JP2006511402A - シガレットパッケージを製造するための装置 - Google Patents

Abstract

隣接して配設された複数のシガレット（１０）の直立した列の形式を有するシガレット群（１１）を構成するために、コンパクト又は鞍の位置にシガレットを配設するため、シャフト（１３）から相応の数のシガレット（１０）を押し出した後にシガレット（１０）の横断方向の変位が必要である。少なくとも端に配置され、かつシガレットマガジン（１２）のシャフト（１３）からシガレット（１０）を押し出すために備えられているプッシュロッド（１８）は、シガレットと共に横断方向に変位させることができる。

Description

本発明は、構成されたシガレット群のためのシガレットパックを製造するための装置であって、シガレット群が、積み重ねられたシガレットのそれぞれの列のための垂直なシャフトを包含するシガレットマガジンから押し出され得るように、またシガレット群が、マガジンに続くシガレット群を構成するための移送区間又はダイバータを介してシガレットコンベヤのポケット内に搬送され得るように構成されているこの装置に関する。

通常のシガレットパックでは、シガレットの水平な列が、正確に言うと２列又は３列のシガレットが構成されるように、シガレット群は形成されている。本発明は、シガレット群内のシガレットのより複雑な形式とこのような形式の生成に関する。

本発明が基礎とする課題は、シガレットマガジンから隣接するシガレットコンベヤへの搬送の地点に至るまでシガレット群を移動している間に、所望のシガレットの形式が搬送の結果として自動的に生み出されるように、シガレットを製造するための装置を、特に案内及び移送要素を有するシガレットマガジンを形成することである。

この課題を達成するため、本発明による装置は、直接隣接するシガレットを有する群の形式を生じさせるために、好ましくは垂直な列に配設された少なくとも幾つかのシガレットと、シガレットマガジンからシガレットを押し出すための少なくとも横方向のプッシュロッドとが、移送区間又はダイバータの領域内を横断方向に移動され得るように構成されていることを特徴とする。

シガレット群の形式は、好ましくは、複数の垂直な列が互いに隣接して配設されており、これらの列が、特に２つ又は３つの積み重ねられたシガレットから成る異なった数のシガレットを有するようになっている。ここで２つのシガレットから成る列は、３つのシガレットから成る隣接する列のシガレットに対して、「鞍の形態」に、即ち「互い違い」に、位置決めすべきである。

シガレットを押し出すためにシガレットマガジンの各シャフトに入る細長いプッシュロッドは、特別な方法で形成されている。そのサイズ及び相対位置のために、プッシュロッドは、積み重ねられた２つ又は３つのいずれかのシガレットを押し出す。ダイバータは、移送運動中に、シガレットの横断方向の変位が生じ、これにより密集した（横断方向の）形態が生じ、加えて、シガレットの２つの積み重ねから成る列のシガレットが、下及び／又は上の案内要素、特に案内リブによって支持されるように形成されている。従って、完全に構成されたシガレット群は、シガレットコンベヤ又はそのポケットに移動される。

本発明の更なる個々の特徴を、図面に関連させて以下で詳細に説明する。

シガレット１０−又は比較可能な細長い対象−を包装する場合、平行な整向で、しかしながら形式を与えられずに供給されるシガレット１０は、最初に特別に構成されたシガレット群１１にまとめられる。この場合、このようなシガレット群１１は、シガレットパックの中身に相当する。

シガレット群１１を構成するため、シガレット１０は、その下の領域が互いに隣接して配置された複数の垂直なシャフト１３から成るシガレットマガジン１２内に導入される。これらのシャフトは、同様に垂直な薄いシャフトの壁１４によって互いに限定されている。各シャフト１３は、密集した形態で個々に互いに上下に配設されたシガレット１０の垂直な列を含む（図１，図５）。

シガレット群１１を構成するため、相応の数のシガレット１０が、下端部でシャフト１３から押し出され、正確に言うと、少なくとも１つのシガレット１０が、各シャフト１３から押し出される。この場合、２つ又は３つのシガレット１０は、一度に特別に構成されたシガレット群１１を生じさせるためにシャフト１３から押し出される。互いに隣に配置されている１つのユニットに属するシャフト１３の数は、操作サイクル毎に押し出されるべきシガレット１０の列の数に一致する。

プッシュロッド１５，１６，１７，１８は、シガレットマガジン１２からシガレット群１１を押し出すために使用される。これらのプッシュロッドは、共同キャリヤ１９の片側に取り付けられている本質的に長方形の横断面プロフィルを有する細長いアームである。全てのプッシュロッド１５〜１８は、変位によってシガレットマガジン１２の裏側の初期位置（図１及び２において右側）からシャフト１３を経てその下の領域に移動され、最終的に、これらのプッシュロッドは、構成されたシガレット群１１が搬送位置、特にシガレットコンベヤ２１のポケット２０に達している最終位置（図１，図４）に達する。

