JP2006518905A - 低減された電力消費量を有するディスクドライブユニット - Google Patents

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Abstract

とりわけモバイル装置内で使用される、リムーバブルディスク(D)用のディスクドライブユニットが、電気モーター(2)で駆動され、ディスク(D)を動作位置において支持するスピンドル(1)を含む。ディスクドライブユニットはさらに、1つまたは2つの取込機構(4A、4B)を含み、この取込機構(4A、4B)は、取り込まれたエネルギーを蓄積するための蓄積機構(5)内にエネルギーを取り込む。蓄積されたエネルギーを段階的にスピンドルへと解放し、ディスク回転の複数回の始動動作を支援するため、解放機構(6)が設けられる。2つの取込機構(4A、4B)は、それぞれ、ディスクの挿入時においてユーザーにより付与される力学的エネルギーと、ディスク回転の減速時において解放されるエネルギーとを、取り込むようにされている。ディスクドライブユニットの電力消費量は、力学的エネルギーの蓄積と、その段階的な解放とによって低減される。

Description

本発明は、請求項1の前段部分に従う、リムーバブルディスク用のディスクドライブユニットに関するものである。
この種のディスクドライブユニットは、多くの形態で知られている。この種のディスクドライブの電力消費量は重要な問題であり、特に、それらのディスクドライブがモバイル装置で使用されるものである場合には重要である。これは、かかるモバイル装置では、限られた蓄電量に苦しむことが多いためである。
米国特許第5,513,055号は、ディスクの挿入時においてユーザーにより付与される力学的なエネルギーに対する蓄積機構を有する、リムーバブルディスク用のディスクドライブユニットを含む装置を開示している。蓄積された力学的エネルギーは、ディスクの取出しの際に、その取出しに必要とされる電力量を低減させるために解放される。
本発明の1つの目的は、電力消費量がさらに低減させられた、リムーバブルディスク用のディスクドライブユニットを提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明に係るディスクドライブユニットは、請求項1の後段部分に記載された特徴によって特徴付けられている。
請求項1に従うディスクドライブユニットでは、解放機構が、蓄積されたエネルギーをスピンドルへと解放し、それによりディスクを回転させることを支援するため、スピンドルに接続可能とされている。ユーザーにより供給される力学的エネルギーによって始動エネルギーの少なくとも一部が与えられるので、かかるエネルギー取込機構および解放機構の使用は、ディスク回転の加速時においてモーターにより消費される電力量を低減させる。
請求項2の形態によれば、取り込まれたエネルギーが任意の所望の時に解放され得るという利点を有する、蓄積機構が設けられる。その解放時までは、エネルギーはその蓄積機構内に蓄積される。
請求項3の形態によれば、解放機構は、蓄積されたエネルギーを段階的に解放するようにされる。かかる解放機構の利点は、ディスクの1回の挿入につき多数回のサイクルに亘ってディスクを回転させることを支援するため、蓄積された力学的エネルギーを、適量ずつに分けられた形態で解放することができる点である。ユーザーにより付与されるこのエネルギーは、通常、スピンドルおよびディスクを数十回加速させるのに十分な量のエネルギーである。この形態は、ディスクドライブが、連続動作と比較して既に包括的なエネルギーの節減を与えているいわゆるバーストモードで動作する装置において、特に有用である。かかるモードにおいては、データは、実効的な高いレートでディスクから読み出され、バッファ内に配される。この動作は数秒しかかからず、その動作の後には、バッファは、より長い時間(たとえば1分)に亘ってディスクからデータを読み出すのに十分な量のデータを含んだ状態となる。1時間の再生時間につき、ディスクは、バッファ時間に応じて約50回加速されなくてはならない。
