JP2006518382A - 眼の障害に罹患している人を処置するためのステロイドの使用 - Google Patents
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Abstract
網膜水腫およびNPDRを処置するための方法および組成物が、開示される。本発明は、網膜水腫(黄斑水腫および糖尿病性黄斑水腫(DME)を含む)ならびにNPDRに罹患している人の処置のための、改善された糖質コルチコイド処方物を提供する。この処方物は、以下のうちの一つ以上による副作用の減少を提供する:処方物中の特定の賦形剤の非存在、糖質コルチコイドの濃度、糖質コルチコイドの選択、もしくは処方物の送達の方法。
Description
本発明は、網膜水腫および/もしくは非増殖性糖尿病性網膜症(NPDR)を罹患している人の処置のためのステロイド処方物の使用に関する。このステロイド処方物はまた、新脈管形成抑制剤(angiostatic agent)である酢酸アネコルタブ(anecortave acetate)も含有し得る。
(発明の背景)
糖尿病は、種々の器官の微小血管内に可逆的および不可逆的な病的変化を生じる持続性高血糖により特徴付けられる。それゆえ、糖尿病性網膜症(DR)は、重症度レベルが上昇して視力の予後が悪化する段階のカスケードとして表わされる網膜微小血管疾患である。進行する糖尿病性網膜症について報告されているいくつかの主要な危険因子としては、糖尿病の持続、血糖制御の質、および全身性高血圧の存在が挙げられる。DRは、2種の主要な臨床段階(非増殖性糖尿病性網膜症(NPDR)および増殖性糖尿病性網膜症(PDR))におおまかに分類されており、ここで、用語「増殖性」とは、網膜前の新生血管形成(NV)の存在をいう。NPDRは、初期の「バックグラウンド」DRを含むある範囲の臨床下位区分を含み、この下位区分において、増殖性DRを介して、小さい多病巣性変化(例えば、微細動脈瘤、「ドットブロット」出血、および神経線維層梗塞)が網膜内に観察され、これらは、網膜前NVの発達の直前に生じる。糖尿病性黄斑水腫は、NPDRかPDRかのいずれかの間に見られ得るが、糖尿病性黄斑水腫は、しばしば、NPDRの後期段階において観察され、そしてもっとも重篤な段階であるPDRの発症に向かう進行の予後指標である。
糖尿病は、種々の器官の微小血管内に可逆的および不可逆的な病的変化を生じる持続性高血糖により特徴付けられる。それゆえ、糖尿病性網膜症(DR)は、重症度レベルが上昇して視力の予後が悪化する段階のカスケードとして表わされる網膜微小血管疾患である。進行する糖尿病性網膜症について報告されているいくつかの主要な危険因子としては、糖尿病の持続、血糖制御の質、および全身性高血圧の存在が挙げられる。DRは、2種の主要な臨床段階(非増殖性糖尿病性網膜症(NPDR)および増殖性糖尿病性網膜症(PDR))におおまかに分類されており、ここで、用語「増殖性」とは、網膜前の新生血管形成(NV)の存在をいう。NPDRは、初期の「バックグラウンド」DRを含むある範囲の臨床下位区分を含み、この下位区分において、増殖性DRを介して、小さい多病巣性変化(例えば、微細動脈瘤、「ドットブロット」出血、および神経線維層梗塞)が網膜内に観察され、これらは、網膜前NVの発達の直前に生じる。糖尿病性黄斑水腫は、NPDRかPDRかのいずれかの間に見られ得るが、糖尿病性黄斑水腫は、しばしば、NPDRの後期段階において観察され、そしてもっとも重篤な段階であるPDRの発症に向かう進行の予後指標である。
黄斑水腫は、糖尿病患者における失明の主要な原因であり、一方、網膜前新生血管形成(PDR)は、法的盲の主要な原因である。NPDRおよびその後の黄斑水腫は、部分的には、持続性高血糖により誘発される網膜微小血管症がもたらす網膜虚血と関連している。動物モデルおよび経験的ヒト研究より蓄積されたデータは、網膜虚血が、免疫誘発性(proinflammatory)および/もしくは脈管形成誘発性(proangiogenic)の増殖因子およびサイトカイン(例えば、プロスタグランジンE2、血管内皮増殖因子(VEGF)、インスリン様成長因子−1(IGF−1)など)の局所レベルの上昇としばしば関連することを示す。これらの分子は、網膜微小血管を変化させ、そして毛細管細胞外マトリックス再構築、水腫を引き起こす網膜血管漏出、および新脈管形成のような病的な変化を引き起こし得る。
