JP4159550B2 - 機械的衝撃に対して改善された耐性を備えるディスクドライブ - Google Patents

機械的衝撃に対して改善された耐性を備えるディスクドライブ Download PDF

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Description

本発明は、広くは光記憶ディスクへ/から情報を書き込む/読み取る光ディスクドライブ装置に関する。
一般的に知られているように、光記憶ディスクは、情報をデータパターンの形態で記憶することができる記憶空間の少なくとも1つのトラック(連続的螺旋の形態又は複数の同心円の形態のいずれか)を有している。光ディスクは、情報が製造の間に記録され、情報をユーザにより読み取ることのみができるような読取専用タイプであり得る。光記憶ディスクは、情報をユーザにより記憶することが可能な書込可能タイプでもあり得る。情報を光記憶ディスクの記憶空間に書き込むため、又は斯かるディスクから情報を読み取るために、光ディスクドライブは、一方においては光ディスクを受け入れると共に回転させる回転手段を有し、他方においては光ビーム(典型的にはレーザビーム)を発生すると共に記憶トラックを該レーザビームで走査する光学手段を有している。光ディスクの一般的な技術、即ち情報を光ディスクに記憶することができる方法及び光データを光ディスクから読み取ることができる方法は広く知られているので、ここでは、このような技術を詳細に説明することは要しないであろう。
光ディスクを回転させるために、光ディスクドライブは典型的にはモータを有し、該モータは光ディスクの中心部に係合するハブを駆動する。通常、斯かるモータはスピンドルモータとして実施化され、モータにより駆動されるハブはモータのスピンドル軸上に直に配設することができる。
回転するディスクを走査するために、光ディスクドライブは光ビーム発生器デバイス(典型的には、レーザダイオード)、斯かる光ビームをディスク上の焦点スポットに収束させる対物レンズ、及びディスクから反射された反射光を入力すると共に電気検出器出力信号を発生する光検出器を有している。該光検出器は複数の検出器セグメントを有し、各セグメントは個々のセグメント出力信号を供給する。
動作の間において、光ビームはディスク上に収束されたままでなければならない。この目的のために、対物レンズは軸方向に変位可能に配設され、光ディスクドライブは斯かる対物レンズの軸方向位置を制御するための焦点アクチュエータ手段を有する。更に、焦点スポットはトラックに整列されたままとならなければならず、また、新たなトラックに対して位置決めされ得なければならない。この目的のため、少なくとも上記対物レンズは半径方向に変位可能に取り付けられ、光ディスクドライブは該対物レンズの半径方向位置を制御するための半径方向アクチュエータ手段を有する。
多くのディスクドライブにおいて、対物レンズは傾動可能に配設され、斯かる光ディスクドライブは対物レンズの傾き角を制御するための傾動アクチュエータ手段を有する。
これらのアクチュエータを制御するために、光ディスクドライブは、前記光検出器からの出力信号を入力するコントローラを有している。この信号(以下、読取信号とも呼ぶ)から、上記コントローラは例えば焦点エラー信号及びラジアル(半径方向)エラー信号等の1以上のエラー信号を導出し、これらのエラー信号に基づいて該コントローラは、位置誤差を低減又は除去するように前記アクチュエータを制御するためのアクチュエータ制御信号を発生する。
アクチュエータ制御信号を発生する過程において、コントローラは特定の制御特性を示す。このような制御特性は該コントローラのフィーチャであり、斯かるフィーチャは当該コントローラが位置誤差の検出に対する反応として振る舞う態様として説明することができる。
位置誤差は、実際には、種々のタイプの妨害により生じ得る。妨害のうちの2つの最も重要な分類は:
1)ディスクの欠陥
2)外部的衝撃及び(周期的)振動
である。
第1の分類は、黒点のような内部的ディスク欠陥、汚損的な指紋、損傷的な傷等を含む。第2の分類は、物体が当該ディスクドライブに衝突することにより生ずる衝撃を含むが、衝撃及び振動は、主に、携帯型ディスクドライブ及び自動車用途において予測されるべきものである。発生源の差は別として、一方におけるディスク欠陥と、他方における衝撃及び振動との間の重要な区別は、信号妨害の周波数範囲であり、ディスク欠陥による信号妨害は典型的には高周波数であるのに対し、衝撃及び振動は典型的には低周波数である。
この点に関する問題は、衝撃を充分に処理するには、通常の動作条件とは異なる制御特性を要する点にある。
従来、ディスクドライブのコントローラは固定の制御特性を有し、該制御特性は、第1分類の妨害を充分に処理するように固有に適合されているか(この場合、第2分類の妨害の場合においてはエラー制御が最適とならない)、又は第2分類の妨害を充分に処理するように固有に適合されているか(この場合、第1分類の妨害の場合においてはエラー制御が最適とならない)、又は制御特性が妥協であるか(この場合、エラー制御は第1分類の妨害の場合においても、第2分類の妨害の場合においても最適とならない)である。コントローラが線形制御技術を適用する限り、低周波数妨害の除去率とノイズに対する高周波数感度との間に常に妥協が存在する。例えば、現在の市販製品において充分な衝撃耐性を得る一般的な方法は、低周波数側に高いサーボ利得を持つ低減衰サスペンションを使用することである。しかしながら、サスペンションの設計は、ドライブの動作衝撃感度に依存するのみならず、作動、扱い及び移送の間の全ての状況、並びに材料コスト及び機械的設計誤差等の下での当該サスペンションの性能及びダイナミックレンジにも依存する。衝撃耐性レベルを増加させるためのサスペンション減衰率の低下は、システムの観点から非常に大幅に制限される。更に、サーボ利得を増加させることによる外部衝撃に対する強度も、システムの安定性要件により制限される。測定ノイズ除去率(measurement noise rejection)の設計規準を満たすため、又は再生の間における特定のディスク欠陥に対する少ない感度を得るためにも、より低い利得が好まれる。
現状技術においては、切り換え制御技術が既に提案されている。例えば、米国特許第4,722,079号を参照されたい。衝撃が発生すると、大きな遅れフィルタによる大きなサーボループ利得が使用される。位置誤差が或る閾より小さい場合、上記サーボループ利得及び遅れフィルタは通常の再生値に戻るように切り換えられる。
衝撃の影響を抑制する切り換え制御技術の効果的適用は、衝撃の正確な検出を必要とする。
可変利得を有するコントローラを動作させることができるためには、衝撃を正確に検出することが必要である。衝撃センサを使用することが正確な衝撃検出のための直接的方法であるが、これは製造コストを増加させるであろう。また、安定性のシステム要件も衝撃の性能の改善を制限するであろう。前記米国特許第4,722,079号は光読取信号が妨害の分類を決定するように処理されるシステムを記載しているが、このシステムは3ビーム光学システムを必要とする。
