JP2006526622A - 2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミンの低圧製造法 - Google Patents

2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミンの低圧製造法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006526622A
JP2006526622A JP2006509246A JP2006509246A JP2006526622A JP 2006526622 A JP2006526622 A JP 2006526622A JP 2006509246 A JP2006509246 A JP 2006509246A JP 2006509246 A JP2006509246 A JP 2006509246A JP 2006526622 A JP2006526622 A JP 2006526622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cyclopentylamine
aminomethyl
psi
catalyst
cyano
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006509246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006526622A5 (ja
Inventor
エル.アメイ ロナルド
エイチ.マットソン ジュニア ロナルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INVISTA Technologies S.a.r.l.
Original Assignee
INVISTA Technologies S.a.r.l.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by INVISTA Technologies S.a.r.l. filed Critical INVISTA Technologies S.a.r.l.
Publication of JP2006526622A publication Critical patent/JP2006526622A/ja
Publication of JP2006526622A5 publication Critical patent/JP2006526622A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/44Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of carboxylic acids or esters thereof in presence of ammonia or amines, or by reduction of nitriles, carboxylic acid amides, imines or imino-ethers
    • C07C209/48Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of carboxylic acids or esters thereof in presence of ammonia or amines, or by reduction of nitriles, carboxylic acid amides, imines or imino-ethers by reduction of nitriles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C211/00Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C211/33Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton having amino groups bound to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings
    • C07C211/34Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton having amino groups bound to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings of a saturated carbon skeleton
    • C07C211/36Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton having amino groups bound to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings of a saturated carbon skeleton containing at least two amino groups bound to the carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/06Systems containing only non-condensed rings with a five-membered ring
    • C07C2601/08Systems containing only non-condensed rings with a five-membered ring the ring being saturated

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

本明細書中ではニッケルと炭素に支持されたパラジウムとの複合触媒系、または単独のパラジウムをドープしたラネー(Raney)型触媒を用いた1−アミノ−2−シアノ−1−シクロペンテンの低圧水素化による2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミンの製造方法を開示する。

