JP2006511535A - 疼痛治療用の併用療法 - Google Patents

疼痛治療用の併用療法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006511535A
JP2006511535A JP2004560329A JP2004560329A JP2006511535A JP 2006511535 A JP2006511535 A JP 2006511535A JP 2004560329 A JP2004560329 A JP 2004560329A JP 2004560329 A JP2004560329 A JP 2004560329A JP 2006511535 A JP2006511535 A JP 2006511535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trifluoromethyl
pyridin
phenyl
quinazolin
amine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004560329A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4695395B2 (ja
Inventor
ハーツバーグ ウリ
コートライト ダニエル
エム ハート マーク
イー クラウス ジェームス
Original Assignee
ニューロジェン・コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ニューロジェン・コーポレーション filed Critical ニューロジェン・コーポレーション
Publication of JP2006511535A publication Critical patent/JP2006511535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4695395B2 publication Critical patent/JP4695395B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K45/00Medicinal preparations containing active ingredients not provided for in groups A61K31/00 - A61K41/00
    • A61K45/06Mixtures of active ingredients without chemical characterisation, e.g. antiphlogistics and cardiaca
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/435Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
    • A61K31/47Quinolines; Isoquinolines
    • A61K31/485Morphinan derivatives, e.g. morphine, codeine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/495Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with two or more nitrogen atoms as the only ring heteroatoms, e.g. piperazine or tetrazines
    • A61K31/498Pyrazines or piperazines ortho- and peri-condensed with carbocyclic ring systems, e.g. quinoxaline, phenazine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/30Drugs for disorders of the nervous system for treating abuse or dependence
    • A61P25/36Opioid-abuse
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Addiction (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

本発明は、疼痛を治療するための組成物及び方法を提供するものである。本発明は更に、常習性治療剤(特に麻薬性鎮痛薬)のような薬剤で治療されている患者に於ける薬物耐性の進展を阻害し、そのような常習性の薬剤での治療による副作用(例えば、依存性)を最小限にする、そして麻薬性鎮痛薬による疼痛緩和を増進させる組成物及び方法を提供するものである。組成物は一般に、非毒性のVR1拮抗薬を含むが、常習性治療剤も併用して含んでいてもよい。患者に於ける常習性薬剤に対する耐性及び/又はその他の副作用の予防、重篤度の減少、遅延又は治療のために、VR1拮抗薬の投与は、常習性薬剤投与の前、中又は後で行われてもよい。

