JP2006520977A - 機械的衝撃に対する改良された抵抗を有するディスク駆動 - Google Patents

機械的衝撃に対する改良された抵抗を有するディスク駆動 Download PDF

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Abstract

ディスク駆動装置(1)は、a)走査手段の素子(34)の位置付けを制御するアクチュエータ手段(50)と、b)読込み信号(S)を受け少なくとも1つのエラー(RES;e(k);c)を生成するエラー信号計算手段(111、112)と、c)上記エラーを受け、得られた信号(s1、s2、s3)を出力する状態推定器(120)と、d)衝撃表示信号(SIS)を生成する状態検出手段(130)と、e)すべりモード制御(SMC)を行い、少なくとも1つの可変制御パラメータを有し、得られた信号の2番目の信号(s2)に基づき、アクチュエータ制御信号(RAD;u(k))を生成するアクチュエータ制御信号生成手段(190)と、f)通常動作中に、可変制御パラメータの第1の値を設定し、衝撃表示信号が衝撃の発生を表示したときに可変制御パラメータの第2の値を設定するアクチュエータ制御信号生成手段と、を有する。

Description

本発明は、一般的に、光記憶ディスクに/光記憶ディスクから、情報を書き込む/読み込むための光ディスク駆動装置に関する。
よく知られているように、光記憶ディスクは少なくとも1つのトラックを、データパターンの形で情報が記憶され得る記憶スペースの連続的な螺旋の形又は複数の同心円の形で有する。光ディスクは、ユーザによって読込みのみ可能な情報が製造過程で記録される読込み専用タイプであってもよい。光記憶ディスクは、ユーザによって情報が記憶され得る書込み可能タイプであってもよい。一方、光記憶ディスクの記憶スペースに情報を書き込む又はディスクから情報を読み込むために、光ディスク駆動は、光ディスクを受容し回転させる回転手段と、光ビーム、典型的にはレーザビームを生成し、そのレーザビームで記憶トラックを走査する光学的手段を有する。光ディスクの一般的な技術は、即ち、情報が光ディスクに記憶され得る仕方及び光ディスクから光データを読み得る仕方は、よく知られているので、ここでは、この技術につき詳細を説明する必要はない。
光ディスクを回転させるために、光ディスク駆動は典型的にはモータを有し、モータは光ディスクの中心部とかみあうハブを駆動する。たいていは、モータはスピンドルモータとして実行され、モータで駆動されるハブはモータのスピンドル軸上に直接配置されてもよい。
回転しているディスクを光学的に走査するために、光ディスクは、光ビーム生成装置(典型的にはレーザダイオード)、ディスク上の焦点のスポットに光ビームの焦点を合わせる対物レンズ、及びディスクから反射された反射光を受け電気検出器出力信号を生成する光検出器を有する。光検出器は、複数の検出器セグメントを有し、それぞれのセグメントは、個々のセグメント出力信号をもたらす。
動作中は、光ビームはディスク上に焦点を合わされ続けるべきである。このため、対物レンズは、軸上に移動可能に配置され、光ディスク駆動装置は、対物レンズの軸位置を制御する焦点アクチュエータを有する。更には、焦点スポットは、トラックと一直線にされ続けるか、又は新しいトラックに関し位置づけられるべきである。このため少なくとも対物レンズは放射状に移動可能に設けられ、光ディスク駆動は、対物レンズの放射位置を制御する放射アクチュエータ手段を有する。
多くのディスク駆動において、対物レンズは傾くことが可能に設けられ、そのような光ディスク駆動は対物レンズの傾斜角を制御する傾斜アクチュエータ手段を有する。
これらのアクチュエータを制御するために、光ディスク駆動は、光検出器からの出力信号を受信するコントローラを有する。以下では読込み信号というこの信号から、コントローラは1又は複数のエラー信号、例えば、焦点エラー信号、放射エラー信号等、を引き出し、これらのエラー信号に基づき、コントローラはアクチュエータを制御するアクチュエータ制御信号を生成し、位置エラーの減少又は除去をしている。
アクチュエータ制御信号を生成する工程で、コントローラはある制御特徴を示す。このような制御特徴は、コントローラの特徴であり、位置エラーを検出することの反応としてコントローラが作用する仕方として説明できる。
位置エラーは、実際面では、異なるタイプの外乱によって引き起こされ得る。外乱の2つの最も重要な分類は、以下の如くである。
1) ディスク欠陥
2) 外的衝撃及び(断続的な)振動
第1のカテゴリは、黒ドットの如き内部ディスク欠陥、指紋の如き汚れ、スクラッチのような損傷等を有する。第2のカテゴリは、ディスク駆動へ衝突する物体によって引き起こされる衝撃を有するが、衝撃及び振動は主として携帯用ディスク駆動及び自動車アプリケーションにおいて予想される。発端における相違から離れて、ディスク欠陥と衝撃及び振動との重要な区別は、信号外乱の周波数域である。ディスク欠陥によって引き起こされる信号外乱は典型的には高周波数であり、衝撃及び振動は典型的には低周波数である。
米国特許第4,722,079号 米国特許第5,867,461号
これについての問題は、衝撃を適切に扱うには、通常の動作条件とは異なる制御特性が要求されることである。
従来は、ディスク駆動のコントローラは、固定された制御特性を有し、当該特性は、正確に第1のカテゴリの外乱を扱うために明確に適合されるか(第2のカテゴリの外乱の場合にエラー制御は最適ではない)又は正確に第2のカテゴリの外乱を扱うために明確に適合されるか(第1のカテゴリの外乱の場合にエラー制御は最適ではない)である。あるいは、制御特性は、これらの折衷である(第2のカテゴリの外乱の場合と同様に、第1のカテゴリの外乱の場合にエラー制御は最適ではない)。コントローラが線形制御技術を適用する限り、低周波数外乱拒絶とノイズに対する高周波数感受性との間に常に折衷がある。例えば、現在の商業化製品において十分な衝撃イミュニティを得るための一般的なやり方は、低周波側で高サーボゲインと共に低ダンピングサスペンションを用いることである。しかしながら、サスペンションの設計は、駆動動作の衝撃感受性のみならず、動作中、取扱い中、及び輸送中における全状況の下でのサスペンションパフォーマンス及びダイナミックレンジ、材料費、機械設計耐久性等に依拠する。衝撃イミュニティレベルを増加するサスペンションダンピングレートの低下は、システム上非常に制限されたものである。更には、サーボゲインの増加による外的衝撃への強固性もまた、システムの安定要求によって限定されている。計測ノイズ拒絶の基準に合致するに、また、プレイ中にあるディスク欠陥へのより少ない感受性を得るに、より低いゲインも望まれる。
