JP2006349765A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接触式転写手段を採用する画像形成装置において、接触転写部材の耐久による抵抗変動を回復させる逆バイアス印加シーケンスによるダウンタイムを減らす。
【解決手段】転写位置に対して互いに交代可能な転写部材を複数備え、転写部材の1つが転写位置にあるときは他の転写部材は非転写位置にあり、転写位置にある転写部材にはその芯金に電源から転写バイアスが印加され、画像形成中に非転写位置にある転写部材の少なくとも1つには該転写部材の外側に接する電極に前記電源から前記転写バイアスと同極性のバイアスが印加されて転写時とは逆方向の電流が流されることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、接触式転写手段を採用する複写機・プリンタ・ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
電子写真方式等の画像形成装置において、感光体等の像担持体から転写材等の記録媒体又は中間転写体にトナー像を1次転写する転写手段、もしくは中間転写体から記録媒体にトナー像を2次転写する転写手段としては、近年では、コロナ放電を用いた非接触の転写帯電器よりも、オゾン発生量の少ない転写ローラや転写ブレードなどの接触転写部材(接触転写帯電器)を採用するものが多くなっている。この場合、像担持体である感光体や中間転写体に対して転写電流を安定的に流すためには接触転写部材の電気抵抗が所定の範囲内で安定していることが望ましい。
転写ローラなどの接触転写部材は中抵抗に導電処理されたスポンジやゴムで構成されていて、使用とともに通電履歴によって電気抵抗が変化するものがある。イオン導電処理された導電スポンジや導電ゴムはこの傾向が顕著である。
この耐久抵抗変動に対してはATVCなどのフィードバックを用いて高圧出力を最適化する方法があるが、抵抗値が数倍〜数十倍も上がった場合にそれに合わせて数倍〜数十倍の可変高圧出力を発生する高圧電源を採用するのは現実的でない。
イオン導電材料の耐久抵抗変動に対しては通電履歴と逆方向に電流を通電することで回復することが知られていて転写工程を終えた後に逆バイアスを印加する画像形成がある(特許文献1)。
特開平10−221977号公報
しかしながら、逆バイアスを用いて転写ローラの抵抗変動を回復させるには通電履歴と相当量の逆バイアスの通電が望ましく、たとえば電流の絶対値が同じなら同じ時間、電流の絶対値が2倍なら半分の時間の逆バイアス通電が望ましい。逆バイアスの通電時間を短くするために逆極性の高圧出力値を上げるには高圧電源のコストに大きく影響する。また高速複写機やプリンタなどプリント量の多い出力装置においては大量出力後に長時間の逆バイアス印加シーケンスを設けることは出力ジョブのダウンタイムを発生させ、装置の生産性を低下させる。
例えばプロセススピード300mm/秒の、中間転写体を用いた4色フルカラー電子写真装置において、通紙領域だけ2次転写バイアスを印加した場合、A4サイズ横送り(210mm)の通紙時間は1枚あたり0.7秒となる。今、連続100枚のプリントジョブを行なうと2次転写ローラの通電時間は70秒となる。ジョブ終了後に70秒間の逆バイアス通電をしようとすると1分以上も次のプリントジョブが開始できなくなってしまう。仮に2倍の電流で逆バイアスを印加したとしても35秒であるが、1回の出力枚数が多くなれば逆バイアスの出力電流を大きくするだけでは対応できないのが現状である。
本発明は、逆バイアスを用いて接触転写部材の抵抗変動を回復させる従来技術の上記の課題を解決するものである。すなわち、高速、高生産性プリンタや複写機においても逆バイアス印加シーケンスによるダウンタイムを減らすことを、簡易な構成で達成することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、転写位置で像担持体に対して記録媒体を介して転写部材を接触させ、転写部材に転写バイアスを印加して像担持体上のトナー像を記録媒体に転写する画像形成装置において、転写位置に対して互いに交代可能な転写部材を複数備え、転写部材の1つが転写位置にあるときは他の転写部材は非転写位置にあり、転写位置にある転写部材にはその芯金に電源から転写バイアスが印加され、画像形成中に非転写位置にある転写部材の少なくとも1つには該転写部材の外側に接する電極に前記電源から前記転写バイアスと同極性のバイアスが印加されて転写時とは逆方向の電流が流されることを特徴とする。
上記のように、複数の転写部材を具備させて交互に使うようにし、使用されていない転写部材については画像形成装置の画像形成中に転写時とは逆方向の電流を流す(逆バイアス印加)構成により、逆バイアス印加時間を、ダウンタイムを発生させずに,十分に確保でき、転写部材の抵抗変動を、簡易な方法で抑えることができる。