本発明の請求項15に従う形態では、ディスクドライブユニットは、スピンドルおよびディスクの減速時においてスピンドルから力学的エネルギーを取り込むために、スピンドルに接続可能とされた第2の取込機構を含んでいる。かかる第2の取込機構のため、ディスクの回転が、単に1つのバーストサイクルの後に解放されたまま尽きるのではなく、回転するディスクの力学的エネルギーが蓄積機構に蓄積されて、蓄積機構内に蓄積されたエネルギーの量が増分させられる。こうして、より多くの力学的エネルギーを蓄積機構内に蓄積して、電力消費量をさらに低減することが可能となる。
後続のスピンドルの加速時に再利用するために、スピンドルの運動エネルギーを吸収および蓄積するエネルギー取込機構自体は、たとえば米国特許第5,572,505号および特開平11−296956号より知られている。
本発明に係るディスクドライブユニットは、データディスクの読出しおよび/または書込みを行う装置内に組み込まれてもよいし、ディスクのカートリッジ内に組み込まれてもよい。前者の場合には、スピンドルは、ディスクのハブに結合されるようにされ、ディスクドライブユニットは、スピンドルを回転させるよう動作可能にそのスピンドルに接続された、電気モーターを含むものとされる。
後者の場合には、ディスクドライブ装置のスピンドルは、ディスクと一体化される。カートリッジは、読出および/または書込装置のディスクドライブへの、電気的および機械的接続部を有するものとされる。
本発明の上記およびその他の側面は、以下に例として説明する実施形態を参照することにより、明らかとなる。
添付の図面は、ディスクドライブユニットの実施形態を示している。このディスクドライブユニットは、光ディスク等のディスクDからのデータの読出しおよび/または同様のディスクDへのデータの書込みを行う装置内で使用されてもよい。このディスクドライブユニットが使用される装置として、とりわけ、モバイルすなわち携帯型装置(たとえば、交換可能な光データディスクが付与された携帯電話)が挙げられる。ディスクは、カートリッジC内に収容されていてもよい。モバイル装置は、ディスクドライブユニットが収容されるハウジングを有するものとなる。このハウジングには、挿入位置からディスクドライブユニットのスピンドル回りの動作位置へのディスクの挿入と、かかる動作位置から解放位置へのディスクの取出しとを可能とする開口部が設けられる。
ディスクドライブユニットの1つの特定の適用例では、このユニットは、非常に小さなディスク(たとえば直径30mmのディスク)を駆動するように設計される。かかるディスクドライブユニットは、たとえば、連続動作と比較してエネルギーを節減するいわゆるバーストモードで動作するものであってもよい。データは、実効的な高いレート(たとえば33Mビット/秒)でディスクから読み出され、バッファ(典型的には8MB)内に配される。例として、ある特定の適用例におけるデータのユーザーレートは1Mビット/秒とされ、ディスクの加速に1秒の時間がかかるようにされ得る。この加速は、静的摩擦ならびに動的摩擦(ベアリング摩擦ならびに空気摩擦)、ディスクならびにモーターの慣性、および電気モーターの電気的段階の調節に起因する、多大なエネルギー損失を生じさせる。加速の後では、ドライブユニットの電力損失は、典型的には1/10に減少する。この一定速度段階において、約2秒で、バッファにデータが満たされる。その後、モーターは停止させられてもよく、約1分の間、バッファからデータを読み出すことができる。ディスクが1時間の音楽を含んでいるとすると、そのディスクは、再生中において約50回加速されなくてはならない。
本発明は、力学的エネルギーを用いてディスクの加速を支援することにより、電力消費量を低減させること、特に、スピンドルおよびディスクの加速時における電力消費量を低減させることを提案するものである。
図1は、あるディスクドライブユニット内における、エネルギーの流れを極めて概略的に示した図である。この図には、光ディスクDを支持し回転させるようにされたスピンドル1、およびこのスピンドル1を回転させるのに用いられる電気モーター2が示されている。電気モーター2は、バッテリー3からエネルギーを受け取る。