従来の技術では、スイッチング制御技術が既に提案されている。例えば、米国特許第4,722,079号を参照されたい。衝撃の発生において、より高い遅延フィルタを有するより高いサーボループゲインが用いられる。位置エラーがある閾値よりも小さい場合、サーボループゲインと遅延フィルタの双方が、通常のプレイ値に切り替え戻される。
抑圧衝撃効果に対するスイッチング制御技術の効果的なアプリケーションは、正確な衝撃検出を要求する。
可変的ゲインを有するコントローラを動作することができるためには、衝撃を正確に検出することが必要である。衝撃センサーを利用することは正確な衝撃検出の直接的方法であるが、これは製造費用の上昇を招く。更には、安定性というシステム要求は、衝撃パフォーマンスの向上を制限する。上記の米国特許第4,722,079号は、光読込み信号が外乱階級を決定するために処理されるシステムを記載しているが、このシステムは3次元光システムを要求する。
米国特許第5,867,461号もまた、光読込み信号が外乱階級を決定するために処理されるシステムを記載している。この知られているシステムでは、エンベロープが高周波信号コンテンツで決定される。この方法の1つの不利な点は、ディスクに書き込まれたデータに依拠することであり、空のディスクの場合には適用されないことである。別の不利な点は、この方法は複雑な電気回路構成を、特に、上位ピーク及び下位ピークを検出し、上位エンベロープ及び下位エンベロープを検出するためにフィルタリングをし、これらのエンベロープを分析し、メモリに信号を記憶する構成を要求することである。
典型的には、アクチュエータコントローラはPIDコントローラを有する。PIDコントローラのゲインの増加は、制限された結果のみ有する。
本発明の一般的な目的は、強固性を増加すること、即ち、装置のコストの増加なしに又は限定的な増加のみで、ディスク駆動装置の耐衝撃性を改善することである。
具体的には、本発明の目的は、かなりの費用の増加なしに比較的簡単に実行できる改良された衝撃制御性を有するディスク駆動装置を提供することにある。
本発明の更なる目的は、衝撃に対する改良された応答特性を有するディスク駆動装置を提供することにある。
本発明の重要な観点によれば、アクチュエータコントローラは、すべりモードコントローラを有することである。有利にも本発明はソフトウエアで実行される。
本発明の明白な観点によれば、状態推定器の出力信号に基づいて衝撃が検出される。重要な効果は、状態推定器は衝撃を容易に検出でき、応答時間が減少されることである。
本発明のこれらの及び他の面、特徴及び効果は、図面を参照し、以下の記載によって説明され、同じ又は類似の部分には同じ符号を付す。
以下の説明では、光ディスク、特にDVDの放射制御について特に説明するが、これは本発明の範囲を制限することなく、本発明は、焦点制御及び傾斜制御に適用できる。
図1Aは、光ディスク駆動装置1を概略的に示した図である。光ディスク駆動装置1は、典型的にはDVD又はCDの如き光ディスク2へ又は光ディスク2から、情報を記憶する又は読み込むのに適している。ディスク2を回転するために、ディスク駆動1は、回転軸5を定める(簡略化のために図示を省略する)フレームに固定されたモータ4を有する。
ディスク駆動装置1は更に、光ビームによってディスク2の(図示しない)トラックを走査するための光システム30を有する。より具体的には、図1Aに示される典型的な配置では、光システム30は、光ビーム32を生成するように配置される光ビーム生成手段31、典型的にはレーザダイオードの如きレーザを有する。以下では、光通路39に続く光ビーム32の異なるセクションが符号32に文字a、b、cが追加されて示される。
光ビーム32は、ビームスプリッター33、コリメータレンズ37及び対物レンズ34を通過し、ディスク2に(ビーム32bが)到達する。対物レンズ34はディスクの(簡略化のために図示を省略する)記録層上の焦点スポットF中に光ビーム32bの焦点を合わせるべく設計されている。光ビーム32bはディスク2から反射し(反射光ビーム32c)及び対物レンズ34、コリメータレンズ37、及びビームスプリッター33を通過し、光検出器35に(ビーム32d)が到達する。図示された例では、例えばプリズムの如き光学素子38がビームスプリッター33及び光検出器35の間に置かれている。
ディスク駆動装置1は更に、ディスク2に対して放射状に対物レンズ34を移す放射アクチュエータ51を有するアクチュエータシステム50を有する。本発明はこのような放射アクチュエータの設計及び機能に関係するものではなく、放射アクチュエータそれ自体は知られているため、放射アクチュエータの設計及び機能の詳細について説明することは省略する。
ディスク2の所望の位置に正確に正しい焦点を得て維持するために、対物レンズ34は軸上に変位可能に設けられ、アクチュエータ50もまた、ディスク2に対して放射状に対物レンズ34を移す焦点アクチュエータ52を有する。本発明はこのような焦点アクチュエータの設計及び機能に関係するものではなく、焦点アクチュエータそれ自体は知られているため、焦点アクチュエータの設計及び機能の詳細について説明することは省略する。主として放射方向に沿ってシーク動作を行う放射位置システムは、2−ステージ、又は、放射方向に沿ったレーザスポットの大きな変位(粗位置付け)のスレッジを有するスレッジ−アクチュエータサーボシステムとして通常設計される。あるいは、スイングアームを用いてもよい。光ピックアップユニットは、位置手段の上に移動可能に設けられ、微細な位置付けのための焦点及び放射アクチュエータ(スレッジ上でのライディング)によって制御され得る。この点については、「Sorin G. Stan著、“CD−ROM駆動−簡単なシステム説明”、Kluwer Academic Publishers発行、1998年」を参照されたい。放射及び焦点ループ間の動的相互作用は比較的低い。放射及び焦点ループは、通常は、実際のアプリケーションでは別々に設計され調査されている、微細位置付けのために、焦点及び放射アクチュエータは、2つの別々のPIDコントローラにより通常制御されており、これゆえ2つの別々のSISO(Single Input and Single Output)システムを形成する。
対物レンズ34の正しい傾斜位置を得て維持するために、対物レンズ34が、軸ピンの廻りに旋回可能に設けられている。この場合、図示されているように、アクチュエータシステム50はまた、ディスク2に対して対物レンズ34を軸ピンの廻りに旋回可能な傾斜アクチュエータ53を有する。このような傾斜アクチュエータの設計及び動作は本発明の対象ではなく、傾斜アクチュエータそれ自体は知られているため、傾斜アクチュエータの設計及び動作の詳細について説明することは省略する。
対物レンズを軸ピンの廻りに旋回する手段と同様に、装置フレームに関し対物レンズを支持する手段及び対物レンズを軸上及び放射状に変位する手段それ自体は一般的に知られている。このような支持手段及び変位手段の設計及び動作は本発明の対象ではないため、支持手段及び変位手段の設計及び動作の詳細について説明することは省略する。
