JP2006514038A - 3’−ヌクレオシドプロドラッグの生産方法 - Google Patents

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Abstract

2’−または3’−分枝ヌクレオシドの選択的3’−アシル化のための一段法を提供する。これらの化合物は、抗ウイルス薬として有用であり、特に、この必要がある宿主においてフラビウイルス科ウイルス感染を治療するために使用することができる。

Description

本発明は、2’−および3’−分枝リボフラノシルヌクレオシドの3’−アシル化プロドラッグの調製方法である。
歴史的に、ヌクレオシドプロドラッグは、ヌクレオシドの5’−ヒドロキシル基のアシル化または他の修飾により、通常、設計されてきた。Novirio Pharmaceuticals Limited(現Idenix Pharmaceuticals)は、一定の2’および3’分枝ヌクレオシド(すなわち、2’または3’位に水素以外の置換基を4個有するヌクレオシド)の安定性およびバイオアベイラビリティが、このヌクレオシドのアシル化形の投与により強化されることを発見した(例えば、WO01/90121(USSN09/864,078);WO01/92282(USSN09/863,816);PCT/IB03/03901(USSN10/609,298);PCT/IB03/03246(USSN10/608,907);およびPCT/US03/20431(USSN10/607,909)参照)。ヌクレオシドおよびヌクレオシド類似体のこれらのアミノ酸エステルを調製するために用いられた方法は、当業者には公知の方法(Zhangら,Tetrahedron Letters,1992,33:1177−80; Greeneら,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley & Sons,第二版(1991); Kerrら,J.Pharmaceutical Sciences,1994,83:582−6; Tangら,J Org.Chem.,1999,64(3):747−754;およびCavelierら,Tetrahedron Letters,1996,37:5131−4)により例えばシリル基などの適切な保護基によって場合により保護し、後で脱保護することができる、適切に枝分かれしたβ−Dまたはβ−Lヌクレオシドで開始した。次いで、場合により保護されているこの分枝ヌクレオシドを、適切なプロトンまたは非プロトン性溶媒中、適する反応温度で、また場合により適するカップリング剤の存在下で、塩化アシルおよび/もしくはアシル無水物または活性化酸などの適するアシル供与体とカップリングさせて、この分枝ヌクレオシドの2’または3’プロドラッグを得た(Synthetic Communications,1978,8(5):327−33;J.Am.Chem.Soc.,1999,121(24):5661−5; Bryantら,Antimicrob.Agents Chemother.,2001,45,229−235; Standringら,Antiviral Chem.& Chemother.,2001,12(Suppl.1),119−129; Benzariaら,Antiviral Res.,2001,50,A79; Pierraら,Antiviral Res.,2001,50,A79;およびCretton−Scottら,Antiviral Res.,2001,50,A44参照)。カップリング剤の例は、様々なカルボジイミド、CDI、BOPおよびカルボジイミダゾールを含む(しかし、これらに限定されない)化合物または部分を互いに結合させることができるあらゆる試薬であった。例えば、2’−分枝ヌクレオシドの3’−プロドラッグの合成中、このヌクレオシドを、好ましくは保護せずに、カルボジイミド−カップリング剤によりアルカン酸またはアミノ酸残基に直接カップリングさせた。
Matulic−Adamicら(米国特許第6,248,878号)は、酸素原子を介して3’位に結合しているリン含有基および置換ピリミジン塩基を有するリボフラノース環を含むヌクレオシド類似体の合成を報告した。前記リン含有基は、ジチオエートまたはホスホラミダイトを含み、またはオリゴヌクレオチドの一部であり得る。これらの化合物は、さらに反応させて所望の最終ヌクレオシドおよびヌクレオシド類似体を生じさせるため、プロドラッグである。これらの化合物は、C−1にヒドロキシまたはアセトキシ基をならびにC−2、C−3およびC−5にベンゾイル保護基を有するリボフラノースと4−OSiMeを出発原料としてカップリングさせて、1−(2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−リボフラノシル)−ピリミジン−4−オンを生成させ、続いて、第一反応の生成物にメタノール中のアンモニアを添加して、このベンゾイル保護基を除去し、次いで、この保護されていない生成化合物とDMT−Cl/Pyrを反応させ、その結果、リボフラノースの5’−O位にDMFを付加させる、多段法で合成される。この5’−O−DMT置換リボフラノース生成物をTBDMS−Cl、AgNOおよびPyr/THFと反応させた。次いで、標準的なホスフィチル化を行って、3’−リン含有化合物を生成させた。提示されている合成の各々が、少なくとも4から7つの段階を含む。
1999年にMcCormickらは、出発原料として未保護のリボースを使用する、グアノシンの3’−炭酸塩の調製を記載した(McCormickら,J.Am.Chem.Soc.1999,121(24):5661−5)。McCormickは、O−およびN−グリコシド結合の逐次的、段階的導入、一定の保護基の適用、スルホン化、および最終的な脱保護により、この化合物を合成することができた。McCormickらは、未保護のグアノシンをBOC−無水物、DMAP、EtNおよびDMSOと室温で4時間反応させて、グアノシンの3’−炭酸塩を直接得た。
Tangらは、2’−C−β−メチル−シチジンリボヌクレオシドのホスホラミダイトプロドラッグの調製方法を開示した(Tangら,J.Org.Chem.,1999,64:747−754)。Tangらは、この合成の第一段階として、ルイス酸、SnClの存在下で1,2,3,5−テトラ−O−ベンゾイル−2−C−メチル−β−Dリボフラノースを過シリル化4−N−ベンゾイルシトシンと反応させた(Id.748における図式I)。
2’−および3’−分枝ヌクレオシドの3’−アシル化プロドラッグは、フラビウイルス、ペスチウイルスおよび特にC型肝炎を含むウイルス疾患を治療するための薬剤として重要であるという事実に鑑みて、ヌクレオシドの3’−OHにアシル基を選択的に付加させるための有効な方法を有するのは、有利であろう。
従って、本発明の目的は、工業規模の製造経路として用いることができる2’および3’−分枝ヌクレオシドの3’−アシル化誘導体の調製方法を提供することである。
もう1つの目的は、反応の段階数を最少にするこうした化合物の合成を提供することである。
もう1つの目的は、非毒性で安価な試薬のみを利用し、特別な設備または反応条件をほとんど必要とせず、および短時間に完了まで行く方法を有することである。
本発明のさらにもう1つの目的は、高い生成物収率をもたらす、こうした化合物の効率的な調製方法を提供することである。
(発明の要約)
本発明は、リボフラノシル2’または3’−分枝ヌクレオシドの選択的3’−アシル化のための一段法である。リボフラノシルヌクレオシドは、この2’および3’位にヒドロキシル基を有する。この方法は、2’−ヒドロキシル基ではなく3’−ヒドロキシル基をアシル化するという結果を達成する。
1つの実施態様において、本発明の方法は、安価な試薬を利用し、特別な反応条件および特別な装置をまったく必要としない。例えば、本発明の方法は、2’および3’−分枝ヌクレオシドの3’−ヌクレオシドプロドラッグを収率約54%、純度約98%で提供することができる。
本発明の有利な面は、一段階しか必要としないことである。1つの実施態様において、この反応には約1時間しかかからない。本発明の特定の実施態様では、本方法を用いて、5’−ヒドロキシルなどの他の遊離ヒドロキシルを保護せずに3’−OHを選択的にエステル化することができる。発見したこの方法でかくも容易に多数のヒドロキシル基の選択的アシル化を達成できることは、まったく驚くべきことである。
カップリング剤(CDIなど)、および塩基(TEAなど)[場合により塩基触媒(DMAP)の存在下でのもの]の存在下、例えば極性溶媒(DMFおよび/またはTHF)中で、ヌクレオシドと保護有機酸を反応させると、このヌクレオシドの3’−OHにこの保護有機酸が選択的に付加し、その結果、このヌクレオシドの3’−プロドラッグが形成されることになることが判明した。この方法は、たった一段階で行われ、プロドラッグ生成物の形成に必要な時間は、先行技術分野において見出せる方法より有意に短縮される。本発明の1つの実施態様では、生成物の収率が、50%より高い。
