JP2006525323A - (4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロピラン−2−イル)アセトニトリルの調製方法およびその誘導体 - Google Patents

(4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロピラン−2−イル)アセトニトリルの調製方法およびその誘導体 Download PDF

Info

Publication number
JP2006525323A
JP2006525323A JP2006507876A JP2006507876A JP2006525323A JP 2006525323 A JP2006525323 A JP 2006525323A JP 2006507876 A JP2006507876 A JP 2006507876A JP 2006507876 A JP2006507876 A JP 2006507876A JP 2006525323 A JP2006525323 A JP 2006525323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
acid
salt
dimethyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006507876A
Other languages
English (en)
Inventor
ミンク,ダニエル
ヴォルベルグ,マイケル
ボーステン,ウィルヘルマス,フバータス,ジョセフ
セレイニグ,ナターシャ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DSM IP Assets BV
Original Assignee
DSM IP Assets BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DSM IP Assets BV filed Critical DSM IP Assets BV
Publication of JP2006525323A publication Critical patent/JP2006525323A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D309/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom, not condensed with other rings
    • C07D309/16Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom, not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
    • C07D309/28Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom, not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D309/30Oxygen atoms, e.g. delta-lactones
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/06Antihyperlipidemics

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Abstract

本発明は、6−X置換−メチル−4−ヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−オン(ここでXは脱離基を表す)から(4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アセトニトリルを調製するための方法に関し、その方法は、水中で6−X−置換−メチル−4−ヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−オンをシアン化物イオンと反応させ、次いでそのpHを0〜5のpHにまで下げることによる。(4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アセトニトリルから得られる(4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アセトニトリルおよびその他の化合物は、医薬品の調製、より詳しくはスタチンの調製、より詳しくはアトルバスタチンまたはその塩、たとえばそのカルシウム塩を調製に好適に使用することができる。本発明はさらに、(4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アセトニトリルおよびそれから得られるその他の化合物にも関する。

Description

本発明は、式1
Figure 2006525323


の化合物を調製するための方法に関する。
上述の化合物は、医薬品のいくつかの有効成分の調製、詳しくはHMG−CoAレダクターゼ阻害薬の調製、さらに詳しくはスタチンの調製、たとえば、(非特許文献1)に記載されているような、アトルバスタチンの調製における中間体として好適に使用することができる。
A.クリーマン(A.Kleemann)、J.エンゲル(J.Engel);『ファーマシューティカル・サブスタンシズ、シンセシス、パテンツ、アプリケーションズ(Pharmaceutical Substances,synthesis,patents,applications)』第4版、2001年(ゲオルグ・シーメ・フェアラーク(Georg Thieme Verlag))、146〜150頁
本発明によれば、式1の化合物は、式2
Figure 2006525323

(ここでXは脱離基を表す)の化合物を、水中でシアン化物イオンと反応させ、次いで、そのpHを0〜5のpHに下げることによって調製することができる。
アトルバスタチンの公知の方法と比較して、本発明の方法は容易な方法であり、その上に、効率がよく、低コストである。本発明の方法の利点は、スケールアップが容易であり、たとえば、超低温または有機金属やアルキルボランのような危険な試薬を必要としない点にある。
この反応において使用可能な脱離基Xとしては、たとえば、ハロゲン、特にCl、Br、I;スルホン酸エステル基、特にトシレート、メシレートまたはベンゼンスルホネート基(場合によっては、それらはそれぞれ、ニトロまたはハロゲン基により置換されていてもよい);アシルオキシ基、特にアセトキシまたはベンゾイルオキシ基などが挙げられる。実用上の理由からは、XがClであるのが好ましい。
上述の反応のためには、シアン化物イオンは、たとえば、シアン化物塩の形態、またはHCNと塩基の組合せとして反応に加えることができる。基本的には、当業者に公知のシアン化物塩はすべて使用できる。シアン化物塩の例を挙げれば、カチオンのアルカリ金属を有するシアン化物塩、たとえばシアン化ナトリウム、シアン化カリウム、シアン化リチウム;バルキーなカチオンを有するシアン化物塩、たとえばシアン化テトラブチルアンモニウムまたはシアン化テトラブチルホスホニウムなどがある。商業的に使用するには、シアン化ナトリウムまたはシアン化カリウムが好ましい。
シアン化物イオンの濃度は、好ましくは少なくとも1モル/リットル、より好ましくは少なくとも5モル/リットル、最も好ましくは少なくとも10モル/リットルである。シアン化物イオンの濃度は、可能な限り高くするのが好ましい。
反応温度は基本的には、厳密なものではなく、たとえば、温度は、0〜100℃、好ましくは30〜70℃、より好ましくは40〜60℃とすることができる。
pHを0〜5、好ましくは2〜4のpHに低下させるのは、それ自体公知の工程、たとえば、酸、好ましくは強酸、たとえばpKa<4、好ましくはpK<2の酸を添加することにより実施することができる。
所望により、pHを下げる前に、酸化剤、たとえば米国特許第3,617,567号明細書に記載されているような、塩素、次亜塩素酸塩またはHを用いて過剰のシアン化物イオンを酸化することにより除去しておくことも可能である。
本発明の別な実施態様においては、式2の化合物を、シアン化物イオンと反応させるより前に、最初に塩基により処理しておくこともできる。その両方の反応工程は、同一の反応容器の中で実施することが可能である。
HCNと組み合わせるか、またはシアン化物イオンと反応させるより前に、式2の化合物を式1の化合物に転化させるのに使用する塩基の選択は、基本的には、厳密なものではない。好適に使用できる塩基の例としては:アルカリ(土類)金属水酸化物、たとえば、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、アルカリ(土類)金属炭酸塩、たとえば、炭酸ナトリウムまたは炭酸マグネシウム、NHOHまたはN(アルキル)OH、アルコラート、NHまたはN(アルキル)およびカルボン酸塩などが挙げられる。塩基の使用量は、式2の化合物の量に対して、好ましくは0.3〜3のモル比、より好ましくは0.5〜1.5のモル比、最も好ましくは0.9〜1.1のモル比である。式2の化合物を最初に塩基で処理する場合には、シアン化物イオンの全量と式2の化合物の全量とのモル比は、好ましくは0.5〜10、より好ましくは1〜5、最も好ましくは1.5〜2.5である。
式2の化合物を最初に塩基で処理しない場合には、シアン化物イオンの全量と式2の化合物の全量とのモル比は、モル当量で、好ましくは1〜11、より好ましくは2〜6、最も好ましくは2.5〜3.5である。
式1の化合物を適切な還元剤を用いて還元して、対応する式3
Figure 2006525323