米国特許第5,867,461号も、妨害の分類を決定するために光読取信号が処理されるようなシステムを記載している。この既知のシステムにおいて、高周波信号内容の包絡線が決定される。この方法の1つの欠点は、該方法がディスクに書き込まれたデータに依存する点にある。即ち、空の(ブランク)ディスクの場合には適用することができない。他の欠点は、とりわけ、上側ピーク及び下側ピークを検出し、上側包絡線及び下側包絡線を検出するためにフィルタ処理をし、これらの包絡線を解析し、メモリに信号を記憶するために複雑な回路を要する点にある。
上述した方法の共通の欠点は、相対的に長い応答時間にある。即ち、衝撃が発生した後、当該システムが衝撃が発生したことを検出すると共に応答することができるまでに幾らかの時間が掛かる。
本発明の大きな目的は、ディスクドライブ装置の衝撃耐性を、当該装置のコストの増加なしで又は限られた増加のみで改善することにある。
詳細には、本発明の目的はディスクドライブ装置のための信頼性のある衝撃検出方法であって、大きなコストを要せずに比較的容易に実施化することができるような方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、衝撃に対する改善された応答特性を備えるディスクドライブ装置を提供することにある。
本発明の重要な態様によれば、衝撃は読取信号の適切な解析により検出される。有利には、本発明はソフトウェアで実施化される。
本発明の特定の態様によれば、衝撃は状態推定器の出力信号に基づいて検出される。重要な利点は、該状態推定器が衝撃を早く検出することができ、従って応答時間を減少させることができるという事実にある。本発明の更に特定的態様によれば、コントローラは推定器に基づく滑りモード制御(SMC)を有する。
本発明の上記及び他の態様、フィーチャ及び利点を図面を参照した下記の記載により説明するが、図面において同一の符号は同一又は同様の部分を示している。
以下においては、本発明は特にはDVD等の光ディスクの半径方向(ラジアル)制御に関して特定的に説明されるが、これは本発明の範囲を制限する意図ではない。というのは、本発明は焦点制御及び傾動制御に対しても同様に適用可能であるからである。
図1Aは、典型的にはDVD又はCDであるような光ディスク2に情報を記憶し、又は斯かるディスクから情報を読み取るのに適した光ディスクドライブ装置1を概念的に示している。ディスク2を回転させるために、ディスクドライブ装置1は、回転軸5を規定するフレーム(簡略化のために図示されていない)に固定されたモータ4を有している。
該ディスクドライブ装置1は、更に、ディスク2のトラックを光ビームにより走査する光学システム30を有している。更に詳細には、図1Aに示す例示的構成においては、光学システム30は、光ビーム32を発生するように配設された典型的にはレーザダイオード等のレーザのような光ビーム発生手段31を有している。以下においては、光経路39に従う光ビーム32の異なる区域が、符号32に付加された文字a、b、c等により示される。
光ビーム32はビームスプリッタ33、コリメータレンズ37及び対物レンズ34を通過してディスク2に到達する(ビーム32b)。対物レンズ34は、光ビーム32bを当該ディスクの記録層(簡略化のために図示せず)上の焦点スポットFに収束させるように設計されている。光ビーム32bはディスク2から反射し(反射光ビーム32c)、対物レンズ34、コリメータレンズ37及びビームスプリッタ33を通過して光検出器35に到達する(ビーム32d)。図示の場合においては、例えばプリズム等の光学エレメント38がビームスプリッタ33と光検出器35との間に介挿されている。
ディスクドライブ装置1は更にアクチュエータシステム50を有し、該アクチュエータシステムは対物レンズレンズ34をディスク2に対して半径方向に変位させるラジアルアクチュエータ51を有している。ラジアルアクチュエータ自体は既知である一方、本発明は斯様なラジアルアクチュエータの設計及び機能には関係がないので、ここではラジアルアクチュエータの設計及び機能について詳細に説明する必要はないであろう。
ディスク2の所望の位置上への正確な正しい収束を達成及び維持するために、上記対物レンズ34は軸方向に変位可能に取り付けられる一方、アクチュエータシステム50は対物レンズ34をディスク2に対して軸方向に変位させるように構成された焦点アクチュエータ52も更に有している。焦点アクチュエータ自体は既知である一方、斯様な焦点アクチュエータの設計及び機能は本発明の主題ではないので、ここでは斯かる焦点アクチュエータの設計及び機能について詳細に説明する必要はないであろう。半径方向に沿ったシーク動作を主に実行する半径方向位置決めシステムは、通常は、レーザスポットを半径方向に沿って大きく変位させる(粗位置決め)ためのスレッジ(橇)を有するような2段又はスレッジ/アクチュエータサーボシステムとして設計されることに注意されたい。他の例として、旋回アームを使用することもできる。光ピックアップユニットが、精細位置決めのために上記焦点アクチュエータ及びラジアルアクチュエータ(スレッジ上に乗る)により制御することができるように当該位置決め手段上に移動可能に取り付けられる。この点に関しては、1998年のKluwer Academic Publishers のSorin G. Stanによる"The CD-ROM Drive - A Brief System Description"を参照されたい。ラジアルループと焦点ループとの間の動的相互作用は比較的低い。ラジアルループ及び焦点ループは、通常は、実際的な応用において別々に設計及び調査される。微細な変位のために、焦点及びラジアルアクチュエータは通常は2つの別個のPIDコントローラにより制御され、かくして2つの別個のSISO(単入力及び単出力)システムを形成する。
対物レンズ34の正しい傾動位置を達成及び維持するために、対物レンズ34は回動可能に取り付けることができ、その様な場合、図示のようにアクチュエータシステム50は対物レンズ34をディスク2に対して回動するように構成された傾動アクチュエータ53も有する。傾動アクチュエータ自体は既知である一方、斯様な傾動アクチュエータの設計及び機能は本発明の主題ではないので、ここでは斯かる傾動アクチュエータの設計及び機能について詳細に説明する必要はないであろう。
更に、上記対物レンズを装置フレームに対して支持する手段、上記対物レンズを軸方向及び半径方向に変位させる手段、及び上記対物レンズを回動させる手段は、それら自体が広く知られていることに注意されたい。このような支持及び変位手段の設計及び動作は本発明の主題ではないので、これらの設計及び動作をここで詳細に説明する必要はないであろう。
更に、ラジアルアクチュエータ51、焦点アクチュエータ52及び傾動アクチュエータ53は1つの統合されたアクチュエータとして実施化することができることにも注意されたい。