1つの実施態様において、本発明の方法は、2’または3’−分枝リボフラノシルヌクレオシド類似体をアシル基、低級アルカノイル、または有機カルボン酸の誘導体と反応させて、3’−ヌクレオシド誘導体プロドラッグを生じさせることを含む。もう1つの実施態様において、本発明の方法は、対象となる基以外のすべての官能基に保護基を有するカルボン酸誘導体と前記ヌクレオシド類似体を反応させて、エステル部分を有するヌクレオシドプロドラッグを生じさせることを含む。さらにもう1つの実施態様において、前記カルボン酸誘導体は、天然または非天然アミノ酸である。
本発明の一例として、本発明の方法は、4−アミノ−1−(3,4−ジヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−3−メチル−テトラヒドロ−フラン−2−イル)−1H−ピリミジン−2−オンなどの遊離3’−OHを有するヌクレオシドを、BOC−バリン/CDIおよびDMAP/TEA/DMFと反応させて、2−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−酪酸5−(4−アミノ−2−オキソ−2H−ピリミジン−1−イル)−4−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチル−4−メチル−テトラヒドロ−フラン−3−イルエステルなどのこのヌクレオシドの3’−O−バリノイルエステルを形成する単一段階を含む。
1つの実施態様において、BOC(t−ブトキシカルボニル)をアミノ酸のための保護基として使用する。しかし、本方法は、BOCの使用に限定されず、例えばアシルまたはシリル基などのあらゆる窒素含有保護基を使用することができる(Greeneら,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley & Sons,第三版(1999)参照)。また、CDI(カルボニルジイミダゾール)の代わりに、二極性ポリアミドおよびポリペプチドの合成に使用されるカルボジイミドなどのあらゆるカップリング剤を使用することができる。
この反応は、あらゆる極性溶媒中で行うことができる。1つの実施態様では、DMFまたはDMSO(ジメチルスルホキシド)のいずれかを使用する。補足的実施態様では、THF(テトラヒドロフラン)を補助溶媒として使用することができる。
同様に、TEAの代わりに、例えばジイソプロピルエチルアミンおよびN−エチルモルホリンなどのあらゆる第三アミンを使用することができる。
ヌクレオシドおよびヌクレオシド類似体は、例示する化合物に限定されず、プリン塩基、ピリミジン塩基、ピロロピリミジン、トリアゾロピリジン、イミダゾロピリジン、ピラゾロピリミジンおよび下に記載の非天然塩基を含む置換および非置換ヌクレオシド塩基を包含する。場合により置換されている5員環は、フランのO原子の代わりにO、SまたはCH基を含有することができる。これらのヌクレオシドおよびヌクレオシド類似体のすべての立体異性形および互変異性形もここに含まれる。
(発明の詳細な説明)
本発明は、選択的アシル化による医薬活性2’または3’−分枝リボフラノシルヌクレオシドの3’−プロドラッグの改善された調製方法を提供する。
カップリング剤(CDIなど)、塩基(TEAなど)[場合により塩基触媒(DMAPなど)の存在下でのもの]、および極性溶媒(THFおよび/またはDMFなど)の存在下で2’または3’−分枝ヌクレオシドを保護有機酸と反応させると、このヌクレオシドの3’−OHにこの保護有機酸が選択的に付加し、その結果、このヌクレオシドの3’−プロドラッグが形成されることになることを、予想外に発見した。本方法は、たった一段階で行われるので、プロドラッグ生成物を形成するために必要な時間が、先行技術分野において見出される方法より有意に短縮される。本発明の1つの実施態様では、生成物の収率が、50%より高い。
本方法によりもたらされる他の予想外の利点には、使用する試薬のコストが低いことが挙げられる。本発明によりもたらされるもうひとつの予想外の利点には、極端な反応条件がないことが挙げられる。さらに、本方法は、特殊設備または装置を必要としないため、使用者には追加費用の節約となる。さらに、本方法は、製造を目的とした容易な規模拡大に好適である。
図1および2は、本発明の非限定的実施例の概略図である。図1に記載の方法では、4−アミノ−1−(3,4−ジヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−3−メチル−テトラヒドロ−フラニル)−1H−ピリミジン−2−オンを、THFまたはDMF中、CDIによって活性化されるBOC保護バリンと反応させる。この方法で使用する溶媒のうち、THFは、補助溶媒としてDMFとともに作用する。TEAの代わりに、例えばジイソプロピルエチルアミンまたはN−エチルモルホリンなどのあらゆる第三アミンを使用することができ、DMFの代わりに、例えばDMSO(ジメチルスルホキシド)またはNMP(N−メチルピロリジノン)などの他の極性溶媒を使用することもできる。この方法の具体例は、約1時間の反応時間を有する。
この方法を使用して誘導することができるヌクレオシドおよびヌクレオシド類似体は、例示した化合物に限定されず、例えば、プリン塩基、ピリミジン塩基、ピロロピリミジン、トリアゾロピリジン、イミダゾロピリジン、ピラゾロピリミジンおよび下に記載する非天然塩基を含む、置換および非置換ヌクレオシド塩基を包含する。場合により置換されている5員環は、フランのO原子の代わりにO、SまたはCH基を含有することができる。これらのヌクレオシドおよびヌクレオシド類似体のすべての立体異性形および互変異性形もここに包含される。
(本方法の段階の詳細な説明)
遊離または反応性3’−OH(または−SH)を有するヌクレオシドは、購入することができ、または標準的な還元、酸化、置換および/またはカップリング法を含む、出版物に掲載されている、もしくは掲載されていないあらゆる手段により調製することができる。主要な実施態様において、前記ヌクレオシドは、2’または3’−分枝ヌクレオシドである。別の実施態様において、前記遊離3’−OH(または−SH)を有するヌクレオシドは、2’−デオキシシチジンまたは2’−デオキシチミジンなどの2’−デオキシヌクレオシドであり、これらは、購入することができ、または標準的な還元およびカップリング法を含む、出版物に掲載されている、もしくは掲載されていないあらゆる手段により調製することができる。本発明のもう1つの実施態様において、前記遊離3’−OHを有するヌクレオシドは、4−アミノ−1−(3,4−ジヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−3−メチル−テトラヒドロ−フラニル)−1H−ピリミジン−2−オン(β−D−2’−C−メチル−シチジン)または9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−N−メチル−アデニンなどの2’−分枝ヌクレオシドであり、これらは、購入することができ、または標準的な酸化、置換およびカップリング法を含む、出版物に掲載されている、もしくは掲載されていないあらゆる手段により調製することができる。本発明のさらにもう1つの実施態様において、前記遊離3’−OHを有するヌクレオシドは、3’−分枝ヌクレオシドであり、これは、購入することができ、または標準的な酸化、置換およびカップリング法を含む、出版物に掲載されている、もしくは掲載されていないあらゆる手段により調製することができる。出発原料のもう1つの例は、β−D−2’−C−メチル−N−メチル−プリンである。
前記場合により保護されている有機酸は、購入することができ、または出版物に掲載されている、もしくは掲載されていないあらゆる手段により調製することができる。本発明の1つの実施態様において、前記場合により保護されている有機酸は、Boc保護アミノ酸、好ましくはBoc保護L−バリンなどの場合により保護されているアミノ酸である。このアミノ酸の遊離アミノ基は、Greeneら,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley and Sons,第二版,1991に教示されているような、当業者には周知である方法により、適する保護基、好ましくは−(C=O)−アラルキル、−(C=O)−アルキルまたは−(C=O)−アリールなどのアシル基、好ましくはBOC(ブトキシカルボニル)で選択的に保護することができる。本発明の方法は、保護基としてBOCを使用することに限定されない。例えば、置換または非置換シリル基、C−O−アラルキル、C−O−アルキルもしくはC−O−アリールのような置換または非置換エーテル基、直鎖または分枝鎖であるアルキル部分を有するアシルまたはアセチル基などの脂肪族の基、ならびに当業者に公知であるような、およびGreeneら,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley and Sons,第二版(1991)により教示されているような、本発明の材料、試薬および条件に対して悪影響を及ぼすことにならないようなあらゆる基などの、他の保護基を使用することができる。