Description

本明細書では、炭素に支持されたパラジウムと組み合わせてニッケルを含む複合触媒系または単独のパラジウムをドープしたラネー(Raney)型触媒による2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミン(AMC)への1−アミノ−2−シアノ−1−シクロペンテン(CPI)の選択的低圧水素化について記載している。
2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミン(AMC)は、米国特許公報(特許文献1)中でラジール(Lazier)およびホーク(Howk)により最初に報告され、同氏等はアルミナに支持されたニッケル触媒または細かくした非支持コバルト触媒のいずれかを用いて2000〜3000psiのH2、120℃でCPIを水素化することによりこのジアミンを調製した。Niを用いた収率は36%であり、またCoを用いた収率は59%であった。第VIII族金属触媒の存在下での反応の場合は、最低でも1500psiの水素ガス圧が使用された。
(特許文献2)中でシャベール(Chabert)は、ニッケル22〜43%、クロム0.2〜1.8%、鉄1.5〜5%を含有し、残りがアルミニウムと付随する不純物である粉末ラネー型触媒の存在下でのCPIの触媒による水素化の方法について記載している。この方法は、93℃および1160〜1305psiの水素圧において水性の水酸化ナトリウムおよびエタノール中で行われる。このAMCの収率は54%である。
(非特許文献1)は、炭素に支持されたパラジウムとニッケルの組合せを用いた、Bocで保護したアミンの存在下でのニトリルの還元の方法を開示している。この参考文献は、2−イミノニトリル類をそれらの対応するジアミン類に還元するためにこれらの触媒の組合せを使用することについては開示しておらず、またこのような転化用にパラジウムをドープしたラネー型ニッケルを使用することについても開示していない。
AMCは、ポリウレタン架橋剤用の、ポリアミド変性剤用の、金属キレート剤用のエポキシ硬化剤の配合、および多くの他の用途に有用な高価な分子である。AMCは、様々な触媒による水素化法によってCPIから生産されてきた。これらの従来技術の方法の大部分は、高圧の水素、大量の腐食性水酸化ナトリウムを必要とするか、あるいは低いAMC純度および/または収率に帰結する。
米国特許第2,292,949号明細書 GB1397576号明細書 クランケおよびギルバート(Klenke and Gilbert)、Journal of Organic Chemistry,(2001),66,2480〜2483 トンプソン・Q・E(Thompson,Q.E.)、J.Am.Chem.Soc.,(1958),80,5483〜5487
本発明の目的は、多量の水酸化ナトリウム水溶液を使用せずに、経済的でありかつ比較的低圧の水素を用いるAMCの高収率製造方法を提供することである。AMC製造に対してこれらの改善を組み合わせることによって、より容易な操作およびより低い全体的生産コストを可能にする。
本明細書では、2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミンを調製するための方法を開示し、この方法は、(i)不活性ガスでパージし、約25℃〜約50℃の温度において水素によって約50〜500psiまで加圧した容器中で適切な溶媒と触媒系を組み合わせることにより活性化された触媒を調製する工程であって、上記触媒系がニッケルと炭素に支持されたパラジウムとを含むか、またはパラジウムをドープしたラネー(Raney)型ニッケルを含む、工程、(ii)上記活性化された触媒を、1−アミノ−2−シアノ−1−シクロペンテン、少なくとも等モル量の無水アンモニア、および、水酸化ナトリウム、水酸化リチウムおよび水酸化カリウムからなる群から選択される無機塩基の水溶液と接触させる工程、(iii)約50℃〜約150℃の温度まで、および約500psi〜約1500psiの水素圧力まで容器の温度を上昇させることにより容器を加圧し、この温度と圧力を粗2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミンを得るのに十分な時間維持する工程、(iv)粗2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミン生成物を分離する工程、および(v)任意選択的に粗2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミンを精製してより純粋な2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミンを得る工程を含む。
本明細書では、(i)ニッケルと炭素に支持されたパラジウムとの組合せ、あるいは(ii)パラジウムをドープしたラネー型ニッケルを含む二元または複合触媒系の存在下でのCPIのAMCへの低圧水素化の方法を開示する。この方法は、約500〜約1500psiの圧力のH2、約50℃〜約150℃の温度において、付加的なアンモニアおよび水性無機塩基と共に約1〜約12時間行う。