ディスクドライブ装置1は、更に、制御回路90を有し、該制御回路はモータ4の制御入力端子に接続された第1出力端子92を有し、ラジアルアクチュエータ51の制御入力端子に結合された第2出力端子93を有し、焦点アクチュエータ52の制御入力端子に結合された第3出力端子94を有し、傾動アクチュエータ53の制御入力端子に結合された第4出力端子95を有している。該制御回路90は、第1出力端子92にモータ4を制御するための制御信号SCMを発生し、第2出力端子93にラジアルアクチュエータ51を制御するための制御信号SCRを発生し、第3出力端子94に焦点アクチュエータ52を制御するための制御信号SCFを発生し、第4出力端子95に傾動アクチュエータ53を制御するための制御信号SCTを発生するように設計されている。
制御回路90は、更に、光検出器35から読取信号Sを入力するための読取信号入力端子91を有している。
図1Bは、光検出器35が複数の検出器セグメントを有することができることを示している。図1Bに図示した場合においては、光検出器35は個々の検出器信号A、B、C、D、S1及びS2を供給することができる6個の検出器セグメント35a、35b、35c、35d、35e及び35fを有し、上記信号は、これら6個の検出器セグメントの各々に入力する光の量を示す。中央開口検出器セグメントとしても示される4つの検出器セグメント35a、35b、35c、35dは四象限構成で配設されている。第1及び第4セグメント35a及び35dを第2及び第3セグメント35b及び35cから分離する中心線36は、トラック方向に対応する方向を有している。衛星検出器セグメントとしても示され、それら自体がサブセグメントにも副分割することが可能な2つの検出器セグメント35e及び35fは、上記中央の検出器象限の側部に、上記中心線36の両側に対称に配置されている。この様な6セグメント検出器自体は一般に知られているので、斯かる検出器の設計及び機能をここで詳細に説明する必要はないであろう。
光検出器35に関しては異なる設計も可能であることに注意されたい。例えば、それ自体既知であるように、衛星セグメントは省略することができる。
図1Bは、制御回路90の読取信号入力端子91が実際には全ての個々の検出器信号を入力するための複数の入力端子を有していることも示している。かくして、六象限検出器の図示の場合においては、制御回路90の読取信号入力端子91は実際には前記個々の検出器信号A、B、C、D、S1及びS2を各々入力するための6個の入力端子91a、91b、91c、91d、91e及び91fを有している。当業者にとり自明なように、制御回路90は上記個々の検出器信号A、B、C、D、S1及びS2を処理して、データ信号及び1以上のエラー信号を導出するように設計されている。以下では単にREと呼ぶラジアルエラー信号は、トラックと焦点スポットとの間の半径方向距離を示す。また、以下では単にFEと呼ぶ焦点エラー信号は、記憶層と焦点スポットFとの間の軸方向距離を示す。光検出器の設計に依存して、エラー信号計算のために異なる式を使用することができることに注意されたい。一般的に言って、斯様なエラー信号は、各々、検出器35上の中央の光スポットの或る種の非対称性に関する尺度であり、従ってディスクに対する光走査スポットの変位に対して敏感である。
以下の説明においては、現時点の信号値は信号(k)として示され、次の時点の信号値は信号(k+1)として示され、前の時点の信号値は信号(k−1)として示されるであろう。更に、信号xの実際の値は付加記号のない文字xにより示され、この信号xの予測値は
Figure 0004159550
により示され、この信号xの推定値は
Figure 0004159550
(バー)により示されるであろう。
図2は制御回路90をより詳細に示すブロック図である。制御回路90は、OPU30から光読取信号Sを入力して個々のダイオード信号D1〜D5を出力する信号前処理ブロック111を有している。ダイオード信号の数は検出器35のセグメントの数に依存することに注意されたい。
制御回路90は、更に、信号前処理ブロック111からの出力信号D1〜D5を入力して、e(k)としても示すラジアルエラー信号RESを出力するA/D信号処理ブロック112も有している。
制御回路90は更にエラー信号処理ブロック120も有し、該ブロックはA/D信号処理ブロック112からラジアルエラー信号e(k)を入力する第1入力端子121を有している。エラー信号処理ブロック120は、ラジアルエラー信号e(k)からの導出信号を計算するように設計されており、第1導出信号σ1を出力するための第1出力端子123、第2導出信号σ2を出力するための第2出力端子124及び第3導出信号σ3を出力するための第3出力端子125を有している。
制御回路90は更に衝撃検出器ブロック130を有し、該ブロックはエラー信号処理ブロック120から第1導出信号σ1を入力する入力端子131を有すると共に、衝撃指示信号SISを出力するための出力端子132を有している。衝撃検出器ブロック130は、エラー信号処理ブロック120からの第1導出信号σ1を所定の条件に関して解析し、斯様な所定の条件が満たされた場合に衝撃の発生を示すものとして衝撃指示信号SISを発生するように設計されている。
制御回路90は更にアクチュエータ制御信号発生器ブロック190を有し、該ブロックはエラー信号処理ブロック120から第2導出信号σ2を入力する第1入力端子192を有すると共に、衝撃検出器ブロック130から衝撃指示信号SISを入力する第2入力端子193を有している。
制御回路90は更に妨害推定器ブロック140を有し、該ブロックはエラー信号処理ブロック120から第3導出信号σ3を入力する第1入力端子141を有している。該妨害推定器ブロック140は、推定された妨害信号
Figure 0004159550
を供給する出力端子143を有している。前記アクチュエータ制御信号発生器ブロック190は、この推定妨害信号
Figure 0004159550
を入力する第3入力端子194を有している。
アクチュエータ制御信号発生器ブロック190は、更に、上述した入力信号に基づいてu(k)としても示すデジタルラジアルアクチュエータ信号RADを計算するように設計されており、該デジタルラジアルアクチュエータ信号RADは第1出力端子191及び第2出力端子192に供給される。
アクチュエータ制御信号発生器ブロック190は、更に、前述した入力信号に基づいて前の時点のデジタルラジアルアクチュエータ信号u(k-1)も計算するように設計されており、該デジタルラジアルアクチュエータ信号u(k-1)は第3出力端子191aに供給される。妨害推定器ブロック140は、このデジタルラジアルアクチュエータ信号u(k-1)を入力する第2入力端子142を有している。
制御回路90は更にD/A信号処理ブロック196を更に有し、該ブロックはアクチュエータ制御信号発生器ブロック190からデジタルラジアルアクチュエータ信号RADを入力すると共に、u(s)としても示すアナログラジアルアクチュエータ信号RAAを出力する。制御回路90は更にノイズフィルタブロック197を有することができ、該ブロックはD/A信号処理ブロック196からアナログラジアルアクチュエータ信号u(s)を入力すると共に、フィルタ処理されたアクチュエータ信号SAFを出力する。