3’−選択的アシル化ヌクレオシドは、場合により保護されている有機酸と遊離3’−OH(または−SH)を有するヌクレオシドとをカップリング剤および塩基(複数を含む)の存在下で反応させることにより調製することができる。適するカップリング剤には、EDC(塩酸1−[3−(ジメチルアミノ)−プロピル]−3−エチル−カルボジイミド;DECとも呼ばれる)、CDI(カルボニルジイミダゾール)、BOP試薬(ヘキサフルオロリン酸ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウム)、およびトリフェニルホスフィンを有するミツノブ試薬(例えば、アゾジカルボン酸ジイソプロピルおよびアゾジカルボン酸ジエチル)ならびに当業者に公知であるような他のカルボジイミドまたは同様のカップリング剤、しかし好ましくはCDIが挙げられる。適する塩基には、TEA(トリエチルアミン)、ジイソプロピルエチルアミン、N−エチルモルホリン、あらゆる脂肪族第三アミンもしくは他の適するアミン、またはそれらの組み合わせ、好ましくはTEAが挙げられ、これらは、場合によりDMAPなどの塩基触媒と併用することができる。
場合により保護されている有機酸および/またはカップリング剤は、ヌクレオシドと、過度の副生成物を伴わず許容可能な速度で反応を進行させることができるあらゆるモル比で、例えば、ヌクレオシドに対して、カップリング剤の約1.0から約1.5モル過多、好ましくは約1.1モルから約1.25モル過多、および/または場合により保護されている有機酸の約1.1から約1.25過多、好ましくは約1.1から1.25モル過多で、反応させることができる。1つの実施態様において、塩基(複数を含む)を過剰量使用して反応させることができる。塩基(複数を含む)をDMAPなどの塩基触媒と併用する場合は、1つの実施態様では、DMAPなどの塩基触媒は、触媒量、例えばヌクレオシドに対して約0.1:1モル比で使用される。
1つの実施態様において、試薬は、同時に、または過剰な副生成物を伴わない許容可能な速度で反応を進行させることができる適切な期間および温度にわたって逐次的に添加することができる。
1つの実施態様において、場合により保護されている有機酸は、ヌクレオシドおよび/または塩基(複数を含む)の添加前にカップリング剤とともに攪拌する。例えば、場合により保護されているアミノ酸、例えばBoc−L−バリンなどの場合により保護されている有機酸をCDIなどのカップリング剤と共に攪拌することができる。この反応は、分解を促進しない、または過剰な副生成物を伴わない許容可能な速度で反応を進行させることができるあらゆる温度で遂行することができる。好ましい条件は、ほぼ室温から約25℃で、約1時間から1時間半であり、次いで、約20から30分間、好ましくは不活性条件下、例えばアルゴンガス下で、約40から50℃に加熱する。場合により保護されているこの活性化有機酸は、試薬の温度および溶解度に適するあらゆる溶媒中で調製することができる。溶媒は、あらゆる非プロトン性溶媒から成り得、これらには、アセトン、酢酸エチル、ジチアン、THF、ジオキサン、アセトニトリル、ジクロロメタン、ジクロロエタン、ジエチルエーテル、ピリジン、ジメチルホルムアミド(DMF)、DME、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルアセトアミドまたはそれらの組み合わせ、しかし好ましくはTHFが挙げられる。
1つの実施態様において、2’−デオキシシチジン、2’−デオキシチミジン、4−アミノ−1−(3,4−ジヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−3−メチル−テトラヒドロ−フラニル)−1H−ピリミジン−2−オンまたは9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−N−メチル−アデニンまたは9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−N−メチル−プリンなどの遊離3’−OH(または−SH)を有するヌクレオシドは、場合によりMDAPなどの塩基触媒の存在下で塩基(複数を含む)とともに攪拌した後、場合により保護されている有機酸および/またはカップリング剤に添加する。例えば、遊離3’−OH(または−SH)を有するヌクレオシドは、場合によりDMAPなどの塩基触媒の存在下で塩基(複数を含む)とともに攪拌することができる。この反応は、分解を促進しない、または過剰な副生成物を伴わない許容可能な速度で反応を進行させることができるあらゆる温度で遂行することができる。好ましい条件は、ヌクレオシドを溶媒に完全に可溶化することができる温度、例えば、約95から100℃で、約20から30分間、好ましくは不活性条件下、例えばアルゴンガス下である。この活性化ヌクレオシドは、試薬の温度および溶解度に適するあらゆる溶媒中で調製することができる。溶媒は、あらゆる非プロトン性溶媒から成り得、これらには、アセトン、酢酸エチル、ジチアン、THF、ジオキサン、アセトニトリル、ジクロロメタン、ジクロロエタン、ジエチルエーテル、ピリジン、ジメチルホルムアミド(DMF)、DME、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルアセトアミドまたはそれらの組み合わせ、しかし好ましくはDMEが挙げられる。
本発明の1つの実施態様では、次に、この活性化有機酸(とカップリング剤)は、活性化ヌクレオシド(と塩基(複数を含む)、場合によりDMAPなどの塩基触媒の存在下でのもの)と共に攪拌する。これら2つの溶液は、すべて同時に添加してもよいし、過剰な副生成物を伴わない許容可能な速度で反応を進行させることができる適切な期間および温度にわたって漸増的に添加してもよい。1つの実施態様において、場合により保護されている活性化有機酸は、約2時間にわたって漸増的に添加する。本発明の別の実施態様において、場合により保護されている活性化有機酸は、迅速に、たとえば約2分にわたって添加する。この反応は、分解を促進しない、または過剰な副生成物を伴わない許容可能な速度で反応を進行させることができるあらゆる温度で遂行することができる。一例では、好ましくは不活性条件下、例えばアルゴンガス下で、反応溶液は、場合により保護されている活性化有機酸の添加中は約80から100℃、次に、約1時間、約80から90℃であり、次いで、ほぼ室温に冷却する。1つの実施態様において、場合により保護されている活性化有機酸の添加中は温度を80℃未満に低下させない。
反応は、ヌクレオシドの実質的な量が消費されるまで進行させることができ、この間の反応の進行は、例えばTLCまたはHPLC分析のために一定量を定期的に取ることにより、モニターすることができる。
反応が所望の地点まで進行したら、揮発性が高い方の溶媒(例えばTHF)および塩基(複数を含む)(例えばTEA)の一部を、当該技術分野において公知のあらゆる手段により、例えば真空下、温度約30℃で除去した後、酸で反応を停止させることができる。
好ましい実施態様において、本発明の方法は、中間精製段階を一切伴わない1つの閉鎖システム、すなわち「ワンポット」合成で遂行される。
次に、所望される場合には、反応溶液を酢酸などの酸でpH約7.5から約7.75に中和することができる。
次いで、前に除去されなかったあらゆる溶媒(例えばDMF)を、当該技術分野において公知のあらゆる手段により、例えば真空下、温度約35℃で除去することができる。
標準的な抽出および結晶化法を含む当該技術分野において公知のあらゆる手段により、この粗製溶液から生成物を抽出することができる。例えば、この粗製溶液を、酢酸エチル、塩化メチレンまたはt−ブチルメチルエーテル(MTBE)などの有機溶媒および水と混合することができる。二層を分離し、水性層を酢酸エチル、塩化メチレンまたはt−ブチルメチルエーテル(MTBE)などの有機溶媒で再び抽出することができる。有機溶媒を添加し、得られた水性層を分離する工程は、必要なだけ多くの回数を繰り返すことができる。有機層を併せ、場合により飽和ブライン水溶液で洗浄することができる。次に、得られた有機層を酸の水溶液、例えば、マロン酸水溶液で抽出することができる。この有機層は、例えばTLC(薄層クロマトグラフィー)により、確実に所望の生成物のすべてが有機層から除去されたことをチェックすることができる。1つの実施態様では、次に、この酸の水性抽出物を併せて、例えば氷浴で約0から10℃に冷却し、所望の生成物がこの溶液から沈殿し得るように例えばトリエチルアミンなどの塩基を使用してpH約7.4に中和することができる。別の実施態様では、次に、この酸の水性抽出物を併せて、例えば氷浴で、約0から10℃に冷却し、例えばトリエチルアミンなどの塩基を使用してpH約7.4に中和することができ、水性層は、MTBEなどの有機溶媒で中和する。有機溶媒を添加し、得られた水性層を分離する工程は、必要なだけ多くの回数を繰り返すことができる。併せた有機層は、硫酸マグネシウムまたは硫酸ナトリウムなどの乾燥剤で乾燥させ、続いて、例えば真空下で濃縮することができる。