プッシュロッド１５〜１８は、異なった横断面寸法を、特に異なった幅及び／又は高さを有する。中央の２つのプッシュロッド１５は、それぞれ３つの積み重ねられたシガレットから成る列２２を押し出すために使用される。プッシュロッド１５は、シャフト１３内の内部スペースよりも僅かに小さい横断方向寸法を有する。これに隣接して、２つのシガレット１０は、即ち２つの積み重ねられたシガレット１０から成る列２３は、相応に構成されたプッシュロッド１６によって押し出されるべきである。シガレットマガジン１２から押し出される場合、これらのシガレットは、隣接する列２２のシガレット１０に対して高さに関してずれているべきである（図６）。プッシュロッド１６は、プッシュロッド１５よりも高さが小さく、また下の境界又はベースプレート２４から間隔を置いて位置決めされている。

隣接するプッシュロッド１７は、高さに関しては、プッシュロッド１５と比較可能である。これらのプッシュロッドは、３つのシガレット１０を含む列２２を押し出すために使用される。プッシュロッド１７は、狭い幅を有し、対応するシャフト１３内でずらされて配設されており、特にシャフト１３において隣接するプッシュロッド１６（図５）に面した側に位置決めされている。これにより、プッシュロッド１８に面した側に間隙が構成されることになる。

外側のプッシュロッド１８は、２つのシガレット１０を含む列２３を押し出すために使用され、従って、相応に配設及び寸法設定されているが、狭い幅を有し、従って薄壁形成となっている。プッシュロッド１８は、対応するシャフト１３に対して中央に位置決めされている（初期位置において）。

シガレット群１１の形式は、シガレットマガジン１２からシガレットコンベヤ２１にシガレット群１１を移送運動させている間に完成される。特に図７で見ることができるように、この模範的な実施例では、シガレット群１１は、いずれの場合も２つ又は３つの積み重ねられたシガレット１０から成る８つの垂直な列２２，２３から成る。２つのシガレット１０を含む列２３は、それぞれ外側に備えられている。同じ高さで互いに隣接して配置されたシガレット１０を含む２つの列２２は、シガレット群１１の中央に位置している。シガレット群１１のこの形式は、特に丸みのあるサイドウォールを有するフラップ式の蓋のボックスから成るタイプのシガレットパックに適している。

列２２に対する列２３内のシガレット１０のズレ（鞍の形態）は、シガレットマガジン１２の領域で予め設定されている。選択されたシャフト１３内のそれぞれ下のシガレット１０は、ベースプレート２４から適当な間隔−シガレット直径の約半分−を置いて列２３の下のシガレット１０を支持するスペーサと共に下端部に備えられている。これらのスペーサは、リブ、正確に言えばボトムリブ２５であり、これらのリブは、列２３と対応したシャフト１３内のほぼ中央でベースプレート２４に沿って延在する。これらのシャフト１３に入るプッシュロッド１６，１８は、ボトムリブ２５の上を移動される。列２３のそれぞれ下のシガレット１０は、対応するボトムリブ２５の上に載っている。支持要素として作用するボトムリブ２５は、シガレット１０のための全ての移送区間にわたって、即ちシガレットコンベヤ２１まで延在する。列２２のシガレット１０は、−ボトムリブ２５の間で−直接ベースプレート２４の上に載っている。

シガレットマガジン１２は、シガレットコンベヤ２１から距離を置いて配置されている。この中間の領域に配設されているのが成形部２６であり、ダイバータとも呼ばれ、これは、シガレット１０、又は押し出されたしがレット群１１を、搬送運動の間に最終形式にもたらす。成形部２６は、共同のベースプレート２４の上に取り付けられており、本質的にサイドウォール２７及びカバーウォール２８を有する閉じた横断面の通路として形成されている。互いに上下に配設された３つのシガレット１０を含む列２２は、ほぼ一致するようにベースプレート２４とカバーウォール２８の間に位置する。列２３のシガレット１０も、カバーウォール２８に対して間隔を置いて保持されており、正確に言う上のリブ、特にトップリブ２９によって保持されている。リブ２５，２９は、同時に、列２２のシガレット１０のための横方向ガイドを構成する。端の列２３のシガレット１０は、少なくとも上側に、特別なガイドを、特に案内ラグ３０を備えており、この案内ラグは、形状一体的に上のシガレット１０の上の輪郭を部分的に包囲する。これは、隣接する列２２，２３のシガレット１０が搬送中に互いに干渉することを防止する。