制御回路90は更にアクチュエータドライバブロック198を有し、該ブロックはノイズフィルタブロック197から上記のフィルタ処理されたアクチュエータ信号SAFを入力すると共に、ラジアルアクチュエータ51用のアクチュエータドライブ信号SADを出力する。
アクチュエータ制御信号発生器ブロック190は、デジタルラジアルアクチュエータ出力信号RADをエラー信号処理ブロック120から入力された第2出力信号σ2に基づいて計算するように設計されている。この計算において、アクチュエータ制御信号発生器ブロック190は可変特性(典型的には可変利得)を示し、該アクチュエータ制御信号発生器ブロック190は上記可変特性(即ち、利得)を衝撃検出器ブロック130から入力された衝撃指示信号SISに基づいて設定するように設計されている。更に詳細には、衝撃検出器ブロック130から入力された衝撃指示信号SISが衝撃の発生を示す場合は、アクチュエータ制御信号発生器ブロック190は自身の可変特性を衝撃の場合における動作に一層適した値に設定し(即ち、前記利得が増加され)、衝撃検出器ブロック130から入力される衝撃指示信号SISが衝撃が過ぎたことを示す場合は、アクチュエータ制御信号発生器ブロック190は自身の可変特性を通常の動作に一層適した値に設定する(即ち、前記利得が低下される)。アクチュエータ制御信号発生器ブロック190は原理的に如何なる好適な制御信号発生器とすることもできるが、好ましくは、該アクチュエータ制御信号発生器ブロック190は滑りモード制御(SMC)を実施するように設計されるものとし、下記の説明は、この例についてなされる。
滑りモード制御自体は既知であることに注意されたい。この点に関しては、"J.J.E. Slotine and W. Li, "Applied Nonlinear Control", Englewood Cliffs, NJ: Prentice-Hall, 1991"なる文献を参照されたい。この技術の重要な利点は、妨害及び不確定なシステムに対する自身の不感性にある。
本発明の重要な態様によれば、エラー信号処理ブロック120は状態推定器として実施化される。
状態推定器120は、光ディスクドライブデジタルサーボの全体の状態を状態要素のうちの1つの測定値に基づいて推定するように設計されている。図示の好ましい実施例においては、状態推定器120はラジアルエラー信号RESの測定値に基づいてラジアルアクチュエータの位置及び半径方向速度を推定する。
更に詳細には、状態推定器120は現エラー信号e(k)を入力し、現アクチュエータ位置に関する推定値
Figure 0004159550
及び現アクチュエータ速度に関する推定値
Figure 0004159550
を計算する。次いで、これらの推定された状態はアクチュエータ制御信号発生器ブロック(SMCコントローラ)190において使用され、デジタルラジアルアクチュエータ信号u(k)を発生する。
図3は、状態推定器120の好ましい実施例を詳細に示す。この好ましい実施例において、状態推定器120は、基本的に、相互に密に作用し合う2つの部分、即ち状態観察器210及び状態予測器230に分割することができる。状態観察器210は第1入力端子121において現エラー信号e(k)を入力し、現アクチュエータ位置に関する推定値
Figure 0004159550
及び現アクチュエータ速度に関する推定値
Figure 0004159550
を計算する。
状態予測器230は、第2入力端子122において現アクチュエータ信号u(k)を入力し、現アクチュエータ位置及び速度に各々関する前記推定値
Figure 0004159550
及び
Figure 0004159550
を状態観察器210から入力し、次の時点k+1におけるアクチュエータ位置及びアクチュエータ速度に各々関する予測値
Figure 0004159550
及び
Figure 0004159550
を下記式:
Figure 0004159550
に従って計算するが、ここでAd(2x2)及びBd(2x1)は、各々、ラジアルアクチュエータの離散モデルに対する定数マトリクス(constant matrix)及び定数ベクトル(constant vector)である。これらは当該ドライブのアクチュエータの仕様から計算することができる。Bd(2)=0であることに注意されたい。
予測アクチュエータ位置
Figure 0004159550
及び予測アクチュエータ速度
Figure 0004159550
は、下記の式により推定アクチュエータ位置
Figure 0004159550
及び推定アクチュエータ速度
Figure 0004159550
を計算するために、状態観察器210に渡され:
Figure 0004159550
ここで、Lres及びLvは線形二次レギュレータ(LQR)方法により決定される推定器利得である。
図3に示す実施例において、観察器210は、予測器230からアクチュエータの予測/推定位置
Figure 0004159550
を入力する第1単位遅延ブロック401と、予測器230からアクチュエータの予測/推定速度
Figure 0004159550
を入力する第2単位遅延ブロック402とを有している。第1単位遅延ブロック401の出力信号は減算器411の反転入力端子と第1加算器431の入力端子とに伝達される。第2単位遅延ブロック402の出力信号は、第2加算器432の入力端子に伝達される。
入力端子121において入力されたエラー信号e(k)はインバータ403に伝達される。該インバータ403の出力信号は、現位置x(k)を構成し、減算器411の非反転入力端子に伝達される。
この点に関して、エラー信号e(k)はe(k)=X(k)−x(k)と定義され、ここでX(k)は所望の位置を示す一方、x(k)は実際の位置を示すことに注意されたい。トラッキングの間において、所望の位置X(k)=0であるので、実際の位置x(k)はx(k)=−e(k)と計算することができる。
減算器411の出力信号は、減算器411の反転入力端子に伝達されると共に利得Lresにより乗算されるべく第1増幅器421に伝達され、且つ、利得Lにより乗算されるべく第2増幅器422に伝達される。第1増幅器421の出力信号は第1加算器431の第2入力端子に伝達される。第2増幅器422の出力信号は第2加算器432の第2入力端子に伝達される。当該状態推定器120の第2出力端子124には、第1加算器431の出力信号が出力信号
Figure 0004159550
{推定された現位置}として供給される一方、第2加算器432の出力信号が出力信号
Figure 0004159550
{推定された現速度}として供給される。
第1加算器431の出力信号は第2単位遅延ブロック433に伝達され、第2加算器432の出力信号は第3単位遅延ブロック434に伝達される。当該状態推定器120の第3出力端子125には、第2単位遅延ブロック433の出力信号が出力信号
Figure 0004159550
{前時点における推定位置}として供給される一方、第3単位遅延ブロック434の出力信号が出力信号
Figure 0004159550
{前時点における推定速度}として供給される。
第1加算器431の出力信号(推定された現位置
Figure 0004159550