Description

本発明は、一般に疼痛の治療のための組成物及び方法に関する。さらに詳細には、本発明は、麻薬性鎮痛薬のような常習性治療剤又は神経刺激性薬物で治療されている患者の後天性薬物耐性及び依存性のような副作用の進展を減少及び阻止する組成物及び方法に関する。さらに、本発明は麻薬性鎮痛薬治療の効果を改善する組成物及び方法を提供する。
モルヒネのような麻薬性鎮痛薬は多くの場合、激痛の治療のための最も有効な薬物である。しかしながら、これらの有用性は、耐性(鎮痛効果の漸進的な損失)及び身体的な依存性(薬剤の突然の使用中止からもたらされる行動及び/又は身体的な症状)により、限定される。耐性及び身体依存性の両方は繰り返しもしくは連続投与により、急速に進展(例えば、2、3日のうちに)することが見出されている。禁断症状を避けるために、ある重度の疼痛を患っている患者は麻薬性鎮痛薬で治療されないか、又は最大の鎮痛緩和をもたらすよりも低すぎる用量で治療されている。
耐性及び依存性を最小にして、これらの強力な鎮痛剤の広範囲の使用を許容する、治療が、重度の疼痛の治療を改善するために必要である。本発明はこの要求を満たし、さらに関連する利益も提供する。
(発明の効果)
本発明は疼痛の治療及び管理において、常習性薬剤に対する耐性を阻害し、そしてこのような薬剤の投与によってもたらされる副作用(例えば、依存性)を最小限にするのに有用な組成物及び方法を提供する。ある態様では、ここで提供される組成物は、常習性薬剤(好ましくは麻薬性鎮痛薬)及び1以上の非毒性1型バニロイド受容体(VR1)拮抗薬を含有してなる。
包装された医薬組成物も提供される。あるこのような包装された組成物は、(i)非毒性VR1拮抗薬を含有してなる組成物を入れた容器;及び(ii)このVR1拮抗薬は患者に、常習性物質の投与と同時に投与しなければならないことを指示している説明書;を含有してなる。ある態様においては、この常習性物質は麻薬性鎮痛薬である。多くの態様において、説明書ではVR1拮抗薬は:(a)患者における常習性物質に対する耐性の進展を阻止する;(b)患者における常習性物資に対する依存性の進展を阻止する;及び/又は(c)患者への常習性物質の投与がもたらす鎮痛緩和を増強する;ために使用することを指示している。このVR1拮抗薬は、例えば耐性−減少量、依存性−減少量及び又は疼痛緩和−増強量、で存在できる。
さらなる包装された医薬組成物は、(i)非毒性VR1拮抗薬;(ii)麻薬性鎮痛薬及び(iii)VR1拮抗薬及び麻薬性鎮痛薬は疼痛の治療のために患者に投与されることを指示する説明書;を含有してなる。
さらなる態様において、(i)麻薬性鎮痛薬及び(ii)非毒性VR1拮抗薬;を同時に又は何れかの順序で、患者に投与することを含有してなる、患者における疼痛を治療する方法が提供される。
他の態様において、(i)麻薬性鎮痛薬及び(ii))耐性−減少量の非毒性VR1拮抗薬;を同時に又は何れかの順序で、患者に投与することを含有してなる、患者における麻薬性鎮痛薬のような常習性物質に対する耐性の進展を阻止するための方法がさらに提供される。
他の態様において。(i)麻薬性鎮痛薬及び(ii)依存性−減少量の非毒性VR1拮抗薬;を同時に又は何れかの順序で、患者に投与することを含有してなる、患者における麻薬性鎮痛薬のような常習性物質に対する依存性の進展を阻止するための方法が提供される。
さらなる態様において、(i)麻薬性鎮痛薬及び(ii)疼痛緩和−増強量の非毒性VR1拮抗薬;を同時に又は何れかの順序で、患者に投与することを含有してなる、患者における麻薬性鎮痛薬による鎮痛緩和を増強するための方法が提供される。
さらなる態様において、禁断症状の患者又はなりやすい患者に1以上の非毒性VR1拮抗薬を投与することを含有してなる、患者における常習性物質(好ましくは麻薬性鎮痛薬)の前投与によってもたらされる禁断症状を治療する方法が提供される。
本発明のこれらの又は他の態様は、以下の詳細な説明を参照することにより明瞭となるであろう。
上記の通り、本発明は疼痛を治療するための併用療法を提供する。ある態様において、本発明は、治療剤のような常習性物質に対する耐性の進展を阻止し、またこのような薬剤の投与がもたらす副作用(例えば、依存性)も最小にする、組成物及び方法を提供する。すなわち、ここで提供される組成物及び方法は、常習性物質で治療されている患者における、耐性及び/又は依存性のような副作用を阻止し、遅らせ、重症度を減少させ、又は治療するために使用できる。他の態様では、ここで提供される組成物及び方法は、麻薬性鎮痛薬の有効性を増強する(すなわち、麻薬性鎮痛薬の特定量によって達成される鎮痛緩和の程度を改善する)。ここで提供される組成物は一般に非毒性VR1拮抗薬及び(選択的に)常習性物質を、生理学的に許容される担体又は賦形剤と共に、含有している。ここで提供される方法は一般に、VR1拮抗薬及び常習性物質の患者への投与(ここにおいてVR1拮抗薬は常習性物質の投与前、中及び又は後に投与される)を包含する。
(VR1拮抗薬)
ここで用いられているような、VR1拮抗薬はバニロイドリガンドのVR1への結合及び/又はバニロイドリガンド作動薬(例えば、カプサイシン又はオルバニル又はレシニフェラトキシンのようなカプサイシン類縁体)のVR1との結合によってもたらされるVR1介在の信号伝達を検出可能な程阻害する任意の化合物である。一般に、VR1拮抗薬はVR1の活性化を、実施例7に示されている試験において、1マイクロモル未満、好ましくは100ナノモル未満、より好ましくは10ナノモル未満のIC50で阻害する。好ましくは、VR1拮抗薬この実施例7に記載されているような試験において検出可能な程の作動薬活性を示さない。ある態様において、VR1拮抗薬は多−アリール(すなわち、複数の非縮合及び/又は縮合アリ−ル基を有する)であり、非−ペプチドでありそしてアミノ酸がない。VR1拮抗薬のプロドラッグもここで提供される組成物及び方法において使用できる。
VR1拮抗薬は、カプサゼピン及びヨード−RTXのようなカプサイシン類縁体及びバニロイド化合物ではない化合物の両方を包含する。好ましくは、VR1拮抗薬はバニロイド化合物ではない。「バニロイド化合物」は、カプサイシン又はいくつかのカプサイシン類縁体、又は、隣接する環員炭素に結合している2つの酸素原子(酸素原子のうちの1つはフェニル基が他の置換基と結合している位値に対してパラ位にある)を有するフェニル環からなる、他の化合物で、VR1と10mM以下のK値(ここで述べられているように測定)で結合する。
ここで述べられているように使用される、ある好ましいVR1拮抗薬は以下に提供されている式の1以上を充たすか、又はこれらの化合物の薬学的に許容される塩である。薬学的に許容される塩とは、過剰な毒性、刺激、アレルギー反応、又は他の問題又は合併症を起こさずに、ヒト又は動物の組織に接触させて用いるのに適していると、当技術分野で一般に考えられている、酸又は塩基の塩である。このような塩は、アミンのような塩基残基の鉱酸又は有機酸塩を、またカルボン酸のような酸残基のアルカリ塩又は有機塩をも包含している。具体的な薬学的に許容される塩は、これに限定されないが、塩酸、リン酸、臭化水素酸、リンゴ酸、グリコール酸、フマール酸、硫酸、スルファミン酸、スルファニル酸、ギ酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、エタンジスルホン酸、2−ヒドロキシエチルスルホン酸、硝酸、安息香酸、2−アセトキシ安息香酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、ステアリン酸、サリチル酸、グルタミン酸、アスコルビン酸、パモン酸、コハク酸、フマール酸、マレイン酸、プロピオン酸、ヒドロキシマレイン酸、ヨー化水素酸、フェニル酢酸、酢酸のようなアルカン酸、HOOC−(CH−COOH(ここにおいてnは0−1である)、などのような酸の塩を包含する。同様に、薬学的に許容されるカチオンは、これに限定されないが、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アルミニウム、リチウム及びアンモニウムを包含する。当業者は、ここで提供される化合物のためのさらなる薬学的に許容される塩が、Remington’s Pharmaceutical Sciences,17th ed., Mack Publishing Company, Easton, PA,p.1418(1985)に記載されているものを包含しているということを認識できるであろう。一般的に、薬学的に許容される酸又は塩基の塩は、塩基又は酸の部位を含んでいる親化合物からいくつかの慣用の化学的方法によって合成することができる。つまり、このような塩は、これの化合物の遊離酸又は塩基形態を水又は有機溶媒、又はこれらの混合物中で化学量論的な量の適当な塩又は酸と接触させることによって製造でき;一般的に、エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノール、又はアセトニトリルのような非水溶媒の使用が好ましい。
「プロドラッグ」は、ここで提供される式の構造的な要求を完全に満たしていないが、患者へ投与した後に、生体内で修飾されて、1以上のこのような式の化合物を生ずる化合物である。例えば、プロドラッグはここで提供されるような化合物のアシル化誘導体であってよい。プロドラッグは、ヒドロキシ、アミン又はメルカプト基が、哺乳動物に投与すると開裂してそれぞれ遊離のヒドロキシ、アミン又はメルカプト基を形成する、任意の基と結合している化合物を包含している。プロドラッグの例は、これに限定されないが、ここで提供される化合物中のアルコール及びアミン官能基の酢酸エステル、ギ酸エステル、安息香酸エステル誘導体を包含する。ここで提供される化合物のプロドラッグは、化合物中の官能基を、修飾体が開裂して親化合物になるような方法で、修飾することによって製造することができる。特にここで述べられている化合物のプロドラッグはここで記載されている組成物及び方法において使用することができる。
あるVR1拮抗薬は次の式を充たすものか、又はこれらの薬学的に許容される塩である。
Figure 2006511535
式Iにおける、可変基は一般には2002年1月31日公開の、PCT国際出願公開番号第WO 02/08221に記載されているようなものである。一般に、AはO、S、NR、CRB’、NRCRB’、CRB’NR、−CR=CR、及びCから選ばれ;ここにおいてR、R及びRB’は それぞれ水素又はアルキルから独立して選ばれる。Zは水素又は酸素である。R及びRは独立して水素又は低級アルキルを示すか;又はR及びRは一緒になって次式の5−8員の窒素含有環を形成する。
Figure 2006511535
ここにおいて、nは1、2又は3であり;そしてR及びRは水素;ハロゲン;ヒドロキシ;アミノ;シアノ;ニトロ;−COOH;−CHO;置換されていてもよいアルキル;置換されていてもよいアルケニル;置換されていてもよいアルキニル;置換されていてもよいアルコキシ;置換されていてもよいモノ又はジアルキルアミン;置換されていてもよいアルキルチオ;置換されていてもよいアルキルケトン;置換されていてもよいアルキルエステル;置換されていてもよいアルキルスルフィニル;置換されていてもよいアルキルスルホニル;置換されていてもよいモノ−又はジ−アルキルカルボキサミド;置換されていてもよい−S(O)NHアルキル;置換されていてもよい−S(O)N(アルキル)(アルキル);置換されていてもよい−NHC(=O)アルキル;置換されていてもよい−NC(=O)(アルキル)(アルキル);置換されていてもよい−NHS(O)アルキル;置換されていてもよい−NS(O)(アルキル)(アルキル);置換されていてもよい飽和又は部分不飽和の、5から8原子のヘテロシクロアルキルで、この飽和又は部分不飽和のヘテロシクロアルキルはN、O、及びSから選ばれる1、2又は3個のヘテロ原子を含有する;置換されていてもよい1から3個の環を有するアリール;又は置換されていてもよいヘテロアリールで、このヘテロアリールは1から3個の環、各環は5から8員で、そして1以上のこの環は、N、O、及びSからなる群から選ばれる環当り1から約3個のへテロ原子を有する;からそれぞれ独立して選ばれるか;又は同じ炭素に結合していない2つのR及びRは一緒になって、置換されていてもよいアリール環;飽和、部分不飽和の5から8員の炭素環で、この炭素環は置換されていてもよい;又は飽和又は部分不飽和又は芳香族の5から8員の複素環で、この複素環は置換されていてもよく、N、O、及びSから選ばれる1、2又は3このヘテロ原子を含む;を形成してもよい。
式IのAr及びArは同一又は異なり、独立して、置換されていてもよいシクロアルキル;置換されていてもよい5から8原子のヘテロシクロアルキル環で、このヘテロシクロアルキル環はN、O、及びSから選ばれる1、2又は3個のヘテロ原子を含む;置換されていてもよい1から3環を有するアリール;又は置換されていてもよいヘテロアリールで、このヘテロアリールは1から3個の環、各環は5から8員で、そして1以上のこの環は、N、O、及びSからなる群から選ばれる環当り1から約3個のへテロ原子を有する;である。
具体的な態様において、式IのR及びRは結合して5−から7−員のヘテロシクロアルキル環を形成する(例えば、R及びRは結合してピペラジン環を形成してもよい)。この5−から7−員のヘテロシクロアルキル環は好ましくは非置換又は1又は2箇所がメチル又はエチルのようなC1−6アルキルで置換されている。可変基「Z」は酸素が好ましく、そして可変基「A」は一般にNH、CH=CH又はCHNHである。Ar及びArは、好ましくは置換されていてもよいフェニル又は置換されていてもよいピリジルであり;置換されていてもよい2−ピリジルがArに好ましい。Ar及びArに付く置換基は、これに限定されないがブチル、イソプロピル、トリフルオロメチル、ニトロ、メチル、及びハロゲンを包含する。Arの4位の置換(Arがフェニル又はピリジルのとき)及びArの3位の置換(Arがフェニル又はピリジルのとき)が、本発明の具体的な態様に記載されている。
他のVR1拮抗薬は、置換キナゾリン−4−イルアミン類縁体を包含する。あるこのような類縁体は式II又はその薬学的に許容される塩で特徴付けられる。
Figure 2006511535
式IIにおける、可変基は一般には2003年7月31日公開の、PCT国際出願公開番号第WO 03/062209に記載されているようなものである。
式IIにおいて、V及びXはそれぞれ独立してN又はCRであるが、V及びXの少なくとも1つはNであり;UはN又はCRであるが、V及びXがNならばUはCRであり;そしてW、Y及びZはそれぞれ独立してN又はCRである。
式IIのRは水素、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、C−Cアルキル、ハロC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロC−Cアルコキシ及びモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノからそれぞれ独立して選ばれる。ある態様においては、それぞれのRは独立してハロゲン、C−Cアルキル又はハロC−Cアルキルであり、他の態様においては、それぞれのRはHである。
式IIのRは:(i)水素、ハロゲン、シアノ又は−COOH;(ii)それぞれが非置換か又はR又はRから独立して選ばれる1から9個の置換基で置換されている、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノン、C−Cアルカノイルオキシ、C−Cカルボネート又はC−Cカルバメート又は(iii)式−R−M−A−Rの基である(ここにおいて、RはC−Cアルキルであり;Mは結合、N(R)、O、S、SO、−C(=O)N(R)、N(R)C(=O)、SON(R)、又はN(R)SOであり(ここにおいてpは0又は1である);Aは結合又はR又はRから独立して選ばれる1から3個の置換基で置換されていてもよいC−Cアルキルであり;R及びRはそれぞれ独立して(a)水素、C−Cアルキル、C−Cアルカノン、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルケニル、4から10員の炭素環又は複素環、又は(b)Rと結合して4−から10−員の炭素環又は複素環を形成する;ここにおいて、それぞれのR及びRは独立して非置換か又はR又はRから独立して選ばれる1から9個の置換基で置換されている;又はR及びRは結合して非置換か又はR又はRから独立して選ばれる1から9個の置換基で置換されている4から10員の複素環を形成する。Rはヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アミノカルボニル、アミド、シアノ、ニトロ、オキソ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルエーテル、ヒドロキシC−Cアルキル、ハロC−Cアルキル、フェニル、フェニル(C−Cアルキル)、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、(SO)C−Cアルキル、5から7員の複素環、及び(5から7員の複素環)(C−Cアルキル)からそれぞれ独立して選ばれる。Rはヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アミノカルボニル、アミド、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルキルチオ、ヒドロキシC−Cアルキル、ハロC−Cアルキル、フェニル、フェニル(C−Cアルキル)、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、(SO)C−Cアルキル、5から7員の複素環、及び(5から7員の複素環)(C−Cアルキル)からそ
れぞれ独立して選ばれる。
式IIのある化合物においては、UがCRであり、Rは:(i)水素又はハロゲン;又は(ii)それぞれ非置換であるか又はハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキル、及びハロC−Cアルキルから独立して選ばれる1から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、−(CHNH、−(CHNH(C−Cアルキル)、−(CHN(C−Cアルキル)、−(CH(5から8員のヘテロシクロアルキル)、又は−(CHOHである。
Ar及びArは5から10員の芳香族炭素環又は複素環で、これらはそれぞれ非置換であるか又は式LRの基から独立して選ばれる1から3個の置換基で置換されている。Lは結合、−O−、−C(=O)−、−OC(=O)−、−C(=O)O−、−O−C(=O)O−、−S(O)−、−NR−、−C(=O)NHR−、−NHRC(=O)−、−NRS(O)−、−S(O)NR−、及び−N[S(O)NR]S(O)−であり;ここにおいて、mは0、1及び2からそれぞれ独立して選ばれ;Rはハロゲン及びC−Cアルキルからそれぞれ独立して選ばれる。Rは(i)水素、ハロゲン、シアノ及びニトロ;及び(ii)それぞれがRから独立して選ばれる1から9個の置換基で置換されていてもよい、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルキルエーテル、3から10員の複素環、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ及び(3から10員の複素環)C−Cアルキル;からそれぞれ独立して選ばれる。式Iのある化合物においては、Arは上記のように置換されていてもよい、5から7員の芳香族複素環である。
さらに、置換キナゾリン−4−イルアミン類縁体であるVR1拮抗薬は、式IIIによって特徴付けられるもの又はこれらの薬学的に許容される塩である。
Figure 2006511535
式IIIにおいて、可変基は一般に、2003年7月31日に公開されたPCT国際出願公開番号WO 03/062209号に記載のようなものである。一般に、V、X、W、Y及びZは、上記のとおり、それぞれ独立してN又はCRである。
式IIIのAr及びArはフェニル及び5から7員の芳香族複素環から独立して選ばれ、これらはそれぞれ上記のように、非置換であるか又は式LRの基から独立して選ばれる1から3個の置換基で置換されている。
式IIIのR及びRは:(i)それぞれ独立して(a)水素;(b)それぞれがRから独立して選ばれる1から9個の置換基で置換されていてもよい、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、C−Cアルカノン、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルエーテル、C−C10アリールC−Cアルキル、5から10員の複素環C−Cアルキル及び−(SO)C−Cアルキル;及び(c)R又はRと結合して非置換又はRから独立して選ばれる1から6個の置換基で置換されている4から10員の複素環基を形成する基;から選択される;又は(ii)結合して、それらが結合しているNと、非置換又はR、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノイルオキシ、C−Cアルコキシカルボニル、4から7員のヘテロシクロアルキルC−Cアルアルキル、及びモノ−及びジ−C−CアルアルキルアミノC−Cアルアルキルから独立して選ばれる1から6個の置換基で置換されている4から10員の複素環基を形成する。
式IIIのある化合物においては、R及びRはそれぞれ独立して:(i)水素;又は(ii)それぞれが非置換又はヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、C−Cアルキル、ハロC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、及びハロC−Cアルコキシから独立して選ばれる1から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、フェニルC−Cアルキル、インダニルC−Cアルキル、5から6員のヘテロアリールC−Cアルキル、又は4から7員のヘテロシクロアルキルC−Cアルキル;である。ある態様においては、R及びRはそれぞれ独立して:(i)水素;又は(ii)それぞれが非置換又はヒドロキシ、ハロゲン、及びC−Cアルキルから独立して選ばれる1から3個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、5から7員の複素環C−Cアルキル、C−Cアルキルエーテル、インダニル、ベンジル、1−フェニル−エチル、1−フェニル−プロピル又は2−フェニル−エチル;である。例えば、R及びRのうちの1つはそれぞれが0、1又は2個の置換基で置換されているピリジルC−Cアルキル、ピリミジルC−Cアルキル、イミダゾリルC−Cアルキル又はテトラゾリルC−Cアルキルであってもよい。
式IIIの他の化合物においては、RとRが結合して0から4個の置換基で置換されている、5から10員の複素環基を形成する。ある態様において、この複素環はヒドロキシ、ハロゲン、C−Cアルキル、ハロC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルカノイル、及びアミノカルボニルから選ばれる1以上の置換基で置換されている。ある態様において、この複素環は芳香環を含有している。1つの複素環基は、0、1又は2個の置換基で置換されている、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イルである。他の態様において、この複素環は0から4個の置換基で置換されている、5から10員のヘテロシクロアルキルである。例えば、このヘテロシクロアルキルは、それぞれが非置換又はハロゲン、ヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルカノイル及びC−Cアルコキシカルボニルから独立して選ばれる1から4個の置換基で置換されている、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、アザパニル、アゾシニル、デカヒドロキノリニル又は1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4,5]デカ−8−イルであってもよい。さらなる複素環基は、それぞれが非置換又はハロゲン、ヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルカノイル及びC−Cアルコキシカルボニルから独立して選ばれる1から4個の置換基で置換されている、モルホリノ、チオモルホリノ又は1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イルを包含する。式IIIのある化合物において、RとRが結合して5から10員の複素環を形成し、この複素環基はメチル及びエチルから独立して選ばれる1から4個の置換基で置換されている。
式IIIのR及びRはそれぞれに独立して:(i)(a)水素及びヒドロキシ;(b)非置換又はRから独立して選ばれる1又は2個の置換基で置換されているC−Cアルキル;及び(c)R又はRと結合して、非置換又はRから独立して選ばれる1から6個の置換基で置換されている、4から10員の複素環を形成する基;からそれぞれ独立して選ばれる;(ii)一緒になってケト基を形成する;又は(iii)結合して、非置換又はRから独立して選ばれる1から4個の置換基で置換されている、3から7員の炭素環又は複素環を形成する;である。Rは前記のようなものであり、nは1、2又は3である。ある化合物においては、R及びRはそれぞれ独立して水素及びC−Cアルキルから選ばれ;このような化合物のあるものは、R及びRが水素である。さらなる化合物においては、nは1である。
キナゾリン−4−イルアミン類縁体である、さらなる置換VR1拮抗薬は式IVで特徴付けられるもの又はこのものの薬学的に許容される塩である。
Figure 2006511535
式IVにおいて、可変基は一般に、2003年7月31日に公開された、PCT国際出願公開番号WO03/062209に記載のようなものである。
式IVのV、X、W、Y、Z、R、R、Ar、Ar、及びnは、式IIIで定義したようなものである。
式IVのRは:(i)水素;(ii)それぞれがRから独立して選ばれる1から9個の置換基で置換されていてもよい、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、 C−Cアルキニル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルエーテル、C−C10アリールC−Cアルキル、及び5から10員の複素環C−Cアルキル;及び(iii)R又はRと結合して、非置換又はRから独立して選ばれる1から6個の置換基で置換されている、5から10員の複素環基を形成する基;から選ばれる。
式II−IVのある化合物においては、V及び/又がXはNで、又はU及びXがNである。例えば、V及びXの両方がNであってもよい。他のある態様においては、W、Y及びZはそれぞれCH又はNである;例えば、3つ全てがCHであってもよく又はY及びZのうちの1つがNであって他のものがCHであってもよい。
式II−IVのある化合物においては、Ar及びArは、それぞれが0、1又は2個の置換基で置換されている、フェニル及び6員の芳香族複素環から独立して選ばれる。ある態様においては、(i)Arは、それぞれが非置換又はハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、ニトロ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキル、ハロC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、及びハロC−Cアルコキシから選ばれる1又は2個の置換基で置換されている、フェニル又はピリジルであり;そして(ii)Arは、それぞれが非置換又はハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキル、ハロC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、−(SO)R7、−NRS(O)−、及び−N(S(O)(ここにおいて、mは1又は2であり、Rは水素又はC−Cアルキルであり、そしてR7はC−Cアルキル、ハロC−Cアルキル、アミノ、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノ又は5から10員の、N−結合複素環基であり、それぞれのR7はRで置換されていてもよい)から選ばれる1又は2個の置換基で置換されているフェニル又はピリジルである。例えば、ある態様においては、(i)Arは、非置換又はハロゲン、C−Cアルキル又はハロC−Cアルキルで置換されているピリジルであり;そして(ii)Arは、それぞれが非置換又はハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、ハロC−Cアルキル、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、又は−(SO)R、(ここにおいて、RはC−Cアルキル又はハロC−Cアルキルである)で置換されているフェニル又はピリジルである。このような化合物のあるものは、(i)Arがピリジン−2−イル、3−メチル−ピリジン−2−イル、3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル又は3−ハロ−ピリジン−2−イルであり;そして(ii)Arが、それぞれの4位がトリフルオロメタンスルホニル、プロパンスルホニル、プロパン−2−スルホニル、t−ブチル、トリフルオロメチル又は2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチルで置換されている、フェニル、2−ピリ
ジル又は3−ピリジルである。
式II−IVのさらなる化合物においては、Arは、それぞれが非置換又はハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、ハロC−Cアルキル、ヒドロキシC−Cアルキル、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、アミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから選ばれる1又は2個の置換基で置換されている、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル及びチアジアゾリルから選ばれる。ある態様において、Arはフェニル又はピリジルのような6員の芳香族複素環であり、それぞれがハロゲン、シアノ、C−Cアルキル及びハロC−Cアルキル選ばれる1又は2個の置換基で置換されていてもよい。他の態様においては、Arは、それぞれ非置換又はハロゲン、C−Cアルキル又はハロC−Cアルキルで置換されている、ピリジル、イソキサゾリル、チアジアゾリル又はピラゾリルである。例えば、Ar及びArがそれぞれ、ハロゲン、C−Cアルキル、ハロC−Cアルキル、及びC−Cアルコキシから独立して選ばれる1個の置換基で置換されている、ピリジルであってもよい。さらなる態様においては、Arが、ハロゲン、C−Cアルキル又はハロC−Cアルキルで置換されていてもよい、フェニルである。
上記の式を充足するある代表的な化合物はさらに詳細に以下に記載されている。しかしながら、ここに列挙されている特定の化合物は代表的なものに過ぎず、本発明の範囲は非毒性のVR1拮抗薬、特に非バニロイドVR1拮抗薬のどれもの使用をも含んでいることは明瞭である。ここに記載されている併用療法で使用できる他のVR1拮抗薬は例えば、以下に記載のものを包含する。米国特許第6,476,076号、6,437,147号、6,248,788号、5,963,532号、5,840,730号、5,290,816号、5,232,684号、5,021,450号、4,812,446号及び4,424,205号;米国特許出願公開第2003/0158198号、2003/0158188号、2003/0133951号及び2001/0036943号;PCT国際出願公開第WO03/049702号、WO03/053945号、WO03/055848号、WO03/055484号、WO03/022809号、WO03/014064号、WO02/090326号、WO02/076946号、WO02/072536号、WO02/16319号、WO02/16318号、WO02/16317号、WO02/08221号、WO01/85158号及びWO99/00115号;及び日本特許出願2003−192673号。
ある態様においては、ここで述べられているように使用されるVR1拮抗薬は、EGF受容体チロシンキナーゼ又はニコチン性アセチルコリン受容体のような、他の細胞表面受容体とのリガンドの結合を実質的に調節しない。すなわち、このような拮抗薬はヒト上皮細胞増殖因子(EGF)受容体チロシンキナーゼ又はニコチン性アセチルコリン受容体のような細胞表面受容体の活性を実質的に阻害しない(例えば、このような受容体におけるIC50又はIC40は、1マイクロモルより大きいことが好ましく、10マイクロモルより大きいことが、最も好ましい)。好ましくは、VR1拮抗薬は、0.5マイクロモル、1マイクロモル又はより好ましくは10マイクロモルの濃度で、EGF受容体活性又はニコチン性アセチルコリン受容体活性を検出可能な程阻害しない。細胞表面受容体の活性を測定する試験は、パンベラ社(Panvera:Madison,WI)から入手できる、チロシンキナーゼ試験キットを含め、市販されている。
ある態様において、好ましいVR1拮抗薬は非−鎮静剤である。すなわち、疼痛緩和測定の動物モデル(この実施例11に示されているモデルのような)において鎮痛を十分にもたらす最小用量の2倍であるVR1拮抗薬用量は、鎮静動物モデル試験(Fitsgerald et al.(1988)Toxicology 49(2−3):433−9に記載の方法を用いて)において、一時的(すなわち、疼痛緩和持続時間の1/2以下持続する)又は好ましくは、統計的に有意性のない鎮静のみを引き起こす。好ましくは、鎮痛をもたらすのに十分な最小用量の5倍の用量が統計的に有意な鎮静を引き起こさない。より好ましくは、ここで提供されるVR1拮抗薬は、25mg/kg未満(好ましくは10mg/kg未満)の静脈内用量又は140mg/kg未満(好ましくは、50mg/kg未満、より好ましくは、30mg/kg未満)の経口用量で鎮静を引き起こさない。
必要に応じて、VR1拮抗薬は幾つかの薬理学的性質によって選択することができ、この性質は、これに限定されないが、経口バイオアベイラビリティー(好ましい化合物は、140mg/kg未満、好ましくは50mg/kg未満、より好ましくは30mg/kg未満、さらに好ましくは10mg/kg未満、さらにより好ましくは1mg/kg未満そして最も好ましくは0.1mg/kg未満の経口用量で、この化合物の治療有効濃度が達成される程度まで経口で体内に吸収され利用され得る)、毒性(好ましいVR1拮抗薬はカプサイシン受容体調節量、及び好ましくは耐性−減少量を患者に投与したときに非毒性である)、副作用(好ましいVR1拮抗薬は化合物の耐性−減少を患者に投与したとき、プラセーボと同等の副作用を生ずる)、血清蛋白との結合性及び生体外及び生体内半減期(好ましいVR1拮抗薬は、1日4回(Q.I.D.)投与、好ましくは1日3回(T.I.D.)投与、より好ましくは1日2回(B.I.D.)投与、そして最も好ましくは1日1回投与を容認する程の生体内半減期と同等の生体外半減期を示す)を包含する。さらに、血液脳関門の特異的な貫通は、全身性の麻薬性鎮痛薬又は他の中枢作用性治療剤に対する耐性を減少するために用いるVR1拮抗薬には、上記のような1日の合計経口投与量が耐性−減少効果をたらすので、望ましい。当該技術分野でよく知られた日常の試験はこれらの性質を評価し、そして特定な使用のための優れた化合物を確認するために用いられる。例えば、バイオアベイラビリティーを予測するために用いられる試験はCaco−2細胞単層を含む、ヒト腸細胞単層を越える輸送試験を含む。ヒトにおける化合物の血液脳関門の貫通は、化合物を投与(例えば、静脈内投与)した実験動物の脳内の濃度から予測できる。血清蛋白結合性はアルブミン結合試験から予測できる。化合物の半減期は化合物の投与頻度に反比例する。化合物の生体外半減期はこの実施例8で記載されているようなミクロソーム半減期の試験から予測できる。
好ましいVR1拮抗薬は非毒性である。一般に、ここで用いられている用語「非毒性」は相対的な意識で理解すべきであり、米国食品医薬品局(「FDA」又は欧州医薬品庁(「EMEA])によって哺乳類(好ましくはヒト)への投与が承認されたか又は、判定基準を保持している、FDAEMEAによって哺乳類(好ましくはヒト)への投与が承認される可能性のある幾つかの物質を参照することを意図している。さらに、非常に好ましい非毒性の化合物は一般的に、以下の判定基準(1)細胞のATP生成を実質的に阻害しない;(2)心臓のQT間隔を有意に延長しない;(3)実質的な肝肥大を引き起こさない;及び(4)肝酵素の実質的な放出を引き起こさない;の1以上を充たす。
ここで用いられている、「細胞のATP生成を実質的に阻害しない」VR1調節剤はこの実施例9で示されている判定基準を充たしている化合物である。つまり、実施例9で述べられているように100μMのこのような化合物で処理された細胞は非処理の細胞で検出されたATP濃度の少なくとも50%のATP濃度を示す。さらに非常に好ましい態様によると、このような細胞は非処理の細胞で検出されたATP濃度の少なくとも80%のATP濃度を示す。
「心臓のQT間隔を有意に延長しない」VR1調節剤とは、治療有効生体内濃度を生ずる最小用量の2倍を投与したモルモット、ミニブタ又はイヌにおいて、心臓のQT間隔(心電図記録で測定して)を統計的有意に延長しない化合物のことである。ある好ましい態様においては、0.01、0.05、0.1、0.5、1、5、10、40又は50mg/kgの注射又は経口用量は統計学的有意にQT間隔の延長をもたらさない。「統計学的に有意に」とは、スチューデントT検定のような統計的有意性の標準パラメーター試験を用いて測定すると、p<0.1又はより好ましくはp<0.05で、コントロールからの変化をもたらすことを意味する。
VR1拮抗薬は、実験用齧歯動物(マウス又はラット)に治療有効生体内濃度を生ずる最小用量の2倍を毎日、5−10日間投与して、対応対照実験の100%未満である肝臓の対体重比の増加をもたらすなら、「実質的な肝肥大をもたらさない」。さらに極めて好ましい態様においては、このような用量は、対応対照に対して75%を越える又は50%を越える肝肥大をもたらさない。非−齧歯動物(例えば、イヌ)を用いると、このような用量は、対応非治療対照に対して50%以上の、好ましくは25%以上のそしてより好ましくは10%以上の肝臓の対体重比の増加をもたらさない。このような試験における好ましい用量は、注射又は経口投与の0.01、0.05、0.1、0.5、1、5、10、40又は50mg/kgを包含する。
同様に、VR1拮抗薬は実験用齧歯動物に治療有効生体内濃度を生ずる最小用量の2倍量を投与しても、対応の偽治療実験の100%を越えてALT、LDH又はASTの血清レベルを上昇させないなら、「肝酵素の実質的な放出を促進しない」。さらに極めて好ましい態様においては、このような用量は、これらの血清レベルを対応対照の75%を越えて又は50%を越えて上昇させない。また、VR1拮抗薬は、生体外肝細胞試験において、化合物の最小生体内治療濃度の2倍に等しい濃度(生体外で肝細胞と接触させて培養する培養液又は溶液中の)が、培養液中にこのような酵素の、対応の偽治療実験細胞から培養液中で見られる基礎レベル以上に、検出可能な程の放出を引き起こさないなら、「肝酵素の実質的な放出を促進しない」。さらに極めて好ましい態様においては、このような化合物の濃度が、化合物の最小生体内治療濃度の5倍及び好ましくは10倍であっても、基礎レベル以上に、このような肝酵素を培養液に検出可能な程放出しない。
他の態様において、ある好ましいVR1拮抗薬は、最小治療有効生体内濃度と同じ濃度で、CYP1A2活性、CYP2A6活性、CYP2C9活性、CYP2C19活性、CYP2D6活性、CYP2E1活性又はCYP3A4活性のような、ミクロソームチトクロームP450酵素活性を阻害又は誘発しない。
ある好ましいVR1拮抗薬は、最小治療有効生体内濃度と同じ濃度で、(例えば、マウス赤血球前駆細胞小核試験、エームス小核試験、らせん小核試験などを用いて)染色体異常を誘発しない。他の態様において、ある好ましいVR1拮抗薬はこのような濃度で姉妹染色分体交換(例えば、チャイニーズハムスター卵巣細胞において)を誘発しない。
(常習性物質及び常習性治療剤)
常習性物質は、個人によって取り込まれる(例えば、摂取、吸入又は注射)と個人に耐性及び/又は依存性の症状を検出可能な程誘発する化合物である。常習性治療剤は、患者に治療目的(例えば、疼痛の緩和、睡眠導入、又は不安、うつ病又はその他の精神疾患の治療)で投与すると、耐性及び/又は依存性の検出可能な症状を誘発する、化合物である。耐性とは、時間と共に薬剤への応答が減少する(すなわち、初期の医薬効果を保持するために薬剤用量の増加を要求)ことを意味する。ここで用いられている依存性とは、常習性物質で治療されている患者が、薬剤が突然中止されると、禁断症状のようになる、身体的な依存性を示す。禁断症状は、水分の蒸散(transpiring)、冷感(feeling cold)、鳥肌/吹き出物、鼻水、胃痙攣、筋肉痛及び/又は下痢を包含していてもよい。患者に耐性及び/又は依存性を誘発することが見出された薬剤は、精神的な依存性が生ずるか否かに関わらず、常習性治療剤と考えられる。
常習性治療剤のあるものは、麻薬性鎮痛剤であり、これはモルヒネ様活性を有し、そして一般には、1以上のオピオイド受容体のサブタイプ(例えば、μ、κ及び/又はδ)上で、作動薬又は部分作動薬として作動する、天然又は合成薬剤である。このような化合物は、アヘン剤、アヘン誘導体及びオピオイドを、またこれらの薬学的に許容される塩及び水和物を包含する。麻薬性鎮痛薬の具体例は、アセトルフィン、アセチルジヒドロコデイン、アルフェンタニル、アセチルメタドール、アリルプロジン、アルファアセチルメタドール、アルファメプロジン、アルファメタドール、アルファプロジン、アニレリジン、ベンゼチジン、ベンジルモルフィン、ベータアセチルメタドール、ベータメプロジン、ベータメタドール、ベータプロジン、ベジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、クロニタゼン、コデイン、コデインメチルブロマイド、コデイン−N−オキシド、シプレノルフィン、デソモルフィン、デキストロモラミド、デキストロプロポキシフェン、ジアセチルジヒドロモルフィン、ジアセチルモルフィン、ジアムプロミド、ジエチルチアムブテン、ジフェノキシン、ジヒドロコデイン、ジヒドロエトピン、ジヒドロモルフィン、ジメノキサドール、ジメフェプタノール、ジメチルチアムブテン、ジフェノキシレート、ジオキサフェチルブチレート、ジピパノン、ドロテバノール、エチルメチルチアムブテン、エチルモルフィン、エトニタゼン、エトルフィン、エトキセリジン、フェンタニル、フレチジン、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルフィノール、ヒドロモルフォン、ヒドロキシペチジン、イソメタドン、ケトベミドン、レボメトルファン、レボモラミド、レボフェナシルモルファン、レボルファン、レボルファノール、メペリジン、メタゾシン、メタドン、メトルファン、メチルジヒドロモルフィン、メチルデソルフィン、メトポン、モルフェリジン、モルヒネ、モルヒネメチルブロマイド、モルヒネメチルスルフォネート、モルヒネ−N−オキシド、ミロフィン、ナルブフィン、ナロキソン、ナルトレキソン、ニココデイン、ニコモルフィン、ノルアシメタドール、ノルレボルファノール、ノルメタドン、ノルモルフィン、ノルピパノン、アヘン(例えば、アヘンエキス、アヘン液抽出物、粉末アヘン、粒状アヘン、生アヘン又はアヘンチンキ)、オキシコドン、オキシモルフォン、パレゴリック、ペンタゾシン、ペチジン、フェナドキソン、フェナムプロミド、フェナゾシン、フェノモルファン、フェノペリジン、フォルコジン、ピミノジン、ピリトラミド、プロヘプタジン、プロペリジン、プロピラム、プロポキシフェン、ラセメトルファン、ラセモラミド、ラセモルファン、テバコン、テバイン、トリメペリジン、及び前記薬剤の薬学的に許容される塩及び水和物を包含する。ある麻薬性鎮痛薬は、他の麻薬性鎮痛薬及び/又はアセトアミノフェン又はアスピリンのような非麻薬性薬剤と併用で提供され、このような併用もここで提供される組成物及び方法において使用できる。
ある態様においては、好ましい麻薬性鎮痛薬はアルフェンタニル、アルファプロジン、アニレリジン、ベジトラミド、コデイン、デキストロプロポキシフェン、ジヒドロコデイン、ジフェノキシレート、エチルモルヒネ、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルフォン、イソメタドン、レボメトルファン、レボファノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、オピウム、オキシコドン、オキシモルフォン、ペチジン、フェナゾシン、ピミノジン、ラセメトルファン、ラセモルファン、テバイン、これらの混合物及びこれらの薬学的に許容される塩及び水和物を包含する。ここで提供される組成物及び方法で使用される特に好ましい麻薬性鎮痛薬は、コデイン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、モルヒネ、オキシコドン、これらの混合物及びこれらの薬学的に許容される塩及び水和物である。
常習性治療剤はさらに、例えばエンケファリン(例えば、メチオニンエンケファリン及びロイシンエンケファリン);エンドルフィン(例えば、α−エンドルフィン、β−エンドルフィン、及びγ−エンドルフィン);及びダイノルフィン(例えば、ダイノルフィンA,ダイノルフィンB、及びプロエンケファリン、プロピオメラノコルチン及びプロダイノルフィンのようなこれらの前駆物質)のようなペプチドモルヒネ様物質を包含できる。
さらになる特に代表的な常習性治療剤は、例えば、TALWIN(登録商標)Nx及びDENEROL(登録商標)(両者はSanofi Winthrop Pharmaceuticals;New York,NY から入手できる);LEVO−DROMORAN(登録商標);BUPRENEX(登録商標)(Reckitt & Coleman Phrmaceuticals,Inc.;Richmond,VA);MSIR(登録商標)(Purdue Pharma L.P.;Norwalk,CT);DILAUDID(登録商標)(Knoll Phamaceutical Co.;Mount Olive,Nj);SUBLIMAZE(登録商標);SUFENTA(登録商標)(Janssen Pharmaceutica Inc.;Titusville,NJ);PERCOCET(登録商標)、NUBAIN(登録商標)及びNUMORPHAN(登録商標)(全てEndo Pharmaceuticals Inc;Chadds Ford,PAから入手可能);HYDROSTAT(登録商標)IR、MS/S及びMS/L(全てRichwood Pharmaceutical Co.Inc.;Florence,KYから入手可能);ORAMORPH(登録商標)SR及びROXICODONE(登録商標)(両者はRoxanne Laboratories;Columbus,OHから入手可能)及びSTADOL(登録商標)(Bristol−Myers Squibb;New York,NY)を包含する。
他の常習性物質は、エタノール及び、テトラヒドロカンナビノール(THC,デルタTHC、デルタTHC、デルタTHC、デルタ1(6)THCを含む)、カンナビジオール(CBD)、カンナビノール(CBN)、及び7−ヒドロキシ−デルタ1(6)THCのような代謝物を含む、カンナビノイドを包含する。VR1拮抗薬のこのような薬剤による耐性及び/又は依存性の進展を阻止するための使用も本発明の意図するところである。
(VR1拮抗薬組成物)
本発明で用いられる組成物は、一般にVR1拮抗薬を、1以上の薬学的に許容される担体又は賦形剤と共に含有してなる。適当な担体及び賦形剤は、例えば、水、緩衝液(例えば、中性に緩衝された食塩水、又はリン酸緩衝食塩水)、エタノール、鉱物油、植物油、ジメチルスルホキシド、炭水化物(例えば、ブドウ糖、マンノース、蔗糖又はデキストラン)、マンニトール、タンパク質、アジュバント、ポリペプチド又はグリシンのようなアミノ酸、抗酸化剤、EDTA又はグルタチオンのようなキレート剤及び/又は防腐剤を包含する。ある組成物はVR1拮抗薬を常習性治療剤(好ましくは麻薬性鎮痛薬)と組み合わせて含有してなる。
医薬組成物は適切な投与方法、例えば、局所、経口、経鼻、直腸内又は非経口投与を含む、のために製剤化できる。ここで用いられている非経口という語は皮下、皮内、血管内(例えば、静脈内)、筋肉内、脊髄、頭蓋内、鞘内及び腹腔内注射を、また同様な注射又は輸液術も包含する。ある態様においては、医薬組成物はヒト及び他の動物(例えば、イヌのようなペット)へ経口送達するために製剤化されている。このような形態は、例えば、錠剤、トローチ、薬用キャンディー、水性又は油性懸濁液、分散性の粉末又は顆粒、乳剤、硬又は軟カプセル、又はシロップ又はエリキシルを包含する。さらなる他の態様においては、本発明の組成物は凍結乾燥剤として製剤化できる。
経口使用のための組成物はさらに、魅力的かつ味の良い製剤を提供するために、甘味剤、着香剤、着色剤及び保存剤のような成分を1以上含有していても良い。錠剤は活性成分を、錠剤の製造に適当な生理的に許容される賦形剤との混合物で含有している。このような賦形剤は、例えば、不活性希釈剤(例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、乳酸、リン酸カルシウム又はリン酸ナトリウム)、顆粒化及び崩壊剤(例えば、トウモロコシ澱粉又はアルギン酸)、結合剤(例えば、澱粉、ゼラチン又はアラビアゴム)及び滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸又はタルク)を包含する。錠剤は非−被覆であるか又は胃腸管における崩壊及び吸収を遅らせて長期間にわたる除放作用を示すようにする公知の技術によって被覆することができる。例えば、モノステアリン酸グリセリン又はジステアリン酸グリセリンのような時間遅延物質を使用できる。
経口使用のための製剤は、活性成分を不活性固体希釈剤(例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム又はカオリン)と混合した硬カプセル、又は活性成分を水又は油性媒体(例えば、ピーナッツオイル、流動パラフィン又はオリーブオイル)と混合した軟ゼラチンカプセルとしてもよい。
水性懸濁剤は、水性懸濁剤を製造するのに適している賦形剤との混合物中に活性物質を含有している。このような賦形剤は、懸濁化剤(例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴム及びアラビアゴム);及び分散又は湿潤剤(例えば、レクチンのような天然のリン脂質、アルキレンオキシドとステアリン酸ポリオキシエチレンのような脂肪酸との縮合生成物、エチレンオキシドとヘプタデカエチレンオキシセタノールのような長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物、エチレンオキシドと、脂肪酸とモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトールのようなヘキシトールから誘導される部分エステル、との縮合生成物、又はエチレンオキシドと、脂肪酸とモノオレイン酸ポリエチレンソルビタンのようなヘキシトール無水物からから誘導される部分エステルとの縮合生成物)を包含する。水性懸濁剤は、1以上の防腐剤、例えば、p−ヒドロキシ安息香酸エチル又はn−プロピル、1以上の着色剤、1以上の着香剤、1以上の及び蔗糖又はサッカリンのような甘味剤を含有していてよい。
油性懸濁剤は、植物油(例えば、ラッカセイ油、オリーブオイル、ごま油又はココナッツ油)又は流動パラフィンのよう鉱物油に活性成分を懸濁させることによって製剤化できる。油性懸濁剤は蜜蝋、固形パラフィン又はセチルアルコールのような増粘剤を含有することができる。味の良い経口用製剤を提供するために、上記のような甘味剤及び/又は着香剤を添加することができる。このような懸濁剤はアスコルビン酸のような抗酸化剤の添加によって保存することができる。
水を加えて水性懸濁剤を製造するのに適当な、分散性の粉末又は顆粒は、分散又は湿潤剤、懸濁化剤及び1以上の保存剤との混合剤中に活性成分を供給する。適当な分散又は湿潤剤及び懸濁化剤は既に上で述べたようなもので例示されている。甘味、着香及び着色剤のような追加の賦形剤も存在させることができる。
医薬組成物は水中油型乳剤として製剤化してもよい。油層は植物油(例えば、オリーブオイル又はラッカセイ油)又は鉱物油(例えば、流動パラフィン)又はこれらの混合物であってよい。適当な乳化剤は、自然界に存在するガム(例えば、アラビアゴム又はトラガカントゴム)、自然界に存在するリン脂質(例えば、大豆、レシチン、及び脂肪酸及びヘキシトールから誘導されるエステル又は部分エステル)、無水物(例えば、モノオレイン酸ソルビタン)及び脂肪酸とヘキシトールから誘導されるエステル又は部分エステルとエチレンオキシドとの縮合生成物(例えばモノオレイン酸ポリエチレンソルビタン)を包含する。乳剤は1以上の甘味剤及び/又は着香剤を含有していてもよい。
シロップ及びエリキシルはグリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール又は蔗糖のような甘味剤と製剤化できる。このような製剤は1以上の粘滑剤、保存剤、着香剤及び/又は着色剤も含有していてよい。
局所投与用の製剤は、一般的に、活性剤を加えた局所用賦形剤を追加の任意成分とともに又はこれなしで含有している。適当な局所用賦形剤及び追加の任意成分は当該技術ではよく知られており、賦形剤の選択は、特殊な物理的形態及び送達方法によって決まるものと考えられる。局所用賦形剤は、水;アルコール(例えばエタノール又はイソプロピルアルコール)又はグリセリンのような有機溶媒;グリコール(例えば、ブチレン、イソプレン又はプロピレングリコール);脂肪族アルコール(例えば、ラノリン);水と有機溶媒との混合物及びアルコールのような有機溶媒とグリセリンの混合物;脂肪酸、アシルグリセロール(鉱物油のような油、及び天然又は合成の脂肪を含む)、ホスホグリセライド、スフィンゴリピド及びワックスのような脂肪をベースとする物質;コラーゲン及びゼラチンのようなタンパク質をベースとする物質;シリコンをベースとする物質(非−揮発性と揮発性の両方);及びマイクロスポンジ及び高分子物質のような炭化水素をベースとする物質を包含する。組成物は、さらに用いる製剤の安定性又は効果を高めるのに適する1以上の成分を含有していてもよく、この成分は安定化剤、懸濁化剤、乳化剤、粘度調節剤、ゲル化剤、防腐剤、抗酸化剤、皮膚浸透増強剤、保湿剤及び徐放物質のようなものである。このような成分の例は、Martindale−The Extra Pharmacopoeia(Pharmaceutical Press, London 1993)及びMartin(ed.), Remington’s Pharamceutical Sciences に記載されている。製剤は、ヒドロキシメチルセルロース又はゼラチン−マイクロカプセルのようなマイクロカプセル、リポソーム、アルブミン小球体、マイクロエマルジョン、ナノ粒子又はナノカプセルを含有していてもよい。局所用組成物の局所送達方法は、指を使用する塗布;布、ティッシュー、綿棒、スティック又はブラシのような物理的な塗布具を用いる塗布;スプレー(霧、エアゾール又は泡のスプレーを包含する);点滴投与、散布;浸漬;及びすすぎ;を包含する。放出制御賦形剤も使用できる。
医薬組成物は無菌注射用の水溶液又は油性懸濁液として製造することができる。活性剤は、使用する賦形剤及び濃度に応じて、賦形剤に懸濁させても溶解させてもよい。このような組成物は上記のような適当な分散、湿潤剤及び/又は懸濁剤を用いて公知の技術に従って製剤化することができる。許容される賦形剤及び溶媒のうち使用し得るものは、水、1,3−ブタンジオール、リンゲル液及び生理食塩液である。さらに、無菌の不揮発性油を溶媒又は懸濁媒体として使用できる。この目的のために、合成モノ−又はジグリセライドを含む、幾つかの無菌の不揮発性油を使用することができる。さらに、オレイン酸のような脂肪酸は注射用組成物の製造において使用できると考えられ、局所麻酔剤、防腐剤及び/又は緩衝剤を賦形剤に溶解することができる。
組成物は坐薬(例えば、直腸内投与用)の形態としても製剤化できる。このような組成物は薬剤を、常温では固体であるが直腸の温度では液体であるので直腸内で溶けて薬剤を放出する、適当な非刺激性の賦形剤と混合することによって製造できる。適当な賦形剤は、例えば、ココアバター又はポリエチレグリコールを包含する。
医薬組成物は徐放製剤(すなわち、投与後に活性剤の徐放をもたらすカプセルのような製剤)として製剤化することができる。このような製剤は一般に、公知の技術で製造され、例えば、経口、経直腸又は皮下移植によって、又は目的の標的部位に移植することによって投与される。このような製剤に用いられる担体は生体適合性があり、生体分解性でもあるようなもので;好ましくは、この製剤は比較的一定のレベルで調節剤を放出する。徐放製剤中に含有する活性剤の量は例えば、移植部位、速度及び期待する放出時間、及び治療又は予防する病気の性質によって決まる。
さらに又は上記投与方法と共に、VR1拮抗薬は便利に餌又は飲料水に添加することができる(例えば、ペットを含むヒト以外の動物(イヌ又はネコのような)及び家畜への投与)。動物用の餌及び飲料水組成物は、動物が食事と共に組成物の適当量を摂取できるように処方することができる。組成物を餌又は飲料水に添加するための、プレミックスとしても便利に提供できる。
VR1拮抗薬は一般に医薬組成物中に、カプサイシン受容体調節量、そして好ましくは耐性−減少量、依存性−減少量又は疼痛緩和−増強量で存在する。ここで使用されるような「カプサイシン受容体調節量」は、投与によって、生体外でバニロイドリガンドのVR1への結合(実施例6に示されている試験を用いて)及び/又はVR1を介する信号伝達(実施例7に示されている試験を用いて)を変化させるのに十分なカプサイシン受容体におけるVR1拮抗薬の濃度もたらす量である。カプサイシン受容体は、例えば、血液、血漿、血清、CSF、滑液、リンパ液、細胞間質液、涙又は尿のような体液に存在しているであろう。
耐性−減少量は、患者に一度に、連続的に又は繰り返して(常習性物質の連続又は繰り返し投与と同時に)定められた濃度で又は頻回投与したときに、常習性物質を繰り返し又は連続的に投与して引き起こされる常習性物質に対する耐性の減少をもたらす量である。ここで使用されるような「同時に」は、VR1拮抗薬が患者の体液に存在(バニロイドリガンドのVR1への結合及び/又はVR1を介する信号伝達を変化させるのに十分な濃度で)していると同時期に常習性物質が患者の体内に存在(疼痛緩和、耐性及び/又は依存症状のような検出可能な効果をもたらす濃度で)しているような時間枠を示す。一般に、常習性物質の繰り返し又は連続投与は耐性を引き起こすので、恩恵(例えば、疼痛緩和)のレベルを維持するために、常習性物質の用量を増加する必要が出てくる。耐性の減少は、このような用量増加の遅れ、及び/又は恩恵のレベルを維持するために必要な追加の常習性物質の量の減少によって証明される。
依存性−減少量は、患者に一度に、連続的に又は繰り返して(常習性物質の連続又は繰り返し投与と同時に)定められた濃度で又は頻回投与したときに、常習性物質を繰り返し又は連続的に投与して引き起こされる常習性物質に対する依存性の減少をもたらす量である。依存性の低減は患者が常習性物質を離脱したときの行動又は身体的の症状の頻度及び/又は重症度に基づいて認められる。
疼痛緩和−増強量は、患者に常習性物質と同時に投与したときに、相乗的な疼痛緩和(すなわち、同量のVR1拮抗薬と麻薬性鎮痛薬の個別投与によって達成される疼痛緩和の合計よりも強い疼痛緩和)をもたらす量である。このような相乗作用はここで述べられているものを含む、標準的な疼痛緩和試験によって認めることができる。
好ましい全身投与量は1日当り体重1kgにつき200mg以下である。ある態様において、1日に体重1キログラム当り約0.1mgから約140mgの用量範囲を提供する組成物が好ましい(1日に患者当り約0.5mgから7g)。1日当り体重1kgにつき約0.001mgから約50mg範囲の静脈内投与用量を提供する組成物も好ましく、経口投与では一般に静脈に用量の約5−20倍である(例えば、1日当り体重1kgにつき約0.01−40mg)。
単回投与形態を製造するために担体物質と組み合わせる活性物質の量は、治療する患者及び特定の投与方法によって変化する。投与単位形態は一般に約1mgから約500mgの活性成分を含有している。最適な用量は日常的な検査、及びこの分野でよく知られている手順を用いて定めることができる。常習性治療剤の用量は、例えばその薬剤の包装物に記載されている製造会社の指示書又はPhisician’s Desk Reference中に見出すことができる。
医薬組成物は耐性及び/又は依存性の進展を阻止するために包装できる。包装された医薬組成物は1以上のVR1拮抗薬の耐性−減少及び/又は依存性−減少量が入っている容器及び含有されている組成物は患者における常習性物質に対する耐性又は依存性の進展を阻止するために使用しなければならないと指示している説明書(例えば、ラベルを付す)を一般に包含している。また、この指示書はこの組成物は常習性治療剤と併用して投与(すなわち、同時に又は任意の順序で連続して)しなければならないと指示してもよい。このような包装された組成物はさらに、1以上の常習性治療剤(好ましくは麻薬性鎮痛薬)を包装物内の同じ容器内に又は別の容器に含有していていてもよい。好ましい混合物は経口投与(例えばピル、カプセル、錠剤など)用の製剤である。ある態様においては、この包装物は、1以上のVR1拮抗薬及び1以上の常習性治療剤は疼痛症状の治療に一緒に用いることを表示しているラベルを含有している。
(治療方法)
本発明は、疼痛の治療及び/又は常習性物質で治療されている患者において耐性及び/又は依存性のような副作用の進展を阻止するために、VR1拮抗薬を常習性物質と併用して使用する方法を提供する。このVR1拮抗薬は常習性物質と同時に(例えば単回投与単位として)投与でき、又は別に(常習性物質の前又は後に)投与できる。好ましい態様においては、VR1拮抗薬と常習性物質は患者の体液(例えば血液)中に有効量で最終的に同時に存在している。VR1拮抗薬と常習性物質の患者への投与は、経口、局所、経鼻、又は経皮投与、又は静脈内、筋肉内、皮下、鞘内、硬膜外、脳室内などの注射投与を含む、上記で検討した何れかの方法で行うことができる。ある態様において、上記で述べたような、1以上のVR1拮抗薬及び1以上の常習性治療剤の混合物が投与される。好ましい混合物は経口投与(ピル、カプセル、錠剤などとして)又は静脈内投与用に製剤化される。
ここで用いられる「患者」は、VR1拮抗薬及び常習性物質で治療されている個体である。患者は、ヒト、そしてペット(例えば、イヌ及びネコ)及び家畜も包含する。ある態様において、患者は常習性物質の耐性又は他の副作用を経験しているか、又はこのような症状の危険があると考えられる。
VR1拮抗薬は一般に、カプサイシン受容体調節量で、及び好ましくは耐性−減少、依存性−減少又は疼痛減少−増強量で投与される。投与頻度は、使用する化合物及び特定の常習性物質の量及び特性によって変化する。一般に、有効な治療を十分に提供できる最小量を用いて、1日4回又はそれ以下の用法が好ましい。非毒性VR1拮抗薬の好ましい用量は一般に、1日に体重1キログラム当り約0.001mgから約50mg、0.01mgから約10mg又は0.01mgから約1.0mgである。例えば用量範囲0.25mgから約250mg/日が適当であり、実際の用量は使用している特定の活性物質、活性物質を含有している特定の製剤及び患者の状態及び環境によって変化する。静脈内投与(連続的に又は別の用量で)及び経口投与を含む、ここに記載されているような、通常のどの方法でも投与できることは明らかであろう。
常習性治療剤の用量は、例えばこの薬剤が装入されているパッケージ上に見出すことができる。ある態様において、VR1拮抗薬の常習性治療剤との併用投与は、治療効果を生ずるのに必要なこの常習性治療剤の用量の減少をもたらす。従って、ここで提供される併用又は併用治療方法における常習性治療剤の用量は、VR1拮抗薬との併用なしでの常習性治療剤の投与について製造業者がアドバイスする最高用量よりも低くなるであろう。ある態様において、この用量は、VR1拮抗薬との併用なしで投与するときに常習性治療剤の投与について製造業者がアドバイスする最高用量の3/4、1/2、1/4又は10%である。さらなる態様において、常習性治療剤の用量は製造業者がアドバイスする最低用量よりも低い。
疼痛の治療のためにVR1拮抗薬と連続併用投与に使用するのに適している、ある好ましい常習性治療剤又は麻薬性鎮痛薬の減少した用量は;
アルフェンタニルは約3μg/kg未満で静脈内投与し(又は約2.5μg/kg未満、約2μg/kg未満、約1.5μg/kg未満、約1μg/kg未満、約0.5μg/kg未満、又は約0.1μg/kg未満でより好ましく静脈内投与)、
アニレリジンは約25mg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与し(又は約20mg未満、約15mg未満、約10mg未満、約5mg未満又は約2.5mg未満の用量でより好ましく投与)、
コデインは約30mg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与した(約25mg未満、約20mg未満、約15mg未満、約10mg未満、約5mg未満、又は約3mg未満の用量でより好ましく投与)。
デキストロプロポキシフェンは約50mg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与した(又は約40mg未満、約30mg未満、約20mg未満、約15mg未満、約10mg未満、又は約5mg未満の用量でより好ましく投与)。
ジヒドロコデインは約30mg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与した(又は約25mg未満、約20mg未満、約15mg未満、約10mg未満、約5mg未満、又は約3mg未満の用量でより好ましく投与)。
ジフェノキシレートは約5mg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与した(又は約4mg未満、約3mg未満、約2mg未満、約1.5mg未満、約1mg未満、又は約0.5mg未満の用量でより好ましく投与)。
フェンタニルは約25μg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与した(又は約25μg未満、約20μg/kg未満、約15μg未満、約10μg未満、約5μg未満、又は約2.5μg未満の用量でより好ましく投与)。
ヒドロコドンは約2.5mg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与した(又は約2mg未満、約1.5mg未満、約1mg未満、約0.5mg未満、又は約0.25mg未満の用量でより好ましく投与)。
ヒドロモルフォンは約2mg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与した(又は約1.5mg未満、約1.25mg未満、約1mg未満、約0.8mg未満、約0.5mg未満、又は約0.2mg未満の用量でより好ましく投与)。
レボルファノールは約1mg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与した(又は約0.8mg未満、約0.6mg未満、約0.4mg未満、約0.25mg未満、約0.2mg未満、又は約0.1mg未満の用量でより好ましく投与)。
メペリジンは約25mg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与した(又は約20mg未満、約15mg未満、約10mg未満、約5mg未満、約2.5mg未満又は約1mg未満の用量でより好ましく投与)。
メタドンは約5mg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与した(又は約4mg未満、約3mg未満、約2.5mg未満、約2mg未満、約1mg未満、又は約0.5mg未満の用量でより好ましく投与)。
モルヒネは約10mg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与した(又は約7.5mg未満、約5mg未満、約4mg未満、約2.5mg未満、約1mg未満、又は約0.5mg未満の用量でより好ましく投与)。
オキシコドンは約2.5mg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与した(又は約2mg未満、約1.5mg未満、約1mg未満、約0.5mg未満、約0.25mg未満、又は約0.1mg用量でより好ましく投与)。
オキシモルフォンは約1mg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与した(又は約0.8mg未満、約0.6mg未満、約0.5mg未満、約0.4mg未満、約0.25mg未満、又は約0.1mg未満の用量でより好ましく投与)。
ペチジンは約50mg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与した(又は約40mg未満、約30mg未満、約25mg未満、約15mg未満約10mg未満、又は5mg未満の用量でより好ましく投与)。
また、プロポキシフェンは約50mg未満の単回投与形態(例えば、ピル、錠剤又は他の単回用の製剤)で投与した(又は約40mg未満、約30mg未満、約25mg未満、約15mg未満約10mg未満、又は5mg未満の用量でより好ましく投与)。
VR1拮抗薬と患者に疼痛の阻止又は治療のために常習性治療剤又は麻薬性鎮痛薬単独よりも減少した用量で併用投与できる、他の好ましい常習性治療剤又は麻薬性鎮痛薬は、アルファプロジン、ベジトラミド、エチルモルフィン、ヘロイン、イソメタドン、レボメトルファン、メタゾシン、メトポン、オピウム、フェナゾシン、ピミノジン、ラセメトルファン、ラセモルファン、テバインなどを包含する。VR1拮抗薬と併用して疼痛の治療のために投与するときの常習性治療剤又は麻薬性鎮痛薬の一般に好ましい用量は、VR1拮抗薬投与なしでの疼痛緩和に必要な用量の約80%未満である。より好ましくは、この用量はVR1拮抗薬投与なし疼痛緩和に必要な用量の約75%、70%、60%、50%、40%、30%、25%、20%、15%未満、又は10%未満である。
ここで提供される方法を用いて減少できる(例えば、遅らせるか、阻止するか又は重症度を又は期間を減少させる)常習性治療剤の副作用は、依存性に加え、鎮静、便秘、呼吸抑制、目まい、悪心、食欲減退、免疫機能作用及び一般の常習性治療剤を投与によるよく知られた副作用のような作用が含まれる。
ある態様においては、(i)麻薬性鎮痛薬(ii)耐性−減少量の非毒性VR1拮抗薬を、同時に又は何れかの順序で別々に患者に投与することを含有してなる、患者における麻薬性鎮痛薬に対する耐性の進展を阻止する方法が提供される。他の態様においては、(i)麻薬性鎮痛薬(ii)依存性−減少量の非毒性VR1拮抗薬を、同時に又は何れかの順序で別々に患者に投与することを含有してなる、患者における麻薬性鎮痛薬への依存性を阻止する方法が提供される。
さらなる方法においては、ここで提供されるVR1拮抗薬は常習性鎮痛薬、好ましくは麻薬性鎮痛薬によって得られる疼痛緩和を増強するために使用することができる。このような方法においては、VR1拮抗薬と麻薬性鎮痛薬は相乗的に機能するので、麻薬性鎮痛薬の治療的有効量の減少をもたらす(すなわち、麻薬性鎮痛薬の決められた用量の投与がもたらす鎮痛緩和が増強する)。このような方法は一般に、(i)麻薬性鎮痛薬(ii)疼痛−緩和増強量の非毒性VR1拮抗薬を、同時に又は何れかの順序で別々に患者に投与することを含有してなる。
上記方法において使用する適当な麻薬性鎮痛薬は上記のようなもので、これに限定されないが、アルフェンタニル、アルファプロジン、アニレリジン、ベジトラミド、コデイン、ジヒドロコデイン、ジフェノキシレート、エチルモルフィン、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルフォン、イソメタドン、レボメトルファン、レボルファノール、メタゾシン、メタドン、メトポン、メペリジン、モルヒネ、アヘン抽出物、アヘン液抽出物、粉末化アヘン、粒状アヘン、原料アヘン、アヘンチンキ、オキシコドン、オキシモルフォン、ペチジン、フェナゾシン、ピミノジン、ラセメトルファン、ラセモルファン、テバイン、これらの混合物及びこれらの薬学的に許容される塩及び水和物を包含する。
VR1拮抗薬は常習性物質の前投与による禁断症状を治療するためにも使用される。このような方法において、非毒性のVR1拮抗薬が禁断症状があるか、起こしやすい患者に投与される。患者が以前に、常習性物質をこの物質の禁断症状をもたらすのに十分であると一般に考えられている量で(ここで述べられている投与方法のいずれかで)投与されていれば、患者は禁断症状を起こしやすいと考えられる。常習性物質の始めの投与は治療目的でなされても、この物質は非治療目的で患者による自己投与が行われてしまうことは明らかである。どちらの場合においても、患者における禁断症状の重症度を減少させるのに十分な量のVR1拮抗薬を投与する。
(代表的なVR1拮抗薬)
本発明はここで提供される方法及び組成物中での非毒性VR1拮抗薬の使用を意図している。説明のため、ある代表的なVR1拮抗薬を以下にさらに詳細に記載する。ここに特に示されている化合物は本発明の範囲を限定することを意図されていない。 さらに、ここで提供されている一般的な合成スキームにおいては、出発物質を変え、そして多種のVR1拮抗薬を製造するのに用いられる工程を追加することができることは、明らかであろう。
化合物はここでは標準的な命名法を用いて記載されている。不斉中心を有する化合物については、特定しない限り、全ての光学異性体及びこれらの混合物が範囲内であることを理解すべきである。さらに、炭素−炭素2重結合がある化合物は、Z体及びE体を生じ、特定しない限り、全ての異性体は本発明に包含される。化合物が各種の互変異性体で存在するときは、示されている化合物は特定の互変異性体に限定されず、むしろ、全ての互変異性体を包含することを意図している。ある化合物はここで、可変基(例えば、R、n、Ar)を含む一般式を用いて記載されている。特定しない限り、このような式中のそれぞれの可変基は他の可変基とは独立しており、そして1つの式に一度以上でてくる可変基はその都度独立して定義される。
ここで用いられているような、用語「アルキル」は直鎖、分枝鎖又は環状の飽和脂肪族炭化水素を示す。アルキル基は化学的に適した部位を介して、意図する分子中の原子に結合できる。アルキル基は、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、3−メチルペンチル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロペンチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及びノルボルニルのような、1から8個の炭素原子(C−Cアルキル)、1から6個の炭素原子(C−Cアルキル)及び1から4個の炭素原子(C−Cアルキル)を有する基を包含している。「C−Cアルキル」は結合又はC−Cアルキルを示し;C−Cアルキルは結合又はC−Cアルキルを示す。
同様に、「アルケニル」は直鎖又は分枝鎖のアルケン又はシクロアルケン基を示す。アルケニル基には、1つ以上の不飽和炭素−炭素2重結合が存在する。アルケニル基は、エテニル、アリル又はイソプロペニルのような、C−Cアルケニル、C−Cアルケニル及びC−Cアルケニルを包含し、これらはそれぞれ、2から8個の、2から6個の又は2から4個の炭素原子を有する。「アルキニル」は直鎖又は分枝鎖のアルキン基を示し、これは1つ以上の不飽和炭素−炭素結合を有し、これの1つ以上は3重結合である。アルキニル基は、C−C8アルキニル、C−Cアルキニル及びC−Cアルキニルを包含し、これらはそれぞれ、2から8個の、2から6個の又は2から4個の炭素原子を有する。
ここで用いられているような、「アルコキシ」は、上記のようなアルキル、アルケニル又はアルキニル基が酸素結合を介して付加することを意味している。アルコキシ基はC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシ及びC−Cアルコキシを包含し、これらはそれぞれ、1から8個の、1から6個の又は1から4個の炭素原子を有する。アルコキシ基は、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペントキシ、2−ペントキシ、3−ペントキシ、イソペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシ、2−ヘキソキシ、3−ヘキソキシ、及び3−メチルペントキシを包含する。
「アルカノイル」という用語は、直線状、分枝状又は環状に配置されたアシル基(例えば、−(C=O)−アルキル)を示す。アルカノイル基はC−Cアルカノイル、C−Cアルカノイル及びC−Cアルカノイルを包含し、これらはそれぞれ、2から8個の、2から6個の又は2から4個の炭素原子を有する。
「アルカノン」は炭素原子が直線状、分枝状又は環状に配置されたケトン基である。「C−Cアルカノン」、「C−Cアルカノン」及び「C−Cアルカノン」は、それぞれ3から8、6又は4個の炭素原子を有するアルカノンを示す。
同様に、「アルキルエーテル」は炭素−炭素結合を介して結合する直線状又は分枝状のエーテル置換基である。アルキルエーテル基はC−Cアルキルエーテル、C−Cアルキルエーテル及びC−Cアルキルエーテルを包含し、これらはそれぞれ、2から8、6又は4個の炭素原子を有する。
「アルコキシカルボニル」という用語は、カルボニルを介して結合するアルコキシ基(例えば、一般式−C(=O)−O−アルキルを有する基)を示す。アルコキシカルボニル基はC−C、C−C及びC−Cアルアルコキシカルボニル基を包含し、これらはそれぞれ、2から8、6又は4個の炭素原子を有する。
ここで用いられるような、「アルカノイルオキシ」は酸素結合を介して結合するアルカノイル基(例えば、一般式−O−C(=O)−アルキルを有する基)を示す。アルカノイルオキシ基はC−C、C−C及びC−Cアルカノイルオキシ基を包含し、これらはそれぞれ、2から8、6又は4個の炭素原子を有する。