本明細書中で使用する触媒はスラリー型粒子であり、CPIを工程に投入するに先立って適切な溶媒系中で約50〜約500psiのH2圧力、約25〜約50℃において約1〜4時間活性化しなければならない。出発2−イミノニトリル、すなわち1−アミノ−2−シアノ−1−シクロペンテン(CPI)は、塩基が触媒するアジポニトリルの環化により製造される。この方法は(非特許文献2)に開示されている。トルエンなどの非極性芳香族溶媒中でアジポニトリルをナトリウムt−ブトキシド(1:1モル当量)などの立体障害を有する塩基で処理することにより、約75%の収率および約97%を超える純度でCPIが生成される。
CPIの低圧水素化に適した触媒には、ニッケル含有触媒、好ましくは非支持金属ニッケルまたは骨格ニッケル(例えばデグッサ(Degussa)Ni B113W、ラネーNi 2800)と炭素に支持されたパラジウム(例えばヘレウス(Heraeus)K0236、炭素支持10%パラジウム)約5〜約10重量%との組合せ、あるいはパラジウムをドープしたラネーNi 2000の単独触媒系が挙げられる。PdをドープしたラネーNi触媒が好ましい。
炭素支持パラジウムと組み合わせたニッケルの触媒系を使用する場合、炭素支持パラジウム触媒の使用量はニッケル触媒に対して約5〜20重量%であり、これはNiに対してPd約0.25〜2重量%に相当する。パラジウムをドープしたラネーニッケルの単独触媒系ではパラジウムのドープ量は、ニッケル含量に対して約0.25〜1.0重量%であり、約0.5重量%が好ましい。スラリー触媒は粉末、顆粒、または他の比較的微細な粒子の形態であることができ、一方、固定床触媒はより大きな顆粒、押出物、錠剤、球体などとして使用することができる。CPIに対する総触媒使用量は10gのCPI当たり触媒約1gであるが、転化速度を増すにはより多い使用量が必要なこともある。両触媒系の場合、この触媒は使用に先立って、オートクレーブなどの反応容器中で、それを水、非プロトン性極性有機溶媒、非プロトン性極性有機溶媒の組合せ、または非プロトン性極性有機溶媒と水の組合せ、好ましくはジオキサン/脱イオン水(約3:1v/v)の溶媒ブレンド物と組み合わせて、温度を約25℃から約50℃まで上昇させ、2体積量のN2でパージし、次いで約50psi〜約500psiまで圧力まで水素を加えることによって活性化する。これらの条件を約1〜4時間保って触媒系を活性化させる。
触媒系の活性化後、低圧水素化を一般には約500psi〜約1500psiの間の水素の存在下において反応容器中で行う。窒素またはアルゴンを最初に反応容器から空気を除去するために使用し、またニッケル触媒上の微量の酸素の影響をできるだけ少なくするために反応の間ずっと加えることができる。この触媒を、CPI、少なくとも当モル量の無水アンモニア(NH3/CPIのモル比約5/1)、および無機塩基水溶液と接触させる。好適な塩基には、ナトリウム、カリウム、およびリチウムの水酸化物が挙げられる。
水素化を行う反応容器は、容器の温度を約50℃〜約150℃の温度まで、また約500psi〜約1500psiの水素圧まで上昇させることによって加圧される。この温度および水素圧は、触媒寿命を持続させ、またAMCへの転化率およびAMCに対する選択率を増すために反応を通じて維持される。約50℃〜約150℃の温度が水素化の際のCPIのAMCへの転化にとって好ましい。より高い約150℃〜約200℃の温度は、より高い許容できない濃度の第二および第三アミンを生ずる。
本発明の方法は適切な溶媒中で行われる。好適な溶媒には水、非プロトン性極性有機溶媒、非プロトン性極性有機溶媒の組合せ、または非プロトン性極性有機溶媒と水の組合せが挙げられる。これらの例には、ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、水、およびこれらの組合せが挙げられるがそれらには限定されない。約1:1v/vのジオキサン/水ないし約5:1v/vのジオキサン/水のジオキサン/水の組合せを含む溶液が好ましく、最も好ましくは約3:1v/vのジオキサン/水である。
この方法は一般には攪拌バッチ方式(スラリー触媒)で行われ、その触媒を上記手順で活性化した後にそのオートクレーブにCPI、50%無機塩基水溶液(CPIに対して約2重量%の溶液)を装入する。この無機塩基水溶液は、別個に水の添加を伴う無機塩基として加えることもできる。この方法をバッチ方式で行う場合、触媒活性化のステップ(I)の後、だがその活性化触媒をCPI、無水アンモニア、および無機塩基水溶液と接触させる前に、その温度および圧力を周囲条件にする。
本発明の方法に使用するCPIは、非極性芳香族溶媒中でアジポニトリルをモル当量の立体障害を有する塩基と接触させることによって生成することができる。そのCPIを単離し、ジオキサン/水の溶液に溶解することができる。