の化合物を形成させることができる。
その還元剤は、ニトリルを還元してアミンとする際に適用することが可能であることが一般に知られている還元剤からなる群から選択することができる。還元剤の例としては、水素化物還元剤、たとえばdibalH(水素化ジイソブチルアルミニウム);水素還元剤、たとえば、ラネーニッケルとH、Rh/Al/NH、またはPd(OH)とHなどが挙げられる。
式2の化合物(ここでXは脱離基を表す)は、たとえば、アセトアルデヒドと、2位がXで置換されたアルデヒド(ここでXは先に定義したもの)との間で、たとえば米国特許第5,795,749号明細書に記載されているような、アルドラーゼの存在下にアルドール縮合させ、次いで、それにより生成した式4
Figure 2006525323

(ここでXは先に定義したもの)の化合物を酸化剤と反応させることにより、調製することができる。
式4の化合物を調製するためのアルドール縮合においては、カルボニルの濃度、すなわち、アルデヒド、2−置換アルデヒド、およびアルデヒドと2−置換アルデヒドとの反応により形成される中間体(4−置換−3−ヒドロキシブタナール中間体)を合計した濃度は、好ましくは反応混合物1リットルあたり0.1〜5モル、より好ましくは反応混合物1リットルあたり0.6〜4モルである。
反応温度とpHは厳密なものではなく、いずれも基質の関数(function)として選択する。この反応は液相で実施するのが好ましい。この反応は、たとえば反応温度が−5〜45℃、好ましくは0〜10℃、そしてpHが5.5〜9、好ましくは6〜8で実施することができる。
この反応は、おおよそ一定のpHで実施するのが好ましく、そのためにはたとえば、緩衝剤や自動滴定を使用する。緩衝剤としては、たとえば、重炭酸ナトリウムおよび重炭酸カリウム、リン酸ナトリウムおよびリン酸カリウム、トリエタノールアミン/HCl、ビス−トリス−プロパン/HCl、およびHEPES/KOHを適用することができる。重炭酸カリウムまたは重炭酸ナトリウム緩衝剤を、たとえば、反応混合物1Lあたり20〜400ミリモルの濃度で適用するのが好ましい。
アルデヒドの総量と2−置換アルデヒドの総量とのモル比は、極めて厳密という訳ではないが、好ましくは1.5:1〜4:1、特に好ましくは1.8:1〜2.2:1である。
使用するアルドラーゼは、2−デオキシリボース−5−ホスフェートアルドラーゼ(DERA、EC4.1.2.4)またはその突然変異体であるが、より好ましくはエシェリキア・コリ(Escherichia Coli)由来のDERA、またはその突然変異体である。使用するDERAの量は特に厳密という訳ではなく、たとえば、適用する反応剤、反応剤濃度、所望の反応速度、所望の反応時間、およびその他経済的要因などの関数として選択する。使用するDERAの量は、置換または非置換のアルデヒド1ミリモルあたり、たとえば50〜5000Uである。1U(単位)とは、酵素活性の尺度であって、37℃で、1分あたり1μモルの2−デオキシリボース−5−ホスフェートが転化されることに相当する。
本発明の方法は、単純なアルデヒドからの式2の化合物の調製と、それに続く式2の化合物から式1の化合物への転化が、共に水中で実施できるので、特に有利である。溶媒として水を使用することは、たとえば、水は安価であり、どこででも入手でき、環境に優しい溶媒である、などいろいろな面で有利であることは当業者に公知である。
式4の化合物を酸化させるために使用する酸化剤としては、基本的には、アルコールからケトンへの酸化に適用できるような当業者公知の酸化剤ならば、何を適用してもよい。そのような酸化剤の例としては、Br、Cl、NaClO、NiO、CrO、および過酸化物たとえばHなどが挙げられる。
式1の化合物または式3の化合物は、次いで、式6
Figure 2006525323

(ここで、RはCNまたはCHNHを表し、R、RおよびRはそれぞれ独立して、たとえば1〜12個のC原子、好ましくは1〜6個のC原子を有するアルキル、たとえば1〜12個のC原子、好ましくは1〜6個のC原子を有するアルケニル、たとえば3〜7個のC原子を有するシクロアルキル、たとえば3〜7個のC原子を有するシクロアルケニル、たとえば6〜10個のC原子を有するアリール、またはたとえば7〜12個のC原子を有するアラルキルを表し、それぞれのR、RおよびRは置換されていてもよく、そして、ここでRとRはそれらが結合しているC原子と共に環を形成していてもよく、たとえば国際公開第02/06266号パンフレットに記載されているように、酸触媒の存在下に適切なアセタール形成剤を使用する。)の化合物に転化させることができる。
、RおよびR上の置換基は、たとえば、ハロゲン、またはたとえば1〜10個のC原子を有する炭化水素基であり、場合によっては、1つまたは複数のヘテロ原子、たとえばSi、N、P、O、S、F、Cl、BrまたはIを含んでいてもよい。
「アルキル」という用語は、直鎖状、さらには分岐状の飽和炭化水素鎖を指す。それらの例としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、t−ブチル、ヘキシルおよびオクチルが挙げられる。「アルケニル」という用語は、直鎖状および分岐状の不飽和炭化水素鎖、たとえばビニル、アリルおよびi−ブテニルに関連する。「シクロアルキル」という用語には、飽和の環状の炭化水素鎖が含まれる。それらの例としては、シクロペンチルおよびシクロヘキシルが挙げられる。「シクロアルケニル」という用語は、不飽和の環状の炭化水素鎖を指す。「アリール」という用語は、芳香族およびヘテロ芳香族系、さらにはそれらの置換体に関連する。それらの例としては、フェニル、p−メチルフェニル、およびフラニルが挙げられる。「アラルキル」という用語は、アリール残基がアルキル鎖を介して結合されている、アリールとアルキルとの組合せを意味していて、たとえばベンジルである。
、RおよびR基は、好ましくはそれぞれ独立して、C1〜3アルキル、より好ましくはメチルまたはエチルを表す。Rがメチルを表すのが好ましい。実際には、R=R=Rでメチルであるのが最も好ましい。
本発明による方法において適用できる好適なアセタール形成剤の例としては、ジアルコキシプロパン化合物であって、そのそれぞれのアルコキシ基が、好ましくは1〜3個の炭素原子を有する、たとえば2,2−ジメトキシプロパンまたは2,2−ジエトキシプロパンであるか;アルコキシプロペンであって、そのアルコキシ基が、好ましくは1〜3個の炭素原子を有する、たとえば2−メトキシプロペンまたは2−エトキシプロペンを挙げることができる。最も好ましいのは、2,2−ジメトキシプロパンである。これは、場合によっては、アセトンとメタノールから、好ましくは水を除去しながら、その場で(in situ)合成することができる。
酸触媒としては、アセタール形成反応のための公知の酸触媒、好ましくは、pK<4で非求核性アニオンを有する有機強酸、たとえばスルホン酸、特にp−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、もしくはカンファースルホン酸;または、pK<4で非求核性アニオンを有する無機強酸、たとえば硫酸、HCl、リン酸;酸イオン交換樹脂、たとえばダウエックス(DOWEX);または固体酸、たとえばいわゆるヘテロポリ酸などを使用することができる。
アセタール形成は、独立した溶媒を使用することなく実施することもできるし、あるいは、必要に応じて、反応を有機溶媒の中で実施することもできる。好適な有機溶媒の例としては、ケトン、特にアセトン、炭化水素、特に芳香族炭化水素、たとえばトルエン、塩素化炭化水素、たとえば塩化メチレンなどが挙げられる。
アセタール形成反応を実施する際の温度は厳密なものではないが、好ましくは−20℃〜150℃、より好ましくは0℃〜100℃とする。
アセタール形成剤と式5の化合物とのモル比は、好ましくは1:1〜20:1、より好ましくは3:1〜5:1とする。有機溶媒を使用する場合には、そのモル比を1:1〜2:1とするのが特に好ましい。
酸触媒と式5の化合物とのモル比は、好ましくは1:1〜0.001:1、特に0.05:1〜0.1:1とする。
がCNまたはCHNHを表し、R、RおよびRが先に定義したものである、式6の化合物は、次いで、塩基および水の存在下に加水分解して、対応する式7
Figure 2006525323