放射アクチュエータ51、焦点アクチュエータ52及び傾斜アクチュエータ53は、1つの統合されたアクチュエータとして実行されてもよい。
ディスク駆動装置1は更に、モータ4の制御入力に接続された第1の出力92と、放射アクチュエータ51の制御入力に結合された第2の出力93と、焦点アクチュエータ52の制御入力に結合された第3の出力94と、傾斜アクチュエータ53の制御入力に結合された第4の出力95と、を有する制御回路90を有する。制御回路90は、モータ4を制御する制御信号SCMを第1の出力92で生成し、放射アクチュエータ51を制御する制御信号SCRを第2の出力93で生成し、焦点アクチュエータ52を制御する制御信号SCFを第3の出力94で生成し、傾斜アクチュエータ53を制御する制御信号SCTを第4の出力95で生成するように設計されている。
制御回路90は更に、光検出器35からの読込み信号Sを受信する読込み信号入力91を有する。
図1Bは、光検出器35が複数の検出器セグメントを有することができることを示した図である。図1Bに示された例では、光検出器35は6つの検出器セグメント35a、35b、35c、35d、35e及び35fを有し、6つの検出器セグメントの夫々に入射する光の量を示す検出器信号A、B、C、D、S1及びS2を提供することができる。中央化以降検出器セグメントとして記されている4つの検出器セグメント35a、35b、35c及び35dが4−四分空間形状で配置されている。第1及び第4セグメント35a及び35dを第2及び第3セグメント35b及び35cから分離する中央線36はトラック方向に対応する方向を有する。2つの検出器セグメント35e及び35fは、サテライト検出器セグメントとして示されており、副セグメントへ副分割することができ、中央線36と反対側で中央検出器四分空間の近くで対照的に設けられている。このような6セグメント検出器はそれ自体知られているため、その設計及び機能の詳細について説明することは省略する。
光検出器35の異なる設計も可能である。例えば、知られているように、サテライトセグメントを省略してもよい。
図1Bはまた、制御回路90の読込み信号入力91が実際には全部の各検出器信号を受信する複数の入力を有してもよい。このように、6−四分空間検出器の図示したケースでは、制御回路90の読込み信号入力91は、検出器信号A、B、C、D、S1及びS2を受信する6つの入力91a、91b、91c、91d、91e及び91fを有する。当業者にとって明らかなように、データ信号及び1又は複数のエラー信号を得るために、個々の検出器信号A、B、C、D、S1及びS2を処理するように設計されている。以下では単にREという放射エラー信号は、トラックと焦点スポットFとの間の放射距離を示す。以下では単にFEという焦点エラー信号は、記憶層と焦点スポットFとの間の同軸距離を示す。光検出器の設計に依拠して、エラー信号の計算のための異なるフォーミュラを用いてもよい。一般的にいえば、このようなエラー信号は、検出器35上の中央光スポットと一定の不均整のための尺度であり、ディスクに対する光走査スポットの変位に感受性がある。
以下の説明では、現在時間における信号値を信号(k)、次の時間における信号値を信号(k+1)、以前の時間における信号値を信号(k−1)とする。更には、信号xの実値を付加物をつけずに文字xで示し、この信号xの予報値を
Figure 2006520977
で示し、この信号xの推定値を
Figure 2006520977
で示す。
図2は、制御回路90の詳細を概略的に示したブロック図である。制御回路90は、OPU30からの光読込信号Sを受け、各ダイオード信号D1〜D5を出力する信号プレプロセス信号ブロック111を有する。ダイオード信号の数は、検出器35のセグメントの数に依拠する。
制御回路90は更にA/D信号プロセスブロック112を有し、信号プレプロセス信号ブロック111からの出力信号D1〜D5を受け、e(k)としても示される放射エラー信号RESを出力する。
制御回路90は更に、A/D信号プロセスブロック112から放射エラー信号e(k)を受信する第1の入力121を有するエラー信号プロセスブロック120を有する。エラー信号処理ブロック120は、放射エラー信号e(k)から得られた信号を計算し、第1の得られた信号σ1を出力する第1の出力123、第2の得られた信号σ2を出力する第1の出力124、及び第3の得られた信号σ3を出力する第1の出力125を有するように設計されている。
制御回路90は更に衝撃検出器ブロック130を有する。衝撃検出器ブロック130は、エラー信号プロセスブロック120から第1の得られた信号σ1を受信する入力131及び衝撃表示信号SISを出力する出力132を有する。衝撃検出器ブロック130は、予め決められた条件との関連でエラー信号プロセスブロックから第1の得られた信号σ1を分析するように、及びこのような予め決められた条件と合致する場合に衝撃の発生を表示するように衝撃表示信号SISを生成するように設計されている。
制御回路90は更に、エラー信号処理ブロック120から第3の得られた信号σ3を受信する第1の入力141を有する外乱推定器ブロック140を有する。外乱推定器ブロック140は、推定された外乱信号である
Figure 2006520977
を与える出力143を有する。アクチュエータ制御信号生成器ブロック190は、この推定された外乱信号である
Figure 2006520977
を受信する第3の入力194を有する。
アクチュエータ制御信号生成器ブロック190は、上記した入力信号に基づき、u(k)としても記されるデジタル放射アクチュエータ信号RADを計算し、デジタル放射アクチュエータ信号RADは第1の出力191及び第2の出力192において提供される。
アクチュエータ制御信号生成器ブロック190は、上記した入力信号に基づき、前回のデジタル放射アクチュエータ信号u(k−1)を計算し、デジタル放射アクチュエータ信号u(k−1)は第3の出力191aにおいて提供される。外乱推定器ブロック140は、デジタル放射アクチュエータ信号u(k−1)を受信する第2の入力142を有する。
制御回路90は更に、アクチュエータ制御信号生成器ブロック190からデジタル放射アクチュエータ信号RADを受信し、u(s)としても記されるアナログ放射アクチュエータ信号RAAを出力するD/A信号処理ブロック196を有する。
制御回路90は更に、D/A信号処理ブロック196からアナログ放射アクチュエータ信号u(s)を受信し、フィルタアクチュエータ信号SAFを出力するノイズフィルタブロック197を有してもよい。
