JP2006523808A - 流体粘度を制御するシステムと方法およびそのようなシステムを搭載する作業車両 - Google Patents

流体粘度を制御するシステムと方法およびそのようなシステムを搭載する作業車両 Download PDF

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Abstract

本発明は、作業液の粘度を制御するための方法およびシステムに関する。作動液の粘度は通常温度に大きく依存する。圧力降下を発生させる既存のスロットルを用いて、これらの既存のスロットルにかかる圧力増加を制御してスロットル中にパワードレンを生成することにより、作動液を加熱することができる。加熱を制御することにより、作動液の粘度を調整することができる。本発明によれば、既存のスロットルは好適にバルブ中のキャビティ防止開口である。

Description

本発明は、流体粘度、特に油圧オイルなどの作動液を制御するシステムと方法に関する。この方法とシステムは、ローダや除雪機械等の大型車両の油圧システムに特に好適に適用される。
粘度は、作動液、特に油圧作動システムにおいて、最も重要な特性の1つである。粘度は、流体の流動抵抗の値あるいは言い換えると流体の移動に伴う慣性である。粘度が低いと、流体は薄くなり自由に流動する。一方、粘度が高いと、流体は濃くなりあまり流動しない。
作動液の粘度が高いと、例えば油圧システムの動作が鈍くなり、さらにポンプに過度の負荷がかかるようになる。一方、粘度が低すぎると、シール漏れの危険性は大きくなり、摩擦が減少した油膜が発生することになる。
温度が下がると、油等の作動液は濃くなり粘度が高くなる。また、温度が上がると、作動液は薄くなり粘度が低下する。すなわち、温度の変化は粘度に著しい影響を及ぼし、それにより油圧システム内の構成部品の機能に影響を及ぼす。
特に、近年環境的に改質された作動液は、低温で好ましくない特性があることが分かっている。通常、最適な温度における作動液は、好適な粘度に加えて、空気の効率的な解放や所望の高レベルの非圧縮性などの肯定的な特性を有する。
油圧システムの動作に悪影響を及ぼす作動液の温度変化は、天候や風などの周囲の環境、およびシステム内部に発生する熱、例えばバルブの圧力降下により生じる。
ホイール式ローダの形態での作業車両に関連して、本発明を以下に説明する。これは好適ではあるが、本発明の応用を限定するものではない。例えば、本発明は、フレームステア重ダンプトラックやエクスカベータ等の別のタイプの作業車両上でも用いることができる。
歴史的には、従来のローダに搭載された油圧システムは、油圧を使用しない場合にも、連続ポンプ循環により構成されている。最近の機械は、荷重検出油圧システムを用いて構成されることが多く、可変容量型ポンプを好都合に使用する。荷重検出システムにおいては、油圧を使用しないときにはポンプ循環がなく、これは作動液が連続的に加熱されないことを意味する。さらに、荷重検出油圧システムは動力損が少ない、すなわちこれらのシステムは動力損が少ないためにあまり加熱されない。冷却の必要性が減少またはなくなるため、これは暑い気候では優れている。しかし、例えば道路の除雪や雪かきの場合、動作油圧が比較的不活発な状態でエンジンを動作させなければならない。例えば、大型トラックの積み込みおよび積み下ろしの際にも、動作油圧を比較的わずかしか使用しない車両間でのアイドル時間がある。これは、環境により反対に作用する冷却にたいして自己発熱は非常に少ないため、周囲環境が作動液を効果的に冷却することを意味する。このため、作動液が低下し過ぎたことによる好ましくない過度に高い粘度の作動液のために、問題が発生する危険性が高い。
本発明の目的は、上記欠点を解消することである。
本発明のさらなる目的は、作動液の粘度を制御する方法とシステムを規定することである。
本発明のさらに別の目的は、負荷検出油圧システム中の作動液の作業温度を増加可能にすることである。
本発明によれば、これらの目的は、作動液の粘度を制御する方法とシステムにより達成される。作動液の粘度は通常温度に大きく依存する。圧力降下を発生させる既存のスロットルを用いて、これらの既存のスロットルにかかる圧力増加を制御してスロットル中にパワードレンを生成することにより、作動液を加熱することができる。加熱を制御することにより、作動液の粘度を調整することができる。本発明によれば、既存のスロットルは好適にバルブ中のキャビティ防止開口である。
本発明によれば、これらの目的は、作動液の粘度を制御する方法によっても達成することができる。作動液は、油圧回路の少なくとも一部に含まれる。油圧回路は、ポンプと、第1の負荷と、および第1の負荷をポンプに結合しさらに第1の負荷をポンプから切り離すためのバルブとから成る。