(ここで、Yは、アルカリ金属たとえばリチウム、ナトリウム、カリウム、好ましくはナトリウム;アルカリ土類金属たとえばマグネシウムもしくはカルシウム、好ましくはカルシウム;または置換または非置換のアンモニウム基、好ましくはテトラアルキルアンモニウム基を表す。)の塩を形成することができる。場合によっては、その加水分解の後で、たとえば、国際公開第02/06266号パンフレットの記載に従い、対応する式7の化合物でYがHであるものに転化させてもよい。
式6の化合物の加水分解は、式6の化合物に関して、好ましくは少なくとも1塩基当量(base equivalent)、より好ましくは1〜1.5塩基当量で実施する。基本的には、大過剰で用いることもできるが、実際には、そのようなことをしても何のメリットもない。
その反応は、好ましくは−20℃〜60℃、好ましくは0℃〜30℃の温度で実施する。
加水分解は、たとえば、水、有機溶媒、たとえばアルコール、特にメタノールもしくはエタノール、芳香族炭化水素、たとえばトルエン、またはケトン、特にアセトンもしくはメチルイソブチルケトン(MIBK)、または有機溶媒と水の混合物の中で実施することができ、場合によっては、相間移動触媒(PTC)を触媒に用いたり、共溶媒を添加したりしてもよい。
、R、RおよびRが先に定義したものである式6の化合物は、酵素的に転化させて、たとえば国際公開第02/06266号パンフレットの記載に従って、対応する式7の塩(ここでR、R、RおよびYは先に定義したもの)に転化させることも可能である。
式6の化合物を対応する式7の塩に転化させるのに好適に使用できる酵素の例としては、リパーゼ活性またはエステラーゼ活性を有する酵素が挙げられ、たとえば、シュードモナス(Pseudomonas)属、特にシュードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens)、シュードモナス・フラギ(Pseudomonas fragi);ブルコールデリア(Burkholderia)属、たとえばブルコールデリア・セパシア(Burkholderia cepacia);クロモバクテリウム(Chromobacterium)属、特にクロモバクテリウム・ビスコスム(Chromobacterium viscosum);バチルス(Bacillus)属、特にバチルス・サーモカテヌラトゥス(Bacillus thermocatenulatus)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis);アルカリゲネス(Alcaligenes)属、特にアルカリゲネス・フェカーリス(Alcaligenes faecalis);アスペルギルス(Aspergillus)属、特にアスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger);カンジダ(Candida)属、特にカンジダ・アンタークティカ(Candida antarctica)、カンジダ・ルゴーサ(Candida rugosa)、カンジダ・リポリティカ(Candida lipolytica)、カンジダ・シリンドラケア(Candida cylindracea);ゲオトリクム(Geotrichum)属、特にゲオトリクム・カンジドゥム(Geotrichum candidum);フミコーラ(Humicola)属、特にフミコーラ・ラヌギノーサ(Humicola lanuginosa);ペニシリウム(Penicillium)属、特にペニシリウム・シクロピウム(Penicillium cyclopium)、ペニシリウム・ロケフォルティー(Penicillium roquefortii)、ペニシリウム・カメンベルティー(Penicillium camembertii);リゾムコール(Rhizomucor)属、特にリゾムコール・ジャバニクス(Rhizomucor javanicus)、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei);ムコール(Mucor)属、特にムコール・ジャバニクス(Mucor javanicus);リゾープス(Rhizopus)属、特にリゾープス・オリザエ(Rhizopus oryzae)、リゾープス・アリズス(Rhizopus arhizus)、リゾープス・デレマ(Rhizopus delemar)、リゾープス・ニベウス(Rhizopus niveus)、リゾープス・ジャポニクス(Rhizopus japonicus)、リゾープス・ジャバニクス(Rhizopus javanicus);ブタ膵リパーゼ、コムギ胚リパーゼ、ウシ膵リパーゼ、ブタ肝エステラーゼ、など由来の酵素がある。シュードモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia)、シュードモナス種、ブルコールデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)、ブタ膵臓、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)、フミコーラ・ラヌギノーサ(Humicola lanuginosa)、カンジダ・ルゴーサ(Candida rugosa)もしくはカンジダ・アンタークティカ(Candida antarctica)またはサブチリシン由来の酵素を使用するのが好ましい。そのような酵素は、一般に公知の技術を用いて、および/または市販品から得ることができる。
式7の塩は、それ自体公知の工程(たとえば国際公開第02/06266号パンフレットの記載参照)により、対応する式8
Figure 2006525323

