JP2006514141A - 改良されたゴムペレット化工程を用いた熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

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Abstract

(A)ハロゲン化イソブチレンエラストマー、(B)ポリアミド及び(C)溶融温度が70℃より高く200℃より低い老化防止剤の動的架橋されたブレンドを含んでなる、改良された耐久性、耐熱性及び可撓性を有する熱可塑性エラストマー組成物であって、エラストマー(A)はポリアミド(B)の連続相中にドメインとして分散しており、前記成分(A)が抗ブロッキング剤としての老化防止剤(C)の存在下に動的架橋されている熱可塑性エラストマー組成物。

Description

本発明は、優れた空気不透過性を有しながら、優れた耐久性、耐熱性及び可撓性を有する、改良された熱可塑性エラストマー組成物に関する。特に本発明は、溶融温度が70℃より高く200℃より低い老化防止剤を抗ブロッキング剤として使用する熱可塑性エラストマー組成物に関する。
特許文献1は空気入りタイヤのガスバリヤー層として優れた、低透過性熱可塑性エラストマー組成物を開示している。この熱可塑性エラストマー組成物は、ポリアミド又はポリアミドのブレンドのような低透過性熱可塑性マトリックスからなり、そこに低透過性ゴム、例えばイソブチレン−p−メチルスチレン共重合体の臭素化物(即ちBIMS)が分散されている。続いて特許文献2及び3の両方には熱可塑性部の相連続性と微細なゴム分散性を達成するために、熱可塑性マトリックス及びゴム分散体の粘度比は体積分率比の関数として特定され、そして独立に1に近づけられている。特許文献3には、受け入れ得る耐久性を提供するために、特にそれらの空気入りタイヤのインナーライナーとしての使用するために、これらの熱可塑性エラストマーにおける、より小さいゴム分散体の臨界性が認識されている。
欧州特許第722850号 欧州特許出願公開第857761号 欧州特許出願公開第969039号
本発明の目的は、優れた空気不透過性を有しながら、改良された耐久性、耐熱性及び可撓性を有する熱可塑性エラストマー組成物を提供することにある。
本発明に従えば、(A)ハロゲン化イソブチレンエラストマー、(B)ポリアミド及び(C)溶融温度が70℃より高く200℃より低い老化防止剤の動的架橋されたブレンドを含んでなる、改良された耐久性、耐熱性及び可撓性を有する熱可塑性エラストマー組成物であって、エラストマー(A)はポリアミド(B)の連続相中にドメインとして分散しており前記成分(A)が抗ブロッキング剤としての老化防止剤(C)の存在下に動的架橋されている熱可塑性エラストマー組成物が提供される。
本明細書及び特許請求の範囲において、単数形は、文脈からそうでないことが明らかでない限り、複数形も含むものとする。
本発明は熱可塑性エラストマー組成物に関し、更に詳しくは耐久性及び不透過性に優れた熱可塑性エラストマー組成物に関する。この熱可塑性エラストマーは改良されたゴムのペレット化工程を用いたゴム粒子を含む。更に詳しくはゴムコンパウンドは溶融温度が70℃より高く200℃より低い老化防止剤を、抗ブロッキング剤として使用してペレット化する。
最も具体的には、ゴムコンパウンド及びポリアミドはトリフォスファイト老化防止剤、ヒンダードフェノール老化防止剤単独又は他の老化防止剤と組合せた老化防止剤の、好ましくは5phr(即ちゴム100重量部当りの重量部)又はそれ以下、更に好ましくは4phr又はそれ以下、更にもっと好ましくは3phr又はそれ以下、更に一層好ましくは2phr又はそれ以下、最も好ましくは1phr又はそれ以下の存在下に、動的架橋される。
トリフォスファイト老化防止剤の典型例はトリス(ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、トリス−ノニルフェニルホスファイトであり、ヒンダードフェノール老化防止剤の典型例は、4,4′−ブチリデンビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,4−ビス〔(オクチルチオ)メチル〕−o−クレゾールである。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物はハロゲン化イソブチレンエラストマーとポリアミドとのブレンドで、動的に架橋される。