)は、利得Ad(2,1)により乗算されるべく第3増幅器443に伝達され、利得Ad(1,1)により乗算されるべく第4増幅器444に伝達される。第3増幅器443の出力信号は第3加算器451の入力端子に伝達される。第4増幅器444の出力信号は第4加算器452の入力端子に伝達される。
第2加算器432の出力信号(推定された現速度
Figure 0004159550
)は、利得Ad(2,2)により乗算されるべく第5増幅器445に供給され、利得Ad(1,2)により乗算されるべく第6増幅器446に供給される。第5増幅器445の出力信号は第3加算器451の第2入力端子に供給される。第6増幅器446の出力信号は第4加算器452の第2入力端子に供給される。
入力端子122における信号u(k)は利得Bd(1)により乗算されるべく第7増幅器447に供給される。第7増幅器447の出力信号は、第5加算器462の入力端子に供給される。第4加算器452の出力信号は該第5加算器462の第2入力端子に供給される。
第3加算器451の出力信号は、観察器210の第2単位遅延ブロック402に予測速度
Figure 0004159550
として供給される。第5加算器462の出力信号は、観察器210の第1単位遅延ブロック401に予測位置
Figure 0004159550
として供給されると共に、第1出力端子123に第1出力信号σ1として供給される。
妨害的外部衝撃及び振動が制限され、SMCコントローラのコンポーネントのサンプリング周波数(典型的には、22kHz)より大幅に遅いと仮定する。この場合、時点kにおける妨害の推定値
Figure 0004159550
は、時点k−1における位置、速度及びアクチュエータ信号の履歴値に対して考察することができ、
Figure 0004159550
と計算することができる。
図4は、妨害推定器140の可能性のある実施例を示すブロック図である。信号
Figure 0004159550

Figure 0004159550
及び
Figure 0004159550
が第1入力端子141において入力される(エラー信号処理ブロック120からの第3出力信号σ3)。
信号u(k-1)は第2入力端子142において入力される(SMCコントローラ190からの出力信号u(k-1))。信号
Figure 0004159550
は加算器/減算器147の非反転入力端子に供給される。信号
Figure 0004159550
は利得Ad(1,1)により乗算されるべく第1増幅器144に供給され、該第1増幅器144の出力信号は加算器/減算器147の第1反転入力端子に供給される。信号
Figure 0004159550
は利得Ad(1,2)により乗算されるべく第2増幅器145に供給され、該第2増幅器145の出力信号は加算器/減算器147の第2反転入力端子に供給される。信号u(k-1)は利得Bd(1)により乗算されるべく第3増幅器146に供給され、該第3増幅器146の出力信号は加算器/減算器147の第3反転入力端子に供給される。加算器/減算器147の出力信号は、出力信号
Figure 0004159550
として該妨害推定器140の出力端子143に供給される。
滑りモード制御は、それ自体が既知の技術である。従って、この技術の詳細な説明はここでは必要ないであろう。以下の事項に言及するだけで充分であろう。
滑りモード制御は、N次の問題を等価な一次の問題により置換する強固な非線形制御技術である。半径方向トラッキングに関しては、設計の目的は、完全なトラッキングのためにx(k)=xd(k)に維持することである。(ここで、x(k)=[x(k)V(k)]はラジアルアクチュエータの状態ベクトルである。精細なアクチュエータ制御ループに関するトラッキングの間のアクチュエータ/レーザスポットの所望の状態はxd(k)=[0 0]である。ラジアルエラー信号はe(k)=xd(k)−x(k)と定義される。)これは、全てのk>0に対して表面S(k)=gresx(k)+gv(k)=0に留まるものと等価であり、この表面は滑り面と呼ばれる。かくして、二次元ベクトルxd(k)をトラッキングする問題は、Sにおける一次安定化問題により置換される。目標は、制御法則を、当該システムを滑り面S(k)に強制的に収束させ、次いで該面上に留まらせるように設計することである。実用的な実施化に関しては、滑り面への有限時間到達フェーズが、当該状態の不整合な初期条件xd(0)≠x(0)により存在した。不正確さ及び妨害のモデル化(システムは完全には分からない)、及び不連続な制御法則の平滑化を考慮するために、上記滑り面の周りの境界層は、当該システム状態は如何なる初期状態からも上記滑り面又は該滑り面の近傍に移動し、最終的に該表面又はその近傍に収束しなければならないように定義される。リアプノフの安定性理論により、光ディスクドライブのラジアルトラッキング制御システムに対する滑り面の存在を保証するための到達条件は:
Figure 0004159550
である。ここで、ηは到達段階における応答を決定する正の定数であり、恐らくはアクチュエータの感度に従って決定されるべきである。Φは正の定数であって、境界層厚と呼ばれ、トラッキングを維持するための許容可能な最大ラジアルエラー(通常、トラックピッチ値の1/4に設定される)により決定される。εはSMCの制御利得である。アクチュエータを如何なる初期状態からも滑り面まで操るための制御法則(到達条件及びドライブモデルから推定することができる)は:
Figure 0004159550
であり、ここで、kk1及びkk2及びkはアクチュエータの動的特性及びSMCコントローラの利得により決定される係数である。
滑り面(S(k)=gres・x(k)+g・v(k)=0)は、状態空間における時間不変表面である。定数"gres"及び"g"は、S(k)=0が安定した滑り面を規定するように選択され、ここで、アクチュエータの所望のトラック位置は妨害又は動的不確定性に対して不変である。これは、制御力の適切な選択により、妨害及び動的不確定性に対する総合的不変性を、可変構造システムの理論により該滑り面上で達成することができることを意味する。
境界層とは、滑り面の周りの周囲領域を指す。即ち、アクチュエータの所望のトラッキング位置の近傍領域である。これは、アクチュエータを何れかの初期状態又は妨害された状態から滑り面に戻すための不連続な(sat()の関数による)制御力が一層滑らかとなるように定義される。
SMCコントローラの設計におけるキーポイントは、境界層において動作している場合に当該SMCコントローラに対し伝統的なPIDコントローラのものと同じクロスオーバ周波数を維持することにより、位相マージン、利得マージン及びセンサノイズ除去等の特定の性能特性を線形領域内に維持することである。境界層の外側で動作する場合は、より高いSMC利得が使用される。
図5は、デジタルサーボブロックで実施化されたモデルのSMCコントローラ190の一実施例示すブロック図である。信号
Figure 0004159550
及び
Figure 0004159550
は第1入力端子192において入力される(エラー信号処理ブロック120からの第2出力信号σ2)。信号
Figure 0004159550
