JP2006514046A5 - - Google Patents

Claims (32)

1. 無菌配合物の製造方法であって、
   (a) (i) カチオン性界面活性剤；
   (ii) ポリオキシエチレン(POE)とポリオキシプロピレン(POP)とのブロック・コポリマー；及び
   (iii)ポリヌクレオチド；
   を、前記ブロック・コポリマーの曇り点未満の温度で混合することにより、混合物を形成し；そして、
   (b) 該混合物を低温濾過することにより、無菌配合物を生成し；
   ただし、前記ブロック・コポリマーの曇り点前後に該混合物の温度を上昇させることを含まない
   ことを含む、無菌配合物の製造方法。
2. さらに、前記配合物を好適な容器内にアリコートすることを含む、請求項1に記載の方法。
3. 前記ブロック・コポリマーは、一般式：
   HO(C₂H₄O)_x(C₃H₆O)_y(C₂H₄O)_xH；
   であり、上記式中(y)は、疎水性POP部分(C₃H₆O)の分子量が最大約20,000ダルトンとなるような数を表し、そして(x)は、親水性POE部分(C₂H₄O)のパーセンテージが約1重量%−50重量%であるような数を表す、請求項1または2に記載の方法。
4. 前記ブロック・コポリマーがポロキサマーCRL-1005である、請求項1〜3のいずれか１項に記載の方法。
5. 前記ブロック・コポリマーは、一般式：
   HO(C₃H₆O)_y(C₂H₄O)_x(C₃H₆O)_yH
   であり、上記式中(y)は、疎水性POP部分(C₃H₆O)の分子量が最大約20,000ダルトンとなるような数を表し、そして(x)は、親水性POE部分(C₂H₄O)のパーセンテージが約1重量%−50重量%であるような数を表す、請求項1または2に記載の方法。
6. 該カチオン性界面活性剤が、塩化ベンザルコニウム、塩化ベネトニウム(benethonium chiloride)、セトリミド、塩化セチルピリジニウム、塩化アセチルトリエチルアンモニウム、Bn-DHxRIE、DHxRIE-OAc、DHxRIE-OBz及びPr-DOctRIE-OAcから成る群から選択される、請求項1〜5のいずれか１項に記載の方法。
7. 前記混合が、約-2℃〜約8℃の温度で実施される、請求項1〜6のいずれか１項に記載の方法。
8. 前記低温濾過が、約-2℃〜約8℃の温度で実施される、請求項1〜7のいずれか１項に記載の方法。
9. 前記低温濾過が、孔サイズ約0.01マイクロ〜約2マイクロのフィルターを使用して行われる、請求項1〜8のいずれか１項に記載の方法。
10. 前記配合物中に存在する前記カチオン性界面活性剤の最終濃度が、約0.01mM〜約5mMである、請求項1〜9のいずれか１項に記載の方法。
11. 前記配合物中に存在する前記ブロック・コポリマーの最終濃度が、約1mg/mL〜約50mg/mLである、請求項1〜10のいずれか１項に記載の方法。
12. 前記配合物中に存在する前記ポリヌクレオチドの最終濃度が、約1ng/mL〜約10mg/mLである、請求項1〜11のいずれか１項に記載の方法。
13. カチオン性脂質であって、Bn-DHxRIE、DHxRIE-OAc、DHxRIE-OBz及びPr-DOctRIE-OAcから成る群から選択されるカチオン性脂質。
14. 前記脂質がBn-DHxRIEである、請求項13に記載のカチオン性脂質。
15. 前記脂質がDHxRIE-OAcである、請求項13に記載のカチオン性脂質。
16. 前記脂質がDHxRIE-OBzである、請求項13に記載のカチオン性脂質。
17. 前記脂質がPr-DOctRIE-OAcである、請求項13に記載のカチオン性脂質。
18. 無菌配合物の製造方法であって、
    (a) (i) Bn-DHxRIE、DHxRIE-OAc、DHxRIE-OBz及びPr-DOctRIE-OAcから成る群から選択されるカチオン性界面活性剤；
    (ii) ポリオキシエチレン(POE)とポリオキシプロピレン(POP)とのブロック・コポリマー；及び
    (iii)ポリヌクレオチド；
    を、前記ブロック・コポリマーの曇り点未満の温度で混合することにより、混合物を形成し；そして、
    (b) 該混合物を低温濾過することにより、無菌配合物を生成し；
    ただし、前記ブロック・コポリマーの曇り点前後に該混合物の温度を上昇させることを含まない
    ことを含む、無菌配合物の製造方法。
19. さらに、前記配合物を好適な容器内にアリコートすることを含む、請求項18に記載の方法。
20. 前記ブロック・コポリマーは、一般式：
    HO(C ₂ H ₄ O) _x (C ₃ H ₆ O) _y (C ₂ H ₄ O) _x H；
    であり、上記式中(y)は、疎水性POP部分(C ₃ H ₆ O)の分子量が最大約20,000ダルトンとなるような数を表し、そして(x)は、親水性POE部分(C ₂ H ₄ O)のパーセンテージが約1重量%−50重量%であるような数を表す、請求項18または19に記載の方法。
21. 前記ブロック・コポリマーがポロキサマーCRL-1005である、請求項18〜20のいずれか１項に記載の方法。
22. 前記ブロック・コポリマーは、一般式：
    HO(C ₃ H ₆ O) _y (C ₂ H ₄ O) _x (C ₃ H ₆ O) _y H
    であり、上記式中(y)は、疎水性POP部分(C ₃ H ₆ O)の分子量が最大約20,000ダルトンとなるような数を表し、そして(x)は、親水性POE部分(C ₂ H ₄ O)のパーセンテージが約1重量%−50重量%であるような数を表す、請求項18または19に記載の方法。
23. 前記混合が、約-2℃〜約8℃の温度で実施される、請求項18〜22のいずれか１項に記載の方法。
24. 前記低温濾過が、約-2℃〜約8℃の温度で実施される、請求項18〜23のいずれか１項に記載の方法。
25. 前記低温濾過が、孔サイズ約0.01マイクロ〜約2マイクロのフィルターを使用して行われる、請求項18〜24のいずれか１項に記載の方法。
26. 前記配合物中に存在する前記カチオン性界面活性剤の最終濃度が、約0.01mM〜約5mMである、請求項18〜25のいずれか１項に記載の方法。
27. 前記配合物中に存在する前記ブロック・コポリマーの最終濃度が、約1mg/mL〜約50mg/mLである、請求項18〜26のいずれか１項に記載の方法。
28. 前記配合物中に存在する前記ポリヌクレオチドの最終濃度が、約1ng/mL〜約10mg/mLである、請求項18〜27のいずれか１項に記載の方法。
29. 前記界面活性剤がBn-DHxRIEである、請求項18に記載のカチオン性界面活性剤。
30. 前記界面活性剤がDHxRIE-OAcである、請求項18に記載のカチオン性界面活性剤。
31. 前記界面活性剤がDHxRIE-OBzである、請求項18に記載のカチオン性界面活性剤。
32. 前記界面活性剤がPr-DOctRIE-OAcである、請求項18に記載のカチオン性界面活性剤。