用語「アミノカルボニル」はアミド基(すなわち、−(C=O)NH)を示す。
用語「ハロゲン」はフッ素、塩素、臭素及びヨウ素を包含する。「ハロアルキル」は1以上のハロゲン原子が置換している、分枝鎖、直鎖又は環状のアルキル基(例えば、「ハロC−Cアルキル」基は1から8個の炭素原子を有し;「ハロC−Cアルキル」基は1から6個の炭素原子を有する)である。ハロアルキル基の例は、これに限定されないが、モノ−、ジ−又はトリ−フルオロメチル;モノ−、ジ−又はトリ−クロロメチル;モノ−、ジ−、トリ−、テトラ−又はペンタ−フルオロエチル;及びモノ−、ジ−、トリ−、テトラ−又はペンタ−クロロエチルを包含する。典型的なハロアルキル基はトリフルオロメチル及びジフルオロメチルである。ここで提供されるある化合物には、5未満又は3個のハロアルキル基が存在する。用語「ハロアルコキシ」は酸素結合を介して付加している上で定義したハロアルキル基を示す。「ハロC−Cアルコキシ」基は1から8個の炭素原子を有する。
2つの文字又は記号の間にないダッシュ(「−」)は置換基の結合位置を指すために使用されている。例えば、−CONHは炭素原子を介して結合している。
ここで用いられている「複素原子」は酸素、硫黄又は窒素である。
「炭素環式」又は「炭素環式基」は全部が炭素−炭素結合で形成されている1以上の環からなり(ここにおいて炭素環と示す)、複素環を含まない。特定しなければ、炭素環式中のそれぞれの炭素環は飽和、部分飽和又は芳香族である。炭素環式は一般に1から3個の縮合、懸吊又はスピロ環を有し、ある態様の炭素環式は1環又は2個の縮合環を有する。一般に、それぞれの環は3から8個の環員原子を含み(すなわち、C−C);C−C環がある態様において列挙されている。縮合、懸吊又はスピロ環よりなる炭素環式は一般に9から14個の環員原子を含んでいる。ある代表的な炭素環式は置換されていてもよいシクロアルキル(すなわち、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、アダマンチル、デカヒドロ−ナフタレニル、オクタヒドロ−インデニル、及びシクロヘキセニルのような前記いずれかの部分飽和変異体のような、飽和及び/又は部分飽和の環からなる基)であり、また芳香族環(すなわち、フェニル、ベンジル、ナフチル、フェノキシル、ベンゾキシル、フェニルエタノニル、フルオレニル、インダニル及び1,2,3,4−テトラヒドロナフチルのような、1以上の芳香族炭素環よりなる基)でもある。炭素環中の炭素原子は、もちろん、0、1又は2個の水素原子及び/又は、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノン、C−Cアルキルチオ、アミノ、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−CシクロアルキルC−Cアルキル、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、アミノC−Cアルキル、ヒドロキシC−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルコキシカルボニル、−COOH、−C(=O)NH、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)カルボキサミド、−S(O)NH、及び/又はモノ−又はジ−(C−Cアルキル)スルホンアミドのような各種の環置換基とさらに結合してもよい。
ここに列挙されているある炭素環式はC−C10アリールC−Cアルキル基(すなわち、炭素環式基が直接又はC−Cアルキル基を介して結合する1つ以上の芳香環からなっている基)を包含している。このような基は、例えば、フェニル及びインダニルを、また前記のいずれかがC−Cアルキル基を介して、好ましくはC−Cアルキル基を介して結合する基も包含する。直接結合又はアルキルキル基を介して結合するフェニル基はフェニルC−Cアルキルと表すことができる(例えば、ベンジル、1−フェニル−エチル、1−フェニル−プロピル及び2−フェニル−エチル)。
「複素環」又は「複素環基」は1から3個の縮合、懸吊又はスピロ環を有し、これらの1以上は複素環(すなわち、1以上の環員原子が複素原子で残りの環員原子は炭素である)である。一般に、複素環は1−4個の複素原子からなり;ある態様においては各複素環は環当り1又は2個の複素原子を有している。各複素環は、一般に3から8個の環員原子を含み(5から7個の環員原子を有する環がある態様において列挙される)、そして複素環は一般に9から14個の環員原子を含む縮合、懸吊又はスピロ環を含有してなる。複素環は窒素及び/又は炭素原子が、炭素環について上で述べたような、各種の置換基で置換されていてもよい。特定しないかぎり、複素環はヘテロシクロアルキル基(すなわち、各環は飽和又は部分飽和である)又はヘテロアリール基(すなわち、基中の1以上の環が芳香族である)であってよい。複素環基は一般に、安定な化合物が得られるならば、幾つかの環又は置換原子を介して結合してもよい。N−結合複素環基は環成分の窒素原子を介して結合する。「複素環C−Cアルキル」は複素環基が直接結合又はC−Cアルキル基を介して結合している。同様に、「複素環C−Cアルコキシカルボニル」は複素環基がC−Cアルコキシカルボニル基を介して結合している。
ある複素環基は、上に記載されているように置換されていてもよい、1個の複素環又は2個の縮合又はスピロ環を有する3から10員の又は5から10員の基である。(C−C10)ヘテロシクロアルキルは、例えば、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、アゼパニル、1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン−8−イル、モルホリノ、チオモルホリノ、及び1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イルを、また上記のそれぞれがハロゲン、ヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルカノイル及びC−Cアルコキシカルボニルから独立して選ばれる1から6個の(好ましくは1から4個の)置換基で置換されている基をも包含する。ある態様においては、ヘテロシクロアルキルは4から7員ヘテロシクロアルキルC−Cアルキル基であってよい。このような基は、直接結合又はC−Cアルキル基を介して結合する、上記のような4から7員のヘテロシクロアルキルを含有してなる。
ある芳香族複素環は5から10員ヘテロアリールC−Cアルキル基(すなわち、複素環基が直接結合又はC−Cアルキル基を介して結合する1以上の芳香環を含有してなる基)を包含する。このような基は、例えば、上で列挙されたヘテロアリール基を、またC−Cアルキル基、C−Cアルキル基又はC−Cアルキル基を介して結合する上記の基も包含する。代表的な芳香族複素環はアゾシニル、ピリジル、ピリミジル、イミダゾリル、テトラゾリル及び3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル、またそれぞれの上記の基がC−Cアルキル基を介して結合する基である。
ここで用いられるような、「置換基」は対象の分子と共有結合する分子残基である。例えば、「環置換基」は、環員である原子(好ましくは窒素又は炭素原子)と共有結合するハロゲン、アルキル基、ハロアルキル基のような残基又はここで検討する他の基であってよい。用語「置換」は、分子構造中の水素原子を上記のような置換基で、指定された原子の原子価が過剰にならないように、そして置換によって化学的に安定な化合物(すなわち、単離でき、特徴付けられ、生物活性を試験できる化合物)が得られるように、置き換えることを示す。
「置換されていてもよい」基は、非置換であるか、又は1以上の可能な位置、一般には1、2、3、4又は5箇所が水素以外の、1以上の適当な基(これは同一でも異なっていてもよい)で置換されている。このような選択的な置換基は、例えば、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノン、C−Cアルキルチオ、アミノ、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノ、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノイルオキシ、C−Cアルコキシカルボニル、−COOH、CONH、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)カルボキサミド、−SONH、及び/又はモノ−又はジ−(C−Cアルキル)スルホンアミドを、また炭素環及び複素環基をも包含する。ある置換されていてもよい基は独立して選択された0から3個の基で置換されている。
用語「VR1」、「1型バニロイド受容体」及び「カプサイシン受容体」はここでは同義語として使用される。特定しない限り、これらの用語はラット及びヒトのVR1受容体の両方(例えば、GenBankの受託番号 AF327067、AJ277028及びNM 018727;あるヒトVR1cDNAの配列表は米国特許第6,482,611号のSEQ ID NO:4及び5に示されている)を、さらに他の種で見出されるこれらの類縁体をも含む。
式Iの化合物。 式Iのある化合物は、Rajagopal Bakthavatchalam 等の名前で2001年7月20日に出願された、「カプサイシン受容体リガンド」という表題で出願中の、米国特許出願番号第09/910,442号に開示されている。WO02/08221として2002年1月31日に公開された対応PCT出願を、式Iの特定化合物及びその製法を教示している(8−31、40−47及び54−106頁)ので、引例としてここに組み入れる。
式II−IVの化合物。 式II−IVのある化合物は、2003年7月31日に公開された、PCT国際出願公開番号WO03/062209号に開示されており、これは置換キナゾリン−4−イルアミン類縁体VR1拮抗薬及びその製法を教示している(3−29、30−40及び50−79頁)ので、引例としてここに組み入れる;及びRajagopal Bakthavatchalam 等の名前で2003年1月17日に出願された、「置換キナゾリン−4−イルアミン類縁体」という表題で出願中の、米国特許出願番号第10/347,210号にも開示されており、これも置換キナゾリン−4−イルアミン類縁体VR1拮抗薬及びその製法を教示している(4−8、28−34、39−53及び69−239頁)ので、引例としてここに組み入れる。
式II−IVの置換キナゾリン−4−イルアミン類縁体は一般に標準的な合成方法を用いて製造できる。一般に、出発物質は、シグマ−アルドリッチ社[Sigma−Aldrich Corp.(St.Louis,MO)]のような供給業者から購入できるか、又は市販の前駆物質から確立された方法で製造することできる。1例として、スキームII:1−13、III:1−7及びIV:1−10の何れかで示されているのと同様な合成ルートを、合成有機化学の技術で知られている合成方法、当業者によって評価されているこれらの変法と共に使用することができる。以下のスキーム中の「R」はここで提供される化合物の記載と一致する幾つかの基を示す。
以下のスキームにおいて、用語「触媒(catalyst)」は、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)又は酢酸パラジウム(II)のような、これに限定されないが、適当な遷移金属触媒を示す。さらに、触媒系は、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル及びトリ−tert−ブチルホスフィンのような、これに限定されないが、リガンドを包含でき、そしてKPO、NaCO又はナトリウム又はカリウムtert−ブトキシドのような塩基も包含することができる。遷移金属触媒反応は室温又は高めた温度でトルエン、ジオキサン、DMF、N−メチルピロリジノン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジグライム及びアセトニトリルを包含する、これに限定されないが、各種の不活性溶媒を用いて行うことができる。適当な金属アリール試薬と一緒に用いるとき、これらの遷移金属触媒(ヘテロ)アリール−アリールカップリング反応は、下記スキーム中のある化合物を製造するために用いることができる。より広く用いられる試薬/触媒の組合せは、アリールボロン酸/パラジウム(0)(スズキ反応;Miyamura and Suzuki(1995)Chemical Reviews 95:2457)及びアリールトリアルキルスタンナン/パラジウム(0)(シュティレ反応;T.N.Michell, Synthesis (1992)803)、アリールスズ/パラジウム(0)及びアリールグリニヤール/ニッケル(II)を包含する。
用語「還元する(reduce)」は、ニトロ官能基を還元してアミノ官能基にする工程を示す。この変換は触媒水素化、SnClによる還元及び三塩化チタンによる還元を包含する、これに限定されないが、有機合成技術の当業者によく知られている多くの方法で行うことができる。還元方法の概観については、Hudlicky,M.Reductions in Organic Chemistry, ACS Monograph 188:1996 を参照のこと。
用語「活性化する(activate)」は、アミド残基のカルボニルを適当な脱離基に変換する、合成的な変換を示す。この変換を行うために適当な試薬は有機合成の当業者によく知られてもので、これに限定されないが、SOCl、POCl、及び無水トリフルオロメタンスルホン酸を包含する。
用語「脱保護(deprotection)」は、前もってブロッキング又はマスキング剤で保護されている官能基を遊離する工程を示す。有機合成の当業者に利用されるような保護と脱保護の概観については、Greene,T.and Wuts,P.Protective Groups in Organic Synthesis,3rd ed.,John Wiley and Sons,1999 を参照のこと。以下のスキームにおいて、「脱保護」は、例えば、有機合成の当業者によく知られている各種の方法を用いて、ベンジルエーテルのC−O結合を解裂して「脱保護」されたアルコールを得る工程である。この変換をもたらす方法は、これに限定されないが、水素ガスと、パラジウム炭素又はラネーニッケルのような適当な触媒系を用いる水素化を包含する。アミン、カルボキシレートなどのような他の保護された官能基の脱保護条件は当業者によく知られている。
用語「加水分解する(hydrolyze)」は、水との反応によるニトリルの機能性のアミドの機能性への変換を示す。水との反応は、有機合成の当業者によく知られた各種の酸又は塩基によって触媒される。
用語「ジアゾ化する(diazotize)」はアミノ(−NH)のジアゾニウム塩(−N2)の機能性への合成的変換を示す。この変換は、これに限定されないが、亜硝酸(HNO)と硫酸の混合物又は亜硝酸塩(NaNOのような)と硫酸の混合物で処理することを包含する、有機合成の当業者によく知られた多くの方法で行うことができる。
用語「デメチル化(demethylation)」はメチルエーテル官能基中のMe−O結合の解裂を示す。この変換は、これに限定されないが、HBrでの処理、ルイス酸/求核試薬併用、トリメチルシリルヨウ素等で処理することを包含する、有機合成の当業者によく知られた多くの方法で行うことができる。
用語「酸化する(oxidize)」は、メチル基をカルボン酸基に変換する合成的な変換を示す。有機合成の当業者によく知られた多くの試薬がこの変換を行うのに使用できる。この試薬は、これに限定されないが、塩基媒体(例えば、NaOH溶液又はピリジン水溶液)中のKMnO及び酸性媒体(例えば、HSO)中のKCrを包含する。
用語「環化する(cyclize)」はオルソ−アミノ−安息香酸、オルソ−アミノ−安息香酸エステル、及びオルソ−アミノ−安息香酸ニトリルを対応する3H−キナゾリン−4−オンに変換する合成的な変換を示す。オルソ−アミノ−安息香酸ニトリルの環化をもたらす方法は、これに限定されないが、酢酸ナトリウムを含有する還流ギ酸との処理を包含する。オルソ−アミノ−安息香酸の環化をもたらす方法は、これに限定されないが、高温でのホルムアミドとの反応又は不活性溶媒中、また高温での酢酸ホルムアミジンとの反応を包含する。オルソ−アミノ−安息香酸エステルの環化をもたらす方法は、これに限定されないが、不活性溶媒中高温での酢酸ホルムアミジンとの反応を包含する。
スキーム8中の「HN−Prot」は4−メトキシベンジルアミンのような、保護されたアミノ官能基を示し、「脱保護(deprotect)」はこのような保護基を除去できるような化学方法を示す。有機合成の当業者に利用されるような保護と脱保護の概観については、Greene,T.and Wuts,P.Protective Groups in Organic Synthesis,3rd ed.,John Wiley and Sons,1999 を参照のこと。
スキーム9中の、「求核試薬」は1級又は2級のアミン、又はアルコキシドを示す。
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
Figure 2006511535
下記の実施例は例示のために提供されているもので限定するためのものではない。特定しない限り、全ての試薬及び溶媒は標準の市販品であって、さらに精製しないで使用する。
(実施例)
代表的なVR1受容体拮抗薬の製造
式Iの下記VR1拮抗薬は、2002年1月31日公開の、PCT国際出願公開番号WO02/08221に記載されているようにして製造した。このようなVR1拮抗薬はここで提供される組成物及び方法において使用することができる。
(R)−4−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸(4−sec−ブチル−フェニル)−アミド;
(R)−(−)−4−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
(R)−3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸4−tert−ブチル−フェニル−エステル;
2−メチル−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル)−フェニル]−アミド;
4−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル)−フェニル]−アミド;
(R)−4−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸[4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アミド;
4−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸(4−イソプロピル−フェニル)−アミド;
4−(3−トリフルオロメチル−2−ピリジニル)−N−(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニルメチル)−1−ピペラジンカルボキサミド;
4−(3−ニトロ−2−ピリジニル)−N−[4−(n−ブチル)フェニル]−1−ピペラジンカルボキサミド;
4−(3−トリフルオロメチル−2−ピリジニル)−N−[4−(n−ブチル)フェニル]−1−ピペラジンカルボキサミド;
4−(3−メチル−2−ピリジニル)−N−[4−(イソプロピル)フェニル]−1−ピペラジンカルボキサミド;
4−(3−メチル−2−ピリジニル)−N−[4−(n−ブチル)フェニル]−1−ピペラジンカルボキサミド;
4−(3−トリフルオエオメチル−2−ピリジニル)−N−[4−(イソプロピル)フェニル]−1−ピペラジンカルボキサミド;
4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジニル)−N−[4−(イソプロピル)フェニル]−1−ピペラジンカルボキサミド;
4−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−[4−(イソプロピル)フェニル]−1−ピペラジンカルボキサミド;
4−(3,5−ジクロロ−2−ピリジニル)−N−[4−(イソプロピル)フェイル]−1−ピペラジンカルボキサミド;
1−[3−メチル−2−ピリジニル]−3−(4−トリフルオロメチルフェニル)−プロペ−2−エン−1−オン;
1−(3−トリフルオロメチル−2−ピリジニル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−プロペ−2−エン−1オン;
4−(3−シアノ−2−ピリジニル)−N−[4−(イソプロピル)フェニル]−1−ピペラジンカルボキサミド;
4−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−[4−(イソプロピル)フェニル]−2−メチル−1−ピペラジンカルボキサミド;
4−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−[4−(イソプロピル)フェニル]−1−ピペラジンカルボキサミド;
4−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−[4−(イソプロピル)フェニル]−2−メチルチオ−1−ピペラジンカルボキサミド;
4−(3,5−ジクロロ−2−ピリジニル)−N−[4−(イソプロピル)フェニル]−1−ピペラジンカルボキサミド;
N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−(4−シクロヘキシルフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2S)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−(4−トリフルオロメチルフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2S)−N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2S)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−(4−ピペリジン−1−イルフェニル)ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−2−メチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−tert−ブチルフェニル)−2−メチル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2,6−ジメチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−カルボキサミド;
4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−(4−イソプロピルフェニル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(3−シクロヘキシルフェニル)−2−メチル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−(4−シクロヘキシルフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−(4−シクロペンチルフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−シクロペンチルフェニル)−2−メチル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−イソキノリン−1−イル−2−メチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−イソキノリン−1−イル−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−イソプロピルフェニル)−4−イソキノリン−1−イル−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−シクロペンチルフェニル)−4−イソキノリン−1−イル−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−シクロヘキシルフェニル)−4−イソキノリン−1−イル−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−[3−(ジメチルアミノ)ピリジン−2−イル]−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−[3−(ジメチルアミノ)ピリジン−2−イル]−2−メチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(3−メトキシピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−メトキシピリジン−2−イル)−2−メチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−シクロヘキシルフェニル)−4−(3−メトキシピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル]−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−(4−テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルフェニル)ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−(4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル]−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−[4−(4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル]−2−メチル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−[4−(2−メチル−1,3−チアゾール−4−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−(2−エチル−1,3−チアゾール−4−イル)フェニル]−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−(2−メトキシ−1,1−ジメチルエチル)フェニル]−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−[4−(2−メトキシ−1,1−ジメチルエチル)フェニル]−2−メチル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−(1−シアノ−1−メチルエチル)フェニル]−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−[4−(1−シアノ−1−メチルエチル)フェニル]−2−メチル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−エチルピペラジン−1−カルボキサミド;
4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−エチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−エチル−N−(4−イソプロピルフェニル)ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(4−tert−ブチルフェニル)−2−エチル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
2−エチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
2−エチル−N−(4−イソプロピルフェニル)−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
2−tert−ブチル−N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキサミド;
2−tert−ブチル−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
2−tert−ブチル−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−(4−イソプロピルフェニル)ピペラジン−1−カルボキサミド;
2−tert−ブチル−N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−ピペラジン−1−カルボキサミド;
2−tert−ブチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−イソプロピルピペラジン−1−カルボキサミド;
4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−イソプロピル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−イソプロピル−N−(4−イソプロピルフェニル)ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(4−tert−ブチルフェニル)−2−イソプロピル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
2−イソプロピル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
2−イソプロピル−N−(4−イソプロピルフェニル)−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−N−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−シクロヘキシルフェニル)−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−シクロペンチルフェニル)−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(4−クロロフェニル)−4−(6−クロロピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキサミド;
4−(6−クロロピリジン−2−イル)−N−フェニルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(3−シアノピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−シアノピリジン−2−イル)−2−メチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−2−メチル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(6−メトキシピリジン−2−イル)−2−メチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−tert−ブチルフェニル)−2−メチル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(6−メトキシピリジン−2−イル)−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−イソプロピルフェニル)−4−(6−メトキシピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−シクロペンチルフェニル)−2−メチル−4−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−シクロペンチルフェニル)−4−(6−メトキピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(3−クロロピラジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピラジン−2−イル)−N−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピラジン−2−イル)−2−メチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−tert−ブチルシクロヘキシル)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−(4−イソプロピルシクロヘキシル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−イソプロピルシクロヘキシル)−2−メチル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−イソキノリン−1−イル−2−メチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−イソキノリン−1−イル−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−イソプロピルフェニル)−4−イソキノリン−1−イル−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−シクロペンチルフェニル)−4−イソキノリン−1−イル−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−シクロヘキシルフェニル)−4−イソキノリン−1−イル−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(4−クロロフェニル)−4−[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−4−[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(3−クロロフェニル)−4−[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(4−メチルフェニル)−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(3−ブロモフェニル)−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(3−メトキシフェニル)−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
4−(5−ニトロピリジン−2−イル)−N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(1−ナフチル)−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(3−ニトロフェニル)−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド
N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(4−クロロ−3−ニトロフェニル)−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
N−(3,5−ジクロロフェニル)−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−{4−[シアノ(フェニル)メチル]フェニル}−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−[3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−[3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−{3−[ビス(メチルスルホニル)アミノ]ピリジン−2−イル}−N−(4−tert−ブチルフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−2−メチル−N−[3−メチル−4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−{4−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−2−メチル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−N−{4−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−{4−[1−(トリフルオロメチル)ビニル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−sec−ブチルフェニル)−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−2−メチル−N−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル)フェニル]−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロ−5−ニトロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(5−アミノ−3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−N−[3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−[3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−メチル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−(2,2,4,4−テトラフルオロ−4H−1,3−ベンゾジオキシン−6−イル)−ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−(2,2,4,4−テトラフルオロ−4H−1,3−ベンゾジオキシン−6−イル)−ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−2−メチル−N−(2,2,4,4−テトラフルオロ−4H−1,3−ベンゾジオキシン−6−イル)−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−[3−(アミノスルホニル)ピリジン−2−イル]−N−(4−tert−ブチルフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−ベンゾイルフェインル)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−(4−イオドフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−(9H−フルオレン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(9H−フルオレン−2−イル)−2−メチル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−[3−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−2−メチル−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−tert−ブチルフェニル)−4−[3−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−[3−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−N−(4−シクロペンチルフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−[3−シアノ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−N−(4−シクロヘキシルフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−{4−[2,2,2−トリフルオロ−1,1−ビス(トリフルオロメチル)エチル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−2−メチル−N−{4−[2,2,2−トリフルオロ−1,1−ビス(トリフルオロメチル)エチル]フェニル}−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−(3−イオドフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−フルオロピリジン−2−イル)−N−(3−イオドフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−(4−ブチルフェニル)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチルピリジン−1−カルボキサミド;
2−(フルオロメチル)−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−[4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−2−メチル−N−[4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−[4−ブロモ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−[4−ブロモ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−メチル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−メチルピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−[4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−メチル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−N−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−メチル−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−{4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−2−メチル−N−{4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル}−4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピリジン−2−イル)−2−メチル−N−{4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキサミド;
(2R)−4−(3−クロロピラジン−2−イル)−2−メチル−N−{4−シクロペンチル−フェニル}ピペラジン−1−カルボキサミド;及び
(2R)−4−(3−クロロピラジン−2−イル)−2−メチル−N−{4−シクロヘキシル−フェニル}ピペラジン−1−カルボキサミド。
代表的なVR1受容体拮抗薬の製造
この実施例は代表的な置換キナゾリン−4−イルアミン類縁体VR1拮抗薬の製造を示しており、これはここで提供される組成物及び方法において使用することができる。この実施例で提供される化合物の合成は、2003年7月31日公開の、PCT国際出願公開番号WO03/062209にも記載されている。
A.(4−トリフルオロメチル−フェニル)−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キナゾリン−4−イル]−アミン
1.3−ニトロ−2’−トリフルオロメチル−ビフェニル−4−カルボン酸メチルエステル
Figure 2006511535
2−(トリフルオロメチル)−フェニルボロン酸(4.4g、0.0232mol)、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル(111mg、0.318mmol)、及びリン酸カリウム(6.52g、0.031mmol)のトルエン溶液に酢酸パラジウム(II)(36mg、0.160mmol)を加える。反応混合物を乾燥窒素で10分パージし、次いで4−クロロ−2−ニトロ安息香酸メチルエステルを加える。反応混合物を80℃で1夜加熱撹拌し、混合物を冷却して、酢酸エチルを用いてセライトでろ過する。減圧下で濃縮し、新しい酢酸エチルに溶解して、この溶液をNaHCO(飽和水溶液)で洗浄する。この溶液を乾燥し(NaSO)、減圧下で濃縮して酢酸エチルを溶出液として用いてシリカゲルのパッドでろ過する。減圧下で溶媒を除去すると、純粋な3−ニトロ−2’−トリフルオロメチル−ビフェニル−4−カルボン酸メチルエステルが油状物として得られる。
2.3−アミノ−2’−トリフルオロメチル−ビフェニル−4−カルボン酸メチルエステル
Figure 2006511535
パール装置(Parr apparatus)中で、3−ニトロ−2’−トリフルオロメチル−ビフェニル−4−カルボン酸メチルエステル(5.54g、0.0169mol)のエタノール溶液をテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(300mg)を用いて、55psiの水素で水素化する。18時間後、この混合物をセライトでろ過して、減圧下で濃縮すると、3−アミノ−2’−トリフルオロメチル−ビフェニル−4−カルボン酸メチルエステルが固体として得られる。
3.7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−3H−キナゾリン−4−オン
Figure 2006511535
3−アミノ−2’−トリフルオロメチル−ビフェニル−4−カルボン酸メチルエステル(5.0g、0.0169mol)及び酢酸ホルムアミド(2.8g、0.0203mol)の2−メトキシエタノール溶液を8時間加熱還流する。この混合物を冷却して、減圧下で濃縮すると暗色の油状物が得られる。この残渣を10%NaOHに溶解して、この水溶液をエーテルで洗浄する(3回)。水層を12NのHClでpHを〜4にすると、乳白色の溶液が得られる。この溶液をEtOAcで抽出し、EtOAc抽出液を食塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)して、減圧下で濃縮すると、7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−3H−キナゾリン−4−オンがベージュ色の固体として得られる。
4.4−クロロ−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キナゾリン
Figure 2006511535
7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−3H−キナゾリン−4−オン(1.12g、0.0039mol)のPOCl溶液を16時間還流する。この混合物を冷却して、減圧下で濃縮する。残渣をNaHCOの飽和水溶液とEtOAcの間で分配する。EtOAc層を追加のNaHCOで1度洗浄し、これを乾燥(NaSO)して、減圧下で濃縮すると、粗生成物が固体として得られる。この残渣を2インチのシリカゲルパッドでろ過(50%EtOAc/へキサン)して、減圧下で濃縮すると、4−クロロ−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キナゾリンが淡黄褐色の固体として得られる。
5.(4−トリフルオロメチル−フェニル)−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キナゾリン−4−イル]−アミン
Figure 2006511535
4−クロロ−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キナゾリン(258mg、0.836mol)及び4−(トリフルオロメチル)−アニリン(269mg、1.67mmol)のイソプロピチアルコール溶液を8時間還流する。この溶液を冷却し、沈殿物をろ過によって回収して、無水エーテルで洗浄(3回)すると、純粋な4−トリフルオロメチル−フェニル)−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キナゾリン−4−イル]−アミンが1塩酸塩として得られる。
マススペクトル 433.1。
B.(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キノリン−4−イル]−アミン
1.7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キノリン−4−オール
Figure 2006511535
7−クロロキノリン−4−オール(1000mg、5.55mmol)、2−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(1583mg、8.33mmol)及びトルエン(50mL)を混合し、窒素をこの溶液中に10分間泡立てる。酢酸パラジウム(25mg、0.11mmol)、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル(78mg、0.22mmol)及びKPO(2353mg、11.1mmol)を加えて、90℃に16時間加熱する。冷却し、水(25mL)及びEtOAc(50mL)を加えて、不溶物質をろ過によって除去する。EtOAc層を分離して、水層を2度EtOAc(各25mL)で抽出する。EtOAc抽出液を合わせ、乾燥(NaSO)して、蒸発する。シリカゲルクロマトグラフィー(94%CHCl/5%MeOH/1%NHOH)で精製すると、110mgの7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キノリン−4−オールが白色固体として得られる。
2.4−クロロ−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キノリン
Figure 2006511535
7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キノリン−4−オール(50mg、0.17mmol)及びPOCl(10mL)の混合物を90℃に16時間加熱する。POClを蒸発し、氷(100g)を加え、次いで飽和NaHCOを注意深く加える。EtOAcで抽出し、乾燥(NaSO)して、蒸発すると、4−クロロ−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キノリンが黄褐色の固体として得られる。
3.(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キノリン−4−イル]−アミン
Figure 2006511535
2−プロパノール(10mL)中の、4−クロロ−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キノリン(42mg、0.14mmol)及び4−(tert−ブチル)アニリン(41mg、0,29mmol)の混合物を3時間加熱還流する。この混合物を蒸発し、1MのNaOH(10mL)を加え、2度EtOAc(各10mL)で抽出し、乾燥(NaSO)して、蒸発すると、粗生成物が得られる。75%へキサン−EtOAcで溶出する、シリカゲルクロマトグラフィーで精製すると、(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キノリン−4−イル]−アミンが白色固体として得られる。
マススペクトル 420.2。
C.(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン
1.5−ブロモ−3−ニトロピリジン−2−カルボニトリル
Figure 2006511535
2,5−ジブロモ−3−ニトロピリジン(1.77g、6.3mmol;Malinowski(1988)Bull.Soc.Chim.Belg.97:51;US5,801,183も参照)及びシアン化第一銅(0.60g、6.69mmol)のN,N−ジメチルアセトアミド(25mL)溶液を100℃に72時間加熱する。冷却後、混合物を水(25mL)で希釈して、2度EtOAc(各25mL)で抽出し、次いで2度水(各25mL)で洗浄する。合せたEtOAc抽出液を乾燥(NaSO)し、蒸発して、フラッシュクロマトグラフィー(50%EtOAc/へキサン)で精製すると、5−ブロモ−3−ニトロピリジン−2−カルボニトリルが淡い色の固体として得られる。
2.3−アミノ−5−ブロモピリジン−2−カルボニトリル
Figure 2006511535
5−ブロモ−3−ニトロピリジン−2−カルボニトリル(1.5g、5.3mmol)及びSnCl−2水和物(5.00g、26.3mmol)を濃塩酸中で混合し、室温で1夜撹拌する。氷を加えて、10MのNaOHを塩基性になるまで注意深く加える。2度EtOAc(200mL)で抽出し、乾燥(NaSO)して、蒸発する。シリカゲルクロマトグラフィー(75%へキサン−EtOAc)で精製すると、3−アミノ−5−ブロモピリジン−2−カルボニトリルが淡い色の固体として得られる。
3.7−ブロモ−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−オール
Figure 2006511535
ギ酸(20mL)中の、3−アミノ−5−ブロモピリジン−2−カルボニトリル(504mg、2.00mmol)及び酢酸ナトリウム(312mg、3.81mmol)の混合物を16時間還流する。蒸発によって白色固体を得、3NのNaOH(50mL)を加える。不溶の物質をろ過除去し、次いで濃塩酸を加えてpH3にして、ピリジノールを再度遊離体にする。7−ブロモ−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−オールを回収して、1夜乾燥する。
4.7−ブロモ−4−クロロ−ピリド[3,2−d]ピリミジン
Figure 2006511535
7−ブロモ−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−オール(35mg、0.15mmol)及びPOClの混合物を90℃に16時間加熱する。POClを蒸発し、氷(100g)を加え、次いで飽和NaHCOを注意深く加える。2度EtOAcで抽出し、乾燥(NaSO)して、蒸発すると、7−ブロモ−4−クロロ−ピリド[3,2−d]ピリミジンが白色固体として得られる。
5.(7−ブロモ−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)−(4−tert−ブチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
2−プロパノール中の、7−ブロモ−4−クロロ−ピリド[3,2−d]ピリミジン(35mg、0.14mmol)及び4−(tert−ブチル)アニリン(43mg、0.29mmol)の混合物を3時間加熱還流する。この混合物を蒸発し、1MのNaOH(10mL)を加え、2度EtOAc(各10mL)で抽出し、乾燥(NaSO)して、蒸発すると、粗生成物が得られる。75%へキサン−EtOAcで溶出する、シリカゲルクロマトグラフィーで精製すると、(7−ブロモ−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)−(4−tert−ブチル−フェニル)−アミンが白色固体として得られる。
6.(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン
Figure 2006511535
(7−ブロモ−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル)−(4−tert−ブチル−フェニル)−アミン(36mg、0.1mmol)及び2−(トリフルオロメチル)フェニル−ボロン酸(29mg、0.15mmol)を1,2−ジメトキシエタン(10mL)中で混合し、この混合物中に窒素を10分間泡立てる。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(12mg、0.01mmol)及び2MのNaCO(1mL)を加えて、80℃に48時間加熱する。この混合物を室温まで冷却し、水(10mL)で希釈して、2度EtOAc(各10mL)で抽出する。乾燥(NaSO)し、蒸発して、プレパラティブシリカゲルプレート(2000ミクロン)上で75%ヘキサン−EtOAcで溶出して精製すると、(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミンが淡黄色固体として得られる。
マススペクトル 422.2。
D.(4−tert−ブチル−フェニル)−[6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−フタラジン−1−イル]−アミン
1.4−ブロモ−2−ジブロモメチル−ベンゾニトリル
Figure 2006511535
四塩化炭素(50mL)中の、4−ブロモ−2−メチル−ベンゾニトリル(19.6g、0.1mol)及び臭素(39.0g、0.22mol)の混合物を500ワットの太陽灯を用いて、16時間還流する。室温まで冷却して、スクシンイミドをろ過除去する。生成物を十分に蒸発すると、4−ブロモ−2−ジブロモメチル−ベンゾニトリルが黄色粉末として得られる。
2.5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−イソインドール−1−オン
Figure 2006511535
4−ブロモ−2−ジブロモメチル−ベンゾニトリル(7.0g、19.8mmol)とアセトニトリル(150mL)を混合する。これを硝酸銀(7.0g、41.2mmol)と水(40mL)の混合物中に滴下して、得られる半透明の黄色液を72時間還流する。この混合物を蒸発し、1MのNaOH(100mL)を加える。2度EtOAc(各100mL)で抽出する。この溶液を乾燥(NaSO)し、蒸発して、シリカゲルクロマトグラフィー(80%へキサン/EtOAc)で精製すると、4−ブロモ−2−ホルミル−ベンゾニトリル600mgと白色固体の5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−イソインドール−1−オン1250mgが得られる。
3.6−ブロモ−フタラジン−1−オール
Figure 2006511535
5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−イソインドール−1−オン(1.0g、4.39mmol)とヒドラジン水和物(10mL)を混合し、この懸濁液を室温で16時間撹拌する。白色固体の6−ブロモ−フタラジン−1−オールを回収する。
4.6−ブロモ−1−クロロ−フタラジン
Figure 2006511535
6−ブロモ−フタラジン−1−オール(300mg、1.33mmol)及びPOCl(10mL)の混合物を90℃に2時間加熱する。POClを蒸発し、氷(100g)を加え、次いで飽和NaHCOを注意深く加える。EtOAcで抽出し、乾燥(NaSO)して、蒸発すると、6−ブロモ−1−クロロ−フタラジンが白色固体として得られる。
5.(6−ブロモ−フタラジン−1−イル)−(4−tert−ブチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
2−プロパノール(10mL)中の、6−ブロモ−1−クロロ−フタラジン(500mg、2.05mmol)及び4−(tert−ブチル)アニリン(611mg、4.10mmol)の混合物を3時間加熱還流する。混合物を蒸発し、1MのNaOH(10mL)を加え、2度EtOAc(各10mL)で抽出し、乾燥(NaSO)して、蒸発すると、粗生成物が得られる。ジクロロメタン次いで95%CHCl−MeOHで溶出する、シリカゲルクロマトグラフィーで精製すると、(6−ブロモ−フタラジン−1−イル)−(4−tert−ブチル−フェニル)−アミンが白色固体として得られる。
6.(4−tert−ブチル−フェニル)−[6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−フタラジン−1−イル]−アミン
Figure 2006511535
1,2−ジメトキシエタン(10mL)中で(6−ブロモ−フタラジン−1−イル)−(4−tert−ブチル−フェニル)−アミン(60mg、0.19mmol)及び2−(トルフルオロメチル)フェニル−ボロン酸(50mg、0.26mmol)を1,2−ジメトキシエタン(10mL)中で混合し、この混合物中に窒素を10分間泡立てる。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(12mg、0.01mmol)及び2MのNaCO(1mL)を加えて、80℃に48時間加熱する。この混合物を室温まで冷却し、水(10mL)で希釈して、2度EtOAc(各10mL)で抽出する。乾燥(NaSO)し、蒸発して、プレパラティブシリカゲルプレート(2000ミクロン)上で75%ヘキサン−EtOAcで溶出して精製すると、(4−tert−ブチル−フェニル)−[6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−フタラジン−1−イル]−アミンが淡黄色の固体として得られる。
マススペクトル 421.2。
E.(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン
1.3−オキソ−3−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオンアルデヒド
Figure 2006511535
トルエンとナトリウムエトキシド(21%エタノール溶液の43ml)の混合物を50℃に加熱する。2−トリフルオロメチルアセトフェノン(20.0g、0.11mol)及びギ酸エチル(11.8g、0.16mol)を加え、65℃で12時間撹拌する。混合物を室温まで冷却して、300mLのジエチルエーテルを加える。沈殿物を回収すると、3−オキソ−3−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオンアルデヒドのナトリウム塩が得られる。
2.7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジオン
Figure 2006511535
3−オキソ−3−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオンアルデヒドのナトリウム塩を細かく砕いて、90%リン酸50mLを加える。十分に溶解するまで撹拌する。別に、6−アミノ−1H−ピリミジン−2.4−ジオン(5.7g、0.043mol)も同様に90%リン酸50mLに溶解する。2つの溶液を混合して、100℃で12時間撹拌する。この溶液を室温まで冷却し、300mLの水を加えて、粘着性の固体を回収する。エーテルで粉砕すると、7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジオンが白色固体として得られる。
3.2,4−ジクロロ−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン
Figure 2006511535
7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジオン(5.0g、0.016mol)及びPOCl(100mL)の混合物を90℃に36時間加熱する。POClを蒸発して、氷(400g)を加え、次いで飽和NaHCOを注意深く加える。EtOAcで2度抽出し、乾燥(NaSO)して、蒸発すると、2,4−ジクロロ−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジンが得られる。
4.(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−クロロ−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン
Figure 2006511535
ジイソプロピルエチルアミン(260mg、2.0mmol)及びアセトニトリル(5mL)の混合物にt−ブチルアニリン(124mg、1.0mmol)次いで2,4−ジクロロ−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン(310mg、1.0mmol)を加える。この混合物を80℃に6時間加熱する。溶媒を蒸発して、1MのNaOHとEtOAcの間で分配する。溶媒を乾燥(NaSO)して、蒸発する。シリカゲルクロマトグラフィー(1:1へキサン/EtOAc)で精製すると、(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−クロロ−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミンのモノアニリン塩が黄色固体として得られる。
5.(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン
Figure 2006511535
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−クロロ−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミンの2−クロロ置換基は、有機合成の当業者によく知られた多くの還元条件、例えば水素化分解又は水素化アルミニウム還元剤で処理する、を用いて除去することができる(例えば、Hudlicky,M.Reductions in Organic Chemistry,ACS Monograph 188:1996 参照)
F.[7−(3−フルオロ−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(5−トリフルオエオメチル−ピリジン−2−イル)−アミン
1.7−ブロモ−4−クロロ−キナゾリン
Figure 2006511535
7−ブロモ−3H−キナゾリン−4−オン(1.24g、0.0055mol)のPOCl溶液を3.5時間還流する。減圧下に過剰のPOClを除去して、残渣をEtOAcと飽和NaHCO水溶液との間で分配する。EtOAc層を乾燥して、減圧下に溶媒を除去すると、7−ブロモ−4−クロロ−キナゾリンが黄色の固体として得られる。
2.(7−ブロモ−キナゾリン−4−イル)−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミン
Figure 2006511535
7−ブロモ−4−クロロ−キナゾリン(200mg、0.821mmol)と2−アミノ−5−トリフルオロメチル−ピリジン(239mg、1.48mmol)の混合物を230℃に2分加熱する。冷却して、固体残渣をEtOAcと10%NaOHの間で分配する。EtOAc層を乾燥(NaSO)し、減圧下で溶媒を除去して、フラッシュクロマトグラフィーで精製すると、(7−ブロモ−キナゾリン−4−イル)−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミンが黄色固体として得られる。
3.3−フルオロ−2−トリブチルスタンナニル−ピリジン
Figure 2006511535
2−ブロモ−3−フルオロ−ピリジンの無水THF溶液をドライアイス−アセトン浴で−78℃に冷却する。n−ブチル−リチウム(1.6MのTHF溶液、20mL)を反応混合物へシリンジで20分かけて滴下する。−78℃で1.5時間撹拌した後、塩化トリブチルスズをシリンジでゆっくり加えて、冷浴をはずす。2時間後に、反応混合物をEtOAcと食塩水の間で分配し、EtOAc層を乾燥(NaSO)して、減圧下で溶媒を除去する。フラッシュクロマトグラフィー(エーテル/ヘキサン)を行うと、3−フルオロ−2−トリブチルスタンナニル−ピリジンが無色油状物として得られる。
4.[7−(3−フルオロ−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミン
Figure 2006511535
上で挙げられているのと同様な方法を用いて、(7−ブロモ−キナゾリン−4−イル)−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミンを3−フルオロ−2−トリブチルスタンナニル−ピリジンにカップリングして、[7−(3−フルオロ−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミンを製造する。
マススペクトル 385.1。
G.(4−tert−ブチル−フェニル)−(7−ピリジン−2−イル)−アミン
1.4−ブロモ−2−ニトロ−ベンゾニトリル
Figure 2006511535
DMA(4ml)中の、1,4−ジブロモ−2−ニトロ−ベンゼン(3.56mmol)とCuCN(3.74mmol)の混合物を100℃で5時間撹拌する。室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、セライトでろ過し、有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥して、真空下に濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(4:1へキサン/EtOAc)で精製すると、4−ブロモ−2−ニトロ−ベンゾニトリルが得られる。
2.2−アミノ−4−ブロモ−ベンゾニトリル
Figure 2006511535
4−ブロモ−2−ニトロ−ベンゾニトリル(2.60g、0.0115mol)の12N HCl懸濁液に0℃で、SnCl−2HOを徐々に加える。反応液を激しく撹拌すると、白色の沈殿物が形成される。1時間後に反応容器に氷を加え、次いで10NのNaOHを溶液が塩基性になるまで加える。水性混合物をエーテル(2回)及びEtOAc(1回)で抽出して、合せた有機層を食塩水で洗浄する。この溶液を乾燥(NaSO)して、減圧下で溶媒を除去すると、2−アミノ−4−ブロモ−ベンゾニトリルがベージュ色の固体として得られる。
3.7−ブロモ−3H−キナゾリン−4−オン
Figure 2006511535
2−アミノ−4−ブロモ−ベンゾニトリル(550mg、2.79mmol)のギ酸溶液に、酢酸ナトリウム(435mg、5.30mmol)を徐々に加える。反応混合物を16時間還流し、次いで蟻酸を減圧下で除去すると、固体が得られる。これに20%NaOH水溶液を加えて1時間撹拌する。不溶の固体をろ過除去し、ろ液を12NのHClで酸性化すると、白色の固体が生じる。ろ過してこの固体を回収し、水(5回)及びエーテル(1回)洗浄すると、7−ブロモ−3H−キナゾリン−4−オンがオフホワイトの固体として得られる。
4.7−ピリジン−2−イル−3H−キナゾリン−4−オン
Figure 2006511535
7−ブロモ−3H−キナゾリン−4−オン(100mg、0.444mmol)のトルエン/ジオキサン(3:1)溶液に、2−トリブチル−スタンナニル−ピリジン(162mg、0.444mmol)を、次いでテトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(26mg、0.022mmol)を加える。この溶液に乾燥窒素を10分間泡立て、次いで窒素雰囲気下で115℃に加熱撹拌する。数分後に反応混合物は均質になる。16時間後、反応容器を冷却して、沈殿物をろ過して回収する。この固体を25%EtOAc/へキサン次いでヘキサンで洗浄すると、7−ピリジン−2−イル−3H−キナゾリン−4−オンがベージュ色の固体として得られる。
5.(4−tert−ブチル−フェニル)−(7−ピリジン−2−イル−キナゾリン−4−イル)−アミン
Figure 2006511535
上で挙げられているのと同様な方法を用いて、4−クロロ−7−ピリジン−2−イル−キナゾリン及び4−tert−ブチルアニリンから、(4−tert−ブチル−フェニル)−(7−ピリジン−2−イル−キナゾリン−4−イル)−アミンが製造される。
H.(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン塩酸塩
1.2−(4−ブロモフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ピリジン
Figure 2006511535
DME(10mL)中の、2−ブロモ−3−(トリフルオロメチル)−ピリジン(2.26mmol)、4−ブロモ−フェニルボロン酸(2.49mmol)、及び2MのNaCO(5.65mmol)の脱ガス混合物へ、窒素雰囲気下でPd(PPh(0.09mmol)を加える。この混合物を80℃で1夜撹拌し、濃縮して、EtOAcで抽出する。NaSO上で乾燥し、真空下で濃縮して、フラッシュクロマトグラフィー(4:1へキサン/EtOAc)で精製すると、2−(4−ブロモフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ピリジンが得られる。
2.2−(4−ブロモ−3−ニトロ−フェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ピリジン
Figure 2006511535
2−(4−ブロモフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ピリジン(0.93mmol)のHSO(4mL)溶液に、発煙HNO(2mL)を加える。この混合物を室温で30分撹拌する。混合物を氷−水(20mL)上に注いで、沈殿物を回収する。この沈殿物をEtOAcに溶解して飽和NaHCOで中和し、NaSO上で乾燥し、真空下で濃縮すると、2−(4−ブロモ−3−ニトロ−フェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ピリジンが得られる。
3.2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006511535
2−(4−ブロモ−3−ニトロ−フェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ピリジン(0.55mmol)のDMA(4mL)溶液に、CuCN(0.60mmol)を加える。この混合物を110℃で4時間撹拌する。室温まで冷却し、EtOAc20mlで希釈して、セライトパッドでろ過する。ろ液を食塩水で洗浄し、NaSO上で乾燥し、真空下で濃縮して、フラッシュクロマトグラフィー(1:1へキサン/EtOAc)で精製すると、2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンゾニトリルが得られる。
4.2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006511535
氷−水で冷却した2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンゾニトリル(0.44mmol)の濃HCl(6mL)溶液に、SnCl(1.457mmol)を加える。この混合物を室温で2時間撹拌する。NaOHで中和し、EtOAcで抽出し、NaSO上で乾燥して、真空下で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(4:1へキサン/EtOAc)で精製すると、2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンゾニトリルが得られる。
5.7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−オール
Figure 2006511535
2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンゾニトリル(0.41mmol)及びNaOAc(1.23mmol)をHCOOH(10mL)中で16時間還流する。真空下で溶媒を蒸発し、残渣を20%NaOH20mlに懸濁し、室温で30分撹拌する。ろ過し、EtOAcで抽出し、NaSO上で乾燥して、真空下で濃縮すると、7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−オールが得られる。
6.4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン
Figure 2006511535
7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−オール(0.38mmol)をPOCl(5mL)中で18時間還流する。真空下で溶媒を蒸発し、次いで飽和NaHCOで注意深く中和して、EtOAcで抽出する。NaSO上で乾燥して、真空下で濃縮すると、4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリンが得られる。
7.(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン塩酸塩
Figure 2006511535
4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン(0.16mmol)及び4−tert−ブチル−アニリン(0.32mmol)をIPA(4mL)中、80℃で6時間撹拌する。この混合物を冷却して沈殿物を回収すると、(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン塩酸塩が得られる。
マススペクトル 422.2。
I.(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン塩酸塩
1.2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミド
Figure 2006511535