切り離された位置において、バルブは、負荷につながる既存のキャビティ防止開口を備える。すなわち、バルブを利用して負荷をポンプから切り離すと、ポンプと負荷の間にはキャビティ防止開口が存在することになる。キャビティ防止開口は、負荷をポンプに結合するバルブの開口よりもはるかに小さい断面積を有する。「切り離す」という用語を用いているが、バルブが切り離された位置に設定されてもポンプと負荷の間にはまだ小さな流れがある。
本発明によれば、本方法は、多くのステップにより作動液の温度を必要なときに増加させて作動液の粘度を制御する。第1ステップにおいて、作動液の温度を判断する。第2ステップにおいて、バルブ状態、すなわちバルブのある位置を判断する。第3ステップにおいて、第1の負荷が切り離されて作動液の温度が所定温度より低いようなバルブ状態である場合には、油圧回路の圧力を増加させる。圧力を増加させるために、ポンプが増加した流れを送出するようにポンプを制御する。これにより、バルブ中のキャビティ防止開口において、温度を上昇させる圧力降下を発生させる。その結果、ポンプは、圧力降下が起きる開口を経由して作動液を圧送するので、作動液の温度を上昇させるパワードレンが起きる。
油圧回路において所定の圧力を得るまで、圧力を好適に増加させる、あるいは温度差が大きいほど圧力が高くなるような方法で、所定の温度と作動液の温度との差の関数である圧力を得るまで、圧力を増加させる、あるいはキャビティ防止開口中の圧力降下により作動液を加熱させる形で所定のパワードレンを得るまで、圧力を増加させる。所定の圧力は、圧力センサにより直接測定するか、あるいはその他の測定可能なパラメータに基づき計算することができる。
ある場合には、増加させた圧力を所定時間だけ維持することが好ましい。その他の場合には、所定の温度と作動液の温度との差が所定値以下であるまで、増加させた圧力を所定時間維持することが好ましい。
ある応用において、粘度制御は第1の負荷よりも優先度が低く、これは第1の負荷においてパワードレンを得る必要があるときには本方法による粘度制御を中断させることを意味する。その他の応用において、バルブ状態を判断するステップは、バルブ状態の判断後に、補助ステップを有する。すなわち、バルブ状態が第1の負荷が結合していて作動液の温度が所定温度よりも低いような場合、第1の負荷は切り離され新しい所定のバルブ状態が設定される。これは粘度制御が第1の負荷よりも優先度が高いことを意味する。
ある応用において、本方法は、バルブ状態の判断後に、さらに2つのステップを好適に備える。バルブ状態が第1の負荷が結合していて作動液の温度が所定温度よりも低いような場合、第1のさらなるステップは、第1の負荷のパワードレンまたは許容範囲にあるがより低いパワードレンを、油圧回路中の高い圧力と結合するキャビティ減少開口から得られる流れから取ることができるかどうかを判断する。第1の負荷のパワードレンまたは許容範囲にあるがより低いパワードレンを取ることができると判断した場合、第2のさらなるステップは、第1の負荷を切り離し、作動液の加熱を生じる圧力降下とともに、第1の負荷がそのパワードレンまたは許容範囲にあるがより低いパワードレンを取ることができるように油圧回路中の圧力を必要な値まで増加させる。
ある応用において、油圧回路は、特別に優先度が高く所要時間が短い第2の負荷を備える。第2の負荷が結合すると、油圧回路中の圧力は所定値まで増加して第1の負荷を切り離す。この全ての時間は、増加した圧力が粘度制御用の油圧回路中に存在する最短時間の長さの10分の1よりも短いオーダーである。
油圧回路は補助回路であり、第1の負荷はファンであることがある。好適にポンプは、制御可能な荷重検出可変容量型ポンプである
本発明による上記方法のステップは、方法のステップが互いに相反しない限り、ランダムに組合せて処理手順を生成することができる。
本発明によれば、これらの目的は作動液の粘度を制御する粘度制御システムによっても達成される。システムは、ポンプと、第1の負荷と、第1の負荷をポンプに結合しさらに第1の負荷をポンプから切り離すためのバルブとから成る油圧回路を備える。作動液が油圧回路中に少なくとも部分的に含まれる。切り離された位置において、バルブは、負荷に対する既存のキャビティ防止開口を備える。システムは、バルブとポンプを制御する制御ユニットをさらに備える。本発明によれば、作動液の温度を必要なときに増加させて作動液の粘度を制御するように設計される。これは、作動液の温度とバルブ状態を判断するように設計された制御ユニットにより達成され、これに基づき、第1の負荷が切り離されて作動液の温度が所定温度より低いようなバルブ状態である場合には、制御ユニットは、ポンプを制御して油圧回路の圧力を増加させるように設計される。これにより、バルブ中のキャビティ防止開口において、温度を上昇させる圧力降下が発生する。