は第3入力端子194で入力される(妨害推定器140からの出力信号
Figure 0004159550
)。信号
Figure 0004159550
は、利得kk1により乗算されるべく第1増幅器301に供給され、該第1増幅器301の出力信号は加算器340の第1入力端子に供給される。信号
Figure 0004159550
は、利得kk1により乗算されるべく第2増幅器302に供給され、該第2増幅器302の出力信号は加算器340の第2入力端子に供給される。信号
Figure 0004159550
は加算器340の第3入力端子に供給される。
また、信号
Figure 0004159550
は、利得gresにより乗算されるべく第3増幅器303に供給されると共に、関数z/(z-1)を実行する離散伝達関数ブロック304の入力端子にも供給される。該離散伝達関数ブロック304の出力信号は利得gにより乗算されるべく第4増幅器305に供給される。第3増幅器303及び第4増幅器305の出力信号は第2加算器306の対応する入力端子に供給される。第2加算器306の出力信号は、関数sat(ξ/Φ)を計算する飽和計算器307の入力端子に供給されるが、ここで、ξは飽和計算器307に対する入力信号を表し、Φは上記境界層の厚さである。飽和計算器307の出力信号はドット積計算器330の第1入力端子に供給される。
第2入力端子193において入力される衝撃指示信号SISは、可制御スイッチ320の制御入力端子に供給される。第1信号入力端子において、該スイッチ320は、通常動作において使用されるべき第1利得値ε1を入力する。第2信号入力端子において、該スイッチ320は、ε1より高い第2利得値ε2を入力する。該可制御スイッチ320の出力信号はドット積計算器330の第2入力端子に供給される。該ドット積計算器330の出力信号は、加算器340の第4入力端子に供給される。
加算器340の出力信号は、利得Kにより乗算されるべく第5増幅器341に供給される。該第4増幅器341の出力信号は、当該SMCコントローラ190の出力端子191に出力信号u(k)として供給される。第5増幅器341の出力信号は遅延ブロック342に供給され、該遅延ブロック342の出力信号は当該SMCコントローラ190の出力端子191aに出力信号u(k-1)として供給される。
通常の動作の間において、可制御スイッチ320は第1信号入力端子に入力される信号ε1を出力する。衝撃指示信号SISが衝撃の発生を示すと、可制御スイッチ320は第2信号入力端子に入力される高い信号ε2を出力する。
図6は、衝撃検出器130の一実施例を示すブロック図である。
衝撃検出器130は、ローパスフィルタ133及び比較器134を有している。状態推定器120から入力端子131において入力された次の時点k+1の予測位置信号
Figure 0004159550
{エラー信号処理ブロック120からの第1出力信号σ1}は、ローパスフィルタ(850Hzの)133の入力端子に供給される。該ローパスフィルタ133の出力信号は閾値と比較されるべく比較器134に供給されるが、本実施例では該閾値はトラックピッチの1/4に設定された。比較器134の出力信号は当該衝撃検出器130の出力端子132に衝撃指示信号SISとして供給される。
ラジアルエラー情報がトラックピッチの1/4より大きい場合、衝撃検出器130は衝撃の発生を示すような振幅を持つ衝撃指示信号SISを出力し、該信号はSMCコントローラ190の可制御スイッチ320により、該可制御スイッチ320が高利得ε2を選択して(前記第2利得の設定)該SMCコントローラがアクチュエータを当該トラックの中心に引き戻すように解釈される。衝撃検出器130がラジアルエラー信号がトラックピッチ値の1/4より小さいことを検出した場合、ラジアルアクチュエータ制御はSMCコントローラに対して通常の利得ε1に戻す(前記第1利得の設定)。
図6における実施化ブロックは、リアプノフの安定性理論に基づく安定した滑り面の存在を保証する到達条件から演繹された制御法則である。これは、
Figure 0004159550
と数学的に表すことができ、ここで、b及びAは当該アクチュエータの動的特性により決定される定数マトリクスである。ラジアルアクチュエータの下記の状態空間式:
Figure 0004159550
に表されるように、低利得から高利得への切り換えは、実際に当該コントローラがアクチュエータを滑り面に、即ち所望のトラッキング位置に、より高速に戻すような大きなパワーを有するようにさせる。
当該システムが常に高利得を使用したとしたら、より多くの電力消費が生じ、これはチップ及びアクチュエータの寿命を短縮させる。過度に高い利得のサーボ制御システムは、該サーボを指紋のようなディスクの欠陥に対して非常に敏感にさせる。
上記高利得は、ラジアルエラー信号が25%ピークトラック外れ値(即ち、トラックピッチの1/4)未満に減少されるまで維持されるであろう。HF情報信号は、レーザスポットが1/4トラックピッチ値より大きい場合は、最早、信頼がおけない。従って、SMCコントローラにおいては、衝撃検出器閾をトラックピッチの1/4以下(即ち、約25%以下のピークトラック外れ値)に設定し、該コントローラを高利得に切り換えて、ラジアルエラーを即座(1サンプル時間遅延)に零に向かわせる。
上記の利得切り換えは、25%ピークトラック外れより大きなラジアルエラーの増加傾向を当該時点の1ステップ前に予測し、該エラーが増加する前に当該アクチュエータをトラックに戻すように即座に作用することができるような観察に基づく衝撃検出器により起動される。
一例として、DVDプレーヤに対して実験的シミュレーションが実行された。図7は、当該ドライブ用のラジアルアクチュエータのボードプロットを示す。推定器利得の初期値はLQR方法により決定され、当該DVDプレーヤドライブのラジアルアクチュエータ用の最終利得値は極配置について試行錯誤により:
res=1.3e4; L=1.7241e6
と決定された。
当該DVDプレーヤドライブのトラッキングの間におけるラジアルアクチュエータに対する線形コントローラ利得は:
res=1.e2; g=1.6e4; ε=600
であり、ここで、SMCコントローラの制御利得εは、ラジアルエラーが境界領域内である場合、全体のシステムがオリジナルのPIDコントローラのクロスオーバ周波数と略同じクロスオーバ周波数(即ち、2.2kHz)を示すように決定される。ここでは、1000なる境界が使用され、これは20%ピークトラック外れ(トラックピッチ値の1/5)なる閾値に対応する。当該システムが、衝撃/衝突を受けた場合のように境界層の外側で動作し、ラジアルエラーが通常のPIDコントローラの制御範囲外であるような1/5トラックピッチより大きくなりそうな場合、前記衝撃検出器は該状況を前記状態推定器から1サンプル時間前に即座に検出するであろう。この場合、SMCコントローラは高SMC制御利得に切り換え、当該トラッキングエラーを制限された領域に戻す。
オーディオ/ビデオ用途における典型的な衝撃を表すために、半正弦波の形式化された加速プロファイルが選択される。