2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンゾニトリル(0.50mmol)の70%HSO(10ml)溶液を110℃で1時間撹拌する。室温まで冷却し、NaOHで中和し、EtOAcで抽出し、NaSO上で乾燥して、真空下で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(3:2へキサンEtOAc)で精製すると、2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミドが得られる。
2.2−アセチルアミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミド
Figure 2006511535
2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミド(0.5mmol)とピリジン(0.55mmol)のTHF(5mL)溶液に、塩化アセチル(0.55mmol)を加える。この混合物を室温で10分撹拌する。真空下で濃縮し、EtOAcで抽出し、食塩水で洗浄し、NaSO上で乾燥して、真空下で濃縮する。エーテルで粉砕すると、2−アセチルアミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミドが得られる。
3.2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−オール
Figure 2006511535
2−アセチルアミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミドを20%NaOH20mlに懸濁し、室温で30分撹拌する。ろ過し、pH=6に酸性化し、EtOAcで抽出して、真空下で濃縮すると、2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−オールが得られる。
4.4−クロロ−2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン
Figure 2006511535
既に記載されたものと同様な方法を用いて、2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−オールから4−クロロ−2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリンを製造する。
5.(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン
Figure 2006511535
既に記載されたものと同様な方法を用いて、4−クロロ−2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリンと4−tert−ブチルアニリンを縮合して、(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミンが製造される。
マススペクトル 436.2。
J.[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
1.7−[B(OH)]−3H−キナゾリン−4−オン
Figure 2006511535
メトキシエタノール中の、3−アミノ−4−カルボエトキシ−フェニルボロン酸(1.46g、0.007mol;Torssel et al.(1957)Arkiv Kemi 10:497の方法に従って製造)及び酢酸ホルムアミジン(1.17g、0.008mol)の混合物を7時間還流する。さらに当量の酢酸ホルムアミジンを加え、還流を16時間続ける。暗色の溶液を冷却して、減圧下で溶媒を除去する。水〜100mLを加え、10分撹拌して、淡灰色固体をガラスろ過器上で回収する。この固体を水で3回洗浄し、乾燥して、メタノールから再結晶すると、7−[B(OH)]−3H−キナゾリン−4−オンが白色固体として得られる。
2.7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−3H−キナゾリン−4−オン
Figure 2006511535
7−[B(OH)]−3H−キナゾリン−4−オン(115mg、0.605mmol)、2−ブロモ−3−メチル−ピリジン(103mg、0.605mmol)、NaCO(0.757mL、1.51mmol、2M水溶液)、及びDMF(4mL)の溶液を窒素で10分間パージする。触媒量のテトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(35mg、0.03mmol)を加えて、95℃に16時間加熱する。反応混合物を冷却し、水で希釈して、酢酸エチルで抽出する。合わせた有機層を乾燥(NaSO)し、減圧下で濃縮して、粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(MeOH/CHCl)で精製すると、7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−3H−キナゾリン−4−オンが得られる。
3.[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
既に述べたものと同様な方法を用いると(例えば、スキーム1及び2を参照)、7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−3H−キナゾリン−4−オンから2工程で[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミンが製造される。
マススペクトル 380.1。
K.(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン塩酸塩
1.2−p−トリル−3−トリフルオロメチル−ピリジン
Figure 2006511535
DME(200mL)中の、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)−ピリジン(70.1mmol)、p−トリルボロン酸(70.6mmol)、及びNaCO(175.0mmol)の脱ガス混合物へ、窒素雰囲気下でPd(PPh(2.8mmol)を加える。この混合物を80℃で1夜撹拌し、濃縮し、EtOAcで抽出する。NaSO上で乾燥し、真空下で濃縮し、シリカゲルパッドを通すと、2−p−トリル−3−トリフルオロメチル−ピリジンが得られる。
2.2−(4−メチル−3−ニトロ−フェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ピリジン
Figure 2006511535
2−p−トリル−3−トリフルオロメチル−ピリジン(8.4mmol)のHSO(6mL)溶液に、発煙HNO(2mL)を注意深く加える。この混合物を室温で60分撹拌する。この混合物を氷−水(30mL)に注ぎ、EtOAcで抽出し、1NのNaOHで中和し、NaSO上で乾燥して、真空下で濃縮すると、2−(4−メチル−3−ニトロ−フェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ピリジンが得られえる。
3.2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−安息香酸
Figure 2006511535
2−(4−メチル−3−ニトロ−フェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ピリジン(7.1mmol)のピリジン(10mL)と水(5mL)混合物溶液に、KMnO(25.3mmol)を徐々に加える。この混合物を110℃で4時間撹拌し、次いでKMnO25.3mmolを水10mlと共にさらに加える。この混合物を110℃で1夜撹拌する。室温まで冷却し、セライトパッドでろ過する。ろ液を真空下で濃縮し、水で希釈して、水性液をEtOAcで洗浄する。水性液を2NのHClで中和して、沈殿物を回収すると、2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−安息香酸が得られる。
4.2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−安息香酸
Figure 2006511535
2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−安息香酸(3.84mmol)の95%EtOH(100mL)溶液を、10%Pd−C(150mg)を用いて1夜水素化する。セライトパッドでろ過し、ろ液を濃縮すると、2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−安息香酸が得られる。
5.7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−オール
Figure 2006511535
2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−安息香酸(1.95mmol)のHCONH(10mL)溶液を145℃で4時間撹拌する。室温まで冷却し、水20mlで希釈して、沈殿物を回収すると、7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−オールが得られる。
6.(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン塩酸塩
Figure 2006511535
既に記載されたものと同様な方法を用いて、7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−オールから2工程で、(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン塩酸塩が製造される。
マススペクトル 422.2。
L.[6−(プロパン−2−スルホニル)−ピリジン−3−イル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン塩酸塩
1.2−イソプロピルスルファニル−5−ニトロ−ピリジン
Figure 2006511535
DMA(10ml)中の、2−メルカプト−5−ニトロピリジン(10.0mmol)及びNaH(14.0mmol)の混合物を室温で30分撹拌する。2−ヨードプロパン(11.0mmol)を加えて、室温で1夜撹拌する。HOで希釈し、EtOAcで抽出し、食塩水で洗浄し、NaSO上で乾燥して、真空下で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(9:1ヘキサン/EtOAc)で精製すると、2−イソプロピル−スルファニル−5−ニトロ−ピリジンが得られる。
2.5−ニトロ−2−(プロパン−2−スルホニル)−ピリジン
Figure 2006511535
酢酸(15ml)中の、2−イソプロピル−スルファニル−5−ニトロ−ピリジン(3.5mmol)及びKMnO(14.1mmol)の混合物を110℃に1夜加熱する。ろ過し、ろ液を濃縮し、NaHCOで中和する。EtOAcで抽出し、食塩水で洗浄し、NaSO上で乾燥して、真空下で濃縮すると、5−ニトロ−2−(プロパン−2−スルホニル)−ピリジンが得られる。
3. 6−(プロパン−2−スルホニル)−ピリジン−3−イルアミン
Figure 2006511535
5−ニトロ−2−(プロパン−2−スルホニル)−ピリジンを濃HClに懸濁し、SnCl二水和物(1.43mmol)を加えて、室温で2時間撹拌する。NaOHで中和する。EtOAcで抽出し、食塩水で洗浄し、NaSO上で乾燥して、真空下で濃縮すると、6−(プロパン−2−スルホニル)−ピリジン−3−イルアミンが得られる。
4.[6−(プロパン−2−スルホニル)−ピリジン−3−イル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン塩酸塩
Figure 2006511535
上記の実施例H.7に記載されている方法を用いると、[6−(プロパン−2−スルホニル)−ピリジン−3−イル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン塩酸塩が得られる。
マススペクトル 473.1。
M.さらなる代表的な置換キナゾリン−4−イルアミン類縁体
本発明に包含される他の化合物を製造するために出発物質を変え、追加の工程を用いることは、当業者は認識できるであろう。下記の化合物は上記の方法を、既に公知の修飾とともに、用いて製造され、ここで提供される組成物及び方法で使用できる。
(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[2−クロロ−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−クロロ−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キナゾリン−4−イル]−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミン;
(7−ピリジン−2−イル−キナゾリン−4−イル)−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミン;
(5−tert−ブチル−イソキサゾール−3−イル)−(7−ピリジン−2−イル−キナゾリン−4−イル)−アミン;
(4−トリフルオロメチル−フェニル)−[6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−フタラジン−1−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−(6−ピリジン−2−イル−フタラジン−1−イル)−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キノリン−4−イル]−アミン;
(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−トリフルオロメチル−フェニル)−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[7−(1−オキシ−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(1−オキシ−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(4−トリフルオロメチル−フェニル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−メチル−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[2−メチル−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−イソプロピル−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
−イソブチル−N−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミン;
[4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−イソプロピル−3−メチル−フェニル)−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]アミン
[2−エチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(1−メタンスルホニル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル)−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−イソキノリン−1−イル]−アミン;
(4−トリフルオロメチル−フェニル)−[6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−イソキノリン−1−イル]アミン;
N,N−ジメチル−4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−ベンゼンスルホンアミド;
(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[4−(ピロリジン−1−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−(ピペリジン−1−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−(モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−(モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[4−(2−メチル−ピペリジン−1−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−(2,6−ジメチル−ピペリジン−1−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン(キラル);
[4−(2−メチル−ピロリジン−1−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−(2,5−ジメチル−ピロリジン−1−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−(2−メトキシメチル−ピロリジン−1−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン(キラル);
[4−(2−メトキシメチル−ピロリジン−1−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン(キラル);
N,N−ジイソプロピル−4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−ベンゼンスルホンアミド;
N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)キナゾリン−4−イルアミノ]−ベンゼンスルホンアミド;
(1−{4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−ベンゼンスルホニル}−ピロリジン−2−イル)−メタノール(キラル);
(1−{4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−ベンゼンスルホニル}−ピロリジン−2−イル)−メタノール(キラル);
1−{4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−ベンゼンスルホニル}−ピロリジン−3−オール(キラル);
−イソブチル−N−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2,4−ジアミン;
[6−ブロモ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−6−カルボニトリル;
−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−N−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミン;
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3−メチル−ピペリジン−1−イル)−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−[7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−{4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−フェニル}−プロパン−2−オール;
(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
N−イソプロピル−4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−ベンゼンスルホンアミド;
[4−(4−メチル−ピペラジン−1−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
ピロリジン−1−イル−{4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−フェニル}−メタノン;
[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
N,N−ビス−(2−メトキシ−エチル)−4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−ベンゼンスルホンアミド;
N−(3−クロロ−プロピル)−4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−ベンゼンスルホンアミド;
(4−メタンスルホニル−フェニル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
4−[4−(アゼチジン−1−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−(プロパン−1−スルホニッル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(6−イソブチル−ピリジン−3−イル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
N−tert−ブチル−4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−ベンゼンスルホンアミド;
[4−(4−フルオロ−ピペリジン−1−スルホニル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
N−tert−ブチル−N−メチル−4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−ベンゼンスルホンアミド;
2−メチル−2−{4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−フェニル}−プロパン−1−オール;
[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン
[2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル)−フェニル]−アミン;
[2−エチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル)−フェニル]−アミン;
2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−キナゾリン−7−イル]−ニコチン酸エチルエステル;
2−{2−tert−ブチル−5−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−フェノキシ}−エタノール;
[4−tert−ブチル−3−(2−メチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(2−エチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(2−プロピルアミノ−エトキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(2−ブチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
{4−tert−ブチル−3−[2−(2−メトキシ−エチルアミノ)−エトキシ]−フェニル}−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(2−ジエチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(2−ピロリジン−1−イル−エトキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(2−ピペリジン−1−イル−エトキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
{4−tert−ブチル−3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エトキシ]−フェニル}−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
1−{4−[2−メチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−シクロブタンカルボニトリル;
1−{4−[2−シクロブチル−7−(3−メチル−ピペリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−シクロブタンカルボニトリル;
(4−tert−ブチル−3−ビニル−フェニル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
3−{2−tert−ブチル−5−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェノキシ}−プロパン−1−オール;
[4−tert−ブチル−3−(3−メチルアミノ−プロポキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(3−エチルアミノ−プロポキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(3−プロピルアミノ−プロポキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
{4−tert−ブチル−3−[3−(2−メトキシ−エチルアミノ)−プロポキシ]−フェニル}−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(3−ジメチルアミノ−プロポキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(3−ジエチルアミノ−プロポキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(3−ピロリジン−1−イル−プロポキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(3−ピペリジン−1−イル−プロポキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(3−モルホリン−4−イル−プロポキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(3−ブチルアミノ−プロポキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
2−{2−tert−ブチル−5−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−エタノール;
[4−tert−ブチル−3−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(2−メチルアミノ−エチル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[4−tert−ブチル−3−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
{4−tert−ブチル−3−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−エチル]−フェニル}−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン(シス);
(S,S)−{4−tert−ブチル−3−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−エトキシ]−フェニル}−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(R,R)−{4−tert−ブチル−3−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−エトキシ]−フェニル}−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
{4−tert−ブチル−3−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−エトキシ]−フェニル}−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン(シス);
2−{4−[2−シクロブチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−2−メチル−プロピオニトリル;
2−メチル−2−{4−[2−メチル−7−[3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−プロピオニトリル;
N,N−ジエチル−2−{4−[2−メチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−イソブチルアミド;
[4−(2−ジエチルアミノ−1,1−ジメチル−エチル)−フェニル]−[2−メチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
2−{3−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェノキシ}−エタノール;
[3−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−フェニル]−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
{3−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−エトキシ]−フェニル}−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン(シス);
2−{2−tert−ブチル−5−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェノキシ}−1−モルホリン−4−イル−エタノン;
2−{2−tert−ブチル−5−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェノキシ}−1−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−エタノン(シス);
[2−メチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン;
(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[2−メチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
2−メチル−2−{4−[2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−プロピオニトリル;
[4−(2−メトキシ−1,1−ジメチル−エチル)−フェニル]−[2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)アミン;
[2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)アミン;
3−メチル−3−{4−[2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−ブタン−2−オン;
3−メチル−3−{4−[2−メチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−ブタン−2−オン;
[4−(1−メトキシ−1−メチル−エチル)−フェニル]−[2−メチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;及び
(4−メタンスルホニル−フェニル)−[2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン。
代表的なVR1受容体拮抗薬の製造
この実施例は代表的な置換2−アミノアルキル−キナゾリン−4−イルアミン類縁体の製造を説明する。この実施例で提供される化合物の合成は、2003年7月31日に公開の、PCT国際出願公開番号WO03/062209にも記載されている。
A.[2−ピロリジン−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
1.2−p−トリル−3−トリフルオロメチル−ピリジン
Figure 2006511535
ジメチルエーテル(DME:200mL)中の、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)−ピリジン(70.1mmol)、p−トリルボロン酸(70.6mmol)、及び2MのNaCO(175.0mmol)の脱ガス混合物へ窒素雰囲気下で、Pd(PPh(2.8mmol)を加える。この混合物を80℃で1夜撹拌し、濃縮して、EtOAcで抽出する。NaSO上で乾燥し、真空下で濃縮して、シリカゲルパッドを通すと、2−p−トリル−3−トリフルオロメチル−ピリジンが得られる。
2.2−(4−メチル−3−ニトロ−フェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ピリジン
Figure 2006511535
2−p−トリル−3−トリフルオロメチル−ピリジン(8.4mmol)のHSO(6mL)溶液に、発煙HNO(2ml)を注意深く加える。この混合物を室温で60分撹拌する。この混合物を氷−水(30mL)上に注ぎ、EtOAcで抽出し、1NのNaOHで中和し、NaSO上で乾燥して、真空下で濃縮すると、2−(4−メチル−3−ニトロ−フェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ピリジンが得られる。
3.2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−安息香酸
Figure 2006511535
2−(4−メチル−3−ニトロ−フェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ピリジン(7.1mmol)のピリジン(10mL)及び水(5ml)混合物の溶液に、KMnO(25.3mmol)を徐々に加える。この混合物を110℃で4時間撹拌し、次いでさらに25.3mmolのKMnOを水1mlと共に加える。この混合物を110℃で1夜撹拌する。室温まで冷却して、セライトパッドでろ過する。ろ液を真空下で濃縮し、水で希釈して、水溶液をEtOAcで洗浄する。水溶液を2NのHClで中和して、沈殿物を回収すると、2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−安息香酸が得られる。
4.2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミド
Figure 2006511535
2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−安息香酸(25g)とSOCl(50ml)の混合物を4時間還流して、濃縮する。残渣をジクロロメタン(DCM)に溶解し、氷−水浴で冷却し、この溶液にNHガスを30分通して、室温で15分撹拌する。濃縮して、水洗すると、2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミドが得られる。
5.2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミド
Figure 2006511535
エタノール中で、2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミド(1.0g、0.0032mol)を50psiのHと10%Pd/C100mgで水素化する。16時間後、混合物をセライトでろ過して、減圧下で濃縮すると、2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミドが固体として得られる。
6.2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−3H−キナゾリン−4−オン
Figure 2006511535
2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミド(100mg、0.356mmol)の2−クロロ−1,1,1−トリメトキシエタン(沸点138℃)溶液を130℃に4時間加熱する。この混合物を減圧下で濃縮すると、2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−3H−キナゾリン−4−オンが、放置すると結晶化する、油状物質として得られる。
7.4−クロロ−2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン
Figure 2006511535
2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−3H−キナゾリン−4−オン(上記反応で得られる)及びPOClの混合物を16時間還流する。この混合物を冷却して、減圧下で濃縮する。残渣をEtOAcと飽和NaHCO溶液の間で分配する。EtOAc部分を追加のNaHCOで洗浄して、次いで乾燥(NaSO)して、減圧下で濃縮する。褐色の残渣を2インチのシリカゲルでろ過(1:1EtOAc/へキサンで溶出)して、減圧下で濃縮すると、4−クロロ−2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリンが得られる。
8.[2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
イソプロピルアルコール(1mL)中の、4−クロロ−2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン(42mg、0.117mmol)と4−トリフルオロメチル−アニリン(19mg、0.117mmol)の混合物を75℃に4時間加熱する。この混合物を冷却して、沈殿物をイソプロピルアルコール次いでエーテルで洗浄すると、[2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミンが1塩酸塩として得られる。
9.[2−ピロリジン−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
[2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミンHCl(30mg、0.058mmol)のピロリジン(1mL)溶液を100℃に1時間加熱する。減圧下で過剰のピロリジンを除去して、残渣をEtOAcと10%NaOH溶液の間で分配する。EtOAc層を乾燥((NaSO)して、減圧下で濃縮すると、[2−ピロリジン−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミンが泡状物質として得られる。
B.[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(2−トリフルオエオメチル−フェニル)−ピリド[4,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
1.4−ヒドロキシ−6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチン酸エチルエステル
Figure 2006511535
リチウム ビス(トリメチルシリル)アミド(LiHMDS)(34g、0.20mol)を無水THF(150mL)に溶解し窒素雰囲気下で−70℃に冷却する。THF50mL)中の4−ジメチルアミノ−3−エトキシ−ブタ−3−エン−2−オン(15g、0.081mol;J.Heterocyclic Chem.(1987)24:1669参照)及び塩化2−(トリフルオロメチル)ベンゾイル(20.0g、0.097mol)をこの溶液に10分かけて加える。冷浴をはずして10分間撹拌する。酢酸アンモニウム(10g)及び酢酸(200mL)をこの反応混合物に加え、減圧下でTHFを蒸留する。この混合物を60−65℃に18時間加熱し、冷却して水(250mL)及びCHCl(250mL)を加える。CHCl層を分離し、水層をCHCl(各250mL)で2度抽出する。CHCl抽出液を合わせ、乾燥(MgSO)して蒸発する。シリカゲルクロマトグラフィーで精製すると、4−ヒドロキシ−6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチン酸エチルエステルが黄色固体として得られる。
2.4−クロロ−6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチン酸エチルエステル
Figure 2006511535
4−ヒドロキシ−6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチン酸エチルエステル(9.0g、0.0029mol)とPOCl(22g)の混合物を110℃に2時間加熱する。POClを蒸発して、氷(100g)を加え、次いで飽和NaHCOを注意深く加える。EtOAcで抽出し、乾燥(MgSO)して蒸発すると、4−クロロ−6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチン酸エチルエステルが褐色油状物として得られる。
3.4−アミノ−6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチンアミド
Figure 2006511535
4−クロロ−6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチン酸エチルエステル(5.2g)と28%NHOH水溶液(100mL)の混合物を35mlの再封可能な圧力容器中で60時間加熱する。冷却し、EtOAc(3x100mL)で抽出し、乾燥(MgSO)して、蒸発すると、粗生成物が得られる。シリカゲルクロマトグラフィーで精製すると、4−アミノ−6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチンアミドが固体として得られる。
4.2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[4,3−d]ピリミジン−4−オール
Figure 2006511535
4−アミノ−6−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ニコチンアミド(1g、3.5mmol)、(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−酢酸エチルエステル(2.85g、14mmol)、及びNaOEt(5.0eq.)のEtOH(10mL)溶液を20時間加熱する。冷却後、減圧下で反応混合物を濃縮し、混合物を水(25mL)で希釈して、EtOAc(3x25mL)で抽出し、次いで2度水(各25mL)で洗浄してMgSOで乾燥する。蒸発して、フラッシュクロマトグラフィーで精製すると、2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールが得られる。
5.4−クロロ−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[4,3−d]ピリミジン
Figure 2006511535
CHCl(15mL)中の、2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(0.6g)、2,6−ルチジン(0.62g)、及びPOCl(1.1g)の混合物を20時間還流する。混合物を冷却して、減圧下で濃縮する。残渣をEtOAcと飽和NaHCO溶液の間で分配する。EtOAc部分を追加のNaHCOで洗浄し、次いで乾燥(NaSO)して、減圧下で濃縮する。褐色の残渣を2インチのシリカゲルでろ過(1:1EtOAc/へキサンで溶出)して、減圧下で濃縮すると、4−クロロ−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[4,3−d]ピリミジンが得られる。
6.[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(2−トリフルオエオメチル−フェニル)−ピリド[4,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
AcCN(1mL)中の、4−クロロ−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[4,3−d]ピリミジン(43.7mg、0.1mmol)及び4−トリフルオロメチル−アニリン(16.1mg、0.1mmol)の混合物を80℃に24時間加熱する。混合物を冷却して、沈殿物をエーテルで洗浄すると、[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(2−トリフルオエオメチル−フェニル)−ピリド[4,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミンが1塩酸塩として得られる。
C.[2−モルホリン−4−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−a]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
1.6’−メトキシ−3−トリフルオロメチル−[2,3’]ビピリジニル
Figure 2006511535
トルエン(500mL)中の、2−クロロ−3−トリフルオロメチルピリジン(37g、0.2mol)、2−メトキシピリジン−5−ボロン酸(32g、0.21mol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(9g、7mmol)及び2M炭酸カリウム(150mL)の混合物を窒素雰囲気下で90℃に8時間加熱する。反応混合物を冷却して層を分離する。水層を酢酸エチル(2x250mL)で抽出して、合わせた有機層を4M水酸化ナトリウム(250mL)、水(250mL)及び食塩水(250mL)で洗浄する。乾燥(MgSO)して、減圧下で濃縮する。油状物をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(50%エーテル/50%へキサン)で精製すると、標題化合物が無色油状物として得られる。
2.3−トリフルオロメチル−1’H−[2,3’]ビピリジニル−6’−オン
Figure 2006511535
30%HBr/AcOH(100mL)中の、6’−メトキシ−3−トリフルオロメチル−[2,3’]ビピリジニル(41g、0.16mol)を1時間加熱還流する。混合物を冷却してろ過し、沈殿物をエーテル(100mL)で洗浄する。この沈殿物を10Mの水酸化ナトリウム(500mL)中に移し、1時間撹拌して、溶液がpH7になるまで、この溶液を塩酸で処理する。ろ過して白色の固体を回収し、風乾すると、標題化合物が白色の固体として得られる。
3.5’−ニトロ−3−トリフルオロメチル−1’H−[2,3’]ビピリジニル−6’−オン
Figure 2006511535
3−トリフルオロメチル−1’H−[2,3’]ビピリジニル−6’−オン(25g、0.1mol)の濃硫酸(100mL)溶液へ、0℃で発煙硝酸(35mL)及び濃硫酸(10mL)を滴下する。反応混合物を70℃に1時間加熱し、冷却して氷(500mL)上に注ぐ。混合物をろ過し、ろ液を10Mの水酸化ナトリウムで、溶液がpH4−5になるまで、処理する。ろ過して沈殿物を回収して、風乾すると、標題化合物が白色の固体として得られる。
4.6’−クロロ−5’−ニトロ−3−トリフルオロメチル−[2,3’]ビピリジニル
Figure 2006511535
5’−ニトロ−3−トリフルオロメチル−1’H−[2,3’]ビピリジニル−6’−オン(25g、0.088mol)、塩化チオニル(300mL)及びDMF(3mL)の溶液を4時間加熱還流する。回転蒸発で揮発物質を除去して、残渣を酢酸エチル(350mL)と飽和炭酸水素ナトリウム溶液(250mL)の間で分配する。水層をさらに酢酸エチル(250mL)で抽出して合わせた有機層を食塩水(250mL)で洗浄する。乾燥(MgSO)して、減圧下で濃縮すると、標題の化合物が黄色油状物として得られる。
5.6’−クロロ−3−トリフルオロメチル−[2,3’]ビピリジニル−5’−イルアミン
Figure 2006511535
6’−クロロ−5’−ニトロ−3−トリフルオロメチル−[2,3’]ビピリジニル(25mg、0.082mol)及び塩化カルシウム(11g、0.1mol)のエタノール(300mL)及び水(40mL)溶液に、鉄粉(45g、0.82mol)を加える。この溶液を1.5時間加熱還流し、冷却して、セライトでろ過する。混合物を減圧下で濃縮し、酢酸エチル(300mL)に再溶解して、食塩水(200mL)で洗浄する。この溶液を減圧下で濃縮して、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(50%エーテル/50%へキサン)で精製すると、標題の化合物が淡黄色の固体として得られる。
6.3−アミノ−5−[3−(トリフルオロメチル)(2−ピリジル)]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2006511535
6’−クロロ−3−トリフルオロメチル−[2,3’]ビピリジニル−5’−イルアミン(25g、0.091mol)、シアン化亜鉛(6.75g、0.058mol)、トリス[ジベンジリジンアセトン]ジ−パラジウム(「Pd(dba)」とも示される;2.63g、2.86mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(「DPPF」とも示される;3.16g、5.72mmol)のDMF(250mL)及び水(2.5mL)溶液を窒素雰囲気下で120℃に1時間加熱する。水(30mL)を加えて、溶液を120℃にさらに4時間加熱して加水分解を完結する。反応混合物を0℃に冷却し、飽和塩化アンモニウム(200ml)、水(200mL)及び濃水酸化アンモニウム(50mL)の溶液を加える。0℃で1時間撹拌した後、黄色沈殿物をろ過し、水(200mL)及びエーテル−へキサンの1:1混合物(200mL)で洗浄する。この固体を風乾、次いで真空乾燥機で乾燥すると、標題の化合物が得られる。
7.2−(クロロメチル)−7−[3−(トリフルオロメチル)(2−ピリジル)]−3−ヒドロピリジノ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
Figure 2006511535
3−アミノ−5−[3−(トリフルオロメチル)(2−ピリジル)]ピリジン−2−カルボキサミド(23g、81.5mmol)及び2−クロロ−1,1,1−トリメトキシエタン(250mL)の溶液を130℃に1時間加熱する。蒸発して揮発物質を除去して、固体を粉砕(50%エーテル/50%へキサン)すると、標題の化合物が淡褐色の固体として得られる。
8.2−(モルホリン−4−イルメチル)−7−[3−(トリフルオロメチル)(2−ピリジル)]−3−ヒドロピリジノ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
Figure 2006511535
2−(クロロメチル)−7−[3−(トリフルオロメチル)(2−ピリジル)]−3−ヒドロピリジノ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(20g、0.058mol)、及びモルホリン(15.66g、0.18mol)のアセトニトリル(500mL)溶液を80℃に12時間加熱する。溶液を蒸発して、残渣を酢酸エチル(500mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム溶液(500mL)の間で分配する。水層をさらに酢酸エチル(250mL)で抽出して、合わせた有機層を食塩水(500mL)で洗浄する。乾燥(MgSO)して、減圧下で濃縮すると、標題の化合物が褐色の固体として得られる。
9.4−({4−クロロ−7−[3−(トリフルオロメチル)(2−ピリジル)]ピリジノ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}メチル)−メチルモルホリン
Figure 2006511535
2−(モルホリン−4−イルメチル)−7−[3−(トリフルオロメチル)(2−ピリジル)]−3−ヒドロピリジノ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(11.73g、0.03mol)、POCl(13.8g、0.09mol)及び2,6−ルチジン(9.63g、0.09mmol)のクロロホルム(500mL)溶液を60℃に12時間加熱する。溶液を蒸発して、酢酸エチル(500mL)と飽和炭酸水素ナトリウム溶液(500m)の間で分配する。水層をさらに酢酸エチル(250mL)で抽出し、合わせた有機層を食塩水(500mL)で洗浄する。乾燥(MgSO)して、減圧下で濃縮すると、標題の化合物が褐色の固体として得られる。
10.[2−モルホリン−4−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
4−({4−クロロ−7−[3−(トリフルオロメチル)(2−ピリジル)]ピリジノ[3,2−d]ピリミジン−2−イル}メチル)−メチルモルホリン(12.2g、0.03mol)及び4−(トリフルオロメチル)アニリン(4.8g、0.03mol)のアセトニトリル(500mL)溶液を80℃に12時間加熱する。溶液を蒸発して、残渣を酢酸エチル(500mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム溶液(500m)の間で分配する。水層をさらに酢酸エチル(2x250mL)で抽出し、合わせた有機層を食塩水(500mL)で洗浄する。乾燥(MgSO)して、減圧下で濃縮する。残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(90%エーテル/10%へキサン、次いで100%ヘキサン)で精製すると、標題の化合物が得られる。
D.[2−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
1.3−ベンジルオキシ−プロピオン酸
Figure 2006511535
水素化ナトリウム(2.22g、鉱油に60%懸濁、55.4mmol)を、冷却した(0℃)ベンジルアルコールのトルエン(100mL)溶液に少量づつ加える。3−ブロモプロピオン酸エチル(8.0g、44mmol)をこの混合物に滴下し、得られる溶液を室温まで温めて、1時間撹拌する。泡が全て消えるまで、反応液に水を加えて反応を停止させる。混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈して水(100mL)及び食塩水(100mL)で抽出する。有機抽出液をNaSO上で乾燥して、減圧下で溶媒を除去すると、粗製のエステルが透明な油状物として得られる。この油状物をメタノール(20mL)及び6NのNaOH(20mL)に溶解して、1時間撹拌する。混合物を濃縮(約20mL)して、水(20mL)で希釈する。水性混合物をCHCl(40mL)で1度抽出する。水層を濃HClで酸性化して、EtOAc(3x50mL)で抽出する。合わせたEtOAc抽出液をNaSO上で乾燥する。減圧下で溶媒を除去すると、標題の化合物が、放置すると固化する、透明な油状物として得られる。
2.2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−3H−キナゾリン−4−オン
Figure 2006511535
3−ベンジルオキシ−プロピオン酸(1.66g、9.19mmol)のヘキサン(40mL)溶液を0℃に冷却して、塩化オキサリル(3.50g、27.6mmol)を滴下する。滴下終了後、DMF(2滴)を加えて、得られる混合物を1時間撹拌する。減圧下で溶媒を除去して、粗製の酸塩化物を乾燥THF(20mL)に溶解する。別のフラスコで、2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミド(2.35g、8.37mmol)を乾燥THF(40mL)及びピリジン(0.727g、9.19mmol)に溶解して0℃に冷却する。粗製の酸塩化物を含有する溶液を第2の溶液に滴下する。混合物を室温まで温めて、1時間撹拌する。10%NaOH水溶液(20mL)を混合物に加えて、この溶液を1時間撹拌する。混合物を濃縮(〜20mL)し、水(20mL)で希釈して、濃HClで酸性化する。得られた溶液をEtOAc(3x50mL)で抽出する。合わせた有機抽出液を食塩水で洗浄して、NaSO上で乾燥する。減圧下で溶媒を除去すると、標題の化合物が白色固体として得られる。
3.2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン
Figure 2006511535
2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−3H−キナゾリン−4−オン(3.24g、7.62mmol)をCHCl(40mL)及び2,6−ルチジン(2.45g、22.9mmol)に溶解する。オキシ塩化リン(1.77mL、19.0mmol)を滴下して、得られる溶液を18時間加熱還流する。この溶液を冷却して、減圧下で溶媒を除去する。粗製の残渣をEtOAc(200mL)と飽和NaHCO水溶液(200mL)との間で分配する。有機層を除去して、水層をEtOAc(200mL)で抽出する。2つの有機抽出液を合わせ、食塩水(200mL)で洗浄して、NaSO上で乾燥する。溶媒を除去すると、標題の化合物が淡褐色の固体として得られる。
4.[2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン(2.47g、5.57mmol)をアセトニトリル(50mL)と4−トリフルオロメチル−アニリン(0.986g、6.12mmol)の溶液に溶解する。混合物を80℃に2時間加熱すると、白色の沈殿物が形成される。この溶液を氷浴中で冷却して、ジエチルエーテル(25mL)を加える。白色沈殿物をろ過して、真空乾燥機で乾燥すると、標題の化合物が1塩酸塩として得られる(2.96g、収率87.8%)。
5.2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−エタノール
Figure 2006511535
[2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン塩酸塩(2.96g、4.89mmol)をメタノール(150mL)に溶解して、10%Pd/C(200mg)を加える。この混合物を50p.s.i.のHで、60℃で、8時間水素化する。混合物を急いでセライトでろ過し、セライトフィルターに付いた固形物を熱MeOH(200mL)で洗浄する。減圧下で溶媒を除去すると、標題の化合物の1塩酸塩が白色の固体として得られる。
6.[2−(2−クロロ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−エタノール塩酸塩(1.54g、2.99mmol)を塩化チオニル(20mL)に溶解して、60℃に1時間加熱する。減圧下で過剰の塩化チオニルを除去し、残渣をジエチルエーテルで粉砕すると、標題の化合物の1塩酸塩が淡褐色の固体として得られる。
7.[2−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
[2−(2−クロロ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン塩酸塩(20mg、0.0375mmol)をCHCN/10%ジイソプロピルエチルアミン(0.187mL)に溶解して、ピロリジンの0.2Nアセトニトリル溶液(0.281mL)を加える。混合物を70℃に18時間加熱する。減圧下で溶媒を除去して、粗反応混合物をEtOAc(1mL)と1NのNaOHの間で分配する。有機層を除去して、水層をEtOAc(1mL)で再度抽出する。合わせた有機抽出液をシリカゲルのスモールパッドで、アセトンで溶出するクロマトグラフィーに付すと、標題の化合物が淡褐色の固体として得られる。
E.[2−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン塩酸塩
1.3−[4−ヒドロキシ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピオン酸エチルエステル
Figure 2006511535
2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミド(0.5mmol)及びピリジン(0.55mmol)のTHF(5ml)溶液に、塩化3−クロロカルボニル−プロピオン酸エチルエステル(0.55mmol)を加える。この混合物を室温で20分撹拌し、NaOEtの21%EtOH溶液20mlを加えて、50℃で30分撹拌する。濃縮し、水を加え、ろ過し、pH6に酸性化して、沈殿物を回収すると、3−[4−ヒドロキシ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピオン酸エチルエステルが得られる。
2.3−[4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピオン酸エチルエステル
Figure 2006511535
既に記載されたものと同様な方法を用いて、3−[4−ヒドロキシ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピオン酸エチルエステルから3−[4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピオン酸エチルエステルが製造される。
3.3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピオン酸エチルエステル
Figure 2006511535
既に記載されているものと同様な方法を用いて、3−[4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピオン酸エチルエステルから3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピオン酸エチルエステルが製造される。
4.3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピオン酸
Figure 2006511535
THF(20ml)中の、3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピオン酸エチルエステル(0.5mmol)と水(20ml)の混合物に、LiOH(1.5mmol)を加える。この混合物を60℃で2時間撹拌する。濃縮し、水を加え、エーテルで抽出し、水層をpH4−5に酸性化し、EtOAcで抽出して濃縮すると、3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピオン酸が得られる。
5.1−モルホリン−4−イル−3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロパン−1−オン
Figure 2006511535
3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピオン酸(0.5mmol)及びトリエチルアミン(0.5mmol)のDMF(10ml)溶液に、ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(BOP;0.5mmol)を加える。この混合物を室温で18時間撹拌し、水で希釈し、EtOAcで抽出して、食塩水で洗浄する。濃縮すると、1−モルホリン−4−イル−3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロパン−1−オンが得られる。
6.[2−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン塩酸塩
Figure 2006511535
1−モルホリン−4−イル−3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロパン−1−オン(0.14mmol)のTHF(20ml)溶液に、LAH(0.67mmol)を加える。この混合物を室温で6時間撹拌し、10%NaOHで反応を停止し、EtOAcで抽出し、NaSO上で乾燥して、HCl−EtOAcを加える。沈殿物を回収すると、[2−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン塩酸塩が得られる。
F.4−トリフルオロメチルフェニル−[2−(2,6−ジメチルモルホリン−4−イルメチル)−7−(2−トリフルオロメチルフェニル)−キナゾリン−4−イル]−アミン
1.7−ブロモ−2−クロロメチル−3H−キナゾリン−4−オン
Figure 2006511535
2−アミノ−4−ブロモベンズアミド(27g、0.13モル;Joshi and Chaudhari,(1987)Indian J.Chem.,Sect.B,26B(6):602−4参照)の2−クロロ−1,1,1−トリメトキシエタン(50mL)溶液を30分還流する。この間に大きな沈殿が現れる。混合物を十分に蒸発して、エーテルで粉砕すると、7−ブロモ−2−クロロメチル−3H−キナゾリン−4−オンが白色の固体として回収される。
2.7−ブロモ−4−クロロ−2−クロロメチルキナゾリン
Figure 2006511535
1,2−ジメトキシエタン(500mL)中の、7−ブロモ−2−クロロメチル−3H−キナゾリン−4−オン(5g、18.2mmol)、2,6−ルチジン(5g)、及びオキシ塩化リン(5mL)の混合物を80℃に16時間加熱する。混合物を室温まで冷却して、混合物を十分に蒸発し、次いでエーテルで希釈して水で洗浄する。溶媒を乾燥(NaSO)して、エーテルを蒸発すると、7−ブロモ−4−クロロ−2−クロロメチルキナゾリンが黄色の固体として得られる。
3.(7−ブロモ−2−クロロメチルキナゾリン−4−イル)−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミン
Figure 2006511535
クロロホルム(50mL)中の、7−ブロモ−4−クロロ−2−クロロメチルキナゾリン(1168mg、4.0mmol)及び4−(トリフルオロメチル)アニリン(644mg、4.0mmol)の混合物を60℃に16時間加熱する。冷却すると、沈殿生成物、(7−ブロモ−2−クロロメチルキナゾリン−4−イル)−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミンが塩酸塩として回収される。
4.[7−ブロモ−2−(シス−2,6−ジメチルモルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミン
Figure 2006511535
N,N−ジメチルアセトアミド(7mL)中の、7−ブロモ−2−クロロメチルキナゾリン−4−イル)−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミン(416mg、1.0mmol)、シス−2,6−ジメチルモルホリン(150mg、1.3mmol)、及びトリエチルアミン(202mg、2.0mmol)の混合物を1時間加熱する。室温まで冷却し、EtOAc(50mL)で希釈して、水(各25mL)で4回洗浄する。乾燥(NaSO)して、蒸発する。エーテルで粉砕すると、[7−ブロモ−2−(シス−2,6−ジメチルモルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミンが黄色の固体として得られる。
5.[2−(シス−2,6−ジメチルモルホリン−4−イルメチル)−7−(2−トリフルオロメチルフェニル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミン
Figure 2006511535
[7−ブロモ−2−(シス−2,6−ジメチルモルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミン(75mg、0.15mmol)、2−(トリフルオロメチルフェニル)ボロン酸(45mg、0.23mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(21mg、0.018mmol)、NaCOの2M水溶液(1mL)、及び1,2−ジメトキシエタン(5mL)の混合物を窒素雰囲気下で60℃に16時間加熱する。混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈して、水(各10mL)で2回洗浄する。有機層を乾燥(NaSO)して、蒸発する。プレパラティブTLC(9:1CHCl:MeOH)で精製すると、[2−(シス−2,6−ジメチルモルホリン−4−イルメチル)−7−(2−トリフルオロメチルフェニル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミンが黄色の固体として得られる。
G.[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−2−ピロリジン−1−イルメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミン
1.5−ブロモ−3−ニトロピリジン−2−カルボニトリル
Figure 2006511535
2−アミノ−5−ブロモ−3−ニトロピリジン(2.18g、10mmol)、シアン化第一銅(1.33g、15mmol)及びtert−ブチルニトリル(2.0mL、15mmol)のアセトニトリル(50mL)溶液を60℃に2時間加熱する。この溶液を冷却して、酢酸エチル(100mL)と飽和NaHCO水溶液(100mL)の間で分配する。水溶液を酢酸エチル(2x50mL)で抽出し、水(100mL)及び食塩水(100mL)で洗浄し、乾燥(NaSO)して、蒸発する。この固体をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(25%エーテル/75%ヘキサン)で精製すると、標題の化合物が淡黄色の固体として得られる。
2.5−(3−メチル(2−ピリジル))−3−ニトロピリジン−2−カルボニトリル
Figure 2006511535
5−ブロモ−3−ニトロピリジン−2−カルボニトリル(228mg、1.0mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(15mg)及び臭化3−メチル−2−ピリジル亜鉛(0.5MのTHF溶液、3mL,1.5mmol)のTHF(5mL)溶液を60℃に2時間加熱する。この溶液を冷却して、酢酸エチル(10mL)と飽和NaHCO水溶液(10mL)の間で分配する。水溶液を酢酸エチル(2x15mL)で抽出し、水(10mL)及び食塩水(10mL)で洗浄し、乾燥(NaSO)して、蒸発すると、標題の化合物が淡黄色の固体として得られる。
3.3−アミノ−5−(3−メチル(2−ピリジル))ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2006511535
5−(3−メチル(2−ピリジル))−3−ニトロピリジン−2−カルボニトリル(1g、4.1mmol)、鉄(2.3g、40mmol)及び塩化カルシウム(560mg、5mmol)のエタノール(15mL)及び水(4mL)溶液を1時間加熱還流する。混合物を冷却し、セライトでろ過して、酢酸エチルで洗浄する。ろ液を蒸発して残渣を酢酸エチルに再溶解し、水、次いで食塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)して、蒸発すると、標題の化合物が淡黄色の固体として得られる。
4.[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−2−ピロリジン−1−イルメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミン
Figure 2006511535
標題の化合物は、[2−ピロリジン−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミンの製造(実施例3.A工程6から9)に用いたのと同様な方法で、3−アミノ−5−(3−メチル(2−ピリジル))ピリジン−2−カルボキサミドから製造される。
H.追加の代表的な置換2−アミノアルキル−キナゾリン−4−イルアミン類縁体
本発明に包含される他の化合物を製造するために出発物質を変え、追加の工程を用いることは、当業者は認識できるであろう。下記の化合物は上記の方法を、既に公知の修飾とともに、用いて製造され、ここで提供される組成物及び方法で使用できる。
(1−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピル}−ピペリジン−4−イル)−メタノール;
(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−メタノン(シス);
(4−シクロプロピル−フェニル)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン(シス);
(4−sec−ブチル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン(シス);
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(1,1−ジオキソ−1λ−イソチアゾリジン−2−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ピリド[4,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン(シス);
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン(シス);
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン(シス);
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン(シス);
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン(シス);
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−ピリジン−2−イル−キナゾリン−4−イル]−アミン(シス);
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−ピペリジン−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−ピロリジン−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン(シス);
(4−トリフルオロメチル−フェニル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−2−(3,3,5−トリメチル−アゼパン−1−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−トリフルオロメチル−フェニル)−{7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−2−[2−(3,3,5−トリメチル−アゼパン−1−イル)−エチル]−キナゾリン−4−イル}−アミン;
(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン(シス);
(R)−(4−イソプロピル−フェニル)−[2−(2−メチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(R)−(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(2−メチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(R)−(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2−メチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(R)−[2−(2−メチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(R)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2−メチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