制御回路90は更に、ノイズフィルタブロック197からフィルタアクチュエータ信号SAFを受信し、放射アクチュエータのためにアクチュエータ駆動信号SADを出力するアクチュエータドライバーブロック198を有する。
アクチュエータ制御信号生成器ブロック190は、エラー信号処理ブロック120から受信した第2の出力信号σ2に基づき、デジタル放射アクチュエータ信号RADを計算する。この計算では、アクチュエータ制御信号生成器ブロック190は、可変な特徴、典型的には可変ゲインを示し、アクチュエータ制御信号生成器ブロック190は、衝撃検出器ブロック130から受信した衝撃表示信号SISに基づき、可変な特徴(即ち、ゲイン)を設定する。より具体的には、衝撃検出器ブロック130から受信した衝撃表示信号SISが衝撃の発生を示す場合は、アクチュエータ制御信号生成器ブロック190は可変な特徴を衝撃の場合の動作により適した値に設定し(即ち、ゲインが上昇する)、衝撃検出器ブロック130から受信した衝撃表示信号SISが衝撃の終了を示す場合は、アクチュエータ制御信号生成器ブロック190は可変な特徴を通常動作により適した値に設定する(即ち、ゲインが低下する)。衝撃表示信号SISは原則的には、如何なる適した方法によって生成されてもよく、例えば、衝撃検出器ブロック130は機械的衝撃検出器を有してもよい。しかしながら、望ましくは、エラー信号プロセスブロック120は、状態推定器として実行され、衝撃検出器ブロック130は、衝撃表示信号SISを生成するために状態推定器120からの出力信号を処理する。この例が以下で説明される。
本発明の重要な観点によれば、アクチュエータ制御信号生成器ブロック190はすべりモード制御(SMC)を実行する。すべりモード制御それ自体は知られている。この点については、「J.J.E.Slotine及びW.Li著、“適用される非線形制御”、Englewood Cliffs NJ:Prentice−Hall、1991年」を参照されたい。この技術の重要な有利な点は、外乱及び一定でないシステムに対する無感受性である。
状態検出器120は、状態素子の1つの測定に基づき、光ディスク駆動デジタルサーボの全状態を推定する、好ましい実施形態では、状態検出器120は、放射エラー信号RESの計測に基づき放射アクチュエータ位置及び放射スピードを推定することである。
より具体的には、状態検出器120は、現在のエラー信号e(k)を受信し、現在のアクチュエータ位置のための推定された値である
Figure 2006520977
と現在のアクチュエータの速度のための推定された値である
Figure 2006520977
を計算する。推定された状態は、デジタル放射アクチュエータ信号u(k)を生成するためにアクチュエータ制御信号生成器ブロック190(SMCコントローラ)で用いられる。
図3は、状態推定器120の望ましい実施形態を詳細に示す。この望ましい実施形態では、状態推定器120は、基本的には、状態観察器210と状態予報器230という2つの部分に分割され得り、互いに近づいて相互に作用する。状態観察器210は、第1の入力121にける現在のエラー信号e(k)を受信し、現在のアクチュエータ位置のための推定された値である
Figure 2006520977
と現在のアクチュエータの速度のための推定された値である
Figure 2006520977
を計算する。
状態予報器230は、第2の入力122にける現在のアクチュエータ信号u(k)を受信し、状態観察器210から、現在のアクチュエータ位置のための推定された値である
Figure 2006520977
と現在のアクチュエータの速度のための推定された値である
Figure 2006520977
を夫々受信し、以下の式で表される次回k+1におけるアクチュエータ位置のための推定された値である
Figure 2006520977
とアクチュエータの速度のための推定された値である
Figure 2006520977
を計算する。
Figure 2006520977
ここで、A(2×2)及びB(2×1)は、夫々、放射アクチュエータの別々のモデルの一定のマトリクス及び一定のベクトルである。これらは、駆動のアクチュエータの仕様書から計算することができる。なお、B(2)=0である。
予報されたアクチュエータ位置である
Figure 2006520977
と、予報されたアクチュエータ速度であうr
Figure 2006520977
は、以下の式で表される推定アクチュエータ位置である
Figure 2006520977
及び、推定アクチュエータ速度である
Figure 2006520977
を計算するために、状態観察器210に移る。
Figure 2006520977
ここで、Lres及びLは、線形2次形式レギュレータ(LQR)によって定められる推定器ゲインである。
図3に示される実施形態では、観察器210は、予報器230からアクチュエータの予報/推定位置である
Figure 2006520977
を受信する第1ユニットディレイブロック401、及び予報器230からアクチュエータの予報/推定速度である
Figure 2006520977
を受信する第2ユニットディレイブロック402を有する。第1ユニットディレイブロック401の出力信号は、副トラクター411の得られる入力及び第1加算器の入力に移る。第2ユニットディレイブロック402の出力信号は、第2加算器の入力に移る。
入力121において受信されたエラー信号e(k)はインバータ403へ移る。インバータ403の出力信号は、現在位置x(k)を構成し、副トラクター411の非反転入力に移る。
この点において、エラー信号e(k)は、e(k)=X(k)−x(k)として定められる。ここで、X(k)は所望の位置を示し、x(k)は実際の位置を示す。トラッキング中は所望の位置X(k)=0であるので、実際の位置x(k)は、x(k)=−e(k)として計算することができる。
副トラクター411の入力信号は、副トラクター411の得られる入力及びゲインLres掛けられる第1増幅器411及びゲインL掛けられる第2増幅器422に移る。第1増幅器421の出力信号は第1加算器431の第2の入力に移る。第2増幅器422の出力信号は第2加算器432の第2の入力に移る。状態推定器120の第2の出力124において、第1加算器431の出力信号が出力信号(推定現在位置)
Figure 2006520977
として提供され、第2加算器432の出力信号が出力信号(推定現在速度)
Figure 2006520977
として提供される。
第1加算器431の出力信号は第2ユニット遅延ブロック433に移り、第2加算器432の出力信号は第3ユニット遅延ブロック434に移る。状態推定器120の第3の出力125において、第2のユニット遅延ブロック433の出力信号が出力信号(前回の推定位置)
Figure 2006520977
として提供され、第3のユニット遅延ブロック434の出力信号が出力信号(前回の推定速度)