所望される場合には、当該技術分野において公知のあらゆる手段を用いて、この3’−選択的エステル化ヌクレオシドを医薬適合性の塩にすることができる。医薬適合性の塩には、医薬適合性の無機または有機酸および塩基から誘導されるものが挙げられる。適する塩の非限定的な例には、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸、重炭酸、炭酸などの無機酸から誘導されるもの、およびアミノ酸残基、酢酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸、マロン酸、アスコルビン酸、クエン酸、安息香酸、タンニン酸、パモ酸、アルギン酸、ポリグルタミン酸、トシル酸、メタンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、α−ケトグルタル酸、α−グリセロリン酸およびポリガラクツロン酸などの有機酸とで形成された塩が挙げられる。適する塩には、製薬技術分野において周知である多数の酸の中でも、特に、リチウム、カリウムおよびナトリウムなどのアルカリ金属、カルシウムおよびマグネシウムなどのアルカリ土類金属から誘導されたものが挙げられる。他の適する塩には、亜鉛、ビスマス、バリウム、アルミニウム、銅などの他の金属カチオンから誘導されたもの、またはアンモニア、N,N−ジベンジルエチレン−ジアミン、D−グルコサミン、テトラエチルアンモニウムもしくはエチレン−ジアミンなどのアミンから形成されたカチオンを伴うものが挙げられる。さらに、適する塩には、酸と塩基の組み合わせから誘導されたもの、例えば、タンニン酸亜鉛塩などが挙げられる。従って、本発明の1つの実施態様において、3’位が3’選択的にエステル化されているヌクレオシドを、非プロトン性溶媒、例えばEtOHなどの溶媒中で、HClなどの医薬適合性の無機または有機酸と反応させて、最終生成物として塩酸塩などの医薬適合性の塩を生じさせることができる。
(実施態様の実例)
1つの実施態様において、
a)有機溶媒中の2’分枝リボフラノシルヌクレオシドの第一溶液を、このヌクレオシドを溶解するために充分な温度で、このヌクレオシドを溶解するために充分な時間、加熱すること;
b)第三アミンおよび塩基触媒を前記第一溶液に添加すること;ならびに
c)有機溶媒中の保護アミノ酸およびカルボジイミドカップリング剤を含む第二溶液を前記第一溶液に添加すること
を含む、2’−分枝リボフラノシルヌクレオシドの3’ヒドロキシル位を選択的にエステル化するための方法を提供する。
前記第一溶液は、場合により、少なくとも20分間、少なくとも80℃に加熱する。場合により、段階c)において、前記第一溶液を少なくとも80℃で維持し、前記第二溶液を少なくとも1時間の期間にわたって添加する。場合により、本方法は、この併せた第一および第二溶液を、少なくとも約1時間半、少なくとも80℃の温度で加熱する段階をさらに含む。前記第一溶液における有機溶媒は、例えば、DMFなどの極性非プロトン性である。前記第二溶液における有機溶媒は、例えば、THFまたはDMFなどの極性非プロトン性溶媒である。請求項64に記載の方法は、この生成溶液を酸で中和する段階をさらに含む。前記第三アミンは、例えば、トリエチルアミンであり、前記塩基は、例えばDMAPである。前期保護アミノ酸は、保護L−バリノイルアミノ酸であり得る。
1つの実施態様において、無水THFまたはDMF中のN−(t−ブトキシカルボニル)−L−バリンの溶液をCDIに添加し、アルゴンガス下、25℃で約1.5時間、40から50℃で20分間攪拌する。アルゴンガスラインを装備した別のフラスコに、DMFに溶解したN−(t−ブトキシカルボニル)−L−バリンのものと比較して1:1モル比よりほんのわずか少ない量で、4−アミノ−1−(3,4−ジヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−3−メチル−テトラヒドロ−フラニル)−1H−ピリミジン−2−オンを添加し、これに、TEAおよびDMAPを添加する。次に、この4−アミノ−1−(2,3−ジヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−2−メチル−テトラヒドロ−フラニル)−1H−ピリミジン−2−オンを約20分間、外部温度100℃に加熱するか、前記ピリミジン−2−オン誘導体化合物が完全に溶液状態になるまで加熱し、次いで、TEAおよびDMAPを添加する。この混合物を約97℃(外部温度)で約20分間加熱し、次いで、N−(t−ブトキシカルボニル)−L−バリンを含有するTHF溶液を温度(内部温度)82℃以上で約2時間にわたってゆっくりと添加する。次に、この反応混合物を約82℃で約1時間加熱し、次いで、室温に冷却する。冷却したら、TEAおよびTHFを真空下、温度約30℃で除去する。
次に、この溶液を酢酸でpH約7.69に中和し、真空下、温度約35℃でDMFを除去する。この溶液を酢酸エチルでチェイスし、この粗製生成物を酢酸エチルおよび水とともに攪拌する。二層を分離し、水性層を酢酸エチルで再び抽出する。次に、これら2つの有機層を併せ、ブライン飽和水溶液で洗浄し、得られた有機層をマロン酸水溶液で抽出する。有機層は、TLC(薄層クロマトグラフィー)により、確かに所望の生成物のすべてが有機層から除去されたことをチェックすることができる。
次に、これらの酸の水性抽出物を併せ、氷浴で冷却して、TEAでpH7.4に中和する。このpHでこの溶液から固体が沈殿する。酢酸エチルを水性層に添加して、白色の固体を回収し、吸引濾過により乾燥させて、プロドラッグ生成物を得る。
(エステル化方法に適するヌクレオシド)
遊離3’−OH(または−SH)を有するあらゆるヌクレオシドまたはヌクレオシド類似体を本発明の方法で使用することができる。従って、本発明は、(a)遊離3’−OH(または−SH)を有するヌクレオシドまたはヌクレオシド類似体;(b)場合により保護されているアミノ酸、例えばBoc−L−バリンなどの、場合により保護されている有機酸;(c)カップリング剤;および(d)塩基、場合により塩基触媒存在下でのものを、単一閉鎖システム(すなわち、「ワンポット」システム)で反応させることを含む、ヌクレオシドまたはヌクレオシド類似体の3’−プロドラッグの調製方法を含む。補足的実施態様では、ヌクレオシドまたはヌクレオシド類似体の3’−プロドラッグの医薬適合性の塩が望ましい。前記ヌクレオシドまたはヌクレオシド類似体の3’−プロドラッグの医薬適合性の塩は、例えば、ヌクレオシドまたはヌクレオシド類似体の3’−プロドラッグに酸の塩をさらに付加させることを含む、当該技術分野において公知のあらゆる手段を用いて製造することができる。
1つの実施態様において、塩基は、プリン塩基である。もう1つの実施態様において、塩基は、ピリミジン塩基である。さらにもう1つの実施態様において、塩基は、ピロロピリミジンである。さらにもう1つの実施態様において、塩基は、トリアゾロピリジン、イミダゾロピリジンまたはピラゾロピリミジンである。特定の実施態様において、塩基は、チミン、シトシン、5−フルオロシトシン、5−メチルシトシン、6−アザ−ピリミジン(6−アザシトシンを含む)、2−および/または4−メルカプトピリミジン、ウラシル、5−ハロウラシル、C−アルキルピリミジン、C−ベンジルピリミジン、C−ハロピリミジン、C−ビニルピリミジン、C−アセチレン性ピリミジン、C−アシルピリミジン、C−ヒドロキシアルキルプリン、C−アミドピリミジン、C−シアノピリミジン、C−ニトロピリミジンおよびC−アミノピリミジンから成る群より選択されるピリミジン塩基である。
特定の副次的実施態様において、塩基は、
Figure 2006514038
から成る群より選択される。
もう1つの実施態様において、塩基は、N−アルキルプリン(N−メチルプリンを含む)、N−アシルプリン(この場合、アシルは、C(O)(アルキル、アリール、アルキルアリールまたはアリールアルキルである。)、N−ベンジルプリン、N−ハロプリン、N−ビニルプリン、N−アセチレン性プリン、N−アシルプリン、N−ヒドロキシアルキルプリン、N−チオアルキルプリン、N−アルキルプリン、N−アルキル−6−チオプリン、N−アルキルプリン、N−アルキル−6−チオプリン、5−アザシチジニル、グアニン、アデニン、ヒポキサンチン、2,6−ジアミノプリンおよび6−クロロプリンから成る群より選択されるプリン塩基である。
もう1つの特定の副次的実施態様において、塩基は、
Figure 2006514038
から成る群より選択される。
本発明の1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
(式中、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、シクロペンチル、イソペンチルまたはネオペンチルである。)