ここで「動的架橋」とはエンジニアリング樹脂と架橋可能なエラストマーとが高剪断条件下に架橋される架橋プロセスをいう。その結果、架橋可能なエラストマーは、架橋されると同時に、エンジニアリング樹脂のマトリックス中に「ミクロゲル」の微細粒子として分散する。
動的架橋は、ロールミル、バンバリー(商標)ミキサー、連続ミキサー、ニーダー又は混合用押出機(例えば2軸押出機)などの装置中で、エラストマーの架橋温度又はそれより高い温度で各成分を混合することにより行われる。動的架橋された組成物の独特の特性は、エラストマー成分が完全に架橋されたとしても、組成物が汎用の熱可塑性樹脂加工技術、例えば押出、射出成形、圧縮成型などによって加工及び再加工することができる。スクラップやフラッシングは利用し、かつ再加工することができる。
好ましい態様において、ハロゲン化イソブチレンエラストマー成分は、例えば欧州特許出願第0344021号に記載のように、イソブチレン及びp−アルキルスチレンの共重合体を含む。この共重合体は実質的に均質の組成分布を有する。p−アルキルスチレン部分の好ましいアルキル基は炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5の1級ハロアルキル基、2級ハロアルキル基及びこれらの混合物である。好ましい共重合体はイソブチレン及びp−メチルスチレンを含む。
適当なハロゲン化イソブチレンエラストマー成分は数平均分子量Mnが少なくとも約25,000、好ましくは少なくとも約50,000、好ましくは少なくとも約100,000、好ましくは少なくとも約150,000の共重合体(例えば臭素化イソブチレン−p−メチルスチレン共重合体)を含む。これらの共重合体は、また、数平均分子量(Mn)に対する重量平均分子量(Mw)の比、即ちMw/Mnが約6より小さく、好ましくは約4より小さく、更に好ましくは約2.5より小さく、最も好ましくは約2.0より小さくすることができる。別の態様において、適当なハロゲン化イソブチレンエラストマー成分は125℃におけるムーニー粘度(1+4)(ASTM D 1646−99に準拠して測定)が25又はそれ以上、好ましくは30又はそれ以上、更に好ましくは40又はそれ以上の共重合体(例えば臭素化イソブチレン−p−メチルスチレン共重合体)を含む。
好ましい臭素化イソブチレン及びp−メチルスチレンの共重合体はp−メチルスチレン5〜12重量%、臭素化p−メチルスチレン0.3〜1.8モル%及び125℃でのムーニー粘度(1+4)30〜65(ASTM D 1646−99に準拠して測定)を有する共重合体を含む。
本発明に従ったハロゲン化イソブチレンエラストマー成分(A)は、イソブチレンと、コモノマーの合計量に対し、約0.5〜25重量%、好ましくは約2〜20重量%のp−アルキルスチレン、好ましくはp−メチルスチレンから、そしてハロゲン化することにより製造することができる。ハロゲン(例えばBr及び/又はCl、好ましくはBr)の含量は、共重合体合計量に対し約10重量%より少ないのが好ましく、約0.1〜7重量%であるのが更に好ましい。
前記共重合は、例えば1989年11月29日に公開された欧州特許出願公開第34402号(EP 34402A)に記載のような公知の方法で実施することができ、前記ハロゲン化は、例えば米国特許第4548995号に記載のような公知の方法で実施することができる。
ハロゲン化イソブチレンエラストマーは、好ましくは少なくとも約25,000、更に好ましくは少なくとも約100,000の数平均分子量(Mn)を有し、そして好ましくは約10より小さい、更に好ましくは約8より小さい数平均分子量(Mn)に対する重量平均分子量(Mw)の比、即ちMw/Mnを有する。
本発明において使用できる熱可塑性ポリアミド(ナイロン)はポリマー鎖中にアミド繰り返し単位を有するコポリマー及びターポリマーなどの結晶化又は樹脂状、高分子量固形ポリマーを含む。ポリアミドはε−ラクラム、例えばカプロラクタム、ピロリジオン(pyrrolidione)、ラウリルラクタム及びアミノウンデカンラクタムの一つ又はそれ以上の重合によって、もしくはアミノ酸の重合によって、又は二塩基酸とジアミンとの縮合によって製造することができる。繊維形成性及び成型グレートナイロンの両方とも適当である。