(1)画像形成装置例の全体的概略構成
図1は本実施例におけるフルカラー電子写真画像形成装置の概略構成図である。
この画像形成装置は、第1の像担持体としての1つのドラム型の電子写真感光体(以下、ドラムと略記する)1を備えている。ドラム1は矢印の反時計方向に所定の速度(プロセススピード)で回転駆動され、1次帯電ローラ2によって表面が−500V〜−1000V程度に一様に帯電される。ついで、その帯電面に対して像露光手段としてのレーザースキャナー3によって画信号に応じた選択的なレーザー走査露光がなされる。これによりドラム1の表面に露光パターンに対応した静電潜像が形成される。その静電潜像が現像装置4によってネガトナーを用いてトナー像として反転現像される。
現像装置4は、回転自在に支持されたロータリ4Rと、このロータリに搭載した4つの現像器、すなわち、イエロートナー現像剤を収容した現像器4Y、マゼンタトナー現像剤を収容した現像器4M、シアントナー現像剤を収容した現像器4C、ブラックトナー現像剤を収容した現像器4Bを有する。そして、ロータリ4Rが回転されることで、ドラム1に形成された静電潜像に対応する色のトナーが収納された現像器が、感光体ドラム1に対向した現像位置へと移動され、静電潜像がその現像器によってトナー像として現像される。
6は第2の像担持体(または第1の記録媒体)としての中間転写体である。この中間転写体6は、誘電体製のフレキシブルなベルト部材(以下、ベルトと略記する)であり、駆動ローラ20、2次転写対向ローラ8、テンションローラ9に懸回張設されている。7は1次転写ローラ(接触転写帯電部材)であり、ベルト6の内側に配設され、ベルト6を介してドラム1に圧接させてある。そのドラム1とベルト6の接触部が1次転写部T1である。ベルト6は駆動ローラ20により矢印の時計方向にドラム1の回転速度とほぼ同じ速度で回動駆動される。そして、ドラム1に形成されたトナー像が1次転写部T1においてベルト6の表面に1次転写される。この1次転写過程時においては、1次転写ローラ7に対して1次転写バイアス印加電源21から+20V〜+100μA程度のプラスバイアスが印加される。ベルト6に対するトナー像1次転写後のドラム1の面は第1クリーナー5により清掃されて転写残トナー等の残留付着物が除去され、繰り返して作像に供される。
フルカラーモード時は、上記のドラム1に対する帯電・露光・現像によるトナー像形成工程と、ベルト6に対するトナー像の1次転写工程が、フルカラー画像の成分色像である、イエロー像、マゼンタ像、シアン像、ブラック像の4つについて順次に繰り返して実行される。これにより、ベルト6には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が多重転写されてフルカラーの未定着トナー像が合成形成される。
そして、ベルト6に合成形成されたフルカラーの未定着トナー像は、引き続くベルト6の回動により2次転写装置11の2次転写ローラ(接触転写帯電部材)10と、2次転写対向ローラ8のベルト懸け回し部分との対向部である2次転写部T2に搬送される。
一方、不図示の給紙機構部から転写材等の記録媒体(第2の記録媒体)Pが1枚分離給送される。その記録媒体Pの先端がその時点では回転を停止しているレジストローラ対22のニップ部に受け止められる。これにより記録媒体Pの斜行修正がなされる。その記録媒体Pがレジストローラ対22の回転により所定の制御タイミングで2次転写部T2に搬送される。すなわち、ベルト6上に形成されたフルカラーの未定着トナー画像の画像先端が2次転写部T2に到達するタイミングで、その2次転写部T2に記録媒体Pのプリント開始位置が一致するようにレジストローラ対22の回転開始が制御される。そして、記録媒体Pが2次転写部T2においてベルト6と2次転写ローラ10に挟まれて挟持搬送されていく過程において、記録媒体Pに対して、ベルト6上の4色フルカラーの未定着トナー画像が一括2次転写される。この2次転写過程時において、2次転写ローラ10には2次転写バイアス印加電源14から+20V〜+100μA程度のプラスバイアスが印加される。
2次転写部T2を出た記録媒体Pはベルト6の面から曲率分離して、定着手段としてのヒートローラ定着器12へ導入される。この定着器12は、互いに圧接して定着ニップ部を形成し、回転する定着ローラ(熱ローラ)12aと加圧ローラ12bを有する。記録媒体Pは定着ニップ部で挟持搬送されて熱と圧力を受ける。これにより、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が溶融混色してフルカラープリント画像として記録媒体表面に定着される。その画像定着済みの記録媒体Pが機外に排出される。