制御ユニットは、油圧回路において所定の圧力を得るまで圧力を増加させるようにポンプを制御するよう好適に設計される。または、制御ユニットは、温度差が大きいほど圧力が高くなるような方法で、所定の温度と作動液の温度との差の関数である圧力を得るまで圧力を増加させるようにポンプを制御するよう好適に設計される。または、制御ユニットは、キャビティ防止開口中の圧力降下により作動液が加熱される形で所定のパワードレンを得るまで圧力を増加させるようにポンプを制御するよう設計される。
ある実施例において、制御ユニットは、増加させた圧力を所定時間だけ維持するようにポンプを制御するよう設計されることが好適である。その他の実施例において、制御ユニットは、所定の温度と作動液の温度との差が所定値以下であるまで増加させた圧力を所定時間維持するようにポンプを制御するよう設計されることが好適である。
粘度制御は第1の負荷よりも優先度が低いことが好適なこともあり、これは第1の負荷においてパワードレンを得る必要があるときには粘度制御を中断するように制御ユニットが設計されることを意味する。バルブ状態の判断とともに、バルブ状態が第1の負荷が結合していて作動液の温度が所定温度よりも低いような場合、制御ユニットは、第1の負荷を切り離してバルブ状態を再度判断するように設計されことが好適なこともあり、これは粘度制御が第1の負荷よりも優先度が高いことを意味する。
いくつかの実施例において、バルブ状態が第1の負荷が結合していて作動液の温度が所定温度よりも低いような場合、制御ユニットは、第1の負荷のパワードレンまたは許容範囲にあるがより低いパワードレンを油圧回路中の高い圧力と結合するキャビティ防止開口から得られる流れから取ることができるかどうかを判断するように設計され、第1の負荷のパワードレンまたは許容範囲にあるがより低いパワードレンを取ることができると判断した場合、作動液の加熱を生じる圧力降下とともに、そのパワードレンまたは許容範囲にあるがより低いパワードレンを第1の負荷が取ることができるように、第1の負荷を切り離して油圧回路中の圧力を必要な値まで増加させるよう設計される。
油圧回路が、特別に優先度が高く所要時間が短い第2の負荷を備えるように、システムを構成することが可能である。この場合、制御ユニットは、第2の負荷の結合時、油圧回路中の圧力を所定値まで増加させて第1の負荷を切り離すようにポンプを制御するよう好適に設計される。第2の負荷をこのように結合する時間は、制御ユニットが粘度制御用の油圧回路中の圧力増加分を維持するように設計された最短時間の長さの10分の1よりも短いオーダーである。
システムはわずかに大きな油圧システムの一部であることもあり、この場合例えば油圧回路は補助回路である。例えば、第1の負荷は、車両のエンジンを冷却するファンである。ポンプは、好適に制御可能な荷重検出可変容量型ポンプである。
上記の特徴は、互いの特徴が相反しない条件で、ランダムに組合せて本発明によるシステムを構築することができる。
本発明の大きな優位性は、キャビティ防止開口が存在する限り、既存の設備を用いることである。通常必要な唯一のことは、油圧システムの制御を変えることである。温度センサが通常存在する。これは、既存のシステムをグレードアップすることが非常に簡単であることを意味する。キャビティ防止開口つきのバルブが、エンジン用の冷却ファンであってエンジンの冷却水の温度により制御される冷却ファンに属するシステムであれば、使用上で衝突が起きる可能性は小さい。これは、寒い天候/環境では、エンジンを冷却する必要性はほとんどないが、作動液を加熱させることは確実に必要なためである。暑い天候/環境では反対のことが当てはまり、エンジンは十分に冷却する必要があるが、油圧回路は加熱する必要性がほとんどない。
添付の図面に示す実施例を参照して、以下に本発明をさらに詳細に説明する。
油圧システムを有する機械は、満足に機能するために、作動液が一定の粘度であることが必要である。温度は、作動液の粘度に影響を及ぼす唯一の最も重要な要因である。上記のように、本発明による粘度を制御する方法は、所望の粘度を有する作動液となる動作温度に作動液が到達できるように設計されている。機械の動作につての問題はほとんどの場合、例えば除雪のような寒い気候で発生する。あいにく動作油圧をたまにあるいは散発的にのみ用いることもある、それにより油圧システム中の作動液の自己発熱がなくなる。作動液の自己発熱の程度が大きいと圧力降下が起き、それにより一方では機械仕事としてまた他方では熱としてパワードレンが発生する。自己発熱を生じる熱の部分はシステム中に散逸(放熱)する、そしてこれらは油圧システムの長年にわたる改良により減少している。より良好な構成部品を使用することにより達成された改良もあり、またその他ポンプ等のオンデマンド制御を用いることにより達成された改良もある。すなわち、使用者がいなければ、動力を送出する理由がない。温度を低温に保持して正確な粘度を維持するために、放熱すなわち自己発熱が大きすぎて1つ以上の作動液冷却器をシステム中に設置することが必要な油圧システムを有することも望ましくない。そのようなシステムを寒い気候で機能するように適合させることは可能であるが、温まらない。