そのようなポリアミドの例はポリカプロラクタム(ナイロン6)、ポリラウリルラクタム(ナイロン12)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリヘキサメチレンアゼラミド(ナイロン69)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ナイロン610)、ポリヘキサメチレンイソフタラミド(ナイロン6IP)、そして11−アミノ−ウンデカン酸の縮合生成物(ナイロン11)である。ナイロン6(N6)、ナイロン11(N11)、ナイロン12(N12)、ナイロン6/66コポリマー(N6/66)、ナイロン610(N610)、ナイロン46、ナイロンMXD6、ナイロン69及びナイロン612(N612)を使用することもできる。これらの共重合体、それらの任意のブレンドも使用することができる。満足できるポリアミドの追加の例(特に軟化点が275℃より低いもの)は、Kirk−Othmer,Encyclopedia of Polymer Science and Technology、10巻、392〜414頁及びEncyclopedia of Polymer Science and Technology、10巻、392〜414頁に記載されている。市販の熱可塑性ポリアミドは本発明の実施に有利に使用することができ、軟化点又は溶融点が160〜230℃の線状結晶ポリアミドが好ましい。
本発明において使用できるエラストマー(A)及びポリアミドの量は、それぞれ、好ましくは95〜25重量部及び5〜75重量部、更に好ましくは90〜25重量部及び10〜75重量部である(成分(A)及び(B)の合計量が100重量部である)。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物を製造する方法はハロゲン化イソブチレンエラストマー(A)、ポリアミド(B)及び老化防止剤(C)を2軸混練機/押出機によって溶融混練して連続相を構成するポリアミド(B)中にエラストマー(A)を分散させることからなる。エラストマー(A)を加硫する際には、架橋剤を添加し、混練しながら、エラストマー成分を動的架橋する。更に様々なエラストマー用の配合剤(但し架橋剤は除く)及びポリアミドを上記混練中に添加することができるが、混練前に予め混合しておくのが好ましい。ポリアミド及びエラストマーを混練するのに使用する混練機には特に限定はない。その好ましい例はスクリュー押出機、ニーダー、バンバリーミキサー、2軸混練機/押出機などがある。これらの中で、熱可塑性樹脂及びエラストマーの混練並びにエラストマーの動的架橋のためには、2軸混練機/押出機の使用が好ましい。更に2種又はそれ以上の混練機を用いて連続的に混練してもよい。溶融混練条件としては、温度は少なくともポリアミドが溶融する温度とすべきである。更に混練時の剪断速度は500〜7500sec-1であるのが好ましい。全体の混練時間は30秒〜10分である。更に加硫剤を添加する時の添加後の架橋時間は15秒〜5分である。上記方法で製造されたエラストマー組成物は次に押出又はカレンダー加工されてフィルムとなる。フィルムの形成方法は熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーからフィルムを形成する一般的な方法とすることができる。
本発明のエラストマー組成物は、前述の必須成分に加えて、加硫又は架橋剤、加硫又は架橋促進剤、種々のオイル、老化防止剤、補強剤、可塑剤、軟化剤又はその他の一般のゴム中に混合されている各種添加剤を含むことができる。配合物は一般的な方法で混合、加硫して加硫又は架橋用に使用される組成物とすることができる。これらの添加される添加剤の量は、本発明の目的に反しない限り、従来から一般に用いられた量とすることができる。
以下、実施例に従って本発明を更に説明するが、本発明をこれらの実施例に限定するものでないことはいうまでもない。
1.樹脂成分
ナイロン(6/66):宇部ナイロン(宇部興産)
添加剤:老化防止剤:イルガノックス(Irganox)1098
チヌビン(Tinuvin)622LD及びCuI
2.エラストマー成分
BIMS:エクソンモービル ケミカル カンパニー(ExxonMobil Chemical Company)から商品名EXXPRO 89−4で市販されている、ムーニー粘度約45、p−メチルスチレン約5重量%及び臭素約0.75モル%のイソブチレン及びp−メチルスチレンの臭素化共重合体
ZnO:酸化亜鉛(架橋剤)
St−acid:ステアリン酸(架橋剤)
ZnSt:ステアリン酸亜鉛
