JP2006518047A - 交換可能のテンプルを有するアイウェア - Google Patents

Abstract

１対のレンズ（１２）を支持するレンズフレーム（１１）を含む眼鏡（１０）。フレーム（１１）は、後方に延びるテンプル取付部（１３）を含み、そこにテンプル（１４）が取外し自在に取り付けられている。該テンプル（１４）は、クリップアセンブリ（１５）により取付部（１３）に取外し自在に取り付けられている。

Description

本発明は、アイウェアに関し、特にテンプル付きの眼鏡に関するものである。

眼鏡は、レンズ付きのフレームを含んでいる。フレームはまた、テンプルが枢着された智（ち）も含んでいる。一般的に、テンプルは、少なくとも部分的にプラスチック材料から形成されると共に、着色されている。

従って、アイウェアのユーザーが異なる色のテンプルを希望すれば、数個のアイウェアを購入する必要がある。各アイウェアは、希望の色のテンプルを有している。明らかに、これは、ユーザーが数個のアイウェアを購入する必要があるので、コストの点で不利である。

米国特許第５,６５２,６３７号明細書に記載された取外し式のテンプルにおいては、レンズフレームに枢着されたバイオネットがあり、これがテンプルのソケット内に受け入れられる。湾曲可能のつめが設けられており、該つめは、テンプルの枢回軸線とほぼ平行な軸線を中心として弾性的に変形する。この機構は、最も脆弱な諸部分がアイウェアフレームに取り付けられていて、操作の難しさを含め多数の欠点を有している。

米国特許第５,００７,７２８号明細書もレンズフレームに取り付けられたバイオネットとテンプルにより形成されたソケットとを有している。従って、それも上述した欠点の幾つかを有している。

本発明の目的は、上述した欠点を超克することもしくは実質的に改善することである。

ここには、１対のテンプル取付部を備えるレンズフレームを有する眼鏡用のテンプルが開示されており、各テンプル取付部は、枢回軸線を中心として枢回運動可能に前記レンズフレームに枢着されており、前記テンプルは、前記枢回軸線を中心として、前記レンズフレームの近くに位置する折畳み形態と前記レンズフレームから突き出る使用形態との間を枢回し、各取付部は、ソケット及びクリップ開口を提供するフレームクリップ部を有しており、前記テンプルは、やはりクリップ部を備える先端部を有しており、前記フレームクリップ部は、前記テンプルを前記フレームに取外し自在に取り付けるために前記ソケット内に取外し自在に係合するよう構成されており、前記テンプルクリップ部は、前記開口内に係合する弾性変形可能なつめを有するバイオネットを含み、該つめは、ユーザーが前記つめを弾性的に変形させて前記テンプルの取外しを可能とするように、前記テンプルに対して実質的に直角であり且つ前記枢回軸線に対して実質的に直角である変形軸線を中心として弾性変形する。

前記弾性つめは、前記ソケット内からの前記バイオネットの離脱を可能とする位置へと前記つめを変形させるためにユーザーの指にひっかけられる突起部を含んでいることが好ましい。

前記バイオネットは、好ましくは、前記テンプルに対して実質的に平行であり且つ前記変形軸線及び前記枢回軸線に対して実質的に直角な所定方向への運動により、前記ソケットに挿入される。

好ましいのは、前記つめが、前記開口内に受け入れられると共に、前記テンプルを前記レンズフレームに固定すべく前記フレームクリップ部に係合する当接面を有しており、該当接面は前記所定方向とは反対の方向に面していることである。

更に、アイウェアであって、１対のテンプル取付部を備えるレンズフレームを含み、各取付部は、ソケット及びクリップ開口を提供するフレームクリップ部を有しており、更に、各取付部に取り付けられた、上述のテンプルを含むアイウェアが開示されている。

好ましくは、アイウェアは、関連の開口へと延びるスロットを含む各第１部を有しており、そして各つめは、関連のスロットを通る突起部を含み、該突起部は、前記ソケット内からの前記バイオネットの離脱を可能とする位置へと前記つめを移動させるためにユーザーにより保持される。