(ここで、RはCNまたはCHNHを表し、ここでRおよびRは先に定義したものであり、ここでRは、R、RおよびRについて先に挙げたのと同じ基を表す。)のエステルに転化させることができる。Rはたとえば、メチル、エチル、プロピル、イソブチルまたはtertブチル基を表していてよい。本発明による方法を用いて調製することが可能な式8のエステルの重要な基は、tertブチルエステル(Rがtertブチルを表す)である。
本発明の特定の態様においては、式7の塩を対応する式8のエステルに転化させるには、不活性溶媒たとえばトルエン中の式7の塩を酸塩化物形成剤と接触させて、対応する酸塩化物を形成させ、その形成された酸塩化物をN−メチルモルホリン(NMM)の存在下で式ROHのアルコール(ここでRは先に定義したもの)と接触させる。
その酸塩化物形成剤は一般に、それ自体公知の反応剤の群の中から選択することができる。好適な酸塩化物形成剤の例としては、塩化オキサリル、塩化チオニル、PCl、PCl、およびPOClが挙げられる。酸塩化物形成剤は、式7の塩の量に対して過剰に、たとえば好ましくは1〜3当量、より好ましくは1.2〜1.8当量で使用する。
所望により、酸塩化物を形成させる場合に触媒を存在させてもよい。触媒の量は、式6の塩の量に対して計算して、たとえば0〜1、好ましくは0〜0.5当量で変化させることができる。より多量の触媒を使用することも可能ではあるが、さらなる効果が得られることは通常ない。触媒を存在させる場合には、その量は、式7の塩の量に対して計算して、0.05〜0.2当量とするのが好ましい。好適な触媒としては、酸塩化物の形成を促進することが一般に知られているような触媒、たとえばジメチルホルムアミド(DMF)およびN−メチルピロリドン(NMP)がある。
式7の塩を転化させる場合の式ROHのアルコールの量は極めて厳密という訳ではなく、式7の塩の量に対して計算して、好ましくは1〜15当量、より好ましくは2〜13当量、最も好ましくは3〜6当量である。
実際には、本発明のこの特定の態様において、式7の塩を転化させる際に、少量のNMMを、最終的に残存する遊離のHClを捕捉するのに有効なように、式7の塩の量に対して計算して、たとえば1.5〜2.5当量、好ましくは1.8〜2.0当量加える。酸塩化物形成剤を大過剰に用いた場合には、NMMも大量に使用するのが好ましく、また、酸塩化物形成剤の使用量の過剰度が少ない場合には、より少ない量のNMMを使用する。
式7の塩を酸塩化物形成剤と接触させる際の温度は、好ましくは−30〜60℃、より好ましくは20〜50℃とする。酸塩化物を式7のエステルへ転化させる際には、20〜80℃、より好ましくは20〜50℃の温度で実施する。
本発明のこの特定の態様において、式7の塩を対応する式8のエステルに転化させるのは、1段で実施することができる。好ましくは、最初に式7の塩を対応する酸塩化物に転化させ、次いでその酸塩化物を式ROHのアルコールおよびNMMと接触させる。特に好ましい実施態様においては、形成された酸塩化物を、NMMと式ROHのアルコールを用いて消失させる。
本明細書の記載において、RがCNを表している化合物を適切な還元剤を用いて還元することによって、対応する、RがCHNHを表す化合物を形成させることができる。好適な還元剤は、当業者には公知の、ニトリルをアミンに還元するのに使用可能な還元剤で、そのような還元剤については先に述べた。
鏡像異性的に富化させた(enantiomerically enriched)式2の化合物から出発して、対応する鏡像異性的に富化させた化合物を調製することもまた可能である。鏡像異性的に富化させた式2の化合物は、たとえば、先に述べたようなエシェリキア・コリ(Escherichia Coli)由来のDERAの存在下で、アセトアルデヒドと、2位がXで置換されたアルデヒドとの間のアルドール縮合をさせることによって得ることができる。
(4R、6S)−6−クロロメチル−テトラヒドロ−ピラン−2,4−ジオールから出発し、それを酸化した形の(4R、6S)−6−クロロメチル−4−ヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−オンのシアノ化を経由して、対応する((2R,4R)−4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アセトニトリルを形成させ、次いで((2R,4R)−4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アセトニトリルをアセタール化することにより、((4R,6R)−6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル)−酢酸のエステル、たとえばそのメチルエステル、そのエチルエステルまたはそのtert−ブチルエステルを形成させることができる。こうして得られる鏡像異性的に富化させた化合物の鏡像異性体過剰率(e.e.)は、好ましくは80%eeより大、より好ましくは90%eeより大、さらにより好ましくは95%eeより大、一層より好ましくは98%eeより大、最も好ましくは99%eeより大である。
((4R,6R)−4−ヒドロキシ−6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル)−酢酸のエステルを対応する塩に転化させる際に、エナンチオ選択的な酵素を使用すれば、加水分解の際にさらに一層の鏡像異性体過剰率の向上を実現することができる。
本発明の方法により調製される化合物は、医薬品、たとえばスタチンの有効成分の調製に特に有用である。そのような調製法の例として特に興味が深いのは、アトルバスタチンカルシウムの調製であって、それについてはたとえば、A.クリーマン(A.Kleemann)、J.エンゲル(J.Engel);『ファーマシューティカル・サブスタンシズ、シンセシス、パテンツ、アプリケーションズ(Pharmaceutical substances,synthesis,patents,applications)』第4版、2001年(ゲオルグ・シーメ・フェアラーク(Georg Thieme Verlag))、146〜150頁に記載がある。
したがって、本発明はさらに、そのような調製の際の新規な中間体にも関し、たとえば以下のような化合物が挙げられる:(4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アセトニトリル、6−(2−アミノ−エチル)−4−ヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−オン、(6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル)−酢酸メチルエステル、(6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル)−酢酸エチルエステル、(6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル)−酢酸i−プロピルエステル、(6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル)−酢酸n−プロピルエステル、[6−(2−アミノ−エチル)−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル]−酢酸メチルエステル、[6−(2−アミノ−エチル)−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル]−酢酸エチルエステル、[6−(2−アミノ−エチル)−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル]−酢酸i−プロピルエステル、[6−(2−アミノ−エチル)−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル]−酢酸n−プロピルエステル。
本発明はさらに方法にも関し、そこでは、本発明による方法において得られる化合物がさらに、それ自体公知の工程により、スタチン、好ましくはアトルバスタチンまたはその塩たとえばそのカルシウム塩に転化される。そのような方法は当業者には周知である。
実施例1:((2R,4R)−4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アセトニトリル(鏡像異性的に富化させた、式1の化合物)の調製
滴下ロート、機械的撹拌器および水浴冷却を備えた250mLの3口丸底フラスコの中で、42gの(4R、6S)−6−クロロメチル−4−ヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−オン(鏡像異性的に富化させた式2の化合物、X=Cl)を、撹拌しながら脱塩水(25mL)の中に懸濁させた。水酸化カリウム水溶液(28g、50%(w/w))を、3時間かけて滴下により加えた。滴下ロートを水(4mL)で洗い流してから、取り外した。固形のシアン化カリウム(26g)を速やかに加え、フラスコを45℃(水浴温度)で5時間、次いで50℃でさらに30分加温した。水浴を氷浴に取り替え、酢酸銅(II)水和物(1mg)を添加し、過酸化水素水溶液(8.1mL、50%(w/w))を30分かけて滴下により添加(最高温度=60℃)することにより、過剰のシアン化物を除去した。22℃で1時間撹拌してから、その混合物を氷浴で冷却し、消泡剤(シグマ(Sigma)タイプ204、0.02mL)を添加し、次いで塩酸水溶液(35mL、37%(w/w))を2.5時間かけて滴下により添加した。濾紙を通してその酸性化させた混合物を濾過し、水を用いてその濾過ケークを4回洗浄した(各回10mL)。濾液を集めて、酢酸エチルを用いて1日かけて連続的に抽出した。追加の塩酸水溶液(3mL、37%(w/w))をその水相に添加し、次いで酢酸エチルを用いてその水相を2日かけて連続的に抽出した。有機相を集めて硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させると、高度に粘稠なオレンジ色の油状物が残り、TLCおよびNMR分析から、それには目標とする化合物である((2R,4R)−4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アセトニトリル(鏡像異性的に富化させた式1の化合物)を含んでいた。収量:29.6g(76%)。
粗生成物のサンプル(1.0g)を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(100mLシリカ60、230〜400メッシュ、カラム直径3cm、溶出液アセトニトリル/ジクロロメタン3/7(v/v)、フラクションサイズ20mL)により精製し、化合物の分析を行った。最も純度の高いフラクションを1つにまとめ、真空中で蒸発させ、高真空下で乾燥させた後、0.31gの目標化合物((2R,4R)−4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アセトニトリルが、白色固形物の形で得られた。
