための構成を示している。 生成された信号LCE及びDPPが正規化される、図1に示される第1の構成の変形を示している。 従来技術による代替的正規化を伴う、図2に示された構成のさらなる変形を示している。 主要ビーム及び2次ビームのビーム構成を伴うトラック図と、このビーム構成を用いて得られるプッシュプル信号を示している。 対物レンズの偏向上のレンズ位置信号を示した信号ダイアグラムを示している。 レンズ位置信号を形成するために、重み付けの調整をする本発明の第1の例示的な実施形態を示している。 例示として、重み付けが不正確に及び正確に設定されるときのレンズ位置信号を表した信号ダイアグラムを示している。 トラッキング制御ループが停止しているときにレンズ位置信号を形成するために、重み付けの設定に関する本発明の更なる例示的な実施形態を示している。 トラッキング制御ループが停止しているときにレンズ位置信号を形成するために、重み付けの設定に関する本発明の更なる例示的な実施形態を示している。 トラッキング制御ループが停止しているときにレンズ位置信号を形成するために、重み付けの設定に関する本発明の更なる例示的な実施形態を示している。 重み付けが不正確に及び正確に設定され、及びトラッキング制御ループが閉じているときのレンズ位置信号を表す信号ダイアグラムを示している。 重み付けが不正確に及び正確に設定され、及びトラッキング制御ループが閉じているときのレンズ位置信号を表す信号ダイアグラムを示している。 トラッキング制御ループが駆動しているときにレンズ位置信号を形成するために、重み付けの設定に関する本発明の更なる実施形態を示している。 トラッキング制御ループが駆動しているときにレンズ位置信号を形成するために、重み付けの設定に関する本発明の更なる実施形態を示している。 トラッキング制御ループが駆動しているときにレンズ位置信号を形成するために、重み付けの設定に関する本発明の更なる実施形態を示している。 従来技術によるDPP方法を実行するための光学スキャナの単純化された構造を示しており、その場合、本構成は本発明にも適用できる。 図1の変形例で、異なる重みファクタKとGを有する。 図16の変形例で、別の正規化を有する。
符号の説明
1 レーザー
2 コリメータ・レンズ
3 回折格子
4 偏光ビームスプリッタ
5 4分の1波長板
6 対物レンズ
7 光学記録媒体
8 円筒型レンズ
9 光検知器ユニット
10 評価ユニット
11 光検知器構成要素
12 光検知器ユニット
13 光検知器構成要素
21 光学スキャナ
22 光軸
23 光軸
AC 評価ユニット
IC 制御回路
WC ウィンドウ・コンパレータ
MUL 乗算器
AV 平均化ユニット
UD 上/下制御信号
ST ステップ信号
STG ステップジェネレータ
SSD ステップ傾斜決定
SSCC ステップサイズ計算及び制御
FC 集束制御装置
INT 積分器
R ドライバー
TC トラッキング制御装置
LMG レンズ移動発生器
M 変調信号
AP 追加ポイント
MODG 変調発生器
ADJC 調整回路
BIN バイナライザー

Claims (13)

  1. 走査ユニット(21)に対して異なる位置をとる対物レンズ(6)とトラッキング制御ループ(TC)を有し、光学主要ビームと少なくとも1つの2次ビームを生成する走査ユニット(21)を有し、
    前記記録媒体(7)に主要及び2次ビームが集束され、
    前記ビームに関連する2つ又はそれ以上の光検知器ユニット部分(9、11、12、13)を用いて前記記録媒体(7)から反射される光が評価され、
    前記主要ビームに関連する前記光検知器ユニット部分(12)の信号から第1のエラー信号(CPP)をとり出し、
    前記2次ビームに関連する前記光検知器ユニット部分(11、13)の信号から第2のエラー信号(OPP)をとり出し、
    第1の分岐重み(1+G)で乗じられる前記第1のエラー信号(CPP)と第2の分岐重み(1−G)で乗じられる前記第2のエラー信号(OPP)の組み合わせによる方法で形成されるレンズ位置信号(LCE)を用いて、トラックに記録されたデータを有する前記光学記録媒体(7)に対して前記走査ユニット(21)の前記レンズ位置信号(LCE)を生成する方法において、
    トラックの中心に正確に案内されない主要ビームを用いて光学記録媒体(7)を走査し、
    異なって形成され及び走査ユニット(21)に対する対物レンズ(6)の位置についての状況と前記記録媒体(7)上のトラックに対する走査ビームの位置についての状況を含む2つの測定信号(CPP、DPP、LCE、M、OPP)を測定し、
    前記測定信号を評価し、
    前記評価の結果により制御される分岐重み(G、1+G、1−G)を調整することを特徴とする、方法。
  2. 前記トラッキング制御ループ(TC)をスイッチオンし、
    前記トラッキング制御ループ(TC)に偏向信号(M)を印加し、
    前記レンズ位置信号(LCE)に含まれ及び前記偏向信号(M)に起因してトラッキングエラー成分が抽出され、
    前記トラッキングエラー成分の位相角度と振幅から決定される前記分岐重み(G、1+G、1−G)に対する正しい設定を用いて使用されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記トラッキングエラー成分が評価信号として使用され、及び前記評価信号の値が低い比較値と高い比較値の間になるまで、前記分岐重み(G、1+G、1−G)が前記評価信号の数学的符号の関数として反復調整工程で変更されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記トラッキングエラー成分が積分され、及び前記分岐重み(1、1+G、1−G)が前記積分の出力信号から形成されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  5. スイッチオフの前記トラッキング制御ループ(TC)を用いて使用されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 前記対物レンズ(6)が前記トラックに対して横に移動することを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 第1の測定信号が、前記第1のエラー信号(CPP)から形成され、第2の測定信号が、前記第2のエラー信号(OPP)から形成され、前記測定信号の振幅が評価され、及び前記分岐重み(G、1+G、1−G)が、前記トラッキングエラーに左右される前記レンズ位置信号(LCE)の成分がゼロになるように前記測定された振幅から計算されることを特徴とする、請求項5又は請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1の測定信号が、前記第1の分岐重み(1+G)で乗じられた前記第1のエラー信号(CPP)から形成され、前記第2の測定信号が、前記第2の分岐重み(1−G、G)で乗じられた前記第2のエラー信号(OPP)から形成され、前記測定信号の振幅が評価され、及び前記振幅が異なる場合、前記分岐重み(G、1+G、1−G)が、少なくとも1つの調整工程で、前記振幅間の差異が削減されるように変更されることを特徴とする、請求項5又は請求項6に記載の方法。
  9. 前記第1の測定信号が前記レンズ位置信号(LCE)から形成され、前記第2の測定信号がトラッキングエラー信号から形成され、評価信号が前記2つの測定信号の生成物から生成され、前記評価信号が比較間隔との比較により評価され、及び、前記評価信号が前記比較間隔内にない場合、前記分岐重み(G、1+G、1−G)が、少なくとも1つの調整工程で、前記評価信号が前記比較間隔の方向に変更されるように変更されることを特徴とする、請求項5又は請求項6に記載の方法。
  10. それぞれの調整工程における前記分岐重み(G、1+G、1−G)の変化の大きさが、前の調整工程の前記評価信号の値の関数として決定されることを特徴とする、請求項3又は請求項9に記載の方法。
  11. 前記評価信号の形成が積分工程を含み、及び各測定前に積分の結果をゼロにリセットするシーケンス・コントローラが提供されることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  12. 前記第2の測定信号の形成が、バイナリ形式への変換を含むことを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 請求項1から請求項12に記載の方法のうちの1つを実行することを特徴とする装置。
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