このように、最近の油圧システムは、放熱が小さいすなわち自己発熱の程度が低く、そのため寒い天気のときに問題がある。本発明は、既存の油圧システムを用い、必要により油圧システムの制御を変化させてかなりの放熱を行い、それにより人工的に制御可能な自己発熱を発生させることに基づいている。本発明によれば、このように油圧が変化しない既存の油圧システムを用いる、すなわち、既存の構成部品を変形させず、新しい作動部品を追加せず、油圧から何も取除かない。本発明は、油圧システム中の既存のスロットルを使用し、十分なパワードレンを得ることができるようにこれらのスロットル中で実質的な長時間継続する圧力降下があることを確実にする。すなわち、作動液を加熱する必要があるとき、十分に大きな熱損失を発生させることが可能である。キャビティ防止開口を好適に使用する。キャビティ防止開口は、突然の切り離しにより連続回転するファンにキャビティの形成や気泡の形成等がないように、例えば切り離し後に少量の作動液を回転するファンに供給するよう意図されたスロットルである。本発明によれば、キャビティ防止開口が使用可能なように、さらに、これらに使用可能な開口において圧力が増加するようにキャビティ防止開口がポンプを制御するように、バルブを配置する。この圧力増加は、スロットル、キャビティ防止開口、または開口による圧力降下におけるパワードレンに相当する。
図1は、本発明を好適に使用可能な単一の油圧回路100を有する基本的な油圧システムを示す。油圧回路は、通常、タンク/容器160からの作動液150を用いて駆動される、例えばファンである負荷130を備える。モータ114により駆動されるポンプ112を有する油圧ポンプシステム110は、相互に接続した作動液管路162、164、166、168を用いて、タンク160からバルブ120を経由して負荷130まで作動液150を圧送し、さらに再度タンク160に戻すことにより作動圧力を生成する。例えばモータを始動させて加熱する、あるいはモータをファンにより冷却する必要があるため、負荷130においてパワードレンが必要なとき、バルブを開位置122に切替えてポンプシステム110が動作圧力を発生させるように、その閉位置124にキャビティ防止開口を備えるバルブ120は、ポンプシステム110に同期して126に制御される。要件が終了すると、すなわちモータが十分に冷却されると、ポンプシステム110は閉じられ、あるいは最低の動作レベル/圧力にまで落とされて、バルブは閉位置124に切り替えられ、スロットルを通して新しい負荷に最低量の作動液を供給する。例えば負荷によるキャビティの形成を防止するため、キャビティ防止開口はまだ回転している。
本発明によれば、作動液の温度を管理することにより、粘度を制御する。作動液の温度は、システム中のどこかで、通常はタンク160中で温度計190を用いて測定される。通常、作動液150が熱くなり過ぎていないことを調べることが少なくとも要求される。これは、油圧システムが深刻な状態にあることを示す警告信号となる。本発明によれば、作動液の温度が好適に最初に判断される。作動液の温度が低すぎるか?もし、作動液の温度が低すぎる場合には、バルブ120の位置122、124を調べる。負荷が122に結合している場合、バルブ120が位置を変えるまで待つか、負荷130を切り離す(124)ようにバルブ120に強制する。待つ場合には、負荷は粘度制御よりも優先度が高い。強制的に切り替える場合には、粘度制御の優先度が高い。当然、優先度の順位は、粘度制御がどの程度急を要するかに関連して、負荷の必要性がどの程度急を要するかによる。 逆の場合も同様である。バルブ120が負荷130と切り離されて124にあると、高い動作圧力を生成するように、かつキャビティ防止開口において圧力降下が得られるように、ポンプ110を制御する。例えば、15mmから1.5mmに狭めてポンプを210barに制御すると、作動液を加熱するために4.9kWのパワードレンを得ることができる。これは、分のオーダーの一定間隔で、および/または温度監視とともに好適に行われる。2つの機能を組合せることができる適切な場合、スロットルから生じた流れは、負荷に対して十分である。