図8は、衝撃の場合におけるラジアルエラー信号トラック外れ(オフトラック)値のシミュレーション結果を示すグラフである。縦軸はオフトラック値(%)を表し、横軸は時間を表している。オリジナルのPIDコントローラのピークオフトラック値は34.6%であり、当該SMCコントローラが使用された場合は該値は17.7%に低減された。
図9は、実験的データによる7gm/300ms下での、SMCコントローラを用いた場合(中間のグラフ)及び用いない場合(下側のグラフ)のラジアルエラー信号RESを示すグラフである。測定されたラジアルアクチュエータ感度は、1.2X DVDで再生する間において約0.65μm/Vである。DVDディスクの典型的なトラックピッチは0.74μmである。当該プロットから分かるように、SMCコントローラを用いない及び用いた場合のピークオフトラック値は28.1%から8.7%に減少された。
DVDドライバに対してなされた上記シミュレーション及び実験的結果から、大きな振動及び衝撃を保証するために異なる制御利得を用いる当該推定器型SMCは、予期せぬ外部妨害に対する高レベルの耐性を示した。半径方向における再生可能性テスト結果は、衝撃性能仕様を4gm/300msから7gm/300msに改善することができることを示した。この方法は、材料及び工程コストの如何なる増加もなしで、携帯型CD/DVDプレーヤ及びカーCD/DVDプレーヤ等の特に耐衝撃性能に対する高い要件を持つもののような、小型ディスクシステムを改善するであろう。
当業者にとっては、本発明が上述した例示的実施例に限定されるものではなく、添付請求項に記載された本発明の保護範囲内で幾つかの変形例及び修正例が可能であることは明であろう。
例えば、サーボDSP内でのラジアルトラッキング用の推定器型SMCコントローラブロックは、22kHz、即ちサーボプロセッサクロック周波数で動作することに注意されたい。しかしながら、他のクロック周波数も同様に可能である。
更に、前記閾値は調整可能とするか、及び/又は約20%トラックピッチから約25%トラックピッチまでの範囲内の別の値に設定することもできる。また、本発明は例示としてラジアルエラー処理に関して詳細に記載及び説明したが、本発明は焦点及び傾動制御にも等しく適用可能である。その場合には、前記衝撃検出器に対する前記閾値は、典型的には、トラックピッチに対する関係は有さないであろう。斯かる閾値は、衝撃により誘導される変位の問題が当該ドライブの不良な再生につながらないような所定のレベルに設定され、通常、斯様な閾レベルは製品の実験的テストにより決定される。
上記においては、本発明は、本発明による装置の機能ブロックを図示するブロック図を参照して説明された。これら機能ブロックの1以上はハードウェアにより実施化することができると理解すべきであり、その場合において斯様な機能ブロックの機能は個々のハードウェア構成要素により実行されるが、これら機能ブロックの1以上をソフトウェアで実施化することも可能である。かくして、この場合、この斯様な機能ブロックの機能は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ及びデジタル信号プロセッサ等のプログラマブル装置又はコンピュータプログラムの1以上のプログラムラインにより実行される。
図1Aは、光ディスクドライブ装置の関連構成要素を概念的に示す。 図1Bは、光検出器を示す。 図2は、制御回路を概念的に示すブロック図である。 図3は、状態推定器の好ましい実施例を概念的に示すブロック図である。 図4は、妨害推定器の一実施例を概念的に示すブロック図である。 図5は、SMCコントローラの一実施例を概念的に示すブロック図である。 図6は、衝撃検出器の一実施例を概念的に示すブロック図である。 図7は、実験的シミュレーションにおけるラジアルアクチュエータのボードプロットを示すグラフである。 図8は、衝撃の場合のラジアルエラー信号のシミュレーションされた結果を示すグラフである。 図9は、SMCコントローラの効果を示すためのラジアルエラー信号を図示するグラフである。

Claims (13)

  1. ディスクドライブ装置において、
    − 光ディスクの記録トラックを走査すると共に、読取信号を発生する走査手段と、
    − 前記ディスクに対する前記走査手段の少なくとも1つの読取/書込エレメントの位置を制御するアクチュエータ手段と、
    − 前記読取信号を入力すると共に、少なくとも1つのアクチュエータ制御信号を前記読取信号の少なくとも1つの信号成分に基づいて発生する制御回路と、
    を有し、前記制御回路は、
    − 少なくとも1つのエラー信号を前記読取信号に基づいて計算する手段と、
    − 前記少なくとも1つのエラー信号を入力すると共に、導出された信号を出力するエラー信号処理手段と、
    − 前記エラー信号処理手段から前記導出された信号のうちの第1の導出信号を入力すると共に、該第1の導出信号に基づいて衝撃指示信号を発生する衝撃検出器手段と、
    − 少なくとも1つの可変制御パラメータを有し、前記エラー信号処理手段から前記導出された信号のうちの第2の導出信号を入力すると共に、この導出信号を処理して前記アクチュエータ制御信号を発生するアクチュエータ制御信号発生器手段と、
    を有し、
    前記アクチュエータ制御信号発生器手段は前記衝撃検出器手段から前記衝撃指示信号を入力するように結合され、前記アクチュエータ制御信号発生器手段は通常動作の間においては前記可変制御パラメータに対して第1の値を設定する一方、前記衝撃指示信号が衝撃の発生を示す場合は前記可変制御パラメータに対して第2の値を設定するように構成され、
    前記エラー信号処理手段は、予測位置信号
    Figure 0004159550
    を計算するように構成された状態推定器を有しており、
    前記第1の導出信号は前記予測位置信号
    Figure 0004159550
    を有し、
    前記衝撃検出器手段は、
    − 前記予測位置信号
    Figure 0004159550
    を入力するローパスフィルタと、
    − 前記ローパスフィルタからの出力信号を入力すると共に、前記衝撃指示信号を供給する比較器と、
    を有することを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 請求項1に記載のディスクドライブ装置において、前記ローパスフィルタは約850Hzのオーダーの遮断周波数を有していることを特徴とするディスクドライブ装置。
  3. 請求項1に記載のディスクドライブ装置において、前記比較器は前記ローパスフィルタからの出力信号を所定の閾値と比較するように構成され、該閾値はラジアル制御の場合にトラックピッチの約25%に対応することを特徴とするディスクドライブ装置。
  4. 請求項1に記載のディスクドライブ装置において、前記比較器は前記ローパスフィルタからの出力信号を所定の閾値と比較するように構成され、該閾値はラジアル 制御の場合にトラックピッチの約20%から該トラックピッチの約25%までの範囲内の値に対応することを特徴とするディスクドライブ装置。