特別な特徴は、シャフト１３の形態又はシャフトの壁１４のために互いに距離を置いて押し出されるシガレット１０が、成形部２６の領域内の横断方向運動によって互いに密集した形態になるまで押されることを要件とする（図６，図７）。これは、特に内面３１が収束するサイドウォール２７によって、シガレット１０の運動の方向に先細る漏斗形の横断面を有する成形部２６によって得られる。シガレット１０の横断方向の変位は、少なくとも端のプッシュロッド１８の横断方向の変位を伴っている。これらのプッシュロッドは、前進運動中に横断方向に負荷を受け、その結果、これらのプッシュロッドは、成形部２６の輪郭に従って、内側に移動され、特にこれらの端のプッシュロッド１８の問題のない変形を可能にするために内側に弾性変形される（図４）。端のシャフトの壁１４は、シガレット１０の押し出し方向に小さくなる寸法で形成形成されている（図２）。

案内又は支持リブ、特にボトムリブ２５及びトップリブ２９は、端のシガレット１０の横断方向の変位に従い、またシガレット１０のための上又は下の支持面を構成する変化する幅の輪郭を有し、その結果、リブ２５，２９は、成形部２６の領域内を搬送している間に、また横断方向の運動に関して最適な支持を提供する。

押出し運動の間の端のプッシュロッド１８の横断方向の運動又は横断方向の変形は、プッシュロッド１８が押し出し運動の間に支承される位置固定の案内要素によってもたらされる。これらの案内要素は、それぞれ垂直な回転の軸を有するプッシュロッドの運動の経路に隣接して横に取り付けられている支持ローラ３２である。支持ローラ３２は、プッシュロッド１８の外側で支承される。押出し運動の間にプッシュロッド１８の変形及び互いに向かう横断方向の運動が外側のシャフト１３内で行われるように、一方で支持ローラ３２の相対位置が、他方でプッシュロッド１８の形状及び位置が選択されている。プッシュロッド１８は、完全に（弾性的に）変形可能である。この模範的な実施例では、プッシュロッド１８の薄壁の端部領域３３は、この端部領域３３の弾性変形がキャリヤ１９から生じる地点で行なわれ、その結果、プッシュロッド１８が傾斜した位置にもたらされるようにブロック状のキャリヤ１９に固定されている（図４）。端部領域３３は、キャリヤ１９のスリット内で若干収束する相対位置に固定されている。加えて又は選択的に、プッシュロッド１８の前端部は、成形部２６の収束する内面３１によって該当するシガレット１０の横断方向の変位と対応して内側に案内される。

隣接するシャフト１３内のシガレット１０、特にプッシュロッド１６及び１７に対応したシガレット１０も、密集した形態を構成するために成形部２６によって横断方向に変位させられる。プッシュロッド１６，１７に対して相対的な運動を容易にするために、その端面３４，３５は、シガレット１０の変位の方向に傾斜を付けてある（図２〜図３）。

シガレットコンベヤ２１のポケット２０も、シガレット群１１の特別な形式に適合している。その上及び下又は半径方向に外側及び内側のポケットの壁に、各ポケット２０は、突出部３６，３７を有し、これらの突出部は、数の少ないシガレット１０を含む列２３によって構成された切取り部又は間隙に入る（図７）。突出部３６，３７は、ボトムリブ２５又はトップリブ２９の連続部に続いているが、シガレット群１１内の密集した形態をしたシガレット１０の配設に基づいている。

シガレットマガジンの（下の）部分を、垂直断面図で示す。 下の断面内の水平領域にある図１によるシガレットマガジンを示す。 要素の位置が変更された図２と同様の図を示す。 再び要素の位置が変更された図３に対応する更なる図を示す。 図３における断面Ｖ−Ｖに対応するシガレットマガジンの領域内の横断面図を示す。 図３の断面ＶＩ−ＶＩの領域内の横断面図を示す。 図４の断面ＶＩＩ−ＶＩＩに対応するシガレットコンベヤの領域内の横断面図を示す。

符号の説明

１０ シガレット
１１ シガレット群
１２ シガレットマガジン
１３ シャフト
１４ シャフトの壁
１５ プッシュロッド
１６ プッシュロッド
１７ プッシュロッド
１８ プッシュロッド
１９ キャリヤ
２０ ポケット
２１ シガレットコンベヤ
２２ 列
２３ 列
２４ ベースプレート
２５ ボトムリブ
２６ 成形部
２７ サイドウォール
２８ 移送壁
２９ トップリブ
３０ 案内ラグ
３１ 内面
３２ 支持ローラ
３３ 終端領域
３４ 端面
３５ 端面
３６ 突出部
３７ 突出部

Claims (10)