図2は、例えば図1に記載の油圧システムに適用される、本発明による基本的な方法を示す。終了した別の手順から、あるいは作動液の温度が低すぎない場合の第2ステップ220からの第1ステップ210において、作動液の温度を測定する。第1ステップ210の後の第2ステップ220において、作動液の温度が低すぎるかどうかが判断される。本発明によれば、作動液の温度を用いて粘度を制御する。前述のように、温度が低すぎることが多いことが、当然主な問題である。作動液の温度が低すぎると判断された場合の第2ステップ220から、または負荷が結合された位置にバルブがある場合の第4ステップ240からの第3ステップ230は、バルブの位置を判断する。バルブは開いているか、すなわち負荷が結合されているか。あるいは、バルブは閉じているか、すなわち負荷は切り離されているか。この情報は、通常制御レジスタまたは制御ユニットの出力にある。第3ステップ230からの第4ステップ240は、負荷が結合されているか切り離されているかを判断する。負荷が切り離されている場合の第4ステップ240からの第5ステップ250において、バルブ中の既存のキャビティ防止開口を通して圧力降下を発生させ、それにより作動液を加熱するパワードレンを得るように、油圧回路中の圧力を増加させる。この圧力増加は明確な継続時間を有する、あるいは継続時間を要求に合わせて設定する。作動液が十分に温まったとき、あるいは負荷がパワーを必要なときに、要求に合わせて設定された圧力増加を終了する。
図3は、一部のステップは前述のものと同じである、本発明による拡張した方法を示す。第1ステップ130は、作動液の温度を測定することを含む。第2ステップ320は、作動液の温度が低すぎるかどうかを判断する。第3ステップ330も、キャビティ防止開口を経由して負荷の所望のパワードレンを得ることが不可能な場合の第2の特別ステップ342からである。第3ステップ330は、バルブの位置を判断/設定する。第4ステップ340は、バルブ位置に基づいて、負荷が結合されているか切り離されているかを判断する。負荷が結合された位置にバルブがある場合の第4ステップ340からの第1の特別ステップ341は、負荷の所望のパワードレンを判断/設定する。第1の特別ステップ341からの第2の特別ステップ342は、増加させた圧力が負荷の所望のパワードレンを発生させることができるかどうか、あるいは圧力を増加させることにより許容範囲にあるがより低い負荷用のパワードレンであり、それによりキャビティ防止開口を経由する流れを得られるかどうかを判断する。負荷の所望のパワードレンまたは許容範囲にあるがより低い負荷用のパワードレンを圧力増加により得ることができ、それによりキャビティ防止開口を経由する流れが得られる場合の第2の特別ステップ342からの第3の特別ステップ343は、負荷を切り離すようにバルブを制御し、キャビティ防止開口はポンプと負荷の間に結合される。第3の特別ステップ343からの第4の特別ステップ344では、負荷の所望のパワードレンまたは許容範囲にあるパワードレンを得るように油圧回路中の圧力を増加させ、同時に圧力降下を生じさせることにより作動液を加熱するパワードレンを発生させる。負荷が切り離された場合の第4ステップ340からの第5ステップ350は、前述の第5ステップと同様に、バルブ中の既存のキャビティ防止開口を通して圧力降下を生じさせて作動液を加熱するパワードレンを発生させるために、油圧回路中の圧力を増加させる。
上記方法中の方法のステップは例示に従って実行する必要はなく、その他のステップを実行した後でのみ、これらのその他のステップに起因するステップを実行するような順番で、単純に実行することができる。別の方法として、ステップをあらゆる順番で実行することや場合により平行して実行することも可能である。
最後に、図4は、本発明を好適に適用可能な、主回路および補助回路を有する典型的な油圧システムを示す。システムは実質的に図4に記載の主システム中の補助回路である、図1に関して説明したシステムと非常によく似ている。補助回路は、ポンプ410と、負荷430を制御するためのバルブ420とから実質的に成る。図示される主回路の部分は、ポンプ419、圧力制御バルブ470、動作油圧への供給管路484、動作油圧からの供給戻り管路486、および優先度の高い負荷、例えばブレーキ負荷への供給管路482のみである。システムは、多数の構成部品を共通に有する。とりわけ、油圧回路450、作動液用のタンク460、および温度計490である。これは、補助回路中の作動液を加熱することが全システムのためになることを意味する。
優先度の高い負荷が補助回路の負荷430を、優先度の高い負荷482に供給するために、1秒のオーダーの間、一時的に強制的に切り離す場合を除いて、補助システムは図1の示すように制御される。