Figure 2006520977
として提供される。
第1加算器431の出力信号(推定現在速度である
Figure 2006520977
)は、ゲインAd(2,1)によって掛けられる第3増幅器443及びゲインAd(1,2)によって掛けられる第4増幅器446に移される。第3増幅器443の出力信号は第3加算器451の入力に移る。第4増幅器444の出力信号は第4加算器452の入力に移る。
第2加算器432の出力信号(推定現在速度である
Figure 2006520977
)は、ゲインAd(2,2)によって掛けられる第5増幅器445及びゲインAd(1,2)によって掛けられる第6増幅器446に移される。第5増幅器445の出力信号は第3加算器451の第2入力に移る。第6増幅器446の出力信号は第4加算器452の第2入力に移る。
入力122で受信された信号u(k)は、ゲインBd(1)によって掛けられる第7増幅器447に移される。第7の出力信号は、第5加算器の入力に移される。第4加算器452の出力信号は第5加算器462の第2入力に移る。
第3加算器451の出力信号は、観察器210の第2ユニット遅延ブロック402へ予報速度である
Figure 2006520977
として提供される。第5加算器462の出力信号は、観察器210の第1ユニット遅延ブロック401へ予報位置である
Figure 2006520977
として、及び第1の出力123における第1出力信号σ1として提供される。
外部衝撃及び振動のような外乱が境を限られ、SMCコントローラ190(典型的には22kHz)の構成部品のサンプリングされた周波数よりも相当に低いと仮定する。時間kにおける外乱の推定値である
Figure 2006520977
は、時間k−1における位置、速度、及びアクチュエータ信号の歴史的値と関連すると考えられ、以下のように計算される。
Figure 2006520977
図4は、外乱推定器の可能な実施形態を示したブロック図である。信号たる
Figure 2006520977
Figure 2006520977
Figure 2006520977
が第1の入力141で受信される(エラー信号プロセスブロック120からの第3の出力信号σ3)。
信号u(k−1)が第2の入力142で受信される(SMCコントローラ190からの出力信号u(k−1))。信号たる
Figure 2006520977
は、加算器/副トラクター147の非反転入力に移る。信号たる
Figure 2006520977
は、ゲインAd(1,1)によって掛けられる第1増幅器144に移される。第1増幅器の出力信号は、加算器/副トラクター147の第1の反転入力に移る。信号たる
Figure 2006520977
は、ゲインAd(1,2)によって掛けられる第2増幅器145に移される。第2増幅器の出力信号は、加算器/副トラクター147の第2の反転入力に移る。信号u(k−1)は、ゲインBd(1)によって掛けられる第3増幅器146に移される。第3増幅器の出力信号は、加算器/副トラクター147の第3の反転入力に移る。加算器/副トラクター147の出力信号は、外乱推定器140の出力143における出力信号たる
Figure 2006520977
として提供される。
すべりモード制御自体は知られている技術である。従って、この技術の入念な説明はここでは不要である。以下を言及すれば十分である。
すべりモード制御は、強固な非線形制御技術であり、N番目の問題を均等な第1番目の問題に取って代えるものである。放射トラッキングのために、設計は、設計目的は、完全なトラッキングのために
Figure 2006520977
を維持することである(ここで、
Figure 2006520977
は放射アクチュエータの状態ベクトルである。微細アクチュエータ制御ループのトラッキングの間におけるアクチュエータ/レーザスポットの所望の状態は
Figure 2006520977
である。放射エラー信号は
Figure 2006520977
として定められる。)これは、全部のk>0の表面
Figure 2006520977
上に残っているものと均等である。この表面は、すべり表面と呼ばれる。トラッキング2−次元ベクトルx(k)の問題は、Sにおける第1番目の安定問題に取って代わられている。ゴールは、システムにすべり表面S(k)への集中を強いて、表面に留まるといった制御法を作ることである。実際上の実行のためには、
Figure 2006520977
と定められる不整合の最初の状態のために存在するすべり表面への相に、有限時間が到達する。不正確性及び外乱をモデル化し(我々はシステムを完全には知らない)、非継続的な制御法を平坦化することの説明のために、すべり表面の周囲の境界層は、システム状態が最初の状態からすべり表面又はその近隣に移動し、最終的には当該表面又は近隣に集中するように定められる。リアプノフの安定性理論により、光ディスク駆動放射トラッキング制御システムへのすべり表面の存在を保証するための到着条件は、以下の通りである。
Figure 2006520977
ここで、ηは到着ステージにおける応答を定めるプラスの定数であり、アクチュエータ感受性に従って定められるべきものである。Фはプラスの定数であり、境界層の厚さと呼ばれ、トラッキングを維持するための最大許容放射エラーによって定められる(通常は、トラックピッチ値の1/4として設定される)。εは、SMCの制御ゲインである。如何なる最初の条件からすべり表面(これは到着条件及び駆動モデルから減少可能である)にアクチュエータを向ける制御法は、
Figure 2006520977
である。ここで、kk、kk及びkは、アクチュエータ動的特徴及びSMC制御ゲインによって定められる係数である。
すべり表面(
Figure 2006520977
)は、状態スペースにおける時間−不変表面である。定数「gres」及び「g」は、S(k)=0は安定したすべり表面を定め、アクチュエータの所望のトラッキング位置は外乱又は動的不確実性と不変である。これは制御力の適切な選択により、可変構造システムの理論によれば、外乱又は動的不確実性への全体的な不変性は、このすべり表面で得られる。
境界層は、すべり表面の周りの周囲領域、即ち、アクチュエータの所望のトラッキング位置の周りの近傍領域を指す。アクチュエータを如何なる初期状態又は阻害された状態からすべり表面に戻るための(sat()の機能による)非継続的制御力がよりスムーズであると定められる。
SMCコントローラ設計のキーポイントは、境界層内で動作するときに、伝統的なPIDコントローラのように、SMCコントローラの同じクロスオーバー周波数を維持することにより、相マージン、ゲインマージン、及びセンサーノイズ拒絶のような線形領域内で一定のパフォーマンス特性を維持することである。動作が境界層の外部で行われるときは、より高いSMCゲインが用いられる。