又、記録媒体分離後のベルト6の面は第2クリーナ23により清掃されて転写残トナー等の残留付着物が除去され、繰り返して作像に供される。
なお、ベルト6に対するトナー像の繰り返しの1次転写実行過程においては、2次転写ローラ10と第2クリーナ23は、ベルト6に1次転写されたトナー像を乱さないように、ベルト6面から離間した状態に保持される。
黒単色モードの場合は、ドラム1にブラッツクトナー像だけが形成され、それがベルト6に1次転写され、さらに記録媒体Pに2次転写され、その記録媒体Pが定着器12へ導入される。
(2)2次転写装置11
2次転写装置11は、回転可能に支持されたロータリ16と、このロータリに搭載した並行2本の第1と第2の2次転写ローラ10(1)と10(2)を有する。図2はこの2次転写装置11の斜視模型図である。
第1と第2の2次転写ローラ10(1)と10(2)は、イオン導電剤を添加して抵抗調整したウレタン、EPDM、NBRなどの導電性スポンジで、電気抵抗が1×10〜2×10Ωに調整されたものを用いている。
そして、上記2本のローラ10(1)と10(2)はロータリ16に対してロータリ回転軸線に関して互いに180°離れた位置に配設してある。従って、一方のローラ10(1)がベルト6に対向する2次転写位置にあるとき、他方のローラ10(2)はその位置よりも180°離れた退避位置(非転写位置)にある関係となる。
制御手段50は上記のロータリ16を駆動機構51により180°間欠回転駆動させる。これにより、上記2本のローラ10(1)と10(2)は上記の2次転写位置と退避位置とに交代切換えされる。
また、2次転写位置にあるローラ、ここでは第1の2次転写ローラ10(1)とした場合、そのローラ10(1)は制御手段50で制御される不図示のシフト機構の作動により、ベルト6に対して接離可能に構成されている。そして、制御手段50はシフト機構を制御して、2次転写部T2においてベルト6から記録材体Pに対してトナー像を2次転写する過程時にはローラ10(1)を記録材体Pを介してベルト6に圧接させる。また、この2次転写過程時以外は、制御手段50はシフト機構を制御して、ローラ10(1)をベルト6から離間させる。
2次転写位置にあるローラ10(1)は、その芯金と2次転写バイアス印加電源14とが電気的に導通状態になる。そして2次転写実行時には該電源14からローラ芯金に2次転写バイアスが印加される。2次転写は、現像剤にネガトナーを使用した場合にはローラ10(1)に+20V〜+100μA程度のプラスバイアスを印加することで、ベルト6上のトナー像を記録媒体Pに転写できる。
2次転写バイアス印加電源14には+5kVまで出力可能な定電圧電源を用いている。画像形成開始の前には出力する2次転写電圧を決定するためにローラ10(1)の抵抗値を検出する必要がある。
そこで、制御手段50はシフト機構を制御して、装置の駆動状態で非通紙の状態時のベルト6にローラ10(1)を当接させて所定の電圧を印加し、その時の電流を検出する。検出結果の電流−電圧関係から2次転写部T2(2次転写対向ローラ8、ベルト6、ローラ10(1))の抵抗値を求め、必要電流を流すための電圧を決定し、これに転写媒体Pの分担電圧相当を加算した電圧を出力電圧として設定する。
例えば、出力したい2次転写電流が+20μAのとき、非通紙時に+2kV印加したときの電流が+20μAであった場合必要電圧は+2kVであり、記録媒体Pの分担電圧が800Vであったならば、通紙時に必要な電圧は+2.8kVと設定する。
通電耐久と共にローラ10(1)の抵抗値が上昇していった場合にはこの設定電圧値が上昇するが、高圧電源の出力可能電圧値の範囲内であれば使用可能である。
一方、2次転写ローラの抵抗変動を緩和するにはマイナスバイアスを印加する必要がある。そこで、退避位置にあるローラ、ここでは第2の2次転写ローラ10(2)とした場合、そのローラの芯金にはマイナスバイアスを発生する高圧電源15が接続され、表面にはアース電極13が当接されようにしている。これによって、ローラ10(2)の芯金から表層に向かって2次転写時と逆の電流(逆バイアス)を流すことが出来る。アース電極13は2次転写ローラの長さと同じかそれよりも長い円筒形状である。このアース電極13は制御手段50で制御される駆動手段52により回転駆動される。ローラ10(2)はこれに当接しているアース電極13の回転駆動により従動回転する。
制御手段50は駆動手段52を制御して、装置が動作状態にあるときにアース電極13を回転駆動しつつ電源15から逆バイアスを出力する。装置の動作が停止する時には逆バイアス出力も停止する。必要に応じて、このときの出力電圧と流れた電流を所定時間毎に検知することにより退避位置にあるローラ10(2)の抵抗値を求め、所定の抵抗値以下になっているかを知る、制御手段構成にすることも可能である。