図5は、システム100を備えるホイール式ローダ501を示す。ここでモータ114は、ホイール式ローダ501の駆動エンジンから成る。ホイール式ローダ501は、それぞれ少なくとも1つの車軸を有するフロント部分503とリア部分502を備える。これらの車両部分は関節状に連結されて互いに結合され、さらにこれらの部分は、2つの部分の間に配置された2つの油圧シリンダー504によりヒンジを中心に互いに回転可能である。図4に関連して説明した主回路は、制御シリンダー504に油圧オイルを供給するように設計可能である。ホイール式ローダ501は、バケット508を操縦するための連結アーム組立品505も備える。次に、連結アーム組立品505は、バケットを上げたり傾けたりするための多数の油圧シリンダー505、506を備える。前記主回路は、連結アーム組立品のこれらの油圧シリンダーに油圧オイルを供給するように設計することも可能である。
本発明は、上記の例示した実施例に限定されるとみなすべきでなく、むしろ添付の特許請求の範囲内において多くの変形および変更が考えられる。
本発明を好都合に適用可能な基本的な油圧システムを示す。 例えば図1に記載の油圧システムに適用される、本発明による基本的な方法を示す。 本発明による拡大した方法を示す。 本発明を好都合に適用可能な、主回路および補助回路を有する典型的な油圧システムを示す。 本システムを備えるホイール式ローダの側面図を示す。
符号の説明
100 油圧回路
110 好都合に制御可能な可変容量型油圧ポンプシステム
112 ポンプ
114 ポンプ用モータ
120 キャビティ防止開口付きバルブ
122 負荷と結合するための開位置
124 キャビティ防止開口を備える、負荷と切り離すための閉位置
126 バルブ制御
130 負荷、例えばファン
150 作動液
160 作動液用タンク/容器
162 容器からポンプへの作動液送出
164 ポンプからバルブへの作動液送出
166 バルブから負荷への作動液送出
168 ポンプから容器への作動液送出
190 作動液の温度測定
210 開始から、または作動液の温度が低すぎない場合の第2ステップから、第1ステップは作動液の温度測定を含む
220 第1ステップから、作動液の温度が低すぎるかどうかを判断する第2ステップ
230 作動液の温度が低すぎる場合には第2ステップから、またはバルブが負荷と結合した位置にある場合には第4ステップから、バルブの位置を判断する第3ステップ
240 第3ステップから、負荷が結合しているか切り離されているかを判断する第4ステップ
250 負荷が切り離されている場合には第4ステップから、バルブ中の既存のキャビティ防止開口により圧力降下を発生させ、それにより作動液を加熱するパワードレン生じさせるために油圧回路の圧力を上昇させる第5ステップ
310 開始から、または作動液の温度が低すぎない場合の第2ステップから、第1ステップは作動液の温度測定を含む
320 第1ステップから、作動液の温度が低すぎるかどうかを判断する第2ステップ
330 作動液の温度が低すぎる場合には第2ステップから、または負荷の所望のパワードレンがキャビティ防止開口を経由して集めることが不可能な場合には第2の特別ステップから、バルブの位置を判断する第3ステップ
340 第3ステップから、負荷が結合しているか切り離されているかを判断する第4ステップ
341 負荷が結合している位置にバルブがある場合には第4ステップから、負荷の所望のパワードレンを判断する第1の特別ステップ
342 第1の特別ステップから、圧力を上昇させてキャビティ防止開口を経由する流れを得ることにより、増加した圧力が負荷の所望のパワードレンまたは許容範囲にあるがより低い負荷用のパワードレンを生成できるかどうかを判断する第2の特別ステップ
343 負荷の所望のパワードレンまたは許容範囲にあるがより低い負荷用のパワードレンが、圧力を上昇させてそれによりキャビティ防止開口を経由する流れを得ることにより達成できる場合には第2の特別ステップから、負荷が切り離されキャビティ防止開口が結合するように負荷用のバルブを制御する第3の特別ステップ
344 第3の特別ステップから、作動液を加熱するパワードレンを得るために、負荷の所望のパワードレンまたは許容範囲にあるパワードレンが達成されるよう、同時に圧力降下を発生させて油圧回路中の圧力を増加させる第4の特別ステップ
350 負荷が切り離されている場合には第4ステップから、バルブ中の既存のキャビティ防止開口により圧力降下を発生させ、それにより作動液を加熱するパワードレン生じさせるために油圧回路の圧力を上昇させる第5ステップ
410 補助回路用の好都合に制御可能な可変容量型油圧ポンプシステム
419 主回路用の好都合に制御可能な可変容量型油圧ポンプシステム
420 キャビティ防止開口付きの補助回路中のバルブ
430 補助回路中の負荷、例えばファン
450 作動液
460 作動液用の共通タンク/容器
470 優先度の高い負荷用の主回路と補助回路を結合させるための圧力制御バルブ、補助回路から供給される形では動作油圧は働かない