AMCの精製は、反応混合物をN2またはアルゴンなどの不活性ガス中での真空濾過、続いて真空蒸留により触媒から分離することによって行うことができ、また達成される。AMCは、例えばポリウレタン架橋剤用、ポリアミド変性剤用、金属キレート剤用などのエポキシ硬化剤の配合において有用な分子である。
(実施例1:ニッケルとパラジウム/炭素との混合物を用いた1−アミノ−2−シアノ−1−シクロペンテン(CPI)の2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミン(AMC)への水素化)
1000ccオートクレーブに、液状デグッサニッケル触媒(B113W)を30グラム、ヘレウスK023の10%Pd/C触媒を5グラム、1,4−ジオキサンを480mL、および脱イオン水を160mL装入した。この混合物をオートクレーブ中で2体積量の窒素でN2パージした。次いでこの混合物を300psi、35℃において水素で3時間活性化させた。この混合物を室温まで冷却し、ガス抜きし、2体積量の窒素でパージした。CPIを50グラム、50%NaOH水溶液を1グラム、および無水アンモニアを75グラム加えた。この反応物を75℃、1500psiの水素で、反応の間ずっと水素を再加圧して圧力を1500psi±100psiに保ちながら12時間攪拌した。12時間の終りに反応物を冷却し、ガス抜きし、脱イオン水で洗い流した。この反応混合物をN2雰囲気下で目の粗い焼結ガラスフィルター漏斗を通して濾過し、透明で粘性の黄色の油になるまで真空中で濃縮した。この油を、留分分割器を備えたビグローカラム(Vigreaux column)を用いて蒸留して48℃、圧力4mmHgで生成物を回収した。この生成物のガスクロマトグラフィによる純度は>99%。生成物の収率は65%であった。
(実施例2:パラジウム助触ラネー2000ニッケルを用いたCPIのAMCへの水素化)
触媒が0.5重量%のパラジウム助触ラネーNi 2000であることを除いて実施例1と同じ触媒前処理を行った。10グラムの出発CPIを加えた1グラムの触媒を加熱し、1500psiのH2(再加圧を伴う)および過剰のNH3と共に150℃で6時間攪拌した。ガスクロマトグラフィの結果は、転化率100%およびAMCに対する選択率>95%を示した。
(比較例1:Niを加えないことの影響を示すための5%Pd/Cを用いたCPIのAMCへの水素化)
100ccオートクレーブに、ジオキサンを50mL、DI水を15mL、および5%ヘレウスK0203(Pd/C)を2グラム装入した。この混合物をH2により300psiまで35℃で3時間加圧した。この混合物を室温まで冷却し、ガス抜きし、次いでCPIを5g、続いて無水アンモニアを4g加えた。この容器を150℃でH2により1500psiに加圧(必要に応じて再加圧する)し6時間加熱した。次いでこの混合物を室温まで冷却し、ガス抜きし、3体積量のN2でパージし、ガスクロマトグラフィにより分析した。この生成物はCPIが92%未反応であり、AMCが0%であった。
(比較例2:Pd/Cを加えないことの影響を示すためのNiを用いたCPIのAMCへの水素化)
100ccオートクレーブに、ジオキサンを50mL、DI水を15mL、およびデグッサ−ヒュルス(Degussa−Huls)B111Wのニッケルを2グラム装入した。この混合物をH2で300psiまで35℃で3時間加圧した。この混合物を室温まで冷却し、ガス抜きし、次いでCPIを5g、続いて無水アンモニアを4g加えた。この容器を150℃でH2により1500psiに加圧(必要に応じて再加圧する)し、6時間加熱した。次いでこの混合物を室温まで冷却し、ガス抜きし、3体積量のN2でパージし、ガスクロマトグラフィにより分析した。この生成物は95%未反応のCPI、および0%のAMCを含有した。
(比較例3:Niを加えず、溶媒混合物をメタノールに変え、温度と圧力を下げることの影響を示すための5%Pd/Cを用いたCPIのAMCへの水素化)
100ccオートクレーブに5gのCPIを、25mLのメタノール、1gのNH3、および1gの5%Pd/CのヘレウスK0227触媒と共に装入した。このオートクレーブをN2で3回パージし、次いで60℃まで、また300psiのH2で6時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、N2で3回パージし、オートクレーブから吸引して取り出した。その生成物のガスクロマトグラフィの結果は、99%未反応のCPIを示した。
(比較例4:Pdを加えず、溶媒混合物をメタノールに変え、圧力を下げることの影響を示すためのNiを用いたCPIのAMCへの水素化)
比較例3と同じ手順および設備を使用し、メタノール50mL中1時間の5gのCPI、0.2gのデグッサ−ヒュルスB111Wのニッケルスラリー、150℃、1000psiのH2、および1gのNH3であった。ガスクロマトグラフィの結果は、主に未反応のCPIであり、AMCの形跡は少しもなかった。