プロセススピード300mm/秒の装置で通紙領域だけ2次転写バイアスを印加した場合、A4サイズ横送り(210mm)の通紙時間は1枚あたり0.7秒となる。今、連続100枚のプリントジョブを行なうと、退避位置にあるローラ10(2))の通電時間は70秒となる。制御手段50は、このときの電流値、たとえば+20μAと通電時間を記憶しておく。
制御手段50は、ジョブ終了時に、2次転写装置11のロータリ16を半回転させて、こんどは、ローラ10(1)を2次転写位置から退避位置に、ローラ10(2)を退避位置から2次転写位置に交代させて切換える。2次転写位置に移動したローラ10(2)はその芯金と2次転写バイアス印加電源14とが電気的に導通状態になる。
また、退避位置に移動したローラ10(1)の芯金にはマイナスバイアスを発生する高圧電源15が接続され、表面にはアース電極13が当接する。そして、次のプリントジョブでは逆バイアス電流の絶対値を前のジョブの2次転写バイアスと同じ電流設定(−20μA)であれば70秒、例えば2倍の電流設定(−40μA)であれば35秒を、退避位置に移動したローラ10(1)に通電するようにした。
用いた2次転写ローラの耐久初期の抵抗値が1×10Ωである場合には+20μA出力するために+2kV必要であり、記録媒体Pの分担電圧数百Vを加算したとしても+3kVで制御可能である。2次転写ローラの抵抗が通電耐久により2×10Ωまで上昇した場合に同じ電流値に対しての電圧は+4kV、記録媒体Pの分担電圧を加算すると高圧電源の上限値+5kV近くになる。
そこで、検出された2次転写ローラの抵抗値が2×10Ωを超えたことが制御手段50により表示部53に報知されたら、2次転写ローラ10の寿命(所望の2次転写機能が得られなくなった状態)としてメンテナンス交換するようにした。
逆バイアスを利用しない構成の場合、図3に示すように耐久枚数と共に抵抗上昇が起こって10万枚で寿命となり、10万枚毎の交換メンテナンスが必要である。
ジョブの後に一定時間逆バイアスを通電した場合には15万枚で寿命の抵抗値となりメンテナンスは15万枚間隔となった。
プリントジョブ中に逆バイアスを印加しながら2本の2次転写ローラ10(1)、10(2)を交互に使用した場合のローラ1本当たりの通紙枚数をグラフの横軸としたとき20万枚で寿命の抵抗値となった。
2本の2次転写ローラを交互に使用するので、2本とも寿命となって交換するまでには40万枚交換メンテナンスが不要となった。
1本の2次転写ローラを用いてジョブ後に逆バイアスを使う場合と比較して2.6倍、逆バイアスを利用しない場合と比較して4倍の耐久枚数まで交換メンテナンスが不要となった。
2次転写位置にあるローラ10(1)を用いて画像形成を行なっている間に、退避位置にあるローラ10(2)への逆バイアス印加が可能となり、逆バイアスシーケンスに必要な時間を画像形成ジョブと同時に進行させることが出来るので、装置のダウンタイムをほとんど無くすことが出来る。
従来方式よりも2次転写ローラの抵抗上昇による寿命も延ばすことが可能となる。
その結果、2本の2次転写ローラを交互に使用した場合は2本の2次転写ローラが寿命になるまで交換しなくてすむので、メンテナンス時期も2倍以上に延ばすことが可能となる。2次転写ローラ交換メンテナンスのコスト及びダウンタイムを減らすことが実現できる。
本実施例は、図4、図5のように、2次転写バイアス出力高圧電源14は2次転写位置にあるローラ10(1)の芯金と、退避位置にあるローラ10(2)の表面に当接する逆バイアス印加用電極17との両方に接続される。制御方法は定電圧出力とする。電極17は2次転写ローラの長さと同じかそれよりも長い円筒形状で、制御手段50で制御される駆動手段52により回転駆動される。退避位置にあるローラ10(2)はこれに当接した電極17が回転駆動されることで従動回転する。また電極17は退避位置にあるローラ10(2)に対して、制御手段で制御される不図示のシフト機構により接離可能に構成されている。また退避位置にあるローラ10(2)の芯金は接地されている。電極17が退避位置にあるローラ10(2)に当接状態にされることで、高圧電源14から出力されるバイアス電圧を、2次転写位置にあるローラ10(1)と退避位置にあるローラ10(2)の両方に印加することができる。電極17が退避位置にあるローラ10(2)から離間されることで、高圧電源14から出力されるバイアス電圧を、2次転写位置にあるローラ10(1)だけに印加することができる。
その他の画像形成装置構成及び2次転写装置構成は前述の図1・図2と同様であるから再度の説明は省略する。
本実施例においては、上記の構成により、退避位置にあるローラ10(2)に対して電極17でローラ表面側から芯金方向に向かって正バイアスを印加するようにしている。電流の流れる方向は逆になるため、その2次転写ローラの抵抗上昇を抑える効果が得られる。