(R)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2−メチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(R,R)−(4−クロロ−フェニル)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(R,R)−(4−クロロ−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(R,R)−(4−エチル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(R,R)−(4−フルオロ−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(R,R)−(4−イソプロピル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(R,R)−(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(R,R)−(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(R,R)−(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(R,R)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(R,R)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
(R,R)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
(R,R)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−エチル−フェニル)−アミン;
(R,R)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(プロパン−2−スルホニル)−フェニル]−アミン;
(R,R)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(R,R)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(R,R)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
(R,R)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(6−イソプロポキシ−ピリジン−3−イル)−アミン;
(R,R)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(プロパン−2−スルホニル)−フェニル]−アミン;
(R,R)−1−{4−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−フェニル}−エタノン;
(R,R)−4−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−ベンゾニトリル;
(S)−(4−イソプロピル−フェニル)−[2−(2−メチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(S)−(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(2−メチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(S)−(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2−メチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(S)−[2−(1−プロピル−ピロリジン−2−イル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(S)−[2−(2−メチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(S)−[2−ピロリジン−2−イル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(S)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2−メチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(プロパン−2−スルホニル)−フェニル)−アミン;
(S)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2−メチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
(S,S)−(4−クロロ−フェニル)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(S,S)−(4−クロロ−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(S,S)−(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(S,S)−(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(S,S)−(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(S,S)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(S,S)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
(S,S)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
(S,S)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−エチル−フェニル)−アミン;
(S,S)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(プロパン−2−スルホニル)−フェニル]−アミン;
(S,S)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(S,S)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(S,S)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
(S,S)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(プロパン−2−スルホニル)−フェニル]−アミン;
(S,S)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
(S,S)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−エチル−フェニル)−アミン;
[2−(1,1−ジオキソ−1λ−チオモルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デク−8−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(1−エチル−ピペリジン−4−イル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(1−プロピル−ピペリジン−4−イル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(1−ピリジン−4−イルメチル−ピペリジン−4−イル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(2−メトキシ−フェニル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(シス);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(シス);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(シス);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(シス);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミン;
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル)−フェニル]−アミン;
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン(シス);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミン(シス);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(シス);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン(シス);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミン;
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミン(シス);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−メタンスルホニル−フェニル)−アミン(シス);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミン(シス);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−[4−(プロパン−1−スルホニル)−フェニル]−アミン(シス);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−[4−(プロパン−2−スルホニル)−フェニル]−アミン(シス);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン(シス);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン(シス);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−ピリジン−2−イル−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(シス);
[2−(2−エチル−ピペリジン−1−イルエチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(2−エチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(2−メチル−ピペリジン−1−イルエチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(2−メチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3,3−ジメチル−ピペリジン−1−イルエチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3,3−ジメチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3,3−ジメチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(3,3−ジメチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3,3−ジメチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イルエチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(シス);
[2−(3−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イルエチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3−メトキシ−ピペリジン−1−イルエチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3−メチル−ピペリジン−1−イルエチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3−メチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(3−メチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3−メチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3−ピロリジン−−1−イル−プロピル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(4−シクロペンチル−ピペラジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(4−エトキシ−ピペリジン−1−イルエチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イルエチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イルエチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミン;
[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル)−フェニル]−アミン;
[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(4−メチル−ピペリジン−1−イルエチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(4−メチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(5,6−ジヒドロ−4H−ピリミジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(5H−テトラゾール−5−イル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(ベンジルアミノ−メチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミン;
[2−(ベンジルアミノ−メチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(イソブチルアミノ−メチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(イソプロピルアミノ−メチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(オクタヒドロ−キノリン−1−イルエチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(オクタヒドロ−キノリン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(tert−ブチルアミノ−メチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(2−メトキシ−ベンジルアミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(2−メトキシ−エチルアミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(3−メチル−ブチルアミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(4−メトキシ−ベンジルアミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(アリル−メチル−アミノ)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(アリル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(アリル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(ベンジル−シクロプロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(ベンジル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(ベンジル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(ブチル−エチル−アミノ)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(ブチル−エチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(ブチル−メチル−アミノ)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(ブチル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(シクロヘキシル−エチル−アミノ)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(シクロヘキシル−エチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(シクロヘキシル−メチル−アミノ)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(シクロヘキシル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(シクロプロピルメチル−プロピル−アミノ)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(シクロプロピルメチル−プロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(シクロプロピルメチル−プロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(シクロプロピルメチル−プロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(シクロプロピルメチル−プロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(エチル−イソプロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(ヘキシル−メチル−アミノ)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(ヘキシル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(インダン−1−イル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(イソプロピル−エチル−アミノ)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(イソプロピル−メチル−アミノ)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(イソプロピル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(プロピル−メチル−アミノ)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[(テトラヒドロ−チオピラン−4−イルアミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[1−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[2−(1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デク−8−イル)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[2−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[2−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[2−(ベンジル−シクロプロピル−アミノ)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[2−(ベンジル−メチル−アミノ)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[2−(インダン−1−イル−メチル−アミノ)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[2−(メチル−フェネチル−アミノ)−エチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[3−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−プロピル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[3−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−プロピル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[3−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−プロピル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(シス);
[2−[3−(3−メチル−ピペリジン−1−イル)−プロピル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[4−(2−ジエチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[4−(2−ジメチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[4−(2−メトキシ−エチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[4−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−[4−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−ピペラジン−1−イルメチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{[(2−フルオロ−ベンジル)−メチル−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{[(3−フルオロ−ベンジル)−メチル−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{[(ピリジン−2−イルメチル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−{[ビス−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミン;
[2−{[ビス−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル)−フェニル]−アミン;
[2−{[ビス−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{[ビス−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{[エチル−(2−メチル−アリル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{[エチル−(2−メチル−アリル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{[メチル−(1−フェニル−エチル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{[メチル−(1−フェニル−プロピル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{[メチル−(2−メチル−ベンジル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{[メチル−(2−フェニル−エチル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{2−[(2−フルオロ−ベンジル)−メチル−アミノ]−エチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{2−[(3−フルオロ−ベンジル)−メチル−アミノ]−エチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{2−[ビス−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−エチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{2−[エチル−(2−メチル−アリル)−アミノ]−エチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{2−[メチル−(1−フェニル−エチル)−アミノ]−エチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{2−[メチル−(1−フェニル−プロピル)−アミノ]−エチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{2−[メチル−(2−メチル−ベンジル)−アミノ]−エチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−アゼパン−1−イルエチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−アゼパン−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−アゼパン−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−アゾカン−1−イルエチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−アゾカン−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−シクロヘキシルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジアリルアミノエチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジアリルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジアリルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジブチルアミノエチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジブチルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジブチルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジエチルアミノエチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジエチルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジヘキシルアミノエチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジヘキシルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジメチルアミノエチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジメチルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジペンチルアミノエチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジペンチルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジプロピルアミノエチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジプロピルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジプロピルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−ジプロピルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−エチルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ヘキシルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−イミダゾール−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−イミダゾール−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−イミダゾール−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−メチルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−モルホリン−4−イルエチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−モルホリン−4−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−モルホリン−4−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミン;
[2−モルホリン−4−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミン;
[2−モルホリン−4−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル)−フェニル]−アミン;
[2−モルホリン−4−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−モルホリン−4−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミン;
[2−モルホリン−4−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−オクチルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ピペリジン−1−イルエチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ピペリジン−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル)−フェニル]−アミン;
[2−ピペリジン−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ピペリジン−4−イル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−チオモルホリン−4−イルエチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−チオモルホリン−4−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−チオモルホリン−4−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−チオモルホリン−4−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(シス);
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン(シス);
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミン(シス);
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(シス);
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン(シス);
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミン(シス);
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン(シス);
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(3,5−ジメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−イミダゾール−1−イルメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
{1−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−メタノール;
{1−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペリジン−2−イル}−メタノール;
{1−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペリジン−3−イル}−メタノール;
{1−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−4−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルアミノ)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−メタノール;
{1−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−4−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルアミノ)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペリジン−3−イル}−メタノール;
1−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペリジン−4−オール;
1−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペリジン−3−オール;
1−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−4−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルアミノ)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペリジン−4−オール;
1−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−4−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルアミノ)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペリジン−3−オール;
1−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−4−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルzミノ)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−{2−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−キナゾリン−7−イル]−フェニル}−エタノン(シス);
1−{2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−エチル}−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピル}−ピペリジン−4−オール;
1−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピル}ピペリジン−3−オール;
1−{4−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−エタノン(シス);
1−{4−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−エタノン;
1−{4−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−ピペリジン−1−イル}−プロパン−1−オール;
1−{4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−4−(6−トリフルロメチル−ピリジン−3−イルアミノ)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペラジン−1−イル}−エタノン;
1−ピロリジン−1−イル−3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロパン−1−オン;
2−(1−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロピル}−ピペリジン−4−イル)−エタノール;
2−{[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イルメチル]−アミノ}−エタノール;
2−{1−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−エタノール;
2−{1−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−4−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルアミノ)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−エタノール;
2−{4−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペラジン−1−イル}−エタノール;
2−{4−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−4−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルアミノ)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピペラジン−1−イル}−エタノール;
2−メチル−2−{[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イルメチル]−アミノ}−プロパン−1−オール;
4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−カルボン酸ジメチルアミド;
4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−カルボン酸メチルアミド;
4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−カルボン酸(2−ジメチルアミノ−エチル)−アミド;
4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−カルボン酸(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミド;
4−{2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−エチル}−ピペラジン−1−カルバルデヒド;
N,N,N’−トリメチル−N’−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イルメチル]−プロパン−1,3−ジアミン;
N−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イルメチル]−メタンスルホンアミド;
[2−ジメチルアミノメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
(4−イソプロピル−フェニル)−[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−2−モルホリン−4−イルメチル−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−イソプロピル−フェニル)−[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−2−チオモルホリン−4−イルメチル−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[2−(3,3−ジメチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[2−[(エチル−プロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
(4−イソプロピル−フェニル)−[2−[(メチル−ピロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[2−[(エチル−イソプロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[2−[(イソプロピル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[2−{[ビス−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−メチル}−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[2−ピリジン−4−イル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ピリジン−3−イル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(6−ピロリジン−1−イル−ピリジン−3−イル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−ピリジン−4−イル−キナゾリン−4−イル]−アミン(シス);
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−ピリジン−3−イル−キナゾリン−4−イル]−アミン(シス);
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−ピリミジン−5−イル−キナゾリン−4−イル]−アミン(シス);
(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(2,4−ジメトキシ−ピリミジン−5−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン(シス);
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−[4−(モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−アミン;
[2−ジメチルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−アミン;
[2−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−アミン;
[2−[(イソプロピル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−アミン;
[2−[(エチル−プロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−アミン;
[2−[(ビス−エトキシメチル−アミノ)−メチル]−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ジプロピルアミノメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3,3−ジメチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−[3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
1−[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピロリジン−3−オール(キラル);
[2−{[メチル−(1−フェニル−エチル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(インダン−1−イル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−{[メチル−(1−フェニル−プロピル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(ベンジル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−{[(3−フルオロ−ベンジル)−メチル−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル}−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−{[メチル−(2−メチル−ベンジル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル}−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−{[(2−フルオロ−ベンジル)−メチル−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル}−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(ベンジル−シクロプロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル}−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(メチル−フェネチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−ピロリジン−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−ピペリジン−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(4−メチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−アゼパン−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−アゾカン−1−イルメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−2−(3,3,5−トリメチル−アゼパン−1−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[2−(1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デク−8−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(オクタヒドロ−キノリン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−ジメチルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(アリル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−ジエチルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(メチル−プロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(ブチル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(エチル−イソプロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−ジアリルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−ジプロピルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(ブチル−エチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(シクロプロピルメチル−プロピル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(ヘキシル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−ジブチルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(イソプロピル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(2−メチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−{[エチル−(2−メチル−アリル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(シクロヘキシル−メチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(2−エチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−[(シクロヘキシル−エチル−アミノ)−メチル]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−{[ビス−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−ジペンチルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−ジヘキシルアミノメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(3,5−ジメチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
{1−[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピロリジン−3−イル}−メタノール(キラル);
{1−[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピロリジン−3−イル}−メタノール(キラル);
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−アゼチジン−3−イル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(2,2−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2,2−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
(4−シクロプロピル−フェニル)−[2−(2,2−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[2−(2,2−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−{[ビス−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−メチル}−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3,3−ジメチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(シス);
[2−{[ビス−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−メチル}−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3,3−ジメチル−ピペリジン−1−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
2−{[4−(4−tert−ブチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イルメチル]−プロピル−アミノ}−エタノール;
{1−[4−(4−tert−ブチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イルメチル]−ピロリジン−2−イル}−メタノール;及び
[2−(1,1−ジオキサ−1λ−[1,2]チアジナン−2−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン。
代表的なVR1受容体拮抗薬の製造
本実施例は、代表的な置換2−ヒドロキシアルキル−キナゾリン−4−イルアミン類縁体の製造法を説明する。本実施例で提供される化合物の合成は、2003年7月31日公開の、PCT国際出願公開WO03/062209号公報にも記載されている。
A.[2−イソプロポキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
1.2−p−トリル−3−トリフルオロメチル−ピリジン
Figure 2006511535
ジメチルエーテル(DME;200mL)中の、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)−ピリジン(70.1mmol)、p−トリルボロン酸(70.6mmol)及び2MのNaCO(175.0mmol)の脱ガス混合物に、窒素雰囲気下でPd(PPh3)4(2.8mmol)を加える。混合物を80℃で1夜撹拌し、濃縮して、EtOAcで抽出する。NaSO上で乾燥し、減圧下で濃縮して、シリカゲルパッドを通過させると、2−p−トリル−3−トリフルオロメチル−ピリジンが得られる。
2.2−(4−メチル−3−ニトロ−フェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ピリジン
Figure 2006511535
2−p−トリル−3−トリフルオロメチル−ピリジン(8.4mmol)のHSO(6mL)溶液に、発煙HNO(2mL)を注意深く加える。この混合物を室温で60分撹拌する。混合物を氷−水(30mL)に注ぎ、EtOAcで抽出し、1NのNaOHで中和し、NaSO上で乾燥して、真空下で濃縮すると、2−(4−メチル−3−ニトロ−フェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ピリジンが得られる。
3.2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−安息香酸
Figure 2006511535
2−(4−メチル−3−ニトロ−フェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ピリジン(7.1mmol)のピリジン(10mL)と水(5ml)の混合物溶液に、KMnO(25.3mmol)を滴下する。混合物を110℃で4時間撹拌し、次いでKMnO25.3mmolを水10mlと共にさらに加える。混合物を110℃で1夜撹拌する。室温まで冷却して、セライトパッドでろ過する。ろ液を真空下で濃縮し、水で希釈して、水溶液をEtOAcで洗浄する。水溶液を2NのHClで中和して、沈殿物を回収すると、2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−安息香酸が得られる。
4.2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミド
Figure 2006511535
2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−安息香酸(25g)とSOCl(50ml)の混合物を4時間還流して、濃縮する。残渣をジクロロメタン(DCM)に溶解し、氷−水浴で冷却し、NH3ガスを30分この溶液中に通して、室温で15分撹拌する。濃縮して水で洗浄すると、2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミドが得られる。
5.2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミド
Figure 2006511535
エタノール中で、2−ニトロ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミド(1.0g、0.0032mmol)を50psiのH及び100mgの10%Pd/Cで、水素化する。16時間後、混合物をセライトでろ過して、減圧下で濃縮すると、2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミドが固体として得られる。
6.2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−3H−キナゾリン−4−オン
Figure 2006511535
2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミド(100mg、0.356mmol)の2−クロロ−1,1,1−トリメトキシエタン(沸点138℃)溶液を130℃に4時間加熱する。混合物を減圧下で濃縮すると、2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−3H−キナゾリン−4−オンが、放置すると結晶化する油状物として得られる。
7.4−クロロ−2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン
Figure 2006511535
2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−3H−キナゾリン−4−オン(上記反応から得られる)とPOClの混合物を16時間還流する。混合物を冷却して、減圧下で濃縮する。残渣をEtOAcと飽和NaHCO溶液の間で分配する。EtOAc部分をさらにNaHCOで洗浄し、次いで乾燥(NaSO)して、減圧下で濃縮する。褐色の残渣を2インチのシリカゲルでろ過(1:1EtOAc/ヘキサンで溶出)して、減圧下で濃縮すると、4−クロロ−2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリンが得られる。
8.[2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
イソプロピルアルコール(1mL)中の、4−クロロ−2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン(42mg、0.117mmol)及び4−トリフルオロメチル−アニリン(19mg、0.117mmol)の混合物を75℃に4時間加熱する。混合物を冷却して、沈殿物をイソプロピルアルコール次いでエーテルで洗浄すると、[2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミンが1塩酸塩として得られる。
9.[2−イソプロポキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
[2−クロロメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン塩酸塩(1.9g、0.0037mmol)の乾燥イソプロパノール(100mL)懸濁液に、20当量のNaO−i−Pr(Naとイソプロパノールから製造)を加える。淡黄色の混合物を60℃で5時間撹拌し、冷却して、溶媒を減圧下で蒸発する。残渣を酢酸エチルと水の間で分配して、有機層を水で11回洗浄する。有機層を乾燥(NaSO)して、濃縮すると、[2−イソプロポキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミンが泡状物質として得られる。
B.2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−エタノール
1.3−ベンジルオキシ−プロピオン酸
Figure 2006511535
水素化ナトリウム(2.22g、鉱物油に60%懸濁させたもの、55.4mmol)を、冷却した(0℃)ベンジルアルコール(4.0g、37mmol)のトルエン(100mL)溶液に少しずつ加える。3−ブロモプロピオン酸エチル(8.0g、44mmol)を混合物に滴下して、得られる溶液を室温まで温めて、1時間撹拌する。反応液を泡が消えるまで水を加えて反応を停止する。混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈して、水(100mL)及び食塩水(100mL)で抽出する。有機抽出液をNaSO上で乾燥して、溶媒を減圧下で除去すると、粗製のエステルが透明な油状物として得られる。この油状物をメタノール(20mL)及び6NのNaOH(20mL)に溶解し、1時間撹拌し、混合物を濃縮(〜20mL)して、水(20mL)で希釈する。水性混合物をCHCl(40mL)で1度抽出する。水層を濃HClで酸性とし、EtOAc(3x50mL)で抽出し、合わせたEtOAc抽出液をNaSO上で乾燥する。減圧下で溶媒を除去すると、標題の化合物が、放置すると固化する透明な油状物として得られる。
2.2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−3H−キナゾリン−4−オン
Figure 2006511535
3−ベンジルオキシ−プロピオン酸(1.66g、9.19mmol)のヘキサン(40mL)溶液を0℃に冷却して、塩化オキサリル(3.50g、27.6mmol)を滴下する。滴下が完全に終了した後、DMF(2滴)を加えて、混合物を1時間撹拌する。減圧下で溶媒を除去して、粗製の酸塩化物を乾燥THF(20mL)に溶解する。別のフラスコで、2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)ベンズアミド(2.35g、8.37mmol)を乾燥THF(40mL)及びピリジン(0.727g、9.19mmol)に溶解して、0℃に冷却する。粗製の酸塩化物を含有する溶液を第2の溶液に滴下する。混合物を室温まで温めて、1時間撹拌する。10%NaOH水溶液(20mL)を混合物に加えて、この溶液を1時間撹拌する。混合物を濃縮(〜20mL)し、水(20mL)で希釈して、濃HClで酸性化する。得られる溶液をEtOAc(3x50mL)で抽出する。合わせた有機抽出液を食塩水で洗浄して、NaSO上で乾燥する。溶媒を減圧下で除去すると、標題の化合物が白色の固体として得られる。
3.2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン
Figure 2006511535
2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−3H−キナゾリン−4−オン(3.24g、7.62mmol)をCHCl(40mL)及び2,6−ルチジン(2.45g、22.9mmol)に溶解する。オキシ塩化リン(1.77mL、19.0mmol)を滴下して、得られる溶液を18時間還流する。この溶液を冷却して、減圧下で溶媒を除去する。粗製の残渣をEtOAc(200mL)と飽和NaHCO水溶液(200mL)の間で分配する。有機層を分離し、水層をEtOAc(200mL)で抽出する。2つの有機抽出液を合わせ、食塩水(200mL)で洗浄して、NaSO上で乾燥する。溶媒を除去すると、標題の化合物が淡褐色の固体として得られる。
4. [2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン(2.47g、5.57mmol)を、アセトニトリル(50mL)と4−トリフルオロメチル−アニリン(0.986g、6.12mmol)の溶液に溶解する。混合物を80℃に2時間加熱する。白色の沈殿物が形成される。この溶液を氷浴中で冷却して、ジエチルエーテル(25mL)を加える。白色の沈殿物をろ過して、真空乾燥機で乾燥すると、標題の化合物が1塩酸塩として得られる。
5.2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−エタノール
Figure 2006511535
[2−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン塩酸塩(2.96g、4.89mmol)をMeOH(150mL)に溶解して、10%Pd/C(200mg)を加える。混合物を50p.s.i.のHで、60℃で8時間水素化する。混合物をセライトで急いでろ過して、セライトフィルターの固形物を熱MeOH(200mL)で洗浄する。溶媒を減圧下で除去すると、標題化合物の1塩酸塩が白色の固体として得られる。
C.[2−(2−メトキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
1.2−(2−メトキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−オール
Figure 2006511535
2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミド(3.56mmol)及びピリジン(3.91mmol)のTHF(20mL)容液に、塩化3−メトキシ−プロピリル(3.91mmol)を加える。この混合物を室温で20分撹拌し、20%NaOHを20ml加えて、50℃で60分撹拌する。濃縮し、水を加え、ろ過し、pH=6に酸性化し、沈殿物を回収すると、2−(2−メトキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−オールが得られる。
2.2−(2−メトキシ−エチル)−4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン
Figure 2006511535
既に記載されたものと同様な方法を用いて、2−(2−メトキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−オールから2−(2−メトキシ−エチル)−4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリンが製造される。
3.[2−(2−メトキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
既に記載されたものと同様な方法を用いて、2−(2−メトキシ−エチル)−4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリンから[2−(2−メトキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミンが製造される。
D.3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロパン−1−オール
1.2−(3−ベンジルオキシ−プロピル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−オール
Figure 2006511535
2−アミノ−4−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ベンズアミド(3.56mmol)及びピリジン(3.91mmol)のTHF(20mL)容液に、塩化4−ベンジルオキシ−ブチリル(3.91mmol)を加える。この混合物を室温で20分撹拌し、20%NaOHを20ml加えて、50℃で60分撹拌する。濃縮し、水を加え、ろ過し、pH=6に酸性化し、沈殿物を回収すると、2−(3−ベンジルオキシ−プロピル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−オールが得られる。
2.2−(3−ベンジルオキシ−プロピル)−4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン
Figure 2006511535
既に記載されたものと同様な方法を用いて、2−(3−ベンジルオキシ−プロピル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−オールから2−(3−ベンジルオキシ−プロピル)−4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリンが製造される。
3.[2−(3−ベンジルオキシ−プロピル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
既に記載されたものと同様な方法を用いて、2−(3−ベンジルオキシ−プロピル)−4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリンから[2−(3−ベンジルオキシ−プロピル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミンが製造される。
4.3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロパン−1−オール
Figure 2006511535
EtOH(100ml)中の、[2−(3−ベンジルオキシ−プロピル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(0.5mmol)と10%Pd−Cエタノール液(100ml)の混合物を、50psiのHで30分水素化する。ろ過し、濃縮して、クロマトグラフィーを行うと、3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロパン−1−オールが得られる。
E.[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
1.6’−メトキシ−3−トリフルオロメチル−[2,3’]ビピリジニル
Figure 2006511535
トルエン(500mL)中の、2−クロロ−3−トリフルオロメチルピリジン(37g、0.2mol)、2−メトキシピリジン−5−ボロン酸(32g、0.21mol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(9g、7mmol)及び2M炭酸カリウム(150mL)の混合物を窒素雰囲気下で90℃に8時間加熱する。反応混合物を冷却して、層を分離する。水層を酢酸エチル(2x250mL)で抽出して、合わせた有機層を4M水酸化ナトリウム(250mL)、水(250mL)、及び食塩水(250mL)で洗浄する。乾燥(MgSO)して、減圧下で濃縮する。得られる油状物をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(50%エーテル/50%ヘキサン)で精製すると、標題の化合物が無色油状物として得られる。
2.3−トリフルオロメチル−1’H−[2.3’]ビピリジニル−6’−オン
Figure 2006511535
6’−メトキシ−3−トリフルオロメチル−[2,3’]ビピリジニル(41g、0.16mol)を、30%HBr/AcOH(100ml)中で、1時間加熱還流する。混合物を冷却し、ろ過して、沈殿物をエーテルで洗浄する。沈殿物を10Mの水酸化ナトリウム(500mL)中へ入れて、1時間撹拌する。溶液をpH7になるまで塩酸で処理する。ろ過により白色の固体を回収して、風乾すると、標題の化合物が白色の固体として得れる。
3.5’−ニトロ−3−トリフルオロメチル−1’H−[2.3’]ビピリジニル−6’−オン
Figure 2006511535
3−トリフルオロメチル−1’H−[2.3’]ビピリジニル−6’−オン(25g、0.1mol)の濃硫酸(100mL)溶液に0℃で、発煙硝酸(35mL)と濃硫酸(10mL)の溶液を滴下する。反応混合物を70℃に1時間加熱し、冷却して、氷(500mL)の上に注ぐ。混合物をろ過して、溶液のpHが4−5になるまで、ろ液を10M水酸化ナトリウムで処理する。ろ過によって沈殿物を回収して、風乾すると、標題の化合物が白色の固体として得られる。
4.6’−クロロ−5’−ニトロ−3−トリフルオロメチル−[2.3’]ビピリジニル
Figure 2006511535
5’−ニトロ−3−トリフルオロメチル−1’H−[2.3’]ビピリジニル−6’−オン(25g、0.088mol)、塩化チオニル(300mL)及びDMF(3mL)の溶液を、4時間加熱還流する。揮発物質を回転蒸留で除去して、残渣を酢酸エチル(350mL)と飽和炭酸水素ナトリウム溶液(250mL)の間で分配する。水層をさらに酢酸エチル(250mL)で抽出して、合わせた有機層を食塩水で洗浄する。乾燥(MgSO)して、減圧下で濃縮すると、標題化合物が黄色油状物として得られる。
5. 6’−クロロ−3−トリフルオロメチル−[2.3’]ビピリジニル−5’−イルアミン
Figure 2006511535
6’−クロロ−5’−ニトロ−3−トリフルオロメチル−[2.3’]ビピリジニル(25g、0.082mol)及び塩化カルシウム(11g、0.1mol)のエタノール(300mL)及び水(50mL)溶液に、鉄粉(45g、0.82mol)を加える。この溶液を1.5時間加熱還流し、冷却して、セライトでろ過する。混合物を減圧下で濃縮し、酢酸エチル(300mL)に再溶解して、食塩水(200mL)で洗浄する。この溶液を減圧下で濃縮して、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(50%エーテル/50%ヘキサン)で精製すると、標題化合物が淡黄色固体として得られる。
6.3−アミノ−5−[3−(トリフルオロメチル)(2−ピリジル)]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2006511535
6’−クロロ−3−トリフルオロメチル−[2.3’]ビピリジニル−5’−イルアミン(25g、0.091mol)、シアン化亜鉛(6.75g、0.058mol)、トリス[ジベンジリデンアセトン]ジ−パラジウム(Pd2(dba)3;2.63g、2.86mmol)、及び1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(DPPF;3.16g、5.72mmol)のDMF(250mL)及び水(2.mL)溶液を、窒素雰囲気下で120℃に1時間加熱する。水(30mL)を加えて、溶液を120℃にさらに4時間加熱して加水分解を完了する。反応液を冷却して、飽和塩化アンモニウム溶液(200ml)、水(200mL)及び濃水酸化アンモニウム(500mL)加える。0℃1時間撹拌した後、黄色沈殿物をろ過して、水(200mL)及びエーテル−へキサンの1:1混合物(200mL)で洗浄する。この固体を風乾し、次いで真空乾燥機で乾燥すると、標題の化合物が得られる。
7.2−(クロロメチル)−7−[3−(トリフルオロメチル)(2−ピリジル)]−3−ヒドロピリジノ[3,2−d]ピリミジン−4−オン
Figure 2006511535
3−アミノ−5−[3−(トリフルオロメチル)(2−ピリジル)]ピリジン−2−カルボキサミド(23g、81.5mmol)及び2−クロロ−1,1,1−トリメトキシエタン(250mL)の溶液を130℃に1時間加熱する。揮発物を蒸発して除去して、固体を粉砕((50%エーテル/50%ヘキサン)すると、標題の化合物が淡褐色の固体として得られる。
8.4−クロロ−2−(クロロメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン
Figure 2006511535
2−(クロロメチル)−7−[3−(トリフルオロメチル)(2−ピリジル)]−3−ヒドロピリジノ[3,2−d]ピリミジン−4−オン(2.49g、7.31mmol)、オキシ塩化リン(10mL)、2,6−ルチジン(2.13mL、18.3mmol)及びトルエンの溶液を8時間加熱還流する。溶媒を除去して、粗製の残渣をEtOAc(150mL)とHO(150mL)の間で分配する。有機相を分離し、水相をEtOAc(150mL)で抽出する。有機抽出液を合わせ、飽和NaHCO水溶液(150mL)及び食塩水(150mL)で洗浄して、NaSO上で乾燥する。溶媒を除去すると、標題の化合物が淡褐色の固体として得られる。
9.[2−2−(クロロメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
