JP2006521442A5 - - Google Patents

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比較合成例CSE2
例CSEを繰り返したが、但しベンジルブロマイド対ジマンガンデカカルボニルのモル比は2:1であった。
合成例SE8
例SEを繰り返したが、但し反応性基質対連鎖停止剤対ジマンガンデカカルボニルのモル比は2:3:1であった。
合成例SE9
例SEを繰り返したが、但し2,3−ジクロロプロプ−1−エンを連鎖停止剤として用いた。
合成例SE10
例SEを繰り返したが、但し反応性基質対連鎖停止剤対ジマンガンデカカルボニルのモル比は2:3:1であった。
Figure 2006521442
Figure 2006521442
Figure 2006521442

Claims (38)

  1. エチレン不飽和モノマーを重合する方法において、マンガンカルボニルラジカル開始剤、ハロゲン含有反応性基質及びアリルハロゲン置換連鎖停止剤を有する触媒系を用いて、少なくとも1種のエチレン不飽和モノマーを重合する方法。
  2. 開始剤が、式(I)
    1−Mn(CO)n(Lig)p (I)
    〔ここで、
    1は、C1〜C30の、ヒドロカルビル、又はハロゲン、アルキル、アルコキシ、アシルで置換されたヒドロカルビルであり、あるいは
    1は、式−Mn(CO)n(Lig)p(ここで、Lig、n及びpは下記に定義されるとおりである)の基であり、
    各Ligは、配位子化学種であり、
    n+p=5となるように
    nは、1から5であり、そして
    pは、0から4である〕
    の化合物であるか又はこの化合物を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 開始剤が、式(Ia)
    (Lig)p(CO)nMn−Mn(CO)n(Lig)p (Ia)
    〔ここで、Lig、p及びnは、p+n=5となるように、式(I)について定義されたとおりである〕
    の化合物であるか又はこの化合物を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 開始剤がジマンガンデカカルボニルである、請求項3に記載の方法。
  5. アリルハロゲン置換連鎖停止剤が、式(II)
    Hal−CHR3−CR4=CH2 (II)
    〔ここで、
    Halは、ハロゲンであり、そして
    3及びR4は、各々独立して水素又は基
    (Link)n−R5
    (ここで、
    nは、0又は1であり、
    Linkは、連結基であり、そして
    5は、ハロゲン、グリシジル、エチレン二重結合、カルボニル、カルボキシル、シアノ、ヒドロキシル、アミノ若しくは第4級アミノ又はアンモニウム、リン含有化学種、硫黄含有化学種、水素結合供与体又は受容体、芳香族環、複素環式環、あるいはサッカライド残基である)
    である〕
    の化合物である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. Halが、塩素又は臭素原子である、請求項5に記載の方法。
  7. 反応性基質が連鎖停止剤でもある、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 反応性基質が、ハロゲンで置換されたアルカン、アルコール若しくはカルボン酸エステル、芳香族置換アルキルハライド、環置換ベンジルハライド、又はスルホニルハライドであるか又はこれを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  9. 反応性基質が、多数のハロゲン置換体を有する、請求項8に記載の方法。
  10. 反応性基質が、四塩化炭素、四臭化炭素、クロロトリブロモメタン、トリクロロメタン、トリブロモメタン、ジクロロメタン、ジブロモメタン、1,1−ジクロロエタン、1,1−ジブロモエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,1−トリブロモエタン、2,2−ジクロロエタノール、2,2−ジブロモエタノール、2,2,2−トリクロロエタノール、2,2,2−トリブロモエタノール、トリクロロ酢酸、トリクロロ酢酸のC1〜C6アルキルエステル、C2〜C6アルキル2−ブロモ−2−メチルプロピオネート、ベンジルハライド、2−ハロ−2−フェニルエタン、4−アルキルベンジルハライド、4−フルオロベンジルブロマイド、4−クロロベンジルブロマイド、4−フルオロベンジルクロライド、4−クロロベンジルクロライド、1,2−ジ(ブロモメチル)ベンゼン、ベンゼンスルホニルクロライド及びトルエンスルホニルクロライドであるか又はこれを含む、請求項8に記載の方法。
  11. モノマーが、アクリルモノマー、ビニルアセテート、ビニルハライド、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルカプロラクトン、ビニルカプロラクタム又はN−ビニルピロリドンの一つ又はそれ以上であるか又はこれを含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. モノマーが、少なくとも40モル%の1種又は複数種のアクリルモノマーを含む、請求項11に記載の方法。