H−NMR(300MHz,d−DMSO,残存非重水素化溶媒を内部標準として:2.51ppm):δ=1.72〜1.81(m,1H,H−3)、1.88〜1.97(m,1H,H−3)、2.44(d”t”,J=17.5,−2Hz,1H,H−5)、2.70(dd,J=17.5,4.7Hz,1H,H−5)、2.95(dd,J=17.1,6.6Hz,CHCNの1H)、3.05(dd,J=17.1,4.6Hz,CHCNの1H)、4.15〜4.21(m,1H,H−4)、4.77〜4.87(m,1H,H−2)、5.37(d,J=3.4Hz,1H,OH)。
13C−NMR:(75.5MHz,d−DMSO,重水素化溶媒を内部標準として:39.5ppm):δ=23.5(CHCN),33.9,38.2(C−3/C−5),60.9(C−4),71.05(C−2),117.2(CN),169.3(C−6)。
元素分析(%)CNO(155.15)計算値:C54.19,H5.85,N9.03;実測値:C54.4,H5.8,N9.0。
H−NMRと元素分析の結果から、形成された化合物が((2R,4R)−4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アセトニトリルであることが証明された。
実施例2:((4R,6R)−6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル)−酢酸メチルエステル(鏡像異性的に富化させた式6の化合物、R=CN、R=R=R=Me)の調製
還流冷却器およびPTFEコーティングマグネチックスターラーバーを備えた丸底フラスコに、0.56gの実施例1で得られた粗製((2R,4R)−4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アセトニトリルを仕込んだ。2,2−ジメトキシプロパン(3mL)およびp−トルエンスルホン酸水和物(15mg)を添加し、その混合物を5時間還流温度に加熱した。追加のp−トルエンスルホン酸水和物(15mg)を添加し、加熱をさらに5時間続けた。室温にまで冷却した後、その混合物を酢酸エチル(30mL)を用いて希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液(5%(w/w))で洗浄した。相分離させ、酢酸エチル(30mL)を用いてその水相を抽出した。1つにまとめた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させると、黄色の油状物が残るが、TLCおよびNMR分析から、それには目標とする化合物である((4R,6R)−6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル)−酢酸メチルエステル(鏡像異性的に富化させた式6の化合物、R=CN、R=R=R=Me)を含んでいた。収量:0.37g(45%)。
H−NMR(300MHz,CDCl,残存非重水素化溶媒を内部標準として:7.26ppm):δ=1.12〜1.38(m,1H,H−5)と1.36(s,3H,Me)が重なり合い、1.44(s,3H,Me)、1.75(d”t”,J=12.6,−2Hz,1H,H−5)、2.39(dd,J=15.7,6.1Hz,CHCNの1H)、2.49(AB系の中心,2H,CHCOOMe)と2.56(dd,J=15.7,6.9Hz,CHCNの1H)が重なり合い、3.67(s,3H,COOCH)、4.13(m,1H,H−6)、4.31(m,1H,H−4)。
13C−NMR:(75.5MHz,CDCl,重水素化溶媒を内部標準として:77.2ppm):δ=19.6(Me),24.9(CHCN),29.7(Me),35.3,40.8(C−5/CHCOOMe),51.7(COOCH),65.0,65.4(C−4/C−6),99.5(C−2),116.8(CN),171.0(COOMe)。
HNMRと13C−NMRとの結果から、形成された化合物が((4R,6R)−6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル)−酢酸メチルエステルであることが証明された。
実施例3:実施例1よりは大規模な((2R,4R)−4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アセトニトリルの調製
滴下ロート、機械式撹拌器および温度計を備えた250mLの3口丸底フラスコの中で、50gの(4R,6S)−6−クロロメチル−4−ヒドロキシ−テトラヒドロピラン−2−オンを、撹拌しながら脱塩水(30mL)の中に懸濁させた。水酸化カリウム水溶液(34g、50%(w/w))を、2時間かけて滴下により加えた。滴下ロートを水(4mL)で洗い流してから、取り外した。その添加の間に、反応混合物の温度が25℃から35℃に上がった。さらに45分間撹拌してから、固形のシアン化カリウム(35.6g)を速やかに添加した。2時間以内に、その反応混合物の温度は30℃から65℃に上がった(外部冷却または加熱なし)。その後、さらに2時間その反応混合物の温度を50〜55℃に維持した(油浴使用)。
外部加熱を停止し、その反応混合物を一夜室温で撹拌した。
温度計をガス排出口に置きかえ、その先を(過剰のシアン化物をスクラビングするための)50%(w/w)KOHを充填した洗気瓶に接続した。窒素を加えてわずかに加圧しながら、滴下ロートから塩酸水溶液(42mL、37%(w/w))を2時間かけて添加した。添加終了時にはその反応混合物のpHは3になっていた。次いでその反応混合物を窒素を用いて6時間パージして、過剰のHCNを除去した。
濾紙を通してその酸性化させた混合物を濾過し、水を用いてその濾過ケークを4回洗浄した(各回10mL)。濾液を集めて、酢酸エチルを用いて1日かけて連続的に抽出した。追加の塩酸水溶液(1mL、37%(w/w))をその水相に添加し、次いで酢酸エチルを用いてその水相を2日かけて連続的に抽出した。有機相を1つにまとめて、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させると、高度に粘稠な油状物が残り、それには、目標とする化合物の((2R,4R)−4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロピラン−2−イル)−アセトニトリルが含まれていた。収量:36g(76%)。
実施例4:実施例2よりは大規模な(4R,6R)−6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル)−酢酸メチルエステルの調製
還流冷却器およびPTFEコーティングマグネチックスターラーバーを備えた丸底フラスコに、19gの実施例1で得られた粗製((2R,4R)−4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロピラン−2−イル)−アセトニトリルを仕込んだ。2,2−ジメトキシプロパン(133mL)を添加し、その混合物を加熱還流させた(低温ではその物質の溶解度が低かった)。p−トルエンスルホン酸水和物(0.5g)を添加し、加熱を3時間続けた。室温に冷却してから、酢酸エチルをその混合物を用いて希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液の中に注いだ。相分離させ、酢酸エチルを用いてその水相を3回抽出した。1つにまとめた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液を用いて洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させると、オレンジ色の油状物が残り、それを、シリカを用いたカラムクロマトグラフィー(溶媒:石油エーテル/MTBE、グラジエント5+1〜1+1まで)で精製した。得られた黄色の油状物には目標とする化合物である((4R,6R)−6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]−ジオキサン−4−イル)−酢酸メチルエステルが含まれていた。収量:12.7g(46%)。
実施例5:((4R,6R)−6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]−ジオキサン−4−イル)−酢酸ナトリウム(鏡像異性的に富化させた式7の化合物、R=CN、R=R=Me、Y=Na)の調製
PTFEコーティングマグネチックスターラーバーを備えた丸底フラスコに、6.4gの実施例4で得られた((4R,6R)−6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]−ジオキサン−4−イル)−酢酸メチルエステル、トルエン(10mL)、メタノール(450mg)および水(6mL)を仕込んだ。水酸化ナトリウム溶液(32w/w%、3.9g)を室温で10分かけて滴下により添加した。得られた2相混合物を室温で4時間撹拌した。トルエン相を分離して廃棄し、水相のほとんどを真空中で蒸発させた。残った粗製物を次の反応に使用した。
実施例6:((4R,6R)−6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]−ジオキサン−4−イル)−酢酸塩化物の調製:
実施例5からの粗製残渣(pH>9)を、PTFEコーティングマグネチックスターラーバーおよびディーン・スターク(Dean Stark)・トラップを備えた丸底フラスコに移した。その残分を、トルエンを用いた共沸蒸留により乾燥した。その乾燥プロセスの最後では、固形のナトリウム塩と共に100mLのトルエンを残した。ディーン・スターク・トラップを取り外した。室温で、塩化オキサリル(3.5mL)を注射器から2.5時間かけて滴下し、その間、フラスコには窒素を流し続けた。その添加が完了した後、反応混合物をさらに4時間室温で撹拌した。形成されたオレンジ色の懸濁液を次の工程に使用した。
実施例7:((4R,6R)−6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]−ジオキサン−4−イル)−酢酸1,1−ジメチルエチル(鏡像異性的に富化させた式8の化合物、R=CN、R=R=Me、R=tertブチル)の調製:
PTFEコーティングマグネチックスターラーバーを備えた丸底フラスコに、tert−ブタノール(10mL)とN−メチルモルホリン(8mL)を仕込んだ。この溶液に、前記トルエン懸濁液を室温で30分かけて添加した。得られた暗褐色の溶液を室温で12時間撹拌した。トルエンで希釈してから、その有機層を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液を用いて3回、飽和塩化アンモニウム水溶液を用いて1回、そして飽和塩化ナトリウム水溶液を用いて1回、洗浄した。有機層を、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させると、7gの暗色の粘稠な油状物が残り、それを、シリカを用いたカラムクロマトグラフィー(溶媒:石油エーテル/酢酸エチル、8+1)で精製した。得られた固形物には目標とする化合物である((4R,6R)−6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]−ジオキサン−4−イル)−酢酸tertブチルエステルが含まれていた。収量:3.3g(43%)(3工程総合)。
目標の化合物のNMRデータは、この化合物について公表されている文献値(欧州特許第1077212号明細書)と一致している。