図5は、デジタルサーボブロックにおいて実施されたモデルのSMCコントローラの実施形態を示したブロック図である。信号たる
Figure 2006520977
及び
Figure 2006520977
が第1の入力192で受信される(エラー信号処理ブロック120からの第2の出力信号σ2)。信号たる
Figure 2006520977
が第3の入力194で受信される(外乱推定器からの出力信号たる
Figure 2006520977
)。信号たる
Figure 2006520977
は、ゲインkk1によって掛けられる第1増幅器301へ移され、第1増幅器301の出力信号が加算器340の第1の入力に移される。信号たる
Figure 2006520977
は、ゲインkk1によって掛けられる第2増幅器302へ移され、第2増幅器302の出力信号が加算器340の第2の入力に移される。信号たる
Figure 2006520977
は、加算器340の第3の入力に移される。
信号たる
Figure 2006520977
はまた、ゲインgresによって掛けられる第3増幅器303及び機能z/(z−1)を実行する分離転送機能ブロック304の入力へ移される。分離転送機能ブロック304の出力信号は、ゲインgによって掛けられる第4増幅器305に移される。第3増幅器303及び第4増幅器305の出力信号は第2加算器306の夫々の入力に移される。第2の加算器306の出力信号は、機能sat(ξ/Ф)を計算する飽和計算器307の入力に移る。ここで、ξは、飽和計算器307への入力信号を表し、Фは境界層厚さを表す。飽和計算器307の出力信号は、ドット製品計算器330の第1の入力に移る。
第2の入力193で受信された衝撃表示信号SISは、制御可能スイッチ320の制御入力へ移される。第1の信号入力において、スイッチ320は、通常動作で用いられる第1ゲイン値ε1を受信する。第2の信号入力において、スイッチ320は、ε1よりも高値の第2ゲイン値ε2を受信する。制御可能なスイッチ320の出力信号は、ドット製品計算器330の第2の入力に移る。ドット製品計算器の出力信号は、加算器340の第4の入力に移る。
加算器340の出力信号は、ゲインKによって掛けられる第5増幅器341に移される。第5増幅器341の出力信号は、SMCコントローラ190の出力191において出力信号u(k)として提供される。第5増幅器341の出力信号は遅延ブロック342に移り、遅延ブロック342の出力信号はSMCコントローラ190の出力191aにおいて出力信号u(k−1)として提供される。
通常動作中、制御可能なスイッチ320は第1の信号入力で受信した信号ε1を出力する。衝撃表示信号SISが衝撃の発生を表示するときは、制御可能なスイッチ320は第2の信号入力で受信した信号ε2を出力する。
図6は、衝撃検出器130の実施形態を概略的に示したブロック図である。
衝撃検出器130は、低パスフィルタ133及び比較器134を有する。状態推定器120から入力131で受信した次回k+1の予報位置信号たる
Figure 2006520977
(エラー信号処理ブロック120からの第1出力信号σ1)は(850Hzの)低パスフィルタ133の入力に移る。低パスフィルタ133の出力信号は閾値と比較する比較器134に移され、本実施形態では、閾値はトラックピッチの1/4に設定されている。比較器134の出力信号は、衝撃検出器130の出力132において衝撃表示信号SISとして提供される。
放射エラー情報がトラックピッチの1/4よりも大きい場合は、衝撃検出器130は、
SMCコントローラ190の制御可能なスイッチ320によって解釈され衝撃の発生を表示するマグニチュードを有する衝撃表示信号SISを出力し、アクチュエータをトラックの中央へ戻すために制御可能なスイッチ320はSMCコントローラ190のために高ゲインε2(第2ゲイン設定)を選択する。放射エラー情報がトラックピッチの1/4よりも小さいことを衝撃検出器130が検出した場合、放射アクチュエータ制御器はSMCコントローラ190のために通常ゲインε1(第1ゲイン設定)にスイッチバックされる。
図6の実行ブロックは、リアプノフの安定性理論に基づきすべり表面の存在を保証する到着条件から控除された制御法であり、数学的には以下のように表される。
Figure 2006520977
ここで、bd及びAdはアクチュエータの動的特徴によって決定される一定マトリクスである。放射アクチュエータの状態空間表現は以下の如くである。
Figure 2006520977
低ゲインから高ゲインへの切換は、実際には、コントローラがより迅速に、すべり表面、即ち、所望のトラッキング位置にアクチュエータを戻すための力をもっと有するようにされる。
システムが常に高ゲインを使用するのであれば、チップ及びアクチュエータ寿命を短くする力の消費が多くなる。高すぎるゲインサーボ制御は、サーボの指紋のようなディスク欠陥への感受性を高めることになる。
放射エラー信号がピークオフトラック値の25%(即ち、トラックピッチの1/4)よりも低く減少されるまで、高ゲインは維持される。レーザスポットがトラックピッチの1/4よりも大きくなる場合には、HF情報信号はもはや信頼できない。そのため、SMCコントローラでは、衝撃検出器閾値がトラックピッチの1/4又はより低い値に(即ち、ピークオフトラック値の25%又はより低い値に)設定され、コントローラが高ゲインに切換えられ、迅速に(1サンプル時間遅延)放射エラーがゼロへとされる。
時間よりも1ステップ先の25%ピークオフトラックよりも大きい放射信号の増加傾向を予測でき、上昇する前にアクチュエータを戻すアクションを即座にとることができる観察器に基づく衝撃検出器によって、ゲイン切換えは起こされる。
[例]
例として、実験シミュレーションをDVDプレーヤで行った。図7は、駆動のための放射アクチュエータのボードプロットを示す。推定器ゲインの最初の値は、LQR方法によって決定され、DVDプレーヤ駆動放射アクチュエータのための最終ゲイン値は、トライアル及びエラーによって、ポール配置において以下のように決定される。
Figure 2006520977
DVDプレーヤ駆動のためのトラッキング中の放射アクチュエータのための線形jコントローラゲインは、以下の通りである。
Figure 2006520977
ここで、SMCコントローラの制御ゲインεは、放射エラーが境界領域にあるときに、元々のPIDコントローラと略同じクロスオーバー周波数、即ち、2.2kHzをシステム全体が与えるように決定される。ここで、1000の境界が用いられることは、ピークオフトラックの20%(トラックピッチ値の1/5)の閾値に対応する。衝撃/衝突を経験している場合のように、システムが境界層の外で動作され、放射エラーが1/5トラックピッチよりも大きいことを意図され、通常のPIDコントローラの制御範囲外である場合、衝撃検出器は迅速に、1サンプルタイム先の状態推定器からのケースを検出する。SMCコントローラはより高い制御ゲインに切換えられ、トラックエラーを境界領域にもたらす。