上記のとおり、本発明は、力学的エネルギーを用いてスピンドル1およびディスクDの加速を支援することを提案するものである。この目的のため、ディスクドライブユニットは、力学的エネルギーを取り込むための取込機構4と、取り込まれたエネルギーを蓄積するための蓄積機構5と、スピンドル1の加速を支援するために、蓄積されたエネルギーをスピンドル1へと解放する解放機構6とを含んでいる。好ましくは、蓄積機構5内にある1回の取込分のエネルギーを用いてスピンドル1を複数回加速することが可能となるように、蓄積機構5内に取り込まれたエネルギーは、段階的に解放可能とされる。
図1に示した実施形態は、2つの取込機構4Aおよび4Bを有している。取込機構4Aは、ディスクドライブユニット内へのディスクDの挿入時にエネルギーを付与する、ユーザーからのエネルギーを取り込むようにされており、一方、取込機構4Bは、減速時においてスピンドル1により付与されるエネルギーを利用するようにされている。
図2および3は、ディスクドライブユニットの1つの実用的な実施形態を、極めて概略的に示した図である。これらの図は、スピンドル1と、ディスクDの周辺部分とを示している。さらに、これらの図には、取込機構4A、取込機構4B、蓄積機構5、および解放機構6が示されている。
取込機構4Aは、ディスク(またはカートリッジ)の挿入に際して動作させられるギアラック7を含んでいる。ディスクがカートリッジ内に収容されている場合には、ディスクDのカートリッジとギアラック7とは、直接押し付けられて噛合してもよい。剥出し状態のディスクの場合は、ディスクドライブユニットには、ディスクを収容するための引出部が設けられていてもよい。ディスクドライブユニット内へのディスクDの挿入時においては、ギアラック7はギアホイール8と噛合する。これにより、ギアラック7の並進運動は、ギアホイール8が取り付けられた駆動シャフト9の回転運動へと変換される。便利な形態では、ギアラック7には、ギアラック7が当初位置へ戻される時(すなわちディスクDが再び取り出される時)に、ギアラック7とギアホイール8との噛合を解除する機構が設けられる。かかるシステム自体は、既に知られている。
駆動シャフト9の一端には、一方向への回転が許され反対方向への回転が防止されるような態様で駆動シャフト9を固定部品に結合する、一方向カップリング10が付与されている。ここでは、任意の既知のカップリングが使用され得る。駆動シャフト9は、アクチュエータ15によって、軸方向(図2において上方向)に摺動可能とされていてもよい。駆動シャフトを当初位置に戻すために、クランプ11が使用されてもよい。
図2はまた、取込機構4Bを示している。この取込機構4Bは、スピンドル1に取り付けられ回転可能に結合された、シャフト12を含んでいる。シャフト12は、第1の伝達部材を含んでおり、この第1の伝達部材は、たとえば、噛合相手の第2の伝達部材と噛合するようにされた摩擦ホイールまたはギアホイール13である。第2の伝達部材は、たとえば、駆動シャフト9と共に軸方向に摺動可能な摩擦またはギアホイールである。アクチュエータ15を用いて駆動シャフト9とギアホイール14とを軸方向に摺動させることにより、ギアホイール14と、スピンドルシャフト12上のギアホイール13とが噛合状態となる。ディスクの加速時および一定速度での回転時においては、クランプ11のため、ギアホイール13と14とは噛合していない状態となる。モーター2が停止され、スピンドル1がもはや駆動されていない状態になると、ギアホイール13と14とを噛合させるようにシャフト9が移動させられ、それにより、スピンドル1の回転エネルギーが、駆動シャフト9に伝達されるようになる。
図2および3には、力学的エネルギーを蓄積する蓄積機構5も図示されている。この蓄積機構5には、この例では渦巻ばね16である機械的なばねが設けられている。この渦巻ばね16の一端は、この例では過負荷防止手段17を介して、取込機構4の駆動シャフト9に接続されている。この過負荷防止手段17は、スリップカップリングその他のいかなる既知の構造のものであってもよい。渦巻ばね16の軸は、駆動シャフト9の軸と整列させられており、駆動シャフト9の回転は、渦巻ばね16を巻き上げ、それにより渦巻ばね内にエネルギーを蓄積する。