  5. 請求項1に記載のディスクドライブ装置において、前記状態推定器は前記アクチュエータ制御信号発生器手段から前記アクチュエータ制御信号を入力するように結合されていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  6. 請求項5に記載のディスクドライブ装置において、前記状態推定器は予測位置信号
    Figure 0004159550
    を、
    Figure 0004159550
    なる式に基づいて計算するように構成され、ここで、A d(2x2) 及びB d(2x1) は前記アクチュエータ手段の離散モデルに関する定数マトリクス及びベクトルであり、
    Figure 0004159550
    及び
    Figure 0004159550
    は、各々、前記アクチュエータ手段の現位置及び現速度に関する推定値であることを特徴とするディスクドライブ装置。
  7. 請求項6に記載のディスクドライブ装置において、前記状態推定器は予測速度信号
    Figure 0004159550
    を、
    Figure 0004159550
    なる式に基づいて計算するように構成されていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  8. 請求項7に記載のディスクドライブ装置において、前記状態推定器は
    Figure 0004159550
    及び
    Figure 0004159550
    を、
    Figure 0004159550
    なる式に基づいて計算するように構成され、ここで、L res 及びL は好ましくは線形二次レギュレータ(LQR)方法により決定される推定器利得であることを特徴とするディスクドライブ装置。
  9. 請求項1に記載のディスクドライブ装置において、前記アクチュエータ制御信号発生器手段は滑りモード制御(SMC)を実行するように構成されていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  10. 請求項8に記載のディスクドライブ装置において、前記アクチュエータ制御信号発生器手段は前記状態推定器から前記推定されたアクチュエータ手段の現位置及び現速度の信号
    Figure 0004159550
    及び
    Figure 0004159550
    を入力するように結合され、前記アクチュエータ制御信号発生器手段は出力信号u (k) を、
    Figure 0004159550
    なる式に基づいて計算するように構成され、ここで、 kk1 及び kk2 並びにkは前記アクチュエータ手段の動的特性及びSMCコントローラ利得により決定される係数であり、S (k) =g res ・x (k) +g ・v (k) =0は状態空間における時間不変表面を記述し、 " res" 及び " " はS (k) =0が安定した滑り面を規定するように選択された定数であり、 sat( res ・x (k) +g ・v (k)/ Φ ) は飽和関数を規定し、εはSMCアクチュエータ制御信号発生器手段の前記可変制御パラメータであるような利得係数であることを特徴とするディスクドライブ装置。
  11. 請求項1に記載のディスクドライブ装置において、前記制御回路は前記アクチュエータ制御信号発生器手段から前記アクチュエータ制御信号を入力すると共に前記エラー信号処理手段から第3の導出信号を入力する妨害推定器手段を更に有し、該妨害推定器手段は推定妨害信号
    Figure 0004159550
    を前記アクチュエータ制御信号及び前記第3の導出信号に基づいて発生するように構成され、前記アクチュエータ制御信号発生器手段は前記推定妨害信号
    Figure 0004159550
    を前記妨害推定器手段から入力するように結合され、前記アクチュエータ制御信号発生器 手段は出力信号を前記推定妨害信号
    Figure 0004159550
    にも基づいて計算するように構成されていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  12. 請求項8に記載のディスクドライブ装置において、
    前記制御回路は前記アクチュエータ制御信号発生器手段から前記アクチュエータ制御信号を入力すると共に前記エラー信号処理手段から第3の導出信号を入力する妨害推定器手段を更に有し、該妨害推定器手段は推定妨害信号
    Figure 0004159550
    を前記アクチュエータ制御信号及び前記第3の導出信号に基づいて発生するように構成され、前記アクチュエータ制御信号発生器手段は前記推定妨害信号
    Figure 0004159550
    を前記妨害推定器手段から入力するように結合され、前記アクチュエータ制御信号発生器手段は出力信号を前記推定妨害信号
    Figure 0004159550
    にも基づいて計算するように構成されており、
    前記アクチュエータ制御信号発生器手段は前記状態推定器から前記推定されたアクチュエータ手段の現位置及び現速度の信号
    Figure 0004159550
    及び
    Figure 0004159550
    を入力するように結合され、前記アクチュエータ制御信号発生器手段は出力信号u (k) を、
    Figure 0004159550
    なる式に基づいて計算するように構成され、ここで kk1 及び kk2 並びにkは前記アクチュエータ手段の動的特性及びSMCコントローラ利得により決定される係数であり、S (k) =g res ・x (k) +g ・v (k) =0は状態空間における時間不変表面を記述し、 " res " 及び " " はS (k) =0が安定した滑り面を規定するように選択された定数であり、 sat( res ・x (k) +g ・v (k)/ Φ ) は飽和関数を規定し、εはSMCアクチュエータ制御信号発生器手段の前記可変制御パラメータであるような利得係数であることを特徴とするディスクドライブ装置。
  13. 請求項1に記載のディスクドライブ装置において、前記アクチュエータ制御信号発生器手段により発生される前記アクチュエータ制御信号はデジタルアクチュエータ信号であり、前記制御回路は、
    − 前記アクチュエータ制御信号発生器手段から前記デジタルアクチュエータ信号を入力すると共にアナログアクチュエータ信号を発生するD/A信号処理手段と、
    − 好ましくは、前記D/A信号処理手段から前記アナログアクチュエータ信号を入力すると共にフィルタ処理されたアクチュエータ信号を発生するノイズフィルタ手段と、
    − 前記D/A信号処理手段から前記アナログアクチュエータ信号を入力するか又は前記フィルタ処理されたアクチュエータ信号を入力すると共に、アクチュエータ駆動信号を発生するアクチュエータドライバ手段と、
    を更に有することを特徴とするディスクドライブ装置。
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