Claims (7)

  1. 2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミンの調製方法であって、前記方法は、
    (i)不活性ガスでパージし、約25℃〜約50℃の温度において水素によって約50〜500psiまで加圧した容器中で適切な溶媒と触媒系を組み合わせることにより活性化された触媒を調製する工程であって、前記触媒系がニッケルと炭素に支持されたパラジウムとを含むか、またはパラジウムをドープしたラネー(Raney)型ニッケルを含む、工程、
    (ii)前記活性化された触媒を、1−アミノ−2−シアノ−1−シクロペンテン、少なくとも等モル量の無水アンモニア、および、水酸化ナトリウム、水酸化リチウムおよび水酸化カリウムからなる群から選択される無機塩基の水溶液と接触させる工程、
    (iii)約50℃〜約150℃の温度まで、および約500psi〜約1500psiの水素圧力まで前記容器の前記温度を上昇させることにより前記容器を加圧し、前記温度と圧力を粗2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミンを得るのに十分な時間維持する工程、
    (iv)粗2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミン生成物を分離する工程、および
    (v)任意選択的に粗2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミンを精製してより純粋な2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミンを得る工程を含むことを特徴とする方法。
  2. 工程(ii)の前記1−アミノ−2−シアノ−1−シクロペンテンが、アジポニトリルを非極性芳香族溶媒中でモル当量の立体障害を有する塩基と接触させて1−アミノ−2−シアノ−1−シクロペンテンを生成し、このステップの1−アミノ−2−シアノ−1−シクロペンテン生成物を単離することによって得られることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 工程(ii)の前記1−アミノ−2−シアノ−1−シクロペンテンをジオキサン/水溶媒中に溶解することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記方法がバッチ方式で行われ、かつ前記方法が前記温度および圧力を工程(i)の後、且つ、工程(ii)の前に周囲条件まで下げる工程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミンが蒸留によって精製されることを特徴とする請求項1または3に記載の方法。
  6. 前記適切な溶媒が、水、非プロトン性極性有機溶媒、非プロトン性極性有機溶媒の組合せ、または非プロトン性極性有機溶媒と水の組合せであることを特徴とする請求項1または3に記載の方法。
  7. 前記適切な溶媒がジオキサン/水の溶液であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
JP2006509246A 2003-06-05 2004-03-12 2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミンの低圧製造法 Pending JP2006526622A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/455,706 US6924394B2 (en) 2003-06-05 2003-06-05 Low pressure process for the manufacture of 2-(aminomethyl)-1-cyclopentylamine
PCT/US2004/007761 WO2004108655A1 (en) 2003-06-05 2004-03-12 Low pressure process for the manufacture of 2-(aminomethyl)-1-cyclopentylamine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006526622A true JP2006526622A (ja) 2006-11-24
JP2006526622A5 JP2006526622A5 (ja) 2007-04-05

Family

ID=33490004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006509246A Pending JP2006526622A (ja) 2003-06-05 2004-03-12 2−(アミノメチル)−1−シクロペンチルアミンの低圧製造法

Country Status (12)