渦巻ばね16の他端は、解放機構6に固定されている。この解放機構6は、この例では、渦巻ばね16が固定された駆動ホイール18等の解放手段を含んでいる。駆動ホイールは、渦巻ばね16の軸および駆動シャフト9と整列させられた、軸19回りに回転可能とされている。駆動ホイール18は、駆動ホイール18の周縁に等間隔で配された複数の駆動カム20を含んでいる。この複数の駆動カム20は、スピンドル1に固定された被駆動ホイール23の、実質的に円柱状の外周上の噛合表面22と噛合するようにされた、外側摩擦表面21を有する。解放機構6はさらに、ロック手段24を含んでいる。このロック手段24は、この例では、一端において回転軸26回りに枢軸回転可能とされ、かつ他端においてキャッチ部27を含む、アーム25を含んでいる。キャッチ部27は、駆動ホイール18の外周上に配された駆動カム20の後方を引っ掛けて捕捉するようにされている。駆動カム20の1つを捕捉または解放するようにロック手段24を動作させるため、ロック手段24には、ソレノイドその他のアクチュエータ28が設けられている。この例では、回転軸26の軸は、駆動ホイール18の軸19と平行に走っている。
ディスクドライブユニットおよび/またはディスクドライブユニットを含む装置は、適切な動作のためディスクドライブユニットの各部分を制御する、CPUおよびソフトウェアを含むこととなる。
ディスクドライブユニットの動作は、以下のとおりである。
ディスクがディスクドライブユニットにロードされると、ギアラック7が移動させられ、ギアホイール8が回転させられる。すると、駆動シャフト9は、渦巻ばね16が巻き上げられるような方向に回転する。スピンドル1およびそのスピンドル1により支持されたディスクを回転させるため、ディスクドライブユニットが始動されると、ロック手段24のアクチュエータ28が作動させられ、アーム25が回転軸26回りに枢軸回転する。その結果、キャッチ部27が駆動カム20から解放され、駆動ホイール18に加えられていた渦巻ばね16の応力が、その駆動ホイール18を回転させ、駆動カム20のうちの1つの摩擦表面21が、被駆動ホイール23の噛合表面22と噛合し、それによりスピンドル1が駆動ホイール18によって駆動される。結果として、スピンドル1が加速され、かつ電気モーター2も作動させられるため、スピンドル1は、ディスクDからのデータの読出しまたはディスクDへのデータの書込みを行うための、通常の動作回転速度に到達させられる。好ましくは、電気モーター2は、スピンドルの加速中または加速後に始動させられる。これは、こうすることがモーターの制御を容易とし(静止状態では、電子回路は極の相対的な位置が分からないため、始動が難しい)、電力消費量をさらに低減させるためである。
駆動カム20は、ロック手段のキャッチ部27による解放後まもなく、再びロック位置に到達させられ(たとえば、ソレノイド28の給電停止、およびキャッチ部27を戻すばねにより)、ロック手段24に到達した次の駆動カム20がキャッチ部27により捕捉され、駆動ホイール18が停止させられる。こうすることにより、渦巻ばね16のエネルギーを用いてスピンドル1を複数回(好ましくは数十回)加速することができるように、渦巻ばね16のエネルギーを段階的に解放することが可能となる。
ディスクドライブユニットの電気モーター2の給電が停止されると、駆動シャフト9は軸方向に移動させられ、それにより、ギアホイール13と14とが互いに噛合し、スピンドル1の回転エネルギーが駆動シャフト9に伝達される。駆動シャフト9の回転により、渦巻ばね16は、ある程度(さらに)巻き上げられる。その結果、蓄積機構5によりスピンドル1に付与された加速エネルギーの一部が、蓄積機構5に戻される。
本発明に従う機構は、ディスクドライブユニットのエネルギー消費量を顕著に低減させ、その結果、そのディスクドライブユニットが搭載されているモバイル装置のバッテリーの持続時間を長くする。