482 優先度の高い負荷への供給管路、例えばブレーキ負荷
484 動作油圧への供給管路
486 動作油圧から容器への供給戻り管路
490 作動液の温度測定

Claims (25)

  1. ポンプと、第1の負荷と、第1の負荷をポンプに結合しさらに第1の負荷をポンプから切り離すためのバルブとを備える油圧回路中に作動液が、少なくとも部分的に含まれる、作動液の粘度を制御する方法であって、
    前記バルブは切り離された位置において負荷に対する既存のキャビティ防止開口を備え、作動液の粘度は、次のステップにより作動液の温度を必要なときに増加させて制御される、すなわち、
    作動液の温度を判断するステップ、
    バルブ状態を判断するステップ、
    第1の負荷が切り離されて作動液の温度が所定温度より低いようなバルブ状態である場合には、油圧回路の圧力を増加させ、それによりバルブ中のキャビティ防止開口において温度を上昇させる圧力降下を発生させるステップ
    から成ることを特徴とする方法。
  2. 油圧回路において所定の圧力を得るまで、圧力を増加させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 温度差が大きいほど圧力が高くなるような方法で、所定の温度と作動液の温度との差の関数である圧力を得るまで、圧力を増加させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. キャビティ防止開口中の圧力降下により作動液を加熱させる形で所定のパワードレンを得るまで、圧力を増加させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 増加させた圧力を所定時間だけ維持することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の方法。
  6. 所定の温度と作動液の温度との差が所定値以下であるまで、増加させた圧力を所定時間維持することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の方法。
  7. 粘度制御は第1の負荷よりも優先度が低く、これは第1の負荷においてパワードレンを得る必要があるときには本方法による粘度制御を中断させることを意味することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の方法。
  8. バルブ状態を判断するステップは、バルブ状態の判断後のさらなる補助ステップであって、
    バルブ状態が第1の負荷が結合していて作動液の温度が所定温度よりも低いような場合、第1の負荷は切り離され新しい所定のバルブ状態が実行される、これは粘度制御が第1の負荷よりも優先度が高いことを意味する、そのような補助ステップを含むことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の方法。
  9. バルブ状態の判断後に、
    バルブ状態が第1の負荷が結合していて作動液の温度が所定温度よりも低いような場合、第1の負荷のパワードレンまたは許容範囲にあるがより低いパワードレンを、油圧回路中の高い圧力と結合するキャビティ防止開口から得られる流れから取ることができるかどうかを判断し、
    第1の負荷のパワードレンまたは許容範囲にあるがより低いパワードレンを取ることができると判断した場合、第1の負荷は切り離され油圧回路中の圧力を第1の負荷に対して必要な値まで増加させて、作動液の加熱を生じる圧力降下とともに、そのパワードレンまたは許容範囲にあるがより低いパワードレンを取ることができるさらなるステップ
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の方法。
  10. 油圧回路は、特別に優先度が高く所要時間が短い第2の負荷を備え、第2の負荷への結合の全てにおいて、第2の負荷は油圧回路中の圧力を所定値まで増加させて第1の負荷を切り離す効果を有し、そしてこの結合の所要時間は、増加した圧力が粘度制御用の油圧回路中に存在する最短時間の長さの10分の1よりも短いオーダーであることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の方法。
  11. 油圧回路は補助回路であり、第1の負荷はファンであることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の方法。
  12. ポンプは、制御可能な荷重検出可変容量型ポンプであることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の方法。