  13. アクリルモノマーが、式(IV)
    10−CR11=CR12−COR13 (IV)
    〔ここで、
    10は、メチル又は水素であり、
    11は、メチル又は水素であり、
    12は、メチル又は水素であり、
    但しR11及びR12の少なくとも一方は水素であることを条件とし、そして
    13は、−OR14又は−NR1516(ここで、R14、R15及びR16は各々水素、ヒドロカルビル又はポリアルキレンオキシ鎖である)である〕
    のモノマーであるか又はこれを含む、請求項11又は12に記載の方法。
  14. モノマーが、1種又はそれ以上のアクリレート若しくはメタクリレートエステル、アクリル酸若しくはメタクリル酸、アクリル酸アミド若しくはメタクリル酸アミド、又はスルホン化アクリルモノマーであるか又は含む、請求項13に記載の方法。
  15. 反応条件が、マンガンカルボニルラジカル開始剤を含有する反応混合物を加熱して開始剤の熱分解を開始させることを含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 反応を50から150℃の温度にて行う、請求項15に記載の方法。
  17. 反応条件が、マンガンカルボニルラジカル開始剤を含有する反応混合物を化学線に暴露して開始剤の光分解を開始させることを含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 化学線が、可視光線又は紫外線である、請求項17に記載の方法。
  19. 反応を−50から100℃の温度にて行う、請求項17又は18に記載の方法。
  20. 反応混合物が、追加的にルイス酸を含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
  21. そのルイス酸が金属含有ルイス酸である、請求項1〜16のいづれか一項に記載の方法。
  22. ルイス酸が、マグネシウム塩、亜鉛塩、ランタン塩、またはイッテルビウム塩である、請求項21に記載の方法。
  23. ルイス酸が、ハロゲン化マグネシウム、ハロゲン化亜鉛、またはハロゲン化イッテルビウムである、請求項22に記載の方法。
  24. ルイス酸が、臭化マグネシウム、塩化マグネシウム、臭化亜鉛、塩化亜鉛、亜鉛トリフルオロメタンスルホネート、酢酸ランタン、塩化イッテルビウムまたはイッテルビウムトリフレートである、請求項22に記載の方法。
  25. エチレン不飽和モノマーを重合するための触媒系であって、マンガンカルボニルラジカル開始剤、ハロゲン含有反応性基質及びアリルハロゲン置換連鎖停止剤の組合わせである触媒系。
  26. 開始剤が、請求項2〜4のいずれか一項において定められた化合物であるか又は含む、請求項25に記載の触媒系。
  27. 連鎖停止剤が、請求項5〜7のいずれか一項において定められた化合物であるか又はこの化合物を含む、請求項25又は26に記載の触媒系。
  28. 反応性基質が連鎖停止剤でもある、請求項25〜27のいずれか一項に記載の触媒系。
  29. 反応性基質が、請求項8〜10のいずれか一項において定められた化合物であるか又はこの化合物を含む、請求項25〜28のいずれか一項に記載の触媒系。
  30. 追加的にルイス酸を含む、請求項25〜29のいずれか一項に記載の触媒系。
  31. ルイス酸が金属含有ルイス酸である、請求項25〜30のいずれか一項に記載の触媒系。
  32. ルイス酸が、マグネシウム塩、亜鉛塩、ランタン塩、またはイッテルビウム塩である、請求項31に記載の触媒系。
  33. ルイス酸が、ハロゲン化マグネシウム、ハロゲン化亜鉛、またはハロゲン化イッテルビウムである、請求項32に記載の方法。
  34. ルイス酸が、臭化マグネシウム、塩化マグネシウム、臭化亜鉛、塩化亜鉛、亜鉛トリフルオロメタンスルホネート、酢酸ランタン、塩化イッテルビウムまたはイッテルビウムトリフレートである、請求項32に記載の方法。
  35. (コ)ポリマー鎖の一端に反応性基質の残基及び他端に連鎖停止剤の残基を有するところの1種又はそれ以上のエチレン不飽和モノマーのポリマー又はコポリマー。
  36. (コ)ポリマー鎖が、請求項11〜14のいずれか一項において定められた1種又はそれ以上のモノマーの残基を含む、請求項35に記載のポリマー又はコポリマー。
  37. 連鎖停止剤の残基が、請求項5〜7のいずれか一項において定められた連鎖停止剤の残基であるか又はこれを含む、請求項35又は36に記載のポリマー又はコポリマー。
  38. 反応性基質の残基が、請求項8〜10のいずれか一項において定められた反応性基質の残基であるか又はこれを含む、請求項35〜37のいずれか一項に記載のポリマー又はコポリマー。
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