オーディオ/ビデオアプリケーション中の典型的な衝撃外乱を示すべく、一定の形式を与えられた半正弦の加速プロファイルが選ばれる。
図8は、衝撃の場合の放射エラー信号オフ−トラック値のシミュレーションされた値を示すグラフである。縦軸は、オフトラック値(%)を示し、横軸は時間を示す。元々のPIDコントローラのピークオフトラック値は34.6%で、SMC制御器が用いられたときに17.7%に減少される。
図9は、実験的データと共に7gm/300msより下でSMCコントローラと共に(真ん中のグラフ)又は無しに(下のグラフ)放射エラー信号RESを示すグラフである。計測された放射アクチュエータ感受性は、1.2XDVDのプレイにおいては約0.65μm/Vである。DVDディスクの典型的なトラックピッチは0.74μmである。プロットから分かるように、SMCコントローラと共に又は無しのピークオフ値は、28.1%から8.7%に減少される。
DVDドライバーにおける上記のシミュレーション及び実験的結果から、高振動及び衝撃を保証する異なる制御ゲインを有する推定器に基づくSMCは、予期していない外部外乱への高レベルのイミュニティを示す。放射方向におけるプレイ可能性テスト結果は、衝撃パフォーマンス明細が4gm/300msから7gm/300msへ改良していることを示す。この方法は、機械的又はプロセス費用の増加をもたらさずに、携帯CD/DVDプレーヤ、自動車CD/DVDプレーヤ等のようなコンパクトディスクシステム、特に、反衝撃パフォーマンスにおける高要求を有するシステムを改良するものである。
当業者にとって、本発明は上述の実施形態に制限されず、幾つかの変形及び改変が請求項で定められた発明の保護範囲を越えない範囲で可能なことは、明らかである。
例えば、サーボDSP内での放射トラックのための推定器に基づくSMCコントローラブロックが22kHzというサーボ処理器クロック周波数で動作される。しかしながら、他の周波数でも動作可能である。
更には、閾値は調節可能及び/又は約20%のトラックピッチから約25%のトラックピッチの範囲での値であってもよい。
本発明は、例として放射エラープロセスの詳細において記載及び説明されたが、本発明は、焦点及び傾斜制御にも同じように適用することができる。その場合、衝撃検出器の閾値は、典型的にはトラックピッチと関係しない。閾値は、衝撃誘発変位問題が悪いプレイへ導かれる予め設定されたレベルに設定され、閾レベルは製品の実験テストによって通常は定められる。
上記において、本発明による装置の機能ブロックを図示したブロック線図を参照して本発明は説明された。1又は複数のこれらの機能ブロックはハードウエアにおいて実行されてもよく、そのような機能ブロックの機能は個々のハードウエア構成部品によって実行される。しかし、1又は複数のこれらの機能ブロックはまた、ソフトウエアによって実行され得り、そのような機能ブロックの機能は1又は複数のコンピュータプログラムのプログラムライン又はマイクロプロセッサー、マイクロコントローラ、デジタル信号処理器等のプログラム可能な装置によって実行される。
光ディスク駆動装置の重要な構成部品を概略的に示した図である。 光検出器を示した図である。 制御回路を概略的に示したブロック図である。 状態推定器の望ましい実施形態を概略的に示したブロック図である。 外乱推定器の実施形態を概略的に示したブロック図である。 SMCコントローラの実施形態を概略的に示したブロック図である。 衝撃検出器の実施形態を概略的に示したブロック図である。 実験シミュレーションにおける放射アクチュエータのボードプロットを示したグラフである。 衝撃の場合の放射エラー信号オフ−トラック値のシミュレーションされた値を示すグラフである。 SMCコントローラの効果を示す放射エラー信号を示すグラフである。

Claims (13)

  1. 光ディスクの記録トラックを走査し、読込み信号(S)を生成する走査手段と、
    前記ディスクに関し、前記走査手段の少なくとも1つの読込み/書込み素子の位置付けを制御するアクチュエータ手段と、
    前記読込み信号(S)を受信し、前記読込み信号(S)の少なくとも1つの信号構成品に基づき、少なくとも1つのアクチュエータ制御信号(SCR、SCF、SCT;SAD)を生成する制御回路と、を有し、
    前記制御回路は、
    前記読込み信号(S)に基づき少なくとも1つのエラー信号(RES;e(k))を計算する手段と、
    前記少なくとも1つのエラー信号(RES;e(k))を受信し、得られた信号(σ1、σ2、σ3)を出力するエラー信号処理手段と、
    衝撃表示信号(SIS)を生成する衝撃検出手段と、
    少なくとも1つの可変制御パラメータを有し、前記エラー信号処理手段から前記得られた信号の1つ(σ2)を受信し、アクチュエータ信号(RAD;u(k))を生成するためにこの得られた信号を処理するアクチュエータ制御信号生成手段(190)と、を有し、
    前記アクチュエータ制御信号生成手段は前記衝撃検出手段から前記衝撃表示信号(SIS)を受信するよう連結され、
    前記アクチュエータ制御信号生成手段は、通常動作中に前記可変制御パラメータの第1の値を設定し、前記衝撃表示信号(SIS)が衝撃の発生を示すときに、前記可変制御パラメータの第2の値を設定し、
    前記アクチュエータ制御信号生成手段は、すべりモード制御(SMC)を行うことを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 前記アクチュエータ制御信号生成手段は、
    kk1、kk2及びkがアクチュエータ動的特徴およびSMCコントローラゲインによって定められ、
    Figure 2006520977
    が状態空間における時間不変表面を表し、「gres」及び「g」はS(k)=0が安定すべり表面を定めるように選択される定数であり、
    Figure 2006520977
    が飽和機能を定め、
    εが前記SMCアクチュエータ制御信号生成手段の可変制御パラメータであるゲイン要素であり、
    Figure 2006520977
    及び
    Figure 2006520977
    が現在のアクチュエータ位置及び場所の値を示す信号であるときに、
    Figure 2006520977
    に従って、出力信号(u(k))を計算することを特徴とする請求項1記載のディスク駆動装置。
  3. 前記エラー信号処理手段は、現在のアクチュエータ位置及び速度のための推定値
    Figure 2006520977
    及び
    Figure 2006520977
    を計算し、