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
(式中、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、シクロペンチル、イソペンチルまたはネオペンチルである。)
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
本発明のさらにもう1つの特に好ましい副次的実施態様において、3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドは、遊離2’−および/または5’−OHが保護されていない
Figure 2006514038
である。
(定義および代替試薬)
特に他の指示がない限り、ここで用いる用語「保護されている」は、さらなる反応を防止するために、または他の目的のために、酸素、窒素またはリン原子に付加させる基を指す。多種多様な酸素、窒素およびリン保護基が、有機合成技術分野の技術者に公知である。
適する保護基の例には、ベンゾイル;置換または非置換アルキル基、置換または非置換アリール基、置換または非置換シリル基;例えば、ベンゾイル、トルイル(例えばp−トルイル)、ニトロベンゾイル、クロロベンゾイルのような芳香属性の基などの、置換または非置換芳香族または脂肪族エステル;例えば、C−O−アラルキル、C−O−アルキルまたはC−O−アリールなどのエーテル基;およびあらゆる置換または非置換芳香族または脂肪族アシル、−(C=O)−アラルキル、−(C=O)−アルキルまたは−(C=O)−アリール(この場合、アシル基の芳香族または脂肪族部分は、直鎖であってもよいし、分枝鎖であってもよい)を含むアシルまたはアセチル基のような脂肪族の基が挙げられる(これらは、すべて、改善された合成を含む反応による影響を受けない基によって場合によりさらに置換されていてもよい。)が、これらに限定されない(Greeneら,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley and Sons,第二版,1991参照)。保護基としてのエーテルの使用については、保護基としてのエーテルの、特にペントフラノシドの5’位での使用が、試薬および作業条件に対する安全性に有意な利点をもたらすことを報告している、Saischekらの米国特許第6,229,008号が注目される。この特許は、本明細書に参照により組込まれる。これは、所望の生成物の分離、単離および精製に、従って、この生成物の収率に対して究極の利点をもたらす。
アミノ酸保護基は、好ましくは、BOC(ブトキシカルボニル)、−(C=O)−アラルキル、−(C=O)−アルキルまたは−(C=O)−アリールである。本発明の1つの実施態様において、アミノ酸保護基は、BOC(ブトキシカルボニル)である。
本出願全体を通して、用語「置換されている」は、1つ以上の指名置換基による一または多重置換度を意味する。単一の置換基が開示または特許請求の範囲に記載されている場合、この化合物は、この置換基により1回またはそれ以上置換されていることがある。複数の置換基が開示または特許請求の範囲に記載されている場合、この置換化合物は、開示または特許請求の範囲に記載の置換基部分により、独立して一回または複数回置換されていることがある。
特に他の指示がない限り、ここで用いる用語「アルキル」は、一般にはCからC10の飽和直鎖、分枝鎖または環状第一級、第二級または第三級炭化水素を指し、具体的には、メチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、シクロペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、メチルペンチルおよびジメチルブチルを包含する。この用語は、置換アルキル基と非置換アルキル基の両方を包含する。アルキル基を1ヵ所以上の位置で置換することができる部分は、ハロ(フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を含む)、ヒドロキシル(例えば、CHOH)、アミノ(例えば、CHNH、CHNHCH、またはCHN(CH)、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ニトロ、アジド(例えば、CH)、シアノ(CHCN)、スルホン酸、スルフェート、ホスホン酸、ホスフェートまたはホスホネートから成る群より選択され、これらのいずれかまたはすべてが、未保護であってもよいし、必要な場合には、当業者に公知であるように、および例えば、Greeneら,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley & Sons,第二版(1991)に教示されているように、さらに保護されていてもよい。
用語「アルキルアミノ」および「アリールアミノ」は、1つまたはそれ以上のアルキルまたはアリール置換基をそれぞれ有するアミノ基を指す。
用語「アルカリール」および「アルキルアリール」は、アリール置換基を有するアルキル基を指す。用語「アラルキル」および「アリールアルキル」は、アルキル置換基を有するアリール基を指す。
用語「ハロ」は、クロロ、ブロモ、ヨードおよびフルオロを包含する。
特に他の指示がない限り、ここで用いる用語「アリール」は、フェニル、ビフェニルまたはナフチルを指す。この用語は、置換部分と非置換部分の両方を包含する。アリール基は、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルコキシ、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、スルホン酸、スルフェート、ホスホン酸、ホスフェートまたはホスホネートから成る群より選択される1つまたはそれ以上の部分で置換されていてもよく、これらのいずれかまたはすべてが、未保護であってもよいし、必要な場合には、当業者に公知であるように、および例えば、Greeneら,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley & Sons,第二版(1991)に教示されているように、さらに保護されていてもよい。
用語「アシル」は、1つの実施態様ではこのエステル基の非カルボニル部分が、直鎖、分枝鎖もしくは環状アルキルもしくは低級アルキル、アルコキシアルキル(メトキシメチルを含む)、アラルキル(ベンジルを含む)、アリールオキシアルキル(フェノキシメチルなど)、アリール(ハロゲン、CからCアルキルまたはCからCアルコキシで場合により置換されているフェニルを含む)、スルホン酸エステル(メタンスルホニルを含む、アルキルまたはアラルキルスルホニルなど)、一、二もしくは三リン酸エステル、トリチルもしくはモノメトキシトリチル、置換ベンジル、トリアルキルシリル(例えばジメチル−t−ブチルシリルなど)、またはジフェニルメチルシリルから選択されるカルボン酸エステルを、数ある実施態様の中でも特に包含する。用語「カルボン酸」および「カルボン酸エステル」は、構造RC(=O)OHおよびRC(=O)O−R’をそれぞれ包含する。ここで、この非カルボニル部分は、Rであろうと、R’であろうと、例えば、直鎖、分枝鎖または環状アルキルまたは低級アルキル、アルコキシアルキル(メトキシメチルを含む)、アラルキル(ベンジルを含む)、アリールオキシアルキル(フェノキシメチルなど)、アリール(ハロゲン、CからCアルキルまたははCからCアルコキシで場合により置換されているフェニルを含む)である。スルホン酸エステル(メタンスルホニルを含む、アルキルまたはアラルキルスルホニルなど)、一、二もしくは三リン酸エステル、トリチルもしくはモノメトキシトリチル、置換ベンジル、トリアルキルシリル(例えばジメチル−t−ブチルシリルなど)、またはジフェニルメチルシリルも、ここに包含されることが意図される。
用語「アミノ酸」は、天然および合成α、β、γまたはδアミノ酸を包含し、および蛋白質に見出せるアミノ酸、すなわち、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、プロリン、セリン、トレオニン、システイン、チロシン、アスパラギン、グルタミン、アスパルテート、グルタメート、リシン、アルギニンおよびヒスチジンを包含するが、これらに限定されない。好ましい実施態様において、アミノ酸は、L−配置である。もう1つの好ましい実施態様において、アミノ酸は、L−バリニルである。また、アミノ酸は、アラニル、バリニル、ロイシニル、イソロイシニル、プロリニル、フェニルアラニニル、トリプトファニル、メチオニニル、グリシニル、セリニル、トレオニニル、システイニル、チロシニル、アスパラギニル、グルタミニル、アスパルトイル、グルタロイル、リシニル、アルギニニル、ヒスチジニル、β−アラニル、β−バリニル、β−ロイシニル、β−イソロイシニル、β−プロリニル、β−フェニルアラニニル、β−トリプトファニル、β−メチオニニル、β−グリシニル、β−セリニル、β−トレオニニル、β−システイニル、β−チロシニル、β−アスパラギニル、β−グルタミニル、β−アスパルトイル、β−グルタロイル、β−リシニル、β−アルギニニルまたはβ−ヒスチジニルの誘導体であり得る。
用語「非天然アミノ酸」は、アミノ基末端を有するが、天然に存在しないカルボン酸を指す。この用語は、D−アミノ酸とL−アミノ酸の両方、およびこれらのあらゆる互変異性形または立体異性形を包含すると考える。
用語「ヌクレオシド塩基」は、プリンまたはピリミジン塩基を包含するが、これらに限定されない。プリンまたはピリミジン塩基の例には、アデニン、N−アルキルプリン、N−アシルプリン(この場合、アシルは、C(O)(アルキル、アリール、アルキルアリールまたはアリールアルキル)である。)、N−ベンジルプリン、N−ハロプリン、N−ビニルプリン、N−アセチレン性プリン、N−アシルプリン、N−ヒドロキシアルキルプリン、N−チオアルキルプリン、N−アルキルプリン、N−アルキル−6−チオプリン、チミン、シトシン、5−フルオロシトシン、5−メチルシトシン、6−アザピリミジン(6−アザシトシンを含む)、2−および/または4−メルカプトピリミジン、ウラシル、5−ハロウラシル(5−フルオロウラシルを含む)、C−アルキルピリミジン、C−ベンジルピリミジン、C−ハロピリミジン、C−ビニルピリミジン、C−アセチレン性ピリミジン、C−アシルピリミジン、C−ヒドロキシアルキルプリン、C−アミドピリミジン、C−シアノピリミジン、C−ニトロピリミジン、C−アミノピリミジン、N−アルキルプリン、N−アルキル−6−チオプリン、5−アザシチジニル、5−アザウラシリル、トリアゾロピリジニル、イミダゾロピリジニル、ピロロピリミジニル、およびピラゾロピリミジニルが挙げられるが、これらに限定されない。プリン塩基には、グアニン、アデニン、ヒポキサンチン、2,6−ジアミノプリンおよび6−クロロプリンが挙げられるが、これらに限定されない。塩基上の酸素および窒素官能基は、必要なまたは所望される場合には、保護することができる。適する保護基は、当業者によく知られており、これらには、トリメチルシリル、ジメチルヘキシルシリル、t−ブチルジメチルシリルおよびt−ブチルジフェニルシリル、トリチル、アルキル基、アシル基(アセチルおよびプロピオニルなど)、メタンスルホニル、およびp−トルエンスルホニルが挙げられる。また、場合により、プリンまたはピリミジン塩基は、インビボで分解され得る生存可能なプロドラッグを形成するように置換されていてもよい。適切な置換基の例には、アシル部分、アミンまたはシクロプロピル(例えば、2−アミノ、2,6−ジアミノまたはシクロプロピルグアノシン)が挙げられる。
本発明の方法は、例示するヌクレオシド、保護アミノ酸エステルおよび試薬に限定されない。本発明に適する別の試薬を、上で与えたものの代わりに使用することができる。例えば、TEA(トリエチルアミン)の代わりに、ジイソプロピルエチルアミン、N−エチルモルホリン、またはあらゆる脂肪族第三アミンを使用することができ;DMF(ジメチルホルムアミド)の代わりに、例えばDMSO(ジメチルスルホキシド)などのあらゆる極性溶媒を使用することができるが、取り扱いの容易さおよび反応混合物からの除去性に基づき、DMFが好ましく;ならびにミツノブ試薬(例えば、アゾジカルボン酸ジイソプロピルおよびアゾジカルボン酸ジエチル)とトリフェニルホスフィン、またはカルボニルジイミダゾール以外のカルボジイミドを含む(しかし、これらに限定されない)カップリングを可能にするあらゆる試薬をCDIの代わりに使用することができる。
本発明の方法は、保護基としてBOCを使用することに限定されない。例えば置換または非置換シリル基;C−O−アラルキル、C−O−アルキルまたはC−O−アリールのような置換または非置換エーテル基;直鎖または分枝鎖であるアルキル部分を有するアシルまたはアセチル基などの脂肪族の基;ならびに当業者に公知であるような、およびGreeneら,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley & Sons,第二版(1991)により教示されているような、本発明の材料、試薬および条件に悪影響を及ぼさないようなあらゆる基などの、他の保護基を使用することができる。
本発明の方法は、例示するヌクレオシド、保護アミノ酸エステルおよび試薬に限定されない。本発明に適する別の試薬を、上で与えたものの代わりに使用することができる。例えば、TEA(トリエチルアミン)の代わりに、ジイソプロピルエチルアミン、N−エチルモルホリン、またはあらゆる脂肪族第三アミンを含む、他のあらゆる適切なアミンを使用することができ;DME(1,2−ジメトキシエタン)の代わりに、THF(テトラヒドロフラン)またはあらゆるエーテルなど適する極性非プロトン性溶媒を使用することができる。MgSOの添加直前または直後、THFで生成スラリーを洗浄する代わりに、アセトンで洗浄してもよい。実際、規模が拡大した手順には、アセトンは、好ましい溶媒である。
加えて、DMF(ジメチルホルムアミド)の代わりに、例えばDMSO(ジメチルスルホキシド)などのあらゆる極性溶媒を使用することができるが、DMFは、取り扱いの容易さおよび反応混合物からの除去性に基づき、好ましい溶媒である。
EDC(塩酸1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル)]−3−エチル−カルボジイミド);DECとも呼ばれる)の代わりに、CDI(カルボニルジイミダゾール)、BOP試薬(ヘキサフルオロリン酸ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウム)、または当業者に公知であるような同様のカップリング剤を含む(しかし、これらに限定されない)、カップリングを可能にするあらゆる試薬を使用することができる。
例えばトルエンなど、あらゆる有機溶媒の代わりに、アセトニトリルを使用することができ、アンモニアは、メタノール中、ナトリウムメトキシドの代わりに使用するための代替試薬であり、およびDMSOなどのあらゆる極性溶媒をDMFの代わりに使用することができる。多数の他のあらゆるシリル化試薬のいずれかをTBDPSClの代わりに使用することができ、あらゆるフッ化物塩をNHFの代わりに使用することができ、およびTFAなどの他の酸をHClの代わりに使用することができる。
本発明の本質的な利点は、一段階として行うことができる能力である。他の利点には、安価な試薬を使用すること、ならびに複雑な段階および高価な装置ではなく当業者に周知である通常の方法および設備のみを要することが挙げられる。
本発明を以下の非限定的な例でさらに説明する。本明細書に含まれている作業実施例は、本発明への理解を助けるために記載するものである。これらは、本発明の方法(複数を含む)および生成物(複数を含む)の実例となるものであり、如何なる点でも、後に続く特許請求の範囲に記載の本発明を制限するためのものではなく、制限すると解釈すべきでない。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本明細書に記載する特定の溶媒、試薬および/または反応条件の代わりに、同等、同様のまたは適する溶媒、試薬または反応条件を用いることができる。
2−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル酪酸5−(4−アミノ−2−オキソ−2H−ピリミジン−1−イル)−4−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチル−4−メチル−テトラヒドロ−フラン−3−イルエステル
2L丸底フラスコの中のN−(t−ブトキシカルボニル)−L−バリン(46.50g、214mmol)、カルボニルジイミダゾール(34.70g、214mmol)および無水テトラヒドロフラン(1000mL)の溶液を、アルゴン下、25℃で1.5時間、次いで、40から50℃で20分間攪拌した。オーバーヘッド・スターラー、冷却塔、温度プローブ、添加漏斗およびアルゴンラインを装備した別の5L五つ口フラスコに、4−アミノ−1−(3,4−ジヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−3−メチル−テトラヒドロ−フラン−2−イル)−1H−ピリミジン−2−オン(50.0g、195mmol)および無水N,N−ジメチルホルムアミド(1000mL)を添加した。この混合物を、このピリミジン−2−オン誘導体のすべてが溶液になるまで、20分間、100℃で加熱し、次に、この溶液に、トリエチルアミン(500mL)および4−ジメチルアミノピリジン(2.38g、19mmol)を添加した。次に、この混合物を97℃で20分間加熱し、温度を82℃以上に維持しながら、2時間の期間にわたってテトラヒドロフラン溶液を添加漏斗によりゆっくりと添加した。この反応混合物を82℃で1時間加熱し、HPLCによりモニターした(生成物=68%、SM=11%、および約12分の時点での不純物=17%(ジメチルアミノピリジンを除く))。この反応混合物を室温に冷却し、次いで、トリエチルアミンおよびテトラヒドロフランを真空下、30℃で除去した。次に、この溶液を酢酸でpH7.69に中和した。N,N−ジメチルホルムアミドを真空下、35℃で除去し、酢酸エチル(2x200mL)でチェースした。この粗製生成物を酢酸エチル(500mL)および水(300mL)とともに攪拌した。二層を分離し、水性層を酢酸エチル(500mL)で抽出した。併せた有機層をブライン飽和水溶液(500mL)で洗浄した。次に、この有機層をマロン酸の水溶液(4x400mL、10重量%)で抽出した。有機層をTLC(シリカ、ジクロロメタン中20%メタノール)によりチェックして、所望の生成物すべてが有機層から除去されたことを確認した。これらの酸の水性抽出物を併せて、氷浴で冷却し、トリエチルアミンでpH7.40に中和して、固体を溶液から沈殿させた。次に、酢酸エチルをこの水性層に添加した。真空濾過により白色の固体を回収した。得られた固体を真空下で乾燥させることにより、純度99.01(HPLC)のものを81.08g得た。
二塩酸9−(2’−C−メチル−3’−O−バリノイル−β−D−リボフラノシル)−6−N−メチル−アデニン
テトラヒドロフラン(200mL)中のN−(t−ブトキシカルボニル)−L−バリン(8.84g、41mmol)、カルボニルジイミダゾール(6.60g、41mmol)の溶液をアルゴン下、室温で1時間、次いで、50℃で30分間攪拌した。オーバーヘッド・スターラー、冷却塔、温度プローブ、添加漏斗およびアルゴンラインを装備した別のフラスコの中で9−(2’−C−メチル−β−D−リボフラノシル)−6−N−メチル−アデニン(1、図2、10g、34mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(200mL)に溶解した。この溶液を100℃に加熱し、トリエチルアミン(100mL)を添加して、温度を96℃で安定させた。活性化Boc−バリン溶液を迅速に(2分間にわたって)添加し、温度を81℃に低下させ、次いで、85℃で安定させた。この反応混合物をこの温度で攪拌し、次いで、25℃に冷却した。トリエチルアミンおよびテトラヒドロフランを減圧下、43℃で除去した。次に、この溶液を10℃に冷却し、酢酸でpH7.7に中和した。次に、この混合物を塩化メチレン(100mL)およびブライン(100mL)で希釈した。この混合物を10分間かき混ぜ、層を分離させ、水性層を2x100mLの塩化メチレンで逆抽出した。この有機層を水中10%のマロン酸の溶液(4x100mL)で抽出した。併せたマロン酸抽出物にt−ブチルメチルエーテル(MTBE、200mL)を添加して、この混合物を10℃に冷却し、トリエチルアミンを添加してpH7.1にした。層を分離し、水性層をMTBE(2x200mL)で抽出した。併せたMTBE層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して、黄色を帯びた白色の固体を得た。得られた固体を真空下で乾燥させることにより、14.64g(収率88%)の純度97.87%(HPLC AUC)Boc−valヌクレオシドを得た(2、図2)。
アルゴンラインおよび冷却塔を装備した丸底フラスコの中で、エタノール(130mL)中の化合物2(13.0g、26.3mmol)の溶液を攪拌した。この溶液に、濃塩酸(37%、6.5mL)を添加した。反応温度は、還流させながら加熱した。塩酸導入の1時間後、固体の形成が始まった。3時間後、HPLCは、0.6%の出発原料しか示さなかった。次に、真空濾過により固体を回収し、フィルターケークをエタノール(80mL)およびMTBE(40mL)で洗浄した。次いで、この粗製生成物を40℃でMTBE(100mL)と研和した。生成物を真空下で3時間乾燥させた後、8.50g(70%)の生成物(3、図2)を純度98.55%(HPLC、AUC)で得た。
H NMR(DMSO−d)δppm 9.7(ブロード s、1H)、8.9−8.8(m、4H、)、8.45(s、1H)、6.04(s、1H、H−1’)、5.43(d、1H、H−3’、J=5.1Hz)、4.30−4.28(m、1H、H−4’)、3.96−3.95(m、1H、CH)、3.85−3.64(m、2H、H−5’、H−5”)、3.10(d、3H、CHNH、J=2.1Hz)、2.3−2.2(m、1H、CH)、1.02−0.97(m、6H、(CHCH)、0.92(s、3H、CH)。13C NMR(DMSO−d)δppm167.99、150.26、146.58、140.67、118.99、91.32、80.61、78.89、74.56、29.29、29.0、25.50、20.48、18.55、17.72。
本発明をこの好ましい実施態様を参照しながら説明した。本発明の変形および変更は、当業者には上述の本発明の詳細な説明から明らかであろう。
本発明のピリミジンヌクレオシドの3’−OHの直接エステル化方法の非限定的な例である。 本発明のプリンヌクレオシドの3’−OHの直接エステル化方法の非限定的な例である。 グアノシンの3’−OHにおける誘導に関する先行技術の概略図である。

Claims (74)

  1. a)2’分枝リボフラノシルヌクレオシド;
    b)場合により保護されている有機酸;
    c)カップリング剤;および
    d)塩基、場合により塩基触媒存在下でのもの
    を反応させることを含む、場合によりワンポットシステムで、2’−分枝リボフラノシルヌクレオシドの3’ヒドロキシル位を選択的にエステル化するための方法。
  2. 前記2’分枝リボフラノシルヌクレオシドが、式:
    Figure 2006514038
    (式中、Baseは、プリン、ピリミジン、ピロロピリミジン、トリアゾロピリジン、イミダゾロピリジンまたはピラゾロピリミジンである。)
    の2’−C−メチル分枝ヌクレオシドである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記Baseが、ピリジン塩基である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ピリミジン塩基が、チミン、シトシン、5−フルオロシトシン、5−メチルシトシン、6−アザピリミジン(6−アザシトシンを含む)、2−および/または4−メルカプトピリミジン、ウラシル、5−ハロウラシル、C−アルキルピリミジン、C−ベンジルピリミジン、C−ハロピリミジン、C−ビニルピリミジン、C−アセチレン性ピリミジン、C−アシルピリミジン、C−ヒドロキシアルキルプリン、C−アミドピリミジン、C−シアノピリミジン、C−ニトロピリミジンおよびC−アミノピリミジンから成る群より選択される、請求項2に記載の方法。
  5. 前記ピリミジンが、
    Figure 2006514038
    から成る群より選択される、請求項3に記載の方法。
  6. 前記Baseが、プリン塩基である、請求項2に記載の方法。
  7. 前記プリン塩基が、N−アルキルプリン、N−アシルプリン(この場合、アシルは、C(O)(アルキル、アリール、アルキルアリールまたはアリールアルキルである。)、N−ベンジルプリン、N−ハロプリン、N−ビニルプリン、N−アセチレン性プリン、N−アシルプリン、N−ヒドロキシアルキルプリン、N−チオアルキルプリン、N−アルキルプリン、N−アルキル−6−チオプリン、N−アルキルプリン、N−アルキル−6−チオプリン、5−アザシチジニル、グアニン、アデニン、ヒポキサンチン、2,6−ジアミノプリンおよび6−クロロプリンから成る群より選択される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記プリン塩基が、
    Figure 2006514038
    から成る群より選択される、請求項6に記載の方法。
  9. 前記Baseが、ピロロピリミジンである、請求項16に記載の方法。
  10. 前記Baseが、トリアゾロピリジン、イミダゾロピリジンまたはピラゾロピリミジンである、請求項16に記載の方法。
  11. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  12. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  13. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  14. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  15. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  16. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  17. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  18. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    (式中、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、シクロペンチル、イソペンチルまたはネオペンチルである。)
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  19. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  20. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  21. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  22. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  23. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  24. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  25. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  26. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  27. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  28. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  29. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  30. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    (式中、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、シクロペンチル、イソペンチルまたはネオペンチルである。)
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  31. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  32. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  33. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  34. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  35. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  36. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  37. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  38. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  39. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  40. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  41. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  42. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  43. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  44. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  45. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  46. 前記3’−位で選択的エステル化される2’−C−メチル分枝ヌクレオシドが、
    Figure 2006514038
    であり、この反応が、場合により、遊離2’−および/または5’−OHの保護を伴わずに行われる、請求項1に記載の方法。
  47. 前記場合により保護されている有機酸が、場合により保護されているアミノ酸である、請求項1に記載の方法。
  48. 前記場合により保護されているアミノ酸が、場合により保護されているL−バリノイルである、請求項50に記載の方法。
  49. 前記場合により保護されているL−バリノイルが、Boc−L−バリノイルである、請求項51に記載の方法。
  50. 前記カップリング剤が、EDC(塩酸1−[3−(ジメチルアミノ)−プロピル)]−3−エチル−カルボジイミド);CDI(カルボニルジイミダゾール);BOP試薬(ヘキサフルオロリン酸ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウム);およびトリフェニルホスフィンを有するミツノブ試薬から成る群より選択される、請求項1に記載の方法。
  51. 前記カップリング剤が、カルボジイミドである、請求項1に記載の方法。
  52. 前記カップリング剤が、CDIである、請求項51に記載の方法。
  53. 前記塩基が、TEA(トリエチルアミン)、ジイソプロピルエチルアミン、およびN−エチルモルホリンから成る群より選択される、請求項1に記載の方法。
  54. 前記塩基が、第三アミンである、請求項1に記載の方法。
  55. 前記第三アミンが、トリエチルアミンである、請求項54に記載の方法。
  56. 前記塩基触媒が、DMAPである、請求項1に記載の方法。
  57. 前記場合により保護されている有機酸と前記ヌクレオシドのモル比が、1.0対1.5である、請求項1に記載の方法。
  58. 前記モル比が、1.0対1.2である、請求項57に記載の方法。
  59. 前記カップリング剤と前記ヌクレオシドのモル比が、1.0対1.5である、請求項1に記載の方法。
  60. 前記モル比が、1.0対1.2である、請求項59に記載の方法。
  61. 前記反応が、少なくとも80℃の温度で少なくとも20分間行われる、請求項1に記載の方法。
  62. 前記反応が、アルゴンガス下で行われる、請求項61に記載の方法。
  63. 前記2’−分枝リボフラノシルヌクレオシドが、溶媒に可溶性である、請求項1に記載の方法。
  64. a)有機溶媒中の2’分枝リボフラノシルヌクレオシドの第一溶液を、このヌクレオシドを溶解するために充分な温度で、このヌクレオシドを溶解するために充分な時間、加熱する段階;
    b)第三アミンおよび塩基触媒を前記第一溶液に添加する段階;ならびに
    c)有機溶媒中の保護アミノ酸およびカルボジイミドカップリング剤を含む第二溶液を前記第一溶液に添加する段階
    を含む、2’−分枝リボフラノシルヌクレオシドの3’ヒドロキシル位を選択的にエステル化するための方法。
  65. 段階a)において、前記第一溶液が、少なくとも80℃で少なくとも20分間加熱される、請求項64に記載の方法。
  66. 段階c)において、前記第一溶液が、少なくとも80℃の温度で維持され、前記第二溶液が、少なくとも1時間の期間にわたって添加される、請求項64に記載の方法。
  67. 併せた第一および第二溶液を少なくとも80℃の温度で少なくとも約半時間加熱する段階をさらに含む、請求項66に記載の方法。
  68. 前記第一溶液における有機溶媒が、DMFである、請求項64に記載の方法。
  69. 前記第二溶液における有機溶媒が、THFまたはDMFである、請求項64に記載の方法。
  70. 生成溶液を酸で中和する段階をさらに含む、請求項64に記載の方法。
  71. 前記第三アミンが、トリエチルアミンであり、前記塩基触媒が、DMAPである、請求項64に記載の方法。
  72. 前記保護アミノ酸が、保護L−バリノイルアミノ酸である、請求項64に記載の方法。
  73. 前記反応が、溶媒または溶媒混合物中で行われ、1つまたは複数の前記溶媒が、極性非プロトン性溶媒である、請求項1に記載の方法。
  74. 前記溶媒が、アセトン、酢酸エチル、ジチアン、THF、ジオキサン、アセトニトリル、ジクロロメタン、ジクロロエタン、ジエチルエーテル、ピリジン、ジメチルホルムアミド(DMF)、DME、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルアセトアミドおよびこれらの組み合わせから成る群より選択される、請求項73に記載の方法。
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