図4は、駆動シャフト/スピンドル構造の1つの変更実施形態の構造を示した図である。この例では、駆動ホイール18は1つの駆動カム29を有する一方、被駆動ホイール23は複数の被駆動カム30を有する。被駆動カム30は、駆動カム29により噛合される噛合表面31を有している。この実施形態では、駆動ホイール18と被駆動ホイール23との間の力の伝達は、摩擦接触に基づくものではなく、2つのホイールの間に突当接触(impinging contact)がある(力ではなくむしろ形状に基づく噛合)。この実施形態では、前述の実施形態と同様にロック手段その他の手段による規定によって、各駆動段階において、駆動ホイール18が360°回転する。駆動カム29は、被駆動カム30に突き当たるまでに半回転分より多く回転するかもしれず、それにより、駆動カム29が被駆動カムに突き当たったときに駆動カム29は速いスピードを有し、したがって高速の加速が得られる。また、たとえば2つの駆動カム29を有する、駆動ホイール18を提供することも可能である。あるいは、スピンドルまたは被駆動ホイール23に対称的な態様で噛合するため、スピンドル1に対して対称的に配された2つの駆動シャフト9を用いてもよい。この形態によれば、スピンドルに対して対称的なトルクの伝達がなされるので、ベアリング損失および摩耗に起因するエネルギー損失が低減させられる。
図4にはさらに、解放機構6の駆動カム29の軸19が、エネルギー取込機構4Aの駆動シャフト9と整列させられていないことが示されている。この実施形態では、ばね16は伝達部材32に固定されている。この伝達部材32は、駆動カム29の軸19上の噛合相手の伝達部材33と噛合している。この構造は、ばね16の巻上げを解きすぎることなしに、駆動カムの速いスピードを可能とする。
図4はさらに、取込部材35と、捩りばね36の形態を有する蓄積機構と、さらに図示しない解放機構とを含む、取出機構34を示している。ディスク(カートリッジ)を装置から取り出すためのかかる取出機構自体は、従来技術より知られている。
図5は、ディスクドライブユニットの解放機構6の、さらに別の1つの変更実施形態を示している。この解放機構6は、図2および3と同様の、噛合表面22を含む被駆動ホイール23を含んでいる。駆動ホイール18またはスピンドル19は、板ばね38その他の可撓性部材を介して、スピンドル19または駆動ホイール18に接続された駆動カム37を含んでいる。この板ばね38その他の可撓性部材は、駆動カム37が、被駆動ホイール23の噛合表面22と摩擦により噛合することを可能とする。ロック手段24のキャッチ部27は、この例では駆動カム37によって、駆動ホイールを捕捉および解放するようにされている。この解放機構は、スピンドル1への円滑なエネルギーの解放を可能とする。
以上の説明より、本発明は、極めて低いエネルギー消費量を有するディスクドライブユニットを提供することが明らかである。
本発明は、図面に示され上記で説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲による本発明の範囲内において、様々な変更を行うことが可能である。上記に説明した様々な実施形態の特徴を組み合わせてもよく、また、特定の特徴部分を代替部分によって置き換えてもよい。
明細書および特許請求の範囲において、「1つの」との語の使用は、その要素が複数であることを排除するものではなく、「備える」または「含む」との表現は、さらなる要素または工程の存在を排除するものではない。単一のプロセッサまたはユニットが、特許請求の範囲に記載されたいくつかの手段の機能を満たしていてもよい。
変更形態の構造の一例として、駆動シャフトに代えて、スピンドルのシャフトを軸方向に摺動可能とし、それにより、第2の取込機構が、蓄積機構と噛合しかつその噛合が解除されるようにすることも可能である。平板渦巻ばね(これは非常にコンパクトであり、したがってモバイル装置への応用に非常に適している)に代えて、捩りばね等の代替の機械的なばねを用いることが可能であり、あるいは空気圧ばね等を用いることも可能である。ディスクドライブユニットは、動作位置から取出位置へとディスクを取り出すための別個の取出機構を有していてもよいが(図4参照)、この取出機構は、本発明に従うエネルギー取込および蓄積機構と一体化されてもよい。さらには、取り込まれたエネルギーがスピンドルに直接伝達されるように、蓄積機構を割愛して、取込機構と解放機構とを直接結合することも考えられる。その場合、スピンドルの回転は、ディスクの挿入時において直ちに開始されなくてはならない。
1つの変更実施形態では、ディスクドライブユニットは、モバイル装置内ではなく、モバイル装置内で使用されるディスクのカートリッジ内に配される。エネルギー取込機構は、ディスクカートリッジのモバイル装置内への挿入に際して蓄積機構に取込みを行うため、モバイル装置の一部を噛合させる手段を含む。かかる手段は、装置内においてディスクを露出させるためのカートリッジの開口部分に関して知られている。モバイル装置内のCPUによる、カートリッジ内のアクチュエータの制御のため、電気接触部が存在するべきである。