4−クロロ−2−(クロロ−メチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン(2.30g、6.40mmol)を、アセトニトリル(20mL)と4−トリフルオロメチルアニリン(1.13g、7.04mmol)の溶液に溶解する。この混合物を80℃に18時間加熱する。混合物を0℃に冷却して、ジエチルエーテル(20mL)で希釈する。標題化合物の1塩酸塩が淡褐色の沈殿物(2.85g、85.6%)を形成し、これはろ過で分離して真空乾燥機で乾燥する。
10.[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
[2−2−(クロロメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオエオメチル−フェニル)−アミンを、前記実施例1.A−9に記載のようにNaOMeで処理する。これにより、[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミンが固体として得られる。
F.[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
1.5−ブロモ−3−ニトロピリジン−2−カルボニトリル
Figure 2006511535
2−アミノ−5−ブロモ−3−ニトロピリジン(2.18g、10mmol)、シアン化第一銅(1.33g、15mmol)及びtert−ブチルニトリル(2.0mL,15mmol)のアセトニトリル(50mL)溶液を60℃に2時間加熱する。この溶液を冷却して、酢酸エチル(100mL)と飽和NaHCO水溶液(100mL)の間で分配する。水層を酢酸エチル(2x50mL)で抽出し、合わせた有機層を水(100mL)及び食塩水(100mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)して、蒸発する。得られる固体をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(25%エーテル/75%へキサン)で精製すると、標題の化合物が淡黄色の固体として得られる。
2.5−(3−メチル(2−ピリジル))−3−ニトロピリジン−2−カルボニトリル
Figure 2006511535
5−ブロモ−3−ニトロピリジン−2−カルボニトリル(228mg、1.0mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(15mg)、及び臭化 3−メチル−2−ピリジル亜鉛(THF中0.5M、3mL、1.5mmol)のTHF(5mL)溶液を60℃に2時間加熱する。溶液を冷却して、酢酸エチル(10mL)と飽和NaHCO水溶液(10mL)の間で分配する。水層を酢酸エチル(2x15mL)で抽出し、合わせた有機層を水(10mL)及び食塩水(10mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)して、蒸発すると、標題の化合物が淡黄色の固体として得られる。
3.3−アミノ−5−(3−メチル(2−ピリジル))−ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2006511535
5−(3−メチル(2−ピリジル))−3−ニトロピリジン−2−カルボニトリル(1g、4.1mmol)、鉄(2.3g、40mmol)及び塩化カルシウム(560mg、5mmol)のエタノール(15mL)及び水(4mL)溶液を1時間加熱還流する。混合物を冷却し、セライトでろ過して、酢酸エチルで洗浄する。ろ液を蒸発して、残渣を酢酸エチルに再溶解する。水及び食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)して、蒸発すると、標題の化合物が淡黄色の固体として得られる。
4.[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
G.[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
1.7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−3H−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−オン
Figure 2006511535
3−アミノ−5−[3−(クロロ−ピリジン−2−イル)]ピリジン−2−カルボキサミド(340mg、1.21mmol)のTHF(5mL)及びピリジン(0.11mL)溶液を、塩化メトキシ−アセチル(0.11mL、144mg、1.33mmol)で処理する。混合物を室温で3時間撹拌する。次いで、5NのNaOH(10mL)を加えて、この溶液をさらに18時間撹拌する。溶液を濃縮(〜5mL)して、濃HClで酸性化する。水性の混合物をEtOAc(3x25mL)で抽出して、合わせた有機抽出液をNaSO上で乾燥する。減圧下で溶媒を除去すると、標題の化合物が白色の固体として得られる。
2.4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン
Figure 2006511535
7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−3H−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−オン(276mg、0.822mmol)をCHCl(25mL)及び2,6−ルチジン(294mg、2.74mmol)に溶解する。オキシ塩化リン(0.255mL、2.74mmol)を滴下して、得られる溶液を24時間加熱還流する。この溶液を冷却して、溶媒を減圧下で除去する。粗製の残渣をEtOAc(50mL)と飽和NaHCO水溶液(50mL)の間で分配する。有機層を除去して、水層をさらにEtOAc(50mL)で抽出する。有機抽出液を合わせ、食塩水(100mL)で洗浄して、NaSO上で乾燥する。溶媒を除去すると、標題の化合物が淡褐色の固体として得られる。
3.[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
4−クロロ−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン(30mg、0.0934mmol)をアセトニトリル(3mL)及び4−トリフルオロメチル−アニリン(18.0mg、0.112mmol)の溶液に溶解する。この混合物を80℃に16時間加熱する。反応混合物を氷浴中で冷却して、ジエチルエーテル(3mL)を加える。オフホワイトの沈殿をろ過して、真空乾燥機で乾燥すると、標題化合物が1塩酸塩として得られる。
H.[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
1.2−アセチル−3−クロロピリジン
Figure 2006511535
3−クロロ−2−シアノピリジン(10.0g、0.072mol、Chem.Pharm.Bull.(1985)33:565−571)をN2雰囲気下で無水THF(200mL)に溶解して、氷浴中で冷却する。MeMgIの3.0Mジエチルエーテル液(48ml、0.14mol)をこの反応混合物に滴下して、氷浴中で2時間撹拌する。反応混合物を氷冷水に注ぎ、混合物をpH2から3に、2.0NのHCl水溶液で酸性化する。反応混合物をEtOAc(3x100mL)で抽出して、無水MgSO上で乾燥する。ろ過し、減圧下で濃縮し、次いで20%酢酸エチル/ヘキサンを溶出液として用いる、シリカゲルのパッドでろ過する。減圧下で溶媒を除去すると、純粋な2−アセチル−3−クロロピリジンが油状物として得られる。
2.1−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−3−ジメチルアミノプロペノン
Figure 2006511535
2−アセチル−3−クロロピリジン(0.77g、5.0mmol)とN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(3.0g)を105℃に20時間加熱する。減圧下で濃縮すると、1−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−3−ジメチルアミノプロペノンが油状物として得られる。
3.2−アミノ−6−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−ベンゾニトリル
Figure 2006511535
1−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−3−ジメチルアミノプロペノン(1.05g、5mmol)、3−アミノ−3−メトキシ−アクリロニトリル塩酸(1.35g、10mmol)及び酢酸アンモニウム(2.2g、15.0mmol)のエタノール(25mL)溶液を20時間加熱還流する。混合物を冷却して、減圧下で濃縮すると暗色の油状物が得られる。この残渣をEtOAc/水’100mL)に溶解する。水溶液をEtOAcで抽出し、合わせたEtOAc抽出液を食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)して、減圧下で濃縮すると、2−アミノ−6−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−ベンゾニトリルが褐色の固体として得られる。
4.6−アミノ−3’−クロロ−[2,2’]ビピリジニル−5−カルボキサアミド
Figure 2006511535
窒素雰囲気下で、濃硫酸を氷浴中で冷却する。2−アミノ−6−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−ベンゾニトリル(1.0g、4.3mmol)を15分かけて徐々に加える。室温で1夜撹拌する。反応混合物を氷に注ぎ、10NのNaOH水溶液でpHを10に調節し、固体をろ取し、固体を水で洗浄して、真空下で乾燥すると、6−アミノ−3’−クロロ−[2,2’]ビピリジニル−5−カルボキサミドが黄色の固体として得られる。
5.7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−3H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−オン
Figure 2006511535
N2雰囲気下で、6−アミノ−3’−クロロ−[2,2’]ビピリジニル−5−カルボキサミド(0.5g、2.02mmol)を無水THF(10mL)に溶解する。ピリミジン(0.36g、4.04mmol)及び塩化メトキシアセチル(0.48g、4.04mmol)を反応混合物に滴下して、室温で1夜撹拌する。10%NaOH水溶液(10mL)を加えて、4時間還流する。真空下で濃縮し、AcOHを用いてpHを6.0に調整し、ろ過して固体を回収して、真空下で乾燥すると、7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−3H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−オンが白色の固体として得られる。
6.4−クロロ−7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン
Figure 2006511535
CHCl(5mL)中の、7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−3H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−オン(0.25g)、2,6−ルチジン(0.44g)及びPOCl(0.51g)の混合物を20時間還流する。混合物を冷却して、減圧下で濃縮する。残渣をEtOAcと飽和NaHCO溶液の間で分配する。EtOAc部分を再度NaHCOで洗浄し、次いで乾燥(NaSO)して、減圧下で濃縮する。褐色の残渣を2インチのシリカゲルでろ過(溶出液1:1EtOAc/へキサン)して、減圧下で濃縮すると、4−クロロ−7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジンが得られる。
7.[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン
Figure 2006511535
AcCN(1mL)中の、4−クロロ−7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン(0.1mmol)及び4−トリフルオロメチル−アニリン(16.1mg、0.1mmol)の混合物を80℃に24時間加熱する。混合物を冷却して、沈殿物をエーテルで洗浄すると、[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミンが1塩酸塩として得られる。
I.[2−メトキシメチル−7−(3−メチルピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミン
1.(7−ブロモ−2−メトキシメチルキナゾリン−4−イル)−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミン
Figure 2006511535
(7−ブロモ−2−クロロメチルキナゾリン−4−イル)−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミン(実施例3−F−工程3から、200mg、0.48mmol)、ナトリウムメトキシドの4.4Mメタノール液(2.4mL)及びメタノール(1mL)の混合物を60℃に4時間加熱する。室温まで冷却して、混合物を蒸発する。EtOAc(1mL)で希釈して、水で2回(各1mL)洗浄する。有機層を乾燥(NaSO)して、蒸発する。プレパラティブTLC(3:1へキサン:EtOAc)で精製すると、(7−ブロモ−2−メトキシメチル−キナゾリン−4−イル)−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミンが黄色の固体として得られる。
2.[2−メトキシメチル−7−(3−メチルピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミン
Figure 2006511535
1,2−ジメトキシメタン(5mL)中の、(7−ブロモ−2−メトキシメチル−キナゾリン−4−イル)−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミン(100mg、0.243mmol)、臭化3−メチル−2−ピリジル亜鉛(0.5M THF溶液の1mL)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(50mg、0.043mmol)の混合物を窒素雰囲気下で80℃に3時間加熱する。室温まで冷却して、EtOAc(10mL)で希釈する。水(2x10mL)で洗浄し、有機層を乾燥(NaSO)して、蒸発する。プレパラティブTLCで精製すると、[2−メトキシメチル−7−(3−メチルピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル)−(4−トリフルオロメチルフェニル)−アミンがオフホワイトの固体として得られる。
J.追加の代表的な置換2−ヒドロキシ−キナゾリン−4−イルアミン類縁体
本発明に包含される他の化合物を製造するために出発物質を変え、追加の工程を用いることは、当業者は認識できるであろう。下記の化合物は上記の方法を、既に公知の修飾とともに、用いて製造され、ここで提供される組成物及び方法で使用できる。
(1−メタンスルホニル−2,3−1H−インドール−5−イル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−(1−{4−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−シクロブチル)−メタノン;
(4−シクロヘキシル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−シクロペンチル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−シクロプロピル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−エチル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−イソプロピル−フェニル)−[2−(2−メトキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−イソプロピル−フェニル)−[2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−イソプロピル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−イソプロピル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−イソプロピル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−イソプロピル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−イソプロピル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−イソプロピル−フェニル)−[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシメチル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−メタンスルホニル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−メタンスルホニル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−sec−ブチル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−sec−ブチル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−sec−ブチル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2−メトキシ−エトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−sec−ブチル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(2−メトキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(3−ジエチルアミノ−1−メチル−プロポキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(3−ジエチルアミノ−1−メチル−プロポキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(3−ジエチルアミノ−プロポキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(3−ジメチルアミノ−プロポキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(3−モルホリン−4−イル−プロポキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(4−ジメチルアミノ−ブトキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−(4−モルホリン−4−イル−ブトキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−イソブトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−イソブトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2−メトキシ−エトキシメチル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−エトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−エトキシメチル−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(4−tert−ブチル−フェニル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[2−(2−メトキシ−エチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[2−イソブトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[2−イソブトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[2−メトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−エトキシメチル−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−イソブトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−キナゾリン−4−イル]−アミン;
(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[2−(1−メチル−ピペリジン−4−イルオキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(2−ジエチルアミノ−エトキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(2−ジメチルアミノ−エトキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(2−ピペリジン−1−イル−エトキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(3−ベンジルオキシ−プロピル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3−ベンジルオキシ−プロピル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(3−ベンジルオキシ−プロピル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(3−ジエチルアミノ−プロポキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3−ジメチルアミノ−2,2−ジメチル−プロポキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(3−ジメチルアミノ−プロポキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(ピリジン−3−イルメトキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(ピリジン−4−イルメトキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−ベンジルオキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル)フェニル]−アミン;
[2−ベンジルオキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−ベンジルオキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−ベンジルオキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミン;
[2−ベンジルオキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン;
[2−ベンジルオキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミン;
[2−ベンジルオキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−メタンスルホニル−フェニル)−アミン;
[2−ベンジルオキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(2−メトキシ−1,1−ジメチル−エチル)−フェニル]−アミン;
[2−ベンジルオキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−tert−ブチル−フェニル)−アミン;
[2−ベンジルオキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(1−メタンスルホニル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル)−アミン;
[2−シクロペンチルオキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−アミン;
[2−シクプロピルメトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−アミン;
[2−エトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−エトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[2−エトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミン;
[2−エトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[2−エトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−エトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−エトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−エトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−エトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−アミン;
[2−エトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−イソブトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[2−イソブトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−イソブトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(3−メチル−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−イソブトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン;
[2−イソブトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−[4−(2−メトキシ−1,1−ジメチル−エチル)−フェニル]−アミン;
[2−イソブトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−メタンスルホニル−フェニル)−アミン;
[2−イソブトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[2−イソブトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−イソブトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−イソブトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(3−メチル−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−イソブトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミン;
[2−イソブトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン;
[2−イソブトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−メタンスルホニル−フェニル)−アミン;
[2−イソプロポキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−イソプロポキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[2−イソプロポキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−アミン;
[2−イソプロポキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(3−メチル−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル)−フェニル]−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−[4−(モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(3−メチル−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミン;
[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−[4−(モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−アミン;
[4−(2−ジエチルアミノ−1,1−ジメチル−エチル)−フェニル]−[2−メトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[4−(2−メトキシ−1,1−ジメチル−エチル)−フェニル]−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−(2−メトキシ−1,1−ジメチル−エチル)−フェニル]−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−アミン;
[4−(4−イソプロピル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−メタノール;
[4−(4−tert−ブチル−フェニルアミノ)−7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−メタノール;
[4−(4−tert−ブチル−フェニルアミノ)−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−2−イル]−メタノール;
[4−(4−tert−ブチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−メタノール;
[4−(4−tert−ブチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]−メタノール;
[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−メタノール;
[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)− ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]−メタノール;
[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)− ピリド[2,3−d]ピリミジン−2−イル]−メタノール;
[4−(モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−[2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;
[4−[4−(ピペリジン−1−スルホニル)−フェニルアミノ]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−メタノール;
[4−[4−(ピペリジン−1−スルホニル)−フェニルアミノ]−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]−メタノール;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2−メトキシ−エトキシメチル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2−メトキシ−エトキシメチル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2−メトキシ−エチル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−エトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−エトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−エトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミン;[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−エトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル)−フェニル]−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−エトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−シクロペンチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−エトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−エトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(3−メチル−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−エトキシメチル−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−エトキシメチル−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−イソブトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−イソブトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−イソブトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(3−メチル−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−イソブトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−イソブトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−イソブトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−メタンスルホニル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−[4−(2−メトキシ−1,1−ジメチル−エチル)−フェニル]−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(3−メチル−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−[4−(モルホリン−4−スルホニル)−フェニル]−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−キナゾリン−4−イル]−(4−イソプロピル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−4−(4−イソプロピル−フェニルアミノ)−キナゾリン−2−イル]−メタノール;
[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−2−イル]−メタノール;
[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−2−(テトラヒドロ−フラン−3−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシメチル)−キナゾリン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン;
[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−2−イル]−メタノール;
[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−4−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルアミノ)−キナゾリン−2−イル]−メタノール;
1−{4−[2−イソブトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−シクロブタンカルボニトリル;
1−{4−[2−メトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−シクロブタンカルボニトリル;
1−{4−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−エタノン;
1−{4−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−ブタン−1−オン;
1−{4−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−エトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−シクロブタンカルビニトリル;
1−ジメチルアミノ−3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イルメトキシ]−プロパン−2−オール;
2−[4−(4−tert−ブチル−フェンニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−2−メチル−プロパン−1−オール;
2−{4−[2−ベンジルオキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−フェニル}−2−メチル−プロピオニトリル;
2−{4−[2−エトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−2−メチル−プロピオニトリル;
2−{4−[2−イソブトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−2−メチル−プロピオニトリル;
2−{4−[2−イソブトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−2−メチル−プロピオニトリル;
2−{4−[2−メトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−2−メチル−プロピオニトリル;2−{4−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−フェニル}−2−メチル−プロピオニトリル;
2−{4−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−(2−メトキシ−エトキシメチル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−2−メチル−プロピオニトリル;
2−{4−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−イソブトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−2−メチル−プロピオニトリル;
2−{4−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−2−メチル−プロピオニトリル;
2−メチル−2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロパン−1−オール;
2−メチル−2−{4−[7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−2−(テトラヒドロ−フラン−3−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−プロピオニトリル;
3−[4−(6−tert−ブチル−ピリジン−3−イルアミノ)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−2−イル]−プロパン−1−オール;
3−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−4−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルアミノ)−キナゾリン−2−イル]−プロパン−1−オール;
3−{4−[2−イソブトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−3−メチル−ブタン−2−オン;
3−{4−[2−イソブトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−3−メチル−ブタン−2−オン;
3−{4−[2−メトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−3−メチル−ブタン−2−オン;
3−{4−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−3−メチル−ブタン−2−オン;
3−{4−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−イソブトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−3−メチル−ブタン−2−オン;
3−{4−[7−(3−クロロ−ピリジン−2−イル)−2−メトキシメチル−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−3−メチル−ブタン−2−オン;
4−[2−ベンジルオキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−N−tert−ブチル−ベンゼンスルホンアミド;
4−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−ベンゾニトリル;
N,N−ジエチル−2−{4−[2−イソブトキシメチル−7−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−イソブチルアミド;
N,N−ジエチル−2−{4−[2−イソブトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−フェニル}−イソブチルアミド;
N−tert−ブチル−4−[2−ヒドロキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−N−メチル−ベンゼンスルホンアミド;
N−tert−ブチル−4−[2−ヒドロキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イルアミノ]−N−メチル−ベンゼンスルホンアミド; 及び
N−tert−ブチル−4−[2−メトキシメチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イルアミノ]−ベンゼンスルホンアミド。
VR1−導入細胞及び膜の調合液
この実施例は結合試験(実施例6)及び機能試験(実施例7)で用いるためのVR1−導入細胞及び膜の調合液の製造を説明している。
ヒトカプサイシン受容体(米国特許第6,482,611号の配列番号1、2又は3)の全長をコードするcDNAを、哺乳類の細胞中で組み換え体を発現させるために、プラスミドpBK−CMV(Stratagene、La Jolla,CA)にサブクローンした。
ヒト胎児腎細胞(HEK293)に、標準的な方法を用いて、ヒトカプサイシン受容体の全長をコードするコンストラクトを発現するpBK−CMVを導入した。導入された細胞をG418(400μg/ml)を含有する培地で2週間選択して、安定に導入された細胞の集合を得た。この集合から独立したクローンを限界希釈法によって単離して、次の実験に用いる、安定にクローン化された細胞系を得た。
放射性リガンド結合試験のために、細胞をT175細胞培養フラスコ中の抗生物質抜きの培地に播種して約90%集密まで生育させた。次いで、フラスコをPBSで洗浄し、5mMのEDTAを含有するPBS中に細胞を集めた。細胞は緩やかに遠心分離してペレット状にし、試験まで−80℃で保管した。
凍結する前に細胞を、組織ホモジナイザーを用いて氷冷したHEPESホモジナイズ緩衝液(5mMのKCl5、5.8mMのNaCl、0.75mMのCaCl、2mMのMgCl、320mMの蔗糖、及び10mMのHEPES;pH7.4)中でバラバラにした。組織のホモゲネートは最初に1000xg(4℃)で10分間遠心分離して核画分及び破片を除去し、次いで最初の遠心分離の上澄液をさらに35,000xg(4℃)で30分遠心分離して部分的に精製された膜画分を得た。膜は試験前に再度HEPESホモジナイズ緩衝液に懸濁した。この膜ホモジネートの1アリコートをブラッドフォード法[Bradford method(BIO−RAD Protein Assay Kit,#500−0001,BIO−RAD,Hercules,CA)]による蛋白濃度測定に用いる。
カプサイシン受容体結合試験
この実施例は、化合物のカプサイシン(VR1)受容体に対する結合親和性を測定するために用いることができる代表的なカプサイシン受容体結合試験を説明している。[H]レジニフェラトキシン(RTX)を用いる結合の検討は本質的に、Szallasi and Blumberg(1992)J.Pharmacol.Exp.Ter.262:883−888 に記載のように行われる。この手順において、非特異的なRTX結合は、結合反応の終了後にウシα酸性糖タンパク(1管あたり100μg)を添加することによって減少した。
H]RTX(37Ci/mmol)は Chemical Synthesis and Analysis Laboratory,National Cancer Institute−Fredrick Cancer Research and Development Center,Fredric,MD で合成され、ここから入手した。
実施例5の膜ホモジネートを前述のように遠心分離して、蛋白濃度が333μg/mlになるように、ホモジネート緩衝液に再懸濁する。結合試験用の混合物は氷の上に備え付け、[H]RTX(比活性:2200mCi/ml)、2μlの非−放射活性の試験化合物、0.25mg/mlのウシ血清アルブミン(コーンフラクションV)、及び5x10から1x10個のVR1−導入細胞を含有している。最終容量を上記の氷冷HEPESホモジネート緩衝液(pH7.4)で500μl(競合結合試験用)又は1,000μl(飽和結合試験用)に調整する。非特異的結合は1μMの非−放射活性RTX(ALexis Corp.;San Diego,CA)が存在すると生じるものであると定義する。飽和結合のために、[H]RTXを、1から2倍希釈を用いて、7−1,000pMの濃度範囲で添加する。一般に、飽和結合曲線当り11個の濃度ポイントが収集される。
競合結合試験は、60pMの[H]RTX及び各種の濃度の試験化合物の存在下で行われる。結合反応は、試験混合物を37℃の水浴に移したときに始まり、60分の培養時間の後に管を氷の上で冷却したときに終了する。膜−結合RTXは非−結合物から、α酸性糖タンパク−結合RTXと同様に、使用前に2時間1.0%のPEI(ポリエチレンイミン)に前−浸漬した、WALLACグラスファイバーフィルター(PERKIN−ELMER, Gaithersburg, MD)上でろ過することによって、分離する。フィルターを1夜乾燥して、WALLAC BETA SCINTシンチレーション液を添加した後に、WALLAC 1205 BETA PLATEカウンターでカウントする。
平衡結合変数は、Szallasi,et.al.(1993)J. Pharmacol.Exp.Ter.266:678−683 に記載されているように、コンピュータプログラムFIT P(Biosoft,Ferguson,MO)の助けを借りて、アロステリックのヒルの式を測定値に当てはめて算出される。ここで提供される化合物は、この試験において、一般にカプサイシン受容体に対して1μM、100nM、50nM、25nM、10nM又は1nM未満のK値を示す。
カルシウム非固定化試験
この実施例は試験化合物の作動薬及び拮抗薬活性を評価するために用いる代表的なカルシウム非固定化試験を説明している。
発現プラスミドを導入してヒトカプサイシン受容体を発現している細胞(実施例4に記載のような)をFALCONの壁が黒く、底が透明な、96ウェルプレート(#3904、BECTON−DICKSON、Franklin Lakes,NJ)に播種し、70−90%集密になるまで生育する。96ウェルプレートから培養液を空にし、FLUO−3 AMカルシウム感受性染料(Molecular Probes,Eugene,OR)をそれぞれのウェルに加える(染料溶液:1mgのFLUO−3 AM(1mg)、DMSO(440μl)及び20%のプルロン酸のDMSO溶液(440μl)を1:250でクレブス−リンガーHEPES(KRH)緩衝液(HEPES(25mM)、KCl(5mM)、NaHPO(0.96mM)、MgSO(1mM)、CaCl(2mM)、グルコース(1mM)、プロベネシド(1mM)、pH7)に希釈、各ウェルに希釈液を50μl)。プレートをアルミニウムホイルで覆って5%COを含有する環境下で1−2時間37℃で培養する。培養後、染料をプレートから空にし、細胞をKRH緩衝液で1度洗浄してKRH緩衝液に再懸濁する。
(カプサイシンEC50の算出)
試験化合物の、カプサイシン受容体を発現している細胞中でカプサイシン又は他のバニロイド作動薬に対するカルシウム非固定化応答を作動又は拮抗する能力を測定するために、最初に作動カプサイシンのEC50を算出する。上記のように調整した、各細胞のウェルに、追加のKRH緩衝液20μl及びDMSO1μlを加える。KRH緩衝液中の100μlのカプサイシンをFLIPR器具で各ウェルに自動的に移す。カプサイシン−誘導のカルシウム非固定化は、FLUOROSKAN ASCENT(Labsystems;Franklin,MA)又はFLIPR(蛍光イメージングプレートリーダーシステム;Molecular Devices,Sunnyvale,CA)器具のいずれかを用いて観察する。作動薬適用30秒後及び60秒後の間で得られたデータを、8点濃度の反応曲線を作るために、1nMから3nMの最終カプサイシン濃度と共に使用した。KALEIDAGRAPHソフトウェア(Synergy Software,Reading、PA)を、このデータを式:
y=a(1/(1+(b/x)))
に当てはめて、応答に対する50%影響濃度(EC50)を算出するためにを使用する。この式において、yは最大蛍光信号であり、xは作動薬又は拮抗薬(この場合は、カプサイシン)の濃度であり、aはEmaxで、bはEC50値に対応し、そしてcはヒル係数である。
(作動薬活性の測定)
試験化合物をDMSOに溶解し、KRH緩衝液で希釈して、直ちに上記のように調整した細胞に加える。100nMのカプサイシン(おおよそEC90濃度)も同様の96ウェルプレートにポジティブコントロールとして加える。試験化合物の試験ウェル中の最終濃度は0.1nMと5μMの間である。
試験化合物のカプサイシン受容体の作動薬として作用する能力を、化合物によって誘発される、カプサイシン受容体を発現する細胞の蛍光応答を測定して、化合物濃度の関数として算定する。このデータを上記のように当てはめてEC50を得る。これは一般に、1マイクロモル未満で、好ましくは100nM未満、より好ましくは10nM未満である。各試験化合物の有効性の範囲も、100nMのカプサイシンが誘発する応答に対するある濃度(一般に1μM)の試験化合物が誘発する応答の割合を算定して測定する。シグナルのパーセント(POS)と呼ばれる、この値は以下の式によって算出される:
POS=100試験化合物による応答/100nMカプサイシンによる応答
この分析は、試験化合物のヒトカプサイシン受容体作動薬としての能力及び有効性の両方の定量的な評価を提供する。ヒトカプサイシン受容体作動薬は一般に、100μM未満の濃度で、又は好ましくは1μM未満の濃度で、最も好ましくは10nM未満の濃度で検出可能な応答を誘発する。ヒトカプサイシン受容体に対する有効性の範囲は、1μMの濃度で、好ましくは30POSより大きく、より好ましくは80POSより大きい。ある作動薬は、以下に記載されている試験において、化合物の4nM未満の濃度で、より好ましくは10μM未満の濃度で、最も好ましくは100μM以下の濃度で検出可能な拮抗薬活性がないことを明らかにしたように、実質的に拮抗薬活性がない。
(拮抗薬活性の測定)
試験化合物をDMSOに溶解し、試験ウェル中の試験化合物の濃度が1μMと5μMの間になるように20μlのKRH緩衝液で希釈して、上記のように調製した細胞に加える。調製細胞及び試験化合物を含有するプレートを暗所において室温で0.5から6時間培養する。培養を6時間を越えて続けないことが重要である。蛍光応答を測定する直前に、KRH緩衝液中の上記のように測定したEC50の2倍濃度のカプサイシン100μlを、96ウェルプレートの各ウェルに、最終試験容量が200μlそしてカプサイシン濃度がEC50と等しくなるように、FLIPR器具により自動的に加える。試験ウェル中の試験化合物の最終濃度は1μMと5μMの間である。カプサイシン受容体の拮抗薬は、対応コントロール(すなわち、試験化合物の非存在下に、カプサイシンのEC50の2倍濃度で処理した細胞)と比べて、10マイクモル以下の濃度で、好ましくは1マイクモル以下の濃度で、この応答を少なくとも約20%、好ましくは少なくとも約50%、最も好ましくは少なくとも約80%減少する。カプサイシンの存在下で、拮抗薬なしで観測される応答に対して、50%の減少を示すのに必要な拮抗薬の濃度は、拮抗薬のIC50であり、これは1マイクロモル、100ナノモル、10ナノモル又は1ナノモル未満が好ましい。
ある好ましいVR1拮抗薬は、上記試験において、4nM未満の濃度、より好ましくは10μM未満の化合物濃度、最も好ましくは100μM未満の濃度で検出可能な作動薬活性がないことを明らかにしたように、実質的に作動薬活性がない。
ミクロソームインビトロ半減期
この実施例は、代表的な肝ミクロソーム半減期試験を用いる、化合物の半減期(t1/2値)の評価を説明している。
プールされたヒト肝ミクロソームはXenoTech LLC(Kansas City,KS)から入手する。このような肝ミクロソームはIn Vitro Technologies(Baltimore,MD)又はTissue Transformation Technologies(Edison、NJ)からも入手できる。それぞれがミクロソームを25μl、試験化合物の100μM溶液を5μl及び0.1Mリン酸緩衝液(0.1MのNaHPO19mL、0.1MのNaHPO81mL、HPOでpH7.4に調整)399μlを含有する6つの試験反応物を調製する。ミクロソームを25μl、0.1Mリン酸緩衝液を399μl、及び既知の代謝特性を有する化合物(例えば、ジアゼパム又はクロザピン)の100μM溶液を5μlを含有するポジティブコントロールとして7番目の反応物を調製する。反応物は39℃で10分前培養する。
NADP16.2mg及びグルコース−6−リン酸45.4mgを100mMのMgCl4mLに希釈してコファクター混合物を調製する。グルコース−6−リン酸脱水素酵素懸濁液(Roche Molecular Biochemicals;Indianapolis,IN)214.3μlを蒸発水1285.7μlに希釈して、グルコース−6−リン酸脱水素酵素溶液を調製する。出発反応混合物(コファクター混合物3mL;グルコース−6−リン酸脱水素酵素溶液1.2mL)71μlを6つの試験反応物のうちの5つ及びポジティブコントロールに加える。100mMのMgCl71μlを6番目の試験反応物に加え、これをネガティブコントロールとして用いる。各時点(0、1、3、5、及び10分)で各試験反応物75μlを、氷冷アセトニトリル75μlを含有しているディープウェルを有する96ウェルプレートのウェルに、ピペットで添加する。試料をボルテックス撹拌及び遠心分離を3500rpmで10分行う(Sorval T 6000D centrifuge、H1000B rotor)。各反応物から75μlの上澄液を、それぞれのウェルに既知のLCMSプロファイルを有する化合物(内部標準)の0.5μM溶液150μlを含有させた96ウェルプレートのウェルに移す。各試料のLCMS分析を行い、代謝されなかった試験化合物をAUCとして測定し、化合物の濃度対時間をプロットして試験化合物のt1/2値を外挿する。
ここで提供される好ましい化合物は、ヒトミクロソームにおいて、10分より長くて4時間未満の、好ましくは30分と1時間の間のインビトロt1/2値を示す。
MDCK毒性試験
この実施例は、Madin Darbyイヌ腎(MDCK)細胞の細胞毒性試験を用いる化合物の毒性の評価を説明する。
試験化合物1μlを透明底の96ウェルプレート(PACKARD,Meriden,CT)の各ウェルに、試験における化合物の最終濃度が10マイクロモル、100マイクロモル又は200マイクロモルになるように加える。試験化合物を含まない溶媒をコントロールのウェルに加える。
MDCK細胞[ATCC no.CCL−34(American Type Culture Collection,Manassas,VA)]をATCC製品情報紙の指示に従って無菌条件下に保つ。コンフルエントのMDCK細胞をトリプシン処理し、採取し、そして温めた(37℃)培地(VITACELLイーグル最小必須培地、ATCCカタログ#30−2003)で細胞0.1×10個/mlの濃度に希釈する。希釈した細胞100μlを5個以外の各ウェルに加え、5個は標準曲線用のコントロールウェルで、細胞を含まない温培地100μlを含有している。プレートを37℃で、95%O及び5%COの雰囲気下で、振盪しながら2時間培養する。培養後、哺乳動物細胞溶解溶液(PACKARD(Meriden,CT)から入手の、ATP−LITE−M発光ATP検出キット)50μLを各ウェルに加え、ウェルをPACKARD TOPSEALステッカーで覆い、プレートを約700rpmで適当な振盪機上で2分振盪する。
毒性を生じる化合物は非処理細胞に比べて、ATP産生を減少させる。ATP−LITE−M発光ATP検出キットは一般に処理及び非処理MDCK細胞におけるATP産生の測定についての製造会社の説明書に従って使用される。PACKARD ATP−LITE−M試薬は室温に調整する。調整したら直ちに、凍結乾燥した器質溶液を器質緩衝液(キットから)5.5mL中で解凍する。凍結乾燥したATP標準溶液を脱イオン水中で解凍して10mMのストックを得る。5個のコントロールウェルについては、連続的に希釈したPACKARD標準10μlを、それぞれの標準曲線用のコントロールウェルに、各ウェルの最終濃度が順次200nM、100nM、50nM、25nM及び12.5nMになるように加える。PACKARD器質溶液(50μL)を全てのウェルに加え、ウェルを覆い、プレートを約700rpmで適当な振盪機上で2分振盪する。白色のPACKARDステッカーを各プレートの底に貼り、フォイルでプレートを包んで暗所に10分置くことによって試料を暗順応させる。次いで、発光計測器(例えば、PACKARD TOPCOUNT Microplate Scintillation and Luminescence Counter 又は TECAN SPECTRAFLUOR PLUS)を用いて22℃で発光を測定して、標準曲線からATPレベルを算出する。試験化合物で処理した細胞中のATPレベルを非処理細胞について測定したレベルと比較する。好ましい試験化合物の10μMで処理した細胞は非処理細胞の少なくとも80%、好ましくは90%のATPレベルを示した。試験化合物の100μM濃度を使用したときは、好ましい試験化合物で処理した細胞は、非処理細胞において検出されたATPレベルの少なくとも50%好ましくは少なくとも80%のATPレベルを示した。
後根神経節細胞試験
本実施例は、化合物のVR1拮抗薬又は作動薬活性を評価するための代表的な後根神経節細胞試験について説明する。
DRG(後根神経節)は新生子ラットから解剖して得、解離して標準的な方法(Aguayo and White(1992)Brain Rsearch 570:61−67)を用いて培養する。培養48時間後、細胞を1度洗浄し、カルシウム感受性染料Fluo4AM(2.5−10ug/ml;TefLabs,Austin,TX)と共に30−60分培養する。次いで細胞を1度洗浄する。細胞にカプサイシンを加えると、VR1−依存の細胞内カルシウムレベルの増加が起きる。これは蛍光光度計によるFluo−4の蛍光の変化によって監視する。60−180秒のデータを集めて最大蛍光信号を算定する。
拮抗薬試験については、各種の濃度の化合物を細胞に加える。蛍光信号を化合物濃度の関数としてプロットして、カプサイシン−活性化応答を50%阻止するのに必要な濃度、又はIC50を決定する。カプサイシン受容体の拮抗薬は好ましくは1マイクロモル、100ナノモル、10ナノモル又は1ナノモル未満のIC50を有している。
作動薬試験については、各種の濃度の化合物を、カプサイシンを添加しないで細胞に加える。カプサイシン受容体の作動薬である化合物はVR1−依存の細胞内カルシウムレベルの増加を引き起こす。これは蛍光光度計によるFluo−4の蛍光の変化によって監視する。EC50又はカプサイシン−活性化応答のための最大信号の50%を引き起こすのに必要な濃度は、好ましくは、1マイクロモル未満、100ナノモル未満又は10ナノモル未満である。
疼痛緩和確認のための動物モデル
本実施例は、化合物がもたらす疼痛緩和の程度を評価する代表的な方法について説明している。
A.疼痛緩和試験
以下の方法は疼痛緩和を評価するために使用できる。
(機械的異痛)
機械的異痛(無害の刺激に対する異常な応答)は本質的に、Chaplan et al.(1994)J. Newrosci. Methods 53:55−63及びTal and Eliav(1998)Pain 64(3):511−518に記載のようにして評価する。各種硬度の1組のフォン・フライのフィラメント(von Frey filaments:一般に、1組に8−14本のフィラメント)を後足の足底面にフィラメントが曲がるのに十分な力で適用する。フィラメントはこの位置に3秒以内又は陽性異痛応答がラットによって示されるまで保持する。陽性異痛応答は、処理された足をあげ、直ちに足を舐めるか振ることよりなる。個々のフィラメントを適用する順序及び頻度はディクソンのアップダウン法を用いて決定する。試験は組の内の中程度の毛で始め、陰性又は陽性応答のどちらが最初のフィラメントで得られたかによって、上行性又は下行性の連続法で次のフィラメントを適用する。
化合物は、このような化合物で処置されたラットが陽性異痛応答を示すのに、非処置又は賦形剤で処置されたラットに比べて、より硬い強度のフォン・フライのフィラメントでの刺激が必要であれば、機械的異痛様の症状を治療又は阻止するのに有効である。一方又はさらに、化合物を前投与又は後投与して動物の慢性疼痛の試験を行うことができる。このような試験において、有効化合物は、処置後に応答を引き起こすのに必要なフィラメントの硬度が、処置前の応答を引き起こすフィラメント又は慢性疼痛であるが無処置のままか賦形剤で処置されている動物に比べて、増加する。試験化合物は疼痛発現の前又は後に投与する。疼痛発現の後に試験化合物を投与しするきは、試験は投与後10分から3時間後に行う。
(機械的痛覚過敏)
機械的痛覚過敏(疼痛刺激に対する誇張された応答)は実質的に、Koch et al.(1996)Analgesia 2(3):157−164に記載のようにして評価する。ラットを暖かい穴の開いた金属の床でできているオリの個室に入れる。後足を引っ込める時間(すなわち、動物が足を床に戻す前に足を抱えている時間の量)を、両後足の足底面に中程度に針を刺した後、測定する。
後足を引っ込める時間を統計学的に有意に減少させるなら、化合物は機械的痛覚過敏の減少をもたらす。試験化合物は疼痛発現の前又は後に投与することができる。疼痛発現の後に投与する化合物については、試験は投与後10分から3時間後に行う。
(熱的痛覚過敏)
熱的痛覚過敏(有害な熱刺激に対する誇張された応答)は本質的に、Hargreaves et al.(1988)Pain.32(1):77−88に記載のようにして測定される。つまり、一定の放射熱源を動物の一方の後足の足底面に当てる。引っ込める時間(すなわち、熱が当てられてから動物が足を動かす前の時間の量)又は熱限界又は潜時と記載されているものは、動物の後足の熱に対する感受性を決定する。
後足を引っ込める時間を統計学的に有意に増加させる(すなわち、熱限界又は潜時を増加する)なら、化合物は熱的痛覚過敏の減少をもたらす。試験化合物は疼痛発現の前又は後に投与することができる。疼痛発現の後に投与する化合物については、試験は投与後10分から3時間後に行う。
B.疼痛モデル
化合物の鎮痛効果を試験するために、疼痛を下記の方法を用いて導入することができる。一般に、ここで提供される化合物は、雄性SDラット及び1以上の下記モデルを用いて、先に述べた1以上の試験方法によって確認されるように、統計的有意な疼痛減少をもたらす。
(急性炎症性疼痛モデル)
急性炎症性疼痛モデルは本質的に、Field et al.(1997)Br.J.Pharmacol.121(8):1513−1522に記載のようにして、カラギナンモデルを用いて導入する。1−2%のカラギナン溶液100−200μlをラットの後足に注射する。注射から3乃至4時間後に、熱及び機械刺激に対する動物の感応性を上記の方法を用いて試験する。試験化合物(0.01から50mg/kg)を試験前又はカラギナン注射前に、動物に投与する。化合物は経口、又は何れかの非経口経路を介して、又は足に局所的に投与することができる。このモデルにおいて疼痛を緩和する化合物は機械的異痛及び又は熱的痛覚過敏の統計的有意な減少をもたらす。
(慢性炎症性疼痛モデル)
慢性炎症性疼痛モデルは下記の手順のうちの1つを用いて導入される。
1.本質的に、Bertorelli et al.(1999)Br.J.Pharmacol.128(6):1252−1258及びStein et al.(1998)Pharmacol.Biochem.Behav.31(2):455−51に記載のように、200μlコンプリートフロインドアジュバント(CFA:加熱死させ乾燥したM.Tuberculosis 0.1mg)をラットの後足に注射する(100μlを背面に、100μlを足底面に)。
2.本質的に、Abbadie et al.(1994)J.Neurosci.14(10):5865−5871に記載のように、150μlのCFA(1.5mg)をラットの脛骨足根骨関節に注射する。
どちらの手順においてもCFAの注射前に、動物の後足の機械的及び熱的刺激に対する個々の基準感受性を、各実験動物に対して求める。
CFAの注射に続いて、ラットに上記のような熱的痛覚過敏、機械的異痛及び機械的痛覚過敏の試験を行う。症状の進展を確認するために、CFAの注射から5,6、7日目にラットを試験する。7日目に、動物を試験化合物、モルヒネ又は賦形剤で処置する。モルヒネ1−5mg/kgの経口投与がポジティブコントロールとして適当である。一般に、試験化合物の0.01−50mg/kgの用量が用いられる。化合物は試験の前に単回ボーラス投与として、又は試験前の数日、1日1回又は2回又は3回投与することができる。薬剤は経口、又は何れかの非経口経路を介して、又は動物に局所的に投与する。
結果は最大潜在的有効性に対する割合(Percent Maximum Potential Efficacy;MPE)として表す。0%MPEを賦形剤の鎮痛効果と定義し、100%MPEを動物がCFA投与前の基準感受性に戻ることと定義する。このモデルで疼痛を緩和する化合物は少なくとも30%のMPEをもたらす。
(慢性神経因性疼痛モデル)
慢性神経因性疼痛は本質的に、Bennett and Xie(1988)Pain 33:87−107に記載のように、ラットの坐骨神経に対する慢性の狭窄損傷(CCI)を用いて導入される。ラットを麻酔する(例えば、ペントバルビタール50−65mg/kgの腹腔内投与で、必要により追加用量を投与して)。各後肢の外側面の毛を剃り、消毒する。無菌法を用いて、後肢の外側面を大腿の真ん中あたりで切断する。大腿二頭筋をずばり切り開き、坐骨神経を露出する。各動物の一方の後肢上に、坐骨神経の周りに1−2mm離して4つのゆるく結ぶ結紮を行う。他方の坐骨神経は結紮せず、処理しない。筋肉を連続法で閉じ、皮膚を創傷クリップ又は縫合糸で閉じる。ラットを上記のように、機械的異痛、機械的痛覚過敏及び熱的痛覚過敏について評価する。
このモデルで疼痛を緩和する化合物は、試験の直前に単回ボーラスとして、又は試験前数日間(1日当り1回又は2回又は3回)投与(0.01−50mg/kg経口、注射又は局所投与)すると、機械的異痛、機械的痛覚過敏及び/又は熱的痛覚過敏の統計的有意な緩和をもたらす。
モルヒネ耐性の阻害
この実施例は、ラットにおけるモルヒネ鎮痛に対する耐性の進展を阻害するための、代表的なVR1拮抗薬の使用を説明する。
CFA−導入慢性炎症性疼痛を、10mg/mLのCFAを左足首に150μl投与してラットに導入した。CFA投与1週間後に、動物に機械的な異痛試験を行った。次いで、動物に以下のうちの1つの処理を行った。
賦形剤:生理食塩水を皮下及び0.5%メチルセルロース/0.1%トリアセチン(MCTA)を経口
VR1拮抗薬((6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−[7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−アミン;20mg/kg):1日2回、MCTA中を経口
モルヒネ:3mg/kgを1日1回皮下(s.c.)
モルヒネ:3mg/kgs.c.(1日1回)をVR1拮抗薬(10mg/kg:1日2回、MCTA中を経口)と共に。
動物に再び機械的な異痛試験を行った。結果は、100%は完全な鎮痛、0%は賦形剤のみのものと検出可能な程差を示さないものである、%MPE(最大潜在的有効性%)を表す、図1に示されている。
同様な試験において、上記のようにラットにCFA−導入慢性炎症性疼痛を導入し、CFA投与11日後に、動物に機械的な異痛試験を行った。動物に以下のうちの1つの処理を行った。
賦形剤:生理食塩水を皮下及びMCTAを経口
VR1拮抗薬([2−メチル−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−キナゾリン−4−イル]−(5−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−アミン;0.5mg/kg):1日回、MCTA中を経口、及び生理食塩水をs.c.注射
モルヒネ:3mg/kgを1日1回s.c.及びMCTAを経口
モルヒネ(3mg/kgs.c.1日1回)及びVR1拮抗薬(0.5mg/kg:1日2回、を経口)。
動物に再び機械的な異痛試験を行った。結果は、100%は完全な鎮痛、0%は賦形剤のみのものと検出可能な程差を示さないものである、%MPE(最大潜在的有効性%)を表す、図2に示されている。これらのデータはVR1拮抗薬がモルヒネに対する耐性の進展を阻害するために使用することができることを示している。
さらなる実験において、上記のようにラットの左足首にCFAを注射して、ラットにCFA−導入慢性炎症性疼痛をを導入し、7日後に動物に機械的な異痛試験を行った。動物に以下のうちの1つの処理を1日1回4日間行った。
−経口でメチルセルロース/トリアセチン(MC)及び皮下に生理食塩水賦形剤(食塩水)
−経口でMC及び皮下に硫酸モルヒネ(3mg/kg)
−経口でVR1拮抗薬(0.3mg/kg)及び皮下に食塩水
−経口でVR1拮抗薬(0.3mg/kg)及び皮下に硫酸モルヒネ(3mg/kg)
この実施例で用いられたVR1拮抗薬は、[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(シス)で、下記の構造を有している。
Figure 2006511535
引っ込み限界を各日処置1時間後に測定した。この結果は図3(5日間にわたる治療の効果として、フォン・フライのフィラメント(グラム当り)からの引っ込み限界をプロットしてある)にある。図3において、「post−CFA BL」は左足首にCFAの投与7日後のフォン・フライのフィラメント限界である。治療4日後に集めたデータを、ANOVA及びフィッシャーの後知恵PLSD解析によって解析した。この解析は、賦形剤を経口投与及びモルヒネを皮下投与された動物は、賦形剤を経口及び皮下投与したコントロールと有意の差がないことを示した。しかしながら、モルヒネとVR1拮抗薬を投与されたラットは、他の処置を受けた群よりも統計的に有意に高い引っ込め限界を示し、これはVR1拮抗薬はモルヒネの反復投与に対する耐性を阻害することを示唆している。
VR1拮抗薬及びモルヒネの投与による疼痛の緩和
本実験は、VR1拮抗薬及びモルヒネの併用投与によって達成される疼痛緩和の増強を説明している。
ラットに、ビタミンE(d−アルファトコフェリルポリエチレングリコール1000スクシネート)の2%蒸留水溶液中のVR1拮抗薬([2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−7−(3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イル)−ピリド[3,2−d]ピリミジン−4−イル]−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(シス))の0.1mg/kg又は賦形剤のみを、経口投与した。1時間後に、1%カラゲニン100μLを左足の足底面に投与した。カラゲニン投与2時間後に、生理食塩水又は生理食塩水中の1mg/kgの硫酸モルヒネをラットに皮下投与した。皮下投与1時間後に、それぞれのラットの熱引っ込め潜時(すなわち、熱が当てられてから動物が足を動かす前の時間の量)を測定した。この潜時をそれぞれのラットについて実験前(基準日)に測定した潜時と比較した。
このデータは、後肢引っ込め潜時の減少(試験日の潜時−基準日の潜時)として示されている、図4にある。ANOVA次いでフィッシャーの後知恵PLSDによる統計解析は、賦形剤の経口投与との1mg/kgモルヒネ投与はカラゲニン導入熱的痛覚過敏の回復には無効であることを示唆している。VR1拮抗薬単独投与は統計的に有意な効果を有していた。しかしながら、VR1拮抗薬と1mg/kgモルヒネとの併用投与は最も高い効果をもたらした。これらのデータは、VR1拮抗薬との併用投与がVR1拮抗薬なしでは無効であるモルヒネの用量を有効にすること、及びVR1拮抗薬は、鎮痛効果をもたらすのに必要な用量を減少させることによって、オピオイドで治療されている患者に見られる副作用を減少させるのに有用であろうということを示唆している。
上記のことから、当然のことながら、本発明の特定な態様が説明の目的でここに記載されているが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、多くの改変を行うことができる。
図1はモルヒネ−導入耐性に対する代表的なVR1拮抗薬の効果を示すグラフである。結果は、フォン・フライ繊維試験における最大潜在的有効性の%(%MPE)を治療開始後日数の作用として示されており、賦形剤単独(菱形を伴った濃い線)、VR1拮抗薬(10mg/体重kg;四角形を伴った薄い線)、モルヒネ(3mg/体重kg;丸を伴った薄い線)及びVR1拮抗薬をモルヒネと併用;三角形を伴った濃い線)について示されている。モルヒネ−導入の耐性に対する代表的なVR1拮抗薬の効果を示すグラフ。 図2はVR1拮抗薬のモルヒネとの併用(点線)の鎮痛効果を、モルヒネ単独(3mg/体重kg;四角形を伴った薄い線)又はVR1拮抗薬単独(0.5mg/体重kg;菱形を伴った濃い線)と比較して示すグラフである。結果は、フォン・フライ繊維試験における最大潜在的有効性の%(%MPE)を治療開始後日数の作用として示されており、賦形剤単独で治療して標準化されている。 図3は、ラットにおけるモルヒネ−導入耐性に対する代表的なVR1拮抗薬の効果を示すグラフである。結果は、5日間にわたる治療効果として、フォン・フライフィラメント(1g当り)からの引っ込み限界を示している。post CFA BLは、左足首にCFA投与7日後のフォン・フライフィラメントの限界である。次いで薬剤を投与して、賦形剤単独(四角形)、VR1拮抗薬(0.3mg/体重kg;三角形)、モルヒネ(3mg/体重kg;三角形)及びVR1拮抗薬とモルヒネと併用(X)について、治療後1−4日についての結果が示されている。 図4はVR1拮抗薬のモルヒネとの併用の鎮痛効果を、モルヒネ単独、VR1拮抗薬単独又は賦形剤単独と比較して示すグラフである。結果は、治療前に測定した潜時と比較した、熱刺激による後肢引っ込め潜時の減少(秒)として示されている。