1. 構成されたシガレット群（１１）のためのシガレットパックを製造するための装置であって、シガレット群（１１）が、積み重ねられたシガレット（１０）のそれぞれの列のための垂直なシャフト（１３）を包含するシガレットマガジン（１２）から押し出され得るように、またシガレット群（１１）が、シャフト（１３）に続くシガレット群（１１）を構成するための成形部（２６）を包含する移送区間に沿って搬送され、かつシガレットコンベヤ（２１）のポケット（２０）内に押し込まれ得るように構成されているこの装置において、
   直接隣接するシガレット（１０）を有するシガレット群（１１）の形式を生じさせるために、好ましくはシガレット群（１１）内の垂直な列（２２，２３）に配設された少なくとも幾つかのシガレット（１０）と、少なくとも横方向のプッシュロッド（１８）とが、成形部（２６）の領域内を横断方向に移動され得るように構成されていることを特徴とする装置。
2. 該当するシャフト（１３）の押し出されたシガレット（１０）が、押出し工程の間に隣接するシャフト（１３）のシガレット（１０）に対して高さに関してずれているように、シガレットマガジン（１２）の各シャフト（１３）のためのアーム状のプッシュロッド（１５，１６，１７，１８）が、シャフト（１３）毎に異なった数のシガレット（１０）にサイジングするため、特に２つ又は３つのいずれかの積み重ねられたシガレット（１０）にサイジングするために異なった有効高さで形成されており、特に２つのシガレット（１０）にサイジングするために比較的小さい全高を有するプッシュロッド（１６，１８）が、シガレットマガジン（１２）の下の押出し面から間隔を置いて、特にベースプレート（２４）から間隔を置いて配設されていることを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. 隣接するシャフト（１３）内のシガレット（１０）の異なった相対位置を設定するために、少なくとも個々のシャフト（１３）が、その下端部に支持要素を有し、これらの支持要素が、隣接するシャフト（１３）のシガレット（１０）に対して相対位置を設定しつつ、それぞれシャフト（１３）内の下のシガレット（１０）を支持し、これらの持上げ又は支持要素が、リブ、特にボトムリブ（２５）として形成されていることを特徴とする請求項１又は２に記載の装置。
4. リブ、特にボトムリブ（２５）が、好ましくはシャフト（１３）の領域内のボトムリブ（２５）の不断の連続部として、シガレットマガジン（１２）に続く成形部（２６）の領域内に延在することを特徴とする請求項３に記載の装置。
5. 成形部（２６）が、閉じた横断面の通路として形成されており、ベースプレート（２４）及びカバーウォール（２８）の領域内に配設されているリブ、特にボトムリブ（２５）及びトップリブ（２９）が、それぞれ少数のシガレット（１０）を有するシガレット（１０）の垂直な列（２３）の領域内に配設されていることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１つに記載の装置。
6. シガレット群（１１）を構成するために、密集した形態にシガレット（１０）を位置決めするため、シガレット（１０）は、シガレットマガジン（１２）を出た後に横断方向に変位させることができ、少なくとも端のプッシュロッド（１８）が、横断方向に、好ましくは弾性変形と共に、成形部（２６）の領域内の対応するシガレット（１０）と共に移動可能であることを特徴とする請求項１〜５のいずれか１つに記載の装置。
7. 成形部（２６）の領域内のリブ−ボトムリブ（２５）、トップリブ（２９）−が、特にリブの経過が収束する結果として、対応するシガレット（１０）又は列（２２，２３）の−横断方向に整向された−変位に従うことを特徴とする請求項３〜６のいずれか１つに記載の装置。
8. 少なくとも端のプッシュロッド（１８）が、支持又は案内要素、特にシガレットマガジン（１２）の領域の外側の支持ローラ（３２）に支承され、一方では支持ローラ（３２）の相対位置のために、他方ではプッシュロッド（１８）の形状及び位置のために、支持ローラ（３２）に支承された結果として弾性変形によって成形部（２６）の領域内で前記プッシュロッドを横断方向に移動させることが可能であることを特徴とする請求項６又は７に記載の装置。
9. 端の列（２２，２３）のシガレット（１０）が、対応するプッシュロッド（１６，１７）に対して相対的に横断方向に移動され得、プッシュロッド（１６，１７）の端面（３４，３５）が、シガレット（１０）の横断方向の移動に対応して斜めに整向されていることを特徴とする請求項１〜８のいずれか１つに記載の装置。
10. シガレットマガジン（１２）又は成形部（２６）に隣接するシガレットコンベヤ（２１）のポケット（２０）が、ボトムリブ（２５）及びトップリブ（２９）の連続部又は延長部にリブ状の突出部（３６，３７）を有することを特徴とする請求項３〜９のいずれか１つに記載の装置。

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