DM16D:ターシャリーアミン:ARMEEN DM16D(Akzo Nobel)
3.防着剤
タルク:日本タルク(株)
IRGAFOS K 168:Cibaから市販の老化防止剤
架橋剤:Zn、ステアリン酸及びZnSt(表1参照)
実施例及び比較例の評価に使用した試験方法は以下の通りである。
A)耐久性(低温疲れサイクル)
フィルム及びカーカスコンパウンドを接着剤と共に積層し、190℃で10分間硬化させた。次にJIS−2号ダンベル形に打抜き、6.67Hg及び40%歪で−20℃での寿命試験に用いた。
B)引張機械的性質
すべての引張試験はJIS K6251「加硫ゴムの引張試験方法」によった。
例1,2,4及び5については、表1に示す、ナイロン及び添加剤以外の成分(重量部)をバンバリーミキサーで2分間混練し(放出温度=120℃)、次いで得られた組成物を一般的な方法でペレット化し、防着剤で被覆した。例3(比較例)については、Exxpro 89−4をバンバリーミキサーで混練し、汎用方法でペレット化し、防着剤で被覆した。その後、得られたペレット及び表1に示すナイロン(Nylon)及び添加剤を2軸押出機によって230℃及び1000s-1の剪断速度で動的加硫した。
Figure 2006514141
Figure 2006514141
表1に示す組成を有するフィルムを同じブローダイを用いてインフレートフィルムとした。機械的性質を表2に示す。
防着剤として老化防止剤を用いたフィルムは防着剤として硬化剤を用いる場合に比較して良好な伸びを示す。また防着剤として老化防止剤を用いるフィルムはタルクを用いるフィルムと同じ優れた低温耐久性及び低温安定性を示す。
Figure 2006514141
表1に示した組成を有するフィルムを、同じブローダイを用いてインフレートフィルムとした。その機械的性質を表3に示す。ゴムペレット化プロセスの改良されたゴム粒子を含む熱可塑性エラストマーの機械的性質は良好である。このフィルムは同じ機械的性質を有する。防着剤として老化防止剤を用いたフィルムは防着剤としてタルクを用いた場合と同じ伸びを有する。また、防着剤として老化防止剤を用いたフィルムは同じ優れた低温耐久性を有する。

Claims (7)

  1. (A)ハロゲン化イソブチレンエラストマー、(B)ポリアミド及び(C)溶融温度が70℃より高く200℃より低い老化防止剤の動的架橋されたブレンドを含んでなる、改良された耐久性、耐熱性及び可撓性を有する熱可塑性エラストマー組成物であって、エラストマー(A)はポリアミド(B)の連続相中にドメインとして分散しており、前記成分(A)が抗ブロッキング剤としての老化防止剤(C)の存在下に動的架橋されている熱可塑性エラストマー組成物。
  2. 前記ハロゲン化イソブチレンエラストマーの量が95〜25重量部で、ポリアミドの量が5〜75重量部である請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  3. 前記老化防止剤の量が、ハロゲン化イソブチレンエラストマー100重量部に対し、5重量部以下である請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  4. 前記ハロゲン化イソブチレンエラストマーがイソブチレン−p−メチルスチレンの共重合体の臭素化物である請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  5. 前記ポリアミドがナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン69、ナイロン610、ナイロン46、ナイロンMXD6、ナイロン6/66及びこれらの共重合体並びにそれらのブレンドからなる群から選ばれる少なくとも一つである請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  6. 前記老化防止剤がトリホスファイト老化防止剤単独又は他の老化防止剤との組合せからなる群から選ばれる請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  7. 前記老化防止剤をペレット化工程中で添加する請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
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