現在のところ好ましい実施形態においては、ディスクは、光データディスクである。しかしながら、本発明は、あらゆる種類のディスクに対して利用可能である点を理解されたい。たとえば、本発明は、強誘電性ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、近接場ディスク、活性電荷蓄積ディスク(active charge storage disk)、または、これらの技術もしくは任意の他の読出/書込技術の組合せを用いたその他のディスクに対しても、利用可能である。
本発明に係るディスクドライブユニットの1つの実施形態における、エネルギーの流れを表した図 本発明に係るディスクドライブユニットの1つの実施形態を、極めて概略的に示した分解側面図 図2のディスクドライブユニットの一部の平面図 ディスクドライブユニットの解放機構の1つの変更実施形態を、極めて概略的に示した図 解放機構のみの1つの変更実施形態を示した、図4に類似の図

Claims (23)

  1. ディスクからのデータの読出しおよび/またはディスクへのデータの書込みを行う装置内、とりわけモバイル装置内で使用される、リムーバブルディスク用のディスクドライブユニットであって、当該ディスクドライブユニット内に配され、前記ディスクを動作位置において回転可能に支持するようにされたスピンドルと、前記ディスクが前記装置内の動作位置へと導かれる際にユーザーにより付与される力学的エネルギーを、取り込むようにされたエネルギー取込機構と、取り込まれた前記力学的エネルギーを解放するようにされた解放機構とを含み、
    前記解放機構が、取り込まれた前記エネルギーを前記スピンドルへと解放し、前記ディスクを回転させることを支援するために、前記スピンドルに接続可能とされていることを特徴とするディスクドライブユニット。
  2. 蓄積機構を含み、該蓄積機構の一端が、前記取込機構により取り込まれた前記力学的エネルギーを蓄積するため、前記取込機構に接続されており、別の一端が、蓄積された前記力学的エネルギーを解放するため、前記解放機構に接続されていることを特徴とする請求項1記載のディスクドライブユニット。
  3. 前記解放機構が、蓄積された前記エネルギーを、段階的に解放するようにされていることを特徴とする請求項2記載のディスクドライブユニット。
  4. 前記解放機構が、前記スピンドルと選択的に噛合する解放手段を含んでいることを特徴とする請求項3記載のディスクドライブユニット。
  5. 前記解放手段が、軸回りに回転可能な少なくとも1つの駆動カムを含み、前記スピンドルが、前記解放手段の前記少なくとも1つの駆動カムにより噛合可能な噛合表面を含み、該噛合が、前記スピンドルの加速時において、1つのみの駆動カムが該スピンドルの前記噛合表面と噛合するようになされることを特徴とする請求項4記載のディスクドライブユニット。
  6. 前記スピンドルの前記噛合表面が、被駆動ホイールの実質的に円柱状の外周上に形成されており、前記少なくとも1つの駆動カムが、前記実質的に円柱状の噛合表面と摩擦により噛合するようにされていることを特徴とする請求項5記載のディスクドライブユニット。
  7. 前記解放手段が複数の駆動カムを含んでいることを特徴とする請求項6記載のディスクドライブユニット。
  8. 前記スピンドルの前記噛合表面が、前記解放手段の前記少なくとも1つの駆動カムと噛合可能な、複数の被駆動カム上に形成されていることを特徴とする請求項5記載のディスクドライブユニット。
  9. 前記解放機構が、該解放機構の前記駆動カムを回転に抗してロックし、前記スピンドルの加速が必要なときに該解放機構の前記駆動カムのロックを解除するためのロック手段を含むことを特徴とする請求項5から8いずれか1項記載のディスクドライブユニット。
  10. 前記ロック手段が、前記解放機構の前記駆動カムと噛合するように形成されたキャッチ部を含んでおり、該噛合は、前記ロック手段が前記駆動カムの回転のロックを解除した際に、該ロック手段の前記キャッチ部が、駆動ホイールの外周に沿って直後にある駆動カムと噛合するようになされることを特徴とする請求項9記載のディスクドライブユニット。
  11. 前記解放機構が、前記ロック手段を動作させるようにされたアクチュエータを含んでいることを特徴とする請求項9または10記載のディスクドライブユニット。
  12. 前記取込機構が、前記ディスクの挿入時において該ディスクと共に移動させられるようにされたギアラックと、前記ディスクの前記挿入時において前記ギアラックと噛合し、駆動シャフトを介して前記蓄積機構または前記解放機構に回転可能に接続されるギアホイールとを含んでいることを特徴とする請求項1から11いずれか1項記載のディスクドライブユニット。
  13. 前記駆動シャフトが、該駆動シャフトの一方向の回転のみを可能とするようにされた一方向カップリングに、動作可能に接続されていることを特徴とする請求項1から12いずれか1項記載のディスクドライブユニット。
  14. 前記スピンドルの減速時において該スピンドルから力学的エネルギーを取り込むために、該スピンドルに接続可能とされた第2の取込機構を含んでいることを特徴とする請求項1から13いずれか1項記載のディスクドライブユニット。
  15. 前記第2の取込機構が、シャフトを介して前記スピンドルに取り付けられた第1の伝達部材と、前記駆動シャフトと共に回転可能となるように、前記駆動シャフトの軸方向に摺動可能とされた第2の伝達部材とを含み、前記第1の伝達部材と前記第2の伝達部材とが、前記スピンドルの回転の減速時にのみ、前記スピンドルから前記駆動シャフトを介して前記蓄積機構へと回転エネルギーを伝達するために噛合することを特徴とする請求項14記載のディスクドライブユニット。
  16. 前記第2の取込機構が、摺動可能な前記第2の伝達部材の摺動動作を生じさせるアクチュエータを含んでいることを特徴とする請求項15記載のディスクドライブユニット。
  17. 前記蓄積機構は、一端が前記エネルギー取込機構に接続され、別の一端が前記解放機構に接続された、力学的エネルギーを蓄積するようにされた少なくとも1つのばね部材を含んでいることを特徴とする請求項2から16いずれか1項記載のディスクドライブユニット。
  18. 前記ばね部材が、たとえば渦巻ばねまたは捩りばねといった、機械的なばね部材であることを特徴とする請求項17記載のディスクドライブユニット。
  19. 前記蓄積機構が、該蓄積機構の過負荷を防止するようにされた過負荷防止手段を含むことを特徴とする請求項18記載のディスクドライブユニット。
  20. ディスクからのデータの読出しおよび/またはディスクへのデータの書込みを行う装置内に組み込まれる請求項1から19いずれか1項記載のディスクドライブユニットであって、前記スピンドルが、前記ディスクのハブに結合されるようにされており、前記スピンドルを回転させるよう動作可能に該スピンドルに接続された、電気モーターを含むことを特徴とするディスクドライブユニット。
  21. 請求項20記載のディスクドライブユニットを含むハウジングを有することを特徴とするモバイル装置。
  22. ディスクと、請求項1から19いずれか1項記載のディスクドライブユニットとを含むことを特徴とする、読出/書込装置内で使用されるディスクカートリッジ。
  23. とりわけモバイル装置内で使用される、リムーバブルディスク用のディスクドライブユニットであって、当該ディスクドライブユニット内に配され、前記ディスクを動作位置において回転可能に支持するようにされたスピンドルと、力学的エネルギーを取り込むようにされたエネルギー取込機構と、前記力学的エネルギーを蓄積するための蓄積機構と、蓄積された前記力学的エネルギーを解放するようにされた解放機構とを含み、
    前記解放機構が、蓄積された前記エネルギーを段階的に解放するようにされていることを特徴とするディスクドライブユニット。
JP2006502583A 2003-02-25 2004-02-12 低減された電力消費量を有するディスクドライブユニット Withdrawn JP2006518905A (ja)

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