今日、DRおよび/もしくは黄斑水腫の処置に関して、薬理学的治療は、承認されていない。医療の現在の標準は、レーザー光凝固術であり、これは、黄斑水腫を安定化もしくは消散させ、そして網膜前NVに向かう進行を遅らせるために使用される。レーザー光凝固術は、健康な組織を破壊することにより網膜虚血を減少させ得、それにより、代謝要求を低下させ得る;レーザー光凝固術はまた、種々のサイトカインおよび栄養因子の発現および生成も調節し得る。残念なことに、レーザー光凝固術は、細胞破壊的手順であり、そして処置される眼の視野は、不可逆的に損なわれる。糖尿病性黄斑水腫以外に、網膜水腫が、種々の他の後区疾患(例えば、後部ブドウ膜炎、側枝網膜静脈閉塞、外科手術誘発性炎症、眼内炎(滅菌および非滅菌)、強膜炎、および上強膜炎など)において観察され得る。
糖質コルチコイドは、眼の後ろ側の特定の障害を処置するために医学界により使用されている(詳細には:Kenalog(トリアムシノロンアセトニド)、Celestone Soluspan(ベタメタゾンリン酸ナトリウム)、Depo−Medrol(酢酸メチルプレドニゾロン)、Decadron(デキサメタゾンリン酸ナトリウム)、Decadron L.A.(酢酸デキサメタゾン)、およびAristocort(二酢酸トリアムシノロン))。これらの製品は、一般的に、炎症性障害の処置のために眼周囲への注射を介して投与される。効能がありかつ安全な治療の欠如により、例えば、網膜水腫および加齢性黄斑変性(AMD)の処置のために糖質コルチコイドを使用することは、ますます関心が寄せられている。Bausch&LombおよびControl Delivery Systemsは、黄斑水腫の処置のために硝子体内移植片を介して送達されるフルオシノロンアセトニド(fluocinolone acetonide)を評価している。Oculex Pharmaceuticalsは、持続性黄斑水腫のためにデキサメタゾン移植片を研究している。さらに、眼科医は、困難な嚢胞性糖尿病性黄斑水腫の処置および滲出性AMDのために、Kenalogの硝子体内注射を用いて実験している。
糖質コルチコイドは、多くの眼の状態の処置において非常に効果的であるが、入手可能な上記製品に関連する重要な副作用が存在する。副作用としては、以下が挙げられる:眼内炎(endopthalmitis)、白内障、および眼内圧上昇(IOP)。いくつかの副作用には、糖質コルチコイド自体に起因するものもあるが、処方物中の賦形剤がもたらし得るかもしくは処方物中の賦形剤により悪化され得るものもある。
網膜水腫およびNPDRの処置において効果的であり、一方で有害な反応を引き起こさないかもしくは有害な反応が軽減している糖質コルチコイド処方物が必要とされている。本発明の処方物は、その必要性を満たす。
(発明の要旨)
本出願は、糖質コルチコイド単独もしくは酢酸アネコルタブと組合わせた糖質コルチコイドによる、網膜水腫もしくはNPDRを罹患している人の処置に関する。
本出願は、糖質コルチコイド単独もしくは酢酸アネコルタブと組合わせた糖質コルチコイドによる、網膜水腫もしくはNPDRを罹患している人の処置に関する。
(好ましい実施形態の詳細な説明)
本発明は、網膜水腫(黄斑水腫および糖尿病性黄斑水腫(DME)を含む)ならびにNPDRに罹患している人の処置のための改善された糖質コルチコイド処方物を提供する。この処方物は、以下のうちの一つ以上による副作用の減少を提供する:処方物中の特定の賦形剤の非存在、糖質コルチコイドの濃度、糖質コルチコイドの選択、もしくは処方物の送達の方法。
本発明は、網膜水腫(黄斑水腫および糖尿病性黄斑水腫(DME)を含む)ならびにNPDRに罹患している人の処置のための改善された糖質コルチコイド処方物を提供する。この処方物は、以下のうちの一つ以上による副作用の減少を提供する:処方物中の特定の賦形剤の非存在、糖質コルチコイドの濃度、糖質コルチコイドの選択、もしくは処方物の送達の方法。
本発明において用いられ得る糖質コルチコイドは、黄斑水腫および/もしくはNPDRの処置において効果的である全ての受容可能な化合物を含む。好ましい糖質コルチコイドとしては、デキサメタゾン、フルオロメタロン、メドリゾン、ベタメタゾン、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、プレドニゾン、プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン、リメキソロン、および薬学的に受容可能なそれらの塩が挙げられる。糖質コルチコイドのさらなる例としては、プレドニカルベート、デフラザコート、ハロメタゾン、チキソコルトール、プレドニリデン(21−ジエチルアミノアセテート)、プレドニバル、パラメタゾン、メチルプレドニゾロン、メプレドニゾン、マジプレドン、イソフルプレドン、酢酸ハロプレドン、ハルシノニド、フォルモコルタール、フルランドレノリド、フルプレドニゾロン、酢酸フルプレドニジン、酢酸フルペロロン、フルオコルトロン、フルオコルチンブチル、フルオシノニド、フルオシノロンアセトニド、フルニソリド、フルメタゾン、フルドロコルチゾン、フルクロリニド、エノキソロン、ジフルプレドネート、ジフルコルトロン、二酢酸ジフロラゾン、デソキシメタゾン、デソニド、デシノロン、コルチバゾール、コルチコステロン、コルチゾン、クロプレドノール、クロコルトロン、クロベタゾン、クロベタゾール、クロロプレドニゾン、カフェストール、ブデソニド、ベクロメタゾン、アムシノニド、アロプレグナンアセトニド、アルクロメタゾン、21−アセトキシプレグネノロン、トラロニド、酢酸ジフロラゾン、デアシルコルチバゾール、RU−26988、ブデソニド、およびデアシルコルチバゾールオキセタノンが挙げられる。上に引用される糖質コルチコイドの全ては、公知の化合物である。この化合物についてのさらなる情報は、例えば、The Merck Index、Eleventh Edition(1989)、およびそこに引用される刊行物において見出され得、その内容の全体が、参考として本明細書中で、これにより援用される。
上記化合物は、水腫および/もしくはNPDRの処置のための網膜への送達のために処方される。この処方物は、精製された、保存されていない糖質コルチコイド処方物である。保存剤を除去し、かつ少なくとも一つの精製されたコルチコイドを使用することにより、このような処方物は、眼内炎(endopthalmitis)の発生数を除去もしくは大きく減少させる。
慢性網膜水腫および/もしくはNPDRを処置するための好ましいステロイドは、市販される製品の多くよりも、弱い効力を有する。例えば、プレドニゾロン、酢酸プレドニゾロン、リメキソロン、フルオロメタロン、および酢酸フルオロメタロンは、このような筋書において有用であるが、白内障および/もしくはIOP上昇の発生数を減少する。
上記の改善された処方物は、硝子体内注射、後強膜近傍(posterior juxtascleral)注射、もしくは結膜下注射により、ならびに以下にさらに記載されるような移植されるデバイスを介して、送達され得る。引用される全ての特許は、本明細書中で参考として援用される。
特に好ましい移植されるデバイスとしては、以下が挙げられる:エチレン酢酸ビニルを用いて作製される移植片のような非侵食性非分解性の移植片、ならびにポリ無水物もしくはポリラクチドを用いて作製される移植片のような侵食性もしくは生分解性の移植片の両方を含む、種々の固体および半固体の薬物送達移植片。薬物送達移植片(特に、眼の薬物送達移植片)は、一般的に、少なくとも一種のポリマー成分により特徴付けられる。多くの場合、薬物送達移植片は、一種より多くのポリマー成分を含有する。
例えば、米国特許第5,773,019号は、眼に薬物を送達するための移植可能な制御放出デバイスを開示し、この移植可能なデバイスは、有効量の低溶解度薬物を含有する内部コアを有し、この内部コアは、その低溶解度薬物に対して透過性である非生物侵食性ポリマーコーティング層により覆われる。
米国特許第5,378,475号は、内部コアもしくはレザバを有する徐放性薬物送達デバイスを開示し、このデバイスは、薬物、その薬物の通過に対して本質的に不透過性である第一のコーティング層、およびその薬物に対して透過性である第二のコーティーング層を備える。第一のコーティング層は、内部コアの少なくとも一部分を覆うが、内部コアの少なくとも小部分は、第一のコーティング層によりコーティングされない。第二のコーティング層は、第一のコーティング層と内部コアのコーティングされていない部分とを、本質的に完全に覆う。
米国特許第4,853,224号は、生分解性の眼の移植片を開示し、この移植片は、眼の前眼房および/もしくは後眼房への移植のためのマイクロカプセル化された薬物を含む。ポリマーカプセル化剤もしくは脂質カプセル化剤が、このカプセルの主な成分である。
米国特許第5,164,188号は、眼の脈絡膜上における生分解性移植片の使用を開示している。この移植片は、一般的に、カプセル化されている。このカプセルは、ほとんどの部分について、ポリマーカプセル化剤である。「オキシセル、ゼラチン、シリコーンなどのような」、移動することなく脈絡膜上の所与の領域に配置され得る物質もまた、使用され得る。
米国特許第6,120,789号は、数ある使用のうち、動物における固体マトリックスのインサイチュ形成のための非ポリマー組成物の使用、ならびに医療デバイスとしてもしくは生物学的に活性な薬剤のための徐放性送達系としてのこの組成物の使用を開示している。この組成物は、生分解性の非ポリマー物質および薬学的に受容可能な有機溶媒から構成される。この非ポリマー組成物は、生分解性および/もしくは生物侵食性であり、そして、水性流体もしくは体液において実質的に不溶性である。上記有機溶媒は、この非ポリマー物質を可溶性にし、そして水もしくは他の水性媒体において、混和性から分散性にわたる範囲の溶解性を有する。動物において移植部位に配置される場合、上記非ポリマー組成物は、最終的に、固体構造物に変形する。結果として生じた移植片は、薬学的に有効な活性薬剤をその動物に送達するためのシステムを提供する。‘789特許に従うと、適切な有機溶媒は、生体適合性で薬学的に受容可能な有機溶媒であって、そして少なくとも部分的には、上記非ポリマー物質を溶解する有機溶媒である。この有機溶媒は、混和性から分散性にわたる範囲の水溶解性を有する。この溶媒は、インサイチュにおいて上記組成物から血清、リンパ、脳脊髄液(CSF)、唾液などのような移植部位の水性組織流体へと拡散可能、分散可能、もしくは浸出可能である。‘789特許に従うと、この溶媒は、好ましくは、約9〜13(cal/cm3)1/2のHildebrand(HLB)溶解度比を有し、そしてその溶媒の極性の程度が、水中で少なくとも約5%の溶解度を提供するために効果的であることが好ましい。
侵食性もしくは生分解性の移植片におけるポリマー成分は、眼の組織を通って輸送されて、そして排出されるために、侵食されるかもしくは分解されなければならない。約4000以下の低分子量分子は、生物分解もしくは侵食の必要性なしに、眼の組織を通って輸送され、そして除去され得る。
本発明の処方物を送達するために使用され得る別の移植可能なデバイスは、米国特許第5,869,079号に記載される生分解性移植片である。
本発明の処方物の後強膜近傍送達のために、好ましいデバイスが、共有に係る米国特許第6,413,245 B1号に開示されている(カニューレ)。送達のための他の好ましいデバイスが、共有に係る他の特許および特許出願において開示されている:米国特許第6,416,777 B1号および同第6,413,540 B1号(強膜の外表面上の移植のためのデバイス)。
本発明の目的を果たす例示の糖質コルチコイド処方物は、特に、以下の実施例1〜7において示される。上記懸濁剤は、既に記載されたように送達され得る。本発明の処方物は、チロキサポール(tyloxapol)以外の他の非イオン性界面活性剤(例えば、Tweenとしても公知のポリソルベート、プルロニック(pluronic)およびSpan)を含み得る。イオン性界面活性剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウムもしくは陰イオン性胆汁酸塩)もまた、使用され得る。両性界面活性剤(例えば、レシチン(lecithin)および水素添加レシチン)が使用され得る。そのpHは、5.0から8.4までに変化し得るが、好ましくは、約6.8〜7.8である。他の適切な緩衝剤系(例えば、クエン酸塩もしくはホウ酸塩)が、本処方物において用いられ得る。異なる容量オスモル濃度調整剤(例えば、塩化カリウム、塩化カルシウム、グリセリン、デキストロース、もしくはマンニトール)もまた、使用され得る。
上に記載された組合わせの処方物の例を以下に示す。
(b)イオン性薬剤と非イオン性薬剤の両方が、上記製品単独か組合わせた製品かのいずれかの容量オスモル濃度を調整するために使用される。これもまた、懸濁物を安定化する。
(c)使用され得る他の界面活性剤は、非イオン性(チロキサポール、Tween、Span)、陰イオン性(レシチン、水素添加レシチン)、もしくは陰イオン性(ラウリル硫酸ナトリウム、胆汁酸塩)である。
記載された糖質コルチコイドにより誘発された高い眼圧を有する患者(η=15)を、1%酢酸アネコルタブ点眼剤により、一日三回、12週間まで、局所的に処置した。患者は、それらの糖質コルチコイド投薬を受け続けた。酢酸アネコルタブ処置後、IOPは有意に減少した(29mm Hgから約19〜22mm Hgへ)。図1を参照のこと。
(実施例9)
3群のウサギは、4週間、酢酸デキサメタゾン(1mg/kg)のテノン嚢下注射を毎週受けた。2週間後、3群全てのIOPは、約5mm Hgと測定された。次に、ウサギを、ビヒクル、0.1%酢酸アネコルタブ、1%酢酸アネコルタブにより、一日三回、その後の2週間の局所的な眼への投薬により処置した。IOPは、ビヒクル処置群において上昇し続けた。対照的に、IOPは、両方の酢酸アネコルタブ処置群において有意に低下した。図2を参照のこと。
3群のウサギは、4週間、酢酸デキサメタゾン(1mg/kg)のテノン嚢下注射を毎週受けた。2週間後、3群全てのIOPは、約5mm Hgと測定された。次に、ウサギを、ビヒクル、0.1%酢酸アネコルタブ、1%酢酸アネコルタブにより、一日三回、その後の2週間の局所的な眼への投薬により処置した。IOPは、ビヒクル処置群において上昇し続けた。対照的に、IOPは、両方の酢酸アネコルタブ処置群において有意に低下した。図2を参照のこと。
(実施例10)
酢酸アネコルタブを、未熟児網膜症の仔ラットモデルにおいて、その新脈管形成抑制効力について試験した(Pennら、Investigative Ophthalmology & Visual Science、「The Effect of an Angiostatic Steroid on Neovascularization in a Rat Model of Retinopathy of Prematurity」、Vol.42(1):283−290、2001年1月)。新生児仔ラットを、酸素含量の変化する雰囲気に置いた。このラットは、部屋の空気へ戻すとき(14日目)もしくは2日後(16日目)に、ビヒクルもしくは酢酸アネコルタブ(500μg)の硝子体内注射を1回受けた。ビヒクル注射を受けたラットにおいて、有意な網膜新生血管形成が存在した。酢酸アネコルタブは、(それぞれ)14日目および16日目に66%および50%まで、網膜新生血管形成を有意に阻害した。図3を参照のこと。
酢酸アネコルタブを、未熟児網膜症の仔ラットモデルにおいて、その新脈管形成抑制効力について試験した(Pennら、Investigative Ophthalmology & Visual Science、「The Effect of an Angiostatic Steroid on Neovascularization in a Rat Model of Retinopathy of Prematurity」、Vol.42(1):283−290、2001年1月)。新生児仔ラットを、酸素含量の変化する雰囲気に置いた。このラットは、部屋の空気へ戻すとき(14日目)もしくは2日後(16日目)に、ビヒクルもしくは酢酸アネコルタブ(500μg)の硝子体内注射を1回受けた。ビヒクル注射を受けたラットにおいて、有意な網膜新生血管形成が存在した。酢酸アネコルタブは、(それぞれ)14日目および16日目に66%および50%まで、網膜新生血管形成を有意に阻害した。図3を参照のこと。
Claims (2)
- 網膜水腫もしくは非増殖性糖尿病性網膜症に罹患している人を処置するための方法であって、該方法は、典型的な保存剤を含有せず、かつ糖質コルチコイドを含有する有効量の処方物を投与する工程を包含する、方法。
- 請求項1に記載の方法であって、前記処方物が、有効量の酢酸アネコルタブをさらに含有する、方法。
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