Claims (18)

  1. 式1
    Figure 2006525323

    の化合物を調製するための方法であって、式2
    Figure 2006525323

    (ここでXは脱離基を表す)の化合物を、水中でシアン化物イオンと反応させ、次いでそのpHを0〜5のpHに低下させる、方法。
  2. 前記シアン化物イオンの濃度が、少なくとも1モル/リットルである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記シアン化物イオンの全量と前記式2の化合物の全量とのモル比が、0.5〜10である、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記式1の化合物を最初に塩基で処理し、その後に、シアン化物イオンと反応させる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記塩基を、前記式2の化合物の量に対して、0.3〜3のモル比で使用する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記式1の化合物を適切な還元剤を用いて還元して、式3
    Figure 2006525323


    の対応する化合物を形成させる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記式2の化合物(ここでXは脱離基を表す)を、アルドラーゼの存在下に、アセトアルデヒドと、2位をXで置換したアルデヒド(ここでXは先に定義したもの)との間で、アルドール縮合させ、次いで、形成された式4
    Figure 2006525323

    (ここでXは先に定義したもの)の化合物を酸化剤と反応させることにより、調製する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 使用する前記アルドラーゼが、2−デオキシリボース−5−ホスフェートアルドラーゼ(DERA、EC4.1.2.4)またはその突然変異体である、請求項7に記載の方法。
  9. 式1の化合物または式3の化合物を、式6
    Figure 2006525323