高圧電源14から出力される転写バイアス電圧の設定値は、2次転写を行なっているローラ10(1)にのみ通電されるときの第1設定値:V1と、退避位置にあるローラ10(2)にも同時に通電されるときの第2設定値:V2との2種類を用意して、状況に応じて設定値を変えている。
第1設定値V1と第2設定値V2の算出については以下のように行なう。
制御手段50は、退避位置にあるローラ10(2)への逆バイアス印加が必要ない場合には、非通紙の状態のベルト6にローラ10(1)を当接させ、かつ電極17は退避位置にあるローラ10(2)から離間した状態にする。そして電源14からローラ10(1)に所定の電圧を印加して、その時の電流を検出する。検出結果の電流−電圧関係から2次転写部(対向ローラ8、ベルト6、ローラ10(1))の抵抗値:R1を求め必要電流を流すための電圧を決定する。これに転写媒体Pの分担電圧相当を加算した電圧を第1設定値V1(出力電圧V1)として設定する。
また制御手段50は、退避位置にあるローラ10(2)への逆バイアス印加が必要である場合には、非通紙の状態のベルト6に2次転写位置にあるローラ10(1)を当接させる。また退避位置にあるローラ10(2)に電極17を当接させる。そして、電源14からローラ10(1)と10(2)に所定の電圧を印加して、その時の電流を検出する。検出結果の電流−電圧関係から2次転写部(対向ローラ8、ベルト6、ローラ10(1)、ローラ10(2))の抵抗値:R2を求め必要電流を流すための電圧を決定する。これに転写媒体Pの分担電圧相当を加算した電圧を第2設定値V2(出力電圧V2)として設定する。
上記で求められた抵抗値R1とR2より次式を用いて退避位置のローラ10(2)の抵抗値Rが求められる。
1/R=(1/R2−1/R1)
本実施例2では退避位置のローラ10(2)が所定の抵抗値よりも高い場合にはプリントジョブ中に逆バイアスを印加し、所定の抵抗値以下になったら逆バイアスを印加しないようにした。
上記の構成とすることにより、逆バイアス専用の高圧電源を省略する(コストダウン)することができ、定電圧制御出力のため退避位置にある2次転写ローラの状態によらず、安定した2次転写バイアスの出力が可能である。
なお、実施例は2本のローラを交互に使う例であるが、本発明は2本に限定するものではない。
また、実施例では2次転写ローラを例に取り上げているが、本発明は、像担持体から記録材体または中間転写体にトナー像を転写させる1次転写装置にも適用できる。
接触転写部材はローラ体に限られず、ブレード体、回動ベルト体等の他の形態の部材であってもよい。
画像形成装置の概略構成図 2次転写装置の斜視模型図 耐久枚数と転写ローラの抵抗変化を示すグラフ 画像形成装置の概略構成図 2次転写装置の斜視模型図
符号の説明
1.感光体ドラム、2.帯電ローラ、3.レーザースキャナー、4.現像器、5.クリーナー、6.中間転写体、7.1次転写ローラ、8.2次転写の対向ローラ、9.テンションローラ、10(1)・10(2).2次転写ローラ、12.定着器、13.アース電極、14.高圧電源、15.高圧電源、16.ロータリ、17.逆バイアス印加用電極、20.駆動ローラ

Claims (4)

  1. 転写位置で像担持体に対して記録媒体を介して転写部材を接触させ、転写部材に転写バイアスを印加して像担持体上のトナー像を記録媒体に転写する画像形成装置において、
    転写位置に対して互いに交代可能な転写部材を複数備え、転写部材の1つが転写位置にあるときは他の転写部材は非転写位置にあり、転写位置にある転写部材にはその芯金に電源から転写バイアスが印加され、画像形成中に非転写位置にある転写部材の少なくとも1つには該転写部材の外側に接する電極に前記電源から前記転写バイアスと同極性のバイアスが印加されて転写時とは逆方向の電流が流されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電源が定電圧制御であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体が電子写真感光体であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体が中間転写体であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016184079A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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JP2016184079A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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