このアイウェアにおいて、各第１クリップ部は金属から形成されており、各第２クリップ部は弾性プラスチック材料から形成されていることが好ましい。

本発明の好適な形態は、添付図面を参照して一例としてのみで以下に記載されるであろう。

添付図面の図１〜図４には、眼鏡１０が概略的に描かれている。この眼鏡１０は、１対のレンズ１２を支持するレンズフレーム１１を含んでいる。該フレーム１１は、後方に延びる智（テンプル取付部）１３を含み、そこにテンプル１４が取外し自在に取り付けられている。特に、テンプル１４は、クリップ部１７及び２１を含むクリップアセンブリ１５により智１３に取外し自在に取り付けられている。

また、テンプル１４は、枢回軸線６６を提供する丁番１６によってもフレーム１１に取り付けられている。

各丁番１６は、それぞれ第１（フレーム）クリップ部１７を含み、これは開口１９を有するフランジ部１８により該丁番１６の一部を形成している。フランジ部１８は、智１３の１対のアイレット２０の間に位置決めされており、軸ピン３３（一般的にはねじ部品）がこれらアイレット２０及び開口１９に挿通されていて、ねじが切られた下側アイレット２０に螺合している。従って、テンプル１４は、折畳み形態と使用形態（図示した）との間に軸線６６を中心として枢回する。

テンプル１４は、該テンプル１４を智１３に固定するため第１クリップ部１７に取外し自在に係合する第２（テンプル）クリップ部２１を含んでいる。

この実施形態において、第１クリップ部１７は、開口２３を有するソケット部材２２を含んでいる。第２クリップ部２１は、弾性つめ２５を有するバイオネット２４を含んでおり、該バイオネット２４は、矢印６５の方向への移動によりソケット部材２２内に受け入れられる形に作られている。なお、この矢印６５は、テンプル１４の主たる伸張方向とほぼ平行である。特に、つめ２５は、クリップ部２１がクリップ部１７に固定保持されるように、弾性的に押されて開口２３から突き出ている。

図３に最も良く示すように、ソケット２２は、開口２３の境界を定める受面２６を提供しており、該受面に弾性つめ２５の端面２７が係合する。面２６，２７の係合はテンプル１４の脱出を防止する。しかしながら、ユーザーは、つめ２５を弾性的に変形させて、それを矢印２８の方向にテンプル１４に対して直角に軸線６６の回りに枢回させ、バイオネット２４をソケット２２の内部から撤退させることができる。矢印２８の軸線６７は軸線６６に対して直角である。

バイオネット２４は、テンプル１４がクリップ部１７に対して移動するのを確実に禁止するのを助けるため、ソケット２２の内面に係合する先導面２９を有している。この点に関し、テンプル１４の部分は、第１クリップ部１７の表面３２に当接する端面３１を有している。

上述したテンプル１４を使用するとき、ユーザーは、付随したレンズ１２と異なる色の多種のテンプル１４の付いた単一フレーム１１を単に購入する。その後、ユーザーは、希望の色のテンプル１４を選び出してそれをクリップ部１７及び２１によりフレーム１１に取り付ける。

更に好適な形態において、クリップ部１７及び２１は、クリップ部１７がテンプル１４の一部となりクリップ部２１がフレーム１１の一部となるように、交換されている。

図２のクリップ部１７は金属から形成され、クリップ部２１は弾性プラスチック材料から形成されるのが好ましい。

図５及び図６において、図１〜図４のクリップアセンブリ１５の代案であるクリップアセンブリ５０が概略的に描かれている。このクリップアセンブリ５０は、第２クリップ部２０のバイオネット５２を受け入れるソケット本体５１を提供する第１クリップ部１７を含んでいる。ソケット本体５１は、開口５４と連通する通路５３を提供するように中空である。開口５４から延びているのはスロット５５であり、これも通路５３と連通している。本体５１は、図１〜図４のフランジ部１８のようなフランジ部をそこに固定せしめているであろう。通常、本体５１は、通路５３を横断面において正方形又は矩形にして、金属から形成されるであろう。

第２クリップ部２０は弾性プラスチック材料から形成され、バイオネット５２が弾性的に変形可能のつめ５６を提供している。つめ５６はテンプル１４にほぼ直交する軸線の回りに枢回する。つめ５６は、開口５４の境界を定める段付き面５８に係合する当接端面５６を有している。これは、バイオネット５２が通路５３に挿入されたときに、クリップ部２０をクリップ部１７に取り付けた状態に保持する。バイオネット５２を挿入するときに傾斜面５９が本体５１のフランジ部６０に係合してつめ５６を陥没位置に弾性的に変形させるので、バイオネット５２は通路５３に入ることができる。つめ５６の端部６１が開口５４に整列しているときに、端部６１は、面２５が面２６に当接するように伸張位置へ移動する。クリップ部２０をクリップ部１７から取り外すべき場合には、ユーザーは、指を突起部６２にかけてつめ５６を押し下げ、面５７が面５８ともはや整列しないようにする。その後、バイオネット５２は通路５３内から取り出すことができる。通路５３に関するつめ５６の移動は、スロット５５に沿った突起部６２の移動に対応している。

クリップアセンブリ５０に関しては、突起部６２が本体５１の上面６３よりも上方に突き出ているので、それにユーザーの指を容易にかけて押し下げうることが認識されるべきである。クリップ部１７及び２０の間に確実に剛な取付部を提供するために、クリップ部２０は、スロット５５内に滑動自在に係合する隆起部６４を有している。

眼鏡の概略斜視図である。 図１の眼鏡のテンプル取付部の眼鏡の概略斜視図である。 図２のテンプル取付部の概略側断面図である。 図２及び図３のテンプル取付部の概略斜視図である。 図２〜図４に関連して説明したものの代替例のテンプル取付部の概略的な諸部分分解等角図である。 図５のテンプル取付部の概略的な等角図である。

Claims (9)

1. １対のテンプル取付部を備えるレンズフレームを有する眼鏡用のテンプルであって、各テンプル取付部は、枢回軸線を中心として枢回運動可能に前記レンズフレームに枢着されており、前記テンプルは、前記枢回軸線を中心として、前記レンズフレームの近くに位置する折畳み形態と前記レンズフレームから突き出る使用形態との間を枢回し、各取付部は、ソケット及びクリップ開口を提供するフレームクリップ部を有しており、前記テンプルは、やはりクリップ部を備える先端部を有しており、前記フレームクリップ部は、前記テンプルを前記フレームに取外し自在に取り付けるために前記ソケット内に取外し自在に係合するよう構成されており、前記テンプルクリップ部は、前記開口内に係合する弾性変形可能なつめを有するバイオネットを含み、該つめは、ユーザーが前記つめを弾性的に変形させて前記テンプルの取外しを可能とするように、前記テンプルに対して実質的に直角であり且つ前記枢回軸線に対して実質的に直角である変形軸線を中心として弾性変形する眼鏡用テンプル。
2. 前記弾性つめは、前記ソケット内からの前記バイオネットの離脱を可能とする位置へと前記つめを変形させるためにユーザーの指にひっかけられる突起部を含んでいる請求項１に記載の眼鏡用テンプル。
3. 前記バイオネットは、前記テンプルに対して実質的に平行であり且つ前記変形軸線及び前記枢回軸線に対して実質的に直角な所定方向への運動により、前記ソケットに挿入される請求項１又は２に記載の眼鏡用テンプル。
4. 前記つめは、前記開口内に受け入れられると共に、前記テンプルを前記レンズフレームに固定すべく前記フレームクリップ部に係合する当接面を有しており、該当接面は前記所定方向とは反対の方向に面している請求項３に記載の眼鏡用テンプル。
5. アイウェアであって、１対のテンプル取付部を備えるレンズフレームを含み、各取付部は、ソケット及びクリップ開口を提供するフレームクリップ部を有しており、各取付部に取り付けられた請求項１，２又は３に記載の眼鏡用テンプルを含むアイウェア。
6. 各第１部は、関連の開口へと延びるスロットを含み、各つめは、関連のスロットを通る突起部を含み、該突起部は、前記ソケット内からの前記バイオネットの離脱を可能とする位置へと前記つめを移動させるためにユーザーにより保持される請求項５に記載のアイウェア。
7. 各第１クリップ部は金属から形成されており、各第２クリップ部は弾性プラスチック材料から形成されている請求項５又は６に記載のアイウェア。
8. 図１〜図４を参照して又は図５及び図６を参照して実質的に説明したアイウェア用テンプル。
9. 図１〜図４を参照して又は図５及び図６を参照して説明したことを具体化したアイウェア。

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