    アクチュエータ制御信号生成手段は、前記エラー信号処理手段から、推定された現在のアクチュエータ位置及び速度信号(
    Figure 2006520977
    及び
    Figure 2006520977
    )を受信するために結合し、
    前記アクチュエータ制御信号生成手段は、前記エラー信号処理手段から得られた前記推定値に基づいてその出力信号(u(k))を計算することを特徴とする請求項2記載のディスク駆動装置。
  4. 前記制御回路は更に、
    前記アクチュエータ制御信号生成手段から前記アクチュエータ信号(RAD;u(k))を受信し、前記エラー信号処理手段から第3の得られた信号(σ3)を受信する外乱推定手段を有し、
    前記外乱推定手段は、前記アクチュエータ信号(RAD、u(k))及び前記第3の得られた信号(σ3)に基づいて、推定された外乱信号(
    Figure 2006520977
    )を生成し、
    前記アクチュエータ制御信号生成手段は、前記外乱推定手段から前記推定された外乱信号(
    Figure 2006520977
    )を受信するために結合し、
    前記アクチュエータ制御信号生成手段は、前記推定された外乱信号(
    Figure 2006520977
    )に基づいてその出力信号を計算することを特徴とする請求項1記載のディスク駆動装置。
  5. 前記アクチュエータ制御信号生成手段は、
    kk1、kk2及びkがアクチュエータ動的特徴およびSMCコントローラゲインによって定められ、
    Figure 2006520977
    が状態空間における時間不変表面を表し、「gres」及び「g」はS(k)=0が安定すべり表面を定めるように選択される定数であり、
    Figure 2006520977
    が飽和機能を定め、
    εが前記SMCアクチュエータ制御信号生成手段の可変制御パラメータであるゲイン要素であり、
    Figure 2006520977
    及び
    Figure 2006520977
    が現在のアクチュエータ位置及び場所の値を示す信号であるときに、
    Figure 2006520977
    に従って、その出力信号(u(k))を計算することを特徴とする請求項4記載のディスク駆動装置。
  6. 前記エラー信号処理手段は、現在のアクチュエータ位置及び速度のための推定値
    Figure 2006520977
    及び
    Figure 2006520977
    を計算し、
    アクチュエータ制御信号生成手段は、前記エラー信号処理手段から、推定された現在のアクチュエータ位置及び速度信号(
    Figure 2006520977
    及び
    Figure 2006520977
    )を受信するために結合し、
    前記アクチュエータ制御信号生成手段は、前記エラー信号処理手段から得られた前記推定値に基づいてその出力信号(u(k))を計算することを特徴とする請求項2記載のディスク駆動装置。
  7. 前記エラー信号処理手段は、前記アクチュエータ制御信号生成手段からアクチュエータ信号(RAD;u(k))を受信するために結合された状態推定器を有し、
    前記状態推定器は
    Figure 2006520977
    に従って、予報された位置信号(
    Figure 2006520977
    )を計算し、
    前記状態推定器は
    Figure 2006520977
    に従って、予報された速度信号(
    Figure 2006520977
    )を計算し、
    前記A(2×2)及びB(2×1)は前記アクチュエータの別々のモデルのための一定のマトリクス及びベクトルであり、
    Figure 2006520977
    及び
    Figure 2006520977
    は、それぞれ、前記アクチュエータの前記現在位置及び前記現在速度のための推定値であり、
    前記状態推定器は、
    Figure 2006520977
    に従って、
    Figure 2006520977
    及び
    Figure 2006520977
    を計算し、
    前記Lres及びLは、望ましくは線形2次形式レギュレータ(LQR)法によって定められる推定器ゲインであることを特徴とする請求項6記載のディスク駆動装置。
  8. 前記衝撃検出手段は、前記予報された位置信号(
    Figure 2006520977
    )に基づき、前記衝撃表示信号(SIS)を生成することを特徴とする請求項7記載のディスク駆動装置。
  9. 前記衝撃検出手段は、
    前記予報された位置信号(
    Figure 2006520977
    )を受信する低パスフィルタと、
    前記低パスフィルタから出力信号を受信し、前記衝撃表示信号(SIS)を提供する比較器と、
    を有することを特徴とする請求項8記載のディスク駆動装置。
  10. 前記低パスフィルタは、約850Hzのオーダでカットオフ周波数を有することを特徴とする請求項9記載のディスク駆動装置。
  11. 前記比較器は、前記低パスフィルタからの前記出力信号を、予め定められた閾値と比較し、
    前記閾値は、放射制御の場合には、前記トラックピッチの約25%に対応することを特徴とする請求項9記載のディスク駆動装置。
  12. 前記比較器は、前記低パスフィルタからの前記出力信号を、予め定められた閾値と比較し、
    前記閾値は、放射制御の場合には、前記トラックピッチの約20%に対応することを特徴とする請求項9記載のディスク駆動装置。
  13. 前記アクチュエータ制御信号生成手段によって生成された前記アクチュエータ信号は、デジタルアクチュエータ信号(RAD;u(k))であり、
    前記制御回路は更に、
    前記アクチュエータ制御信号生成手段から前記デジタルアクチュエータ信号(RAD;u(k))を受信し、アナログアクチュエータ信号(RAA;u(s))を生成するD/A信号処理手段と、
    望ましくは、前記D/A信号処理手段からアナログアクチュエータ信号(RAA;u(s))を受信し、フィルターアクチュエータ信号(SAF)を生成するノイズフィルター手段と、
    前記D/A信号処理手段からアナログアクチュエータ信号(RAA;u(s))を受信又は前記フィルターアクチュエータ信号(SAF)を受信し、アクチュエータ駆動信号(SAD;SCR、SCF、SCT)を生成するアクチュエータ駆動手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載のディスク駆動装置。
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