    (ここでRはCNまたはCHNHを表し、R、RおよびRはそれぞれ独立してアルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリールまたはアラルキル基を表し、そしてここで、RとRは、酸触媒の存在下に適切なアセタール形成剤を使用して、それらが結合しているC原子と共に環を形成してもよく、そしてここで場合によっては、好適な還元剤を用いて、RがCNを表している式6の化合物を還元させて、RがCHNHを表す、式6の対応する化合物を形成させてもよい)の化合物に転化させる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. がCNまたはCHNHを表し、R、RおよびRが先に定義したものである式6の化合物を、次いで、塩基および水の存在下に加水分解して、式7
    Figure 2006525323

    (ここでYはアルカリ金属または置換もしくは非置換のアンモニウム基を表す、次いで場合によっては、式7の塩を転化させて対応する酸(式7の化合物で、YがHを表し)としてもよく、そしてここで、RがCNを表す式7の塩または酸を、場合によっては、好適な還元剤を用いて還元して、RがCHNHを表す、対応する式7の塩または酸を形成させてもよい)の対応する塩を形成させる、請求項9に記載の方法。
  11. 前記式7の塩または前記式7の酸を、それ自体公知の工程により、式8
    Figure 2006525323

    (ここで、RはCNまたはCHNHを表し、ここでRおよびRは先に定義したものであり、ここでRは、R、RおよびRについて先に挙げたのと同じ基を表す)の対応するエステルに転化させる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記式7の塩を、不活性溶媒中の前記式7の塩を酸塩化物形成剤と接触させて、対応する酸塩化物を形成させ、その形成された酸塩化物をN−メチルモルホリン(NMM)の存在下で、式ROHのアルコール(ここでRは先に定義したもの)と接触させることにより、前記式8の対応するエステルに転化させ、そしてここで、RがCNを表す前記式7の塩または酸を、場合によっては、好適な還元剤を用いて還元して、RがCHNHを表す、前記対応する式7の塩または酸を形成させてもよい、請求項11に記載の方法。
  13. 前記ニトリル基を有する化合物(RがCNを表す)を好適な還元剤を用いて還元して、対応するアミン基を有する化合物(RがCHNHを表す)を形成させる、請求項7〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 得られる化合物の鏡像異性的に富化されている(enantiomerically enriched)、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 得られる化合物を、それ自体公知の工程により、スタチン、好ましくはアトルバスタチンまたはそのカルシウム塩へとさらに転化させる、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法により得られる化合物の、医薬品の調製、好ましくはスタチン、より好ましくはアトルバスタチンの調製への使用。
  17. (4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アセトニトリル、6−(2−アミノ−エチル)−4−ヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−2−オン、(6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル)−酢酸メチルエステル、(6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル)−酢酸エチルエステル、(6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル)−酢酸i−プロピルエステル、(6−シアノメチル−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル)−酢酸n−プロピルエステル、[6−(2−アミノ−エチル)−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル]−酢酸メチルエステル、[6−(2−アミノ−エチル)−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル]−酢酸エチルエステル、[6−(2−アミノ−エチル)−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル]−酢酸i−プロピルエステル、[6−(2−アミノ−エチル)−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4−イル]−酢酸n−プロピルエステル。
  18. 前記化合物の鏡像異性的に富化されている、請求項17に記載の化合物。
JP2006507876A 2003-05-02 2004-04-28 (4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロピラン−2−イル)アセトニトリルの調製方法およびその誘導体 Withdrawn JP2006525323A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP03101227 2003-05-02
PCT/NL2004/000284 WO2004096788A1 (en) 2003-05-02 2004-04-28 Process fot the preparation of (4-hydroxy-6-oxo-tetrahydropyran-2-yl) acetonitrile and derivatives thereof

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006525323A true JP2006525323A (ja) 2006-11-09

Family

ID=33395971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006507876A Withdrawn JP2006525323A (ja) 2003-05-02 2004-04-28 (4−ヒドロキシ−6−オキソ−テトラヒドロピラン−2−イル)アセトニトリルの調製方法およびその誘導体

Country Status (24)

Country Link
US (1) US7423162B2 (ja)
EP (1) EP1620423B1 (ja)
JP (1) JP2006525323A (ja)
KR (1) KR20060011984A (ja)
CN (2) CN101775000B (ja)
AT (1) ATE386734T1 (ja)
AU (1) AU2004234308A1 (ja)
BR (1) BRPI0409866A (ja)
CA (1) CA2524457A1 (ja)
CO (1) CO5700715A2 (ja)
CY (1) CY1113498T1 (ja)
DE (1) DE602004011921T2 (ja)
DK (1) DK1620423T3 (ja)
EA (1) EA010100B1 (ja)
ES (1) ES2300769T3 (ja)
IL (1) IL171539A (ja)
IS (1) IS8159A (ja)
NO (1) NO20055694L (ja)
NZ (1) NZ543294A (ja)
PL (1) PL1620423T3 (ja)
SI (1) SI1620423T1 (ja)
UA (1) UA83662C2 (ja)
WO (1) WO2004096788A1 (ja)
ZA (1) ZA200508862B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006528655A (ja) * 2003-07-25 2006-12-21 アヴェシア・ファーマシューティカルズ・リミテッド スタチン、特にアトルバスタチンの調製において有用な方法および中間体化合物
US7701550B2 (en) 2004-08-19 2010-04-20 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
JP2011510038A (ja) * 2008-01-23 2011-03-31 レツク・フアーマシユーテイカルズ・デー・デー ((2s,4r)−4,6−ジヒドロキシテトラヒドロ−2h−ピラン−2−イル)メチルカルボキシラート及び2−デオキシリボース−5−リン酸アルドラーゼを使用の製造方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005022284A1 (de) * 2005-05-13 2006-11-23 Ratiopharm Gmbh Verfahren zur Herstellung von Statinen
US8047545B2 (en) * 2007-11-07 2011-11-01 Douglas Press, Inc. Lottery-type game with rollover feature
SI2614057T1 (sl) 2010-09-09 2016-03-31 Dsm Sinochem Pharmaceuticals Netherlands B.V. Soli estrov 7-amino-3,5-dihidroksi heptanojske kisline
WO2012034958A1 (en) * 2010-09-16 2012-03-22 Dsm Sinochem Pharmaceuticals Netherlands B.V. Esters of hexanoic acids as intermediates for the preparation of atorvastatin
CN105669637A (zh) * 2014-11-21 2016-06-15 南京博优康远生物医药科技有限公司 一种3,5,6-取代己酸酯衍生物的制备方法
CN112501223B (zh) * 2020-11-23 2022-08-12 江苏阿尔法药业股份有限公司 制备2-((2r,4r)-4-羟基-6-氧代四氢-2h-吡喃-2-基)乙腈的方法
CN116102482A (zh) * 2022-08-17 2023-05-12 重庆普佑生物医药有限公司 一种阿托伐他汀钙的制备方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5097045A (en) * 1989-02-01 1992-03-17 Warner-Lambert Company Process for trans-6-[2-(substituted-pyrrol-1-yl)alkyl]pyran-2-one inhibitors of cholesterol synthesis
US5003080A (en) * 1988-02-22 1991-03-26 Warner-Lambert Company Process for trans-6-(2-(substituted-pyrrol-1-yl)alkyl)pryan-2-one inhibitors of cholesterol synthesis
NL1015744C2 (nl) * 2000-07-19 2002-01-22 Dsm Nv Werkwijze voor de bereiding van 2-(6-gesubstitueerde-1,3-dioxan-4-yl) azijnzuurderivaten.
EP1625223A4 (en) * 2002-09-20 2009-11-11 Verenium Corp CHEMOENZYMATIC PROCEDURES FOR SYNTHESIS OF STATINES AND STATIN INTERCONNECTIONS

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4820965B2 (ja) * 2003-07-25 2011-11-24 ブラッドフォード・ファーマ・リミテッド スタチン、特にアトルバスタチンの調製において有用な方法および中間体化合物
JP2006528655A (ja) * 2003-07-25 2006-12-21 アヴェシア・ファーマシューティカルズ・リミテッド スタチン、特にアトルバスタチンの調製において有用な方法および中間体化合物
US8755028B2 (en) 2004-08-19 2014-06-17 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
US8031325B2 (en) 2004-08-19 2011-10-04 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
US8446563B2 (en) 2004-08-19 2013-05-21 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
US7701550B2 (en) 2004-08-19 2010-04-20 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
US9097992B2 (en) 2004-08-19 2015-08-04 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
US9488923B2 (en) 2004-08-19 2016-11-08 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
US9507278B2 (en) 2004-08-19 2016-11-29 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
US9746788B2 (en) 2004-08-19 2017-08-29 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
US9904185B2 (en) 2004-08-19 2018-02-27 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
US10331047B2 (en) 2004-08-19 2019-06-25 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
US10599054B2 (en) 2004-08-19 2020-03-24 Asml Holding N.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
US10705439B2 (en) 2004-08-19 2020-07-07 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
JP2011510038A (ja) * 2008-01-23 2011-03-31 レツク・フアーマシユーテイカルズ・デー・デー ((2s,4r)−4,6−ジヒドロキシテトラヒドロ−2h−ピラン−2−イル)メチルカルボキシラート及び2−デオキシリボース−5−リン酸アルドラーゼを使用の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101775000B (zh) 2014-09-24
DE602004011921D1 (de) 2008-04-03
IL171539A (en) 2011-03-31
US7423162B2 (en) 2008-09-09
CA2524457A1 (en) 2004-11-11
PL1620423T3 (pl) 2008-07-31
AU2004234308A1 (en) 2004-11-11
EP1620423B1 (en) 2008-02-20
CO5700715A2 (es) 2006-11-30
DE602004011921T2 (de) 2009-02-19
NZ543294A (en) 2008-05-30
DK1620423T3 (da) 2008-05-26
EA010100B1 (ru) 2008-06-30
EP1620423A1 (en) 2006-02-01
WO2004096788A1 (en) 2004-11-11
CY1113498T1 (el) 2016-06-22
ATE386734T1 (de) 2008-03-15
NO20055694D0 (no) 2005-12-01
CN1780826B (zh) 2010-05-26
EA200501734A1 (ru) 2006-04-28
CN1780826A (zh) 2006-05-31
CN101775000A (zh) 2010-07-14
IS8159A (is) 2005-11-30
UA83662C2 (ru) 2008-08-11
ES2300769T3 (es) 2008-06-16
ZA200508862B (en) 2007-02-28
KR20060011984A (ko) 2006-02-06
US20060258733A1 (en) 2006-11-16
BRPI0409866A (pt) 2006-05-16
NO20055694L (no) 2006-02-02
SI1620423T1 (sl) 2008-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6867306B2 (en) Process for the synthesis of atorvastatin form v and phenylboronates as intermediate compounds
KR100865016B1 (ko) 2-(6-치환-1,3-디옥산-4-일)아세트산 유도체의 제조방법
JP5048709B2 (ja) シンバスタチンの製造方法
US4970313A (en) Optically active 3-demethylmevalonic acid derivatives, and intermediates
IL171539A (en) Process for the preparation of (4-hydroxy-6-oxo-tetrahydropyran-2-yl) acetonitrile and derivatives thereof, some such compounds and use thereof in the preparation of statins
US7358382B2 (en) Protected 3,5-dihydroxy-2,2-dimethyl-valeronitriles for the synthesis of epothilones and epothilone derivatives and process for the production
JP4676614B2 (ja) 置換アセチルピリジン誘導体とそれを用いた光学活性ベータ−3アゴニスト中間体の製造法
US5214197A (en) 2,4-dihydroxyadipic acid derivative
US8546114B2 (en) Processes for the preparation of optically active cyclopentenones and cyclopentenones prepared therefrom
KR20020090442A (ko) 광학적으로 순수한 δ-히드록시-β-케토에스테르 유도체의제조방법
KR100979496B1 (ko) 5-히드록시-3-옥소-헥사노익산 유도체의 신규한 제조방법
MXPA05011753A (en) Processfot the preparation of (4-hydroxy-6-oxo-tetrahydropyran-2-yl) acetonitrile and derivatives thereof
US7595418B2 (en) Protected 5,7-dihydroxy-4,4-dimethyl-3-oxoheptanoic acid esters and 5,7-dihydroxy-2-alkyl-4,4-dimethyl-3-oxoheptanoci acid esters for the synthesizing of epothilone and epothilone derivatives and process for the production of these esters
JP4104863B2 (ja) テトラヒドロピラニルオキシアミンの製造方法
JP2002080444A (ja) 新規な光学活性化合物及びその製造方法
JP2000026368A (ja) プロピニル化合物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070425

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090309