Claims (59)

  1. 麻薬性鎮痛薬及び非毒性VR1拮抗薬を含有してなる組成物。
  2. 麻薬性鎮痛薬が、アルフェンタニル、アルファプロジン、アニレリジン、ベジトラミド、コデイン、ジヒドロコデイン、ジフェノキシレート、エチルモルヒネ、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン、イソメタドン、レボメトルファン、レボファノール、メペリジン、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、オピウム、オキシコドン、オキシモルフォン、ペチジン、フェナゾシン、ピミノジン、ラセメトルファン、ラセモルファン、テバイン、これらの混合物及びこれらの薬学的に許容される塩及び水和物から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. 麻薬性鎮痛薬が、コデイン、フェンタニル、ヒドロコドン、メペリジン、モルヒネ、オキシコドン、これらの混合物及びこれらの薬学的に許容される塩及び水和物から選択される、請求項1に記載の組成物。
  4. VR1拮抗薬がバニロイド化合物ではない、請求項1に記載の組成物。
  5. VR1拮抗薬がカプサイシン受容体結合試験において1マイクロモル以下のK値を示す、請求項1に記載の組成物。
  6. VR1拮抗薬がカプサイシン受容体結合試験において100ナノモル以下のK値を示す、請求項1に記載の組成物。
  7. 徐放性の剤形である、請求項1に記載の組成物。
  8. 経口投与用に製剤化した、請求項1に記載の組成物。
  9. VR1拮抗薬が、耐性減少量で存在する、請求項1に記載の組成物。
  10. VR1拮抗薬が、依存性減少量で存在する、請求項1に記載の組成物。
  11. VR1拮抗薬が、疼痛緩和増強量で存在する、請求項1に記載の組成物。
  12. (i)非毒性VR1拮抗薬を含有してなる組成物が入っている容器;及び(ii)このVR1拮抗薬は常習性物質の投与と同時に投与しなければならないことを指示している説明書;を含有してなる包装された医薬組成物。
  13. 常習性物質が麻薬性鎮痛薬である、請求項12に記載の包装された医薬組成物。
  14. さらに麻薬性鎮痛薬を含有してなる、請求項12に記載の包装された医薬組成物。
  15. 経口投与用に製剤化した、請求項12に記載の包装された医薬組成物。
  16. VR1拮抗薬がバニロイド化合物ではない、請求項12に記載の包装された医薬組成物。
  17. VR1拮抗薬がカプサイシン受容体結合試験において1マイクロモル以下のK値を示す、請求項12に記載の包装された医薬組成物。
  18. VR1拮抗薬がカプサイシン受容体結合試験において100ナノモル以下のK値を示す、請求項12に記載の包装された医薬組成物。
  19. 説明書が、VR1拮抗薬は患者の常習性物質に対する耐性の進展を阻止するため用いるものであることを指示している、請求項12に記載の包装された医薬組成物。
  20. 説明書が、VR1拮抗薬は患者の常習性物質に対する依存性の進展を阻止するため用いるものであることを指示している、請求項12に記載の包装された医薬組成物。
  21. 説明書が、VR1拮抗薬は患者への常習性物質の投与による疼痛の緩和を増強するために用いるものであることを指示している、請求項12に記載の包装された医薬組成物。
  22. VR1拮抗薬が、耐性減少量で存在する、請求項12に記載の包装された医薬組成物。
  23. VR1拮抗薬が、依存性減少量で存在する、請求項12に記載の包装された医薬組成物。
  24. VR1拮抗薬が、疼痛緩和増強量で存在する、請求項12に記載の包装された医薬組成物。
  25. (i)非毒性VR1拮抗薬;(ii)麻薬性鎮痛薬;及び(iii)VR1拮抗薬及び麻薬性鎮痛薬は疼痛の治療のために患者に投与するものであると指示している説明書;を含有してなる、包装された医薬組成物。
  26. VR1拮抗薬及び麻薬性鎮痛薬が同じ組成物中に存在している、請求項25に記載の包装された医薬組成物。
  27. VR1拮抗薬及び麻薬性鎮痛薬が別の容器に存在している、請求項25に記載の包装された医薬組成物。
  28. VR1拮抗薬及び麻薬性鎮痛薬が経口投与用に製剤化されている、請求項25に記載の包装された医薬組成物。
  29. VR1拮抗薬がバニロイド化合物ではない、請求項25に記載の包装された医薬組成物。
  30. VR1拮抗薬がカプサイシン受容体結合試験において1マイクロモル以下のK値を示す、請求項25に記載の包装された医薬組成物。
  31. VR1拮抗薬がカプサイシン受容体結合試験において100ナノモル以下のK値を示す、請求項25に記載の包装された医薬組成物。
  32. VR1拮抗薬が、耐性減少量で存在する、請求項25に記載の包装された医薬組成物。
  33. VR1拮抗薬が、依存性減少量で存在する、請求項25に記載の包装された医薬組成物。
  34. VR1拮抗薬が、疼痛緩和増強量で存在する、請求項25に記載の包装された医薬組成物。
  35. 麻薬性鎮痛薬が、アルフェンタニル、アルファプロジン、アニレリジン、ベジトラミド、コデイン、ジヒドロコデイン、ジフェノキシレート、エチルモルヒネ、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン、イソメタドン、レボメトルファン、レボファノール、メペリジン、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、オピウム、オキシコドン、オキシモルフォン、ペチジン、フェナゾシン、ピミノジン、ラセメトルファン、ラセモルファン、テバイン、これらの混合物及びこれらの薬学的に許容される塩及び水和物から選択される、請求項25に記載の組成物。
  36. 麻薬性鎮痛薬が、コデイン、フェンタニル、ヒドロコドン、メペリジン、モルヒネ、オキシコドン、これらの混合物及びこれらの薬学的に許容される塩及び水和物から選択される、請求項35に記載の包装された医薬組成物。
  37. 徐放性の剤形である、請求項25に記載の包装された医薬組成物。
  38. (i)麻薬性鎮痛薬;及び(ii)非毒性VR1拮抗薬;を同時に又はいずれかの順序で順に、患者に投与し、そして患者に疼痛緩和をもたらすことを含有してなる、患者の疼痛を治療する方法。
  39. 麻薬性鎮痛薬が、アルフェンタニル、アルファプロジン、アニレリジン、ベジトラミド、コデイン、ジヒドロコデイン、ジフェノキシレート、エチルモルヒネ、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン、イソメタドン、レボメトルファン、レボファノール、メペリジン、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、オピウム、オキシコドン、オキシモルフォン、ペチジン、フェナゾシン、ピミノジン、ラセメトルファン、ラセモルファン、テバイン、これらの混合物及びこれらの薬学的に許容される塩及び水和物から選択される、請求項38に記載の方法。
  40. VR1拮抗薬がバニロイド化合物ではない、請求項38に記載の方法。
  41. VR1拮抗薬がカプサイシン受容体結合試験において1マイクロモル以下のK値を示す、請求項38に記載の方法。
  42. VR1拮抗薬がカプサイシン受容体結合試験において100ナノモル以下のK値を示す、請求項38に記載の方法。
  43. (i)麻薬性鎮痛薬;及び(ii)耐性減少量の非毒性VR1拮抗薬;を同時に又はいずれかの順序で順に、患者に投与し、そして麻薬性鎮痛薬に対する耐性を阻止することを含有してなる、患者の麻薬性鎮痛薬に対する耐性の進展を阻止する方法。
  44. 麻薬性鎮痛薬が、アルフェンタニル、アルファプロジン、アニレリジン、ベジトラミド、コデイン、ジヒドロコデイン、ジフェノキシレート、エチルモルヒネ、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン、イソメタドン、レボメトルファン、レボファノール、メペリジン、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、オピウム、オキシコドン、オキシモルフォン、ペチジン、フェナゾシン、ピミノジン、ラセメトルファン、ラセモルファン、テバイン、これらの混合物及びこれらの薬学的に許容される塩及び水和物から選択される、請求項43に記載の方法。
  45. VR1拮抗薬がバニロイド化合物ではない、請求項43に記載の方法。
  46. VR1拮抗薬がカプサイシン受容体結合試験において1マイクロモル以下のK値を示す、請求項43に記載の方法。
  47. VR1拮抗薬がカプサイシン受容体結合試験において100ナノモル以下のK値を示す、請求項43に記載の方法。
  48. (i)麻薬性鎮痛薬;及び(ii)依存性減少量の非毒性VR1拮抗薬;を同時に又はいずれかの順序で順に、患者に投与し、そして麻薬性鎮痛薬に対する依存性を阻止することを含有してなる、患者の麻薬性鎮痛薬に対する依存性の進展を阻止する方法。
  49. 麻薬性鎮痛薬が、アルフェンタニル、アルファプロジン、アニレリジン、ベジトラミド、コデイン、ジヒドロコデイン、ジフェノキシレート、エチルモルヒネ、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン、イソメタドン、レボメトルファン、レボファノール、メペリジン、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、オピウム、オキシコドン、オキシモルフォン、ペチジン、フェナゾシン、ピミノジン、ラセメトルファン、ラセモルファン、テバイン、これらの混合物及びこれらの薬学的に許容される塩及び水和物から選択される、請求項48に記載の方法。
  50. VR1拮抗薬がバニロイド化合物ではない、請求項48に記載の方法。
  51. VR1拮抗薬がカプサイシン受容体結合試験において1マイクロモル以下のK値を示す、請求項48に記載の方法。
  52. VR1拮抗薬がカプサイシン受容体結合試験において100ナノモル以下のK値を示す、請求項48に記載の方法。
  53. (i)麻薬性鎮痛薬;及び(ii)疼痛緩和増強量の非毒性VR1拮抗薬;を同時に又はいずれかの順序で順に、患者に投与し、そして麻薬性鎮痛薬が誘発する疼痛の緩和を増強することを含有してなる、患者の麻薬性鎮痛薬が誘発する疼痛の緩和を増強する方法。
  54. 麻薬性鎮痛薬が、アルフェンタニル、アルファプロジン、アニレリジン、ベジトラミド、コデイン、ジヒドロコデイン、ジフェノキシレート、エチルモルヒネ、フェンタニル、ヘロイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン、イソメタドン、レボメトルファン、レボファノール、メペリジン、メタゾシン、メタドン、メトポン、モルヒネ、オピウム、オキシコドン、オキシモルフォン、ペチジン、フェナゾシン、ピミノジン、ラセメトルファン、ラセモルファン、テバイン、これらの混合物及びこれらの薬学的に許容される塩及び水和物から選択される、請求項53に記載の方法。
  55. VR1拮抗薬がバニロイド化合物ではない、請求項53に記載の方法。
  56. VR1拮抗薬がカプサイシン受容体結合試験において1マイクロモル以下のK値を示す、請求項53に記載の方法。
  57. VR1拮抗薬がカプサイシン受容体結合試験において100ナノモル以下のK値を示す、請求項53に記載の方法。
  58. 非毒性VR1拮抗薬を、禁断症状の患者又は禁断症状になりやすい患者に投与して、患者の禁断症状の重症度を減少させることを含有してなる、患者における麻薬性鎮痛薬の前投与によって引き起こされる禁断症状を治療する方法。
  59. VR1拮抗薬と、約25mg未満のアニレリジン、約25mg未満のコデイン、約40mg未満デキストロプロポシフェン、約25mg未満のジヒドロコデイン、約4mg未満のジフェノキシレート、約20μg未満のフェンタニル、約2mg未満のヒドロコドン、約1.5mg未満のヒドロモルホン、約0.8mg未満のレボファノール、約20mg未満のメペリジン、約4mg未満のメタドン、約7.5mg未満のモルヒネ、約2mg未満のオキシコドン、約0.8mg未満のオキシモルフォン、約40mg未満のペチジンからなる群から選択される1以上の鎮痛薬を組み合わせて含有してなる、疼痛に罹っている患者の治療のための単回用量の医薬組成物。
JP2004560329A 2002-12-13 2003-11-19 疼痛治療用の併用療法 Expired - Fee Related JP4695395B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US43336302P 2002-12-13 2002-12-13
US60/433,363 2002-12-13
PCT/US2003/037209 WO2004054582A1 (en) 2002-12-13 2003-11-19 Combination therapy for the treatment of pain