Country Link
US (1) US6924394B2 (ja)
EP (1) EP1644315B1 (ja)
JP (1) JP2006526622A (ja)
KR (1) KR101070547B1 (ja)
CN (1) CN100374409C (ja)
AT (1) ATE449755T1 (ja)
BR (1) BRPI0411263A (ja)
CA (1) CA2526656A1 (ja)
DE (1) DE602004024311D1 (ja)
MX (1) MXPA05012942A (ja)
TW (1) TWI298318B (ja)
WO (1) WO2004108655A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3036210A4 (en) * 2013-08-21 2017-05-24 SGC Energia Co LLC Methods, systems, and apparatuses for low-temperature fischer-tropsch wax hydrogenation
CN115433095B (zh) * 2021-06-01 2023-08-11 万华化学集团股份有限公司 一种环己胺衍生物及制备方法、一种环氧树脂组合物及制备方法和应用
CN114835588B (zh) * 2022-05-06 2023-05-26 万华化学集团股份有限公司 一种双氰乙基脂环胺加氢制备双氨丙基脂环胺的方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002523482A (ja) * 1998-08-28 2002-07-30 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 6−アミノカプロニトリル及びヘキサメチレンジアミンを共製造するための改良方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2292949A (en) 1940-09-13 1942-08-11 Du Pont Process for catalytic hydrogenation
BE792649A (fr) 1971-12-13 1973-06-12 Rhone Poulenc Sa Catalyseur a base de nickel raney au fer
ES2200196T3 (es) * 1996-09-10 2004-03-01 Basf Aktiengesellschaft Procedimiento para la separacion de 2-aminometilciclo-pentilamina a partir de una mezcla que contienen hexametilendiamina y 2-aminometilciclopentilamina.

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002523482A (ja) * 1998-08-28 2002-07-30 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 6−アミノカプロニトリル及びヘキサメチレンジアミンを共製造するための改良方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN100374409C (zh) 2008-03-12
KR101070547B1 (ko) 2011-10-05
CN1798727A (zh) 2006-07-05
CA2526656A1 (en) 2004-12-16
EP1644315A1 (en) 2006-04-12
US20040249214A1 (en) 2004-12-09
MXPA05012942A (es) 2006-02-13
DE602004024311D1 (de) 2010-01-07
US6924394B2 (en) 2005-08-02
BRPI0411263A (pt) 2006-08-01
TW200510275A (en) 2005-03-16
TWI298318B (en) 2008-07-01
EP1644315B1 (en) 2009-11-25
KR20060017528A (ko) 2006-02-23
WO2004108655A1 (en) 2004-12-16
ATE449755T1 (de) 2009-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100553283B1 (ko) 알파-,오메가-디니트릴을 수소화하는 철을 기재로 한 촉매
EP2459513B1 (en) A process for the conversion of aliphatic cyclic amines to aliphatic diamines
CN109851508B (zh) 合成低反反异构体含量和低焦油含量h12mda的方法
EP1873137B1 (en) Production of Xylenediamines
KR20130049209A (ko) 비스(아미노메틸)사이클로헥세인류의 제조 방법
JPH0368541A (ja) カルボニルのアミノ化
US6881864B2 (en) Production method of xylylenediamine
CN111804324B (zh) 一种改性金属负载催化剂、二氨基二环己基甲烷产品及其制备方法和应用
US6924394B2 (en) Low pressure process for the manufacture of 2-(aminomethyl)-1-cyclopentylamine
JP5767220B2 (ja) 1つ又はそれ以上の脂肪族ジアミンを還元的アミノ化反応溶媒及び不純物から分離する方法
EP1449825A1 (en) High-selective production method of di(aminomethyl)-substituted aromatic compound
US6114277A (en) Process for preparing cyano group-containing aromatic methylamines
JP2004035427A (ja) キシリレンジアミンおよび/またはシアノベンジルアミンの製造方法
JP4561063B2 (ja) キシリレンジアミンの製造方法
JPH10259167A (ja) ビス(アミノメチル)シクロヘキサンの異性化方法
KR20210136011A (ko) 환원성 아미노화에 의한 폴리알킬렌-폴리아민의 제조
KR100722981B1 (ko) 촉매 수소화 반응에 의한 트란스-4-메틸시클로헥실아민의제조방법
JP7389658B2 (ja) m-キシリレンジアミンの製造方法
CN115193436B (zh) 一种镍钴金属骨架催化剂、制备方法及其应用
GB2043056A (en) Process for hydrogenating aromatic dinitriles
JP4561963B2 (ja) ジ(アミノメチル)置換芳香族化合物の高選択的な製造方法
JP4709352B2 (ja) 3−アミノプロパノールの精製方法
CN115260039B (zh) 一种制备乙二胺的方法
CA2250770C (en) Process for preparing cyano group-containing aromatic methylamines
JPS6246535B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070213

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100521

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101022