  13. 作動液の粘度を制御する粘度制御システムであって、
    システムは、ポンプと、第1の負荷と、第1の負荷をポンプに結合しさらに第1の負荷をポンプから切り離すためのバルブとから成る油圧回路を備え、作動液が回路中に少なくとも部分的に含まれ、前記バルブは切り離された位置において負荷に対する既存のキャビティ防止開口を備え、前記システムはバルブとポンプを制御する制御ユニットをさらに備え、
    システムは、作動液の温度とバルブ状態を判断するように設計された制御ユニットにより作動液の温度を必要なときに増加させて作動液の粘度を制御するように設計され、これに基づき、第1の負荷が切り離されて作動液の温度が所定温度より低いようなバルブ状態である場合には、制御ユニットは、ポンプを制御して油圧回路の圧力を増加させ、それによりバルブ中のキャビティ防止開口において温度を上昇させる圧力降下を発生させるように設計されることを特徴とするシステム。
  14. 制御ユニットは、油圧回路において所定の圧力を得るまで圧力を増加させるようにポンプを制御するよう設計されたことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  15. 制御ユニットは、温度差が大きいほど圧力が高くなるような方法で、所定の温度と作動液の温度との差の関数である圧力を得るまで圧力を増加させるようにポンプを制御するよう設計されたことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  16. 制御ユニットは、キャビティ防止開口中の圧力降下により作動液が加熱される形で所定のパワードレンを得るまで圧力を増加させるようにポンプを制御するよう設計されたことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  17. 制御ユニットは、増加させた圧力を所定時間だけ維持するようにポンプを制御するよう設計されたことを特徴とする請求項13〜請求項16のいずれかに記載のシステム。
  18. 制御ユニットは、所定の温度と作動液の温度との差が所定値以下であるまで増加させた圧力を所定時間維持するようにポンプを制御するよう設計されたことを特徴とする請求項13〜請求項16のいずれかに記載のシステム。
  19. 粘度制御は第1の負荷よりも優先度が低く、これは第1の負荷においてパワードレンを得る必要があるときには粘度制御を中断するように制御ユニットが設計されたことを意味することを特徴とする請求項13〜請求項18のいずれかに記載のシステム。
  20. バルブ状態の判断とともに、バルブ状態が第1の負荷が結合していて作動液の温度が所定温度よりも低いような場合、制御ユニットは第1の負荷を切り離してバルブ状態を再度判断するようにさらに設計され、これは粘度制御が第1の負荷よりも優先度が高いことを意味することを特徴とする請求項13〜請求項18のいずれかに記載のシステム。
  21. バルブ状態が、第1の負荷が結合していて作動液の温度が所定温度よりも低いような場合、制御ユニットは、第1の負荷のパワードレンまたは許容範囲にあるがより低いパワードレンを油圧回路中の高い圧力と結合するキャビティ防止開口から得られる流れから取ることができるかどうかを判断するように設計され、第1の負荷のパワードレンまたは許容範囲にあるがより低いパワードレンを取ることができると判断した場合、第1の負荷は切り離され油圧回路中の圧力を第1の負荷に対して必要な値まで増加させて、作動液の加熱を生じる圧力降下とともに、そのパワードレンまたは許容範囲にあるがより低いパワードレンを取ることができるように設計されたことを特徴とする請求項13〜請求項19のいずれかに記載のシステム。
  22. 油圧回路は、特別に優先度が高く所要時間が短い第2の負荷を備え、さらに、第2の負荷との結合において、制御ユニットは、油圧回路中の圧力を所定値まで増加させるようにポンプを制御するよう設計され、また制御ユニットは第1の負荷を切り離すように設計され、この全所要時間は、制御ユニットが粘度制御用の油圧回路中の圧力増加分を維持するように設計された最短時間の長さの10分の1よりも短いオーダーであることを特徴とする請求項13〜請求項21のいずれかに記載のシステム。
  23. 油圧回路は補助回路であり、第1の負荷はファンであることを特徴とする請求項13〜請求項22のいずれかに記載のシステム。
  24. ポンプは、制御可能な荷重検出可変容量型ポンプであることを特徴とする請求項13〜請求項23のいずれかに記載のシステム。
  25. 請求項13〜請求項24のいずれかに記載のシステムを備える作業用車両。
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