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006511535A true JP2006511535A (ja) 2006-04-06
JP4695395B2 JP4695395B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=32595163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004560329A Expired - Fee Related JP4695395B2 (ja) 2002-12-13 2003-11-19 疼痛治療用の併用療法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20040142958A1 (ja)
EP (1) EP1581225A1 (ja)
JP (1) JP4695395B2 (ja)
AU (1) AU2003300791A1 (ja)
CA (1) CA2509616A1 (ja)
WO (1) WO2004054582A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007535478A (ja) * 2003-07-14 2007-12-06 ニューロジェン・コーポレーション 置換キノリン−4−イルアミン類縁体
JP2010500346A (ja) * 2006-08-07 2010-01-07 ダウ アグロサイエンシィズ エルエルシー 2−置換−5−(1−アルキルチオ)アルキルピリジンの調製プロセス
WO2010029996A1 (ja) * 2008-09-11 2010-03-18 協和発酵キリン株式会社 医薬組成物
JP2013516428A (ja) * 2009-12-31 2013-05-13 大塚製薬株式会社 治療用化合物、及び関連する使用の方法
JP2017149734A (ja) * 2011-06-29 2017-08-31 大塚製薬株式会社 治療用化合物、及び関連する使用の方法

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040202717A1 (en) 2003-04-08 2004-10-14 Mehta Atul M. Abuse-resistant oral dosage forms and method of use thereof
US7329664B2 (en) * 2003-07-16 2008-02-12 Neurogen Corporation Substituted (7-pyridyl-4-phenylamino-quinazolin-2-yl)-methanol analogues
JP2007524673A (ja) * 2004-01-23 2007-08-30 アムジエン・インコーポレーテツド バニロイド受容体リガンドと治療におけるその使用
WO2006006740A1 (ja) * 2004-07-14 2006-01-19 Japan Tobacco Inc. 3−アミノベンズアミド化合物及びバニロイド受容体1型(vr1)活性阻害剤
KR101042490B1 (ko) 2004-07-15 2011-06-16 니뽄 다바코 산교 가부시키가이샤 축합 벤즈아미드 화합물 및 바닐로이드 수용체 1형(vr1)활성 저해제
EP2364705A3 (en) * 2004-08-19 2012-04-04 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Modulators of muscarinic receptors
TW200621251A (en) 2004-10-12 2006-07-01 Neurogen Corp Substituted biaryl quinolin-4-ylamine analogues
US7759337B2 (en) 2005-03-03 2010-07-20 Amgen Inc. Phthalazine compounds and methods of use
US7906508B2 (en) * 2005-12-28 2011-03-15 Japan Tobacco Inc. 3,4-dihydrobenzoxazine compounds and inhibitors of vanilloid receptor subtype 1 (VRI) activity
MX2009003673A (es) * 2006-10-04 2009-04-22 Pfizer Prod Inc Derivados de piridido[4,3-d]pirimidin-4(3h)-ona como antagonistas de los receptores de calcio.
US8497269B2 (en) 2008-10-10 2013-07-30 Amgen Inc. Phthalazine compounds as p38 map kinase modulators and methods of use thereof
WO2010042646A1 (en) 2008-10-10 2010-04-15 Amgen Inc. Aza- and diaza-phthalazine compounds as p38 map kinase modulators and methods of use thereof
US8546388B2 (en) 2008-10-24 2013-10-01 Purdue Pharma L.P. Heterocyclic TRPV1 receptor ligands
RU2529019C2 (ru) 2009-02-27 2014-09-27 Эмбит Байосайенсиз Корпорейшн Модулирующие jak киназу хиназолиновые производные и способы их применения
CA2792878C (en) * 2010-03-12 2019-10-22 Government Of The Usa, As Represented By The Sec., Dept. Of Health And Human Services Agonist/antagonist compositions and methods of use
CA2810024A1 (en) 2010-09-01 2012-03-08 Ambit Biosciences Corporation Quinazoline compounds and methods of use thereof
CN102558042B (zh) * 2011-12-23 2014-02-12 厦门康奥克科技有限公司 4-溴-6-甲基烟酸及其制备方法
US10653681B2 (en) 2016-03-16 2020-05-19 Recurium Ip Holdings, Llc Analgesic compounds
PL3752501T3 (pl) 2018-02-13 2023-08-21 Gilead Sciences, Inc. Inhibitory pd-1/pd-l1
EP3781556A1 (en) 2018-04-19 2021-02-24 Gilead Sciences, Inc. Pd-1/pd-l1 inhibitors
PT3820572T (pt) 2018-07-13 2023-11-10 Gilead Sciences Inc Inibidores pd-1/pd-l1
WO2020034912A1 (en) * 2018-08-11 2020-02-20 Hsieh Chia Hung Methods and combinations for modulating tolerance to opiates, opioids or opioid analgesics and treating acute and chronic pain
RS65335B1 (sr) 2018-10-05 2024-04-30 Annapurna Bio Inc Jedinjenja i kompozicije za lečenje stanja povezanih sa aktivnošću receptora apj
US11236085B2 (en) 2018-10-24 2022-02-01 Gilead Sciences, Inc. PD-1/PD-L1 inhibitors
DE102022104759A1 (de) 2022-02-28 2023-08-31 SCi Kontor GmbH Co-Kristall-Screening Verfahren, insbesondere zur Herstellung von Co-Kristallen

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002008221A2 (en) * 2000-07-20 2002-01-31 Neurogen Corporation Capsaicin receptor ligands
WO2003062209A2 (en) * 2002-01-17 2003-07-31 Neurogen Corporation Substituted quinazolin-4-ylamine analogues as modulators of capsaicin
JP2005525365A (ja) * 2002-03-01 2005-08-25 ユーロ−セルティーク エス.エイ. 疼痛の治療または防止に有用なチアジアゾリルピペラジン誘導体
JP2005526798A (ja) * 2002-03-22 2005-09-08 メルク シャープ エンド ドーム リミテッド 疼痛を治療するためのvr−1受容体修飾因子としてのヘテロ芳香族尿素誘導体

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004055003A1 (en) * 2002-12-13 2004-07-01 Neurogen Corporation 2-substituted quinazolin-4-ylamine analogues as capsaicin receptor modulators
TW200510373A (en) * 2003-07-14 2005-03-16 Neurogen Corp Substituted quinolin-4-ylamine analogues

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002008221A2 (en) * 2000-07-20 2002-01-31 Neurogen Corporation Capsaicin receptor ligands
WO2003062209A2 (en) * 2002-01-17 2003-07-31 Neurogen Corporation Substituted quinazolin-4-ylamine analogues as modulators of capsaicin
JP2005525365A (ja) * 2002-03-01 2005-08-25 ユーロ−セルティーク エス.エイ. 疼痛の治療または防止に有用なチアジアゾリルピペラジン誘導体
JP2005526798A (ja) * 2002-03-22 2005-09-08 メルク シャープ エンド ドーム リミテッド 疼痛を治療するためのvr−1受容体修飾因子としてのヘテロ芳香族尿素誘導体

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
FEBS LETT., vol. 481(2), JPN6009067274, 2000, pages 131 - 136, ISSN: 0001501513 *
JPN J. PHARMACOL., vol. 89(2), JPN6009067270, June 2002 (2002-06-01), pages 184 - 187, ISSN: 0001501511 *
PROC. NATL. ACAD. SCI. USA, vol. 99(4), JPN7009005564, 19 February 2002 (2002-02-19), pages 2374 - 2379, ISSN: 0001501512 *

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007535478A (ja) * 2003-07-14 2007-12-06 ニューロジェン・コーポレーション 置換キノリン−4−イルアミン類縁体
JP2010500346A (ja) * 2006-08-07 2010-01-07 ダウ アグロサイエンシィズ エルエルシー 2−置換−5−(1−アルキルチオ)アルキルピリジンの調製プロセス
WO2010029996A1 (ja) * 2008-09-11 2010-03-18 協和発酵キリン株式会社 医薬組成物
JP2013516428A (ja) * 2009-12-31 2013-05-13 大塚製薬株式会社 治療用化合物、及び関連する使用の方法
JP2017149734A (ja) * 2011-06-29 2017-08-31 大塚製薬株式会社 治療用化合物、及び関連する使用の方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2509616A1 (en) 2004-07-01
JP4695395B2 (ja) 2011-06-08
WO2004054582A1 (en) 2004-07-01
US20040142958A1 (en) 2004-07-22
EP1581225A1 (en) 2005-10-05
AU2003300791A1 (en) 2004-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4695395B2 (ja) 疼痛治療用の併用療法
US7074799B2 (en) Substituted quinazolin-4-ylamine analogues
US20040156869A1 (en) 2-substituted quinazolin-4-ylamine analogues
JP5421108B2 (ja) 2−フェノキシピリミジノン類縁体
JP2007509985A (ja) カプサイシン受容体作動薬
US20080153857A1 (en) Substituted (7-pyridyl-4-phenylamino-quinazolin-2-yl)-methanol analogues
JP2007523867A (ja) 置換複素環式ジアリールアミン類縁体
JP2006528640A (ja) 置換ピリジン−2−イルアミン類縁体
JP2011137018A (ja) 置換キノリン−4−イルアミン類縁体
JP2007534624A (ja) ビアリールピペラジニル−ピリジン類縁体
JP2007526339A (ja) アリール置換プリン類縁体
JP2008528613A (ja) 置換ピリダジニル−及びピリミジニル−キノリン−4−イルアミン類縁体
JP2007532570A (ja) 置換シンノリン−4−イルアミン類
JP2007526323A (ja) アリールアルキルアミノ置換キナゾリン類縁体
JP2010501571A (ja) ハロアルキル−置換ピリミジノン誘導体
JP2007523875A (ja) バニロイド受容体リガンドとしての置換ピリミジン−4−イルアミン類縁体
CN101558069A (zh) 顺式环己基取代的嘧啶酮衍生物
JP2007528419A (ja) 置換5,12−ジアザ−ベンゾアントラセン類縁体
JP2007537978A (ja) アリール基で置換されたベンゾ[d」イソチアゾール−3−イルアミン類縁体
AU2003205217A1 (en) Substituted quinazolin-4-ylamine analogues as modulators of capsaicin

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100402

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100409

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100419

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100426

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100531

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees